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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151908
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
   H02K 7/14 20060101AFI20241018BHJP
   F04D 29/00 20060101ALI20241018BHJP
   F04D 29/046 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
H02K7/14 A
F04D29/00 C
F04D29/046 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065723
(22)【出願日】2023-04-13
(71)【出願人】
【識別番号】000114215
【氏名又は名称】ミネベアミツミ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100120846
【弁理士】
【氏名又は名称】吉川 雅也
(72)【発明者】
【氏名】天城 雄太
(72)【発明者】
【氏名】西方 俊之
(72)【発明者】
【氏名】笠井 省吾
(72)【発明者】
【氏名】渋谷 恭平
(72)【発明者】
【氏名】井上 智寛
【テーマコード(参考)】
3H130
5H607
【Fターム(参考)】
3H130AA13
3H130AB02
3H130AB26
3H130AB60
3H130AC26
3H130BA22D
3H130BA87E
3H130CA29
3H130DA02X
3H130DB00Z
3H130DD01Z
3H130DF01Z
3H130EA01D
5H607BB01
5H607BB07
5H607BB09
5H607BB14
5H607BB17
5H607CC01
5H607CC05
5H607DD03
5H607FF04
5H607JJ06
(57)【要約】
【課題】モータ内へのシャフトの過度の押し込みを回避することができる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器1は、孔17aと孔17aを形成する面17bとを有するカバー12と、カバー12に覆われたハウジング11と、を有する筐体10と、カバー12に収容されたモータ30と、ハウジング11に収容された1又は複数の電子部品50と、を備える。カバー12の孔17aの内側にはモータ30のシャフト31が配置されている。シャフト31にはブッシュ42が設けられている。シャフト31の長手方向においてブッシュ42はカバー12の面17bに対向している。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
孔と前記孔を形成する面とを有するカバーと、前記カバーに覆われたハウジングと、を有する筐体と、
前記カバーに収容されたモータと、
前記ハウジングに収容された1又は複数の電子部品と、を備え、
前記カバーの前記孔の内側には前記モータのシャフトが配置されており、
前記シャフトにはブッシュが設けられており、
前記シャフトの長手方向において前記ブッシュは前記カバーの面に対向している、電子機器。
【請求項2】
前記カバーの前記孔の内側には軸受が配置されており、
前記ブッシュに対して前記軸受は前記カバー側に配置されている、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記モータは、前記シャフトと、前記シャフトを支持する複数の軸受と、ケースと、を有する、請求項1又は2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記1又は複数の電子部品は、制御回路と、電源回路と、を含み、
前記制御回路は、前記モータを収容する空間と前記電源回路を収容する空間との間に配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、例えば開閉弁に組み込まれる電動モータが知られている。この電動モータでは、シャフトに弁体等の負荷が取り付けられる。シャフトは軸受に回転自在に支持される。電動モータはケーシング内に収容され、シャフトのみがケーシングの外側に突出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10-313550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
開閉弁の組み立て時、弁体は、シャフトの軸線方向に沿ってシャフトに圧入される。この圧入によって、シャフトはその軸線方向に電動モータ内に押し込まれる。電動モータはケーシング内に収容されているので、シャフトの押し込みは軸受のみで支持される。したがって、シャフトを過度に押し込むと、軸受が破損することがある。
【0005】
そこで、本発明は、モータ内へのシャフトの過度の押し込みを回避することができる電子機器を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る電子機器は、孔と前記孔を形成する面とを有するカバーと、前記カバーに覆われたハウジングと、を有する筐体と、前記カバーに収容されたモータと、前記ハウジングに収容された1又は複数の電子部品と、を備え、前記カバーの前記孔の内側には前記モータのシャフトが配置されており、前記シャフトにはブッシュが設けられており、前記シャフトの長手方向において前記ブッシュは前記カバーの面に対向している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施形態に係る電子機器1の構造を概略的に示す斜視図である。
図2図1の2-2線に沿った断面図である。
図3図1の3-3線に沿った断面図である
図4】本発明の一実施形態に係る電子機器1の構造を概略的に示す分解斜視図である。
図5】一具体例に係る換気扇60の構造を概略的に示す部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器1の構造を概略的に示す斜視図である。図2図1の2-2線に沿った断面図であり、図3図1の3-3線に沿った断面図である。図1図3を併せて参照すると、電子機器1は、筐体10と、筐体10に収容されたモータ30及び1又は複数の電子部品50と、を備える。この電子機器1は、例えばスマート家電に組み込まれるモジュールである。後述するように、この電子機器1は、例えば一般家庭で使用される換気扇ユニットに組み込まれる。
【0009】
なお、電子機器1では、モータ30の回転軸線xに沿って規定される軸線方向において、一方の側に向かう方向を上方向UDと規定し、上方向UDの反対の方向を下方向DDと規定する。なお、上方向UD及び下方向DDは、重力方向における上下方向に必ずしも一致しない。同様に、電子機器1では、回転軸線xに直交する径方向において、回転軸線xに向かう方向を内周方向ID、内周方向IDの反対の方向を外周方向ODと規定する。また、電子機器1ではさらに、回転軸線x周りに周方向が規定される。
【0010】
筐体10は、ハウジング11と、カバー12と、を備える。ハウジング11は、筒状の側壁部13と、側壁部13の下方向DDの下縁に規定される例えば円形の開口を閉鎖する底部14と、を備える。この例では、側壁部13は、回転軸線xを中心軸線とする円筒状に形成される。底部14は、回転軸線xに直交する仮想平面に沿って円形に延在する。側壁部13の上方向UDの上縁に例えば円形の開口が規定される。この開口は、開放されており、カバー12で覆われる。ハウジング11は例えば樹脂材料から一体成形により形成される
【0011】
カバー12は、筒部15と、フランジ部16と、上部17と、を備える。この例では、筒部15の外周面は例えば円錐台状に形成される。フランジ部16は、筒部15の下方向DDの下縁に形成される。フランジ部16は、筒部15の下縁から外周方向ODに環状に広がる。すなわち、筒部15の下縁の円形の開口は開放されている。カバー12はフランジ部16の下面でハウジング11の側壁部13の上端に受け止められる。上部17は、筒部15の上方向UDの上縁に規定される例えば円形の開口を閉鎖する。カバー12は例えば樹脂材料から一体成形により形成される。
【0012】
図4は、本発明の一実施形態に係る電子機器1の構造を概略的に示す分解斜視図である。図1図4を併せて参照すると、カバー12のフランジ部16に形成された貫通孔16aを通じてハウジング11の側壁部13の孔部(以下、ねじ孔と呼称する)18に1又は複数の締結部材すなわちねじ19がねじ込まれる。こうしてカバー12はハウジング11に取り付けられる。この例では、回転軸線x周りに180度の角度間隔で1対のねじ19が配置される。なお、図4に示すように、ねじ孔18は、側壁部13の内周面に一体化された被締結部材の一部分としてのボス部20に形成される。
【0013】
カバー12にはモータ30が収容される。モータ30は、回転軸線xに沿って延在するシャフト31と、ベース35と、ベース35と連結したケース32と、ケース32に支持されるステータ33と、ステータ33に対して相対回転するロータ34と、を備える。図2図4に示すように、ケース32は、例えば円筒状の外形を有しており、カバー12の筒部15内に完全に収容される。図2に示すように、カバー12の上部17に形成された貫通孔21を通じて、ケース32の上部32aのねじ孔32bに1又は複数の締結部材すなわちねじ22がねじ込まれる。こうしてモータ30はカバー12に取り付けられる。この例では、回転軸線x周りに180度の角度間隔で1対のねじ22が配置される。
【0014】
モータ30は、例えばアウターロータ型のモータである。ステータ33は、ベース35に支持されたステータコア36と、コイル37と、を備える。ベース35は、回転軸線xに直交する仮想平面に沿って環状に延在する環状部35aと、環状部35aの内周方向IDにおける内縁から回転軸線x周りに円筒状に延在するスリーブ35bと、を備える。スリーブ35bの外周面には環状のステータコア36が取り付けられている。ステータコア36の複数のティースの各々にコイル37が巻き付けられている。ステータコア36は、例えば磁性材料の積層体から形成されている。
【0015】
一方で、ロータ34は、シャフト31に固定されたホルダ38と、ホルダ38に取り付けられたマグネット(永久磁石)39と、を備える。ホルダ38は、回転軸線xに直交する仮想平面に沿って環状に延在する環状部38aと、環状部38aの外周方向ODにおける外縁から回転軸線x周りに円筒状に延在する筒部(以下、円筒部と呼称する)38bと、を備える。円筒部38bの内周面に環状のマグネット39が固定される。マグネット39の内周面は、ステータコア36の外周面に空隙を介して対向している。
【0016】
シャフト31は、ケース32に形成された貫通孔32c内に配置された軸受40と、ベース35のスリーブ35b内に配置された軸受41と、に回転自在に支持される。軸受40、41は例えばボールベアリングである。軸受40、41は各々、外輪と、内輪と、外輪及び内輪の間に配置される転動体すなわちボールと、を備える。シャフト31は、回転軸線xに沿ってカバー12の上部17を貫通する孔17a内から外側に突出する。上部17は、回転軸線xに直交する仮想平面に沿って広がる上面17bを規定する。孔17aは上面17bに形成される。この例では、上方向UDの軸受40の少なくとも一部が孔17aの内側に配置されている。
【0017】
上部17の上面17bよりも上方向UDに突出するシャフト31の部分にはブッシュ42が取り付けられる。ブッシュ42は例えばシャフト31に圧入により取り付けられる。ブッシュ42は、シャフト31の径方向において、大きい外形を有する部分と、小さい外形を有する部分と、を備える。具体的には、ブッシュ42は、回転軸線x周りに外周方向ODに第1径で環状に広がる大径部42aと、回転軸線x周りに第1径より小さい第2径で外周方向ODに環状に広がる小径部42bと、を備える。この例では、大径部42aは孔17aより大きな径で広がる。大径部42a及び小径部42bは例えば金属材料から一体的に形成される。
【0018】
大径部42aは小径部42bよりも下方向DDに配置される。この例では、小径部42bは例えば軸線方向すなわち長手方向に長尺に延在する筒形状を有する。大径部42aの下面は長手方向においてカバー12の上面17bに対向している。すなわち、大径部42aの下面とカバー12の上面17bとの間には隙間が形成される。この隙間の大きさは、例えばシャフト31及びブッシュ42が回転軸線x回りに回転する場合に、ブッシュ42の下面とカバー12の上面17bとの間で接触が発生しない程度の大きさに設定される。また、隙間は、軸線方向における大径部42aの厚さよりも小さい。また、隙間は、シャフト31の径方向におけるステータコア36とマグネット39との間の磁気ギャップの大きさよりも小さくても構わない。モータ30の軸受40、41はブッシュ42に対してカバー12側に配置されている。
【0019】
筐体10のハウジング11内には1又は複数の電子部品50が収容される。電子部品50は、制御回路を構成する基板(以下、制御回路基板と呼称する)51と、電源回路を構成する基板(以下、電源回路基板と呼称する)52と、を備える。電源回路基板52は、外部の電源からの交流電流を直流電流に変換するAC/DCコンバータである。電源回路基板52には制御回路基板51が電気的に接続される。制御回路基板51にはモータ30が電気的に接続される。この例では、筐体10において、制御回路基板51は、モータ30を収容する空間S1と、電源回路基板52を収容する空間S2と、の間の空間S3に配置されている。すなわち、空間S1はカバー12内に規定され、空間S2及びS3はハウジング11内に規定される。
【0020】
制御回路基板51には、例えばモータ30の動作の制御や無線通信、タイマー等の機能を実行するための電子部品が実装されている。後述するように、この電子機器1がスマート家電に組み込まれた場合、電子機器1は、例えばスマート家電のユーザのスマートフォンと無線通信することができる。無線通信には例えばBluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等が含まれる。ユーザは自身のスマートフォンを通じて電子機器1の動作を制御することができる。具体的には、ユーザは、モータ30の回転数、回転方向、回転の開始及び終了等を、例えば自宅以外の外出先等の遠隔から制御することができる。
【0021】
図5は、一具体例に係る換気扇ユニット60の構造を概略的に示す部分断面図である。換気扇ユニット60は、上述した電子機器1と、電子機器1のシャフト31に取り付けられたファン61と、を備える。ファン61は例えばプロペラファンを含む。ファン61は、例えばハブ62と、ハブ62から径方向に延在する複数の羽根(以下、プロペラと呼称する)63と、を備える。この例では、ハブ62は筒状に形成される。ハブ62は、モータ30のシャフト31に取り付けられている。この例では、ハブ62は、後述するように、シャフト31に取り付けられたブッシュ42の小径部42bに例えば圧入により取り付けられる。
【0022】
電子機器1の筐体10は換気扇ユニット60の筐体(図示せず)に取り付けられる。ユーザは、自身のスマートフォンを介して換気扇ユニット60のオンオフ(モータ30のオンオフ制御)や給気及び排気の切り替え(モータ30の回転方向の切り替え制御)、換気扇ユニット60の強弱の切り替え(モータ30の回転数の制御)、換気扇60のオンオフのタイマー制御等を制御することができる。こうしてユーザは例えば自宅の換気を遠隔から制御することができる。なお、換気扇ユニット60は、温湿度センサや風量センサ(いずれも図示せず)からの出力に応じて自動的に制御されてもよい。
【0023】
こうした換気扇ユニット60の組み立てに際して、完成品の電子機器1にファン61が取り付けられる。ファン61のハブ62は、例えばシャフト31の上方向UDから下方向DDに向かってシャフト31及びブッシュ42の小径部42bに圧入される。このとき、回転軸線xに沿ってシャフト31が下方向DDに筐体10内に(図5の矢印Aの方向に)押し込まれようとすると、ブッシュ42の大径部42aの下面がカバー12の上面17bに受け止められる。その結果、モータ30内へのシャフト31の過度の押し込みを確実に防止することができる。シャフト31の押し込みによる軸受40、41の損傷を確実に回避することができる。
【0024】
特に、例えばコイルばね等を用いて軸受40、41に予圧が加えられている場合、シャフト31には回転軸線xの軸線方向においてわずかな変位が許容されている。本実施形態に係る電子機器1では、モータ30が筐体10内に既に組み込まれており、シャフト31の下方向DDの内端はなにも支持されていない。このような場合、ブッシュ42の存在によって、シャフト31へのファン61の取り付け時にシャフト31の筐体10内への押し込みによる変位は、ブッシュ42の大径部42aの下面とカバー12の上面17bとの間の隙間分のみに抑制することができる。したがって、モータ30内へのシャフト31の過度の押し込みを確実に防止することができる。
【0025】
以上のような電子機器1では、ブッシュ42は、寸法精度の観点から金属材料から形成されたが、例えば樹脂材料から一体的に形成されてもよい。この場合、ブッシュ42は例えば接着剤等によってシャフト31に取り付けられてもよい。また、上述した例では、ブッシュ42の小径部42bはシャフト31の上端までを完全に覆っていたが、小径部42bはシャフト31の上端まで覆わなくてもよい。すなわち、小径部42bの上端から上方向UDにシャフト31の一部が露出してもよい。この場合、例えばファン61のハブ62はシャフト31のみに圧入されてもよい。また、シャフト31は、カバー13に設けられた軸受40に回転自在に支持されていても構わない。
【0026】
以上、上記実施形態を通じて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に様々な変更又は改良を加えることができることが当業者には明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0027】
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。上記実施形態が備える各構成要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。また、技術的に矛盾しない範囲において、異なる実施形態で示した構成要素同士を部分的に置換し又は組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0028】
1 電子機器、10 筐体、11 ハウジング、12 カバー、13 側壁部、14 底部、15 筒部、16 フランジ部、16a 貫通孔、17 上部、17a 孔、17b 上面、18 ねじ孔、19 ねじ、20 ボス部、21 貫通孔、22 ねじ、30 モータ、31 シャフト、32 ケース、32a 上部、32b ねじ孔、32c 貫通孔、33 ステータ、34 ロータ、35 ベース、35a 環状部、35b スリーブ、36 ステータコア、37 コイル、38 ホルダ、38a 環状部、38b 円筒部、39 マグネット、40 軸受、41 軸受、42 ブッシュ、42a 大径部、42b 小径部、50 電子部品、51 制御回路基板(制御回路)、52 電源回路基板(電源回路)、60 換気扇ユニット、61 ファン、62 ハブ、63 プロペラ、DD 下方向、ID 内周方向、OD 外周方向、S1、S2、S3 空間、UD 上方向、x 回転軸線
図1
図2
図3
図4
図5