(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151078
(43)【公開日】2024-10-24
(54)【発明の名称】台車搬送装置
(51)【国際特許分類】
B65G 35/06 20060101AFI20241017BHJP
B60P 3/00 20060101ALI20241017BHJP
B65G 35/00 20060101ALI20241017BHJP
【FI】
B65G35/06 B
B60P3/00 Z
B65G35/00 B
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023064207
(22)【出願日】2023-04-11
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-09-02
(71)【出願人】
【識別番号】508311167
【氏名又は名称】株式会社エレメックス
(74)【代理人】
【識別番号】100107906
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 克彦
(72)【発明者】
【氏名】平井 光
(72)【発明者】
【氏名】平井 満
(57)【要約】 (修正有)
【課題】重量物を搭載した台車を安全に自動搬送することができる台車搬送装置を提供する。
【解決手段】台車搬送装置100は、第1の自走式搬送ユニット11、第2の自走式搬送ユニット12を備えている。第2の自走式搬送ユニット12は、本体部13から屈曲して第1の自走式搬送ユニット11に向けて延びる屈曲部14を有している。この屈曲部14と第1の自走式搬送ユニット11とを連結し、かつ伸縮可能に構成された伸縮部15が配設されている。第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12の内側には、前後方向にスライドして台車300の後面に当接する後面当接板16が配設されている。第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12の前部には、前後方向にスライドし、前後方向の軸Zを中心に回転して台車300の前面に当接するように構成された前面当接アーム17が配設されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
重量物を搭載した台車を自動搬送する台車搬送装置において、
第1の自走式搬送ユニットと、
本体部と、この本体部から屈曲して第1の自走式搬送ユニットの後部に向けて延びる屈曲部と、を有する第2の自走式搬送ユニットと、
屈曲部と第2の自走式搬送ユニットの後部とを連結し、かつ伸縮可能に構成された伸縮部と、
第1の自走式搬送ユニットの後部及び第2の自走式搬送ユニットの本体部の後部にそれぞれ配設され、前後方向にスライドして台車の後面に当接する後面当接板と、
第1及び第2の自走式搬送ユニットの前部にそれぞれ設けられ、前後方向にスライドし、かつ前後方向の軸を中心に回転して台車の前面に当接するように構成された前面当接アームと、を備え、
第1、第2の自走式搬送ユニット、伸縮部、及び前面当接アームによって台車を前後左右から取り囲んで自動搬送することを特徴とする台車搬送装置。
【請求項2】
前記伸縮部は、第1の自走式搬送ユニットの後部に一端が固定された柱体と、屈曲部に設けられ、この柱体を収納する柱体収納部と、を備え、第1及び第2の自走式搬送ユニットのうち一方の搬送ユニットを停止させた状態で、他方の搬送ユニットを左右方向に走行させることで、柱体が柱体収納部に出入りするように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の台車搬送装置。
【請求項3】
前記柱体にその長手方向に沿って装着されたブレーキラックと、
屈曲部に設置され、前記ブレーキラックと係合したピニオンと、
ピニオンをロックする保持ブレーキと、を備えることを特徴とする請求項2に記載の台車搬送装置。
【請求項4】
前記前面当接アームを前後方向にスライドさせるスライダーと、
スライダーの先端部に取り付けられ、前面当接アームを台車に対する当接位置と台車から退避する退避位置との間で回転駆動する回転駆動装置と、第1の自走式搬送ユニットの本体部に配設され、前記スライダー及び回転駆動装置を収納するスライダー収納部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の台車搬送装置。
【請求項5】
前記第1及び第2の自走式搬送ユニットの内側にそれぞれ配設され、台車の側面に当接する緩衝パッドを備えることを特徴とする請求項1に記載の台車搬送装置。
【請求項6】
前記第1の自走式搬送ユニット、及び第2の自走式搬送ユニットの本体部にそれぞれ配設された左右二輪速度差方式の駆動装置と、前記屈曲部に配設された旋回自在キャスターと、備えることを特徴とする請求項1に記載の台車搬送装置。
【請求項7】
前記第1及び第2の自走式搬送ユニットの外側にそれぞれ配設された障害物検知センサと、この障害物検知センサの出力に応じて、前記駆動装置を停止させるように制御を行うコントローラと、を備えることを特徴とする請求項6に記載の台車搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、台車搬送装置に関し、特に重量物を搭載した台車を自動搬送する台車搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、重量物を搭載した台車を搬送する場合、人力で押し引きして搬送する方式や、特許文献1に記載されているような搬送レールを用いた搬送方式が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、人力で台車を搬送する方式では、重量物であるが故に多数の作業者が必要であることに加え、人身・物損事故の危険を伴うという問題があった。
また、台車を搬送レールに乗せて搬送する方式では、そのような問題は回避できるものの、搬送レールの敷設が必要であることに加え、搬送経路の自由度が限られるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の課題に鑑み、本発明の台車搬送装置は、重量物を搭載した台車を自動搬送する台車搬送装置において、
第1の自走式搬送ユニットと、本体部と、この本体部から屈曲して第1の自走式搬送ユニットの後部に向けて延びる屈曲部と、を有する第2の自走式搬送ユニットと、
屈曲部と第2の自走式搬送ユニットの後部とを連結し、かつ伸縮可能に構成された伸縮部と、第1の自走式搬送ユニットの後部及び第2の自走式搬送ユニットの本体部の後部にそれぞれ配設され、前後方向にスライドして台車の後面に当接する後面当接板と、第1及び第2の自走式搬送ユニットの前部にそれぞれ設けられ、前後方向にスライドし、かつ前後方向の軸を中心に回転して台車の前面に当接するように構成された前面当接アームと、を備え、第1、第2の自走式搬送ユニット、伸縮部、及び前面当接アームによって台車を前後左右から取り囲んで自動搬送することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、重量物を搭載した台車を安全に、自動搬送することができる。
【0007】
また、本発明によれば、2つの搬送ユニットを伸縮自在に連結し、かつ台車に当たる部分をスライド可能にしたので、様々な大きさの台車に対応することができる。
【0008】
さらに、本発明によれば、自走式の搬送ユニットを採用したので、レールを敷設することなく、搬送経路を自由に設定することができるという利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態における台車搬送装置の上面図である。
【
図2】本発明の実施形態における台車搬送装置の正面図である。
【
図3】本発明の実施形態における台車搬送装置の左側面図である。
【
図4】本発明の実施形態における台車搬送装置の右側面図である。
【
図5】本発明の実施形態における台車搬送装置の縮小状態での上面図である。
【
図6】第1及び第2の自走式搬送ユニットの駆動装置の概略図である。
【
図7】第1の自走式搬送ユニットと第2の自走式搬送ユニットを連結する伸縮部の概略図である。
【
図9】前面当接アームの回転機構の概略斜視図である。
【
図10】前面当接アームの回転機構の概略正面図である。
【
図11】前面当接アームのスライド機構の概略側面図である
【
図12】本発明の実施形態における台車搬送装置の電気系統構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<台車搬送装置100の全体構成>
先ず、本発明の実施形態における台車搬送装置100の全体構成を
図1~
図6に基づいて説明する。
図1は台車搬送装置100の上面図、
図2はその正面図であり、
図2(a)は伸縮部が伸びた状態、
図2(b)は伸縮部が縮んだ状態を示している。
図3は台車搬送装置100の左側面図、
図4はその右側面図である。
図5は台車搬送装置100の縮小状態での上面図である。
図6は第1及び第2の自走式搬送ユニットの駆動装置の概略図である。
【0011】
この台車搬送装置100は、例えば半導体製造装置のような重量物200を搭載した台車300を前後左右から取り囲んで自動搬送するものである。台車300は、例えばキャスター付きパレット台車であり、台車搬送装置100の駆動力により任意の方向に走行可能になっている。
【0012】
台車搬送装置100は、台車300の右側に配置される第1の自走式搬送ユニット11、台車300の左側に配置される第2の自走式搬送ユニット12を備えている。第2の自走式搬送ユニット12は、本体部13と、この本体部13から直角に屈曲して第1の自走式搬送ユニット11の後部に向けて延びる屈曲部14を有している。
【0013】
この屈曲部14と第2の自走式搬送ユニット12の後部とを連結し、かつ伸縮可能に構成された伸縮部15が配設されている。
【0014】
また、第1の自走式搬送ユニット11の後部の内側及び第2の自走式搬送ユニット12の本体部13の後部の内側には、それぞれ前後方向にスライドして台車300の後面に当接する後面当接板16,16が配設されている。
【0015】
第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12の前部には、それぞれ前後方向にスライドし、かつ前後方向の軸Zを中心に回転して台車300の前面に当接するように構成された前面当接アーム17,17が配設されている。
【0016】
第1の自走式搬送ユニット11の内側及び第2の自走式搬送ユニット12の本体部13の内側には、それぞれ台車300の側面に当接する緩衝パッド18,18が配設されている。
【0017】
台車搬送装置100によれば、第1、第2の自走式搬送ユニット11,12、伸縮部15及び前面当接アーム17,17によって台車300を前後左右から取り囲んで自動搬送するようになっている。
【0018】
台車搬送装置100の自律走行を可能とするために、第1の自走式搬送ユニット11、及び第2の自走式搬送ユニット12の本体部13の底部には、それぞれ左右二輪速度差方式の駆動装置19,19が配設されている。また、第2の自走式搬送ユニット12の屈曲部14の底部には旋回自在キャスター20が配設されている。
【0019】
このように、一対の駆動装置19,19及び旋回自在キャスター20の3箇所で支持しているので、台車搬送装置100を安定に任意の方向に走行させることができる。
【0020】
また、台車搬送装置100によれば、第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12を伸縮自在に連結し、かつ台車300に当たる部分をスライド可能にしたので、様々な大きさの台車300に対応することができる。例えば、
図1、
図2(a)に示すように、伸縮部15を伸ばし、前面当接アーム17,17を前進させ、後面当接板16,16を後退させることで、大きな寸法の台車300の搬送に対応することができる。
【0021】
一方、
図2(b)、
図5に示すように、伸縮部15を縮め、前面当接アーム17,17を後退させ、及び後面当接板16,16を前進させることで、小さな寸法の台車300の搬送にも対応することができる。
【0022】
また、台車搬送装置100は、安全装備として、第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12の外側にはそれぞれ、障害物の近接を検知する光センサ21、障害物の接触を検知するバンパーセンサ22が配設されている。このバンパーセンサ22は第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12の周端部を取り囲んで配設されている。
【0023】
また、台車搬送装置100に電力を供給する電源装置23、バッテリ装置24は、第1の自走式搬送ユニット11又は第2の自走式搬送ユニット12に内蔵されている。
さらに、台車搬送装置100の走行状態等を表示する表示パネル25、電源オンオフ等の操作部26、コントローラ27は、第1の自走式搬送ユニット11又は第2の自走式搬送ユニット12に搭載された筐体部28に収納されている。
【0024】
以下、上述した各部の詳細な構成を説明する。
【0025】
<伸縮部の構成>
伸縮部15の構成の一例を
図2、
図7に基づいて説明する。図示のように、この伸縮部15は、第1の自走式搬送ユニット11の後部に一端が接続または固定された柱体151と、屈曲部14の長手方向に沿って開口され柱体151を収納する柱体収納部152と、を備えている。柱体151は例えば、コラム、角型鋼管等からなる。そして、第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12のうち一方の搬送ユニットを停止させた状態で、他方の搬送ユニットを左右方向に走行させることで、柱体151が柱体収納部152に出入りすることで伸縮可能に構成されている。
【0026】
例えば、
図2(b)に示すように、第1の自走式搬送ユニット11を停止させ、第2の自走式搬送ユニット12を第1の自走式搬送ユニット11に向けて右方向に走行させることで、柱体151を柱体収納部152に挿入し、伸縮部15を縮ませることができる。また、第1の自走式搬送ユニット11に向けて左方向に走行させることで、伸縮部15を伸ばすことができる。
【0027】
逆に、第2の自走式搬送ユニット12を停止させ、第1の自走式搬送ユニット11を第2の自走式搬送ユニット12に向けて左方向に走行させることで、柱体151を柱体収納部152に挿入し、伸縮部15を縮ませてもよい。
【0028】
この伸縮部15の柱体151の出入りを安定化するために、ラックアンドピニオン方式により第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12を連結している。すなわち、柱体151には、その長手方向に沿ってブレーキラック153が装着されている。このブレーキラック153と係合するピニオン154が屈曲部14に配設されている。また、ブレーキラック153の保護のため、ピニオン154をロックする保持ブレーキ155が屈曲部14の上部に配設されている。
【0029】
<駆動装置の構成>
次に、駆動装置19の構成の一例を
図6に基づいて説明する。図示のように、左右二輪速度差方式の駆動装置19は、左右一対の駆動輪191L,191Rと、これらの駆動輪191L,191Rを、ギア(伝動装置)192,192を介して回転駆動する一対の駆動輪モータ193L,193Rを備える。また、左右一対の駆動輪191L,191Rは、旋回軸194を中心に旋回可能に構成されている。
【0030】
この方式の駆動装置19によれば、駆動輪モータ193L,193Rの回転速度を制御することにより、前進、後退、左右旋回、その場旋回が可能である。例えば、左側の駆動輪191Lの回転速度を小さくし、右側の駆動輪191Rの回転速度を大きくすれば左旋回する。また、左側の駆動輪191Lの回転を停止し、右側の駆動輪191Rを回転させれば、左右の駆動輪191L,191Rは、その場で旋回するようになっている。
【0031】
<後面当接板のスライド機構>
次に、後面当接板16のスライド機構の一例を
図8に基づいて説明する。同図においては、第2の自走式搬送ユニット12の後面当接板16のスライド機構を示しているが、第1の自走式搬送ユニット11についても同様に構成されている。
【0032】
後面当接板16は、ボールねじ機構160により第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12の前後方向にスライドされる。この場合、後面当接板16はスライドフレーム161に固定されている。ねじ軸162及びガイド棒164,164はスライドフレーム161を貫通している。ねじ軸162はスライド体161に配設されたナット163に係合されている。
【0033】
このねじ軸162はギア165を介して駆動モータ166(後面当接板スライド用モータ)により回転駆動される。これにより、ねじ軸162の回転運動がスライドフレーム161の直線運動に変換され、後面当接板16は前後方向にスライドするようになっている。なお、後面当接板16には、台車300の後面に当接する緩衝パッド16aが配設されている。
【0034】
<前面当接アームのスライド・回転機構>
次に、前面当接アーム17のスライド・回転機構の一例を
図9~
図11に基づいて説明する。
図9は前面当接アーム17の回転機構の概略斜視図、
図10は回転機構の概略正面図、
図11は前面当接アーム17のスライド機構の概略側面図である。なお、
図9~
図11においては、第2の自走式搬送ユニット12の前面当接アーム17の回転・スライド機構を示しているが、第1の自走式搬送ユニット11についても同様に構成されている。
【0035】
図9及び
図10に示すように、細長のL字アングルからなるスライダー171の先端に、前面当接アーム17を回転駆動するギア172及び駆動モータ173(前面当接アーム回転用モータ)が取り付けられている。前面当接アーム17はギア172に結合され、台車300に対する当接位置と台車300から退避する退避位置との間で略180°の角度範囲で回転駆動される。
【0036】
図11に示すように、スライダー171は、後面当接板16のスライド機構160と同様のスライド機構170により、第1及び第2の自走式搬送ユニット11,12の前後方向にスライドされる。
【0037】
この場合、ギア172及び駆動モータ173はスライダー171に固定されている。スライダー171にはスライドフレーム174が接続されている。ねじ軸175及びガイド棒176はスライドフレーム174を貫通している。ねじ軸175はスライドフレーム174に配設されたナット177に係合されている。
【0038】
このねじ軸175はギア178を介して駆動モータ179(前面当接アームスライド用モータ)により回転駆動される。これにより、ねじ軸175の回転運動がスライドフレーム174の直線運動に変換され、スライダー171は前後方向にスライドするようになっている。
【0039】
また、スライダー171が第2の自走式搬送ユニット12に後退する場合は、スライダー171、回転駆動装置(ギア172、及び駆動モータ173)は、第2の自走式搬送ユニット12の本体部13に設けられた内部収納部180に収納されるようになっている。
【0040】
なお、前面当接アーム17の内面には、台車300の前面に当接する緩衝パッド17aが配設されている。また、前面当接アーム17の外面には、障害物の近接を検知する光センサ21、障害物の接触を検知するバンパーセンサ22が配設されている。
【0041】
<電気系統の構成>
次に、台車搬送装置100の電気系統の構成の一例を
図12に基づいて説明する。コントローラ27は、後面当接板スライド用モータ166、前面当接アームス回転用モータ173、前面当接アームスライド用モータ179及び駆動輪モータ193L,193Rの回転を制御する。この場合、モータを駆動するための駆動回路を設け、コントローラ27はこの駆動回路を制御するように構成してもよい。
【0042】
また、コントローラ27は、光センサ21、バンパーセンサ22の出力に応じて、駆動輪モータ193L,193Rの回転を停止し、あるいは電源装置23をオフするように制御を行う。
【0043】
また、コントローラ27と連携したリモコン29を設け、リモコン操作により台車搬送装置100の走行を制御し、また、台車搬送装置100の内部動作(前面当接アーム17の回転・スライド、後面当接板16のスライド等)を制御してもよい。
【符号の説明】
【0044】
11 第1の自走式搬送ユニット
12 第2の自走式搬送ユニット
13 本体部
14 屈曲部
15 伸縮部
16 後面当接板
17 前面当接アーム
17a 緩衝パッド
18 緩衝パッド
19 駆動装置
20 旋回自在キャスター
21 光センサ
22 バンパーセンサ
23 電源装置
24 バッテリ装置
25 表示パネル
26 操作部
27 コントローラ
28 筐体部
100 台車搬送装置
200 重量物
300 台車
151 柱体
152 柱体収納部
153 ブレーキラック
154 ピニオン
155 保持ブレーキ
160 ボールねじ機構
191L,191R 駆動輪
192 ギア
193L,193R 駆動輪モータ
194 旋回軸
171 スライダー
172 ギア
173 駆動モータ
174 スライドフレーム
175 ねじ軸
176 ガイド棒
177 ナット
178 ギア
179 駆動モータ
180 内部収納部
【手続補正書】
【提出日】2024-06-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
重量物を搭載した台車を自動搬送する台車搬送装置において、
第1の自走式搬送ユニットと、
本体部と、この本体部から屈曲して第1の自走式搬送ユニットの後部に向けて延びる屈曲部と、を有する第2の自走式搬送ユニットと、
屈曲部と第1の自走式搬送ユニットの後部とを連結し、かつ伸縮可能に構成された伸縮部と、
第1の自走式搬送ユニットの後部及び第2の自走式搬送ユニットの本体部の後部にそれぞれ配設され、前後方向にスライドして台車の後面に当接する後面当接板と、
第1及び第2の自走式搬送ユニットの前部にそれぞれ設けられ、前後方向にスライドし、かつ前後方向の軸を中心に回転して台車の前面に当接するように構成された前面当接アームと、を備え、
第1、第2の自走式搬送ユニット、伸縮部、及び前面当接アームによって台車を前後
左右から取り囲んで自動搬送することを特徴とする台車搬送装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
上述の課題に鑑み、本発明の台車搬送装置は、重量物を搭載した台車を自動搬送する台車搬送装置において、
第1の自走式搬送ユニットと、本体部と、この本体部から屈曲して第1の自走式搬送ユニットの後部に向けて延びる屈曲部と、を有する第2の自走式搬送ユニットと、
屈曲部と第1の自走式搬送ユニットの後部とを連結し、かつ伸縮可能に構成された伸縮部と、第1の自走式搬送ユニットの後部及び第2の自走式搬送ユニットの本体部の後部にそれぞれ配設され、前後方向にスライドして台車の後面に当接する後面当接板と、第1及び第2の自走式搬送ユニットの前部にそれぞれ設けられ、前後方向にスライドし、かつ前後方向の軸を中心に回転して台車の前面に当接するように構成された前面当接アームと、を備え、第1、第2の自走式搬送ユニット、伸縮部、及び前面当接アームによって台車を前後左右から取り囲んで自動搬送することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
この屈曲部14と第1の自走式搬送ユニット11の後部とを連結し、かつ伸縮可能に構成された伸縮部15が配設されている。