(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024149440
(43)【公開日】2024-10-18
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
H01L 21/336 20060101AFI20241010BHJP
H01L 21/768 20060101ALI20241010BHJP
H01L 29/786 20060101ALI20241010BHJP
【FI】
H01L29/78 301X
H01L21/90 A
H01L29/78 617K
H01L29/78 618C
H01L29/78 616K
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024060966
(22)【出願日】2024-04-04
(31)【優先権主張番号】10-2023-0046151
(32)【優先日】2023-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 汎 鎭
(72)【発明者】
【氏名】金 菊 喜
(72)【発明者】
【氏名】金 榮 佑
(72)【発明者】
【氏名】金 俊 秀
(72)【発明者】
【氏名】羅 相 チョル
(72)【発明者】
【氏名】李 敬 雨
(72)【発明者】
【氏名】李 東 翼
(72)【発明者】
【氏名】李 敏 丞
(72)【発明者】
【氏名】蔡 命 均
(72)【発明者】
【氏名】河 承 錫
【テーマコード(参考)】
5F033
5F110
5F140
【Fターム(参考)】
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5F140CC04
5F140CC08
5F140CC09
5F140CC15
(57)【要約】
【課題】信頼性を向上させた半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明による半導体装置は、基板と、基板の上面上で第1水平方向に延長されるアクティブパターン(以下、AP)と、基板の上面上でAPの側壁を囲むフィールド絶縁膜と、AP上で第1水平方向と交差する第2水平方向に延長される第1ゲート電極と、AP上で第1ゲート電極の少なくとも一側に配置されるS/D領域と、フィールド絶縁膜上でS/D領域を覆う上部層間絶縁膜と、基板、フィールド絶縁膜、及び上部層間絶縁膜を垂直方向に貫通し、S/D領域と第2水平方向に離隔される貫通ビアと、第1ゲート電極の少なくとも一側で上部層間絶縁膜の内部に配置されS/D領域と接続されるS/Dコンタクトと、上部層間絶縁膜の内部に配置され貫通ビア及びS/Dコンタクトそれぞれと接続される接続部と、を有し、接続部の第1水平方向の幅は、S/Dコンタクトの第1水平方向の幅より大きい。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の上面上で、第1水平方向に延長されるアクティブパターンと、
前記基板の上面上で、前記アクティブパターンの側壁を囲むフィールド絶縁膜と、
前記アクティブパターン上で、前記第1水平方向と交差する第2水平方向に延長される第1ゲート電極と、
前記アクティブパターン上で、前記第1ゲート電極の少なくとも一側に配置されるソース/ドレイン領域と、
前記フィールド絶縁膜上で、前記ソース/ドレイン領域を覆う上部層間絶縁膜と、
前記基板、前記フィールド絶縁膜、及び前記上部層間絶縁膜を垂直方向に貫通し、前記ソース/ドレイン領域と前記第2水平方向に離隔される貫通ビアと、
前記第1ゲート電極の少なくとも一側で、前記上部層間絶縁膜の内部に配置され、前記ソース/ドレイン領域と接続されるソース/ドレインコンタクトと、
前記上部層間絶縁膜の内部に配置され、前記貫通ビア及び前記ソース/ドレインコンタクトそれぞれと接続される接続部と、を有し、
前記接続部の前記第1水平方向の幅は、前記ソース/ドレインコンタクトの前記第1水平方向の幅より大きいことを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記ソース/ドレインコンタクトの上面、前記接続部の上面、及び前記貫通ビアの最上面それぞれは、同一平面上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記ソース/ドレインコンタクトは、側壁及び底面を形成するバリア層と前記バリア層との間を埋めるフィリング層を含み、
前記接続部の側壁は、前記バリア層及び前記フィリング層それぞれと接することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1ゲート電極と前記第2水平方向に離隔した第2ゲート電極と、
前記基板、前記フィールド絶縁膜、及び前記上部層間絶縁膜を前記垂直方向に貫通し、前記貫通ビアの前記第2水平方向の両側壁と接し、前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極を分離するゲートカットをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記接続部は、側壁及び底面を形成する接続部バリア層と前記接続部バリア層との間を埋める接続部フィリング層を含み、
前記接続部バリア層は、前記ソース/ドレインコンタクト及び前記貫通ビアそれぞれと接し、
前記接続部フィリング層は、前記ソース/ドレインコンタクト及び前記貫通ビアそれぞれと接しないことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記アクティブパターン上で、前記垂直方向に互いに離隔して積層され、前記第1ゲート電極によって囲まれる複数のナノシートをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記基板、前記フィールド絶縁膜、及び前記上部層間絶縁膜を前記垂直方向に貫通し、前記第1ゲート電極と前記第1水平方向に離隔され、前記アクティブパターンと前記第2水平方向に離隔される貫通ビアトレンチと、
前記貫通ビアトレンチの側壁に沿って配置される貫通ビア絶縁層と、をさらに有し、
前記貫通ビアは、前記貫通ビアトレンチの内部で前記貫通ビア絶縁層の間を埋めることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
基板と、
前記基板の上面上で、第1水平方向に延長される第1アクティブパターンと、
前記基板の上面上で、前記第1水平方向に延長され、前記第1アクティブパターンと前記第1水平方向と交差する第2水平方向に離隔される第2アクティブパターンと、
前記第1アクティブパターン上で、前記第2水平方向に延長される第1ゲート電極と、
前記第2アクティブパターン上で、前記第2水平方向に延長され、前記第1ゲート電極と前記第2水平方向に離隔される第2ゲート電極と、
前記第1アクティブパターン上で、前記第1ゲート電極の少なくとも一側に配置されるソース/ドレイン領域と、
前記基板の上面上で、前記ソース/ドレイン領域を覆う上部層間絶縁膜と、
前記第1アクティブパターンと前記第2アクティブパターンとの間で前記第1水平方向に延長され、前記基板及び前記上部層間絶縁膜を垂直方向に貫通し、前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極とを分離するゲートカットと、
前記ゲートカットの内部で前記第1水平方向に延長され、前記ソース/ドレイン領域と前記第2水平方向に離隔される貫通ビアと、
前記第1ゲート電極の少なくとも一側で、前記上部層間絶縁膜の内部に配置され、前記ソース/ドレイン領域と接続されるソース/ドレインコンタクトと、
前記第1ゲート電極の少なくとも一側で、前記上部層間絶縁膜の内部に配置され、前記貫通ビア及び前記ソース/ドレインコンタクトそれぞれと接続される接続部と、を有し、
前記基板の下面、前記ゲートカットの下面、及び前記貫通ビアの下面それぞれは、同一平面上に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項9】
前記接続部は、単一膜で形成され、
前記接続部は、前記ソース/ドレインコンタクト及び前記貫通ビアそれぞれと異なる物質を含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記接続部の下面は、前記ソース/ドレインコンタクトの下面より高く形成されることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、特に、MBCFET(登録商標)(Multi-Bridge Channel Field Effect Transistor)を含む半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
集積回路装置の密度を高めるためのスケーリング(scaling)技術の一つとして、基板上にフィン(fin)形状又はナノワイヤ(nanowire)形状のシリコンボディ(body)を形成し、シリコンボディの表面の上にゲートを形成するマルチ-ゲート(multi-gate)トランジスタが提案された。
【0003】
このようなマルチゲートトランジスタは、3次元のチャネルを用いるので、スケーリングすることが容易である。
また、マルチゲートトランジスタのゲート長さを増加させなくても、電流制御能力を向上させることができる。
のみならず、ドレイン電圧によってチャネル領域の電位が影響を受けるSCE(short channel effect)を効果的に抑制することができる。
従って、このようなマルチゲートトランジスタを用いる半導体装置の信頼性を向上させることが課題となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の半導体装置における課題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、接続部を用いてソース/ドレインコンタクトと貫通ビアの間の接続の信頼性を向上させた半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明による半導体装置は、基板と、前記基板の上面上で、第1水平方向に延長されるアクティブパターンと、前記基板の上面上で、前記アクティブパターンの側壁を囲むフィールド絶縁膜と、前記アクティブパターン上で、前記第1水平方向と交差する第2水平方向に延長される第1ゲート電極と、前記アクティブパターン上で、前記第1ゲート電極の少なくとも一側に配置されるソース/ドレイン領域と、前記フィールド絶縁膜上で、前記ソース/ドレイン領域を覆う上部層間絶縁膜と、前記基板、前記フィールド絶縁膜、及び前記上部層間絶縁膜を垂直方向に貫通し、前記ソース/ドレイン領域と前記第2水平方向に離隔される貫通ビアと、前記第1ゲート電極の少なくとも一側で、前記上部層間絶縁膜の内部に配置され、前記ソース/ドレイン領域と接続されるソース/ドレインコンタクトと、前記上部層間絶縁膜の内部に配置され、前記貫通ビア及び前記ソース/ドレインコンタクトそれぞれと接続される接続部と、を有し、前記接続部の前記第1水平方向の幅は、前記ソース/ドレインコンタクトの前記第1水平方向の幅より大きいことを特徴とする。
【0007】
また、上記目的を達成するためになされた本発明による半導体装置は、基板と、前記基板の上面上で、第1水平方向に延長される第1アクティブパターンと、前記基板の上面上で、前記第1水平方向に延長され、前記第1アクティブパターンと前記第1水平方向と交差する第2水平方向に離隔される第2アクティブパターンと、前記第1アクティブパターン上で、前記第2水平方向に延長される第1ゲート電極と、前記第2アクティブパターン上で、前記第2水平方向に延長され、前記第1ゲート電極と前記第2水平方向に離隔される第2ゲート電極と、前記第1アクティブパターン上で、前記第1ゲート電極の少なくとも一側に配置されるソース/ドレイン領域と、前記基板の上面上で、前記ソース/ドレイン領域を覆う上部層間絶縁膜と、前記第1アクティブパターンと前記第2アクティブパターンとの間で前記第1水平方向に延長され、前記基板及び前記上部層間絶縁膜を垂直方向に貫通し、前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極とを分離するゲートカットと、前記ゲートカットの内部で前記第1水平方向に延長され、前記ソース/ドレイン領域と前記第2水平方向に離隔される貫通ビアと、前記第1ゲート電極の少なくとも一側で、前記上部層間絶縁膜の内部に配置され、前記ソース/ドレイン領域と接続されるソース/ドレインコンタクトと、前記第1ゲート電極の少なくとも一側で、前記上部層間絶縁膜の内部に配置され、前記貫通ビア及び前記ソース/ドレインコンタクトそれぞれと接続される接続部と、を有し、前記基板の下面、前記ゲートカットの下面、及び前記貫通ビアの下面それぞれは、同一平面上に形成されることを特徴とする。
【0008】
また、上記目的を達成するためになされた本発明による半導体装置の他の実施形態は、基板と、基板の上面上で第1水平方向に延長される第1アクティブパターン、基板の上面上で第1水平方向に延長され、第1アクティブパターンと第1水平方向と交差する第2水平方向に離隔される第2アクティブパターン、基板の上面上で第1及び第2アクティブパターンそれぞれの側壁を囲むフィールド絶縁膜、第1アクティブパターン上で垂直方向に互いに離隔して積層される第1複数のナノシート、第2アクティブパターン上で垂直方向に互いに離隔して積層される第2複数のナノシート、第1アクティブパターン上で第2水平方向に延長され、第1複数のナノシートを囲む第1ゲート電極、第2アクティブパターン上で第2水平方向に延長され、第1ゲート電極と第2水平方向に離隔し、第2複数のナノシートを囲む第2ゲート電極、第1アクティブパターン上で第1ゲート電極の少なくとも一側に配置されるソース/ドレイン領域、フィールド絶縁膜上でソース/ドレイン領域を覆う上部層間絶縁膜、第1アクティブパターンと第2アクティブパターンの間で第1水平方向に延長され、基板、フィールド絶縁膜、及び上部層間絶縁膜を垂直方向に貫通し、第1ゲート電極及び第2ゲート電極を分離するゲートカット、ゲートカットの内部で第1水平方向に延長され、ソース/ドレイン領域と第2水平方向に離隔する貫通ビア、第1ゲート電極の少なくとも一側で上部層間絶縁膜の内部に配置され、ソース/ドレイン領域と接続され、側壁及び底面を形成するバリア層とバリア層との間を埋めるフィリング層を含むソース/ドレインコンタクト、第1ゲート電極の少なくとも一側で上部層間絶縁膜の内部に配置され、貫通ビア及びソース/ドレインコンタクトそれぞれと接続され、単一膜で形成され、バリア層及びフィリング層それぞれと接する接続部、基板の下面上に配置される下部層間絶縁膜、及び下部層間絶縁膜の内部に配置され、貫通ビアと接続される下部配線層と、を有し、接続部の第1水平方向の幅は、ソース/ドレインコンタクトの第1水平方向の幅より大きく、基板の下面、ゲートカットの下面、及び貫通ビアの下面それぞれは、同一平面上に形成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る半導体装置によれば、接続部を用いて第1ソース/ドレインコンタクトと貫通ビアとの間を接続する。
これにより、第1ソース/ドレインコンタクトと貫通ビアの間の接続の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するためのレイアウト図である。
【
図2】
図1のA-A’線に沿って切断した断面図である。
【
図3】
図1のB-B’線に沿って切断した断面図である。
【
図4】
図1のC-C’線に沿って切断した断面図である。
【
図5】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図6】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図7】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図8】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図9】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図10】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図11】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図12】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図13】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図14】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図15】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図16】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図17】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図18】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図19】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図20】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図21】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図22】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図23】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図24】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図25】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図26】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図27】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図28】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図29】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図30】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図31】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図32】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図33】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【
図34】本発明の他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
【
図35】本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
【
図36】本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
【
図37】本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するためのレイアウト図である。
【
図40】本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
【
図41】本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
【
図42】本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明に係る半導体装置を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0012】
以下の本発明のいくつか実施形態による半導体装置に関する図面では、例示的に、半導体装置がナノシート(nanosheet)を含むトランジスタ(MBCFET(登録商標)(Multi-Bridge Channel Field Effect Transistor))及びフィン型パターン形状のチャネル領域を含むフィン型トランジスタ(FinFET)を含むことで説明するが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他のいくつかの実施形態で、半導体装置は、トンネリングトランジスタ(tunneling FET)又は3次元(3D)トランジスタを含み得るのはもちろんである。
また、また他のいくつかの実施形態による半導体装置は、バイポーラ接合(bipolar junction)トランジスタ又は横型二重拡散トランジスタ(LDMOS)などを含むこともできる。
【0013】
以下では、
図1~
図4を参照して本発明の実施形態による半導体装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するためのレイアウト図であり、
図2は、
図1のA-A’線に沿って切断した断面図であり、
図3は、
図1のB-B’線に沿って切断した断面図であり、
図4は、
図1のC-C’線に沿って切断した断面図である。
【0014】
図1~
図4を参照すると、本発明の実施形態による半導体装置は、基板100、第1及び第2アクティブパターン(F1、F2)、フィールド絶縁膜105、第1~第3複数のナノシート(NW1、NW2、NW3)、第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)、ゲートスペーサ111、ゲート絶縁膜112、キャッピングパターン113、第1及び第2ソース/ドレイン領域(SD1、SD2)、第1上部層間絶縁膜120、ゲートカットGC、貫通ビア130、第1及び第2ソース/ドレインコンタクト(CA1、CA2)、シリサイド層SL、接続部150、第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)、下部層間絶縁膜170、下部配線層175、エッチング停止膜180、第2上部層間絶縁膜185、第1~第3ビア(V1、V2、V3)を含む。
【0015】
基板100は、シリコン基板又はSOI(silicon-on-insulator)であり得る。
これとは異なり、基板100は、シリコンゲルマニウム、SGOI(silicon germanium on insulator)、アンチモン化インジウム、鉛テルル化合物、インジウム砒素、インジウムリン化物、ガリウム砒素、又はアンチモン化ガリウムを含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
以下では、第1水平方向DR1及び第2水平方向DR2それぞれは、基板100の上面100aと平行な方向と定義する。
第2水平方向DR2は、第1水平方向DR1と異なる方向と定義する。
垂直方向DR3は、第1水平方向DR1及び第2水平方向DR2それぞれと垂直な方向と定義する。
すなわち、垂直方向DR3は、基板100の上面100aと垂直な方向と定義する。
【0016】
第1及び第2アクティブパターン(F1、F2)それぞれは、基板100の上面100a上で第1水平方向DR1に延長される。
第2アクティブパターンF2は、第1アクティブパターンF1と第2水平方向DR2に離隔される。
第1及び第2アクティブパターン(F1、F2)それぞれは、基板100の上面100aから垂直方向DR3に突出する。
例えば、第1及び第2アクティブパターン(F1、F2)それぞれは、基板100の一部であり得、基板100から成長したエピ層(epitaxial layer)を含むこともできる。
【0017】
フィールド絶縁膜105は、基板100の上面100a上に配置される。
フィールド絶縁膜105は、第1及び第2アクティブパターン(F1、F2)それぞれの側壁を囲む。
例えば、第1及び第2アクティブパターン(F1、F2)それぞれの上面は、フィールド絶縁膜105の上面より垂直方向DR3に突出する。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、第1及び第2アクティブパターン(F1、F2)それぞれの上面は、フィールド絶縁膜105の上面と同一平面上に形成することができる。
フィールド絶縁膜105は、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、酸窒化膜、又はこれらの組み合わせ膜を含み得る。
【0018】
第1複数のナノシートNW1は、第1アクティブパターンF1上に配置される。
第1複数のナノシートNW1は、第1アクティブパターンF1と第1ゲート電極G1が交差する部分に配置される。
第2複数のナノシートNW2は、第1アクティブパターンF1上に配置される。
第2複数のナノシートNW2は、第1アクティブパターンF1と第2ゲート電極G2が交差する部分に配置される。
第2複数のナノシートNW2は、第1複数のナノシートNW1と第1水平方向DR1に離隔される。
第3複数のナノシートNW3は、第2アクティブパターンF2上に配置される。
第3複数のナノシートNW3は、第2アクティブパターンF2と第3ゲート電極G3が交差する部分に配置される。
第3複数のナノシートNW3は、第1複数のナノシートNW1と第2水平方向DR2に離隔される。
【0019】
第1~第3複数のナノシート(NW1、NW2、NW3)それぞれは、垂直方向DR3に互いに離隔して積層された複数のナノシートを含む。
図2及び
図3には、第1~第3複数のナノシート(NW1、NW2、NW3)それぞれが垂直方向DR3に互いに離隔して積層された3個のナノシートを含むことを図示しているが、これは説明の便宜のためでありあり、本発明の技術的思想はこれに制限されない。
他の実施形態で、第1~第3複数のナノシート(NW1、NW2、NW3)それぞれは、垂直方向DR3に互いに離隔して積層された4個以上のナノシートを含むことができる。
例えば、第1~第3複数のナノシート(NW1、NW2、NW3)それぞれは、シリコン(Si)を含む。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、第1~第3複数のナノシート(NW1、NW2、NW3)それぞれは、シリコンゲルマニウム(SiGe)を含み得る。
【0020】
第1ゲート電極G1は、第1アクティブパターンF1及びフィールド絶縁膜105上で第2水平方向DR2に延長される。
第1ゲート電極G1は、第1複数のナノシートNW1を囲む。
第2ゲート電極G2は、第1アクティブパターンF1及びフィールド絶縁膜105上で第2水平方向DR2に延長される。
第2ゲート電極G2は、第1ゲート電極G1と第1水平方向DR1に離隔される。
第2ゲート電極G2は、第2複数のナノシートNW2を囲む。
第3ゲート電極G3は、第2アクティブパターンF2及びフィールド絶縁膜105上で第2水平方向DR2に延長される。
第3ゲート電極G3は、第1ゲート電極G1と第2水平方向DR2に離隔される。
第3ゲート電極G3は、第3複数のナノシートNW3を囲む。
第4ゲート電極G4は、第2アクティブパターンF2及びフィールド絶縁膜105上で第2水平方向DR2に延長される。
第4ゲート電極G4は、第3ゲート電極G3と第1水平方向DR1に離隔される。
第4ゲート電極G4は、第2ゲート電極G2と第2水平方向DR2に離隔される。
図に示していないが、第4ゲート電極G4と第2アクティブパターンF2が交差する領域に第4複数のナノシートが配置されてもよい。
【0021】
第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれは、例えば、チタン窒化物(TiN)、タンタル炭化物(TaC)、タンタル窒化物(TaN)、チタンシリコン窒化物(TiSiN)、タンタルシリコン窒化物(TaSiN)、タンタルチタン窒化物(TaTiN)、チタンアルミニウム窒化物(TiAlN)、タンタルアルミニウム窒化物(TaAlN)、タングステン窒化物(WN)、ルテニウム(Ru)、チタンアルミニウム(TiAl)、チタンアルミニウム炭窒化物(TiAlC-N)、チタンアルミニウム炭化物(TiAlC)、チタン炭化物(TiC)、タンタル炭窒化物(TaCN)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、コバルト(Co)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、ニッケル白金(Ni-Pt)、ニオブ(Nb)、ニオブ窒化物(NbN)、ニオブ炭化物(NbC)、モリブデン(Mo)、モリブデン窒化物(MoN)、モリブデン炭化物(MoC)、タングステン炭化物(WC)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、オスミウム(Os)、銀(Ag)、金(Au)、亜鉛(Zn)、バナジウム(V)、及びこれらの組み合わせの内の少なくとも一つを含み得る。
第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれは、導電性金属酸化物、導電性金属酸窒化物などを含み得、上述した物質が酸化された形態を含むこともできる。
【0022】
ゲートスペーサ111は、第1複数のナノシートNW1の内の最上部ナノシートの上面及びフィールド絶縁膜105上で第1ゲート電極G1の両側壁に沿って第2水平方向DR2に延長される。
ゲートスペーサ111は、第2複数のナノシートNW2の内の最上部ナノシートの上面及びフィールド絶縁膜105上で第2ゲート電極G2の両側壁に沿って第2水平方向DR2に延長される。
ゲートスペーサ111は、第3複数のナノシートNW3の内の最上部ナノシートの上面及びフィールド絶縁膜105上で第3ゲート電極G3の両側壁に沿って第2水平方向DR2に延長される。
ゲートスペーサ111は、フィールド絶縁膜105上で第4ゲート電極G4の両側壁に沿って第2水平方向DR2に延長される。
【0023】
ゲートスペーサ111は、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸化物(SiO2)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)、シリコンホウ素窒化物(SiBN)、シリコン酸ホウ素窒化物(SiOBN)、シリコン酸炭化物(SiOC)、及びこれらの組み合わせの内の少なくとも一つを含み得る。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0024】
ゲート絶縁膜112は、第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれとゲートスペーサ111の間に配置される。
ゲート絶縁膜112は、第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれの第1水平方向DR1の側壁上に配置される。
ゲート絶縁膜112は、第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれと第1及び第2アクティブパターン(F1、F2)それぞれの間に配置される。
ゲート絶縁膜112は、第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれとフィールド絶縁膜105の間に配置される。
ゲート絶縁膜112は、第1ゲート電極G1と第1複数のナノシートNW1の間に配置される。
ゲート絶縁膜112は、第2ゲート電極G2と第2複数のナノシートNW2の間に配置される。
ゲート絶縁膜112は、第3ゲート電極G3と第3複数のナノシートNW3の間に配置される。
ゲート絶縁膜112は、第4ゲート電極G4と第4複数のナノシート(図示せず)の間に配置される。
【0025】
ゲート絶縁膜112は、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物、シリコン窒化物、又はシリコン酸化物より誘電定数が大きい高誘電率物質の内の少なくとも一つを含み得る。
高誘電率物質は、例えば、ハフニウム酸化物(hafnium oxide)、ハフニウムシリコン酸化物(hafnium silicon oxide)、ハフニウムアルミニウム酸化物(hafnium aluminum oxide)、ランタン酸化物(lanthanum oxide)、ランタンアルミニウム酸化物(lanthanum aluminum oxide)、ジルコニウム酸化物(zirconium oxide)、ジルコニウムシリコン酸化物(zirconium silicon oxide)、タンタル酸化物(tantalum oxide)、チタン酸化物(titanium oxide)、バリウムストロンチウムチタン酸化物(barium strontium titanium oxide)、バリウムチタン酸化物(barium titanium oxide)、ストロンチウムチタン酸化物(strontium titanium oxide)、イットリウム酸化物(yttrium oxide)、アルミニウム酸化物(aluminum oxide)、鉛スカンジウムタンタル酸化物(lead scandium tantalum oxide)、又は鉛亜鉛ニオブ酸塩(lead zinc niobate)の内の一つ以上を含み得る。
【0026】
本発明の他の実施形態による半導体装置は、ネガティブキャパシタ(Negative Capacitor)を用いるNC(Negative Capacitance) FETを含み得る。
例えば、ゲート絶縁膜112は、強誘電体の特性を有する強誘電体物質膜と、常誘電体の特性を有する常誘電体物質膜を含み得る。
強誘電体物質膜は、負のキャパシタンスを有し、常誘電体物質膜は、正のキャパシタンスを有する。
例えば、二個以上のキャパシタが直列接続され、それぞれのキャパシタのキャパシタンスが正の値を有する場合、全体キャパシタンスは、それぞれの個別キャパシタのキャパシタンスより減少するようになる。
【0027】
反面、直列接続された二個以上のキャパシタのキャパシタンスの内の少なくとも一つが負の値を有する場合、全体キャパシタンスは正の値を有してそれぞれの個別キャパシタンスの絶対値より大きい。
負のキャパシタンスを有する強誘電体物質膜と、正のキャパシタンスを有する常誘電体物質膜が直列に接続される場合、直列に接続された強誘電体物質膜及び常誘電体物質膜の全体的なキャパシタンス値は増加する。
全体的なキャパシタンス値が増加することを用いて、強誘電体物質膜を含むトランジスタは、常温で60mV/decade未満のサブスレッショルドスィング(subthreshold swing(SS))を有する。
【0028】
強誘電体物質膜は、強誘電体の特性を有する。
強誘電体物質膜は、例えば、ハフニウム酸化物(hafnium oxide)、ハフニウムジルコニウム酸化物(hafnium zirconium oxide)、バリウムストロンチウムチタン酸化物(barium strontium titanium oxide)、バリウムチタン酸化物(barium titanium oxide)及び鉛ジルコニウムチタン酸化物(lead zirconium titanium oxide)の内の少なくとも一つを含み得る。
ここで、一例として、ハフニウムジルコニウム酸化物(hafnium zirconium oxide)は、ハフニウム酸化物(hafnium oxide)にジルコニウム(Zr)がドープされた物質でもあり得る。
他の例として、ハフニウムジルコニウム酸化物(hafnium zirconium oxide)は、ハフニウム(Hf)とジルコニウム(Zr)と酸素(O)の化合物でもあり得る。
【0029】
強誘電体物質膜は、ドープされたドーパントをさらに含み得る。
例えば、ドーパントは、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、ランタン(La)、イットリウム(Y)、マグネシウム(Mg)、シリコン(Si)、カルシウム(Ca)、セリウム(Ce)、ジスプロシウム(Dy)、エルビウム(Er)、ガドリニウム(Gd)、ゲルマニウム(Ge)、スカンジウム(Sc)、ストロンチウム(Sr)及びスズ(Sn)の内の少なくとも一つを含み得る。
強誘電体物質膜がどの強誘電体物質を含むのかによって、強誘電体物質膜に含まれたドーパントの種類は変わり得る。
強誘電体物質膜がハフニウム酸化物を含む場合、強誘電体物質膜に含まれたドーパントは、例えば、ガドリニウム(Gd)、シリコン(Si)、ジルコニウム(Zr)、アルミニウム(Al)及びイットリウム(Y)の内の少なくとも一つを含み得る。
【0030】
ドーパントがアルミニウム(Al)の場合、強誘電体物質膜は、3~8at%(atomic%)のアルミニウムを含む。
ここで、ドーパントの比率は、ハフニウム及びアルミニウムの合計に対するアルミニウムの比率である。
ドーパントがシリコン(Si)の場合、強誘電体物質膜は、2~10at%のシリコンを含む。
ドーパントがイットリウム(Y)の場合、強誘電体物質膜は、2~10at%のイットリウムを含む。
ドーパントがガドリニウム(Gd)の場合、強誘電体物質膜は、1~7at%のガドリニウムを含む。
ドーパントがジルコニウム(Zr)の場合、強誘電体物質膜は、50~80at%のジルコニウムを含む。
【0031】
常誘電体物質膜は、常誘電体の特性を有する。
常誘電体物質膜は、例えば、シリコン酸化物(silicon oxide)及び高誘電率を有する金属酸化物の内の少なくとも一つを含み得る。
常誘電体物質膜に含まれた金属酸化物は、例えば、ハフニウム酸化物(hafnium oxide)、ジルコニウム酸化物(zirconium oxide)、及びアルミニウム酸化物(aluminum oxide)の内の少なくとも一つを含み得るが、これに制限されるものではない。
強誘電体物質膜及び常誘電体物質膜は、同じ物質を含み得る。
強誘電体物質膜は、強誘電体の特性を有するが、常誘電体物質膜は、強誘電体の特性を有さなくてもよい。
例えば、強誘電体物質膜及び常誘電体物質膜がハフニウム酸化物を含む場合、強誘電体物質膜に含まれたハフニウム酸化物の結晶構造は、常誘電体物質膜に含まれたハフニウム酸化物の結晶構造と異なる。
【0032】
強誘電体物質膜は、強誘電体の特性を有する厚さを有する。
強誘電体物質膜の厚さは、例えば、0.5~10nmであり得るが、これに制限されるものではない。
それぞれの強誘電体物質ごとに強誘電体の特性を示す臨界厚さが変わり得るので、強誘電体物質膜の厚さは、強誘電体物質によって変わり得る。
一例として、ゲート絶縁膜112は、一つの強誘電体物質膜を含む。
他の例として、ゲート絶縁膜112は、互いに離隔した複数の強誘電体物質膜を含み得る。
ゲート絶縁膜112は、複数の強誘電体物質膜と、複数の常誘電体物質膜が交互に積層された積層膜構造を有する。
【0033】
キャッピングパターン113は、第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)、ゲート絶縁膜112及びゲートスペーサ111それぞれ上で第2水平方向DR2に延長される。
例えば、キャッピングパターン113は、ゲートスペーサ111の上面と接する。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、キャッピングパターン113は、ゲートスペーサ111の間に配置され得る。
キャッピングパターン113は、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸化物(SiO2)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)、及びこれらの組み合わせの内の少なくとも一つを含み得る。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0034】
第1ソース/ドレイン領域SD1は、第1アクティブパターンF1上で第1ゲート電極G1及び第2ゲート電極G2それぞれの少なくとも一側に配置される。
例えば、第1ソース/ドレイン領域SD1は、第1アクティブパターンF1上で第1ゲート電極G1及び第2ゲート電極G2それぞれの両側に配置される。
第2ソース/ドレイン領域SD2は、第2アクティブパターンF2上で第3ゲート電極G3及び第4ゲート電極G4それぞれの少なくとも一側に配置される。
例えば、第2ソース/ドレイン領域SD2は、第2アクティブパターンF2上で第3ゲート電極G3及び第4ゲート電極G4それぞれの両側に配置される。
【0035】
例えば、第1ソース/ドレイン領域SD1は、第1複数のナノシートNW1及び第2複数のナノシートNW2それぞれの第1水平方向DR1の側壁と接する。
第2ソース/ドレイン領域SD2は、第3複数のナノシートNW3及び第4複数のナノシート(図示せず)の第1水平方向DR1の側壁と接する。
例えば、第1ソース/ドレイン領域SD1及び第2ソース/ドレイン領域SD2それぞれは、ゲート絶縁膜112と接する。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、第1ソース/ドレイン領域SD1及び第2ソース/ドレイン領域SD2それぞれとゲート絶縁膜112の間に内部スペーサが配置され得る。
この場合、内部スペーサは、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸化物(SiO2)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)、シリコンホウ素窒化物(SiBN)、シリコン酸ホウ素窒化物(SiOBN)、シリコン酸炭化物(SiOC)、及びこれらの組み合わせの内の少なくとも一つを含み得る。
【0036】
第1上部層間絶縁膜120は、フィールド絶縁膜105上に配置される。
図4には、第1上部層間絶縁膜120がフィールド絶縁膜105の上面と接することを図に示しているが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、フィールド絶縁膜105の上面と第1上部層間絶縁膜120の間にエッチング停止膜が配置され得る。
第1上部層間絶縁膜120は、第1及び第2ソース/ドレイン領域(SD1、SD2)それぞれを覆う。
第1上部層間絶縁膜120は、ゲートスペーサ111及びキャッピングパターン113それぞれの側壁を囲む。
例えば、第1上部層間絶縁膜120の上面は、キャッピングパターン113の上面と同一平面上に形成される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、第1上部層間絶縁膜120は、キャッピングパターン113の上面を覆い得る。
【0037】
第1上部層間絶縁膜120は、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、及び低誘電率物質の内の少なくとも一つを含み得る。
低誘電率物質は、例えば、Fluorinated TetraEthylOrthoSilicate(FTEOS)、Hydrogen SilsesQuioxane(HSQ)、Bis-benzoCycloButene(BCB)、TetraMethylOrthoSilicate(TMOS)、OctaMethylcycloTetraSiloxane(OMCTS)、HexaMethylDiSiloxane(HMDS)、TriMethylSilyl Borate(TMSB)、DiAcetoxyDitertiaryButoxySiloxane(DADBS)、TriMethylSilil Phosphate(TMSP)、PolyTetraFluoroEthylene(PTFE)、TOSZ(Tonen SilaZen)、FSG(Fluoride Silicate Glass)、polypropylene oxideのようなpolyimide nanofoams、CDO(Carbon Doped silicon Oxide)、OSG(Organo Silicate Glass)、SiLK、「Amorphous Fluorinated Carbon」、「silica aerogels、silica xerogels」、「mesoporous silica」、又はこれらの組み合わせを含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0038】
ゲートカットトレンチGCTは、第1アクティブパターンF1と第2アクティブパターンF2との間で第1水平方向DR1に延長される。
ゲートカットトレンチGCTは、第1複数のナノシートNW1と第3複数のナノシートNW3との間で第1水平方向DR1に延長される。
例えば、ゲートカットトレンチGCTは、基板100の下面100bから第1上部層間絶縁膜120の上面まで垂直方向DR3に延長される。
すなわち、ゲートカットトレンチGCTは、基板100、フィールド絶縁膜105、及び第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通する。
例えば、基板100の下面100bに隣接するほどゲートカットトレンチGCTの第2水平方向DR2の幅は減少する。
例えば、ゲートカットトレンチGCTの底面は、基板100の下面100bと同一平面上に形成される。
ゲートカットトレンチGCTは、第1ゲート電極G1と第3ゲート電極G3を分離する。
また、ゲートカットトレンチGCTは、第2ゲート電極G2と第4ゲート電極G4を分離する。
【0039】
ゲートカットGCは、ゲートカットトレンチGCTの側壁に沿って配置される。
例えば、ゲートカットGCは、ゲートカットトレンチGCTの第2水平方向DR2の両側壁に沿って第1水平方向DR1に延長される。
ゲートカットGCは、第1アクティブパターンF1と第2アクティブパターンF2との間で第1水平方向DR1に延長される。
ゲートカットGCは、第1複数のナノシートNW1と第3複数のナノシートNW3との間で第1水平方向DR1に延長される。
図3及び
図4にはゲートカットGCがコンフォーマルに形成されることを示しているが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0040】
例えば、ゲートカットGCは、基板100の下面100bから第1上部層間絶縁膜120の上面まで垂直方向DR3に延長される。
すなわち、ゲートカットGCは、基板100、フィールド絶縁膜105、及び第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通する。
例えば、ゲートカットGCの下面は、基板100の下面100bと同一平面上に形成される。
例えば、ゲートカットGCの最上面は、キャッピングパターン113の上面と同一平面上に形成される。
図に示していないが、例えば、ゲートカットGCの最上面は、第1上部層間絶縁膜120の上面と同一平面上に形成され得る。
【0041】
例えば、ゲートカットGCの側壁は、第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)及びゲート絶縁膜112それぞれと接する。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、ゲートカットGCと第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれの間にゲート絶縁膜112が配置されてもよい。
この場合、ゲートカットGCは、第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれと接しなくてもよい。
例えば、ゲートカットGCの側壁は、基板100、フィールド絶縁膜105、第1上部層間絶縁膜120、及びキャッピングパターン113それぞれと接し得る。
例えば、ゲートカットGCは、第1アクティブパターンF1、第2アクティブパターンF2、第1複数のナノシートNW1、第2複数のナノシートNW2、第3複数のナノシートNW3、第4複数のナノシート(図示せず)、第1ソース/ドレイン領域SD1、及び第2ソース/ドレイン領域SD2それぞれと第2水平方向DR2に離隔し得る。
【0042】
ゲートカットGCは、絶縁物質を含む。
ゲートカットGCは、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸化物(SiO2)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)、シリコンホウ素窒化物(SiBN)、シリコン酸ホウ素窒化物(SiOBN)、シリコン酸炭化物(SiOC)、及びこれらの組み合わせの内の少なくとも一つを含み得る。
【0043】
貫通ビア130は、ゲートカットトレンチGCTの内部でゲートカットGCの間を埋める。
例えば、貫通ビア130は、第1水平方向DR1に延長される。
例えば、貫通ビア130の少なくとも一部は、第1ゲート電極G1及び第3ゲート電極G3それぞれと第2水平方向DR2にオーバーラップする。
また、貫通ビア130の少なくとも一部は、第2ゲート電極G2及び第4ゲート電極G4それぞれと第2水平方向DR2にオーバーラップする。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、貫通ビア130の第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれと第2水平方向DR2にオーバーラップしなくてもよい。
【0044】
例えば、貫通ビア130は、基板100の下面100bから第1上部層間絶縁膜120の上面まで垂直方向DR3に延長される。
すなわち、貫通ビア130は、基板100、フィールド絶縁膜105、及び第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通する。
例えば、貫通ビア130の下面は、基板100の下面100bと同一平面上に形成される。
例えば、貫通ビア130の最上面は、キャッピングパターン113の上面及びゲートカットGCの最上面それぞれと同一平面上に形成される。
図に示していないが、例えば、貫通ビア130の最上面は、第1上部層間絶縁膜120の上面と同一平面上に形成され得る。
例えば、貫通ビア130の側壁は、ゲートカットGCと接し得る。
【0045】
例えば、貫通ビア130は、第1アクティブパターンF1、第2アクティブパターンF2、第1複数のナノシートNW1、第2複数のナノシートNW2、第3複数のナノシートNW3、第4複数のナノシート(図示せず)、第1ソース/ドレイン領域SD1、及び第2ソース/ドレイン領域SD2それぞれと第2水平方向DR2に離隔する。
貫通ビア130は、ゲートカットGCにより第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれと絶縁される。
また、貫通ビア130は、ゲートカットGCにより基板100と絶縁される。
【0046】
貫通ビア130は、導電性物質を含む。
貫通ビア130は、例えば、タンタル(Ta)、タンタル窒化物(TaN)、チタン(Ti)、チタン窒化物(TiN)、ルテニウム(Ru)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ニッケルボロン(NiB)、タングステン(W)、タングステン窒化物(WN)、ジルコニウム(Zr)、ジルコニウム窒化物(ZrN)、バナジウム(V)、バナジウム窒化物(VN)、ニオブ(Nb)、ニオブ窒化物(NbN)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)及びロジウム(Rh)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)及びモリブデン(Mo)の内の少なくとも一つを含み得る。
【0047】
第1ソース/ドレインコンタクトCA1は、第1上部層間絶縁膜120の内部に配置される。
第1ソース/ドレインコンタクトCA1は、第1ゲート電極G1と第2ゲート電極G2との間で第2水平方向DR2に延長される。
例えば、貫通ビア130は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1と第2水平方向DR2に離隔する。
第1ソース/ドレインコンタクトCA1は、第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通して第1ソース/ドレイン領域SD1に接続される。
【0048】
第2ソース/ドレインコンタクトCA2は、第1上部層間絶縁膜120の内部に配置される。
第2ソース/ドレインコンタクトCA2は、第3ゲート電極G3と第4ゲート電極G4との間で第2水平方向DR2に延長される。
例えば、第2ソース/ドレインコンタクトCA2は、貫通ビア130と第2水平方向DR2に離隔する。
第2ソース/ドレインコンタクトCA2は、第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通して第2ソース/ドレイン領域SD2に接続される。
【0049】
例えば、第1ソース/ドレインコンタクトCA1及び第2ソース/ドレインコンタクトCA2それぞれの上面は、第1上部層間絶縁膜120の上面と同一平面上に形成される。
例えば、第1ソース/ドレインコンタクトCA1及び第2ソース/ドレインコンタクトCA2それぞれの上面は、ゲートカットGCの最上面及び貫通ビア130の最上面それぞれと同一平面上に形成される。
第1ソース/ドレインコンタクトCA1及び第2ソース/ドレインコンタクトCA2それぞれは、第1バリア層141及び第1フィリング層142を含む。
第1バリア層141は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の側壁及び底面を形成する。
第1フィリング層142は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の第1バリア層141の間を埋める。
また、第1バリア層141は、第2ソース/ドレインコンタクトCA2の側壁及び底面を形成する。
第1フィリング層142は、第2ソース/ドレインコンタクトCA2の第1バリア層141の間を埋める。
【0050】
第1バリア層141は、例えば、タンタル(Ta)、タンタル窒化物(TaN)、チタン(Ti)、チタン窒化物(TiN)、ルテニウム(Ru)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ニッケルボロン(NiB)、タングステン(W)、タングステン窒化物(WN)、ジルコニウム(Zr)、ジルコニウム窒化物(ZrN)、バナジウム(V)、バナジウム窒化物(VN)、ニオブ(Nb)、ニオブ窒化物(NbN)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)、及びロジウム(Rh)の内の少なくとも一つを含み得る。
第1フィリング層142は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、及びモリブデン(Mo)の内の少なくとも一つを含み得る。
【0051】
シリサイド層SLは、第1ソース/ドレインコンタクトCA1と第1ソース/ドレイン領域SD1の間に配置される。
また、シリサイド層SLは、第2ソース/ドレインコンタクトCA2と第2ソース/ドレイン領域SD2との間に配置される。
シリサイド層SLは、例えば、金属シリサイド物質を含み得る。
【0052】
接続部150は、第1上部層間絶縁膜120の内部に配置される。
接続部150は、第1ゲート電極G1と第2ゲート電極G2との間で第2水平方向DR2に延長される。
例えば、接続部150は、ゲートカットGC及び貫通ビア130それぞれと第1水平方向DR1にオーバーラップする。
例えば、接続部150は、ゲートカットGC及び貫通ビア130それぞれと垂直方向DR3にオーバーラップする。
接続部150は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1と接続される。
例えば、接続部150は、第1バリア層141及び第1フィリング層142それぞれと接する。
接続部150は、貫通ビア130と接続される。
【0053】
接続部150の下面150aの少なくとも一部は、ゲートカットGC及び貫通ビア130それぞれと接する。
図に示していないが、接続部150の第1水平方向DR1の側壁は、ゲートカットGC及び貫通ビア130それぞれと接する。
例えば、第2ソース/ドレインコンタクトCA2は、接続部150と第2水平方向DR2に離隔される。
例えば、接続部150の上面は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の上面、第2ソース/ドレインコンタクトCA2の上面、ゲートカットGCの最上面、及び貫通ビア130の最上面それぞれと同一平面上に形成される。
例えば、接続部150の下面150aは、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の下面CA1aと同一平面上に形成される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
例えば、接続部150の第1水平方向DR1の幅W1は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の第1水平方向DR1の幅W2と異なってよい。
例えば、接続部150の第1水平方向DR1の幅W1は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の第1水平方向DR1の幅W2より大きくてもよい。
【0054】
例えば、接続部150は、単一膜で形成される。
接続部150は、導電性物質を含む。
接続部150は、例えば、銅(Cu)、炭素(C)、銀(Ag)、コバルト(Co)、タンタル(Ta)、インジウム(In)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)、チタン(Ti)、マグネシウム(Mg)、クロム(Cr)、ゲルマニウム(Ge)、ストロンチウム(Sr)、白金(Pt)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、ジルコニウム(Zr)、タングステン(W)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)、及びロジウム(Rh)の内の少なくとも一つを含み得る。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
例えば、実施形態で、接続部150は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1及び貫通ビア130それぞれと異なる物質を含み得る。
他の実施形態で、接続部150は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1及び貫通ビア130の内の少なくとも一つと同じ物質を含み得る。
【0055】
第1ゲートコンタクトCB1は、キャッピングパターン113を垂直方向DR3に貫通して第1ゲート電極G1に接続される。
第2ゲートコンタクトCB2は、キャッピングパターン113を垂直方向DR3に貫通して第2ゲート電極G2に接続される。
第3ゲートコンタクトCB3は、キャッピングパターン113を垂直方向DR3に貫通して第3ゲート電極G3に接続される。
第4ゲートコンタクトCB4は、キャッピングパターン113を垂直方向DR3に貫通して第4ゲート電極G4に接続される。
【0056】
例えば、第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)それぞれの上面は、キャッピングパターン113の上面及び第1上部層間絶縁膜120の上面それぞれと同一平面上に形成される。
第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)それぞれは、第2バリア層161及び第2フィリング層162を含む。
第2バリア層161は、第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)それぞれの側壁及び底面を形成する。
第2フィリング層162は、第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)それぞれで第2バリア層161の間を埋める。
【0057】
第2バリア層161は、例えば、タンタル(Ta)、タンタル窒化物(TaN)、チタン(Ti)、チタン窒化物(TiN)、ルテニウム(Ru)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ニッケルボロン(NiB)、タングステン(W)、タングステン窒化物(WN)、ジルコニウム(Zr)、ジルコニウム窒化物(ZrN)、バナジウム(V)、バナジウム窒化物(VN)、ニオブ(Nb)、ニオブ窒化物(NbN)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)、及びロジウム(Rh)の内の少なくとも一つを含み得る。
第2フィリング層162は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、及びモリブデン(Mo)の内の少なくとも一つを含み得る。
【0058】
下部層間絶縁膜170は、基板100の下面100b上に配置される。
下部層間絶縁膜170は、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、及び低誘電率物質の内の少なくとも一つを含み得る。
下部配線層175は、下部層間絶縁膜170の内部に配置される。
例えば、下部配線層175は、第1水平方向DR1に延長される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、下部配線層175は、第2水平方向DR2に延長され得る。
【0059】
下部配線層175は、貫通ビア130に接続される。
例えば、下部配線層175は、貫通ビア130の下面、ゲートカットGCの下面、及び基板100の下面100bと接する。
下部配線層175は、導電性物質を含む。
例えば、下部配線層175は、基板100の下面100bと接する部分に配置される絶縁層を含み得る。
【0060】
エッチング停止膜180は、第1上部層間絶縁膜120、キャッピングパターン113、第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)、第1及び第2ソース/ドレインコンタクト(CA1、CA2)、接続部150、貫通ビア130、及びゲートカットGCそれぞれの上面上に配置される。
図2~
図4には、エッチング停止膜180が単一膜で形成される場合を示しているが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態では、エッチング停止膜180は、多重膜で形成することができる。
エッチング停止膜180は、例えば、アルミニウム酸化物、アルミニウム窒化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、及び低誘電率物質の内の少なくとも一つを含み得る。
【0061】
第2上部層間絶縁膜185は、エッチング停止膜180上に配置される。
第2上部層間絶縁膜185は、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、及び低誘電率物質の内の少なくとも一つを含み得る。
第1ビアV1は、第2上部層間絶縁膜185及びエッチング停止膜180を垂直方向DR3に貫通して第2ソース/ドレインコンタクトCA2に接続される。
第2ビアV2は、第2上部層間絶縁膜185及びエッチング停止膜180を垂直方向DR3に貫通して接続部150に接続される。
他の実施形態で、第2ビアV2は、第2上部層間絶縁膜185及びエッチング停止膜180を垂直方向DR3に貫通して第1ソース/ドレインコンタクトCA1に接続され得る。
第3ビアV3は、第2上部層間絶縁膜185及びエッチング停止膜180を垂直方向DR3に貫通して第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)のいずれか一つに接続される。
【0062】
図2~
図4には、第1~第3ビア(V1、V2、V3)それぞれが単一膜で形成される場合を示しているが、これは説明の便宜のためであり、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
すなわち、第1~第3ビア(V1、V2、V3)それぞれは、多重膜で形成することもできる。
第1~第3ビア(V1、V2、V3)それぞれは、導電性物質を含む。
【0063】
ソース/ドレインコンタクトが直接貫通ビアに接続される場合、第1上部層間絶縁膜120とゲートカットGCの間のエッチング量の差によって、ソース/ドレインコンタクトと貫通ビアの間で接続不良が発生する。
本発明の実施形態による半導体装置は、接続部150を用いて第1ソース/ドレインコンタクトCA1と貫通ビア130との間を接続することができる。
これにより、本発明の実施形態による半導体装置は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1と貫通ビア130の間の接続の信頼性を向上させることができる。
【0064】
以下では、
図1~
図33を参照して本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明する。
図5~
図33は、本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための中間段階断面図である。
【0065】
図5及び
図6を参照すると、基板100上に積層構造体10を形成する。
積層構造体10は、基板100上に交互に積層された第1半導体層11及び第2半導体層12を含む。
例えば、積層構造体10の最下部には第1半導体層11を形成し、積層構造体10の最上部には第2半導体層12を形成する。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、第1半導体層11は、積層構造体10の最上部にも形成することができる。
第1半導体層11は、例えば、シリコンゲルマニウム(SiGe)を含む。
第2半導体層12は、例えば、シリコン(Si)を含む。
【0066】
次に、積層構造体10の一部をエッチングする。
積層構造体10がエッチングされる間、基板100の一部もエッチングされる。
このようなエッチング工程により、基板100の上面100a上で積層構造体10の下部に第1アクティブパターンF1及び第2アクティブパターンF2それぞれが定義される。
第1アクティブパターンF1及び第2アクティブパターンF2それぞれは、第1水平方向DR1に延長される。
第2アクティブパターンF2は、第1アクティブパターンF1と第2水平方向DR2に離隔する。
【0067】
次に、基板100の上面100a上にフィールド絶縁膜105を形成する。
フィールド絶縁膜105は、第1アクティブパターンF1及び第2アクティブパターンF2それぞれの側壁を囲む。
例えば、第1アクティブパターンF1及び第2アクティブパターンF2それぞれの上面は、フィールド絶縁膜105の上面より高く形成する。
次に、フィールド絶縁膜105の上面、露出した第1アクティブパターンF1及び第2アクティブパターンF2それぞれの側壁、積層構造体10の側壁及び上面を覆うようにパッド酸化膜20を形成する。
例えば、パッド酸化膜20は、コンフォーマルに形成する。
パッド酸化膜20は、例えば、シリコン酸化物(SiO2)を含む。
【0068】
図7~
図9を参照すると、積層構造体10及びフィールド絶縁膜105上でパッド酸化膜20上に第2水平方向DR2に延長される第1及び第2ダミーゲート(DG1、DG2)及び第1及び第2ダミーキャッピングパターン(DC1、DC2)を形成する。
例えば、第2ダミーゲートDG2は、第1ダミーゲートDG1と第1水平方向DR1に離隔する。
第1ダミーキャッピングパターンDC1は、第1ダミーゲートDG1上に配置される。
第2ダミーキャッピングパターンDC2は、第2ダミーゲートDG2上に配置される。
第1及び第2ダミーゲート(DG1、DG2)及び第1及び第2ダミーキャッピングパターン(DC1、DC2)が形成される間、基板100上で第1及び第2ダミーゲート(DG1、DG2)それぞれと垂直方向DR3にオーバーラップする部分を除いた残りのパッド酸化膜20を除去する。
【0069】
次に、第1及び第2ダミーゲート(DG1、DG2)それぞれの側壁、第1及び第2ダミーキャッピングパターン(DC1、DC2)それぞれの側壁及び上面、露出した積層構造体10の側壁及び上面、フィールド絶縁膜105の上面を覆うようにスペーサ物質層SMを形成する。
例えば、スペーサ物質層SMは、コンフォーマルに形成する。
スペーサ物質層SMは、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)、シリコンホウ素炭窒化物(SiBCN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン酸窒化物(SiON)、及びこれらの組み合わせの内の少なくとも一つを含み得る。
【0070】
図10~
図12を参照すると、第1及び第2ダミーゲート(DG1、DG2)及び第1及び第2ダミーキャッピングパターン(DC1、DC2)をマスクとして用いて積層構造体(
図7~
図9の10)をエッチングしてソース/ドレイントレンチSTを形成する。
例えば、ソース/ドレイントレンチSTは、第1アクティブパターンF1及び第2アクティブパターンF2それぞれの内部に延長される。
ソース/ドレイントレンチSTが形成される間、第1及び第2ダミーキャッピングパターン(DC1、DC2)それぞれの上面上に形成されたスペーサ物質層(
図7~
図9のSM)及び第1及び第2ダミーキャッピングパターン(DC1、DC2)それぞれの一部がエッチングされる。
【0071】
例えば、第1及び第2ダミーキャッピングパターン(DC1、DC2)及び第1及び第2ダミーゲート(DG1、DG2)それぞれの側壁上に残っているスペーサ物質層(
図7~
図9のSM)は、ゲートスペーサ111と定義される。
例えば、ソース/ドレイントレンチSTが形成された後に、第1アクティブパターンF1上で第1ダミーゲートDG1の下部に残っている第2半導体層(
図7~
図9の12)は第1複数のナノシートNW1と定義される。
ソース/ドレイントレンチSTが形成された後に、第1アクティブパターンF1上で第2ダミーゲートDG2の下部に残っている第2半導体層(
図7~
図9の12)は、第2複数のナノシートNW2と定義される。
ソース/ドレイントレンチSTが形成された後に、第2アクティブパターンF2上で第1ダミーゲートDG1の下部に残っている第2半導体層(
図7~
図9の12)は、第3複数のナノシートNW3と定義される。
【0072】
図13~
図15を参照すると、第1アクティブパターンF1上に形成されたソース/ドレイントレンチSTの内部に第1ソース/ドレイン領域SD1を形成する。
また、第2アクティブパターンF2上に形成されたソース/ドレイントレンチSTの内部に第2ソース/ドレイン領域SD2を形成する。
次に、第1及び第2ソース/ドレイン領域(SD1、SD2)それぞれの側壁及び上面、ゲートスペーサ111、第1及び第2ダミーキャッピングパターン(DC1、DC2)それぞれを覆うように第1上部層間絶縁膜120を形成する。
【0073】
図16~
図18を参照すると、平坦化工程により第1及び第2ダミーゲート(
図13及び
図14のDG1、DG2)それぞれの上面を露出させる。
次に、第1及び第2ダミーゲート(
図13及び
図14のDG1、DG2)、パッド酸化膜(
図13及び
図14の20)及び第1半導体層(
図13及び
図14の11)それぞれを除去する。
第1ダミーゲート(
図13及び
図14のDG1)が除去された部分は、第1ゲートトレンチGT1と定義される。
第2ダミーゲート(
図13のDG2)が除去された部分は、第2ゲートトレンチGT2と定義される。
【0074】
図19及び
図20を参照すると、第1ゲートトレンチ(
図16のGT1)の内部と第1複数のナノシートNW1の下部で第1半導体層11が除去された領域にゲート絶縁膜112及び第1プリ(pre)ゲート電極PG1を形成する。
また、第2ゲートトレンチ(
図16のGT2)の内部及び第2複数のナノシートNW2の下部で第1半導体層11が除去された領域にゲート絶縁膜112及び第2プリゲート電極PG2を形成する。
次に、ゲートスペーサ111、ゲート絶縁膜112、及び第1プリゲート電極PG1上にキャッピングパターン113を形成する。
また、ゲートスペーサ111、ゲート絶縁膜112、及び第2プリゲート電極PG2上にキャッピングパターン113を形成する。
【0075】
図21及び
図22を参照すると、第1アクティブパターンF1と第2アクティブパターンF2との間で第1水平方向DR1に延長されるゲートカットトレンチGCTを形成する。
ゲートカットトレンチGCTは、キャッピングパターン113の上面及び第1上部層間絶縁膜120の上面それぞれから基板100の内部に延長される。
すなわち、ゲートカットトレンチGCTの底面は、基板100の内部に形成される。
例えば、第1プリゲート電極(
図19及び
図20のPG1)は、ゲートカットトレンチGCTにより第1ゲート電極G1及び第3ゲート電極G3に分離する。
次に、ゲートカットトレンチGCTの側壁及び底面に沿ってゲートカットGCを形成する。
例えば、ゲートカットGCは、コンフォーマルに形成する。
次に、ゲートカットGC上でゲートカットトレンチGCTの内部を埋めるように貫通ビア130を形成する。
【0076】
図23及び
図24を参照すると、第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通して第1ソース/ドレイン領域SD1に接続される第1ソース/ドレインコンタクトCA1を形成する。
また、第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通して第2ソース/ドレイン領域SD2に接続される第2ソース/ドレインコンタクトCA2を形成する。
第1ソース/ドレインコンタクトCA1及び第2ソース/ドレインコンタクトCA2それぞれは、ゲートカットGCと第2水平方向DR2に離隔する。
例えば、第1ソース/ドレインコンタクトCA1及び第2ソース/ドレインコンタクトCA2それぞれは、第1バリア層141及び第1フィリング層142を含む。
また、第1ソース/ドレインコンタクトCA1と第1ソース/ドレイン領域SD1との間及び第2ソース/ドレインコンタクトCA2と第2ソース/ドレイン領域SD2との間にシリサイド層SLを形成する。
【0077】
図25~
図27を参照すると、第1ソース/ドレインコンタクトCA1、第1上部層間絶縁膜120、ゲートカットGC、及び貫通ビア130それぞれの一部をエッチングする。
第1ソース/ドレインコンタクトCA1、第1上部層間絶縁膜120、ゲートカットGC、及び貫通ビア130それぞれの一部がエッチングされた部分に接続部150を形成する。
例えば、接続部150は、単一膜で形成する。
接続部150は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1、ゲートカットGC、及び貫通ビア130それぞれと接する。
第2ソース/ドレインコンタクトCA2は、接続部150と第2水平方向DR2に離隔する。
【0078】
また、キャッピングパターン113を垂直方向DR3に貫通して第1~第4ゲート電極(G1、G2、G3、G4)それぞれに接続される第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)それぞれを形成する。
第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)それぞれは、第2バリア層161及び第2フィリング層162を含む。
一例として、接続部150と第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)は、同時に形成される。
【0079】
図28~
図30を参照すると、第1上部層間絶縁膜120、キャッピングパターン113、第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)、第1及び第2ソース/ドレインコンタクト(CA1、CA2)、貫通ビア130及びゲートカットGCそれぞれの上面上に、エッチング停止膜180及び第2上部層間絶縁膜185を順次形成する。
次に、第2上部層間絶縁膜185及びエッチング停止膜180を垂直方向DR3に貫通して第2ソース/ドレインコンタクトCA2に接続される第1ビアV1を形成する。
また、第2上部層間絶縁膜185及びエッチング停止膜180を垂直方向DR3に貫通して接続部150に接続される第2ビアV2を形成する。
また、第2上部層間絶縁膜185及びエッチング停止膜180を垂直方向DR3に貫通して第1~第4ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3、CB4)のいずれか一つに接続される第3ビアV3を形成する。
【0080】
図31~
図33を参照すると、
図28~
図30に示す工程が行われた後に、上下を反転させる。
次に、平坦化工程により、基板100の一部及びゲートカットGCの一部をエッチングして貫通ビア130が露出させる。
図2~
図4を参照すると、基板100の下面100b、露出したゲートカットGCの表面、及び露出した貫通ビア130の表面上に下部層間絶縁膜170を形成する。
次に、下部層間絶縁膜170の内部に下部配線層175を形成する。
下部配線層175は、貫通ビア130に接続される。
例えば、下部配線層175は、貫通ビア130及びゲートカットGCそれぞれと接する。
次に、上下を反転させると
図2~
図4に示す半導体装置が製造される。
【0081】
以下では、
図34を参照して本発明の他の実施形態による半導体装置について説明する。
図1~
図4に示す半導体装置との差異点を中心に説明する。
図34は、本発明の他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
図34を参照すると、本発明の他の実施形態による半導体装置は、接続部250の下面250aが第1ソース/ドレインコンタクトCA1の下面CA1aより高く形成される。
【0082】
例えば、接続部250の少なくとも一部は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の内部に延長される。
例えば、接続部250の少なくとも一部は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1と垂直方向DR3にオーバーラップする。
接続部250の下面250aの少なくとも一部は、第1バリア層141及び第1フィリング層142それぞれと接する。
接続部250の第2水平方向DR2の一側壁は、第1フィリング層142と接する。
【0083】
以下では、
図35を参照して本発明のまた他の実施形態による半導体装置について説明する。
図1~
図4に示す半導体装置との差異点を中心に説明する。
図35は、本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
図35を参照すると、本発明のまた他の実施形態による半導体装置は、接続部350が二重膜で形成される。
【0084】
例えば、接続部350は、接続部バリア層351及び接続部フィリング層352を含む。
接続部バリア層351は、接続部350の側壁及び底面を形成する。
例えば、接続部バリア層351は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1、貫通ビア130、ゲートカットGC、及び第1上部層間絶縁膜120それぞれと接する。
例えば、接続部バリア層351は、第1バリア層141及び第1フィリング層142それぞれと接する。
一例として、接続部バリア層351の側面の内の少なくとも一部は、第2水平方向DR2に第1ソース/ドレインコンタクトCA1の第1バリア層141及び第1フィリング層142と接する。
また、接続部バリア層351の側面の内の少なくとも一部は、第1水平方向DR1と第2水平方向DR2の内の少なくとも一方向で第1上部層間絶縁膜120と接する。
【0085】
また他の例として、接続部バリア層351は、第1水平方向DR1で貫通ビア130及びゲートカットGCと接し得る。
また、接続部バリア層351は、接続部350の下面で第1上部層間絶縁膜120、貫通ビア130、及びゲートカットGCと接し得る。
接続部フィリング層352は、接続部バリア層351の間を埋め得る。
例えば、接続部フィリング層352は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1、貫通ビア130、ゲートカットGC、及び第1上部層間絶縁膜120それぞれと接しない。
例えば、接続部350の下面350aは、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の下面CA1aと同一平面上に形成され得る。
【0086】
接続部バリア層351は、例えば、タンタル(Ta)、タンタル窒化物(TaN)、チタン(Ti)、チタン窒化物(TiN)、ルテニウム(Ru)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ニッケルボロン(NiB)、タングステン(W)、タングステン窒化物(WN)、ジルコニウム(Zr)、ジルコニウム窒化物(ZrN)、バナジウム(V)、バナジウム窒化物(VN)、ニオブ(Nb)、ニオブ窒化物(NbN)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)、及びロジウム(Rh)の内の少なくとも一つを含み得る。
接続部フィリング層352は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、及びモリブデン(Mo)の内の少なくとも一つを含み得る。
【0087】
例えば、接続部バリア層351は、第2バリア層(
図2の161)と同じ物質を含む。
この場合、接続部バリア層351及び第2バリア層(
図2の161)は、同じ製造工程により形成される。
また、接続部フィリング層352は、第2フィリング層(
図2の162)と同じ物質を含む。
この場合、接続部フィリング層352及び第2フィリング層(
図2の162)は、同じ製造工程により形成される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、接続部バリア層351は、第2バリア層(
図2の161)と異なる物質を含むこともできる。
また、接続部フィリング層352は、第2フィリング層(
図2の162)と異なる物質を含むこともできる。
【0088】
以下では、
図36を参照して本発明のまた他の実施形態による半導体装置を説明する。
図35に示す半導体装置との差異点を中心に説明する。
図36は、本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
図36を参照すると、本発明のまた他の実施形態による半導体装置は、接続部450の下面450aが第1ソース/ドレインコンタクトCA1の下面CA1aより高く形成される。
また、接続部450は、二重膜で形成される。
【0089】
例えば、接続部450の少なくとも一部は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1の内部に延長される。
例えば、接続部450の少なくとも一部は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1と垂直方向DR3にオーバーラップする。
接続部450の下面450aの少なくとも一部は、第1バリア層141及び第1フィリング層142それぞれと接する。
接続部450の第2水平方向DR2の一側壁は、第1フィリング層142と接する。
【0090】
例えば、接続部450は、接続部バリア層451及び接続部フィリング層452を含む。
接続部バリア層451は、接続部450の側壁及び底面を形成する。
例えば、接続部バリア層451は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1、貫通ビア130、ゲートカットGC、及び第1上部層間絶縁膜120それぞれと接する。
例えば、接続部バリア層451は、第1バリア層141及び第1フィリング層142それぞれと接する。
接続部フィリング層452は、接続部バリア層451の間を埋める。
例えば、接続部フィリング層452は、第1ソース/ドレインコンタクトCA1、貫通ビア130、ゲートカットGC、及び第1上部層間絶縁膜120それぞれと接しない。
【0091】
以下では、
図37~
図39を参照して本発明のまた他の実施形態による半導体装置について説明する。
図1~
図4に示す半導体装置との差異点を中心に説明する。
図37は、本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するためのレイアウト図であり、
図38は、
図37のD-D’線に沿って切断した断面図であり、
図39は、
図37のE-E’線に沿って切断した断面図である。
図37~
図39を参照すると、本発明のまた他の実施形態による半導体装置は、貫通ビア530が孔(hole)タイプで形成される。
【0092】
例えば、第1ゲート電極G51及び第2ゲート電極G52それぞれは、第1アクティブパターンF1、第2アクティブパターンF2、及びフィールド絶縁膜105上で第2水平方向DR2に延長される。
第2ゲート電極G52は、第1ゲート電極G51と第1水平方向DR1に離隔する。
第1ゲート電極G51は、第1複数のナノシートNW1及び第3複数のナノシートNW3それぞれを囲む。
例えば、貫通ビアトレンチ530Tは、第1アクティブパターンF1と第2アクティブパターンF2との間に形成される。
貫通ビアトレンチ530Tは、第1アクティブパターンF1及び第2アクティブパターンF2それぞれと第2水平方向DR2に離隔する。
貫通ビアトレンチ530Tは、第1ソース/ドレインコンタクトCA1と第2ソース/ドレインコンタクトCA2との間に形成される。
貫通ビアトレンチ530Tは、第1ソース/ドレインコンタクトCA1及び第2ソース/ドレインコンタクトCA2それぞれと第2水平方向DR2に離隔する。
貫通ビアトレンチ530Tは、第1ゲート電極G51と第2ゲート電極G52との間に形成される。
貫通ビアトレンチ530Tは、第1ゲート電極G51及び第2ゲート電極G52それぞれと第1水平方向DR1に離隔する。
【0093】
貫通ビアトレンチ530Tは、基板100の下面100bから接続部150の下面150aまで垂直方向DR3に延長される。
すなわち、貫通ビアトレンチ530Tは、基板100、フィールド絶縁膜105、及び第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通する。
例えば、基板100の下面100bに隣接するほど貫通ビアトレンチ530Tの第2水平方向DR2の幅は、減少する。
例えば、貫通ビアトレンチ530Tの底面は、基板100の下面100bと同一平面上に形成される。
【0094】
貫通ビア絶縁層590は、貫通ビアトレンチ530Tの側壁に沿って配置される。
例えば、貫通ビア絶縁層590は、コンフォーマルに形成される。
例えば、貫通ビア絶縁層590は、基板100の下面100bから第1上部層間絶縁膜120の上面まで垂直方向DR3に延長される。
例えば、貫通ビア絶縁層590の下面は、基板100の下面100bと同一平面上に形成される。
貫通ビア絶縁層590の下面は、下部配線層175と接する。
貫通ビア絶縁層590の上面は、接続部150の下面150aと接する。
【0095】
貫通ビア絶縁層590は、絶縁物質を含む。
貫通ビア絶縁層590は、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸化物(SiO2)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)、シリコンホウ素窒化物(SiBN)、シリコン酸ホウ素窒化物(SiOBN)、シリコン酸炭化物(SiOC)、及びこれらの組み合わせの内の少なくとも一つを含み得る。
【0096】
貫通ビア530は、貫通ビアトレンチ530Tの内部で貫通ビア絶縁層590の間を埋める。
貫通ビア530は、基板100の下面100bから接続部150の下面150aまで垂直方向DR3に延長される。
すなわち、貫通ビア530は、基板100、フィールド絶縁膜105、及び第1上部層間絶縁膜120を垂直方向DR3に貫通する。
例えば、貫通ビア530の下面は、基板100の下面100bと同一平面上に形成される。
例えば、貫通ビア530の下面は、下部配線層175と接する。
貫通ビア530の上面は、接続部150の下面150aと接する。
貫通ビア530は、貫通ビア絶縁層590により基板100と絶縁される。
【0097】
第1ゲートコンタクトCB51は、キャッピングパターン113を垂直方向DR3に貫通して第1ゲート電極G51に接続される。
第2ゲートコンタクトCB52は、キャッピングパターン113を垂直方向DR3に貫通して第2ゲート電極G52に接続される。
第1及び第2ゲートコンタクト(CB51、CB52)それぞれは、第2バリア層561及び第2フィリング層562を含む。
第2バリア層561は、第1及び第2ゲートコンタクト(CB51、CB52)それぞれの側壁及び底面を形成する。
第2フィリング層562は、第1及び第2ゲートコンタクト(CB51、CB52)それぞれで第2バリア層561の間を埋める。
例えば、第3ビアV53は、第2上部層間絶縁膜185及びエッチング停止膜180を垂直方向DR3に貫通して第1ゲートコンタクトCB51に接続される。
【0098】
以下では、
図40~
図42を参照して本発明のまた他の実施形態による半導体装置について説明する。
図1~
図4に示す半導体装置との差異点を中心に説明する。
図40~
図42は、本発明のまた他の実施形態による半導体装置の概略構成を説明するための断面図である。
図40~
図42を参照すると、本発明のまた他の実施形態による半導体装置は、フィン型トランジスタ(FinFET)を含む。
【0099】
例えば、本発明のまた他の実施形態による半導体装置は、基板100、第1及び第2アクティブパターン(F61、F62)、フィールド絶縁膜105、第1~第3ゲート電極(G61、G62、G63)、ゲートスペーサ611、ゲート絶縁膜612、キャッピングパターン113、第1及び第2ソース/ドレイン領域(SD61、SD62)、第1上部層間絶縁膜120、ゲートカットGC、貫通ビア130、第1及び第2ソース/ドレインコンタクト(CA1、CA2)、シリサイド層SL、接続部150、第1~第3ゲートコンタクト(CB1、CB2、CB3)、下部層間絶縁膜170、下部配線層175、エッチング停止膜180、第2上部層間絶縁膜185、第1~第3ビア(V1、V2、V3)を含む。
以下では
図1~
図4で説明した構成に係る説明は省略する。
【0100】
第1アクティブパターンF61及び第2アクティブパターンF62それぞれは、基板100の上面100a上で第1水平方向DR1に延長される。
第2アクティブパターンF62は、第1アクティブパターンF61と第2水平方向DR2に離隔する。
第1ゲート電極G61は、第1アクティブパターンF61及びフィールド絶縁膜105上で第2水平方向DR2に延長される。
第2ゲート電極G62は、第1アクティブパターンF61及びフィールド絶縁膜105上で第2水平方向DR2に延長される。
第2ゲート電極G62は、第1ゲート電極G61と第1水平方向DR1に離隔する。
第3ゲート電極G63は、第2アクティブパターンF62及びフィールド絶縁膜105上で第2水平方向DR2に延長される。
第3ゲート電極G63は、第1ゲート電極G61と第2水平方向DR2に離隔する。
【0101】
ゲートスペーサ611は、第1アクティブパターンF61及びフィールド絶縁膜105上で第1ゲート電極G61の両側壁に沿って第2水平方向DR2に延長される。
ゲートスペーサ611は、第1アクティブパターンF61及びフィールド絶縁膜105上で第2ゲート電極G62の両側壁に沿って第2水平方向DR2に延長される。
ゲート絶縁膜612は、第1ゲート電極G61と第1アクティブパターンF61との間に配置される。
ゲート絶縁膜612は、第2ゲート電極G62と第1アクティブパターンF61との間に配置される。
ゲート絶縁膜612は、第3ゲート電極G63と第2アクティブパターンF62との間に配置される。
ゲート絶縁膜612は、第1~第3ゲート電極(G61、G62、G63)それぞれとフィールド絶縁膜105との間に配置される。
ゲート絶縁膜612は、第1及び第2ゲート電極(G61、G62)それぞれとゲートスペーサ611との間に配置される。
第1ソース/ドレイン領域SD61は、第1アクティブパターンF61上で第1ゲート電極G61及び第2ゲート電極G62それぞれの両側に配置される。
第2ソース/ドレイン領域SD62は、第2アクティブパターンF62上に配置される。
【0102】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0103】
100 基板
105 フィールド絶縁膜
111 ゲートスペーサ
112 ゲート絶縁膜
113 キャッピングパターン
120 第1上部層間絶縁膜
130 貫通ビア
141 第1バリア層
142 第1フィリング層
150 接続部
161 第2バリア層
162 第2フィリング層
170 下部層間絶縁膜
175 下部配線層
180 エッチング停止膜
185 第2上部層間絶縁膜
CA1、CA2 第1及び第2ソース/ドレインコンタクト
CB1~CB4 第1~第4ゲートコンタクト
F1、F2 第1及び第2アクティブパターン
G1~G4 第1~第4ゲート電極
GC ゲートカット
NW1~NW3 第1~第3複数のナノシート
SD1、SD2 第1及び第2ソース/ドレイン領域
SL シリサイド層
V1~V3 第1~第3ビア