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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151791
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】伸縮コンベア
(51)【国際特許分類】
   B65G 21/14 20060101AFI20241018BHJP
【FI】
B65G21/14 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065504
(22)【出願日】2023-04-13
(71)【出願人】
【識別番号】500409127
【氏名又は名称】株式会社大道産業
(74)【代理人】
【識別番号】100086184
【弁理士】
【氏名又は名称】安原 正義
(74)【代理人】
【識別番号】100096389
【弁理士】
【氏名又は名称】金本 哲男
(74)【代理人】
【識別番号】100167634
【弁理士】
【氏名又は名称】扇田 尚紀
(72)【発明者】
【氏名】坂田 浩一
【テーマコード(参考)】
3F025
【Fターム(参考)】
3F025AA04
3F025AC05
(57)【要約】
【課題】長さの調整可能なコンベアあるいは、折り畳めるコンベアを提供する。
【解決手段】
対向させて設置する主プーリ11と、
主プーリ11間に取付け、長手方向に伸縮することにより、主プーリ11間の距離を伸縮する支柱41と、
主プーリ11間に掛け渡すコンベアベルト21と、
主プーリ11間の主プーリ11間を結んだ位置より下部に設け、主プーリ11間に掛け渡されるコンベアベルト21の途中で掛け渡し、両方の主プーリ11方向にそれぞれ移動可能とするとともに、両方の主プーリ11方向にそれぞれ移動することで、コンベアベルト21の主プーリ11間の距離を伸縮する調整用アイドラ51と、
ベルトコンベア21に掛け渡し、ベルトコンベア21を駆動する駆動プーリ52と、を有する伸縮コンベアA。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向させて設置する主プーリと、
主プーリ間に取付け、長手方向に伸縮することにより、主プーリ間の距離を伸縮する支柱と、
主プーリ間に掛け渡すコンベアベルトと、
主プーリ間の主プーリ間を結んだ位置より下部に設け、主プーリ間に掛け渡されるコンベアベルトの途中で掛け渡し、両方の主プーリ方向にそれぞれ移動可能とするとともに、両方の主プーリ方向にそれぞれ移動することで、コンベアベルトの主プーリ間の距離を伸縮する調整用アイドラと、
ベルトコンベアに掛け渡し、ベルトコンベアを駆動する駆動プーリと、
を有することを特徴とする伸縮コンベア。
【請求項2】
張設したコンベアベルト側部の一方側に沿って設置する前列脚と、
コンベアベルトを挟んで前列脚と他方側のコンベアベルト側部に沿って設置する後列脚とからなる、コンベアベルト側部に沿って設けた二列の脚とを有し、
前列脚、後列脚上にそれぞれ載置する前列脚用主プーリ間の距離を伸縮する前記支柱、後列脚用主プーリ間の距離を伸縮する前記支柱を有し、
前列脚用主プーリ間の距離を伸縮する前記支柱および後列脚用主プーリ間の距離を伸縮する前記支柱のそれぞれの端部間にわたり主プーリを取り付け、
前列脚は、下端部を軸に上端側を、後列側に移動可能であることを特徴とする請求項1記載の伸縮コンベア。
【請求項3】
脚の上端には、凹状の載置部を設け、各脚の載置部にコンベアを載置することを特徴とする請求項2記載の伸縮コンベア。
【請求項4】
前列脚上部に設けたコンベアベルト載置部にコンベアベルトを載置させた状態から、コンベアベルト載置部から支柱を持ち上げ、載置されたコンベアベルトを浮かせて、前列脚を外側に開かせ、ベルトコンベア上部を前列脚の内側へ転倒し、ベルトコンベア上部を後列脚に平行にし、前列脚を内側に倒し、前列脚と後列脚との間に、ベルトコンベアを倒して収納することを特徴とする請求項3記載の伸縮コンベア。
【請求項5】
コンベアベルトの転倒時、ダンパーユニットの作用により、コンベアベルトをゆっくり下降し、伸縮コンベアを転倒させることを特徴とする請求項4記載の伸縮コンベア。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伸縮コンベアに係る。詳細には、長さの調整可能なコンベアあるいは、折り畳めるコンベアに係る。
【背景技術】
【0002】
実開昭57―46516号公報「伸縮コンベア」(特許文献1)は、「両者間の距離調整が可能な一対の主プーリと、これら主プーリ間に掛け渡した無端ベルトと、前記主プーリ間の距離調整により弛緩した前記無端ベルトを前記主プーリに対し相対移動することにより張設するベルト張設用副プーリとを備えた伸縮ベルト。」に係る。
更に、「この考案は伸縮コンベアに関するもので、搬送長さの調整を可能にすることを目的としている。」
【0003】
「この伸縮コンベアは、図面に示すように、脚1により支持した一対のコ字形固定架台2間に、大径の主プーリ3を固定架台2に対し直交状態に取付け、一端を脚4により支持した一対の可動架台5の他端を、それぞれ固定架台2の上部横片に沿わせるとともに、それらの長手方向に摺動させた任意の位置でねじ6により固定可能とし、さらに、これら可動架台5の一端間に小径の主プーリ7を可動架台5に対し直交状態に取付ける。一方、固定架台2の下部横片先端間には副プーリ8を主プーリ8に平行に取付け、さらに、固定架台2の両横片間に支柱9を立設して、この支柱9にねじ棒10を固定架台2の横片長手方向に平行になるように螺接し、このねじ棒10の先端間で副プーリ11を主プーリ8に平行に位置させて枢支する。そして、無端ベルト12を、両主プーリ8、7と副プーリ8、11間に掛け渡す。」
【0004】
「搬送長さを短くするときは、まずねじ6をゆるめ、可動架台5を固定架台2の方向に移動させて両主プーリ7、8間の距離を所望距離まで縮めたのち、ねじ6を締め付けて両主プーリ7、8間の距離が変動しないようにし、ついで、ねじ棒10を軸の回りに回転させて副プーリ11を図面右方向に移動させることにより、主プーリ7、8間の距離縮小により弛緩した無端ベルト12を移動した副プーリ11で張設する。一方搬送長さを長くするときは、上記と逆の順序で行うことができる。」
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭57―46516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、長さの調整可能なコンベアはなかった。そのため、1台のコンベヤで、スペースの広狭にあわせて使用できなかった。また、折り畳めるコンベアはなかった。転倒させることができるコンベアは、なかった。
この発明は、これら知見に基づくものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、
対向させて設置する主プーリと、
主プーリ間に取付け、長手方向に伸縮することにより、主プーリ間の距離を伸縮する支柱と、
主プーリ間に掛け渡すコンベアベルトと、
主プーリ間の主プーリ間を結んだ位置より下部に設け、主プーリ間に掛け渡されるコンベアベルトの途中で掛け渡し、両方の主プーリ方向にそれぞれ移動可能とするとともに、両方の主プーリ方向にそれぞれ移動することで、コンベアベルトの主プーリ間の距離を伸縮する調整用アイドラと、
ベルトコンベアに掛け渡し、ベルトコンベアを駆動する駆動プーリと、
を有することを特徴とする伸縮コンベア、
からなる。
【0008】
この発明は、さらに、
張設したコンベアベルト側部の一方側に沿って設置する前列脚と、
コンベアベルトを挟んで前列脚と他方側のコンベアベルト側部に沿って設置する後列脚とからなる、コンベアベルト側部に沿って設けた二列の脚とを有し、
前列脚、後列脚上にそれぞれ載置する前列脚用主プーリ間の距離を伸縮する前記支柱、後列脚用主プーリ間の距離を伸縮する前記支柱を有し、
前列脚用主プーリ間の距離を伸縮する前記支柱および後列脚用主プーリ間の距離を伸縮する前記支柱のそれぞれの端部間にわたり主プーリを取り付け、
前列脚は、下端部を軸に上端側を、後列側に移動可能であることを特徴とする伸縮コンベア、
からなる。
【0009】
この発明は、さらに、
脚の上端には、凹状の載置部を設け、各脚の載置部にコンベアを載置することを特徴とする伸縮コンベア、
からなる。
【0010】
この発明は、さらに、
前列脚上部に設けたコンベアベルト載置部にコンベアベルトを載置させた状態から、コンベアベルト載置部から支柱を持ち上げ、載置されたコンベアベルトを浮かせて、前列脚を外側に開かせ、ベルトコンベア上部を前列脚の内側へ転倒し、ベルトコンベア上部を後列脚に平行にし、前列脚を内側に倒し、前列脚と後列脚との間に、ベルトコンベアを倒して収納することを特徴とする伸縮コンベア、
からなる。
【0011】
この発明は、さらに、
コンベアベルトの転倒時、ダンパーユニットの作用により、コンベアベルトをゆっくり下降し、伸縮コンベアを転倒させることを特徴とする伸縮コンベア、
からなる。
【発明の効果】
【0012】
長さの調整可能なコンベアあるいは、折り畳めるコンベアを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの正面図である。
図2】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの平面図である。
図3】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの側面図である。
図4】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの斜視図である。
図5】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの斜視図である。
図6】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの一部拡大図である。
図7】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの支柱の拡大図である。
図8】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの支柱の拡大図である。
図9】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの支柱の拡大図である。
図10】この発明の実施例に係る伸縮コンベアのプーリ関係の概念図である。
図11】この発明の実施例に係る伸縮コンベアのプーリ関係の概念図である。
図12】この発明の実施例に係る伸縮コンベアのプーリ関係の概念図である。
図13】この発明の実施例に係る伸縮コンベアのベルトコンベア下部の拡大斜視図である。
図14】この発明の実施例に係る伸縮コンベアに係る支柱の断面図である。
図15】この発明の実施例に係る伸縮コンベアに係る支柱の断面図である。
図16】この発明の実施例に係る伸縮コンベアに係る支柱の断面図である。
図17】この発明の実施例に係る伸縮コンベアに係る支柱の断面図である。
図18】この発明の実施例に係る伸縮コンベアのダンパーユニットの拡大断面図である。
図19】この発明の実施例に係る伸縮コンベアのダンパーユニットの拡大断面図である。
図20】この発明の実施例に係る伸縮コンベアのダンパーユニットの拡大断面図であり、図19のBB断面図である。
図21】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの操作状態の斜視図である。コンベア使用時の状態である。
図22】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの操作状態の斜視図である。コンベアを少し浮かせる状態である。
図23】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの操作状態の斜視図である。前列脚を少し外側に開かせる状態である。
図24】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの操作状態の斜視図である。コンベア上部を転倒する途中の状態である。
図25】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの操作状態の斜視図である。コンベア上部を転倒する状態である。
図26】この発明の実施例に係る伸縮コンベアの操作状態の斜視図である。前列脚を内側に倒す状態である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
Aは、伸縮コンベアである。
11は、主プーリである。主プーリ11は、対向させて設置する。主プーリ11は、伸縮コンベアAの上部に設置する。
21は、コンベアベルトである。コンベアベルト21は、無端ベルトからなり、主プーリ11間に掛け渡す。
【0015】
31は、ベースである。ベース31は、コンベアベルト21の長手方向に直角に設ける横ベース311と、コンベアベルト21の長手方向に平行な縦ベース312とからなる。ベース31は、図示するように、横ベース311と縦ベース312を直角に組み合わせて結合することで平面を形成する。
【0016】
32は、脚である。脚32は、コンベアベルト21側部の一方側に沿って設置する前列脚321と、コンベアベルト21側部を挟んで前列脚321と他方側のコンベアベルト21側部に沿って設置する後列脚322とからなる。脚32は、コンベアベルト21側部に沿って設けた二列の脚である、前列脚321と、後列脚322とを有する。
前列脚321および後列脚322ともに、下端部をベース31に取り付ける。
コンベアベルト21は、前列脚321、後列脚322の上部にかけ渡す。
【0017】
脚32は、上パイプ323と、下パイプ324を有し、両者をスカート325で嵌合して、ナット326で固定する。下パイプ324からは、全ねじ327が突設し、上パイプ323に貫通させて、ナット326で固定する。
脚32は、図14乃至図17に図示するように、上下に伸縮する。図16に図示するのが、最短に縮小した状態の脚32である。図17に図示するのが、最長に伸ばした状態の脚32である。
【0018】
33は、コンベアベルト載置部である。コンベアベルト載置部33は、脚32の上端に、上方開口した凹状に設ける。各脚32のコンベアベルト載置部33にコンベアベルト21を載置する。
34は、キャスタである。キャスタ34は、各脚32の下部に取り付ける。
【0019】
41は、支柱である。支柱41は、主プーリ11間に取付ける。支柱41は、図7乃至図9図15乃至図17に図示するように、長手方向に伸縮することにより、コンベアベルト21の主プーリ11間の距離を伸縮する。
支柱41は、図7乃至図9に図示するように、内パイプ412、外パイプ411とからなる。内パイプ412を外パイプ中411に挿入し、挿入量を調整することで支柱41全体を伸縮する。固定ボルト42で締め付けてパイプを固定する。
【0020】
支柱41は、前列脚321、後列脚322上にそれぞれ載置する前列脚321用支柱41、後列脚322用支柱41を有する。前列脚321用支柱41、後列脚322用支柱41は、主プーリ11間の距離を伸縮する。
主プーリ11は、前列脚321用支柱41、後列脚322用支柱41の支柱41端部にそれぞれ回転可能に取付ける。
【0021】
前列脚321、後列脚322上に、前列脚321用支柱41、後列脚322用支柱41をそれぞれ載置する。
前列脚321は、下端部を軸に上端側を、後列側に移動可能である。
【0022】
51は、調整用アイドラである。調整用アイドラ51は、図10乃至図12他に図示するように、主プーリ11間の主プーリ11間を結んだ位置より下部に設け、主プーリ11間に掛け渡されるコンベアベルト21の途中で掛けまわす。調整用アイドラ51は、両方の主プーリ11方向にそれぞれ移動可能とするとともに、両方の主プーリ11方向にそれぞれ移動することで、コンベアベルト21の主プーリ11間の距離を伸縮する。
調整用アイドラ51は、コンベアベルト21に接して、支柱41の伸縮に伴い生ずるコンベアベルト21の弛緩、緊張に応じて、図10乃至図12に図示するように、コンベアベルト21を一方の主プーリ11に近接させることで、主プーリ11間の距離調整が可能である。
両サイドに設ける調整用アイドラ51に架台脚(脚)はない。そのため、架台脚(脚)を移動させることなくコンベアベルト21幅を変更できる。
両サイドの調整用アイドラ51は、左右個別に長さ調節ができる。
【0023】
図10に図示するのは、調整用アイドラ51が最も駆動プーリ52に近接した位置におかれ、コンベアベルト21長さが最も長い状態をあらわす。
図11に図示するのは、調整用アイドラ51がやや駆動プーリ52に近接した位置におかれ、コンベアベルト21長さが中くらい長い状態をあらわす。
図12に図示するのは、調整用アイドラ51が最も駆動プーリ52から離れた位置におかれ、コンベアベルト21長さが最も短い状態をあらわす。
調整用アイドラ51は、コンベアベルト調整手段(調整用アイドラ(輪))となる。
【0024】
52は、駆動プーリである。駆動プーリ52は、ベルトコンベア21に掛け回され、コンベアベルト21に接してベルトコンベア21を駆動する。駆動プーリ52の回転を伝えてベルトコンベア21を移動させる。
駆動手段である駆動プーリ52は、調整用アイドラ51と異なり移動しない。
支柱41による、図7乃至図9図15乃至図17に図示する長手方向への伸縮することにより、主プーリ11間の距離調整を行う。その距離調整より弛緩したベルトコンベア21を、駆動プーリ52により、主プーリ11に対し相対移動することにより張設する。
【0025】
図13に図示する、53は、クランプベースである。クランプベース53は、支柱41に取付ける。クランプベース53には、支柱41へ固定するクランプベース固定ボルト54が設けられる。クランプベース固定ボルト54を緩めると、クランプベース53は、支柱41に沿って移動が可能となる。
支柱41を伸縮した時、調整用アイドラ51は、図13等に図示するクランプベース53を移動して、調整する。
35は、調整用アイドラクランプである。調整用アイドラクランプ35は、支柱41に取付ける。調整用アイドラクランプ35にはクランプが取り付けられ、クランプを外すと、支柱にそって前後に移動可能である。
【0026】
56は、駆動プーリーステイである。駆動プーリーステイ56は、駆動プーリーステイ固定ボルト57によって、支柱41に取付ける。
58は、調整用アイドラステイである。調整用アイドラステイ58は、調整用アイドラ51の端部に設けられ支柱41に取り付ける。調整用アイドラステイ58に設けるクランプをはずすと、前後に移動可能である。
図13の駆動プーリーステイ固定ボルト57を緩めると、駆動プーリーステイ56を手動で、支柱にそって前後に動かすことができる。
【0027】
61は、ダンパーユニットである。62は、オイルダンパーである。
63は回転軸、64はリンク、65はケース、66はVリング、67はオイルである。
回転軸63が回転して、リンク64が作用し、オイルダンパー62は、下降する時は抵抗があり、上げる時は抵抗がない。そのため、コンベアベルト21の転倒時、ダンパーユニット61の作用により、ゆっくりコンベアベルト21を下降することができる。
ダンパーユニット61は、ベルトコンベア21の脚32の後列側の後列脚322に2カ所取り付ける。
【0028】
71は、モータ、72は減速機である。モータ71の駆動を、減速機72で減速して、駆動プーリ52を駆動する。
【0029】
図21乃至図26に基づき、伸縮コンベアAの転倒動作について説明する。
図21は、ベルトコンベア21使用時の状態をあらわす。
図22は、図21の状態から更に、前列脚321上部のコンベアベルト載置部33から、支柱41を持ち上げ載置されたコンベアベルト21を少し浮かせた状態をあらわす。
図23は、前列脚321を少し外側に開かせる状態をあらわす。
【0030】
図24は、ベルトコンベア21上部を前列脚321の内側へ転倒する(途中)状態をあらわす。図21から図26までに順次図示するコンベアベルト21の転倒時、ダンパーユニット61の作用により、コンベアベルト21はゆっくり下降する。伸縮コンベアAを転倒させることができる。
図25は、ベルトコンベア21上部を転倒し、後列脚322に平行にする状態をあらわす。
図26は、前列脚321を内側に倒す状態をあらわす。前列脚321と後列脚322との間に、ベルトコンベア21を倒して収納する。
駆動方式はセンタドライブでなくともよいが、左右の調整用アイドラ51にそれぞれモータをつけると複雑となる。この発明の実施例では、調整用アイドラ51は、駆動方式がセンタドライブである。そのためシンプルな構成となる。
【符号の説明】
【0031】
11 主プーリ
21 コンベアベルト
41 支柱
51 調整用アイドラ
A 伸縮コンベア

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26