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特開2024-152329情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024152329
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/85 20140101AFI20241018BHJP
   A63F 13/55 20140101ALI20241018BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20241018BHJP
【FI】
A63F13/85
A63F13/55
A63F13/79
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023066456
(22)【出願日】2023-04-14
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】辻野 優
(57)【要約】
【課題】ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、提示部と移動制御部とを備える。提示部は、ユーザが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションをユーザに提示する。移動制御部は、提示されたミッションをユーザが達成した場合、第1ゲームと異なる第2ゲームのゲーム空間内において、ユーザに関連付けられるゲーム媒体を移動可能に制御する。提示部は、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件と異なる第2条件を満たす場合、第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
提示部と移動制御部とを備え、
前記提示部は、ユーザが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションを前記ユーザに提示し、
前記移動制御部は、提示されたミッションを前記ユーザが達成した場合、前記第1ゲームと異なる第2ゲームのゲーム空間内において、前記ユーザに関連付けられるゲーム媒体を移動可能に制御し、
前記提示部は、前記ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、前記ゲーム媒体の移動履歴が前記第1条件と異なる第2条件を満たす場合、前記第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記提示部は、第1期間において、前記ゲーム媒体の前記第1期間における移動履歴が前記第1条件を満たす場合、前記第1グループに含まれるミッションを提示し、前記ゲーム媒体の前記第1期間における移動履歴が前記第2条件を満たす場合、前記第2グループに含まれるミッションを提示し、
前記提示部は、前記第1期間より後の第2期間において、前記ゲーム媒体の前記第2期間における移動履歴が前記第1条件を満たす場合、前記第1グループに含まれるミッションを提示し、前記ゲーム媒体の前記第2期間における移動履歴が前記第2条件を満たす場合、前記第2グループに含まれるミッションを提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提示部は、前記ゲーム媒体の移動履歴が前記第1条件を満たす場合、前記第1グループに含まれる第1ミッションを提示し、前記ゲーム媒体の移動履歴が前記第2条件を満たす場合、前記第2グループに含まれ、前記第1ミッションより難易度が高い第2ミッションを提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提示部は、前記ゲーム媒体の移動履歴が前記第1条件を満たす場合、前記第1グループに含まれ、前記第1ゲームの第1クエストに関連付けられるミッションを提示し、前記ゲーム媒体の移動履歴が前記第2条件を満たす場合、前記第2グループに含まれ、前記第1ゲームの第2クエストに関連付けられるミッションを提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提示部は、前記ゲーム媒体の移動履歴としての移動回数が第1回数である前記第1条件を満たす場合、前記第1グループに含まれるミッションを提示し、前記ゲーム媒体の移動回数が前記第1回数より大きい第2回数である前記第2条件を満たす場合、前記第2グループに含まれるミッションを提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提示部は、前記第1期間であるか前記第2期間であるかに応じて、同一のグループに含まれ、前記ユーザに提示するミッションを異ならせる、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提示部は、第1期間において提示された第1ミッションに関連付けられる前記第1ゲームのクエストを前記ユーザがプレイし、前記第1ミッションが達成されずに前記第1期間が終了した場合、前記第2期間において、前記第1ミッションと同一のグループに含まれ、前記第1ミッションと異なる第2ミッションを提示する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記移動制御部は、前記第2ゲームのゲーム空間内において、複数の移動方向のうち前記ユーザに指定された移動方向に前記ゲーム媒体を移動させ、
前記移動制御部は、前記ユーザに提示されたミッションを含むグループの属性に基づいて、前記ユーザにより指定可能な前記ゲーム媒体の移動方向を制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記提示部は、前記ユーザに提示された第1ミッションを変更する要求が発生した場合、前記第1ミッションと同一のグループに含まれ、前記第1ミッションと異なる第2ミッションを前記第1ミッションの代わりに提示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
要求受付部をさらに備え、
前記要求受付部は、前記第1ミッションに関連付けられる前記第1ゲームのプレイ履歴に応じて、前記第1ミッションを変更する要求を前記ユーザから受け付け可能に制御する、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記移動制御部は、前記第2ゲームのゲーム空間内において、複数の移動方向のうち前記ユーザに指定された移動方向に前記ゲーム媒体を移動させ、
前記移動制御部は、前記要求が発生して前記第2ミッションが提示された場合、前記第2ミッションが提示されなかった場合と比べて、前記ユーザにより指定可能な前記ゲーム媒体の移動方向の数を少なくする、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項12】
要求受付部をさらに備え、
前記要求受付部は、少なくとも前記第1期間と前記第2期間とを含む複数の期間における前記ゲーム媒体の累積の移動量が所定量以上である場合、前記ユーザに提示された第1ミッションを変更する要求を前記ユーザから受け付け可能に制御し、
前記提示部は、前記要求が受け付けられた場合、前記第1ミッションと同一のグループに含まれ、前記第1ミッションと異なる第2ミッションを前記第1ミッションの代わりに提示する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項13】
プロセッサが、ユーザが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションを前記ユーザに提示し、
プロセッサが、提示されたミッションを前記ユーザが達成した場合、前記第1ゲームと異なる第2ゲームのゲーム空間内において、前記ユーザに関連付けられるゲーム媒体を移動可能に制御し、
プロセッサが、前記ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、前記ゲーム媒体の移動履歴が前記第1条件と異なる第2条件を満たす場合、前記第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する、
情報処理方法。
【請求項14】
プロセッサに、
ユーザが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションを前記ユーザに提示し、
提示されたミッションを前記ユーザが達成した場合、前記第1ゲームと異なる第2ゲームのゲーム空間内において、前記ユーザに関連付けられるゲーム媒体を移動可能に制御し、
前記ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、前記ゲーム媒体の移動履歴が前記第1条件と異なる第2条件を満たす場合、前記第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する、
処理を実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゲーム空間において、複数のプレイヤが協働して共通のイベントに参加し、ミッションをクリアするゲームが知られている。例えば特許文献1には、複数のプレイヤが共通の敵キャラクタと対戦するゲームを行い、敵キャラクタのヒットポイントを0にして倒すと、参加したプレイヤに特典が付与されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-140557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進する点において改善の余地を残しているという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報処理装置は、
提示部と移動制御部とを備え、
前記提示部は、ユーザが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションを前記ユーザに提示し、
前記移動制御部は、提示されたミッションを前記ユーザが達成した場合、前記第1ゲームと異なる第2ゲームのゲーム空間内において、前記ユーザに関連付けられるゲーム媒体を移動可能に制御し、
前記提示部は、前記ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、前記ゲーム媒体の移動履歴が前記第1条件と異なる第2条件を満たす場合、前記第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態におけるゲームシステムの構成を示す図である。
図2】ユーザ端末の表示部に表示されるホーム画面の一例である。
図3】ユーザ端末の表示部に表示されるゲームプレイ画面の一例である。
図4】ユーザ端末の表示部に表示されるゲームプレイ画面の一例である。
図5】ユーザ端末の表示部に表示されるゲームプレイ画面の一例である。
図6】ユーザ端末の表示部に表示されるゲームプレイ画面の一例である。
図7】本実施形態におけるサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
図8】本実施形態におけるユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
図9】本実施形態におけるサーバの機能構成例を示すブロック図である。
図10】本実施形態におけるミッション提示情報の一例である。
図11】サーバが行うミッション提示処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一または同様の構成を有する。
【0010】
(ゲームシステム1の構成)
図1は、本実施形態におけるゲームシステム1の構成を示す。図1に示すゲームシステム1は、サーバ10(ゲームサーバ)と、複数のユーザ端末20(ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20d)とを備える。サーバ10およびユーザ端末20は、インターネット、イントラネット、無線LANまたは移動通信等の通信回線5を介して互いに通信可能に接続されている。なお、サーバ10は、本発明の「情報処理装置」として機能する。
【0011】
本実施形態において、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dを使用するユーザをそれぞれユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4とする。ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4をそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4をそれぞれユーザUと表現する。
【0012】
また、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dをそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dをそれぞれユーザ端末20と表現する。
【0013】
なお、ゲームシステム1が備えるユーザ端末20の数は4つに限られず、少なくとも2つ以上のユーザ端末20を備えていれば良い。
【0014】
ユーザ端末20は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の情報処理端末であり、ユーザUにゲームを提供する。ユーザUは、ユーザ端末20を操作することによって、ゲームにログインして当該ゲームを実行することができる。ユーザ端末20は、例えば携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器等、どのような端末が用いられても良い。ユーザ端末20は、GPS(Global Positioning System)等を用いて検出した自身の位置をサーバ10に通知するようにしても良い。
【0015】
サーバ10は、例えば、ユーザUに関する各種情報を管理したり、ゲームの一部の処理を実行したりする等、ユーザ端末20がゲームを提供する上でその一部の機能を担う装置である。サーバ10は、1または複数の情報処理装置から構成されても良いし、仮想的なサーバ(クラウドサーバ等)を用いて構成されても良い。
【0016】
(ゲーム概要)
次に、ゲームシステム1が提供するゲーム(以下、バトルゲームとも言う)の概要を説明する。ゲームシステム1が提供するゲームでは、ユーザUは、所持している複数のキャラクタの中から選択したキャラクタでデッキを編成し、編成したデッキを用いてクエストをクリアすることで、新たなキャラクタやアイテム等(ゲーム媒体)を入手することができる。また、ユーザUは、入手した複数のキャラクタを合成することでより強いキャラクタに成長させたり、アイテムを用いてキャラクタの属性を強化したりすることで、より難易度の高いクエストに挑戦することができる。
【0017】
ここで、クエストとは、予め定められた一定の条件を満たすことでクリア可能な課題を意味する用語である。クエストは、一般的には、探索、課題およびミッションと呼ばれることもある。クエストに参加したユーザUは、当該一定の条件を満たすことでクエストをクリアすることができ、クエストをクリアすると、ユーザUに報酬が与えられたり、本ゲームのストーリーが進行したりする。
【0018】
デッキとは、複数のキャラクタを組み合わせたグループを意味する用語である。ユーザUは、クエストを実行する際、当該クエストをクリアするために適した能力を持つキャラクタを選択してデッキを編成してクエストを実行する。本実施形態では、ユーザUがクエスト等を「実行」することを、「クエストプレイ」と称しても良い。
【0019】
本実施形態のゲームは、複数のユーザUが各々のユーザ端末20を操作して共同してプレイすることが可能なマルチプレイゲームである。すなわち、ユーザUは、単独プレイ(ソロプレイ)することは勿論、他のユーザUと共に共通のクエストを同時にプレイする所謂マルチプレイ(共同プレイともいう)も可能である。マルチプレイでは、各ユーザUは、デッキを編成する複数のキャラクタのうち、自身に割り当てられたキャラクタを操作する。
【0020】
このマルチプレイでは、特定のクエストに対してマルチプレイを主催して仲間を募集するユーザU(以下、ホストユーザという)と、その募集に応募してマルチプレイに参加するユーザU(以下、ゲストユーザという)とにより、共同関係が形成され、プレイの進行がマルチプレイを行うユーザU(ホストユーザ、ゲストユーザ)間で同期される。なお、ユーザU(ホストユーザ)は、メッセージアプリを介し、他のユーザU(ゲストユーザ候補)に対して招待メッセージを送ることによって、当該他のユーザUをマルチプレイに直接誘うこともできる。
【0021】
マルチプレイは、各ユーザUのユーザ端末20の通信機能を通じて行われる。一例として、あるゲストユーザが、マルチプレイを主催して仲間を募集するホストユーザとのマッチング要求を行い、その要求に応じて表示された1以上のホストユーザを確認する。そして、ゲストユーザは、所望のホストユーザが募集するマルチプレイに対して参加の申込を行い、ホストユーザがその申込を許可すると、ゲストユーザとホストユーザとの間にマルチプレイ用の通信経路が確立される。なお、マルチプレイの申込資格は、特に限定されず、任意に設定することができる。例えば、申込みを行うゲストユーザから所定距離の範囲内に居るホストユーザの募集に対して申込を行うことができるとしても良いし、あるユーザUと交友関係がある他のユーザUであって、ユーザU同士で互いに承認したフレンド(ゲストユーザ)が申込を行うことができるとしても良い。
【0022】
その後、マルチプレイに要する各種データの送受信が、公知の通信方式にしたがって実施される。このときのデータは、サーバ10を介したクライアント・サーバ方式であっても良く、サーバ10を介さないP2P(ピア・ツー・ピア)方式であっても良い。また、マルチプレイの様式は、完全同期型および非同期型に分類されるが、何れの様式を採用しても良い。
【0023】
なお、マルチプレイゲームには、複数のユーザUが協力する協力プレイゲーム、および、ユーザU同士が対戦する対戦ゲームが含まれるが、何れのタイプであっても良い。また、一回のマルチプレイにおけるユーザU数の上限(最大プレイ人数)については、特に限定されず任意の数に設定しても良いが、例えば最大で4人程度に設定するのが良い。
【0024】
ユーザUは、ゲーム中の様々な場面(例えばクエストをクリアした場合等)でキャラクタを入手することができる。また、ユーザUは、名ゲームの中で、ユーザUに付与する付与候補として任意のゲーム媒体(キャラクタまたはアイテム)を決定する抽選を行う(くじを引く)ことができる。ユーザUに付与する任意のゲーム媒体を決定する抽選を行う(くじを引く)ことは、「ガチャ」とも呼ばれる。ユーザUは、ゲーム内価値(通貨)を消費すること、または、ゲームにて受け取れるゲーム内アイテムである抽選券を消費すること等で、当該抽選を行うことができる。例えばゲーム内価値の単位が「オーブ」である場合、1オーブの消費で1回の抽選を行うことができる。なお、抽選には、ユーザUに付与する1体のキャラクタを決定する抽選(シングルガチャ)と、例えば10体のキャラクタを決定する抽選(10連ガチャ)とが存在する。
【0025】
各ゲーム媒体には、抽選で当選する確率に対応したレアリティ度(希少性)が付与されている。レアリティ度は例えばレベル1からレベル6まで設定されており、レベル1が最も当選する確率が高く、レベル2、レベル3、レベル4、レベル5、レベル6の順に当選する確率が低くなる。
【0026】
本実施形態では、ユーザUは、上述したゲーム(本発明の「第1ゲーム」に相当、以下「第1ゲーム」とも言う)に加えて、第1期間(例えば、1日目)と、第1期間より後の第2期間(例えば、2日目)と、第2期間より後の第3期間(例えば、3日目)とを含むキャンペーン開催期間中において仲間回収ゲーム(本発明の「第2ゲーム」に相当)を行うことができる。
【0027】
仲間回収ゲームは、複数のマス(例えば、縦5マス×横5マス)から構成されるマップ(フィールド、本発明の「ゲーム空間」に相当)内において、ユーザUが、ユーザUに関連付けられる飛行体(本発明の「ゲーム媒体」に相当)を移動させ、基本的に未開示の状態でマップ内の異なるマスにそれぞれ配置されている複数(例えば、7体)の味方キャラクタの回収を目指すゲームである。なお、マップを構成するマスには、味方キャラクタが配置されているマスと、味方キャラクタが配置されていないマスとの2種類が存在する。味方キャラクタが配置されているマスは、飛行体の移動に伴って開示状態のマスが増えることによって、ユーザUにとって次第に明らかとなる。
【0028】
仲間回収ゲームの流れとしては、まず、第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションがユーザUに提示され、提示されたミッションをユーザUが達成した場合、ユーザUは、マップ内において、ユーザUに関連付けられる飛行体を1マス移動させる。なお、仲間回収ゲームの開始直後においては、飛行体が位置しているマスと、当該マスを基準とした上下左右のマスのうち次に飛行体を1マス移動させることが可能なマスとのみが開示されている。開示されているマスに味方キャラクタが配置されている場合、ユーザUは、当該マスに表示された味方キャラクタを確認することによって、当該マスに当該味方キャラクタが配置されていることを把握することができる。また、開示されているマスに味方キャラクタが配置されていない場合、ユーザUは、当該マスに味方キャラクタが表示されていないことを確認することによって、当該マスに当該味方キャラクタが配置されていないことを把握することができる。
【0029】
飛行体を1マス移動させると、移動先のマスを基準とした上下左右のマスのうち次に飛行体を1マス移動させることが可能なマス(未開示状態のマス)が新たに開示される。新たに開示されたマスに味方キャラクタが配置されている場合には、当該マスの開示に伴い当該味方キャラクタも新たに表示され、ユーザUは、当該マスに味方キャラクタが配置されていることを把握することができる。
【0030】
また、飛行体を1マス移動させると、前回提示されたミッションとは異なる次のミッションがユーザUに提示される。ユーザUは、味方キャラクタが配置されているマスに飛行体を移動させると、当該味方キャラクタを回収(獲得)することができる。そして、味方キャラクタの回収による報酬がユーザUに付与される。なお、ユーザUは、1日につき1体の味方キャラクタを回収することが可能であり、1体の味方キャラクタを回収した時点でマップ内における飛行体の移動が不可能となる。
【0031】
ユーザUは、提示されたミッションの達成と、ユーザUに関連付けられる飛行体の移動とを繰り返すことにより、最短で7日かけて全ての味方キャラクタの回収を目指す。キャンペーン開催期間(例えば、2週間)以内において全ての味方キャラクタの回収に成功すると、全ての味方キャラクタの回収による特別報酬(コンプリート報酬)がユーザUに付与される。
【0032】
図2は、ユーザ端末20の表示部24(図8を参照)に表示されるホーム画面の一例を示す図である。ホーム画面は、ユーザUがゲームにログインした後のゲーム開始時等に表示される。以下で説明する各画面は、サーバ10からユーザ端末20に送信された画面表示データに基づいて表示される。
【0033】
図2に示すように、ホーム画面には、ゲームプレイボタン40,42等が表示される。ユーザUによってゲームプレイボタン40が押下されると、第1ゲームをプレイするためのゲームプレイ画面(図示しない)が表示され、ユーザUは第1ゲームをプレイすることができる。また、ユーザUによってゲームプレイボタン42が押下されると、ユーザUは仲間回収ゲームをプレイすることができる。
【0034】
図3は、ユーザ端末20の表示部24に表示されるゲームプレイ画面の一例を示す図である。ゲームプレイ画面は、図2に示すホーム画面において、ユーザUによってゲームプレイボタン42が押下された場合に表示される。
【0035】
図3に示すように、ゲームプレイ画面には、ミッション情報50およびマップ60等が表示される。ミッション情報50は、第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションとして、コラボキャラを編成してクエストAを1回クリアすることで達成となるミッションを示す。マップ60は、縦5マス×横5マスから構成されている。ユーザUは、マップ60内において、ユーザUに関連付けられる飛行体80を1マスずつ移動させ、マップ60内の異なるマスにそれぞれ配置されている全て(7体)の味方キャラクタの回収を目指す。
【0036】
仲間回収ゲームの開始直後においては、飛行体80が位置しているマス62と、マス62を基準とした上下左右のマスのうち次に飛行体80を左または上に1マス移動させることが可能なマス64,66とのみが開示されている。つまり、マップ60において、マス62,64,66以外の22個のマスは、未開示の状態である。図3に示すように、開示されているマス66に味方キャラクタ82が配置されているため、ユーザUは、マス66を確認することによって、マス66に味方キャラクタ82が配置されていることを把握することができる。また、開示されているマス64に味方キャラクタ82が配置されていないため、ユーザUは、マス64を確認することによって、マス64に味方キャラクタ82が配置されていないことを把握することができる。
【0037】
図4は、ユーザ端末20の表示部24に表示されるゲームプレイ画面の一例を示す図である。ゲームプレイ画面は、図3に示すゲームプレイ画面において提示されたミッションをユーザUが達成した場合に表示される。
【0038】
図4に示すように、ゲームプレイ画面には、ミッション情報52およびマップ60等が表示される。ミッション情報52は、ユーザUが達成したミッションとして、コラボキャラを編成してクエストAを1回クリアすることで達成となるミッションを示す。マップ60においては、飛行体80が位置しているマス62を基準とした上下左右のマスのうち次に飛行体80を1マス移動させることが可能な方向(左方向、上方向)が方向矢印として表示されている。ユーザUは、飛行体80が位置しているマス62を移動元として、次に飛行体80を1マス移動させる方向として左方向または上方向を指定することができる。
【0039】
図5は、ユーザ端末20の表示部24に表示されるゲームプレイ画面の一例を示す図である。ゲームプレイ画面は、図4に示すゲームプレイ画面において、次に飛行体80を1マス移動させる方向として上方向がユーザUにより指定された場合に表示される。
【0040】
図5に示すように、ゲームプレイ画面には、ミッション情報52、マップ60および報酬情報90等が表示される。ユーザUは、マス62から飛行体80を上方向に1マス移動させる、つまり味方キャラクタ82が配置されているマス66に飛行体80を移動させることによって、味方キャラクタ82を回収(獲得)することができる。そして、味方キャラクタ82の回収による報酬(例えば、所定のキャラクタやアイテム)がユーザUに付与される。報酬情報90は、味方キャラクタ82の回収による報酬をユーザUが獲得した旨を表示メッセージとして示す。なお、ユーザUは、1日につき1体の味方キャラクタ82を回収することが可能であり、1体の味方キャラクタ82を回収した時点で、次の日(つまり次の期間)まで、マップ60内における飛行体80の移動が不可能となる。図5では図示していないが、マス62から飛行体80を上方向に1マス移動させると、移動先のマス66を基準とした上下左右のマスのうち次に飛行体80を1マス移動させることが可能なマス(未開示状態のマス)が新たに開示される。
【0041】
図6は、ユーザ端末20の表示部24に表示されるゲームプレイ画面の一例を示す図である。ゲームプレイ画面は、図4に示すゲームプレイ画面において、次に飛行体80を1マス移動させる方向として左方向がユーザUにより指定された場合に表示される。
【0042】
図6に示すように、ゲームプレイ画面には、ミッション情報54およびマップ60等が表示される。マス62から飛行体80を左方向に1マス移動させると、移動先のマス64を基準とした上下左右のマスのうち次に飛行体80を左方向または上方向に1マス移動させることが可能なマス68,70(未開示状態のマス)が新たに開示される。図6に示す例では、新たに開示されたマス68,70に味方キャラクタ82が配置されておらず、ユーザUは、マス68,70を確認することによって、マス68,70に味方キャラクタ82が配置されていないことを把握することができる。また、マス62から飛行体80を左方向に1マス移動させると、移動先のマス64に味方キャラクタ82が配置されていないことから、前回提示されたミッション(図3を参照)とは異なる次のミッションがユーザUに提示される。ミッション情報54は、第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択され、前回提示されたミッションとは異なる次のミッションとして、最大ヒット数200以上でクエストCをクリアすることで達成となるミッションを示す。
【0043】
以上のように、ユーザUは、提示されたミッションの達成と、ユーザUに関連付けられる飛行体80の移動とを繰り返すことにより、マップ60内の異なるマスにそれぞれ配置されている全ての味方キャラクタ82の回収を目指す。キャンペーン開催期間(例えば、2週間)内において全ての味方キャラクタ82の回収に成功すると、全ての味方キャラクタ82の回収による特別報酬(例えば、所定のキャラクタやアイテム)がユーザUに付与される。
【0044】
(サーバ10のハードウェア構成)
図7は、本実施形態におけるサーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。図7に示すように、サーバ10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15を備えて構成される。
【0045】
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、サーバ10の全体の動作を制御する。
【0046】
記憶部12の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部11による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0047】
また、記憶部12の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部11の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部12は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0048】
記憶部12に記憶されるプログラムは、例えば、サーバ10の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等であって、本発明の「情報処理プログラム」として機能するプログラムを含む。
【0049】
通信部13は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部13は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。サーバ10は、通信回線5を介してユーザ端末20等と接続され、ユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0050】
操作入力部14は、キーボードおよびマウス等で構成され、サーバ10を使用するユーザによる各種操作の入力を受け付ける。モニタ15は、例えば液晶ディスプレイ装置等であり、各種画像を表示する。
【0051】
制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15は、システムバス16を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部11は、記憶部12へのアクセス、モニタ15に対する画像の表示、ユーザによる操作入力部14に対する操作状態の把握、および通信部13を介した各種通信網やユーザ端末20へのアクセス等を行うことができる。
【0052】
(ユーザ端末20のハードウェア構成)
図8は、本実施形態におけるユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。図8に示すように、ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28を備えて構成される。
【0053】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、ユーザ端末20の全体の動作を制御する。
【0054】
記憶部22の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部21による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0055】
また、記憶部22の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部21の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部22は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0056】
記憶部22に記憶されるプログラムは、例えば、ユーザ端末20の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等を含む。
【0057】
通信部23は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部23は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。ユーザ端末20は、通信回線5を介してサーバ10や他のユーザ端末20等と接続され、サーバ10や他のユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0058】
表示部24は、タッチパネルディスプレイ等であり、画像等を表示し、ユーザUによる操作を受け付けることが可能である。
【0059】
スピーカ25は、制御部21の制御を受けて各種の音を出力する。マイク26は、制御部21の制御を受けて各種の音を入力する。カメラ27は、制御部21の制御を受けて被写体を撮像する。
【0060】
操作ボタン28は、ユーザ端末20の例えば側面等に設けられ、ユーザ端末20を起動または停止させるための電源ボタンや、スピーカ25から出力される音のボリューム(音量)を調整するためのボタン等である。
【0061】
制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28は、システムバス29を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部21は、記憶部22へのアクセス、表示部24に対する画像の表示、ユーザUによるタッチパネルディスプレイ(表示部24)や操作ボタン28に対する操作状態の把握、マイク26への音の入力、スピーカ25からの音の出力、カメラ27に対する制御、および通信部23を介した各種通信網、サーバ10や他のユーザ端末20等へのアクセス等を行うことができる。
【0062】
図9は、本実施形態におけるサーバ10が備える制御部11の機能構成例を示すブロック図である。図9に示すように、制御部11は、機能構成として、受付部11a、プレイ制御部11b、提示部11cおよび移動制御部11dを備える。なお、一般的にサーバ10の制御部11は、上記以外にも種々の機能を有しているが、ここでは、本実施形態におけるゲームシステム1において特徴的な機能のみを説明することとし、その他の既知の機能等については図示および説明を省略する。
【0063】
受付部11aは、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザU(例えば、ユーザU1)の操作として例えばゲームプレイボタン40の押下操作を介して、ユーザUから、ゲーム内価値(例えば、スタミナ、オーブ)を消費することによってプレイ可能な第1ゲーム(クエスト)のプレイ要求を受け付ける。
【0064】
受付部11aは、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザUの操作として例えばゲームプレイボタン42の押下操作を介して、ユーザUから、ゲーム内価値を消費することによってプレイ可能な仲間回収ゲームのプレイ要求を受け付ける。
【0065】
プレイ制御部11bは、受付部11aによりユーザUからの第1ゲームのプレイ要求が受け付けられた場合、ユーザUによる第1ゲームのプレイを制御する。
【0066】
プレイ制御部11bは、受付部11aによりユーザUからの仲間回収ゲームのプレイ要求が受け付けられた場合、ユーザUによる仲間回収ゲームのプレイを制御する。
【0067】
提示部11cは、ユーザUが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションをユーザUに提示する。
【0068】
なお、ミッションの提示態様としては、音響信号をユーザ端末20のスピーカ25で再生することでミッションを聴覚的に提示する態様、画像をユーザ端末20の表示部24に表示することでミッションを視覚的に提示する態様、ユーザ端末20において光の色、点灯/点滅のパターン、光の強さ等を制御して光を発生させることでミッションを視覚的に提示する態様、振動のパターン、強さ等を制御してユーザ端末20のバイブレーション機能により振動を発生させることでミッションを触覚的に提示する態様、ユーザ端末20において首振り可能な空気砲を用いて刺激臭のような所定の匂いのついた空気をユーザUの鼻腔に向けて発射させることでミッションを嗅覚的に提示する態様等が挙げられる。なお、音響信号には、人の音声によるメッセージ、ブザー音、チャイム音および警報音等が含まれる。表示部24に表示される画像は、図形、コンピュータグラフィックス、写真、文字、数字および記号等の少なくとも1つの要素を含む画像であって、2つ以上の要素の組み合わせを含む画像であっても良い。さらに、画像は、モノクロ映像およびカラー映像の何れでも良く、静止画および動画の何れでも良い。
【0069】
移動制御部11dは、提示部11cにより提示されたミッションをユーザUが達成した場合、仲間回収ゲーム(第2ゲーム)のマップ60(ゲーム空間)内において、ユーザUに関連付けられる飛行体80(ゲーム媒体)を移動可能に制御する。例えば、移動制御部11dは、仲間回収ゲームのマップ60内において、複数の移動方向のうちユーザUに指定された移動方向に飛行体80を移動させる。なお、受付部11aは、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザUの操作を介して、ユーザUから、飛行体80の移動方向の指定を受け付ける。
【0070】
提示部11cは、飛行体80の移動履歴としての移動回数が第1回数(例えば、0~1回)である第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示する。第1グループは、難易度が低難易度である複数のミッションとして、低ミッション1、低ミッション2、低ミッション3、低ミッション4、低ミッション5を含む。
【0071】
また、提示部11cは、飛行体80の移動履歴としての移動回数が第1回数(例えば、0~1回)より大きい第2回数(例えば、2~3回)である第2条件を満たす場合、第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する。第2グループは、難易度が中難易度である複数のミッションとして、中ミッション1、中ミッション2、中ミッション3、中ミッション4、中ミッション5を含む。
【0072】
また、提示部11cは、飛行体80の移動履歴としての移動回数が第2回数(例えば、2~3回)より大きい第3回数である第3条件(4回以上)を満たす場合、第1および第2グループと異なる第3グループに含まれるミッションを提示する。第3グループは、難易度が高難易度である複数のミッションとして、高ミッション1、高ミッション2、高ミッション3、高ミッション4、高ミッション5を含む。
【0073】
例えば、提示部11cは、第1期間(例えば、1日目)において、飛行体80の第1期間における移動回数が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれる第1ミッションを提示し、飛行体80の第1期間における移動回数が第2条件を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ミッションより難易度が高い第2ミッションを提示し、飛行体80の第1期間における移動回数が第3条件を満たす場合、第3グループに含まれ、第2ミッションより難易度が高い第3ミッションを提示する。
【0074】
また、提示部11cは、第1期間より後の第2期間(例えば、2日目)において、飛行体80の第2期間における移動回数が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれる第1ミッションを提示し、飛行体80の第2期間における移動回数が第2条件を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ミッションより難易度が高い第2ミッションを提示し、飛行体80の第2期間における移動回数が第3条件を満たす場合、第3グループに含まれ、第2ミッションより難易度が高い第3ミッションを提示する。なお、提示部11cは、第1期間から第2期間に期間が切り替わった場合、第1期間に提示されていたミッションの代わりに、飛行体80の第2期間における移動回数に基づくミッションを新たに提示する。
【0075】
また、提示部11cは、第2期間より後の第3期間(例えば、3日目)において、飛行体80の第3期間における移動回数が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれる第1ミッションを提示し、飛行体80の第3期間における移動回数が第2条件を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ミッションより難易度が高い第2ミッションを提示し、飛行体80の第3期間における移動回数が第3条件を満たす場合、第3グループに含まれ、第2ミッションより難易度が高い第3ミッションを提示する。なお、提示部11cは、第2期間から第3期間に期間が切り替わった場合、第2期間に提示されていたミッションの代わりに、飛行体80の第3期間における移動回数に基づくミッションを新たに提示する。
【0076】
以上のように、提示部11cは、第1期間、第2期間および第3期間の各期間において、飛行体80の移動回数に応じて、提示対象のミッション、特に当該ミッションの難易度を異ならせる。これにより、飛行体80の移動回数の違いに応じて、ユーザUに提示されるミッション、特に当該ミッションの難易度が異なることでゲームの興趣性が向上し、ユーザUによるゲームプレイを促進することができる。
【0077】
ここで、難易度がより高いミッションとしては例えば、以下の条件の少なくとも1つを満たすものが挙げられる。
・ミッションのクリア条件として設定されるクエストの難易度(例えば、クエストに設定される難易度パラメータ)がより高い。
・ミッションのクリア条件として設定されるクエストをプレイするためにユーザUに課される対価(例えば、スタミナ)が大きい。
・ミッションのクリア条件として設定されるクエストをクリアした際にユーザUに付与される報酬がより大きい。
・ミッションのクリア条件として設定されるクエストのクリア条件の基準となるパラメータ(例えば、対戦相手キャラクタの体力値)がより高い。
・ミッションのクリア条件として設定されるクエストの数がより多い。
・ミッションのクリア条件として設定されるクエストをプレイする際に、ユーザUが使用可能なキャラクタの範囲がより狭い、つまり、使用キャラクタの縛りがより強い。
・ミッションに関連付けられるクエストをプレイする際に加算されるパラメータ(例えば、クエストプレイ中にカウントされるヒット数、対戦相手キャラクタに与えたダメージ、クリアに要した時間が短いほど高く設定されるクリアランク)について、より高い値が当該ミッションのクリア条件として設定されている。
・ミッションに関連付けられるクエストをプレイする際に加算されるパラメータ(例えば、対戦相手キャラクタから与えられた被ダメージ)について、より低い値が当該ミッションのクリア条件として設定されている。
【0078】
なお、提示部11cは、第1期間であるか第2期間であるか又は第3期間であるかに応じて、同一のグループ(第1グループ、第2グループまたは第3グループ)に含まれ、ユーザUに提示するミッションを異ならせても良い。例えば、提示部11cは、第1期間において提示された第1ミッションに関連付けられる第1ゲームのクエストをユーザUがプレイし、第1ミッションが達成されずに第1期間が終了した場合、第2期間において、第1ミッションと同一のグループに含まれ、第1ミッションと異なる第2ミッションを提示しても良い。これにより、第1期間においてユーザUが第1ミッションに挑戦したものの第1ミッションが達成されなかった場合でも、第2期間において第1ミッションと同一のグループに含まれる第2ミッションに挑戦する機会がユーザUに生じるため、ミッションに対するユーザUの挑戦意欲を維持することができる。
【0079】
提示部11cは、飛行体80の移動回数が第1条件(例えば、移動回数:0~1回)を満たす場合、第1グループに含まれ、第1ゲームの第1クエストに関連付けられるミッションを提示し、飛行体80の移動回数が第2条件(例えば、移動回数:2~3回)を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ゲームの第2クエストに関連付けられるミッションを提示し、飛行体80の移動回数が第3条件(例えば、移動回数:4回以上)を満たす場合、第3グループに含まれ、第1ゲームの第3クエストに関連付けられるミッションを提示する。つまり、提示部11cは、飛行体80の移動回数に応じて、提示対象のミッションに関連付けられる第1ゲームのクエストが異なるように、ミッションの提示を行う。これにより、飛行体80の移動回数の違いに応じて、異なるクエストに関連付けられるミッションがユーザUに提示されることによりゲームの興趣性が向上し、ユーザUによるゲームプレイを促進することができる。
【0080】
本実施形態では、記憶部12は、ユーザUを一意に特定可能なユーザIDと、ユーザUに関連付けられる飛行体80を一意に特定可能な飛行体IDと、第1期間、第2期間および第3期間の各期間における当該飛行体80の移動回数(移動履歴)と、ユーザUが回収した味方キャラクタ82を一意に特定可能なキャラクタIDと、ユーザUが回収していない味方キャラクタ82を一意に特定可能なキャラクタIDと、味方キャラクタ82の回収によりユーザUに付与された報酬と、を互いに関連付けたユーザ情報を記憶する。
【0081】
また、記憶部12は、第1条件を満たす飛行体80の移動回数と、第2条件を満たす飛行体80の移動回数と、第3条件を満たす飛行体80の移動回数と、を互いに関連付けた条件情報を記憶する。また、記憶部12は、第1グループを一意に特定可能なグループIDと、第1グループに含まれるミッションを一意に特定可能なミッションIDと、第2グループを一意に特定可能なグループIDと、第2グループに含まれるミッションを一意に特定可能なミッションIDと、第3グループを一意に特定可能なグループIDと、第3グループに含まれるミッションを一意に特定可能なミッションIDと、を互いに関連付けたグループ情報を記憶する。
【0082】
また、記憶部12は、第1期間における飛行体80の第1移動回数と、第1移動回数に応じてユーザUに提示されるミッションを一意に特定可能なミッションIDと、第2期間における飛行体80の第2移動回数と、第2移動回数に応じてユーザUに提示されるミッションを一意に特定可能なミッションIDと、第3期間における飛行体80の第3移動回数と、第3移動回数に応じてユーザUに提示されるミッションを一意に特定可能なミッションIDと、を互いに関連付けたミッション提示情報を記憶する。
【0083】
図10は、記憶部12に記憶されるミッション提示情報の一例である。図10に示すように、提示部11cは、第1期間において、飛行体80の第1期間における移動回数が第1条件(0~1回)を満たす場合、第1グループに含まれる第1ミッションとして低ミッション1、低ミッション2をその順番で提示し、飛行体80の第1期間における移動回数が第2条件(2~3回)を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ミッションより難易度が高い第2ミッションとして中ミッション1、中ミッション2をその順番で提示し、飛行体80の第1期間における移動回数が第3条件(4回以上)を満たす場合、第3グループに含まれ、第2ミッションより難易度が高い第3ミッションとして高ミッション1、高ミッション2、高ミッション3、高ミッション4、高ミッション5をその順番で提示する。なお、飛行体80の第1期間における移動回数が第3条件(特に9回以上)を満たす場合には、提示部11cは、高ミッション1、高ミッション2、高ミッション3、高ミッション4、高ミッション5をその順番で繰り返し提示する。
【0084】
また、提示部11cは、第2期間において、飛行体80の第2期間における移動回数が第1条件(0~1回)を満たす場合、第1グループに含まれる第1ミッションとして低ミッション3、低ミッション4をその順番で提示し、飛行体80の第2期間における移動回数が第2条件(2~3回)を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ミッションより難易度が高い第2ミッションとして中ミッション3、中ミッション4をその順番で提示し、飛行体80の第2期間における移動回数が第3条件(4回以上)を満たす場合、第3グループに含まれ、第2ミッションより難易度が高い第3ミッションとして高ミッション3、高ミッション4、高ミッション5、高ミッション1、高ミッション2をその順番で提示する。なお、飛行体80の第1期間における移動回数が第3条件(特に9回以上)を満たす場合には、提示部11cは、高ミッション3、高ミッション4、高ミッション5、高ミッション1、高ミッション2をその順番で繰り返し提示する。
【0085】
また、提示部11cは、第3期間において、飛行体80の第3期間における移動回数が第1条件(0~1回)を満たす場合、第1グループに含まれる第1ミッションとして低ミッション5、低ミッション1をその順番で提示し、飛行体80の第3期間における移動回数が第2条件(2~3回)を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ミッションより難易度が高い第2ミッションとして中ミッション5、中ミッション1をその順番で提示し、飛行体80の第3期間における移動回数が第3条件(4回以上)を満たす場合、第3グループに含まれ、第2ミッションより難易度が高い第3ミッションとして高ミッション5、高ミッション1、高ミッション2、高ミッション3、高ミッション4をその順番で提示する。なお、飛行体80の第1期間における移動回数が第3条件(特に9回以上)を満たす場合には、提示部11cは、高ミッション5、高ミッション1、高ミッション2、高ミッション3、高ミッション4をその順番で繰り返し提示する。
【0086】
図10を参照して説明したように、提示部11cは、飛行体80の移動回数が同じであっても、第1期間であるか第2期間であるか又は第3期間であるかに応じて、同一のグループに含まれ、ユーザUに提示するミッションを異ならせる。これにより、ゲームの興趣性が向上し、ユーザUによるゲームプレイを促進することができる。
【0087】
図11は、本実施形態において、サーバ10が行うミッション提示処理の一例を示すフローチャートである。
【0088】
まず、提示部11cは、飛行体80の移動履歴としての移動回数を取得する(ステップS100)。
【0089】
次に、提示部11cは、飛行体80の移動履歴が第1条件(例えば、移動回数:0~1回)を満たすか否かについて判定する(ステップS110)。判定の結果、飛行体80の移動履歴が第1条件を満たす場合(ステップS110、YES)、提示部11cは、第1グループに含まれるミッションをユーザUに提示する(ステップS120)。ステップS120の処理が完了することによって、サーバ10は図11に示すミッション提示処理を終了する。
【0090】
ステップS110の判定処理に戻って、飛行体80の移動履歴が第1条件を満たさない場合(ステップS110、NO)、提示部11cは、飛行体80の移動履歴が第2条件(例えば、移動回数:2~3回)を満たすか否かについて判定する(ステップS130)。判定の結果、飛行体80の移動履歴が第2条件を満たす場合(ステップS130、YES)、提示部11cは、第2グループに含まれるミッションをユーザUに提示する(ステップS140)。ステップS140の処理が完了することによって、サーバ10は図11に示すミッション提示処理を終了する。
【0091】
ステップS130の判定処理に戻って、飛行体80の移動履歴が第2条件を満たさない、つまり飛行体80の移動履歴が第3条件(例えば、移動回数:4回以上)を満たす場合(ステップS130、NO)、提示部11cは、第3グループに含まれるミッションをユーザUに提示する(ステップS150)。ステップS150の処理が完了することによって、サーバ10は図11に示すミッション提示処理を終了する。
【0092】
以上詳しく説明したように、本実施形態では、サーバ10(情報処理装置)は、提示部11cと移動制御部11dとを備える。提示部11cは、ユーザUが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションをユーザUに提示する。移動制御部11dは、提示されたミッションをユーザUが達成した場合、第1ゲームと異なる仲間回収ゲーム(第2ゲーム)のマップ60(ゲーム空間)内において、ユーザUに関連付けられる飛行体80(ゲーム媒体)を移動可能に制御する。提示部11cは、飛行体80の移動履歴(例えば、移動回数)が第1条件(例えば、移動回数:0~1回)を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、飛行体80の移動履歴が第1条件と異なる第2条件(例えば、移動回数:2~3回)を満たす場合、第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する。
【0093】
このように構成した本実施形態によれば、飛行体80の移動履歴の違いに応じて、ユーザUに提示されるミッションが異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザUによるゲームプレイを促進することができる。
【0094】
なお、上記実施形態において、移動制御部11dは、ユーザUに提示されたミッション(例えば、直近で達成されたミッション)を含むグループの属性(例えば、難易度)に基づいて、ユーザUにより指定可能な飛行体80の移動方向を制御しても良い。例えば、移動制御部11dは、ユーザUに提示されたミッションを含むグループの難易度(属性)が高くなるほど、ユーザUにより指定可能な飛行体80の移動方向の数を多くする。これにより、ユーザUに提示されたミッションを含むグループの属性に基づいて、ユーザUにより指定可能な飛行体80の移動方向が異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザUによるゲームプレイを促進することができる。
【0095】
また、上記実施形態において、提示部11cは、ユーザUに例えば直近で提示された第1ミッションを変更する要求が発生した場合、第1ミッションと同一のグループに含まれ、第1ミッションと異なる第2ミッションを第1ミッションの代わりに提示しても良い。これにより、第1ミッションを変更する要求の発生によって、第1ミッションの代わりに、第1ミッションと同一のグループに含まれる第2ミッションに挑戦する機会が生じるため、ユーザUによるゲームプレイを促進することができる。
【0096】
また、受付部11a(本発明の「要求受付部」として機能)は、第1ミッションに関連付けられる第1ゲームのプレイ履歴(例えば、クリアの有無)に応じて、第1ミッションを変更する要求をユーザUから受け付け可能に制御しても良い。例えば、受付部11aは、第1ミッションに関連付けられる第1ゲームのクエストのプレイ履歴を参照し、当該クエストがクリアされている場合、第1ミッションを変更する要求をユーザUから受け付けず、ユーザUが数回挑戦しても当該クエストがクリアされていない場合、第1ミッションを変更する要求をユーザUから受け付ける。これにより、第1ミッションに関連付けられる第1ゲームのプレイ履歴に応じて、第1ミッションを変更する要求の受け付け可否が異なり、あえて第1ミッションを変更する必要性が低い場合に第1ミッションを変更する要求の不必要な発生を抑制することができる。
【0097】
また、移動制御部11dは、第1ミッションを変更する要求が発生して第1ミッションの代わりに第2ミッションが提示された場合、第1ミッションの代わりに第2ミッションが提示されなかった場合と比べて、ユーザUにより指定可能な飛行体80の移動方向の数を少なくしても良い。これにより、第1ミッションを変更する要求が発生したか否かに応じて、ユーザUにより指定可能な飛行体80の移動方向の数が異なり、ゲームの攻略容易性に関して、ミッションを変更する要求が発生した場合とミッションを変更する要求が発生しない場合との間の公平性を確保することができる。
【0098】
また、上記実施形態において、受付部11aは、少なくとも第1期間と第2期間とを含む複数の期間における飛行体80の累積の移動量が所定量以上である場合(例えば、過去数日間に多く移動した場合)、ユーザUに提示された第1ミッションを変更する要求をユーザUから受け付け可能に制御しても良い。そして、提示部11cは、第1ミッションを変更する要求が受け付けられた場合、第1ミッションと同一のグループに含まれ、第1ミッションと異なる第2ミッションを第1ミッションの代わりに提示しても良い。これにより、複数の期間における飛行体80の累積の移動量が多いユーザUに対して、ユーザUに提示されたミッションを変更する機会を好適に与えることができる。
【0099】
また、上記実施形態において、ユーザUに提示されるミッションは、グループに含まれる複数のミッションの中から抽選によって選択されても良い。この場合、一度選択されたミッションは次回のユーザUへの提示の際に抽選対象から除外され、グループに含まれるの全てのミッションが選択されたらリセットし、リセット後のユーザUへの提示の際、グループに含まれる全てのミッションが未選択の状態から抽選を行っても良い。
【0100】
また、上記実施形態において、過去の1日あたりにおける飛行体80の移動量(実績)に基づいて、ユーザU毎に飛行体80の1日の移動量(または移動回数)を推定(例えば、1日あたりの飛行体80の平均移動量をそのまま推定移動量とする)し、推定された移動量と、全ての味方キャラクタ82のうち未回収の味方キャラクタ82の数とに基づいて、未回収の味方キャラクタ82の全てをキャンペーン開催期間内に回収して特別報酬を獲得するために、ミッションの達成を促す促進情報をユーザUに通知しても良い。例えば、平均移動量のペースで飛行体80を移動させていると未回収の味方キャラクタ82の全てをキャンペーン開催期間内に回収できない場合に上記促進情報を通知しても良い。また、キャンペーン開催期間が終了するまでの残り期間が所定日数以下になった場合に上記促進情報を通知しても良い。また、上記促進情報として、今日中にあと2つのミッションに挑戦した方が良い等、挑戦すべきミッションについて、ユーザUにとって好適な推奨数を通知しても良い。また、上記促進情報として、通常の飛行体80の平均移動量(つまりミッションの平均達成数)に加えて、今日中にあと2つのミッションに挑戦した方が良い等、挑戦すべきミッションについて、ユーザUにとって好適な推奨数を通知しても良い。また、上記促進情報として、あと3日間、今までのペースでミッションの達成を続けていけばマップ60を構成する全てのマスに到達ひいては全てのミッションを達成することができる等、ミッションに挑戦すべき期間(日数)について、ユーザUにとって好適な期間を通知しても良い。
【0101】
なお、上記促進情報の通知態様としては、音響信号をユーザ端末20のスピーカ25で再生することで促進情報を聴覚的に通知する態様、画像をユーザ端末20の表示部24に表示することで促進情報を視覚的に通知する態様、ユーザ端末20において光の色、点灯/点滅のパターン、光の強さ等を制御して光を発生させることで促進情報を視覚的に通知する態様、振動のパターン、強さ等を制御してユーザ端末20のバイブレーション機能により振動を発生させることで促進情報を触覚的に通知する態様、ユーザ端末20において首振り可能な空気砲を用いて刺激臭のような所定の匂いのついた空気をユーザUの鼻腔に向けて発射させることで促進情報を嗅覚的に通知する態様等が挙げられる。なお、音響信号には、人の音声によるメッセージ、ブザー音、チャイム音および警報音等が含まれる。表示部24に表示される画像は、図形、コンピュータグラフィックス、写真、文字、数字および記号等の少なくとも1つの要素を含む画像であって、2つ以上の要素の組み合わせを含む画像であっても良い。さらに、画像は、モノクロ映像およびカラー映像の何れでも良く、静止画および動画の何れでも良い。
【0102】
また、上記実施形態では、提示部11cは、飛行体80の移動履歴としての移動回数が第1回数である第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、飛行体80の移動履歴としての移動回数が第2回数である第2条件を満たす場合、第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、提示部11cは、飛行体80の移動履歴としての移動量が第1移動量である第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、飛行体80の移動履歴としての移動量が第2移動量である第2条件を満たす場合、第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示しても良い。
【0103】
なお、上記実施形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0104】
<まとめ>
[汎用課題]
本発明の目的の1つは、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
【0105】
[付記1]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記1]本実施形態に係る情報処理装置は、ユーザが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションをユーザに提示する提示部と、提示されたミッションをユーザが達成した場合、第1ゲームと異なる第2ゲームのゲーム空間内において、ユーザに関連付けられるゲーム媒体を移動可能に制御する移動制御部とを備え、提示部は、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件と異なる第2条件を満たす場合、第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する。
上記の情報処理装置によれば、ゲーム媒体の移動履歴の違いに応じてユーザに提示されるミッションが異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【0106】
[付記2]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記2]提示部は、第1期間において、ゲーム媒体の第1期間における移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、ゲーム媒体の第1期間における移動履歴が第2条件を満たす場合、第2グループに含まれるミッションを提示し、提示部は、第1期間より後の第2期間において、ゲーム媒体の第2期間における移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、ゲーム媒体の第2期間における移動履歴が第2条件を満たす場合、第2グループに含まれるミッションを提示する、付記1に記載の情報処理装置。
これにより、ゲーム媒体の各期間における移動履歴の違いに応じてユーザに提示されるミッションが異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【0107】
[付記3]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記3]提示部は、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれる第1ミッションを提示し、ゲーム媒体の移動履歴が第2条件を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ミッションより難易度が高い第2ミッションを提示する、付記1または2に記載の情報処理装置。
これにより、ゲーム媒体の移動履歴の違いに応じてユーザに提示されるミッションの難易度が異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【0108】
[付記4]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記4]提示部は、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれ、第1ゲームの第1クエストに関連付けられるミッションを提示し、ゲーム媒体の移動履歴が第2条件を満たす場合、第2グループに含まれ、第1ゲームの第2クエストに関連付けられるミッションを提示する、付記1~3の何れか1つに記載の情報処理装置。
これにより、ゲーム媒体の移動履歴の違いに応じて、異なるクエストに関連付けられるミッションがユーザに提示されるため、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【0109】
[付記5]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記5]提示部は、ゲーム媒体の移動履歴としての移動回数が第1回数である第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、ゲーム媒体の移動回数が第1回数より大きい第2回数である第2条件を満たす場合、第2グループに含まれるミッションを提示する、付記1~4の何れか1つに記載の情報処理装置。
これにより、ゲーム媒体の移動回数の違いに応じてユーザに提示されるミッションが異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【0110】
[付記6]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記6]提示部は、第1期間であるか第2期間であるかに応じて、同一のグループに含まれ、ユーザに提示するミッションを異ならせる、付記2に記載の情報処理装置。
これにより、期間の違いに応じて、同一のグループに含まれてユーザに提示されるミッションが異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【0111】
[付記7]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ミッションに対するユーザの挑戦意欲を維持することである。
[付記7]提示部は、第1期間において提示された第1ミッションに関連付けられる第1ゲームのクエストをユーザがプレイし、第1ミッションが達成されずに第1期間が終了した場合、第2期間において、第1ミッションと同一のグループに含まれ、第1ミッションと異なる第2ミッションを提示する、付記6に記載の情報処理装置。
これにより、第1期間において第1ミッションが達成されなかった場合でも、第2期間において第1ミッションと同一のグループに含まれる第2ミッションに挑戦する機会が生じるため、ミッションに対するユーザの挑戦意欲を維持することができる。
【0112】
[付記8]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記8]移動制御部は、第2ゲームのゲーム空間内において、複数の移動方向のうちユーザに指定された移動方向にゲーム媒体を移動させ、移動制御部は、ユーザに提示されたミッションを含むグループの属性に基づいて、ユーザにより指定可能なゲーム媒体の移動方向を制御する、付記1~7の何れか1つに記載の情報処理装置。
これにより、ユーザに提示されたミッションを含むグループの属性に基づいて、ユーザにより指定可能なゲーム媒体の移動方向が異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【0113】
[付記9]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ミッションに対するユーザの挑戦意欲を維持することである。
[付記9]提示部は、ユーザに提示された第1ミッションを変更する要求が発生した場合、第1ミッションと同一のグループに含まれ、第1ミッションと異なる第2ミッションを第1ミッションの代わりに提示する、付記1~8の何れか1つに記載の情報処理装置。
これにより、第1ミッションを変更する要求の発生によって、第1ミッションの代わりに、第1ミッションと同一のグループに含まれる第2ミッションに挑戦する機会が生じるため、ミッションに対するユーザの挑戦意欲を維持することができる。
【0114】
[付記10]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ミッションを変更する要求の不必要な発生を抑制することである。
[付記10]第1ミッションに関連付けられる第1ゲームのプレイ履歴に応じて、第1ミッションを変更する要求をユーザから受け付け可能に制御する要求受付部をさらに備える、付記9に記載の情報処理装置。
これにより、第1ミッションに関連付けられる第1ゲームのプレイ履歴に応じて、第1ミッションを変更する要求の受け付け可否が異なり、あえて第1ミッションを変更する必要性が低い場合に第1ミッションを変更する要求の不必要な発生を抑制することができる。
【0115】
[付記11]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの攻略容易性に関して公平性を確保することである。
[付記11]移動制御部は、第2ゲームのゲーム空間内において、複数の移動方向のうちユーザに指定された移動方向にゲーム媒体を移動させ、移動制御部は、要求が発生して第2ミッションが提示された場合、第2ミッションが提示されなかった場合と比べて、ユーザにより指定可能なゲーム媒体の移動方向の数を少なくする、付記9に記載の情報処理装置。
これにより、第1ミッションを変更する要求が発生したか否かに応じて、ユーザにより指定可能なゲーム媒体の移動方向の数が異なり、ゲームの攻略容易性に関して、ミッションを変更する要求が発生した場合とミッションを変更する要求が発生しない場合との間の公平性を確保することができる。
【0116】
[付記12]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに提示されたミッションを変更する機会を好適に与えることである。
[付記12]少なくとも第1期間と第2期間とを含む複数の期間におけるゲーム媒体の累積の移動量が所定量以上である場合、ユーザに提示された第1ミッションを変更する要求をユーザから受け付け可能に制御する要求受付部をさらに備え、提示部は、要求が受け付けられた場合、第1ミッションと同一のグループに含まれ、第1ミッションと異なる第2ミッションを第1ミッションの代わりに提示する、付記2に記載の情報処理装置。
これにより、複数の期間におけるゲーム媒体の累積の移動量が多いユーザに対して、ユーザに提示されたミッションを変更する機会を好適に与えることができる。
【0117】
[付記13]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記13]本実施形態に係る情報処理方法においては、プロセッサが、ユーザが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションをユーザに提示し、プロセッサが、提示されたミッションをユーザが達成した場合、第1ゲームと異なる第2ゲームのゲーム空間内において、ユーザに関連付けられるゲーム媒体を移動可能に制御し、プロセッサが、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件と異なる第2条件を満たす場合、第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する。
上記の情報処理方法によれば、ゲーム媒体の移動履歴の違いに応じて、ユーザに提示されるミッションが異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【0118】
[付記14]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ゲームの興趣性を向上させて、ユーザによるゲームプレイを促進することである。
[付記14]本実施形態に係る情報処理プログラムは、プロセッサに、ユーザが第1ゲームをプレイすることにより達成可能な複数のミッションの中から選択されたミッションをユーザに提示し、提示されたミッションをユーザが達成した場合、第1ゲームと異なる第2ゲームのゲーム空間内において、ユーザに関連付けられるゲーム媒体を移動可能に制御し、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件を満たす場合、第1グループに含まれるミッションを提示し、ゲーム媒体の移動履歴が第1条件と異なる第2条件を満たす場合、第1グループと異なる第2グループに含まれるミッションを提示する、処理を実行させる。
上記の情報処理プログラムによれば、ゲーム媒体の移動履歴に応じて、ユーザに提示されるミッションが異なり、ゲームの興趣性が向上し、ユーザによるゲームプレイを促進することができる。
【符号の説明】
【0119】
1:ゲームシステム、10:サーバ、11:制御部、11a:受付部、11b:プレイ制御部、11c:提示部、11d:移動制御部、12:記憶部、13:通信部、14:操作入力部、15:モニタ、16:システムバス、20,20a,20b,20c:ユーザ端末、21:制御部、22:記憶部、23:通信部、24:表示部、25:スピーカ、26:マイク、27:カメラ、28:操作ボタン、29:システムバス、40,42:ゲームプレイボタン、50,52,54:ミッション情報、60:マップ、62,64,66,68,70:マス、80:飛行体、82:味方キャラクタ、90:報酬情報、U,U1,U2,U3,U4:ユーザ
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