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特開2024-152293米飯処理装置およびおにぎり製造装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024152293
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】米飯処理装置およびおにぎり製造装置
(51)【国際特許分類】
   A23L 7/10 20160101AFI20241018BHJP
【FI】
A23L7/10 G
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023066405
(22)【出願日】2023-04-14
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)展示日 令和4年4月19日・20日 展示会名、開催場所 スズモフェア2022東京 サンシャインシティ文化会館3階Cホール(〒171-0013 東京都豊島区東池袋3-1-4) (2)展示日 令和4年6月7日~10日 展示会名、開催場所 FOOMA JAPAN 2022 国際食品工業展 東京ビッグサイト 東2ホール(〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11-1) その他4件
(71)【出願人】
【識別番号】591094262
【氏名又は名称】鈴茂器工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101971
【弁理士】
【氏名又は名称】大畑 敏朗
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 美奈子
(72)【発明者】
【氏名】長島 光彦
(72)【発明者】
【氏名】林 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】柴山 軍
【テーマコード(参考)】
4B023
【Fターム(参考)】
4B023LE14
4B023LT27
4B023LT42
4B023LT44
(57)【要約】
【課題】容積計量における量目精度を維持しつつ米飯の分割生成速度を向上させる。
【解決手段】ホッパ10内の米飯を下方に送るローラ対13と、固定式規制板14a、および固定式規制板14aとで上下が開口した枠体を形成するとともに相互に接近離隔可能に対向配置された可動式規制板14bとで構成され、ローラ対13で送られた米飯が導入される枠体部14と、枠体部14から下方へ送り出される米飯を分割するカッタ15と、カッタ15と間隔を開けて配置されて開閉可能に設けられ、米飯の分割時には閉鎖位置になって枠体部14から下方へ送り出された米飯を支持し、米飯が分割されたならば、開放位置になって分割された米飯を落下させる開閉プレート16とを有する。可動式規制板14bは、米飯を導入するときには相互に接近し、米飯を開閉プレート16に送り出してカッタ15で分割して落下させるときには相互に離隔する。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互に対向配置され、回転動作によって米飯貯留部内の米飯を下方に送るローラ対と、
相互に対向配置された一対の固定式規制板、および前記固定式規制板とで上下が開口した枠体を形成するとともに相互に接近離隔可能に対向配置された一対の可動式規制板とで構成され、前記ローラ対で送られた米飯が導入される枠体部と、
前記枠体部の下方に設けられ、横方向に開閉して前記枠体部から下方へ送り出される米飯を所定量に分割する分割手段と、
前記分割手段の下方に当該分割手段と間隔を開けて配置されて横方向に開閉可能に設けられ、前記分割手段による米飯の分割時には、閉鎖位置になって前記枠体部から下方へ送り出された米飯を支持し、前記分割手段により米飯が分割されたならば、開放位置になって分割された米飯を落下させる開閉プレートとを有し、
前記可動式規制板は、米飯を導入するときには相互に接近した第1の位置になり、米飯を前記開閉プレートに送り出して前記分割手段で分割して落下させるときには相互に離隔した第2の位置になる、
ことを特徴とする米飯処理装置。
【請求項2】
前記分割手段は、相互に噛み合い可能な櫛歯形状とされた一対の分割刃である、
ことを特徴とする請求項1記載の米飯処理装置。
【請求項3】
一対の前記分割刃の少なくとも何れかは、米飯の分割時において、相互に噛み合った閉鎖位置で外側を支点にして下方向に所定角度だけ回転する、
ことを特徴とする請求項2記載の米飯処理装置。
【請求項4】
前記開閉プレートは、上下方向に移動可能とされている、
ことを特徴とする請求項1記載の米飯処理装置。
【請求項5】
一対の前記可動式規制板の少なくとも何れか一方の内側面には、分割される米飯にくびれを形成するくびれ形成突起が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の米飯処理装置。
【請求項6】
前記開閉プレートから落下した米飯の重量を計測する計測部と、
前記計測部で計測された米飯に、当該計測部で計測された重量と設定重量値との差分の米飯を加える調整部とを有する、
ことを特徴とする請求項1記載の米飯処理装置。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載の米飯処理装置と、
前記米飯処理装置で分割生成された米飯塊を折り畳む折り畳み手段を備え、前記折り畳み手段により折り畳まれた米飯を圧縮しておにぎりを成形するおにぎり成形装置と、
を有することを特徴とするおにぎり製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、米飯処理装置およびおにぎり製造装置に関し、特に米飯の分割処理速度の向上に適用して有効な技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
おむすびを大量生産する装置や弁当などの大量の容器に米飯を盛り付ける装置では、ホッパ(米飯貯留部)内の米飯を所定量に分割生成することが行われる。
【0003】
そして、所定量の米飯を分割生成する技術として、一対のローラ間に米飯を通してシート状にし、これを所定長に分割する方式が知られている。この方式は量目精度がよく生産速度も速いが、ローラの間に米飯を通すために米飯が圧縮されてダメージを受け、食感が損なわれるという問題点がある。
【0004】
ローラ以外により所定量の米飯を分割生成する技術として、容積計量が知られている。容積計量とは、米飯が通過する枠体部の水平断面積と分割された米飯の厚み(高さ)とで規定される容積で米飯の計量を行うものであり、ローラを用いた場合のように米飯を圧縮しない分だけ米飯のダメージを減らすことができる。
【0005】
なお、容積計量による米飯計量装置については、例えば特許文献1(特開2018-151236号公報)に記載された技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2018-151236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、容積計量による米飯の分割生成では、米飯が粘性により枠体部に接触していることから、当該米飯が枠体部から自重落下するまでに時間がかかり、生産速度が遅くなる(一般には、2200個/h程度)。一方、生産速度を上げようとすると、枠体部内の米飯密度が低いままで容積計量を行って米飯を分割することになるために量目精度が低下する。
【0008】
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、容積計量における量目精度を維持しつつ米飯の分割生成速度を向上させることができる米飯処理装置およびおにぎり製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の米飯処理装置は、相互に対向配置され、回転動作によって米飯貯留部内の米飯を下方に送るローラ対と、相互に対向配置された一対の固定式規制板、および前記固定式規制板とで上下が開口した枠体を形成するとともに相互に接近離隔可能に対向配置された一対の可動式規制板とで構成され、前記ローラ対で送られた米飯が導入される枠体部と、前記枠体部の下方に設けられ、横方向に開閉して前記枠体部から下方へ送り出される米飯を所定量に分割する分割手段と、前記分割手段の下方に当該分割手段と間隔を開けて配置されて横方向に開閉可能に設けられ、前記分割手段による米飯の分割時には、閉鎖位置になって前記枠体部から下方へ送り出された米飯を支持し、前記分割手段により米飯が分割されたならば、開放位置になって分割された米飯を落下させる開閉プレートとを有し、前記可動式規制板は、米飯を導入するときには相互に接近した第1の位置になり、米飯を前記開閉プレートに送り出して前記分割手段で分割して落下させるときには相互に離隔した第2の位置になる、ことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の本発明の米飯処理装置は、上記請求項1記載の発明において、前記分割手段は、相互に噛み合い可能な櫛歯形状とされた一対の分割刃である、ことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の本発明の米飯処理装置は、上記請求項2記載の発明において、一対の前記分割刃の少なくとも何れかは、米飯の分割時において、相互に噛み合った閉鎖位置で外側を支点にして下方向に所定角度だけ回転する、ことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の本発明の米飯処理装置は、上記請求項1記載の発明において、前記開閉プレートは、上下方向に移動可能とされている、ことを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の本発明の米飯処理装置は、上記請求項1記載の発明において、一対の前記可動式規制板の少なくとも何れか一方の内側面には、分割される米飯にくびれを形成するくびれ形成突起が設けられている、ことを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の本発明の米飯処理装置は、上記請求項1記載の発明において、前記開閉プレートから落下した米飯の重量を計測する計測部と、前記計測部で計測された米飯に、当該計測部で計測された重量と設定重量値との差分の米飯を加える調整部とを有する、ことを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決するため、請求項7に記載の本発明のおにぎり製造装置は、請求項1~6の何れか一項に記載の米飯処理装置と、前記米飯処理装置で分割生成された米飯塊を折り畳む折り畳み手段を備え、前記折り畳み手段により折り畳まれた米飯を圧縮しておにぎりを成形するおにぎり成形装置と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明では、容積計量を行うための枠体部内にローラ対の回転によって米飯を送り込んでいるので、米飯の自重により枠体部内に米飯を送り込む場合のように枠体部内の米飯密度が低下することがなく、量目精度が安定化する。
【0017】
また、枠体部内に米飯を送り込みときには相互に接近した第1の位置になっていた一対の可動式規制板が、分割手段により米飯を分割する際には相互に離間した第2の位置に移動しているので、粘性による枠体部との接触から解放された米飯は枠体部から直ちに自重落下して開閉プレートに支持される。これにより、米飯の分割生成速度が向上する。
【0018】
これらにより、容積計量における量目精度を維持しつつ米飯の分割生成速度を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施の形態に係る米飯分割生成部およびおにぎり成形部を正面から示す概略図である。
図2】本発明の一実施の形態に係る米飯分割生成部およびおにぎり成形部を平面から示す概略図である。
図3】本発明の一実施の形態に係るおにぎり成形部を構成する形状調整部で成形された米飯を示す図である。
図4】本発明の一実施の形態に係るおにぎり成形部を構成する形状調整部の要部を正面から示す概略図である。
図5】本発明の一実施の形態に係るおにぎり成形部を構成する形状調整部の要部を平面から示す概略図である。
図6】本発明の一実施の形態に係るおにぎり成形部を構成する折り畳み部を示す正面図である。
図7】本発明の一実施の形態に係るおにぎり成形部を構成する折り畳み部を示す平面図である。
図8】本発明の一実施の形態に係る米飯分割生成部を構成する第1の送出部を示す斜視図である。
図9】(a)~(c)は本発明の一実施の形態に係る米飯分割生成部を構成する第1の送出部による米飯の計量分割動作を連続的に示す説明図である。
図10】(a)~(c)は本発明の一実施の形態に係る米飯分割生成部を構成する第1の送出部による米飯の計量分割動作を図9(c)から続いて連続的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0021】
図1および図2に示すおにぎり製造装置は、米飯を例えばシート状に分割生成する米飯分割生成部(米飯処理装置)M1と、米飯分割生成部M1で生成された米飯を受け取ってこれを搬送し、おにぎりに成形するおにぎり成形部(おにぎり成形装置)M2とで構成されている。
【0022】
米飯分割生成部M1は、キャスタ1aによって移動可能とされた台座2a上に第1の計量コンベア(計測部)3、搬送コンベア4、第2の計量コンベア5が搬送方向上流側から下流側に沿って配置されている。また、第1の計量コンベア3および搬送コンベア4の上方には、米飯(生地)をシート状に成形して送り出す第1の送出部6aおよび第2の送出部(調整部)6bがそれぞれ配置されている。
【0023】
台座2aの後側(図1において右側)には、上下方向に延びる一対の縦レール7に沿って米飯容器8を昇降させるリフタ9が設けられている。このリフタ9によって米飯容器8は上部に設置されたホッパ(米飯貯留部)10の位置まで持ち上げられ、リフタ9の上端に設けられた反転部によってホッパ10に向けて上下反転されることにより、米飯容器8内の米飯がホッパ10に投入される。
【0024】
ホッパ10には、投入された米飯を解すための解しローラ(図示せず)が設けられており、さらに、解しローラに解された米飯を第1の送出部6aに向けて搬送するための搬送ローラ(図示せず)および解しローラに解された米飯を第2の送出部6bに向けて搬送するための搬送ローラ(図示せず)が設けられている。
【0025】
なお、ホッパ10に隣接した位置には、作業者が所望する装置の動作設定を行うとともに設定された動作内容が表示される操作部11が設けられている。
【0026】
第1の送出部6aには、ホッパ10内の米飯を下方に向けて誘導するガイド板12、および相互に対向配置されて、ガイド板12に誘導された米飯を回転動作によって下方に送る一対のローラつまりローラ対13が配置されている。したがって、ホッパ10内の米飯はガイド板12によりローラ対13へと誘導され、当該のローラ対13の回転によって下方へと送られる。なお、ローラ対13は、上下に複数段となって配置されていてもよい。
【0027】
ローラ対13の下方には、ローラ対13で送られた米飯が導入される枠体部14が設けられ、この枠体部14の下方には、枠体部14から下方へ送り出される米飯を所定量に分割するカッタ(分割手段)15が設けられている。さらに、カッタ15の下方には、枠体部14およびカッタ15と協働して米飯を所定の厚みのシート状に分割して第1の計量コンベア3に落下させる開閉プレート16が設けられている。なお、これら枠体部14、カッタ15および開閉プレート16についての詳細については後述する。
【0028】
第2の送出部6bには、左右一対となった第1のローラ対17が配置されている。また、第1のローラ対17の下方には、左右一対で合計2段となった第2のローラ対18が配置されている。さらに、第2のローラ対18の直下には、解しローラ19が配置されている。したがって、第1のローラ対17および第2のローラ対18により下方へ送られた米飯は解しローラ19で解されながら落下する。
【0029】
このような米飯の落下経路上には、当該落下経路を開閉するシャッタ20が配置されている。したがって、シャッタ20が開いて送り出された米飯は、第1の計量コンベア3から搬送コンベア4へと搬送されて来た米飯の上に載せられる。
【0030】
ここで、第1の送出部6aでは、目標とする重量の米飯が生成されて第1の計量コンベア3で計量される。また、第2の送出部6bでは、目標とする重量と第1の計量コンベア3での計量値との差(不足重量)に応じた重量の米飯が生成され、搬送コンベア4において第1の送出部6aで生成された米飯上に載せられた後、第2の計量コンベア5で計量される。したがって、第1の送出部6aで生成された米飯の重量が目標重量であった場合には、第2の送出部6bからの米飯の供給は行われないことになる。
【0031】
なお、本実施の形態の米飯分割生成部M1では、1時間に約3000枚の分割された米飯を製造可能な能力を有している。
【0032】
米飯分割生成部M1の搬送方向下流側には、米飯を所定の形状に成形(例えば三角形のおにぎり形状に成形)するためのおにぎり成形部M2が配置されている。そして、搬送コンベア4から第2の計量コンベア5へと搬送された米飯は、米飯分割生成部M1からおにぎり成形部M2へと取り込まれる。なお、第2の計量コンベア5において計測された重量は、後工程において米飯上に載置される具材の重量検出のために使われる。
【0033】
図1および図2に示すように、おにぎり成形部M2は、米飯分割生成部M1で目的とする重量に計量されて形成されたシート状の米飯に具穴(具材を載置する穴)およびくびれ部(折り畳んだ米飯が結着しないように米飯密度を低くした部分)を形成する形状調整部21と、梅干し、シャケ、タラコなどといった所定の具材を載置する具材載置コンベア22と、具材載置コンベア22を通過した米飯の具材の有無および全体重量(具材の載置された米飯の重量)をチェックするチェッカ23と、具材の載置された米飯を搬送する搬送コンベア24と、搬送コンベア24によって搬送された米飯を折り畳む折り畳み部(折り畳み手段)25と、折り畳み部25で折り畳まれた米飯を圧縮しておにぎりを成形する平面視三角形の成形孔26aが形成された成形テーブル26と、成形されたおにぎりを取り出す取出型27とを備えている。
【0034】
そして、チェッカ23により計測された米飯の全体重量から第2の計量コンベア5で計測された重量を引くことにより具材の重量が算出され、算出された具材の重量が所定の範囲内であれば(つまり、具材が規定量であれば)、米飯を折り畳む工程へと搬送され、所定範囲外であれば(つまり、具材が規定量に対して不足あるいは過剰であれば)、おにぎり製造装置の動作が停止される。
【0035】
このようなおにぎり成形部M2は、折り畳み部25で折り畳まれた米飯を成形テーブル26の成形孔26aに投入する投入型26bと、成形孔26aに投入された米飯を上下方向に圧縮しておにぎりを成形する圧縮型26c,29とを備えている。
【0036】
成形テーブル26は図示しないモータによって水平方向に間欠的に回転する回転体であり、成形孔26aは成形テーブル26の周方向に一定の間隔で複数(本実施の形態では8箇所に)形成されている。そして、投入型26b、圧縮型26c,29ならびに取出型27は成形テーブル26の回転方向に沿って順次配置されている。
【0037】
なお、形状調整部21は前述の米飯分割生成部M1と一体になっており、具材載置コンベア22はスタンド28上に設置され、搬送コンベア24、折り畳み部25、成形テーブル26、投入型26b、圧縮型26c,29および取出型27は、キャスタ1bによって移動可能とされた台座2b上に設置されている。
【0038】
ここで、図3(a)に示すように、形状調整部21により米飯Rに形成されるくびれ部R1は、米飯の搬送方向前側の2カ所が凹んだ形状のくびれである。このようなくびれ部R1を形成する形状調整部21は、図4および図5に示すように、シート状の米飯Rを搬送する搬送コンベア21aと、搬送コンベア21a上の米飯Rを搬送方向の両側から挟んでくびれ部R1を形成するくびれ部形成部21bと、搬送コンベア21a上の米飯Rに具材を載置するための具穴R2を形成する具穴形成部21cとからなる。
【0039】
これらの図面に示すように、くびれ部形成部21bは、シート状の米飯Rの搬送方向前側を規制しつつ所定位置を凹ませる突起部21b-1aが形成された第1の形成板21b-1と、シート状の米飯Rの搬送方向後側を規制する第2の形成板21b-2とで構成されている。これら第1の形成板21b-1および第2の形成板21b-2は、水平方向を向いて相互に平行となった回転軸21dにそれぞれ取り付けられて旋回するようになっている。そして、米飯Rと非接触となる非接触位置と、これら第1の形成板21b-1と第2の形成板21b-2とで米飯Rを両側から挟むように当該米飯Rに凹みを形成する凹み形成位置とに旋回して往復移動する。
【0040】
具穴形成部21cは、前述のように米飯Rを上方から押圧して具穴R2を形成するもので、シャフト21c-1と、当該シャフト21c-1の先端に形成されてシャフト21c-1よりも大きな径を有する押圧部21c-2からなる。
【0041】
そして、シート状の米飯Rが具穴形成部21cの真下まで到達したときに搬送コンベア21aの搬送動作が停止される。続いて、最初に第1の形成板21b-1が非接触位置から凹み形成位置に旋回し、次に第2の形成板21b-2が非接触位置から凹み形成位置に旋回して、米飯Rの2箇所にくびれ部R1が形成される。そして、第1の形成板21b-1と第2の形成板21b-2とが凹み形成位置となった状態において、具穴形成部21cが下降して米飯Rを上方から押圧し、具穴R2が形成される。
【0042】
このようにして米飯Rにくびれ部R1および具穴R2が形成されたならば、第1の形成板21b-1と第2の形成板21b-2とが非接触位置に旋回するとともに、具穴形成部21cが上昇し、搬送コンベア21aの搬送動作が再開される。
【0043】
なお、本実施の形態では、くびれ部R1は2箇所形成されているが、少なくとも1カ所であればよい。また、図3(b)に示すように、米飯の搬送方向前側および後側にくびれ部R1を形成してもよい。
【0044】
図6および図7に示すように、折り畳み部25は、中央に位置するセンタープレート25-1と、センタープレート25-1の両側にヒンジ25bを介して連結されてセンタープレート25-1に対して旋回自在となった2枚のサイドプレート25-2とを備えている。センタープレート25-1は米飯の前述した2カ所のくびれ部R1に対応している。また、2つのサイドプレート25-2は、2カ所のくびれ部R1の外側の部位にそれぞれ対応している。このような構造により、2枚のサイドプレート25-2がセンタープレート25-1側を支点にして起き上がり、センタープレート25-1の上方で自由端が接近するように旋回する。
【0045】
したがって、折り畳み部25のプレート25-1,25-2にくびれ部R1の形成されたシート状の米飯Rが搭載されると、ヒンジ25bの位置つまりくびれ部R1の位置を折り曲げ位置として米飯Rの両側が起き上がり、中央側に倒れるようにくびれ部R1の位置で折り畳まれる。
【0046】
なお、折り畳まれた米飯は、前述した投入型26bによって、成形テーブル26に形成された平面視三角形の成形孔26aに投入されると、圧縮型26c,29によって上下方向に圧縮されて成形孔26aの形状つまりおにぎりに成形された後、取出型27によって成形孔26aから取り出される。その後、おにぎり成形部M2からおにぎり包装部(図示せず)へと送られて包装され、最終的な製品となる。
【0047】
ここで、米飯分割生成部M1を構成する第1の送出部6aの構造について図8を用いて説明する。
【0048】
前述のように、第1の送出部6aには、ホッパ10内の米飯を下方に向けて誘導するガイド板12、ガイド板12に誘導された米飯を回転動作によって下方に送るローラ対13、ローラ対13で送られた米飯が導入される枠体部14、枠体部14から下方へ送り出される米飯を所定量に分割するカッタ15、および所定の厚みのシート状に分割した米飯を第1の計量コンベア3に落下させる開閉プレート16が設けられている。
【0049】
ガイド板12は、下方に向かって徐々に間隔が狭くなるように配置されており、ホッパ10内の米飯をスムーズにローラ対13へと誘導する機能を備えている。
【0050】
ローラ対13はガイド板12の下端において相互に対向配置されており、回転動作によって米飯を枠体部14へと送り込むように機能する。図示するように、ローラ対13には、先端が尖って径方向断面が湾曲し、軸方向に伸びる複数の溝13aが周方向に形成されている。したがって、米飯は、回転するローラ対13の溝13aに捉えられるが、前述した溝形状のために過度に圧縮されることなく、枠体部14へと送り込まれる。
【0051】
このように、本実施の形態では、ローラ対13の回転により米飯を強制的に枠体部14へ送り込むようにしている。したがって、ローラ対13により枠体部14に対する米飯の送り調整が可能になるので、米飯を自重により枠体部14に送り込むようにする必要がなくなるのみならず、ローラ対13の回転量で枠体部14内の米飯の密度をコントロールすることができ、量目精度が安定化する。さらに、分割された米飯を落下させるタイミングに合わせてローラ対13を所定量回転させることにより、分割されなかった残りの米飯で分割された米飯が押し出されることになり、分割された米飯の落下をよりスムーズに行うこともできる。
【0052】
なお、ローラ対13を用いることなく、米飯の高さを検知するためのセンサを用い、当該センサの高さまで米飯を積み上げて自重により米飯を枠体部14に送り込む構造にした場合、米飯の検知位置(センサの設置位置)が高いと米飯を高く積み過ぎる結果となり、装置の停止時に米飯が自重で徐々に下降して密度が高くなり、米飯が固くなってしまう。一方、米飯の検知位置が低いと、米飯が固くはならないものの、逆に密度が低くなって重量精度が落ち、分割されたシート状の米飯がまばらになってしまい、おにぎりの成形が上手くいかなくなる。
【0053】
枠体部14は、ローラ対13の軸方向の両側(図8において、ローラ対13の前側と後側)に相互に対向配置された一対の固定式規制板14a(ローラ対13の前側に位置する固定式規制板14aは図示が省略されている。)と、固定式規制板14aとで上下が開口した枠体を形成するとともに相互に接近離隔可能に対向配置された一対の可動式規制板14bとで構成されている。この枠体部14は米飯の容積計量を行う機能を有しており、米飯が通過する枠体部14の水平断面積とカッタ15で分割された米飯の厚み(高さ)とで規定される容積で米飯の計量が行われる。
【0054】
本実施の形態において、固定式規制板14aはガイド板12およびローラ対13の前後側をも覆っており、ガイド板12およびローラ対13の部分からの米飯の漏出(図8において、前後への漏出)を防止する機能を兼用している。なお、可動式規制板14bの接近離隔動作については後述する。
【0055】
一方の可動式規制板14b(図8に示す場合には、左側の可動式規制板14b)の内側面には、分割される米飯にくびれを形成するくびれ形成突起14b-1が形成されている。このくびれ形成突起14b-1は横並びになって2カ所に形成されており、米飯の送出方向である下方に向かって傾斜しながら突出し、突出端で平坦となった形状になっている。このようなくびれ形成突起14b-1によって、下方に送られる米飯には2箇所の凹みが形成される。そして、カッタ15で分割されたときに、シート状に生成された米飯に形成されたくびれとなる。
【0056】
米飯に形成されたくびれは、前述した形状調整部21のくびれ部形成部21bによって米飯にくびれ部R1(図3(a))を形成する際の予備的な機能を有する。つまり、米飯に予めくびれを形成することなくくびれ部形成部21bで米飯にくびれ部R1を形成すると、当該くびれ部形成部21bによって多量の米飯が圧縮されることから局所的に米飯密度が高くなって出来上がったおにぎりの食感(ふんわりとした食感)が損なわれてしまう。これに対して、本実施の形態のように、シート状の米飯を生成する段階でくびれ形成突起14b-1によってくびれを形成しておくと、くびれ部形成部21bで米飯にくびれ部R1を形成する際に圧縮される米飯の量が相対的に少なくなる。よって、局所的に米飯密度が高くなることなく、出来上がったおにぎりにはふんわりとした良好な食感が得られる。
【0057】
なお、米飯の搬送方向前側および後側にくびれ部R1を形成(図3(b))する場合には、くびれ形成突起14b-1は両方の可動式規制板14bの内側面に形成するのがよい。また、本実施の形態とは形状が異なり本実施の形態の可動式規制板14bと交換可能な可動式規制板を用意しておいてもよい。このようにすれば、形状の異なる分割された米飯を生成することが可能になる。
【0058】
カッタ15は、横方向に開閉する動作によって、枠体部14から下方へ送り出される米飯を所定量に分割する。本実施の形態において、カッタ15は、相互に噛み合い可能な櫛歯形状となった一対の分割刃15a,15bで構成されている。このような一対の分割刃15a,15bが、枠体部14からの米飯を開閉プレート16が支持した状態で開放位置から相互に噛み合った閉鎖位置へと移行し、その閉鎖位置のままで一方の分割刃15aが外側を支点にして下方向にスイング(所定角度だけ回転)する。これにより、一対の分割刃15a,15bよりも下側の米飯が分割されて所定の厚みをもったシート状になる。
【0059】
なお、本実施の形態では、一方の分割刃15aがスイングするようになっているが、両方の分割刃15a,15bが共にスイングするようになっていてもよし、何れの分割刃15a,15bもスイングしなくてもよい。但し、一対の分割刃15a,15bの少なくとも何れかをスイングするようにすれば、米飯を素早く分割することができる。
【0060】
なお、カッタ15としては、本実施の形態のような相互に噛み合い可能な櫛歯形状となった一対の分割刃15a,15bではなくてもよく、例えば横方向に開閉する板状体などでもよい。但し、相互に噛み合い可能な櫛歯形状の一対の分割刃15a,15bを用いれば、カッタ15が開放位置から閉鎖位置に移動して米飯を分割したときにおける米飯に対するダメージを最小限にすることができる。
【0061】
さて、このようにして分割した米飯を第1の計量コンベア3に落下させる開閉プレート16は、カッタ15と間隔を開けて配置され、横方向に開閉可能に設けられている。なお、米飯を分割するカッタ15と分割時に米飯を支持する開閉プレート16との間隔が、分割される米飯の厚みに相当する。
【0062】
開閉プレート16は、カッタ15による米飯の分割時には閉鎖位置になり、枠体部14から下方へ送り出された米飯を支持する。そして、カッタ15により上述のようにして米飯が分割されたならば、開放位置に移行して分割された米飯を落下させて第1の計量コンベア3に載せる。
【0063】
本実施の形態において、開閉プレート16は上下方向に移動可能とされ、カッタ15との間隔が調整できるようになっている。前述のようにカッタ15と開閉プレート16との間隔が分割される米飯の厚みに相当することから、開閉プレート16を上下動させて当該間隔を調整することにより、分割される米飯を所望の厚みにすることが可能になる。但し、開閉プレート16は上下動できなくてもよい。
【0064】
なお、前述したガイド板12の位置には、米飯の有無を検出するためのセンサSが設置されている。ガイド板12の位置に設置されたセンサSで米飯が検知されたということは、カッタ15からガイド板12にかけて米飯が充填されていることを意味し、これにより米飯を所定量に分割することが可能な状態になっていることを検出することができるからである。したがって、分割に伴って米飯が減少し、センサSにより米飯が検出されなくなると、ホッパ10内に設けられた落下供給ローラ(図示せず)によりホッパ10から米飯が落下供給される。
【0065】
次に、以上の構成を有する米飯分割生成部M1の第1の送出部6aによる米飯の分割動作について、図9および図10を用いて説明する。
【0066】
図9(a)に示すように、米飯Rを導入して動作を開始する段階では、一対の可動式規制板14bが相互に接近した位置(第1の位置)、カッタ15が閉鎖位置、開閉プレート16が閉鎖位置となっており、ローラ対13が回転して米飯Rが枠体部14内へと送り込まれる。なお、これと同時に、ホッパ10に設けられた落下供給ローラが駆動されてホッパ10内から米飯Rが落下供給される。
【0067】
そして、 図9(b)に示すように、センサSにより米飯Rが検出されたならば(つまり、カッタ15からガイド板12にかけて米飯Rが充填されたならば)、ホッパ10内からの米飯Rの落下供給が停止される。また、ローラ対13の回転が継続される。
【0068】
次に、図9(c)に示すように、カッタ15が開放位置となり、ほぼ同時に一対の可動式規制板14bが相互に離隔した位置(第2の位置)になる。また、ローラ対13の回転も継続される。これにより、底面がカッタ15に支えられていた米飯Rが落下して開閉プレート16により支持される。この米飯Rの落下時においては、一対の可動式規制板14bが相互に接近した第1の位置から相互に離隔した第2の位置へと移動することにより、可動式規制板14bに付着していた米飯Rが強制的に離反されて米飯Rと可動式規制板14bとの間に隙間が形成される。これにより、米飯Rは、粘性による枠体部14との接触から解放されるので、カッタ15が第2の位置に移動すると枠体部14から直ちに自重落下して開閉プレート16に支持される。
【0069】
なお、本実施の形態では、図9(a)、図9(b)および図9(c)に示す3つの段階に亘ってローラ対13が回転して枠体部14内に米飯Rが送り込まれていることから、枠体部14内の米飯密度が低下することなく容積計量における量目精度の安定化が図られている。但し、図9(a)から図9(c)に至るどこかのタイミングで枠体部14内が所定の米飯密度になるのであれば、その時点でローラ対13の回転を停止してもよい。
【0070】
次に、図10(a)に示すように、カッタ15が閉鎖位置(櫛歯形状となった一対の分割刃15a,15bが相互に噛み合った位置)となり、ほぼ同時に開閉プレート16が開放位置になって当該開閉プレート16による米飯Rの下支えがなくなる。
【0071】
次に、図10(b)に示すように、閉鎖位置にあるカッタ15の一方の分割刃15aが外側を支点にして下方向にスイングする。これにより、一対の分割刃15a,15bよりも下側の米飯Rが分割され、所定の厚みをもった(つまり、枠体部14の水平断面積とカッタ15で分割された米飯Rの厚みとで規定される容積で計量が行われた)シート状になって落下して第1の計量コンベア3上に載る。なお、分割刃15aがスイングしなくても、閉鎖位置になったカッタ15の下側の米飯は自重により落下するものの、自重落下するまでには時間がかかる。一方、分割刃15aがスイングする本実施の形態では、スイング動作によって米飯Rを素早く分割することが可能になる。
【0072】
最後に、図10(c)に示すように、スイングした分割刃15aが元の位置に戻り、開閉プレート16が閉鎖位置になり、一対の可動式規制板14bが相互に接近した第1の位置になる。また、第1の計量コンベア3上の米飯Rが搬送されて、搬送コンベア4(図1)へと渡される。なお、この後、図9(a)に戻って、以降の工程が順次繰り返し実行される。
【0073】
このように、本実施の形態の米飯分割生成部M1によれば、容積計量を行うための枠体部14内にローラ対13の回転によって米飯を送り込んでいるので、米飯の自重により枠体部14内に米飯を送り込む場合のように枠体部14内の米飯密度が低下することがなく、量目精度が安定化する。
【0074】
また、枠体部14内に米飯を送り込みときには相互に接近した第1の位置になっていた一対の可動式規制板14bが、カッタ15により米飯を分割する際には相互に離間した第2の位置に移動することにより、粘性による枠体部14との接触から解放された米飯は枠体部14から直ちに自重落下し、開閉プレート16に支持される。これにより、米飯の分割生成速度が向上する。
【0075】
これらにより、容積計量における量目精度を維持しつつ米飯の分割生成速度を向上させることが可能になる。
【0076】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
【0077】
例えば、本実施の形態の米飯分割生成部M1は、目標とする重量と第1の送出部6aで分割生成された米飯重量との差(不足重量)に応じた重量の米飯を第2の送出部6bで生成して補充するようにした米飯分割生成部M1であるが、目標とする重量の米飯を生成したならば不足重量の米飯を補充することなくおにぎり成形工程に送られるタイプの米飯分割生成部M1であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0078】
以上の説明では、本発明のおにぎり製造装置としてのおにぎり成形部は、シート状の米飯に具穴やくびれ部を形成する形状調整部、具材を載置する具材載置コンベア、具材の載置された米飯を折り畳んで圧縮しておにぎりを成形する成形テーブル等が一体になったものが示されているが、それぞれ単独となっていてもよい。
【符号の説明】
【0079】
3 第1の計量コンベア(計測部)
4 搬送コンベア
5 第2の計量コンベア
6a 第1の送出部
6b 第2の送出部(調整部)
10 ホッパ(米飯貯留部)
12 ガイド板
13 ローラ対
13a 溝
14 枠体部
14a 固定式規制板
14b 可動式規制板
14b-1 くびれ形成突起
15 カッタ(分割手段)
15a,15b 分割刃
16 開閉プレート
17 第1のローラ対
18 第2のローラ対
19 ローラ
20 シャッタ
21 形状調整部
21a 搬送コンベア
21b くびれ部形成部
21b-1 第1の形成板
21b-1a 突起部
21b-2 第2の形成板
21c 具穴形成部
21c-1 シャフト
21c-2 押圧部
21d 回転軸
22 具材載置コンベア
23 チェッカ
24 搬送コンベア
25 折り畳み部(折り畳み手段)
25-1 センタープレート
25-2 サイドプレート
25b ヒンジ
26 成形テーブル
26a 成形孔
26b 投入型
26c 圧縮型
27 取出型
29 圧縮型
M1 米飯分割生成部(米飯処理装置)
M2 おにぎり成形部(おにぎり成形装置)
R 米飯
R1 くびれ部
R2 具穴
S センサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10