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▶ 株式会社to be Trustの特許一覧

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  • 特開-天井ボード貼り用伸縮グリップ器具 図1
  • 特開-天井ボード貼り用伸縮グリップ器具 図2
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  • 特開-天井ボード貼り用伸縮グリップ器具 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024149916
(43)【公開日】2024-10-21
(54)【発明の名称】天井ボード貼り用伸縮グリップ器具
(51)【国際特許分類】
   E04F 21/18 20060101AFI20241011BHJP
【FI】
E04F21/18 D
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023071877
(22)【出願日】2023-04-08
(71)【出願人】
【識別番号】523358013
【氏名又は名称】株式会社to be Trust
(72)【発明者】
【氏名】長澤 義
(57)【要約】      (修正有)
【課題】建築現場などにおいて天井にボードやパネル、ベニヤ板などの天井材をはる際、片腕で材料を押さえて、残りの手でビスや釘などで止めることは難儀であり、さらに1人で天井に天井材を押さえようとすると、片腕の一点で押えるしかないので材料がしなり、理想の定位置ぴったりにはる(固定)ことは容易ではない問題を解決する。
【解決手段】天井にはろうとする天井材にグリップ(密着)するグリップリフト器具により片手で握り、器具と一緒に天井材を天井下地に押さえつけ、ヘッドの2点で天井材を押えることにより材料がしなることを防ぎ、ヘッドに付いた針ピン、ゴムピンで天井材の滑りや落下を防ぎ理想の定位置に微調整しながら固定し、さらにグリップハンドルを回転出来るようにすることで作業員自身も身体を自在に回すことができ、天井材を素早く天井にはることが可能になり、作業員自体の両手が即座に自由になり事故防止にも繋がる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅、店舗、マンション、ホテル、オヒィスなど様々なところでの新築、リフォーム、改修工事の建築現場において作業員が1人でボードやパネルなどを天井にはる(固定、とめる)作業はかなり難儀である。
作業の際には片方の腕で材料を支えないと、もう片方の手で材料をビスや釘などで止めるという作業ができない。
それに伴い片方の手一点でボードやパネルを支えると材料がしなり、定めたい位置に固定する事が出来ず材料が割れたり、落下させてしまう危険が伴う。
また、1人で材料を長い時間支えながら定位置に微調整しようとすることも容易ではない。
その難儀に対しての対処法として様々な方法はある。一般的な方法としては床からつっぱり棒で材料をつっぱり(固定、支える)材料が落ちないように、しならないようにするが、この方法だと突っ張ったままの状態であるので材料を定位置への移動(微調整)が難しいことと床面、下面に何かしらの材料や道具、加工台や部材などが置かれていると突っ張り棒を使用することが容易ではなくなる。
そこで、片手でも簡単に握り持つことのできる2つヘッドのある回転式グリップ器具を用いる。この2つヘッドの付いた器具は天井にはる材料に合わせてヘッド部分が交換可能になっており、針ピンで密着させることもゴムピンで密着させることも出来る。
尚且つ材料の大きさに合わせてヘッド部分が簡単に伸縮するようにもなっております。
それにより片腕で材料を天井の下地にあてがっても、どんな材料もしならせることなく定位置への微調整もでき容易に天井材を天井にはることが可能になり、持ち手の回転式ハンドルが回転することにより作業員は天井材を天井に押しあてた状態で身体を自在に回すことができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は建築現場で天井ボード、ベニヤ、パネルを貼る際に用いる道具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建築現場で天井にボード、ベニヤなどを貼る際に1人で貼る場合には、片方の手で押さえ、残りの手でビスや釘などをとめる(固定する)が、床面からつっぱり棒のような物で支え固定する他なかったが、片手で押さえるとボードなどがしなり止めたい位置で固定できないことや、片手やつっぱり棒だと左右前後の調節が難しい。
つっぱり棒だと、下面、床などに材料や道具が置かれていると使用することが容易ではない。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ボードを片手(一点)で押さえようとすると、ボード(ベニヤ、パネル)などがしなり、思った位置にビスや釘などで止めるまで留めることが難しい。
また、ボードがしなり、固定するまでに割れてしまう危険が伴う。
左右前後の微調整が難しく、ボードなどを落下させてしまう危険が伴う。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
上記などの難題を解決する為に、片手でも握り使用することが出来る持ち手(グリップハンドル器具)をボードやパネルに突起させたピンや突起させたゴムが出ているヘッドでグリップ(密着)させ(吸盤式のヘッドで吸着)尚且つ材料をしならせないで安定させながら天井に押さえつけ、前後左右も片手で容易に移動、微調整が出来るようにする持ち手(ハンドルグリップ器具)を使用する。
尚且つハンドルを回転出来る様にすることで、材料を片手で押さえつけたまま体を半転させることが出来るので、ビスや釘を打つことも容易になる。
【発明の実地の形態】
【0005】
以下の本発明の詳細を図に示した実地例に基づき説明する
図1〕〔図2〕において矢印1が本発明の本体になる。
図1〕〔図2〕において矢印2が回転式グリップヘットになる。
図1〕〔図2〕において矢印3が回転式ハンドルになる。
【0006】
図1〕〔図2〕〔図3〕において矢印4が針ピン(ゴムピン)になる。
図1〕〔図3〕において矢印5が本体の長さを調整可能にする為の伸縮部である。
【0007】
図1〕〔図3〕において矢印6がヘッド回転部である。
【0008】
図4〕において矢印7が本発明を用いることにより針ピン、ゴムピンでグリップ(密着)されすべることなくなり尚且つ、しなることも防ぎ簡単に持ち上げ貼り付けられるようになった天井材(ボードやパネル)である。
図4〕において矢印8が矢印1の本発明を使用して天井材を片手で持ち上げている作業員である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】 本発明回転式伸縮グリップ器具を立体的見た図である。
図2】 回転式伸縮グリップ器具を上から見た図である。
図3】 回転式伸縮グリップ器具の伸び縮みを横から見た図である。
図2】 本発明を使用して天井などにボードやパネルを貼っていく作業をしている作業員を立体的に見た図である。
【符号の説明】
【0010】
1 本発明本体
2 本体頭(グリップヘッド)部分
3 回転式持ち手(ハンドル)部分
4 交換可能針ピン、ゴムピン
5 本体伸縮部分
6 ヘッド回転部
7 本発明を使用して天井に貼るボードやパネルである。
8 本発明を使用して天井にボードやパネル、ベニヤ板をはっている作業員である。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2023-06-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
図1】本発明回転式伸縮グリップ器具を立体的に見た図である。
図2】回転式伸縮グリップ器具を上から見た図である。
図3】回転式伸縮グリップ器具の伸び縮みを横から見た図である。
図4】本発明を使用して天井などにボードやパネルを貼っていく作業をしている作業員を立体的に見た図である。