(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151679
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】磁器治療器
(51)【国際特許分類】
A61N 2/08 20060101AFI20241018BHJP
【FI】
A61N2/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065224
(22)【出願日】2023-04-12
(71)【出願人】
【識別番号】523133373
【氏名又は名称】春山 智
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】春山 智
【テーマコード(参考)】
4C106
【Fターム(参考)】
4C106AA01
4C106BB01
4C106DD01
(57)【要約】
【課題】従来、磁気治療器は多数存在しているが、保持部材の形状に特徴を有しており、磁性体そのものに特徴を有してない。。
【解決手段】2組の円筒形磁石を、極性が同じ部位を張り合わせた反発組磁石を3組と、円筒形の前記反発組磁石の底面円の直径の1.5倍乃至3倍の固定三角板を2組と、を備え、前記反発磁石3組が1点毎に接触するように三角状に並べ、前記固定三角板を2組で挟み込み接着させる、ことを特徴ととする磁気治療器よれば、効率的な磁場を身体に与える磁気治療器を提供することが可能となる。
を提供することが可能となる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2組の円筒形磁石を、極性が同じ部位を張り合わせた反発組磁石を三組と、
円筒形の前記反発組磁石の底面円の直径の1.5倍乃至3倍の固定三角板を二組と、
を備え、
前記反発組磁石三組が隣り合う前記反発組磁石とそれぞれ1点毎に接触するように三角状に並べ、前記固定三角板二組で挟み込み接着させる、
ことを特徴とする磁石治療器
【請求項2】
上記反発組磁石を形成する円筒形磁石はネオジム磁石である、
ことを特徴とする請求項1の磁石治療器
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肩こり等を治療する磁気治療器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、磁気治療器は多数存在する。
【0003】
たとえば特許文献1の治療器は、磁石保持部材に特徴を有し、損傷が生じにくい形状となっている。また、特許文献2の治療器は、軟質性紐状体の内部に磁石を精度よく配置し、安定した磁力の効果を発揮させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-026091号公報
【特許文献2】特開2019-141241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1及び特許文献2の発明とも、保持部材の形状に特徴を有しており、磁性体そのものに特徴を有してない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、二組の円筒形磁石を、極性が同じ部位を張り合わせた反発組磁石を三組と、円筒形の前記反発組磁石の底面円の直径の1.5倍乃至3倍の固定三角板を二組と、を備え、前記反発組磁石三組が隣り合う前記反発組磁石とそれぞれ1点毎に接触するように三角状に並べ、前記固定三角板二組で挟み込み接着させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、効率的な磁場を身体に与える磁気治療器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態にかかる円筒形磁石11の磁場を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態にかかる円筒形磁石11と円筒形磁石12を接触させる様子に、磁場を示した図である。
【
図3】本発明の実施形態にかかる円筒形磁石11と円筒形磁石12を接触させた反発組磁石13の磁場を示した図である。
【
図4】本発明の実施形態にかかる反発組磁石13を固定三角板へ載せた様子を示した図である。
【
図5】本発明の実施形態にかかる反発組磁石13を接触させたものを固定三角板2組で挟み込んで完成した磁気治療器1を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
<実施形態>
本発明にかかる実施形態を
図1乃至
図5に示す。
図1は本発明の実施形態にかかる円筒形磁石11の磁場を示す図、
図2は本発明の実施形態にかかる円筒形磁石11と円筒形磁石12を接触させる様子に、磁場を示した図、
図3は本発明の実施形態にかかる円筒形磁石11と円筒形磁石12を接触させた反発組磁石13の磁場を示した図、
図4は本発明の実施形態にかかる反発組磁石13を固定三角板へ載せた様子を示した図、及び
図5は本発明の実施形態にかかる反発組磁石13を固定三角板2組で挟み込んで完成した磁気治療器1を示した図である。
【0011】
図1に示す通り、円筒形磁石11の形状は薄い円筒形であるが、円筒形底辺の円は正円でも楕円でもよい。円筒形磁石11の厚みも特に定めないが、5mmより薄いほうが好ましい。円筒形磁石11は、市販されているネオジム磁石であってもよい。
【0012】
図1に示す通り、円筒形磁石11は、磁性を持ち、視認できないが、N極磁力線111、及びS極磁力線112が発せられる。
【0013】
図2及び
図3に示す通り、円筒形磁石11と同形状及び同性質の円筒形磁石12をステップS1の方向で、反発する同磁性のN極磁力線111とN極磁力線111を張り付け、反発組磁石13とする。不図示だが、発組磁石13は、S極磁力線112とS極磁力線112を張り付けても良い。貼り付けには瞬間接着剤等の強力な接着剤を用いることが好ましい。
【0014】
図4に示す通り、固定三角板14に反発組磁石13三組を、反発組磁石13の1点毎に接触するように三角状に並べ載せ、接着させる。接着には瞬間接着剤等の強力な接着剤を用いることが好ましい。固定三角板14は、安全性を考慮し、図示のように角を丸めることが好ましい。固定三角板14は正三角形であることが好ましいが、特に三角形の形状は定めない。
【0015】
固定三角板14の一辺14Wは、反発組磁石13の底面円の直径の1.5倍乃至3倍とすることが好ましい。固定三角板14の素材は特に定めないが、高分子材料であることが好ましい。ここでの高分子材料は、金属、セラミック、プラスチック(合成樹脂)等などがさらに好ましい。固定三角板14の厚みも特に定めないが、円筒形磁石11と同程度が好ましい。
【0016】
図5に示す通り、固定三角板14と同形状、同素材の固定三角板15二組で挟み込み接着させる。上記ステップにて磁気治療器1が完成する。
【0017】
磁気治療器1は結構の悪い部位等に張り付けると、血行が良い状態となる。
【符号の説明】
【0018】
1 磁気治療器
11 円筒形磁石
12 円筒形磁石
13 反発組磁石
14 固定三角板
15 固定三角板
111 N極磁力線
112 S極磁力線