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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024149599
(43)【公開日】2024-10-18
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20241010BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20241010BHJP
   G09G 3/3233 20160101ALI20241010BHJP
   G09G 3/36 20060101ALI20241010BHJP
   G09G 3/3266 20160101ALI20241010BHJP
   G09G 3/3275 20160101ALI20241010BHJP
   H05B 33/14 20060101ALI20241010BHJP
   H05B 33/02 20060101ALI20241010BHJP
   H10K 59/129 20230101ALI20241010BHJP
   H10K 59/90 20230101ALI20241010BHJP
   H10K 59/131 20230101ALI20241010BHJP
【FI】
G09F9/30 308Z
G09F9/30 338
G09F9/30 365
G09G3/20 621M
G09G3/20 680G
G09G3/20 622K
G09G3/20 623V
G09G3/20 623Y
G09G3/20 680H
G09G3/3233
G09G3/36
G09G3/3266
G09G3/3275
H05B33/14 Z
H05B33/02
H10K59/129
H10K59/90
H10K59/131
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024124620
(22)【出願日】2024-07-31
(62)【分割の表示】P 2023188118の分割
【原出願日】2014-03-03
(31)【優先権主張番号】P 2013042518
(32)【優先日】2013-03-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000153878
【氏名又は名称】株式会社半導体エネルギー研究所
(72)【発明者】
【氏名】棚田 好文
(57)【要約】
【課題】非矩形状の表示領域においても、額縁の形状と表示領域の形状を同一もしくは同
様とし、且つ狭額縁化を実現することのできる表示装置を提供する。
【解決手段】非矩形状の表示領域と、表示領域の外周に配置された駆動回路部と、を有し
、駆動回路部は、少なくとも2つのゲートドライバと、少なくとも2つのソースドライバ
と、を有し、ゲートドライバの一方とゲートドライバの他方は、離間して配置され、ソー
スドライバの一方とソースドライバの他方は、離間して配置される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に、表示領域と、第1の駆動回路と、第2の駆動回路と、第3の駆動回路と、第4の駆動回路と、第5の駆動回路と、第6の駆動回路と、を有し、
前記表示領域は、第1の画素と、第2の画素と、第3の画素と、を有し、
前記第1の駆動回路は第1の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第2の駆動回路は第2の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第3の駆動回路は第3の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第4の駆動回路は第1の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第5の駆動回路は第2の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第6の駆動回路は第3の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第1の画素は、第1のトランジスタを介して前記第1の走査線から信号が入力され、前記第1の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
前記第2の画素は、第2のトラジスタを介して前記第2の走査線から信号が入力され、前記第2の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
前記第3の画素は、第3のトランジスタを介して前記第3の走査線から信号が入力され、前記第3の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
平面視において、前記表示領域は、矩形状の第1の領域と、前記第1の領域と連続し、丸みを帯びた外縁を有する第2の領域と、を有し、
平面視において、前記第1の駆動回路の外形は、前記第1の領域の外縁の一辺に沿った形状であり、
平面視において、前記第2の駆動回路の外形及び前記第3の駆動回路の外形それぞれは、前記第2の領域の外縁の一部に沿った形状であり、
平面視において、前記第4の駆動回路の外形は、前記第1の領域の外縁の他の一辺に沿った形状であり、
平面視において、前記第5の駆動回路の外形及び前記第6の駆動回路の外形それぞれは、前記第2の領域の外縁の一部に沿った形状であり、
平面視において、前記第2の駆動回路と前記第3の駆動回路とは前記第2の領域を介して対向して配置される領域を有し、
平面視において、前記第5の駆動回路と前記第6の駆動回路とは前記第2の領域を介して対向して配置される領域を有し、
前記第1乃至第3のトランジスタはそれぞれチャネル形成領域に酸化物半導体を有する、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、物、方法、製造方法、プロセス、マシーン、マニュファクチャー、
または、組成物(コンポジション オブ マター)に関する。特に、本発明の一態様は、
例えば、半導体装置、表示装置、発光装置、電子機器、それらの駆動方法に関する。特に
、本発明の一態様は、例えば、非矩形状の表示領域を有する表示装置に関する。また、本
発明の一態様は、例えば、非矩形状の表示領域を有する表示装置の駆動回路に関する。
【0002】
なお、表示装置とは、表示素子を有する装置のことをいう。なお、表示装置は、複数の
画素を駆動させる駆動回路等を含む。なお、表示装置は、別の基板上に配置された制御回
路、電源回路、信号生成回路等を含む。
【背景技術】
【0003】
テレビ、携帯端末等に向けて既に広く応用されているフラットパネルディスプレイは、
新たなニーズとして、腕時計、車載機器、特にインストルメントパネル等への応用が期待
されている。
【0004】
従来のフラットパネルディスプレイは、表示領域が矩形状であるため、表示領域を行、
列単位で制御するマトリクス駆動と相性が良く、殆どのフラットパネルディスプレイでマ
トリクス駆動が採用されている。一方で腕時計や車載機器への応用を考えたとき、その意
匠面から、表示領域を非矩形状とする要求が高まっている。
【0005】
表示領域を非矩形状とする表示装置としては、特許文献1乃至特許文献3、及び非特許
文献1のようなものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006-276359号公報
【特許文献2】特開2009-69768号公報
【特許文献3】特開2007-272203号公報
【非特許文献1】SID 08 DIGEST page 951-954
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1、及び特許文献2に開示された態様においては、表示領域の上下左右のいず
れか一つに設けられた駆動回路から、非矩形状の表示領域に向かって信号線を引き回して
いる。従って、表示領域が非矩形状であっても、従来と同じマトリクス駆動が可能である
半面、表示領域の外側に、相応の額縁領域を必要とする。例えば、表示領域が円形もしく
は楕円形の場合、駆動回路の配置領域と信号線の引き回し領域により、パネル外形は四角
形や八角形等になってしまう。この方法によると、たとえ表示領域を非矩形状にできても
、筐体デザイン上の制約が大きくなる。
【0008】
一方、特許文献3、及び非特許文献1に開示された態様においては、駆動回路の配置を
工夫することにより、従来と同じマトリクス駆動を可能としつつも、非矩形状の表示領域
に沿って、狭額縁化を実現している。しかしながら、この方式では、データドライバ(ソ
ースドライバ)とゲートドライバの間に表示領域の頂点が少なくとも一つ必要であり、表
示領域もその条件に限定される。例えば、円形や楕円形といった、事実上頂点を持たない
形状や、頂点が直角から大きく逸脱した鈍角となる多角形といった形状の表示領域には対
応できない。
【0009】
上記の課題を鑑み、本発明の一態様では、非矩形状の表示領域においても、額縁の形状
と表示領域の形状を同一もしくは同様とし、且つ狭額縁化を実現することのできる表示装
置の提供を課題の一つとする。また、デザインの自由度の高い表示領域形状においても、
額縁の形状と表示領域の形状を同一もしくは同様とし、かつ狭額縁化を実現することので
きる表示装置の提供を課題の一つとする。または、本発明の一態様では、デザインの自由
度の高い表示領域形状においても、額縁の形状と表示領域の形状を同一もしくは同様とし
、かつ狭額縁化を実現することのできる表示装置の駆動回路を提供することを課題の一つ
とする。または、本発明の一態様では、新規な構成の表示装置を提供することを課題の一
つとする。
【0010】
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の
一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、上記以外の課題
は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図
面、請求項などの記載から、上記以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様は、非矩形状の表示領域と、表示領域の外周に配置された駆動回路部と
、を有し、駆動回路部は、少なくとも2つのゲートドライバと、少なくとも2つのソース
ドライバと、を有し、ゲートドライバの一方とゲートドライバの他方は、離間して配置さ
れ、ソースドライバの一方とソースドライバの他方は、離間して配置されることを特徴と
する表示装置である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の一態様により、表示領域の形状に高い自由度を持たせつつ、かつ狭額縁化によ
る表示装置外形の最小化を実現することができるため、デザイン上の制約に対して柔軟に
対応できる表示装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】表示装置の上面模式図を説明する図。
図2】表示装置の上面模式図を説明する図。
図3】表示装置が有する駆動回路部のタイミングチャートを説明する図。
図4】表示装置が有する駆動回路部のタイミングチャートを説明する図。
図5】表示装置の上面模式図を説明する図。
図6】表示装置に用いることのできる画素回路及び保護回路を説明する回路図。
図7】電子機器を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。但し、実施の形態は多くの異
なる態様で実施することが可能であり、趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態
及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は
、以下の実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
【0015】
また、図面において、大きさ、層の厚さ、又は領域は、明瞭化のために誇張されている
場合がある。よって、必ずしもそのスケールに限定されない。なお図面は、理想的な例を
模式的に示したものであり、図面に示す形状又は値などに限定されない。例えば、ノイズ
による信号、電圧、若しくは電流のばらつき、又は、タイミングのずれによる信号、電圧
、若しくは電流のばらつきなどを含むことが可能である。
【0016】
また、本明細書にて用いる「第1」、「第2」、「第3」という序数詞は、構成要素の
混同を避けるために付したものであり、数的に限定するものではないことを付記する。
【0017】
また、本明細書において、AとBとが接続されている、とは、AとBとが直接接続され
ているものの他、電気的に接続されているものを含むものとする。ここで、AとBとが電
気的に接続されているとは、AとBとの間で、何らかの電気的作用を有する対象物が存在
するとき、AとBとの電気信号の授受を可能とするものをいう。
【0018】
また、本明細書において、「上に」、「下に」などの配置を示す語句は、構成同士の位
置関係を、図面を参照して説明するために、便宜上用いている。また、構成同士の位置関
係は、各構成を描写する方向に応じて適宜変化するものである。従って、明細書で説明し
た語句に限定されず、状況に応じて適切に言い換えることができる。
【0019】
また、図面におけるブロック図の各回路ブロックの配置は、説明のため位置関係を特定
するものであり、異なる回路ブロックで別々の機能を実現するよう示していても、実際の
回路や領域においては同じ回路や同じ領域内で別々の機能を実現しうるように設けられて
いる場合もある。また図面におけるブロック図の各回路ブロックの機能は、説明のため機
能を特定するものであり、一つの回路ブロックとして示していても、実際の回路や領域に
おいては一つの回路ブロックで行う処理を、複数の回路ブロックで行うよう設けられてい
る場合もある。
【0020】
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示装置について、図1乃至図4を用いて説明を
行う。
【0021】
本発明の一態様の表示装置の一例を図1(A)、(B)に示す。なお、図1(A)、(
B)は、表示装置の上面図を模式的に表している。
【0022】
なお、図1(A)、(B)に示す表示装置においては、表示領域が円形である場合を例
示している。ただし表示領域は、円形に限定されず、非矩形状の形状であればよい。非矩
形状の形状としては、例えば、5角形以上の多角形、正円、楕円、または円弧および直線
を含む形状など様々な形状が挙げられる。
【0023】
図1(A)に示す表示装置は、非矩形状の表示領域102と、非矩形状の表示領域10
2の外周に配置された駆動回路部104と、を有し、駆動回路部104は、第1のゲート
ドライバ104g1及び第2のゲートドライバ104g2と、第1のソースドライバ10
4s1及び第2のソースドライバ104s2と、を有する。
【0024】
また、第1のゲートドライバ104g1と、第2のゲートドライバ104g2と、は離
間して配置されている。また、第1のソースドライバ104s1と、第2のソースドライ
バ104s2と、は離間して配置されている。
【0025】
なお、図1(A)に示すように、第1のゲートドライバ104g1と、第2のゲートド
ライバ104g2と、は対向して配置されると好ましい。また、第1のソースドライバ1
04s1と、第2のソースドライバ104s2と、は対向して配置されると好ましい。こ
のようにゲートドライバまたはソースドライバを対向して配置することにより、非矩形状
の表示領域102のマトリクス駆動を好適に行うことができる。とくに、非矩形状の表示
領域102の形状が、上下左右対称の構成である場合、駆動回路の一部を対向して配置す
る方法は、有効である。
【0026】
また、本実施の形態においては、ゲートドライバとソースドライバが、それぞれ2分割
の構成について、例示したがこれに限定されない。例えば、ゲートドライバとソースドラ
イバが、それぞれ3分割以上の構成としてもよく、複数のゲートドライバの少なくとも1
つと、異なる複数のゲートドライバの少なくとも1つと、が離間して配置される構成であ
ればよい。または、複数のソースドライバの少なくとも1つと、異なる複数のソースドラ
イバの少なくとも1つと、が離間して配置される構成であればよい。
【0027】
また、図1(B)に示す表示装置は、図1(A)に示す表示装置の変形例であり、非矩
形状の表示領域102と、非矩形状の表示領域102の外周に配置された駆動回路部10
4と、の間に保護回路106a、106b、106c、106dが配置されている。図1
(B)において、保護回路106aは、駆動回路である第1のソースドライバ104s1
を保護する機能を有し、保護回路106bは、駆動回路である第1のゲートドライバ10
4g1を保護する機能を有し、保護回路106cは、駆動回路である第2のソースドライ
バ104s2を保護する機能を有し、保護回路106dは、駆動回路である第2のゲート
ドライバ104g2を保護する機能をする。
【0028】
なお、保護回路の構成は上記構成に限定されず、例えば、第1のゲートドライバ104
g1、第2のゲートドライバ104g2、第1のソースドライバ104s1、または第2
のソースドライバ104s2の少なくともいずれか一つに設けられるとよい。
【0029】
ここで、図1(A)、(B)に示す表示領域をマトリクス駆動する場合について、以下
説明を行う。
【0030】
図1(A)、(B)に示す本発明の一態様においては、表示領域102の外縁、すなわ
ち円弧を複数に分割し、その分割した外縁の各々の周辺に好適に駆動回路(ゲートドライ
バ、及び/またはソースドライバ)を配置することによって、表示領域を好適にマトリク
ス駆動することができる。
【0031】
例えば、図1(A)、(B)に示すように、表示領域が円形である場合は、その円弧を
4分割する。表示領域102をある向きで正位置としてみた場合、右上、右下、左上、左
下の4領域に分割されることになる。
【0032】
図1(A)、(B)においては、横方向の走査線を制御する駆動回路(第1のゲートド
ライバ104g1)を右上に配置し、横方向の走査線を制御する駆動回路(第2のゲート
ドライバ104g2)を左下に配置する。また、縦方向の信号線を制御する駆動回路(第
1のソースドライバ104s1)を左上に配置し、縦方向の信号線を制御する駆動回路(
第2のソースドライバ104s2)を右下に配置する。
【0033】
上記のような配置とすることで、例えば、右上に配置した第1ゲートドライバ104g
1は、画面の上半分の行選択を担当し、左下に配置した第2のゲートドライバ104g2
は画面の下半分の行選択を担当する。また、左上に配置した第1のソースドライバ104
s1は、画面の左半分の信号入力を担当し、右下に配置した第2のソースドライバ104
s2は、画面の右半分の信号入力を担当する。
【0034】
このような駆動回路の配置方法及び制御方法とすることによって、以下の問題を解決す
ることができる。
【0035】
非矩形状の表示領域、例えば円形の表示領域を有する表示装置をマトリクス駆動する場
合、従来の制御方法では、表示領域の全ての行、全ての列を選択、制御できるように駆動
回路を配置する必要がある。つまり、円形の表示領域の場合、ソースドライバ及びゲート
ドライバは、少なくともどこかの半周に渡って配置する必要がある。例えば、ソースドラ
イバを半周、ゲートドライバを残りの半周に配置した場合、走査方向が直行あるいはそれ
に準じた方向となるようには決して配置できないため、表示領域の外縁から外れた場所に
、直線的にドライバを配置させる必要がある。
【0036】
このように、表示領域の外縁から外れた場所にドライバを配置させた場合、表示領域の
外周に駆動回路を配置することができず、結果として、狭額縁化による表示装置外形の最
小化を実現するのが困難である。しかしながら、図1(A)、(B)に示すように、表示
領域の外縁、すなわち円弧を複数に分割し、その分割した外縁の各々の周辺に駆動回路を
配置することよって、狭額縁化による表示装置外形の最小化を実現することができる。
【0037】
ここで、図1(A)、(B)に示す表示装置の各構成要素の詳細について、以下説明を
行う。
【0038】
<表示領域>
表示領域102は、X行(Xは2以上の自然数)Y列(Yは2以上の自然数)に配置さ
れた複数の表示素子を駆動するための回路(画素回路部ともいう)を有する。該画素回路
部には、走査信号が与えられる複数の走査線の一つを介してパルス信号が入力され、デー
タ信号が与えられる複数の信号線の一つを介してデータ信号が入力される。また、画素回
路部は、ゲートドライバによりデータ信号のデータの書き込み及び保持が制御される。例
えば、該画素回路部は、走査線を介してゲートドライバからパルス信号が入力され、走査
線の電位に応じて信号線を介してソースドライバからデータ信号が入力される。
【0039】
<駆動回路部>
駆動回路部104は、表示領域102が有する画素回路部を選択する信号(走査信号)
を出力する回路(ゲートドライバともいう)と、表示領域102が有する画素回路部の表
示素子を駆動するための信号(データ信号)を供給するための回路(ソースドライバとも
いう)などの駆動回路を有する。駆動回路部104の一部または全部は、表示領域102
と同一基板上に形成されていることが好ましい。これにより、部品数や端子数を減らすこ
とが可能となる。ただし、駆動回路部104の構成はこれに限定されず、例えば、表示領
域102と同一基板上に形成されていない構成としてもよい。この場合、駆動回路部10
4の一部は、COGやTABによって、実装することができる。
【0040】
<ゲートドライバ>
第1のゲートドライバ104g1及び第2のゲートドライバ104g2は、例えば、シ
フトレジスタ等を有する。第1のゲートドライバ104g1及び第2のゲートドライバ1
04g2は、シフトレジスタを駆動するための信号が入力され、信号を出力する。例えば
、第1のゲートドライバ104g1及び第2のゲートドライバ104g2は、スタートパ
ルス信号、クロック信号等が入力され、パルス信号を出力する。また、第1のゲートドラ
イバ104g1及び第2のゲートドライバ104g2は、走査信号が与えられる配線の電
位を制御する機能を有する。または、第1のゲートドライバ104g1及び第2のゲート
ドライバ104g2は、初期化信号を供給することができる機能を有する。ただし、これ
に限定されず、第1のゲートドライバ104g1及び第2のゲートドライバ104g2は
、別の信号を供給することも可能である。
【0041】
<ソースドライバ>
第1のソースドライバ104s1、及び第2のソースドライバ104s2は、シフトレ
ジスタ等を有する。第1のソースドライバ104s1、及び第2のソースドライバ104
s2は、シフトレジスタを駆動するための信号の他、データ信号の元となる信号(画像信
号)が入力される。第1のソースドライバ104s1、及び第2のソースドライバ104
s2は、画像信号を元に表示領域102が有する画素回路部に書き込むデータ信号を生成
する機能を有する。また、第1のソースドライバ104s1、及び第2のソースドライバ
104s2は、スタートパルス信号、クロック信号等が入力されて得られるパルス信号に
従って、データ信号の出力を制御する機能を有する。また、第1のソースドライバ104
s1、及び第2のソースドライバ104s2は、データ信号が与えられる配線の電位を制
御する機能を有する。または、第1のソースドライバ104s1、及び第2のソースドラ
イバ104s2は、初期化信号を供給することができる機能を有する。ただし、これに限
定されず、第1のソースドライバ104s1、及び第2のソースドライバ104s2は、
別の信号を供給することも可能である。
【0042】
また、第1のソースドライバ104s1、及び第2のソースドライバ104s2は、例
えば複数のアナログスイッチなどを用いて構成される。第1のソースドライバ104s1
、及び第2のソースドライバ104s2は、複数のアナログスイッチを順次オン状態にす
ることにより、画像信号を時分割した信号をデータ信号として出力できる。また、シフト
レジスタなどを用いて第1のソースドライバ104s1、及び第2のソースドライバ10
4s2を構成してもよい。
【0043】
<保護回路>
保護回路106a、106b、106c、106dは、例えば、第1のゲートドライバ
104g1及び/又は第2のゲートドライバ104g2と、表示領域102が有する画素
回路部の間の配線である走査線に接続される。または、保護回路106a、106b、1
06c、106dは、第1のソースドライバ104s1及び/又は第2のソースドライバ
104s2と、表示領域102が有する画素回路部の間の配線である信号線に接続される
。保護回路106a、106b、106c、106dは、自身が接続する配線に一定の範
囲外の電位が与えられたときに、該配線と別の配線とを導通状態にする回路である。
【0044】
次に、図1(A)に示す表示装置のより具体的な一例を図2に示す。図2は、表示装置
の上面図を模式的に表している。
【0045】
図2に示す表示装置においては、表示領域が円形であり、直径方向の画素数を48ドッ
トとして示している。
【0046】
また、図2に示す表示装置は、非矩形状の表示領域202と、非矩形状の表示領域20
2の外縁の一部に沿って配置された第1のゲートドライバ204g1と、非矩形状の表示
領域202の外縁の一部に沿って配置された第2のゲートドライバ204g2と、非矩形
状の表示領域202の外縁の一部に沿って配置された第1のソースドライバ204s1と
、非矩形状の表示領域202の外縁の一部に沿って配置された第2のソースドライバ20
4s2と、を有する。
【0047】
また、第1のゲートドライバ204g1は、第1の走査線208g1~第24の走査線
208g24と接続されている。また、第2のゲートドライバ204g2は、第25の走
査線208g25~第48の走査線208g48と接続されている。また、第1のソース
ドライバ204s1は、第1の信号線208s1~第24の信号線208s24と接続さ
れている。また、第2のソースドライバ204s2は、第25の信号線208s25~第
48の信号線208s48と接続されている。
【0048】
なお、図2において、X方向が走査線(第1の走査線208g1~第48の走査線20
8g48)の方向を表し、Y方向が信号線(第1の信号線208s1~第48の信号線2
08s48)の方向を表す。また、図2において、第2の走査線208g2~第23の走
査線208g23、第26の走査線208g26~第47の走査線208g47、第2の
信号線208s2~第23の信号線208s23、及び第26の信号線208s26~第
47の信号線208s47は、煩雑さを避けるために符号については明記していない。
【0049】
また、図2中に示す矢印の方向は、各駆動回路(第1のゲートドライバ204g1、第
2のゲートドライバ204g2、第1のソースドライバ204s1、及び第2のソースド
ライバ204s2)に接続されている走査線または信号線が引き回されている方向を示し
ている。
【0050】
なお、図2においては、円形の表示領域の円周部に配置された画素は、それぞれが四角
形の形状として表記されているが、この場合は円周部の形状は、ドットに応じて階段状と
なる。さらに、表示領域の円周部の画質を高めたい場合においては、円周部に配置された
画素の画素電極形状を、円周部の形状に合わせて、一辺または二辺に円弧を含む形として
形成し、各画素の円弧が外縁で繋がって円周部を構成するようにしても良い。
【0051】
図2に示すように、第1のゲートドライバ204g1は、非矩形状の表示領域202の
上半分の走査線を制御することができる。また、第2のゲートドライバ204g2は、非
矩形状の表示領域202の下半分の走査線を制御することができる。また、第1のソース
ドライバ204s1は、非矩形状の表示領域202の左半分の信号線を制御することがで
きる。また、第2のソースドライバ204s2は、非矩形状の表示領域202の右半分の
信号線を制御することができる。
【0052】
ここで、図2に示す表示装置の書き込みに関するタイミングチャートを図3及び図4
示す。
【0053】
図3に示したタイミングチャートにおいては、第1の走査線208g1に入力される走
査信号(G1)から第24の走査線208g24に入力される走査信号(G24)は、第
1のゲートドライバ204g1が制御を行い、続く第25の走査線208g25に入力さ
れる走査信号(G25)以降は、第2のゲートドライバ204g2が制御を行う。第1の
ゲートドライバ204g1が第24の走査線208g24に入力される走査信号(G24
)を制御したのち、続いて第2のゲートドライバ204g2が第25の走査線208g2
5に入力される走査信号(G25)を制御するようにタイミング信号を制御する。
【0054】
このように、図2に示す表示装置の右上に配置した第1のゲートドライバ204g1と
、左下に配置した第2のゲートドライバ204g2からのパルス出力が連続的となるよう
、各ゲートドライバの動作開始タイミングを制御することで、表示領域の上から下を連続
的に走査することができる。
【0055】
また、第1のソースドライバ204s1及び第2のソースドライバ204s2の駆動方
法としては、1行の選択期間内で線順次駆動を行っても良いし、点順次駆動を行っても良
い。
【0056】
点順次駆動を行う場合は、例えば、図4(A)に示すように、所望の走査線(図4(A
)中において、第nの走査線208gn)が選択されている期間中に、所望の信号線にデ
ータ信号(図4(A)中において、第1の信号線208s1から第48の信号線208s
48に入力されるデータ信号S1~S48)を入力すれば良い。なお、図4(A)に示す
タイミングチャートにおいて、ハッチング領域は信号線にデータ信号が出力されていない
状態、白抜きの領域は信号線に所望のデータ信号が出力されている状態を示す。
【0057】
また、線順次駆動を行う場合は、例えば、図4(B)に示すように、所望の走査線(図
4(B)中において、第nの走査線208gn)が選択されている期間中に信号線には同
じタイミングでデータ信号(図4(B)中において、S1~S48)が出力される。
【0058】
以上のように本実施の形態に示す表示装置においては、非矩形状の表示領域に対し、駆
動回路部であるゲートドライバ、及びソースドライバをそれぞれ分割し、離間して配置、
好ましくは対向して配置することで、非矩形状の表示領域の駆動をマトリクス駆動するこ
とが可能となる。したがって、表示領域の形状に高い自由度を持たせつつ、且つ狭額縁化
による表示装置外形の最小化を実現することができるため、デザイン上の制約に対して柔
軟に対応できる表示装置の提供が可能となる。
【0059】
本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示す構成と適宜組み合わせて用いること
ができる。
【0060】
(実施の形態2)
本実施の形態においては、先の実施の形態1に示す表示装置と異なる構成について、図
5を用いて説明を行う。
【0061】
図5(A)、(B)、(C)は、本発明の一態様の表示装置であり、表示装置の上面図
を模式的に表している。
【0062】
なお、図5(A)、(B)、(C)において、図中の矢印の方向は、各駆動回路に接続
されている走査線または信号線の制御を行う方向を示している。
【0063】
図5(A)に示す表示装置は、図1(A)に示す表示装置の変形例であり、非矩形状の
表示領域402と、非矩形状の表示領域402の外周に配置された駆動回路部と、を有し
、駆動回路部は、第1のゲートドライバ404g1と、第2のゲートドライバ404g2
と、第3のゲートドライバ404g3と、第4のゲートドライバ404g4と、第1のソ
ースドライバ404s1と、第2のソースドライバ404s2と、第3のソースドライバ
404s3と、第4のソースドライバ404s4と、を有する。
【0064】
なお、第1のゲートドライバ404g1と、第3のゲートドライバ404g3及び/又
は第4のゲートドライバ404g4と、は離間して配置されている。また、第2のゲート
ドライバ404g2と、第3のゲートドライバ404g3及び/又は第4のゲートドライ
バ404g4と、は離間して配置されている。また、第1のソースドライバ404s1と
、第3のソースドライバ404s3及び/又は第4のソースドライバ404s4と、は離
間して配置されている。また、第2のソースドライバ404s2と、第3のソースドライ
バ404s3及び/又は第4のソースドライバ404s4と、は離間して配置されている
【0065】
図5(A)に示す表示装置は、3つ以上の複数のゲートドライバと、3つ以上の複数の
ソースドライバを有する構成の場合である。このような場合においても、ゲートドライバ
と、該ゲートドライバと異なるゲートドライバの少なくとも1つが離間して設けられる構
成である。また、ソースドライバと、該ソースドライバと異なるソースドライバの少なく
とも1つが離間して設けられる構成である。
【0066】
図5(A)においては、横方向の走査線を制御する駆動回路(第1のゲートドライバ4
04g1及び第2のゲートドライバ404g2)を右上に配置し、横方向の走査線を制御
する駆動回路(第3のゲートドライバ404g3及び第4のゲートドライバ404g4)
を左下に配置し、縦方向の信号線を制御する駆動回路(第1のソースドライバ404s1
及び第2のソースドライバ404s2)を左上に配置し、縦方向の信号線を制御する駆動
回路(第3のソースドライバ404s3及び第4のソースドライバ404s4)を右下に
配置する。
【0067】
上記のような配置とすることで、例えば、右上に配置した第1ゲートドライバ404g
1及び第2のゲートドライバ404g2は、画面の上半分の行選択を担当し、左下に配置
した第3のゲートドライバ404g3及び第4のゲートドライバ404g4は、画面の下
半分の行選択を担当する。また、左上に配置した第1のソースドライバ404s1及び第
2のソースドライバ404s2は、画面の左半分の信号入力を担当し、右下に配置した第
3のソースドライバ404s3及び第4のソースドライバ404s4は、画面の右半分の
信号入力を担当する。
【0068】
また、図5(A)に示す表示装置の駆動回路の配置方法としては、例えば、第4のゲー
トドライバ404g4は、表示領域402の円弧の左下1/8に渡り配置されている。ま
た、第4のゲートドライバ404g4の位置に対応する表示領域402の円弧の両端の法
線が互いに交わる角度が45度となる。
【0069】
図5(B)に示す表示装置は、表示領域が所謂花形の場合の構成例であり、非矩形状の
表示領域412と、非矩形状の表示領域412の外周に配置された駆動回路部と、を有し
、駆動回路部は、第1のゲートドライバ414g1と、第2のゲートドライバ414g2
と、第1のソースドライバ414s1と、第2のソースドライバ414s2と、を有する
【0070】
なお、第1のゲートドライバ414g1と、第2のゲートドライバ414g2と、は離
間して配置されている。また、第1のソースドライバ414s1と、第2のソースドライ
バ414s2と、は離間して配置されている。
【0071】
また、図5(B)に示す表示装置においては、図1(A)に示す表示装置と比較し、領
域415、416、417、418において、内側に切り欠かれている形状となっている
が、駆動回路部の分割方法については、図1(A)に示す構成と同様とすることができる
【0072】
また、図5(B)に示す表示装置の駆動回路の配置方法としては、例えば、第2のゲー
トドライバ414g2は、表示領域412の外縁の左下1/4に渡り配置されている。ま
た、第2のゲートドライバ414g2の位置に対応する表示領域412の外縁の両端の法
線が互いに交わる角度が90度となる。
【0073】
図5(C)に示す表示装置は、表示領域が図5(A)、(B)よりも複雑な形状の構成
例であり、非矩形状の表示領域422と、非矩形状の表示領域422の外周に配置された
駆動回路部と、を有し、駆動回路部は、第1のゲートドライバ424g1と、第2のゲー
トドライバ424g2と、第3のゲートドライバ424g3と、第1のソースドライバ4
24s1と、第2のソースドライバ424s2と、第3のソースドライバ424s3を有
する。
【0074】
なお、第1のゲートドライバ424g1と、第2のゲートドライバ424g2と、第3
のゲートドライバ424g3と、は離間して配置されている。また、第1のソースドライ
バ424s1と、第3のソースドライバ424s3と、は離間して配置されている。また
、第2のソースドライバ424s2と、第3のソースドライバ424s3と、は離間して
配置されている。
【0075】
図5(C)においては、横方向の走査線を制御する駆動回路(第1のゲートドライバ4
24g1)を矩形状の短辺に配置し、横方向の走査線を制御する駆動回路(第2のゲート
ドライバ424g2)を円形状の右上に配置し、横方向の走査線の制御する駆動回路(第
3のゲートドライバ424g3)を円形状の左下に配置し、縦方向の信号線を制御する駆
動回路(第1のソースドライバ424s1)を矩形状の長辺に配置し、縦方向の信号線を
制御する駆動回路(第2のソースドライバ424s2)を円形状の左上に配置し、縦方向
の信号線を制御する駆動回路(第3のソースドライバ424s3)を円形状の右下に配置
する。
【0076】
上記のような配置とすることで、例えば、第1のゲートドライバ424g1は、画面の
中央の行選択を担当し、第2のゲートドライバ424g2は、画面の上側の行選択を担当
し、第3のゲートドライバ424g3は、画面の下側の行選択を担当する。また、第1の
ソースドライバ424s1は、画面の左側の信号入力を担当し、第2のソースドライバ4
24s2は、画面の中央の信号入力を担当し、第3のソースドライバ424s3は、画面
の右側の信号入力を担当する。
【0077】
また、図5(C)に示す表示装置の駆動回路の配置方法としては、例えば、第3のソー
スドライバ424s3は、表示領域422の一部が有する円弧の右下1/4に配置される
。また、第3のソースドライバ424s3の位置に対応する表示領域422の円弧の両端
の法線が互いに交わる角度は、90度となる。また、第2のソースドライバ424s2、
第2のゲートドライバ424g2、及び第3のゲートドライバ424g3は、表示領域4
22の一部が有する円弧の左上の一部、右上の一部、及び左下の一部にそれぞれ配置され
る。また、第2のソースドライバ424s2、第2のゲートドライバ424g2、及び第
3のゲートドライバ424g3の位置に対応する表示領域422の円弧の両端の法線が互
いに交わる角度は、90度より小さくなる。
【0078】
図5(C)に示す表示装置は、例えば、自動車やオートバイのインストルメントパネル
等へ適用することができる。
【0079】
図5(B)、(C)に示すように、表示領域が円形でない形状においても、実施の形態
1の図1で説明した円形の表示領域と同様の駆動回路の配置方法を適用することができる
。具体的には、表示領域の外縁上にあるいずれかの点を基準として、外縁を複数に分割し
、その分割した外縁の各々の周辺に、駆動回路を配置する。
【0080】
また、表示領域の外縁を複数に分割する場合、分割箇所の両端の法線が互いに交わる角
度が直角を越えない角度、又は直角から大きく逸脱しない角度となるように分割箇所を決
められる形状であれば、本発明の一態様は適用可能である。
【0081】
このように、図5(A)に示すような円形の表示領域、図5(B)に示すような所謂花
形の表示領域、または図5(C)に示すような直線と円弧の複合により形成された表示領
域、を有する表示装置においても、本発明の一態様は、適用可能である。
【0082】
以上のように本実施の形態に示す表示装置においては、非矩形状の表示領域に対し、駆
動回路部であるゲートドライバ、及びソースドライバをそれぞれ分割し、離間して配置す
ることで、非矩形状の表示領域の駆動をマトリクス駆動することが可能となる。したがっ
て、表示領域の形状に高い自由度を持たせつつ、且つ狭額縁化による表示装置外形の最小
化を実現することができるため、デザイン上の制約に対して柔軟に対応できる表示装置の
提供が可能となる。
【0083】
本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示す構成と適宜組み合わせて用いること
ができる。
【0084】
(実施の形態3)
本実施の形態においては、図1(A)に示す表示領域102が有する画素回路部に用い
ることができる回路構成について、図6(A)、(B)を用いて説明する。その後、図1
(B)に示す保護回路106a、106b、106c、106dに用いることができる回
路構成について、図6(C)、(D)を用いて説明する。なお、先の実施の形態に示した
同様の機能を有する箇所については、同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0085】
まず、図6(A)、(B)に示す回路構成について、以下説明を行う。
【0086】
図6(A)に示す画素回路部510は、液晶素子504と、トランジスタ502_1と
、容量素子506_1と、を有する。
【0087】
トランジスタ502_1は、例えば、ガラス、またはプラスティック基板上に形成され
た薄膜トランジスタ(TFT)を用いることができる。該TFTは、スタガ型のTFTで
もよいし逆スタガ型のTFTでもよい。また、TFTに用いる半導体材料としては、非晶
質シリコン、多結晶シリコン、単結晶シリコン等を用いることができる。また、TFTに
用いる半導体材料としては、酸化物半導体を用いてもよい。該酸化物半導体は、少なくと
もインジウム(In)、亜鉛(Zn)及びM(Al、Ga、Ge、Y、Zr、Sn、La
、CeまたはHf等の金属)を含むIn-M-Zn酸化物で表記される層を含むことが好
ましい。または、InとZnの双方を含むことが好ましい。また、該酸化物半導体を用い
たトランジスタの電気特性のばらつきを減らすため、それらと共に、スタビライザーを含
むことが好ましい。
【0088】
また、TFT基板に形成される駆動回路についても、N型及びP型のTFTからなるも
のでもよいし、若しくはN型又はP型のいずれか一方からのみなるものであってもよい。
【0089】
液晶素子504の一対の電極の一方の電位は、画素回路部510の仕様に応じて適宜設
定される。液晶素子504は、書き込まれるデータにより配向状態が設定される。なお、
複数の画素回路部510のそれぞれが有する液晶素子504の一対の電極の一方に共通の
電位(コモン電位)を与えてもよい。また、各行の画素回路部510の液晶素子504の
一対の電極の一方に異なる電位を与えてもよい。
【0090】
例えば、液晶素子504を備える表示装置の駆動方法としては、TNモード、STNモ
ード、VAモード、ASM(Axially Symmetric Aligned M
icro-cell)モード、OCB(Optically Compensated
Birefringence)モード、FLC(Ferroelectric Liqu
id Crystal)モード、AFLC(AntiFerroelectric Li
quid Crystal)モード、MVAモード、PVA(Patterned Ve
rtical Alignment)モード、IPSモード、FFSモード、又はTBA
(Transverse Bend Alignment)モードなどを用いてもよい。
また、表示装置の駆動方法としては、上述した駆動方法の他、ECB(Electric
ally Controlled Birefringence)モード、PDLC(P
olymer Dispersed Liquid Crystal)モード、PNLC
(Polymer Network Liquid Crystal)モード、ゲストホ
ストモードなどがある。ただし、これに限定されず、液晶素子及びその駆動方式として様
々なものを用いることができる。
【0091】
また、ブルー相(Blue Phase)を示す液晶とカイラル剤とを含む液晶組成物
により液晶素子を構成してもよい。ブルー相を示す液晶は、応答速度が1msec以下と
短く、光学的等方性であるため、配向処理が不要であり、視野角依存性が小さい。
【0092】
m行n列目(m、nは、それぞれ2以上の自然数を表す。)の画素回路部510におい
て、トランジスタ502_1のソース及びドレインの一方は、信号線DL_nに電気的に
接続され、他方は液晶素子504の一対の電極の他方に電気的に接続される。また、トラ
ンジスタ502_1のゲートは、走査線GL_mに電気的に接続される。トランジスタ5
02_1は、オン状態又はオフ状態になることにより、データ信号のデータの書き込みを
制御する機能を有する。
【0093】
容量素子506_1の一対の電極の一方は、電位が供給される配線(以下、電位供給線
VL)に電気的に接続され、他方は、液晶素子504の一対の電極の他方に電気的に接続
される。なお、電位供給線VLの電位の値は、画素回路部510の仕様に応じて適宜設定
される。容量素子506_1は、書き込まれたデータを保持する保持容量としての機能を
有する。
【0094】
例えば、図6(A)の画素回路部510を有する表示装置では、第1のゲートドライバ
104g1及び/または第2のゲートドライバ104g2により各行の画素回路部510
を順次選択し、トランジスタ502_1をオン状態にしてデータ信号のデータを書き込む
【0095】
データが書き込まれた画素回路部510は、トランジスタ502_1がオフ状態になる
ことで保持状態になる。これを行毎に順次行うことにより、画像を表示できる。
【0096】
また、図6(B)に示す画素回路部510は、トランジスタ502_2と、容量素子5
06_2と、トランジスタ503と、発光素子508と、を有する。
【0097】
トランジスタ502_2のソース及びドレインの一方は、信号線DL_nに電気的に接
続される。さらに、トランジスタ502_2のゲートは、走査線GL_mに電気的に接続
される。
【0098】
トランジスタ502_2は、オン状態またはオフ状態になることにより、データ信号の
データの書き込みを制御する機能を有する。
【0099】
容量素子506_2の一対の電極の一方は、電源が与えられる配線(以下、電源線VL
_aという)に電気的に接続され、他方は、トランジスタ503のゲートに電気的に接続
される。容量素子506_2の配置については、TFTの極性によってはこの限りでなく
、トランジスタ503のゲート・ソース間電圧を好適に保持できる箇所であれば良い。
【0100】
容量素子506_2は、書き込まれたデータを保持する保持容量としての機能を有する
【0101】
トランジスタ503のソース及びドレインの一方は、電源線VL_aに電気的に接続さ
れる。さらに、トランジスタ503のゲートは、トランジスタ502_2のソース及びド
レインの他方に電気的に接続される。
【0102】
発光素子508のアノード及びカソードの一方は、電源線VL_bに電気的に接続され
、他方は、トランジスタ503のソース及びドレインの他方に電気的に接続される。
【0103】
発光素子508としては、例えば有機エレクトロルミネセンス素子(有機EL素子とも
いう)などを用いることができる。ただし、発光素子508としては、これに限定されず
、無機材料からなる無機EL素子を用いても良い。
【0104】
なお、電源線VL_a及び電源線VL_bの一方には、高電源電位VDDが与えられ、
他方には、低電源電位VSSが与えられる。この場合、発光素子508には、電源線VL
_aから電源線VL_bに向かって電流が流れるが、逆方向に電流が流れるように電源電
位が与えられる場合もある。
【0105】
図6(B)の画素回路部510を有する表示装置では、第1のゲートドライバ104g
1及び/又は第2のゲートドライバ104g2により各行の画素回路部510を順次選択
し、トランジスタ502_2をオン状態にしてデータ信号のデータを書き込む。
【0106】
データが書き込まれた画素回路部510は、トランジスタ502_2がオフ状態になる
ことで保持状態になる。さらに、書き込まれたデータ信号の電位に応じてトランジスタ5
03のソースとドレインの間に流れる電流量が制御され、発光素子508は、流れる電流
量に応じた輝度で発光する。これを行毎に順次行うことにより、画像を表示できる。
【0107】
なお、本明細書等において、表示素子、表示素子を有する装置である表示装置、発光素
子、及び発光素子を有する装置である発光装置は、様々な形態を用いること、又は様々な
素子を有することが出来る。表示素子、表示装置、発光素子又は発光装置の一例としては
、EL(エレクトロルミネッセンス)素子(有機物及び無機物を含むEL素子、有機EL
素子、無機EL素子)、LED(白色LED、赤色LED、緑色LED、青色LEDなど
)、トランジスタ(電流に応じて発光するトランジスタ)、電子放出素子、液晶素子、電
子インク、電気泳動素子、グレーティングライトバルブ(GLV)、プラズマディスプレ
イパネル(PDP)、MEMS(マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)を用い
た表示装置、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、DMS(デジタル・マイクロ
・シャッター)、MIRASOL(登録商標)、IMOD(インターフェアレンス・モジ
ュレーション)素子、圧電セラミックディスプレイ、カーボンナノチューブ、など、電気
磁気的作用により、コントラスト、輝度、反射率、透過率などが変化する表示媒体を有す
るものがある。EL素子を用いた表示装置の一例としては、ELディスプレイなどがある
。電子放出素子を用いた表示装置の一例としては、フィールドエミッションディスプレイ
(FED)又はSED方式平面型ディスプレイ(SED:Surface-conduc
tion Electron-emitter Display)などがある。液晶素子
を用いた表示装置の一例としては、液晶ディスプレイ(透過型液晶ディスプレイ、半透過
型液晶ディスプレイ、反射型液晶ディスプレイ、直視型液晶ディスプレイ、投射型液晶デ
ィスプレイ)などがある。電子インク又は電気泳動素子を用いた表示装置の一例としては
、電子ペーパーなどがある。
【0108】
EL素子の一例としては、陽極と、陰極と、陽極と陰極との間に挟まれたEL層と、を
有する素子などがある。EL層の一例としては、1重項励起子からの発光(蛍光)を利用
するもの、3重項励起子からの発光(燐光)を利用するもの、1重項励起子からの発光(
蛍光)を利用するものと3重項励起子からの発光(燐光)を利用するものとを含むもの、
有機物によって形成されたもの、無機物によって形成されたもの、有機物によって形成さ
れたものと無機物によって形成されたものとを含むもの、高分子の材料を含むもの、低分
子の材料を含むもの、又は高分子の材料と低分子の材料とを含むもの、などがある。ただ
し、これに限定されず、EL素子として様々なものを用いることができる。
【0109】
液晶素子の一例としては、液晶の光学的変調作用によって光の透過又は非透過を制御す
る素子がある。その素子は一対の電極と液晶層により構造されることが可能である。なお
、液晶の光学的変調作用は、液晶にかかる電界(横方向の電界、縦方向の電界又は斜め方
向の電界を含む)によって制御される。なお、具体的には、液晶素子の一例としては、ネ
マチック液晶、コレステリック液晶、スメクチック液晶、ディスコチック液晶、サーモト
ロピック液晶、リオトロピック液晶、低分子液晶、高分子液晶、高分子分散型液晶(PD
LC)、強誘電液晶、反強誘電液晶、主鎖型液晶、側鎖型高分子液晶、バナナ型液晶など
を挙げることができる。
【0110】
電子ペーパーの表示方法の一例としては、分子により表示されるもの(光学異方性、染
料分子配向など)、粒子により表示されるもの(電気泳動、粒子移動、粒子回転、相変化
など)、フィルムの一端が移動することにより表示されるもの、分子の発色/相変化によ
り表示されるもの、分子の光吸収により表示されるもの、又は電子とホールが結合して自
発光により表示されるものなどを用いることができる。具体的には、電子ペーパーの表示
方法の一例としては、マイクロカプセル型電気泳動、水平移動型電気泳動、垂直移動型電
気泳動、球状ツイストボール、磁気ツイストボール、円柱ツイストボール方式、帯電トナ
ー、電子粉流体、磁気泳動型、磁気感熱式、エレクトロウェッテイング、光散乱(透明/
白濁変化)、コレステリック液晶/光導電層、コレステリック液晶、双安定性ネマチック
液晶、強誘電性液晶、2色性色素・液晶分散型、可動フィルム、ロイコ染料による発消色
、フォトクロミック、エレクトロクロミック、エレクトロデポジション、フレキシブル有
機ELなどがある。ただし、これに限定されず、電子ペーパー及びその表示方法として様
々なものを用いることができる。ここで、マイクロカプセル型電気泳動を用いることによ
って、泳動粒子の凝集、沈殿を解決することができる。電子粉流体は、高速応答性、高反
射率、広視野角、低消費電力、メモリ性などのメリットを有する。
【0111】
次に、図6(C)、(D)に示す回路構成について、以下説明を行う。
【0112】
図6(C)に示す保護回路106は、配線522と、配線524にダイオード接続され
たトランジスタ526、528が接続されている。配線522は、例えば、走査線や信号
線と接続する配線である。
【0113】
また、配線522は、例えば、図1(A)に示す第1のゲートドライバ104g1及び
/又は第2のゲートドライバ104g2に電源を供給するための電源線の電位(VDD、
VSSまたはGND)が与えられる配線である。または、共通電位(コモン電位)が与え
られる配線(コモン線)である。一例としては、配線522は、第1のゲートドライバ1
04g1及び/又は第2のゲートドライバ104g2に電源を供給するための電源線、特
に、低い電位を供給する配線と接続されることが好適である。
【0114】
図6(D)に示す保護回路106は、配線530と、配線532と、配線534と、配
線536と、配線540にダイオード接続されたトランジスタ542、544、546、
548が接続されている。配線530、532、534は、例えば、信号線DLである。
【0115】
表示装置に保護回路106を設けることによって、表示領域102、及び駆動回路部1
04は、ESD(Electro Static Discharge:静電気放電)な
どにより発生する過電流に対する耐性を高めることができる。
【0116】
本実施の形態に示す構成は、他の実施の形態に示す構成と適宜組み合わせて用いること
ができる。
【0117】
(実施の形態4)
本実施の形態においては、先の実施の形態1乃至実施の形態3で説明した表示装置を有
する電子機器の一例について図7を用いて説明を行う。
【0118】
図7(A)は、オートバイまたは自動車のインストルメントパネルであり、筐体602
、表示パネル605、606、607、608、針610、611、612、インジケー
ター621、622、等を有することができる。
【0119】
表示パネル605、606、607、608は、非矩形状の表示領域を有している。な
お、本実施の形態においては、表示パネル605、606、607、608が分離された
構成について例示したがこれに限定されず、例えば、表示パネル605、606、607
、608を一体に形成する構成としてもよい。
【0120】
表示パネル605、606、607、608は、スピードメーター、タコメーター、燃
料計、水温計、距離計等のオートバイまたは自動車の走行に必要な情報を指し示す情報を
表示することが可能である。
【0121】
また、インジケーター621、622は、方向指示器の動作を認識するために設置され
ており、インジケーター621、622に対しても本発明の一態様の表示装置を適用する
ことができる。
【0122】
図7(B)は、スマートウオッチであり、筐体702、表示パネル704、操作ボタン
711、712、接続端子713、バンド721、留め金722、等を有することができ
る。
【0123】
ベゼル部分を兼ねる筐体702に搭載された表示パネル704は、非矩形状の表示領域
を有している。表示パネル704は、時刻を表すアイコン705、その他のアイコン70
6等を表示することができる。
【0124】
なお、図7(B)に示すスマートウオッチは、様々な機能を有することができる。例え
ば、様々な情報(静止画、動画、テキスト画像など)を表示部に表示する機能、タッチパ
ネル機能、カレンダー、日付又は時刻などを表示する機能、様々なソフトウェア(プログ
ラム)によって処理を制御する機能、無線通信機能、無線通信機能を用いて様々なコンピ
ュータネットワークに接続する機能、無線通信機能を用いて様々なデータの送信又は受信
を行う機能、記録媒体に記録されているプログラム又はデータを読み出して表示部に表示
する機能、等を有することができる。
【0125】
また、筐体702の内部に、スピーカ、センサ(力、変位、位置、速度、加速度、角速
度、回転数、距離、光、液、磁気、温度、化学物質、音声、時間、硬度、電場、電流、電
圧、電力、放射線、流量、湿度、傾度、振動、におい又は赤外線を測定する機能を含むも
の)、マイクロフォン等を有することができる。
【0126】
なお、本実施の形態に示す構成などは、他の実施の形態に示す構成と適宜組み合わせて
用いることができる。
【符号の説明】
【0127】
102 表示領域
104 駆動回路部
104g1 ゲートドライバ
104g2 ゲートドライバ
104s1 ソースドライバ
104s2 ソースドライバ
106 保護回路
106a 保護回路
106b 保護回路
106c 保護回路
106d 保護回路
202 表示領域
204g1 ゲートドライバ
204g2 ゲートドライバ
204s1 ソースドライバ
204s2 ソースドライバ
208g1 走査線
208g2 走査線
208g23 走査線
208g24 走査線
208g25 走査線
208g26 走査線
208g47 走査線
208g48 走査線
208s1 信号線
208s2 信号線
208s23 信号線
208s24 信号線
208s25 信号線
208s26 信号線
208s47 信号線
208s48 信号線
402 表示領域
404g1 ゲートドライバ
404g2 ゲートドライバ
404g3 ゲートドライバ
404g4 ゲートドライバ
404s1 ソースドライバ
404s2 ソースドライバ
404s3 ソースドライバ
404s4 ソースドライバ
412 表示領域
414g1 ゲートドライバ
414g2 ゲートドライバ
414s1 ソースドライバ
414s2 ソースドライバ
415 領域
416 領域
417 領域
418 領域
422 表示領域
424g1 ゲートドライバ
424g2 ゲートドライバ
424g3 ゲートドライバ
424s1 ソースドライバ
424s2 ソースドライバ
424s3 ソースドライバ
502_1 トランジスタ
502_2 トランジスタ
503 トランジスタ
504 液晶素子
506_1 容量素子
506_2 容量素子
508 発光素子
510 画素回路部
522 配線
524 配線
526 トランジスタ
528 トランジスタ
530 配線
532 配線
534 配線
536 配線
540 配線
542 トランジスタ
544 トランジスタ
546 トランジスタ
548 トランジスタ
602 筐体
605 表示パネル
606 表示パネル
607 表示パネル
608 表示パネル
610 針
611 針
612 針
621 インジケーター
622 インジケーター
702 筐体
704 表示パネル
705 アイコン
706 アイコン
711 操作ボタン
712 操作ボタン
713 接続端子
721 バンド
722 留め金
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-08-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に、表示領域と、第1の駆動回路と、第2の駆動回路と、第3の駆動回路と、第4の駆動回路と、第5の駆動回路と、第6の駆動回路と、を有し、
前記表示領域は、第1の画素と、第2の画素と、第3の画素と、を有し、
前記第1の駆動回路は第1の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第2の駆動回路は第2の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第3の駆動回路は第3の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第4の駆動回路は第1の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第5の駆動回路は第2の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第6の駆動回路は第3の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第1の画素は、前記第1の走査線から信号が入力され、前記第1の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
前記第2の画素は、前記第2の走査線から信号が入力され、前記第2の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
前記第3の画素は、前記第3の走査線から信号が入力され、前記第3の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
平面視において、前記表示領域は、第1の領域と、第2の領域と、第3の領域とを有し、
前記第1の領域は、矩形状の領域であり、
前記第2の領域は、前記第1の領域と連続し、丸みを帯びた外縁を有し、
前記第3の領域は、前記第1の領域と連続し、丸みを帯びた外縁を有し、
平面視において、前記第1の駆動回路の外形は、前記第1の領域の外縁の一辺に沿った形状であり、
平面視において、前記第4の駆動回路の外形は、前記第1の領域の外縁の他の一辺に沿った形状であり、
平面視において、前記第2の駆動回路の外形及び前記第5の駆動回路の外形それぞれは、前記第2の領域の外縁の一部に沿った形状であり、
平面視において、前記第3の駆動回路の外形及び前記第6の駆動回路の外形それぞれは、前記第2の領域の外縁の一部に沿った形状であり、
平面視において、前記第2の駆動回路と前記第3の駆動回路とは前記第2の領域及び前記第3の領域を介して対向して配置される領域を有し、
平面視において、前記第5の駆動回路と前記第6の駆動回路とは前記第2の領域及び前記第3の領域を介して対向して配置される領域を有する、表示装置。
【請求項2】
基板上に、表示領域と、第1の駆動回路と、第2の駆動回路と、第3の駆動回路と、第4の駆動回路と、第5の駆動回路と、第6の駆動回路と、を有し、
前記表示領域は、第1の画素と、第2の画素と、第3の画素と、を有し、
前記第1の駆動回路は第1の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第2の駆動回路は第2の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第3の駆動回路は第3の走査線に信号を出力する機能を有し、
前記第4の駆動回路は第1の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第5の駆動回路は第2の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第6の駆動回路は第3の信号線に画像データに対応する信号を出力する機能を有し、
前記第1の画素は、前記第1の走査線から信号が入力され、前記第1の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
前記第2の画素は、前記第2の走査線から信号が入力され、前記第2の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
前記第3の画素は、前記第3の走査線から信号が入力され、前記第3の信号線から入力された前記画像データに対応する信号を保持し、前記画像データに対応する信号に応じて発光素子が発光し、
平面視において、前記表示領域は、第1の領域と、第2の領域と、第3の領域とを有し、
前記第1の領域は、矩形状の領域であり、
前記第2の領域は、前記第1の領域及び前記第3の領域と連続し、丸みを帯びた外縁を有し、
前記第3の領域は、前記第1の領域及び前記第2の領域と連続し、丸みを帯びた外縁を有し、
平面視において、前記第1の駆動回路の外形は、前記第1の領域の外縁の一辺に沿った形状であり、
平面視において、前記第4の駆動回路の外形は、前記第1の領域の外縁の他の一辺に沿った形状であり、
平面視において、前記第2の駆動回路の外形及び前記第5の駆動回路の外形それぞれは、前記第2の領域の外縁の一部に沿った形状であり、
平面視において、前記第3の駆動回路の外形及び前記第6の駆動回路の外形それぞれは、前記第2の領域の外縁の一部に沿った形状であり、
平面視において、前記第2の駆動回路と前記第3の駆動回路とは前記第2の領域及び前記第3の領域を介して対向して配置される領域を有し、
平面視において、前記第5の駆動回路と前記第6の駆動回路とは前記第2の領域及び前記第3の領域を介して対向して配置される領域を有する、表示装置。