(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024150535
(43)【公開日】2024-10-23
(54)【発明の名称】被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための機器、システム、および方法
(51)【国際特許分類】
A61B 3/103 20060101AFI20241016BHJP
【FI】
A61B3/103
【審査請求】有
【請求項の数】41
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024112235
(22)【出願日】2024-07-12
(62)【分割の表示】P 2021543150の分割
【原出願日】2020-01-23
(31)【優先権主張番号】62/796,240
(32)【優先日】2019-01-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MATLAB
2.VISUAL BASIC
(71)【出願人】
【識別番号】515337844
【氏名又は名称】6 オーバー 6 ビジョン リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(72)【発明者】
【氏名】リモン オフェール
(72)【発明者】
【氏名】ズロトニク アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】キッテンプロン ヤイール
(72)【発明者】
【氏名】ブレグマン アミタイ オルナ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する。
【解決手段】計算装置は、深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別するように、また被検眼の深度情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。機器は、深度マッピング情報を生成する深度情報捕捉装置と、深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別し、被検眼の深度情報に基づいて、前記被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されたプロセッサと、を備える。
【選択図】
図3A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ実行可能な命令を含む1つ以上の有形コンピュータ可読非一時的格納媒体を含む製品であって、
前記命令は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサが計算装置に、
深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別させることと、
前記被検眼の前記深度情報に基づいて、前記被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させることと、
を可能にするように操作可能である、製品。
【請求項2】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値を識別させ、前記深度値に基づいて、前記被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1に記載の製品。
【請求項3】
前記被検眼の前記水晶体を介して捕捉された前記深度値が、前記被検眼の網膜に対応する深度値を含む、請求項2に記載の製品。
【請求項4】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記被検眼と、前記深度マッピング情報が捕捉される深度情報捕捉装置との間の距離に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1に記載の製品。
【請求項5】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼と前記深度情報捕捉装置との間の距離を決定させる、請求項4に記載の製品。
【請求項6】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼の所定の領域に対応する深度値を識別させ、前記被検眼の前記所定の領域に対応する深度値に基づいて、前記被検眼と前記深度情報捕捉装置との間の距離を決定させる、請求項4に記載の製品。
【請求項7】
前記被検眼の前記所定の領域が、前記被検眼の強膜、または前記被検眼の瞳孔の周りの不透明領域を含む、請求項6に記載の製品。
【請求項8】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記深度情報捕捉装置の位置に対応する位置情報に基づいて、前記被検眼と前記深度情報捕捉装置との間の距離を決定させる、請求項4に記載の製品。
【請求項9】
前記命令は、実行されると、ΔPで示される度数補正係数を決定することによって、前記計算装置に、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させ、ΔPは、
【数1】
であり、u’は前記深度マッピング情報に基づく深度値を示し、dは、前記被検眼と前記深度情報捕捉装置との間の距離に基づく距離値を示す、請求項4に記載の製品。
【請求項10】
前記命令は、実行されると、前記計算装置は、ユーザインターフェースがユーザに命令して、ミラーに面する深度情報捕捉装置を位置決めして、その結果、前記深度マッピング情報が前記ミラーを介して捕捉されるようにする、請求項1に記載の製品。
【請求項11】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼の第一の領域に対応する第一の深度値と、前記被検眼の第二の領域に対応する第二の深度値とを識別させ、前記第一の深度値および前記第二の深度値に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1に記載の製品。
【請求項12】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼の前記第一の領域に対応する第一の複数の深度値を識別させ、前記深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼の前記第二の領域に対応する第二の複数の深度値を識別させ、前記第一および第二の複数の深度値に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項11に記載の製品。
【請求項13】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記第一の複数の深度値に基づいて、距離値を決定させ、前記第二の複数の深度値に基づいて、深度値を決定させ、前記深度値および前記距離値に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項12に記載の製品。
【請求項14】
前記被検眼の前記第一の領域は、前記被検眼の瞳孔を含み、前記被検眼の前記第二の領域は、前記被検眼の瞳孔の周囲の領域を含む、請求項11に記載の製品。
【請求項15】
前記命令は、実行されると、前記計算装置は、ユーザインターフェースがユーザに命令して、前記被検眼から所定の距離で前記深度マッピング情報を捕捉するために、深度情報捕捉装置を位置決めさせる、請求項1に記載の製品。
【請求項16】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記被検眼の画像の画像情報を処理させ、前記画像情報に基づいて、前記被検眼の前記深度情報を識別させる、請求項1に記載の製品。
【請求項17】
前記命令は、実行されると、眼科用レンズを介して捕捉された深度情報として前記深度情報を処理することによって、前記計算装置に、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1に記載の製品。
【請求項18】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記被検眼から頂点距離にある眼鏡レンズを介して捕捉された深度情報として前記深度情報を処理することによって、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項17に記載の製品。
【請求項19】
前記命令は、実行されると、前記被検眼上のコンタクトレンズを介して捕捉された深度情報として前記深度情報を処理することによって、前記計算装置に、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項17に記載の製品。
【請求項20】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記眼科用レンズの1つ以上のパラメータに基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項17に記載の製品。
【請求項21】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項22】
前記複数の異なる深度マッピング情報入力は、少なくとも第一の深度マッピング情報入力と第二の深度マッピング情報入力とを含み、前記第一の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と前記被検眼との間の第一の相対位置で捕捉され、前記第二の深度マッピング情報入力は、前記深度情報捕捉装置と前記被検眼との間の前記第一の相対位置とは異なる第二の相対位置で捕捉される、請求項21に記載の製品。
【請求項23】
前記第一の相対位置は、前記深度情報捕捉装置と前記被検眼との間の第一の相対距離を含み、前記第二の相対位置は、前記深度情報捕捉装置と前記被検眼との間の前記第一の相対距離とは異なる第二の相対距離を含む、請求項22に記載の製品。
【請求項24】
前記第一の相対位置は、深度捕捉経線と前記被検眼の垂直経線との間の第一の相対角度を含み、前記第二の相対位置は、前記深度捕捉経線と前記被検眼の前記垂直経線との間の前記第一の相対角度とは異なる第二の相対角度を含む、請求項22に記載の製品。
【請求項25】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記第一の深度マッピング情報入力を捕捉するための第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線と、前記第二の深度マッピング情報入力を捕捉するための第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線との間の角度に基づいて、前記第一および第二の深度マッピング情報入力を処理させる、請求項24に記載の製品。
【請求項26】
前記命令は、実行されると、前記計算装置は、ユーザインターフェースがユーザに命令して、前記第一の相対位置での前記第一の深度マッピング情報入力と、前記第二の相対位置での前記第二の深度マッピング情報入力とを捕捉するために、前記深度情報捕捉装置と前記被検眼との間の相対位置を変更させる、請求項22に記載の製品。
【請求項27】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、前記被検眼の円柱軸または前記被検眼の円柱屈折力のうちの少なくとも1つを決定させる、請求項21に記載の製品。
【請求項28】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、単一の深度マップを含む深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項29】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記被検眼の調節誤差を低減するように構成された所定のパターンをグラフィックディスプレイに表示させる、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項30】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記深度情報を構造化光深度測定の深度情報として処理することによって、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項31】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、マルチカメラ深度測定の深度情報として前記深度情報を処理することによって、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項32】
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、飛行時間(ToF)測定の深度情報として前記深度情報を処理することによって、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項33】
前記深度マッピング情報は、深度マッパからの少なくとも1つの深度マップを含む、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項34】
前記深度マッピング情報は、マルチカメラ装置からの画像情報を含む、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項35】
前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータは、前記被検眼の水晶体の水晶体度数を補正するための度数補正係数を含む、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項36】
前記屈折異常が、近視、遠視、円柱屈折力および/または円柱軸を含む乱視のうちの少なくとも1つを含む、請求項1~20のいずれか一項に記載の製品。
【請求項37】
深度マッピング情報を生成する深度情報捕捉装置と、
前記深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別し、前記被検眼の前記深度情報に基づいて、前記被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されたプロセッサと、
を備える、機器。
【請求項38】
前記プロセッサは、前記被検眼と前記深度情報捕捉装置との間の距離に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定するように構成される、請求項37に記載の機器。
【請求項39】
被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する方法であって、
深度マッピング情報を処理して、前記被検眼の深度情報を識別するステップと、
前記被検眼の前記深度情報に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定するステップと、
を含む、方法。
【請求項40】
前記深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値を識別するステップと、前記深度値に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定するステップとを含む、請求項39に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(相互参照)
本出願は、2019年1月24日に出願された米国仮特許出願第62/796,240号(発明の名称「被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する機器、システムおよび方法」)の利益および優先権を主張し、その開示全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本明細書に記載される実施形態は、概して、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定することに関する。
【背景技術】
【0003】
屈折異常(「屈折性異常」とも呼ばれる)は、例えば、眼の形状に起因して、光を網膜上に正確に集束させる眼の問題である。
【0004】
屈折異常の最も一般的なタイプは、近視、遠視、および乱視である。
【0005】
屈折異常は、眼鏡、コンタクトレンズ、または手術によって矯正することができる。
【0006】
患者の眼の検査は、検眼士または眼科医などの眼鏡処方者によって実行され、眼鏡および/またはコンタクトレンズの1つ以上のパラメータを決定して、患者に適した補正レンズを構築および/または提供することができる。
【発明の概要】
【0007】
説明を単純化して、明確にするために、図に示される要素は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。例えば、いくつかの要素の寸法は、提示を明確にするために、他の要素に対して誇張されることがある。さらに、参照番号は、対応または類似する要素を示すために、図面の間で繰り返されることがある。図面を以下に列挙する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】いくつかの例示的な実施形態に従うシステムの概略ブロック図である。
【
図2】いくつかの例示的な実施形態に従って実装され得る3つの眼モデルの概略図である。
【
図3A】いくつかの例示的な実施形態に従う1つの測定スキームの概略図である。
【
図3B】いくつかの例示的な実施形態に従う1つの測定スキームの概略図である。
【
図3C】いくつかの例示的な実施形態に従う1つの測定スキームの概略図である。
【
図4】いくつかの例示的な実施形態に従う回転の楕円の概略図である。
【
図5】いくつかの例示的な実施形態に従って実装され得る多軸深度マッパの概略図である。
【
図6】いくつかの例示的な実施形態に従って、被検眼の画像、被検眼の第一の深度マップ、および被検眼の第二の深度マップの概略図である。
【
図7】いくつかの例示的な実施形態に従って、測定において実装され得るパターンの2つの画像の概略図である。
【
図8】いくつかの例示的な実施形態に従って、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する方法の概略フローチャート図である。
【
図9】いくつかの例示的な実施形態による製品の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の詳細な説明では、本例示の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細について述べる。しかしながら、いくつかの実施形態は、これらの特定の詳細なしに実施され得ることが、当業者によって理解されるであろう。他の例では、議論を曖昧にしないように、周知の方法、手順、コンポーネント、ユニット、および/または回路は、詳細に説明されていない。
【0010】
以下の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットまたはバイナリデジタル信号に対する動作のアルゴリズムおよび記号表現に関して提示される。これらのアルゴリズムの説明および表現は、データ処理技術の当業者が他の当業者に作業の内容を伝えるために使用する技法とすることができる。
【0011】
アルゴリズムは、ここでは、一般に、所望の結果をもたらす自己矛盾のない一連の操作または操作であると考えられる。これらは、物理量の物理的操作を含む。通常、必ずしも必要ではないが、これらの物理量は、格納、転送、結合、比較、およびその他の操作が可能な電気信号または磁気信号の形成を捕捉する。これらの信号を、ビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などと呼ぶことが、主に一般的な使用の理由から、時には便利であることが分かっている。しかしながら、これらの用語および類似の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、これらの量に適用される便利なラベルにすぎないことを理解されたい。
【0012】
例えば、「処理する」、「計算する」、「算出する」、「決定する」、「確立する」、「分析する」、「チェックする」などの用語を利用する本明細書での説明は、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリ内の物理(例えば、電子)量として表されるデータを、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリ、あるいは動作および/またはプロセスを実行するための命令を格納することができる他の情報格納媒体内の物理量として同様に表される他のデータに操作および/または変換する、コンピュータ、計算プラットフォーム、計算システム、または他の電子計算装置の動作および/またはプロセスを指すことができる。
【0013】
本明細書で使用される「複数(plurality)」および「複数(a plurality)」という用語は、例えば、「複数(multiple)」または「2つ以上」を含む。例えば、「複数のアイテム」は、2つ以上のアイテムを含む。
【0014】
「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」、「様々な実施形態」などへの言及は、そのように記載された実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことができるが、すべての実施形態が必ずしも特定の特徴、構造、または特性を含むわけではないことを示す。さらに、「一実施形態において」という語句の繰り返しの使用は、必ずしも同じ実施形態を指すわけではないが、そのようにすることもできる。
【0015】
本明細書で使用されるように、共通の対象物を記述するための順序形容詞「第一」、「第二」、「第三」などの使用は、別段の指定がない限り、単に、同様の対象物の異なるインスタンスが参照されていることを示し、そのように記述された対象物が、時間的、空間的、ランキングで、または任意の他の方法で、所与のシーケンスでなければならないことを暗示することを意図しない。
【0016】
いくつかの実施形態は、例えば、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、またはハードウェア要素とソフトウェア要素の両方を含む実施形態の形態を捕捉することができる。いくつかの実施形態は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含むソフトウェアで実装され得るが、これらのソフトウェアに限定されない。
【0017】
さらに、いくつかの実施形態は、コンピュータまたは任意の命令実行システムによって、またはそれに関連して使用するプログラムコードを提供するコンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータプログラム製品の形態を捕捉することができる。例えば、コンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、機器、または装置によって、またはそれに関連して使用するために、プログラムを含有、通信、伝播、または移送することができる任意の機器であってもよいし、それらを含んでいてもよい。
【0018】
いくつかの例示的な実施形態では、媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体システム(または機器または装置)または伝搬媒体であってもよい。コンピュータ可読媒体のいくつかの例示的な例には、半導体またはソリッドステートメモリ、磁気テープ、リムーバブルコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、剛性磁気ディスク、および光ディスクを含むことができる。光ディスクのいくつかの例示的な例には、コンパクトディスク読出し専用メモリ(CD-ROM)、コンパクトディスク読出し/書込み(CD-R/W)、およびDVDを含む。
【0019】
いくつかの例示的な実施形態では、プログラムコードを格納および/または実行するのに適したデータ処理システムは、例えば、システムバスを介して、メモリ要素に直接的または間接的に結合された少なくとも1つのプロセッサを含むことができる。メモリ要素は、例えば、プログラムコードの実際の実行中に使用されるローカルメモリ、バルクストレージ、および実行中にバルクストレージからコードを検索しなければならない回数を減らすために少なくとも何らかのプログラムコードの一時的なストレージを提供し得るキャッシュメモリを含んでもよい。
【0020】
いくつかの例示的な実施形態では、入力/出力またはI/O装置(キーボード、ディスプレイ、ポインティング装置などを含むが、これらに限定されない)は、直接または介在するI/Oコントローラを介してシステムに結合され得る。いくつかの例示的な実施形態では、ネットワークアダプタをシステムに結合して、データ処理システムが、例えば、介在するプライベートネットワークまたはパブリックネットワークを介して、他のデータ処理システムまたはリモートプリンタまたは格納装置に結合できるようにすることができる。いくつかの例示的な実施形態では、モデム、ケーブルモデムおよびイーサネット(登録商標)カードは、ネットワークアダプタのタイプの実例である。他の適切なコンポーネントを使用してもよい。
【0021】
いくつかの実施形態は、1つ以上の有線または無線リンクを含んでもよく、無線通信の1つ以上のコンポーネントを利用してもよく、無線通信の1つ以上の方法またはプロトコルなどを利用してもよい。いくつかの実施形態は、有線通信および/または無線通信を利用することができる。
【0022】
いくつかの実施形態は、様々な装置およびシステム、例えば、携帯電話、スマートフォン、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、携帯情報端末(PDA)装置、ハンドヘルドPDA装置、モバイルまたは携帯装置、非モバイルまたは非携帯装置、セルラ電話、無線電話、1つ以上の内部アンテナおよび/または外部アンテナを有する装置、無線ハンドヘルド装置などとともに使用することができる。
【0023】
ここで、
図1を参照すると、この図は、いくつかの例示的な実施形態によるシステム100のブロック図を概略的に示す。
【0024】
図1に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、計算装置102を含むことができる。
【0025】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、適切なハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネント、例えば、プロセッサ、コントローラ、メモリユニット、格納ユニット、入力ユニット、出力ユニット、通信ユニット、オペレーティングシステム、アプリケーションなどを使用して実装され得る。
【0026】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、計算装置、モバイル装置、携帯電話、スマートフォン、携帯電話、ノートブック、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルド装置、携帯情報端末装置、ハンドヘルド携帯情報端末装置、無線通信装置などを含み得る。
【0027】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、プロセッサ191、入力ユニット192、出力ユニット193、メモリユニット194、および/または格納ユニット195のうちの1つ以上を含むことができる。装置102は、任意選択で、他の適切なハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントを含むことができる。いくつかの例示的な実施形態では、装置102の1つ以上のコンポーネントの一部または全部は、共通のハウジングまたはパッケージングに封入されてもよく、1つ以上の有線または無線リンクを使用して、相互接続または操作可能に関連付けされてもよい。他の実施形態では、装置102のうちの1つ以上のコンポーネントは、複数または別個の装置の間で分散され得る。
【0028】
いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサ191は、例えば、中央処理ユニット(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、1つ以上のプロセッサコア、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、マイクロプロセッサ、ホストプロセッサ、コントローラ、複数のプロセッサまたはコントローラ、チップ、マイクロチップ、1つ以上の回路、回路構成、ロジックユニット、集積回路(IC)、特定用途向けIC(ASIC)、または任意の他の適切な多目的または特定のプロセッサまたはコントローラを含み得る。プロセッサ191は、例えば、装置102のオペレーティングシステム(OS)および/または1つ以上の適切なアプリケーションの命令を実行することができる。
【0029】
いくつかの例示的な実施形態では、入力ユニット192は、例えば、キーボード、キーパッド、マウス、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックボール、スタイラス、マイクロフォン、または他の適切なポインティング装置もしくは入力装置を含むことができる。出力ユニット193は、例えば、モニタ、スクリーン、タッチスクリーン、フラットパネルディスプレイ、発光ダイオード(LED)表示ユニット、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニット、プラズマ表示ユニット、1つ以上のオーディオスピーカまたはイヤホン、または他の適切な出力装置を含むことができる。
【0030】
いくつかの例示的な実施形態では、メモリユニット194は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SD-RAM)、フラッシュメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、キャッシュメモリ、バッファ、短期メモリユニット、長期メモリユニット、または他の適切なメモリユニットを含む。格納ユニット195は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ(SSD)、または他の適切なリムーバブルまたは非リムーバブル格納ユニットを含み得る。メモリユニット194および/または格納ユニット195は、例えば、装置102によって処理されたデータを格納することができる。
【0031】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、無線および/または有線ネットワーク103を介して、1つ以上の他の装置と通信するように構成され得る。
【0032】
いくつかの例示的な実施形態では、ネットワーク103は、有線ネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線LANネットワーク、無線ネットワーク、セルラーネットワーク、無線フィデリティ(WiFi)ネットワーク、IRネットワーク、ブルートゥース(登録商標)(BT)ネットワークなどを含み得る。
【0033】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102によって、例えば、本明細書で説明されるように、1人以上のユーザが装置102の1つ以上のプロセス、アプリケーション、および/またはモジュールと対話することが可能になり得る。
【0034】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、1つ以上の操作、モジュール、プロセス、手順、および/またはその他を実行および/または実施するように構成され得る。
【0035】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、後述するように、例えば、ユーザおよび/または患者の被検眼の屈折異常(「屈折性異常」とも呼ばれる)の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0036】
いくつかの例示的な実施形態では、屈折異常は、例えば、被検眼の形状に起因して、例えば、被検眼の網膜上に光を正確に集束させる際の被検眼の問題を含み得る。
【0037】
いくつかの例示的な実施形態では、屈折異常は、例えば、近視(「近眼」とも呼ばれる)、遠視(「遠眼」とも呼ばれる)、および/または乱視を含むことができる。
【0038】
一例では、被検眼の屈折異常は、被検眼のための眼科用レンズ、または手術によって矯正されてもよい。
【0039】
例えば、眼科用レンズは、視力を改善するように構成されたレンズを含むことができる。
【0040】
一例では、眼科用レンズは、例えば、患者、装置102のユーザ、および/または任意の他のユーザの眼鏡内で組み立てられるか、または組み立てられるように構成されてもよい。
【0041】
別の例では、眼科用レンズは、コンタクトレンズ、眼内レンズ、水泳用ゴーグルレンズなどを含むことができる。
【0042】
別の例では、眼科用レンズは、ビジョンを改善するように構成された任意の他の光学レンズ、例えば、処方レンズまたは任意の他のレンズを含んでもよい。
【0043】
いくつかの例示的な実施形態では、眼検査は、例えば、検眼士または眼科医などの眼鏡処方者によって実行されて、眼科用レンズの1つ以上の光学パラメータを決定して、例えば、患者に適した補正レンズを構築および/または提供することができる。
【0044】
いくつかの例示的な実施形態では、補正レンズの1つ以上の光学パラメータは、補正レンズの球面屈折力、円柱屈折力、円柱軸、および/または補正レンズの任意の他のパラメータを含むことができる。
【0045】
いくつかの例示的な実施形態において、近視または遠視の程度は、例えば、後述するように、被検眼の水晶体の焦点距離と被検眼の網膜との間の距離差と相関され得る。
【0046】
図2を参照すると、この図は、3つの眼モデルが模式的に示されており、これらのモデルは、いくつかの例示的な実施形態に従って実装され得る。
【0047】
いくつかの例示的な実施形態では、3つの眼モデルは、眼モデル、例えば、水晶体202および網膜204を含む単純化された眼モデルを使用することができ、これは、例えば、一部または全部の眼光学系を置き換えることができる。
【0048】
いくつかの例示的な実施形態では、
図2に示されるように、水晶体202上に向けられた光ビーム207は、点209、例えば、スポット、例えば、水晶体の焦点距離に対応するスポットに収束してもよい。
【0049】
例えば、光ビーム207は、無限遠に、例えば、水晶体202の光軸上に、例えば、被検眼の角膜に垂直に配置される光源によって提供されてもよい。
【0050】
いくつかの例示的な実施形態では、点209は、水晶体202からf’で示される焦点距離213にあってもよい。
【0051】
いくつかの例示的な実施形態では、第一の眼モデル200は、例えば、後述するように、正常視力を示すことができる。
【0052】
いくつかの例示的な実施形態では、眼モデル200によれば、例えば、水晶体202と網膜204との間の距離203(L’で示される)は、焦点距離213に等しくてもよい。例えば、焦点距離213と距離203との間の距離差は、ゼロに等しくてもよい。
【0053】
いくつかの例示的な実施形態では、第二の眼モデル210は、例えば、後述するように、近視を有する眼、すなわち、近眼を示すことができる。
【0054】
いくつかの例示的な実施形態では、眼モデル210によれば、例えば、水晶体202と網膜204との間の距離212は、焦点距離213よりも長くてもよく、これは、近視または近眼のビジョンをもたらし得る。例えば、焦点距離213と距離212との間にΔLと表記される距離差215があってもよい。
【0055】
いくつかの例示的な実施形態では、第三の眼モデル220は、例えば、後述するように、遠視または遠視を有する眼を示してもよい。
【0056】
いくつかの例示的な実施形態では、眼モデル220によれば、例えば、水晶体202と網膜204との間の距離222は、焦点距離213よりも短くてもよく、これは、遠視または遠眼のビジョンをもたらし得る。例えば、水晶体202の焦点距離213と距離222との間にΔLと表記される距離差225が存在してもよい。
【0057】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、例えば、後述するように、例えば、補助光学手段を使用しなくても、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0058】
一例では、システム100は、例えば、レチノスコープ、自動式屈折器、および/または任意の他の補助機械もしくは要素を使用しなくても、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0059】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータは、例えば、後述するように、近視、遠視を補正するための補正係数、および/または乱視を補正するための複数の補正係数を含むことができる。
【0060】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、例えば、後述するように、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成された少なくとも1つのサービス、モジュール、コントローラ、および/またはアプリケーション160を含んでもよい。
【0061】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の屈折異常分析を実行するように構成された自動屈折器または自動式屈折器の機能を含むこと、および/または実行することができる。
【0062】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、計算コード、ワード、値、シンボルなどを含み、またはそれらとして実装されてもよい。
【0063】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、装置102によって実行されるローカルアプリケーションを含むことができる。例えば、後述するように、例えば、メモリユニット194および/または格納ユニット195は、アプリケーション160に帰着する命令を格納することができ、および/またはプロセッサ191は、アプリケーション160に帰着する命令を実行するように、および/または、アプリケーション160の1つ以上の計算および/またはプロセスを実行するように構成することができる。
【0064】
他の実施形態では、アプリケーション160は、任意の適切な計算システム、例えば、サーバ170によって実行されるリモートアプリケーションを含むことができる。
【0065】
いくつかの例示的な実施形態において、サーバ170は、リモートサーバ、ウェブベースサーバ、クラウドサーバ、および/または任意の他のサーバを少なくとも含み得る。
【0066】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後述するように、サーバ170は、アプリケーション160をもたらす命令を格納した適切なメモリおよび/または格納ユニット174と、命令を実行するのに適切なプロセッサ171とを含むことができる。
【0067】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、リモートアプリケーションとローカルアプリケーションとの組合せを含むことができる。
【0068】
一例では、アプリケーション160は、アプリケーション160が装置102のユーザによってローカルに実行されてもよいように、他の計算システム、例えば、サーバ170から装置102のユーザによってダウンロードおよび/または受信されてもよい。例えば、命令は、例えば、装置102のプロセッサ191によって実行される前に、装置102のメモリまたは任意の適切な短期メモリまたはバッファに、例えば、一時的に、受信され、格納され得る。
【0069】
別の例では、アプリケーション160は、装置102によってローカルに実行されるフロントエンドと、サーバ170によって実行されるバックエンドとを含んでもよい。例えば、フロントエンドは、ローカルアプリケーション、ウェブアプリケーション、ウェブサイト、ウェブクライアント、例えば、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)ウェブアプリケーションなどを含むこと、および/またはそれらとして実装されることもできる。
【0070】
例えば、後述するように、例えば、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する1つ以上の第一の操作は、例えば、装置102によって局所的に実行されてもよく、及び/または被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する1つ以上の第二の操作は、サーバ170によって遠隔的に実行されてもよい。
【0071】
他の実施形態では、アプリケーション160は、任意の他の適切な計算構成および/またはスキームを含むことができる。
【0072】
いくつかの例示的な実施形態では、システム100は、装置102のユーザと、システム100の1つ以上の要素、例えば、アプリケーション160との間をインターフェースするためのインターフェース110、例えば、ユーザインターフェースを含むことができる。
【0073】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110は、任意の適切なハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネント、例えば、プロセッサ、コントローラ、メモリユニット、格納ユニット、入力ユニット、出力ユニット、通信ユニット、オペレーティングシステム、および/またはアプリケーションを使用して実装され得る。
【0074】
いくつかの実施形態では、インターフェース110は、システム100の任意の適切なモジュール、システム、装置、またはコンポーネントの一部として実装されてもよい。
【0075】
他の実施形態では、インターフェース110は、システム100の別個の要素として実装されてもよい。
【0076】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110は、装置102の一部として実装されてもよい。例えば、インターフェース110は、装置102に関連付けられ、および/またはその一部として含まれてもよい。
【0077】
一例では、インターフェース110は、例えば、ミドルウェアとして、および/または装置102の任意の適切なアプリケーションの一部として実装され得る。例えば、インターフェース110は、アプリケーション160の一部として、および/または装置102のOSの一部として実装されてもよい。
【0078】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110は、サーバ170の一部として実装されてもよい。例えば、インターフェース110は、サーバ170の一部として関連づけられること、および/または含むことができる。
【0079】
一例では、インターフェース110は、ウェブベースのアプリケーション、ウェブサイト、ウェブページ、プラグイン、ActiveXコントロール、リッチコンテンツコンポーネント、例えば、フラッシュまたはShockwaveコンポーネントなどを含むこと、またはそれらの一部とすることができる。
【0080】
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース110は、例えば、ゲートウェイ(GW)112および/またはアプリケーションプログラミングインタフェース(API)114に関連付けること、および/またはそれらを含むことで、例えば、システム100の要素間で、および/または1つ以上の他の、例えば、内部または外部の関係者、ユーザ、アプリケーション、および/またはシステムに情報および/または通信を通信することができる。
【0081】
いくつかの実施形態では、インターフェース110は、任意の適切なグラフィックユーザインタフェース(GUI)116および/または任意の他の適切なインターフェースを含み得る。
【0082】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後述するように、アプリケーション160は、例えば、被検眼の深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0083】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、環境の深度マッピング情報を捕捉し、作成し、および/または決定するように構成された深度情報捕捉装置118または任意の他の装置もしくはシステムを含み得る。
【0084】
一例では、アプリケーション160は、例えば、アプリケーション160が装置102によってローカルに実装される場合、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータをローカルに決定するように構成され得る。この例によれば、深度情報捕捉装置118は、例えば、後述するように、深度マッピング情報を生成するように構成されてもよく、アプリケーション160は、例えば、深度情報捕捉装置118から深度マッピング情報を受信し、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0085】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、アプリケーション160がサーバ170によって実装されている場合、または、アプリケーション160のバックエンドがサーバ170によって実装されている場合、例えば、アプリケーション160のフロントエンドが装置102によって実装されている場合に、遠隔的に被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。この例によれば、深度情報捕捉装置118は、深度マッピング情報を作成するように構成されてもよく、アプリケーション160のフロントエンドは、深度マッピング情報を受信するように構成されてもよく、サーバ170および/またはアプリケーション160のバックエンドは、例えば、アプリケーション160のフロントエンドから受信された情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0086】
一例では、装置102および/またはアプリケーション160のフロントエンドは、例えば、後述するように、例えば、ネットワーク103を介して、サーバ170に深度マッピング情報と、任意選択で追加情報とを送信するように構成されてもよく、および/またはアプリケーション160のサーバ170および/またはバックエンドは、深度マッピング情報を受信し、例えば、装置102からの深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0087】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マッピング情報は、例えば、後述するように、少なくとも1つの深度マップを含むことができる。
【0088】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後述するように、深度マッピング情報は、1つ以上の捕捉された画像の画像情報、例えば、赤緑青(RGB)画像情報、および/または、任意の他のタイプの画像情報を含むことができる。
【0089】
別の例では、深度マッピング情報は、深度マップを生成するのに適し得る任意の他の追加または代替の情報を含み得る。
【0090】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、例えば、後述するように、環境の深度マップを提供するように構成された深度マッパを含むことができる。
【0091】
一例では、深度マッピング情報は、例えば、深度マッパからの少なくとも1つの深度マップを含むことができる。
【0092】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マッパは、照明器またはプロジェクタ、および深度センサを含むことができる。
【0093】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、構造化光システムを含んでもよく、そのシステムには、例えば、光構造を投影するための構造化光プロジェクタと、光構造を捕捉するためのカメラを含む。
【0094】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、構造化光ステレオカメラを含んでもよく、そのステレオカメラには、例えば、光構造を投影するための構造化光プロジェクタと、デュアルカメラを含む。
【0095】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、赤外線(IR)源およびIRセンサを、例えば、構造化光システム内に含んでもよい。
【0096】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、飛行時間(ToF)深度センサを含んでもよく、この深度センサは、例えば、後述するように、ToF測定に従って深度マッピング情報を決定するように構成されてもよい。
【0097】
他の実施形態では、深度情報捕捉装置118は、環境の深度マップを作成するように構成された任意の他の装置またはシステムを含むことができる。
【0098】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、例えば、後述するように、マルチカメラ装置を含むことができる。
【0099】
一例では、深度情報捕捉装置118は、例えば、マルチカメラ装置からの画像情報を含む深度マッピング情報を提供することができる。
【0100】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、マルチカメラ装置、例えば、2つ以上のカメラ、例えば、デュアルカメラ、ステレオカメラ、複数のカメラ、または複数のカメラの任意の他の配置を含むことができる。
【0101】
一例では、深度情報捕捉装置118は、複数のそれぞれのカメラから複数の画像を捕捉し、生成するように構成することができる。例えば、深度情報捕捉装置118は、第一のカメラによって第一の画像を捕捉し、第二のカメラによって第二の画像を捕捉することができる。この例によれば、アプリケーション160および/または深度情報捕捉装置118は、例えば、画像処理アルゴリズム、方法などを使用して、例えば、第一の画像および第二の画像に基づいて、深度マップを決定するように構成され得る。
【0102】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、例えば、後述するように、例えば、複数の深度マッパを含む多軸深度マッパシステムを含むことができる。
【0103】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、例えば、後述するように、例えば、複数のマルチカメラ装置を含む多軸マルチカメラシステムを含んでもよい。
【0104】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、環境の深度マッピング情報を作成するように構成され得る、任意の他の追加または代替のセンサ、要素、および/またはコンポーネントを含み得る。
【0105】
一例では、本明細書で説明する1つ以上の計算は、複数の異なる種類の深度情報捕捉装置118を用いた実装に適していることがある。例えば、1つ以上の計算は、例えば、IR波長および/または可視光スペクトルに基づいて、異なる種類について構成および/または調整されてもよい。
【0106】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、深度情報捕捉装置118が、例えば、「セルフィー」のように、被検眼に面しているか、またはそれに向けているときに、被検眼の深度情報捕捉装置118によって捕捉された深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定して、被検眼の深度マッピング情報を捕捉するように構成され得る。
【0107】
一例では、深度情報捕捉装置118による深度マッピング情報の作成は、例えば、現実世界において、異なる座標から捕捉または投影された点の視差に基づくことができる。
【0108】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するために、例えば、深度情報捕捉装置118によって捕捉された被検眼の深度情報および/または深度データを使用するように構成されてもよい。
【0109】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、深度情報捕捉装置118によって捕捉された深度マッピング情報を処理して、例えば、被検眼の深度情報を検出および/または識別するように構成され得る。
【0110】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別するように構成されてもよい。
【0111】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の深度情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0112】
いくつかの例示的な実施形態では、屈折異常は、例えば、後述するように、例えば、近視、遠視、円柱屈折力および/または円柱軸を含む乱視、および/または、任意の他の屈折異常を含んでもよい。
【0113】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータは、例えば、後述するように、被検眼の水晶体の水晶体度数を補正するための度数補正係数を含むことができる。
【0114】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マッピング情報は、例えば、後述するように、深度マッパ、例えば、深度情報捕捉装置118によって実装される深度マッパからの少なくとも1つの深度マップを含むことができる。
【0115】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118によって実装される構造化された光から、例えば、構造化された光深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0116】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118によって実装されたToF深度センサから、ToF測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0117】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マッピング情報は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118がマルチカメラ装置を含む場合、マルチカメラ装置からの画像情報を含むことができる。
【0118】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118によって実装されるマルチカメラ装置から、例えば、マルチカメラ深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0119】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0120】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値を識別し、例えば、深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0121】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値は、例えば、後述するように、被検眼の網膜に対応する深度値を含むことができる。
【0122】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、被検眼と深度情報捕捉装置118との間の距離に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0123】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置118との間の距離を決定するように構成され得る。
【0124】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の所定の領域に対応する深度値を識別し、例えば、所定の領域に対応する深度値に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置118との間の距離を決定するように構成され得る。
【0125】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の所定の領域は、例えば、後述するように、被検眼の強膜、被検眼の瞳孔の周りの不透明領域、および/または被検眼の任意の他の領域を含んでもよい。
【0126】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118の位置に対応する位置情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置118との間の距離を決定するように構成され得る。
【0127】
一例では、位置情報は、例えば、装置102の位置決めセンサ、例えば、加速度計、慣性計測ユニット、および/または同様のものから受信されてもよい。
【0128】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ΔPで示される度数補正係数を決定することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよく、ΔPは、
【数1】
であり、例えば、後述するように、u’は、例えば、深度マッピング情報に基づく深度値を示し、dは、例えば、被検眼と深度情報捕捉装置118との間の距離に基づく距離値を示す。
【0129】
一例では、深度値u’は、例えば、後述するように、被検眼の水晶体を介して捕捉され得る被検眼の網膜に対応する深度値を含むことができる。
【0130】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼と深度情報捕捉装置118との間の距離は、例えば、後述するように、所定の距離を含むことができる。
【0131】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、ユーザインターフェース110が装置102のユーザに命令して、例えば、被検眼から所定の距離で深度マッピング情報を捕捉するために深度情報捕捉装置118を位置決めさせるように構成されてもよい。
【0132】
一例では、ユーザインターフェース110は、例えば、装置102の画面上に、例えば、携帯電話のディスプレイに現れ得る案内指示を使用して、ユーザに命令してもよい。
【0133】
別の例では、ユーザインターフェース110は、例えば、音声命令を使用して、ユーザに命令してもよい。
【0134】
別の例では、ユーザインターフェース110は、任意の他の追加または代替方法を使用して、ユーザに命令することができる。
【0135】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、第一および第二の異なる深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0136】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の深度値を識別するように構成され得る。
【0137】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第二の領域に対応する第二の深度値を識別するように構成され得る。
【0138】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後述するように、第一の領域は、被検眼の瞳孔を含んでもよく、および/または、第二の領域は、被検眼の瞳孔の周りの領域を含んでもよい。
【0139】
他の実施形態では、第一の領域および/または第二の領域は、任意の他の領域を含むことができる。
【0140】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、第一および第二の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0141】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、第一および第二の複数の異なる深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0142】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の複数の深度値を識別するように構成され得る。
【0143】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第二の領域に対応する第二の複数の深度値を識別するように構成され得る。
【0144】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、第一および第二の複数の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0145】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、第一の複数の深度値に基づいて、距離値を決定するように構成され得る。
【0146】
一例では、アプリケーション160は、例えば、第一の複数の深度値に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置118との間の距離値dを決定することができる。
【0147】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、第二の複数の深度値に基づいて、深度値を決定するように構成され得る。
【0148】
一例では、アプリケーション160は、例えば、第二の複数の深度値に基づいて、被検眼の水晶体を介して捕捉され得る被検眼の網膜に対応する深度値u’を決定し得る。
【0149】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度値および距離値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0150】
一例では、アプリケーション160は、例えば、上述したように、例えば、式1に従って、例えば、距離値dおよび深度値u’に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定することができる。
【0151】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マッピング情報は、例えば、後述するように、被検眼と深度情報捕捉装置118との間の距離を増加させるために、例えば、ミラーを介して捕捉されてもよい。
【0152】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、ユーザインターフェース110が装置102のユーザに命令して、深度情報捕捉装置118をミラーに面して位置決めさせ、その結果、例えば、深度マッピング情報がミラーを介して深度情報捕捉装置118によって捕捉され得るように構成され得る。
【0153】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、後述するように、装置102のユーザは、ビジョンのために眼科用レンズ、例えば、コンタクトレンズまたは眼鏡のレンズを使用することができ、したがって、深度情報は、眼科用レンズを介して捕捉された深度情報を含むことができる。
【0154】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、眼科用レンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0155】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、ユーザが眼科用レンズを含む眼鏡を着用するときに、例えば、被検眼から頂点距離にある眼鏡のレンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0156】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、ユーザがコンタクトレンズを着用するときに、被検眼上のコンタクトレンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0157】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、眼科用レンズの1つ以上のパラメータに基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0158】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、単一の深度マップを含む深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0159】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、複数の異なる深度マッピング情報入力を含む深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0160】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の異なる複数の相対位置に対応する、複数の異なる深度マッピング情報入力を処理するように構成されてもよい。
【0161】
いくつかの例示的な実施形態では、複数の異なる深度マッピング情報入力は、例えば、後述するように、少なくとも第一の深度マッピング情報入力と、第二の深度マッピング情報入力とを含むことができる。
【0162】
いくつかの例示的な実施形態では、第一の深度マッピング情報入力は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の第一の相対位置で捕捉することができる。
【0163】
いくつかの例示的な実施形態では、第二の深度マッピング情報入力は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の、第一の位置とは異なる第二の相対位置で捕捉することができる。
【0164】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、ユーザインターフェース110がユーザに命令して、例えば、第一の相対位置での第一の深度マッピング情報入力と、第二の相対位置での第二の深度マッピング情報入力とを捕捉するために、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の相対位置を変更させるように構成されてもよい。
【0165】
いくつかの例示的な実施形態では、第一の相対位置は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の第一の相対距離を含むことができる。
【0166】
いくつかの例示的な実施形態では、第二の相対位置は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の、第一の相対距離とは異なる第二の相対距離を含むことができる。
【0167】
いくつかの例示的な実施形態では、第一の相対位置は、例えば、後述するように、被検眼の深度捕捉経線と垂直経線との間の第一の相対角度を含むことができる。
【0168】
いくつかの例示的な実施形態では、第二の相対位置は、例えば、後述するように、被検眼の深度捕捉経線と垂直経線との間に、第一の相対角度とは異なる第二の相対角度を含むことができる。
【0169】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、異なる複数の深度捕捉装置118に対応する、複数の異なる深度マッピング情報入力を処理するように構成されてもよい。
【0170】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、第一の深度マッピング情報入力を捕捉するための第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線と、第二の深度マッピング情報入力を捕捉するための第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線との間の角度に基づいて、第一および第二の深度マッピング情報入力を処理するように構成され得る。
【0171】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の円柱軸および/または被検眼の円柱屈折力を決定するように構成されてもよい。
【0172】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報が捕捉されるときに、被検眼の調節誤差を低減するように構成されてもよい。
【0173】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、出力193のグラフィックディスプレイに、被検眼の調節誤差を低減するように構成された所定のパターンを表示させるように構成されてもよい。
【0174】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、装置102のユーザに命令して、例えば、被検眼の深度情報を含む深度マッピング情報を捕捉するように構成されてもよい。
【0175】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、装置102のユーザに命令して、深度情報捕捉装置118が被検眼に面するように、または被検眼に向けられるように、装置102を配置および/または位置決めさせ、例えば、アプリケーション160によって、例えば、深度マッピング情報の中で、被検眼の深度情報を検出および/または識別することが可能にするように構成されてもよい。
【0176】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118のカメラは、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報が深度情報捕捉装置118によって捕捉されるときに、例えば、被検眼の眼画像、例えば、RGB画像および/または任意の他の画像を捕捉するように構成され得る。
【0177】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の深度マッピング情報と眼画像との間の比較および/または相関に基づいて、被検眼の深度情報を検出および/または識別するように構成されてもよい。
【0178】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度マッピング情報が深度情報捕捉装置118によって捕捉されるときに、例えば、被検眼の深度マッピング情報と、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離に対応する距離情報とに基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0179】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の深度マッピング情報は、例えば、後述するように、被検眼の水晶体、例えば、水晶体202(
図2)を介して深度情報捕捉装置118によって捕捉されてもよい。
【0180】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118によって捕捉された被検眼の深度マッピング情報は、例えば、後述するように、眼科用レンズを介して捕捉されてもよい。
【0181】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の深度情報は、例えば、後述するように、被検眼の水晶体を介して捕捉された被検眼の網膜に対応し得る。
【0182】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、深度マッピング情報が捕捉されるとき、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離は、例えば、後述するように、所定の距離を含むことができる。
【0183】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、ユーザインターフェース110が装置102のユーザに命令して、深度情報捕捉装置118が被検眼から所定の距離にあるように、装置102を配置および/または位置決めさせるように構成されてもよい。
【0184】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、深度マッピング情報が捕捉されるときの深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離は、例えば、後述するように、決定および/または計算されてもよい。
【0185】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度情報に基づいて、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離を決定するように構成されてもよい。
【0186】
一例では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の瞳孔の周りの領域の深度情報に基づいて、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離を決定することができる。
【0187】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、被検眼の不透明な物体、例えば、強膜または任意の他の物体の深度情報に基づいて、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離を決定することができる。
【0188】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の深度マッピング情報の分析に基づいて、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離をし、例えば、被検眼の強膜または任意の他の物体を識別することができる。
【0189】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、装置102の1つ以上のセンサ、例えば、加速度計および/または任意の他のセンサに基づいて、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離を決定することができる。
【0190】
別の例では、アプリケーション160は、任意の他の追加または代替のアルゴリズムおよび/または方法に基づいて、深度情報捕捉装置118と被検眼との間の距離を決定することができる。
【0191】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するために、被検眼の網膜、例えば、被検眼の網膜上の反射に対応する深度情報、例えば、深度値を決定すたるように構成されてもよい。
【0192】
別の例では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の深度マッピング情報の分析に基づいて、網膜上の反射の深度情報を決定することができる。
【0193】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータは、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118の平面に対応する被検眼の眼経線において、被検眼の水晶体の水晶体度数を補正するための度数補正係数を含むことができる。
【0194】
いくつかの例示的な実施形態では、度数補正係数は、例えば、補正レンズに適用されるとき、網膜上にある点光源の画像をシフトすることができ、これは、例えば、補正レンズを使用して、実質的に正常視力をもたらすことができる。例えば、度数補正係数は、例えば、補正レンズに適用されるとき、例えば、上述のように、眼モデル210および/または220の点209(
図2)を網膜204(
図2)に向かってシフトし得る。
【0195】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、屈折異常が近視および/または遠視を含むとき、被検眼の補正レンズに度数補正係数を適用することによって、補正レンズを用いて正常視力を達成することが可能になり得る。例えば、その理由は、屈折異常が近視および/または遠視を含むとき、被検眼の水晶体の水晶体度数が被検眼のすべての経線にわたって等しなり得るからである。
【0196】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の複数の経線に対応する複数の屈折度数補正係数は、例えば、後述するように、例えば、屈折異常が、円柱異常を含む場合に、補正レンズに適用されてもよい。
【0197】
一例では、ΔPθiで示される度数補正係数、例えば、最適な度数補正は、例えば、{θi}iで示される考えられる経線セットから、被検眼のθiで示される特定の経線で、水晶体度数を補正するように構成されてもよい。例えば、経線θiは、被検眼の垂直経線に対して測定されてもよい。この例によれば、度数補正係数ΔPθiが、被検眼の角膜上またはコンタクトレンズ平面上に適用される場合、被検眼の全補正度数は、ΔPθ+Pθiとして決定され得る。
【0198】
例えば、度数補正係数ΔP
θiは、特定の経線θiにおける被検眼の全焦点距離、例えば、被検眼の全補正度数ΔP
θ+P
θiが、被検眼の眼球の長さ、例えば、網膜と被検眼の水晶体との間の長さ、例えば、長さ212および/または222(
図2)と正確に一致し得るという条件を満たし得る。例えば、度数補正係数は、焦点面を網膜に調整、例えば、戻すことができる。
【0199】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の有効焦点距離f’は、一部または全部の眼の屈折面と被検眼の幾何学的構造、例えば、角膜の度数、水晶体または眼内レンズ(IOL)の度数などとの組合せに基づくことができる。
【0200】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、被検眼の所与の焦点距離に対して、例えば、任意の所与の経線においてさえ、度数補正係数ΔPθiを決定するように構成されてもよく、これは、例えば、視力を改善し、例えば、最善なものにし得る。
【0201】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、任意の所与の経線においてさえ、例えば、被検眼の網膜からの反射光に基づいて、度数補正係数を決定してもよい。
【0202】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、最適な視力を提供し得る方法で、例えば、被検眼の網膜からの反射光の分析を使用することによって、被検眼の眼球の長さに適合するように、被検眼の有効焦点距離Pθに対する光学度数補正係数ΔPθiを決定するように構成されてもよい。
【0203】
図3A、
図3Bおよび
図3Cを参照すると、これらの図は、いくつかの例示的な実施形態に従った3つのそれぞれの測定スキームを概略的に示す。
【0204】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3A、
図3Bおよび
図3Cの測定スキームを使用して、例えば、後述するように、3つの異なる視力に対する度数補正係数を測定してもよい。
【0205】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3A、
図3Bおよび
図3Cに示すように、測定スキームは、プロジェクタまたは照明器312と、深度センサ314とを含む深度マッパ318を含むことができる。例えば、深度情報捕捉装置118(
図1)は、深度マッパ318の1つ以上の操作、その機能、および/またはその役割を実行するように構成されてもよい。
【0206】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3A、
図3Bおよび
図3Cに示すように、プロジェクタ312は、被検眼の水晶体302に向かって光ビーム308を投影するように構成されてもよく、深度センサ314は、点としてモデル化されたqで示される特徴の反射を感知するように構成されてもよい。この特徴は、被検眼の網膜304上の光ビーム308の反射に対応し得る。
【0207】
一例では、特徴qは、光ビーム308の網膜304上の反射、または任意の他の反射および/または特徴を含むことができる。
【0208】
いくつかの例示的な実施形態では、深度センサ314は、例えば、後述するように、特徴qのu’で示される感知深度を、例えば、特徴qが、水晶体302を介して感知されるときに、決定するように構成されてもよい。
【0209】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3Aの測定スキームは、被検眼の正常視力に対応し得る。
【0210】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3Aに示すように、被検眼の水晶体302のf’で示される焦点距離307、例えば、有効焦点距離は、水晶体302と被検眼の網膜304との間の距離305に等しくてもよい。
【0211】
これらの実施形態によれば、特徴qの反射は、位置309に現れるように、深度マッパ318の深度センサ314によって感知されてもよい。
【0212】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3Aに示すように、位置309は、例えば、正常視力について、網膜304上に現れるように、深度マッパ318によって感知されてもよい。
【0213】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3Bに示すように、焦点距離307は、水晶体302と網膜304との間のL’で示される長さ315よりも短くてもよく、これは、近視、例えば、近眼を引き起こし得る。
【0214】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、後述するように、近視度視力について、delta_L’で示される補正係数313を決定するように構成されてもよい。
【0215】
いくつかの例示的な実施形態では、補正係数313は、例えば、後述するように、焦点距離307を水晶体302と網膜304との間の長さ315に一致させるように構成されてもよい。
【0216】
いくつかの例示的な実施形態では、
図3Cに示すように、焦点距離307は、水晶体302と網膜304との間のL’で示される長さ325よりも長くてもよく、これは、遠視、例えば、遠眼を引き起こし得る。
【0217】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、後述するように、遠視力のための、delta_L’で示される補正係数323を決定するように構成されてもよい。
【0218】
いくつかの例示的な実施形態では、補正係数323は、例えば、後述するように、焦点距離307を水晶体302と網膜304との間の長さ325に一致させるように構成されてもよい。
【0219】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、後述するように、深度情報が深度マッパ318によって捕捉されるときに、深度マッパ318と水晶体302との間の、dで示される距離に基づいて、補正係数、例えば、補正係数313および/または323を決定するように構成され得る。
【0220】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、後述するように、深度マッパ318によって感知され得る感知深度u’に基づいて、補正係数、例えば、補正係数313および/または323を決定するように構成され得る。
【0221】
いくつかの例示的な実施形態では、補正係数、例えば、補正係数313および/または323は、X軸333、例えば、深度マッパ318の光軸上の点xにおける特徴qの「Verge’x」で示された輻輳に基づくことができる。
【0222】
いくつかの例示的な実施形態では、輻輳値は、光波面の曲率を記述することができる。例えば、輻輳値は、収束については正であり、および/または発散については負であり得る。輻輳値は、nで示される媒質の屈折率と、点源から波面までのrで示される距離とに基づいて、決定されてもよい。例えば、輻輳値は、n/rとして定義することができる。一例では、計算を簡単にするために、媒体nの屈折率は1に等しく、例えば、n=1にすることができると仮定することができる。別の例では、屈折率nの他の値を使用することもできる。
【0223】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マッパ318のセンサ314は、例えば、後述するように、水晶体302を介して捕捉された特徴qに対応する感知深度u’を決定するように構成されてもよい。
【0224】
いくつかの例示的な実施形態では、補正係数、例えば、補正係数313および/または323は、X軸333上の第一の点における特徴qの第一の輻輳、およびX軸333上の第二の点における特徴qの第二の輻輳に基づき得る。
【0225】
いくつかの例示的な実施形態では、第一の輻輳は、X軸331上の点303(lens
ε+)における特徴qの
【数2】
と表される輻輳を含むことができ、この特徴qは、水晶体302の第一の側面に近接し、例えば、水晶体302の右側からの距離εである。
【0226】
いくつかの例示的な実施形態では、第二の輻輳は、X軸331上の点301(lens
ε-)における特徴qの
【数3】
と表される輻輳を含むことができ、この特徴qは、水晶体302の第二の側面に近接し、例えば、水晶体302の左側からの距離εである。
【0227】
いくつかの例示的な実施形態では、センサ314の位置における特徴qのVerge’
sensorで表されるセンサの輻輳は、感知深度u’に基づくことができ、これは、例えば、以下:
【数4】
のように、q_
theoreticalで示される理論的位置にあり得る。
【0228】
一実施形態では、
図3Bに示すように、感知深度u’は、位置319にある理論的位置q_
theoreticalに対応することができる。
【0229】
一実施形態では、
図3Cに示すように、感知深度u’は、位置329にある理論的位置q_
theoreticalに
対応することができる。
【0230】
したがって、例えば、点301における第二の輻輳は、例えば、以下:
【数5】
のように決定することができる。
【0231】
点301および303における特徴qの実際の輻輳は、例えば、以下:
【数6】
のように決定することができる。
【0232】
例えば、式4および式5は、例えば、薄いレンズ方程式を形成するために組み合わされてもよく、例えば、以下:
【数7】
のようになる。
【0233】
いくつかの例示的な実施形態では、度数補正ΔP
θi、例えば、度数補正係数313および/または323は、被検眼の焦点距離307を被検眼の眼球の物理的長さL’に一致させるように、例えば、焦点距離307を長さ315および/または長さ325にそれぞれ一致させるように構成され得て、例えば、以下:
【数8】
のようになる。
【0234】
例えば、度数補正ΔP
θiは、式7を式6に代入することによって、例えば、以下:
【数9】
のように決定することができる。
【0235】
いくつかの例示的な実施形態では、式9によるように、被検眼の度数補正係数ΔPθiは、例えば、深度マッパ318と水晶体302との間の距離d、および特徴qの感知深度u’、例えば、深度マッパ318によって感知深度に基づいて、決定することができる。
【0236】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マッパ318は、被検眼の深度マッピング情報を捕捉するように構成されてもよく、アプリケーション160(
図1)は、深度マップ内の特徴qの感知深度u’を検出するように構成されてもよく、アプリケーション160(
図1)は、例えば、深度マッピング情報に基づいて、および/または任意の他の距離情報に基づいて、距離dを決定するように構成されてもよく、および/またはアプリケーション160(
図1)は、例えば、式9に従って、例えば、距離dおよび感知深度u’を使用して、被検眼の度数補正係数ΔP
θiを決定するように構成されてもよい。
【0237】
いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上のテストケースは、例えば、後述するように、式9を検証するために使用され得る。
【0238】
一例では、第一のテストケース、例えば、被検眼の眼球が公称視力、例えば、正常視力である極端なテストケースを、式9に適用することができる。この例によれば、水晶体302と網膜304との間の長さは、例えば、
図3Aに示すように、焦点距離307、例えば、L’=f’に等しくてもよく、したがって、式9は、ゼロの値をもたらしてもよく、これは、例えば、度数補正係数が必要とされないことを意味し、以下:
【数10】
のようになる。
【0239】
別の例では、第二のテストケース、例えば、テストされる眼の水晶体の屈折力がゼロに等しい極端なテストケースを、式9に適用することができる。この例によれば、焦点距離307は、無限遠に等しくてもよく、例えば、
【数11】
であり、以下:
【数12】
のようになる。
式11によれば、水晶体302と網膜304との間の長さL’に等しい有効焦点距離を有するレンズ、例えば、EFL=L’を有するレンズが必要とされ得る。
【0240】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、補正係数を決定するための測定が眼科用レンズを介して実行されるときに、補正係数、例えば、補正係数313および/または323(
図3)を決定するように構成されてもよい。
【0241】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、眼科用レンズを介して捕捉された深度情報として、深度情報捕捉装置118からの深度マッピング情報を処理することができる。
【0242】
いくつかの例示的な実施形態では、眼科用レンズは、コンタクトレンズ、眼鏡レンズ、または任意の他のレンズを含んでもよい。
【0243】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、患者が被検眼の上に眼鏡またはコンタクトレンズ(例えば、眼科用レンズを含む)を装着しているとき、例えば、補正係数を決定するために屈折を測定している間に、補正係数を決定するように構成されてもよい。
【0244】
いくつかの例示的な実施形態では、有効焦点距離f’は、眼科用レンズの屈折力に起因し得る「ΔPextθi」で示される追加度数を含んでもよい。
【0245】
したがって、度数補正係数ΔPθiは、例えば、後述するように、被検眼の水晶体の有効焦点距離と眼科用レンズの追加の度数補正係数ΔPextθiとの両方から構築することができる。
【0246】
いくつかの例示的な実施形態では、追加度数ΔPextθiは、例えば、後述するように、例えば、調整された度数補正係数、例えば、眼科用レンズなしでの眼の屈折異常を決定するために、度数補正係数ΔPθiから減算されてもよい。
【0247】
いくつかの例示的な実施形態では、追加度数ΔPextθiは、ユーザに知られてもよい。例えば、追加の度数ΔPextθiは、例えば、眼鏡またはコンタクトレンズの球、円柱、および/または軸を含む処方箋に記載されてもよい。
【0248】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、患者が眼鏡またはコンタクトレンズを着用しているときに、2つの隣接する球面円柱レンズに関して、調整された補正係数を決定するように構成されてもよい。
【0249】
いくつかの例示的な実施形態では、2つの隣接する球面円柱レンズは、被検眼の水晶体および眼科用レンズを含んでもよい。
【0250】
一例では、眼科用レンズは、コンタクトレンズを含むことができる。別の例では、眼科用レンズは、眼鏡のレンズを含むことができる。
【0251】
いくつかの例示的な実施形態では、度数補正係数ΔPθiは、被検眼の水晶体の有効焦点距離と、眼科用レンズ、例えばコンタクトレンズまたは眼鏡のレンズの追加の度数補正係数ΔPextθiとの両方から構築されてもよい。
【0252】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、ユーザがコンタクトレンズを装着したときに、被検眼上のコンタクトレンズを介して捕捉された深度情報として、深度情報捕捉装置118からの深度マッピング情報を処理することができる。
【0253】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、患者がコンタクトレンズを装着しているときに、調整された補正係数を決定するように構成されてもよい。
【0254】
いくつかの例示的な実施形態では、追加度数ΔPext
θiは、経線θに沿った眼科用レンズの既知の屈折力に基づくことができ、例えば、以下:
【数13】
のようになる。
【0255】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、式9に従って決定されるように、度数補正係数ΔPθiから、例えば、式12によって決定されるように、例えば、眼科用レンズの追加度数ΔPextθiを減じることによって、調整された補正係数、例えば、コンタクトレンズなしでの被検眼の屈折異常を決定するように構成されてもよい。
【0256】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、患者が眼鏡を着用しているときに、補正係数を決定するように構成されてもよい。
【0257】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、ユーザが眼鏡を着用するときに、被検眼から頂点距離にある眼鏡のレンズを介して捕捉された深度情報として、深度情報捕捉装置118からの深度マッピング情報を処理することができる。
【0258】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、被検眼と眼鏡の水晶体との間の「d
vert」で示される頂点距離に基づいて、度数補正係数を決定するように構成されてもよい。これは、例えば、以下:
【数14】
のように、追加の度数ΔPext
θiを変更することができる。
【0259】
いくつかの例示的な実施形態では、頂点距離dvertは、約12mmまたは任意の他の距離とすることができ、負レンズの屈折力を下げること、および/または正レンズの屈折力を上げることができる。
【0260】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、式9に従って決定されるように、度数補正係数ΔPθiから、例えば、式13によって決定されるような追加度数ΔPextθiを減じることによって、調整された補正係数、例えば、コンタクトレンズなしでの被検眼の屈折異常を決定するように構成されてもよい。
【0261】
いくつかの例示的な実施形態では、度数補正係数を決定するための屈折測定の際に、眼科用レンズ、例えば、眼鏡で、またはコンタクトレンズとして使用することは、例えば、後述するように、深度マッパ、例えば、深度マッパ318の1つ以上の固有の制限を克服するのを助けることができる。
【0262】
一例では、例えば、既知の屈折力パラメータを有する正または負の眼科用レンズを患者の眼の前に導入することによって、深度測定の範囲を拡張することができる。例えば、被検眼の屈折異常は、システム全体の屈折異常および眼科用レンズの既知の度数パラメータに基づいて、例えば簡単な方法で決定されてもよい。
【0263】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、屈折測定の距離を増加させるために、例えば、ミラーを介して深度情報捕捉装置118によって捕捉された深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0264】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マッピング情報は、例えば、後述するように、ミラーを介して深度情報捕捉装置118によって捕捉されたユーザの眼の深度情報を含むことができる。
【0265】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザに命令して、例えば、深度情報捕捉装置118のカメラおよび/またはセンサをミラーに面して配置し、ミラーを介して被検眼上の深度マッピング情報を捕捉するように構成されてもよい。
【0266】
いくつかの例示的な実施形態では、ミラーを介して深度マッピング情報を捕捉することにより、アプリケーション160が、例えば、2倍の光学距離に基づいて、例えば、ミラーおよびバックまで、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを分析することが可能になり得る。
【0267】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、深度情報捕捉装置118からの深度情報をToF深度測定の深度情報として処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0268】
一例では、ToF深度マッピング技法は、飛行時間の原理、および/または現実世界の異なる座標で捕捉された点または現実世界の異なる座標から投影された点の視差に基づくことができる。
【0269】
いくつかの例示的な実施形態では、ToF深度測定値は、位相シフト/時間遅延を含むことができ、これは、例えば、自由空間仮定の下で、距離測定値に変換することができる。
【0270】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼は、変調された光信号によって照射され、例えば、ToF光学系を使用してセンサ面に結像されてもよい。
【0271】
いくつかの例示的な実施形態では、所与の画素に対して寄与する光線は、例えば、迷光を除いて、撮像条件であり得る、ほぼ同じ光学距離を移動し得る。
【0272】
いくつかの例示的な実施形態では、被検眼の水晶体は、寄与する光線の光学距離を変化させることができ、例えば、被検眼から出る光線の異なるセットが存在する。照明経路が、同様に被検眼の水晶体を通過する場合、例えば、レンズレスシナリオからの全体的な経路差は、2つの寄与光線を有し、その結果、深度読取り値が変化し得る。
【0273】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、ToF測定値の変化量と、ToF測定値の1つ以上の構成パラメータとに基づいて、被検眼の度数補正係数を決定するように構成され得る。
【0274】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、被検眼の円柱屈折力および軸を含む、被検眼の完全な処方を決定するように構成され得る。
【0275】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、被検眼についての球、円柱、および/または軸補正を決定するために、複数の方向に対応する複数の度数補正係数ΔPθiを決定するように構成され得る。
【0276】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、装置102が回転している間に、例えば、深度情報捕捉装置118が、単一の経線についての深度マッピング情報を生成するように構成された一次元深度捕捉装置を含むときに、複数の度数補正係数ΔPθiを決定するように構成され得る。例えば、一次元深度マッパは、1つの経線に沿った物体までの距離、例えば、深度情報捕捉装置118の1つの光軸を測定するように構成されてもよい。
【0277】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、装置102のユーザに命令して、例えば、複数の方向に従って装置102を回転させて、例えば、複数の方向θiで深度マッピング情報を捕捉されるように構成され得る。
【0278】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、式9に従って、複数の方向θiにおける深度マッピング情報に基づいて、複数の度数補正係数ΔPθiを決定するように構成されてもよい。
【0279】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102のユーザは、深度情報捕捉装置118のカメラまたはセンサの光軸に沿って装置102を回転させることができる。
【0280】
いくつかの例示的な実施形態では、光軸は、例えば較正段階を通じて、事前に定義され、事前に識別され、および/または事前に決定されてもよい。
【0281】
いくつかの例示的な実施形態では、複数の屈折測定は、例えば、装置102が深度情報捕捉装置118の光軸の周りで回転するときに、複数の方向に対して実行されてもよい。
【0282】
いくつかの例示的な実施形態では、複数の度数補正係数ΔPθiは、複数の方向θiの一部または全部について、例えば、各方向θiあたりの度数補正係数ΔPθiを決定することができる。
【0283】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102の方向は、例えば、装置102のジャイロスコープまたは任意の他のセンサに基づいて、決定され得る。
【0284】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、装置102が、例えば、経線における倍率を評価するために回転している間に、深度情報捕捉装置118によって捕捉された深度マッピング情報に基づいて、被検眼の完全な処方箋を決定するように構成されてもよい。
【0285】
例えば、装置102のユーザは、装置102を、被検眼の深度捕捉経線と垂直経線との間の第一の相対角度と、深度捕捉経線と被検眼の垂直経線との間で第一の相対角度とは異なる第二の相対角度との間で回転させるように、アプリケーション160によって命令されてもよい。
【0286】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、深度情報を楕円に一致させるように構成することができ、この楕円は、被検眼の球、円柱、および/または軸を画定することができる。
【0287】
一例では、2つ以上の異なる経線が、例えば、理論的には、例えば、円柱レンズの完全な処方を得るために、楕円を正確に画定するのに適している場合がある。
【0288】
図4を参照すると、この図は、いくつかの例示的な実施形態に従って、回転の楕円400を概略的に示す。
【0289】
図4に示されるように、1回以上の回転は、例えば、被検眼の完全な処方を得るために、楕円400を正確に規定するために適切であり得る。
【0290】
一例では、例えば、5つの経線に対応する5回の異なる回転が、例えば、試験されたレンズの完全な処方を得るために、例えば、理論的に、楕円を正確に画定するために適切であり得る。
【0291】
別の例では、例えば、処方箋の精度を高めるために、5回を超える異なる回転を使用することができる。
【0292】
一例では、アプリケーション160(
図1)は、ユーザに命令して、楕円400の複数回の回転に対応する複数の深度マッピング情報入力を捕捉するために、深度情報捕捉装置118(
図1)と被検眼との間の相対回転を変更させるように構成されてもよい。
【0293】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、装置102の回転がなくても、例えば、被検眼の球、円柱、および/または軸を含む、被検眼の完全な処方箋を決定するように構成されてもよい。
【0294】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、いくつかの設定、例えば、経線にわたる距離を測定するように構成された多軸深度マッパを含むことができる。例えば、多軸深度マッパは、複数の深度捕捉経線にわたる距離を決定するように構成されてもよい。例えば、多軸深度マッパは、横軸を横切る第一の距離、例えば、水平深度捕捉経線、縦軸を横切る第二の距離、例えば、垂直深度捕捉経線、および45度軸および/または任意の他の軸を横切る第三の距離、例えば、45度深度捕捉経線を横切る第三の距離を決定してもよい。
【0295】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、多軸深度マッパの単一捕捉を使用して、被検眼の完全な処方箋を決定するように構成されてもよい。例えば、多軸深度マッパの単一捕捉は、複数の度数補正係数ΔPθi、例えば、度数補正係数ΔPθiの最小セットを決定するのに適していてもよく、これは、例えば、経線角度の機能として屈折力の緩やかな変化を仮定して、球体、円柱および/または被検眼の軸を含む被検眼の完全な処方を決定するのに使用されてもよい。
【0296】
いくつかの例示的な実施形態では、装置102は、例えば、多軸深度マッパの光軸に沿って回転させて、例えば、複数の深度マップを複数の角度で捕捉し、例えば、精度を高めるため、および/または測定中のノイズを克服することができる。例えば、捕捉は、例えば、複数の深度捕捉経線における複数の軸における深度を含み得る。
【0297】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、第一および第二の深度マッピング情報入力を処理するように構成されてもよく、第一の深度マッピング情報入力は、多軸深度マッパの第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線に対応し、第二の深度マッピング情報入力は、多軸深度マッパの第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線に対応する。
【0298】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線と第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線との間の角度に基づいて、第一および第二の深度マッピング情報入力を処理するように構成され得る。
【0299】
図5を参照すると、この図は、いくつかの例示的な実施形態に従って実施され得る多軸深度マッパ500を概略的に示す。
【0300】
いくつかの例示的な実施形態では、
図5に示すように、多軸深度マッパ500は、複数の深度マッパ、例えば、複数の一次元深度マッパを含むことができる。例えば、複数の深度マッパのうちの1つの深度マッパは、例えば、ステレオまたはデュアルカメラシステム、照明器およびセンサ、または深度情報捕捉装置の任意の他の構成を含むことができる。
【0301】
いくつかの例示的な実施形態では、複数の深度マッパのうちの1つの深度マッパは、深度マッパの軸角度、例えば、深度マッパの深度捕捉経線に対応する深度情報を提供するように構成されてもよい。例えば、A1およびA2と表記されるプロジェクタとセンサとの対を含む第一の深度マッパ503は、第一の軸角510に沿った第一の深度情報、例えば、垂直軸を提供するように構成されてもよく、および/またはB1およびB2と表記されるプロジェクタとセンサ対のを含む第二の深度マッパ507は、第二の軸角520に沿った第二の深度情報、例えば、45度角を提供するように構成されてもよい。
【0302】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、第一の深度マッパ503に対応する第一の深度マッピング情報入力と、第二の深度マッパ507に対応する第二の深度マッピング情報入力とを処理するように構成され得る。
【0303】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、第一の軸角度510と第二の軸角度520との間の角度に基づいて、第一の深度マッピング情報入力および第二の深度マッピング情報入力を処理するように構成されてもよい。
【0304】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118は、深度情報捕捉装置118の軸角に対応する、被検眼の経線に対する度数補正係数を決定するための深度情報を提供するように構成されてもよい。
【0305】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、深度情報捕捉装置118によって捕捉された深度情報に基づいて、感知深度u’を決定するように構成され得る。
【0306】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、照明器および深度センサを含む深度マッパからの深度情報を使用するように構成され得る。
【0307】
いくつかの例示的な実施形態では、感知深度u’は、被検眼の網膜上の特徴、例えば、特徴qの反射の深度に対応し得る。
【0308】
いくつかの例示的な実施形態では、網膜上の反射の感知深度u’は、例えば、網膜からの反射が深度情報捕捉装置118の深度センサに明らかであるときに捕捉されてもよい。
【0309】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、装置102のユーザに命令して、例えば、1つ以上の異なる距離および/または角度で深度情報捕捉装置118を位置決めして、例えば、深度情報捕捉装置118の深度センサが網膜からの反射を捕捉することを可能にするように構成され得る。
【0310】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、ユーザに命令して、例えば、網膜からの均一な反射を達成するように構成され得る方法に従って、被検眼に対して深度情報捕捉装置118を位置決めするようにし得る。
【0311】
図6を参照すると、この図は、被検眼の画像600、被検眼の第一の深度マップ610、および被検眼の第二の深度マップ620を概略的に示す。
【0312】
いくつかの例示的な実施形態では、
図6に示すように、円602は、被検眼の関心領域(ROI)であり得る被検眼の瞳孔領域を示し得る。
【0313】
いくつかの例示的な実施形態では、
図6に示すように、円604は、瞳孔領域の周り、例えば、円602の周りの領域601を示すことができる。
【0314】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、後述するように、領域602に対応する第一の複数の深度値を識別し、領域601に対応する第二の複数の深度値を識別し、第一の複数の深度値および第二の複数の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され得る。
【0315】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、後述するように、例えば、第一の複数の深度値に基づいて、距離値を決定し、例えば、第二の複数の深度値に基づいて、深度値を決定し、例えば、深度値および距離値に基づいて、例えば、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0316】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、後述するように、例えば、円602および604内の深度情報間の比較に基づいて、被検眼の網膜に対応する深度値、例えば、被検眼の網膜からの反射が、深度情報捕捉装置118(
図1)にとって明らかであるかどうかを決定するように構成されてもよい。
【0317】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、後述するように、例えば、領域601内の深度情報に基づいて、例えば、深度情報捕捉装置118(
図1)と被検眼との間の距離値を決定するように構成されてもよい。
【0318】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マップ610は、例えば、網膜からの反射が深度情報捕捉装置118(
図1)の深度センサに明らかでないときに、深度情報を含むことができる。
【0319】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マップ610に示すように、円602内および領域601内の深度情報は、同様であってもよい。
【0320】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マップ620は、網膜からの反射が深度情報捕捉装置118(
図1)の深度センサに明らかであるときに、深度情報を含むことができる。
【0321】
いくつかの例示的な実施形態では、深度マップ610に示すように、円602内の深度情報は、領域601内の深度情報とは異なり得る。
【0322】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、網膜からの反射が深度情報捕捉装置118(
図1)の深度センサに明らかであるときに、深度マップ620内の円602の内側、例えば、ROIである瞳孔の複数の深度データ画素に基づいて、深度値、例えば、深度u’を決定するように構成されてもよい。
【0323】
いくつかの例示的な実施形態において、アプリケーション160(
図1)は、例えば、円602の内側の深度データ画素の大多数の平均に基づいて、深度値、例えば、深度u’を決定するように構成されてもよい。
【0324】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、関心領域である瞳孔の外側、例えば、領域601内の複数の深度データ画素に基づいて、深度情報捕捉装置118(
図1)と被検眼との間の距離を決定するように構成されてもよい。
【0325】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、例えば、関心のある瞳孔面積の外側、例えば、領域601内の深度データ画素の多数の平均に基づいて、深度情報捕捉装置118(
図1)と被検眼との間の距離を決定するように構成されてもよい。
【0326】
図1に戻って説明すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、複数のカメラおよび光源を含む深度情報捕捉装置によって捕捉された深度マッピング情報を用いて、被検眼の深度情報を決定するように構成されてもよい。
【0327】
一例では、深度情報捕捉装置118は、2つのカメラを含むことができる。この例によれば、2つのカメラの構造は、2つのカメラの間の軸を画定することができ、これによって、物体までの距離が推定され得る。
【0328】
別の例では、深度情報捕捉装置118は、複数のカメラを含んでもよい。
この例によれば、複数のカメラの構造は、例えば、複数の軸に従って、例えば、物体の複数の深度を一度に捕捉するために、一対のカメラの各対の間に複数の軸を画定することができる。
【0329】
いくつかの例示的な実施形態では、軸は、例えば、2つのカメラの軸に従って、例えば、被検眼の経線などの特定の角度に関連付けられてもよい。
【0330】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、複数のカメラの設定および/または展開に基づいて、複数のカメラの1つの軸または複数の軸を決定するように構成されてもよい。
【0331】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、インターフェース110がユーザに命令して、装置102を回転させ、例えば、追加の角度で追加の深度読取り値を捕捉することができるように構成され得る。
【0332】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、カメラに近接し得る光源から発せられる光に基づいて、深度情報、例えば、被検眼の網膜からの反射の距離を決定するように構成されてもよい。
【0333】
一例では、装置102のフラッシュまたは任意の他の光源が、網膜の反射をトリガするのに適している場合がある。
【0334】
いくつかの例示的な実施形態では、深度情報捕捉装置118からの反射の距離は、例えば、少なくとも2つのカメラからのステレオアプローチを使用して決定されてもよい。
【0335】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、複数のカメラおよび光源を含む深度情報捕捉装置118からの深度マッピング情報を使用するときに、例えば、瞳孔の拡張を増大させるために、および/または屈折測定の精度を増大させるために、上述した1つ以上の方法を使用することができる。
【0336】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、調節状態から生じ得る異常(「調節屈折異常」)を低減するように構成され得る。
【0337】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、装置102のグラフィックディスプレイに所定のパターンを表示させるように構成されてもよく、例えば、被検眼の調節誤差を低減するように構成されてもよい。
【0338】
例えば、調節状態には、3つ、または任意の数のタイプがあり得、それらには、例えば、動的調節状態、過緊張調節状態、および/または近位調節状態を含む。
【0339】
いくつかの例示的な実施形態では、例えば、補正係数測定が、例えば、被検眼と装置102との間の有限距離で実行される場合、被検眼は、3つのタイプの調節状態のうちの1つに当てはまるようにされ得る。
【0340】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、調節屈折異常を低減および/または抑制するために、表示装置、例えば、装置102のディスプレイに画像を表示させるか、またはトリガするように構成されてもよい。
【0341】
一例では、装置102の画面、例えば、電話画面上の画像は、ユーザの調節を緩和するように構成され得る方法で表示され得る。例えば、1つ以上の所定の画像が、被検眼の調節を緩和し得る光学的錯覚を示すために、ユーザに表示されてもよい。例えば、屈折測定中に画像を同時に表示してもよい。
【0342】
図7を参照すると、この図は、パターンの2つの画像が模式的に示されており、これらの画像は、いくつかの例示的な実施形態に従って使用することができる。
【0343】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160(
図1)は、表示装置、例えば、装置102(
図1)のディスプレイに、所定のパターンを含む画像710を表示させるように構成され得る。例えば、調節屈折異常を低減および/または抑制するように構成され得る。
【0344】
いくつかの例示的な実施形態では、画像710内の所定のパターンは、例えば、ユーザが停止点に指示されたときに、画像720として患者によって知覚されてもよい。
【0345】
図1に戻って参照すると、いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、屈折測定を別の測定方法、例えば、主観的測定方法と組み合わせるように構成されてもよい。
【0346】
いくつかの例示的な実施形態では、主観的測定方法は、装置102のディスプレイ上に画像を表示するステップ、および/または装置102とユーザの被検眼との間の距離、例えば実際の距離を分析するステップを含んでもよい。
【0347】
いくつかの例示的な実施形態では、屈折測定は、例えば、主観的測定の前に、例えば、操作点を評価するために、例えば、患者に適合し得るターゲットのサイズおよび/またはスケールを決定するために適用されてもよい。
【0348】
いくつかの例示的な実施形態では、屈折測定は、例えば、屈折測定方法の精度を改善するために、例えば、主観的測定と同時に適用されてもよい。
【0349】
いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーション160は、例えば、後述するように、例えば、劣悪な光条件を有する環境において、例えば、深度マッピング情報捕捉装置118によって捕捉された深度情報に基づいて、試験された屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されてもよい。
【0350】
いくつかの例示な実施形態では、例えば、深度情報捕捉装置118による深度マッピング情報の取得が劣悪な光条件であるとき、被検眼の瞳孔の瞳孔は、自然に拡張されてもよく、および/または深度情報捕捉装置118のIR源からの赤外線(IR)光は、瞳孔を後退させなくてもよい。
【0351】
一例では、信号は、例えば、深度マップの取得が劣悪な光条件にあるときに、瞳孔内のより大きな領域から受信されてもよく、これは、屈折測定の精度を向上させるために利用されてもよく、および/または、反射角を突き止めるために、ユーザ体験を容易にしてもよい。
【0352】
別の例では、深度マップ内の特徴は、例えば、画像処理の考慮から、より良い信号対雑音比で、IR光のみに一致させることができる。
【0353】
図8を参照すると、この図は、いくつかの例示的な実施形態に従って、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する方法を概略的に示す。例えば、
図14の方法の1つ以上の動作は、システム、例えば、システム100(
図1)、装置、例えば、装置102(
図1)、サーバ、例えば、サーバ170(
図1)、および/またはアプリケーション、例えば、アプリケーション160(
図1)によって実行され得る。
【0354】
いくつかの例示的な実施形態では、ブロック802に示すように、本方法は、深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(
図1)は、例えば、上述したように、深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別することができる。
【0355】
いくつかの例示的な実施形態では、ブロック804に示すように、本方法は、被検眼の深度情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含むことができる。例えば、アプリケーション160(
図1)は、例えば、上述したように、被検眼の深度情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定することができる。
【0356】
図9を参照すると、この図は、いくつかの例示的な実施形態に従う製造製品900を概略的に示す。製品900は、1つ以上の有形のコンピュータ可読(「機械可読」)非一時的格納媒体902を含み得る。この媒体は、例えば、ロジック904によって実装され、例えば、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのコンピュータプロセッサが、装置102(
図1)、サーバ170(
図1)、深度情報捕捉装置118(
図1)、および/またはアプリケーション160(
図1)において1つ以上の操作を実装することを可能にし、装置102(
図1)、サーバ170(
図1)、深度情報捕捉装置118(
図1)、および/またはアプリケーション160(
図1)に、1つ以上の操作および/または機能を実行させ、トリガおよび/または実装させ、および/または
図1、2、3、4、5、6、7、および/または8を参照して説明した1つ以上の操作および/または機能を実行させ、トリガおよび/または実装させるように操作可能なコンピュータ実行可能命令を含み得る。「非一時的機械可読媒体」および「コンピュータ可読非一時的格納媒体」という語句は、唯一の例外である一時的伝搬信号である場合を除いて、すべてのコンピュータ可読媒体を含むように指示され得る。
【0357】
いくつかの例示的な実施形態では、製品900および/または機械可読格納媒体902は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、取外し可能または不可能なメモリ、消去可能または不可能なメモリ、書込み可能または再書込み可能なメモリなどを含む、データを格納することができるコンピュータ可読格納媒体の1つ以上の種類を含むことができる。例えば、機械可読格納媒体902は、RAM、DRAM、ダブルデータレートDRAM(DDR-DRAM)、SDRAM、スタティックRAM(SRAM)、ROM、プログラマブルROM(PROM)、イレーサブルROM(EPROM)、電気的イレーサブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD-ROM)、コンパクトディスクレコーダブル(CD-R)、コンパクトディスクリライタブル(CD-RW)、フラッシュメモリ(例えば、NORまたはNANDフラッシュメモリ)、連想メモリ(CAM)、ポリマーメモリ、相変化メモリ、強電性メモリ、シリコン酸化物-窒化物-酸化物-シリコン(SONOS)メモリ、ディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フロッピーディスク、ハードドライブ、光ディスク、磁気ディスク、カード、磁気カード、光カード、テープ、カセットなどを含むことができる。コンピュータ可読格納媒体は、通信リンク、例えば、モデム、無線、またはネットワーク接続を介して、搬送波または他の伝搬媒体で具現化されたデータ信号によって搬送される、リモートコンピュータから要求元コンピュータへのコンピュータプログラムのダウンロードまたは転送に関与する任意の適切な媒体を含むことができる。
【0358】
いくつかの例示的な実施形態では、ロジック904は、命令、データ、および/またはコードを含むことができ、これらは、機械によって実行される場合、本明細書で説明されるような方法、プロセス、および/または動作を機械に実行させることができる。この機械は、例えば、任意の適切な処理プラットフォーム、計算プラットフォーム、計算装置、処理装置、計算システム、処理システム、コンピュータ、プロセッサなどを含み、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアなどの任意の適切な組合せを使用して実装することができる。
【0359】
いくつかの例示的な実施形態では、ロジック904は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、計算コード、ワード、値、シンボルなどを含み、またはそれらとして実装されてもよい。命令は、ソースコード、コンパイルコード、解釈実行コード、実行可能コード、静的コード、動的コードなどの任意の適切なタイプのコードを含むことができる。命令は、プロセッサに特定の機能を実行するように命令するために、あらかじめ定義されたコンピュータ言語、方法、または構文に従って実装されてもよい。命令は、C、C++、Java(登録商標)、BASIC、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブリ言語、機械コードなど、任意の適切な高レベル、低レベル、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイル、および/または解釈実行プログラミング言語を使用して実装することができる。
【実施例0360】
以下の実施例は、さらなる実施形態に関する。
【0361】
実施例1は、1つ以上の有形のコンピュータ可読非一時的格納媒体を含み、この媒体は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されると、計算装置に、被検眼の深度マッピング情報を処理させて被検眼の深度情報を識別させ、被検眼の深度情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させるように操作可能なコンピュータ実行可能命令を備える。
【0362】
実施例2は、実施例1の主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値を識別させ、被検眼の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0363】
実施例3は、実施例2の主題を含み、任意選択で、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値は、被検眼の網膜に対応する深度値を含む。
【0364】
実施例4は、実施例1~3のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、被検眼と、深度マッピング情報が捕捉される深度情報捕捉装置との間の距離に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0365】
実施例5は、実施例4の主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、深度マッピング情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定させる。
【0366】
実施例6は、実施例4または5の主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の所定の領域に対応する深度値を識別させ、被検眼の所定の領域に対応する深度値に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定させる。
【0367】
実施例7は、実施例6の主題を含み、任意選択で、被検眼の所定の領域は、被検眼の強膜、または被検眼の瞳孔の周りの不透明領域を含む。
【0368】
実施例8は、実施例4~7のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、深度情報捕捉装置の位置に対応する位置情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定させる。
【0369】
実施例9は、実施例4~8のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、ΔPで示される度数補正係数を決定することによって、計算装置に、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させ、ΔPは、
【数15】
であり、u’は深度マッピング情報に基づく深度値を示し、dは被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離に基づく距離値を示す。
【0370】
実施例10は、実施例1~9のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置は、ユーザインターフェースがユーザに命令して、ミラーに面する深度情報捕捉装置を位置決めして、その結果、深度マッピング情報がミラーを介して捕捉されるようにさせる。
【0371】
実施例11は、実施例1~10のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の深度値と、被検眼の第二の領域に対応する第二の深度値とを識別させ、第一の深度値および第二の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0372】
実施例12は、実施例11の主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の複数の深度値を識別させ、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第二の領域に対応する第二の複数の深度値を識別させ、第一および第二の複数の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0373】
実施例13は、実施例12の主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、第一の複数の深度値に基づいて、距離値を決定させ、第二の複数の深度値に基づいて、深度値を決定させ、深度値および距離値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0374】
実施例14は、実施例11~13のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の第一の領域は、被検眼の瞳孔を含み、被検眼の第二の領域は、被検眼の瞳孔の周囲の領域を含む。
【0375】
実施例15は、実施例1~14のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置は、ユーザインターフェースがユーザに命令して、被検眼から所定の距離で深度マッピング情報を捕捉するために、深度情報捕捉装置を位置決めするようにさせる。
【0376】
実施例16は、実施例1~15のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、被検眼の画像の画像情報を処理させ、画像情報に基づいて、被検眼の深度情報を識別させる。
【0377】
実施例17は、実施例1~16のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、眼科用レンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0378】
実施例18は、実施例17の主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、被検眼から頂点距離にある眼鏡のレンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0379】
実施例19は、実施例17の主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、被検眼のコンタクトレンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0380】
実施例20は、実施例17~19のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、眼科用レンズの1つ以上のパラメータに基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0381】
実施例21は、実施例1~20のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0382】
実施例22は、実施例21の主題を含み、任意選択で、複数の異なる深度マッピング情報入力は、少なくとも第一の深度マッピング情報入力と第二の深度マッピング情報入力とを含み、第一の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対位置で捕捉され、第二の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の位置とは異なる第二の相対位置で捕捉される。
【0383】
実施例23は、実施例22の主題を含み、任意選択で、第一の相対位置は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対距離を含み、第二の相対位置は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対距離とは異なる第二の相対距離を含む。
【0384】
実施例24は、実施例22または23の主題を含み、任意選択で、第一の相対位置は、深度捕捉経線と被検眼の垂直方向経線との間の第一の相対角度を含み、第二の相対位置は、深度捕捉経線と被検眼の垂直方向経線との間の第一の相対角度とは異なる第二の相対角度を含む。
【0385】
実施例25は、実施例24の主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、第一の深度マッピング情報入力を捕捉するための第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線と、第二の深度マッピング情報入力を捕捉するための第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線との間の角度に基づいて、第一の深度マッピング情報入力を処理させる。
【0386】
実施例26は、実施例22~25のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置は、ユーザインターフェースがユーザに命令して、第一の相対位置での第一の深度マッピング情報入力と、第二の相対位置での第二の深度マッピング情報入力とを捕捉するために、深度情報捕捉装置と被検眼との間の相対位置を変更させる。
【0387】
実施例27は、実施例22~26のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の円柱軸または被検眼の円柱屈折力のうちの少なくとも1つを決定させる。
【0388】
実施例28は、実施例1~20のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、単一の深度マップを含む深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを計算装置に決定させる。
【0389】
実施例29は、実施例1~28のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、被検眼の調節誤差を低減するように構成された所定のパターンをグラフィックディスプレイに表示させる。
【0390】
実施例30は、実施例1~29のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、構造化光深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0391】
実施例31は、実施例1~29のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、マルチカメラ深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0392】
実施例32は、実施例1~29のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、命令は、実行されると、計算装置に、飛行時間(ToF)測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定させる。
【0393】
実施例33は、実施例1~32のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報は、深度マッパからの少なくとも1つの深度マップを含む。
【0394】
実施例34は、実施例1~32のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報は、マルチカメラ装置からの画像情報を含む。
【0395】
実施例35は、実施例1~34のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータは、被検眼の水晶体の水晶体度数を補正するための度数補正係数を含む。
【0396】
実施例36は、実施例1~35のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、屈折異常は、近視、遠視、円柱屈折力および/または円柱軸を含む乱視のうちの少なくとも1つを含む。
【0397】
実施例37は、深度マッピング情報を生成する深度情報捕捉装置と、深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別し、被検眼の深度情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成されたプロセッサを備える機器を含む。
【0398】
実施例38は、実施例37の主題を含み、任意選択で、プロセッサは、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値を識別し、深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0399】
実施例39は、実施例38の主題を含み、任意選択で、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値は、被検眼の網膜に対応する深度値を含む。
【0400】
実施例40は、実施例37~39のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0401】
実施例41は、実施例40の主題を含み、任意選択で、プロセッサは、深度マッピング情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定するように構成される。
【0402】
実施例42は、実施例40または41の主題を含み、任意選択で、プロセッサは、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の所定の領域に対応する深度値を識別し、被検眼の所定の領域に対応する深度値に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定するように構成される。
【0403】
実施例43は、実施例42の主題を含み、任意選択で、被検眼の所定の領域は、被検眼の強膜、または被検眼の瞳孔の周りの不透明領域を含む。
【0404】
実施例44は、実施例40~43のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、深度情報捕捉装置の位置に対応する位置情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定するように構成される。
【0405】
実施例45は、実施例40~44のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、ΔPで示される度数補正係数を決定することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成され、ΔPは、
【数16】
であり、u’は深度マッピング情報に基づく深度値を示し、dは被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離に基づく距離値を示す。
【0406】
実施例46は、実施例37~45のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、ユーザインターフェースがユーザに命令して、ミラーに面する深度情報捕捉装置を位置決めして、その結果、深度マッピング情報がミラーを介して捕捉されるように構成される。
【0407】
実施例47は、実施例37~46のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の深度値と、被検眼の第二の領域に対応する第二の深度値とを識別し、第一の深度値および第二の深度値に基づいて被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0408】
実施例48は、実施例47の主題を含み、任意選択で、プロセッサは、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の複数の深度値を識別し、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第二の領域に対応する第二の複数の深度値を識別し、第一および第二の複数の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0409】
実施例49は、実施例48の主題を含み、任意選択で、プロセッサは、第一の複数の深度値に基づいて距離値を決定し、第二の複数の深度値に基づいて深度値を決定し、深度値および距離値に基づいて被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0410】
実施例50は、実施例47~49のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の第一の領域は、被検眼の瞳孔を含み、被検眼の第二の領域は、被検眼の瞳孔の周囲の領域を含む。
【0411】
実施例51は、実施例37~50のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ユーザインターフェースがユーザに命令して、被検眼から所定の距離で深度マッピング情報を捕捉するために、深度情報捕捉装置を位置決めするように構成される。
【0412】
実施例52は、実施例37~51のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、被検眼の画像の画像情報を処理し、画像情報に基づいて被検眼の深度情報を識別するように構成される。
【0413】
実施例53は、実施例37~52のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、眼科用レンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0414】
実施例54は、実施例53の主題を含み、任意選択で、プロセッサは、被検眼から頂点距離にある眼鏡レンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0415】
実施例55は、実施例53の主題を含み、任意選択で、プロセッサは、被検眼上のコンタクトレンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0416】
実施例56は、実施例53~55のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、眼科用レンズの1つ以上のパラメータに基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0417】
実施例57は、実施例37~56のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0418】
実施例58は、実施例59の主題を含み、任意選択で、複数の異なる深度マッピング情報入力は、少なくとも第一の深度マッピング情報入力と第二の深度マッピング情報入力とを含み、第一の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対位置で捕捉され、第二の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の位置とは異なる第二の相対位置で捕捉される。
【0419】
実施例59は、実施例58の主題を含み、任意選択で、第一の相対位置は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対距離を含み、第二の相対位置は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対距離とは異なる第二の相対距離を含む。
【0420】
実施例60は、実施例58または59の主題を含み、任意選択で、第一の相対位置は、深度捕捉経線と被検眼の垂直方向経線との間の第一の相対角度を含み、第二の相対位置は、深度捕捉経線と被検眼の垂直方向経線との間の第一の相対角度とは異なる第二の相対角度を含む。
【0421】
実施例61は、実施例60の主題を含み、任意選択で、プロセッサは、第一の深度マッピング情報入力を捕捉するための第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線と、第二の深度マッピング情報入力を捕捉するための第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線との間の角度に基づいて、第一の深度マッピング情報入力を処理するように構成される。
【0422】
実施例62は、実施例58~61のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、ユーザインターフェースがユーザに命令して、第一の相対位置での第一の深度マッピング情報入力と、第二の相対位置での第二の深度マッピング情報入力とを捕捉するために、深度情報捕捉装置と被検眼との間の相対位置を変更させるように構成される。
【0423】
実施例63は、実施例57~62のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の円柱軸または被検眼の円柱屈折力のうちの少なくとも1つを決定するように構成される。
【0424】
実施例64は、実施例37~56のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、単一の深度マップを含む深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0425】
実施例65は、実施例37~64のいずれか1つの主題事項を含み、任意選択で、プロセッサは、被検眼の調節誤差を低減するように構成された所定のパターンをグラフィックディスプレイに表示させる。
【0426】
実施例66は、実施例37~65のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、構造化光深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0427】
実施例67は、実施例37~65のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、マルチカメラ深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0428】
実施例68は、実施例37~65のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、プロセッサは、飛行時間(ToF)測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するように構成される。
【0429】
実施例69は、実施例37~68のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報は、深度マッパからの少なくとも1つの深度マップを含む。
【0430】
実施例70は、実施例37~68のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報は、マルチカメラ装置からの画像情報を含む。
【0431】
実施例71は、実施例37~70のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータは、被検眼の水晶体の水晶体度数を補正するための度数補正係数を含む。
【0432】
実施例72は、実施例37~71のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、屈折異常は、近視、遠視、円柱屈折力および/または円柱軸を含む乱視のうちの少なくとも1つを含む。
【0433】
実施例73は、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する方法を含み、この方法は、深度マッピング情報を処理して被検眼の深度情報を識別するステップと、被検眼の深度情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップとを含む。
【0434】
実施例74は、実施例73の主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値を識別するステップと、深度値に基づいて被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップとを含む。
【0435】
実施例75は、実施例74の主題を含み、任意選択で、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値は、被検眼の網膜に対応する深度値を含む。
【0436】
実施例76は、実施例73~75のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼と、深度マッピング情報が捕捉される深度情報捕捉装置との間の距離に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含む。
【0437】
実施例77は、実施例76の主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定することを含む。
【0438】
実施例78は、実施例76または77の主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の所定の領域に対応する深度値を識別するステップと、被検眼の所定の領域に対応する深度値に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定するステップとを含む。
【0439】
実施例79は、実施例78の主題を含み、任意選択で、被検眼の所定の領域は、被検眼の強膜、または被検眼の瞳孔の周りの不透明領域を含む。
【0440】
実施例80は、実施例76~79のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度情報捕捉装置の位置に対応する位置情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定するステップ含む。
【0441】
実施例81は、実施例76~80のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ΔPで示される度数補正係数を決定することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含み、ΔPは、
【数17】
であり、u’は深度マッピング情報に基づく深度値を示し、dは被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離に基づく距離値を示す。
【0442】
実施例82は、実施例73~81のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ユーザインターフェースがユーザに命令して、ミラーに面する深度情報捕捉装置を位置決めして、その結果、深度マッピング情報がミラーを介して捕捉されるようにさせるステップを含む。
【0443】
実施例83は、実施例73~82のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の深度値と、被検眼の第二の領域に対応する第二の深度値とを識別するステップと、第一の深度値および第二の深度値に基づいて被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップとを含む。
【0444】
実施例84は、実施例83の主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の複数の深度値を識別するステップと、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第二の領域に対応する第二の複数の深度値を識別するステップと、第一および第二の複数の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップとを含む。
【0445】
実施例85は、実施例84の主題を含み、任意選択で、第一の複数の深度値に基づいて、距離値を決定するステップと、第二の複数の深度値に基づいて、深度値を決定するステップと、深度値および距離値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップとを含む。
【0446】
実施例86は、実施例83~85のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の第一の領域は、被検眼の瞳孔を含み、被検眼の第二の領域は、被検眼の瞳孔の周囲の領域を含む。
【0447】
実施例87は、実施例73~86のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ユーザインターフェースがユーザに命令して、被検眼から所定の距離で深度マッピング情報を捕捉するために、深度情報捕捉装置を位置決めするようにさせることを含む。
【0448】
実施例88は、実施例73~87のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の画像の画像情報を処理するステップと、画像情報に基づいて被検眼の深度情報を識別することとを含む。
【0449】
実施例89は、実施例73~88のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、眼科用レンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定することを含む。
【0450】
実施例90は、実施例89の主題を含み、任意選択で、被検眼から頂点距離にある眼鏡レンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定することを含む。
【0451】
実施例91は、実施例89の主題を含み、任意選択で、被検眼上のコンタクトレンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含む。
【0452】
実施例92は、実施例89~91のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、眼科用レンズの1つ以上のパラメータに基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含む。
【0453】
実施例93は、実施例73~92のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含む。
【0454】
実施例94は、実施例93の主題を含み、任意選択で、複数の異なる深度マッピング情報入力は、少なくとも第一の深度マッピング情報入力と第二の深度マッピング情報入力とを含み、第一の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対位置で捕捉され、第二の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の位置とは異なる第二の相対位置で捕捉される。
【0455】
実施例95は、実施例94の主題を含み、任意選択で、第一の相対位置は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対距離を含み、第二の相対位置は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対距離とは異なる第二の相対距離を含む。
【0456】
実施例96は、実施例94または95の主題を含み、任意選択で、第一の相対位置は、深度捕捉経線と被検眼の垂直方向経線との間の第一の相対角度を含み、第二の相対位置は、深度捕捉経線と被検眼の垂直方向経線との間の第一の相対角度とは異なる第二の相対角度を含む。
【0457】
実施例97は、実施例96の主題を含み、任意選択で、第一の深度マッピング情報入力を捕捉するための第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線と、第二の深度マッピング情報入力を捕捉するための第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線との間の角度に基づいて、第一の深度マッピング情報入力を処理するステップを含む。
【0458】
実施例98は、実施例94~97のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ユーザインターフェースがユーザに命令して、第一の相対位置での第一の深度マッピング情報入力と、第二の相対位置での第二の深度マッピング情報入力とを捕捉するために、深度情報捕捉装置と被検眼との間の相対位置を変更させるステップを含む。
【0459】
実施例99は、実施例93~98のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の円柱軸または被検眼の円柱屈折力のうちの少なくとも1つを決定することを含む。
【0460】
実施例100は、実施例73~92のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、単一の深度マップを含む深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含む。
【0461】
実施例101は、実施例73~100のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の調節誤差を低減するように構成された所定のパターンをグラフィックディスプレイに表示させるステップを含む。
【0462】
実施例102は、実施例73~101のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、構造化光深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含む。
【0463】
実施例103は、実施例73~101のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、マルチカメラ深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含む。
【0464】
実施例104は、実施例73~101のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、飛行時間(ToF)測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するステップを含む。
【0465】
実施例105は、実施例73~104のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報は、深度マッパからの少なくとも1つの深度マップを含む。
【0466】
実施例106は、実施例73~104のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報は、マルチカメラ装置からの画像情報を含む。
【0467】
実施例107は、実施例73~106のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータは、被検眼の水晶体の水晶体度数を補正するための度数補正係数を含む。
【0468】
実施例108は、実施例73~107のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、屈折異常は、近視、遠視、円柱屈折力および/または円柱軸を含む乱視のうちの少なくとも1つを含む。
【0469】
実施例109は、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する機器を含み、この機器は、被検眼の深度マッピング情報を処理して、被検眼の深度情報を識別する手段と、被検眼の深度情報に基づいて被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する手段とを含む。
【0470】
実施例110は、実施例109の主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値を識別し、深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する手段を備える。
【0471】
実施例111は、実施例110の主題を含み、任意選択で、被検眼の水晶体を介して捕捉された深度値は、被検眼の網膜に対応する深度値を含む。
【0472】
実施例112は、実施例109~111のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼と、深度マッピング情報が捕捉される深度情報捕捉装置との間の距離に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を含む。
【0473】
実施例113は、実施例112の主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定するための手段を備える。
【0474】
実施例114は、実施例112または113の主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の所定の領域に対応する深度値を識別し、被検眼の所定の領域に対応する深度値に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定するための手段を備える。
【0475】
実施例115は、実施例114の主題を含み、任意選択で、被検眼の所定の領域は、被検眼の強膜、または被検眼の瞳孔の周りの不透明領域を含む。
【0476】
実施例116は、実施例112~115のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度情報捕捉装置の位置に対応する位置情報に基づいて、被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離を決定するための手段を備える。
【0477】
実施例117は、実施例112~116のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ΔPで示される度数補正係数を決定することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を備え、ΔPは、
【数18】
であり、u’は深度マッピング情報に基づく深度値を示し、dは被検眼と深度情報捕捉装置との間の距離に基づく距離値を示す。
【0478】
実施例118は、実施例109~117のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ユーザインターフェースがユーザに命令して、ミラーに面する深度情報捕捉装置を位置決めして、その結果、深度マッピング情報がミラーを介して捕捉されるようにさせるための手段を備える。
【0479】
実施例119は、実施例109~118のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の深度値と、被検眼の第二の領域に対応する第二の深度値とを識別し、第一の深度値および第二の深度値に基づいて被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を備える。
【0480】
実施例120は、実施例119の主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第一の領域に対応する第一の複数の深度値を識別し、深度マッピング情報に基づいて、被検眼の第二の領域に対応する第二の複数の深度値を識別し、第一および第二の複数の深度値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を備える。
【0481】
実施例121は、実施例120の主題を含み、任意選択で、第一の複数の深度値に基づいて、距離値を決定する手段と、第二の複数の深度値に基づいて、深度値を決定する手段と、深度値および距離値に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定する手段とを含む。
【0482】
実施例122は、実施例119~121のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の第一の領域は、被検眼の瞳孔を含み、被検眼の第二の領域は、被検眼の瞳孔の周囲の領域を含む。
【0483】
実施例123は、実施例109~122のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ユーザインターフェースがユーザに命令して、被検眼から所定の距離で深度マッピング情報を捕捉するために、深度情報捕捉装置を位置決めするようにさせるための手段を備える。
【0484】
実施例124は、実施例109~123のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の画像の画像情報を処理し、画像情報に基づいて被検眼の深度情報を識別する手段を含む。
【0485】
実施例125は、実施例109~124のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、眼科用レンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を含む。
【0486】
実施例126は、実施例125の主題を含み、任意選択で、被検眼から頂点距離にある眼鏡レンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を含む。
【0487】
実施例127は、実施例125の主題を含み、任意選択で、被検眼上のコンタクトレンズを介して捕捉された深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を含む。
【0488】
実施例128は、実施例125~127のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、眼科用レンズの1つ以上のパラメータに基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を含む。
【0489】
実施例129は、実施例109~128のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を含む。
【0490】
実施例130は、実施例131の主題を含み、任意選択で、複数の異なる深度マッピング情報入力は、少なくとも第一の深度マッピング情報入力と第二の深度マッピング情報入力とを含み、第一の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対位置で捕捉され、第二の深度マッピング情報入力は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の位置とは異なる第二の相対位置で捕捉される。
【0491】
実施例131は、実施例130の主題を含み、任意選択で、第一の相対位置は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対距離を含み、第二の相対位置は、深度情報捕捉装置と被検眼との間の第一の相対距離とは異なる第二の相対距離を含む。
【0492】
実施例132は、実施例130または131の主題を含み、任意選択で、第一の相対位置は、深度捕捉経線と被検眼の垂直方向経線との間の第一の相対角度を含み、第二の相対位置は、深度捕捉経線と被検眼の垂直方向経線との間の第一の相対角度とは異なる第二の相対角度を含む。
【0493】
実施例133は、実施例132の主題を含み、任意選択で、第一の深度マッピング情報入力を捕捉するための第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線と、第二の深度マッピング情報入力を捕捉するための第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線との間の角度に基づいて、第一の深度マッピング情報入力を処理するための手段を備える。
【0494】
実施例134は、実施例130~133のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、ユーザインターフェースがユーザに指示して、第一の相対位置での第一の深度マッピング情報入力と、第二の相対位置での第二の深度マッピング情報入力とを捕捉するために、深度情報捕捉装置と被検眼との間の相対位置を変更するようにさせる手段を備える。
【0495】
実施例135は、実施例129~134のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、被検眼の円柱軸または被検眼の円柱屈折力のうちの少なくとも1つを決定するための手段を備える。
【0496】
実施例136は、実施例109~128のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、単一の深度マップを含む深度マッピング情報に基づいて、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を備える。
【0497】
実施例137は、実施例109~136のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の調節誤差を低減するように構成された所定のパターンをグラフィックディスプレイに表示させるための手段を備える。
【0498】
実施例138は、実施例109~137のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、構造化光深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を備える。
【0499】
実施例139は、実施例109~137のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、マルチカメラ深度測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を備える。
【0500】
実施例140は、実施例109~137のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、飛行時間(ToF)測定の深度情報として深度情報を処理することによって、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータを決定するための手段を備える。
【0501】
実施例141は、実施例109~140のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報は、深度マッパからの少なくとも1つの深度マップを含む。
【0502】
実施例142は、実施例109~140のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、深度マッピング情報は、マルチカメラ装置からの画像情報を含む。
【0503】
実施例143は、実施例109~142のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、被検眼の屈折異常の1つ以上のパラメータは、被検眼の水晶体の水晶体度数を補正するための度数補正係数を含む。
【0504】
実施例144は、実施例109~143のいずれか1つの主題を含み、任意選択で、屈折異常は、近視、遠視、円柱屈折力および/または円柱軸を含む乱視のうちの少なくとも1つを含む。
【0505】
1つ以上の実施形態を参照して本明細書で説明される機能、操作、コンポーネント、および/または特徴は、1つ以上の他の実施形態を参照して本明細書で説明される1つ以上の他の機能、操作、コンポーネント、および/または特徴と組み合わされてもよく、または組み合わせて利用されてもよく、あるいは、その逆であってもよい。
【0506】
特定の特徴を本明細書に例示して説明してきたが、多くの修正、置換、変更、および均等物が当業者によって想起され得る。したがって、添付の特許請求の範囲は、そのような修正および変更の全てが、本開示の真の精神の中に含まれるものとして、カバーされることを意図していることを理解されたい。
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記深度情報捕捉装置の位置に対応する位置情報に基づいて、前記被検眼と前記深度情報捕捉装置との間の距離を決定させる、
請求項1に記載の媒体。
前記命令は、実行されると、前記計算装置は、ユーザインターフェースがユーザに命令して、前記被検眼から所定の距離で前記深度マッピング情報を捕捉するために、深度情報捕捉装置を位置決めさせる、
請求項1に記載の媒体。
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記眼科用レンズの1つ以上のパラメータに基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、
請求項13に記載の媒体。
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記第一の深度マッピング情報入力を捕捉するための第一の深度情報捕捉装置の第一の深度捕捉経線と、前記第二の深度マッピング情報入力を捕捉するための第二の深度情報捕捉装置の第二の深度捕捉経線との間の角度に基づいて、前記第一および第二の深度マッピング情報入力を処理させる、
請求項20に記載の媒体。
前記命令は、実行されると、前記計算装置は、ユーザインターフェースがユーザに命令して、前記第一の相対位置での前記第一の深度マッピング情報入力と、前記第二の相対位置での前記第二の深度マッピング情報入力とを捕捉するために、前記深度情報捕捉装置と前記被検眼との間の相対位置を変更させる、
請求項18に記載の媒体。
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、前記複数の異なる深度マッピング情報入力に基づいて、前記被検眼の円柱軸または前記被検眼の円柱屈折力のうちの少なくとも1つを決定させる、
請求項17に記載の媒体。
前記命令は、実行されると、前記計算装置に、単一の深度マップを含む深度マッピング情報に基づいて、前記被検眼の前記屈折異常の前記1つ以上のパラメータを決定させる、
請求項1~16のいずれか一項に記載の媒体。