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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024150717
(43)【公開日】2024-10-23
(54)【発明の名称】内視鏡
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/00 20060101AFI20241016BHJP
【FI】
A61B1/00 715
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024123509
(22)【出願日】2024-07-30
(62)【分割の表示】P 2023544591の分割
【原出願日】2022-03-16
(31)【優先権主張番号】102021107191.7
(32)【優先日】2021-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】000113263
【氏名又は名称】HOYA株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】マイヤー,ヴォルフガング
(72)【発明者】
【氏名】ドゥ,アン ミン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】可能な限り小型であり、作業チャネル部材が内視鏡ヘッドのハウジング内に保持される内視鏡を提供する。
【解決手段】内視鏡ヘッドは、ハウジング2と、ハウジングの遠位端の検査支援部材と、内視鏡ヘッド内を延びており、ホース状または管状の作業チャネル部材内および作業チャネル部材の遠位側に設けられたハウジング内に形成されている作業チャネルとを含み、ハウジングは、作業チャネル部材に面する作業チャネル部材受容面25を有する。ハウジングの作業チャネル部材受容面の近位側において、検査支援部材は、作業チャネルの半径方向において、自由空間を介して作業チャネル部材の周囲部分に面する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡ヘッドを備えており、前記内視鏡ヘッドは、
ハウジングと、
前記ハウジングの遠位端の検査支援部材と、
前記内視鏡ヘッド内を延びており、ホース状または管状の作業チャネル部材内および前記作業チャネル部材の遠位側に設けられた前記ハウジング内に形成されている作業チャネルと
を含み、
前記ハウジングは、前記作業チャネル部材に面する作業チャネル部材受容面を有している、内視鏡であって、
前記ハウジングの前記作業チャネル部材受容面の近位側において、前記検査支援部材は、前記作業チャネルの半径方向において、自由空間を介して前記作業チャネル部材の周囲部分に面しており、
ホルダが、前記作業チャネル部材の遠位部分の外周において、前記作業チャネル部材受容面の近位側の前記検査支援部材が設けられていない領域に設けられ、前記ホルダは、前記作業チャネル部材の遠位端部分の周辺部分において、前記作業チャネル部材の遠位端部分を支持し、
前記ホルダは、前記検査支援部材が設けられる遠位カメラ開口部の一方側に位置する第1の部分と前記遠位カメラ開口部の他方側に位置する第2の部分とを有し、前記第1の部分および第2の部分は互いに離間している、
ことを特徴とする内視鏡。
【請求項2】
内視鏡ヘッドを備えており、前記内視鏡ヘッドは、
ハウジングと、
前記ハウジングの遠位端の検査支援部材と、
前記内視鏡ヘッド内を延びており、ホース状または管状の作業チャネル部材内および前記作業チャネル部材の遠位側に設けられた前記ハウジング内に形成されている作業チャネルと
を含み、
前記ハウジングは、前記作業チャネル部材に面する作業チャネル部材受容面を有している、内視鏡であって、
前記ハウジングの前記作業チャネル部材受容面の近位側において、前記検査支援部材は、前記作業チャネルの半径方向において前記作業チャネル部材の周囲部分に当接しており、
ホルダが、前記作業チャネル部材の遠位部分の外周において、前記作業チャネル部材受容面の近位側の前記検査支援部材が設けられていない領域に設けられ、前記ホルダは、前記作業チャネル部材の遠位端部分の周辺部分において、前記作業チャネル部材の遠位端部分を支持し、
前記ホルダは、前記検査支援部材が設けられる遠位カメラ開口部の一方側に位置する第1の部分と前記遠位カメラ開口部の他方側に位置する第2の部分とを有し、前記第1の部分および第2の部分は互いに離間している、
ことを特徴とする内視鏡。
【請求項3】
前記検査支援部材は、前記内視鏡ヘッドの前記ハウジングに埋め込まれる、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【請求項4】
前記検査支援部材は、前記作業チャネル部材受容面から少なくとも半径方向の位置において前記内視鏡ヘッドの前記ハウジングに埋め込まれる、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【請求項5】
前記ホルダは、前記作業チャネル部材の遠位端部分に面する内側形状を有し、前記内側形状は、前記作業チャネル部材の遠位端部分の外周に適合し、前記作業チャネル部材の遠位端部分の外周と面接触する、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【請求項6】
前記ホルダは、前記ハウジングと一体である、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【請求項7】
前記作業チャネル部材は、前記作業チャネル部材受容面から離間している、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【請求項8】
シールリングが、前記作業チャネル部材受容面と前記作業チャネル部材の遠位前面との間に配置され、前記シールリングは、内側開口部を有し、前記シールリングの内側開口部は、前記作業チャネルの一部を形成する、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【請求項9】
前記作業チャネル部材は、前記作業チャネル部材受容面に当接する、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【請求項10】
前記検査支援部材は、カメラであり、前記カメラの一部分が、前記作業チャネル部材受容面の近位側において近位方向に突出し、あるいは前記カメラに接続されて前記カメラから近位方向に延びる前記カメラの配線が、前記作業チャネル部材受容面の近位側において近位方向に突出する、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【請求項11】
前記検査支援部材は、照明装置、照明装置の配線、前記内視鏡の近位側から操作可能なアルバランレバー、アルバランレバーの操作ワイヤ、フラッシングノズル、フラッシングノズルチャネル部材、または他の作業チャネル部材である、
請求項1または2に記載の内視鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡ヘッドと、内視鏡ヘッドの遠位端に位置する検査支援部材と、内視鏡ヘッド内を延びている作業チャネルとを備える内視鏡であって、作業チャネルは、ホース状または管状の作業チャネル部材内、および内視鏡ヘッドのハウジング内で作業チャネル部材の遠位側に設けられた遠位作業チャネル端部部材内に形成され、作業チャネル部材は、作業チャネル端部部材の近位側に当接する、内視鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
検査支援部材は、例えばカメラである。
【0003】
そのような内視鏡が、図7図9に示されている。これらの図は、内視鏡ヘッドの内視鏡ヘッドハウジング200を近位側から示している。内視鏡ヘッドハウジング200において、カメラ(図示せず)が、カメラ開口部220に配置される。さらに、作業チャネル部材(図示せず)が、内視鏡ヘッドハウジング200の作業チャネル部材挿入開口部212に挿入される。内視鏡に挿入されると、カメラはカメラ開口部220から、作業チャネル部材は作業チャネル部材挿入開口部212から、互いに平行な近位方向に延びる。
【発明の概要】
【0004】
遠位作業チャネル開口部210が、内視鏡ヘッドハウジング200において、作業チャネル部材挿入開口部212の遠位側に配置される。作業チャネル部材挿入開口部212および遠位作業チャネル開口部210は、同じ軸線上にあり、互いに同軸に延びている。作業チャネル部材挿入開口部212の内径は、遠位作業チャネル開口部210の内径よりも大きい。近位接触面211が、作業チャネル部材挿入開口部212と遠位作業チャネル開口部210との間の移行部に形成され、接触面211は、作業チャネル部材挿入開口部212の壁面および遠位作業チャネル開口部210の壁面に対して垂直面を形成する。
【0005】
とくには、内視鏡ヘッドハウジング200の作業チャネル部材挿入開口部212は、挿入される作業チャネル部材の外径に適合した内径を有するように形成される。
【0006】
ここで、遠位作業チャネル開口部210の周囲の内視鏡ヘッドハウジング200の遠位領域は、遠位作業チャネル端部部材を形成する。近位接触面211は、作業チャネル部材受容面として機能する。これにより、作業チャネル部材は、作業チャネル部材挿入開口部212に保持される。
【0007】
本発明の目的は、可能な限り小型であり、作業チャネル部材が内視鏡ヘッドのハウジング内に保持される内視鏡を提供することである。
【0008】
この目的は、請求項1の特徴を備える内視鏡によって達成される。代案の内視鏡が、請求項2に示される。好都合な発展形が、従属請求項の主題である。
【0009】
したがって、本発明は、内視鏡ヘッドを備える内視鏡に関し、内視鏡ヘッドは、ハウジングと、ハウジングの遠位端の検査支援部材と、内視鏡ヘッド内を延びており、ホース状または管状の作業チャネル部材内および作業チャネル部材の遠位側に設けられたハウジング内に形成されている作業チャネルとを含み、ハウジングは、作業チャネル部材に面する作業チャネル部材受容面を有する。ハウジングの作業チャネル部材受容面の近位側において、検査支援部材は、作業チャネルの半径方向において、自由空間を介して作業チャネル部材の周囲部分に面する。
【0010】
作業チャネルの半径方向において、作業チャネル部材と検査支援部材との間に壁が形成
されておらず、自由空間が存在するだけであるため、作業チャネル部材と検査支援部材との間の距離を小さく抑えることができる。作業チャネル部材と検査支援部材とを、互いに近接させて配置することができる。外径は小さいが、作業チャネルの内径は比較的大きい内視鏡を、提供することができる。
【0011】
さらに、本発明は、内視鏡ヘッドを備える内視鏡に関し、内視鏡ヘッドは、ハウジングと、ハウジングの遠位端の検査支援部材と、内視鏡ヘッド内を延びており、ホース状または管状の作業チャネル部材内および作業チャネル部材の遠位側に設けられたハウジング内に形成されている作業チャネルとを含み、ハウジングは、作業チャネル部材に面する作業チャネル部材受容面を有する。ハウジングの作業チャネル部材受容面の近位側において、検査支援部材は、作業チャネルの半径方向において作業チャネル部材の周囲部分に当接する。
【0012】
作業チャネルの半径方向において、作業チャネル部材と検査支援部材とが互いに当接するため、作業チャネル部材と検査支援部材との間の距離を最小に最適化することができる。作業チャネル部材と検査支援部材とを、並べて配置することができる。作業チャネル部材と検査支援部材とを、互いに接触するように配置することができる。外径は小さいが、作業チャネルの内径は比較的大きい内視鏡を、提供することができる。
【0013】
検査支援部材を内視鏡ヘッドのハウジングに埋め込むことができる。
【0014】
検査支援部材を、作業チャネル部材受容面から少なくとも半径方向の位置において内視鏡ヘッドのハウジングに埋め込むことができる。したがって、検査支援部材は、作業チャネル部材受容面の半径方向外側に位置する。換言すると、検査支援部材の少なくとも一部分は、内視鏡ヘッドの延在方向において見たとき、作業チャネル部材受容面に隣接して収容される。
【0015】
作業チャネル部材の遠位部分の外周において、作業チャネル部材受容面の近位側の検査支援部材が設けられていない領域に、ホルダを設けることができ、ホルダは、作業チャネル部材の遠位端部分の周辺部分において、作業チャネル部材の遠位端部分を支持する。ホルダを、作業チャネル部材の遠位端部分から半径方向に配置することができる。これにより、ホルダは、作業チャネル部材の遠位端部分の外周を、周辺部分に沿って少なくとも部分的に保持する。ホルダを、少なくとも作業チャネル部材の遠位端部分の外側の周囲の一部に形成することができる。
【0016】
ホルダは、作業チャネル部材の遠位端部分に面する内側形状を有することができ、この内側形状は、作業チャネル部材の遠位端部分の外周に適合し、作業チャネル部材の遠位端部分の外周と面接触する。ホルダと作業チャネル部材の遠位端部分との間の接触面により、ホルダは、作業チャネル部材の遠位端部分を正確な位置にきわめて好都合なやり方で動かないように支持することができる。
【0017】
ホルダは、ハウジングと一体であってよい。結果として、ホルダを別途固定する必要がない。作業チャネル部材を、追加の固定手段を必要とせずにハウジング上にしっかりと保持することができる。
【0018】
作業チャネル部材は、作業チャネル部材受容面から離間していてもよい。作業チャネル部材受容面と作業チャネル部材との間の空間を、作業チャネル部材受容面と作業チャネル部材との間の公差を受け入れるために使用することができる。したがって、遠位前面が完全には平坦ではない作業チャネル部材であっても、作業チャネル部材受容面に対向させて配置することができる。
【0019】
作業チャネル部材受容面と作業チャネル部材の遠位前面との間にシールリングを配置することができ、シールリングは、内側開口部を有し、シールリングの内側開口部は、作業チャネルの一部を形成する。したがって、作業チャネルは、近位側から作業チャネル部材、シールリング、および内視鏡ヘッドを通って延在する。
【0020】
作業チャネル部材は、作業チャネル部材受容面に当接してもよい。作業チャネルは、作業チャネル部材から内視鏡ヘッド内の作業チャネル部分へと実質的に継ぎ目なく移行する。作業チャネルは、作業チャネル部材から内視鏡ヘッド内の作業チャネル部分への移行部の段差のない設計を可能にする。
【0021】
検査支援部材は、カメラであってよく、カメラの一部分が、作業チャネル部材受容面の近位側において近位方向に突出し、あるいはカメラに接続されてカメラから近位方向に延びるカメラの配線が、作業チャネル部材受容面の近位側において近位方向に突出する。
【0022】
あるいは、検査支援部材は、照明装置、照明装置の配線、内視鏡の近位側から操作可能なアルバランレバー、アルバランレバーの操作ワイヤ、フラッシングノズル、フラッシングノズルチャネル部材、または他の作業チャネル部材であってよい。
【0023】
上述した本発明の態様を、適宜組み合わせることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】第1の実施形態における本発明による内視鏡ヘッドの概略の斜視図を示している。
図2図1の内視鏡ヘッドの概略の断面側面図を示している。
図3図1の内視鏡ヘッドの近位側からの概略の斜視図を示している。
図4図1の内視鏡ヘッドの近位側からの概略の斜視図を示している。
図5図1の内視鏡ヘッドの近位側からの概略の斜視図を示している。
図6】第2の実施形態における本発明による内視鏡ヘッドの概略の断面側面図を示している。
図7】先行技術による内視鏡ヘッドの近位側からの概略の斜視図を示している。
図8】先行技術による内視鏡ヘッドの近位側からの概略の斜視図を示している。
図9】先行技術による内視鏡ヘッドの近位側からの概略の斜視図を示している。とくには、図7は、左側から見たときの内視鏡ヘッドを示し、図8は、中央から見たときの内視鏡ヘッドを示し、図9は、右側から見たときの内視鏡ヘッドを示している。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下で、本発明を、図面を参照して、実施形態に基づいて詳細に説明する。図面の図は、必ずしも縮尺どおりではなく、分かりやすくするために変形させて示されることがある。
【0026】
第1の実施形態
図1図5を参照して、本発明の第1の実施形態を、以下で説明する。
【0027】
本発明による内視鏡ヘッド1は、内視鏡管(図示せず)を介して制御体(図示せず)に接続される。
【0028】
内視鏡ヘッド1は、内視鏡の遠位端に配置される。内視鏡ヘッド1は、内視鏡ヘッドハウジング2を含む。検査支援部材としてのカメラ5と、遠位作業チャネル開口部21とが、内視鏡ヘッドハウジング2内に設けられる。アルバランレバー、カメラ5の遠位窓を洗
浄するための洗浄媒体(水、空気)を吐出するためのノズル開口部、カメラ5によって取り込まれるシーンを照明するための照明装置(LEDまたは光ガイド)、などのさらなる(図示されない)随意による手段を、内視鏡ヘッドハウジング2内に設けることができる。
【0029】
内視鏡ヘッドハウジング2内で終わる作業チャネル部材4が、内視鏡管を通って延びる。
【0030】
以下で、内視鏡ヘッドハウジング2をさらに詳細に説明する。
【0031】
内視鏡ヘッドハウジング2をプラスチックで製作することができるが、本発明はこれに限定されない。内視鏡ヘッドハウジング2は、図1に概略的に示されるように、好ましくは円柱形の外形を有する。内視鏡ヘッドハウジング2は、軸線と、軸線に沿って延びる長手方向の延在とを有する。
【0032】
内視鏡ヘッドハウジング2は、遠位ハウジング基体28と、遠位ハウジング基体28から近位方向に延びる近位ハウジング延長部23とで作られる。
【0033】
遠位ハウジング基体28は、円盤状の構造を有する。遠位ハウジング基体28は、内視鏡ヘッドハウジング2の遠位面を形成する遠位前面を有する。遠位ハウジング基体28は、近位面25を有する。
【0034】
内視鏡ヘッドハウジング2は、以下でさらに詳細に説明される作業チャネルの遠位開口部を形成する遠位作業チャネル開口部21を有する。遠位作業チャネル開口部21は、好ましくは、内視鏡ヘッドハウジング2の軸線に平行に延びる。遠位作業チャネル開口部21は、例えば、円形の開口部として形成される。遠位作業チャネル開口部21は、好ましくは円形の断面を有するが、作業チャネルの内部に関して作業チャネルを通って器具を運ぶために適した長円形、多角形、楕円形、または同様の断面を有することもできる。遠位作業チャネル開口部21は、作業チャネル内壁11を有する。作業チャネル内壁11は、作業チャネルの遠位端部分を形成する。
【0035】
内視鏡ヘッドハウジング2は、カメラ5が配置される遠位カメラ開口部22を有する。遠位カメラ開口部22は、好ましくは、内視鏡ヘッドハウジング2の軸線に平行に延びる。カメラ5は、遠位カメラ開口部22に配置される。この実施形態において、遠位カメラ開口部22は、正方形の開口部として示されている。あるいは、遠位カメラ開口部22は、そこに配置されるカメラ5の外形に適合する円形、長円形、多角形、楕円形、または同様の断面を有することができる。
【0036】
好ましくは、カメラ5は、カメラ5の遠位面が内視鏡ヘッドハウジング2(すなわち、遠位ハウジング基体28)の遠位前面に整列するように、遠位カメラ開口部22に配置される。
【0037】
カメラ5は、近位方向に延びるカメラケーブル53に接続される。例えば、カメラケーブル53は、近位制御体まで延びることができる。
【0038】
カメラケーブル53は、好ましくは、被覆カメラケーブル55を含むことができる。カメラ5が接続されるカメラケーブル54が、被覆カメラケーブル55から延びる。ケーブル54、55の設計は、自由に選択することが可能であり、本発明において限定されない。ケーブル54、55は、カメラ5の電力供給および画像信号の伝送に役立つことができる。
【0039】
近位ハウジング延長部23は、遠位ハウジング基体28の近位面25から近位方向に延びる。遠位ハウジング基体28と近位ハウジング延長部23とは、一体である。遠位ハウジング基体28および近位ハウジング延長部23を、例えばプラスチックからなる単一の本体として形成することができる。あるいは、近位ハウジング延長部23を、遠位ハウジング基体28に接着または他のやり方で接続することができる。近位ハウジング延長部23は、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部を取り囲むように形成される。近位ハウジング延長部23は、図3図5に示されるように、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部を部分的に(不完全に)取り囲む。このように、近位ハウジング延長部23は、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部の周りに壁部分を形成する。したがって、近位ハウジング延長部23によって形成された壁部分は、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部を完全には取り囲まない。
【0040】
この実施形態において、近位ハウジング延長部23は、より具体的には、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部の周りに2つの壁部分を形成する。
【0041】
近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部と近位方向に突出した遠位カメラ開口部22の延長部との間において、近位面25の近位の領域は、近位ハウジング延長部23を有さない。遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22との間の近位面25の近位側には、内視鏡ヘッド1のいかなる部分も形成されていない。遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22との間の近位面25の近位側には、自由空間が形成されている。
【0042】
近位面25から近位方向に延びる近位ハウジング延長部23は、内向き壁24を有し、この内向き壁は、近位ハウジング延長部23の内周壁部分24を形成する。内向き壁24は、遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22との間の近位面25の近位側には、設けられていない。
【0043】
遠位作業チャネル開口部21および遠位カメラ開口部22は、遠位ハウジング基体28を貫通する。
【0044】
カメラ5は、カメラ5が遠位カメラ開口部22に埋め込まれるように、遠位カメラ開口部22に配置される。カメラ5の本体自体は、遠位カメラ開口部22から遠位方向に突出していない。カメラ5に接続されたカメラケーブル54のみが、遠位カメラ開口部22から遠位方向に突出する。カメラケーブル54は、例えば、被覆カメラケーブル55に接続される非被覆カメラケーブルである。カメラ5を、遠位カメラ開口部22に挿入し、クランプし、接着し、あるいは他のやり方でしっかりと配置することができる。
【0045】
作業チャネルを、以下でさらに詳細に説明する。
【0046】
本実施形態の内視鏡において、作業チャネルは、遠位ハウジング基体28に配置された遠位作業チャネル開口部21の作業チャネル内壁11と、遠位作業チャネル開口部21の近位に位置する作業チャネル部材4の内壁とから形成される。作業チャネル部材4は、ホース状または管状の様相に形成され、内視鏡の長手方向の延在に沿って内視鏡に埋め込まれる。作業チャネル部材4は、内視鏡製造業者が望む長さで近位方向に内視鏡ヘッド1から遠ざかるように近位作業チャネル入口開口部(図示せず)まで延びる。
【0047】
このように、作業チャネルは、作業チャネル部材4内の近位部分(作業チャネル部材4の作業チャネル内壁)と、この近位部分の遠位側に接続された遠位ハウジング基体28内
の作業チャネルの(作業チャネル内壁11の)遠位部分とによって、内視鏡内に形成される。
【0048】
遠位ハウジング基体28の近位面25は、作業チャネル部材4に面する。
【0049】
この実施形態において、作業チャネル部材4は、近位面25上に配置される。言い換えると、作業チャネル部材4は、近位面25に据えられる。したがって、作業チャネル部材4は、近位面25に当接する。
【0050】
作業チャネル部材4の遠位前面は、平坦な(平面的な)表面である。作業チャネル部材4の遠位前面は、ギャップを伴わずに(すき間なく)近位面25に当接する。
【0051】
作業チャネル開口部21は、作業チャネル部材4と同じ内径寸法を有する。作業チャネル開口部21および作業チャネル部材4は、作業チャネル開口部21から作業チャネル部材4への移行部に段部が形成されることがないように、中心合わせされる。
【0052】
したがって、遠位ハウジング基体28の近位面25は、作業チャネル部材受容面を形成する。
【0053】
近位面から近位側に延びる内向き壁24は、作業チャネル部材4のためのホルダとして機能する。内向き壁24は、内側に向かって膨出するように形成される。言い換えると、内向き壁24は、周囲に沿って弓形または湾曲した様相に形成される。内向き壁24は、作業チャネル開口部21に対して同心円状に形成される。内向き壁24は、作業チャネル部材4の外径に対応する内径を有する。
【0054】
したがって、作業チャネル部材4の外壁は、内向き壁24に当接する。したがって、内向き壁24は、作業チャネル部材4を保持する。
【0055】
内向き壁24は、作業チャネル部材4のためのホルダを形成する。内向き壁24は、作業チャネル部材4の遠位端部分に面する内側形状を有し、この内側形状は、作業チャネル部材4の遠位端部分の外周に適合し、作業チャネル部材4の遠位端部分の外周と面接触する。
【0056】
図3図5を考慮すると、内向き壁24は、内向き壁24の第1の部分(図3図5における右側)および第2の部分(図3図5における左側)に分けられる。
【0057】
内向き壁24の第1の部分は、遠位カメラ開口部22の一方側(右側)に位置する(図3図5を参照)。内向き壁24の第2の部分は、遠位カメラ開口部22の他方側(左側)に位置する。
【0058】
内向き壁24の第1および第2の部分は、互いに離間している。
【0059】
内向き壁24の第1および第2の部分は、遠位カメラ開口部22において周方向に互いに離間している。内向き壁24の第1および第2の部分は、遠位作業チャネル開口部21において直径方向に互いに離間している。
【0060】
内向き壁24の第1の部分と内向き壁24の第2の部分とは、遠位カメラ開口部22の領域において内視鏡ハウジング2の周方向に互いに対向している。この領域において、半径方向に見たとき、カメラ5の接続部(例えば、ケーブル54、55)が作業チャネル部材4に対向する。
【0061】
換言すると、内視鏡ハウジング2の近位面25の近位側において、カメラ5(例えば、ケーブル54、55)は、作業チャネルの半径方向において、自由空間を介して作業チャネル部材4の周囲部分に面する。
【0062】
作業チャネル部材4を、近位面25に接着することができる。
【0063】
作業チャネル部材4の近位前面を、近位面25に接着することができる。これに代え、あるいは加えて、作業チャネル部材4の遠位領域において外壁を内向き壁24に接着することができる。
【0064】
実施形態の効果
第1の実施形態において、作業チャネル部材4は、内視鏡ヘッドハウジング2に確実に保持される。
【0065】
それにもかかわらず、作業チャネルとカメラとの間の近位面25から近位の領域の内向き壁24の壁部分を、省略することができる。言い換えると、内視鏡ヘッドハウジング2のいかなる部分も、作業チャネル部材4とカメラ5との間には存在しない。したがって、近位面25の近位側において、作業チャネル部材4とカメラとの間に壁は存在しない。
【0066】
この壁部分を省略することによって、内視鏡ヘッドハウジング2の材料も節約される。さらに、作業チャネルとカメラとを互いに近づけて配置することができるため、内視鏡ヘッドハウジング2の外径をより小さく設計することができる。結果として、外径は同じままで、より大きな作業チャネル(より大きな直径)のための空間を内視鏡内に作り出すことができる。したがって、外径が小さいにもかかわらず、比較的大きい器具を作業チャネルを通ってスライドさせることができる内視鏡を生み出すことができる。
【0067】
実施形態1の変更例
第1の実施形態の変更例においては、作業チャネル部材4が内向き壁24によってクランプされて保持されるように、特定の締まりばめが存在することができる。この場合、作業チャネル部材4の外径は、内向き壁24において作業チャネル部材4の圧入が生じるように、内向き壁24の内径よりも適度に大きい。この変更例においては、作業チャネル部材4を接着する必要はない。しかしながら、接着をさらに行うことも可能である。
【0068】
第2の実施形態
図6を参照して、本発明の第2の実施形態を、以下で説明する。
【0069】
実施形態2は、検査支援部材としてのカメラハウジングの構造が変更されていることで、第1の実施形態から相違する。その他の構造については、第1の実施形態と同じであるため、再度の説明は行わない。
【0070】
第2の実施形態において、カメラ5は、カメラ5の本体が遠位カメラ開口部22から近位方向に突出するように、遠位カメラ開口部22内に配置される。
【0071】
カメラ5に接続されたカメラケーブル54が、カメラ5から遠位方向に延びる。カメラケーブル54は、例えば、被覆カメラケーブル55に接続される非被覆カメラケーブルである。
【0072】
カメラケーブル55は、近位方向に延びる。例えば、カメラケーブル55は、近位制御体へと延びることができる。
【0073】
カメラケーブル55は、好ましくは、被覆カメラケーブル55である。カメラ5が接続されるカメラケーブル54が、被覆カメラケーブル55から延びる。ケーブル54、55の設計は、自由に選択することが可能であり、本発明において限定されない。ケーブル54、55は、カメラ5に電力を供給し、画像信号を伝送する役割を果たすことができる。
【0074】
カメラ5の本体のうちの遠位カメラ開口部22から近位方向に突出する部分は、図6に示されるように、カメラ5の近位部分を形成し、作業チャネル部材4の外壁に面する。言い換えると、カメラ5の本体のうちの遠位カメラ開口部22から近位方向に突出する部分は、作業チャネル部材4の遠位端部分の半径方向外側に配置される。内視鏡の半径方向に見たとき、カメラ5の近位部分と作業チャネル部材4の遠位部分とが重なっている。
【0075】
半径方向に見たとき、カメラ5の近位部分と作業チャネル部材4の遠位端部分とが互いに面する領域において、壁24のいかなる部分も(延長部23のいかなる部分も)内視鏡ヘッドハウジング2に形成されていない。近位面25の近位側において、内視鏡ヘッド1のいかなる部分も、遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22との間には形成されていない。近位面25の近位側において、遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22との間に自由空間が形成されている。自由空間は、カメラ5と作業チャネル部材4との間にある。言い換えると、自由空間は、カメラ5と作業チャネルとの間にある。
【0076】
したがって、この実施形態において、カメラ5と作業チャネル部材4とを、互いにきわめて近くに配置することができる。
【0077】
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同じ効果がもたらされる。作業チャネル部材4とカメラ5との間に壁が存在しない。
【0078】
実施形態2の変更例
第2の実施形態の変更例(図示せず)においては、カメラ5および作業チャネル部材4を、互いに当接するように互いに近づけて配置することさえ可能である。この場合、カメラ5の本体のうちの遠位カメラ開口部22から近位方向に突出する部分(カメラ5の近位部分)は、作業チャネル部材4の遠位端部分に当接できる。したがって、カメラ5の本体のうちの遠位カメラ開口部22から近位方向に突出する部分は、第1の実施形態の壁24の2つの部分の間の領域において、作業チャネル部材4の外周に当接する壁部分を形成する。近位面25の近位側において、内視鏡ヘッド1のいかなる部分も、遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22との間には形成されていない。近位面25の近位側において、遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22との間に自由空間が形成されている。
【0079】
したがって、この変更例において、作業チャネル部材4の外壁は、作業チャネル部材4の周囲に沿って、カメラ5の近位部分ならびに内向き壁24の第1および第2の部分に当接する。
【0080】
ここで、内視鏡ヘッドハウジング2の近位面25の近位側において、カメラ5は、作業チャネルの半径方向において、作業チャネル部材4の周囲部分に当接する。
【0081】
したがって、第2の実施形態のこの変更例において、遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22との間の近位面25の近位側の自由空間は、作業チャネル部材4の壁によって満たされる。
【0082】
代替例
遠位作業チャネル開口部21および/または遠位カメラ開口部22は、内視鏡ヘッドハウジング2の軸線に平行に延びる必要はない。遠位作業チャネル開口部21および/または遠位カメラ開口部22は、内視鏡ヘッドハウジング2の軸線に対して所定の角度で延びることができる。
【0083】
遠位作業チャネル開口部21と遠位カメラ開口部22とが、これらの実施形態のように互いに平行に延びる必要はない。遠位作業チャネル開口部21および遠位カメラ開口部22は、所定の角度でお互いに対して(斜めに)延びることができる。
【0084】
実施形態において、カメラ5は、カメラ5の遠位面が内視鏡ヘッドハウジング2の遠位前面に整列するように、遠位カメラ開口部22に配置される。あるいは、カメラ5は、内視鏡ヘッドハウジング2の遠位前面を越えて遠位方向に突出してもよい。
【0085】
別の代替例において、カメラ5は、内視鏡ヘッドハウジング2の遠位前面から近位方向にオフセットされてもよい。
【0086】
実施形態において、近位ハウジング延長部23は、図3図5に示されるように、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部を部分的に取り囲む。あるいは、近位ハウジング延長部23は、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部を、完全な壁として取り囲むことができる。この完全な壁は、挿入されたカメラを半径方向外側において取り囲む。近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部と近位方向に突出した遠位カメラ開口部22の延長部との間において、近位面25の近位の領域は、近位ハウジング延長部23を有さなくてよい。
【0087】
別の代替案において、近位ハウジング延長部23は、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部の周りに単一の不完全な壁部分を形成し、この壁部分は、遠位カメラ開口部22の領域によってのみ中断される。この変種において、図3図5に示した壁24の2つの壁部分は、近位ハウジング延長部23が図面に示されている下側において閉じられるような程度まで周方向に延在する。やはりこの変種において、近位方向に突出した遠位作業チャネル開口部21の延長部と近位方向に突出した遠位カメラ開口部22の延長部との間における近位面25の近位の領域は、近位ハウジング延長部23を有さない。
【0088】
実施形態において、作業チャネル部材4は、近位面25に当接する。あるいは、作業チャネル部材4は、近位面25から離間してもよい。シールリングを、近位面25と作業チャネル部材4の遠位前面との間に配置することができる。シールリングは、内側開口部を有する。シールリングの内側開口部は、内周壁を形成する。内周壁は、好ましくは、作業チャネル開口部21および作業チャネル部材4と同じ内径寸法を有する。前記内周壁は、作業チャネルの一部を形成する。シールリングを近位面25に接着することができる。作業チャネル部材4をシールリングに接着することができる。より具体的には、シールリングの遠位面が、近位面25に接着され、作業チャネル部材4の遠位面が、シールリングの近位面に接着される。作業チャネル開口部21、シールリング、および作業チャネル部材4は、作業チャネル開口部21からシールリングへの移行部およびシールリングから作業チャネル部材4への移行部に段部が形成されることがないように、中心合わせされる。
【0089】
実施形態において、内向き壁24の内径は、作業チャネル部材4の外径に等しい。代替案において、内向き壁24の内径は、作業チャネル部材4の外径よりも大きい。内向き壁24の半径方向内側において、保持要素を、内向き壁24と作業チャネル部材4の外壁との間に配置することができる。保持要素をリングとして形成することができる。しかしながら、保持要素が内向き壁24と作業チャネル部材4の外壁との間で作業チャネル部材4の外周に配置されることだけが必要である。したがって、保持要素は、リング状に限定されない。
【0090】
さらなる代替例においては、壁24を省略することができる。この場合、作業チャネル部材4は、近位面25または近位面25に接着されたシールリングに充分にしっかりと接着されるだけである。このようにして、作業チャネル部材4の遠位前面が内視鏡ヘッドハウジング2に確実に保持される。
【0091】
実施形態において、カメラ5が、検査支援部材として内視鏡ヘッド1に配置される。本発明はこれに限定されない。内視鏡ヘッド1において、照明装置、照明装置(LEDまたは光ガイド)の配線、内視鏡の近位側から操作可能なアルバランレバー、アルバランレバーの操作ワイヤ、液体(例えば、水など)のためのフラッシングノズル、空気乾燥用のフラッシングノズル、液体および空気を組み合わせて送出するためのフラッシングノズル、ウォータージェットノズル、フラッシングノズルチャネル部材、または他の作業チャネル部材を、検査支援部材として使用することができる。本発明において、構造を、検査支援部材と作業チャネル部材4との間の距離が最小限へと最適化されるようなやり方で設計することができる。
【0092】
本発明による内視鏡ヘッドを備える内視鏡は、湾曲可能な内視鏡または剛体内視鏡であってよい。
【符号の説明】
【0093】
1 内視鏡ヘッド
2 内視鏡ヘッドハウジング
4 作業チャネル部材
5 カメラ;検査支援部材
11 作業チャネル開口部21の作業チャネル内壁
21 内視鏡ヘッドハウジング内の遠位作業チャネル開口部
22 内視鏡ヘッドハウジング内の遠位カメラ開口部
23 近位ハウジング延長部
24 近位ハウジング延長部の内周壁部分;ホルダ
25 近位面(作業チャネル部材受容面)
28 遠位ハウジング基体
53 カメラケーブル
54 非被覆カメラケーブル
55 被覆カメラケーブル
200 内視鏡ヘッドハウジング
210 内視鏡ヘッドハウジング内の遠位作業チャネル開口部
211 近位接触面
212 内視鏡ヘッドハウジング内の作業チャネル部材挿入開口部
215 近位ハウジング壁
220 内視鏡ヘッドハウジング内の遠位カメラ開口部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9