IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 合同会社おおぎ会の特許一覧

<>
  • 特開-イベントの開催方法 図1
  • 特開-イベントの開催方法 図2
  • 特開-イベントの開催方法 図3
  • 特開-イベントの開催方法 図4
  • 特開-イベントの開催方法 図5
  • 特開-イベントの開催方法 図6
  • 特開-イベントの開催方法 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024150088
(43)【公開日】2024-10-23
(54)【発明の名称】イベントの開催方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241016BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023063326
(22)【出願日】2023-04-10
(71)【出願人】
【識別番号】521108777
【氏名又は名称】合同会社おおぎ会
(74)【代理人】
【識別番号】100100044
【弁理士】
【氏名又は名称】秋山 重夫
(74)【代理人】
【識別番号】100205888
【弁理士】
【氏名又は名称】北川 孝之助
(72)【発明者】
【氏名】細田 庄一
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】多くの参加者を見込むことができるイベント開催方法を提供する。
【解決手段】1か月の各日が、第1枠から第10枠の枠に分けられると共に、第1枠から第10枠まで、m歳、m+1歳、・・・m+9歳、m歳、m+1歳、・・・m+9歳の数列のうち、連続する10歳分の年齢が順に当てられる組み合わせを有するイベント開催予定表を準備するステップS0と、イベントの会場と日時を特定し、記憶するステップS1と、特定の地域に属する同一年齢の多数の人に対し、イベントへの参加を募るステップS2と、参加者の応募を受信するステップS3と、受信した応募者数から参加者人数を演算するステップS4と、応募者の人数を会場の担当者に連絡するステップS5と、イベントを実施するステップS6とからなる。
【選択図】図7

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1か月の各日が、第1枠から第10枠の時間枠に分けられると共に、第1枠から第10枠まで、m歳、m+1歳、・・・m+9歳、m歳、m+1歳、・・・m+9歳の数列のうち、連続する10歳分の年齢が順に当てられているイベントの開催予定表を準備するステップと、
イベントの会場と日時を特定し、記憶するステップと、
特定の地域に属する同一年齢の多数の人に対し、イベントへの参加を募るステップと、
参加者の応募を受信するステップと、
受信した応募者数から参加者人数を演算するステップと、
応募者の人数を会場の担当者に連絡するステップと、
イベントを実施するステップとからなる、
イベントの開催方法。
【請求項2】
特定の日の第1枠の年齢をm歳とするとき、その翌日の第1枠の年齢を、m+10歳とし、翌々日の第1枠の年齢をm+20歳とする組み合わせを有する請求項1記載のイベントの開催方法。
【請求項3】
特定の日の第1枠の年齢をm歳とするとき、その3日後の1枠の年齢をm+9歳とし、さらにその3日後の第1枠の年齢をm+8歳とし、さらに3日後ごとに1歳ずつ減じていく組み合わせを有する請求項1または2記載のイベントの開催方法。
【請求項4】
1つの時間枠に、所定の年齢およびその30歳上の年齢を含む日を有する請求項1記載のイベントの開催方法。
【請求項5】
前記1つの時間枠に、さらに所定の年齢より60歳上の年齢を含む日を有する請求項1または4記載のイベントの開催方法。
【請求項6】
1か月が連続する3日ごとの10のグループに分けられると共に、各日が第1枠から第10枠の時間枠に分けられており、
第1枠から第10枠まで、m歳、m+1歳、・・・m+9歳、m歳、m+1歳、・・・m+9歳の数列のうち、連続する10歳分の年齢が順に当てられており、
一つのグループにおける初日の第1枠の年齢をmとするとき、その翌日の第1枠の年齢をm+10歳とし、翌々日の年齢をm+20歳とし、
前記特定の日の次のグループの1枠の年齢をm+9歳とし、さらにその3日後のグループの第1枠の年齢をm+8歳とし、さらに次のグループごとに1歳ずつ減じていく組み合わせを有するイベントの開催予定表を準備するステップと、
イベントの会場と日時を特定し、記憶するステップと、
特定の地域に属する同一年齢の多数の人に対し、イベントへの参加を募るステップと、
参加者の応募を受信するステップと、
受信した応募者数から参加者人数を演算するステップと、
応募者の人数を会場の担当者に連絡するステップと、
イベントを実施するステップとからなる、
イベントの開催方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イベントの開催方法に関する。ここにいうイベントとは、食事会や喫茶、茶話会、茶会、飲酒など、飲食をしながら談話を楽しむ懇親会などの集まり、とくに1~1.5時間程度の比較的短時間で行う集まりを意味する。
【背景技術】
【0002】
同窓会など、参加者が一定のグループに属し、連絡先のリストがある場合のイベントの運営では、リストに基づいて参加メンバーを募り、日時・予算、開催場所等を調整し、レストランに予約を発注するなどの処理を行う。特許文献1には、メールやインターネット等の手段を使ってそのような連絡を効率的に行う同窓会等アレンジ・システムが開示されている。
【0003】
特許文献2には、カレンダーの日付と宝くじの購入の適否とを対応させた宝くじの購入予定表が開示されている。特許文献3には、同年齢の人達が集まるイベントを行う参加者募集方法、運営方法および運営システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-28964号公報
【特許文献2】実用新案登録第3043611号公報
【特許文献3】特開2022-14118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
レストランやホテル、旅行業者などが季節ごとにイベントを企画し、参加者を募る場合、お見合いパーティやお子様参加イベントでは、ある程度の年齢層を想定することができる。しかし参加条件を決めずに広く呼び掛ける場合は、イベントのイメージがつかみにくく、参加者へのアピール度が低い。しかし特許文献1の同窓会等アレンジ・システムのような、同一の学校を同学年で卒業した人たちの集まりをアレンジする場合は、イベントの雰囲気は予想しやすいものの、新しい出会いは少なくなる。また参加者の範囲(資格)が狭くなるので、一般の人にとっては参加しにくい。そのためいつも同じ人が集まることとなり、参加者が少なくなりがちである。
【0006】
特許文献2の宝くじ購入予定表は、日付と運勢との組み合わせを一瞥することができ、誰でも簡便に利用することができる。しかしイベントの参加者募集方法や運営方法などに利用することはできない。
【0007】
特許文献3の運営方法では、広い範囲から参加者を集めることができ、毎月の同じ日に同じ年齢の集まりを計画するので、開催日程を記憶、推測しやすい。しかし基本的に月に一度の開催であるため、一度逃すと次の開催日まで長く待つ必要がある。
【0008】
本発明は、特許文献3に基づきながら、さらに開催の回数を多くし、多くの参加者を見込むことができるイベントの開催方法を提供することを技術課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のイベントの開催方法は、1か月の各日が、第1枠W1から第10枠W10の時間枠に分けられると共に、第1枠W1から第10枠W10まで、m歳、m+1歳、・・・m+9歳、m歳、m+1歳、・・・m+9歳の数列のうち、連続する10歳分の年齢が順に当てられているイベントの開催予定表を準備するステップS0と、イベントの会場と日時を特定し、記憶するステップS1と、特定の地域に属する同一年齢の多数の人に対し、イベントへの参加を募るステップS2と、参加者の応募を受信するステップS3と、受信した応募者数から参加者人数を演算するステップS4と、応募者の人数を会場の担当者に連絡するステップS5と、イベントを実施するステップS6とからなる。
【0010】
このようなイベントの開催方法においては、前記イベントの開催予定表10、20が、特定の日の第1枠W1の年齢をmとするとき、その翌日の第1枠W1の年齢を、m+10歳とし、翌々日の第1枠W1の年齢をm+20歳とする組み合わせを有するものが好ましい。また、特定の日の第1枠W1の年齢をm歳とするとき、その3日後の1枠W1の年齢をm+9歳とし、さらにその3日後の第1枠W1の年齢をm+8歳とし、さらに3日後ごとに1歳ずつ減じていく組み合わせを有するものが好ましい。
【0011】
また、1つの時間枠W1~10に、所定の年齢およびその30歳上の年齢を含む日を有するものが好ましい。その場合、前記所定の年齢より60歳上の年齢を含む日を有するイベントの開催予定表20がさらに好ましい。
【0012】
本発明のイベントの開催方法の第2の態様は、1か月が連続する3日ごとの10のグループG1~10に分けられると共に、各日が第1枠W1から第10枠W10の時間枠に分けられており、第1枠W1から第10枠W10まで、m歳、m+1歳、・・・m+9歳、m歳、m+1歳、・・・m+9歳の数列のうち、連続する10歳分の年齢が順に当てられており、一つのグループにおける初日の第1枠W1の年齢をmとするとき、その翌日の第1枠W1の年齢をm+10歳とし、翌々日の第1枠W1の年齢をm+20歳とし、前記特定の日の次のグループの1枠W1の年齢をm+9歳とし、さらにその3日後の第1枠の年齢をm歳とし、つぎのグループごとに1歳ずつ減じていく組み合わせを有する開始予定表を準備するステップS0と、イベントの会場と日時を特定し、記憶するステップS1と、特定の地域に属する同一年齢の多数の人に対し、イベントへの参加を募るステップS2と、参加者の応募を受信するステップS3と、受信した応募者数から参加者人数を演算するステップS4と、応募者の人数を会場の担当者に連絡するステップS5と、イベントを実施するステップS6とからなる。
【発明の効果】
【0013】
本発明のイベントの開催方法は、1日を10の枠に分けられているので、21歳から30歳までを一つのグループ(20代)として各枠に対応させることができる。また、31歳から40歳までのグループ(30代)、41歳から50歳までのグループ(40代)についても、それぞれ各枠に対応させることができる。そのため、多くのイベントを運営することができ、しかも覚えやすい。さらに各枠は同年齢の人たちが集まるが、それらの人々は共通体験を経ているため、懇親会等において思い出話に花が咲きやすい。
【0014】
このようなイベントの開催方法において、特定の日の第1枠の年齢をmとするとき、その翌日の第1枠の年齢を、m+10歳とし、翌々日の年齢をm+20歳とする組み合わせを有する場合は、1日で10歳、3日間で30歳の年代の3日間に続いて1桁目が同じ年齢の参加者を割り当てるので、覚えやすい。
【0015】
また、特定の日の第1枠の年齢をm歳とするとき、その3日後の第1枠の年齢をm+9歳とし、さらにその3日後の第1枠の年齢をm歳とし、さらに3日後ごとに1歳ずつ減じていく組み合わせを有する場合は、1か月の予定を整理された形で設定することができる。
【0016】
また、1つの時間枠に、所定の年齢およびその30歳上の年齢を含む日を有するものである場合は、2つの年代のグループを比較的簡単に同時に運営することができる。その場合、前記所定の年齢より60歳上の年齢を含む日を有する場合は、3つの年代のグループを比較的簡単に同時に運営することができる。
【0017】
本発明のイベントの開催方法の第2の態様は、イベントの予定日を一層整理された形で設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明のイベントの開催方法で用いる開催予定表の一実施形態の前半を示している。
図2図1の開催予定表の後半を示している。
図3】開催予定表の1日ごとの年齢の遷移状態を示している。
図4】開催予定表の3日ごとの年齢の遷移状態を示している。
図5】本発明のイベントの開催予定表の他の実施形態の前半を示している。
図6図5の開催予定表の後半を示している。
図7】本発明のイベント開催方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1図2のイベントの開催予定表10では、一か月の30日を連続する3日間ごとに1つのグループとする10のグループG1~G10に分けている。すなわち1日~3日を第1グループG1、4~6日を第2グループG2、7~9日を第3グループG3などとしている。そしてそれぞれの1日を10の時間枠W1~W10に分け、各時間枠に年齢を順にずらせて記載している。それにより3日間で30の時間枠を設定し、1つのグループで21歳から50歳までの30歳分の年齢に対応している。
【0020】
図1は1か月の前半の1日から15日の予定を記載し、図2は後半の16日~30日の予定を記載している。1年のうち、1月、3月など、大の月(31日の月)のように30日より多い月では31日はイベントを休止する。30日より少ない28日、29日の月(2月)については、29日、30日はイベントを行わない。月の始めの開始状態を揃えて開催予定表を簡明にするためである。
【0021】
図1の実施形態では、10の時間枠W1~W10を、それぞれ10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時、17時、18時半、20時から始まるようにしている。9番目の時間枠W9の開始時刻を18時半としているのは、17時から始まる8番目の時間枠W8の終了時刻を遅くできるようにして、イベントの開催時間を最大で1時間半と長くできるようにするためである。それにより、夜のイベントに余裕を与えることができる。
【0022】
10番目の時間枠W10の開始時刻を20時としているのも、9番目の時間枠W9のイベント時間を長くできるようにするためである。10番目の時間枠W10の終了時刻はとくに定めていない。そのため、イベントにより21時半や22時などとすることができる。
【0023】
前述のように、図1図2のイベントの開催予定表10では、1日、2日、3日の第1グループG1で21歳から50歳まで、30の年齢層ごとのイベント枠を設定している。これが基本的なグループである。第1グループG1では、1日の年齢層が21歳~30歳(20歳代)とし、2日はそれに続く31歳~40歳(30歳代)とし、3日はさらにそれに続く41歳~50歳(40歳代)としている。この配列は、1日の年齢層の配列に対し、2日は「+10歳」とし、3日は「+20歳」としていると解することもできる(図3参照)。
【0024】
そして図1の開催予定表10では、4日の時間配列を1日の時間配列と比べて1枠ずつ下にずらし、最後の時間枠を最初の10時開始の時間枠に移動させている(図4参照)。すなわち、21歳は11時開始の時間枠に移動し、22歳~29歳は12時~20時開始の時間枠に移動し、30歳は10時開始の時間枠にそれぞれ移動させている。このように時間枠をずらせることで、各年齢層の時間帯を公平にすることができる。
【0025】
なお、各年齢層を下に1枠ずらせる操作は、1日の年齢(m歳)を3日後の4日で1歳分減ずる(m-1歳)ことに相当する。ただし10時の時間枠では、そのままでは19歳になるので、10歳加えてから1歳を減じ、m+9歳としている。このことは、m歳、m+1歳、・・・m+9歳、m歳、m+1歳、・・・m+9歳と、20個の数が直線的に並んでいる数列を想定し、それから連続する10個の数列を取り出し、先頭の数を順に1つずつ少なくしていく操作と考えることもできる。あるいはm歳~(m+9歳)の数列の後端に先端を接続した環状の数列を想定し、それから連続する10個の数列を取り出し、先頭を順にずらせる操作とも考えることができる。
【0026】
2日の配列から5日の配列を得る操作、3日の配列から6日の配列を得る操作についても同様である。さらに4日の配列から7日の配列を得る操作、7日の配列から10日の配列を得る操作なども同様である。そしてこのような配列を得ることにより、1月分のイベントの開催予定表を得ることができる。この1月分のイベントの開催予定表は、毎月同じにすることにより、イベントの参加者は次の自分が対象となるイベントの開催の日時が分かりやすい。
【0027】
イベントの内容は、食事を伴う懇親会、喫茶など、参加しやすいものを中心として参加予定者の希望や人数に応じて主催者や幹事、担当者が選択すればよい。1か所で順にイベントを行う場合は、イベントは1時間以内で終了するものにする。複数個所で行う場合は、1時間を超える開催時間を採用することもできる。複数個所で行う場合は、ショッピングセンターなど、近くの複数の会場を確保できる設備が好ましい。イベントへの参加費用はイベントの種類、たとえばランチ、ディナー、ティータイム、各種のスポーツイベントなどに応じて設定すればよい。
【0028】
図1のイベントの開催予定表10では、特定の年齢だけの参加者によるイベントを予定するので、参加者は同一の時代を生きてきたという共通体験を経ている。そのため、思い出話に花が咲きやすい。同窓の人と再会する可能性もある。また、初めての人同士でも共通の知人がいることも多いため、懇親会等のイベントが盛況となり、楽しさが増す。そして参加を検討している人に対するアピール度が高く、イベントが成功する可能性も高い。プランが食事の場合は、同一年齢であることにより、あっさりした和食など、食事の嗜好が共通となりやすい。イベントが、旅行やゴルフなどのある程度体力を伴う行事の場合は、同一年齢であることにより、歩行や階段の上り下りなどの行動の速度が近くなり、全体の行動がまとまりやすい。イベントは、毎月、同日または同日時に同年齢の参加者により継続して行うので、参加者が記憶しやすい。
【0029】
図5図6のイベントの開催予定表20は、図1図2の開催予定表10の各時間枠に、+30歳、+60歳の年齢層を同時に異なる場所で別々に開催することを予定している。このように一つの時間枠に30歳離れた年齢層を2~3組予定することにより、多数のイベントの開催の管理が容易になる。96歳以上では参加予定者が少ないと考えられるので、「95歳以上」としてまとめている。
【0030】
91歳以上を省略して、21歳~90歳のイベント予定表とすることもできる。18歳~87歳などを対象とするなど、全体的に年齢層をずらせることもできる。
【0031】
上記のイベントの開催予定表は、たとえば、インターネットなどで参加者を募集したり、会場を予約したりする場合に用いることができる。たとえば前述のイベントの開催予定表10、20に基づき、運営者が特定の年齢、たとえば30歳の懇親会等を企画し、会場を予約すると共に、データベースのデータを参照して会場や食事の内容、余興などの内容を定め、インターネットを介してホームページやeメールなどで参加を募る。店頭や店内の広告・宣伝や、ポスター、チラシなど、他の表示で募るようにしてもよい。
【0032】
参加希望者からの応募は、運営者のホームページに設定される予約リストへの書き込みや返信メールなどで行う。予約リストは、基本的に図1~2、図5~6の開催予定表10、20に参加希望者の氏名を記入する欄を追加したものである(図示省略)。また、運営者のサーバーで参加人数を積算し、予約リストの人数の欄に参加予定人数を表示するようにしてもよい。
【0033】
予約リストは内部あるいは外部の会場の担当者にそのまま送られ、あるいはアクセス可能に提示される。会場の担当者はその予約リストに基づき、会場の設営、料理、菓子、飲み物などの準備を行い、当日に懇親会等を実施する。
【0034】
図7は上記イベントの開催予定表を利用するイベントの運営方法40の一実施形態を示している。この運営方法40は、イベントの開催予定表を準備するステップS0と、イベントの会場と日時を特定し、記憶するステップ(特定・記憶ステップ)S1と、特定の地域に属する同一年齢の多数の人に対し、イベントへの参加を募るステップ(募集ステップ)S2と、参加者の応募を受信するステップ(受信ステップ)S3と、受信した応募者数から参加者人数を演算するステップ(演算ステップ)S4と、応募者の人数を会場の担当者に連絡するステップ(連絡ステップ)S5と、イベントを実施するステップ(実施ステップ)S6とからなる。
【0035】
イベントの運営主体は、レストランなどの会場を運営する個人ないし企業、あるいは予約や契約、食事内容の選定などを行う専門の企画会社などである。前者の場合は、通常は自身の経営する会場を選定するが、外部業者の会場であってもよい。また、演算ステップS4によって得られた人数に応じて、予約会場や食事内容などを変更できるようにする。
【0036】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されず、発明の範囲内で種々変更することができる。たとえば前記実施形態では、懇親会等としているが、会合の名称やテーマにはこだわらず、新年会、忘年会、地域同年会、旅行、ゴルフやボーリングなどのスポーツイベント、旅行など、種々の会合に採用できる。さらに前記実施形態では、食事や喫茶を例示したが、飲み会、利き酒会、旅行、ゴルフなど、他のイベントであっても同様である。
【0037】
また、前記実施形態では、10時開始としているが、9時開始とし、1時間ずつ前にずらせてもよい。前記実施形態では満年齢で区切っているが、たとえば1990年4月以降から1991年3月までなどと、学年度別で区切るようにしてもよい。さらに60年周期の干支(五行と十二支)で特定してもよい。その場合、2つのグループが生ずるときは、年長グループと年少グループに区切る。また、昭和30年生まれと平成30年生まれなど、年号で区切ることもできる。この場合もほぼ60歳の年齢差となる。
【0038】
前記実施形態では、特定の日から三日後の参加年齢を、前記特定の日の参加年齢から一つ下に減じているが、逆に一つ加えるようにしてもよい。図5のイベントの開催予定表10では、1日の同一時間枠に21歳と51歳など、30歳の差の2つの年齢層を設定しているが、図1のように、1日に「21歳~30歳」とし、その3日後は「51歳~80歳」とし、さらにその3日後に「30歳、21歳、・・・」と戻すなど、3日置きに年齢帯を交代させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0039】
10、20 イベントの開催予定表
G1~G10 (第1~10)グループ
W1~10 (第1~10)時間枠
40 イベントの運営方法
S0 開催予定表を準備するステップ
S1 特定・記憶ステップ
S2 募集ステップ
S3 受信ステップ
S4 演算ステップ
S5 連絡ステップ
S6 実施ステップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7