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特開2024-151710情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151710
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241018BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065287
(22)【出願日】2023-04-13
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】平田 怜
(72)【発明者】
【氏名】高橋 洋平
(72)【発明者】
【氏名】山本 元気
(72)【発明者】
【氏名】和田 健伍
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 武
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC60
5L050CC60
(57)【要約】
【課題】コストの低減を図るとともに、所定のチェックポイントの巡回を適切に実施できたかを確認する。
【解決手段】本開示の情報処理装置1は、カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する識別部2と、撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する生成部3とを備えるものである。生成部3は、撮影画像から識別された物体が予め登録された物体であると判定された場合、予め登録された物体と紐づけられた箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する識別手段と、
前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する生成手段と、
を備える、
情報処理装置。
【請求項2】
前記生成手段は、前記撮影画像から識別された物体が予め登録された物体であると判定された場合、前記予め登録された物体と紐づけられた箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記撮影画像に関する位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記撮影画像に関する位置情報に基づいて、前記所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記カメラによる撮影方向を取得する取得手段と、
取得された撮影方向に基づいて、前記所定の箇所を特定する特定手段と、
をさらに備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記所定の箇所が巡回済みであるか否かを示す情報は、地図情報とともに表示される、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記カメラの位置情報と、当該位置情報を取得した時刻情報とを取得する取得手段と、
前記位置情報と前記時刻情報とに基づいて、前記カメラの移動経路を求める演算手段と、
をさらに含み、
前記移動経路は地図情報とともに表示される、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記予め登録された物体は、音声情報を音声解析することで設定される、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
カメラと、
情報処理装置と、を備え、
前記カメラは、
撮影画像を取得する手段と、
前記撮影画像を情報処理装置へ送信する手段と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記撮影画像に含まれる物体を識別する手段と、
前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する手段と、を有する
情報処理システム。
【請求項9】
コンピュータが、
カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する処理と、
前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する処理と、
を備える、
を実行する、
情報処理方法。
【請求項10】
カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する処理と、
前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
警備会社などは、巡回を委託された所定の警備領域について、警備員が定期的に巡回し、異常がないかを点検する巡回業務を提供している。このような巡回業務において、警備領域に対する警備漏れを防止する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、巡回者端末が巡回によって接続した無線タグを管理し、各無線タグと設置位置の情報により巡回者端末が巡回した区域をマーキングした地図情報を生成することで、巡回漏れを防止する技術が開示されている。また、特許文献1に記載の技術では、巡回者端末に設けられたカメラや方向センサにより取得される情報に基づいて巡回者端末の巡回軌跡を生成して、地図情報に反映させている。
【0004】
また、特許文献2には、巡回エリアを複数の単位点検エリアに分割し、該単位点検エリアごとにエリア識別指標を設置し、警備員に携帯された携帯端末でエリア識別指標を認識して、警備員の巡回業務を支援する技術が開示されている。特許文献2では、所定の時間内に点検エリアごとに決められた点検項目に対する点検終了が入力されない場合には点検の指示を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006-285684号公報
【特許文献2】特開2014-130405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した技術では、巡回業務などの定型化された警備業務において警備の漏れを防止する効果がある。しかし、巡回エリア内のチェックポイント全てに無線タグやエリア識別指標を設置する必要があり、作業負担が大きい。
【0007】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、作業負担の軽減を図るとともに、所定のチェックポイントの巡回を適切に実施できたかを確認することが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、識別手段と、生成手段とを備える。識別手段は、カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する。生成手段は、前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する。
【0009】
本開示の一態様に係る情報処理システムは、カメラと、情報処理装置とを備える。前記カメラは、撮影画像を取得する手段と、前記撮影画像を情報処理装置へ送信する手段とを有する。前記情報処理装置は、前記撮影画像に含まれる物体を識別する手段と、前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する手段とを有する。
【0010】
本開示の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する処理と、前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する処理とを実行する。
【0011】
本開示の一態様に係るプログラムは、カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する処理と、前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する処理とをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本開示により、作業負担の軽減を図るとともに、所定のチェックポイントの巡回を適切に実施できたかを確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】実施形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図2】実施形態1に係る情報処理方法の流れを説明するフローチャートである。
図3】実施形態1に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図4】実施形態2に係る情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。
図5図4の巡回者端末の機能構成を示すブロック図である。
図6図4のサーバの機能構成を示すブロック図である。
図7】巡回者端末に表示される、画面の一例を示す図である。
図8】実施形態2に係る情報処理システムによる情報処理方法の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
【0015】
実施形態1.
図1は、実施形態1に係る情報処理装置1の構成を示すブロック図である。ここでは、一例として、情報処理装置1が警備員による巡回業務に用いられるものとする。警備員は、巡回を委託された所定の警備領域について、定期的に巡回し、異常がないかを点検する巡回業務を行う。以下の説明では、警備領域を巡回エリアとし、警備員を、当該巡回エリアを巡回する巡回者とする。
【0016】
巡回業務に当たっては、委託元との契約に基づき、巡回エリア内において確認を行うべきチェックポイントが設定される。ここで、チェックポイントとは、警備員が、巡回エリア内において確認を要する1つ又は複数の物体を含む箇所を指す。このような物体は、例えば、建物や標識等の特定の位置に固定された地物である。地物とは、特定の位置に固定された非移動体を意味する。地物は人工物であっても自然物であっても良い。人工物には例えば、建物、橋、標識、モニュメント等が含まれ、自然物には例えば、山、河川、樹木等が含まれ得る。なお、物体として移動体を設定するようにしてもよい。例えば路線バスや電車などは、決められた運航スケジュールによってチェックポイントに現れることが想定されるため、そのような移動体をチェックポイントにおける物体としてもよい。
【0017】
また、チェックポイントにおける物体には、巡回エリア内の所定の位置に配置された非移動体も含まれるものとする。巡回業務における巡回エリアには、例えば、窓、金庫、蛇口、灰皿、美術館内に配置された絵画や消火器等が存在し得る。これらのチェックポイントにおける物体は、事前に図示しないデータベースに登録される。このようなデータベースには、例えばチェックポイントを識別する情報と、物体に関する情報とが紐づけられて登録される。また、これに限らず、位置情報、時刻に関する情報、条件などを紐づけるようにしてもよい。なお、チェックポイントを識別する情報とは、固有の識別情報などであり、数字や任意の名称などを割り振ることができる。また、物体に関する情報とは、物体の画像や物体の特徴などである。さらに、条件とは、例えばチェックポイントに紐づけられた物体と一緒に特定の物体を写していることや、特定の位置または時刻においてチェックポイントに紐づけられた物体を撮影していることなどである。
【0018】
なお、実施形態に係る情報処理装置1は、地図を参照しながら目標地点に向かうウォークラリーやスタンプラリー、所定の配送先に荷物を配送する宅配業務に適用することも可能である。例えば、目標地点に存在する建物や標識、配送先の門扉や玄関、指定された置き配場所などが、チェックポイントにおける物体となり得る。
【0019】
図1に示す情報処理装置1は、ネットワークを介して外部の装置と種々の通信を行うことができる。具体的には、情報処理装置1は、巡回者が所持する巡回者端末等にインターネット等の通信回線を介して接続され得る。ただし、通信回線は、インターネットに限定されず、インターネットと他の通信回線との組み合わせであってもよいし、インターネット以外の通信回線であってもよい。通信方式としては、例えば、4G(Generation)、5G、ローカル5G、Wi-Fi(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信又は有線通信が用いられ得る。なお、通信方式は、これらの例に限られるものではない。
【0020】
図1に示すように、情報処理装置1は、識別部2、生成部3を含む。識別部2は、巡回者端末から、当該巡回者端末に搭載されたカメラにより撮影された撮影画像を取得することができる。撮影画像は、巡回者が巡回業務を行っている間に、カメラにより自動的に撮影されてもよい。また、識別部2は、カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する。例えば、識別部2は、取得した撮影画像の画像認識を行って、撮影画像に巡回エリア内にある対象地物が含まれる否かを判定する。識別部2は、一例として、予め登録しておいたチェックポイントにおける物体と撮影画像に含まれる物体とをパターンマッチング等の画像認識処理を行うことで、当該物体が撮影画像内に含まれるか否かを判定することができる。
【0021】
生成部3は、撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する。所定の箇所とは、上述したように、巡回エリア内において確認を要する1つ又は複数の物体を含む箇所である。すなわち、所定の箇所は、チェックポイントであるエリア、地域であり得る。生成部3は、撮影画像から識別された物体が予め登録された物体であると判定された場合、予め登録された物体と紐づけられた箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する。すなわち、生成部3は、撮影画像にチェックポイントにおける物体が含まれていた場合に、当該チェックポイントが巡回済みであることを示す情報を生成する。
実施形態1では、生成部3は、画像認識の対象となる対象地物が撮影画像に含まれていることにより、巡回者による当該チェックポイントの巡回が適切に行われたものとする。これにより、巡回エリア内のチェックポイント全てに無線タグ等の特別な装置を設置することなく、巡回者による巡回が確実に実施されたかを確認することができる。
【0022】
次に、図2を参照して情報処理装置1が行う処理について説明する。図2は、実施形態1に係る情報処理装置1が行う情報処理方法を示すフローチャートである。まず、情報処理装置1は、巡回者端末のカメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する(S11)。例えば、情報処理装置1は、巡回者端末のカメラにより撮影された撮影画像の画像認識を行って、撮影画像に巡回エリア内にある対象地物が含まれる否かを判定する。
次に、情報処理装置1は、撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する(S12)。例えば、情報処理装置1は、撮影画像にチェックポイントにおける対象物が含まれていた場合に、当該チェックポイントが巡回済みであることを示す情報を生成する。
【0023】
このように、画像認識の対象となる対象地物が撮影画像に含まれていることで、巡回者による当該チェックポイントの巡回が適切に行われたものして、チェックポイントの巡回済みであることを示す情報を生成する。これにより、無線タグや二次元バーコード等の識別指標を、巡回エリア内に設ける必要がなく、作業負担の軽減を図ることができる。また、巡回業務中に自動的に撮影された撮影画像を用いることで、巡回者はチェックポイントにある二次元バーコード等の識別指標を探して撮影する必要がない。これにより、巡回者の手間を極力減らすことが可能である。
【0024】
なお、情報処理装置1は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備える。当該記憶装置には、実施形態1に係る情報処理方法の各処理をコンピュータに実行させるプログラムが記憶されている。当該プロセッサは、記憶装置からプログラムをメモリへ読み込ませ、当該プログラムを実行する。これにより、プロセッサは、識別部2、生成部3の各機能を実現する。
【0025】
情報処理装置1の各構成要素は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用又は専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、量子プロセッサ(量子コンピュータ制御チップ)等を用いてもよい。
【0026】
また、情報処理装置1の各構成要素の一部又は全部が複数の装置や回路等により実現される場合には、複数の装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。図3は、実施形態1に係る情報処理システム101の構成を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理システム101は、識別部102、生成部103を有する情報処理装置を備える。なお、情報処理システム101は、撮影画像を取得し、当該撮影画像を情報処理装置に送信する、カメラ(不図示)を備え得る。情報処理システム101の各構成の詳細な動作は、上述したように、情報処理装置1の各構成の動作に対応する。図3の各構成要素を実現する装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、情報処理装置1の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。
【0027】
実施形態2.
図4は、実施形態2に係る情報処理システム100の全体構成を示すブロック図である。図4に示すように、情報処理システム100は、サーバ10、巡回者端末20を含む。サーバ10、巡回者端末20ネットワークNを介して接続される。ここで、ネットワークNは、有線又は無線の通信回線、例えばインターネットである。
【0028】
<巡回者端末20>
巡回者端末20は、巡回者が所持し、無線通信によりサーバ10とデータの送受信を行う情報端末である。巡回者は、巡回者端末20を所持した状態で、巡回エリアの巡回業務を行う。巡回者端末20は、例えば、巡回エリアのマップやチェックポイント、各チェックポイントにおける点検内容を表示し、巡回業務の支援を行う。
【0029】
巡回者端末20は、例えば、タブレット、スマートフォン等であり得る。ただし、携帯可能であって、撮影機能、通信機能及び情報処理機能を有しており、各種のアプリケーションプログラムを記憶して、これを実行することが可能な情報端末であればどのようなものであってもよい。
【0030】
巡回者端末20は、カメラ21、測位情報取得部22、方向情報取得部23、記憶部24、メモリ25、通信部26、処理部27、入出力部28を含む。カメラ21は、処理部27の制御に応じて撮影を行う撮影装置である。カメラ21は、巡回者の操作に応じて撮影することができる。又は、カメラ21は、巡回者が巡回しているときに、巡回エリア内の巡回者の周囲環境を自動的に撮影してもよい。
【0031】
測位情報取得部22は、カメラ21を備える巡回者端末20の位置情報及び、位置情報を取得したときの時刻情報を取得することができる。測位情報取得部22は、例えば、GPSアンテナ、ビーコン等の測位手段を含む。位置情報とは、巡回者端末20の位置の経時変化を表す。測位情報取得部22が取得する位置情報は、例えば、緯度、経度、標高によって表現されてもよく、任意の座標系に基づく座標値として表現されていてもよい。以下、この位置情報及び位置情報を取得した時の時刻情報を、単に「測位情報」ともいう。
【0032】
方向情報取得部23は、撮影を行った時のカメラ21の向き(撮影方向)に関する情報を取得する。方向情報取得部23は、例えば、加速度センサ、地磁気センサ、ジャイロセンサ等を含み、巡回者端末20の姿勢を検知し、それに関連するカメラ21の撮影方向情報を生成することができる。
【0033】
記憶部24は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリを含む記憶装置の一例である。記憶部24は、撮影画像や、取得した測位情報、カメラ21の方向情報を含む各種情報の送信処理を含む処理が実装されたプログラムを記憶する。また、記憶部24は、巡回者が巡回業務を開始する際に、例えば、情報処理システム100を管理する管理センタのサーバコンピュータから巡回業務に必要なデータをダウンロードして記憶することができる。
【0034】
巡回業務に必要なデータには、例えば、巡回エリアの地図情報、チェックポイントに関する情報、チェックポイントについての点検内容の情報が含まれる。上述したように、巡回エリアに存在するチェックポイントにおける物体は、特別に設けられたものではなく、特定の位置に固定的に設けられた地物である。このため、巡回業務の経験が浅い巡回者では、チェックポイントにおける物体がわからない可能性がある。このため、チェックポイントにおける物体の写真を、補助的に、巡回エリア全体のマップ上重ねて表示させてもよい。なお、任意のチェックポイントが巡回済みとなった時点で、巡回者が巡回するルートに沿った次のチェックポイントにおける物体の写真を順次表示するようにしてもよい。なお、これらの情報は、リスト形式でされてもよい。
【0035】
メモリ25は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置であり、処理部27の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部26は、ネットワークNとの通信インタフェースである。なお、通信部26は、近距離無線通信の接続を確立し、通信を行ってもよい。ここで、近距離無線通信は、Bluetooth(登録商標)、BLE(Bluetooth Low Energy)、UWB(Ultra-Wide Band)等の様々な規格を適用可能である。
【0036】
処理部27は、巡回者端末20が有するハードウェアの制御を行うプロセッサである。処理部27は、記憶部24からプログラムをメモリ25へ読み込ませ、実行する。これにより、処理部27は、送信処理部271、表示処理部272の機能を実現する。
【0037】
送信処理部271は、カメラ21により撮影された撮影画像をサーバ10に送信する。また、送信処理部271は、測位情報取得部22により取得されたカメラ21の測位情報、方向情報取得部23により取得されたカメラ21の撮影方向を示す情報をさらにサーバ10に送信することができる。
【0038】
表示処理部272は、プログラムの実行により生成された画面を入出力部28に表示させる。表示処理部272は、例えば、巡回業務に必要なデータを用いて生成されたマップを入出力部28に表示させることができる。また、表示処理部272は、後述するサーバ10から入力される、チェックポイントが巡回済みであるかを示す情報や、カメラ21の移動経路等をマップとともに表示することができる。
【0039】
なお、チェックポイントについての点検する内容が巡回者端末20に表示されてもよい。例えば、チェックポイントが「窓」であれば、「施錠」が点検内容として挙げられる。また、チェックポイントが「照明器具」の場合、点検内容は「消灯」であり得る。
【0040】
入出力部28は、画面等の表示装置、キーボード等の入力装置を含み得る。入出力部28は、表示装置と入力装置とが一体化したタッチパネルであってもよい。入出力部28には、チェックポイントの点検内容が点検済みかを入力するチェック欄が表示されてもよい。巡回者は、入力装置を用いて、点検内容に対する点検済みの入力をすることができる。
【0041】
<サーバ10>
サーバ10は、巡回エリアに対する巡回漏れを防止する機能を実現する情報処理装置である。なお、サーバ10は複数台のサーバで構成されていてもよく、各機能ブロックは複数台のコンピュータで実現されてもよい。図7は、図4のサーバ10の構成を示すブロック図である。サーバ10は、記憶部11、メモリ12、通信部13、処理部14を含む。記憶部11は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置の一例である。記憶部11は、プログラム111及びDB112を記憶する。プログラム111は、上述の巡回漏れ防止機能等の一部が実装されたコンピュータプログラムである。
【0042】
DB112は、巡回エリアの地図情報及びチェックポイント情報を含む各種情報を管理するデータベースである。図7に示す例では、DB112は、地図情報に、チェックポイント情報を紐づけて管理している。
【0043】
メモリ12は、RAM等の揮発性記憶装置であり、処理部14の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部13は、ネットワークNとの通信インタフェースである。処理部14は、サーバ10の各構成を制御するプロセッサである。処理部14は、記憶部11からプログラム111をメモリ12へ読み込ませ、プログラム111を実行する。これにより、処理部14は、取得部141、識別部142、生成部143、通知部144、特定部145、演算部146、送信処理部147の機能を実現する。
【0044】
取得部141は、上述した巡回者端末20から、撮影画像を取得する。また、取得部141は、巡回者端末20から、測位情報及びカメラ21の撮影方向を示す情報を取得する。なお、これらの情報は紐づけられてDB112に登録される。なお、実施形態では、巡回者端末20には測位情報取得部22、方向情報取得部23がそれぞれ設けられているが、カメラ21によって順次撮影された複数枚の撮影画像を解析することにより、当該カメラ21の位置情報や方向情報を取得することも可能である。
【0045】
識別部142は、巡回者端末20から入力された撮影画像に含まれる物体を識別する。例えば、識別部142は、撮影画像の画像認識を行って、撮影画像に巡回エリア内にあるチェックポイントにおける物体が含まれる否かを判定する。識別部142は、例えば、パターンマッチング等の既知の手法によって、撮影画像内で抽出された物体と、DB112に保存されている物体の画像を比較して、比較結果の差分が所定値以下である場合に、撮影画像にチェックポイントにおける物体が含まれると判定することができる。
【0046】
生成部143は、撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する。例えば、生成部143は、撮影画像にチェックポイントが含まれていた場合、当該チェックポイントが巡回済みであることを示す情報を生成する。通知部144は、巡回者端末20に当該チェックポイントが巡回済みである旨や、未巡回のチェックポイントがある旨等を通知することができる。例えば、通知部144は、巡回済みのチェックポイントと未巡回のチェックポイントとが巡回者に識別可能となる画像情報を、巡回者端末20に送信することができる。なお、通知部144は、画像情報とともに又は代えて、音声情報による通知を行ってもよい。これにより、巡回エリア内に未巡回のチェックポイントが含まれる場合に、巡回者に当該未巡回のチェックポイントの巡回を促すことができる。
【0047】
巡回者端末20は、チェックポイントが巡回されたか否かを示す情報を地図情報とともに表示してもよい。図7は、巡回者端末20に表示される画面の一例を示す図である。巡回者端末20の画面には、例えば、チェックポイントが巡回されたか否かを示す情報を地図情報とともに表示したチェックポイント巡回状況マップが表示され得る。この例では、巡回済みのチェックポイントには「済」のマークが表示され、未巡回のチェックポイントには「未」のマークが表示されている。なお、巡回者が未巡回のチェックポイントを認識しやすいように、巡回済みと未巡回のチェックポイントに表示されるマークの色等が異なっていてもよい。また、巡回者端末20の画面には、チェックポイントが巡回済みか未巡回であるかをリスト形式で表示したチェックポイント巡回状況一覧が含まれ得る。
【0048】
なお、巡回エリアの略同一の箇所に、略同一の物体が含まれる場合がある。例えば、廊下の左右の壁面にそれぞれ設置された2つの消火器が、いずれもチェックポイントにおける物体となっている場合を想定する。この場合、測位情報取得部22により取得された測位情報に特段の差異がなく、撮影画像に含まれる消火器が、2つの消火器のうちにいずれであるかを特定することが難しいことが考えられる。そこで、特定部145は、取得部141により取得された撮影方向情報に基づいて、略同一の箇所にある、少なくとも2つの略同一の対象地物のうち、いずれが撮影画像に含まれるものであるかを特定する。これにより、巡回者による巡回漏れを、より正確に把握することが可能となる。
【0049】
また、巡回エリアの異なる地点において、同じ種類の物体がチェックポイントとして設定されていてもよい。例えば、巡回エリア内の第1地点にある消火器を、第1地点のチェックポイントにおける物体として登録し、第1地点と異なる第2地点にある同じ種類の消火器を、第2地点のチェックポイントにおける物体として登録することができる。このように、同じ種類の物体が異なる地点のチェックポイントにおける物体として設定されている場合、識別部142は、取得部141により取得された位置情報に基づいて、撮影画像に含まれる物体が第1地点と第2地点のいずれの物体であるかを特定することができる。
【0050】
演算部146は、取得部141により取得されたカメラ21の位置情報と、当該位置情報を取得した時刻情報とに基づいて、カメラ21の移動経路を求める。演算部146は、例えば、測位情報を取得する毎に、巡回エリアの地図情報に紐づけた情報を生成し、記憶部11に格納することができる。以下、このカメラの測位情報が紐付けられた地図情報を含む、送信処理部147から出力される情報を、単に「出力情報」ともいう。
【0051】
出力情報は、例えば、記憶部11に蓄積された巡回者端末20の測位情報の履歴、すなわち、巡回者端末20の移動経路を、地図情報に含まれる画像に描写することで生成される。出力情報は、測位情報取得部22で測位情報の取得を開始してからの全期間の情報であってもよいし、一部の期間の情報であってもよい。送信処理部147は、チェックポイントが巡回済みであることを示す情報、カメラの測位情報が紐付けられた地図情報を含む、出力情報を巡回者端末20に送信することができる。これにより、巡回者端末20は、チェックポイントの巡回状況と、カメラ21の移動経路とを地図情報とともに表示することができる。
【0052】
図8は、実施形態2に係る情報処理システム100による情報処理方法の流れを示す図である。なお、巡回者が巡回業務を開始する前に、巡回者端末20には、巡回業務を行う巡回エリアについての必要なデータがダウンロードされて記憶される。このデータには、巡回エリアの地図情報、チェックポイントに関する情報、各チェックポイントにおける点検内容が含まれる。
【0053】
巡回者が巡回を開始した後、巡回者端末20は、カメラ21により巡回中の巡回者の周囲環境を撮影する(S101)。また、巡回者端末20は、測位情報取得部22により測位情報を取得し(S102)、方向情報取得部23により方向情報を取得する(S103)。そして、巡回者端末20は、撮影画像、測位情報、方向情報をサーバ10に出力する(S104)。
【0054】
サーバ10は、取得した撮影画像の画像認識処理を行って、撮影画像に所定のチェックポイントにおける物体が含まれるか否かを判定する(S105)。撮影画像にチェックポイントにおける物体が含まれていない場合(S105NO)、新たな撮影画像の入力を待ち受ける。S105の判定でYESの場合、サーバ10は、当該チェックポイントが巡回済みであることを示す情報を生成する(S106)。また、必要であれば、巡回者端末20の測位情報を用いて、カメラ21の移動経路を特定する(S107)。また、巡回エリアの略同一の箇所に、略同一のチェックポイントにおける物体がある場合には、撮影画像に含まれる物体がいずれであるかを、巡回者端末20の方向情報を用いて特定することができる(S108)。なお、巡回エリアの異なる地点において、同じ種類の物体がチェックポイントとして設定されている場合には、位置情報に基づいてどの地点の物体であるかを特定することも可能である。
【0055】
そして、サーバ10は、上記の出力情報を巡回者端末20に送信する(S109)。巡回者端末20は、出力情報に基づき、巡回エリアの地図情報や、チェックポイントの巡回状況を表示する(S110)。これにより、巡回者は、未巡回をチェックポイントがあるかどうかを視覚的に認識することができる。なお、サーバ10は表示装置等を備え、チェックポイントの巡回確認状況等を表示することも可能である。これにより、情報処理システム100の管理者は、巡回者が確実に巡回しなければならないチェックポイントを適切に確認したかについて、認識することができる。なお、サーバ10は、画像情報とともに又は代えて、音声情報による通知を行ってもよい。これにより、巡回エリア内に未巡回のチェックポイントが含まれる場合に、巡回者に当該未巡回のチェックポイントの巡回を促すことができる。
【0056】
このように実施形態によれば、カメラ21により撮影された撮影画像に画像認識の対象となる対象地物が含まれていることで、巡回者による当該チェックポイントの巡回が適切に行われたものして、チェックポイントの巡回済みであることを示す情報を生成することができる。これにより、システム導入にかかるコストを低減することが可能である。また、カメラ21による撮影が自動で行われる場合には、巡回者は、例えば特別に配置される識別指標を撮影する等の別途の対応をすることなく、巡回エリア内を適切に巡回するだけで各チェックポイントにおける物体を含む画像が生成される。これにより、巡回者の撮影に係る手間を削減することができる。
【0057】
なお、チェックポイントは、委託元との契約に基づいて、システム管理者により人手で事前に入力され得る。また、チェックポイントは、例えば音声情報に基づいて、自動的に生成することも可能である。例えば、巡回エリア内のコンビニで強盗事件が発生した場合に、通報者による通報情報を音声解析することで、当該コンビニを特定してチェックポイントとして設定することができる。なお、コンビニの位置を特定する目的で、通報者が所持する携帯端末の位置情報を用いてもよい。
【0058】
また、機械警備の場合、チェックポイントは、例えば盗難が発生した等の所定のイベントが発生した場所に設置された警備装置の位置情報に基づいて生成されてもよい。このように、DB112のチェックポイント情報は、適宜更新することができる。これにより、巡回エリア内の固定化された位置のチェックポイントだけでなく、問題が生じた箇所を新たなチェックポイントとして設定することができ、より警備を強化することが可能となる。また、例えば、雑踏警備の場合、人や車両の混雑の状況に応じて、チェックポイントが設定されてもよい。
【0059】
なお、上述したように、実施形態に係る情報処理装置1は、所定の配送先に荷物を配送する宅配業務にも適用することも可能である。例えば、配送先の門扉や玄関、指定された置き配場所が、チェックポイントとなり得る。配送会社のサーバは、例えば、配達員の携帯端末により撮影された1つの撮影画像に、配送先のチェックポイントと配達した荷物とが写っていた場合に、当該チェックポイントが巡回済み(配達済み)と判定することができる。この場合、配送先のチェックポイントは、荷物の発送元又は配送先のユーザがチェックポイントとなる物体の画像を、サーバに送信することができる。
【0060】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上述の実施形態では、巡回者端末20に設けられたカメラ21や測位情報取得部22、方向情報取得部23により各種情報を取得する例について説明したが、各種情報は巡回者が装着したウェアラブル機器により生成してもよい。
【0061】
例えば、巡回者は、ウェアラブルカメラやモーションセンサを装着することができる。ウェアラブルカメラは、装着した状態で巡回者が顔を向けている方向の画像や音声を取得することができる。また、モーションセンサは、装着している巡回者の動きを検知する。このようなウェアラブル機器は、例えば、近距離無線通信によって巡回者端末20に対して取得した各種データを送信することができる。
【0062】
また、巡回者による巡回業務に限らず、上述の各種情報を取得可能な機器を取り付けたドローン等の無人航空機による巡回業務にも、本開示の技術を適用可能である。すなわち、カメラやモーションセンサは、チェックポイントが配置された領域内を移動する移動体に搭載することができる。
【0063】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する識別手段と、
前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する生成手段と、
を備える、
情報処理装置。
(付記A2)
前記生成手段は、前記撮影画像から識別された物体が予め登録された物体であると判定された場合、前記予め登録された物体と紐づけられた箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する、
付記A1に記載の情報処理装置。
(付記A3)
前記撮影画像に関する位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記撮影画像に関する位置情報に基づいて、前記所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する、
付記A1に記載の情報処理装置。
(付記A4)
前記カメラによる撮影方向を取得する取得手段と、
取得された撮影方向に基づいて、前記所定の箇所を特定する特定手段と、
をさらに備える、
付記A1に記載の情報処理装置。
(付記A5)
前記所定の箇所が巡回済みであるか否かを示す情報は、地図情報とともに表示される、
付記A1に記載の情報処理装置。
(付記A6)
前記カメラの位置情報と、当該位置情報を取得した時刻情報とを取得する取得手段と、
前記位置情報と前記時刻情報とに基づいて、前記カメラの移動経路を求める演算手段と、
をさらに含み、
前記移動経路は地図情報とともに表示される、
付記A3に記載の情報処理装置。
(付記A7)
前記対象地物は、音声情報を音声解析することで設定される、
付記A1に記載の情報処理装置。
(付記B1)
カメラと、
情報処理装置と、を備え、
前記カメラは、
撮影画像を取得する手段と、
前記撮影画像を情報処理装置へ送信する手段と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記撮影画像に含まれる物体を識別する手段と、
前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する手段と、を有する
情報処理システム。
(付記C1)
コンピュータが、
カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する処理と、
前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する処理と、
を備える、
を実行する、
情報処理方法。
(付記D1)
カメラにより撮影された撮影画像に含まれる物体を識別する処理と、
前記撮影画像から識別された物体に基づいて、所定の箇所が巡回済みであることを示す情報を生成する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0064】
1 情報処理装置
2 識別部
3 生成部
10 サーバ
11 記憶部
111 プログラム
112 DB
12 メモリ
13 通信部
14 処理部
141 取得部
142 識別部
143 生成部
144 通知部
145 特定部
146 演算部
147 送信処理部
20 巡回者端末
21 カメラ
22 測位情報取得部
23 方向情報取得部
24 記憶部
25 メモリ
26 通信部
27 処理部
271 送信処理部
272 表示処理部
28 入出力部
100 情報処理システム
101 情報処理システム
102 識別部
103 生成部
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8