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  • 特開-鍵管理装置 図1
  • 特開-鍵管理装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024152522
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】鍵管理装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 19/00 20060101AFI20241018BHJP
【FI】
E05B19/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023066762
(22)【出願日】2023-04-14
(71)【出願人】
【識別番号】305042264
【氏名又は名称】株式会社京成電子
(74)【代理人】
【識別番号】100090158
【弁理士】
【氏名又は名称】藤巻 正憲
(72)【発明者】
【氏名】梅津 雅美
(57)【要約】
【課題】複数の鍵を使用するシステムにおいて、鍵の紛失を防止し、ひいては鍵の施錠を確実にし、鍵の捜索の無駄と、セキュリティの安全性を向上させることができる鍵管理装置を提供する。
【解決手段】マスタースイッチ9がオンにされたときに、鍵プラグ穴スイッチ7のプラグに鍵8が挿入されている場合にはライト12は消灯しているが、スイッチ7に鍵プラグが挿入されていない場合には、ライト12は点灯する。このとき、一つでも、プラグが挿入されていないスイッチ7が存在する場合には、マスターライト11が点灯する。これにより、鍵が返却されていない場合には、エンジンのオン又はマスタースイッチ9のオン後に、ライト12,11の点灯で認識できる。特に、エンジンのオン方式であれば、鍵不存在の検出を自動化するため、人為的ミスを確実に防止できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の鍵を配置可能な基盤と、
この基盤に設けられ、鍵を個別に収納する複数の収納部と、
各収納部に設けられ、この収納部内に鍵が収納されているときと収納されていないときとでオン及びオフが切り替わる複数の収納部スイッチと、
各収納部スイッチに接続され、そのオン及びオフに合わせて第1の表示と第2の表示が切り替わる複数の収納部ライトと、
これらの収納部スイッチに接続され、前記収納部スイッチが全てオン又は全てオフのときに第1の表示をし、前記収納部スイッチのいずれかがオフ又はオンのときに第2の表示をする警報手段と、
これらのスイッチ及びライトに電源を供給する電源手段と、
を有することを特徴とする鍵管理装置。
【請求項2】
複数の鍵を配置可能な基盤と、
この基盤に設けられ、鍵を個別に収納する複数の収納部と、
各収納部に設けられ、この収納部内に鍵が収納されているときと収納されていないときとでオン及びオフが切り替わる複数の収納部スイッチと、
前記収納部のうち前記収納部スイッチによりオン及びオフを切り換える必要がある収納部を設定する検知対象設定部材と、
これらの収納部スイッチに接続され、オンにした場合に、前記検知対象設定部材が設定した検知対象収納部の収納部スイッチが全てオン又は全てオフのときに第1の表示をし、前記検知池沼収納部の収納部スイッチのいずれかがオフ又はオンのときに第2の表示をする警報手段と、
これらのスイッチ及びライトに電源を供給する電源手段と、
を有することを特徴とする鍵管理装置。
【請求項3】
前記基盤は、複数の鍵を収納可能なキーボックスであり、持ち運び自在なものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の鍵管理装置。
【請求項4】
前記電源手段は、自動車のエンジンをかけたときに、これに連動して前記スイッチ及びライトに電源を供給することを特徴とする請求項3に記載の鍵管理装置。
【請求項5】
前記基盤は、建屋又は事務室内に固定的に設置されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の鍵管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック等による荷物の配送先で、倉庫の鍵などを使用した後、それを忘れてしまい、場合によってはその使用した鍵を紛失してしまうというような事故を防止する鍵管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
トラック等による荷物の運搬に際しては、複数の配送先に荷物を運送し、その配送先の倉庫を預かっている鍵を使用して開き、荷物の倉庫内搬入及び/又は荷物の倉庫からの搬出という作業を行い、その後、倉庫の鍵を閉めて、次の配送先に向かう。このとき、荷物の搬入・搬出作業のために、ドライバは複数の鍵をもって、トラックを降り、荷物を台車等に乗せて運搬し、倉庫及び事務所等を鍵を使って開ける必要がある。また、搬入・搬出作業が終了した後、開閉した場所の鍵を締めて、その場所から離れる必要がある。このような鍵の管理は、ドライバに委ねられている。
【0003】
しかしながら、荷物の搬入・搬送作業をした後、次の配送先に移動する際に、鍵を開けた後、そのままの状態、即ち、鍵を鍵穴に装着した状態で、次の搬送先に向かってしまうような事態が生じうる。そうすると、ドライバがその日の仕事を終えて事務所に帰ってきたときに、鍵を返却する際に、鍵が不足していることに気がつき、鍵を探しに搬送先に再度向かう必要が生じる。また、搬送先で鍵を探しても、そのときには、見つからない場合もあり、そうすると、鍵の紛失事故となる。また、ドライバ自身ではなく、誰かが鍵を取り出して返却を忘れている場合もあり、そのときは、紛失事態に気がつかない場合もある。
【0004】
複数の鍵の管理に着目した従来技術として、特許文献1がある。この従来技術は、長時間使用された鍵がどれであるかを迅速に確認できるようにすることを目的として、少なくとも鍵を保持するホルダー収納部の抜き取り情報を表示するホルダーライトを設け、ホルダー収納部にホルダーが返却されたか否かを問わず、長時間使用された場合にホルダーライトを点灯させるように制御する鍵管理装置を提案する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2018-141306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に開示された鍵管理装置は、どの鍵が長時間使用されたのかということを迅速に確認することを目的とするものであり、本発明のように、鍵の紛失を防止するものではない。よって、この従来技術を使用しても、鍵の紛失を防止することはできない。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、複数の鍵を使用するシステムにおいて、鍵の紛失を防止し、ひいては鍵の施錠を確実にし、鍵の捜索の無駄と、セキュリティの安全性を向上させることができる鍵管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る鍵管理装置は、
複数の鍵を配置可能な基盤と、
この基盤に設けられ、鍵を個別に収納する複数の収納部と、
各収納部に設けられ、この収納部内に鍵が収納されているときと収納されていないときとでオン及びオフが切り替わる複数の収納部スイッチと、
各収納部スイッチに接続され、そのオン及びオフに合わせて第1の表示と第2の表示が切り替わる複数の収納部ライトと、
これらの収納部スイッチに接続され、前記収納部スイッチが全てオン又は全てオフのときに第1の表示をし、前記収納部スイッチのいずれかがオフ又はオンのときに第2の表示をする警報手段(マスターライト)と、
これらのスイッチ及びライトに電源を供給する電源手段(マスタースイッチ等)と、
を有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る他の鍵管理装置は、
複数の鍵を配置可能な基盤と、
この基盤に設けられ、鍵を個別に収納する複数の収納部と、
各収納部に設けられ、この収納部内に鍵が収納されているときと収納されていないときとでオン及びオフが切り替わる複数の収納部スイッチと、
前記収納部のうち前記収納部スイッチによりオン及びオフを切り換える必要がある収納部を設定する検知対象設定部材と、
これらの収納部スイッチに接続され、オンにした場合に、前記検知対象設定部材が設定した検知対象収納部の収納部スイッチが全てオン又は全てオフのときに第1の表示をし、前記検知池沼収納部の収納部スイッチのいずれかがオフ又はオンのときに第2の表示をする警報手段(マスターライト)と、
これらのスイッチ及びライトに電源を供給する電源手段(マスタースイッチ等)と、
を有することを特徴とする。
【0010】
これらの鍵管理装置において、
前記基盤は、複数の鍵を収納可能なキーボックスであり、持ち運び自在なものであるか、又は前記基盤は、建屋又は事務室内に固定的に設置されるものであるように構成することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、キーボックス型のように、携帯可能な構成にするとともに、マスタースイッチのオンオフをエンジンのオンオフと連動させれば、配送先からトラックに戻ってきたドライバが、エンジンをかけたときに、又はマスタースイッチをオンにしたときに、使用した鍵が所定の収納部に戻されていない場合には、第2の表示(例えば、ライト点灯)となり、鍵が戻されていないことをドライバが認識することができる。そして、電源手段が、トラックのエンジンの起動に連動して、前記スイッチ及びライトに電源を供給するようにすることにより、特別な操作をすることなく、自動で鍵管理装置を起動し、鍵の返却の有無を認識することができる。よって、人為的な鍵紛失ミスを確実に防止できる。また、携帯可能でない場合も、ドライバが事務所に戻ってきたときに、全ての鍵を収納部に納めた後、電源手段のマスタースイッチを押せば、収納部に鍵が不足したときに、第2の表示(例えば、ライト点灯)となり、同様に鍵を忘れて帰ってきたことを認識することができる。いずれの場合も、鍵がないことを迅速に把握することができるので、鍵の紛失を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1実施形態を示す図である。
図2】同じくその回路図である。
図3】本発明の第2実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1及び図2は本発明の第1実施形態の鍵管理装置を示す図である。図1に示すように、アタッシュケース状のボックス100は、本体部1と蓋部2とを合わせることにより、内容物を収納できる箱を構成するようになっている。ドライバはこのボックス100をトラックに乗せて携帯し、各搬送先でボックス100を開いて、所定の操作をする。
【0014】
そして、本体部1内に、3本の鍵台座3,4,5が相互に離隔した位置に設けられており、ボックス100の本体部1の内側面に囲まれた空間内に、一方の内側面に接触して鍵台座3,4,5が配置されている。そして、これらの鍵台座3,4,5と、本体部1の前記一方の内側面に対向する他方の内側面との間には、スイッチ台座6が設けられている。
【0015】
各鍵台座3,4,5には、鍵8に取り付けられたプラグを挿入して鍵8をボックス100内に格納するための鍵プラグ穴スイッチ7が適長間隔をおいて、複数個設けられている。そして、各スイッチ7の近傍には、スイッチ7に鍵8のプラグが挿入されていない場合に点灯するライト12が設置されている。また、スイッチ台座6には、マスタースイッチ9と、2つのライト10,11が設けられている。ライト10は、鍵管理装置が電源オンとなって動作可能状態のときに点灯する電源ライトであり、ライト11は、いずれかの鍵8のプラグが所定の鍵プラグ穴スイッチ7に挿し込まれていない場合に点灯して、鍵の不在を表示するマスターライトである。この鍵管理装置は、トラックのエンジンをかけたときにオンになり、エンジンをきったときにオフとなるように、その電源のオンオフを自動化してもよいし、又はマスタースイッチ9の押下により、手動で電源のオンオフをしてもよい。エンジンのオンオフに連動させて電源をオンオフする場合は、車のシュガーソケットを利用することができる。
【0016】
図2は、この鍵管理装置の回路図を示す。エンジンのオン又はマスタースイッチ9のオンにより、高電位電源端子20と低電位側電源端子21との間に、外部から電源電圧が供給されるようになっている。高電位電源端子20には、高電位側の配線20a、20bが接続されており、低電位電源端子21には、低電位側の配線21a、21b、21cが接続されている。そして、配線20a、20bと、配線21a、21bとの間には、各鍵プラグ穴スイッチ7と、抵抗13と、鍵プラグ穴スイッチ7のオンオフを表示するライト12とが直列に接続されており、この鍵プラグ穴スイッチ7,抵抗13,ライト12は、相互に並列に接続されている。また、各鍵プラグ穴スイッチ7の抵抗13側の端子は、ダイオード14を介して、中間電位配線22に接続されている。更に、この中間電位配線22は、抵抗15、可変抵抗16及びブザー17を介して、低電位配線21cに接続されている。更に、中間電位配線22と低電位配線21cとの間には、ライト11が接続されている。そして、高電位電源端子20に接続された高電位配線20cと、低電位電源端子21に接続された低電位配線21cとの間には、電源ライト10及び抵抗18が直列に接続されている。
【0017】
次に、上述のごとく構成された鍵管理装置の動作について説明する。電源手段として、エンジンの起動に連動してオンになるエンジン連動型を使用した場合は、エンジンのオンとともに鍵管理装置に電源が供給される。よって、ドライバがトラックに戻ってきたときに、エンジンをかけると、自動的に鍵管理装置も起動される。又は、マスタースイッチ9をオンにすることにより、鍵管理装置が起動される。そうすると、図2に示すように、高電位電源端子20に接続された高電位配線20cと、低電位電源端子21に接続された低電位配線21cとの間には、高抵抗18を介してライト10が接続されており、端子20,21間に給電されている状態で、ライト10が点灯するようになっている。
【0018】
そして、図1に示すキーボックス100の各鍵プラグ穴スイッチ7内に、鍵8のプラグが挿入されていない場合(プラグを抜いた状態)には、図2に示す鍵プラグ穴スイッチ7の一方の接点7aがオン(ショート)、他方の接点7bがオフ(オープン)となっている。そうすると、抵抗13により調整された電流が、ライト12を流れてこのライト12を点灯させる。また、接点7aを通る電流は、ダイオード14を介して、中間電位配線22に流れ、中間電位配線22が高電位配線20a、20bとほぼ同電位となる。そして、中間電位配線22と低電位配線21cとの間に接続された抵抗15及び可変抵抗16を介してブザー17に電流が流れ、ブザー17が鳴動する。更に、中間電位配線22と低電位配線21cとの間には、ライト11が接続されており、いずれかの鍵プラグ穴スイッチ7にプラグが抜かれている場合には、このライト11が点灯するようになっている。
【0019】
また、鍵プラグ穴スイッチ7に鍵8のプラグが挿入された場合には、接点7aがオフ(オープン)、接点7bがオン(ショート)となり、接点7bはショートする。この接点7bがショートとなる端子は、抵抗13等に接続されておらず、高電位配線20a、20bは切り離され、プラグが挿入されたスイッチ7のライト12には電流が流れず、ライト12は消灯する。また、全ての鍵プラグ穴スイッチ7にプラグが挿し込まれている場合には、ライト11も消灯する。
【0020】
このように、本実施形態においては、エンジン又はマスタースイッチ9をオンにして、キーボックス100を稼働させると、ライト10が常時点灯し、キーボックス100が稼働中であることを表示する。そして、全ての鍵プラグ穴スイッチ7に鍵8のプラグが挿入されている場合には、ライト10以外のライト12,11は点灯せず、ブザー17も鳴動しない。しかし、いずれかの鍵プラグスイッチ7に鍵8のプラグが挿入されていない場合には、その鍵プラグ穴スイッチ7に接続されたライト12が点灯し、更に、ライト11も点灯し、ブザー17が鳴動する。このため、ドライバが配送作業を終えて、トラックに戻ってきた後、所持している鍵8のプラグをスイッチ7に戻すために挿入したときに、一つでも鍵8が不足している場合には、マスタースイッチ9を押したときに、ライト12,11が点灯し、ブザーが鳴動する。これにより、いま配送作業を行った配送先において、鍵8を回収することを忘れていることがわかり、直ちに、引き戻して、鍵8を探し、回収することができる。よって、鍵8をその配送先で確実に回収することができ、ドライバが事務所に戻ってきてから初めて鍵8を忘れてきたことに気がつくというような事態は回避できる。
【0021】
なお、鍵8の数が鍵プラグ穴スイッチ7の数より少ない場合は、トラックによる配送開始時に、空いている鍵プラグ穴スイッチ7に、ダミーのプラグを差し込んでおけばよい。
【0022】
次に、本発明の他の実施形態について、図3を参照して説明する。本実施形態においては、鍵プラグ穴スイッチ7及びライト12等の構成部材を、キーボックス100ではなく、事務所等に設置される白板200に設けている。事務所等には、連絡事項等を伝達するために、白板200が設置されているが、この白板200の一部を利用して、鍵台座3,4と、スイッチ台座6とが設置されている。そして、各台座3,4,6には、図1と同様に、各スイッチ7,マスタースイッチ9及びライト12,10,11等が設けられている。
【0023】
本実施形態においては、配送作業のドライバが事務所に戻ってきたときに、所持している鍵8のプラグをスイッチ7に挿入した後、マスタースイッチ9を押すと、鍵プラグ穴スイッチ7に鍵8のプラグが挿入されていないものがあると、そのスイッチ7のライト12が点灯し、ライト11も点灯し、部材16が鳴動する。これにより、鍵8の不足が生じていることがわかり、ドライバは配送先を調べるために、配送先に向かい、鍵8の回収に務める。本実施形態においては、鍵管理装置を携帯することはできないが、ドライバが事務所に戻ってきたときに、鍵の不足に気がつき、その日のうちに鍵の回収に努めることができるので、鍵を紛失してしまう事故を抑制することができる。
【0024】
なお、警報手段としては、上記実施形態においては、ライト11及びブザー17を使用したが、いずれか一方のみを使用してもよいし、また、他の警報手段を使用してもよい。いずれかの鍵収納部に返却すべき鍵が返却されていない(鍵プラグ穴スイッチ7に鍵8のプラグが挿入されていない)場合に、警報を発することができるものであればよい。なお、ボックス100又は白板200に設置した鍵プラグ穴スイッチ7の数よりも、収納すべき鍵の数が少ない場合には、前述のように、この不要な鍵プラグ穴スイッチ7には、検知対象設定部材として、ダミーのプラグを挿入しておけばよい。これにより、検知対象収納部のみにおいて鍵が返却されているか否かを検知することができる。しかし、不要な鍵プラグ穴スイッチ7を検知対象から外す手段は、これに限らず、種々のものを使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明によれば、荷物の搬送作業に忙しいドライバが、鍵の管理に注意が向かずにその鍵を使用した箇所に残置してしまったりすることがあるが、トラックに戻ってきたドライバ又は事務所に戻ってきたドライバが、鍵の不足に直ちに気がつくことができ、鍵の紛失を防止して、複数の鍵を使用する場合の鍵の管理に多大の貢献をなす。
【符号の説明】
【0026】
1:本体部
2:蓋部
3,4,5:鍵台座
6:スイッチ台座
7:鍵プラグ穴スイッチ
8:鍵
9:マスタースイッチ
10、11,12:ライト
17:ブザー
20:高電位電源端子
21:低電位電源端子
20a,20b:高電位配線
21a、21b、21c:低電位配線
22:中間電位配線
100:ボックス
200:白板
図1
図2
図3