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特開2024-150151作業情報管理装置、作業情報管理システム及び作業情報管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024150151
(43)【公開日】2024-10-23
(54)【発明の名称】作業情報管理装置、作業情報管理システム及び作業情報管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0633 20230101AFI20241016BHJP
   G06Q 10/20 20230101ALI20241016BHJP
【FI】
G06Q10/0633
G06Q10/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023063417
(22)【出願日】2023-04-10
(71)【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】落合 剛志
(72)【発明者】
【氏名】久保島 康裕
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA06
5L049AA06
(57)【要約】      (修正有)
【課題】作業実績情報を起点として作業工程管理者の手を介さずに自動で作業工程を改善する作業情報管理装置、作業情報管理システム及び作業情報管理方法を提供する。
【解決手段】作業情報管理装置と、作業工程を表示して表示された作業工程に従って作業者により実施された作業内容を作業実績として登録するための作業者端末と、分析部の分析結果を表示する結果表示端末とにより構成される作業情報管理システムにおいて、作業情報管理装置は、作業工程を管理する作業工程情報管理部と、作業工程毎に前記作業者が実際に行った作業内容である作業実績を登録する作業実績登録部と、作業実績に基づいて、作業工程ごとに作業工程に問題があるかどうかを判定する判定部と、作業工程の改善を行うために、問題があると判定された作業工程について作業工程の内容を分析する分析部と、を有する。
【選択図】図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業者が行う複数の作業工程の改善を行う作業情報管理装置であって、
前記作業工程を管理する作業工程情報管理部と、
前記作業工程ごとに前記作業者が実際に行った作業内容である作業実績を登録する作業実績登録部と、
前記作業実績に基づいて、前記作業工程ごとに前記作業工程に問題があるかどうかを判定する判定部と、
前記作業工程の改善を行うために、前記問題があると判定された前記作業工程について前記作業工程の内容を分析する分析部と、
を有することを特徴とする作業情報管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の作業情報管理装置であって、
前記判定部は、
作業時間判定部を有し、
前記作業時間判定部は、
前記作業工程ごとに標準作業時間を閾値として設定し、
前記作業実績に基づいて、前記作業工程ごとに前記作業工程に要した作業時間の中央値を算出し、
前記中央値と前記閾値を比較し、
前記中央値が前記閾値を超えた場合に前記作業工程について前記問題があると判定することを特徴とする作業情報管理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の作業情報管理装置であって、
前記分析部は、
添付画像分析部と作業内容分析部を有し、
前記添付画像分析部は、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して、前記作業工程に画像が添付されているかを分析し、
前記作業内容分析部は、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して、前記作業内容に記載されている文章が複数文章になっている前記作業工程を複数の作業工程に分割することが可能かを分析することを特徴とする作業情報管理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の作業情報管理装置であって、
前記添付画像分析部は、
前記作業工程に前記画像が添付されていないと分析した場合、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して過去に撮影した過去画像を前記作業工程に添付すること作業工程管理者に推奨し、
前記添付画像分析部が前記作業工程に前記画像が添付されていると分析した場合、
前記作業内容分析部は、
前記複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、前記複数の作業工程に分割することを前記作業工程管理者に推奨すること特徴とする作業情報管理装置。
【請求項5】
請求項3に記載の作業情報管理装置であって、
前記添付画像分析部は、
前記作業工程に画像が添付されていないと分析した場合、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して過去に撮影した過去画像を前記作業工程に自動的に添付し、前記過去画像を自動的に添付したことを作業工程管理者に通知し、
前記添付画像分析部が前記作業工程に画像が添付されていると分析した場合、
前記作業内容分析部は、
前記複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、前記複数の作業工程に自動的に分割し、前記作業工程を自動的に分割したことを前記作業工程管理者に通知すること特徴とする作業情報管理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の作業情報管理装置であって、
前記判定部は、
改善依頼欄判定部を有し、
前記改善依頼欄判定部は、
前記作業実績の前記作業工程の改善依頼欄に前記作業内容についての改善依頼に関する記載がある場合に、前記作業工程について前記問題があると判定することを特徴とする作業情報管理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の作業情報管理装置であって、
前記分析部は、
改善依頼欄分析部と添付画像分析部と作業内容分析部を有し、
前記改善依頼欄分析部は、
前記問題があると判定された前記作業工程について、前記改善依頼欄の前記改善依頼に関する記載の内容に基づいて前記問題を分析し、
前記添付画像分析部は、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して、前記作業工程に画像が添付されているかを分析し、
前記作業内容分析部は、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して、前記作業内容に記載されている文章が複数文章になっている前記作業工程を複数の作業工程に分割することが可能かを分析することを特徴とする作業情報管理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の作業情報管理装置であって、
前記改善依頼欄分析部は、
前記改善依頼に関する記載の内容に基づいて前記問題があると分析した場合、
前記改善依頼に関する記載の内容を作業工程管理者に通知し、
前記添付画像分析部は、
前記作業工程に画像が添付されていないと分析した場合、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して過去に撮影した過去画像を前記作業工程に自動的に添付し、前記過去画像を自動的に添付したことを前記作業工程管理者に通知し、
前記添付画像分析部が前記作業工程に画像が添付されていると分析した場合、
前記作業内容分析部は、
前記複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、前記複数の作業工程に自動的に分割し、前記作業工程を自動的に分割したことを前記作業工程管理者に通知すること特徴とする作業情報管理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の作業情報管理装置と、
前記作業工程を表示し、表示された前記作業工程に従って前記作業者により実施された前記作業内容を前記作業実績として登録するための作業者端末と、
前記分析部の分析結果を表示する結果表示端末と、
を有することを特徴とする作業情報管理システム。
【請求項10】
作業者が行う複数の作業工程の改善を行う作業情報管理方法であって、
前記作業工程を管理する作業工程情報管理ステップと、
前記作業工程ごとに前記作業者が実際に行った作業内容である作業実績を登録する作業実績登録ステップと、
前記作業実績に基づいて、前記作業工程ごとに前記作業工程に問題があるかどうかを判定する判定ステップと、
前記作業工程の改善を行うために、前記問題があると判定された前記作業工程について前記作業工程の内容を分析する分析ステップと、
を有することを特徴とする作業情報管理方法。
【請求項11】
請求項10に記載の作業情報管理方法であって、
前記判定ステップは、
作業時間判定ステップを有し、
前記作業時間判定ステップは、
前記作業工程ごとに標準作業時間を閾値として設定し、
前記作業実績に基づいて、前記作業工程ごとに前記作業工程に要した作業時間の中央値を算出し、
前記中央値と前記閾値を比較し、
前記中央値が前記閾値を超えた場合に前記作業工程について前記問題があると判定することを特徴とする作業情報管理方法。
【請求項12】
請求項11に記載の作業情報管理方法であって、
前記分析ステップは、
添付画像分析ステップと作業内容分析ステップを有し、
前記添付画像分析ステップは、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して、前記作業工程に画像が添付されているかを分析し、
前記作業内容分析ステップは、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して、前記作業内容に記載されている文章が複数文章になっている前記作業工程を複数の作業工程に分割することが可能かを分析することを特徴とする作業情報管理方法。
【請求項13】
請求項12に記載の作業情報管理方法であって、
前記添付画像分析ステップは、
前記作業工程に前記画像が添付されていないと分析した場合、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して過去に撮影した過去画像を前記作業工程に添付することを作業工程管理者に推奨し、
前記添付画像分析ステップが前記作業工程に前記画像が添付されていると分析した場合、
前記作業内容分析ステップは、
前記複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、前記複数の作業工程に分割することを前記作業工程管理者に推奨すること特徴とする作業情報管理方法。
【請求項14】
請求項12に記載の作業情報管理方法であって、
前記添付画像分析ステップは、
前記作業工程に画像が添付されていないと分析した場合、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して過去に撮影した過去画像を前記作業工程に自動的に添付し、前記過去画像を自動的に添付したことを作業工程管理者に通知し、
前記添付画像分析ステップが前記作業工程に画像が添付されていると分析した場合、
前記作業内容分析ステップは、
前記複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、前記複数の作業工程に自動的に分割し、前記作業工程を自動的に分割したことを前記作業工程管理者に通知すること特徴とする作業情報管理方法。
【請求項15】
請求項10に記載の作業情報管理方法であって、
前記判定ステップは、
改善依頼欄判定ステップを有し、
前記改善依頼欄判定ステップは、
前記作業実績の前記作業工程の改善依頼欄に前記作業内容についての改善依頼に関する記載がある場合に、前記作業工程について前記問題があると判定することを特徴とする作業情報管理方法。
【請求項16】
請求項15に記載の作業情報管理方法であって、
前記分析ステップは、
改善依頼欄分析ステップと添付画像分析ステップと作業内容分析ステップを有し、
前記改善依頼欄分析ステップは、
前記問題があると判定された前記作業工程について、前記改善依頼欄の前記改善依頼に関する記載の内容に基づいて前記問題を分析し、
前記添付画像分析ステップは、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して、前記作業工程に画像が添付されているかを分析し、
前記作業内容分析ステップは、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して、前記作業内容に記載されている文章が複数文章になっている前記作業工程を複数の作業工程に分割することが可能かを分析することを特徴とする作業情報管理方法。
【請求項17】
請求項16に記載の作業情報管理方法であって、
前記改善依頼欄分析ステップは、
前記改善依頼に関する記載の内容に基づいて前記問題があると分析した場合、
前記改善依頼に関する記載の内容を作業工程管理者に通知し、
前記添付画像分析ステップは、
前記作業工程に画像が添付されていないと分析した場合、
前記問題があると判定された前記作業工程に対して過去に撮影した過去画像を前記作業工程に自動的に添付し、前記過去画像を自動的に添付したことを前記作業工程管理者に通知し、
前記添付画像分析ステップが前記作業工程に画像が添付されていると分析した場合、
前記作業内容分析ステップは、
前記複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、前記複数の作業工程に自動的に分割し、前記作業工程を自動的に分割したことを前記作業工程管理者に通知すること特徴とする作業情報管理方法。
【請求項18】
請求項10に記載の作業情報管理方法であって、
作業者端末に、前記作業工程を表示し、表示された前記作業工程に従って前記作業者により実施された前記作業内容を前記作業実績として登録する表示登録ステップと、
結果表示端末に、前記分析ステップの分析結果を表示する結果表示ステップと、
を更に有することを特徴とする作業情報管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業情報管理装置、作業情報管理システム及び作業情報管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現場作業者が作業を行うために参照する作業工程について定期的に人間がチェック、更新、改善を行っている。しかし、これは人手がかかり負荷が大きい。これを解決する技術として特許文献1、特許文献2が掲げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-23803号公報
【特許文献2】2002-352064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、作業実績データと計画データに基づいて改善すべき作業の判定を実施する技術が記載されている。しかし、作業工程の自動改善提案、自動改善実行については考慮されておらず作業工程管理者が手作業で作業工程の改善を実施する必要がある。
【0005】
特許文献2では抽出された業務特徴をもとに業務改善案をユーザに提案する技術が記載されている。しかし、業務フロー改善は手作業で行う必要がある。そのため、作業工程管理者の負担が大きい。また、業務分析も人の入力に基づき行われる。そのため、改善案創出自体も人が起点となって実施する必要がある。
【0006】
本発明の目的は、作業実績情報を起点として作業工程管理者の手を介さずに自動で作業工程を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様の作業情報管理装置は、作業者が行う複数の作業工程の改善を行う作業情報管理装置であって、前記作業工程を管理する作業工程情報管理部と、前記作業工程ごとに前記作業者が実際に行った作業内容である作業実績を登録する作業実績登録部と、前記作業実績に基づいて、前記作業工程ごとに前記作業工程に問題があるかどうかを判定する判定部と、前記作業工程の改善を行うために、前記問題があると判定された前記作業工程について前記作業工程の内容を分析する分析部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、作業実績情報を起点として作業工程管理者の手を介さずに自動で作業工程を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施例1、2の作業情報管理装置の全体の構成を示す図である。
図2】実施例1、2において問題の改善が必要かを判定するフローチャートである。
図3】実施例1において問題の改善をリコメンドするフローチャートである。
図4】実施例2において問題を自動改善するフローチャートである。
図5】実施例3の作業情報管理装置の全体の構成を示す図である。
図6】実施例3において問題の改善が必要かを判定するフローチャートである。
図7】実施例3において問題を自動改善するフローチャートである。
図8A】問題改善前の作業工程情報の一例を示す図である。
図8B】問題改善後の作業工程情報の一例を示す図である。
図9】実施例1、2において作業者が作業結果を入力する際に表示される入力用表示画面の一例を示す図である。
図10】実施例1、2において作業実績情報の一例を示す図である。
図11】実施例3において作業者が作業結果を入力する際に表示される入力用表示画面の一例を示す図である。
図12】実施例3において作業実績情報の一例を示す図である。
図13】作業情報管理装置の基本構成を示す図である。
図14】結果表示端末の表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施例について、図面を用いて説明する。
【0011】
最初に、図13を参照して、作業情報管理装置の基本構成について説明する。
【0012】
作業者が行う複数の作業工程の改善を行う作業情報管理装置1302は、作業工程を管理する作業工程情報管理部1304と、作業工程ごとに作業者が実際に行った作業内容である作業実績を登録する作業実績登録部1303と、作業実績に基づいて作業工程ごとに作業工程に問題があるかどうかを判定する判定部1305と、作業工程の改善を行うために問題があると判定された作業工程について作業工程の内容を分析する分析部1306とを有する。
【0013】
そして、作業情報管理装置1302と、作業工程を表示して表示された作業工程に従って作業者により実施された作業内容を作業実績として登録するための作業者端末1301と、分析部1306の分析結果を表示する結果表示端末1307とにより作業情報管理システムが構成される。
【0014】
ここで、作業者端末1301とは、スマートフォンやスマートデバイスを指す。作業工程情報は、作業情報管理装置1302にある作業工程情報管理部1304で管理されている。本実施例における作業工程とは、作業者が作業に必要な作業を時系列順に整理した工程情報のことであり、作業員が行うべき作業全体がわかるものである。
【0015】
事前に登録した作業フローは、作業者の作業者端末1301上に表示される。作業者は、作業者端末1301上に表示された作業工程に沿って作業を進め、作業者端末1301に作業実績を入力する。作業者によって登録された作業実績は、作業実績登録部1303に作業結果と作業時刻が記録される。
【実施例0016】
図13に示す作業情報管理装置の基本構成を前提として、図1を参照して実施例1の作業情報管理装置の全体構成について説明する。
【0017】
作業者が作業者端末101を用いて、作業工程情報を表示し、表示された工程に従って作業を実施して作業実績を登録する。ここで端末とは、スマートフォンやスマートデバイスを指す。作業工程情報は、作業情報管理装置102にある作業工程情報管理部104で管理されている。本実施例における作業工程とは、作業者が作業に必要な作業を時系列順に整理した工程情報のことであり、作業員が行うべき作業全体がわかるものである。
【0018】
事前に登録した作業フローは、作業者の作業者端末101上に表示される。作業者は、作業者端末101上に表示された作業工程に沿って作業を進め、作業者端末101に作業実績を入力する。
【0019】
作業者によって登録された作業実績は、作業実績登録部103に作業結果と作業時刻が記録される。また、作業情報管理装置102は、過去の作業実績も管理しており、過去の作業実績を参照し、作業工程情報の各々の作業に費やした作業時間の中央値を作業時間判定部105で算出する。過去の実績から算出された作業工程情報の各作業工程の作業時間の中央値と、今回、作業を行っている作業者の作業工程情報の各作業工程の作業時間との差を作業時間判定部105にて比較を行う。
【0020】
添付画像分析部106もしくは作業内容分析部107でその作業工程に何の問題があるかを分析する。添付画像分析部106では、その作業工程に画像が添付されているかを分析する。
【0021】
作業内容分析部107では、その作業工程の作業内容に記載の文章が複数文章になっていないかを分析する。そして、結果表示端末108では、分析結果をもとに作業工程管理者に作業工程の修正のリコメンド(推奨)を実施する。
【0022】
図8Aは、作業工程情報管理部104にて管理されている作業工程情報であり、問題改善前の作業工程情報を示す図である。図8Bは、作業工程情報管理部104にて管理されている作業工程情報であり、問題改善後の作業工程情報を示す図である。
【0023】
作業工程情報は、作業者が該当作業を実施する際に参照する。該当工程の工程ID(801)、工程名(802)、作業内容(803)が記載されており、作業者が該当作業を把握することができる。該当工程の前工程(804)と次工程(805)を表示することで、該当作業の次の作業を作業者が把握することができる。標準作業時間(806)を示すことで、該当作業がどれくらいの時間がかかる作業なのかを作業者が把握することができる。
【0024】
図8Aにおける工程IDA002の工程名(電流測定準備)は、図8Bにおいては、工程IDA002の工程名(電源停止)と工程IDA003の工程名(電流測定準備)に分割されている。
【0025】
図8Bにおいて、工程IDA002の工程名(電源停止)の作業内容は「エスカレータの電源を止めて下さい」である。また、工程IDA003の工程名(電流測定準備)の作業内容は「電流測定箇所のふたを取り外してください」である。
【0026】
また、図8Bにおける工程IDA003の工程名(電流測定準備)においては、新たに画像が添付されている。
【0027】
図9は、作業者が作業結果を入力する際に表示される入力用表示画面の一例を示す図である。
【0028】
該当の作業工程情報(工程ID(901)、工程名(902)、作業内容(903)、前工程(904)、次工程(905)、標準作業時間(906))を参照し、該当作業の作業結果を作業結果欄(907)に登録する。最初の工程から作業を開始し、作業結果に基づいて該当作業を進めることができる。各作業工程で画像の撮影が必要になった場合は、該当作業工程の撮影画像欄(908)に撮影画像を添付することができる。また、備考欄(909)には、該当作業を進めるにあたり作業途中でのメモを記載することができる。
【0029】
図10は、各作業工程の作業実績情報である。
【0030】
作業工程情報(工程ID(1001)、工程名(1002)、作業内容(1003))と各作業工程を実施した作業者(1004)、作業開始時間(1005)、作業完了時間(1006)、作業結果(1007)、撮影画像(1008)、備考(1009)を作業実績として蓄積する。蓄積された作業実績情報を活用して、作業工程情報を改善することができる。
【0031】
図2は、問題の改善が必要かを判定するフローである。判定フローは作業工程毎に実施される。
【0032】
作業実績情報を参照して判定を開始する。作業実績情報の作業者欄を参照して、各作業工程を作業した作業者がN名以上かを算出(S201)する。また、作業者がN名未満の場合でも、作業工程ID欄を参照して、その作業工程の作業回数がM回以上かを算出(S202)する。
【0033】
もし、どちらかでも当てはまる作業工程があれば、任意のタイミングで作業時間の中央値を算出(S203)する。算出された作業時間の中央値が設定されている作業標準時間を超えた作業工程があるかを判定(S204)する。そして作業標準時間を超えたと判定された作業工程に対して改善フローを実施する(S205)。
【0034】
図3は、S205の内容を詳細に説明した問題の改善をリコメンドするフローである。
【0035】
作業標準時間を超えたと判定された作業工程に対して、画像が添付されているかを算出(S301)する。画像が添付されていない場合、画像が添付されていないことが原因と判断し、過去にその作業工程で画像を撮影しているかを算出(S302)する。
【0036】
過去に画像を撮影していたら、過去の画像の添付を作業工程管理者にリコメンド(S304)する。画像を撮影していなかったら、画像添付を作業工程管理者にリコメンドする(S305)。
【0037】
その作業工程に画像が添付されていた場合は、作業内容の文章が長すぎて分かりづらいことに問題があることが原因と判断し、作業内容欄に記載の文章が複数かどうかを算出(S303)する。
【0038】
もし、複数文章になっている場合、作業工程の分割を作業工程管理者にリコメンド(S306)する。作業内容が複数文章になっていない場合は、作業内容自体の見直しを作業工程管理者にリコメンド(S307)する。
【0039】
このように、実施例1の作業情報管理装置102においては、図13の判定部1305は作業時間判定部105で構成される。作業時間判定部105は、作業工程ごとに標準作業時間を閾値として設定し、作業実績に基づいて作業工程ごとに作業工程に要した作業時間の中央値を算出し、中央値と閾値を比較して中央値が閾値を超えた場合に作業工程について問題があると判定する。
【0040】
また、実施例1の作業情報管理装置102においては、図13の分析部1306は、添付画像分析部106と作業内容分析部107とで構成される。
【0041】
添付画像分析部106は、問題があると判定された作業工程に対して、作業工程に画像が添付されているかを分析する。作業内容分析部107は、問題があると判定された作業工程に対して、作業内容に記載されている文章が複数文章になっている作業工程を複数の作業工程に分割することが可能かを分析する。
【0042】
添付画像分析部107は、作業工程に画像が添付されていないと分析した場合、問題があると判定された作業工程に対して過去に撮影した過去画像を作業工程に添付すること作業工程管理者にリコメンド(推奨)する。
【0043】
添付画像分析部106が作業工程に画像が添付されていると分析した場合、作業内容分析部107が複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、複数の作業工程に分割することを作業工程管理者にリコメンド(推奨)する。
【0044】
ここで、上記リコメンド(推奨)は、例えば、結果表示端末108に対して、作業工程管理者へのリコメンドに関する通知を送ることにより実行される。そして、この通知に基づいて結果表示端末10は上記リコメンドの内容を表示する(図14参照)。
【0045】
実施例1によれば、作業工程の管理者が自ら調査に工数をかけることなく、問題がある作業工程を自動で算出することができる。さらには、問題がある場合のみ改善のリコメンドフローを走らせることでその問題を特定することができる。この結果、作業者にわかりやすい作業工程に工数をかけずに適切なタイミングで改善することができる。
【実施例0046】
次に、図4を用いて実施例2を説明する。実施例1で記載した内容では、作業工程の問題特定までは実施するが、作業工程管理者が手動で作業工程情報を改善する必要がある。そこで、本実施例2では、自動で作業工程情報を改善するための手法を説明する。
【0047】
実施例2においては、添付画像分析部106では特定した画像を作業工程に添付する。また、作業内容分析部107では、作業工程が分割できると分析した場合に作業内容を分割する。
【0048】
図4は、図2のS205の内容を詳細に説明した問題の自動改善をするフローである。
【0049】
作業標準時間を超えたと判定された作業工程に対して、添付画像分析部にて画像が添付されているかを分析(S401)する。画像が添付されていない場合、画像が添付されていないことが原因と判断し、過去にその作業工程で画像を撮影しているかを算出(S402)する。過去に画像を撮影していたら、その画像を作業工程に自動的に添付する(S404)。
【0050】
その後、画像を自動添付したことを作業工程管理者に通知(S407)し、自動改善されたことが伝わるようにする。過去に画像を撮影していなかったら、画像添付をリコメンドする(S405)。
【0051】
また、その作業工程に画像が添付されていた場合は、作業内容の文章が長すぎて分かりづらいことに問題があることが原因と判断し、作業内容分析部107にて作業内容欄に記載の文章が複数かどうかを判断(S403)する。複数文章になっている場合、作業内容に記載の文章が複数工程に分割できるかを判定する(S406)。
【0052】
ここで、複数工程に分割できるかは、教師無し機械学習を用いる。分割された文章が異なるクラスタに属する場合、作業工程は分割できるとする。例えば、同じ作業工程に「点Aと点Bにテスタを接続し、電流を測定してください。点Aと点Bにテスタを接続し、電圧を測定してください。」と記載されていた場合、一文目が”電流”クラスタに分類され、二文目が”電圧”クラスタに分類される。そのため、一文目と二文目が異なるクラスタに属するため、「点Aと点Bにテスタを接続し、電流を測定してください。」と「点Aと点Bにテスタを接続し、電圧を測定してください。」に作業工程を分割する(S408)。
【0053】
その後、作業工程を自動分割したことを作業工程管理者に通知(S410)し、自動改善されたことを伝える。S403にて作業内容が複数文章になっていないと判断された場合は、作業内容自体の見直しをリコメンド(S409)する。
【0054】
このように、実施例2の作業情報管理装置102においては、添付画像分析部106は、作業工程に画像が添付されていないと分析した場合、問題があると判定された作業工程に対して過去に撮影した過去画像を作業工程に自動的に添付し、過去画像を自動的に添付したことを作業工程管理者に通知する。
【0055】
添付画像分析部が作業工程に画像が添付されていると分析した場合、作業内容分析部107は、複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、複数の作業工程に自動的に分割し、作業工程を自動的に分割したことを作業工程管理者に通知する。
【0056】
実施例2によれば、問題があると算出された作業工程の問題を分析し、自動で作業工程を改善する。これにより作業工程管理者が忙しくて対応が難しい場合でも、作業工程の修正に時間がかかることを防ぐことができる。
【実施例0057】
図13に示す作業情報管理装置の基本構成を前提として、図5を参照して実施例3の作業情報管理装置の全体構成について説明する。
【0058】
作業者が作業者端末501を用いて、作業工程情報を表示し、表示された工程に従って作業を実施して作業実績を登録する。ここで作業者端末501とは、スマートフォンやスマートデバイスを指す。作業工程情報は、作業情報管理装置502にある作業工程情報管理部504で管理されている。
【0059】
本実施例における作業工程情報とは、作業者が作業に必要な作業を時系列順に整理した工程情報のことであり、作業員が行うべき作業全体がわかるものである。事前に登録した作業フローは、作業者の作業者端末501上に表示される。作業者は、作業者端末501上に表示された作業工程に沿って作業を進め、作業者端末501から作業実績を入力する。
【0060】
作業者によって登録された作業実績は、作業実績登録部503に作業結果と作業時刻が記録される。改善依頼欄判定部505では、改善依頼欄に記入された作業工程があるかを判定する。改善依頼欄に記入された作業工程がある場合、改善依頼欄分析部506で改善依頼内容を分析する。画像や作業内容に関連する改善依頼と分析した場合、添付画像分析部507もしくは作業内容分析部508でその作業工程に何の問題があるかを分析する。
【0061】
添付画像分析部507では、その作業工程に画像が添付されているかを分析して画像の自動添付を実施する。作業内容分析部508では、作業工程に記載の作業内容の文章が複数文章になっていないかを分析して作業工程の自動分割を実施する。そして、結果表示端末509では、改善実施結果もしくは改善リコメンドを作業者に通知する。
【0062】
図11は、作業者が作業結果を入力する際に表示される入力用表示画面の一例を示す図である。
【0063】
該当の作業工程情報(工程ID(1101)、工程名(1102)、作業内容(1103)、前工程(1104)、次工程(1105)、標準作業時間(1106))を参照し、該当作業の作業結果を作業結果欄(1107)に登録する。最初の工程から作業を開始し、作業結果に基づいて該当作業を進めることができる。各作業工程で画像の撮影が必要になった場合は、該当作業工程の撮影画像欄(1108)に撮影画像を添付することができる。
【0064】
また、該当の作業工程に対して改善依頼がある場合は、改善依頼欄(1109)に記入することで改善依頼を作業工程管理者に伝えることができる。更に、備考欄(1110)には、該当作業を進めるにあたり作業途中でのメモを記載することができる。
【0065】
図12は、各作業工程の作業実績情報である。
【0066】
各作業工程の作業者、作業開始時間、作業完了時間、作業結果、撮影画像、改善依頼、備考を作業実績として蓄積する。蓄積された作業実績情報を活用して、作業工程情報を改善することができる。
【0067】
作業工程情報(工程ID(1201)、工程名(1202)、作業内容(1203))と各作業工程を実施した作業者(1204)、作業開始時間(1205)、作業完了時間(1206)、作業結果(1207)、撮影画像(1208)、改善依頼(1209)、備考(1210)を作業実績として蓄積する。蓄積された作業実績情報を活用して、作業工程情報を改善することができる。
【0068】
図6は、問題の改善が必要かを判定するフローである。
【0069】
作業実績情報を参照して判定を開始する。作業実績情報の改善依頼欄を参照して改善依頼欄に記入された作業工程があるかを算出(S601)する。改善依頼欄に作業実績があれば、該当する作業工程に対して改善フローを実施する(S602)。
【0070】
図7は、S602の内容を詳細に説明した問題の自動改善をするフローである。
【0071】
改善依頼が記入されている作業工程に対して、改善依頼欄の記載内容を機械学習で分析して改善内容を特定する(S701)。機械学習では、改善依頼欄に記載の内容を”画像”クラスタ、”文章”クラスタ、”その他”に分類する(S702)。”画像”クラスタ、”文章”クラスタに分類された場合、その作業工程には画像が添付されているかを確認する(S703)。
【0072】
画像が添付されていない場合、画像が添付されていないことが原因と判断し、過去にその作業工程で画像を撮影しているかを算出(S704)する。過去に画像を撮影していたら、その画像を作業工程に自動的に添付する(S706)。その後、画像を自動添付したことを作業工程管理者に通知(S712)し、自動改善されたことが伝わるようにする。過去に画像を撮影していなかったら、画像添付をリコメンドする(S707)。
【0073】
また、その作業工程に画像が添付されていた場合は、作業内容の文章が長すぎて分かりづらいことに問題があることが原因と判断し、作業内容欄に記載の文章が複数かどうかを算出(S705)する。複数文章になっている場合、作業内容に記載の文章が複数工程に分割できるかを判定する(S708)。ここで、複数工程に分割できるかは、教師無し機械学習を用いる。分割された文章が異なるクラスタに属する場合、作業工程は分割できるとする。
【0074】
例えば、同じ作業工程に「点Aと点Bにテスタを接続し、電流を測定してください。点Aと点Bにテスタを接続し、電圧を測定してください。」と記載されていた場合、一文目が”電流”クラスタに分類され、二文目が”電圧”クラスタに分類される。そのため、一文目と二文目が異なるクラスタに属するため、「点Aと点Bにテスタを接続し、電流を測定してください。」と「点Aと点Bにテスタを接続し、電圧を測定してください。」に作業工程を分割する(S709)。
【0075】
その後、作業工程を自動分割したことを作業工程管理者に通知(S713)し、自動改善されたことを伝える。作業内容が複数文章になっていない場合は、作業内容自体の見直しをリコメンド(S710)する。
【0076】
S702にて、”その他”に分類された場合、改善依頼欄に記載の内容を自動改善できないと判断し、作業工程管理者に改善依頼欄に記載の内容を通知する(S711)。
【0077】
このように、実施例3の作業情報管理装置102においては、図13の判定部1305は改善依頼欄判定部505で構成される。改善依頼欄判定部505は、作業実績の作業工程の改善依頼欄に作業内容についての改善依頼に関する記載がある場合に、作業工程について問題があると判定する。
【0078】
また、図13の分析部1306は、改善依頼欄分析部506と添付画像分析部507と作業内容分析部508とで構成される。
【0079】
改善依頼欄分析部506は、問題があると判定された作業工程について、改善依頼欄の前記改善依頼に関する記載の内容に基づいて問題を分析する。
【0080】
添付画像分析部507は、問題があると判定された作業工程に対して、作業工程に画像が添付されているかを分析する。
【0081】
作業内容分析部508は、問題があると判定された作業工程に対して、作業内容に記載されている文章が複数文章になっている作業工程を複数の作業工程に分割することが可能かを分析する。
【0082】
改善依頼欄分析部506は、改善依頼に関する記載の内容に基づいて問題があると分析した場合、改善依頼に関する記載の内容を作業工程管理者に通知する。
【0083】
添付画像分析部507は、作業工程に画像が添付されていないと分析した場合、問題があると判定された作業工程に対して過去に撮影した過去画像を作業工程に自動的に添付し、過去画像を自動的に添付したことを作業工程管理者に通知する。
【0084】
添付画像分析部507が作業工程に画像が添付されていると分析した場合、作業内容分析部508は、複数の作業工程に分割することが可能であると分析した場合に、複数の作業工程に自動的に分割し、作業工程を自動的に分割したことを作業工程管理者に通知する。
【0085】
上記実施例3によれば、問題があると算出する際のインプット情報として、作業者が入力した改善依頼を用いて分析し、自動で作業工程を改善する。これにより、作業実績情報が蓄積されなくとも、作業者が改善依頼欄に入力したことをトリガーとして改善が行われるため、迅速な作業工程改善が実現できる。
【0086】
そのため、画像や文章に起因する改善依頼の場合は作業工程管理者が忙しくて対応が難しい場合でも、作業工程の修正に時間がかかることを防ぐことができる。画像や文章以外に起因する改善依頼でも確実に作業工程管理者に通知することができる。
【0087】
図14は、結果表示端末の表示画面を示す図である。
【0088】
結果表示端末の表示画面1401には、作業工程に関する通知が表示される。具体的には、カテゴリ、工程ID及び工程名ごとに通知内容が表示される。例えば、工程IDA002においては、カテゴリは「リコメンド」であり、工程名は「電流測定準備」である。通知内容は「本工程の分割をリコメンドします」である。
【0089】
上記実施例では、作業工程の工程ごとに登録された作業実績(日時、作業者、改善依頼欄等)に基づき各工程について問題があるかどうか判定し、問題ありと判定された工程について問題となる原因を分析し、分析結果に基づき作業工程の改善提案を行う。これにより、作業実績に基づいた精度の高いフロー改善を適切なタイミングで自動的に行うことができる。
【0090】
ここで、図1に示す作業情報管理システムでは、作業情報管理装置102と作業者端末101及び結果表示端末108との間の通信は、例えば、多数同時接続を可能とした第5世代移動通信システム又はインターネットを介して行われる。
【0091】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0092】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【符号の説明】
【0093】
101 作業者端末
102 作業情報管理装置
103 作業実績登録部
104 作業工程情報管理部
105 作業時間判定部
106 添付画像分析部
107 作業内容分析部
108 結果表示端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図14