(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151572
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】回路基板
(51)【国際特許分類】
H05K 1/02 20060101AFI20241018BHJP
H05K 7/14 20060101ALI20241018BHJP
H01R 12/51 20110101ALN20241018BHJP
【FI】
H05K1/02 B
H05K7/14 M
H01R12/51
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065028
(22)【出願日】2023-04-12
(71)【出願人】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】株式会社アイシン
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 祥吾
(72)【発明者】
【氏名】中垣 智
【テーマコード(参考)】
5E223
5E338
5E348
【Fターム(参考)】
5E223AB08
5E223AC21
5E223AC23
5E223BA08
5E223CD01
5E338AA12
5E338AA16
5E338BB56
5E338BB75
5E338EE22
5E338EE23
5E348AA31
(57)【要約】
【課題】電子部品を固定部から離間させて実装可能、かつ小型化が可能な回路基板を提供する。
【解決手段】筐体10に収容可能な回路基板20であって、複数の電子部品が実装されると共に、複数の電子部品を電気的に接続する回路パターンを有する基板21aからなる回路部21と、電子部品が実装されておらず、かつ回路パターンと電気的に接続されていない基板からなる固定部31と、回路部21と固定部31とを接続する接続部41と、を備えている。回路基板20は、回路部21と固定部31と接続部41とが一体的に形成されており、固定部31が筐体10に固定され、かつ接続部41が折り曲げられた状態で筐体10に収容されている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体に収容可能な回路基板であって、
複数の電子部品が実装されると共に、複数の前記電子部品を電気的に接続する回路パターンを有する基板からなる回路部と、
前記電子部品が実装されておらず、かつ前記回路パターンと電気的に接続されていない基板からなる固定部と、
前記回路部と前記固定部とを接続する接続部と、を備え、
前記回路部と前記固定部と前記接続部とが一体的に形成されており、
前記固定部が前記筐体に固定され、かつ前記接続部が折り曲げられた状態で前記筐体に収容されている回路基板。
【請求項2】
前記接続部は、前記回路部及び前記固定部の板厚よりも薄い請求項1に記載の回路基板。
【請求項3】
前記接続部は、前記回路部及び前記固定部の幅よりも狭い請求項2に記載の回路基板。
【請求項4】
前記固定部は前記筐体に当接する当接部を有し、前記当接部により前記筐体に対して位置決めされている請求項1に記載の回路基板。
【請求項5】
前記筐体は前記当接部が当接する被当接部を有し、
前記接続部は、弾性変形可能に折り曲げられており、
前記当接部は、前記接続部の復元力により前記被当接部に押し付けられている請求項4に記載の回路基板。
【請求項6】
前記回路部は、電気的に接続され、互いに交差する姿勢で前記筐体に収容されている複数の基板を含んでいる請求項1から5のいずれか一項に記載の回路基板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の複雑化や小型化により、その内部に配置される電子部品は位置及び向きが限定されてきており、その中で所望のレイアウトを実現するため、電子部品間を電気的に接続する手段としてフレキシブル基板が使用されている。特許文献1においては、第1接続部品と第2接続部品との間をフレキシブル基板により電気的に接続した実装機器が開示されている。フレキシブル基板は電気接続部と固定部とを有する。第1接続部品は、フレキシブル基板の電気接続部を介して第2接続部品と電気的に接続されている。固定部は、フレキシブル基板を第1接続部品に固定する箇所である。これにより、フレキシブル基板と第1接続部品との間で電気的に接続された部分に掛かる応力を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された実装機器においては、フレキシブル基板の固定部に応力が集中するため、その近傍でフレキシブル基板に亀裂が生じ、その亀裂が延伸することでフレキシブル基板の配線パターンが断線してしまうおそれがある。また、一般的に、電子部品が実装された基板を筐体等にねじ等により固定する場合、ねじ締めにより、ねじ締め箇所の周囲には歪み応力が発生する。歪み応力が発生した部分に電子部品やそのはんだ接続部があると、歪み応力により、電子部品やはんだ接続部が破損するおそれがある。これらの不具合を回避するため、固定部やねじ締め箇所から離間させて電子部品を実装する必要がある。しかし、固定部やねじ締め箇所から離間させて電子部品を実装すると、電子機器全体が大型化するおそれがある。
【0005】
このため、電子部品を固定部から離間させて実装可能、かつ小型化が可能な回路基板が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る回路基板の一つの実施形態は、筐体に収容可能な回路基板であって、複数の電子部品が実装されると共に、複数の前記電子部品を電気的に接続する回路パターンを有する基板からなる回路部と、前記電子部品が実装されておらず、かつ前記回路パターンと電気的に接続されていない基板からなる固定部と、前記回路部と前記固定部とを接続する接続部と、を備え、前記回路部と前記固定部と前記接続部とが一体的に形成されており、前記固定部が前記筐体に固定され、かつ前記接続部が折り曲げられた状態で前記筐体に収容されている。
【0007】
本実施形態によると、複数の電子部品が実装されると共に、複数の電子部品を電気的に接続する回路パターンを有する基板からなる回路部と、電子部品が実装されておらず、かつ回路パターンと電気的に接続されていない基板からなる固定部と、回路部と固定部とを接続する接続部と、を備えているので、固定部で筐体に固定する際に固定部に歪み応力が発生したとしても、該応力が接続部を伝達し回路部にまで到達するおそれは小さい。また、接続部を折り曲げて固定部と回路部とが接続されているので、回路部と固定部とが立体的に配置されることとなり、回路基板を小型化することができる。
【0008】
本発明に係る回路基板の他の一つの実施形態において、前記接続部は、前記回路部及び前記固定部の板厚よりも薄い。
【0009】
本実施形態によると、接続部を、回路部及び固定部の板厚よりも薄くすることにより、接続部の弾性限界が高くなるので、接続部を折り曲げても弾性限界内で使用することが可能になる。
【0010】
本発明に係る回路基板の他の一つの実施形態において、前記接続部は、前記回路部及び前記固定部の幅よりも狭い。
【0011】
本実施形態によると、接続部を、回路部及び固定部の幅よりも狭くすることにより、固定部で歪み応力が発生したとしても接続部内を伝達しにくく、回路部にまで到達しにくい。
【0012】
本発明に係る回路基板の他の一つの実施形態において、前記固定部は前記筐体に当接する当接部を有し、前記当接部により前記筐体に対して位置決めされている。
【0013】
本実施形態によると、固定部が筐体に当接する当接部を有し、当接部により筐体に対して位置決めされているので、筐体に対する回路基板の位置決めと固定が容易になる。
【0014】
本発明に係る回路基板の他の一つの実施形態において、前記筐体は前記当接部が当接する被当接部を有し、前記接続部は、弾性変形可能に折り曲げられており、前記当接部は、前記接続部の復元力により前記被当接部に押し付けられている。
【0015】
本実施形態によると、筐体は当接部が当接する被当接部を有し、接続部は、弾性変形可能に折り曲げられており、当接部は、接続部の復元力により被当接部に押し付けられているので、回路基板を安定して筐体に対して保持することができる。
【0016】
本発明に係る回路基板の他の一つの実施形態において、前記回路部は、電気的に接続され、互いに交差する姿勢で前記筐体に収容されている複数の基板を含んでいる。
【0017】
本実施形態によると、回路部は、電気的に接続され、互いに交差する姿勢で筐体に収容されている複数の基板を含んでいるので、回路部を立体的に構成することができ、回路基板の体積を小さくして筐体に収容することができる。これにより、電子部品の実装密度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】第1実施形態に係る回路基板を有する回路基板ユニットの斜視図である。
【
図7】第1実施形態の変形例に係る回路基板ユニットの分解斜視図である。
【
図8】第2実施形態に係る回路基板を有する回路基板ユニットの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る回路基板の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
【0020】
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態に係る回路基板20を筐体10に収容した回路基板ユニット1の斜視図である。
図2は、回路基板ユニット1の分解斜視図である。回路基板ユニット1は、筐体10、筐体10を閉塞する蓋16、及び筐体10内に収容される回路基板20を有する。
【0021】
図1、
図2に示されるように、本実施形態の筐体10は、軸芯Xを中心とする円筒形状を有している。筐体10は、金属又は樹脂からなる。筐体10の軸芯Xに沿う方向の一方端部には、回路基板20が固定される一対の被当接部12が配置されている。一対の被当接部12は、筐体10の周方向で軸芯Xに対して互いに点対称となる位置にそれぞれ配置されている。筐体10の側面で一対の被当接部12の近傍には、筐体10の側面を貫通した一対の窓14が配置されている。窓14は、矩形状の貫通孔であり、軸芯Xに沿う方向視で、一対の被当接部12のそれぞれと重なるように配置されている。
【0022】
筐体10の軸芯Xに沿う方向の他方端部には、蓋16が着脱可能に配置されている。蓋16は、筐体10の外径と同径の円板状を有しており、板面には貫通孔である開口17が形成されている。開口17は、回路基板20に実装されたコネクタ27(電子部品の一例)が露出するように形成されている(
図4参照)。回路基板20は、コネクタ27を介して、回路基板ユニット1の外部との間で電気信号の授受が可能である。蓋16は、接着や溶接、螺合等の方法により筐体10に固定されている。回路基板20は、蓋16が配置される側から筐体10の内部空間11に収容されて被当接部12に固定されると共に、蓋16に支持されることにより、筐体10に対して固定されている。
【0023】
回路基板20は、
図2に示されるように、回路部21と、固定部31、及び接続部41とを有する。本実施形態に係る回路基板20は、ガラスエポキシ等からなるリジットな基板であり、回路部21、固定部31、及び接続部41は一体的に形成されている。回路基板20は、立体形状を有しており、回路部21は断面が正方形の四角筒状に形成されている。回路部21の断面の正方形の対角線は、筐体10の内径に等しい(
図3も参照)。以下、回路部21を構成する四面のうち、対向する二面をそれぞれ第1回路部22(回路部の一例)、第2回路部23(回路部の一例)と称する。
【0024】
回路部21は、回路パターン(不図示)が形成された基板21aに電子部品26が実装されたものである。第1回路部22は、回路パターン(不図示)が形成された第1基板22a(基板の一例)に電子部品26が実装されたものである。第2回路部23は、回路パターン(不図示)が形成された第2基板23a(基板の一例)に電子部品26が実装されたものである。回路部21の基板21aは、対向する二枚の第1基板22aと、対向する二枚の第2基板23aとを含んでいる。回路部21を構成する二枚の第1回路部22の第1基板22aと、第2回路部23の二枚の第2基板23aとは、互いに電気的に接続され、四角筒を構成するように互いに交差する姿勢で筐体10に収容されている。なお、
図1、
図2、及び
図5から
図8においては、電子部品26の図示は省略されている。
【0025】
第1回路部22の第1基板22aの軸芯Xに沿う方向の一方端部には、第1切欠き24が形成されている。そして、第1切欠き24の底部から、接続部41が延出している。接続部41は、対向する一対の第1基板22aのそれぞれから延出している。接続部41の第1切欠き24の底部とは反対側の端部には、固定部31が配置されている。固定部31は、矩形状で接続部41の延出方向に対して垂直な方向に延出している。また、固定部31の板面は、回路部21のいずれの板面に対しても垂直になるように配置されている。第2回路部23の軸芯Xに沿う方向の一方端部には、第2切欠き25が形成されている。固定部31の延出方向の両端部は、第2切欠き25を貫通している。固定部31の延出方向の長さは、筐体10の内径よりも短い(
図4参照)。なお、
図2に示されるように、第2切欠き25の切欠き深さは、第1切欠き24の切欠き深さよりも浅い。
【0026】
接続部41は、第1回路部22と固定部31との間で90度湾曲している。これは、
図1、
図2等に示されているように、回路基板20において、接続部41の板厚を回路部21及び固定部31の板厚よりも薄くすると共に、接続部41の延出方向及び板厚方向に対する垂直方向の幅を、回路部21及び固定部31の幅よりも狭くしているためである。これにより、接続部41はガラスエポキシ等からなるにも関わらず、弾性変形して90度湾曲可能に構成されている。
【0027】
図3、
図4に示されるように、固定部31は延出方向の両端に当接部32を有しており、当接部32が筐体10の被当接部12に当接した状態で接着剤等により固定されることにより、回路基板20(固定部31)は筐体10に対して固定(位置決め)される。固定部31の当接部32が筐体10の被当接部12に固定された状態で、軸芯Xに沿う方向における第1回路部22、第2回路部23の下端は蓋16に当接している。また、回路部21の断面の正方形の対角線は、筐体10の内径に等しい。これにより、筐体10に対する回路部21の自由度は無く、外部から振動や衝撃が印加された場合でも、回路部21が筐体10の内部空間11内で動くことはない。なお、上述したように、接続部41は弾性変形しているので、接続部41の復元力により、固定部31の当接部32を筐体10の被当接部12に押し付けている。また、
図3に示されるように、一対の接続部41は、軸芯Xに対して点対称となる位置に配置されている。
【0028】
上述したように、筐体10には、軸芯Xに沿う方向視で、一対の被当接部12のそれぞれと重なるように一対の窓14が配置されている。そのため、窓14を通して、当接部32を被当接部12に固定(位置決め)するための接着剤の塗布や、接着剤が硬化するまでの当接部32と被当接部12との保持等を容易に行うことができる。
【0029】
回路基板20において、回路部21には回路パターン(不図示)が形成され、該回路パターンにより互いに電気的に接続された複数の電子部品26が実装されている。固定部31と接続部41は、基板ではあるが、電子部品26は実装されておらず、電子部品26と電気的に接続された回路パターンも形成されていない。電子部品26は回路部21を構成する基板21aの両面に実装されている。
図3、
図4に示されるように、回路部21を構成する基板21aの面のうち、筐体10の内周面と対向する側の面は、筐体10の内周面との間の距離が短く、低背の電子部品26しか実装することはできない。一方、筐体10の内周面と対向していない側(軸芯Xに対向する側)の面は、高背の電子部品26を実装することができる。
【0030】
回路部21の第1回路部22の第1基板22aと第2回路部23の第2基板23aとは、
図5に示されるように、別個の基板であってもよいし、
図6に示されるように、一体化されていてもよい。
図5のような構成であれば、第1基板22aと第2基板23aとは、接着等の方法により接合することができる。そして、導電性接着剤を用いることにより、第1基板22aの回路パターンと第2基板23aの回路パターンとを電気的に接続することができる。また、
図6のような構成であれば、第1基板22aと第2基板23aとの境界(破線部)の板厚を薄くして、第1基板22aと第2基板23aとを90度曲げられるようにするとよい。この場合、回路パターンは第1基板22aと第2基板23aとに亘って形成されている。
【0031】
〔第1実施形態の変形例〕
次に、第1実施形態の変形例に係る回路基板ユニット1について、
図7を用いて説明する。本変形例においては、回路基板20の接続部41の形状が第1実施形態とは異なっている。それ以外は第1実施形態と同様の構成を有している。そのため、本実施形態の説明においては、第1実施形態と同様の構成の箇所については同じ符号を付し、同様の構成に関する詳細な説明を省略する。
【0032】
本変形例においては、回路基板20の接続部41の延出方向及び板厚方向に対する垂直方向の幅が回路部21及び固定部31の幅と同じである。すなわち、本変形例においては、第1実施形態の回路基板20が有していた第1切欠き24を有していない。本変形例の接続部41は、板厚が回路部21及び固定部31の板厚よりも薄いだけである。接続部41の延出方向及び板厚方向に対する垂直方向の幅が回路部21及び固定部31の幅と同じであることに伴い、第2回路部23の軸芯Xに沿う方向の一方端部に形成されていた第2切欠き25は、一方端部の一部(固定部31の延出方向の両端部が貫通可能な幅)ではなく、全体に亘って形成されている。
【0033】
このような構成であっても、接続部41を弾性変形させて90度湾曲可能に構成することができる。
【0034】
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る回路基板ユニット1について、
図8、
図9を用いて説明する。本実施形態においては、筐体10に対する回路基板20の固定方法が第1実施形態とは異なっている。それ以外は第1実施形態と同様の構成を有している。そのため、本実施形態の説明においては、第1実施形態と同様の構成の箇所については同じ符号を付し、同様の構成に関する詳細な説明を省略する。
【0035】
第1実施形態においては、筐体10に対して回路基板20を接着剤により固定したが、本実施形態においては、ねじにより回路基板20を筐体10に固定している。そのため、筐体10は、軸芯Xに沿う方向の両端が開口した円筒形状を有しておらず、一方の端部が閉じた有底の円筒形状を有している。具体的には、第1実施形態において、筐体10の被当接部12が形成された側の端部は閉じられている。そして、閉じられた端部の中央には、軸芯Xに沿う方向に断面円形の貫通孔15が形成されている。また、本実施形態の筐体10においては、窓14が形成されていない。
【0036】
回路基板20の固定部31の中央には、板厚方向に貫通する雌ねじ33が形成されている。そして、筐体10の内部空間11に回路基板20を挿入し、筐体10の外側から雄ねじ18を貫通孔15に挿通し、回路基板20の固定部31の雌ねじ33に螺合する。その後、蓋16を取付ける。このように、雄ねじ18と固定部31の雌ねじ33に螺合することにより、回路基板20を筐体10に対して固定することができる。
【0037】
〔その他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態以外に以下のように構成してもよい(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
【0038】
(1)上記各実施形態においては、電子部品26は、基板21aの両面に実装されていたが、これに限られるものではない。電子部品26は基板21aの片面だけに実装される構成であってもよい。
【0039】
(2)上記各実施形態において、筐体10の軸芯Xに沿う方向に垂直な方向の断面は円形であり、回路基板20の軸芯Xに沿う方向に垂直な方向の断面は正方形状であったが、これに限られるものではない。例えば、筐体10の断面が楕円形状であったり、矩形状であったりしてもよい。また、回路基板20の断面形状も筐体10の内部空間11内で動かないように保持されるのであれば、任意の形状を採ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、回路基板に利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
10 :筐体
12 :被当接部
20 :回路基板
21 :回路部
21a :基板
22 :第1回路部(回路部)
22a :第1基板(基板)
23 :第2回路部(回路部)
23a :第2基板(基板)
26 :電子部品
27 :コネクタ(電子部品)
31 :固定部
32 :当接部
41 :接続部