▶ 山根 さゆりの特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024150372
(43)【公開日】2024-10-23
(54)【発明の名称】パウチ補助具
(51)【国際特許分類】
B65D 33/36 20060101AFI20241016BHJP
B65D 33/06 20060101ALI20241016BHJP
B65D 75/58 20060101ALI20241016BHJP
【FI】
B65D33/36
B65D33/06
B65D75/58
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023063786
(22)【出願日】2023-04-10
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-12-22
(71)【出願人】
【識別番号】507245548
【氏名又は名称】山根 さゆり
(72)【発明者】
【氏名】山根 さゆり
【テーマコード(参考)】
3E064
3E067
【Fターム(参考)】
3E064EA12
3E064EA23
3E064FA04
3E064HJ08
3E064HS10
3E064HU10
3E067AA03
3E067AA04
3E067AB28
3E067AB99
3E067AC01
3E067BA12A
3E067BB01A
3E067BB01C
3E067BB11A
3E067BB11C
3E067BB13A
3E067BB13C
3E067BB14A
3E067BB14C
3E067EC21
3E067EE11
3E067EE38
3E067EE43
3E067EE59
3E067FC01
(57)【要約】
【課題】柔軟なパウチを安定して持つことができ、パウチの内容物を零さ
ず、飛散させずに、内容物の残留を軽減して注入する容器に注ぐことができる補助具を開発すること。
【解決手段】パウチを収納する本体1と把手2からなり、本体1は、収
納口1-Eと、誘導部3と、収納部4とで構成し、収
納口1-Eは、パウチを収納部4に挿入するために、本体1の一部を開口して設け、誘導部3は、本体1内部から延長する誘導部3の誘導補助部4-Aで、パウチの内容物を容器に注ぐために、本体1の一端に設け、収納部4は、内容物の入ったパウチを収納するために、本体1内部に形成し、
誘導補助部4-A上部から延長する本体1は、長手方向と短手方向のいずれかを、パウチの長手方向と短手方向のいずれかより長く設
けた構成として、把手2は、本体に設けた収納口1-Eと誘導部3の機能を妨げない位置に設
けたことを特徴とするパウチ補助具。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パウチを収納する本体と把手からなり、本体は、収納部と、収納口と、誘導部とで構成し、収納部は、内容物の入ったパウチを収納するものであって、本体内部に形成し、その内部の長手方向と短手方向のいずれかを、パウチの長手方向と短手方向のいずれかより長く設けて、収納口は、パウチを収納部に挿入するものであって、本体の一部を開口してパウチを挿入できるように設け、誘導部は、誘導部で形成した誘導補助部を介して、パウチの内容物を注入する容器に導いて注ぐものであって、本体の一端に設けて、把手は、本体に設けた収納口と誘導部の機能を妨げない位置に設けていることを特徴とするパウチ補助具。
【請求項2】
パウチの内容物を絞り出すために、本体の一部に、本体の外側と内側を連絡する切り込み状の絞り部を設け、その絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の先端とは反対の誘導部に達している構成とし、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部の機能を妨げない位置に設けていることを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項3】
ポンプ支持部を、誘導部上方の本体に設けたことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載のパウチ補助具。
【請求項4】
絞り部を備えた絞り具を、使用時に絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の先端とは反対の誘導部に接するように、可動式に設けたことを特徴とする請求項1及び請求項3のいずれかに記載のパウチ補助具。
【請求項5】
収納部の長さ調整ができることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3及び請求項4のいずれかに記載のパウチ補助具。
【請求項6】
パウチ補助具を組み立て式にしたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4及び請求項5のいずれかに記載のパウチ補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パウチ内部の内容物を排出するために使用する補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
これまで、レトルト食品のパウチの中身を絞り出すためには、2本の箸を隙間なく手に持ち、その隙間にレトルト食品のパウチを挟んでパウチを移動させるか、箸を移動させ中身を絞り出すか、パウチの端からパウチを丸めて中身を絞り出していた。また、洗剤、漂白剤、シャンプーやリンスなどの詰替え用パウチの詰替えをするためには、それらのパウチの注ぎ口を、詰替えるボトルの注入口に接触させ直接詰替えをし、または、漏斗などを使用し詰替えていた。
【0003】
しかし、レトルト食品は、粘性のあるものや、粘性があり固形物を含むものが多く、内容物がパウチ内部に残留してしまう。
【0004】
また、洗剤、漂白剤、シャンプーやリンスなどには、粘性のあるものが多く素早く移し替えることができないし、パウチの内部に内容物が残留してしまう。そして、洗剤、漂白剤、シャンプーやリンスなどが入ったパウチは柔軟なものが多く、パウチ内部の液体を、ボトルの注入口から零さずに詰替えることが困難であった。
【0005】
そこで、このような状況を改善するために、例えば、特開2016-98040号公報に記載されているように、レトルト食品のパウチを絞るものや、実用新案登録第3107258号公報、特開2007-76668号公報に記載されているように、柔軟なパウチを安定して持つことができるようにしたものや、特許第7153154号公報に記載されているように、容易にパウチから絞り出しができるような構成が考案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2016-98040号公報
【特許文献2】実用新案登録第3107258号公報
【特許文献3】特開2007-76668号公報
【特許文献4】特許第7153154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この特開2016-98040号公報に記載されているレトルトパウチ絞り具では、柔軟なパウチを支えることができないため、絞り出す際にパウチの内容物が飛び散る危険性があり、実用新案登録第3107258号公報、特開2007-76668号公報に記載されているパウチ保持カバーや詰替え補助袋は、柔軟なパウチを支えるものであり、場合によっては内容物の押出しができるが、押し出すだけではパウチ内部の内容物の残留量が多くなってしまう。そして、特許第7153154号公報に記載されている内容物排出装置では、パウチを絞るので内容物の残留はほぼ無くなるが、構成が複雑でコストがかかる。
【0008】
手頃なコストで、柔軟なパウチを安定して持つことができ、パウチの内容物を零さず、飛び散らさずに絞り出して、パウチの内容物の残留を軽減して、注入する容器に注ぐことができるようなものは今まで開発されていなかった。
【0009】
そこで、本発明者は手頃なコストで、柔軟なパウチの内容物の残留を軽減し、注入する容器へ安定して排出ができるようなパウチ補助具はできないかと考えた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
パウチを収納する本体と把手からなり、本体は、収納部と、収納口と、誘導部とで構成し、収納部は、内容物の入ったパウチを収納するものであって、本体内部に形成し、その内部の長手方向と短手方向のいずれかを、パウチの長手方向と短手方向のいずれかより長く設けて、収納口は、パウチを収納部に挿入するものであって、本体の一部を開口してパウチを挿入できるように設け、誘導部は、誘導部で形成した誘導補助部を介して、パウチの内容物を注入する容器に導いて注ぐものであって、本体の一端に設けて、把手は、本体に設けた収納口と誘導部の機能を妨げない位置に設けていることを特徴とする。
【0011】
パウチの内容物を絞り出すために、本体の一部に、本体の外側と内側を連絡する切り込み状の絞り部を設け、その絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の先端とは反対の誘導部に達している構成とし、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部の機能を妨げない位置に設けていることを特徴とする。
【0012】
ポンプ支持部を、誘導部上方の本体に設けたことを特徴とする。
【0013】
絞り部を備えた絞り具を、使用時に絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の先端とは反対の誘導部に接するように、可動式に設けたことを特徴とする。
【0014】
収納部の長さ調整ができることを特徴とする。
【0015】
パウチ補助具を組み立て式にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明のパウチ補助具は、構成が単純なので、手頃なコストで製造することができる。
【0017】
また、本体内部にパウチを入れる収納部を設けたことで、パウチの内容物を排出する際にパウチを安定して持つことができ、内容物を、注入する容器に導く誘導部を設けたことで、パウチの内容物が飛び散らず、注入する容器外に零れることを軽減して注ぐことができる。
【0018】
そして、絞り部を設けたことで、パウチの内容物の残留を軽減して、速やか排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明のパウチ補助具101の図面。(実施例1)
【
図3】本発明のパウチ補助具101-Aの収納部の図面。(実施例2)
【
図4】本発明のパウチ補助具101-Bの図面。(実施例3)
【
図6】本発明のパウチ補助具102の図面。(実施例4)
【
図7】本発明のパウチ補助具103の図面。(実施例5)
【
図11】本発明のパウチ補助具104の図面。(実施例6)
【
図13】本発明のパウチ補助具105の図面。(実施例7)
【
図14】本発明のパウチ補助具201の図面。(実施例8)
【
図15】パウチ補助具201の絞り具収納時の図面。
【
図16】本発明のパウチ補助具301の図面。(実施例9)
【
図18】本発明のパウチ補助具302の図面。(実施例10)
【
図22】パウチ補助具302の別の収納方法にしたパウチ補助具303の図面。
【
図23】本発明のパウチ補助具401の図面。(実施例11)
【
図24】パウチ補助具401の収納部材と収納接続部の図面。
【
図25】パウチ補助具401の収納部材と収納接続部の図面。
【
図27】パウチ補助具401の接続補助具と、その断面図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下本発明にかかるパウチ補助具について
図1から
図28に基づいて説明する。尚、明細書においては、詰替え容器や鍋などの、パウチの内容物を注入する容器を注入容器と表記しています。
【実施例0021】
本発明のパウチ補助具101を
図1、
図2に基づいて説明する。
図1、
図2に図示しているように、パウチ補助具101は、本体1と把手2で構成している。本体1は、長手方向の一端の下方に誘導部3を設けた、湾曲する収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺を連続して形成している。その効果によって、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4を形成し、下方に誘導部3で誘導補助部4-Aを形成し、パウチの内容物が誘導補助部4-Aを介して注入容器に落下する構成とした。また、パウチ補助具101の誘導部3をシャンプーなどのボトルに係止するために、誘導部3の中央付近の外側に係止具6を設けている。そして、把手2は両端部を、収納部材1-Aと収納部材1-Bのそれぞれの長手方向の上部に結合して本体1を持ちやすくしている。本発明の収納部材、誘導部、把手は、接続、連結、結合などで合一してもよく、その構成を特に限定するのではない。
【0022】
使用方法については、本体1に設けた誘導部3を、注入容器の注入口に係止具6
まで挿入し、内容物の入ったパウチの排出口を切り取り、排出口が本体1の誘導部3の上部付近と重なるように、本体1の収納口1-Eから収納部4に収納し、誘導補助部4-Aを介してパウチの内容物を注入容器に注入するものである。内容物の残量が減少したパウチは、パウチの排出口とは反対の端部を本体1の収納口1-Eから持ち上げて、パウチに傾斜をつけることで内容物の排出を促すことができる。
【0023】
パウチ補助具101は、誘導部3を注入容器に安定させるために係止具6を設けて長くしているが、例えば、誘導部3に係止具6を設けず短めにして、本体1の素材、或いは、本体1の誘導部3を本体1と切替えた誘導部3の素材を、強度があり、延性のある素材にすれば、誘導補助部4-Aを注入容器の注入口に合わせることができ、本体1を傾斜させることができるので、パウチを本体1の収納口1-Eから持ち上げることなく、内容物の排出を促すことができる。また、誘導部3に洗剤などの突起物のある注入容器の注入口を挿入することが可能となる。実施例1では、誘導部3を収納部材1-Aと収納部材1-Bにほぼ直角に設けているが、誘導部3と収納部材の角度は、本発明のパウチ補助具の機能を最大限に活用することができて、使用しやすい角度であれば特に限定するものではない。
【実施例0024】
本発明のパウチ補助具101-Aを
図3に基づいて説明する。
図3に図示しているように、パウチ補助具101-Aは、パウチ補助具101の構成とほぼ同様であるが、パウチを絞るために本体の外側と内側を連絡する切り込み状の絞り部5-Aを、一方を本体1の長手方向底辺の中央部より後方から、他方を誘導部3の排出口端部とは反対の誘導部3の上部を通過させ、誘導部3の外側に設けた係止具6付近に達するように設けている。絞り部5-Aを係止具6付近まで設けたことで、パウチの内容物を絞り出す際に、パウチの排出口を誘導部3まで設けた絞り部5-Aに留めるように絞ると、パウチの内容物が注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【0025】
パウチ補助具101-Aの使用方法については、パウチ補助具101とほぼ同様で
あるが、収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、排出口とは反対の本体1の底辺に接している底辺側から、絞り部5-Aを用いてパウチの内容物を絞り出し、誘導補助部4-Aを介して、パウチの内容物を注入容器に注入するものである。
【実施例0026】
本発明のパウチ補助具101-Bを
図4、
図5に基づいて説明する。
図4、
図5に図示しているように、パウチ補助具101-Bは、パウチ補助具101-Aの構成とほぼ同様であるが、誘導部3を、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺の一端に設け、絞り部5-Aを、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺中央付近に設けて、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺の両端を連続して本体1を形成している。絞り部5-Aを底辺の中央付近に設けたことで、収納部材1-Aと収納部材1-Bが安定して、本体1の収納部4を設けることができる。また、絞り部5-Aを、収納部材1-Aと収納部材1-Bの底辺の一端まで設けて、誘導補助部4-Aと併用してもよく、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向底辺の他端のみを連続して本体1を安定して使用することができ、絞り部5-Aを設けることができれば、収納部材1-Aと収納部材1-Bの連続させる位置を特に限定するものではない。
【0027】
パウチ補助具101-Bの使用方法については、本体1に設けた誘導部3の先端を注入容器の上部に接近、或いは接触させ、収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、排出口とは反対の本体1の底辺に接している底辺側から、絞り部5-Aを用いてパウチの内容物を絞り出し、誘導補助部4-Aを介してパウチの内容物を注入容器に注入するものである。
【実施例0028】
本発明のパウチ補助具102を
図6に基づいて説明する。
図6に図示しているよう
に、パウチ補助具102は、パウチ補助具101-Aの構成とほぼ同様であるが、誘導部3を、誘導部3の上部付近から円柱形に設けている。誘導部3を上部付近から円柱形にすることによって、シャンプーやリンスなどのボトルの注入口に誘導部3を挿入して使用する際に、誘導部3がパウチ補助具101-Aより安定する。また、誘導部3の円柱形の直径を大きくして円周を大きくすると、洗剤や漂白剤の注入容器に詰替えをする際に、注入容器の注入口の突起物を誘導部3の下部の排出口に挿入して、パウチの内容物の詰替えを行うと内容物が零れにくい。パウチ補助具102の使用方法については、実施例2のパウチ補助具101-A同様である。
【実施例0029】
本発明のパウチ補助具103を
図7、
図8、
図9、
図10に基づいて説明する。
図7に
図示しているように、パウチ補助具103は、パウチ補助具101-Aの構成とほぼ同様であるが、本体1の収納部材1-Aと収納部材1-Bの誘導部3上方の本体1上部に支持部7を設けている。支持部7は、詰替えの際に引き上げた詰替えボトルcのポンプaを支持するもので、チューブbの下方端部がボトルcから抜け出ない位置に設けている。これにより、詰替え時にチューブbの残留物のボトルc外への落下を軽減できる。また、支持部7を着脱可能な構成としてもよく、その構成を特に限定するものではない。
【0030】
本発明のパウチ補助具の使用方法を
図8、
図9、
図10に基づいて説明する。
図8
はパウチ収納前のパウチ補助具103と注入容器を示している。パウチの内容物を詰替えるために、ボトルcからポンプaを引き上げ、ボトルcの注入口に、誘導部3に設けた係止具6の位置で誘導部3を係止している。そして、引き上げたポンプa下部の凹部両端を、支持部7に支持させている。この構成としたので、ポンプaのチューブbを引き抜かないので、チューブb内の残留物がボトルc外部に落下することを軽減できる。
【0031】
図9に図示しているように、内容物の入ったパウチの排出口を切り取り、パウチの
排出口が誘導部3の上部付近と重なるように、本体1の収納口1-Eから収納部4に収納している。また、別の方法として、パウチ補助具103を、長手方向を垂直にして、排出口を切り取ったパウチを同様の方向で、排出口が誘導部3の上部付近と重なるように本体1の収納部4に収納し、その位置を手などで維持しながら、チューブbを引き上げたボトルcの注入口に挿入した状態で、ボトルcの注入口に誘導部3を挿入し係止具6の位置で係止して、引き上げたポンプa下部の凹部両端を、本体1上部の支持部7に支持させるとチューブb内の残留物が零れにくい。
【0032】
図10に図示しているように、本体1の収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、排出口とは反対の本体1の底辺に接している底辺側から、絞り部5-Aを用いてパウチの内容物を絞り出し、絞り終わるまでパウチの排出口が誘導部3の係止具6付近まで設けた絞り部5-Aに留まるように絞ると、パウチの内容物が注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【実施例0033】
本発明のパウチ補助具104を
図11、
図12に基づいて説明する。
図11に図示して
いるように、パウチ補助具104は、本体1と把手2で構成している。本体1は、長手方向の一端の上部に、詰替え時に引き上げたポンプaを支持する支持部7を設け、その下方に、パウチの内容物を注入容器へ導くための誘導部3を設けた、湾曲する収納部材1-Bと、長手方向の一端の下方に、パウチの内容物を注入容器へ導くための誘導部3と、パウチを絞るために本体の外側と内側を連絡する切り込み状の絞り部5-Bを、誘導部3の上部付近に達するように垂直に設けた、湾曲する収納部材1-Cの長手方向の底辺を連続して形成している。その効果によって、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4を形成し、下方に誘導部3で誘導補助部4-Aを形成し、パウチの内容物が誘導補助部4-Aを介して注入容器に落下する構成とした。そして、把手2は両端部を、収納部材1-Aと収納部材1-Bのそれぞれの長手方向の上部に結合して本体1を持ちやすくしている。
【0034】
図12にはパウチ補助具104の使用方法を図示している。パウチ補助具104は、収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、収納部材1-Cに設けた絞り部5-Bを用いて、排出口側の上端部からパウチを回転させるように絞り、パウチの排出口が最後まで絞り部5-Bの下方に留まるように絞ると、パウチの内容物が、注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【実施例0035】
本発明のパウチ補助具105を
図13に基づいて説明する。
図13に図示しているよ
うに、パウチ補助具105は、パウチ補助具102の構成とほぼ同様であるが、パウチ補助具102の収納部材1-Aと収納部材1-Bの誘導部3の係止具6付近上部に、一部を誘導部3と兼用する半円錐形の跳ね防止部材8を設けている。跳ね防止部材8を設けたことで、パウチ補助具102と同様の効果を得ることができ、更に絞り部で絞った内容物の飛び散りを防ぐ効果が増す。パウチ補助具105の使用方法については、注入容器に本体1を係止させる部材が係止具6と、跳ね防止部材8とで異なるが実施例3のパウチ補助具102と同様である。
【実施例0036】
本発明のパウチ補助具201を
図14、
図15に基づいて説明する。
図14、
図15に
図示しているように、パウチ補助具201は、本体1と把手2と絞り具5-Cで構成している。本体1は、長手方向の一端の上部に、詰替え時に引き上げたポンプaを支持する支持部7を設け、その下方に、パウチの内容物を、注入容器へ導くための誘導部3を設けた、湾曲する収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺を連続して形成し、その効果によって、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4を形成し、下方に誘導部3で誘導補助部4-Aを形成し、パウチの内容物が誘導補助部4-Aを介して注入容器に落下する構成とした。
【0037】
収納部材1-Bの内側には、長手方向の支持部7側に、表面と裏面を連絡する絞り部5-Dを備えた絞り具5-Cを、絞り具止め5-Eで可動式に連結している。絞り具5-Cは、パウチを絞るために垂直にしたときに、絞り部5-Dの一端が誘導部3の上部付近に達するように連結され、パウチを絞る際に絞り具5-Cを垂直に維持する位置に絞り具支え9を設けている。そして、絞り具5-Cを垂直にしたときに、誘導部3上部付近の絞り部5-Dの下方と重なる位置に、収納部材1-Bの外面と内面を連絡する絞り部5-Gを設けている。
図15は、使用後の絞り具5-Cを、絞り具止め5-Eを介して水平にして本体1内部の長手方向の底辺に収納したものである。本発明のパウチ補助具の絞り具5-Cの連結位置、本体1と絞り具5-Cと絞り具止め5-Eの連結方法は、絞り具5-Cを可動でき、本発明のパウチ補助具が最大限に機能すればよく、特に限定するものではない。また、パウチ補助具201では、絞り具5-C、絞り具支え9を収納部材1-Bの内側に設けているが、絞り部5-Gを設けた収納部材であれば収納部材1-Bの外側、収納部材1-Aの内側、外側を特に限定するものではないが、外側に設ける場合は絞り具5-Cを収納した際の絞り具支えを設けるとよい。また、把手2は両端部を、収納部材1-Aと収納部材1-Bのそれぞれの長手方向の上部に結合して本体1を持ちやすくしている。
【0038】
パウチ補助具201の使用方法については、収納部4に収納した排出口を切り取り
取ったパウチを、収納部材1-Bに設けた絞り部5-Dを用いて、排出口側の上端部からパウチを回転させるように絞り、パウチの排出口が最後まで絞り部5-Dの下方に留まるように絞ると、パウチの内容物が、注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【実施例0039】
本発明のパウチ補助具301を
図16、
図17に基づいて説明する。
図16、
図17に
図示しているように、パウチ補助具301は、パウチ補助具101-Aの構成とほぼ同様であるが、収納部材1-Aと収納部材1-Bの、長手方向の短手方向の中央付近に、本体1の底辺と並行する調整溝10を設け、収納部材1-Aと収納部材1-Bの、外側の調整具13と内側の調整板受け12とを調整溝10を介して連結している。調整板11は、本体1の底辺に設けた絞り部5-Aに接続する絞り部5-Fを上部付近から下端まで設けて、調整板受け12で支持する構成としたので、調整具13を移動して調整板11の位置を変更でき、本体1内部の収納部4の長さが調整できる。この構成にしたことで、収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、排出口が本体1の誘導部3付近と重なる位置を、手などを使用して維持しなければならなかったが、調整板11を使用することで、パウチを任意の位置で維持することができ、パウチの大きさに合わせたパウチ補助具を所持しなくてもよくなる。
【0040】
パウチ補助具301の使用方法については、実施例2のパウチ補助具101-Aとほぼ同様であるが、本体1を、長手方向を垂直にして、排出口を切り取ったパウチを、排出口が本体1の誘導部3付近と重なるよう調整板11を調整して収納し、注入容器の注入口に誘導部3を挿入すると、内容物が零れにくい。また、調整板11に絞り部5-Fを設けたので、本体の底辺に接するパウチの排出口とは反対のパウチの底辺側から、パウチを折り曲げることなく絞り部5-Aと絞り部5-Fを用いて内容物を絞り出すことができる。調整板は、本発明の実施例のように、本体の短手方向より小さいパウチであれば、
図16、
図17、
図23に図示している平坦な調整板でよいが、小さめに製造された本体ではパウチがはみ出てしまい絞り部5-Fの活用が困難になる。小さめの本体にする場合、本体1の底辺に設けた絞り部5-Aに接続する絞り部5-Fを、上部付近から下端まで設けた垂直方向に長い調整板を、本体からはみ出して設けるか、垂直方向の上方から水平方向に湾曲させて収納部に収容してもよく、絞り部5-Aと絞り部5-Fを用いて内容物を絞り出すことができる構成であれば特に限定するものではない。
【実施例0041】
本発明のパウチ補助具302を
図18、
図19、
図20、
図21に基づいて説明する。
図18に図示しているように、パウチ補助具302は、本体1と、把手2と、絞り具5-Cと、調整板11と、調整板受け12と、調整具13とで構成している。本体1は、長手方向の一端の上部に、詰替え時に引き上げたポンプaを支持する支持部7を設け、その下方に、パウチの内容物を注入容器へ導くための誘導部3を設けた、湾曲する収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺を連続して形成している。その効果によって、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4を形成し、下方に誘導部3で誘導補助部4-Aを形成し、パウチの内容物が誘導補助部4-Aを介して注入容器に落下する構成とした。また、把手2は両端部を、収納部材1-Aと収納部材1-Bのそれぞれの長手方向の上部に結合して本体1を持ちやすくしている。
【0042】
収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の短手方向の中央付近に、本体1の底辺と並行する調整溝10を設け、収納部材1-Aと収納部材1-Bの、外側の調整具13と内側の調整板受け12とを調整溝10を介して連結して、調整板11を、調整板受け12で支持できる構成としたので、調整具13を移動して調整板11の位置を変更することができ、本体1内部の収納部4の長さが調整できる。
【0043】
図19、
図20、
図21に図示しているように、収納部材1-Bは、外側に絞り具5-Cと、絞り具支え9-Bと、絞り具支え9-Cとを設け、長手方向の支持部7側に、表面と裏面を連絡する絞り部5-Dを備えた絞り具5-Cを、絞り具止め5-Eで可動式に連結している。絞り具5-Cは、パウチを絞るために垂直にしたときに、絞り部5-Dの一端が誘導部3の上部付近に達するように連結し、パウチを絞る際に絞り具5-Cを垂直に維持する位置に、絞り具支え9-Bを設けて絞り具5-Cを支持して、絞り具5-Cの不使用時には、収納部材1-Bの側面下部に設けた絞り具支え9-Cで支持している。また、絞り具5-Cを垂直にしたときに、誘導部3の上部付近の絞り部5-Dの下方と重なる位置に、収納部材1-Bの外側と内側を連絡する絞り部5-Gを設けている。本発明のパウチ補助具の絞り具5-Cと、絞り具支え9-Bと、絞り具支え9-Cは、絞り具5-Gを設けた収納部材であれば収納部材1-Aと収納部材1-Bのどちらでもよく、特に限定するものではない。
【0044】
本発明は、調整溝10、調整板11、調整板受け12、調整具13を設けて、収納部4の長さを調整しているが、例えば、本体1の誘導部3とは反対の長手方向の端部付近に底板を設けて、収納部材1-A、収納部材1-B、収納部材1-Cを伸縮して長さ調整する構成であっても、収納部4の長さを調整することができる。収納部4の長さ調整方法については構成を特に限定するものではない。また、後記、実施例11のパウチ補助具401についても同様である。
【0045】
パウチ補助具302の使用方法については
図20、
図21に図示しているように、排
出口を切り取ったパウチを、絞り具5-Cを垂直にした本体1の収納口1-Eから収納部4に収納して、パウチの排出口が誘導部3の上部付近と重なるように調整板11を調整している。そして、ポンプaを引き上げたボトルcの注入口に誘導部3の先端を挿入し、引き上げたポンプaの一端を支持部7に支持させ、収納部材1-Bに設けた絞り具5-Cで、収納したパウチの排出口側の上端部からパウチを回転するように絞り、パウチの排出口が最後まで絞り部5-Dに留まるように絞ると、パウチの内容物が、注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【0046】
パウチ補助具303を
図22に基づいて説明する。
図22に図示しているパウチ補助具303は、パウチ補助具201の構成に、パウチ補助具302の、収納部材1-Aと収納部材1-Bは、長手方向の短手方向の中央付近に、本体1の底辺と並行する調整溝10を設け、収納部材1-Aと収納部材1-Bの、外側の調整具13と内側の調整板受け12とを調整溝10を介して連結して、調整板11を調整板受け12で支持できる構成としたので、調整具13を移動して調整板11の位置を変更することができ、本体1内部の収納部4の長さが調整できる構成を付加している。パウチ補助具201の構成では、絞り具5-Cを本体内部に収納できるが、パウチ補助具303のような調整板を設けたパウチ補助具では、絞り具5-Cを調整板11の上部に支持する構成となる。調整板11を設けたパウチ補助具の本体1内部に絞り具5-Cを設ける場合は、調整板11に凹部を設けて絞り具5-Cを収納する方法もあるが、調整板11を強度があり、破損しにくい形状にするのが望ましい。
【実施例0047】
本発明のパウチ補助具401を
図23、
図24、
図25、
図26、
図27、
図28に基づい
て説明する。
図23に図示しているように、パウチ補助具401は、本発明のパウチ補助具を組み立て式の構成にしている。
図24に図示しているように、湾曲する収納部材1-Aと収納部材1-Bには、上部に把手2を連結する把手連結部2-cを設け、短手方向の中央付近に、本体1の底辺に並行する屈折した調整溝10を、長手方向の一方の端部まで設けて、他方の端部下方には、パウチの内容物を注入容器へ注入するための誘導部3を設けている。
図25に示しているように、長手方向下端の一端に、収納部材1-Aと収納部材1-Bを接続する収納接続部1-Aaと収納接続部1-Bbを設けている。
【0048】
図26に図示しているように、把手部2は、把手部2のそれぞれの両端に、一方に把手凸部2-aと他方に把手凹部2-bを設け、収納部材1-Aと収納部材1-Bの把手連結部2-cに連結する構成としている。
【0049】
図27は、収納部材1-Aと収納部材1-Bに設けた、誘導部3を接続する円柱形の接続補助具14を示している。接続補助具14の上端には、注入容器に誘導部3を係止するための係止部14-aを設け、接続補助具14の上端と下端の中央付近の内部に溝状の誘導部受け14-bを設けている。
【0050】
図28は、本体1を移動して収納部4の長さ調整をするために、本体1の底辺に設けた絞り部5-Aに接続する絞り部5-Fを、上部付近から下端まで設けた調整板11と、調整板受け本体12-aに調整板受け凹部12-bを設けた調整板受け12と、調整具本体13-aに調整具凸部13-bを設けた調整具13を示している。本体1の、内側の調整板受け凹部12-bと外側の調整具凸部13-bとを、調整溝10を介して連結して、本体内部の調整板受け12で調整板11を支持し、本体1に設けた調整溝10を移動できる構成とした。
【0051】
パウチ補助具401の本体1は、把手連結部2-cに把手2を連結した、収納部材1-Aの収納接続部1-Aaと収納部材1-Bの収納接続部1-Bbを接続して、収納部材1-Aと収納部材1-Bに設けた誘導部3を、接続補助具14内部の誘導部受け14-bにはめ込み、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4が形成され、誘導部3と接続補助具14で誘導補助部4-Bが形成される。また、接続補助具14上端の誘導部3から、収納接続部1-Aaと収納接続部1-Bbで接続されていない本体1の底辺に絞り部が形成される構成とした。そして、連結した調整板受け12と調整具13を、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の一方の端部まで設けた調整溝10から挿入して、屈折した上部の調整溝10に移動し、収納口1-Eから、本体1内部に調整板11を収容して、調整板受け12で調整板11を支持している。
【0052】
実施例では、調整板11を調整板受け12と固定しないで支持しているが、調整板11を調整板受け12に固定してもよく、その支持方法、固定方法を特に限定するものではない。さらに、実施例11では、調整溝10は収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の一方の端部まで設けているが、本発明のパウチ補助具401のように、調整板受け12と調整具13を分離と連結が可能な構成を採用すれば、調整溝10を、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の一方の端部まで設けることを特に限定するものではない。尚、パウチ補助具401の使用方法については、パウチ補助具301と同様である。
【0053】
本発明のパウチ補助具の操作手順、操作方法に関しては、パウチの内容物が、注
入容器外に零れることを軽減することができればよく、操作手順、操作方法を特に限定するものではない。
【0054】
本願発明のパウチ補助具は、例えば、食品のパウチは、鍋などの注入口広いものが多いのでパウチ補助具101-B、シャンプー、リンスなどの注ぐ容器の注入口が小さく注ぐことが困難な容器にはパウチ補助具102、パウチ補助具103、漂白剤、液体洗剤などの注ぐ容器の注入口が特殊なものはパウチ補助具101、パウチ補助具302など、用途により使い分けができる。
【0055】
本体1の大きさ、厚み、形状は、強度があり、使用しやすく、本願発明のパウチ補助具を最大限に活用でいきればよく、四角形、長方形、円柱形、楕円形など、パウチの種類、注ぐ容器の種類、デザインなどによって特に限定するものではない。また、素材については、強度があり、洗浄することができ、繰り返して使用できる鉄、アルミ、ステンレス、強化プラスチック、硬質ゴムなどが理想であるが、場合によっては、木、紙など特に限定するものではない。また、本発明では、収納部材を連続して本体1を形成しているが、結合、接続などの方法でもよく特に限定するものではない。
【0056】
把手2の個数、形状、大きさ、厚み、結合位置、結合方法、連結位置、連結方法は、強度があり、洗浄して繰り返して使用でき、持ちやすく、収納口1-E、絞り部5-A、絞り部5-B、絞り部5-D、絞り部5-F、絞り部5-G、絞り具5-C、誘導部3の機能や効果の妨げにならない位置で、絞り部5-A、絞り部5-B、絞り部5-D、絞り部5-F、絞り部5-Gの絞り出しの効果によって、本体の上部、側面、下部、前部、後部、或いは、本体1と一体型など、本願発明のパウチ補助具を最大限に活用でいきればよく特に限定するものではない。また、素材については本体1と同様に強度があり、洗浄することができ、繰り返して使用できる鉄、アルミ、ステンレス、強化プラスチック、硬質ゴムなどが理想であるが、場合によっては、木、紙など特に限定するものではない。
【0057】
絞り部5-A、絞り部5-B、絞り部5-D、絞り部5-F、絞り部5-Gの形状、長さ、位置、角度、幅、また、絞り具5-Cの形状、長さ、太さ、厚み、連結位置、連結角度、連結方法は、安全で、強度があり、パウチの内容物を十分に絞ることができ本願発明のパウチ補助具を最大限に活用できればよく特に限定するものではない。そして、絞り具止め5-Eの形状、大きさ、連結方法は、本体1と絞り具5-Cを確実に連結でき、絞り具5-Cが滞りなく可動すれば特に限定するものではない。更に、絞り具5-Cの素材については本体1と同様に強度があり、洗浄することができ、繰り返して使用できる鉄、アルミ、ステンレス、強化プラスチック、硬質ゴムなどが理想であるが、場合によっては、木、紙など特に限定するものではない。
【0058】
収納口1-Eの形状、位置、大きさは、パウチを速やかに収納することができ、破損しにくく、誘導部3、絞り部5-A、絞り部5-B、絞り部5-D、絞り部5-F、絞り部5-G、絞り具5-C、把手2が最大限に機能すればよく特に限定するものではない。
【0059】
誘導部3の形状、大きさ、長さ、位置は、パウチの内容物をボトルや鍋などに滞りなく、確実に注ぐことができればよく特に限定するものではない。また、本発明のパウチ補助具の本体1と誘導部3の素材を切替えた構成としてもよく、本体1と誘導部3が同一素材であることを特に限定するものではない。
【0060】
係止具6の位置、大きさ、長さ、幅、結合方法は、強度があり、絞り部5-Aの機能を妨げることなく、誘導部3を、係止具6の位置でボトルなどの容器に係止することができればよく特に限定するものではない。
【0061】
支持部7の形状、大きさ、長さ、位置は、強度があり、詰替えをする際に、本体から
取り外した注入容器の蓋やポンプなどを、確実に支持することができ、絞り部5-B、絞り部5-D絞り部5-G、絞り具5-Cが最大限に機能すればよく特に限定するものではない。また、支持部7は、収納部材1-Aと収納部材1-Bの両方、または、いずれか一方に設けてもよく特に限定するものではない。
【0062】
調整板11、調整板受け12、調整具13の形状、大きさ、長さ、幅、厚み、また、調
整板受け12と調整具13の結合方法、結合位置、連結方法、連結位置は、強度があり、任意の位置で係止することができ、調整板11と調整溝10が最大限に機能すればよく特に限定するものではない。また、素材については本体1と同様に強度があり、洗浄することができ、繰り返して使用できる鉄、アルミ、ステンレス、強化プラスチック、硬質ゴムなどが理想であるが、場合によっては、木、紙などを特に限定するものではない。
【0063】
調整溝10の形状、長さ、幅、本数、角度、位置は、強度があり、合一した調整板1
1、調整板受け12、調整具13が本体1から抜け落ちることなく、任意の位置で係止することができ、合一した調整板11、調整板受け12、調整具13が最大限に機能すればよく特に限定するものではない。
【0064】
絞り具支え9、絞り具支え9-B、絞り具支え9-Cの形状、大きさ、長さ、素材、角度、結合方法、結合位置は、強度があり、絞り具5-Cを確実に支持できればよく特に限定するものではない。
【0065】
収納接続部1-Aa、収納接続部1-Bbの形状、大きさ、長さ、素材、位置、接続方法、構成は、強度があり、収納部材1-Aと収納部材1-Bが、使用中に容易に分離することなく確実に接続することができ、組み立て、分解が簡易な操作ででき、場合によっては、収納接続部1-Aaと収納接続部1-Bbを接続したことで、絞り部が形成できればよく、本発明のパウチ補助具が最大限に機能すれば特に限定するものではない。
【0066】
接続補助具14の形状、大きさ、長さ、厚み、素材は、強度があり、本体1の収納部材1-Aと収納部材1-Bが、使用中に容易に分離することなく確実に接続することでき、組み立て、分解が簡易な操作ででき、パウチの内容物を誘導する機能を最大限に活用できればよく特に限定するものではない。
【符号の説明】
【0067】
101 パウチ補助具
101-A パウチ補助具
101-B パウチ補助具
102 パウチ補助具
103 パウチ補助具
104 パウチ補助具
105 パウチ補助具
201 パウチ補助具
202 パウチ補助具
301 パウチ補助具
302 パウチ補助具
303 パウチ補助具
401 パウチ補助具
1 本体
1-A 収納部材
1-Ab 収納接続部
1-B 収納部材
1-Bb 収納接続部
1-C 収納部材
1-E 収納口
2 把手
2-a 把手凸部
2-b 把手凹部
2-c 把手連結部
3 誘導部
4 収納部
4-A 誘導補助部
4-B 誘導補助部
5-A 絞り部
5-B 絞り部
5-C 絞り具
5-D 絞り部
5-E 絞り具止め
5-F 絞り部
5-G 絞り部
6 係止具
7 支持部
8 跳ね防止部材
9 絞り具支え
9-B 絞り具支え
9-C 絞り具支え
10 調整溝
11 調整板
12 調整板受け
12-a 調整板受け本体
12-b 調整板受け凹部
13 調整具
13-a 調整具本体
13-b 調整具凸部
14 接続補助具
14-a 係止部
14-b 誘導部受け
a ポンプ
b チューブ
c ボトル
d パウチ
【手続補正書】
【提出日】2023-09-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パウチを収納する本体と把手からなり、本体は、収納口と、誘導部と、収納部とで構成し、収納口は、パウチを収納部に挿入するものであって、本体の一部を開口してパウチを挿入できるように設け、誘導部は、本体内部から延長する誘導部を誘導補助部とし、誘導補助部を介して、パウチの内容物を注入する容器に導いて注ぐものであって、本体の一端に設け、収納部は、内容物の入ったパウチを収納するものであって、本体内部に形成し、その内部の誘導補助部上部から延長する本体は、長手方向と短手方向のいずれかを、パウチの長手方向と短手方向のいずれかより長く設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と誘導部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とするパウチ補助具。
【請求項2】
本体の一部に、内容物の入ったパウチを、本体内部から内容物を絞り出しながら本体外部に移動して、内容物を絞り出する絞り部を、本体の内部と外部を貫通する切り込み状に設け、すくなくともその絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部内に達している構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項3】
内容物の入ったパウチを一方の面から他方の面に移動して、内容物を絞り出す絞り具を、絞り具の長手方向の両端付近に達するように、一方の面と他方の面を貫通する切り込み状の絞り部を設けて、使用時に、絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部の上部付近に達するように、可動式に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り具の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項4】
詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、支持部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項5】
本体の一部に、内容物の入ったパウチを、本体内部から内容物を絞り出しながら本体外部に移動して、内容物を絞り出する絞り部を、本体の内部と外部を貫通する切り込み状に設け、すくなくともその絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部内に達している構成とし、詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部と、支持部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項6】
内容物の入ったパウチを一方の面から他方の面に移動して、内容物を絞り出す絞り具を、絞り具の長手方向の両端付近に達するように、一方の面と他方の面を貫通する切り込み状の絞り部を設けて、使用時に、絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部の上部付近に達するように、可動式に設けた構成とし、詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り具と、支持部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項7】
パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項8】
本体の一部に、内容物の入ったパウチを、本体内部から内容物を絞り出しながら本体外部に移動して、内容物を絞り出する絞り部を、本体の内部と外部を貫通する切り込み状に設け、すくなくともその絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部内に達している構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項9】
内容物の入ったパウチを一方の面から他方の面に移動して、内容物を絞り出す絞り具を、絞り具の長手方向の両端付近に達するように、一方の面と他方の面を貫通する切り込み状の絞り部を設けて、使用時に、絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部の上部付近に達するように、可動式に設けた構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り具と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項10】
詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、支持部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項11】
本体の一部に、内容物の入ったパウチを、本体内部から内容物を絞り出しながら本体外部に移動して、内容物を絞り出する絞り部を、本体の内部と外部を貫通する切り込み状に設け、すくなくともその絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部内に達している構成とし、詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部と、支持部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項12】
内容物の入ったパウチを一方の面から他方の面に移動して、内容物を絞り出す絞り具を、絞り具の長手方向の両端付近に達するように、一方の面と他方の面を貫通する切り込み状の絞り部を設けて、使用時に、絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部の上部付近に達するように、可動式に設けた構成とし、詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り具と、支持部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパウチ補助具。
【請求項13】
パウチ補助具の構造を、分解と組立が可能な構成にしたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11及び請求項12のいずれかに記載のパウチ補助具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パウチ内部の内容物を排出するために使用する補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
これまで、レトルト食品のパウチの中身を絞り出すためには、2本の箸を隙間なく手に持ち、その隙間にレトルト食品のパウチを挟んでパウチを移動させるか、箸を移動させ中身を絞り出すか、パウチの端からパウチを丸めて中身を絞り出していた。また、洗剤、漂白剤、シャンプーやリンスなどの詰替え用パウチの詰替えをするためには、それらのパウチの注ぎ口を、詰替えるボトルの注入口に接触させ直接詰替えをし、または、漏斗などを使用し詰替えていた。
【0003】
しかし、レトルト食品は、粘性のあるものや、粘性があり固形物を含むものが多く、内容物がパウチ内部に残留してしまう。
【0004】
また、洗剤、漂白剤、シャンプーやリンスなどには、粘性のあるものが多く素早く移し替えることができないし、パウチの内部に内容物が残留してしまう。そして、洗剤、漂白剤、シャンプーやリンスなどが入ったパウチは柔軟なものが多く、パウチ内部の液体を、ボトルの注入口から零さずに詰替えることが困難であった。
【0005】
そこで、このような状況を改善するために、例えば、特開2016-98040号公報に記載されているように、レトルト食品のパウチを絞るものや、実用新案登録第3107258号公報、特開2007-76668号公報に記載されているように、柔軟なパウチを安定して持つことができるようにしたものや、特許第7153154号公報に記載されているように、容易にパウチから絞り出しができるような構成が考案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2016-98040号公報
【特許文献2】実用新案登録第3107258号公報
【特許文献3】特開2007-76668号公報
【特許文献4】特許第7153154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この特開2016-98040号公報に記載されているレトルトパウチ絞り具では、柔軟なパウチを支えることができないため、絞り出す際にパウチの内容物が飛び散る危険性があり、実用新案登録第3107258号公報、特開2007-76668号公報に記載されているパウチ保持カバーや詰替え補助袋は、柔軟なパウチを支えるものであり、場合によっては内容物の押出しができるが、押し出すだけではパウチ内部の内容物の残留量が多くなってしまう。そして、特許第7153154号公報に記載されている内容物排出装置では、パウチを絞るので内容物の残留はほぼ無くなるが、構成が複雑でコストがかかる。
【0008】
手頃なコストで、柔軟なパウチを安定して持つことができ、パウチの内容物を零さず、飛び散らさずに絞り出して、パウチの内容物の残留を軽減して、注入する容器に注ぐことができるようなものは今まで開発されていなかった。
【0009】
そこで、本発明者は手頃なコストで、柔軟なパウチの内容物の残留を軽減し、注入する容器へ安定して排出ができるようなパウチ補助具はできないかと考えた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
パウチを収納する本体と把手からなり、本体は、収納口と、誘導部と、収納部とで構成し、収納口は、パウチを収納部に挿入するものであって、本体の一部を開口してパウチを挿入できるように設け、誘導部は、本体内部から延長する誘導部を誘導補助部とし、誘導補助部を介して、パウチの内容物を注入する容器に導いて注ぐものであって、本体の一端に設け、収納部は、内容物の入ったパウチを収納するものであって、本体内部に形成し、その内部の誘導補助部上部から延長する本体は、長手方向と短手方向のいずれかを、パウチの長手方向と短手方向のいずれかより長く設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と誘導部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0011】
本体の一部に、内容物の入ったパウチを、本体内部から内容物を絞り出しながら本体外部に移動して、内容物を絞り出する絞り部を、本体の内部と外部を貫通する切り込み状に設け、すくなくともその絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部内に達している構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0012】
内容物の入ったパウチを一方の面から他方の面に移動して、内容物を絞り出す絞り具を、絞り具の長手方向の両端付近に達するように、一方の面と他方の面を貫通する切り込み状の絞り部を設けて、使用時に、絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部の上部付近に達するように、可動式に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り具の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0013】
詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、支持部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0014】
本体の一部に、内容物の入ったパウチを、本体内部から内容物を絞り出しながら本体外部に移動して、内容物を絞り出する絞り部を、本体の内部と外部を貫通する切り込み状に設け、すくなくともその絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部内に達している構成とし、詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部と、支持部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0015】
内容物の入ったパウチを一方の面から他方の面に移動して、内容物を絞り出す絞り具を、絞り具の長手方向の両端付近に達するように、一方の面と他方の面を貫通する切り込み状の絞り部を設けて、使用時に、絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部の上部付近に達するように、可動式に設けた構成とし、詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り具と、支持部の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0016】
パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0017】
本体の一部に、内容物の入ったパウチを、本体内部から内容物を絞り出しながら本体外部に移動して、内容物を絞り出する絞り部を、本体の内部と外部を貫通する切り込み状に設け、すくなくともその絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部内に達している構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0018】
内容物の入ったパウチを一方の面から他方の面に移動して、内容物を絞り出す絞り具を、絞り具の長手方向の両端付近に達するように、一方の面と他方の面を貫通する切り込み状の絞り部を設けて、使用時に、絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部の上部付近に達するように、可動式に設けた構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り具と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0019】
詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、支持部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0020】
本体の一部に、内容物の入ったパウチを、本体内部から内容物を絞り出しながら本体外部に移動して、内容物を絞り出する絞り部を、本体の内部と外部を貫通する切り込み状に設け、すくなくともその絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部内に達している構成とし、詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り部と、支持部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0021】
内容物の入ったパウチを一方の面から他方の面に移動して、内容物を絞り出す絞り具を、絞り具の長手方向の両端付近に達するように、一方の面と他方の面を貫通する切り込み状の絞り部を設けて、使用時に、絞り部の一端が、本体に設けた誘導部の排出口側の誘導補助部とは反対の誘導補助部の上部付近に達するように、可動式に設けた構成とし、詰替え容器のポンプを支持する支持部を、誘導部上方の本体上部先端付近に突起を設けて形成した構成とし、パウチを挿入する本体内部の収納部の長さを調整する調整部材の構造を、本体に移動可能に設けた構成として、把手は、本体に設けた収納口と、誘導部と、絞り具と、支持部と、調整部材の機能を妨げない位置に設けたことを特徴とする。
【0022】
パウチ補助具の構造を、分解と組立が可能な構成にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明のパウチ補助具は、構成が単純なので、手頃なコストで製造することができる。
【0024】
また、本体内部にパウチを入れる収納部を設けたことで、パウチの内容物を排出する際にパウチを安定して持つことができ、内容物を、注入する容器に導く誘導部を設けたことで、パウチの内容物が飛び散らず、注入する容器外に零れることを軽減して注ぐことができる。
【0025】
そして、絞り部を設けたことで、パウチの内容物の残留を軽減して、速やか排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明のパウチ補助具101の図面。(実施例1)
【
図3】本発明のパウチ補助具101-Aの収納部の図面。(実施例2)
【
図4】本発明のパウチ補助具101-Bの図面。(実施例3)
【
図6】本発明のパウチ補助具102の図面。(実施例4)
【
図7】本発明のパウチ補助具103の図面。(実施例5)
【
図11】本発明のパウチ補助具104の図面。(実施例6)
【
図13】本発明のパウチ補助具105の図面。(実施例7)
【
図14】本発明のパウチ補助具201の図面。(実施例8)
【
図15】パウチ補助具201の絞り具収納時の図面。
【
図16】本発明のパウチ補助具301の図面。(実施例9)
【
図18】本発明のパウチ補助具302の図面。(実施例10)
【
図22】パウチ補助具302の別の収納方法にしたパウチ補助具303の図面。
【
図23】本発明のパウチ補助具401の図面。(実施例11)
【
図24】パウチ補助具401の収納部材と収納接続部の図面。
【
図25】パウチ補助具401の収納部材と収納接続部の図面。
【
図27】パウチ補助具401の接続補助具と、その断面図。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下本発明にかかるパウチ補助具について
図1から
図28に基づいて説明する。尚、明細書においては、詰替え容器や鍋などの、パウチの内容物を注入する容器を注入容器と表記しています。
【実施例0028】
本発明のパウチ補助具101を
図1、
図2に基づいて説明する。
図1、
図2に図示しているように、パウチ補助具101は、本体1と把手2で構成している。本体1は、長手方向の一端の下方に誘導部3を設けた、湾曲する収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺を連続して形成している。その効果によって、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4を形成し、下方に誘導部3で誘導補助部4-Aを形成し、パウチの内容物が誘導補助部4-Aを介して注入容器に落下する構成とした。また、パウチ補助具101の誘導部3をシャンプーなどのボトルに係止するために、誘導部3の中央付近の外側に係止具6を設けている。そして、把手2は両端部を、収納部材1-Aと収納部材1-Bのそれぞれの長手方向の上部に結合して本体1を持ちやすくしている。本発明の収納部材、誘導部、把手は、接続、連結、結合などで合一してもよく、その構成を特に限定するのではない。
【0029】
使用方法については、本体1に設けた誘導部3を、注入容器の注入口に係止具6
まで挿入し、内容物の入ったパウチの排出口を切り取り、排出口が本体1の誘導部3の上部付近と重なるように、本体1の収納口1-Eから収納部4に収納し、誘導補助部4-Aを介してパウチの内容物を注入容器に注入するものである。内容物の残量が減少したパウチは、パウチの排出口とは反対の端部を本体1の収納口1-Eから持ち上げて、パウチに傾斜をつけることで内容物の排出を促すことができる。
【0030】
パウチ補助具101は、誘導部3を注入容器に安定させるために係止具6を設けて長くしているが、例えば、誘導部3に係止具6を設けず短めにして、本体1の素材、或いは、本体1の誘導部3を本体1と切替えた誘導部3の素材を、強度があり、延性のある素材にすれば、誘導補助部4-Aを注入容器の注入口に合わせることができ、本体1を傾斜させることができるので、パウチを本体1の収納口1-Eから持ち上げることなく、内容物の排出を促すことができる。また、誘導部3に洗剤などの突起物のある注入容器の注入口を挿入することが可能となる。実施例1では、誘導部3を収納部材1-Aと収納部材1-Bにほぼ直角に設けているが、誘導部3と収納部材の角度は、本発明のパウチ補助具の機能を最大限に活用することができて、使用しやすい角度であれば特に限定するものではない。
【実施例0031】
本発明のパウチ補助具101-Aを
図3に基づいて説明する。
図3に図示しているように、パウチ補助具101-Aは、パウチ補助具101の構成とほぼ同様であるが、パウチを絞るために本体
の内部と外部を貫通する切り込み状の絞り部5-Aを、一方を本体1の長手方向底辺の中央部より後方から、他方を誘導部3の排出口端部とは反対の誘導部3
の誘導補助部4-A上部を通過させ、誘導部3の外側に設けた係止具6付近に達するように設けている。絞り部5-Aを係止具6付近まで設けたことで、パウチの内容物を絞り出す際に
、図9、図10に図示しているように、収納したパウチを、パウチの排出口を誘
導補助部4-Aに留めるようにして、本体内部の誘導補助部4-A側とは反対の絞り部5-Aから、パウチの排出口側とは反対のパウチを本体外部に移動するとパウチの内容物が絞り出せる構成となっている。その結果、パウチの内容物が注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【0032】
パウチ補助具101-Aの使用方法については、パウチ補助具101とほぼ同様であるが、収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、排出口とは反対の本体1の底辺に接している底辺側から、絞り部5-Aを用いてパウチの内容物を絞り出し、誘導補助部4-Aを介して、パウチの内容物を注入容器に注入するものである。
【実施例0033】
本発明のパウチ補助具101-Bを
図4、
図5に基づいて説明する。
図4、
図5に図示しているように、パウチ補助具101-Bは、パウチ補助具101-Aの構成とほぼ同様であるが、誘導部3を、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺の一端に設け、絞り部5-Aを、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺中央付近に設けて、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺の両端を連続して本体1を形成している。絞り部5-Aを底辺の中央付近に設けたことで、収納部材1-Aと収納部材1-Bが安定して、本体1の収納部4を設けることができる。また、絞り部5-Aを、収納部材1-Aと収納部材1-Bの底辺の一端まで設けて、誘導補助部4-Aと併用してもよく、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向底辺の他端のみを連続し
てもよく、本体1を安定して使用することができ
、誘導補助部4-Aの排出口側とは反対の誘導補助部4-Aに達するように絞り部5-Aを設けることができれば、収納部材1-Aと収納部材1-Bの連続させる位置を特に限定するものではない。
【0034】
パウチ補助具101-Bの使用方法については、本体1に設けた誘導部3の先端を注入容器の上部に接近、或いは接触させ、収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、排出口とは反対の本体1の底辺に接している底辺側から、絞り部5-Aを用いてパウチの内容物を絞り出し、誘導補助部4-Aを介してパウチの内容物を注入容器に注入するものである。
【実施例0035】
本発明のパウチ補助具102を
図6に基づいて説明する。
図6に図示しているよう
に、パウチ補助具102は、パウチ補助具101-Aの構成とほぼ同様であるが、誘導部3を、誘導部3の上部付近から円柱形に設けている。誘導部3を上部付近から円柱形にすることによって、シャンプーやリンスなどのボトルの注入口に誘導部3を挿入して使用する際に、誘導部3がパウチ補助具101-Aより安定する。また、誘導部3の円柱形の直径を大きくして円周を大きくすると、洗剤や漂白剤の注入容器に詰替えをする際に、注入容器の注入口の突起物を誘導部3の下部の排出口に挿入して、パウチの内容物の詰替えを行うと内容物が零れにくい。パウチ補助具102の使用方法については、実施例2のパウチ補助具101-A同様である。
【実施例0036】
本発明のパウチ補助具103を
図7、
図8、
図9、
図10に基づいて説明する。
図7に
図示しているように、パウチ補助具103は、パウチ補助具101-Aの構成とほぼ同様であるが、本体1の収納部材1-Aと収納部材1-Bの誘導部3上方の本体1上
部先端付近に、突起を設けて形成した支持部7を設けている。支持部7は、詰替えの際に引き上げた詰替えボトルcのポンプaを支持するもので、チューブbの下方端部がボトルcから抜け出ない位置に設けている。これにより、詰替え時にチューブbの残留物のボトルc外への落下を軽減できる。また、支持部7を着脱可能な構成としてもよく、その構成を特に限定するものではない。
【0037】
本発明のパウチ補助具の使用方法を
図8、
図9、
図10に基づいて説明する。
図8
はパウチ収納前のパウチ補助具103と注入容器を示している。パウチの内容物を詰替えるために、ボトルcからポンプaを引き上げ、ボトルcの注入口に、誘導部3に設けた係止具6の位置で誘導部3を係止している。そして、引き上げたポンプa下部の凹部両端を、支持部7に支持させている。この構成としたので、ポンプaのチューブbを引き抜かないので、チューブb内の残留物がボトルc外部に落下することを軽減できる。
【0038】
図9に図示しているように、内容物の入ったパウチの排出口を切り取り、パウチの
排出口が誘導部3の上部付近と重なるように、本体1の収納口1-Eから収納部4に収納している。また、別の方法として、パウチ補助具103を、長手方向を垂直にして、排出口を切り取ったパウチを同様の方向で、排出口が誘導部3の上部付近と重なるように本体1の収納部4に収納し、その位置を手などで維持しながら、チューブbを引き上げたボトルcの注入口に挿入した状態で、ボトルcの注入口に誘導部3を挿入し係止具6の位置で係止して、引き上げたポンプa下部の凹部両端を、本体1上部の支持部7に支持させるとチューブb内の残留物が零れにくい。
【0039】
図10に図示しているように、本体1の収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、排出口とは反対の本体1の底辺に接している底辺側から、絞り部5-Aを用いてパウチの内容物を絞り出し、絞り終わるまでパウチの排出口が誘導部3の係止具6付近まで設けた絞り部5-Aに留まるように絞ると、パウチの内容物が注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【実施例0040】
本発明のパウチ補助具104を
図11、
図12に基づいて説明する。
図11に図示して
いるように、パウチ補助具104は、本体1と把手2で構成している。本体1は、長手方向の一端の上部に、詰替え時に引き上げたポンプaを支持する支持部7を設け、その下方に、パウチの内容物を注入容器へ導くための誘導部3を設けた、湾曲する収納部材1-Bと、長手方向の一端の下方に、パウチの内容物を注入容器へ導くための誘導部3と、パウチを絞るために本体
の内部と外部を貫通する切り込み状の絞り部5-Bを、誘導部3の上部付近に達するように垂直に設けた、湾曲する収納部材1-Cの長手方向の底辺を連続して形成している。その効果によって、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4を形成し、下方に誘導部3で誘導補助部4-Aを形成し、パウチの内容物が誘導補助部4-Aを介して注入容器に落下する構成とした。そして、把手2は両端部を、収納部材1-Aと収納部材1-Bのそれぞれの長手方向の上部に結合して本体1を持ちやすくしている。
【0041】
図12にはパウチ補助具104の使用方法を図示している。パウチ補助具104は、収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、収納部材1-Cに設けた絞り部5-Bを用いて、排出口側の上端部からパウチを回転させるように絞り、パウチの排出口が最後まで絞り部5-Bの下方に留まるように絞ると、パウチの内容物が、注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【実施例0042】
本発明のパウチ補助具105を
図13に基づいて説明する。
図13に図示しているよ
うに、パウチ補助具105は、パウチ補助具102の構成とほぼ同様であるが、パウチ補助具102の収納部材1-Aと収納部材1-Bの誘導部3の係止具6付近上部に、一部を誘導部3と兼用する半円錐形の跳ね防止部材8を設けている。跳ね防止部材8を設けたことで、パウチ補助具102と同様の効果を得ることができ、更に絞り部で絞った内容物の飛び散りを防ぐ効果が増す。パウチ補助具105の使用方法については、注入容器に本体1を係止させる部材が係止具6と、跳ね防止部材8とで異なるが実施例3のパウチ補助具102と同様である。
【実施例0043】
本発明のパウチ補助具201を
図14、
図15に基づいて説明する。
図14、
図15に
図示しているように、パウチ補助具201は、本体1と把手2と絞り具5-Cで構成している。本体1は、長手方向の一端の上部に、詰替え時に引き上げたポンプaを支持する支持部7を設け、その下方に、パウチの内容物を、注入容器へ導くための誘導部3を設けた、湾曲する収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺を連続して形成し、その効果によって、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4を形成し、下方に誘導部3で誘導補助部4-Aを形成し、パウチの内容物が誘導補助部4-Aを介して注入容器に落下する構成とした。
【0044】
収納部材1-Bの内側には、長手方向の支持部7側に
、一方の面と他方の面を貫通する絞り部5-Dを備えた絞り具5-Cを、絞り具止め5-Eで可動式に連結している。絞り具5-Cは、パウチを絞るために垂直にしたときに、絞り部5-Dの一端が誘導部3の上部付近に達するように連結され、パウチを絞る際に絞り具5-Cを垂直に維持する位置に絞り具支え9を設けている。そして、絞り具5-Cを垂直にしたときに、誘導部3上部付近の絞り部5-Dの下方と重なる位置に、収納部材1-Bの外面と内面
を貫通する絞り部5-Gを設けている。
図15は、使用後の絞り具5-Cを、絞り具止め5-Eを介して水平にして本体1内部の長手方向の底辺に収納したものである。本発明のパウチ補助具の絞り具5-Cの連結位置、本体1と絞り具5-Cと絞り具止め5-Eの連結方法は、絞り具5-Cを可動でき、本発明のパウチ補助具が最大限に機能すればよく、特に限定するものではない。また、パウチ補助具201では、絞り具5-C、絞り具支え9を収納部材1-Bの内側に設けているが、絞り部5-Gを設けた収納部材であれば収納部材1-Bの外側、収納部材1-Aの内側、外側を特に限定するものではないが、外側に設ける場合は絞り具5-Cを収納した際の絞り具支えを設けるとよい。また、把手2は両端部を、収納部材1-Aと収納部材1-Bのそれぞれの長手方向の上部に結合して本体1を持ちやすくしている。
【0045】
パウチ補助具201の使用方法については、収納部4に収納した排出口を切り取り
取ったパウチを、収納部材1-Bに設けた絞り部5-Dを用いて、排出口側の上端部からパウチを回転させるように絞り、パウチの排出口が最後まで絞り部5-Dの下方に留まるように絞ると、パウチの内容物が、注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【実施例0046】
本発明のパウチ補助具301を
図16、
図17に基づいて説明する。
図16、
図17に
図示しているように、パウチ補助具301は、パウチ補助具101-Aの構成とほぼ同様であるが、収納部材1-Aと収納部材1-Bの、長手方向の短手方向の中央付近に、本体1の底辺と並行する調整溝10を設け、収納部材1-Aと収納部材1-Bの、外側の調整具13と内側の調整板受け12とを調整溝10を介して連結している。調整板11は、本体1の底辺に設けた絞り部5-Aに接続する絞り部5-Fを上部付近から下端まで設けて、調整板受け12で支持する構成としたので、調整具13を移動して調整板11の位置を変更でき、本体1内部の収納部4の長さが調整できる。この構成にしたことで、収納部4に収納した排出口を切り取ったパウチを、排出口が本体1の誘導部3付近と重なる位置を、手などを使用して維持しなければならなかったが、調整板11を使用することで、パウチを任意の位置で維持することができ、パウチの大きさに合わせたパウチ補助具を所持しなくてもよくなる。
【0047】
パウチ補助具301の使用方法については、実施例2のパウチ補助具101-Aとほぼ同様であるが、本体1を、長手方向を垂直にして、排出口を切り取ったパウチを、排出口が本体1の誘導部3付近と重なるよう調整板11を調整して収納し、注入容器の注入口に誘導部3を挿入すると、内容物が零れにくい。また、調整板11に絞り部5-Fを設けたので、本体の底辺に接するパウチの排出口とは反対のパウチの底辺側から、パウチを折り曲げることなく絞り部5-Aと絞り部5-Fを用いて内容物を絞り出すことができる。調整板は、本発明の実施例のように、本体の短手方向より小さいパウチであれば、
図16、
図17、
図23に図示している平坦な調整板でよいが、小さめに製造された本体ではパウチがはみ出てしまい絞り部5-Fの活用が困難になる。小さめの本体にする場合、本体1の底辺に設けた絞り部5-Aに接続する絞り部5-Fを、上部付近から下端まで設けた垂直方向に長い調整板を、本体からはみ出して設けるか、垂直方向の上方から水平方向に湾曲させて収納部に収容してもよく、絞り部5-Aと絞り部5-Fを用いて内容物を絞り出すことができる構成であれば特に限定するものではない。
【実施例0048】
本発明のパウチ補助具302を
図18、
図19、
図20、
図21に基づいて説明する。
図18に図示しているように、パウチ補助具302は、本体1と、把手2と、絞り具5-Cと、調整板11と、調整板受け12と、調整具13とで構成している。本体1は、長手方向の一端の上部に、詰替え時に引き上げたポンプaを支持する支持部7を設け、その下方に、パウチの内容物を注入容器へ導くための誘導部3を設けた、湾曲する収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の底辺を連続して形成している。その効果によって、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4を形成し、下方に誘導部3で誘導補助部4-Aを形成し、パウチの内容物が誘導補助部4-Aを介して注入容器に落下する構成とした。また、把手2は両端部を、収納部材1-Aと収納部材1-Bのそれぞれの長手方向の上部に結合して本体1を持ちやすくしている。
【0049】
収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の短手方向の中央付近に、本体1の底辺と並行する調整溝10を設け、収納部材1-Aと収納部材1-Bの、外側の調整具13と内側の調整板受け12とを調整溝10を介して連結して、調整板11を、調整板受け12で支持できる構成としたので、調整具13を移動して調整板11の位置を変更することができ、本体1内部の収納部4の長さが調整できる。
【0050】
図19、
図20、
図21に図示しているように、収納部材1-Bは、外側に絞り具5-Cと、絞り具支え9-Bと、絞り具支え9-Cとを設け、長手方向の支持部7側に
、一方の面と他方の面を貫通する絞り部5-Dを備えた絞り具5-Cを、絞り具止め5-Eで可動式に連結している。絞り具5-Cは、パウチを絞るために垂直にしたときに、絞り部5-Dの一端が誘導部3の上部付近に達するように連結し、パウチを絞る際に絞り具5-Cを垂直に維持する位置に、絞り具支え9-Bを設けて絞り具5-Cを支持して、絞り具5-Cの不使用時には、収納部材1-Bの側面下部に設けた絞り具支え9-Cで支持している。また、絞り具5-Cを垂直にしたときに、誘導部3の上部付近の絞り部5-Dの下方と重なる位置に、収納部材1-Bの外側と内側
を貫通する絞り部5-Gを設けている。本発明のパウチ補助具の絞り具5-Cと、絞り具支え9-Bと、絞り具支え9-Cは、絞り具5-Gを設けた収納部材であれば収納部材1-Aと収納部材1-Bのどちらでもよく、特に限定するものではない。
【0051】
本発明は、調整溝10、調整板11、調整板受け12、調整具13を設けて、収納部4の長さを調整しているが、例えば、本体1の誘導部3とは反対の長手方向の端部付近に底板を設けて、収納部材1-A、収納部材1-B、収納部材1-Cを伸縮して長さ調整する構成であっても、収納部4の長さを調整することができる。収納部4の長さ調整方法については構成を特に限定するものではない。また、後記、実施例11のパウチ補助具401についても同様である。
【0052】
パウチ補助具302の使用方法については
図20、
図21に図示しているように、排
出口を切り取ったパウチを、絞り具5-Cを垂直にした本体1の収納口1-Eから収納部4に収納して、パウチの排出口が誘導部3の上部付近と重なるように調整板11を調整している。そして、ポンプaを引き上げたボトルcの注入口に誘導部3の先端を挿入し、引き上げたポンプaの一端を支持部7に支持させ、収納部材1-Bに設けた絞り具5-Cで、収納したパウチの排出口側の上端部からパウチを回転するように絞り、パウチの排出口が最後まで絞り部5-Dに留まるように絞ると、パウチの内容物が、注入容器外に零れることを軽減することができ、最後まで綺麗に絞ることができる。
【0053】
パウチ補助具303を
図22に基づいて説明する。
図22に図示しているパウチ補助具303は、パウチ補助具201の構成に、パウチ補助具302の、収納部材1-Aと収納部材1-Bは、長手方向の短手方向の中央付近に、本体1の底辺と並行する調整溝10を設け、収納部材1-Aと収納部材1-Bの、外側の調整具13と内側の調整板受け12とを調整溝10を介して連結して、調整板11を調整板受け12で支持できる構成としたので、調整具13を移動して調整板11の位置を変更することができ、本体1内部の収納部4の長さが調整できる構成を付加している。パウチ補助具201の構成では、絞り具5-Cを本体内部に収納できるが、パウチ補助具303のような調整板を設けたパウチ補助具では、絞り具5-Cを調整板11の上部に支持する構成となる。調整板11を設けたパウチ補助具の本体1内部に絞り具5-Cを設ける場合は、調整板11に凹部を設けて絞り具5-Cを収納する方法もあるが、調整板11を強度があり、破損しにくい形状にするのが望ましい。
【実施例0054】
本発明のパウチ補助具401を
図23、
図24、
図25、
図26、
図27、
図28に基づい
て説明する。
図23に図示しているように、パウチ補助具401は、本発明のパウチ補助具を組み立て式の構成にしている。
図24に図示しているように、湾曲する収納部材1-Aと収納部材1-Bには、上部に把手2を連結する把手連結部2-cを設け、短手方向の中央付近に、本体1の底辺に並行する屈折した調整溝10を、長手方向の一方の端部まで設けて、他方の端部下方には、パウチの内容物を注入容器へ注入するための誘導部3を設けている。
図25に示しているように、長手方向下端の一端に、収納部材1-Aと収納部材1-Bを接続する収納接続部1-Aaと収納接続部1-Bbを設けている。
【0055】
図26に図示しているように、把手部2は、把手部2のそれぞれの両端に、一方に把手凸部2-aと他方に把手凹部2-bを設け、収納部材1-Aと収納部材1-Bの把手連結部2-cに連結する構成としている。
【0056】
図27は、収納部材1-Aと収納部材1-Bに設けた、誘導部3を接続する円柱形の接続補助具14を示している。接続補助具14の上端には、注入容器に誘導部3を係止するための係止部14-aを設け、接続補助具14の上端と下端の中央付近の内部に溝状の誘導部受け14-bを設けている。
【0057】
図28は、本体1を移動して収納部4の長さ調整をするために、本体1の底辺に設けた絞り部5-Aに接続する絞り部5-Fを、上部付近から下端まで設けた調整板11と、調整板受け本体12-aに調整板受け凹部12-bを設けた調整板受け12と、調整具本体13-aに調整具凸部13-bを設けた調整具13を示している。本体1の、内側の調整板受け凹部12-bと外側の調整具凸部13-bとを、調整溝10を介して連結して、本体内部の調整板受け12で調整板11を支持し、本体1に設けた調整溝10を移動できる構成とした。
【0058】
パウチ補助具401の本体1は、把手連結部2-cに把手2を連結した、収納部材1-Aの収納接続部1-Aaと収納部材1-Bの収納接続部1-Bbを接続して、収納部材1-Aと収納部材1-Bに設けた誘導部3を、接続補助具14内部の誘導部受け14-bにはめ込み、本体1の上部にパウチを挿入する収納口1-Eと、内部にパウチを収納する収納部4が形成され、誘導部3と接続補助具14で誘導補助部4-Bが形成される。また、接続補助具14上端の誘導部3から、収納接続部1-Aaと収納接続部1-Bbで接続されていない本体1の底辺に絞り部が形成される構成とした。そして、連結した調整板受け12と調整具13を、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の一方の端部まで設けた調整溝10から挿入して、屈折した上部の調整溝10に移動し、収納口1-Eから、本体1内部に調整板11を収容して、調整板受け12で調整板11を支持している。
【0059】
実施例では、調整板11を調整板受け12と固定しないで支持しているが、調整板11を調整板受け12に固定してもよく、その支持方法、固定方法を特に限定するものではない。さらに、実施例11では、調整溝10は収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の一方の端部まで設けているが、本発明のパウチ補助具401のように、調整板受け12と調整具13を分離と連結が可能な構成を採用すれば、調整溝10を、収納部材1-Aと収納部材1-Bの長手方向の一方の端部まで設けることを特に限定するものではない。尚、パウチ補助具401の使用方法については、パウチ補助具301と同様である。
【0060】
本発明のパウチ補助具の操作手順、操作方法に関しては、パウチの内容物が、注
入容器外に零れることを軽減することができればよく、操作手順、操作方法を特に限定するものではない。
【0061】
本願発明のパウチ補助具は、例えば、食品のパウチは、鍋などの注入口広いものが多いのでパウチ補助具101-B、シャンプー、リンスなどの注ぐ容器の注入口が小さく注ぐことが困難な容器にはパウチ補助具102、パウチ補助具103、漂白剤、液体洗剤などの注ぐ容器の注入口が特殊なものはパウチ補助具101、パウチ補助具302など、用途により使い分けができる。
【0062】
本体1の大きさ、厚み、形状は、強度があり、使用しやすく、本願発明のパウチ補助具を最大限に活用でいきればよく、四角形、長方形、円柱形、楕円形など、パウチの種類、注ぐ容器の種類、デザインなどによって特に限定するものではない。また、素材については、強度があり、洗浄することができ、繰り返して使用できる鉄、アルミ、ステンレス、強化プラスチック、硬質ゴムなどが理想であるが、場合によっては、木、紙など特に限定するものではない。また、本発明では、収納部材を連続して本体1を形成しているが、結合、接続などの方法でもよく特に限定するものではない。
【0063】
把手2の個数、形状、大きさ、厚み、結合位置、結合方法、連結位置、連結方法は、強度があり、洗浄して繰り返して使用でき、持ちやすく、収納口1-E、絞り部5-A、絞り部5-B、絞り部5-D、絞り部5-F、絞り部5-G、絞り具5-C、誘導部3の機能や効果の妨げにならない位置で、絞り部5-A、絞り部5-B、絞り部5-D、絞り部5-F、絞り部5-Gの絞り出しの効果によって、本体の上部、側面、下部、前部、後部、或いは、本体1と一体型など、本願発明のパウチ補助具を最大限に活用でいきればよく特に限定するものではない。また、素材については本体1と同様に強度があり、洗浄することができ、繰り返して使用できる鉄、アルミ、ステンレス、強化プラスチック、硬質ゴムなどが理想であるが、場合によっては、木、紙など特に限定するものではない。
【0064】
絞り部5-A、絞り部5-B、絞り部5-D、絞り部5-F、絞り部5-Gの形状、長さ、位置、角度、幅、また、絞り具5-Cの形状、長さ、太さ、厚み、連結位置、連結角度、連結方法は、安全で、強度があり、パウチの内容物を十分に絞ることができ本願発明のパウチ補助具を最大限に活用できればよく特に限定するものではない。そして、絞り具止め5-Eの形状、大きさ、連結方法は、本体1と絞り具5-Cを確実に連結でき、絞り具5-Cが滞りなく可動すれば特に限定するものではない。更に、絞り具5-Cの素材については本体1と同様に強度があり、洗浄することができ、繰り返して使用できる鉄、アルミ、ステンレス、強化プラスチック、硬質ゴムなどが理想であるが、場合によっては、木、紙など特に限定するものではない。
【0065】
収納口1-Eの形状、位置、大きさは、パウチを速やかに収納することができ、破損しにくく、誘導部3、絞り部5-A、絞り部5-B、絞り部5-D、絞り部5-F、絞り部5-G、絞り具5-C、把手2が最大限に機能すればよく特に限定するものではない。
【0066】
誘導部3の形状、大きさ、長さ、位置は、パウチの内容物をボトルや鍋などに滞りなく、確実に注ぐことができればよく特に限定するものではない。また、本発明のパウチ補助具の本体1と誘導部3の素材を切替えた構成としてもよく、本体1と誘導部3が同一素材であることを特に限定するものではない。
【0067】
係止具6の位置、大きさ、長さ、幅、結合方法は、強度があり、絞り部5-Aの機能を妨げることなく、誘導部3を、係止具6の位置でボトルなどの容器に係止することができればよく特に限定するものではない。
【0068】
支持部7の形状、大きさ、長さ、位置は、強度があり、詰替えをする際に、本
体から取り外した注入容器の蓋やポンプなどを、確実に支持することができ、絞り部5-B、絞り部5-D絞り部5-G、絞り具5-Cが最大限に機能すればよく特に限定するものではない。また、支持部7は、収納部材1-Aと収納部材1-Bの両方、または、いずれか一方に設けてもよく特に限定するものではない。
【0069】
調整板11、調整板受け12、調整具13の形状、大きさ、長さ、幅、厚み、また、調
整板受け12と調整具13の結合方法、結合位置、連結方法、連結位置は、強度があり、任意の位置で係止することができ、調整板11と調整溝10が最大限に機能すればよく特に限定するものではない。また、素材については本体1と同様に強度があり、洗浄することができ、繰り返して使用できる鉄、アルミ、ステンレス、強化プラスチック、硬質ゴムなどが理想であるが、場合によっては、木、紙などを特に限定するものではない。
【0070】
調整溝10の形状、長さ、幅、本数、角度、位置は、強度があり、合一した調整板1
1、調整板受け12、調整具13が本体1から抜け落ちることなく、任意の位置で係止することができ、合一した調整板11、調整板受け12、調整具13が最大限に機能すればよく特に限定するものではない。
【0071】
絞り具支え9、絞り具支え9-B、絞り具支え9-Cの形状、大きさ、長さ、素材、角度、結合方法、結合位置は、強度があり、絞り具5-Cを確実に支持できればよく特に限定するものではない。
【0072】
収納接続部1-Aa、収納接続部1-Bbの形状、大きさ、長さ、素材、位置、接続方法、構成は、強度があり、収納部材1-Aと収納部材1-Bが、使用中に容易に分離することなく確実に接続することができ、組み立て、分解が簡易な操作ででき、場合によっては、収納接続部1-Aaと収納接続部1-Bbを接続したことで、絞り部が形成できればよく、本発明のパウチ補助具が最大限に機能すれば特に限定するものではない。
【0073】
接続補助具14の形状、大きさ、長さ、厚み、素材は、強度があり、本体1の収納部材1-Aと収納部材1-Bが、使用中に容易に分離することなく確実に接続することでき、組み立て、分解が簡易な操作ででき、パウチの内容物を誘導する機能を最大限に活用できればよく特に限定するものではない。
【符号の説明】
【0074】
101 パウチ補助具
101-A パウチ補助具
101-B パウチ補助具
102 パウチ補助具
103 パウチ補助具
104 パウチ補助具
105 パウチ補助具
201 パウチ補助具
202 パウチ補助具
301 パウチ補助具
302 パウチ補助具
303 パウチ補助具
401 パウチ補助具
1 本体
1-A 収納部材
1-Ab 収納接続部
1-B 収納部材
1-Bb 収納接続部
1-C 収納部材
1-E 収納口
2 把手
2-a 把手凸部
2-b 把手凹部
2-c 把手連結部
3 誘導部
4 収納部
4-A 誘導補助部
4-B 誘導補助部
5-A 絞り部
5-B 絞り部
5-C 絞り具
5-D 絞り部
5-E 絞り具止め
5-F 絞り部
5-G 絞り部
6 係止具
7 支持部
8 跳ね防止部材
9 絞り具支え
9-B 絞り具支え
9-C 絞り具支え
10 調整溝
11 調整板
12 調整板受け
12-a 調整板受け本体
12-b 調整板受け凹部
13 調整具
13-a 調整具本体
13-b 調整具凸部
14 接続補助具
14-a 係止部
14-b 誘導部受け
a ポンプ
b チューブ
c ボトル
d パウチ
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
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