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特開2024-152373管理システム、管理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024152373
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】管理システム、管理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/26 20240101AFI20241018BHJP
   G06Q 50/22 20240101ALI20241018BHJP
【FI】
G06Q50/26
G06Q50/22
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023066524
(22)【出願日】2023-04-14
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-07-11
(71)【出願人】
【識別番号】508080045
【氏名又は名称】株式会社ヴィンテージ
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【弁理士】
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】郷田 和正
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
5L099
【Fターム(参考)】
5L049CC35
5L050CC35
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】施設基準の整理及び把握を容易にする。
【解決手段】医療施設を評価する施設基準を管理する管理システムは、前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出し、抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成し、作成した前記施設基準データベースを出力する。更に、管理システムは、医療施設が充足する前記施設基準に基づいて、当該医療施設が充足可能な他の施設基準をリコメンドする。更に、管理システムは、文書データから、所定の頻出要素を抽出し、整理した施設基準毎に、抽出した頻出要素を反映した施設基準データベースを作成する。管理システムは、頻出要素に、頻出要素を抽出した文書データを紐付ける。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療施設を評価する施設基準を管理する管理システムであって、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出する抽出部と、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成する作成部と、
作成した前記施設基準データベースを出力する出力部と、
を備える管理システム。
【請求項2】
前記医療施設が充足する前記施設基準に基づいて、当該医療施設が充足可能な他の施設基準をリコメンドするリコメンド部、
を更に備える請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
前記抽出部は、前記文書データから、所定の頻出要素を抽出し、
前記作成部は、整理した前記施設基準毎に、抽出した前記頻出要素を反映した前記施設基準データベースを作成する、
請求項1に記載の管理システム。
【請求項4】
反映した前記頻出要素に、当該頻出要素を抽出した文書データを紐付ける紐付部、
を更に備える請求項3に記載の管理システム。
【請求項5】
医療施設を評価する施設基準を管理するコンピュータが実行する管理方法であって、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出するステップと、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成するステップと、
作成した前記施設基準データベースを出力するステップと、
を備える管理方法。
【請求項6】
医療施設を評価する施設基準を管理するコンピュータに、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出するステップ、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成するステップ、
作成した前記施設基準データベースを出力するステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療施設を評価する施設基準の管理に有効な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、医療施設(病院、医院、クリニック、診療所等)における診療報酬の算定は、純粋な診察、処置、手術等の医療行為に基づいたものに加えて、医療施設の機能、設備、診療体制、安全面、サービス面等を評価する施設基準に基づいたものにより行われる。例えば、医療施設が所定の施設基準を充足する場合、加算の点数が高く設定される。
施設基準は、大分類でも、約500種類存在し、その内容や条件等は、PDF(Portable Document Format)等の電子的な文書データとして、所定の官公庁(厚生労働省等)により公開されている。なお、この施設基準は、二年に一度改定が行われ、その都度、改定後の施設基準が新たに公開される。
医療施設にとって、施設基準をどの程度充足しているかを把握することが重要である。しかしながら、文書データの量が膨大であり、かつ、施設基準に関する補足事項に関しては、施設基準とは別の文書データを参照する必要があった。そのため、施設基準に精通している人物であったとしても、その内容や条件等の整理や把握が困難となっていた。
この様な課題に対して、例えば、特許文献1では、医療サービスを提供する施設が満たすべき基準が記載された文書データを参照し、この基準から所定の条件を特定するキーワード情報を抽出し、医療施設の診察システム、医事システム又は看護システムで使用されるデータを参照し、キーワード情報に合致する情報を抽出し、抽出したキーワード情報に合致する情報がキーワード情報から特定される条件を満たしているか否かに応じて、基準の達成度を出力する技術が提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-162408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
医療施設が、施設基準を満たしているかどうかの判定を行うためには、膨大な量の文書データの中から、施設基準の内容を整理する必要がある。
そのため、施設基準をデータベース化し、整理する技術が求められている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、施設基準の達成度を出力するものに過ぎず、施設基準の内容を整理するものではなかった。
本発明者は、文書データから施設基準を抽出し、この施設基準を整理した施設基準データベースを作成する仕組みに着目した。
【0005】
本発明は、文書データから施設基準を抽出し、この施設基準を整理した施設基準データベースを作成することにより、施設基準の整理及び把握を容易にすることを可能とする管理システム、管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、医療施設を評価する施設基準を管理する管理システムであって、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出する抽出部と、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成する作成部と、
作成した前記施設基準データベースを出力する出力部と、
を備える管理システムを提供する。
【0007】
本発明によれば、施設基準が記載された文書データから、施設基準を抽出し、抽出した施設基準を整理した施設基準データベースを作成する。
この結果、施設基準の整理及び把握を容易にすることが可能となる。
【0008】
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、施設基準の整理及び把握を容易にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】管理システム1の概要を説明する図である。
図2】管理システム1の機能構成を示す図である。
図3】コンピュータ10が実行する出力処理のフローチャートを示す図である。
図4】コンピュータ10が作成する施設基準DBの例を模式的に示す図である。
図5】施設基準の内の一つに紐付ける文書データの例を模式的に示す図である。
図6】施設基準の内の一つに紐付ける文書データの例を模式的に示す図である。
図7】コンピュータ10が実行するリコメンド処理のフローチャートを示す図である。
図8】コンピュータ10が作成する一覧の例を模式的に示す図である。
図9】コンピュータ10が、医療施設2が充足可能な他の施設基準をリコメンドする際に出力する施設基準DBの例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
【0012】
[管理システム1の概要]
図1は、管理システム1の概要を説明するための模式図である。図1に基づいて、管理システム1の構成物について説明する。
管理システム1は、少なくとも、サーバ機能を有するコンピュータ10からなる医療施設を評価する施設基準を管理するシステムである。本実施形態において、管理システム1は、コンピュータ10に加え、医療施設2が管理する医療施設端末3を備える。
コンピュータ10は、サーバ機能を有し、例えば、1台のコンピュータで実現されても良いし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されても良い。
本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能モジュールを含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであっても良い。
医療施設端末3は、医療施設2が管理する端末装置であり、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ等の情報端末や、サーバ機能を有するコンピュータである。医療施設端末3の数は、医療施設2の数に応じた数であれば良く、特に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
なお、管理システム1は、上述したコンピュータ10、医療施設端末3に加え、その他の端末や装置類等が含まれていても良く、その数、種類及び機能については、特に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0013】
管理システム1が、医療施設2を評価する施設基準を管理する際の処理ステップの概要について説明する。
【0014】
コンピュータ10は、医療施設2を評価する施設基準が記載された文書データを取得する(ステップS0)。
コンピュータ10は、この文書データを発行する官公庁等が管理するサーバ等にアクセスし、この文書データを取得する。
【0015】
コンピュータ10は、施設基準が記載された文書データから、施設基準を抽出する(ステップS1)。
コンピュータ10は、予め設定された所定のキーワード等に基づいて、施設基準が記載された文書データから、この施設基準に関する内容や条件等を抽出する。
【0016】
コンピュータ10は、抽出した施設基準を整理した施設基準データベースを作成する(ステップS2)。
コンピュータ10は、抽出した施設基準に関する内容や条件等を施設基準毎に整理した施設基準データベースを作成する。
【0017】
コンピュータ10は、作成した施設基準データベースを出力する(ステップS3)。
コンピュータ10は、作成した施設基準データベースを、医療施設端末3の要求等に基づいて、医療施設端末3に送信する。
医療施設端末3は、この施設基準データベースを受信し、自身の表示部に表示する。
コンピュータ10は、この施設基準データベースを、医療施設端末3に表示させることにより、作成した施設基準データベースを出力する。
【0018】
以上が、管理システム1の概要である。
本管理システム1によれば、施設基準の整理及び把握を容易にすることが可能となる。
【0019】
[装置構成]
図2は、管理システム1の構成を示すブロック図である。図2に基づいて、管理システム1の装置構成について説明する。
管理システム1は、医療施設2を評価する施設基準を管理するシステムであり、少なくともコンピュータ10により構成される。本実施形態において、管理システム1は、コンピュータ10に加え、医療施設2が管理する医療施設端末3により構成される。
管理システム1は、コンピュータ10が、公衆回線網等のネットワーク8を介して、医療施設端末3とデータ通信可能に接続されたシステムである。
なお、管理システム1において、医療施設端末3の数は、適宜設計可能であり、特に限定されるものではない。また、管理システム1は、コンピュータ10、医療施設端末3に加え、その他の端末や装置類等を含んでいても良く、その他の端末や装置類等の数、種類及び機能については、適宜設計可能である。
【0020】
コンピュータ10は、サーバ機能を有し、例えば、1台のコンピュータで実現されても良いし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されても良い。
コンピュータ10は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、作成した施設基準データベースを出力する出力部11等を備える。
コンピュータ10は、記憶部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部等を備える。
コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス、施設基準が記載された文書データから、施設基準を抽出する抽出部12、抽出した施設基準を整理した施設基準データベースを作成する作成部13等を備える。
【0021】
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、取得モジュール、出力モジュール、入力受付モジュール、リコメンドモジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記憶部と協働して、記憶モジュールを実現する。
また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、抽出モジュール、DB作成モジュール、文書データ紐付モジュール、判定モジュール、反映モジュール、一覧作成モジュール、一覧紐付モジュールを実現する。
【0022】
医療施設端末3は、医療施設2が管理する端末装置であり、例えば、上述した情報端末や、コンピュータである。医療施設端末3は、端末制御部として、CPU、GPU、RAM、ROM等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス等を備え、入出力部として、各種情報の入出力等を実行する各種デバイス等を備える。
【0023】
以下、管理システム1が実行する各処理について、上述した各モジュールが実行する処理と併せて説明する。
本明細書において、各モジュールは、その処理内容を、自身が有する機能として実行するものであっても良いし、所定のアプリケーションを介して実行するものであっても良い。
【0024】
[コンピュータ10が実行する出力処理]
図3に基づいて、コンピュータ10が実行する出力処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行する出力処理のフローチャートを示す図である。本出力処理は、医療施設2を評価する施設基準が記載された文書データを取得する取得処理(ステップS0)、施設基準が記載された文書データから、施設基準を抽出する抽出処理(ステップS1)、抽出した施設基準を整理した施設基準データベースを作成する作成処理(ステップS2)、作成した施設基準データベースを出力する出力処理(ステップS3)の詳細である。
【0025】
取得モジュールは、医療施設2を評価する施設基準が記載された文書データを取得する(ステップS10)。
施設基準は、医療施設の機能、設備、診療体制、安全面、サービス等を評価する基準である。文書データは、施設基準に関する内容や条件等が記載されたPDF等の電子データである。この文書データは、更に、施設基準に関する補足事項(疑義解釈等)に関するPDF等の電子データを含む。この文書データは、所定の官公庁等が発行するものである。
取得モジュールは、この文書データを発行する官公庁等が管理するサーバ等にアクセスし、この文書データを取得する。
【0026】
抽出モジュールは、施設基準が記載された文書データから、施設基準を抽出する(ステップS11)。
抽出モジュールは、予め設定された所定のキーワードに基づいて、文書データから、施設基準毎に、内容や条件等を抽出する。このキーワードは、例えば、機能、設備、診療体制、安全面、サービスに関するものであり、施設基準に関する内容や条件を特定可能なものであれば良い。
また、抽出モジュールは、施設基準だけでなく、文書データから、この施設基準における補足事項に関する内容や条件等を抽出する。抽出モジュールは、施設基準と同様に、予め設定された所定のキーワードに基づいて、文書データから、施設基準毎の補足事項に関する内容や条件等を抽出する。このキーワードは、例えば、機能、設備、診療体制、安全面、サービスに関するものであり、補足事項に関する内容や条件を特定可能なものであれば良い。
【0027】
抽出モジュールは、施設基準が記載された文書データから、所定の頻出要素を抽出する(ステップS12)。
所定の頻出要素は、特定の資格・研修が必要、院内に掲示物を掲示等である。
抽出モジュールは、頻出要素を特定可能な所定のキーワード(資格名、研修名、研修内容、主催者名、掲示物の内容、掲示方法等)に基づいて、文書データから、施設基準毎に、頻出要素を抽出する。
また、抽出モジュールは、施設基準だけでなく、文書データから、この施設基準における補足事項毎に、頻出要素を抽出する。抽出モジュールは、施設基準と同様に、頻出要素を特定可能な所定のキーワードに基づいて、文書データから、補足事項毎に、頻出要素を抽出する。
【0028】
DB作成モジュールは、抽出した施設基準を整理した施設基準DBを作成する(ステップS13)。
DB作成モジュールは、抽出した施設基準毎の内容や条件等を整理し、施設基準DBを作成する(図4参照)。この施設基準DBは、施設基準毎に整理されたものであり、施設基準コード、施設基準名称、通知番号等が施設基準毎に紐付けられたものである。施設基準DBは、各施設基準に、各施設基準を抽出した文書データが紐付けられていても良い。
DB作成モジュールは、整理した施設基準毎に、抽出した頻出要素を反映する。DB作成モジュールは、作成した施設基準DBに対して、頻出要素を抽出した施設基準の内容や条件に、抽出した頻出要素を反映する。DB作成モジュールは、作成した施設基準DBにおける各施設基準に対して、認定資格・研修及び院内掲示を、頻出要素として反映する。
【0029】
図4に基づいて、DB作成モジュールが作成する施設基準DBについて説明する。同図は、DB作成モジュールが作成する施設基準DBの例を模式的に示す図である。同図において、施設基準DB20が示されている。
施設基準DB20は、リコメンド欄21、チェック欄22、コード欄23、名称欄24、通知番号欄25、必要施設基準欄26、認定欄27、院内掲示欄28の各項目を有する。
リコメンド欄21、チェック欄22及び必要施設基準欄26についての詳細は、後述する。
コード欄23は、施設基準の施設基準コードを示す欄である。名称欄24は、施設基準の施設基準名称を示す欄である。通知番号欄25は、施設基準の通知番号を示す欄である。認定欄27は、施設基準の用件や条件の内、特定の認定資格や研修の終了を要する施設基準であるか否かを示す欄である。認定欄27において、特定の認定資格や研修の終了を要するものについては、「●」が示されている。院内掲示欄28は、施設基準の用件や条件の内、院内掲示を要する施設基準であるか否かを示す欄である。院内掲示欄28において、院内掲示を要するものについては、「●」が示されている。
DB作成モジュールは、抽出した施設基準の用件や条件及び補足事項の用件や条件等を、施設基準毎に整理するとともに、抽出した頻出要素を、認定欄27及び院内掲示欄28の其々に反映し、この施設基準DB20を作成する。DB作成モジュールが、認定欄27及び院内掲示欄28に、頻出要素を反映した結果が、「●」である。
なお、認定欄27及び院内掲示欄28に示す内容は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0030】
図3に戻り、出力処理の続きを説明する。
文書データ紐付モジュールは、抽出した頻出要素に、この頻出要素を抽出した文書データを紐付ける(ステップS14)。
文書データ紐付モジュールは、抽出し、施設基準DB20に反映した頻出要素に対して、この頻出要素を抽出した文書データを紐付ける。文書データ紐付モジュールは、施設基準DB20における認定欄27及び院内掲示欄28において、「●」を示した施設基準に対して、頻出要素の抽出元となった文書データの該当箇所及び/又は文書データに記載された施設基準の用件や条件を紐付ける。文書データ紐付モジュールは、文書データの該当箇所そのものを紐付けるものであっても良いし、施設基準の要件や条件を適宜整理したものを紐付けても良い(図5及び図6参照)。
【0031】
図5に基づいて、文書データ紐付モジュールが頻出要素を紐付けた状態について説明する。同図は、認定欄27の「●」で示した施設基準の内の一つに紐付ける文書データの例を模式的に示す図である。同図において、文書データ30が示されている。文書データ30は、施設基準DB20における施設基準コード「A200 2」、施設基準名称「急性期充実体制加算」に紐付けられた文書データの例である。
文書データ30において、認定内容欄31、施設基準欄32、資格研修欄33が示されている。認定内容欄31は、この文書データの頻出要素を示す欄であり、認定資格や研修に関するものであることを示している。施設基準欄32は、紐付けた施設基準の施設基準コード及び施設基準名称を示す欄である。資格研修欄33は、紐付けた文書データの内容を示す欄であり、認定資格及び研修の種類、名称、主催団体名等を示す欄である。
文書データ紐付モジュールは、文書データ30を、該当する施設基準に紐付ける。文書データ紐付モジュールは、該当する施設基準に紐付けるものであっても良いし、該当する施設基準の認定欄27に存在する「●」に紐付けるものであっても良い。
【0032】
図6に基づいて、文書データ紐付モジュールが頻出要素を紐付けた状態について説明する。同図は、院内掲示欄28の「●」で示した施設基準の内の一つに紐付ける文書データの例を模式的に示す図である。同図において、文書データ40が示されている。文書データ40は、施設基準DB20における施設基準コード「A200 2」、施設基準名称「急性期充実体制加算」に紐付けられた文書データの例である。
文書データ40において、認定内容欄41、施設基準欄42、院内掲示欄43が示されている。認定内容欄41は、この文書データの頻出要素を示す欄であり、院内掲示に関するものであることを示している。施設基準欄42は、紐付けた施設基準の施設基準コード及び施設基準名称を示す欄である。院内掲示欄43は、紐付けた文書データの内容を示す欄であり、医療施設2内での掲示方法を示す欄である。
文書データ紐付モジュールは、文書データ40を、該当する施設基準に紐付ける。文書データ紐付モジュールは、該当する施設基準に紐付けるものであっても良いし、該当する施設基準の院内掲示欄28に存在する「●」に紐付けるものであっても良い。
【0033】
図3に戻り、出力処理の続きを説明する。
記憶モジュールは、作成した施設基準DBを記憶する(ステップS15)。
記憶モジュールは、作成した施設基準DBを、医療施設2の識別子(ID、管理番号、名称等)と紐付けて記憶する。記憶モジュールが記憶する施設基準DBは、この施設基準DBに紐付けた文書データも含まれる。
【0034】
出力モジュールは、作成した施設基準DBを出力する(ステップS16)。
出力モジュールは、作成した施設基準DBを、医療施設端末3の要求等に基づいて、医療施設端末3に送信する。
医療施設端末3は、この施設基準DBを受信し、自身の表示部に表示する。
出力モジュールは、作成した施設基準DBを、医療施設端末3に表示させることにより、作成した施設基準DBを出力する。
【0035】
以上が、出力処理である。
【0036】
[コンピュータ10が実行するリコメンド処理]
図7に基づいて、コンピュータ10が実行するリコメンド処理について説明する。同図は、コンピュータ10が実行するリコメンド処理のフローチャートを示す図である。本リコメンド処理は、出力処理により出力した施設基準DBを用いる処理である。
【0037】
入力受付モジュールは、出力した施設基準DBにおける医療施設2が満たす施設基準に対する入力を受け付ける(ステップS20)。
医療施設端末3は、自身が表示する施設基準DBにおける医療施設2が満たす施設基準に対する入力を受け付ける。例えば、システムの利用者(以下、単に利用者とも称す)は、医療施設端末3が表示する施設基準DB20に対して、医療施設2が満たす施設基準をタップする。医療施設端末3は、入力を受け付けた施設基準におけるチェック欄22に対して、チェックマークを入力する。このチェック欄22は、利用者から施設基準DB20に対して入力を受け付けた施設基準であることを示す欄である。
この時、利用者が、施設基準DB20における「●」をタップした場合、医療施設端末3は、上述したステップS14の処理により、この施設基準に紐付けた文書データを、自身の表示部に表示する。例えば、利用者が、施設基準コード「A200 2」における認定欄27の「●」をタップした場合、医療施設端末3は、この施設基準に紐付けられた文書データである、文書データ30を自身の表示部に表示する。医療施設端末3は、この文書データ30を、施設基準DB20に重畳させて表示するものであっても良いし、別の画面に切り換えて、この文書データ30のみを表示するものであっても良い。また、利用者が、施設基準コード「A200 2」における院内掲示欄28の「●」をタップした場合、医療施設端末3は、この施設基準に紐付けられた文書データである、文書データ40を自身の表示部に表示する。医療施設端末3は、この文書データ40を、施設基準DB20に重畳させて表示するものであっても良いし、別の画面に切り換えて、この文書データ40のみを表示するものであっても良い。
医療施設端末3は、チェックマークを入力した施設基準の施設基準コード及び施設基準名称等を、入力内容としてコンピュータ10に送信する。
入力受付モジュールは、この入力内容を受信することにより、出力した施設基準DBにおける医療施設2が満たす施設基準に対する入力を受け付ける。
【0038】
判定モジュールは、入力を受け付けた施設基準に基づいて、充足可能な他の施設基準が有るか否かを判定する(ステップS21)。
判定モジュールは、入力を受け付けた施設基準、すなわち、医療施設2が充足する施設基準の用件や条件に関連して、入力を受け付けていない他の施設基準が施設基準を充足可能であるか否かを判定する。換言すると、判定モジュールは、入力を受け付けた施設基準に関連する施設基準の内、利用者が充足していると認識できていない施設基準が有るか否かを判定する。
判定モジュールが、充足可能な他の施設基準が無いと判定した場合(ステップS21 NO)、コンピュータ10は、本リコメンド処理を終了する。
【0039】
一方、判定モジュールが、充足可能な他の施設基準が有ると判定した場合(ステップS21 YES)、反映モジュールは、充足可能な他の施設基準を、施設基準DBに反映する(ステップS22)。
反映モジュールは、施設基準DB20における、充足可能な他の施設基準の必要施設基準欄26に、充足可能であることを反映する。必要施設基準欄26は、チェック欄22に対してチェックマークが入力された施設基準に関連して、充足可能と判定したことを示す欄である。反映モジュールは、この必要施設基準欄26に、「●」を入力し、充足可能な他の施設基準を、施設基準DB20に反映する。
また、反映モジュールは、施設基準DB20における充足可能な他の施設基準のリコメンド欄21に、充足可能であることの通知を反映する。リコメンド欄21は、チェック欄22に対してチェックマークが入力された施設基準と関連して、充足可能と判定したことを通知する欄である。反映モジュールは、このリコメンド欄21に「!」を入力し、充足可能な他の施設基準であることの通知を、施設基準DB20に反映する。
なお、リコメンド欄21及び必要施設基準欄26に入力する内容は、上述した例に限定されるものではなく、適宜設計可能である。
【0040】
一覧作成モジュールは、充足可能な他の施設基準の一覧を作成する(ステップS23)。
一覧作成モジュールは、受け付けた施設基準と、充足可能な他の施設基準とをまとめた一覧を作成する(図8参照)。この一覧は、受け付けた施設基準に関連して、充足可能な他の施設基準をまとめたものである。
【0041】
図8に基づいて、一覧作成モジュールが作成する一覧について説明する同図は、一覧作成モジュールが作成する一覧の例を模式的に示す図である。同図において、一覧50が示されている。
一覧50は、判定欄51、番号欄52、チェック欄53、コード欄54、名称欄55の各項目を有する。
判定欄51は、充足可能であることを示す欄である。番号欄52は、受け付けた施設基準に関連して充足可能な他の施設基準の整理番号を示す欄である。チェック欄53は、利用者から入力を受け付けた施設基準と、利用者から入力を受付けていない施設基準とを示す欄である。コード欄54は、施設基準の施設基準コードを示す欄である。名称欄55は、施設基準の施設基準名称を示す欄である。
チェック欄53において、上述したステップS20の処理により入力を受け付けた施設基準に対して、チェックマークが入力されており、入力を受け付けていない施設基準に対して、チェックマークが入力されていない状態となっている。このチェックマークが入力されていない施設基準が、充足可能な他の施設基準を示している。
一覧作成モジュールは、受け付けた施設基準と、充足可能な他の施設基準とをまとめて、充足可能な他の施設基準の一覧50を作成する。
【0042】
図7に戻り、リコメンド処理の続きを説明する。
一覧紐付モジュールは、受け付けた施設基準に、作成した充足可能な他の施設基準の一覧を紐付ける(ステップS24)。
一覧紐付モジュールは、作成した一覧50を、施設基準DB20に紐付ける。一覧紐付モジュールは、施設基準DB20における必要施設基準欄26において、「●」を入力した施設基準に対して、作成した一覧50を紐付ける。また、一覧紐付モジュールは、施設基準DB20におけるリコメンド欄21において「!」を入力した施設基準に対して、作成した一覧50を紐付ける。
【0043】
リコメンドモジュールは、充足する施設基準に基づいて、この医療施設2が充足可能な他の施設基準をリコメンドする(ステップS25)。
リコメンドモジュールは、上述したステップS24までの処理により、充足可能な他の施設基準を反映するとともに、作成した一覧が紐付けられた施設基準DBを、医療施設端末3に送信する。
医療施設端末3は、この施設基準DBを受信し、自身の表示部に表示する。
リコメンドモジュールは、この施設基準DBを、医療施設端末3に表示させることにより、充足する施設基準に基づいて、この医療施設2が充足可能な他の施設基準をリコメンドする(図9参照)。
【0044】
図9に基づいて、リコメンドモジュールが、充足する施設基準に基づいて、この医療施設2が充足可能な他の施設基準をリコメンドする方法について説明する。同図は、リコメンドモジュールが、医療施設2が充足可能な他の施設基準をリコメンドする際に出力する施設基準DBの例を模式的に示す図である。同図において、施設基準DB60が示されている。
施設基準DB60は、リコメンド欄61、チェック欄62、コード欄63、名称欄64、通知番号欄65、必要施設基準欄66、認定欄67、院内掲示欄68の各項目を有する。施設基準DB60における各項目は、上述した施設基準DB20で説明した各項目と同様の項目である。すなわち、リコメンド欄61は、リコメンド欄21と同様の項目であり、チェック欄62は、チェック欄22と同様の項目であり、コード欄63は、コード欄23と同様の項目であり、名称欄64は、名称欄24と同様の項目であり、通知番号欄65は、通知番号欄25と同様の項目であり、必要施設基準欄66は、必要施設基準欄26と同様の項目であり、認定欄67は、認定欄27と同様の項目であり、院内掲示欄68は、院内掲示欄28と同様の項目である。
利用者は、施設基準DB60におけるリコメンド欄61に入力された「!」の有無に基づいて、充足可能な他の施設基準が存在することを把握する。すなわち、リコメンドモジュールは、施設基準DB60におけるリコメンド欄61における「!」により、充足する施設基準に基づいて、この医療施設2が充足可能な他の施設基準をリコメンドする。
医療施設端末3は、自身が表示する施設基準DB60に対する入力を受け付ける。例えば、利用者は、医療施設端末3が表示する施設基準DB60におけるリコメンド欄61において、「!」が入力された施設基準をタップする。医療施設端末3は、上述したステップS24の処理により、この施設基準に紐付けられた一覧50を自身の表示部に表示する。医療施設端末3は、この一覧50を、施設基準B60に重畳させて表示するものであっても良いし、別の画面に切り換えて、この一覧50のみを表示するものであっても良い。
利用者は、この一覧50を閲覧し、充足可能な他の施設基準の内容や条件等を把握する。
【0045】
以上が、リコメンド処理である。
【0046】
以上、本発明によれば、利用者は、時間をかけて文書データを隅から隅まで確認をせずとも、施設基準を把握することが容易となる。また、利用者は、多数存在する施設基準の全体像を、施設基準DBを閲覧することにより、リスト化された状態で把握することが可能となる。また、施設基準DBを閲覧することにより、各施設基準に、「資格・研修が必要」、「掲示物が必要」等の頻出要素を、把握することが容易となる。また、医療施設2が充足する施設基準に関連する他の充足可能な施設基準を確認することが容易となる。
【0047】
上述した各処理は、別個の処理として記載しているが、コンピュータ10は、上述した各処理の一部又は全部を組み合わせて実行する構成も可能である。また、コンピュータ10は、各処理において、説明したタイミング以外のタイミングであっても、その処理を実行する構成も可能である。
また、上述した各処理は、コンピュータ10が主体となって実行しているが、コンピュータ10ではなく、医療施設端末3単独により実行する構成であっても良い。この場合、コンピュータ10が実行する各処理を、医療施設端末3単体が実行する構成とすれば良い。
【0048】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されて良い。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供されて良い。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしても良い。
【0049】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0050】
本実施形態に開示される第1の態様は、医療施設を評価する施設基準を管理する管理システムであって、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出する抽出部12と、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成する作成部13と、
作成した前記施設基準データベースを出力する出力部11と、
を備える管理システムを提供する。
【0051】
本実施形態に開示される第2の態様は、前記医療施設が充足する前記施設基準に基づいて、当該医療施設が充足可能な他の施設基準をリコメンドするリコメンド部、
を更に備える第1の態様に記載の管理システムを提供する。
【0052】
本実施形態に開示される第3の態様は、前記抽出部が、前記文書データから、所定の頻出要素を抽出し、
前記作成部が、整理した前記施設基準毎に、抽出した前記頻出要素を反映した前記施設基準データベースを作成する、
第1の態様に記載の管理システムを提供する。
【0053】
本実施形態に開示される第4の態様は、反映した前記頻出要素に、当該頻出要素を抽出した文書データを紐付ける紐付部、
を更に備える第3の態様に記載の管理システムを提供する。
【符号の説明】
【0054】
1 管理システム
2 医療施設
3 医療施設端末
8 ネットワーク
10 コンピュータ
11 出力部
12 抽出部
13 作成部
20 施設基準DB
21 リコメンド欄
22 チェック欄
23 コード欄
24 名称欄
25 通知番号欄
26 必要施設基準欄
27 認定欄
28 院内掲示欄
30 文書データ
31 認定内容欄
32 施設基準欄
33 資格研修欄
40 文書データ
41 認定内容欄
42 施設基準欄
43 院内掲示欄
50 一覧
51 判定欄
52 番号欄
53 チェック欄
54 コード欄
55 名称欄
60 施設基準DB
61 リコメンド欄
62 チェック欄
63 コード欄
64 名称欄
65 通知番号欄
66 必要施設基準欄
67 認定欄
68 院内掲示欄

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-03-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療施設を評価する施設基準を管理する管理システムであって、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出する抽出部と、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成する作成部と、
作成した前記施設基準データベースを出力する出力部と、
前記医療施設が充足する前記施設基準に基づいて、当該医療施設が充足可能な他の施設
基準をリコメンドするリコメンド部、
を備える管理システム。
【請求項2】
前記抽出部は、前記文書データから、所定の頻出要素を抽出し、
前記作成部は、整理した前記施設基準毎に、抽出した前記頻出要素を反映した前記施設
基準データベースを作成する、
請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
反映した前記頻出要素に、当該頻出要素を抽出した文書データを紐付ける紐付部、
を更に備える請求項2に記載の管理システム。
【請求項4】
医療施設を評価する施設基準を管理するコンピュータが実行する管理方法であって、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出するステップと、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成するステップと、
作成した前記施設基準データベースを出力するステップと、
前記医療施設が充足する前記施設基準に基づいて、当該医療施設が充足可能な他の施設
基準をリコメンドするステップと、
を備える管理方法。
【請求項5】
医療施設を評価する施設基準を管理するコンピュータに、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出するステップ、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成するステップ、
作成した前記施設基準データベースを出力するステップ、
前記医療施設が充足する前記施設基準に基づいて、当該医療施設が充足可能な他の施設
基準をリコメンドするステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明は、医療施設を評価する施設基準を管理する管理システムであって、
前記施設基準が記載された文書データから、当該施設基準を抽出する抽出部と、
抽出した前記施設基準を整理した施設基準データベースを作成する作成部と、
作成した前記施設基準データベースを出力する出力部と、
前記医療施設が充足する前記施設基準に基づいて、当該医療施設が充足可能な他の施設基準をリコメンドするリコメンド部、
を備える管理システムを提供する。