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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151302
(43)【公開日】2024-10-24
(54)【発明の名称】冷温水機
(51)【国際特許分類】
   F24H 1/06 20220101AFI20241017BHJP
   F24H 15/20 20220101ALI20241017BHJP
   F24H 15/395 20220101ALI20241017BHJP
   F24H 15/10 20220101ALI20241017BHJP
   B67D 1/08 20060101ALI20241017BHJP
【FI】
F24H1/06 Z
F24H15/20
F24H15/395
F24H15/10
B67D1/08 Z
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024012386
(22)【出願日】2024-01-31
(31)【優先権主張番号】10-2023-0047504
(32)【優先日】2023-04-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】524041370
【氏名又は名称】ウィニクス インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】WINIX INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100225543
【弁理士】
【氏名又は名称】上原 真
(72)【発明者】
【氏名】イ サンヨン
(72)【発明者】
【氏名】イ ウォンイル
【テーマコード(参考)】
3E082
3L034
【Fターム(参考)】
3E082AA02
3E082BB01
3E082CC01
3E082DD01
3E082EE01
3E082EE02
3E082FF07
3L034AA04
3L034AC05
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、水桶の重さを効率よく検出できる冷温水機を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る冷温水機は、第1面、前記第1面の反対面である第2面、及び前記第1面と第2面との間のサイド面を含み、前記水桶と流体で疎通する抽出口が前記第1面又は前記サイド面のうち少なくともいずれか1つに配置される本体と、前記本体内に収容され、前記水桶が載置されるウォーターガード及び前記ウォーターガードに装着された重さ検出部を含み、前記重さ検出部は前記水桶の重さを検出し、前記水桶の重さ情報に基づいて前記水桶内水の残量が推定される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水桶を備える冷温水機であって、
第1面、前記第1面の反対面である第2面、及び前記第1面と第2面との間のサイド面を含み、前記水桶と流体で疎通する抽出口が前記第1面又は前記サイド面のうち少なくともいずれか1つに配置される本体と、
前記本体内に収容され、前記水桶が載置されるウォーターガードと、
前記ウォーターガードに装着された重さ検出部と、
を含み、
前記重さ検出部は、前記水桶の重さを検出し、前記水桶の重さ情報に基づいて前記水桶内水の残量が推定される、冷温水機。
【請求項2】
前記本体内に収容されて少なくとも1つのプロセッサを含む制御部をさらに含み、
前記制御部は、前記水桶の重さ情報に基づいて前記水桶の残量を推定する、請求項1に記載の冷温水機。
【請求項3】
前記重さ検出部はロードセルモジュールを含む、請求項1又は2に記載の冷温水機。
【請求項4】
前記ロードセルモジュールは複数に構成され、複数の前記ロードセルモジュールは、ウォーターガードの端に互いに離隔するように配置される、請求項3に記載の冷温水機。
【請求項5】
前記ロードセルモジュールは、
ロードセルと、
前記ロードセルの上部をカバーする上部カバーと、
前記ロードセルの下部をカバーし、前記上部カバーと結合する下部カバーと、
前記下部カバーの一面に付着したパッドと、
を含む、請求項3に記載の冷温水機。
【請求項6】
前記本体の第2面から前記第1面に向かって突出するステムをさらに含み、
前記ステムの末端に前記すべり防止パッドが載置される、請求項5に記載の冷温水機。
【請求項7】
前記本体の第2面に向かう前記ウォーターガードの下面には、前記上部カバーを収容する載置溝が形成され、
前記ウォーターガードは、前記載置溝を介して前記ロードセルモジュールによって支持され、前記ロードセルモジュールは前記ステムによって支持される、請求項6に記載の冷温水機。
【請求項8】
水桶を備える冷温水機であって、
前記水桶と流体で疎通する抽出口が一面に備えられた本体と、
前記水桶の重力方向の下方に配置され、前記水桶を支持する重さ検出部と、
前記重さ検出部からの信号を受信して前記水桶の残量を推定する制御部と、
を含む、冷温水機。
【請求項9】
前記重さ検出部はロードセルモジュールを含む、請求項8に記載の冷温水機。
【請求項10】
前記制御部は、前記ロードセルモジュールから受信した信号を現在の水桶の重さに換算し、現在の水桶の重さと水が空いている状態の水桶の重さを比較して水桶の残量を推定する、請求項9に記載の冷温水機。
【請求項11】
前記制御部が水桶の残量が設定値以下であると判断すれば、水桶交替信号を生成し、
前記水桶交替信号は、前記本体の外面に備えられたディスプレイモジュール又は音響モジュールに送信されたり、通信モジュールを介して前記本体の外部に送信される、請求項9に記載の冷温水機。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、冷温水機に関する。
【背景技術】
【0002】
冷温水機は水が入っている水桶を備え、水桶からの水の温度を調節して吐出することができる。例えば、韓国登録実用新案第0112708号は、ミネラルウォーターボトルのミネラルウォーター吐出部の上向き設置式ミネラルウォーター冷温水機を開示する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一実施形態に係る目的は、水桶の重さを効率よく検出できる冷温水機を提供することにある。
【0004】
一実施形態に係る目的は、水桶の重さ情報を介して水桶の残量を比較的に正確に推定できる冷温水機を提供することにある。
【0005】
一実施形態に係る目的は、水桶の重さを検出できる重さ検出部が容易に設けられる冷温水機を提供することにある。
【0006】
一実施形態に係る目的は、冷温水機の組立時に重さ検出部が元の位置に保持されることができる冷温水機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係る水桶を備える冷温水機は、第1面、前記第1面の反対面である第2面、及び前記第1面と第2面との間のサイド面を含み、前記水桶と流体で疎通する抽出口が前記第1面又は前記サイド面のうち少なくともいずれか1つに配置される本体と、前記本体内に収容され、前記水桶が載置されるウォーターガードと、前記ウォーターガードに装着された重さ検出部とを含み、前記重さ検出部は、前記水桶の重さを検出し、前記水桶の重さ情報に基づいて前記水桶内水の残量が推定されることができる。
【0008】
一実施形態において、前記冷温水機は、前記本体内に収容されて少なくとも1つのプロセッサを含む制御部をさらに含み、前記制御部は、前記水桶の重さ情報に基づいて前記水桶の残量を推定することができる。
【0009】
一実施形態において、前記重さ検出部はロードセルモジュールを含むことができる。
【0010】
前記ロードセルモジュールは複数に構成され、複数の前記ロードセルモジュールは、ウォーターガードの端に互いに離隔するように配置されることができる。
【0011】
前記ロードセルモジュールは、ロードセルと、前記ロードセルの上部をカバーする上部カバーと、前記ロードセルの下部をカバーし、前記上部カバーと結合する下部カバーと、前記下部カバーの一面に付着したパッドとを含むことができる。
【0012】
一実施形態において、冷温水機は、前記本体の第2面から前記第1面に向かって突出するステムをさらに含み、前記ステムの末端に前記すべり防止パッドが載置されることができる。
【0013】
一実施形態において、前記本体の第2面に向かう前記ウォーターガードの下面には、前記上部カバーを収容する載置溝が形成され、前記ウォーターガードは、前記載置溝を介して前記ロードセルモジュールによって支持され、前記ロードセルモジュールは前記ステムによって支持されることができる。
【0014】
一実施形態に係る水桶を備える冷温水機は、前記水桶と流体で疎通する抽出口が一面に備えられた本体と、前記水桶の重力方向の下方に配置され、前記水桶を支持する重さ検出部と、前記重さ検出部からの信号を受信して前記水桶の残量を推定する制御部とを含む。
【0015】
一実施形態において、前記重さ検出部はロードセルモジュールを含むことができる。
【0016】
一実施形態において、前記制御部は、前記ロードセルモジュールから受信した信号を現在の水桶の重さに換算し、現在の水桶の重さと水が空いている状態の水桶の重さを比較して水桶の残量を推定することができる。
【0017】
前記制御部が水桶の残量が設定値以下であると判断すれば、水桶交替信号を生成し、前記水桶交替信号は、前記本体の外面に備えられたディスプレイモジュール又は音響モジュールに送信されたり、通信モジュールを介して前記本体の外部に送信されることができる。
【発明の効果】
【0018】
一実施形態に係る冷温水機は、水桶の重さを効率よく検出することができる。
【0019】
一実施形態に係る冷温水機は、水桶の重さ情報を通じて水桶の残量を比較的に正確に推定することができる。
【0020】
一実施形態に係る冷温水機は、水桶の重さを検出できる重さ検出部が容易に設けられるようにする。
【0021】
一実施形態に係る冷温水機は、組立時に重さ検出部が元の位置に保持されるようにする。
【0022】
一実施形態に係る冷温水機の効果は、以上で言及されたものなどに限定されず、言及されない異なる効果は、下記の記載により当業者にとって明確に理解できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】一実施形態に係る冷温水機の斜視図を示す図である。
図2】一実施形態に係る冷温水機の一部を示す図である。
図3】一実施形態に係る冷温水機のウォーターガードの平面図である。
図4】一実施形態に係る冷温水機の一部分の断面を示す。
図5】一実施形態に係る冷温水機のウォーターガードの一部を示す。
図6】一実施形態に係る冷温水機のロードセルモジュールの分解された形状を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付する図面を参照しながら実施例を詳細に説明する。しかし、実施例には様々な変更が加えられてもよく、特許出願の権利範囲がこのような実施例によって制限されたり限定されることはない。実施例に対する全ての変更、均等物ないし代替物が権利範囲に含まれるものとして理解しなければならない。
【0025】
実施例で用いられる用語は、単に、説明を目的として使用されたものであり、限定しようとする意図として解釈されることはない。単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0026】
異なるように定義さがれない限り、技術的であるか又は科学的な用語を含むここで用いる全ての用語は、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであって、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0027】
また、添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関係なく、同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。実施例の説明において、関連する公知技術に対する具体的な説明が実施例の要旨を不要に曖昧にするものと判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0028】
また、実施例の構成要素を説明することにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって当該の構成要素の本質や順番、又は順序などが限定されない。いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されていると言及されたときには、その構成要素は、他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、各構成要素の間に更なる構成要素が「連結」、「結合」又は「接続」され得るものと理解されなければならない。
【0029】
いずれかの実施例に含まれる構成要素と共通の機能を含む構成要素は、他の実施例で同じ名称を用いて説明することにする。逆の記載がない以上、いずれかの実施例に記載した説明は他の実施例にも適用され、重複する範囲で具体的な説明は省略することにする。
【0030】
図1は、一実施形態に係る冷温水機10の斜視図であり、図2は、一実施形態に係る冷温水機10のドア300が開放された状態を示す。図3は、一実施形態に係る冷温水機10のウォーターガード500の平面図である、図4は、一実施形態に係る冷温水機10の一部分の正方断面を示し、図5は、一実施形態に係る冷温水機10のウォーターガード500の一部を示し、図6は、一実施形態に係る冷温水機10のロードセルモジュールが分解された形状を示す。
【0031】
図1及び図2を参照すると、一実施形態に係る冷温水機10は、本体100、本体100に収容される水桶200、本体100の前方に配置されたドア300、本体100の内部に配置されたステム400、本体100に収容されて水桶200が載置されるウォーターガード500、及びウォーターガード500に装着された重さ検出部600を含む。
【0032】
一実施形態において、本体100は、第1面102(例えば、図1において+Z方向に向かっている面)、第1面102の反対面である第2面(例えば、図1において、-Z方向に向かっている面)及び第1面102と前記第2面との間のサイド面104を含む。本体100は、第1面102、第2面、及びサイド面104によって規定される内部空間を有してもよく、前記内部空間には、水桶200、ポンプをはじめとする様々な構成要素が収容されてもよい。抽出口は、サイド面104に備えられ、水桶200と流体で疎通して、水桶内水は前記抽出口を介して本体100外部から抽出されることができる。抽出口は、第1面102に形成されてもよい。
【0033】
本体100のサイド面104のうち前方(例えば、図1において、+Y方向に向かっている面)には開閉可能なドア300が備えられる。ドア300は、前記抽出部の下方(例えば、図1において-Z方向)に配置されてもよい。ドア300が開かれれば本体100の内部空間が開放され、水桶200は前記内部空間に出入りすることができる。例えば、水桶200は交替可能であり、後述するウォーターガード500に載置され、ウォーターガード500は、本体100の内部空間の内外に移動できるように構成されることができる。水桶200が本体100の下方に位置され得るため、水桶200の交替時にユーザが水桶200を本体100の上部(例えば、図1において、+Z方向側)に持ち上げなければならないという困難が解消される。
【0034】
水桶200は、ウォーターガード500、給水ライン、ポンプなどを介して抽出口と連結され、一般に、冷温水機10が使用中であるときにドア300は閉じられている状態で保持される。ドア300によって水桶200がユーザに直接露出されないため、水桶200内の水の残量がユーザに直接見られないことがある。ユーザは、重さ検出部600により測定される水桶の重さを介して水の残量を把握することができる。これについては、後に詳細に説明する。
【0035】
ステム400は、本体100の第2面から第1面102に向かって延長し、円柱状を有する。ステム400の上部にはウォーターガード500が載置され、複数のステム400が互いに離隔して配置されることができる。例えば、ステム400の下部は移動プレートに固定され、移動プレートの下部には移動モジュール(例えば、車輪)が装着され、本体100の内部空間の内外を容易に出入り可能な移動プレートが内部空間の内外を出入りすることで、ステム400と共にその上に載置されているウォーターガード500及び水桶200も内部空間の内外を容易に出入りすることができる。
【0036】
図3を参照すると、ウォーターガード500は、実質的に六面体の外形を有してもよい。ウォーターガード500は流入口530を含んでもよく、流入口530は、ウォーターガード500の上面(例えば、図4において、+Z方向に向かっている面)の中央に配置され、流入口530に水桶200が載置して水桶200内の水が流入される。ウォーターガード500の上面は、端から流入口530に向かって陥没するように構成されてもよく、水桶200は、ウォーターガード500上に安定的に載置され得る。
【0037】
一実施形態において、ウォーターガード500には重さ検出部600が装着される。重さ検出部600は、ウォーターガード500の下面(例えば、図4において、-Z方向に向かっている面)に装着され、重さ検出部600が水桶200の重力方向の下方に配置されることにより、重さ検出部600は水桶200の重さを容易に検出することができる。一実施形態に係る冷温水機10は、本体100内に収容されて少なくとも1つのプロセッサを含む制御部をさらに含んでもよく、制御部は、水桶200の重さ情報に基づいて水桶200内水の残量を推定することができる。
【0038】
一実施形態において、重さ検出部600は、ウォーターガード500の端に離隔するよう配置された第1ロードセルモジュール610、第2ロードセルモジュール620、第3ロードセルモジュール630、及び第4ロードセルモジュール640を含む。図3には、重さ検出部600が4個のロードセルモジュール610,620,630,640を含むものと図示されているが、必ずこれに限定されるものではなく、例えば、水桶200の形状又は要求される正確度に応じて3個以下のロードセルモジュール又は5個以上のロードセルモジュールが含まれてもよい。
【0039】
図4を参照すると、ロードセルモジュール610,620,630,640はそれぞれステム400により支持され、ウォーターガード500は、ロードセルモジュール610,620,630,640により支持される。水桶200がウォーターガード500上に載置されれば、水桶200の重力方向の重さは全てロードセルモジュール610,620,630,640に伝達されることができる。例えば、ロードセルモジュール610,620,630,640は、水桶200が載置されていない状態でキャリブレーションが合わせられ(例えば、水桶200がない状態を0に設定)、水桶200が載置されている状態で水桶200の重さが測定されてもよい。ここで、制御部は、ロードセルモジュール610,620,630,640それぞれの重さ情報の平均値を演算し、水桶200の正確な重さ情報を導き出すことができる。制御部は、水桶200が空いている状態である空の水桶200の重さ情報が前もって入力され、空の水桶200の重さ情報と現在に測定された水桶200の重さ情報とを比較して水桶200内の水の残量を推定することができる。
【0040】
図5及び図6を参照すると、ロードセルモジュール610,620,630,640は、上部カバー601、ロードセル602、下部カバー603、及びパッド604を含む。
【0041】
例えば、ロードセル602は、3線式ロードセルセンサであってもよく、中央で突出した中央部分と前記中央部分の両側に分岐された2つの分岐部分とを含んでもよい。前記中央部分又は前記分岐部分のうち少なくともいずれか1つは弾性的に変形されるよう構成されることができる。水桶200の荷重がロードセル602に伝えられれば、前記中央部分又は前記分岐部分が弾性的に変形され、これに結合されたストレインゲージの抵抗が対応するように変化される。このように生成された電気信号は、電気回路(wheatstone bridge)を介して微細な差を読み出すことができるように増幅され得る。
【0042】
上部カバー601は、ロードセル602の上部(例えば、図6において+Z方向側)をカバーできる上部カバープレート、及びロードセル602の外郭を取り囲むロードセル固定要素を含んでもよい。前記ロードセル固定要素は、上部カバープレートから下方(例えば、図6において-Z方向)に突出されてもよい。
【0043】
下部カバー603は、ロードセル602の下部(例えば、図6において、-Z方向側)をカバーできる下部カバープレートを含む。下部カバー603は、上部カバー601との結合のための係合突起又は係止溝をさらに含んでもよい。
【0044】
パッド604は、下部カバー603の下面(例えば、図6において-Z方向に向かっている面)に結合されることができる。パッド604はすべり防止可能な材質で構成され、例えば、パッド604はゴム材質で構成されてもよい。パッド604はステム400の末端に載置され、ここで、パッド604によってロードセルモジュール610,620,630,640はステム400から滑ることなく元の位置に保持され得る。
【0045】
ウォーターガード500の下面(例えば、図6において-Z方向に向かっている面)には、上部カバー601が収容される載置溝520が形成される。上部カバー601、ロードセル602、下部カバー603、及びパッド604が結合された状態でロードセルモジュール610,620,630,640の少なくとも一部はウォーターガード500の載置溝520に収容され、ここで、上部カバー601の上部カバープレートの大部分が載置溝520に収容されることができる。
【0046】
ウォーターガード500がロードセルモジュール610,620,630,640によって支持され、ロードセルモジュール610,620,630,640がステム400によって支持されるため、ウォーターガード500とステム400は互いに分離した状態で保持され得る。これにより、ウォーターガード500とステム400の組立工程が複雑になったり組立時に誤差が生じ得るが、ウォーターガード500の載置溝520とロードセルモジュール610,620,630,640のパッド604によりこのような問題が解消される。例えば、組立工程で、ステム400上にロードセルモジュール610,620,630,640が載置された状態では、ロードセルモジュール610,620,630,640は、パッド604により元の位置から離脱することなく安定的に保持されることができる。この状態で、ウォーターガード500がロードセルモジュール610,620,630,640上に進入するとき、ウォーターガード500の載置溝520にロードセルモジュール610,620,630,640の上部カバー601が収容されることで、ウォーターガード500の組立工程が円満になる。また、載置溝520は、ウォーターガード500がロードセルモジュール610,620,630,640からの離脱を効率よく防止できる。
【0047】
一実施形態において、制御部は、ロードセルモジュール610,620,630,640から受信した信号を現在の水桶200の重さで換算してもよく、現在の水桶200の重さと水が空いている状態の水桶200の重さとを比較して水桶200の残量を推定することができる。制御部は、水桶200の残量が設定値以下であると判断されれば、水桶200の交替信号を生成することができる。
【0048】
一実施形態において、水桶交替信号は、本体100の外面に備えられたディスプレイモジュールに表示されることができる。又は、水桶交替信号は、本体100に備えられた音響モジュールによって音響でユーザに伝達されてもよい。又は、水桶教勢信号は、本体100内にある通信モジュールによって本体100の外部に伝達され、例えば、ユーザ端末に送信されたり水桶200の交替を管理するサーバに送信されてもよい。
【0049】
一実施形態に係る冷温水機10は、水桶200の重さを効率よく正確に検出することができ、これによって水桶200の残量を比較的に正確に推定することができる。また、一実施形態に係る冷温水機10で、水桶200の重さを検出できる重さ検出部600の設置が容易であり、外部衝撃にも重さ検出部600が安定的に元の位置に保持されることができる。また、ウォーターガード500を含む構成要素の組立工程が円満になる。
【0050】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、当技術分野で通常の知識を有する者であれば前記に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法とは異なる順に実行されたり、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合せられたり、他の構成要素又は均等物によって代替、置換されても適切な結果を達成することができる。
【0051】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6