(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151774
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】空気浄化装置および空気浄化システム
(51)【国際特許分類】
A61L 9/20 20060101AFI20241018BHJP
F24F 8/22 20210101ALI20241018BHJP
F24F 13/02 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
A61L9/20
F24F8/22
F24F13/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065465
(22)【出願日】2023-04-13
(71)【出願人】
【識別番号】000226242
【氏名又は名称】日機装株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】鳥井 信宏
(72)【発明者】
【氏名】河崎 涼太
(72)【発明者】
【氏名】糀屋 睦
【テーマコード(参考)】
3L080
4C180
【Fターム(参考)】
3L080AD01
4C180AA02
4C180AA07
4C180DD03
4C180HH19
4C180JJ10
4C180LL04
4C180LL11
(57)【要約】
【課題】設置スペースを有効利用できる空気浄化装置を提供する。
【解決手段】空気浄化装置10は、五角以上である多角形形状を有する上板20および下板22と、上板20と下板22の間に設けられる複数の側板24a~24fとを備え、多角柱形状を有する筐体12と、複数の側板24a~24fのうちの第1側板24aに設けられる第1通気口14と、第1側板24aの内面に設けられ、筐体12の内部空間に紫外光を照射する第1光源ユニットと、複数の側板24a~24fのうちの第1側板24aに隣接する第2側板24bに設けられ、光源ユニットを駆動する制御ユニット38と、を備える。第1側板24aと第2側板24bの間の角度θが鈍角である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
五角以上である多角形形状を有する上板および下板と、前記上板と前記下板の間に設けられる複数の側板とを備え、多角柱形状を有する筐体と、
前記複数の側板のうちの第1側板に設けられる第1通気口と、
前記第1側板の内側に設けられ、前記筐体の内部空間に紫外光を照射する第1光源ユニットと、
前記複数の側板のうちの前記第1側板に隣接する第2側板に設けられ、前記光源ユニットを駆動する制御ユニットと、を備え、
前記第1側板と前記第2側板の間の角度が鈍角である、空気浄化装置。
【請求項2】
前記第2側板に設けられ、前記筐体の外部から前記第1光源ユニットを着脱するための開閉可能な第1保守開口をさらに備える、請求項1に記載の空気浄化装置。
【請求項3】
前記制御ユニットは、前記第1保守開口よりも前記第1側板から離れた位置に設けられる、請求項2に記載の空気浄化装置。
【請求項4】
前記第2側板の外側に設けられ、前記制御ユニットを収容するための凹部をさらに備える、請求項2に記載の空気浄化装置。
【請求項5】
前記複数の側板のうちの前記第1側板に隣接しない第3側板に設けられる第2通気口と、
前記第3側板の内側に設けられ、前記筐体の内部空間に紫外光を照射する第2光源ユニットと、をさらに備える、請求項1に記載の空気浄化装置。
【請求項6】
前記複数の側板のうちの前記第2側板に隣接する第3側板に設けられ、前記筐体の内部空間に紫外光を照射する第2光源ユニットと、
前記第2側板に設けられ、前記筐体の外部から前記第2光源ユニットを着脱するための開閉可能な第2保守開口と、をさらに備え、
前記第2側板と前記第3側板の間の角度が鈍角である、請求項2に記載の空気浄化装置。
【請求項7】
前記制御ユニットは、前記第1保守開口と前記第2保守開口の間に設けられる、請求項6に記載の空気浄化装置。
【請求項8】
前記上板または前記下板に設けられる第3通気口をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の空気浄化装置。
【請求項9】
請求項1から7のいずれか一項に記載の空気浄化装置を複数備え、
複数の前記空気浄化装置は、複数の前記空気浄化装置のそれぞれの前記第2側板が共通の保守スペースに隣接するように、前記保守スペースの周囲に並んで配置される、空気浄化システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気浄化装置および空気浄化システムに関する。
【背景技術】
【0002】
空気に紫外光を照射して空気を浄化する空気浄化装置が知られている。例えば、直方体形状の筐体内に、紫外線照射部を備える浄化部が収容される空間と、吸引部が収容される空間と、制御機器や電源などが収容される空間とを個別に設けた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の先行技術では、筐体内を用途別に複数の空間に仕切っているため、紫外光が照射される空間の容積が限定されてしまう。
【0005】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的のひとつは、設置スペースを有効利用できる空気浄化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様の空気浄化装置は、五角以上である多角形形状を有する上板および下板と、上板と下板の間に設けられる複数の側板とを備え、多角柱形状を有する筐体と、複数の側板のうちの第1側板に設けられる第1通気口と、第1側板の内面に設けられ、筐体の内部空間に紫外光を照射する第1光源ユニットと、複数の側板のうちの第1側板に隣接する第2側板に設けられ、光源ユニットを駆動する制御ユニットと、を備える。第1側板と第2側板の間の角度が鈍角である。
【0007】
本発明の別の態様は、空気浄化システムである。このシステムは、ある態様の空気浄化装置を複数備える。複数の空気浄化装置は、複数の空気浄化装置のそれぞれの第2側板が共通の保守スペースに露出するように、保守スペースの周囲に並んで配置される。
【0008】
本発明によれば、設置スペースを有効利用できる空気浄化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】第1実施形態に係る空気浄化装置の外観を概略的に示す斜視図である。
【
図2】第1実施形態に係る空気浄化装置の内部構成を概略的に示す図である。
【
図3】光源ユニットの構成を概略的に示す平面図である。
【
図4】光源ユニットの構成を概略的に示す図である。
【
図5】光源ユニットの着脱方法を概略的に示す図である。
【
図6】第2実施形態に係る空気浄化装置の内部構成を概略的に示す図である。
【
図7】第2光源ユニットの構成を概略的に示す図である。
【
図8】第3実施形態に係る空気浄化装置の内部構成を概略的に示す図である。
【
図9】第4実施形態に係る空気浄化装置の外観を概略的に示す斜視図である。
【
図10】第5実施形態に係る空気浄化システムの内部構成を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。説明の理解を助けるため、各図面における各構成要素の寸法比は、必ずしも実際の寸法比と一致しない。
【0011】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る空気浄化装置10の外観を概略的に示す斜視図である。空気浄化装置10は、筐体12と、第1通気口14と、第2通気口16と、制御ユニット38とを備える。空気浄化装置10は、筐体12の内部空間を流れる空気に紫外光を照射することにより、空気を浄化するように構成される。
【0012】
筐体12は、五角以上の多角柱形状を有する。筐体12は、五角以上である多角形形状を有する上板20および下板22を備える。筐体12は、上板20と下板22の間に設けられる複数の側板24a,24b,24c,24d,24e,24fを備える。
図1に示す例において、筐体12は六角柱形状を有し、上板20および下板22は六角形であり、複数の側板24a~24fは6枚である。複数の側板24a~24fは、第1側板24aと、第2側板24bと、第3側板24cと、第4側板24dと、第5側板24eと、第6側板24fとを含む。隣接する二つの側板の間の角度θは鈍角であり、90度よりも大きい。上板20および下板22の形状は、正多角形であってもよいし、正多角形でなくてもよい。
【0013】
図面において、第1側板24aに直交する方向をz方向とし、上板20または下板22に直交する方向z方向をy方向とし、y方向およびz方向に直交する方向をx方向としている。これらの方向は、説明のために便宜的に設定されるものであり、空気浄化装置10の設置や使用時の方向を何ら限定するものではない。
【0014】
筐体12は、例えば、亜鉛鉄板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、ステンレス鋼板といった金属材料で構成される。上板20、下板22および複数の側板24a~24fは、これらの金属材料で構成される。
【0015】
第1通気口14は、第1側板24aに設けられる。第1通気口14は、筐体12の内部空間に向けて矢印F1で示されるように空気を供給するための給気口である。第2通気口16は、第1側板24aとは異なる第4側板24dに設けられる。第4側板24dは、第1側板24aと対向する位置に設けられる。第2通気口16は、筐体12の内部空間から矢印F2で示されるように空気を排出するための排気口である。第2通気口16は、第4側板24dの代わりに、第3側板24cに設けられてもよいし、第5側板24eに設けられてもよい。第2通気口16は、第1側板24aに隣接する第2側板24bおよび第6側板24fとは異なる側板24c~24eのいずれかに設けられる。
【0016】
筐体12は、保守開口26をさらに備える。保守開口26は、第2側板24bに設けられる。保守開口26は、筐体12の外部から内部をメンテナンスするために設けられる。保守開口26は、カバー28によって開閉可能に構成される。空気浄化装置10の使用時において、保守開口26はカバー28によって塞がれている。空気浄化装置10のメンテナンス時において、カバー28を取り外すことにより、保守開口26を通じて筐体12の内部空間にアクセスできる。
【0017】
筐体12は、制御ユニット38を収容するための凹部30をさらに備える。凹部30は、第2側板24bに設けられ、保守開口26よりも第1側板24aから離れた位置に設けられる。凹部30は、筐体12の外部から内部に向けて凹となるように構成される。凹部30は、第2側板24bの外側に設けられる。凹部30には、制御ユニット38が収容される。
図1に示される例では、制御ユニット38が外部に露出しているが、凹部30にカバーが設けられてもよい。凹部30に設けられるカバーは、保守開口26に設けられるカバー28と兼用であってもよいし、別部材であってもよい。
【0018】
制御ユニット38は、筐体12の内部空間に設けられる光源ユニットを駆動する。制御ユニット38は、例えば光源ユニットに含まれる発光素子に定電流を供給するための電源を備える。
【0019】
図2は、第1実施形態に係る空気浄化装置10の内部構成を概略的に示す図であり、筐体12をxz平面で切断した構成を示す。筐体12は、フレーム32をさらに備える。フレーム32は、多角柱の各辺に沿って延びるフレーム部材を接合した骨組である。上板20、下板22および複数の側板24a~24fは、フレーム32に着脱可能に取り付けられる。
【0020】
空気浄化装置10は、光源ユニット40をさらに備える。光源ユニット40は、第1側板24aの内側に設けられる。光源ユニット40は、筐体12の内部空間18に向けて紫外光UVを照射する。光源ユニット40は、第1通気口14から流入する空気の流れに沿ってz方向に紫外光UVを照射するように配置される。
【0021】
光源ユニット40は、基板42と、発光素子44と、ヒートシンク46とを備える。発光素子44は、基板42の第1面42aに設けられる。ヒートシンク46は、基板42の第1面42aとは反対側の第2面42bに設けられる。ヒートシンク46は、基板42を挟んで発光素子44とは反対側に設けられる。
【0022】
発光素子44は、紫外光を出力するよう構成されるLED(Light Emitting Diode)である。発光素子44は、例えば、200nm以上320nm以下の波長を有する紫外光を出力し、例えば240nm以上280nm以下の波長を有するよう構成される。光源ユニット40は、複数の発光素子44を備える。複数の発光素子44は、x方向に並べられる。
【0023】
ヒートシンク46は、アルミニウムや銅などの金属材料で構成される。ヒートシンク46は、例えば、基板42の第2面42bと直交する方向に延びるフィンを有する。ヒートシンク46は、x方向に延在する。
【0024】
図3は、光源ユニット40の構成を概略的に示す平面図であり、基板42の第1面42aの構成を示す。複数の発光素子44は、二次元アレイ状に配置され、x方向に並ぶとともに、y方向にも並ぶ。基板42は、複数のスリット開口48を備える。スリット開口48は、x方向に延びる。スリット開口48は、第1通気口14から流入する空気の通り道である。複数の発光素子44と複数のスリット開口48は、y方向に交互に配置される。
【0025】
図4は、光源ユニット40の構成を概略的に示す図であり、筐体12をyz平面で切断した構成を示す。
図4は、光源ユニット40を筐体12に固定するための固定器具34を示す。光源ユニット40は、固定器具34によって第1側板24aの内側に着脱可能に固定される。固定器具34は、光源ユニット40の上辺と下辺を支持するためのガイドレールなどで構成される。固定器具34は、例えば、第1側板24aの内面に取り付けられる。固定器具34は、上板20または下板22の内面に取り付けられてもよく、フレーム32に取り付けられてもよい。
【0026】
図4は、スリット開口48を通過する空気の流れF1を模式的に示す。第1通気口14から流入する空気は、光源ユニット40に向けて進み、光源ユニット40の裏側に設けられるヒートシンク46に当たる。したがって、光源ユニット40は、第1通気口14から流入する空気によって冷却される。第1通気口14から流入する空気は、その後、光源ユニット40のスリット開口48を通過し、筐体12の内部空間18をz方向に進行する。
【0027】
光源ユニット40は、筐体12の内部空間18を流れる空気に対し、空気の流れ方向に紫外光UVを照射する。空気の流れ方向に沿って紫外光UVを照射することにより、空気に対する紫外光UVの作用距離を長くすることができ、空気を効率的に浄化できる。また、筐体12の内部空間の流路断面積は、第1通気口14の流路断面積よりも大きいため、筐体12の内部空間18において空気の流速が低下する。空気の流速を低下させることにより、空気に対する紫外光UVの作用時間を長くすることができ、空気を効率的に浄化できる。
【0028】
図5は、光源ユニット40の着脱方法を概略的に示す図である。空気浄化装置10のメンテナンス時において、
図2に示されるカバー28が保守開口26から取り外される。その後、保守開口26を通じて、光源ユニット40を固定器具34のガイドレールに沿って矢印Aで示されるように引き出すことができる。取り出した光源ユニット40に対し、筐体12の外部において清掃、修理、交換などのメンテナンスを実行できる。メンテナンス後の光源ユニット40は、保守開口26を通じて筐体12の内部空間18に再度設置できる。その後、保守開口26にカバー28が取り付けられる。
【0029】
本実施形態によれば、筐体12が五角以上の多角柱形状を有するため、筐体12の内部空間18の流路断面積が徐々に大きくなるテーパー形状にできる。これにより、内部空間18における空気の流れを低下させ、空気に対する紫外光の作用量を増やすことができ、空気を効率的に浄化することができる。
【0030】
本実施形態によれば、光源ユニット40が設けられる第1側板24aと、制御ユニット38が設けられる第2側板24bとの間の角度θが鈍角であるため、
図2に示されるように、紫外光UVの照射範囲からずれた位置に制御ユニット38を配置できる。言い換えれば、紫外光UVが照射されにくい箇所に制御ユニット38を配置できる。これにより、空気に対する紫外光UVの作用量が低い空間を利用して制御ユニット38を収容することができ、空気浄化装置10の設置スペースを有効利用できる。
【0031】
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る空気浄化装置10Aの内部構成を概略的に示す図である。第2実施形態では、第1通気口14の内側に配置される第1光源ユニット40Aに加えて、第2通気口16の内側に配置される第2光源ユニット40Bがさらに設けられる点で、上述の第1実施形態と相違する。以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明し、共通点については適宜説明を省略する。
【0032】
空気浄化装置10Aは、筐体12Aと、第1通気口14と、第2通気口16と、第1制御ユニット38Aと、第2制御ユニット38Bと、第1光源ユニット40Aと、第2光源ユニット40Bとを備える。筐体12Aは、第1保守開口26Aと、第2保守開口26Bと、第1凹部30Aと、第2凹部30Bとを備える。
【0033】
第1光源ユニット40Aは、第1通気口14が設けられる第1側板24aの内側に配置される。第1光源ユニット40Aは、第1通気口14から第2通気口16に向けて第1紫外光UV1を照射する。第2光源ユニット40Bは、第2通気口16が設けられる第4側板24dの内側に配置される。第2光源ユニット40Bは、第2通気口16から第1通気口14に向けて第2紫外光UV2を照射する。第1光源ユニット40Aおよび第2光源ユニット40Bは、第1実施形態に係る光源ユニット40と同様に構成されることができる。なお、第2光源ユニット40Bのヒートシンク46Bは、
図7で後述するように、基板42に平行にフィンが延びるように構成される点で、第1実施形態に係るヒートシンク46とは異なってもよい。
【0034】
第1保守開口26Aおよび第1凹部30Aは、第1側板24aに隣接する第2側板24bに設けられる。第1保守開口26Aは、第1光源ユニット40Aのメンテナンスに利用できる。第1保守開口26Aには第1カバー28Aが設けられる。第2保守開口26Bおよび第2凹部30Bは、第4側板24dに隣接する第3側板24cに設けられる。第3側板24cは、第2側板24bにも隣接する。第2保守開口26Bは、第2光源ユニット40Bのメンテナンスに利用できる。第2保守開口26Bには第2カバー28Bが設けられる。
【0035】
第1制御ユニット38Aは、第1凹部30Aに収容される。第1制御ユニット38Aは、第1光源ユニット40Aを駆動する。第2制御ユニット38Bは、第2凹部30Bに収容される。第2制御ユニット38Bは、第2光源ユニット40Bを駆動する。第1制御ユニット38Aおよび第2制御ユニット38Bは、第1実施形態に係る制御ユニット38と同様に構成されることができる。
【0036】
図7は、第2光源ユニット40Bの構成を概略的に示す図であり、
図4の断面視に対応する。第2光源ユニット40Bは、第2固定器具34Bによって第4側板24dの内側に着脱可能に固定される。第2固定器具34Bは、第1実施形態に係る固定器具34と同様、第2光源ユニット40Bの上辺と下辺を支持するためのガイドレールなどで構成される。第2固定器具34Bは、例えば、第4側板24dの内面に取り付けられる。第2固定器具34Bは、上板20または下板22の内面に取り付けられてもよく、フレーム32に取り付けられてもよい。
【0037】
第2光源ユニット40Bは、基板42と、複数の発光素子44と、複数の第2ヒートシンク46Bとを備える。第2ヒートシンク46Bは、スリット開口48にて露出するように基板42に沿って延びるフィン47を有する。スリット開口48にて露出するフィン47を設けることにより、第2通気口16に向けて排出される空気の流れF2を利用して第2光源ユニット40Bを効率的に冷却できる。
【0038】
第2実施形態によれば、第1通気口14および第2通気口16に第1光源ユニット40Aおよび第2光源ユニット40Bを設けることにより、第1実施形態に比べて浄化能力を向上できる。第2実施形態によれば、第1保守開口26Aが設けられる第2側板24bと、第2保守開口26Bが設けられる第3側板24cとが隣接するため、保守スペースを一箇所にまとめることができる。これにより、空気浄化装置10Aの設置スペースを有効利用できる。
【0039】
第2実施形態に係る空気浄化装置10Aは、第1実施形態に係る空気浄化装置10と部品を共用することができる。例えば、フレーム32に取り付けられる第3側板24cを交換し、第2制御ユニット38Bおよび第2光源ユニット40Bを追加すればよい。
【0040】
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態に係る空気浄化装置10Bの内部構成を概略的に示す図である。第3実施形態では、第2通気口16Bが第3側板24cに設けられる点で、上述の第2実施形態と相違する。以下、第3実施形態について、上述の実施形態との相違点を中心に説明し、共通点については適宜説明を省略する。
【0041】
空気浄化装置10Bは、筐体12Bと、第1通気口14と、第2通気口16Bと、制御ユニット38Cと、第1光源ユニット40Aと、第2光源ユニット40Bとを備える。筐体12Aは、第1保守開口26Cと、第2保守開口26Dと、凹部30Cとを備える。
【0042】
第1光源ユニット40Aは、第1通気口14が設けられる第1側板24aの内側に配置される。第1光源ユニット40Aは、筐体12Bの内部空間18に向けて第1紫外光UV1を照射する。第2光源ユニット40Bは、第2通気口16Bが設けられる第3側板24cの内側に配置される。第2光源ユニット40Bは、筐体12Bの内部空間18に向けて第2紫外光UV2を照射する。第1光源ユニット40Aおよび第2光源ユニット40Bは、第2実施形態と同様に構成されることができる。
【0043】
第1保守開口26C、第2保守開口26Dおよび凹部30Cは、第2側板24bに設けられる。第2側板24bは、第1側板24aおよび第3側板24cに隣接する。第1保守開口26Cは、第1側板24aに隣接する位置に設けられ、第1光源ユニット40Aのメンテナンスに利用される。第1保守開口26Cには、第1カバー28Cが設けられる。第2保守開口26Dは、第3側板24cに隣接する位置に設けられ、第2光源ユニット40Bのメンテナンスに利用される。第2保守開口26Dには、第2カバー28Dが設けられる。
【0044】
凹部30Cは、第1保守開口26Cと第2保守開口26Dの間に設けられる。制御ユニット38Cは、凹部30Cに収容される。制御ユニット38Cは、第1光源ユニット40Aおよび第2光源ユニット40Bの双方を駆動するための共通の制御ユニットである。なお、制御ユニット38Cの代わりに、第1光源ユニット40Aを駆動する第1制御ユニットと第2光源ユニット40Bを駆動する第2制御ユニットを凹部30Cに収容してもよい。
【0045】
第3実施形態によれば、第1光源ユニット40Aおよび第2光源ユニット40Bをメンテナンスするための第1保守開口26Cおよび第2保守開口26Dを一箇所にまとめることができる。したがって、第2側板24bに隣接する箇所のみに保守スペースを用意すればよい。これにより、空気浄化装置10Bの設置スペースを有効利用できる。
【0046】
第3実施形態に係る空気浄化装置10Bは、第1実施形態または第2実施形態に係る空気浄化装置10,10Aと部品を共用することができる。
【0047】
(第4実施形態)
図9は、第4実施形態に係る空気浄化装置10Cの外観を概略的に示す斜視図である。第4実施形態では、第4側板24dではなく、上板20に第2通気口16Cが設けられる点で第1実施形態と相違する。第2通気口16Cは、上板20ではなく、下板22に設けられてもよい。第4実施形態においても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0048】
上述の実施形態の変形例において、空気浄化装置10,10A,10Bまたは10Cは、第1通気口14および第2通気口16,16Cとは別の第3通気口をさらに備えてもよい。第3通気口は、複数の側板24a~24fのいずれかに設けられてもよいし、上板20または下板22に設けられてもよい。第3通気口をさらに設けることにより、空気浄化装置10,10A,10Bまたは10Cを分岐ダクトとして用いることができる。空気浄化装置10,10A,10Bまたは10Cは、第3通気口とは別の通気口をさらに備えてもよく、合計で4以上の通気口を備えてもよい。
【0049】
(第5実施形態)
図10は、第5実施形態に係る空気浄化システム100の内部構成を概略的に示す図である。空気浄化システム100は、複数の空気浄化装置110a~110fを備える。空気浄化システム100は、複数の空気浄化装置110a~110fを接続することにより、単一の空気浄化装置に比べて空気浄化能力を向上させている。
図10に示す例では、6個の空気浄化装置110a~110fを接続している。以下、第5実施形態について、上述の実施形態との相違点を中心に説明し、共通点については適宜説明を省略する。
【0050】
空気浄化システム100は、第1空気浄化装置110aと、第2空気浄化装置110bと、第3空気浄化装置110cと、第4空気浄化装置110dと、第5空気浄化装置110eと、第6空気浄化装置110fとを備える。空気浄化システム100は、
図10の中央に示される保守スペース102を取り囲むように配置される。
【0051】
第1空気浄化装置110aは、第1筐体112aと、第1通気口114と、第2通気口115aと、第1保守開口126aと、第1凹部130aと、第1制御ユニット138aと、第1光源ユニット140aとを備える。第1保守開口126aおよび第1凹部130aは、保守スペース102に隣接する側壁に設けられる。第1制御ユニット138aは、第1凹部130aに収容される。第1光源ユニット140aは、第1保守開口126aが設けられる側壁に隣接する側壁の内側に設けられる。第1光源ユニット140aは、例えば、第6空気浄化装置110fと隣接する側壁に設けられる。第1光源ユニット140aは、第1保守開口126aを通じて着脱可能となるように構成される。第1光源ユニット140aは、第1筐体112aの内部空間118aに向けて第1紫外光UV1を照射する。第1通気口114は、空気浄化システム100に流入する空気が供給される給気口である。第1通気口114は、保守スペース102に隣接する側壁とは異なる側壁に設けられ、例えば、保守スペース102に隣接する側壁とは反対側の側壁に設けられる。第2通気口115aは、第2空気浄化装置110bとの接続口であり、保守スペース102に隣接する側壁とは異なる側壁に設けられる。第2通気口115aは、例えば、保守スペース102に隣接する側壁に隣接する側壁に設けられる。
【0052】
第2空気浄化装置110bは、第2筐体112bと、第2通気口115aと、第3通気口115bと、第2保守開口126bと、第2凹部130bと、第2制御ユニット138bと、第2光源ユニット140bとを備える。第2保守開口126bおよび第2凹部130bは、保守スペース102に隣接する側壁に設けられる。第2制御ユニット138bは、第2凹部130bに収容される。第2光源ユニット140bは、第2保守開口126bが設けられる側壁に隣接する側壁の内側に設けられる。第2光源ユニット140bは、第2通気口115aが設けられる側壁の内側に設けられる。第2光源ユニット140bは、第2保守開口126bを通じて着脱可能となるように構成される。第2光源ユニット140bは、第2筐体112bの内部空間118bに向けて第2紫外光UV2を照射する。第3通気口115bは、第3空気浄化装置110cとの接続口であり、保守スペース102に隣接する側壁とは異なる側壁に設けられる。第3通気口115bは、例えば、保守スペース102に隣接する側壁に隣接する側壁に設けられる。
【0053】
第3空気浄化装置110cは、第3筐体112cと、第3通気口115bと、第4通気口115cと、第3保守開口126cと、第3凹部130cと、第3制御ユニット138cと、第3光源ユニット140cとを備える。第3保守開口126cおよび第3凹部130cは、保守スペース102に隣接する側壁に設けられる。第3制御ユニット138cは、第3凹部130cに収容される。第3光源ユニット140cは、第3保守開口126cが設けられる側壁に隣接する側壁の内側に設けられる。第3光源ユニット140cは、第3通気口115bが設けられる側壁の内側に設けられる。第3光源ユニット140cは、第3保守開口126cを通じて着脱可能となるように構成される。第3光源ユニット140cは、第3筐体112cの内部空間118cに向けて第3紫外光UV3を照射する。第4通気口115cは、第4空気浄化装置110dとの接続口であり、保守スペース102に隣接する側壁とは異なる側壁に設けられる。第4通気口115cは、例えば、保守スペース102に隣接する側壁に隣接する側壁に設けられる。
【0054】
第4空気浄化装置110dは、第4筐体112dと、第4通気口115cと、第5通気口115dと、第4保守開口126dと、第4凹部130dと、第4制御ユニット138dと、第4光源ユニット140dとを備える。第4保守開口126dおよび第4凹部130dは、保守スペース102に隣接する側壁に設けられる。第4制御ユニット138dは、第4凹部130dに収容される。第4光源ユニット140dは、第4保守開口126dが設けられる側壁に隣接する側壁の内側に設けられる。第4光源ユニット140dは、第4通気口115cが設けられる側壁の内側に設けられる。第4光源ユニット140dは、第4保守開口126dを通じて着脱可能となるように構成される。第4光源ユニット140dは、第4筐体112dの内部空間118dに向けて第4紫外光UV4を照射する。第5通気口115dは、第5空気浄化装置110eとの接続口であり、保守スペース102に隣接する側壁とは異なる側壁に設けられる。第5通気口115dは、例えば、保守スペース102に隣接する側壁に隣接する側壁に設けられる。
【0055】
第5空気浄化装置110eは、第5筐体112eと、第5通気口115dと、第6通気口115eと、第5保守開口126eと、第5凹部130eと、第5制御ユニット138eと、第5光源ユニット140eとを備える。第5保守開口126eおよび第5凹部130eは、保守スペース102に隣接する側壁に設けられる。第5制御ユニット138eは、第5凹部130eに収容される。第5光源ユニット140eは、第5保守開口126eが設けられる側壁に隣接する側壁の内側に設けられる。第5光源ユニット140eは、第5通気口115dが設けられる側壁の内側に設けられる。第5光源ユニット140eは、第5保守開口126eを通じて着脱可能となるように構成される。第5光源ユニット140eは、第5筐体112eの内部空間118eに向けて第5紫外光UV5を照射する。第6通気口115eは、第6空気浄化装置110fとの接続口であり、保守スペース102に隣接する側壁とは異なる側壁に設けられる。第6通気口115eは、例えば、保守スペース102に隣接する側壁に隣接する側壁に設けられる。
【0056】
第6空気浄化装置110fは、第6筐体112fと、第6通気口115eと、第7通気口116と、第6保守開口126fと、第6凹部130fと、第6制御ユニット138fと、第6光源ユニット140fとを備える。第6保守開口126fおよび第6凹部130fは、保守スペース102に隣接する側壁に設けられる。第6制御ユニット138fは、第6凹部130fに収容される。第6光源ユニット140fは、第6保守開口126fが設けられる側壁に隣接する側壁の内側に設けられる。第6光源ユニット140fは、第6通気口115eが設けられる側壁の内側に設けられる。第6光源ユニット140fは、第6保守開口126fを通じて着脱可能となるように構成される。第6光源ユニット140fは、第6筐体112fの内部空間118fに向けて第6紫外光UV6を照射する。第7通気口116は、空気浄化システム100にて浄化された空気が排出される排気口である。第7通気口116は、保守スペース102に隣接する側壁とは異なる側壁に設けられ、例えば、保守スペース102に隣接する側壁とは反対側の側壁に設けられる。
【0057】
空気浄化システム100の処理対象となる空気の流れFは、
図10において矢印Fで示される。第1通気口114から流入する空気は、複数の空気浄化装置110a~110fの内部空間118a~118fを順に通過した後、第7通気口116から流出する。空気浄化装置110の内部を流れる空気は、複数の空気浄化装置110a~110fの内部空間118a~118fにおいて紫外光UV1~UV6が照射されることによって浄化される。複数の空気浄化装置110a~110fを接続して用いることにより、空気に対する紫外光の照射量を増やすことができ、浄化能力を向上できる。
【0058】
本実施形態によれば、複数の空気浄化装置110a~110fのそれぞれの保守開口126a~126fが共通の保守スペース102に隣接して配置される。また、複数の空気浄化装置110a~110fのそれぞれの凹部130a~130fも共通の保守スペース102に隣接して配置される。そのため、複数の空気浄化装置110a~110fのそれぞれに別個の保守スペースを用意する必要がないため、空気浄化システム100の設置スペースを有効利用できる。
【0059】
図10に示す例では、6個の空気浄化装置110a~100fを組み合わせる場合について示したが、空気浄化システム100が備える空気浄化装置の個数は6個に限られず、2個以上5個以下の任意の個数であってもよい。この場合、複数の空気浄化装置のそれぞれの保守開口が設けられる側壁が共通の保守スペースに隣接するように配置することにより、空気浄化システム100の設置スペースを有効利用できる。
【0060】
空気浄化システム100が備える複数の空気浄化装置の110a~110fの少なくとも一つは、上述の実施形態に係る空気浄化装置10,10A,10B,10Cのいずれかと同様に構成されてもよい。例えば、空気浄化システム100が備える複数の空気浄化装置の少なくとも一つは、上板20または下板22に設けられる通気口を備えてもよい。
【0061】
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
【0062】
以下、本発明のいくつかの態様について説明する。
【0063】
本発明の第1の態様は、五角以上である多角形形状を有する上板および下板と、前記上板と前記下板の間に設けられる複数の側板とを備え、多角柱形状を有する筐体と、前記複数の側板のうちの第1側板に設けられる第1通気口と、前記第1側板の内側に設けられ、前記筐体の内部空間に紫外光を照射する第1光源ユニットと、前記複数の側板のうちの前記第1側板に隣接する第2側板に設けられ、前記光源ユニットを駆動する制御ユニットと、を備え、前記第1側板と前記第2側板の間の角度が鈍角である空気浄化装置である。第1の態様によれば、筐体の内部空間の流路断面積が徐々に大きくなるテーパー形状にすることができるため、内部空間における空気の流れを低下させて空気に対する紫外光の作用量を増やすことができる。また、光源ユニットが設けられる第1側板と、制御ユニットが設けられる第2側板との間の角度が鈍角であるため、光源ユニットからの紫外光が照射される範囲からずれた位置に制御ユニットを配置できる。その結果、紫外光の作用量が低い空間に制御ユニットを収容することができ、空気浄化装置の設置スペースを有効利用できる。
【0064】
本発明の第2の態様は、前記第2側板に設けられ、前記筐体の外部から前記第1光源ユニットを着脱するための開閉可能な第1保守開口をさらに備える、第1の態様に記載の空気浄化装置である。第2の態様によれば、第1保守開口を設けることにより、光源ユニットのメンテナンス性を向上できる。
【0065】
本発明の第3の態様は、前記制御ユニットは、前記第1保守開口よりも前記第1側板から離れた位置に設けられる、第2の態様に記載の空気浄化装置である。第3の態様によれば、制御ユニットが第1光源ユニットから離れて配置されるため、紫外光の作用量が低い空間に制御ユニットを収容することができ、空気浄化装置の設置スペースを有効利用できる。
【0066】
本発明の第4の態様は、前記第2側板の外側に設けられ、前記制御ユニットを収容するための凹部をさらに備える、第2または第3の態様に記載の空気浄化装置である。第5の態様によれば、第2側板の外側に制御ユニットが収容されるため、第1光源ユニットおよび制御ユニットを1箇所でまとめてメンテナンスすることができ、空気浄化装置のメンテナンス性を向上できる。
【0067】
本発明の第5の態様は、前記複数の側板のうちの前記第1側板に隣接しない第3側板に設けられる第2通気口と、前記第3側板の内側に設けられ、前記筐体の内部空間に紫外光を照射する第2光源ユニットと、をさらに備える、第1から第4のいずれか一つの態様に記載の空気浄化装置である。第5の態様によれば、第1光源ユニットが設けられる第1側板に隣接しない第3側板に第2通気口および第2光源ユニットを設けることにより、筐体の内部空間を流れる空気に対する紫外光の作用量を増やすことができ、浄化能力を向上できる。
【0068】
本発明の第6の態様は、前記複数の側板のうちの前記第2側板に隣接する第3側板に設けられ、前記筐体の内部空間に紫外光を照射する第2光源ユニットと、前記第2側板に設けられ、前記筐体の外部から前記第2光源ユニットを着脱するための開閉可能な第2保守開口と、をさらに備え、前記第2側板と前記第3側板の間の角度が鈍角である、第2から第4のいずれか一つの態様に記載の空気浄化装置である。第6の態様によれば、第2光源ユニットをさらに設けることにより、筐体の内部空間を流れる空気に対する紫外光の作用量を増やすことができ、浄化能力を向上できる。また、第2側板に第1保守開口および第2保守開口が設けられるため、第1光源ユニットおよび第2光源ユニットを1箇所でまとめてメンテナンスすることができ、空気浄化装置のメンテナンス性を向上できる。
【0069】
本発明の第7の態様は、前記制御ユニットは、前記第1保守開口と前記第2保守開口の間に設けられる、第7の態様に記載の空気浄化装置である。第7の態様によれば、第1保守開口と第2保守開口の間に制御ユニットが設けられるため、第1光源ユニット、第2光源ユニットおよび制御ユニットを1箇所でまとめてメンテナンスすることができ、空気浄化装置のメンテナンス性を向上できる。
【0070】
本発明の第8の態様は、前記上板または前記下板に設けられる第3通気口をさらに備える、第1から第7のいずれか一つの態様に記載の空気浄化装置である。第8の態様によれば、上板または下板に通気口を設けることにより、上方または下方に分岐するダクトにおいて空気を浄化することができる。
【0071】
本発明の第9の態様は、第1から第8のいずれか一つの態様に記載の空気浄化装置を複数備え、複数の前記空気浄化装置は、複数の前記空気浄化装置のそれぞれの前記第2側板が共通の保守スペースに隣接するように、前記保守スペースの周囲に並んで配置される、空気浄化システムである。第9の態様によれば、複数の空気浄化装置を接続して用いることにより、空気の浄化能力を向上できる。また、共通の保守スペースに隣接するように複数の空気浄化装置を配置することにより、1箇所で複数の空気浄化装置をメンテナンスすることができ、空気浄化システムのメンテナンス性を向上できる。
【符号の説明】
【0072】
10,10A,10B,10C…空気浄化装置、12,12A,12B,12C…筐体、14…第1通気口、16,16B,16C…第2通気口、18…内部空間、20…上板、22…下板、24a…第1側板、24b…第2側板、24c…第3側板、24d…第4側板、24e…第5側板、24f…第6側板、26…保守開口、26A,26C…第1保守開口、26B,26D…第2保守開口、30,30C…凹部、38…制御ユニット、40…光源ユニット、40A…第1光源ユニット、40B…第2光源ユニット、100…空気浄化システム。