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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024152339
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】臀部用マッサージ機
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20241018BHJP
【FI】
A61H7/00 322E
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023066469
(22)【出願日】2023-04-14
(71)【出願人】
【識別番号】592009214
【氏名又は名称】大東電機工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003041
【氏名又は名称】安田岡本弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】玉木 賢
(72)【発明者】
【氏名】清水 新策
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AD02
4C100AD03
4C100BB05
4C100BC11
4C100CA03
4C100DA06
4C100DA10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】形が固定された椅子に座った形態でのマッサージではなく、様々な姿勢で安楽にマッサージを受けることができるマッサージ機、特に、使用者の臀部を効果的にマッサージできる臀部用マッサージ機を提供する。
【解決手段】臀部用マッサージ機1は、使用者が座ることが可能な広さの上面を有する基台部2と、この基台部2に連結され当該基台部2の上面を覆うことができる覆いクッション4とを有し、覆いクッション4内に使用者の施療部に対して押圧マッサージを行うエアバッグ15が配設されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が座ることが可能な広さの上面を有する基台部と、前記基台部に連結されて当該基台部の上面を覆うことができる覆いクッションとを有し、前記覆いクッション内に使用者の施療部に対して押圧マッサージを行うエアバッグが配設されている
ことを特徴とする臀部用マッサージ機。
【請求項2】
前記基台部に基端が接続された長尺の連結体を有し、前記連結体の先端に前記覆いクッションが連結されていることを特徴とする請求項1に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項3】
前記連結体は、可撓性を有する帯状の延設帯であることを特徴とする請求項2に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項4】
前記延設帯は、前記クッション体の上面の一端部から他端部に達するような長さを有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項5】
前記基台部内にポンプが配設され、前記ポンプで発生した圧縮空気を前記覆いクッション内のエアバッグへ導入するエア配管が前記延設帯内に配設されていることを特徴とする請求項3に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項6】
前記基台部は、内部に流動性を有する内容物が装入され且つ立方体形状を有するクッション体からなることを特徴とする請求項1に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項7】
前記クッション体の内部には、使用者の下肢にマッサージを付与可能なマッサージ機構が搭載されており、
前記クッション体は、袋体と当該袋体に装入される前記内容物であるビーズとからなり、
前記袋体は使用者の下肢を内包可能な大きさを有し、前記袋体の内部に前記マッサージ機構が配設されている
ことを特徴とする請求項6に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項8】
前記クッション体の上面には、使用者の下肢を挿入可能な左右一対の開孔が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項9】
前記開孔から前記クッション体の内部に連通する筒部が連通状に形成されており、当該筒部に前記マッサージ機構が配設されていることを特徴とする請求項8に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項10】
前記マッサージ機構は、前記筒体に設けられ且つ挿入された前記下肢に対して押圧マッサージするエアバッグと、当該エアバッグに空気を供給するポンプと、を有していることを特徴とする請求項9に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項11】
前記筒体は、水平方向を向く水平筒体と、垂直方向を向く垂直筒体とが組み合わせられたL字形状に形成されたものであり、
前記水平筒体の上部に第1エアバッグを備え、前記垂直筒体の下部に第2エアバッグを備え、前記垂直筒体の上部に第3エアバッグを備えていて、前記覆いクッション内のエアバッグが第4エアバッグである
ことを特徴とする請求項10に記載の臀部用マッサージ機。
【請求項12】
前記水平筒体の下部には、挿入された足裏に対して押圧マッサージするマッサージ部材が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の臀部用マッサージ機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の臀部をマッサージするのに好適なマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、使用者の臀部を中心にマッサージできる椅子型マッサージ機が開発されており、例えば、特許文献1に示すようなものがある。
【0003】
特許文献1に開示された椅子型マッサージ機は、使用者が着座する座部と、使用者が凭れる背凭れ部と、前記背凭れ部の側部に左右一対設けられた側壁と、使用者をマッサージするためのエアセルからなるマッサージ部と、を有し、前記座部には、少なくとも使用者の臀部をマッサージする臀部マッサージ部が左右一対設けられ、前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージする腰部マッサージ部が左右一対設けられ、前記側壁には、少なくとも使用者の肩をマッサージする肩部マッサージ部が設けられ、少なくとも前記臀部マッサージ部と前記腰部マッサージ部と前記肩部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するための制御部を更に有し、前記制御部は、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、前記腰部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、前記肩部マッサージ部の一方を膨脹させた状態と、からなる第一制御と、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-99521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、近年においては、ユーザからの要望は多様なものが挙がってきている。
【0006】
例えば、特許文献1のような椅子型マッサージ機は、装置自体が大がかりなものであると共に、椅子に座った姿勢での臀部マッサージができるが、他の姿勢でのマッサージは難しいものとなっていた。
【0007】
一方、昨今抱き枕に代表されるような「使用者の体型や姿勢に合わせて形状が変化するクッション」が数多く販売されている。例えば、「特開2001-190384号公報」には、移動が容易であるような分量の詰め物を棒状蒲団側内に封入した状態において棒状蒲団側内に遊びの空間部を残存させ、任意に折り曲げ可能な状態に構成した抱き蒲団が開示されている。
【0008】
このような抱き枕、抱き蒲団、可変形性クッションは、使用者の体に添った形に変形するため、非常に心地の良いクッションとなっている。
【0009】
ところで、マッサージ機に関するユーザのニーズは多岐に亘っており、従来の椅子型マッサージ機のように、形が固定された椅子(言い換えれば、硬いマッサージチェア)に座った形態での臀部のマッサージではなく、楽な姿勢、抱き枕に依存した姿勢で臀部や他の部位のマッサージを受けたいとの要望もユーザから挙がってきている。
【0010】
そこで、本発明は、上述の問題、市場のニーズに鑑みてなされたものであり、形が固定された椅子に座った形態でのマッサージではなく、様々な姿勢で安楽にマッサージを受けることができるマッサージ機、特に、使用者の臀部を効果的にマッサージできる臀部用マッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
【0012】
本発明にかかる臀部用マッサージ機は、使用者が座ることが可能な広さの上面を有する基台部と、この基台部に連結され、当該基台部の上面を覆うことができる覆いクッションとを有し、前記覆いクッション内に使用者の施療部に対して押圧マッサージを行うエアバッグが配設されていることを特徴とする。
【0013】
好ましくは、前記基台部に基端が接続された長尺の連結体を有し、前記連結体の先端に前記覆いクッションが連結されているとよい。
【0014】
好ましくは、前記連結体は、可撓性を有する帯状の延設帯であるとよい。
【0015】
好ましくは、前記延設帯は、前記クッション体の上面の一端部から他端部に達するような長さを有しているとよい。
【0016】
好ましくは、前記基台部内にポンプが配設され、前記ポンプで発生した圧縮空気を前記覆いクッション内のエアバッグへ導入するエア配管が前記延設帯内に配設されているとよい。
【0017】
好ましくは、前記基台部は内部に流動性を有する内容物が装入され且つ立方体形状を有するクッション体から形成されているとよい。
【0018】
好ましくは、前記クッション体の内部には、使用者の下肢にマッサージを付与可能なマッサージ機構が搭載されており、前記クッション体は、袋体と当該袋体に装入される前記内容物であるビーズとからなり、前記袋体は使用者の下肢を内包可能な大きさを有し、前記袋体の内部に前記マッサージ機構が配設されているとよい。
【0019】
好ましくは、前記クッション体の上面には、使用者の下肢を挿入可能な左右一対の開孔が形成されているとよい。
【0020】
好ましくは、前記開孔から前記クッション体の内部に連通する筒部が連通状に形成されており、当該筒部に前記マッサージ機構が配設されているとよい。
【0021】
好ましくは、前記マッサージ機構は、前記筒体に設けられ且つ挿入された前記下肢に対して押圧マッサージするエアバッグと、当該エアバッグに空気を供給するポンプと、を有しているとよい。
【0022】
好ましくは、前記筒体は、水平方向を向く水平筒体と、垂直方向を向く垂直筒体とが組み合わせられたL字形状に形成されたものであり、前記水平筒体の上部に第1エアバッグを備え、前記垂直筒体の下部に第2エアバッグを備え、前記垂直筒体の上部に第3エアバッグを備えていて、前記覆いクッション内のエアバッグが第4エアバッグであるとよい。
【0023】
好ましくは、前記水平筒体の下部には、挿入された足裏に対して押圧マッサージするマッサージ部材が設けられているとよい。
【発明の効果】
【0024】
本発明の臀部用マッサージによれば、形が固定された椅子に座った形態でのマッサージではなく、様々な姿勢で安楽にマッサージを受けることができる。特に、使用者の臀部を効果的にマッサージ可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である。
図2】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様1)。
図3】本発明の臀部用マッサージ機の側面図である(使用態様1)。
図4】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様1、使用者あり)。
図5】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様2)。
図6】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様2、使用者あり)。
図7】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様3)。
図8】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様3、使用者あり)。
図9】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様4)。
図10】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様4、使用者あり)。
図11】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様5)。
図12】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様5、使用者あり)。
図13】本発明の臀部用マッサージ機における覆いクッションの載置方法を示す斜視図である。
図14】本発明の臀部用マッサージ機の斜視図である(使用態様6、使用者なし)。
図15】本発明の臀部用マッサージ機における支板体を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明にかかる臀部用マッサージ機1の実施形態を、図に基づいて説明する。図1図12は、臀部用マッサージ機1の構成及び使用態様を示している。
【0027】
図1は、本発明の臀部用マッサージ機1(以降、単にマッサージ機1と呼ぶこともある)の斜視図である。
【0028】
図1に示す如く、本発明のマッサージ機1は、クッション体2と、そのクッション体2の上面縁部に基端が接続され且つそこから延びる帯状の延設帯3と、その延設帯3の先端に接続された覆いクッション4とを有する。
【0029】
クッション体2は、袋体5とそれに装入される内容物とからなり略立方体形状を呈している。このクッション体2には下肢Cを押圧マッサージするマッサージ機構6が内蔵されている。クッション体2は内部に内容物であるビーズが装入されているため、使用者Mの体型や姿勢に添って変形可能な可変形性を有している。
【0030】
まず、クッション体2は布製の袋体5を有している。この袋体5は高さが50cm程度、上面及び底面が50cm×50cm程度の大きさを有している。図1に示すように、クッション体2はキュービック状であり、その上面に使用者Mが臀部Dを載置し、腰掛けた状態を取ることが可能である。以降、クッション体2の前側面を「F面」、後側面を「B面」と呼ぶこともあり、図2図3にF面、B面を図示している。
【0031】
この袋体5内に遊びの空間を残存させ、内容物であるビーズを装入した構造となっている。袋体5は、方形の布を縫い合わせて袋形状にしたものである。袋体5の素材は様々なものが採用可能であるが、プラスチックシートや綿のブロード地などを採用することができる。袋体5の素材に伸縮性があることが好ましいが伸縮性がなくてもよい。
【0032】
このような袋体5の中に装入されたビーズとしては、様々なものが想定される。例えば、ソバ殻、もみ殻、穀物類、木製又はコルク製粒、発泡スチロール粒、ポリエチレン粒、粒状パイプ等が好適であり、いずれもその直径は数mm~数cm程度である。他に、小粒ボール状に加工した綿、パンヤ、絹、羊毛、ポリエステル綿、アクリル綿、合成樹脂製またはゴム製のスポンジなども採用可能である。
【0033】
袋体5内に封入して使用されるビーズの分量としては、袋体5内の全体積の50~90%とされ、ビーズが袋体5内を容易に移動可能なように遊びの空間部を袋体5内に敢えて残存する状態としている。このような構成のため、クッション体2はその形を自在に変えることができる。
【0034】
なお、クッション体2として、塩化ビニール素材の空洞体に水などの液体(流体)を入れたものでもよい。内部の流体が空間的に移動できるものであれば、袋体5は自由に変形し、使用者Mの姿勢や体型に添って自由に変形可能となる。また、クッション体2の形状、大きさ、材質、装入物(袋体5、内容物等)などについては、適宜変更可能である。
このクッション体2の上面の手前側(B面に近い側)には左右方向に一対の開孔7が形成されている。この開孔7は使用者Mの下肢Cをそれぞれ差し入れ可能な大きさとされている。クッション体2のB面には、開孔7から下方向に向かって切れ込みが形成されている。その切れ込みには、当該切れ込みを閉じるファスナー8が取り付けられている(図9を参照)。
【0035】
すなわち、クッション体2のB面には、ファスナー8が左右一対に取り付けられており、各ファスナー8の上端は開孔7に繋がるものとなっており、各ファスナー8の下端はクッション体2の底面近傍まで延びるものとなっている。
【0036】
このファスナー8を上から下に開くことで、クッション体2の上面の開孔7と切れ込みが大きく広がり、広がった開孔7空間に下肢Cが差し入れ易いものとなる。ファスナー8は線ファスナーや面ファスナーでよく、このファスナー8を降ろすことで、開孔7及びそれに続く切れ込みを開放して筒体9(詳細は後述)に下肢Cを挿入し易くすることができる。このファスナー8を上げることで切れ込みが閉じられ、筒体9に挿入した下肢Cを確実に固定することができる。
【0037】
さて、下肢Cを差し入れ可能となっている開孔7は、クッション体2の内部を下方へ連通しており、クッション体2内の下部において前方側の屈曲し、差し入れられた使用者Mの下肢Cに沿うものとなっている。すなわち、側面視でブーツ型の形状を呈している。このブーツ型の空間に沿って使用者Mの下肢Cをマッサージするマッサージ機構6が配備されるものとなっている。
【0038】
クッション体2内に存在するマッサージ機構6については、様々なマッサージ機構6を採用することができる、以下にマッサージ機構6のその一例を挙げる。
【0039】
前述のごとく、クッション体2の上面手前側(B面側)には、左右の下肢Cを差し入れるための開孔7が左右一対に形成されており、その開孔7から筒体9が延びている。具体的には、筒体9は、クッション体2の内部において下側に伸びる垂直筒体10と垂直筒体10の先端から前方(F面側)に向いて伸びる水平筒体11とで構成されている。水平筒体11の先端は閉塞状であり、垂直筒体10と水平筒体11とでL字(ブーツ)形状の下肢挿入空間が形成されている。
【0040】
垂直筒体10の後側(B面側)には、上下方向に沿った切れ込みがあり、その切れ込みに設けられたファスナー8を下げることで後方に開放可能となり、下肢Cを筒体9に差し入れることができる。また、ファスナー8を上げることで垂直筒体10の後側を閉じることができる。つまり、ファスナー8を上げ下げすることで、下肢Cを筒体9から出し入れ可能となっている。なお、切れ込み(ファスナー8)の長さについては、垂直筒体10の上下方向の長さと略同じである。
【0041】
この筒体9の外周には複数のエアバッグ12~14が配設されており、このエアバッグ12~14を用いて使用者Mの下肢Cを押圧マッサージすることが可能となる。
【0042】
この筒体9の水平筒体11が足の甲~足先を覆うと共に、垂直筒体10が踵~ふくらはぎを覆うものである。クッション体2の内部であって筒体9(垂直筒体10及び水平筒体11)の周りにビーズが装入されるものとなっている。
【0043】
このような筒体9の外周面には、下肢Cに対して押圧マッサージする複数のエアバッグ12~14が備えられている。詳しくは、水平筒体11の上側面に第1エアバッグ12を備え、垂直筒体10の下部面に第2エアバッグ13を一対備え、垂直筒体10の上部面に第3エアバッグ14を一対備えている。
【0044】
まず、第1エアバッグ12~第3エアバッグ14は、クッション体2内に配設されたポンプからの加圧された空気を貯留可能に形成されたプラスチック製の袋であり、膨縮自在に形成されている。第1エアバッグ12~第3エアバッグ14の形状としては、例えば「長方形状の袋体」乃至は「楕円形状の袋体」などが挙げられる。なお、第1エアバッグ12~第3エアバッグ14の形状は、下肢Cに対して押圧マッサージすることができるものであれば、特に限定しない。
【0045】
上記した第1エアバッグ12~第3エアバッグ14は、それぞれ独立して膨縮動作をさせることができる。例えば、足の甲だけ押圧マッサージをする場合には、第1エアバッグ12だけを膨縮動作させることができ、踵とふくらはぎに対して押圧マッサージをする場合には、第2エアバッグ13及び第3エアバッグ14を膨縮動作させることができる。
【0046】
また筒体9に関し、二重構造(二枚布の構造)とし、内側の布(使用者の下肢Cに触れる側の布)を取り外し自在とすることは好ましい。取り外した内側の布を洗濯することで、常に清潔な状態で下肢Cのマッサージを受けることが可能となる。
【0047】
なお、右側に配備される筒体9及びエアバッグは、左側と同様であるので説明を省略する。
【0048】
上記のエアバッグ12~14に加圧した空気を供給してエアバッグ12~14を膨張させるポンプと、エアバッグ12~14への空気の導入とエアバッグ12~14からの空気の排出を切り替える電磁弁と、この電磁弁を制御する制御装置とがクッション体2の内部に収納されている。
【0049】
ポンプは、左右一対配備された筒体9の中央に設けられていて、ホースを介して電磁弁に接続されている。ポンプは、加圧した空気を電磁弁に送出し、その電磁弁を経た後、各エアバッグ12~14にその空気を供給する。制御装置は、複数の押圧マッサージのプログラムが組み込まれていて、プログラムごとにエアバッグ12~14の膨張を制御している。これらより、使用者Mは、下肢Cに対して希望の押圧マッサージを選択することができる。
【0050】
一方、図1図5などに示すように、本発明のマッサージ機1には、延設帯3を介してクッション体2に接続されているシート状の覆いクッション4が備えられている。下肢Cをマッサージするマッサージ機構6を使用しないときは、この覆いクッション4をクッション体2の上面に配置する。覆いクッション4はクッション体2の上面と略同一形状(略正四角形状)の薄型の敷物であり、いわゆる座布団である。
【0051】
覆いクッション4の内部には、エアバッグ(第4エアバッグ15)が内蔵されており、この第4エアバッグ15内にポンプで生成された圧縮空気が封入されることで膨張し、使用者Mに対する押圧マッサージを行うことも可能となっている。覆いクッション4の第4エアバッグ15に導入される高圧空気は、クッション体2の内部に配設されたポンプにより生成され、エア配管16を通じて第4エアバッグ15へと導入される。エア配管16は可撓性を有し、クッション体2から延設帯3の内部を通って覆いクッション4内へ延び、覆いクッション4内の第4エアバッグ15に連結されている。この第4エアバッグ15により使用者Mの臀部Dをマッサージすることが可能となる。
【0052】
なお、覆いクッション4の形状は限定されない。図1に示すような矩形でもよいが、クッション体2の上面を覆う大きさの円形でもよい。覆いクッション4の厚みは、数cm程度の厚さが好ましいが、使用者Mの好みに応じて更に厚手のもの、逆に薄手のものを採用してもよい。覆いクッション4の内部に装入されるものとしては綿やスポンジ、ウレタン等が好適であるが、これらには限定されない。
【0053】
クッション体2内に装入されたビーズと同様のものであってもよい。また、本実施形態では、第4エアバッグ15は1つであるが、複数個配備されていてもよく、エアバッグの形(平面視形状)も矩形でもよく丸形でもよい。なお、覆いクッション4の形状、大きさ、材質、装入物などについては、適宜変更可能である。
【0054】
延設帯3は、幅が15cm程度で長さが50cm程度の帯状であり、布製であって内部に綿やスポンジ、ウレタン等が装入されている。そのため自由に折れ曲がり可能となっている。この延設帯3はクッション体2の上面の一端部(B面上端)から他端部(F面上端)までを架け渡す程度の長さを有しており、長尺なものとなっている。そのため、図7などに示すように、覆いクッション4をクッション体2から離れた位置に載置することが可能となっている。
【0055】
しかしながら、延設帯3が長尺のため、収納時や覆いクッション4をクッション体2の上面に載置するときには、延設帯3が邪魔になる場合がある。そこで、延設帯3の取り回しを図13のようにするとよい。すなわち、図13の上段図に示すように、椅子の座部に載置されるように覆いクッション4が配置してあったとする。この覆いクッション4をクッション体2の上面に置く際には、まず、図13の中段図のように、延設帯3をB面側からF面側へと延びるように(架け渡すように)、クッション体2の上面に置く。その後、図13の下段図の如く、F面側にある覆いクッション4をB面側に倒すようにして、覆いクッション4を置くようにする。
【0056】
このようにすると、長尺の延設帯3であってもクッション体2の上面(言い換えれば、覆いクッション4とクッション体2との間)に収まりよく配置することができる。
【0057】
なお、延設帯3の幅、長さ、材質、装入物などについては、適宜変更可能である。
【0058】
すなわち、本発明のマッサージ機1は、下肢Cや臀部Dに対して押圧マッサージを行えることに加え、モダンな部屋に合うように、クッション体2、延設帯3、覆いクッション4などに優れたデザイン性を持たせてスタイリッシュな外観を備えている。
【0059】
つまり、本発明のマッサージ機1は、設置場所を選ばすにマッサージ機1として使用することができるとともに、インテリアのアクセントとして設置することもできる。例えば、本実施形態のマッサージ機1を、スツール(小型の椅子、床几)として使用することもできる。
【0060】
以上述べたマッサージ機1の使用態様は多岐に亘り、様々な使い方が可能である。以下、説明をする。
[使用態様1]
本発明のマッサージ機1を使用する状況(使用態様1)について説明を行う。
【0061】
図2図4には、使用者Mが椅子に座った状態で下肢Cと臀部Dとをマッサージする態様が示されている。図2図4に示すように、例えばパイプ椅子のような通常の椅子の前にマッサージ機1のクッション体2が配備される。このとき椅子に近い側の側面がB面となるようにする。更に、覆いクッション4を椅子の座面上に置いた状態とする(図2図3を参照)。
【0062】
かかる状況にマッサージ機1を配置した後、使用者Mは椅子に腰掛け、その後ファスナー8を降ろして、切れ込み広げて筒体9(垂直筒体10)を開放して、左右の下肢Cを後方から前方にある筒体9に嵌め入れる。そうすると、足の甲が第1エアバッグ12の位置に配備され、踵が第2エアバッグ13に配備され、ふくらはぎが第3エアバッグ14に対応するように配備される。そして、ファスナー8を上げて切れ込み閉じて、垂直筒体10を閉塞し筒体9内に下肢Cを固定する。
【0063】
この状態で運転操作スイッチをオンにすると、ポンプが作動する。ポンプで加圧された空気は電磁弁を介して第1エアバッグ12~第4エアバッグ15に供給される。
【0064】
第1エアバッグ12~第3エアバッグ14においては、空気が供給され膨張が開始すると、第1エアバッグ12によって足の甲が押圧され、第2エアバッグ13によって踵の幅方向の側面が押圧され、第3エアバッグ14によってふくらはぎの幅方向の側面が押圧されて、下肢Cが効果的に押圧マッサージされる。
【0065】
例えば、第1エアバッグ12を膨張させて、その後に第2エアバッグ13を膨張させると共に第1エアバッグ12を収縮させて、さらにその後に第3エアバッグ14を膨張させると共に第2エアバッグ13を収縮させる膨縮動作を行うことで、下肢Cの血液を上方(大腿より上方)に送ることができるようになり、下肢Cの血行を促進させることができる(足を下から上に絞り上げるミルキング揉み)。
【0066】
同時に覆いクッション4内のエアバッグを膨張させることで、使用者Mの臀部Dを下方から押し上げ、押圧マッサージを付与することができるようになる。
【0067】
また、水平筒体11の下方に、挿入された足裏に対して押圧マッサージを付与する回転ローラがある場合、この回転ローラを駆動させてもよい。
【0068】
すなわち、第1エアバッグ12~第3エアバッグ14及び回転ローラを協動的に動作させることで、様々なパターンのマッサージを行うことができるようになる。例えば、各エアバッグによる締め付けを他コースより強くし、足裏を同時に強く締め付けることでしぼるようなじっくりとしたもみ感をだすことができる。逆に、各エアバッグによる締め付けを弱くし回転ローラの回転数を上げることで、リズミカルに足裏をほぐすようなもみ感を付与できる。また、第1エアバッグ12を中心に締め付け、足先を重点的にマッサージすることも可能である。
【0069】
更には、水平筒体11の下方に第5エアバッグを備える場合、通常の足裏押圧マッサージに加えて、足先のみをぐっと持ち上げて、足裏全体を気持ちよく伸ばす施術を行うこともできる。筒体9に沿ってPTCヒータのような温熱ヒータが配備されていれば、このヒータで足を温めながらマッサージを付与することが可能となる。
【0070】
同時に、ポンプで加圧された空気は電磁弁を介して第4エアバッグ15に供給され、覆いクッション4が膨らむようになる。それにより、椅子に座った使用者Mの臀部Dは第4エアバッグ15により、効果的に押圧マッサージされるようになる。
【0071】
このように、使用態様1でのマッサージ機1は、下肢Cをクッション体2に潜り込ませるとともに覆いクッション4に着座することで、下肢Cおよび臀部Dに対して効果的な押圧マッサージをすることができる。
【0072】
なお、クッション体2内に装入されたビーズは、筒体9の外側に充填されており、エアバッグ(第1エアバッグ12~第4エアバッグ15)が膨張した際の支えとして作用する。すなわち、ビーズの存在によりエアバッグの膨張が膨張した際に、エアバッグが下肢Cから離れる方向へ移動することを防ぐ。また、ビーズはエアバッグを支え、その反力として下肢Cの方へ押圧力が作用し、より効果的なマッサージを下肢Cに対して付与する。
[使用態様2]
本発明のマッサージ機1を使用する状況(使用態様2)について説明を行う。
【0073】
図5図6には、覆いクッション4をクッション体2の上面に配置した形態のマッサージ機1を示す。例えばパイプ椅子のような通常の椅子の前にクッション体2が配備される。このとき椅子に近い側の側面がB面となるようにする。更に、覆いクッション4をクッション体2の上面に敷いた状態とする。
【0074】
かかる状況にマッサージ機1を配置した後、使用者Mは椅子に腰掛け、両足(両方の下肢C)を投げ出して、覆いクッション4の上に下肢Cを載置する。
【0075】
この状態で運転操作スイッチをオンにすると、ポンプが作動する。ポンプで加圧された空気は電磁弁、エア配管16を介して第4エアバッグ15に供給される。
【0076】
第4エアバッグ15においては、空気が供給され膨張が開始すると、第4エアバッグ15によって下肢C(特にふくらはぎ)が上方へ押圧され、下肢Cが効果的に押圧マッサージされるようになる。
【0077】
このように、使用態様2でのマッサージ機1は、オットマンとして使用しながら、下肢Cに対して効果的な押圧マッサージをすることができる。このように、本発明の臀部用マッサージ機は、使用者の臀部のみをマッサージするにとどまらず、使用者の他の部位(下肢など)をマッサージすることができる。
[使用態様3]
本発明のマッサージ機1を使用する状況(使用態様3)について説明を行う。
【0078】
図7図8には、使用者Mが床や畳の上で寝転んだ状態となり、本発明のマッサージ機1を使用する態様が示されている。図7図8に示す如く、クッション体2のB面を床に面するように置くとともにクッション体2の底面を壁に接するように配置する。そうすると、開孔7が形成された上面は壁から離れる方向を向くようになる。その上で、延設帯3を床面上で前方に伸ばしてその先に覆いクッション4を配備する。かかる状態にマッサージ機1をセッティングする。
【0079】
そして、図8に示すように、使用者Mは寝そべった状態を取り、臀部Dを覆いクッション4に載せた上で背中をクッション体2に預けるようにする。クッション体2は内部にビーズを有し可変型性を備えているため、頭をクッション体2に載せるようにしてもよい。
【0080】
その後、運転操作スイッチをオンにすると、ポンプが作動する。ポンプで加圧された空気は電磁弁を介して第4エアバッグ15に供給される。
【0081】
第4エアバッグ15においては、空気が供給され膨張が開始すると、第4エアバッグ15によって使用者Mの臀部Dが上方へ押圧され、臀部Dに対する押圧マッサージが効果的に付与されるようになる。つまり、使用者Mは安楽な姿勢により臀部Dの押圧マッサージを行うことが可能となる。
【0082】
このように、使用態様3でのマッサージ機1は、背もたれ部を大きく後方へリクライニングさせた状態の座椅子型マッサージ機のように使用しながら、臀部Dに対して効果的な押圧マッサージをすることができる。
[使用態様4]
本発明のマッサージ機1を使用する状況(使用態様4)について説明を行う。
【0083】
図9図10には、使用者Mが床や畳の上で座った状態となり、本発明のマッサージ機1を使用する態様が示されている。
【0084】
図9図10には、クッション体2の底面を床に面するように置くとともにクッション体2のF面が壁に接するように配置する。そうすると、B面は壁から離れる方向を向くようになる。その上で、延設帯3を前方に垂れ下がるように配置し、クッション体2の直前の床面上に覆いクッション4を設置する。
【0085】
そして、図10に示すように、使用者Mは、臀部Dを覆いクッション4に載せた上で床面上にて足を投げ出すようにし、背中をクッション体2に凭れかかる姿勢を取るようにする。クッション体2は内部にビーズを有し可変型性を備えているため、安寧な姿勢で凭れかかることが可能となる。
【0086】
その後、この状態で運転操作スイッチをオンにすると、ポンプが作動する。ポンプで加圧された空気は電磁弁を介して第4エアバッグ15に供給される。
【0087】
第4エアバッグ15においては、空気が供給され膨張が開始すると、第4エアバッグ15によって使用者Mの臀部Dが上方へ押圧され、臀部Dに対する押圧マッサージが効果的に付与されるようになる。つまり、使用者Mは安楽な姿勢により臀部Dの押圧マッサージを行うことが可能となる。
【0088】
このように、使用態様4でのマッサージ機1は、背もたれ部を起こした状態の座椅子型マッサージ機のように使用しながら、臀部Dに対して効果的な押圧マッサージをすることができる。
[使用態様5]
本発明のマッサージ機1を使用する状況(使用態様5)について説明を行う。
【0089】
図11図12には、クッション体2の底面を床に面するように置くとともに、覆いクッション4をクッション体2の上面に配置した状態を示す。図11図12ではクッション体2のF面を壁に面するように配備しているが、B面が壁面に接していてもよく、クッション体2のどの側面も壁に接しない状態としてもよい。更に、覆いクッション4をクッション体2の上面に敷いた状態とする。
【0090】
そして、図12に示すように、使用者Mは、臀部Dを覆いクッション4に載せた状態でマッサージ機1に腰掛ける。
【0091】
その後、この状態で運転操作スイッチをオンにすると、ポンプが作動する。ポンプで加圧された空気は電磁弁を介して第4エアバッグ15に供給される。
【0092】
第4エアバッグ15においては、空気が供給され膨張が開始すると、第4エアバッグ15によって使用者Mの臀部Dが上方へ押圧され、臀部Dに対する押圧マッサージが効果的に付与されるようになる。つまり、使用者Mは安楽な姿勢により臀部Dの押圧マッサージを行うことが可能となる。
【0093】
このように、使用態様5でのマッサージ機1は、スツールとして使用しながら、臀部Dに対して効果的な押圧マッサージをすることができる。
[使用態様6]
本発明のマッサージ機1を使用する状況(使用態様6)について説明を行う。
【0094】
図14には、クッション体2の底面を床に面するように置くとともに、覆いクッション4をクッション体2のF面側に垂下状に設置した状態を示す。図14ではクッション体2のB面を壁に面するように配備しているが、クッション体2のどの側面も壁に接しない状態としてもよい。
【0095】
覆いクッション4をクッション体2のF面側に垂下状に設置するに際しては、延設帯3をB面側からF面側へと延びるように、クッション体2の上面に置く。その後、F面側にある覆いクッション4をクッション体2の上面側から垂れ下がるように且つF面側に接するように配備するとよい。
【0096】
そして、使用者Mは、臀部Dを床面上に下ろし、背部Bを覆いクッション4に接するようにクッション体2に対して凭れかかる。その後、この状態で運転操作スイッチをオンにすると、ポンプが作動する。ポンプで加圧された空気は電磁弁を介して第4エアバッグ15に供給される。
【0097】
第4エアバッグ15においては、空気が供給され膨張が開始すると、第4エアバッグ15によって使用者Mの背部Bが前方へ押圧され、背部Bに対する押圧マッサージが効果的に付与されるようになる。つまり、使用者Mは安楽な姿勢により背部Bの押圧マッサージを行うことが可能となる。
【0098】
以上述べた臀部用マッサージ機1によれば、形が固定された椅子に座った形態でのマッサージではなく、安楽な姿勢でマッサージを受けることができる。特に、使用者Mの下肢Cや臀部Dを効果的にマッサージ可能となる。また、使用態様1~使用態様5に示すように、様々な使い方が可能であり、様々な姿勢で安楽にマッサージを受けることができる。
【0099】
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、マッサージ機構に関しては、エアバッグに限定されることはなく、機械式のマッサージ機構であってもよい。機械式のマッサージ機構であれば、使用者の下肢や臀部に、揉みマッサージや叩きマッサージなど更に効果的な施術を行うことが可能となる。
【0100】
また、図15に示すように、筒体9とビーズとの間に空間を作るために、筒体9の外側の一部又は全部にプラスチックなどからなる支板体17を置くことは好ましい。筒体9とビーズとの間の空間により、筒体9の外側に充填されたビーズが筒体9側に寄ってきて、筒体9の内部空間(下肢Cを挿入する空間)が潰れることが可及的に防止される。そのため、使用者Mは下肢Cをスムーズに筒体9内に差し入れることが可能となる。
【符号の説明】
【0101】
1 臀部用マッサージ機
2 クッション体(基台部)
3 延設帯
4 覆いクッション
5 袋体
6 マッサージ機構
7 開孔
8 ファスナー
9 筒体
10 垂直筒体
11 水平筒体
12 第1エアバッグ
13 第2エアバッグ
14 第3エアバッグ
15 第4エアバッグ
16 エア配管
17 支板体
B 背部
C 下肢
D 臀部
M 使用者
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15