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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024151920
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20241018BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20241018BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
H04N1/00 C
H04N1/00 838
B41J29/38 501
G06F3/12 305
G06F3/12 331
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023065740
(22)【出願日】2023-04-13
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114971
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 修
(72)【発明者】
【氏名】徳永 智治
(72)【発明者】
【氏名】田中 千草
(72)【発明者】
【氏名】吉本 祐介
(72)【発明者】
【氏名】加藤 亮祐
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061AQ06
2C061HJ07
2C061HJ08
2C061HK11
2C061HN04
2C061HN05
2C061HN15
2C061HP00
5C062AA02
5C062AA05
5C062AB17
5C062AB20
5C062AB23
5C062AB42
5C062AC02
5C062AC05
5C062AC22
5C062AE07
5C062AF00
5C062AF06
5C062AF15
(57)【要約】
【課題】 設定データをインポートした際の設定漏れを抑制する。
【解決手段】 画像形成装置3において、インポート制御部41は、インポート用設定データを取得しインポート用設定データにおける設定項目の設定値を当該画像形成装置3の設定データに適用する。設定検証データ36aは、当該電子機器の設定データにおける設定項目の設定条件を示している。そして、インポート制御部41は、(a)設定検証データ36aによって設定条件に基づき設定値を設定すべき設定項目のうち、インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目の有無を判定し、(b)インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目があると判定した場合、当該設定項目の設定値の入力を促す補足設定要求メッセージをユーザーに提示する。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の設定項目の設定値に従って動作する電子機器において、
インポート用設定データを取得し前記インポート用設定データにおける設定項目の設定値を当該電子機器の設定データに適用するインポート制御部と、
当該電子機器の設定データにおいてユーザーによって指定された設定項目の設定値を更新する設定値管理部と、
当該電子機器の設定データにおける設定項目の設定条件を示す設定検証データとを備え、
前記インポート制御部は、(a)前記設定検証データによって前記設定条件に基づき設定値を設定すべき前記設定項目のうち、前記インポート用設定データにおいて前記設定値が示されていない設定項目の有無を判定し、(b)前記インポート用設定データにおいて前記設定値が示されていない設定項目があると判定した場合、当該設定項目の設定値の入力を促す補足設定要求メッセージをユーザーに提示すること、
を特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記インポート用設定データは、当該電子機器のファームウェアの特定バージョンに対応して生成されており、前記設定値管理部は、前記ファームウェアのバージョンアップ時に追加された機能についての設定項目を当該電子機器の設定データおよび前記設定検証データに追加すること、
を特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記インポート用設定データは、セキュリティレベル設定の設定項目を含み、
前記設定検証データは、前記セキュリティレベル設定の設定項目の複数の設定値のそれぞれに応じた、前記設定データにおける前記セキュリティレベル以外の設定項目についての設定値の有無を示し、
前記インポート制御部は、(a)前記設定検証データを参照して、前記インポート用設定データにおけるセキュリティレベル設定の設定項目の設定値に対応する、前記セキュリティレベル以外の設定項目についての設定値の有無を特定し、(b)前記セキュリティレベル以外の設定項目のうち、前記設定検証データにより設定値があることが示されているにも拘わらず前記インポート用設定データにおいて前記設定値が示されていない設定項目の有無を判定し、(c)前記インポート用設定データにおいて前記設定値が示されていない設定項目があると判定した場合、当該設定項目の設定値の入力を促す補足設定要求メッセージをユーザーに提示すること、
を特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項4】
前記設定値管理部は、前記インポート制御部により前記補足設定要求メッセージが前記ユーザーに提示された後、前記補足設定要求メッセージによって設定値の入力を促された前記設定項目について、当該ユーザーによって指定された設定値を適用することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項5】
前記インポート制御部は、前記補足設定要求メッセージの提示後の所定時間内に前記補足設定要求メッセージによって設定値の入力を促された前記設定項目について、当該ユーザーによって設定値が指定されなかった場合、前記設定項目に対応する機能の利用を禁止するか、前記補足設定要求メッセージを再度提示することを特徴とする請求項4記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ある情報処理システムでは、エクスポート側の情報処理装置がサーバーへデータを送信し、サーバーが、インポート側の情報処理装置に対応するデータ変換を行った後、そのデータをインポート側の情報処理装置へ送信している(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-135115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなシステムにおいて、設定データがインポート側のデバイスの古いファームウェアに対応して生成されている場合、ファームウェアの更新によって追加された新機能についての設定項目がインポートされた設定データに含まれておらず、そのような設定項目に適切な設定値が設定されない可能性がある。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、設定データをインポートした際の設定漏れを抑制する電子機器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電子機器は、所定の設定項目の設定値に従って動作する電子機器であって、インポート用設定データを取得し前記インポート用設定データにおける設定項目の設定値を当該電子機器の設定データに適用するインポート制御部と、当該電子機器の設定データにおいてユーザーによって指定された設定項目の設定値を更新する設定値管理部と、当該電子機器の設定データにおける設定項目の設定条件を示す設定検証データとを備える。そして、前記インポート制御部は、(a)前記設定検証データによって前記設定条件に基づき設定値を設定すべき前記設定項目のうち、前記インポート用設定データにおいて前記設定値が示されていない設定項目の有無を判定し、(b)前記インポート用設定データにおいて前記設定値が示されていない設定項目があると判定した場合、当該設定項目の設定値の入力を促す補足設定要求メッセージをユーザーに提示する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、設定データをインポートした際の設定漏れを抑制する電子機器が得られる。
【0008】
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図2図2は、図1における管理サーバー1および画像形成装置3の構成を示すブロック図である。
図3図3は、図2における設定検証データ36aの一例を示す図である。
図4図4は、図1に示す画像形成システムの動作について説明するシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。図1に示すシステムでは、管理サーバー1がネットワーク2に接続されており、また、画像形成装置3がネットワーク2に接続されている。ネットワーク2は、イントラネットなどのLAN(Local Area Network)、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)などを含む。画像形成装置3は、プリンター、複合機などであり、所定の設定項目の設定値に従って動作する電子機器である。
【0012】
このシステムでは、管理サーバー1から画像形成装置3へ設定データのインポートが可能となっており、管理サーバー1は、画像形成装置3の機種用の設定データをインポートデータとして生成し画像形成装置3に送信する。
【0013】
図2は、図1における管理サーバー1および画像形成装置3の構成を示すブロック図である。
【0014】
図2に示す管理サーバー1は、ネットワークインターフェイスなどの通信装置11、演算処理装置12、および各種プログラムや各種データを格納する不揮発性の記憶装置13を備える。
【0015】
通信装置11は、ネットワーク2に接続され、ネットワーク2に接続されている他の装置(画像形成装置3など)との間でデータ通信を行う。
【0016】
演算処理装置12は、所定のプログラムを実行するコンピューターなどを含み各種処理部として動作する。ここでは、演算処理装置12は、インポート要求などを受け付けるフロントエンド部21、デバイス情報取得部22、インポートデータ生成部23、およびインポートデータ送信部24として動作する。
【0017】
デバイス情報取得部22は、通信装置11を使用して、インポート要求の送信元であるインポート先の画像形成装置3の機種や構成(オプションデバイスの有無など)を示すデバイス情報をその画像形成装置3から取得する。
【0018】
インポートデータ生成部23は、取得されたデバイス情報に対応するインポートデータ(インポート用設定データ)を生成する。設定データは、画像形成装置3の機種や構成に基づく画像形成装置3の機能に対する複数の設定項目についての設定値を含む。
【0019】
インポートデータ送信部24は、通信装置11を使用して、生成されたインポートデータ(インポート用設定データ)をインポート要求の応答として画像形成装置3へ送信する。
【0020】
また、図2に示す画像形成装置3は、内部装置として、ネットワークインターフェイスなどの通信装置31、画像読取装置32、プリント装置33、操作パネル34、演算処理装置35、および各種プログラムや各種データを格納する不揮発性の記憶装置36を備える。
【0021】
通信装置31は、ネットワーク2に接続され、ネットワーク2に接続されている他の装置(管理サーバー1など)との間でデータ通信を行う。
【0022】
画像読取装置32は、原稿から原稿画像を光学的に読み取り、その原稿画像の画像データを生成する。プリント装置33は、例えば電子写真方式で、画像データに基づく画像をプリント用紙にプリントする。
【0023】
操作パネル34は、液晶ディスプレイ、インジケーターなどを含む表示装置と、タッチパネル、ハードキーなどを含む入力装置とを備え、ユーザー101に対して各種操作画面やダイアログを表示装置で表示し、操作画面やダイアログに対するユーザー101のユーザー操作を入力装置で検出する。
【0024】
演算処理装置35は、所定のプログラムを実行するコンピューターなどを含み各種処理部として動作する。ここでは、演算処理装置35は、インポート制御部41および設定値管理部42として動作する。
【0025】
インポート制御部41は、通信装置31を使用して、管理サーバー1へインポート要求を送信し、そのインポート要求の応答としてインポート用設定データ(上述のインポートデータ)を取得し、インポート用設定データにおける設定項目の設定値を当該画像形成装置3の設定データに適用する。この設定データは、記憶装置36などに記憶されており、
インポート用設定データで更新される。
【0026】
設定値管理部42は、画像形成装置3の設定データにおいてユーザーによって指定された設定項目の設定値を更新する。これにより、画像形成装置3は、更新後の設定値に従って動作する。
【0027】
また、記憶装置36には、設定検証データ36aが予め格納されている。設定検証データ36aは、当該画像形成装置3の設定データにおける設定項目の設定条件を示す。
【0028】
設定検証データ36aは、特定の条件(ここでは特定のセキュリティレベル)で設定値を設定すべき設定項目を示す。図3は、図2における設定検証データ36aの一例を示す図である。図3に示すように、画像形成装置3に適用されるセキュリティレベルに応じて設定値を設定すべき設定項目が変化する。設定検証データ36aでは、設定値を設定すべき設定項目についての推奨設定値が示されている。
【0029】
そして、インポート制御部41は、設定検証データ36aを参照して、(a)設定検証データ36aにおいて設定条件に基づき設定値を設定すべき設定項目のうち、インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目の有無を判定し、(b)インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目があると判定した場合、当該設定項目の設定値の入力を促す補足設定要求メッセージをユーザー101に提示する。ここでは、補足設定要求メッセージは、当該画像形成装置3の操作パネル34に表示されたり、ユーザー101の端末装置101aへ送信されたりする。
【0030】
この実施の形態では、インポート用設定データは、セキュリティレベル設定の設定項目を含み、設定検証データは、セキュリティレベル設定の設定項目の複数の設定値のそれぞれに応じた、設定データにおける他の設定項目についての設定値の有無を示している。そして、インポート制御部41は、(a)設定検証データ36aを参照して、インポート用設定データにおけるセキュリティレベル設定の設定項目の設定値に対応する、他の設定項目についての設定値の有無を特定し、(b)上述の他の設定項目のうち、設定検証データ36aにより設定値があることが示されているにも拘わらずインポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目の有無を判定し、(b)インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目があると判定した場合、当該設定項目の設定値の入力を促す補足設定要求メッセージをユーザーに提示する。
【0031】
例えばインポート用設定データにおけるセキュリティレベル設定の設定値が「非常に高い」である場合において、例えば図3に示す設定検証データ36aにおける設定項目「セキュアブート(ファームウェア)」および「ホットフォルダー機能」の設定値がインポート用設定データで指定されていないときには、インポート制御部41は、設定項目「セキュアブート(ファームウェア)」および「ホットフォルダー機能」についての補足設定要求メッセージをユーザー101に提示する。一方、例えばインポート用設定データにおけるセキュリティレベル設定の設定値が「普通」である場合において、例えば図3に示す設定検証データ36aにおける設定項目「セキュアブート(ファームウェア)」および「ホットフォルダー機能」の設定値がインポート用設定データで指定されていなくても、インポート制御部41は、設定項目「セキュアブート(ファームウェア)」および「ホットフォルダー機能」についての補足設定要求メッセージをユーザー101に提示しない。
【0032】
補足設定要求メッセージを確認したユーザー101は、操作パネル34や端末装置101aを操作して、補足設定要求メッセージにより指定された設定項目の設定値を画像形成装置3に入力する。設定値管理部42は、その設定値で、画像形成装置3の設定データにおけるその設定項目の設定値を更新する。このように、設定値管理部42は、インポート制御部41により補足設定要求メッセージがユーザー101に提示された後、その補足設定要求メッセージによって設定値の入力を促された設定項目について、当該ユーザー101によって指定された設定値を適用する。
【0033】
なお、管理サーバー1において、インポート用設定データは、当該画像形成装置3のファームウェアの特定バージョンに対応して生成されている。設定値管理部42は、当該画像形成装置3のファームウェアのバージョンアップ時に追加された機能についての設定項目を当該画像形成装置3の設定データおよび設定検証データに追加する。そのため、管理サーバー1において認識されている当該画像形成装置3のファームウェアの特定バージョンが、現時点の画像形成装置3のファームウェアのバージョンと異なることがあり、その場合には、当該画像形成装置3に記憶されている設定データにおける設定項目のうち、インポート用設定データにおいて設定値が指定されていない設定項目が発生する可能性がある。
【0034】
次に、上述の画像形成装置3の動作について説明する。図4は、図1に示す画像形成システムの動作について説明するシーケンス図である。
【0035】
画像形成装置3において、インポート制御部41は、インポート要求のためのユーザー操作が操作パネル34で入力されたり、インポート要求のための指令が端末装置101aから受信されたりすると、通信装置31を使用して、管理サーバー1へインポート要求を送信し、そのインポート要求の応答としてインポート用設定データ(つまり、当該画像形成装置3の機種用のインポート用設定データ)を取得し、インポート用設定データにおける設定項目の設定値を当該画像形成装置3の設定データに適用する(ステップS1)。
【0036】
次に、インポート制御部41は、設定検証データ36aを参照して、設定検証データ36aにおいて設定条件に基づき設定値を設定すべき設定項目と、インポート用設定データにおいて設定値が指定されている設定項目とを比較し(ステップS2)、設定検証データ36aにおいて設定条件に基づき設定値を設定すべき設定項目のうち、インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目の有無を判定する(ステップS3)。
【0037】
インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目があると判定した場合、インポート制御部41は、当該設定項目の設定値の入力を促す補足設定要求メッセージをユーザー101に提示する(ステップS4)。
【0038】
その後、補足設定要求メッセージを確認したユーザー101は、操作パネル34や端末装置101aを操作して、補足設定要求メッセージにより指定された設定項目の設定値を画像形成装置3に入力する。設定値管理部42は、その設定値で、画像形成装置3の設定データにおけるその設定項目の設定値を更新する(ステップS5)。
【0039】
一方、インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目がないと判定した場合、インポート制御部41は、補足設定要求メッセージをユーザー101に提示せずに当該処理を終了する。
【0040】
以上のように、上記実施の形態によれば、インポート制御部41は、インポート用設定データを取得しインポート用設定データにおける設定項目の設定値を当該画像形成装置3の設定データに適用する。設定値管理部42は、当該画像形成装置3の設定データにおいてユーザーによって指定された設定項目の設定値を更新する。設定検証データ36aは、当該電子機器の設定データにおける設定項目の設定条件を示している。そして、インポート制御部41は、(a)設定検証データ36aによって設定条件に基づき設定値を設定すべき設定項目のうち、インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目の有無を判定し、(b)インポート用設定データにおいて設定値が示されていない設定項目があると判定した場合、当該設定項目の設定値の入力を促す補足設定要求メッセージをユーザー101に提示する。
【0041】
これにより、自動的な設定データのインポートにおいて設定漏れが発生しても、ユーザーによって手動で補足設定が行われるため、設定データをインポートした際の設定漏れが抑制される。
【0042】
なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。
【0043】
例えば、上記実施の形態において、インポート制御部41は、上述の補足設定要求メッセージの提示後の所定時間内に補足設定要求メッセージによって設定値の入力を促された設定項目について、当該ユーザーによって設定値が指定されなかった場合、その設定項目に対応する機能の利用を禁止したり、補足設定要求メッセージを再度提示したりするようにしてもよい。
【0044】
また、上記実施の形態では、電子機器の一例として画像形成装置を示しているが、画像形成装置以外の電子機器でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、例えば、電子機器に適用可能である。
【符号の説明】
【0046】
3 画像形成装置
36a 設定検証データ
41 インポート制御部
42 設定値管理部
図1
図2
図3
図4