(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151814
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】測定システムおよび情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G08C 17/02 20060101AFI20241018BHJP
G08C 19/36 20060101ALI20241018BHJP
G08C 15/00 20060101ALI20241018BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
G08C17/02
G08C19/36
G08C15/00 B
H04M11/00 301
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065538
(22)【出願日】2023-04-13
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100142745
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 世子
(72)【発明者】
【氏名】加藤 亮太
(72)【発明者】
【氏名】中原 正守
【テーマコード(参考)】
2F073
5K201
【Fターム(参考)】
2F073AA02
2F073AA07
2F073AA08
2F073AA11
2F073AA19
2F073AA33
2F073AB01
2F073AB04
2F073AB05
2F073BB01
2F073BC02
2F073BC04
2F073CC03
2F073CC08
2F073CC12
2F073CD05
2F073CD11
2F073DD02
2F073DE02
2F073DE06
2F073DE08
2F073DE13
2F073EE01
2F073EE11
2F073EF01
2F073EF09
2F073EF10
2F073FF01
2F073FG01
2F073FG02
2F073FG08
2F073FG09
2F073FG11
2F073GG01
2F073GG05
2F073GG08
2F073GG09
5K201BA02
5K201EC06
5K201FA03
(57)【要約】
【課題】測定部(測定装置)または通信部(通信装置)の周囲が所定の状況になったときにサーバに気付きを与えることができる測定システムが提供される。
【解決手段】測定部200と、通信部100と、を備える測定システム1が提供される。通信部100は、測定した気温が所定の温度に達した場合に、当該気温に関するデータをサーバに送信する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定部と、
通信部と、を備える測定システムであって、
前記通信部は、測定した気温が所定の温度に達した場合に、当該気温に関するデータをサーバに送信する、測定システム。
【請求項2】
測定部と、
通信部と、を備える測定システムであって、
前記通信部は、測定した気温の変化が所定の程度よりも大きい場合に、当該気温に関するデータをサーバに送信する、測定システム。
【請求項3】
測定部と、
通信部と、を備える測定システムであって、
前記通信部は、所定の時間帯において、測定した気温の変化が所定の程度よりも小さい場合に、当該気温に関するデータをサーバに送信する、測定システム。
【請求項4】
前記通信部は、前記気温に関するデータとともに、前記測定部による測定結果に関するデータを前記サーバに送信する、請求項1から3のいずれか1項に記載の測定システム。
【請求項5】
前記通信部が前記気温を測定するための温度計を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の測定システム。
【請求項6】
前記測定部が前記気温を測定するための温度計を有し、前記通信部は前記測定部から測定された前記気温を取得する、請求項1から3のいずれか1項に記載の測定システム。
【請求項7】
前記通信部はバッテリーで駆動される、請求項1から3のいずれか1項に記載の測定システム。
【請求項8】
測定部または通信部が気温を測定するステップと、
前記通信部が、前記気温が所定の温度に達したか否かを判断するステップと、
前記気温が所定の温度に達した場合に、前記通信部が、前記気温に関するデータをサーバに送信するステップと、を備える情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水道やガスなどの使用量を測定したりサーバにアップロードしたりするための測定システムの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、住宅やオフィスなどには、水道やガスなどの使用量を測定するための検針用のメータが取り付けられている。たとえば、特開2019-20830号公報(特許文献1)には、LPガスの消費予測装置、及び、LPガスの消費予測方法が開示されている。特許文献1によると、取得部は、ガスメータから、タンクの日ごとのガス消費量を取得する。消費量予測部は、設定日数分の今後の日ごとのガス消費量を、取得部が取得したガス消費量の中から同じ曜日の直近のガス消費量を用いて予測する。交換日予測部は、残量予測部として、取得部が取得したガス消費量と、消費量予測部が予測した設定日数分の今後のガス消費量とを用いて、タンク内のガスの残量を予測する。
【0003】
また、特開2013-254414号公報(特許文献2)には、ガス需要予測システムおよびガス需要予測方法が開示されている。特許文献2によると、配送サーバは、ガスメータの指針データを受け付ける受付部と、各指針データを記憶する記憶装置と、各指針データの比較に基づいて各供給設備において使用されたガス使用量を算出するガス使用量算出部と、指針データの指針日よりも所定期間前における複数のガス使用量の比較に基づいて各供給設備において過去に使用されたガス使用量の変化率を算出する第1変化率算出部と、変化率に応じてガス使用量を変更し、変更後のガス使用量を、当該各供給設備において使用される将来のガス使用量として予測する予測部とを含む。
【0004】
また、特開2005-265739号公報(特許文献3)には、ガスボンベ管理システムが開示されている。特許文献3によると、ガスメータの測定値を入力する測定値入力手段、測定値に基づいてガスボンベ交換後の積算ガス供給量を導出する積算使用量導出手段、ガス使用量と温度データを関連付けて所定形式で記憶した温度使用量関係データベース、外部の気象データ提供装置から予測温度データを入力する温度予測入力手段、予測温度データと温度使用量関係データベースに記憶された前記関連付けに基づいて、所定期間内のガス供給予測量を算出し、積算ガス供給量に加算して、所定期間内の積算ガス供給予測量を算出する積算ガス供給量予測手段、及び、積算ガス供給予測量が所定の閾値を超える場合に所定の警報を発生する警報発生手段を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2019-20830号公報
【特許文献2】特開2013-254414号公報
【特許文献3】特開2005-265739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、測定部(測定装置)または通信部(通信装置)の周囲が所定の状況になったときにサーバに気付きを与えることができる測定システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様に従うと、測定部と、通信部と、を備える測定システムが提供される。通信部は、測定した気温が所定の温度に達した場合に、当該気温に関するデータをサーバに送信する。
【発明の効果】
【0008】
以上のように、本発明によれば、測定部(測定装置)または通信部(通信装置)の周囲が所定の状況になったときにサーバに気付きを与えることができる測定システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】第1の実施の形態にかかる測定システムの全体構成を示すイメージ図である。
【
図2】第1の実施の形態にかかる測定システムの動作概要を示すイメージ図である。
【
図3】第1の実施の形態にかかる通信装置の主要な機能を示すブロック図である。
【
図4】第1の実施の形態にかかる通信装置における情報処理を示すフローチャートである。
【
図5】第1の実施の形態にかかるセンタサーバの主要な機能を示すブロック図である。
【
図6】第4の実施の形態にかかる通信装置における情報処理を示すフローチャートである。
【
図7】第5の実施の形態にかかる通信装置の主要な機能を示すブロック図である。
【
図8】第5の実施の形態にかかる通信装置における情報処理を示すフローチャートである。
【
図9】第6の実施の形態にかかる過去の気温のデータを示すイメージ図である。
【
図10】第6の実施の形態にかかる通信装置における情報処理を示すフローチャートである。
【
図11】第7の実施の形態にかかる過去の気温の変化を示すイメージ図である。
【
図12】第7の実施の形態にかかる通信装置における情報処理を示すフローチャートである。
【
図13】第8の実施の形態にかかる通信装置における情報処理を示すフローチャートである。
【
図14】第9の実施の形態にかかる通信装置における情報処理を示すフローチャートである。
【
図15】第10の実施の形態にかかる通信装置を測定装置としての水道メータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
【
図16】第10の実施の形態にかかる通信装置を測定装置としてのガスメータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
【
図17】第10の実施の形態にかかる通信装置の主要な機能を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<測定システムの全体構成>
【0011】
まず、
図1を参照して本実施の形態にかかる測定システム1の全体構成について説明する。本実施の形態にかかる測定システム1は、主に、メータ200と、通信装置100と、ネットワーク500と、センタ側網制御装置400と、センタサーバ300などを含むものである。
【0012】
メータ200は、本実施の形態においては、水道やガスなどの利用量を測定する検針用の測定装置である。メータ200は、測定結果として、これまでの使用量の累積値を表示するものである。以下の本実施の形態においては、メータ200が水道メータである場合について説明する。
【0013】
そして、通信装置100は、メータ200の近傍に、後付けで、取り付け可能な装置である。通信装置100は、検針メータBOX内などに配置されて、メータ200と通信ケーブルで接続される。
【0014】
なお、本明細書や特許請求の範囲において、メータ200自体を測定装置または測定部と記載する場合や、メータ200のうちの検針値を取得する機能を有する1または複数の部材をまとめて測定部と記載する場合がある。また、通信装置100自体を通信部と記載する場合や、通信装置100のうちのサーバ300と通信する機能を有する1または複数の部材をまとめて通信部と記載する場合がある。
<測定システムの動作概要>
【0015】
図1および
図2に示すように、本実施の形態においては、通信装置100は、第1の間隔でメータ200が測定した検針値を取得する(ステップS002)。通信装置100は、第2の間隔で無線通信アンテナを利用して当該検針値をサーバ300に送信する(ステップS004)。
【0016】
特に、本実施の形態においては、通信装置100は、周囲の気温が所定値よりも低くなった場合に(ステップS006)、その旨をサーバ300に送信するものである(ステップS008)。通信装置100は、周囲の気温が所定値よりも低くなったことを示すデータや、測定された気温のデータや、その時のメータ200の検針値や直近1週間の検針結果などをサーバ300に送信する(ステップS008)。
【0017】
サーバ300は、インターネットなどのネットワーク500を介して、通信装置100から検針値を取得したり(ステップS004)、各家庭や各オフィスや各建物の水道やガスなどの利用量や料金を計算したりする。
【0018】
特に、本実施の形態においては、サーバ300は、通信装置100から、周囲の気温が所定値よりも低くなったことを示すデータや、測定された気温のデータや、メータ200の検針値などを受信して(ステップS008)、ディスプレイやスピーカを介してサービスの管理者に当該情報を通知したり、通信インターフェイスを介して当該通信装置100に対応するメータの担当者に当該情報を提供したりする。
【0019】
このように、本実施の形態にかかる測定システム1は、メータ200が予めネットワークに接続されてない場合であっても、通信装置100をメータ200に後付けすることによって、メータ200による検針値をサーバ300に提供することができるものである。特に、本実施の形態にかかる通信装置100は、自身の周囲が所定の状況に陥ったことに関してサーバ300に気づきを与えることができるものである。その結果、測定システム1全体の信頼性を向上させることができる。以下では、このような機能について詳細に説明する。
<通信装置の構成>
【0020】
次に、
図3を参照して、本実施の形態にかかる通信装置100の構成の一態様について説明する。通信装置100は、主に、制御用のマイコン110と、記憶部120と、表示部130と、操作部140と、温度センサ155と、通信モジュール160と、無線インターフェイス165と、メータインターフェイス175を含む。
【0021】
マイコン110は、ROMのプログラムや記憶部120に記憶されているプログラムに従って、通信装置100の各部を制御する。マイコン110は、プログラムに従って、たとえば、後述する処理を実行する。
【0022】
記憶部120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read Only Memory)などで構成され、制御プログラム、取得した検針値とその取得日時、測定した気温とその測定日時などを格納する。
【0023】
表示部130は、マイコン110からの指示に従って、テキストや画像を表示するデジタルディスプレイである。表示部130は、単に、1または複数のライトであってもよい。
【0024】
操作部140は、ボタンやタッチパネルなどによって構成され、通信装置100の設置の作業員やサービスマンや検針の作業員などから各種の操作命令を受け付けて、マイコン110に入力する。
【0025】
温度センサ155は、マイコン110からの指示に従って、定期的に通信装置100の周囲の気温を測定して、測定結果をマイコン110に受け渡す。
【0026】
通信モジュール160と無線インターフェイス165は、マイコン110からの指示に従って、各種の情報をセンタサーバ300に送信する。なお、通信モジュール160と無線インターフェイス165が通信部を構成する。あるいは、通信モジュール160と無線インターフェイス165とマイコン110が通信部を構成する。
【0027】
メータインターフェイス175は、マイコン110からの指示に従って、メータ200に各種の情報を要求したり、メータ200から各種の情報、たとえば測定値を取得したりして、マイコン110に受け渡す。
<通信装置の制御>
【0028】
以下では、
図4を参照して、本実施の形態にかかる通信装置100の制御用のマイコン110の処理について詳述する。マイコン110は、定期的に、ROMのプログラムや記憶部120に記憶されているプログラムに従って、以下のような処理を実行する。
【0029】
まず、マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS102にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS104)。
【0030】
マイコン110は、現在の気温が所定値よりも低いか否かを判断する(ステップS106)。現在の気温が所定値よりも低い場合(ステップS106にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS108)。
【0031】
マイコン110は、メータ200からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、現在の気温が所定値たとえば0℃よりも低いことを示す情報、現在または直近1週間の気温の情報、現在または前回のアップロードから今回までの検針値などをサーバ300に送信させる(ステップS110)。これによって、サーバ300は、サービスの管理者に水道管の凍結の恐れがあることを通知したり、メータ200の担当者の端末に水道管の凍結の恐れがあることを通知したりする。
【0032】
マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS112にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS114)。
【0033】
マイコン110は、現在の気温が所定値よりも高いか否かを判断する(ステップS116)。現在の気温が所定値よりも高い場合(ステップS116にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS118)。
【0034】
マイコン110は、メータ200からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、現在の気温が所定値たとえば0℃よりも高いことを示す情報、現在または直近数時間の気温の情報、現在または直近数時間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS120)。これによって、サーバ300は、管理者に水道管の破裂の恐れがあることを通知したり、メータ200の担当者の端末に水道管の破裂の恐れがあることを通知したりする。
【0035】
一方、現在の気温が所定値以上である場合(ステップS106にてNOである場合)、マイコン110は、第2の間隔で定期的に、たとえば24時間毎に(ステップS122にてYESである場合)、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS124)。マイコン110は、メータ200からの検針値を取得して、記憶部120に蓄積する(ステップS126)。
【0036】
マイコン110は、第3の間隔で定期的に、たとえば1週間毎に(ステップS132にてYESである場合)、蓄積された1週間分の検針値または前回のアップロードから今回までの検針値を記憶部120から読み出して(ステップS134)、通信モジュール160に当該検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS136)。
<センタサーバの構成>
【0037】
次に、センタサーバ300の構成について説明する。
図5に示すように、センタサーバ300は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)310と、メモリ320と、操作部340と、通信インターフェイス360とを含む。
【0038】
CPU310は、メモリ320に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ300の各部を制御する。たとえば、CPU310は、メモリ320に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
【0039】
メモリ320は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read Only Memory)などによって実現され、サーバ300に内包されているものであってもよいし、サーバ300の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、サーバ300からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ320は、CPU310によって実行されるプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、その他の本実施の形態にかかるサービスに利用されるデータベースなどを記憶する。
【0040】
たとえば、メモリ320は、各家庭の検針データを記憶する。検針データは、契約者毎に、契約者の識別情報、契約者の住所、検針値の履歴、気温の履歴、担当の作業員およびその端末の通信アドレスなどの対応関係を含む。
【0041】
操作部340は、サービスの管理者やオペレータやサービスマンなどの命令を受け付けて、当該命令をCPU310に入力する。
【0042】
通信インターフェイス360は、CPU310からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、センタ側網制御装置400や通信装置100やその他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス360は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介してセンタ側網制御装置400や通信装置100やその他の装置からのデータを受信して、CPU310に受け渡す。
【0043】
たとえば、本実施の形態においては、CPU310は、通信装置100から受信した検針値と取得日時とをメモリ320の検針データに追加したり、通信装置100から受信した気温が低い旨の情報や気温履歴情報などを通信インターフェイス360を介してメータ200の地域を担当する作業員の通信端末に通知したりするものである。
<第2の実施の形態>
【0044】
上記の実施の形態においては、気温が所定値以下である場合に(ステップS106にてYESである場合)、気温情報をサーバ300に送信するものであった。しかしながら、マイコン110は、ステップS106において、気温が所定値たとえば30℃以上である場合に、ステップS108を実行してもよい。
【0045】
あるいは、マイコン110は、ステップS106において、気温が第1の所定値たとえば0℃未満である場合、または(OR条件)、気温が第2の所定値たとえば30℃以上である場合に、ステップS108を実行してもよい。
<第3の実施の形態>
【0046】
また、上記の実施の形態においては、マイコン110は、ステップS116で取得したメータ200の検針値を記憶部120に蓄積しておくものである。そしてまとめてサーバ300にアップロードするものである。しかしながら、マイコン110は、検針値を取得するたびに、通信モジュール160に当該検針値をサーバ300に送信させてもよい。
<第4の実施の形態>
【0047】
上記の実施の形態においては、通信装置100が温度センサ155を搭載するものであった。しかしながら、メータ200が温度センサ155を搭載して、通信装置100がメータ200から気温を取得するものであってもよい。
【0048】
この場合は、
図6に示すように、マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS102にてYESである場合)、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の温度を要求する(ステップS204)。
【0049】
また、マイコン110は、マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS112にてYESである場合)、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の温度を要求する(ステップS214)。
【0050】
その他の処理は、上記の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<第5の実施の形態>
【0051】
また、通信装置100がメータ機能を有してもよい。換言すれば、メータ200が通信機能を有してもよい。
図7に示すように、本実施の形態においては、通信装置100が、測定部170を有するものである。
【0052】
この場合は、マイコン110は、定期的に、ROMのプログラムや記憶部120に記憶されているプログラムに従って、
図8に示すような処理を実行する。
【0053】
まず、マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS102にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS104)。
【0054】
マイコン110は、現在の気温が所定値よりも低いか否かを判断する(ステップS106)。現在の気温が所定値よりも低い場合(ステップS106にてYESである場合)、マイコン110は、測定部170に現在の検針値を要求する(ステップS308)。
【0055】
マイコン110は、測定部170からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、現在の気温が所定値たとえば0℃よりも低いことを示す情報、現在または直近1週間の気温の情報、現在または直近1週間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS110)。これによって、サーバ300は、管理者に水道管の凍結の恐れがあることを通知したり、メータ200の担当者の端末に水道管の凍結の恐れがあることを通知したりする。
【0056】
マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS112にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS114)。
【0057】
マイコン110は、現在の気温が所定値よりも高いか否かを判断する(ステップS116)。現在の気温が所定値よりも高い場合(ステップS116にてYESである場合)、マイコン110は、測定部170に現在の検針値を要求する(ステップS318)。
【0058】
マイコン110は、測定部170からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、現在の気温が所定値たとえば0℃よりも高いことを示す情報、現在または直近数時間の気温の情報、現在または直近数時間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS120)。これによって、サーバ300は、管理者に水道管の破裂の恐れがあることを通知したり、メータ200の担当者の端末に水道管の破裂の恐れがあることを通知したりする。
【0059】
一方、現在の気温が所定値以上である場合(ステップS106にてNOである場合)、マイコン110は、第2の間隔で定期的に、たとえば24時間毎に(ステップS122にてYESである場合)、測定部170に現在の検針値を要求する(ステップS324)。マイコン110は、測定部170からの検針値を取得して、記憶部120に蓄積する(ステップS126)。
【0060】
マイコン110は、第3の間隔で定期的に、たとえば1週間毎に(ステップS132にてYESである場合)、蓄積された1週間分の検針値を記憶部120から読み出して(ステップS134)、当該1週間分の検針結果などを通信モジュール160にサーバ300に送信させる(ステップS136)。
<第6の実施の形態>
【0061】
上記の実施の形態においては、気温が所定値以下であるか否かを判断するものであった(ステップS106)。しかしながら、当該所定値が変化するものであってもよい。たとえば、マイコン110が、
図9に示すように、毎日の気温の情報を記憶部120に蓄積していき、気温の平均値から明らかに低い気温を検知したときに、その旨と、直前の数日間気温と検針結果とをサーバ300に送信する。
【0062】
より詳細には、
図10を参照して、マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば24時間毎に(ステップS102にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS104)。
【0063】
マイコン110は、測定した気温を記憶部120に蓄積して(ステップS404)、直近1週間の平均値を計算する(ステップS405)。
【0064】
マイコン110は、今回の気温が平均値よりも5℃以上低いか否かを判断する(ステップS406)。今回の気温が平均値よりも5℃以上低い場合(ステップS406にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS108)。
【0065】
マイコン110は、メータ200からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、現在の気温が平均よりも明らかに低いことを示す情報、現在または直近1週間の気温の情報、現在または直近1週間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS110)。これによって、サーバ300は、管理者に水道管の凍結の恐れがあることを通知したり、メータ200の担当者の端末に水道管の凍結の恐れがあることを通知したりする。
【0066】
マイコン110は、第1の間隔で定期的に(ステップS112にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS114)。
【0067】
マイコン110は、測定した気温を記憶部120に蓄積して(ステップS414)、直近1週間の平均値を計算する(ステップS415)。
【0068】
マイコン110は、今回の気温が平均値よりも5℃以上低いか否かを判断する(ステップS416)。今回の気温が平均値よりも5℃以上低くない場合(ステップS416にてNOである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS118)。
【0069】
マイコン110は、メータ200からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、現在の気温が平常値であることを示す情報、現在または直近数時間の気温の情報、現在または直近数時間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS120)。これによって、サーバ300は、管理者に水道管の破裂の恐れがあることを通知したり、メータ200の担当者の端末に水道管の破裂の恐れがあることを通知したりする。
【0070】
一方、今回の気温が平均値よりも5℃以上低くない場合(ステップS406にてNOである場合)、マイコン110は、第2の間隔で定期的に、たとえば24時間毎に(ステップS122にてYESである場合)、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS124)。マイコン110は、メータ200からの検針値を取得して、記憶部120に蓄積する(ステップS126)。
【0071】
マイコン110は、第3の間隔で定期的に、たとえば1週間毎に(ステップS132にてYESである場合)、蓄積された1週間分の検針値を記憶部120から読み出して(ステップS134)、当該1週間分の検針結果などを通信モジュール160にサーバ300に送信させる(ステップS136)。
<第7の実施の形態>
【0072】
上記の実施の形態においては、気温が所定値以下であるか否かを判断するものであった(ステップS106)。しかしながら、
図11に示すように、気温の変化が所定の程度以上である場合にサーバ300に気付きを与えても良い。
【0073】
より詳細には、
図12に示すように、本実施の形態においては、マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS102にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS104)。
【0074】
マイコン110は、測定した気温を記憶部120に蓄積して(ステップS504)、直近数時間の気温の変化率を計算する(ステップS505)。
【0075】
マイコン110は、今回の変化率が所定値よりも大きいか否かを判断する(ステップS506)。今回の変化率が所定値よりも大きい場合(ステップS506にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS108)。
【0076】
マイコン110は、メータ200からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、気温の変化が大きいことを示す情報、現在または直近1週間の気温の情報、現在または直近1週間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS110)。これによって、サーバ300は、管理者に水道管の凍結の恐れがあることを通知したり、メータ200の担当者の端末に水道管の凍結の恐れがあることを通知したりする。
【0077】
マイコン110は、第1の間隔で定期的に(ステップS112にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS114)。
【0078】
マイコン110は、測定した気温を記憶部120に蓄積して(ステップS514)、直近数時間の変化率を計算する(ステップS515)。
【0079】
マイコン110は、今回の変化率が所定値よりも小さいか否かを判断する(ステップS516)。今回の変化率が小さい場合(ステップS516にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS118)。
【0080】
一方、今回の変化率が小さい場合(ステップS506にてNOである場合)、マイコン110は、第2の間隔で定期的に、たとえば24時間毎に(ステップS122にてYESである場合)、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS124)。マイコン110は、メータ200からの検針値を取得して、記憶部120に蓄積する(ステップS126)。
【0081】
マイコン110は、第3の間隔で定期的に、たとえば1週間毎に(ステップS132にてYESである場合)、蓄積された1週間分の検針値を記憶部120から読み出して(ステップS134)、当該1週間分の検針結果などを通信モジュール160にサーバ300に送信させる(ステップS136)。
<第8の実施の形態>
【0082】
あるいは、所定の時間帯において、たとえば午前中などにおいて、気温の変化が所定の程度よりも小さい場合にサーバ300に気付きを与えても良い。
【0083】
より詳細には、
図13に示すように、本実施の形態においては、マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS102にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定して記憶させる(ステップS104)。
【0084】
マイコン110は、所定の時間帯内、たとえば7時から14時など、であるか否かを判断する(ステップS604)。
【0085】
所定の時間帯内において(ステップS604にてYESである場合)、マイコン110は、記憶部120から直近の数時間の気温を読み出して、気温の変化率を計算する(ステップS605)。
【0086】
マイコン110は、気温の変化率が所定値よりも小さいか否かを判断する(ステップS606)。気温の変化率が所定値よりも小さい場合(ステップS606にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS108)。
【0087】
マイコン110は、メータ200からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、気温の変化が小さすぎることを示す情報、現在または直近1週間の気温の情報、現在または直近1週間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS110)。これによって、サーバ300は、ヒートショックの可能性が高くなっていることを通知したり、メータ200の担当者の端末にヒートショックの可能性が高くなっていることを通知したりする。
【0088】
マイコン110は、第1の間隔で定期的に(ステップS112にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS114)。
【0089】
マイコン110は、測定した気温を記憶部120に蓄積して(ステップS614)、直近数時間の変化率を計算する(ステップS615)。
【0090】
マイコン110は、今回の変化率が所定値よりも大きいか否かを判断する(ステップS616)。今回の変化率が大きい場合(ステップS616にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS118)。
【0091】
所定の時間帯でない場合(ステップS604にてNOである場合)、あるいは気温の変化率が大きい場合(ステップS606にてNOである場合)、マイコン110は、第2の間隔で定期的に、たとえば24時間毎に(ステップS122にてYESである場合)、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS124)。マイコン110は、メータ200からの検針値を取得して、記憶部120に蓄積する(ステップS126)。
【0092】
マイコン110は、第3の間隔で定期的に、たとえば1週間毎に(ステップS132にてYESである場合)、蓄積された1週間分の検針値を記憶部120から読み出して(ステップS134)、当該1週間分の検針結果などを通信モジュール160にサーバ300に送信させる(ステップS136)。
<第9の実施の形態>
【0093】
上記の実施の形態においては、メータ200として水道メータを例に挙げて説明を行ったが、メータ200は、他のメータであってもよい。
【0094】
たとえば、メータ200がガスメータである場合には、マイコン110が現在の気温が所定値たとえば0℃よりも低いことを示す情報、現在または直近1週間の気温の情報、現在または直近1週間の検針結果などをサーバ300に送信させてもよい(ステップS110)。これによって、サーバ300は、管理者にガスボンベの交換時期を早める指示を通知したり、メータ200の担当者の端末にガスボンベの交換時期を早める指示を通知したりする。
【0095】
あるいは、マイコン110は、
図14に示す処理を実行しても良い。本実施の形態においては、マイコン110は、次回のガスボンベの交換時期を記憶している。
【0096】
マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS902にてYESである場合)、ガスボンベの予定交換日時まで近いか否かを判断する(ステップS903)。ただし、マイコン110が、ガスボンベの予定交換日時を計算してもよいし、サーバ300からガスボンベの予定交換日時が送られてきてもよいし、マイコン110が交換まで残り1週間を切ったか否かを判断してもよいし、サーバ300から交換まで残り1週間を切った旨の情報を受けても良い。
【0097】
マイコン110は、予定交換日時が近くなると(ステップS903にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS904)。
【0098】
マイコン110は、現在の気温が所定値よりも低いか否かを判断する(ステップS906)。現在の気温が所定値よりも低い場合(ステップS906にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS908)。
【0099】
マイコン110は、メータ200からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、現在の気温が所定値たとえば0℃よりも低いことを示す情報、現在または直近1週間の気温の情報、現在または直近1週間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS910)。これによって、サーバ300は、管理者にガスボンベの交換時期を早めるように指示したり、メータ200の担当者の端末にガスボンベの交換時期を早めるように指示したりする。
【0100】
マイコン110は、第1の間隔で定期的に、たとえば1時間毎に(ステップS912にてYESである場合)、温度センサ155を起動して気温を測定させる(ステップS914)。
【0101】
マイコン110は、現在の気温が所定値よりも高いか否かを判断する(ステップS916)。現在の気温が所定値よりも高い場合(ステップS916にてYESである場合)、マイコン110は、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS918)。
【0102】
マイコン110は、メータ200からの検針値を取得すると、通信モジュール160に、現在の気温が所定値たとえば0℃よりも高いことを示す情報、現在または直近数時間の気温の情報、現在または直近数時間の検針結果などをサーバ300に送信させる(ステップS920)。これによって、サーバ300は、管理者やメータ200の担当者に、ガスボンベの交換時期をこれ以上早める必要がないことを通知する。
【0103】
ガスボンベの交換時期まで余裕がある場合(ステップS903にてNOである場合)、あるいは現在の気温が所定値以上である場合(ステップS906にてNOである場合)、マイコン110は、第2の間隔で定期的に、たとえば24時間毎に(ステップS922にてYESである場合)、メータインターフェイス175を介してメータ200に現在の検針値を要求する(ステップS924)。マイコン110は、メータ200からの検針値を取得して、記憶部120に蓄積する(ステップS926)。
【0104】
マイコン110は、第3の間隔で定期的に、たとえば1週間毎に(ステップS932にてYESである場合)、蓄積された1週間分の検針値を記憶部120から読み出して(ステップS934)、当該1週間分の検針結果などを通信モジュール160にサーバ300に送信させる(ステップS936)。
<第10の実施の形態>
【0105】
上記の実施の形態においては、通信装置100とメータ200とが有線ケーブルで通信接続されることによって、通信装置100がメータ200から検針値を取得するものであった。しかしながら、通信装置100が無線通信によってメータ200から検針値を取得するものであってもよい。
【0106】
あるいは、メータ200が検針値を表示して、通信装置100がカメラを搭載して、検針表示部を撮影することによって検針値を取得するものであってもよい。
【0107】
より詳細には、
図15を参照して、メータ200としての、水道の使用量を測定するための水道メータ200Aに、通信装置100を取り付ける場合について説明する。
【0108】
図15(A)を参照して、水道メータ200Aは、日が当たらないメータBOX内に配置されることが好ましい。そして、検針時に作業員が利用量を確認するために使用される表示部230が設けられている。
【0109】
本実施の形態においては、水道メータ200Aの正面に通信装置100が取り付けられるものである。より詳細には、
図15(A)から
図15(B)に示すように、水道メータ200Aの正面の表示部230に通信装置100のカメラ150が向き合う状態で、通信装置100が保持される。この状態において、
図15(C)に示すように、結束バンドなどの治具によって、通信装置100を水道メータ200Aに対して固定する。
【0110】
なお、上述した通り、撮影対象としてのメータ200は、水道メータ200Aには、限られない。たとえば、
図16に示すように、メータ200は、ガスの使用量を測定するためのガスメータ200Bであってもよい。
【0111】
図16(A)を参照して、ガスメータ200Bも、検針時に作業員が利用量を確認するために使用される表示部230が設けられている。
【0112】
本実施の形態においては、ガスメータ200Bの正面に通信装置100が取り付けられるものである。より詳細には、
図16(A)から
図16(B)に示すように、ガスメータ200Bの正面の表示部230に通信装置100のカメラ150が向き合う状態で、通信装置100が保持される。この状態において、
図16(C)に示すように、結束バンドなどの治具によって、通信装置100をガスメータ200Bに対して固定する。
【0113】
そして本実施の形態においては、
図17を参照して、通信装置100は、カメラ150を搭載する。より詳細には、ステップS108やステップS118やステップS124などにおいて、カメラ150は、定期的に、たとえば1時間に1回など、マイコン110やサーバ300からの指示に従って、静止画像を撮影して、画像データを記憶部120に格納する。上述した通り、カメラ150は、正面にあるメータ200の数値表示部230を撮影する。そして、本実施の形態においては、マイコン110は、撮影画像に基づいて、記憶部120のOCR機能のアプリケーションプログラムを実行することによって、検針値の位置や、検針値としての数値を認識するものである(ステップS108など)。
<まとめ>
【0114】
上記の実施の形態においては、測定部と、通信部と、を備える測定システムが提供される。通信部は、測定した気温が所定の温度に達した場合に、当該気温に関するデータをサーバに送信する。
【0115】
上記の実施の形態においては、測定部と、通信部と、を備える測定システムが提供される。通信部は、測定した気温の変化が所定の程度よりも大きい場合に、当該気温に関するデータをサーバに送信する。
【0116】
上記の実施の形態においては、測定部と、通信部と、を備える測定システムが提供される。通信部は、所定の時間帯において、測定した気温の変化が所定の程度よりも小さい場合に、当該気温に関するデータをサーバに送信する。
【0117】
好ましくは、通信部は、気温に関するデータとともに、測定部による測定結果に関するデータをサーバに送信する。
【0118】
好ましくは、通信部が気温を測定するための温度計を有する。
【0119】
好ましくは、測定部が気温を測定するための温度計を有し、通信部は測定部から測定された気温を取得する。
【0120】
好ましくは、通信部はバッテリーで駆動される。
【0121】
上記の実施の形態においては、測定部または通信部が気温を測定するステップと、通信部が、気温が所定の温度に達したか否かを判断するステップと、気温が所定の温度に達した場合に、通信部が、気温に関するデータをサーバに送信するステップと、を備える情報処理方法が提供される。
【0122】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0123】
1 :測定システム
100 :通信装置
110 :マイコン
120 :記憶部
130 :表示部
140 :操作部
150 :カメラ
155 :温度センサ
160 :通信モジュール
165 :無線インターフェイス
170 :計量部
175 :メータインターフェイス
200 :メータ
200A :水道メータ
200B :ガスメータ
230 :数値表示部
300 :センタサーバ
310 :CPU
320 :メモリ
340 :操作部
360 :通信インターフェイス
400 :センタ側網制御装置
500 :ネットワーク