(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024152617
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】モジュラーユニット結合装置
(51)【国際特許分類】
E04B 1/348 20060101AFI20241018BHJP
【FI】
E04B1/348 S
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024031819
(22)【出願日】2024-03-04
(31)【優先権主張番号】10-2023-0048115
(32)【優先日】2023-04-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】515131404
【氏名又は名称】アジュ ユニバーシティー インダストリー-アカデミック コーオペレイション ファウンデーション
【氏名又は名称原語表記】AJOU UNIVERSITY INDUSTRY-ACADEMIC COOPERATION FOUNDATION
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ボンホ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ダムイ
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ジュニョン
(72)【発明者】
【氏名】カン、ジュニョン
(57)【要約】
【課題】 建築現場で容易にモジュラーユニットを結合できるモジュラーユニット結合装置を提供する。
【解決手段】 本発明の一側面に係るモジュラーユニット結合装置は第1上部モジュラーユニットに備えられる第1底梁の側部に向かうように一面が配置されるメインプレート、前記メインプレートの一面から突出し前記第1底梁に固定される第1メイン翼;前記メインプレートの一面に固定される第1サブプレート、および前記第1サブプレートから突出し第1下部モジュラーユニットに備えられる第1天井梁に固定される第1サブ翼、を含むことができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1上部モジュラーユニットに備えられる第1底梁の側部に向かうように一面が配置されるメインプレート、
前記メインプレートの一面から突出し前記第1底梁に固定される第1メイン翼、
前記メインプレートの一面に固定される第1サブプレート、および
前記第1サブプレートから突出し第1下部モジュラーユニットに備えられる第1天井梁に固定される第1サブ翼、を含む、モジュラーユニット結合装置。
【請求項2】
前記第1底梁は上面に第1底領域が形成され、
前記第1メイン翼は前記第1底領域を通じて前記第1底梁に固定され、
前記第1天井梁は下面に第1天井領域が形成され、
前記第1サブ翼は前記第1天井領域を通じて前記第1天井梁に固定される、請求項1に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項3】
前記第1メイン翼と前記第1底梁の間に配置される第1支持体、をさらに具備し、
前記第1支持体は前記第1支持体の下面が前記第1底領域に接し、前記第1支持体の上面が前記第1メイン翼の一面に接し、
前記第1サブ翼は一面が前記第1天井領域に接する、請求項2に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項4】
前記第1支持体は
上面の縁に沿って上側に突出するものの、前記メインプレートに向かって開放される第1側壁;を含む、請求項3に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項5】
前記第1支持体と前記第1メイン翼を固定する第1メイン固定部材、および
前記第1天井梁と前記第1サブ翼を固定する第1サブ固定部材、をさらに含む、請求項3に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項6】
前記第1支持体は上面と下面の間に第1空間が形成され、前記メインプレートから垂直な方向に開放されるように形成される第1支持壁および前記第1支持体の上面から前記第1空間に貫通する第1支持体ホールを含み、
前記第1メイン翼は前記第1支持体ホールに対応する位置に貫通形成される第1メイン翼ホールを含み、
前記第1天井梁は前記第1天井梁の下面に貫通形成される第1天井梁ホールを含み、
前記第1サブ翼は前記第1天井梁ホールに対応する位置に貫通形成される第1サブ翼ホールを含み、
前記第1メイン固定部材は前記第1支持体ホールおよび前記第1メイン翼ホールに挿入されて前記第1支持体と前記第1メイン翼を固定し、
前記第1サブ固定部材は前記第1天井梁ホールおよび前記第1サブ翼ホールに挿入されて第1天井梁と前記第1サブ翼を固定する、請求項5に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項7】
前記メインプレートの他面から突出し第2上部モジュラーユニットに備えられる第2底梁に固定される第2メイン翼、
前記メインプレートの他面に固定される第2サブプレート、および
前記第2サブプレートから突出し第2下部モジュラーユニットに備えられる第2天井梁に固定される第2サブ翼、をさらに含む、請求項1に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項8】
前記第2底梁は上面に第2底領域が形成され、
前記第2メイン翼は前記第2底領域を通じて前記第2底梁に固定され、
前記第2天井梁は下面に第2天井領域が形成され、
前記第2サブ翼は前記第2天井領域を通じて前記第2天井梁に固定される、請求項7に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項9】
前記第2メイン翼と前記第2底梁の間に配置される第2支持体、をさらに具備し、
前記第2支持体は前記第2支持体の下面が前記第2底領域に接し、前記第2支持体の上面が前記第2メイン翼の一面に接し、
前記第2サブ翼は一面が前記第2天井領域に接する、請求項8に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項10】
前記第2支持体と前記第2メイン翼を固定する第2メイン固定部材、
前記第2天井梁と前記第2サブ翼を固定する第2サブ固定部材、および
前記メインプレートの一面に前記第1サブプレートを固定させ、前記メインプレートの他面に前記第2サブプレートを固定させる第3メイン固定部材、をさらに含む、請求項9に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項11】
前記第2支持体は上面と下面の間に第2空間が形成され、前記メインプレートから垂直な方向に開放されるように形成される第2支持壁および前記第2支持体の上面から前記第2空間に貫通する第2支持体ホールを含み、
前記第2メイン翼は前記第2支持体ホールに対応する位置に貫通形成される第2メイン翼ホールを含み、
前記第2天井梁は前記第2天井梁の下面に貫通形成される第2天井梁ホールを含み、
前記第2サブ翼は前記第2天井梁ホールに対応する位置に貫通形成される第2サブ翼ホールを含み、
前記メインプレートは前記メインプレートの一面から前記メインプレートの他面に貫通形成されるメインプレートホールを含み、
前記第1サブプレートは前記メインプレートホールに対応する位置に貫通形成される第1サブプレートホールを含み、
前記第2サブプレートは前記メインプレートホールに対応する位置に貫通形成される第2サブプレートホールを含み、
前記第2メイン固定部材は前記第2支持体ホールおよび前記第2メイン翼ホールに挿入されて前記第2支持体と前記第2メイン翼を固定し、
前記第2サブ固定部材は前記第2天井梁ホールおよび前記第2サブ翼ホールに挿入されて第2天井梁と前記第2サブ翼を固定し、
前記第3メイン固定部材は前記メインプレートホール、前記第1サブプレートホールおよび前記第2サブプレートホールに挿入されて前記メインプレート、前記第1サブプレートおよび前記第2サブプレートを固定する、請求項10に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項12】
前記第2支持体は
上面の縁に沿って上側に突出するものの、前記メインプレートに向かって開放される第2側壁;を含み、
前記第2支持体の上面をカバーするカバー;をさらに含む、請求項9に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項13】
前記第1メイン翼と前記第1底梁の間に配置されるものの、上面の縁に沿って上側に突出し前記メインプレートに向かって開放される第1側壁を具備する第1支持体;をさらに具備し、
前記カバーは前記第2支持体の上面をさらにカバーする、請求項12に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項14】
第1上部モジュラーユニットに備えられる第1底梁の側部に向かうように一面が配置されるメインプレート、
前記メインプレートの一面に固定される第1サブプレート、
前記第1サブプレートから突出し前記第1底梁に固定される第1サブ翼、および
前記メインプレートの一面から突出し第1下部モジュラーユニットに備えられる第1天井梁に固定される第1メイン翼、を含む、モジュラーユニット結合装置。
【請求項15】
前記第1底梁は上面に第1底領域が形成され、
前記第1サブ翼は前記第1底領域を通じて前記第1底梁に固定され、
前記第1天井梁は上面に第3天井領域が形成され、
前記第1メイン翼は前記第3天井領域を通じて前記第1天井梁に固定される、請求項14に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項16】
前記メインプレートの他面から突出し第2下部モジュラーユニットに備えられる第2天井梁に固定される第2メイン翼、
前記メインプレートの他面に固定される第2サブプレート、および
前記第2サブプレートから突出し第2上部モジュラーユニットに備えられる第2底梁に固定される第2サブ翼、を含み、
前記第2底梁は上面に第2底領域が形成され、
前記第2サブ翼は前記第2底領域を通じて前記第2底梁に固定され、
前記第2天井梁は上面に第4天井領域が形成され、
前記第2メイン翼は前記第4天井領域を通じて前記第2天井梁に固定される、請求項15に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項17】
前記第1サブ翼と前記第1底梁の間に配置されるものの、下面が前記第1底領域に接し、上面が前記第1サブ翼の一面に接する第1支持体、
前記第1支持体と前記第1サブ翼を固定する第1サブ固定部材、および
前記第1天井梁と前記第1メイン翼を固定する第1メイン固定部材、をさらに含み、
前記第1メイン翼は一面が前記第3天井領域に接する、請求項15に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項18】
前記第1支持体は上面と下面の間に第1空間が形成されるように前記メインプレートと平行に形成される支持壁および前記第1支持体の上面から前記第1空間に貫通する第1支持体ホールを含み、
前記第1サブ翼は前記第1支持体ホールに対応する位置に貫通形成される第1サブ翼ホールを含み、
前記第1サブ固定部材は前記第1支持体ホールおよび前記第1サブ翼ホールに挿入されて前記第1支持体と前記第1サブ翼を固定する、請求項17に記載のモジュラーユニット結合装置。
【請求項19】
前記第1底梁の下面と前記第1天井梁の上面を支持する芯部材、をさらに含み、
前記第1天井梁は前記第1天井梁の上面に貫通形成される第1天井梁ホールを含み、
前記第1メイン翼は前記第1天井梁ホールに対応する位置に貫通形成される第1メイン翼ホールを含み、
前記第1メイン固定部材は前記第1天井梁ホールおよび前記第1メイン翼ホールに挿入されて第1天井梁と前記第1メイン翼を固定する、請求項17に記載のモジュラーユニット結合装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はモジュラーユニット結合装置に関し、より詳細には隣接したモジュラーユニットを結合させるモジュラーユニット結合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
モジュラー建築は、工場で生産されたモジュラーユニットを現場で組み立てて建築物を完成するシステムである。このようなモジュラー建築システムの適用によって、既存の工法対比50~60%の工事期間が短縮され得、工場でモジュラーユニット単位で生産されるので組立、解体、移動および再使用が可能である。
【0003】
モジュラーユニットは建築現場でモジュラーユニットの間に積層される。大空間モジュールの場合、モジュラーユニットが長スパンで構成されるため、モジュラーユニットを構成する梁の垂れや振動が過度に発生する可能性があり、長スパンモジュールの具現のために梁の規格が増加して層高が増加し得る。
【0004】
これを補完するために、ユニットの梁を互いに結合して梁の構造性能を向上させて底ダイヤフラムを形成する技術が提案されたが、一般的にボルト接合を適用するため仕上げとの干渉が発生する可能性がある。したがって、現場での仕上げなど作業量が増加し、空間が狭いため作業スペースの確保が必要であるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記のような問題点を解決するためのもので、本発明は建築現場で容易にモジュラーユニットを結合できるモジュラーユニット結合装置を提供することに目的がある。
【0006】
本発明の課題は以上で言及した課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は下記の記載から本発明が属する技術分野の通常の技術者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係るモジュラーユニット結合装置は、第1上部モジュラーユニットに備えられる第1底梁の側部に向かうように一面が配置されるメインプレート;前記メインプレートの一面から突出し前記第1底梁に固定される第1メイン翼;前記メインプレートの一面に固定される第1サブプレート;および前記第1サブプレートから突出し第1下部モジュラーユニットに備えられる第1天井梁に固定される第1サブ翼;を含むことができる。
【0008】
この時、前記第1底梁は上面に第1底領域が形成され、前記第1メイン翼は前記第1底領域を通じて前記第1底梁に固定され、前記第1天井梁は下面に第1天井領域が形成され、前記第1サブ翼は前記第1天井領域を通じて前記第1天井梁に固定され得る。
【0009】
この時、前記第1メイン翼と前記第1底梁の間に配置される第1支持体;をさらに具備し、前記第1支持体は前記第1支持体の下面が前記第1底領域に接し、前記第1支持体の上面が前記第1メイン翼の一面に接し、前記第1サブ翼は一面が前記第1天井領域に接し得る。
【0010】
この時、前記第1支持体は上面の縁に沿って上側に突出するものの、前記メインプレートに向かって開放される第1側壁;を含むことができる。
【0011】
この時、前記第1支持体と前記第1メイン翼を固定する第1メイン固定部材;および前記第1天井梁と前記第1サブ翼を固定する第1サブ固定部材;をさらに含むことができる。
【0012】
この時、前記第1支持体は上面と下面の間に第1空間が形成され、前記メインプレートから垂直な方向に開放されるように形成される第1支持壁および前記第1支持体の上面から前記第1空間に貫通する第1支持体ホールを含み、前記第1メイン翼は前記第1支持体ホールに対応する位置に貫通形成される第1メイン翼ホールを含み、前記第1天井梁は前記第1天井梁の下面に貫通形成される第1天井梁ホールを含み、前記第1サブ翼は前記第1天井梁ホールに対応する位置に貫通形成される第1サブ翼ホールを含み、前記第1メイン固定部材は前記第1支持体ホールおよび前記第1メイン翼ホールに挿入されて前記第1支持体と前記第1メイン翼を固定し、前記第1サブ固定部材は前記第1天井梁ホールおよび前記第1サブ翼ホールに挿入されて第1天井梁と前記第1サブ翼を固定することができる。
【0013】
この時、前記メインプレートの他面から突出し第2上部モジュラーユニットに備えられる第2底梁に固定される第2メイン翼;前記メインプレートの他面に固定される第2サブプレート;および前記第2サブプレートから突出し第2下部モジュラーユニットに備えられる第2天井梁に固定される第2サブ翼;を含むことができる。
【0014】
この時、前記第1底梁は長さ方向に延び、前記第1天井梁は前記第1底梁の延長方向に延びるものの前記第1底梁の下部に配置され、前記第2底梁は前記第1底梁の延長方向に延びるものの前記メインプレートを挟んで前記第1底梁と対向して配置され、前記第2天井梁は前記第2底梁の延長方向に延びるものの前記第2底梁の下部に配置され得る。
【0015】
この時、前記第2底梁は上面に第2底領域が形成され、前記第2メイン翼は前記第2底領域を通じて前記第2底梁に固定され、前記第2天井梁は下面に第2天井領域が形成され、前記第2サブ翼は前記第2天井領域を通じて前記第2天井梁に固定され得る。
【0016】
この時、前記第2メイン翼と前記第2底梁の間に配置される第2支持体;をさらに具備し、前記第2支持体は前記第2支持体の下面が前記第2底領域に接し、前記第2支持体の上面が前記第2メイン翼の一面に接し、前記第2サブ翼は一面が前記第2天井領域に接し得る。
【0017】
この時、前記第2支持体と前記第2メイン翼を固定する第2メイン固定部材;前記第2天井梁と前記第2サブ翼を固定する第2サブ固定部材;および前記メインプレートの一面に前記第1サブプレートを固定させ、前記メインプレートの他面に前記第2サブプレートを固定させる第3メイン固定部材;をさらに含むことができる。
【0018】
この時、前記第2支持体は上面と下面の間に第2空間が形成され、前記メインプレートから垂直な方向に開放されるように形成される第2支持壁および前記第2支持体の上面から前記第2空間に貫通する第2支持体ホールを含み、前記第2メイン翼は前記第2支持体ホールに対応する位置に貫通形成される第2メイン翼ホールを含み、前記第2天井梁は前記第2天井梁の下面に貫通形成される第2天井梁ホールを含み、前記第2サブ翼は前記第2天井梁ホールに対応する位置に貫通形成される第2サブ翼ホールを含み、前記メインプレートは前記メインプレートの一面から前記メインプレートの他面に貫通形成されるメインプレートホールを含み、前記第1サブプレートは前記メインプレートホールに対応する位置に貫通形成される第1サブプレートホールを含み、前記第2サブプレートは前記メインプレートホールに対応する位置に貫通形成される第2サブプレートホールを含み、前記第2メイン固定部材は前記第2支持体ホールおよび前記第2メイン翼ホールに挿入されて前記第2支持体と前記第2メイン翼を固定し、前記第2サブ固定部材は前記第2天井梁ホールおよび前記第2サブ翼ホールに挿入されて第2天井梁と前記第2サブ翼を固定し、前記第3メイン固定部材は前記メインプレートホール、前記第1サブプレートホールおよび前記第2サブプレートホールに挿入されて前記メインプレート、前記第1サブプレートおよび前記第2サブプレートを固定することができる。
【0019】
この時、前記第2支持体は上面の縁に沿って上側に突出するものの、前記メインプレートに向かって開放される第2側壁;を含み、前記第2支持体の上面をカバーするカバー;をさらに含むことができる。
【0020】
この時、前記第1メイン翼と前記第1底梁の間に配置されるものの、上面の縁に沿って上側に突出し前記メインプレートに向かって開放される第1側壁を具備する第1支持体;をさらに具備し、前記カバーは前記第2支持体の上面をさらにカバーすることができる。
【0021】
本発明の他側面に係るモジュラーユニット結合装置は、第1上部モジュラーユニットに備えられる第1底梁の側部に向かうように一面が配置されるメインプレート;前記メインプレートの一面に固定される第1サブプレート;前記第1サブプレートから突出し前記第1底梁に固定される第1サブ翼;および前記メインプレートの一面から突出し第1下部モジュラーユニットに備えられる第1天井梁に固定される第1メイン翼;を含むことができる。
【0022】
この時、前記第1底梁は上面に第1底領域が形成され、前記第1サブ翼は前記第1底領域を通じて前記第1底梁に固定され、前記第1天井梁は上面に第3天井領域が形成され、前記第1メイン翼は前記第3天井領域を通じて前記第1天井梁に固定され得る。
【0023】
この時、前記メインプレートの他面から突出し第2下部モジュラーユニットに備えられる第2天井梁に固定される第2メイン翼;前記メインプレートの他面に固定される第2サブプレート;および前記第2サブプレートから突出し第2上部モジュラーユニットに備えられる第2底梁に固定される第2サブ翼;を含み、前記第2底梁は上面に第2底領域が形成され、前記第2サブ翼は前記第2底領域を通じて前記第2底梁に固定され、前記第2天井梁は上面に第4天井領域が形成され、前記第2メイン翼は前記第4天井領域を通じて前記第2天井梁に固定され得る。
【0024】
この時、前記第1サブ翼と前記第1底梁の間に配置されるものの、下面が前記第1底領域に接し、上面が前記第1サブ翼の一面に接する第1支持体;前記第1支持体と前記第1サブ翼を固定する第1サブ固定部材;および前記第1天井梁と前記第1メイン翼を固定する第1メイン固定部材;をさらに含み、前記第1メイン翼は一面が前記第3天井領域に接し得る。
【0025】
この時、前記第1支持体は上面と下面の間に第1空間が形成されるように前記メインプレートと平行に形成される支持壁および前記第1支持体の上面から前記第1空間に貫通する第1支持体ホールを含み、前記第1サブ翼は前記第1支持体ホールに対応する位置に貫通形成される第1サブ翼ホールを含み、前記第1サブ固定部材は前記第1支持体ホールおよび前記第1サブ翼ホールに挿入されて前記第1支持体と前記第1サブ翼を固定することができる。
【0026】
この時、前記第1底梁の下面と前記第1天井梁の上面を支持する芯部材;をさらに含み、前記第1天井梁は前記第1天井梁の上面に貫通形成される第1天井梁ホールを含み、前記第1メイン翼は前記第1天井梁ホールに対応する位置に貫通形成される第1メイン翼ホールを含み、前記第1メイン固定部材は前記第1天井梁ホールおよび前記第1メイン翼ホールに挿入されて第1天井梁と前記第1メイン翼を固定することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置は、第1底梁、第2底梁、第1天井梁および第2天井梁を同時に結合できる構造を提供することによって、建築現場で容易にモジュラーユニットを結合することができる。
【0028】
本発明の効果は前記した効果に限定されるものではなく、本発明の説明または請求の範囲に記載された発明の構成から推論可能なすべての効果を含むものと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置によって結合された第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置によって結合された第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの断面斜視図である。
【
図4】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置の断面図であって、第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの一変形例に結合されたモジュラーユニット結合装置の断面図である。
【
図5】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置の断面図であって、第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの他の変形例に結合されたモジュラーユニット結合装置の断面図である。
【
図6】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置が結合される前の、並んで配置された第1天井梁および第2天井梁を図示した断面図である。
【
図7】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置が結合される前の、第1天井梁および第2天井梁の上部に積層された第1底梁および第2底梁を図示した断面図である。
【
図8】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置のメインプレートが結合された状態を図示した断面図である。
【
図9】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置の第1サブプレートおよび第2サブプレートが結合された状態を図示した断面図である。
【
図10】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置のカバーが結合された状態を図示した断面図である。
【
図11】本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置が結合された後、仕上げ材を配置した状態を示す断面図である。
【
図12】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置を拡大図示した断面斜視図である。
【
図13】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置が結合される前の、並んで配置された第1天井梁および第2天井梁を図示した断面図である。
【
図14】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置のメインプレートが結合された状態を図示した断面図である。
【
図15】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置のメインプレートが結合された後、第1天井梁および第2天井梁の上部に積層された第1底梁および第2底梁を図示した断面図である。
【
図16】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置の第1サブプレートおよび第2サブプレートが結合された状態を図示した断面図である。
【
図17】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置のカバーが結合された状態を図示した断面図である。
【
図18】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置が結合された後、仕上げ材を配置した状態を示す断面図である。
【
図19】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置の断面図であって、第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの一変形例に結合されたモジュラーユニット結合装置の断面図である。
【
図20】本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置の断面図であって、第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの他の変形例に結合されたモジュラーユニット結合装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例について、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は多様な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施例に限定されない。本発明を明確に説明するために、図面で説明にかかわらない部分は省略し、明細書全体を通じて同一または類似する構成要素に対しては同じ参照符号を付した。
【0031】
本明細書および請求の範囲に使われた単語と用語は、通常的または辞書的な意味で限定解釈されず、自身の発明を最善の方法で説明するために発明者が用語と概念を定義できる原則に則って本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されるべきである。
【0032】
したがって、本明細書に記載された実施例と図面に図示された構成は本発明の好ましい一実施例に該当し、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、該当構成は本発明の出願時点でこれを代替する多様な均等物と変形例があり得る。
【0033】
本明細書で、「含む」または「有する」等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを説明しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0034】
或る構成要素が他の構成要素の「前方」、「後方」、「上部」または「下部」にあるとは、特別な事情がない限り他の構成要素とすぐに接して「前方」、「後方」、「上部」または「下部」に配置されることだけでなく、その中間にさらに他の構成要素が配置される場合も含む。また、或る構成要素が他の構成要素と「連結」されているとは、特別な事情がない限り互いに直接連結されることだけでなく、間接的に互いに連結される場合も含む。
【0035】
「第1」、「第2」等の用語は多様な構成要素の説明に使われ得るが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われ得る。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく「第1構成要素」は「第2構成要素」と命名され得、同様に「第2構成要素」も「第1構成要素」と命名され得る。
【0036】
以下では、図面を参照して本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置を説明する。
【0037】
図1は、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置によって結合された第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの斜視図である。
図2は、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置によって結合された第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの断面斜視図である。
図3は、
図2のAを拡大図示した断面斜視図である。
図4は、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置の断面図であって、第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの一変形例に結合されたモジュラーユニット結合装置の断面図である。
図5は、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置の断面図であって、第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの他の変形例に結合されたモジュラーユニット結合装置の断面図である。
【0038】
以下では、
図1のX軸が向く方向は前方、Y軸が向く方向は右側方向、Z軸が向く方向は上方と規定して説明する。
【0039】
図1に図示された通り、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1は第1上部モジュラーユニット100、第2上部モジュラーユニット300、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400を結合する役割をする。
【0040】
この時、第1上部モジュラーユニット100、第2上部モジュラーユニット300、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400は同一のモジュラーユニットであり、名称は位置によって決定される。
【0041】
すなわち、
図1に図示された通り、第1上部モジュラーユニット100は左側上部に配置されたモジュラーユニットであり、第2上部モジュラーユニット300は右側上部に配置されたモジュラーユニットであり、第1下部モジュラーユニット200は左側下部に配置されたモジュラーユニットであり、第2下部モジュラーユニット400は右側下部に配置されたモジュラーユニットである。
【0042】
図1に図示された通り、第1上部モジュラーユニット100は四角板状の底部、底部の四隅に配置されて底部を支持する底梁、底部に対向して配置される天井部、天井部の四隅に配置されて天井部を支持する天井梁および天井部と底部の四つの頂点を支持するように上下に延びる柱を含む。
【0043】
この時、第1上部モジュラーユニット100の右下の底梁を第1底梁110と規定して説明する。
図2に図示された通り、第1底梁110は前後方向に延びる。
【0044】
第1上部モジュラーユニット100、第2上部モジュラーユニット300、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400は同一のモジュラーユニットであるので、第2上部モジュラーユニット300、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400に対する説明は第1上部モジュラーユニット100に対する説明で代替する。
【0045】
この時、第2上部モジュラーユニット300の左下の底梁を第2底梁310と規定して説明する。
図2に図示された通り、第2底梁310は第1底梁110と並んで配置されるように前後方向に延びる。
【0046】
第1下部モジュラーユニット200の右上の天井梁を第1天井梁210と規定し、第2下部モジュラーユニット400の左上の天井梁を第2天井梁410と規定して説明する。
図2で第1天井梁210は第1底梁110の下部に配置され前後方向に延びる。また、第2天井梁410は第2底梁310の下部に配置され前後方向に延びる。
【0047】
これに伴い、第1底梁110および第2底梁310は左右方向に並んで配置され、第1底梁110および第2底梁310の下には第1天井梁210および第2天井梁410が左右方向に並んで配置される。
【0048】
本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1が第1上部モジュラーユニット100の第1底梁110、第2上部モジュラーユニット300の第2底梁310、第1下部モジュラーユニット200の第1天井梁210および第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410を締結する。
【0049】
これに伴い、第1底梁110、第2底梁310、第1天井梁210および第2天井梁410を一体化することによって、第1底梁110、第2底梁310、第1天井梁210および第2天井梁410の垂れと振動の発生を抑制し、横力および垂直荷重に対する抵抗性能を高めて第1底梁110、第2底梁310、第1天井梁210および第2天井梁410の規格を減少させることができる。
【0050】
このために、
図3に図示された通り、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1はメインプレート10、第1サブプレート20、第2サブプレート30、第1メイン固定部材41、第2メイン固定部材42、第3メイン固定部材43、第1サブ固定部材51、第2サブ固定部材52、カバー60、第1支持体70および第2支持体80を含む。
【0051】
メインプレート10は板状で形成される。ただし、板状のメインプレート10の形状に制限はない。本実施例ではメインプレート10が四角の板状で形成されるものとして説明する。
【0052】
図3に図示された通り、メインプレートの一面10aは第1底梁110の右側部に向かうように配置され、メインプレートの他面10bは第2底梁310の左側部に向かうように配置される。すなわち、メインプレート10は所定の間隔で離隔して配置される第1底梁110と第2底梁310の間に配置される。
【0053】
メインプレート10の前後方向幅に制限はない。メインプレート10の前後方向幅は第1底梁110と第2底梁310の前後方向の延長長さより小さく形成されることが好ましい。これに伴い、メインプレート10は複数個が第1底梁110および第2底梁310に設置され得る。
【0054】
複数のメインプレート10は第1底梁110と第2底梁310の延長方向に沿って所定の間隔で第1底梁110と第2底梁310に設置され得る。この場合、複数のメインプレート10は第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410を堅固に固定することができる。
【0055】
また、本発明の一実施例では第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410が10m以上15m以下の長さに延長される。これに伴い、第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410は自重および垂直荷重によって垂れや外部衝撃による振動が発生する可能性があるが、複数のメインプレート10が第1底梁110と第2底梁310を一体化させることによって垂れと振動を減少させることができる。
【0056】
この時、メインプレート10と第1底梁110を結合するために、メインプレート10には第1メイン翼11が備えられる。
図3に図示された通り、第1メイン翼11はメインプレートの一面10aから突出し第1底梁110に固定される。
【0057】
これに伴い、メインプレート10は第1メイン翼11を通じて第1底梁110に結合する。第1底梁110の上面には第1底領域111aが形成される。第1メイン翼11は第1底領域111aを通じて第1底梁110に固定される。この時、第1底領域111aの名称は第1底梁110の上面に位置する一領域を意味するものである。
【0058】
第1底領域111aは複数個で形成され得る。すなわち、メインプレート10が複数個で備えられる場合、メインプレート10から突出する第1メイン翼11も複数個で備えられるため、複数の第1底領域111a別に複数の第1メイン翼11がそれぞれ結合できるようになる。
【0059】
図3に図示された通り、第1メイン翼11には第1メイン翼ホール12が形成される。この時、
図3に図示されてはいないが、第1底梁110の第1底領域111aには第1メイン翼ホール12に対応する位置にホールが形成され得る。この場合、後述する第1メイン固定部材41を通じて第1底領域111aのホールと第1メイン翼ホール12を結合することによって、第1メイン翼11を第1底梁110と結合させることができる。
【0060】
ただし、前記のように、第1メイン翼11を第1底梁110に直接結合する場合には、第1メイン翼11および第1メイン固定部材41が第1上部モジュラーユニット100の底部から突出して露出され得る問題がある。
【0061】
これを防止するために、第1メイン翼11と第1底梁110の間には第1支持体70が配置され得る。すなわち、
図3に図示された通り、第1支持体70は第1底領域111aに第1支持体の下面70bが接し、第1メイン翼11の下面に第1支持体の上面70aが接することになる。
【0062】
第1支持体70は第1メイン翼11と第1底梁110の結合を媒介するだけでなく、コンクリート鋳型の役割をするストッパー500と結合して第1メイン翼11が外部に突出することを防止できる空間を提供する。
【0063】
このために、第1支持体70は第1支持体の上面70aが第1メイン翼11に対応するように形成される。この時、第1支持体70は第1支持体の上面70aの縁に沿って上側に突出する第1側壁71を具備する。
【0064】
この時、第1側壁71はメインプレート10を向かって開放される。すなわち、第1側壁71は第1支持体の上面70aが四角形で形成される場合、第1支持体70の上から下に見下ろした時、「⊂」の形状で形成される。
【0065】
第1側壁71はストッパー500に連結される。第1側壁71とストッパー500は一体に形成されてもよく、現場で第1側壁71とストッパー500が溶接されて結合され得る。これに伴い、第1側壁71はストッパー500とともに打設されるコンクリートの流動を防止する役割をする。
【0066】
図3に図示された通り、第1支持体の上面70aと第1支持体の下面70bの間には第1空間72が形成される。第1空間72は第1メイン翼ホール12に結合される第1メイン固定部材41の下端部が位置できる空間を提供する。
【0067】
第1支持壁74は第1支持体の上面70aを含む板と第1支持体の下面70bを含む板を連結する。この時、第1支持壁74は
図3に図示された通り、メインプレート10と垂直な方向に開放されるように形成される。より詳細には第1支持壁74はメインプレート10に平行に形成される。
【0068】
第1支持壁74はストッパー500に連結される。第1支持壁74とストッパー500は一体に形成されてもよく、現場で第1支持壁74とストッパー500が溶接されて結合され得る。これに伴い、第1支持壁74はストッパー500とともに打設されるコンクリートの流動を防止する役割をする。
【0069】
第1支持壁74の開放された側に打設されるコンクリートが流入され得る。すなわち、第1支持壁74は第1側壁71およびストッパー500とともにコンクリート600の流動を防止する役割をする。
【0070】
図3に図示された通り、第1支持体70には第1メイン翼11に形成される第1メイン翼ホール12と対応する位置に第1支持体ホール73が形成される。第1支持体ホール73は第1支持体の上面70aから第1空間72に貫通されて形成される。
【0071】
この時、第1メイン翼11は第1メイン翼ホール12と第1支持体ホール73に同時に挿入される第1メイン固定部材41によって第1支持体70に固定される。第1メイン固定部材41は公知の多様な部品が使われ得る。本実施例ではボルトとナットであるとして説明する。これに伴い、第1メイン固定部材41のボルトが第1支持体ホール73を通じて上方に挿入され、第1メイン翼ホール12を貫通することになる。この時、第1メイン固定部材41のナットを結合して、第1メイン翼11と第1支持体70を結合することになる。
【0072】
一方、メインプレート10と第1天井梁210を固定するために、第1サブプレート20がメインプレート10に結合される。第1サブプレート20には第1天井梁210と結合する第1サブ翼21が備えられる。
【0073】
第1サブ翼21は第1サブプレート20から突出する。第1サブ翼21は第1サブプレート20と一体に形成され得る。第1サブ翼21と第1サブプレート20は前後方向に垂直な断面が「┐」の形状で形成され得る。
【0074】
この時、第1天井梁210の下面には第1天井領域212aが形成される。第1サブ翼21は第1天井領域212aを通じて第1天井梁210に固定される。この時、第1天井領域212aの名称は第1天井梁210の上面に位置する一領域を意味するものである。
【0075】
第1天井領域212aは複数個で形成され得る。すなわち、メインプレート10が複数個で備えられる場合、メインプレート10に結合される第1サブプレート20も複数個で備えられる。これに伴い、第1サブプレート20から突出する第1サブ翼21も複数個で備えられるので、複数の第1天井領域212a別に複数の第1サブ翼21がそれぞれ結合できるようになる。
【0076】
第1サブ翼21は第1天井領域212aを通じて第1天井梁210に固定される。第1サブ翼21は一面、すなわち上面が第1天井梁210の下面に形成される第1天井領域212aに接する。第1天井領域212aは第1サブ翼21が備えられる個数に対応するように複数個で形成され得る。
【0077】
図3に図示された通り、第1サブ翼21には第1サブ翼ホール22が形成される。この時、
図3に図示された通り、第1天井梁210の第1天井領域212aには第1サブ翼ホール22に対応する位置に第1天井梁ホール213が形成される。
【0078】
第1サブ固定部材51は第1天井梁ホール213と第1サブ翼ホール22に挿入されて第1サブ翼21と第1天井梁210を結合できるようになる。第1サブ固定部材51は公知の部品が使われ得る。本実施例では第1メイン固定部材41のように、ボルトとナットであるとして説明する。
【0079】
第1サブ固定部材51の上端部は第1天井梁210の第1天井梁ホール213を貫通して第1天井梁210の内部に配置される。反対に、第1サブ固定部材51の下端部は第1サブ翼ホール22を貫通して外部に露出される。ただし、露出される第1サブ固定部材51は後述する天井材91によって遮られることになる。
【0080】
一方、第1サブプレート20は板状で形成される。これに伴い、第1サブプレート20の一面はメインプレート10の左側の一面に接することになる。
【0081】
この時、メインプレート10と第1サブプレート20を固定するために、メインプレート10にはメインプレートホール15が形成され、第1サブプレート20にはメインプレートホール15に対応する位置に第1サブプレートホール23が形成される。
【0082】
これに伴い、
図3に図示された通り、第3メイン固定部材43がメインプレートホール15と第1サブプレートホール23に挿入されてメインプレート10と第1サブプレート20を結合することになる。
【0083】
この時、第3メイン固定部材43は第1メイン固定部材41および第1サブ固定部材51とともに公知の多様な部品が利用され得る。本実施例では第3メイン固定部材43がボルトとナットであるとして説明する。第3メイン固定部材43、第1メイン固定部材41および第1サブ固定部材51を公知のボルトとナットを使うことによって、使用者は簡単にメインプレート10、第1サブプレート20、第1メイン翼11および第1サブ翼21を固定できるようになる。
【0084】
第3メイン固定部材43は第1サブプレート20とメインプレート10を固定するだけでなく。後述する第2サブプレート30を第1サブプレート20とともにメインプレート10に固定することができる。
【0085】
すなわち、第3メイン固定部材43はメインプレート10の左側の一面に第1サブプレート20を固定させ、メインプレート10に右側の他面に第2サブプレート30を固定させることになる。
【0086】
より詳細には、
図3に図示された通り、第3メイン固定部材43はメインプレートホール15および第1サブプレートホール23に挿入されるだけでなく、後述する第2サブプレートホール33にも挿入されてメインプレート10、第1サブプレート20および第2サブプレート30を固定することになる。
【0087】
一方、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1は第1上部モジュラーユニット100の第1底梁110および第1下部モジュラーユニット200の第1天井梁210を結合するだけでなく、第2上部モジュラーユニット300の第2底梁310と第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410を同時に結合することができる。
【0088】
このために、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1は第2上部モジュラーユニット300の第2底梁310と第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410を追加で結合するために、第2メイン翼13、第2サブプレート30および第2サブ翼31をさらに含む。
【0089】
この時、第2メイン翼13、第2サブプレート30および第2サブ翼31は、第1メイン翼11、第1サブプレート20および第1サブ翼21と形成または配置される位置が反対であるだけであり、形状は同一に形成される。
【0090】
したがって、第2メイン翼13、第2サブプレート30および第2サブ翼31とこれに備えられる第2メイン翼ホール14、第2サブプレートホール33および第2サブ翼ホール32に対する説明は、それぞれ第1メイン翼11、第1サブプレート20および第1サブ翼21とこれに備えられる第1メイン翼ホール12、第1サブプレートホール23および第1サブ翼ホール22に対する説明で代替する。
【0091】
また、第2メイン固定部材42および第2サブ固定部材52に説明は第1メイン固定部材41および第1サブ固定部材51に対する説明で代替する。
【0092】
また、第2メイン翼13を第2底梁310に結合するために備えられる第2支持体80も、第1支持体70と配置される位置と配置される方向のみ相違するだけであるので、第2支持体80およびこれに備えられる第2側壁81および第2支持壁84に対する説明は第1支持体70およびこれに備えられる第1側壁71および第1支持壁74に対する説明で代替する。
【0093】
一方、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1が結合され得る第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410の種類に制限はない。例えば、第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410は
図3に図示された通り、「H」形ビームであり得、
図4に図示された通り、「⊂」形ビームであり得、
図5に図示された通り、四角形ビームであり得る。また、
図4に図示された通り、第1底梁110および第2底梁310は「⊂」形ビームであり得、第1天井梁210および第2天井梁410は「H」形ビームでもある。
【0094】
すなわち、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1は、市中に流通している多様な種類のビームで形成される第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410に結合できる長所がある。
【0095】
ただし、
図5に図示された通り、第1天井梁210および第2天井梁410が四角形ビームである場合、第1サブ固定部材51および第2サブ固定部材52はそれぞれ第1天井梁210および第2天井梁410に溶接など公知の方法で接合される。
【0096】
一方、本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1はカバー60をさらに含む。
図3に図示された通り、カバー60は第1支持体70の第1側壁71と第2支持体80の第2側壁81内側に配置される。
【0097】
カバー60は第1支持体の上面70aと第2支持体の上面80aをカバーする。この時、カバー60は第1支持体の上面70aに形成される第1支持体ホール73を通じて貫通されて配置される第1メイン固定部材41の上端部と第2支持体の上面80aに形成される第2支持体ホール83を通じて貫通されて配置される第2メイン固定部材42の上端部をカバーすることになる。
【0098】
このために、カバー60は下面が上方に陥没するように形成される。すなわち、カバー60の陥没部内側には第1メイン固定部材41の上端部と第2メイン固定部材42の上端部が配置される。
【0099】
カバー60は陥没部の縁壁の高さが第1側壁71および第2側壁81の高さと同一に形成される。これに伴い、カバー60が第1側壁71および第2側壁81内に配置された状態で第1側壁71および第2側壁81の上端とカバー60の上面の高さと同一になるので、後述する底材92を打設されたコンクリート600の上に覆う過程で屈曲が無いようにすることができるようになる。
【0100】
以下では、
図6~
図11を通じて本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1で第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410を結合する過程を説明する。
【0101】
まず、
図6に図示された通り、第1下部モジュラーユニット200と第2下部モジュラーユニット400を並んで配置する。これに伴い、第1下部モジュラーユニット200の第1天井梁210と第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410が前後方向に並んで配置される。
【0102】
この時、第1下部モジュラーユニット200の第1天井梁210と第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410の間にメインプレート10が配置されるように第1下部モジュラーユニット200と第2下部モジュラーユニット400を離隔させて配置する。
【0103】
図7に図示された通り、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400の上側には第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300が積層される。この時、第1上部モジュラーユニット100の第1底梁110と第2上部モジュラーユニット300の第2底梁310が前後方向に並んで配置される。
【0104】
一方、第1上部モジュラーユニット100と第1下部モジュラーユニット200の間には空間確保のための芯部材93が配置され得る。芯部材93は第1上部モジュラーユニット100と第1下部モジュラーユニット200の間と第2上部モジュラーユニット300と第2下部モジュラーユニット400の間の間隔を合わせて第1上部モジュラーユニット100の底部と第2上部モジュラーユニット300の底部の高さを合わせる役割をする。
【0105】
図3および
図8に図示された通り、積層された第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の間にメインプレート10を挿入する。この時、第1支持体70の第1側壁71内側に第1メイン翼11が配置され、第2支持体80の第2側壁81内側に第2メイン翼13が配置されるようにする。
【0106】
第1メイン固定部材41と第2メイン固定部材42を通じて第1メイン翼11と第1支持体70を結合し、第2メイン翼13と第2支持体80を結合する。
【0107】
一方、第1メイン翼11と第2メイン翼13を結合する前、第1上部モジュラーユニット100には第1底梁110の第1底領域111aに第1支持体70が固定されており、第2上部モジュラーユニット300には第2底梁310の第2底領域311aに第2支持体80が固定されている。
【0108】
また、第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の底部には、ストッパー500、第1支持体70および第2支持体80に閉鎖された状態で打設されたコンクリート600が配置される。この時、コンクリート600打設前の第1メイン固定部材41と第2メイン固定部材42のボルトが第1支持体ホール73と第2支持体ホール83にそれぞれ挿入されたままコンクリート600が打設される。
【0109】
図3および
図9に図示された通り、第1メイン翼11と第2メイン翼13が結合された状態で、第1サブプレート20と第2サブプレート30をメインプレート10の両面に結合することになる。
【0110】
また、第1サブ翼21と第2サブ翼31を第1サブ固定部材51と第2サブ固定部材52を通じて第1下部モジュラーユニット200の第1天井梁210と第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410に結合することになる。
【0111】
これに伴い、第1メイン翼11、第2メイン翼13、第1サブ翼21および第2サブ翼31を通じて第1底梁110、第2底梁310、第1天井梁210および第2天井梁410を結合することになることによって、第1上部モジュラーユニット100、第2上部モジュラーユニット300、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400を堅固に結合するようになる。
【0112】
一方、
図3および
図10に図示された通り、第1上部モジュラーユニット100、第2上部モジュラーユニット300、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400を結合した後には、第1支持体70の第1側壁71と第2支持体80の第2側壁81内側にカバー60を配置する。
【0113】
カバー60は第1メイン固定部材41と第2メイン固定部材42の上端部をカバーする。これに伴い、第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の底部の高さとカバー60の高さが同一になるのである。
【0114】
カバー60が配置された状態で
図3および
図11に図示された通り、底材92を第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の底部に積層することにより、モジュラーユニット結合装置1の設置を仕上げる。この時、底材92はカバー60によって屈曲なく第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の底部に積層され得る。
【0115】
以下では、
図12~
図18を通じて本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置1を説明する。
【0116】
図12は、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置を拡大図示した断面斜視図である。
図13は、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置が結合される前の、並んで配置された第1天井梁および第2天井梁を図示した断面図である。
図14は、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置のメインプレートが結合された状態を図示した断面図である。
図15は、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置のメインプレートが結合された後、第1天井梁および第2天井梁の上部に積層された第1底梁および第2底梁を図示した断面図である。
図16は、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置の第1サブプレートおよび第2サブプレートが結合された状態を図示した断面図である。
図17は、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置のカバーが結合された状態を図示した断面図である。
図18は、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置が結合された後、仕上げ材を配置した状態を示す断面図である。
【0117】
図12に図示された通り、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置1は、前述した一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1と設置方向において差があるだけであり、各構成は同一に備えられる。したがって、設置方向において差を中心に説明し、個別構成の形状や機能については前述した内容で代替する。
【0118】
図12に図示された通り、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置1の第1メイン翼11は第1下部モジュラーユニット200の第1天井梁210の第3天井領域211aに固定され、第2メイン翼13は第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410の第4天井領域411aに固定される。
【0119】
この時、第3天井領域211aは第1天井梁210の上面に形成され、第4天井領域411aは第2天井梁410の上面に形成される。第3天井領域211aには第3天井梁ホール214が形成され、第4天井領域411aには第4天井梁ホール414が形成される。
【0120】
第1メイン翼11は第1メイン翼ホール12と第3天井梁ホール214に挿入される第1メイン固定部材41によって第1天井梁210に固定される。また、第2メイン翼13は第2メイン翼ホール14と第4天井梁ホール414に挿入される第2メイン固定部材42によって第2天井梁410に固定される。
【0121】
図12に図示された通り、芯部材93は第1底梁110の下面と第1天井梁の上面211を支持するように第1底梁110と第1天井梁210の間に配置され、第2底梁310の下面と第2天井梁の上面411を支持するように第2底梁310と第2天井梁410の間に配置される。
【0122】
芯部材93は複数個が配置され得、第1底梁110と第1天井梁210の間および第2底梁310と第2天井梁410の間を支持できるのであれば配置され得る位置に制限があるものではない。
【0123】
芯部材93が配置されることによって、第1天井梁210および第1底梁110の間の高さと第2天井梁410および第2底梁310の間の高さを調節できるだけでなく、第1メイン固定部材41と第2メイン固定部材42の上端部と第1メイン翼11および第2メイン翼13が配置され得る空間を提供できることになる。
【0124】
図12に図示された通り、第1支持体70は第1底梁110の第1底領域111aに配置される。第1支持体70は第1支持体70の下面が第1底領域111aに接した状態で第1底梁110に結合される。この時、第1支持体70の結合方法に制限はない。
【0125】
第2支持体80も第1支持体70と同様に第2底梁310の第2底領域311aに配置される。第2支持体80は第2支持体80の下面が第2底領域311aに接した状態で第2底梁310に結合される。
【0126】
第1サブ翼21は第1支持体70に固定され、第2サブ翼31は第2支持体80に固定される。すなわち、
図12に図示された通り、第1支持体70は第1サブ翼21と第1底梁110の間に配置され、第2支持体80は第2サブ翼31と第2底梁310の間に配置される。
【0127】
第1サブ固定部材51は第1支持体70に形成される第1支持体ホール73と第1サブ翼21に形成される第1サブ翼ホール22に挿入されて固定される。また、第2サブ固定部材52は第2支持体80に形成される第2支持体ホール83と第2サブ翼31に形成される第2サブ翼ホール32に挿入されて固定される。
【0128】
以下では、
図13~
図18を通じて本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置1で第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410を結合する過程を説明する。
【0129】
まず、
図12および
図13に図示された通り、第1下部モジュラーユニット200と第2下部モジュラーユニット400を並んで配置する。これに伴い、第1下部モジュラーユニット200の第1天井梁210と第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410が前後方向に並んで配置される。
【0130】
この時、第1下部モジュラーユニット200の第1天井梁210と第2下部モジュラーユニット400の第2天井梁410の間にメインプレート10が配置されるように第1下部モジュラーユニット200と第2下部モジュラーユニット400を離隔させて配置する。
【0131】
図14に図示された通り、第1天井梁210の第3天井領域211aおよび第2天井梁410の第4天井領域411aに第1メイン翼11と第2メイン翼13をそれぞれ配置する。この時、第1メイン翼11に形成される第1メイン翼ホール12と第1天井梁210に形成される第3天井梁ホール214を第1メイン固定部材41を通じて固定する。また、第2メイン翼13に形成される第2メイン翼ホール14と第2天井梁410に形成される第4天井梁ホール414を第2メイン固定部材42を通じて固定する。
【0132】
この場合、
図12および
図14に図示された通り、前述した本発明の一実施例に係るモジュラーユニット結合装置1とは異なり、メインプレート10が第1メイン翼11および第2メイン翼13より上側に配置される。
【0133】
図12および
図15に図示された通り、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400の上側には第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300が積層される。この時、第1上部モジュラーユニット100の第1底梁110と第2上部モジュラーユニット300の第2底梁310が前後方向に並んで配置される。
【0134】
第1上部モジュラーユニット100と第1下部モジュラーユニット200の間には空間確保のための芯部材93が配置される。芯部材93は第1上部モジュラーユニット100と第1下部モジュラーユニット200の間と第2上部モジュラーユニット300と第2下部モジュラーユニット400の間空間を提供して、第1メイン翼11と第2メイン翼13が位置する空間を提供する。
【0135】
図12および
図15に図示された通り、積層された第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の間にメインプレート10が位置する。この時、第1支持体70の第1側壁71内側に第1サブ翼21が配置され、第2支持体80の第2側壁81内側に第2サブ翼31が配置されるようにする。
【0136】
第1サブ固定部材51と第2サブ固定部材52を通じて第1サブ翼21と第1支持体70を結合し、第2サブ翼31と第2支持体80を結合する。
【0137】
一方、第1サブ翼21と第2サブ翼31を結合する前、第1上部モジュラーユニット100には第1底梁110の第1底領域111aに第1支持体70が固定されており、第2上部モジュラーユニット300には第2底梁310の第2底領域311aに第2支持体80が固定されている。
【0138】
また、第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の底部にはストッパー500、第1支持体70および第2支持体80に閉鎖された状態で打設されたコンクリート600が配置される。この時、コンクリート600打設前の第1サブ固定部材51と第2サブ固定部材52のボルトが第1支持体ホール73と第2支持体ホール83にそれぞれ挿入されたままコンクリート600が打設される。
【0139】
図12および
図16に図示された通り、第1メイン翼11と第2メイン翼13が結合された状態で、第1サブプレート20と第2サブプレート30をメインプレート10の両面に結合することになる。
【0140】
また、第1サブ翼21と第2サブ翼31を第1サブ固定部材51と第2サブ固定部材52を通じて第1上部モジュラーユニット100の第1底梁110と第2上部モジュラーユニット300の第2底梁310に結合することになる。
【0141】
これに伴い、第1メイン翼11、第2メイン翼13、第1サブ翼21および第2サブ翼31を通じて第1底梁110、第2底梁310、第1天井梁210および第2天井梁410を結合することになることによって、第1上部モジュラーユニット100、第2上部モジュラーユニット300、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400を堅固に結合するようになる。
【0142】
一方、
図12および
図17に図示された通り、第1上部モジュラーユニット100、第2上部モジュラーユニット300、第1下部モジュラーユニット200および第2下部モジュラーユニット400を結合した後には、第1支持体70の第1側壁71と第2支持体80の第2側壁81内側にカバー60を配置する。
【0143】
カバー60は第1サブ固定部材51と第2サブ固定部材52の上端部をカバーする。これに伴い、第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の底部の高さとカバー60の高さが同一になる。
【0144】
カバー60が配置された状態で
図18に図示された通り、底材92を第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の底部に積層することにより、モジュラーユニット結合装置1の設置を仕上げる。この時、底材92はカバー60によって屈曲なく第1上部モジュラーユニット100と第2上部モジュラーユニット300の底部に積層され得る。
【0145】
図19は本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置の断面図であって、第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの一変形例に結合されたモジュラーユニット結合装置の断面図である。
図20は本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置の断面図であって、第1上部モジュラーユニット、第2上部モジュラーユニット、第1下部モジュラーユニットおよび第2下部モジュラーユニットの他の変形例に結合されたモジュラーユニット結合装置の断面図である。
【0146】
図19および
図20に図示された通り、本発明の他の実施例に係るモジュラーユニット結合装置1が結合され得る第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410の種類に制限はない。
【0147】
例えば、第1底梁110、第1天井梁210、第2底梁310および第2天井梁410は
図18に図示された通り、「H」形ビームであり得、
図19に図示された通り、「⊂」形ビームであり得、
図20に図示された通り、四角形ビームであり得る。また、
図19に図示された通り、第1天井梁210および第2天井梁410は「⊂」形ビームであり得、第1底梁110および第2底梁310は「H」形ビームであってもよい。
【0148】
ただし、
図20に図示された通り、第1天井梁210および第2天井梁410が四角形ビームである場合、第1メイン固定部材41および第2メイン固定部材42はそれぞれ第1天井梁210および第2天井梁410に溶接など公知の方法で接合される。
【0149】
以上のように、本発明に係る好ましい実施例を詳察したし、前述された実施例以外にも本発明がその趣旨や範疇から逸脱することなく他の特定形態で具体化され得るという事実は、該当技術に通常の知識を有する者には自明なものである。したがって、前述した実施例は制限的なものではなく例示的なものと見なされるべきであり、これに伴い、本発明は前述した説明に限定されず、添付された請求項の範疇およびその同等範囲内で変更されてもよい。
【符号の説明】
【0150】
1:モジュラーユニット結合装置
82:第2空間
10:メインプレート
83:第2支持体ホール
11:第1メイン翼
84:第2支持壁
12:第1メイン翼ホール
91:天井材
13:第2メイン翼
92:底材
14:第2メイン翼ホール
93:芯部材
15:メインプレートホール
100:第1上部モジュラーユニット
20:第1サブプレート
110:第1底梁
21:第1サブ翼
111:第1底梁の上面
22:第1サブ翼ホール
112:第1底梁の下面
23:第1サブプレートホール
200:第1下部モジュラーユニット
30:第2サブプレート
210:第1天井梁
31:第2サブ翼
211:第1天井梁の上面
32:第2サブ翼ホール
212:第1天井梁の下面
33:第2サブプレートホール
213:第1天井梁ホール
41:第1メイン固定部材
214:第3天井梁ホール
42:第2メイン固定部材
300:第2上部モジュラーユニット
43:第3メイン固定部材
310:第2底梁
51:第1サブ固定部材
311:第2底梁の上面
52:第2サブ固定部材
312:第2底梁の下面
60:カバー
400:第2下部モジュラーユニット
70:第1支持体
410:第2天井梁
71:第1側壁
411:第2天井梁の上面
72:第1空間
412:第2天井梁の下面
73:第1支持体ホール
413:第2天井梁ホール
74:第1支持壁
414:第4天井梁ホール
80:第2支持体
500:ストッパー
81:第2側壁
600:コンクリート