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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151628
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】誘導灯装置
(51)【国際特許分類】
   F21L 4/00 20060101AFI20241018BHJP
   F21V 31/00 20060101ALI20241018BHJP
   F21V 9/32 20180101ALI20241018BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20241018BHJP
【FI】
F21L4/00 416
F21V31/00 100
F21V9/32
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】29
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065121
(22)【出願日】2023-04-12
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】509343909
【氏名又は名称】株式会社金星
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100120617
【弁理士】
【氏名又は名称】浅野 真理
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 悠太
(72)【発明者】
【氏名】上野 直哉
(72)【発明者】
【氏名】石井 一史
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014NA02
(57)【要約】

【課題】 装飾性や使用者に対する視認性を向上することが可能な誘導灯装置を提供する。
【解決手段】
誘導灯装置において、先端側パッキンは、先端側パッキンのリング形状の外周の側面が電池ボックス本体部の先端側接続端とスイッチ部のスイッチ接続端との間で露出して、誘導灯装置の外部から先端側パッキンの外周の側面が視認できるようになっており、先端側パッキンの色は、スイッチ部の外周の側面の色、及び、電池ボックス本体部の外周の側面の色とは、異なっている。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
誘導対象を誘導するために使用者により使用され、第1方向に先端側から終端側まで延在する誘導灯装置であって、
前記第1方向に延在するように前記誘導灯装置の先端側に設けられた発光部であって、前記第1方向に延在し且つ光源から出射された光により発光する発光パイプを有する、発光部と、
前記第1方向に延在する筒状の形状を有する電池ボックス本体部であって、前記筒状の形状の外周の側面に前記使用者が手で持つためのグリップ部分が設けられ、前記光源に電力を供給するための電池を収納する収納空間を前記グリップ部分の内側に含む電池ボックス本体部と、
前記発光部の前記終端側と前記電池ボックス本体部の前記先端側との間に接続され、前記光源の発光動作を前記使用者が操作するためのスイッチボタンを有するスイッチ部と、
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記先端側において外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた先端側接続端と前記スイッチ部の前記終端側に設けられたスイッチ接続端との間に設けられ、且つ前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間を止水するためのリング状の先端側パッキンと、を備え、
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記先端側接続端と前記スイッチ部の前記スイッチ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記先端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記先端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする誘導灯装置。
【請求項2】
前記電池ボックス本体部の前記終端側に接続され、前記電池を収納するための前記電池ボックス本体部の前記収納空間の開口部を終端側から蓋をするための電池ボックスフタ部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の誘導灯装置。
【請求項3】
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記終端側において前記外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた終端側接続端と前記電池ボックスフタ部において前記先端側に設けられたフタ接続端との間に設けられ、且つ前記終端側接続端と前記フタ接続端との間を止水するためのリング状の終端側パッキンをさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載の誘導灯装置。
【請求項4】
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記第2接続端と前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記終端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記終端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックスフタ部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする請求項3に記載の誘導灯装置。
【請求項5】
前記光源は、前記発光パイプの内部に連通するように接続された前記スイッチ部の内部に設けられており、
前記光源は、前記スイッチ部の前記スイッチボタンに対する前記使用者の操作入力に応じて、発光動作して、前記スイッチ部の内部から前記発光パイプの内部に向けて、光を出射する
ことを特徴とする請求項4に記載の誘導灯装置。
【請求項6】
前記光源Lは、LED素子であることを特徴とする請求項5に記載の誘導灯装置。
【請求項7】
前記先端側パッキンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする請求項6に記載の誘導灯装置。
【請求項8】
前記終端側パッキンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外側の側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする請求項7に記載の誘導灯装置。
【請求項9】
前記スイッチボタンは、前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記先端側に近接するように、前記スイッチ部の外周の側面SXに配置されている
ことを特徴とする請求項8に記載の誘導灯装置。
【請求項10】
前記スイッチボタンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記スイッチボタンの少なくとも外側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする請求項9に記載の誘導灯装置。
【請求項11】
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに使用される前記蓄光材料は、同じ蓄光材料である
ことを特徴とする請求項10に記載の誘導灯装置。
【請求項12】
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記先端側パッキンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする請求項6に記載の誘導灯装置。
【請求項13】
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記終端側パッキンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする請求項12に記載の誘導灯装置。
【請求項14】
前記スイッチボタンは、前記スイッチボタンの少なくとも表面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記スイッチボタンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする請求項13に記載の誘導灯装置。
【請求項15】
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに塗布される色は、同じ色である、若しくは、前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンは、同じ色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする請求項14に記載の誘導灯装置。
【請求項16】
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記先端側パッキンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする請求項6に記載の誘導灯装置。
【請求項17】
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記終端側パッキンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする請求項16に記載の誘導灯装置。
【請求項18】
前記スイッチボタンは、前記スイッチボタンの少なくとも表面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記スイッチボタンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする請求項17に記載の誘導灯装置。
【請求項19】
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに塗布される塗料に含まれる反射材料は、同じ反射材料である、若しくは、前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンは、光を反射する同じ反射材料を含んでいる
ことを特徴とする請求項18に記載の誘導灯装置。
【請求項20】
前記先端側パッキンは、シリコン製であることを特徴とする請求項11に記載の誘導灯装置。
【請求項21】
前記終端側パッキンは、シリコン製であることを特徴とする請求項20に記載の誘導灯装置。
【請求項22】
前記スイッチボタンは、シリコン製であることを特徴とする請求項21に記載の誘導灯装置。
【請求項23】
前記電池ボックス本体部の前記先端側接続端の前記第1方向に対して垂直な面における直径は、前記電池ボックス本体部の前記終端側接続端の前記第1方向に対して垂直な面における直径よりも、大きいものであり、
前記リング状の前記先端側パッキンの前記第1方向に対して垂直な面における直径は、前記リング状の前記終端側パッキンの前記第1方向に対して垂直な面における直径よりも、大きい
ことを特徴とする請求項11に記載の誘導灯装置。
【請求項24】
前記電池ボックス本体部は、
前記先端側接続端より前記先端側に位置する先端側挿入部と、
前記終端側接続端より前記終端側に位置する終端側挿入部と、を含み、
前記先端側挿入部が前記スイッチ部Sの前記スイッチ接続端の内側に挿入された状態で、リング状の前記先端側パッキンが前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間に挟まれて固定されており、
前記終端側挿入部が前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端の内側に挿入された状態で、リング状の前記終端側パッキンが前記終端側接続端と前記フタ接続端との間に挟まれて固定されている
ことを特徴とする請求項23に記載の誘導灯装置。
【請求項25】
前記スイッチ部に前記先端側挿入部が挿入された状態で螺合されることで、リング状の前記先端側パッキンが前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間に挟まれた状態で、前記スイッチ部と前記電池ボックス本体部とが固定されている
ことを特徴とする請求項24に記載の誘導灯装置。
【請求項26】
前記先端側パッキンは、前記電池ボックス本体部および前記スイッチ部から分離可能である
ことを特徴とする請求項25に記載の誘導灯装置。
【請求項27】
前記電池ボックスフタ部に前記終端側挿入部が挿入された状態で螺合されることで、リング状の前記終端側パッキンが前記終端側接続端と前記フタ接続端との間に挟まれた状態で前記電池ボックスフタ部と前記電池ボックス本体部とが固定される
ことを特徴とする請求項26に記載の誘導灯装置。
【請求項28】
前記終端側パッキンは、前記電池ボックス本体部および前記スイッチ部から分離可能である
ことを特徴とする請求項27に記載の誘導灯装置。
【請求項29】
誘導対象を誘導するために使用者により使用され、第1方向に先端側から終端側まで延在する誘導灯装置であって、
前記第1方向に延在するように前記誘導灯装置の先端側に設けられた発光部であって、前記第1方向に延在し且つ光源から出射された光により発光する発光パイプを有する、発光部と、
前記第1方向に延在する筒状の形状を有する電池ボックス本体部であって、前記筒状の形状の外周の側面に前記使用者が手で持つためのグリップ部分が設けられ、前記光源に電力を供給するための電池を収納する収納空間を前記グリップ部分の内側に含む電池ボックス本体部と、
前記発光部の前記終端側と前記電池ボックス本体部の前記先端側との間に接続され、前記光源の発光動作を前記使用者が操作するためのスイッチボタンを有するスイッチ部と、
前記電池ボックス本体部の前記終端側に接続され、前記電池を収納するための前記電池ボックス本体部の前記収納空間の開口部を終端側から蓋をするための電池ボックスフタ部と、
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記終端側において前記外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた終端側接続端と前記電池ボックスフタ部において前記先端側に設けられたフタ接続端との間に設けられ、且つ前記終端側接続端と前記フタ接続端との間を止水するためのリング状の終端側パッキンと、を備え、
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記第2接続端と前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記終端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記終端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックスフタ部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする誘導灯装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人員や車両などの誘導対象を誘導するために使用者が使用する誘導灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光源からの光を受けることにより発光する蓄光材料を含んだOリングを使用したランプ装置が知られている(特許文献1)。このような従来のランプ装置は、蓄光材料を含んだパッキンを使用しているので防水性能を向上させることができる。そして、このようなランプ装置の消灯時や停電時に、当該蓄光材料を含んだパッキンが発光することで、当該蓄光材料を含んだパッキンを照明器具として機能させるものである。
【0003】
このような従来のランプ装置は、このランプ装置単体で使用者が手で持って使用することを想定しているものではなく、特に、人員や車両などの誘導対象を使用者が誘導するためのものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第6083499号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る実施形態に従った誘導灯装置は、
誘導対象を誘導するために使用者により使用され、第1方向に先端側から終端側まで延在する誘導灯装置であって、
前記第1方向に延在するように前記誘導灯装置の先端側に設けられた発光部であって、前記第1方向に延在し且つ光源から出射された光により発光する発光パイプを有する、発光部と、
前記第1方向に延在する筒状の形状を有する電池ボックス本体部であって、前記筒状の形状の外周の側面に前記使用者が手で持つためのグリップ部分が設けられ、前記光源に電力を供給するための電池を収納する収納空間を前記グリップ部分の内側に含む電池ボックス本体部と、
前記発光部の前記終端側と前記電池ボックス本体部の前記先端側との間に接続され、前記光源の発光動作を前記使用者が操作するためのスイッチボタンを有するスイッチ部と、
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記先端側において外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた先端側接続端と前記スイッチ部の前記終端側に設けられたスイッチ接続端との間に設けられ、且つ前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間を止水するためのリング状の先端側パッキンと、を備え、
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記先端側接続端と前記スイッチ部の前記スイッチ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記先端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記先端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする。
【0006】
前記誘導灯装置において、
前記電池ボックス本体部の前記終端側に接続され、前記電池を収納するための前記電池ボックス本体部の前記収納空間の開口部を終端側から蓋をするための電池ボックスフタ部をさらに備える、
ことを特徴とする。
【0007】
前記誘導灯装置において、
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記終端側において前記外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた終端側接続端と前記電池ボックスフタ部において前記先端側に設けられたフタ接続端との間に設けられ、且つ前記終端側接続端と前記フタ接続端との間を止水するためのリング状の終端側パッキンをさらに備える
ことを特徴とする。
【0008】
前記誘導灯装置において、
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記第2接続端と前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記終端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記終端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックスフタ部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする。
【0009】
前記誘導灯装置において、
前記光源は、前記発光パイプの内部に連通するように接続された前記スイッチ部の内部に設けられており、
前記光源は、前記スイッチ部の前記スイッチボタンに対する前記使用者の操作入力に応じて、発光動作して、前記スイッチ部の内部から前記発光パイプの内部に向けて、光を出射する
ことを特徴とする。
【0010】
前記誘導灯装置において、
前記光源Lは、LED素子であることを特徴とする。
【0011】
前記誘導灯装置において、
前記先端側パッキンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする。
【0012】
前記誘導灯装置において、
前記終端側パッキンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外側の側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする。
【0013】
前記誘導灯装置において、
前記スイッチボタンは、前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記先端側に近接するように、前記スイッチ部の外周の側面SXに配置されている
ことを特徴とする。
【0014】
前記誘導灯装置において、
前記スイッチボタンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記スイッチボタンの少なくとも外側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする。
【0015】
前記誘導灯装置において、
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに使用される前記蓄光材料は、同じ蓄光材料である
ことを特徴とする。
【0016】
前記誘導灯装置において、
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記先端側パッキンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする。
【0017】
前記誘導灯装置において、
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記終端側パッキンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする。
【0018】
前記誘導灯装置において、
前記スイッチボタンは、前記スイッチボタンの少なくとも表面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記スイッチボタンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする。
【0019】
前記誘導灯装置において、
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに塗布される色は、同じ色である、若しくは、前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンは、同じ色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする。
【0020】
前記誘導灯装置において、
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記先端側パッキンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする。
【0021】
前記誘導灯装置において、
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記終端側パッキンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする。
【0022】
前記誘導灯装置において、
前記スイッチボタンは、前記スイッチボタンの少なくとも表面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記スイッチボタンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする。
【0023】
前記誘導灯装置において、
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに塗布される反射材料は、同じ反射材料である、若しくは、前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンは、光を反射する同じ反射材料を含んでいる
ことを特徴とする。
【0024】
前記誘導灯装置において、
前記先端側パッキンは、シリコン製であることを特徴とする。
【0025】
前記誘導灯装置において、
前記終端側パッキンは、シリコン製であることを特徴とする。
【0026】
前記誘導灯装置において、
前記スイッチボタンは、シリコン製であることを特徴とする。
【0027】
前記誘導灯装置において、
前記電池ボックス本体部の前記先端側接続端の前記第1方向に対して垂直な面における直径は、前記電池ボックス本体部の前記終端側接続端の前記第1方向に対して垂直な面における直径よりも、大きいものであり、
前記リング状の前記先端側パッキンの前記第1方向に対して垂直な面における直径は、前記リング状の前記終端側パッキンの前記第1方向に対して垂直な面における直径よりも、大きい
ことを特徴とする。
【0028】
前記誘導灯装置において、
前記電池ボックス本体部は、
前記先端側接続端より前記先端側に位置する先端側挿入部と、
前記終端側接続端より前記終端側に位置する終端側挿入部と、を含み、
前記先端側挿入部が前記スイッチ部Sの前記スイッチ接続端の内側に挿入された状態で、リング状の前記先端側パッキンが前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間に挟まれて固定されており、
前記終端側挿入部が前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端の内側に挿入された状態で、リング状の前記終端側パッキンが前記終端側接続端と前記フタ接続端との間に挟まれて固定されていることを特徴とする。
【0029】
前記誘導灯装置において、
前記スイッチ部に前記先端側挿入部が挿入された状態で螺合されることで、リング状の前記先端側パッキンが前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間に挟まれた状態で、前記スイッチ部と前記電池ボックス本体部とが固定されていることを特徴とする。
【0030】
前記誘導灯装置において、
前記先端側パッキンは、前記電池ボックス本体部および前記スイッチ部から分離可能であることを特徴とする。
【0031】
前記誘導灯装置において、
前記電池ボックスフタ部に前記終端側挿入部が挿入された状態で螺合されることで、リング状の前記終端側パッキンが前記終端側接続端と前記フタ接続端との間に挟まれた状態で前記電池ボックスフタ部と前記電池ボックス本体部とが固定されることを特徴とする。
【0032】
前記誘導灯装置において、
前記終端側パッキンは、前記電池ボックス本体部および前記スイッチ部から分離可能であることを特徴とする。
【0033】
本発明の一態様に係る実施形態に従った誘導灯装置は、
誘導対象を誘導するために使用者により使用され、第1方向に先端側から終端側まで延在する誘導灯装置であって、
前記第1方向に延在するように前記誘導灯装置の先端側に設けられた発光部であって、前記第1方向に延在し且つ光源から出射された光により発光する発光パイプを有する、発光部と、
前記第1方向に延在する筒状の形状を有する電池ボックス本体部であって、前記筒状の形状の外周の側面に前記使用者が手で持つためのグリップ部分が設けられ、前記光源に電力を供給するための電池を収納する収納空間を前記グリップ部分の内側に含む電池ボックス本体部と、
前記発光部の前記終端側と前記電池ボックス本体部の前記先端側との間に接続され、前記光源の発光動作を前記使用者が操作するためのスイッチボタンを有するスイッチ部と、
前記電池ボックス本体部の前記終端側に接続され、前記電池を収納するための前記電池ボックス本体部の前記収納空間の開口部を終端側から蓋をするための電池ボックスフタ部と、
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記終端側において前記外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた終端側接続端と前記電池ボックスフタ部において前記先端側に設けられたフタ接続端との間に設けられ、且つ前記終端側接続端と前記フタ接続端との間を止水するためのリング状の終端側パッキンと、を備え、
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記第2接続端と前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記終端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記終端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックスフタ部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0034】
本発明の一態様に係る誘導灯装置によれば、装飾性や使用者に対する視認性を向上することが可能な誘導灯装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1図1は、本発明の実施例に係る誘導灯装置100の外観の一例を示す模式的に示す斜視図である。
図2図2は、図1に示す誘導灯装置100の発光部Hとスイッチ部Sの外観の一例を示す模式的に示す斜視図である。
図3図3は、図1に示す誘導灯装置100の電池ボックス本体部Bの外観の一例を示す模式的に示す斜視図である。
図4A図4Aは、図3に示す電池ボックス本体部Bの第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。
図4B図4Bは、電池ボックス本体部Bに電池E1、E2を収納した状態における、図4Aに示す電池ボックス本体部Bに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。
図5図5は、図1に示す誘導灯装置100の電池ボックスフタ部Fの外観の一例を示す模式的に示す斜視図である。
図6A図6Aは、図3に示す電池ボックス本体部Bと図5に示す電池ボックスフタ部Fとを嵌め合わせた構成における、電池ボックス本体部Bと電池ボックスフタ部Fに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。
図6B図6Bは、電池ボックス本体部Bに電池E1、E2を収納した状態における、図6Aに示す電池ボックス本体部Bと電池ボックスフタ部Fに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。
図7図7は、スイッチ部S、電池ボックス本体部B、及び電池ボックスフタ部Fを嵌め合わせた構成における、当該電池ボックス本体部B、及び電池ボックスフタ部Fに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。
図8A図8Aは、電池ボックス本体部Bに電池E1、E2を収納した状態における、発光部H、スイッチ部S、及び電池ボックス本体部Bに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。
図8B図8Bは、電池ボックス本体部Bに電池E1、E2を収納した状態における、発光部H、スイッチ部S、電池ボックス本体部B、及び電池ボックスフタ部Fに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下、発明を実施するための実施形態やその変形例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】
なお、以下に示す実施形態は本開示の実施形態の一例であって、本開示はこれらの実施形態やその変形例に限定して解釈されるものではない。
【0038】
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」や「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
【0039】
また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
【0040】
ここで、 図1は、本発明の実施例に係る誘導灯装置100の外観の一例を示す模式的に示す斜視図である。また、図2は、図1に示す誘導灯装置100の発光部Hとスイッチ部Sの外観の一例を示す模式的に示す斜視図である。また、図3は、図1に示す誘導灯装置100の電池ボックス本体部Bの外観の一例を示す模式的に示す斜視図である。また、図4Aは、図3に示す電池ボックス本体部Bの第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。また、図4Bは、電池ボックス本体部Bに電池E1、E2を収納した状態における、図4Aに示す電池ボックス本体部Bに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。また、図5は、図1に示す誘導灯装置100の電池ボックスフタ部Fの外観の一例を示す模式的に示す斜視図である。また、図6Aは、図3に示す電池ボックス本体部Bと図5に示す電池ボックスフタ部Fとを嵌め合わせた構成における、電池ボックス本体部Bと電池ボックスフタ部Fに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。また、図6Bは、電池ボックス本体部Bに電池E1、E2を収納した状態における、図6Aに示す電池ボックス本体部Bと電池ボックスフタ部Fに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。また、図7は、スイッチ部S、電池ボックス本体部B、及び電池ボックスフタ部Fを嵌め合わせた構成における、当該電池ボックス本体部B、及び電池ボックスフタ部Fに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。また、図8Aは、電池ボックス本体部Bに電池E1、E2を収納した状態における、発光部H、スイッチ部S、及び電池ボックス本体部Bに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。また、図8Bは、電池ボックス本体部Bに電池E1、E2を収納した状態における、発光部H、スイッチ部S、電池ボックス本体部B、及び電池ボックスフタ部Fに注目した第2方向Yと第3方向Zに平行な面を通る断面の一例を模式的に示す断面図である。
【0041】
[誘導灯装置]
誘導灯装置100は、例えば、図1に示すように、人員や車両などの誘導対象(図示せず)を誘導するために使用者(図示せず)により使用され、第1方向Zに先端側から終端側まで延在する装置である。
【0042】
そして、この誘導灯装置100は、例えば、図1ないし図8Bに示すように、発光部Hと、電池ボックス本体部Bと、スイッチ部Sと、電池ボックスフタ部Fと、先端側パッキンP1と、終端側パッキンP2と、を備える。
【0043】
なお、図2ないし図8Bにおいては、簡単のため、図1に示される誘導灯装置100の構成の一部が省略されて表示されている場合がある。
【0044】
以下、誘導灯装置100の各構成要素について詳細に説明する。
【0045】
[発光部]
発光部Hは、例えば、図1に示すように、第1方向Zに延在するように誘導灯装置100の先端側に設けられている。この発光部Hは、第1方向Zに延在し且つ光源Lから出射された光により発光する発光パイプHPを有する。
【0046】
[スイッチ部]
スイッチ部Sは、例えば、図1図2図7図8A図8Bに示すように、発光部Hの終端側と電池ボックス本体部Bの先端側との間に接続されている。
【0047】
このスイッチ部Sは、光源L(図8A図8B)の発光動作(光の出射の動作)を使用者が操作するためのスイッチボタンSWを有する。
【0048】
なお、光源Lは、例えば、図8A図8Bに示すように、発光パイプHPの内部に連通するように接続されたスイッチ部Sの内部に設けられている。
【0049】
光源Lは、スイッチ部SのスイッチボタンSWに対する使用者の操作入力に応じて、発光動作して、スイッチ部Sの内部から発光パイプHPの内部に向けて、光を出射するようになっている。
【0050】
この光源Lは、例えば、LED素子である。
【0051】
そして、使用者が誘導灯装置100の電池ボックス本体部Bのグリップ部Gを握った状態で、例えば、使用者の握った手の親指などで当該スイッチ部SのスイッチボタンSWの表面SWXを押圧することで光源Lの発光動作を操作することができるようになっている。
【0052】
[スイッチボタン]
また、スイッチ部Sに備えられたスイッチボタンSWは、例えば、図1図8A図8Bに示すように、電池ボックス本体部Bのグリップ部Gの先端側に近接するように、スイッチ部Sの外周の側面SXに配置されている。
【0053】
このスイッチボタンSWは、例えば、シリコン製である。
【0054】
特に、このスイッチボタンSWは、スイッチボタンSWの少なくとも表面SWXに、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXおよびスイッチ部Sの外周の側面SXの色とは異なる色の塗料が塗布されているようにしてもよい。若しくは、スイッチボタンSWは、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXおよびスイッチ部Sの外周の側面SXの色とは異なる色の顔料を含んでいるようにしてもよい。
【0055】
さらに、代替的に、スイッチボタンSWは、蓄光することで誘導灯装置100の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、スイッチボタンSWの少なくとも外側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されているようにしてもよい。
【0056】
これにより、例えば、夜間の暗い場所において、誘導灯装置100の発光部が点灯していない状態では、スイッチボタンSWが発光することで、当該誘導灯装置100のスイッチ部SのスイッチボタンSWの位置を使用者が視認することができる。すなわち、例えば、夜間の暗い場所において、当該誘導灯装置100の発光部Hの発光動作を制御するために、このスイッチボタンSWを視認した使用者が当該スイッチボタンSWを操作することができる。
【0057】
また、スイッチボタンSWは、スイッチボタンSWの少なくとも表面SWXに、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されているようにしてもよい。若しくは、スイッチボタンSWは、光を反射する反射材料を含んでいるようにしてもよい。
【0058】
[電池ボックス本体部]
電池ボックス本体部Bは、例えば、図1図3図4A図4B図6A図6B図7図8A図8Bに示すように、第1方向Zに延在する筒状の形状を有する。
【0059】
(電池ボックス本体部の第1、第2挿入部とパッキンの軽)
この電池ボックス本体部Bは、例えば、図3図4A、図4B図6Aないし図8Bに示すように、グリップ部Gと、先端側接続端B1と、終端側接続端B2と、先端側挿入部C1と、終端側挿入部C2と、電池Bのプラス端子と光源Lとを接続するための棒状の電池接続端子Qと、を含む。
【0060】
そして、グリップ部分Gは、筒状の形状の外周の側面BXに使用者が手で持つためにこの電池ボックス本体部Bに設けられている。そして、電池ボックス本体部Bは、光源L(図8A図8B)に電力を供給するための電池E1、E2を収納する収納空間BRをグリップ部分Gの内側に含む。
【0061】
また、先端側接続端B1は、電池ボックス本体部Bにおいて、グリップ部Gよりも先端側に位置し、筒状の形状の外周を囲むように側面BXに設けられている。
【0062】
また、終端側接続端B2は、電池ボックス本体部Bにおいて、グリップ部Gよりも終端側に位置し、筒状の形状の外周を囲むように側面BXに設けられている。
【0063】
また、先端側挿入部C1は、電池ボックス本体部Bにおいて、先端側接続端B1より先端側に位置する。
【0064】
また、終端側挿入部C2は、終端側接続端B2より終端側に位置する。
【0065】
例えば、図8Bに示すように、先端側挿入部C1がスイッチ部Sのスイッチ接続端S1の内側に挿入された状態で、リング状の先端側パッキンP1が先端側接続端B1とスイッチ接続端S1との間に挟まれて固定されている。
【0066】
また、例えば、図8Bに示すように、終端側挿入部C2が電池ボックスフタ部Fのフタ接続端F2の内側に挿入された状態で、リング状の終端側パッキンP2が終端側接続端B2とフタ接続端F2との間に挟まれて固定されている。
【0067】
なお、例えば、図3図6A図6Bに示すように、電池ボックス本体部Bの先端側接続端B1の第1方向Zに対して垂直な面(第1の方向Zに対して垂直な第2方向Yと、第1および第2方向Z、Yに対して垂直な第3方向Xに平行な面)における直径は、電池ボックス本体部Bの終端側接続端B2の第1方向Zに対して垂直な面における直径よりも、大きくなるように設定されている。
【0068】
[先端側パッキン]
先端側パッキンP1は、例えば、図1図3図4A図4B図6Aないし図8Bに示すように、電池ボックス本体部Bのグリップ部Gの先端側において外周の側面BXを第1方向Zに対して垂直に囲むように設けられた先端側接続端B1とスイッチ部Sの終端側に設けられたスイッチ接続端S1との間に設けられている。
【0069】
この先端側パッキンP1は、例えば、図3に示すように、先端側接続端B1とスイッチ接続端S1との間を止水するためのリング状の形状を有する。
【0070】
この先端側パッキンP1は、例えば、シリコン製である。
【0071】
この先端側パッキンP1は、例えば、図1に示すように、先端側パッキンP1のリング形状の外周の側面P1Xが電池ボックス本体部Bの先端側接続端B1とスイッチ部Sのスイッチ接続端S1との間で露出して、誘導灯装置100の外部から先端側パッキンP1の外周の側面P1Xが視認できるようになっている。
【0072】
これにより、先端側パッキンP1が破損、紛失したことに使用者が気づきやすく、電池ボックス本体部B若しくはスイッチ部Sの浸水により誘導灯装置100が故障する可能性を低減することができる。
【0073】
そして、先端側パッキンPの色は、スイッチ部Sの外周の側面SXの色、及び、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXの色とは、異なるように設定されている。
【0074】
特に、先端側パッキンP1は、先端側パッキンP1の少なくとも外周の側面P1Xに、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXおよびスイッチ部Sの外周の側面SXの色とは異なる色の塗料が塗布されているようにしてもよい。若しくは、先端側パッキンP1は、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXおよびスイッチ部Sの外周の側面SXの色とは異なる色の顔料を含んでいるようにしてもよい。
【0075】
さらに、この先端側パッキンP1は、蓄光することで誘導灯装置100の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる。若しくは、先端側パッキンP1は、蓄光することで誘導灯装置100の外部に光を放射できるように、先端側パッキンP1の少なくとも外周の側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されているようにしてもよい。
【0076】
この場合には、例えば、夜間の暗い場所において、誘導灯装置100の発光部が点灯していない状態では、蓄光材料を含む先端側パッキンP1が発光することで、当該誘導灯装置100の電池ボックス本体部Bのグリップ部Gの先端側の位置を使用者が視認することができる。
【0077】
また、この先端側パッキンP1は、先端側パッキンP1の少なくとも外周の側面P1Xに、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されているようにしてもよい。若しくは、先端側パッキンP1は、光を反射する反射材料を含んでいるようにしてもよい。
【0078】
[電池ボックスフタ部]
電池ボックスフタ部Fは、例えば、図1図5図6A図6B図7図8A図8Bに示すように、電池ボックス本体部Bの終端側に接続され、電池E1、E2を収納するための電池ボックス本体部Bの収納空間BRの開口部BQを終端側から蓋をするための構成である。この電池ボックスフタ部Fは、電池Bのマイナス端子と光源Lとを接続するためのばね状の電池接続端子Nを含む。
【0079】
[終端側パッキン]
終端側パッキンP2は、例えば、図1図3図4A図4B図6Aないし図8Bに示すように、電池ボックス本体部Bのグリップ部Gの終端側において外周の側面BXを第1方向Zに対して垂直に囲むように設けられた終端側接続端B2と電池ボックスフタ部Fにおいて先端側に設けられたフタ接続端F2との間に設けられている。
【0080】
この終端側パッキンP2は、終端側接続端B2とフタ接続端F2との間を止水するためのリング状の形状を有する。
【0081】
この終端側パッキンP2は、例えば、シリコン製である。
【0082】
この終端側パッキンP2は、例えば、図1に示すように、終端側パッキンP2のリング形状の外周の側面P2Xが電池ボックス本体部Bの第2接続端B2と電池ボックスフタ部Fのフタ接続端F2との間で露出して、誘導灯装置100の外部から終端側パッキンP2の外周の側面P2Xが視認できるようになっている。
【0083】
これにより、終端側パッキンP2が破損、紛失したことに使用者が気づきやすく、電池ボックス本体部B若しくは電池ボックスフタ部Fの浸水により誘導灯装置100が故障する可能性を低減することができる。
【0084】
そして、終端側パッキンP2の色は、スイッチ部Sの外周の側面SXの色、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXの色、及び、電池ボックスフタ部Fの外周の側面FXの色とは、異なるように設定されている。
【0085】
特に、終端側パッキンP2は、終端側パッキンP2の少なくとも外周の側面P2Xに、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXおよびスイッチ部Sの外周の側面SXの色とは異なる色の塗料が塗布されているようにしてもよい。若しくは、終端側パッキンP2は、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXおよびスイッチ部Sの外周の側面SXの色とは異なる色の顔料を含んでいるようにしてもよい。
【0086】
この終端側パッキンP2は、蓄光することで誘導灯装置100の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、終端側パッキンP2の少なくとも外側の側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されているようにしてもよい。
【0087】
この場合には、例えば、夜間の暗い場所において、誘導灯装置100の発光部が点灯していない状態では、蓄光材料を含む終端側パッキンP2が発光することで、当該誘導灯装置100の電池ボックス本体部Bのグリップ部Gの終端側の位置を使用者が視認することができる。
【0088】
また、終端側パッキンP2は、終端側パッキンP2の少なくとも外周の側面P2Xに、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されているようにしてもよい。若しくは、終端側パッキンP2は、光を反射する反射材料を含んでいるようにしてもよい。
【0089】
ここで、既述のように、電池ボックス本体部Bの先端側接続端B1の第1方向Zに対して垂直な面(第1の方向Zに対して垂直な第2方向Yと、第1および第2方向Z、Yに対して垂直な第3方向Xに平行な面)における直径は、電池ボックス本体部Bの終端側接続端B2の第1方向Zに対して垂直な面における直径よりも、大きくなるように設定されている。
【0090】
したがって、例えば、図3に示すように、リング状の先端側パッキンP1の第1方向Zに対して垂直な面における直径は、リング状の終端側パッキンP2の第1方向Zに対して垂直な面における直径よりも、大きくなるように設定されている。
【0091】
また、既述のように、先端側パッキンP1、終端側パッキンP2、およびスイッチボタンSWに蓄光材料が含まれる場合若しくは蓄光材料が含まれた塗料が塗布される場合には、使用される蓄光材料は、同じ蓄光材料であるようにしてもよい。
【0092】
また、先端側パッキンP1、終端側パッキンP2、およびスイッチボタンSWに塗布される色は、例えば、同じ色であるようにしてもよい。若しくは、、先端側パッキンP1、終端側パッキンP2、およびスイッチボタンSWは、同じ色の顔料を含んでいるようにしてもよい。
【0093】
また、先端側パッキンP1、終端側パッキンP2、およびスイッチボタンSWに反射材料が含まれた塗料が塗布される場合には、この塗布される塗料に含まれる反射材料は、同じ反射材料であるようにしてもよい。若しくは、先端側パッキンP1、終端側パッキンP2、およびスイッチボタンSWは、光を反射する同じ反射材料を含んでいるようにしてもよい。
【0094】
[誘導灯装置の機能]
ここで、以上のような構成を有する本実施例の誘導灯装置100の機能の例について説明する。
【0095】
既述のように、誘導灯装置100の先端側パッキンP1は、例えば、図1および図8Bに示すように、先端側パッキンP1のリング形状の外周の側面P1Xが電池ボックス本体部Bの先端側接続端B1とスイッチ部Sのスイッチ接続端S1との間で露出して、誘導灯装置100の外部から先端側パッキンP1の外周の側面P1Xが視認できるようになっており、さらに、終端側パッキンP2のリング形状の外周の側面P2Xが電池ボックス本体部Bの第2接続端B2と電池ボックスフタ部Fのフタ接続端F2との間で露出して、誘導灯装置100の外部から終端側パッキンP2の外周の側面P2Xが視認できるようになっている。
【0096】
そして、特に、先端側パッキンP1および終端側パッキンP2の色は、スイッチ部Sの外周の側面SXの色、電池ボックス本体部Bの外周の側面BXの色、及び、電池ボックスフタ部Fの外周の側面FXの色とは、異なるように設定されている。
【0097】
これにより、装飾性や使用者に対する視認性を向上することが可能な誘導灯装置を提供することができる。このように、誘導灯装置100の装飾性を向上せることで、誘導灯装置100の使用者、使用現場、会社等に合わせて、誘導灯装置100の使い分けが可能となる。
【0098】
また、既述のように、誘導灯装置100は、例えば、図7ないし図8Bに示すように、スイッチ部Sに電池ボックス本体部Bの先端側挿入部C1が挿入されて溝部BM1(図3)がスイッチ部Sの内側の溝部(図示せず)に嵌め合わせた状態で螺合されることで、リング状の先端側パッキンP1が先端側接続端B1とスイッチ接続端S1との間に挟まれた状態で、スイッチ部Sと電池ボックス本体部Bとが固定されている。
【0099】
なお、先端側パッキンP1は、電池ボックス本体部Bおよびスイッチ部Sから分離可能である(例えば、接着等されていない)。
【0100】
これにより、先端側パッキンP1を、電池ボックス本体部Bおよびスイッチ部Sから分離することで、例えば、劣化した先端側パッキンP1を交換するようにしてもよい。
【0101】
また、電池ボックスフタ部Fに終端側挿入部C2が挿入された状態で、電池ボックス本体部Bの溝部BM2(図3)と電池ボックスフタ部Fの溝部FM2を嵌め合わせて螺合することで、リング状の終端側パッキンP2が終端側接続端B2とフタ接続端F2との間に挟まれた状態で電池ボックスフタ部FSと電池ボックス本体部Bとが固定される(図1図8B)。
【0102】
なお、終端側パッキンP2は、電池ボックス本体部Bおよび電池ボックスフタ部Fから分離可能である(例えば、接着等されていない)。
【0103】
これにより、終端側パッキンP2を、電池ボックス本体部Bおよびスイッチ部Sから分離することで、例えば、劣化した終端側パッキンP2を交換するようにしてもよい。
【0104】
そして、既述のように、例えば、夜間の暗い場所において、誘導灯装置100の発光部が点灯していない状態では、蓄光材料を含む先端側パッキンP1および終端側パッキンP2が発光することで、当該誘導灯装置100の電池ボックス本体部Bのグリップ部Gの位置を使用者が視認することができる。
【0105】
このため、当該使用者は、このように点灯していない誘導灯装置100の電池ボックス本体部Bのグリップ部Gの位置を、発光している先端側パッキンP1および終端側パッキンP2の間にあるものとして手で握ることができる。
【0106】
さらに、例えば、夜間の暗い場所において、誘導灯装置100の発光部が点灯していない状態では、スイッチボタンSWが発光することで、当該誘導灯装置100のスイッチ部SのスイッチボタンSWの位置を使用者が視認することができる。すなわち、例えば、夜間の暗い場所において、当該誘導灯装置100の発光部Hの発光動作を制御するために、このスイッチボタンを視認した使用者が当該スイッチボタンSWを操作することができる。
【0107】
すなわち、電池ボックス本体部Bのグリップ部Gの両側に、視認性が高い先端側パッキンP1と終端側パッキンP2とが位置するとともに、電池ボックス本体部Bにスイッチ部Sの視認性が高いスイッチボタンSWが位置することで、暗い場所において、使用者がより確実に誘導灯装置100を発光動作させることができるものである。
【0108】
以上のように、本実施例の誘導灯装置は、誘導対象を誘導するために使用者により使用され、第1方向に先端側から終端側まで延在する誘導灯装置であって、前記第1方向に延在するように前記誘導灯装置の先端側に設けられた発光部であって、前記第1方向に延在し且つ光源から出射された光により発光する発光パイプを有する、発光部と、前記第1方向に延在する筒状の形状を有する電池ボックス本体部であって、前記筒状の形状の外周の側面に前記使用者が手で持つためのグリップ部分が設けられ、前記光源に電力を供給するための電池を収納する収納空間を前記グリップ部分の内側に含む電池ボックス本体部と、前記発光部の前記終端側と前記電池ボックス本体部の前記先端側との間に接続され、前記光源の発光動作を前記使用者が操作するためのスイッチボタンを有するスイッチ部と、前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記先端側において外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた先端側接続端と前記スイッチ部の前記終端側に設けられたスイッチ接続端との間に設けられ、且つ前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間を止水するためのリング状の先端側パッキンと、を備え、前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記先端側接続端と前記スイッチ部の前記スイッチ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記先端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、前記先端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色とは、異なるように設定されている。
【0109】
また、本実施例の誘導灯装置は、誘導対象を誘導するために使用者により使用され、第1方向に先端側から終端側まで延在する誘導灯装置であって、前記第1方向に延在するように前記誘導灯装置の先端側に設けられた発光部であって、前記第1方向に延在し且つ光源から出射された光により発光する発光パイプを有する、発光部と、前記第1方向に延在する筒状の形状を有する電池ボックス本体部であって、前記筒状の形状の外周の側面に前記使用者が手で持つためのグリップ部分が設けられ、前記光源に電力を供給するための電池を収納する収納空間を前記グリップ部分の内側に含む電池ボックス本体部と、前記発光部の前記終端側と前記電池ボックス本体部の前記先端側との間に接続され、前記光源の発光動作を前記使用者が操作するためのスイッチボタンを有するスイッチ部と、前記電池ボックス本体部の前記終端側に接続され、前記電池を収納するための前記電池ボックス本体部の前記収納空間の開口部を終端側から蓋をするための電池ボックスフタ部と、前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記終端側において前記外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた終端側接続端と前記電池ボックスフタ部において前記先端側に設けられたフタ接続端との間に設けられ、且つ前記終端側接続端と前記フタ接続端との間を止水するためのリング状の終端側パッキンと、を備え、前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記第2接続端と前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記終端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、前記終端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックスフタ部の前記外周の側面の色とは、異なるようにしてもよい。
【0110】
これにより、装飾性や使用者に対する視認性を向上することが可能な誘導灯装置を提供することができる。
【0111】
そして、既述のように、誘導灯装置の先端側パッキンおよび終端側パッキンに反射機能を持たせた場合は、視認性の向上による安全性の向上が期待できる。
【0112】
さらに、既述のように、誘導灯装置の先端側パッキンおよび終端側パッキンに蓄光機能を持たせた場合は、夜間の暗い場所で誘導灯(一部または全部)を落としたとしても発見しやすくすることができるものである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を実行することができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0113】
100 誘導灯装置
H 発光部
B 電池ボックス本体部
S スイッチ部
F 電池ボックスフタ部
P1 先端側パッキン
P2 終端側パッキン
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
【手続補正書】
【提出日】2023-05-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
誘導対象を誘導するために使用者により使用され、第1方向に先端側から終端側まで延在する誘導灯装置であって、
前記第1方向に延在するように前記誘導灯装置の先端側に設けられた発光部であって、前記第1方向に延在し且つ光源から出射された光により発光する発光パイプを有する、発光部と、
前記第1方向に延在する筒状の形状を有する電池ボックス本体部であって、前記筒状の形状の外周の側面に前記使用者が手で持つためのグリップ部が設けられ、前記光源に電力を供給するための電池を収納する収納空間を前記グリップ部の内側に含む電池ボックス本体部と、
前記発光部の前記終端側と前記電池ボックス本体部の前記先端側との間に接続され、前記光源の発光動作を前記使用者が操作するためのスイッチボタンを有するスイッチ部と、
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記先端側において外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた先端側接続端と前記スイッチ部の前記終端側に設けられたスイッチ接続端との間に設けられ、且つ前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間を止水するためのリング状の先端側パッキンと、を備え、
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記先端側接続端と前記スイッチ部の前記スイッチ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記先端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記先端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする誘導灯装置。
【請求項2】
前記電池ボックス本体部の前記終端側に接続され、前記電池を収納するための前記電池ボックス本体部の前記収納空間の開口部を終端側から蓋をするための電池ボックスフタ部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の誘導灯装置。
【請求項3】
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記終端側において前記外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた終端側接続端と前記電池ボックスフタ部において前記先端側に設けられたフタ接続端との間に設けられ、且つ前記終端側接続端と前記フタ接続端との間を止水するためのリング状の終端側パッキンをさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載の誘導灯装置。
【請求項4】
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記終端側接続端と前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記終端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記終端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックスフタ部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする請求項3に記載の誘導灯装置。
【請求項5】
前記光源は、前記発光パイプの内部に連通するように接続された前記スイッチ部の内部に設けられており、
前記光源は、前記スイッチ部の前記スイッチボタンに対する前記使用者の操作入力に応じて、発光動作して、前記スイッチ部の内部から前記発光パイプの内部に向けて、光を出射する
ことを特徴とする請求項4に記載の誘導灯装置。
【請求項6】
前記光源は、LED素子であることを特徴とする請求項5に記載の誘導灯装置。
【請求項7】
前記先端側パッキンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする請求項6に記載の誘導灯装置。
【請求項8】
前記終端側パッキンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする請求項7に記載の誘導灯装置。
【請求項9】
前記スイッチボタンは、前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記先端側に近接するように、前記スイッチ部の外周の側面に配置されている
ことを特徴とする請求項8に記載の誘導灯装置。
【請求項10】
前記スイッチボタンは、蓄光することで前記誘導灯装置の外部に光を放射できるように、蓄光材料を含んでいる、若しくは、前記スイッチボタンの少なくとも外側面に蓄光材料を含んだ塗料が塗布されている
ことを特徴とする請求項9に記載の誘導灯装置。
【請求項11】
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに使用される前記蓄光材料は、同じ蓄光材料である
ことを特徴とする請求項10に記載の誘導灯装置。
【請求項12】
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記先端側パッキンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする請求項6に記載の誘導灯装置。
【請求項13】
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記終端側パッキンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする請求項12に記載の誘導灯装置。
【請求項14】
前記スイッチボタンは、前記スイッチボタンの少なくとも表面に、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の塗料が塗布されている、若しくは、前記スイッチボタンは、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面および前記スイッチ部の前記外周の側面の色とは異なる色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする請求項13に記載の誘導灯装置。
【請求項15】
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに塗布される色は、同じ色である、若しくは、前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンは、同じ色の顔料を含んでいる
ことを特徴とする請求項14に記載の誘導灯装置。
【請求項16】
前記先端側パッキンは、前記先端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記先端側パッキンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする請求項6に記載の誘導灯装置。
【請求項17】
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンの少なくとも前記外周の側面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記終端側パッキンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする請求項16に記載の誘導灯装置。
【請求項18】
前記スイッチボタンは、前記スイッチボタンの少なくとも表面に、光を反射する反射材料を含む塗料が、塗布されている、若しくは、前記スイッチボタンは、光を反射する反射材料を含んでいる
ことを特徴とする請求項17に記載の誘導灯装置。
【請求項19】
前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンに塗布される塗料に含まれる反射材料は、同じ反射材料である、若しくは、前記先端側パッキン、前記終端側パッキン、および前記スイッチボタンは、光を反射する同じ反射材料を含んでいる
ことを特徴とする請求項18に記載の誘導灯装置。
【請求項20】
前記先端側パッキンは、シリコン製であることを特徴とする請求項11に記載の誘導灯装置。
【請求項21】
前記終端側パッキンは、シリコン製であることを特徴とする請求項20に記載の誘導灯装置。
【請求項22】
前記スイッチボタンは、シリコン製であることを特徴とする請求項21に記載の誘導灯装置。
【請求項23】
前記電池ボックス本体部の前記先端側接続端の前記第1方向に対して垂直な面における直径は、前記電池ボックス本体部の前記終端側接続端の前記第1方向に対して垂直な面における直径よりも、大きいものであり、
前記リング状の前記先端側パッキンの前記第1方向に対して垂直な面における直径は、前記リング状の前記終端側パッキンの前記第1方向に対して垂直な面における直径よりも、大きい
ことを特徴とする請求項11に記載の誘導灯装置。
【請求項24】
前記電池ボックス本体部は、
前記先端側接続端より前記先端側に位置する先端側挿入部と、
前記終端側接続端より前記終端側に位置する終端側挿入部と、を含み、
前記先端側挿入部が前記スイッチ部の前記スイッチ接続端の内側に挿入された状態で、リング状の前記先端側パッキンが前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間に挟まれて固定されており、
前記終端側挿入部が前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端の内側に挿入された状態で、リング状の前記終端側パッキンが前記終端側接続端と前記フタ接続端との間に挟まれて固定されている
ことを特徴とする請求項23に記載の誘導灯装置。
【請求項25】
前記スイッチ部に前記先端側挿入部が挿入された状態で螺合されることで、リング状の前記先端側パッキンが前記先端側接続端と前記スイッチ接続端との間に挟まれた状態で、前記スイッチ部と前記電池ボックス本体部とが固定されている
ことを特徴とする請求項24に記載の誘導灯装置。
【請求項26】
前記先端側パッキンは、前記電池ボックス本体部および前記スイッチ部から分離可能である
ことを特徴とする請求項25に記載の誘導灯装置。
【請求項27】
前記電池ボックスフタ部に前記終端側挿入部が挿入された状態で螺合されることで、リング状の前記終端側パッキンが前記終端側接続端と前記フタ接続端との間に挟まれた状態で前記電池ボックスフタ部と前記電池ボックス本体部とが固定される
ことを特徴とする請求項26に記載の誘導灯装置。
【請求項28】
前記終端側パッキンは、前記電池ボックス本体部および前記電池ボックスフタ部から分離可能である
ことを特徴とする請求項27に記載の誘導灯装置。
【請求項29】
誘導対象を誘導するために使用者により使用され、第1方向に先端側から終端側まで延在する誘導灯装置であって、
前記第1方向に延在するように前記誘導灯装置の先端側に設けられた発光部であって、前記第1方向に延在し且つ光源から出射された光により発光する発光パイプを有する、発光部と、
前記第1方向に延在する筒状の形状を有する電池ボックス本体部であって、前記筒状の形状の外周の側面に前記使用者が手で持つためのグリップ部が設けられ、前記光源に電力を供給するための電池を収納する収納空間を前記グリップ部の内側に含む電池ボックス本体部と、
前記発光部の前記終端側と前記電池ボックス本体部の前記先端側との間に接続され、前記光源の発光動作を前記使用者が操作するためのスイッチボタンを有するスイッチ部と、
前記電池ボックス本体部の前記終端側に接続され、前記電池を収納するための前記電池ボックス本体部の前記収納空間の開口部を終端側から蓋をするための電池ボックスフタ部と、
前記電池ボックス本体部の前記グリップ部の前記終端側において前記外周の側面を前記第1方向に対して垂直に囲むように設けられた終端側接続端と前記電池ボックスフタ部において前記先端側に設けられたフタ接続端との間に設けられ、且つ前記終端側接続端と前記フタ接続端との間を止水するためのリング状の終端側パッキンと、を備え、
前記終端側パッキンは、前記終端側パッキンのリング形状の外周の側面が前記電池ボックス本体部の前記終端側接続端と前記電池ボックスフタ部の前記フタ接続端との間で露出して、前記誘導灯装置の外部から前記終端側パッキンの前記外周の側面が視認できるようになっており、
前記終端側パッキンの色は、前記スイッチ部の前記外周の側面の色、前記電池ボックス本体部の前記外周の側面の色、及び、前記電池ボックスフタ部の前記外周の側面の色とは、異なる
ことを特徴とする誘導灯装置。