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特開2024-150827情報処理装置、学習支援方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024150827
(43)【公開日】2024-10-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、学習支援方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20241017BHJP
   G06F 16/34 20190101ALI20241017BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F16/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023063813
(22)【出願日】2023-04-11
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】赤穂 拓哉
【テーマコード(参考)】
5B175
5E555
【Fターム(参考)】
5B175DA09
5B175FB02
5B175FB03
5B175JC03
5E555AA25
5E555AA26
5E555AA33
5E555BA02
5E555BA04
5E555BB02
5E555BB04
5E555BB14
5E555BC17
5E555CA02
5E555CA12
5E555CA18
5E555CB05
5E555CB07
5E555CB14
5E555CB34
5E555CB43
5E555CB44
5E555CC03
5E555DB04
5E555DB11
5E555DB17
5E555DB18
5E555DB39
5E555DB50
5E555DB51
5E555DB53
5E555DC13
5E555DC31
5E555DD07
5E555DD09
5E555EA03
5E555EA05
5E555EA07
5E555EA13
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】互いに関連する説明情報を整理しやすく表示させる情報処理装置、学習支援方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】学習支援システムにおいて、情報処理装置は、見出し語毎に当該見出し語に対応する説明情報が対応付けられた所定の辞書コンテンツを対象にした第1文字列での第1検索結果として第1見出し語Iaに対応する第1説明情報Daを第1電子付箋32aに表示させる場合であって、第1見出し語に予め紐付け対象の候補として他の見出し語Ibが対応付けられていた場合に、他の見出し語からなるリストを表示させるための操作標識を、第1電子付箋に対応する領域内に表示させる制御部を備える。制御部は、操作標識を選択する操作に応じて表示させたリストのなかからいずれかの他の見出し語が選択された場合に、当該選択された他の見出し語に対応する説明情報Dbを第1電子付箋に対して視覚的に紐付けされた第2電子付箋32bに表示させる。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
見出し語毎に当該見出し語に対応する説明情報が対応付けられた所定の辞書コンテンツを対象にした第1文字列での第1検索結果として第1見出し語に対応する第1説明情報を第1電子付箋に表示させる場合であって、前記第1見出し語に予め紐付け対象の候補として他の見出し語が対応付けられていた場合に、前記他の見出し語からなるリストを表示させるための操作標識を、前記第1電子付箋に対応する領域内に表示させる制御部を備え、
前記制御部は、前記操作標識を選択する操作に応じて表示させた前記リストのなかからいずれかの前記他の見出し語が選択された場合に、当該選択された他の見出し語に対応する説明情報を前記第1電子付箋に対して視覚的に紐付けされた第2電子付箋に表示させる、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記第1見出し語の前記第1説明情報に或る見出し語へのリンクが含まれている場合に、前記或る見出し語が、前記第1見出し語に前記紐付け対象の候補として対応付けられている前記他の見出し語であると判別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1電子付箋に表示された前記第1説明情報における前記リンクに対して視覚的に紐付けられた状態で前記第2電子付箋を表示させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1見出し語の前記第1説明情報に含まれる第2文字列が選択されて当該第2文字列での検索が行われた結果として、或る見出し語が表示された履歴がある場合に、前記或る見出し語が、前記第1見出し語に前記紐付け対象の候補として対応付けられている前記他の見出し語であると判別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1電子付箋に表示された前記第1説明情報における前記第2文字列に対して視覚的に紐付けられた状態で前記第2電子付箋を表示させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
表示中の2つの電子付箋を紐付けることを指示する紐付け操作に応じて、前記2つの電子付箋を、視覚的に紐付けされた状態で表示させ、
前記第1見出し語の前記第1説明情報を含む電子付箋と、或る見出し語の説明情報を含む電子付箋と、を対象として或るユーザにより前記紐付け操作が行われた履歴がある場合に、前記或る見出し語が、前記第1見出し語に前記紐付け対象の候補として対応付けられている前記他の見出し語であると判別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1電子付箋を始端とし、前記第2電子付箋を終端とする、向きの情報を含む連結線により連結された状態で前記第1電子付箋及び前記第2電子付箋を表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する学習支援方法であって、
見出し語毎に当該見出し語に対応する説明情報が対応付けられた所定の辞書コンテンツを対象にした第1文字列での第1検索結果として第1見出し語に対応する第1説明情報を第1電子付箋に表示させる場合であって、前記第1見出し語に予め紐付け対象の候補として他の見出し語が対応付けられていた場合に、前記他の見出し語からなるリストを表示させるための操作標識を、前記第1電子付箋に対応する領域内に表示させ、
前記操作標識を選択する操作に応じて表示させた前記リストのなかからいずれかの前記他の見出し語が選択された場合に、当該選択された他の見出し語に対応する説明情報を前記第1電子付箋に対して視覚的に紐付けされた第2電子付箋に表示させる、
ことを特徴とする学習支援方法。
【請求項9】
コンピュータを、
見出し語毎に当該見出し語に対応する説明情報が対応付けられた所定の辞書コンテンツを対象にした第1文字列での第1検索結果として第1見出し語に対応する第1説明情報を第1電子付箋に表示させる場合であって、前記第1見出し語に予め紐付け対象の候補として他の見出し語が対応付けられていた場合に、前記他の見出し語からなるリストを表示させるための操作標識を、前記第1電子付箋に対応する領域内に表示させる制御手段として機能させ、
前記制御手段は、前記操作標識を選択する操作に応じて表示させた前記リストのなかからいずれかの前記他の見出し語が選択された場合に、当該選択された他の見出し語に対応する説明情報を前記第1電子付箋に対して視覚的に紐付けされた第2電子付箋に表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、学習支援方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の見出し語の各々に対応付けられた説明情報を含む辞書コンテンツにおいて、見出し語に対し、当該見出し語に関連する関連見出し語を対応付けて管理する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
また、見出し語の説明情報に含まれる文字列が選択された場合に、当該文字列での検索を行って、検索結果としての関連見出し語の説明情報を表示させる技術が知られている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012-22151号公報
【特許文献2】特開平11-184854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の技術においては、関連見出し語の説明情報が表示される場合には、見出し語の説明情報から関連見出し語の説明情報へと表示内容が切り替わる。このため、互いにに異なるタイミングで別個に表示された見出し語及び関連見出し語の説明情報を俯瞰できるように整理して表示させることができないという課題がある。
【0005】
本発明は、互いに関連する説明情報を整理しやすく表示させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
見出し語毎に当該見出し語に対応する説明情報が対応付けられた所定の辞書コンテンツを対象にした第1文字列での第1検索結果として第1見出し語に対応する第1説明情報を第1電子付箋に表示させる場合であって、前記第1見出し語に予め紐付け対象の候補として他の見出し語が対応付けられていた場合に、前記他の見出し語からなるリストを表示させるための操作標識を、前記第1電子付箋に対応する領域内に表示させる制御部を備え、
前記制御部は、前記操作標識を選択する操作に応じて表示させた前記リストのなかからいずれかの前記他の見出し語が選択された場合に、当該選択された他の見出し語に対応する説明情報を前記第1電子付箋に対して視覚的に紐付けされた第2電子付箋に表示させる、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、互いに関連する説明情報を整理しやすく表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】学習支援システムの構成を示す図である。
図2】サーバの機能構成を示すブロック図である。
図3】辞書DBの内容例を示す図である。
図4】端末装置の機能構成を示すブロック図である。
図5】ノートブック画面を示す図である。
図6】第1電子付箋が表示されたノートブック画面を示す図である。
図7】関連見出し語リストが表示された状態のノートブック画面を示す図である。
図8】第2電子付箋が表示された状態のノートブック画面を示す図である。
図9】連結線の他の連結態様を示す図である。
図10】ジャンプ検索が可能な状態の辞書検索ウィンドウを示す図である。
図11】ジャンプ検索の結果を表示している辞書検索ウィンドウを示す図である。
図12】ジャンプ検索に基づく関連見出し語を含む関連見出し語リストが表示されたノートブック画面を示す図である。
図13】連結線の他の連結態様を示す図である。
図14】紐付け操作の対象となる2つの電子付箋が表示されたノートブック画面を示す図である。
図15】紐付け操作により2つの電子付箋が紐付けられた状態を示す図である。
図16】紐付け操作に基づく関連見出し語を含む関連見出し語リストが表示されたノートブック画面を示す図である。
図17】電子付箋表示処理の制御手順を示すフローチャートである。
図18】関連見出し語取得処理の制御手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
(学習支援システムの構成)
図1は、学習支援システム1の構成を示す図である。
本実施形態の学習支援システム1は、サーバ10(情報処理装置)及び複数の端末装置20を備える。サーバ10は、ネットワークNを介して各端末装置20とデータ通信が可能に接続されている。ネットワークNは、例えばインターネットであるが、これに限定されない。学習支援システム1のユーザは、1つの端末装置20を使用する。学習支援システム1のユーザは、例えば学校等(小学校、中学校、高校、大学、専門学校、学習塾又は予備校等)の生徒や学生等であるが、これに限られず、学校等に在籍していない一般ユーザであってもよい。端末装置20は、例えばノートPCであるが、これに限られず、デスクトップPC、タブレット端末又はスマートフォン等であってもよい。
【0011】
学習支援システム1は、ユーザに対して学習支援サービスを提供する。この学習支援サービスは、端末装置20に表示された仮想的なノートブック画面30(図5参照)において、辞書コンテンツを検索して見出し語I(第1見出し語Ia等)の説明情報D(第1説明情報Da等:図5参照)を閲覧したり、見出し語Iの説明情報Dを電子付箋32(図6参照)によって整理して表示させたりするサービスを含む。
【0012】
ユーザは、端末装置20において学習用のアプリケーションプログラム(以下、「学習アプリ231(図4参照)」と記す)を実行して操作を行うことで、上記の学習支援サービスを受けることができる。詳しくは、端末装置20は、ユーザの操作に応じて、サーバ10に対して学習支援サービスに係る各種処理の実行を要求する。当該要求を受信したサーバ10は、要求に応じて処理を実行し、処理結果を端末装置20に送信する。端末装置20は、サーバ10から受信した情報に従って、表示部24(図4参照)において、上記のノートブックの内容を含むノートブック画面30等を表示する。なお、学習アプリ231に代えて、汎用的なブラウザプログラムが用いられてもよい。
【0013】
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
サーバ10は、CPU11(Central Processing Unit)(制御部、制御手段)と、RAM12(Random Access Memory)と、記憶部13と、通信部14と、バス15等を備える。サーバ10の各部は、バス15を介して接続されている。なお、サーバ10は、サーバ10の管理者により使用される操作部や表示部等をさらに備えていてもよい。
【0014】
CPU11は、記憶部13に記憶されているプログラム131を読み出して実行し、各種演算処理を行うことで、サーバ10の各部の動作を制御するプロセッサである。なお、サーバ10は、複数のプロセッサ(例えば複数のCPU)を有していてもよく、本実施形態のCPU11が実行する複数の処理を、当該複数のプロセッサが実行してもよい。この場合には、複数のプロセッサにより制御部が構成される。この場合において、複数のプロセッサが共通の処理に関与してもよいし、あるいは、複数のプロセッサが独立に異なる処理を並列に実行してもよい。
【0015】
RAM12は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。
【0016】
記憶部13は、コンピュータとしてのCPU11により読み取り可能な非一時的な記録媒体であり、プログラム131及び各種データを記憶する。記憶部13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリを含む。記憶部13に記憶されるデータとしては、辞書DB(データベース)132、ユーザDB133、及びノートブックDB134等がある。
【0017】
図3は、辞書DB132の内容例を示す図である。
辞書DB132は、見出し語I(見出し項目)毎に当該見出し語Iに対応する説明情報Dが対応付けられた辞書コンテンツを含む。辞書DB132には、複数種類の辞書に係る辞書コンテンツが含まれていてもよい。辞書の種類は、見出し語Iに説明情報Dが対応付けられた形式であれば特に限られず、国語辞書、英和辞書といった語学の辞書のほか、百科事典や、各種分野の用語辞典等であってもよい。図3では、辞書DB132のうち百科事典に収録されている見出し語Iに係るデータの一部が示されている。辞書DB132における1つの列データが、1つの見出し語Iに係るレコードに対応する。見出し語Iのレコードは、「見出し語」、「説明情報」、「ジャンプ検索履歴」及び「紐付け操作履歴」等の項目を含む。なお、見出し語Iのレコードには、これら以外の項目が含まれていてもよい。
「見出し語」は、そのレコードに対応する見出し語Iを表す。
「説明情報」は、見出し語Iに対応付けられている、見出し語Iの内容を説明する説明情報Dである。説明情報Dを構成する文章に含まれる文字列に、他の見出し語IへのリンクLN(図5参照。「アドレスジャンプ」とも呼ばれる)が設定されている場合がある。図3において、「説明情報」のサブ項目である「リンク」は、当該リンクLNが設定されている文字列(他の見出し語I)を表す。
「ジャンプ検索履歴」は、その見出し語Iの説明情報Dにおいて行われたジャンプ検索の履歴を表す。ジャンプ検索については後述する。
「紐付け操作履歴」は、その見出し語Iの電子付箋32を含む2つの電子付箋32を手動で紐付ける紐付け操作が行われた履歴を表す。紐付け操作については後述する。
【0018】
図2に示すユーザDB133には、学習支援システム1の複数のユーザに係る情報が記憶されている。ユーザDB133には、ユーザ毎に、ユーザID、パスワード、ユーザ名、学校ID、メールアドレス、ユーザ種別、所属クラス、年齢、性別、居住地等の情報が記録されている。上記のうちユーザIDは、各ユーザに割り当てられた固有の符号である。本実施形態のユーザIDは、「U0001」、「U0002」のように、文字「U」と4桁の数字の組み合わせであるものとする。パスワードは、各ユーザにより設定された、ユーザ認証に用いる符号である。
【0019】
ノートブックDB134には、各ユーザが作成したノートブックの内容が記憶されており、ユーザがノートブック画面30においてノートブックを編集すると、編集結果が反映されるように更新される。
【0020】
通信部14は、予め定められた通信規格に従った通信動作を行う。通信部14は、この通信動作により、ネットワークNを介して端末装置20との間でデータの送受信を行う。
【0021】
図4は、端末装置20の機能構成を示すブロック図である。
端末装置20は、CPU21と、RAM22と、記憶部23と、表示部24と、操作部25と、通信部26と、バス27などを備える。端末装置20の各部は、バス27を介して接続されている。
【0022】
CPU21は、記憶部23に記憶されている学習アプリ231等のプログラムを読み出して実行し、各種演算処理を行うことで、端末装置20の各部の動作を制御するプロセッサである。なお、端末装置20は、複数のプロセッサ(例えば複数のCPU)を有していてもよく、本実施形態のCPU21が実行する複数の処理を、当該複数のプロセッサが実行してもよい。この場合において、複数のプロセッサが共通の処理に関与してもよいし、あるいは、複数のプロセッサが独立に異なる処理を並列に実行してもよい。
【0023】
RAM22は、CPU21に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。
【0024】
記憶部23は、コンピュータとしてのCPU21により読み取り可能な非一時的な記録媒体であり、学習アプリ231等のプログラム及び各種データを記憶する。記憶部23は、例えばHDD、SSD等の不揮発性メモリを含む。
【0025】
表示部24は、CPU21による制御下で、学習アプリ231の各種画面等を表示する。表示部24としては、例えば、ドットマトリクス方式で表示を行う液晶表示装置を用いることができるが、これに限られない。
【0026】
操作部25は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス等の入力装置を備える。操作部25は、これらの入力装置によりユーザの入力操作を受け付けて、入力操作に応じた入力信号をCPU21に出力する。
【0027】
通信部26は、予め定められた通信規格に従った通信動作を行う。通信部26は、この通信動作により、ネットワークNを介してサーバ10との間でデータの送受信を行う。
【0028】
(学習支援システムの動作)
次に、学習支援システム1の動作について、ノートブック画面30における電子付箋32の表示動作を中心に説明する。
端末装置20において学習アプリ231が実行されると、所定の認証画面が表示部24に表示される。認証画面において、ユーザからユーザID及びパスワードを含む認証情報が入力されると、当該認証情報がサーバ10に送信され、ユーザDB133のユーザID及びパスワードと一致した場合にユーザ認証がなされる。ユーザ認証がなされると、当該ユーザに対するログイン処理が実行されて学習支援サービスが開始される。以降、端末装置20の学習アプリ231上で行われたユーザ操作に応じて、当該ユーザ操作に対応する処理要求がサーバ10に送信され、サーバ10が当該処理を実行する。また、サーバ10は、処理結果を端末装置20に送信して、処理結果に係る表示を端末装置20の表示部24に行わせる。このようなサーバ10及び端末装置20の処理が繰り返されることで、以下に説明する動作が実現される。したがって、以下に説明する動作の制御主体は、サーバ10のCPU11である。
【0029】
学習アプリ231において所定の操作がなされると、ノートブックを編集するためのノートブック画面30が端末装置20の表示部24に表示される。ノートブック画面30は、新たに作成されたノートブックに係る画面であってもよいし、既存のノートブックを編集するための画面であってもよい。既存のノートブックを編集する場合には、ノートブックDB134からノートブックのデータが読み出されてノートブック画面30に反映される。
【0030】
図5は、ノートブック画面30を示す図である。
ノートブック画面30には、ノートブックの内容が表示される。ノートブックは、電子付箋32を貼り付けることのできる仮想のノートである。ノートブック画面30には、メニューアイコン301a~301e、及び終了アイコン302などが表示されている。便宜上、ノートブック画面30の右上に、当該ノートブック画面30を編集しているユーザ(ログインしているユーザ)のユーザIDを記載する(以下の図6図16についても同様)。ユーザIDの表示は、実際のノートブック画面30においては省略されてもよい。図5に示す例では、ユーザIDが「U0001」のユーザによりノートブック画面30が編集されている。
【0031】
ノートブック画面30において終了アイコン302を選択する操作がなされると、ノートブック画面30の編集状況がノートブックDB134に記憶され、ノートブック画面30の表示が終了する。終了アイコン302を選択する操作は、例えば、終了アイコン302にマウスカーソルを合わせてマウスをクリックする操作や、タッチパネルが設けられた表示部24の画面のうち終了アイコン302の位置を指やスタイラスでタッチする操作などである。終了アイコン302以外のアイコンやボタン等の表示オブジェクトを選択する操作についても同様である。
【0032】
メニューアイコン301a~301eは、ノートブック画面30において各種方法で電子付箋32を生成して仮想的に貼り付ける操作を開始させるためのアイコンである。このうち301a~301dは、それぞれ「テキストデータ」、「カメラによる撮影画像」、「Webサイトへのリンク」、「ファイル」を含む電子付箋32を生成するためのアイコンである。これらの電子付箋32の生成動作については、説明を省略する。
【0033】
メニューアイコン301eは、辞書DB132に登録されている或る見出し語Iとその説明情報Dを含む電子付箋32を生成するためのアイコンである。メニューアイコン301eを選択する操作がなされると、図5に示すように、まず、辞書DB132に含まれる辞書コンテンツを対象として見出し語Iを検索するための辞書検索ウィンドウ31がノートブック画面30に表示される。
【0034】
辞書検索ウィンドウ31の内部は、左側の第1表示領域312と、右側の第2表示領域313と、に分かれている。第1表示領域312の上端には、検索キーワードとなる第1文字列S1を入力するための検索ボックス311が表示されている。図5に示す例では、第1文字列S1として「江戸時代」が入力されている。検索ボックス311に第1文字列S1を入力した状態で検索アイコン311aを選択する操作を行うと、第1表示領域312のうち検索ボックス311の下方に、辞書DB132を対象とした第1文字列S1での検索によりヒットした見出し語Iが表示される。ここでは、複数の辞書A~辞書Cの各々に収録されている「江戸時代」の見出し語Iが表示されている。第1表示領域312には、第1文字列S1に一致する見出し語Iのほか、辞書における語句の配列順に従って当該見出し語Iに続く他の見出し語Iが表示されてもよい。
【0035】
第1表示領域312に表示された複数の見出し語Iのうち1つの見出し語Iを選択すると、選択された見出し語I(以下、「第1見出し語Ia」と記す)と、辞書DB132において当該第1見出し語Iaに対応付けられている第1説明情報Daと、が第2表示領域313に表示される。第1表示領域312における先頭の見出し語Iがデフォルトで選択されるようになっていてもよい。図5に示す例では、辞書Aの「江戸時代」の第1見出し語Iaが選択されており、これに応じて第2表示領域313に当該第1見出し語Iaとその第1説明情報Daが表示されている。第2表示領域313に表示される第1見出し語Ia及び第1説明情報Daは、「辞書コンテンツを対象にした第1文字列での第1検索結果」に相当する。
【0036】
第1説明情報Daには、「江戸時代」を説明する文章に加えて、関連項目へのリンクLNが含まれている。いずれかのリンクLNを選択する操作がなされると、選択されたリンクLNの文字列に対応する見出し語Iとその説明情報Dが第2表示領域313に表示される。詳しくは、リンクLNの文字列で辞書DB132の検索が行われ、当該文字列に対応する見出し語Iとその説明情報Dが第2表示領域313に表示される。この場合に検索に用いられる文字列も「第1文字列S1」の一態様である。よって、リンクLNの選択に応じて第2表示領域313に表示された説明情報Dも、「辞書コンテンツを対象にした第1文字列での第1検索結果」としての第1説明情報Daに相当し、対応する見出し語Iは、第1見出し語Iaに相当する。このように、第1文字列S1は、検索ボックス311にユーザが入力した文字列に限られず、サーバ10のCPU11が辞書DB132において見出し語Iを検索する処理に用いた任意の文字列を含む。
【0037】
辞書検索ウィンドウ31の右下には、表示されている第1見出し語Iaとその第1説明情報Daを含む第1電子付箋32a(図6参照)を生成して表示するための付箋追加アイコン314が表示されている。付箋追加アイコン314を選択する操作がなされると、辞書検索ウィンドウ31が閉じられて、ノートブック画面30に第1電子付箋32aが表示される。本実施形態では、後述する付箋追加アイコン343の選択に応じて2つの電子付箋32を紐付ける場合に紐付け元となる電子付箋32を第1電子付箋32aと記す。以下の説明において、「電子付箋32」と記した場合には、第1電子付箋32aを含む任意の電子付箋を指すものとする。
【0038】
図6は、第1電子付箋32aが表示されたノートブック画面30を示す図である。
電子付箋32は、矩形の外形を有する表示オブジェクトであり、その内部には、ユーザの操作に応じて生成又は取得された情報(図6では、第1見出し語Ia及び第1説明情報Da)が表示される。電子付箋32は、表示内容の互いの位置関係を維持したままでユーザ操作により表示内容を一括して移動させることが可能なユニットである。よって、例えば、電子付箋32を選択してドラッグする操作等により、ノートブック画面30における電子付箋32の表示位置を自由に変更することができる。また、所定のユーザ操作により、電子付箋32の形状、サイズ、色等を変更することが可能であってもよい。電子付箋32の右辺の上端近傍には、手動で他の電子付箋32と紐付ける紐付け操作を行うための手動紐付けアイコン33が表示されている。手動紐付けアイコン33を選択した場合の動作については後述する。
【0039】
電子付箋32を選択すると、当該電子付箋32に対応する領域内に操作メニュー34が表示される。ここで、電子付箋32に対応する領域は、電子付箋32の内部、及び電子付箋32に隣接する領域を含む。図6では、電子付箋32の隣接領域のうち電子付箋32の上方に操作メニュー34が表示されている。操作メニュー34は、編集アイコン341と、削除アイコン342と、付箋追加アイコン343(操作標識)と、を含む。
編集アイコン341を選択する操作がなされると、電子付箋32の内部に表示されている情報を編集するための編集モードに移行する。
削除アイコン342を選択する操作がなされると、その電子付箋32が削除される。
付箋追加アイコン343を選択する操作がなされると、第1電子付箋32aに関連する第2電子付箋32bを新たに生成し、第1電子付箋32aに対して紐付けされた状態で第2電子付箋32bを表示させるための処理が開始される。本実施形態では、付箋追加アイコン343の選択に応じて2つの電子付箋32を紐付ける場合に紐付け先となる電子付箋32を第2電子付箋32bと記す。
【0040】
付箋追加アイコン343は、電子付箋32が、以下の第1条件及び第2条件を満たす場合に表示され、第1条件及び第2条件の少なくとも一方を満たさない場合には表示されない。
第1条件は、「電子付箋32が、辞書DB132の辞書コンテンツを対象にした第1文字列S1での第1検索結果としての、第1見出し語Iaに対応する第1説明情報Daを表示するものであること」である。
第2条件は、「第1見出し語Iaに予め紐付け対象の候補として関連見出し語Ib(他の見出し語、第2見出し語)が対応付けられていること」である。本実施形態では、第1見出し語Iaの第1説明情報Daに或る見出し語IへのリンクLNが含まれている場合に、第2条件を満たすと判別される。この場合、上記の或る見出し語が、第1見出し語Iaに紐付け対象の候補として対応付けられている関連見出し語Ibであると判別される。図6に示す例において、第1見出し語Iaである「江戸時代」の第1説明情報Daには、図3及び図5に示すように、「元禄文化」、「鎖国」、「幕藩体制」及び「幕末」の4つの他の見出し語Iへのリンクが含まれている。よって、これらの4つの見出し語Iが関連見出し語Ibであると判別され、第2条件を満たすと判別される。
よって、図6に示す例においては、第1条件及び第2条件が満たされるので、図6の第1電子付箋32aに対しては付箋追加アイコン343が表示される。
【0041】
付箋追加アイコン343を選択する操作がなされると、関連見出し語Ibからなる関連見出し語リスト35が第1電子付箋32aの近傍に表示される。
図7は、関連見出し語リスト35が表示された状態のノートブック画面30を示す図である。
ここでは、関連見出し語リスト35を構成する関連見出し語Ibは、第1電子付箋32aを指し示す吹き出し画像内に表示されている。ただし、関連見出し語リスト35の表示態様はこれに限られない。4つの関連見出し語Ibのなかからいずれかの関連見出し語Ibを選択する操作がなされると、新たに第2電子付箋32bが生成され、当該第2電子付箋32bに、選択された関連見出し語Ib、及び当該関連見出し語Ibに対応付けられている第2説明情報Dbが表示される。また、第1電子付箋32aに対して視覚的に紐付けされた状態で第2電子付箋32bが表示される。
【0042】
図8は、第2電子付箋32bが表示された状態のノートブック画面30を示す図である。
ここでは、関連見出し語リスト35において、4つの関連見出し語Ibのうち「鎖国」が選択されており、当該選択に応じて、「鎖国」の関連見出し語Ibとその第2説明情報Dbとを含む第2電子付箋32bが生成されて表示されている。第2電子付箋32bに含まれる関連見出し語Ib及び第2説明情報Dbの内容は、図3に示す辞書DB132から取得される。
【0043】
第1電子付箋32a及び第2電子付箋32bは、第1電子付箋32aを始端とし、第2電子付箋32bを終端とする、向きの情報を含む連結線Lにより連結された状態で表示される。本実施形態では、連結線Lは矢印であるが、向きの情報を含む線であれば矢印に限られない。また、図8に示す例では、第1電子付箋32aの輪郭線を始端とし、第2電子付箋32bの輪郭線を終端とする連結線Lとなっているが、連結線Lの連結態様はこれに限られない。例えば、第1電子付箋32aに表示された第1説明情報Daにおける関連見出し語IbのリンクLNに対して視覚的に紐付けられた状態で第2電子付箋32bを表示させてもよい。具体的には、図9に示すように、連結線Lの始端を、第1電子付箋32a内の関連見出し語IbのリンクLN又はその近傍位置としてもよい。
【0044】
ところで、図8に示す第2電子付箋32bは、上述した第1条件及び第2条件を満たす。すなわち、図8に示す第2電子付箋32bは、第1文字列S1としての「鎖国」での検索結果として見出し語I及びその説明情報Dを表示するものであるため、第1条件を満たす。また、図3及び図8に示すように、第2電子付箋32bの見出し語Iである「鎖国」には、「江戸時代」及び「出島」の見出し語IへのリンクLNが含まれているので、第2条件も満たす。このため、図8に示す第2電子付箋32bを選択した場合には、付箋追加アイコン343を含む操作メニュー34が表示される。この付箋追加アイコン343を選択することで、図8に示す第2電子付箋32bを、第1電子付箋32aとみなし、この第2電子付箋32bに対して図6図8に示した方法でさらに別個の第2電子付箋32bを紐付けて表示させることができる。例えば、図8に示す第2電子付箋32bに対して、関連見出し語Ibとしての「出島」及びその第2説明情報Dbを含む新たな第2電子付箋32bをさらに紐付けて表示させることができる。このように、3つ以上の電子付箋32を数珠繋ぎに紐付けて表示させることも可能である。
【0045】
なお、図8に示す「鎖国」の第2説明情報Dbには「江戸時代」の見出し語IへのリンクLNも含まれている。「江戸時代」の見出し語Iとその説明情報Dは、図8に示す第2電子付箋32bの紐付け元である第1電子付箋32aに既に表示されているので、図8に示す第2電子付箋32bに対して表示される関連見出し語リスト35において「江戸時代」の関連見出し語Ibを表示させないようにしてもよい。あるいは、この関連見出し語リスト35において「江戸時代」の関連見出し語Ibを表示させ、「江戸時代」の関連見出し語Ibが選択された場合には、図8に示す第2電子付箋32bから第1電子付箋32aに向かう連結線Lを追加したり、既存の連結線Lの矢印を双方向矢印に変更したりしてもよい。
【0046】
<関連見出し語の対応付けの他の例:ジャンプ検索>
上記では、第1見出し語Iaと関連見出し語IbとがリンクLNにより対応付けられている例を挙げて説明したが、対応付けの態様はリンクLNに限られない。第1見出し語Iaと関連見出し語Ibとの対応付けの他の例として、ジャンプ検索の履歴による対応付けがある。
【0047】
まず、図10及び図11を参照して、ジャンプ検索について説明する。
図10は、ジャンプ検索が可能な状態の辞書検索ウィンドウ31を示す図である。
ジャンプ検索とは、第2表示領域313に表示されている第1説明情報Daに含まれる任意の文字列(以下「第2文字列S2」と記す)を用いて見出し語Iを検索する動作である。ジャンプ検索を行う場合には、ドラッグ操作等により、第1説明情報Daにおける第2文字列S2を選択する。図10に示す例では、第1説明情報Daのうち「幕府」の第2文字列S2が選択されてハイライトされている。第2文字列S2が選択されたことに応じて、辞書検索ウィンドウ31(ここでは、タイトルバーの内部)にジャンプ検索アイコン315が表示される。このジャンプ検索アイコン315を選択する操作が行われると、辞書DB132を対象にして、選択中の第2文字列S2での見出し語Iの検索(ジャンプ検索)が行われる。
【0048】
図11は、ジャンプ検索の結果を表示している辞書検索ウィンドウ31を示す図である。
図11に示すように、ジャンプ検索アイコン315が選択されると、検索ボックス311に第2文字列S2である「幕府」が表示され、第1表示領域312には、第2文字列S2での検索によりヒットした見出し語Iが表示される。また、これらの見出し語Iのうちユーザに選択された(又はデフォルトで選択された)1つの第1見出し語Iaとその第1説明情報Daが、第2表示領域313に表示される。
【0049】
このジャンプ検索が実行されると、その履歴が図3に示す辞書DB132に記録される。すなわち、ジャンプ検索の検索元となった見出し語I(説明情報Dから第2文字列S2が選択された見出し語I)のレコードにおいて、ジャンプ検索を行ったユーザのユーザIDと、ジャンプ検索による表示されたジャンプ先の見出し語Iとが記録される。ジャンプ先の見出し語Iと第2文字列S2とが異なる場合には、第2文字列S2が併せて記録されてもよい。図3では、「江戸時代」の見出し語Iのレコードにおいて、ユーザIDが「U0001」のユーザによりジャンプ検索が行われて、ジャンプ先として「幕府」の見出し語Iが表示されたことが記録されている。また、同じ「江戸時代」のレコードにおいて、ユーザIDが「U0023」のユーザによりジャンプ検索が行われて、ジャンプ先として「徳川」の見出し語Iが表示されたことが記録されている。
【0050】
第1見出し語Iaの第1説明情報Daから選択された第2文字列S2でのジャンプ検索により或る見出し語Iが表示された履歴が記録されると、当該或る見出し語Iは、第1見出し語Iaに紐付け対象の候補として対応付けられている関連見出し語Ibと判別される。よって、ジャンプ検索履歴に基く関連見出し語Ibがある場合には、当該関連見出し語Ibも上述の関連見出し語リスト35に表示される。例えば、図10及び図11に例示したジャンプ検索が行われた後で、図6に示す付箋追加アイコン343が選択された場合には、図12に示すように、関連見出し語リスト35に「幕府」の関連見出し語Ibが追加される。
【0051】
なお、ジャンプ検索履歴に基づく関連見出し語Ibの追加は、ノートブック画面30を編集中のユーザと同一のユーザによるジャンプ検索履歴のみを対象として行ってもよい。例えば、図12に示す例では、ユーザIDが「U0001」のユーザによりノートブック画面30が編集されているので、図3におけるユーザIDが「U0001」のユーザによるジャンプ検索履歴に係る「幕府」の関連見出し語Ibを関連見出し語リスト35に表示し、ユーザIDが「U0023」のユーザによるジャンプ検索履歴に係る「徳川」の関連見出し語Ibは関連見出し語リスト35に表示しないこととしてもよい。
あるいは、ジャンプ検索履歴を行ったユーザに関わらず、第1見出し語Iaについて記録されている全てのジャンプ検索履歴に係る関連見出し語Ibを関連見出し語リスト35に表示してもよい。
【0052】
図12の関連見出し語リスト35において「幕府」の関連見出し語Ibが選択されると、関連見出し語Ibとしての「幕府」及びその第2説明情報Dbを含む新たな第2電子付箋32bが生成され、連結線Lにより第1電子付箋32aと紐付けされた状態で表示される。この場合において、図13に示すように、第1電子付箋32aに表示された第1説明情報Daにおける第2文字列S2に対して視覚的に紐付けられた状態で第2電子付箋32bを表示させてもよい。具体的には、図13に示すように、連結線Lの始端を、第1電子付箋32a内の第2文字列S2又はその近傍位置としてもよい。
【0053】
<関連見出し語の対応付けの他の例:手動の紐付け操作>
次に、第1見出し語Iaと関連見出し語Ibとの対応付けの他の例として、電子付箋32同士を手動で紐付ける紐付け操作の履歴による対応付けについて説明する。
【0054】
まず、図14及び図15を参照して、紐付け操作について説明する。
図14は、紐付け操作の対象となる2つの電子付箋32c、32dが表示されたノートブック画面30を示す図である。
ここでは、ユーザIDが「U0002」のユーザによりノートブック画面30が編集されているものとする。
図14では、「江戸時代」の見出し語Icを含む電子付箋32cと、「明治時代」の見出し語Idを含む電子付箋32dと、が表示されている。電子付箋32c及び電子付箋32dはいずれも、図5に示す辞書検索ウィンドウ31において付箋追加アイコン314を選択する操作に応じて生成されたものである。図14に示す状態において、電子付箋32cの手動紐付けアイコン33を選択する操作を行うと、電子付箋32cの輪郭線を始端とする連結線Lが表示される。この連結線Lは、ドラッグ操作により終端の位置を変更可能な状態となっている。ドラッグ操作により連結線Lの終端を電子付箋32dの領域内に移動させると、図15に示すように、電子付箋32cと電子付箋32dとを、連結線Lにより紐付けされた状態とすることができる。図14に示す状態から図15に示す状態までのユーザ操作が、紐付け操作に相当する。この手動の紐付け操作により、2つの電子付箋32の見出し語I同士がリンクLNやジャンプ検索履歴により対応付けられていない場合であっても、当該2つの電子付箋32を連結線Lにより視覚的に紐付けした状態とすることができる。
【0055】
この紐付け操作が実行されると、その履歴が図3に示す辞書DB132に記録される。すなわち、紐付け操作における紐付け元の電子付箋32cに含まれる見出し語Icのレコードにおいて、紐付け操作を行ったユーザのユーザIDと、紐付け先の見出し語Idとが記録される。図3では、「江戸時代」の見出し語Iのレコードにおいて、ユーザIDが「U0002」のユーザにより、「明治時代」の見出し語Iの電子付箋32との間で紐付けを行う紐付け操作が行われたことが記録されている。
【0056】
紐付け操作の履歴が記録されると、紐付け先の見出し語Iは、紐付け元の見出し語Iに紐付け対象の候補として対応付けられている関連見出し語Ibと判別される。すなわち、或るユーザが第1見出し語Iaの第1電子付箋32aを生成した場合に、当該第1見出し語Iaを紐付け元とする紐付け操作が他のユーザにより行われた履歴がある場合には、紐付け操作の紐付け先の見出し語Iが関連見出し語Ibと判別される。よって、紐付け操作履歴に基く関連見出し語Ibがある場合には、当該関連見出し語Ibも上述の関連見出し語リスト35に表示される。例えば、ユーザIDが「U0002」のユーザにより図14及び図15に例示した紐付け操作が行われた後で、ユーザIDが「U0001」のユーザにより図6に示す付箋追加アイコン343が選択された場合には、図16に示すように、関連見出し語リスト35に「明治時代」の関連見出し語Ibが追加される。図16の関連見出し語リスト35において「明治時代」の関連見出し語Ibが選択されると、関連見出し語Ibとしての「明治時代」及びその第2説明情報Dbを含む新たな第2電子付箋32bが生成され、連結線Lにより第1電子付箋32aと紐付けされた状態で表示される。
【0057】
(電子付箋表示処理)
次に、上述した動作を実現するためにサーバ10のCPU11が実行する電子付箋表示処理について説明する。
図17は、電子付箋表示処理の制御手順を示すフローチャートである。
電子付箋表示処理は、ノートブック画面30が端末装置20の表示部24に表示された状態において、メニューアイコン301eが選択されて辞書検索ウィンドウ31が表示された場合に開始される。以下の電子付箋表示処理においては、サーバ10のCPU11が、処理結果のデータや制御データ等を端末装置20に送信することで端末装置20の表示部24に或るオブジェクトを表示させる処理を、単に、「CPU11は、オブジェクトを表示させる」などと表記する。
【0058】
電子付箋表示処理が開始されると、CPU11は、第1電子付箋32aを表示させる操作がなされたか否かを判別する(ステップS101)。ここでは、CPU11は、辞書検索ウィンドウ31において検索結果としての第1見出し語Ia及び第1説明情報Daが表示された状態で付箋追加アイコン314が選択された場合に、第1電子付箋32aを表示させる操作がなされたと判別する。当該操作がなされていないと判別された場合には(ステップS101で“NO”)、CPU11は、再度ステップS101を実行する。なお、このループ処理中に辞書検索ウィンドウ31を閉じる操作がなされた場合には、CPU11は、電子付箋表示処理を終了させる。
【0059】
第1電子付箋32aを表示させる操作がなされたと判別された場合には(ステップS101で“YES”)、CPU11は、辞書検索ウィンドウ31を閉じて、第1見出し語Ia及び第1説明情報Daを含む第1電子付箋32aを表示させる(ステップS102)。ここで表示される第1電子付箋32aは、上述の第1条件を満たす。
【0060】
CPU11は、操作メニュー34を表示させる操作(すなわち、第1電子付箋32aを選択する操作)がなされたか否かを判別し(ステップS103)、当該操作がなされていないと判別された場合には(ステップS103で“NO”)、処理を後述するステップS112に移行させる。当該操作がなされたと判別された場合には(ステップS103で“YES”)、CPU11は、操作メニュー34の表示に先立って、関連見出し語取得処理を実行する(ステップS104)。
【0061】
図18は、関連見出し語取得処理の制御手順を示すフローチャートである。
関連見出し語取得処理が呼び出されると、CPU11は、辞書DB132を参照して、第1電子付箋32aに表示されている第1見出し語Iaの第1説明情報Daに他の見出し語IへのリンクLNがあるか否かを判別する(ステップS201)。他の見出し語IへのリンクLNがあると判別された場合には(ステップS201で“YES”)、CPU11は、リンク先の見出し語Iを、第1見出し語Iaに対応付けられている関連見出し語Ibと判別する(ステップS202)。
【0062】
ステップS202が終了した場合、又はステップS201において他の見出し語IへのリンクLNがないと判別された場合には(ステップS201で“NO”)、CPU11は、辞書DB132を参照して、第1見出し語Iaにジャンプ検索の履歴があるか否かを判別する(ステップS203)。ジャンプ検索の履歴があると判別された場合には(ステップS203で“YES”)、CPU11は、ジャンプ検索により表示されたジャンプ先の見出し語Iを、第1見出し語Iaに対応付けられている関連見出し語Ibと判別する(ステップS204)。
【0063】
ステップS204が終了した場合、又はステップS203においてジャンプ検索の履歴がないと判別された場合には(ステップS203で“NO”)、CPU11は、辞書DB132を参照して、第1見出し語Iaに紐付け操作の履歴があるか否かを判別する(ステップS205)。紐付け操作の履歴があると判別された場合には(ステップS205で“YES”)、CPU11は、紐付け操作による紐付け先の見出し語Iを、第1見出し語Iaに対応付けられている関連見出し語Ibと判別する(ステップS206)。
【0064】
ステップS206が終了した場合、又はステップS205において紐付け操作の履歴がないと判別された場合には(ステップS205で“NO”)、CPU11は、ステップS202、S204、S206で判別した関連見出し語Ibを取得する(ステップS207)。ステップS207が終了すると、CPU11は、関連見出し語取得処理を終了させて、処理を電子付箋表示処理に戻す。
【0065】
図17に戻り、関連見出し語取得処理において第1見出し語Iaの関連見出し語Ibが取得されていない場合には(ステップS105で“NO”)、CPU11は、ステップS103における操作メニュー34を表示させる操作に応じて、付箋追加アイコン343を非表示とした状態で操作メニュー34を表示させる(ステップS106)。ステップS106が終了すると、CPU11は、処理をステップS112に移行させる。
一方、関連見出し語取得処理において第1見出し語Iaの関連見出し語Ibが取得されている場合には(ステップS105で“YES”)、CPU11は、上述の第2条件を満たすと判別し、付箋追加アイコン343を含む操作メニュー34を表示させる(ステップS107)。
【0066】
CPU11は、付箋追加アイコン343を選択する操作がなされたか否かを判別する(ステップS108)。当該操作がなされなかったと判別された場合には(ステップS108で“NO”)、CPU11は、処理をステップS112に移行させる。当該操作がなされたと判別された場合には(ステップS108で“YES”)、CPU11は、関連見出し語取得処理において取得された関連見出し語Ibからなる関連見出し語リスト35を、第1電子付箋32aの近傍に表示させる(ステップS109)。
【0067】
関連見出し語リスト35においていずれかの関連見出し語Ibを選択する操作がなされたか否かを判別する。当該操作がなされなかったと判別された場合には(ステップS110で“NO”)、CPU11は、処理をステップS112に移行させる。当該操作がなされたと判別された場合には(ステップS110で“YES”)、CPU11は、選択された関連見出し語Ibとその第2説明情報Dbを含む第2電子付箋32bを、連結線Lにより第1電子付箋32aと紐付けた状態で表示させる(ステップS111)。
【0068】
ステップS111が終了すると、CPU11は、ノートブック画面30の表示を終了させる操作がなされたか否かを判別する(ステップS112)。CPU11は、当該操作がなされていないと判別された場合には(ステップS112で“NO”)、処理をステップS103に戻し、当該処理がなされたと判別された場合には(ステップS112で“YES”)、電子付箋表示処理を終了させる。
【0069】
(効果)
以上のように、本実施形態に係るサーバ10は、CPU11を備え、CPU11は、見出し語I毎に当該見出し語Iに対応する説明情報Dが対応付けられた辞書DB132の辞書コンテンツを対象にした、第1文字列S1での第1検索結果として、第1見出し語Iaに対応する第1説明情報Daを第1電子付箋32aに表示させる場合であって、第1見出し語Iaに予め紐付け対象の候補として関連見出し語Ib(他の見出し語)が対応付けられていた場合に、関連見出し語Ibからなる関連見出し語リスト35を表示させるための付箋追加アイコン343を、第1電子付箋32aに対応する領域内に表示させる。また、CPU11は、付箋追加アイコン343を選択する操作に応じて表示させた関連見出し語リスト35のなかからいずれかの関連見出し語Ibが選択された場合に、当該選択された関連見出し語Ibに対応する第2説明情報Dbを、第1電子付箋32aに対して視覚的に紐付けされた第2電子付箋32bに表示させる。これにより、互いに関連する第1見出し語Iaの第1説明情報Da、及び関連見出し語Ibの第2説明情報Dbを整理しやすく表示させることができる。また、視覚的に紐付けることで、第1電子付箋32aの第1見出し語Ia及び第1説明情報Daと、第2電子付箋32bの関連見出し語Ib及び第2説明情報Dbと、が関連することを、直感的に分かりやすく示すことができる。また、電子付箋32同士を紐付け操作によって手動で紐付ける方法と比較して、簡易な操作で電子付箋32を紐付けることができる。
【0070】
また、CPU11は、第1見出し語Iaの第1説明情報Daに或る見出し語IへのリンクLNが含まれている場合に、当該或る見出し語Iが、第1見出し語Iaに紐付け対象の候補として対応付けられている関連見出し語Ibであると判別する。これにより、辞書DB132におけるリンクLNの情報を利用して、簡易かつ適切に関連見出し語Ibを抽出することができる。
【0071】
また、CPU11は、第1電子付箋32aに表示された第1説明情報DaにおけるリンクLNに対して視覚的に紐付けられた状態で第2電子付箋32bを表示させる。これにより、第2電子付箋32bの関連見出し語Ibが、第1電子付箋32aの第1説明情報Daのうちどの部分と関連するかを分かりやすく示すことができる。
【0072】
また、CPU11は、第1見出し語Iaの第1説明情報Daに含まれる第2文字列S2が選択されて当該第2文字列S2での検索が行われた結果として、或る見出し語Iが表示されたジャンプ検索の履歴がある場合に、当該或る見出し語Iが、第1見出し語Iaに紐付け対象の候補として対応付けられている関連見出し語Ibであると判別する。これにより、辞書DB132におけるジャンプ検索履歴の情報を利用して、簡易かつ適切に関連見出し語Ibを抽出することができる。また、第1説明情報DaにおいてリンクLNが設定されていない見出し語Iであっても、関連見出し語Ibとすることができる。また、ジャンプ検索の履歴が蓄積されることで、関連見出し語Ibとして抽出される候補の質を向上させることができる。
【0073】
また、CPU11は、第1電子付箋32aに表示された第1説明情報Daにおける第2文字列S2に対して視覚的に紐付けられた状態で第2電子付箋32bを表示させる。これにより、第2電子付箋32bの関連見出し語Ibが、第1電子付箋32aの第1説明情報Daのうちどの部分と関連するかを分かりやすく示すことができる。
【0074】
また、CPU11は、表示中の2つの電子付箋32を紐付けることを指示する紐付け操作に応じて、2つの電子付箋32を、視覚的に紐付けされた状態で表示させ、第1見出し語Iaの第1説明情報Daを含む電子付箋32と、或る見出し語Iの説明情報Dを含む電子付箋32と、を対象として或るユーザにより紐付け操作が行われた履歴がある場合に、当該或る見出し語Iが、第1見出し語Iaに紐付け対象の候補として対応付けられている関連見出し語Ibであると判別する。これにより、辞書DB132における紐付け操作履歴の情報を利用して、簡易かつ適切に関連見出し語Ibを抽出することができる。また、第1説明情報DaにおいてリンクLNが設定されていない見出し語Iや、ジャンプ検索の履歴がない見出し語Iであっても、関連見出し語Ibとすることができる。また、他のユーザの紐付け操作の履歴が蓄積されることで、関連見出し語Ibとして抽出される候補の質を向上させることができる。
【0075】
また、CPU11は、第1電子付箋32aを始端とし、第2電子付箋32bを終端とする、向きの情報を含む連結線Lにより連結された状態で第1電子付箋32a及び第2電子付箋32bを表示させる。連結線Lに向きの情報を含めることにより、連結線Lにより連結された2つの電子付箋32のいずれが紐付け元であり、いずれが紐付け先であるかを簡易に判別することができる。
【0076】
また、本実施形態に係る学習支援方法において、CPU11は、見出し語I毎に当該見出し語Iに対応する説明情報Dが対応付けられた辞書DB132の辞書コンテンツを対象にした、第1文字列S1での第1検索結果として、第1見出し語Iaに対応する第1説明情報Daを第1電子付箋32aに表示させる場合であって、第1見出し語Iaに予め紐付け対象の候補として関連見出し語Ib(他の見出し語)が対応付けられていた場合に、関連見出し語Ibからなる関連見出し語リスト35を表示させるための付箋追加アイコン343を、第1電子付箋32aに対応する領域内に表示させる。また、CPU11は、付箋追加アイコン343を選択する操作に応じて表示させた関連見出し語リスト35のなかからいずれかの関連見出し語Ibが選択された場合に、当該選択された関連見出し語Ibに対応する第2説明情報Dbを、第1電子付箋32aに対して視覚的に紐付けされた第2電子付箋32bに表示させる。これにより、互いに関連する第1見出し語Iaの第1説明情報Da、及び関連見出し語Ibの第2説明情報Dbを整理しやすく表示させることができる。
【0077】
また、本実施形態に係るプログラム131は、CPU11を制御手段として機能させる。当該制御手段は、見出し語I毎に当該見出し語Iに対応する説明情報Dが対応付けられた辞書DB132の辞書コンテンツを対象にした、第1文字列S1での第1検索結果として、第1見出し語Iaに対応する第1説明情報Daを第1電子付箋32aに表示させる場合であって、第1見出し語Iaに予め紐付け対象の候補として関連見出し語Ib(他の見出し語)が対応付けられていた場合に、関連見出し語Ibからなる関連見出し語リスト35を表示させるための付箋追加アイコン343を、第1電子付箋32aに対応する領域内に表示させる。また、CPU11は、付箋追加アイコン343を選択する操作に応じて表示させた関連見出し語リスト35のなかからいずれかの関連見出し語Ibが選択された場合に、当該選択された関連見出し語Ibに対応する第2説明情報Dbを、第1電子付箋32aに対して視覚的に紐付けされた第2電子付箋32bに表示させる。これにより、互いに関連する第1見出し語Iaの第1説明情報Da、及び関連見出し語Ibの第2説明情報Dbを整理しやすく表示させることができる。
【0078】
(その他)
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、電子付箋表示処理の実行主体がサーバ10のCPU11である場合を例示したが、これに限られない。
例えば、端末装置20のCPU21が電子付箋表示処理を実行してもよい。この場合には、端末装置20のCPU21が「制御部」に相当し、端末装置20が「情報処理装置」に相当する。また、電子付箋表示処理の実行に必要な情報(辞書DB132のデータ等)が端末装置20の記憶部23に記憶されている場合には、サーバ10を省略してもよい。
また、電子付箋表示処理の一部の処理をサーバ10のCPU11が実行し、残りの処理を端末装置20のCPU21が実行してもよい。
【0079】
また、付箋追加アイコン343を、電子付箋32の外部の操作メニュー34に表示させる例を挙げて説明したが、これに限られない。例えば、上述した第1条件及び第2条件を満たす場合に、電子付箋32の内部に付箋追加アイコン343を常時表示させてもよい。
【0080】
また、以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部13のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ、CD-ROM等の情報記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
【0081】
また、上記実施形態における学習支援システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
【0082】
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
【符号の説明】
【0083】
1 学習支援システム
10 サーバ(情報処理装置)
11 CPU(制御部、制御手段)
20 端末装置
24 表示部
30 ノートブック画面
31 辞書検索ウィンドウ
314 付箋追加アイコン
32、32c、32d 電子付箋
32a 第1電子付箋
32b 第2電子付箋
33 手動紐付けアイコン
34 操作メニュー
343 付箋追加アイコン(操作標識)
35 関連見出し語リスト(リスト)
131 プログラム
132 辞書DB(辞書コンテンツ)
D、Dc、Dd 説明情報
Da 第1説明情報
Db 第2説明情報
I、Ic、Id 見出し語
Ia 第1見出し語
Ib 関連見出し語(他の見出し語)
L 連結線
LN リンク
S1 第1文字列
S2 第2文字列
図1
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