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特開2024-152664可変型ディテクタおよびそれを含む画像撮影装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024152664
(43)【公開日】2024-10-25
(54)【発明の名称】可変型ディテクタおよびそれを含む画像撮影装置
(51)【国際特許分類】
   G01T 7/00 20060101AFI20241018BHJP
   G01N 23/04 20180101ALI20241018BHJP
【FI】
G01T7/00 A
G01N23/04
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024062078
(22)【出願日】2024-04-08
(31)【優先権主張番号】10-2023-0049337
(32)【優先日】2023-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2024-0021042
(32)【優先日】2024-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ベルクロ
(71)【出願人】
【識別番号】513303186
【氏名又は名称】ビューワークス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ジョンミン
【テーマコード(参考)】
2G001
2G188
【Fターム(参考)】
2G001AA01
2G001BA11
2G001CA01
2G001DA01
2G001DA07
2G001DA10
2G001HA13
2G001JA06
2G001KA03
2G001MA06
2G001SA16
2G188BB02
2G188CC22
2G188DD05
2G188DD11
2G188DD42
2G188DD47
(57)【要約】
【課題】本発明は、可変型ディテクタおよびそれを含む画像撮影装置に関する。
【解決手段】本発明は、放射線検出のための検出パネルと、前記検出パネルの第1面側と第2面側にそれぞれ設けられる第1保護パネルと第2保護パネルとを含み、変形可能なパネル部;前記パネル部の一側に結合されるメインフレーム部;および前記パネル部の他の一側の端部に結合される端部フレーム部;を含み、前記検出パネルと前記第1保護パネルおよび前記第2保護パネルは第1方向に延び、前記端部フレーム部または前記パネル部の前記端部フレーム部側の端部には、前記第1保護パネルの端部または前記検出パネルの端部を前記第1方向にスライド自在に支持するスライド構造が設けられていることを特徴とする、可変型ディテクタを提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線検出のための検出パネルと、前記検出パネルの第1面側と第2面側にそれぞれ設けられる第1保護パネルと第2保護パネルとを含み、変形可能なパネル部;
前記パネル部の一側に結合されるメインフレーム部;および
前記パネル部の他の一側の端部に結合される端部フレーム部;
を含み、
前記検出パネルと前記第1保護パネルおよび前記第2保護パネルは、第1方向に延び、
前記端部フレーム部で前記第1保護パネルの端部を前記第1方向にスライド自在に支持するか、または前記パネル部の前記端部フレーム部方向の端部で前記検出パネルの端部を前記第1方向にスライド自在に支持するスライド構造が設けられたことを特徴とする、可変型ディテクタ。
【請求項2】
前記スライド構造は、前記第1保護パネルの端部を前記端部フレーム部にスライド自在に結合する第1スライド構造であることを特徴とする、請求項1に記載の可変型ディテクタ。
【請求項3】
前記第1スライド構造は、前記第1保護パネルの端部に設けられるストッパを含み、前記ストッパは、前記端部フレーム部内でスライドされるようにガイドされることを特徴とする、請求項2に記載の可変型ディテクタ。
【請求項4】
前記ストッパはスライド突起を設け、前記端部フレーム部には、前記スライド突起が挿入されてガイドされる溝状のスライドガイドが設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の可変型ディテクタ。
【請求項5】
前記端部フレーム部は、前記パネル部の端部に固定される端部フレーム本体と、前記端部フレーム本体との間に前記ストッパを収容するように結合する端部フレームカバーを含み、
前記スライドガイドは、前記端部フレーム本体の上部面または前記端部フレームカバーの下部面の少なくとも一つに形成されることを特徴とする、請求項4に記載の可変型ディテクタ。
【請求項6】
前記ストッパは、前記第1保護パネルの端部に結合され、前記第1保護パネルの端部には、前記スライド突起が挿入されるストッパ結合孔が設けられ、前記ストッパが前記第1保護パネルの端部に結合されることを特徴とする、請求項4に記載の可変型ディテクタ。
【請求項7】
前記ストッパは、前記第1スライド構造によって最大移動範囲が制限されることを特徴とする、請求項3に記載の可変型ディテクタ。
【請求項8】
前記第1保護パネルの一側は前記メインフレーム部に固定され、
前記第2保護パネルの一側は前記パネル部を挟んで前記メインフレーム部に固定され、第2保護パネルの他の一端は前記端部フレーム部に固定されることを特徴とする、請求項2に記載の可変型ディテクタ。
【請求項9】
前記スライド構造は、前記検出パネルの端部を前記第1方向にスライド自在に支持する第2スライド構造を含むことを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の可変型ディテクタ。
【請求項10】
前記第2スライド構造は、前記検出パネルの端部が結合されるスライドパネルと、前記スライドパネルをスライド自在に支持するように前記検出パネルの端部側に設けられる内側端部フレーム部を含むことを特徴とする、請求項9に記載の可変型ディテクタ。
【請求項11】
前記パネル部は、前記検出パネルと、前記検出パネルの第1面と第2面にそれぞれ設けられる第1内側保護パネルと第2内側保護パネル、および前記内側端部フレーム部を含む検出パネル部を含むことを特徴とする、請求項10に記載の可変型ディテクタ。
【請求項12】
前記パネル部は、前記検出パネル部と、前記検出パネル部および前記内側端部フレーム部を収容する保護外装を設ける放射線検出部を含むことを特徴とする、請求項11に記載の可変型ディテクタ。
【請求項13】
前記端部フレーム部は、前記放射線検出部の前記保護外装の端部に結合されることを特徴とする、請求項12に記載の可変型ディテクタ。
【請求項14】
前記第2スライド構造は、前記内側端部フレーム部に突出して設けられたガイド突起を含み、前記内側端部フレーム部、前記第1内側保護パネルおよび前記第2内側保護パネルには、前記ガイド突起が貫通するスライド長孔が形成されたことを特徴とする、請求項11に記載の可変型ディテクタ。
【請求項15】
前記内側端部フレーム部は、前記ガイド突起が形成された内側フレーム本体と、前記内側フレーム本体に結合される内側フレームカバーとを含むことを特徴とする、請求項14に記載の可変型ディテクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可変型ディテクタおよびそれを含む画像撮影装置に関する。より具体的には、本発明は、検査対象の外周面に対して変形可能で放射線画像を取得することができる、可変型ディテクタおよびそれを含む画像撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
非破壊検査(Non-Destructive Testing)方法とは、検査対象を破壊することなく、材質、性能、状態、欠陥の有無などの検査を行う方法を意味する。非破壊検査方法を用いて検査対象を破壊することなく内部構造や欠陥などを確認することができ、例示的に産業現場で各種工業製品の品質検査、建築物などの欠陥の有無の確認および摩耗/腐食状態を確認することができる。
【0003】
前記非破壊検査方法のうちX-rayを用いて非破壊検査を行う場合、中空型の円筒状物体、例えばパイプ(Pipe)を検査対象とすることができる。一方、別途の測定装置がなくても非破壊検査の実行中に撮影される検査対象の寸法(例えば、半径など)を容易に測定できる構造または方法が求められている。
【0004】
ところで、可変型ディテクタは検査対象の外周面を包み込むように曲げられることになるが、可変型ディテクタの曲げにより、層構造をなす可変型ディテクタの部品間に応力が発生したり、放射線検出パネルに引張力が加わって損傷するという問題が発生することがある。
【0005】
また、可変型ディテクタの内部に設けられるX-ray検出パネルと電気素子は、水分や埃などの外部異物の流入を遮断する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録特許公報第10-2373241号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、可変型ディテクタが検査対象の外周面を包み込むように曲げられる過程で、可変型ディテクタの損傷を最小化することのできる、可変型ディテクタを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、水分やほこりなどの外部異物の流入を遮断する防水および防塵性能に優れた可変型ディテクタを提供することを目的とする。
【0009】
なお、本発明は、可変型ディテクタの容易な取り換え使用を可能にする可変型ディテクタを含む画像撮影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、放射線検出のための検出パネルと、前記検出パネルの第1面側と第2面側にそれぞれ設けられる第1保護パネルと第2保護パネルとを含み、変形可能なパネル部;前記パネル部の一側に結合されるメインフレーム部;および前記パネル部の他の一側の端部に結合される端部フレーム部;を含み、前記検出パネルと前記第1保護パネルおよび前記第2保護パネルは第1方向に延び、前記端部フレーム部または前記パネル部の前記端部フレーム部側の端部には、前記第1保護パネルの端部で前記第1保護パネルの端部を前記第1方向にスライド自在に支持するか、または前記パネル部の前記端部フレーム部方向の端部で前記検出パネルの端部を前記第1方向にスライド自在に支持するスライド構造が設けられたことを特徴とする、可変型ディテクタを提供する。
【0011】
一実施形態において、前記スライド構造は、前記第1保護パネルの端部を前記端部フレーム部にスライド自在に結合する第1スライド構造であってもよい。
【0012】
また、前記第1スライド構造は、前記第1保護パネルの端部に設けられるストッパを含み、前記ストッパは、前記端部フレーム部内でスライドするようにガイドされることができる。
【0013】
また、前記ストッパはスライド突起を設け、前記端部フレーム部には、前記スライド突起が挿入されてガイドされる溝状のスライドガイドが設けられてもよい。
【0014】
また、前記端部フレーム部は、前記パネル部の端部に固定される端部フレーム本体と、前記端部フレーム本体との間に前記ストッパを収容するように結合する端部フレームカバーを含み、前記スライドガイドは、前記端部フレーム本体の上部面または前記端部フレームカバーの下部面の少なくとも一つに形成されてもよい。
【0015】
また、前記ストッパは、前記第1保護パネルの端部に結合され、前記第1保護パネルの端部には前記スライド突起が挿入されるストッパ結合孔が設けられ、前記ストッパが前記第1保護パネルの端部に結合されることができる。
【0016】
一実施形態において、前記ストッパは、前記第1スライド構造によって最大移動範囲が制限されてもよい。
【0017】
一実施形態において、前記第1保護パネルの一側は前記メインフレーム部に固定され、前記第2保護パネルの一側は、前記パネル部を挟んで前記メインフレーム部に固定され、第2保護パネルの他の一側は、前記端部フレーム部に固定されてもよい。
【0018】
一実施形態において、前記スライド構造は、前記検出パネルの端部を前記第1方向にスライド自在に支持する第2スライド構造を含んでもよい。
【0019】
また、前記第2スライド構造は、前記検出パネルの端部が結合されるスライドパネルと、前記スライドパネルをスライド自在に支持するように前記検出パネルの端部側に設けられる内側端部フレーム部を含んでもよい。
【0020】
また、前記パネル部は、前記検出パネルと、前記検出パネルの第1面と第2面にそれぞれ設けられる第1内側保護パネルと第2内側保護パネル、および前記内側端部フレーム部を含む、検出パネル部を含んでもよい。
【0021】
また、前記パネル部は、前記検出パネル部と前記検出パネル部を収容する保護外装を設ける放射線検出部を含んでもよい。
【0022】
一実施形態において、前記端部フレーム部は、前記放射線検出部の前記保護外装の端部に結合されてもよい。
【0023】
一実施形態において、前記第2スライド構造は、前記内側端部フレーム部に突出して設けられたガイド突起を含み、前記内側端部フレーム部、前記第1内側保護パネルおよび前記第2内側保護パネルには、前記ガイド突起が貫通するスライド長孔が形成されてもよい。
【0024】
本発明の他の実施形態によれば、放射線検出のための検出パネルと、前記検出パネルを収容する保護外装を設けた放射線検出部と、前記保護外装の第1面側と第2面側とにそれぞれ設けられる第1保護パネルと第2保護パネルとを含み、変形可能なパネル部;前記パネル部の一側に結合されるメインフレーム部;および前記パネル部の他の一側の端部に結合される端部フレーム部;を含み、前記検出パネル、前記放射線検出部、前記第1保護パネルおよび前記第2保護パネルは第1方向に延び、前記保護外装は、前記メインフレーム部に結合される結合面に形成された第1開放部を含み、前記第1開放部を介して挿入される検出パネルを密閉して収容することを特徴とする、可変型ディテクタが提供される。
【0025】
一実施形態において、前記端部フレーム部には、前記第1保護パネルの端部を前記端部フレーム部に前記第1方向にスライド自在に結合する第1スライド構造が設けられてもよい。
【0026】
前記第1スライド構造は、前記第1保護パネルの端部に設けられるストッパを含み、前記ストッパは、前記端部フレーム部内でスライドするようにガイドされてもよい。
【0027】
また、前記端部フレーム部は、前記保護外装の端部に固定される端部フレーム本体と、前記端部フレーム本体との間に前記ストッパを収容するように結合する端部フレームカバーを含み、前記ストッパに形成された突起が前記端部フレーム本体の上部面または前記端部フレームカバーの下部面のうち少なくとも1つに形成されるスライドガイドによってガイドされてもよい。
【0028】
一実施形態において、前記放射線検出部は、前記検出パネルと前記内側端部フレーム部とを含む検出パネル部を含み、前記検出パネル部は、前記検出パネルの第1面に設けられる第1内側保護パネルおよび前記検出パネルの第2面に設けられる第2内側保護パネルの少なくとも一つを設け、前記検出パネル部は、前記保護外装内に収容されることができる。
【0029】
一実施形態において、前記検出パネルのゲートFPCB(Flexible Printed Circuit Board)の少なくとも一面、前記ゲートFPCBと前記検出パネルとの間を連結するゲート素子、前記第1内側保護パネルまたは前記第2内側保護パネルのうち少なくとも1つには、前記検出パネルに加えられる衝撃または摩擦を低減する緩衝部材が設けられてもよい。
【0030】
また、前記緩衝部材は、クッション層および低摩擦層の少なくとも1つと接着層とを含む積層構造で形成されてもよい。
【0031】
また、前記第1内側保護パネルと前記第2内側保護パネルとの間の間隔を保つ間隔保持用緩衝部材が、前記検出パネルの側面で、前記第1内側保護パネルまたは前記第2内側保護パネルに設けられてもよい。
【0032】
一実施形態において、前記検出パネル部は、前記端部フレーム部方向の端部で、前記検出パネルの端部を前記第1方向にスライド自在に支持する第2スライド構造を含む。
【0033】
一実施形態において、前記検出パネル部の一側は、前記保護外装の前記第1開放部側に固定されてもよい。
【0034】
一実施形態において、前記スライド構造は、前記検出パネルの端部が結合されるスライドパネルと、前記スライドパネルをスライド自在に支持するように、前記検出パネルの端部側に設けられる内側端部フレーム部とを含んでもよい。
【0035】
一実施形態において、前記内側端部フレーム部は、前記端部フレーム部側に固定されてもよい。
【0036】
一実施形態において、前記保護外装の端部には、前記端部フレーム部側に形成された開口が設けられ、前記開口の周りには、シール突起が突出して形成され、前記端部フレーム部側に前記内側端部フレーム部が結合されることで、前記シール突起が加圧されて前記開口が封止されることができる。
【0037】
一実施形態において、前記保護外装の端部には、前記端部フレーム部に結合される第1プレートを含む連結ブラケットの第2プレートが結合され、前記第2プレートと前記端部フレーム部との間にはギャップが形成されてもよい。
【0038】
一実施形態において、前記保護外装は、前記第1保護パネルのスライド移動を側面からガイドするように、前記第1面側に突出して形成された翼部を設けてもよい。
【0039】
また、本発明は、放射線照射による画像を撮影する画像撮影装置であって、前述した可変型ディテクタ;および前記可変型ディテクタとは別に設けられ、連結ケーブルを介して前記可変型ディテクタと連結されるメインコントローラ;を含むことを特徴とする、画像撮影装置を提供する。
【発明の効果】
【0040】
本発明によれば、可変型ディテクタの変形時に、積層構造をなす可変型ディテクタの部品の容易な変形を可能にし、可変型ディテクタに加わる応力または引張力を最小化することができる。
【0041】
また、本発明によれば、可変型ディテクタの防水または防塵性能を向上させることができる。
【0042】
また、本発明によれば、可変型ディテクタと画像処理のための本体部とを別に設けて連結可能に構成することで、可変型ディテクタの取り換え使用を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】本発明の一実施形態による可変型ディテクタの斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による可変型ディテクタの分解斜視図である。
図3】本発明の一実施形態による可変型ディテクタの分解斜視図である。
図4】本発明の一実施形態による可変型ディテクタにおいて、第1スライド構造を説明するための図である。
図5】本発明の一実施形態による可変型ディテクタの放射線検出部と端部フレームとを分解した図である。
図6】本発明の一実施形態による可変型ディテクタにおいて、放射線検出部から保護外装を除去した検出パネル部の斜視図である。
図7】本発明の一実施形態による可変型ディテクタにおいて、検出パネル部の分解斜視図である。
図8】本発明の一実施形態による可変型ディテクタの側面図である。
図9】本発明の一実施形態による可変型ディテクタのベンディング状態によるスライド構造の作動状態を示す断面図(図8のA-A'方向断面)である。
図10】本発明の一実施形態による可変型ディテクタのベンディング状態によるスライド構造の他の実施形態を示す断面図(図8のA-A'方向断面)である。
図11】本発明の一実施形態による可変型ディテクタを含む画像撮影装置を概略的に示す図である。
図12】本発明の一実施形態による可変型ディテクタを含む画像撮影装置のシステム構成を例示的に示す図である。
図13】本発明の一実施形態による可変型ディテクタの他の実施形態の断面図である。
図14】本発明の一実施形態による可変型ディテクタの検出パネル部の他の実施形態を説明するものであり、検出パネルに緩衝部材を設ける構成を示す図である。
図15】本発明の一実施形態による可変型ディテクタの検出パネル部の他の実施形態において、第1、第2内側保護パネルの間に緩衝部材をさらに設ける構成を示す図である。
図16】本発明の一実施形態による可変型ディテクタ検出パネル部の他の実施形態を説明するものであり、検出パネル部に設けられる緩衝部材を拡大して示す図である。
図17】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタの斜視図である。
図18】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタの分解斜視図である。
図19】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、放射線検出部の分解斜視図である。
図20】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、パネル部の断面(図17のB-B'方向断面)を示す図である。
図21】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、放射線検出部の平面図である。
図22】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、保護外装に検出パネル部を結合した状態の一側端部(図19のD部分)を示す図である。
図23】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、保護外装の端部に連結ブラケットを結合した断面(図22のE-E'方向断面)を示す図である。
図24】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタの結合状態の断面(図17のC-C'方向断面)を示す図である。
図25】本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、端部フレーム部の他の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。まず、各図面の構成要素に参照符号を付すにあたって、同一の構成要素については、異なる図面上に表示されても、できるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意されたい。なお、本発明の説明において、関連する公知の構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。また、以下に本発明の好ましい実施形態を説明するが、本発明の技術的思想は、これに限定または制限されず、当業者によって変更されて様々に実施されることができるのは言うまでもない。また、以下に説明する本発明の様々な実施形態は、互いに組み合わせ可能である。
【0045】
図1は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタの斜視図であり、図2および図3は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタの分解斜視図である。また、図4は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタにおいて、第1スライド構造を説明するための図である。
【0046】
以下の実施形態において、X軸方向は第1方向(長さ方向)を表し、Y軸方向は第1方向と垂直な第2方向(幅方向)を表し、Z軸方向は第1方向および第2方向の両方と垂直な方向であって鉛直方向(厚さ方向)を示す。また、X軸とY軸がなすXY平面は水平面を表し、X軸とZ軸がなすXZ平面は垂直面を表す。
【0047】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による可変型ディテクタ1は、フレキシブル(flexible)なパネル部10と、パネル部10の一側に結合されるメインフレーム部60と、パネル部10の他側端部に結合される端部フレーム部70を含む。
【0048】
パネル部10は、複数のパネルが積層されて構成され、検査対象の外周面を囲むように曲げられてもよい。パネル部10の内部には、放射線を検出可能な放射線検出部20が設けられる。
【0049】
メインフレーム部60は、非弾性材質またはパネル部10に比べて剛性の大きい材質からなるハウジング62を含み、ハウジング62の内部には放射線検出部20を制御するための電子素子および回路が設けられてもよい。また、メインフレーム部60は、他の機器と電気的に連結または通信を行うための連結ポート64をさらに含んでもよい。
【0050】
端部フレーム部70は、メインフレーム部60とは反対側でパネル部10に結合される。端部フレーム部70は、非弾性材質またはパネル部10に比べて剛性の大きい材質からなってもよい。
【0051】
図2図3を参照すると、パネル部10、メインフレーム部60および端部フレーム部70の細部構成および結合構成が示されている。図2図3において、構成部品間の結合は、ネジを利用して行われるか、接着剤を使用して行うことができる。このような部品間の結合方式は通常の手段であるため、本発明で特別な場合を除いては、部品間の結合のためのネジや接着剤の使用などの手段に対する詳細な説明は省略することに留意されたい。
【0052】
パネル部10は、放射線検出部20と、放射線検出部20の第1面と第2面にそれぞれ設けられる第1保護パネル12と第2保護パネル16とを含んでもよい。一実施形態において、第1保護パネル12の一側はメインフレーム部60に固定され、第2保護パネル16の一側は、放射線検出部20を挟んで前記メインフレーム部60に固定されてもよい。
【0053】
放射線検出部20は、内部に検出パネル32を含む検出パネル部30を含んで構成されてもよい。一実施形態において、放射線検出部20は、検出パネル部30を包む形態の保護外装22を含んでもよい。保護外装22は、フレキシブルな材料で構成されてもよく、検出パネル部30を収容するハウジングとして機能することができる。保護外装22は、放射線が透過可能で形状が可変可能なゴム、ウレタン、シリコン、炭素複合素材、またはプラスチックなどから構成されることができる。一実施形態において、前記保護外装は、シリコンゴムからなってもよい。保護外装22によって内部の検出パネル32が包まれているため、防水および防塵性能が向上されることができる。
【0054】
図2を参照すると、放射線検出部20の一側には、第1面側に、メインフレーム部60に結合される結合部24が形成されてもよい。一実施形態において、結合部24は第1開放部26を含み、第1開放部26を介して検出パネル32の端子28が露出することができる。
【0055】
一実施形態において、前記保護外装22は、第1開放部26を除く残りの部分は直間接的に密閉するように構成されてもよい。検出パネル32は、保護外装22の内部に収容されて水分やほこりなどから保護されることができる。
【0056】
第1保護パネル12と第2保護パネル16は、放射線検出部20の上部面(第1面)と下部面(第2面)に位置し、放射線が透過可能で形状が可変可能な、ゴム、ウレタン、シリコン、炭素複合素材、またはプラスチックなどで構成されてもよい。一実施形態において、第1保護パネル12と第2保護パネル16は、炭素繊維強化プラスチック(Carbon fiber reinforced plastic,CFRP)からなってもよい。第2保護パネル16は、放射線検出部の下部面に結合されるものと例示したが、第2保護パネル16は、放射線検出部20の保護外装22の下部面に接着剤や両面テープなどを用いて貼り付けることも可能である。また、場合によっては、保護外装22を射出成形するとき、第2保護パネル16をインサート射出方式で保護外装22の一側面に含ませて、保護外装22と第2保護パネル16とを1つの結合体として製造することも可能である。
【0057】
メインフレーム部60は、ハウジング62と、前記ハウジング62に埋め込まれる制御モジュール68とを含んでもよい。制御モジュール68は、検出パネル32の制御および/または検出パネル32の検出信号を処理するための電子素子と回路を含んでもよい。一実施形態において、このような制御モジュール68は、PBA(printed board assembly)として構成されることができる。
【0058】
図3を参照すると、メインフレーム部60は、底面に第2開放部66を含み、第2開放部66を介して放射線検出部20の第1開放部26と連通することができる。一実施形態において、放射線検出部20に設けられる検出パネル32の端子28は、第1開放部26と第2開放部66を介して制御モジュール68に連結されてもよい。しかし、本発明の実施において、放射線検出部20とメインフレーム部60に第1開放部と第2開放部とが必ずしも設けられる必要はなく、別途のコネクタを介して検出パネル部がメインフレーム部60の制御モジュール68と連結されることも可能である。
【0059】
端部フレーム部70は、放射線検出部20の端部に結合される。端部フレーム部70は、放射線検出部20の端部に接着剤で接着されるか、固定ネジを用いて固定されてもよい。端部フレーム部70には、後述する第1スライド構造が形成される。
【0060】
第1保護パネル12の一側はメインフレーム部60のハウジングに固定され、第1保護パネル12の他側は端部フレーム部70に結合される。第1保護パネル12の他側は、端部フレーム部70に第1スライド構造をなして結合されることで、パネル部10の変形時に第1保護パネル12の端部が第1スライド構造を介して所定の範囲でスライド移動されることができる。
【0061】
図2図4を参照すると、前記第1スライド構造は、端部フレーム部70とストッパ80とにより構成されてもよい。
【0062】
端部フレーム部70は、端部フレーム本体72と端部フレームカバー76とを含む。端部フレーム本体72は、放射線検出部20の端部に結合され、端部フレーム本体72の第1面に端部フレームカバー76が結合されてもよい。端部フレーム本体72と端部フレームカバー76は、その間に離間した空間を形成するように結合し、ストッパ80は、端部フレーム本体72と端部フレームカバー76との間にスライド自在に結合される。
【0063】
端部フレーム本体72の上部面には、X軸方向に延びた溝状の第1スライドガイド74が形成され、端部フレームカバー76の底面には、X軸方向に延びた溝状の第2スライドガイド78が形成される。
【0064】
ストッパ80は、ストッパ本体82と、前記ストッパ本体82からZ軸方向に形成されたスライド突起83a,83bとを含む。第1スライド突起83aは第1スライドガイド74に挿入され、第2スライド突起83bは第2スライドガイド78に挿入されてもよい。
【0065】
前記第1スライド突起83aまたは前記第2スライド突起83bのいずれかは、第1保護パネル12のストッパ結合孔14に挿入されることにより、第1保護パネル12の端部を端部フレーム部70にスライド自在に結合することができる。
【0066】
本発明の実施において、スライドガイドは、第1スライドガイド74または第2スライドガイド78のうち一つのみ設けられ、スライド突起もスライドガイドに対応して第1スライド突起83aまたは第2スライド突起83bのうち1つのみ設けられることも可能である。
【0067】
ストッパ80は、スライド突起83a、83bがスライドガイド74、78によってガイドされ、X軸方向にスライド可能である。ストッパ80は、端部フレーム本体72と端部フレームカバー76との間の空間でスライドし、スライド可能な限界位置または距離が設定され、可変型ディテクタ1の最大許容曲げの程度を制限する。
【0068】
一方、図2図4では、ストッパ80を第1保護パネル12とは別に構成することを例示したが、本発明の実施において、ストッパ80は、第1保護パネル12と一体で形成することも可能である。また、ストッパ80は、第1保護パネル12の最大曲げの程度を制限するための構造物であれば、様々な構造に変形して実施することができるのは言うまでもない。
【0069】
第2保護パネル16は、放射線検出部20の第2面側に結合される。第2保護パネル16の一側は、メインフレーム部60のハウジング62の下部側で放射線検出部20を介して結合される。第2保護パネル16の他側は、端部フレーム部70に結合される。
【0070】
第1保護パネル12の一側端部は、メインフレーム部60のハウジング62に固定された状態であり、第1保護パネル12の他側端部は、第1スライド構造によりスライド自在に端部フレーム部70に結合される。これに対し、第2保護パネル16の両側端部は、メインフレーム部60のハウジング62の下部側および端部フレーム部70に固定された状態である。このような構成により、パネル部10がベンディングされる場合、第2保護パネル16の両側端部はスライド移動せず、第1保護パネル12の一側端部は、第1スライド構造によりスライド移動することができる。しかしながら、本発明の実施において、前記第1スライド構造を第2保護パネル16に対しても設けるか、第1保護パネル12の両側端部は固定し、第2保護パネル16に第1スライド構造が形成されるようにすることも可能であることは言うまでもない。
【0071】
一方、第2保護パネル16は、フレキシブルな材料で構成されるため、第2保護パネル16の一側端部をメインフレーム部60のハウジング側に固定する際、非弾性材質または第2保護パネル16に比べて剛性の大きい材質で構成された補助パネル18が第2保護パネル16の外側にさらに設けられてもよい。
【0072】
放射線検出部20、メインフレーム部60、第1保護パネル12、第2保護パネル16および端部フレーム部70の結合は、ネジを用いて結合することが図に示されているが、これらの結合は接着剤を利用することも可能である。
【0073】
図5は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタの放射線検出部と端部フレームを分解した図であり、図6は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタにおいて、放射線検出部から保護外装を除去した検出パネル部の斜視図である。また、図7は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタにおいて、検出パネル部の分解斜視図である。
【0074】
図5に示す放射線検出部20は、前述したように、保護外装22を含み、放射線検出部20の端部には端部フレーム部70の端部フレーム本体72が結合される。前述のように、保護外装22には、検出パネル部30を挿入する一方、検出パネル32の端子28が露出する第1開放部26が設けられるが、前記第1開放部26を囲む結合部24には、防水性能を向上させるための防水突起24a、24bが形成されてもよい。防水突起24a、24bは、前記第1開放部26を囲む形態の第1防水突起24aと第2防水突起24bとを含むように複数個設けられることも可能である。また、前記第1開放部26の前記結合部24にはネジ孔24cが形成され、結合部24がハウジング62の底面に結合されるようにすることができる。また、前記結合部24の一部には、固定棒挿入孔24dが設けられてもよい。固定棒挿入孔24dを介して検出パネル部30の一側端部が固定されることができる。一実施形態において、後述する第1結合片38aに固定棒を突出形成し、前記固定棒が固定棒挿入孔24dに挿入される方式で、検出パネル部30の一側が保護外装22の第1開放部26の近傍に固定されることができる。
【0075】
図6図7を参照すると、放射線検出部20の保護外装22の内部には、検出パネル部30が設けられる。検出パネル部30は、検出パネル32および検出パネル32の第1面と第2面にそれぞれ設けられる第1内側保護パネル34と第2内側保護パネル36を含む。また、検出パネル部30の一側端部には、第1、第2内側保護パネル34、36の上下部で結合する結合片38が設けられ、検出パネル部30の他側端部には、内側端部フレーム部40が設けられる。
【0076】
検出パネル32は、フレキシブル(flexible)な材質で形成されてもよい。一例として、前記検出パネル32は、可変型TFT(flexible thin film transistor)33を含んで構成されてもよく、検査対象を透過した放射線に反応して蛍光物質が発散させた光を電気(電荷)信号に変換して画像情報を取得することができる。
【0077】
検出パネル32は、COF(chip on film)形態のROIC(read out IC)センサおよびゲートセンサを含んでもよく、ROICセンサおよびゲートセンサは、可変が可能な材質または可変が可能な構造で構成されてもよい。
【0078】
第1、第2内側保護パネル34、36は、放射線透過性のフレキシブルな材質で構成されてもよい。第1、第2内側保護パネル34、36は、検出パネル32を保護する機能を果たすことができる。
【0079】
結合片38は、第1結合片38aと第2結合片38bとを含み、第1結合片38aと第2結合片38bとをネジなどで結合して検出パネル部30の一側を組み立てることができる。また、第1結合片38aと第2結合片38bとの間には、第3結合片38cが設けられてもよい。一実施形態において、第3結合片38cは、第1、第2内側保護パネル34、36の間に位置してもよい。
【0080】
内側端部フレーム部40は、内側端部フレーム本体42と内側端部フレームカバー50とを含んでもよい。内側端部フレーム本体42は、ガイド突起45が突出形成されたプレート44と、プレート44の側部に形成された壁部46とを含む。内側端部フレームカバー50は、壁部46の上部およびガイド突起45の上部にネジで結合されることで、内側フレーム本体42に結合されることができる。このような内側端部フレーム部40は、前述した端部フレーム部70側の前記検出パネル部30の端部側に設けられる。
【0081】
内側端部フレーム本体42と内側端部フレームカバー50との間にはスライドパネル48が設けられてもよい。一実施形態において、検出パネル32の一側は、第1固定部33aを介して第3結合片38cに固定され、検出パネル32の他の一側は、第2固定部33bを介してスライドパネル48に固定されてもよい。第1、第2固定部33a、33bは、接着剤または接着フィルムを用いて形成されてもよい。
【0082】
第1、第2内側保護パネル34、36には、それぞれ第1、第2スライド長孔35、37が形成され、スライドパネル48で第3スライド長孔49が形成される。内側端部フレーム本体42に形成されたガイド突起45は、第2内側保護パネル36に形成された第2スライド長孔37、スライドパネル48に形成された第3スライド長孔49および第1内側保護パネル34に形成された第1スライド長孔35に挿入される。このような構成は、第2スライド構造(本発明において、第2スライド構造は「内側スライド構造」とも称すことがある。)を構成する。検出パネル部30のベンディング時、第1、第2内側保護パネル34、36の端部は、第1、第2スライド長孔35、37にガイド突起45が挿入された状態でスライド移動する。また、検出パネル32は、その端部がスライドパネル48に固定された状態であるため、検出パネル部30のベンディング時に、スライドパネル48の第3スライド長孔49にガイド突起45が挿入された状態でスライドパネル48がスライド移動することにより、検出パネル32のX軸方向のスライド移動が可能となる。
【0083】
本発明に係る可変型ディテクタ1を検査対象に対してベンディングさせる場合、可変型ディテクタ1に設けられるスライド構造の作動について説明する。
【0084】
図8は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタの側面図であり、図9は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタのベンディング状態に応じたスライド構造の作動状態を示す断面図(図8のA-A'方向断面)である。
【0085】
可変型ディテクタ1に図8のFのような方向に力を加えて可変型ディテクタ1を曲げる。図9の(a)は、可変型ディテクタ1がベンディングされていない状態を示し、図9の(b)は、可変型ディテクタ1がベンディングされた状態を示す。
【0086】
図9の(a)のように、可変型ディテクタ1がベンディングされていない場合、第1保護パネル12の端部に結合されたストッパ80は、スライド突起83a、83bが端部フレーム本体72と端部フレームカバー76に形成されたスライドガイド74、78に挿入された状態で、中立位置に位置する。また、検出パネル32の端部が固定されたスライドパネル48と、第1、第2内側保護パネル34、36の各端部は、内側端部フレーム部40の内側端部フレーム本体42と内側端部フレームカバー50との間の空間で中立位置に位置する。スライドパネル48、第1、第2内側保護パネル34、36にそれぞれ形成されたスライド長孔49、35、37には、端部フレーム本体42に突出形成されたガイド突起45が挿入されている。ここで、中立位置は、可変型ディテクタ1がベンディングされていない状態でのストッパ80とスライドパネル48および第1、第2内側保護パネル34、36の各端部の位置であると理解することができる。
【0087】
図9の(b)のように、可変型ディテクタ1がベンディングされると、第1保護パネル12の端部に結合されたストッパ80は、スライド突起83a、83bが端部フレーム本体72と端部フレームカバー76に形成されたスライドガイド74、78に挿入された状態で、第1位置に移動される。ストッパ80の移動位置は、可変型ディテクタ1のベンディングの程度によって決定され、スライドガイド74、78によって最大移動距離が制限される(すなわち、第1位置の限界点が存在する)。ストッパ80の最大移動距離が制限されることにより、可変型ディテクタ1の過度な変形が防止される。また、検出パネル32の端部が固定されたスライドパネル48と第1、第2内側保護パネル34、36の各端部は、内側端部フレーム部40の内側端部フレーム本体42と内側端部フレームカバー50との間の空間でそれぞれの第1位置に移動する。ここで、第1位置は、可変型ディテクタ1がベンディングされた状態でのストッパ80とスライドパネル48および第1、第2内側保護パネル34、36の各端部の位置であると理解することができる。
【0088】
このようなスライド構造により、可変型ディテクタ1のベンディング時に検出パネル32に引張力が加えられることを最小化することができる。
【0089】
図10は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタのベンディング状態に応じたスライド構造の他の実施形態を示す断面図(図8のA-A'方向断面)である。
【0090】
図10では、端部フレーム本体72と端部フレームカバー76に形成されたスライドガイド74、78の長さが、図9に比べて左側にさらに延びている点で異なり、他の構成は同じである。
【0091】
図10の(a)は、可変型ディテクタ1がベンディングされていない状態を示し、図10の(b)は、図8のように力を加えて可変型ディテクタ1がベンディングされた状態を示し、図10の(c)は、図8に示す力とは反対方向に力を加えて、可変型ディテクタ1が図10の(b)とは反対方向にベンディングされた状態を示す。
【0092】
図10では、ストッパ80の位置は、図10の(a)の中立位置、(b)の第1位置、および(c)の第2位置であり得る。このような図10での可変型ディテクタ1は、図9のように、可変型ディテクタ1が一方向にのみベンディングされず、両方向にベンディングされる場合のためのものである。図10の(b)の第1位置は、可変型ディテクタ1が第2保護パネル16側にベンディングされる場合の最大ベンディングを制限するためのものであり、図10の(c)の第2位置は、可変型ディテクタ1が第1保護パネル12側にベンディングされる場合の最大ベンディングを制限するためのものである。ストッパ80の最大移動距離が制限されるため、可変型ディテクタ1の両方向への過度な変形が制限される。
【0093】
一方、図10の(b)と(c)において、可変型ディテクタ1のベンディングに応じて、検出パネル32の端部が固定されたスライドパネル48と第1、第2内側保護パネル34、36の各端部がスライドして移動することが確認できる。
【0094】
図11は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタを含む画像撮影装置を概略的に示す図であり、図12は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタを含む画像撮影装置のシステム構成を例示的に示した図である。
【0095】
図11を参照すると、可変型ディテクタ1は、検査対象Pの外周面に沿って取り付けることができる。可変型ディテクタ1を検査対象Pの外周面に固定するために、バンド、紐、ワイヤ、ベルト、ラチェットベルト、鎖、ベルクロなどで構成される固定部2が用いられてもよい。可変型ディテクタ1を用いて検査対象Pに対する非破壊検査を行う場合、図示しない放射線発生部が検査対象Pの内側または外側に設けられてもよい。
【0096】
一実施形態において、メインフレーム部60は、連結ケーブル92を介してメインコントローラ90と連結されてもよい。メインコントローラ90は、可変型ディテクタ1に制御信号を伝達し、可変型ディテクタ1で取得した放射線画像が伝達されて保存または処理することができる。
【0097】
メインコントローラ90を可変型ディテクタ1とは別に設けることで、可変型ディテクタ1の重量および/またはサイズを減少させることができる。また、メインコントローラ90を別途で設けると、メインコントローラ90に対する放射線被曝を低減して耐久性を向上させることができる。
【0098】
可変型ディテクタ1とメインコントローラ90とが連結ケーブル92を介して連結されるため、必要に応じて可変型ディテクタ1を容易に取り換えてメインコントローラ90と連結することができる。
【0099】
図12を参照すると、メインコントローラ90は、サーバ94などに無線または有線ケーブル96を介して連結されることができる。
【0100】
一方、図13は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタの他の実施形態に対する断面図である。
【0101】
図9と対比すると、図13に示す可変型ディテクタ1では、第2保護パネル16が放射線検出部20の保護外装22に密着した状態で設けられている。第2保護パネル16は、接着剤を用いて保護外装22の一側面に取り付けられるか、二重射出方式で保護外装22の射出成形時に第2保護パネル16が一緒に取り付けられた状態で成形してもよい。図13に示す実施形態の場合、第2保護パネル16と保護外装22との間に異物が入るのを防ぐことができる効果がある。
【0102】
図14は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタの検出パネル部の他の実施形態を説明するものであり、検出パネルに緩衝部材を設ける構成を示す図である。図15は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタの検出パネル部の他の実施形態において、第1、第2内側保護パネルの間に緩衝部材をさらに設ける構成を示す図である。図16は、本発明の一実施形態による可変型ディテクタ検出パネル部の他の実施形態を説明する図であり、検出パネル部に設けられる緩衝部材を拡大して示す図である。
【0103】
図14の(a)は、検出パネル32に第1緩衝部材52aと第2緩衝部材52bを取り付ける状態を示す分解斜視図であり、(b)は検出パネル32に第1緩衝部材52aと第2緩衝部材52bを取り付けた状態を示す図であり、(c)は(b)の背面を示す図であり、(d)は緩衝部材の積層構造を示す断面図である。
【0104】
図14を参照すると、検出パネル32は、可変型TFT33を含みX-rayを検出することができる。一実施形態において、検出パネル32には、ROICを含む端子28と、ゲートFPCB(Flexible Printed Circuit Board)29と、ゲートFPCB29に連結され、可変型TFT33に連結されたゲート素子29aとが設けられる。ゲート素子は、ゲートCOF(Chip on Flex/Film)として設けられてもよい。一方、検出パネル32におけるFPCB29とゲート素子29aは、図14に示したのとは異なって、検出パネル32の長手方向の他側の辺に位置されることも可能である。
【0105】
本発明において、可変型ディテクタ1が曲げられる場合、検出パネル32は、第1、第2内側保護パネル34、36の間からX軸方向にスライドされる。検出パネル32に加わる物理的な摩擦や衝撃を緩衝するために、検出パネル32のゲートFPCB29の一側面に沿って第1緩衝部材52aが取り付けられ、第1緩衝部材52aとは反対側の面から複数のゲート素子29aの間に、第2緩衝部材52aが取り付けられてもよい。
【0106】
第1緩衝部材52a、第2緩衝部材52b、および後述する第3、第4緩衝部材52c、52dは、図14の(d)に示すように、接着層54aと、クッション層54bおよび低摩擦層54cを含んでもよい。接着層54aは、他の部材に接着するための層であり、クッション層54bは、弾性変形により緩衝作用をするための層であり、低摩擦層54cは、スライド移動時に摩擦を低減するための層である。低摩擦層54cは、表面摩擦係数が小さい素材が好ましく、一例として、ポリカーボネート(Polycarbonate)などの樹脂からなるシートが低摩擦層54cとして用いられてもよい。一方、第1緩衝部材52a、第2緩衝部材52b、第3緩衝部材52cおよび第4緩衝部材52dにおいて、衝撃吸収または緩和が主な機能である場合には、低摩擦層54cを省略し、接着層54aとクッション層54bのみを設けるようにすることも可能である。
【0107】
図15を参照すると、第1内側保護パネル34に第3緩衝部材52cが設けられてもよい。第3緩衝部材52cは、検出パネル32の可変型TFT33に対応する大きさを有するように形成されてもよい。第3緩衝部材52cは、第1内側保護パネル34に接着し、第3緩衝部材52cの低摩擦層54cは、検出パネル32側に向かう。図15では、第1内側保護パネル34に第3緩衝部材52cが設けられることを示しているが、第3緩衝部材52cは、第2内側保護パネル36に取り付けられることも可能である。また、第1内側保護パネル34と第2内側保護パネル36との間の間隔を保つ一方、緩衝作用を行う第4緩衝部材52dをさらに設けてもよい。第4緩衝部材52dは、第1内側保護パネル34または第2内側保護パネル36のいずれかに取り付けられてもよい。本発明において、第4緩衝部材52dは「間隔保持用緩衝部材」と称することもある。
【0108】
図16を参照すると、第1緩衝部材52aおよび第2緩衝部材52bと第4緩衝部材52dが取り付けられた状態を確認することができる。一実施形態において、第2緩衝部材52bは、第1緩衝部材52aの一面に取り付けられてもよい。第4緩衝部材52dは、第1内側保護パネル34と第2内側保護パネル36との間の間隔を保つため、第4緩衝部材52dは、他の緩衝部材52a、52b、52cに比べて厚さが大きい。
【0109】
図17は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタの斜視図であり、図18は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタの分解斜視図であり、図19は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、放射線検出部の分解斜視図である。
【0110】
本発明の他の実施形態による可変型ディテクタ100の基本的な構成は、前述した可変型ディテクタ1の構成と同じであるため、共通の特徴については簡単に説明するか、説明を省略する。本発明の他の実施形態による可変型ディテクタ100は、フレキシブル(flexible)なパネル部110と、パネル部110の一側に結合されるメインフレーム部160と、パネル部110の他側端部に結合される端部フレーム部170とを含む。
【0111】
パネル部110は、放射線検出部120と、放射線検出部120の第1面(上部面)と第2面(下部面)にそれぞれ設けられる第1保護パネル112と第2保護パネル116を含んでもよい。
【0112】
放射線検出部120は、内部に検出パネル132を含む検出パネル部130と、検出パネル部130を包む形態の保護外装122とを含む。保護外装122の一側には、第1面側にメインフレーム部160に結合される結合部124が形成され、結合部124に形成された開放部126を介して検出パネル132の端子128が露出されることができる。
【0113】
メインフレーム部160は、ハウジング162と、前記ハウジング162に内蔵される制御モジュール168とを含み、メインフレーム部160の開放面を覆う内側カバー161と外側カバー163とが設けられてもよい。内側カバー161とハウジング162との密着面には、気密のためのシール部材が設けられてもよい。
【0114】
端部フレーム部170は、放射線検出部120の端部に結合される。端部フレーム部70には第1スライド構造が形成される。第1保護パネル112の一側は、メインフレーム部160のハウジング162に固定され、第1保護パネル112の他側は、端部フレーム部170に結合される。端部フレーム部170は、端部フレーム本体172と端部フレームカバー176とを含む。端部フレーム本体172と端部フレームカバー176は、その間に離間した空間を形成するように結合し、ストッパ180は、第1保護パネル112の端部に形成されたストッパ結合孔114を用いて第1保護パネル112の端部を支持した状態で、端部フレーム本体172と端部フレームカバー176との間にスライド自在に結合する。端部フレーム部170は、下部カバー171をさらに含み、第2保護パネル116の一側端部に形成された固定端117が端部フレーム本体172と下部カバー171との間に固定されてもよい。
【0115】
放射線検出部120の保護外装122の内部には検出パネル部130が設けられる。検出パネル部130の一側には結合片138aが設けられ、結合片138aには複数の固定棒139が突出されてもよい。固定棒139は、保護外装122の結合部124にY軸方向に形成された固定棒挿入孔124dに挿入されてもよい。
【0116】
検出パネル部130の他側端部には、内側端部フレーム140と内側端部フレームカバー150とが設けられる。検出パネル部130の内部に設けられる検出パネルの他側は、内側端部フレーム140と内側端部フレームカバー150との間のスライド構造によりスライド可能である。内側端部フレーム140は、端部フレーム部170側に固定されており、固定棒139が固定棒挿入孔124dに挿入されて固定されていることにより、可変型ディテクタ100が曲げられる場合、保護外装122の内部に収容された検出パネル部130の内部での検出パネルのX軸方向へのスライド移動が可能である。
【0117】
本発明の他の実施形態による可変型ディテクタ100は、保護外装122の端部123側に結合される連結ブラケット190をさらに含んでもよい。連結ブラケット190は、端部フレーム部170側に結合する第1プレート192と保護外装122の端部123側に結合する第2プレート194がL字状をなして設けられてもよい。連結ブラケット190は、保護外装122の端部123側の開口を密閉する一方、可変型ディテクタ100が誤って外れて端部フレーム部170側が地面に先に当たる場合に、放射線検出部120に加えられる衝撃を緩和することができる。
【0118】
図20は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、パネル部の断面(図17のB-B'方向断面)を示す図である。
【0119】
図20を参照すると、可変型ディテクタ100をなす保護外装122は、第1面側に第1保護パネル112の両側をガイドする翼部200が設けられてもよい。本発明において、可変型ディテクタ100が曲げられるとき、第1保護パネル112はX軸方向にスライドされることができる。保護外装122の第1面側にX軸方向に沿った両端に、外側から内側に曲げられる第1翼部200aと第2翼部200bとを設け、その内側に保護パネルガイド空間202を形成することにより、第1保護パネル112のスライド移動をガイドすることができる。第1翼部200aと第2翼部200bは、保護外装122の第1面の両端にX軸方向に沿って延びると示されているが、本発明の実施において、第1翼部200aと第2翼部200bとは、X軸方向に所定の間隔毎に設けられてもよい。また、第1翼部200aと第2翼部200bは、第1保護パネル112の両端を一部覆う形態で示されているが、第1翼部200aと第2翼部200bとが延びて第1保護パネル112の上部面を全体覆う形態で構成されることも可能である。この場合、翼部200によって形成されるガイド空間202は、第1保護パネル112を収容する平らな形態のトンネル構造になる。一方、保護外装122の第2面側には、第2保護パネル116が結合される保護パネル結合面204が段差をなして設けられてもよい。
【0120】
図21は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、放射線検出部の平面図であり、図22は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、保護外装に検出パネル部を結合した状態の一側端部(図19のD部)を示す図であり、図23は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、保護外装の端部に連結ブラケットを結合した断面(図22のE-E'方向断面)を示す図である。
【0121】
図21を参照すると、放射線検出部120の保護外装122の端部123側には、第1プレート192と第2プレート194とを含む連結ブラケット190が結合される。
【0122】
図22を参照すると、保護外装122の端部123側には、開口125が形成されてもよい。前記開口125を介して検出パネル部130の端部に結合された内側端部フレーム140が露出されてもよい。内側端部フレーム140には、固定ネジ孔141が形成されてもよい。また、開口125の周辺にはシール突起127が形成されてもよい。
【0123】
図23を参照すると、連結ブラケット190の第2プレート194を介して固定ネジ196を挿入して内側端部フレーム140の固定ネジ孔141に結合させることにより、保護外装122の端部123側に連結ブラケット190を固定することができる。この際、前記シール突起127が押圧されることにより、前記開口125は、第2プレート194によって密閉され、保護外装122の気密性が保証されることができる。一実施形態において、固定ネジ196は、防水機能を持つネジが使用されてもよく、シール突起127を置き換えるか、シール突起127と並行してガスケットまたはOリング(o-ring)のようなシール部材が一緒に使用されることも可能である。また、内側端部フレーム140が連結ブラケット190を介して端部フレーム部170側に固定されることにより、可変型ディテクタ100の曲げ時に、検出パネル部130の内部で検出パネルのスライド移動が可能となる。
【0124】
一方、保護外装122の端部123に連結ブラケット190が結合されてシール突起127が押圧されると説明したが、本発明の実施において、連結ブラケット190を設けない場合には、保護外装122の端部123が端部フレーム部170に直接結合され、シールリング突起127が押圧されて開口125が密閉されることも可能である。
【0125】
図24は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタの結合状態の断面(図17のC-C'方向断面)を示す図である。
【0126】
保護外装122の端部123側に連結ブラケット190の第2プレート194が結合され、連結ブラケット190の第1プレート192は、端部フレーム部170の端部フレーム本体172と下部カバー171との間に結合される。連結ブラケット190の第2プレート194は、検出パネル部130の内側端部フレーム140に前述した固定ネジ196により固定されてシール突起127を押圧する。
【0127】
第1保護パネル112の一側は、端部フレーム本体172と端部フレームカバー176との間にスライド自在に結合され、第2保護パネル116は、保護外装122の下部面に結合する一方、第2保護パネル116の一側は、端部フレーム部170の端部フレーム本体172と下部カバー171との間に結合される。
【0128】
図24に示すように、連結ブラケット190の第2プレート194は、端部フレーム本体172との間にギャップGを形成してもよい。前記ギャップGと連結ブラケット190との弾性により、可変型ディテクタ100が端部フレーム部170を下方にして落下する際に、放射線検出部120に加わる衝撃を緩和することができる。
【0129】
図25は、本発明の他の実施形態による可変型ディテクタにおいて、端部フレーム部の他の実施形態を示す図である。
【0130】
図25に示す実施形態では、連結ブラケット190が設けられておらず、保護外装122の端部123が端部フレーム部170の端部フレーム本体172に直接結合する。一実施形態において、端部フレーム本体172'には、図25に示すような凹状の収容部が形成され、前記収容部に保護外装122の端部123が挿入される。端部フレーム本体172'は、可変型ディテクタ100の長手方向(図17のX軸方向)に沿って形成されたネジ挿入孔173が形成される。ネジ挿入孔173を介して別個の固定ネジを挿入して検出パネル部130の内側端部フレーム140の固定ネジ孔141に結合することにより、保護外装122の端部123と内側端部フレーム140が端部フレーム本体172'に固定されることができる。以後、端部フレーム本体172'のネジ挿入孔173が露出する面には、シーリングカバー175が取り付けられて気密性を保つことができる。
【0131】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲内で種々の修正、変更および置換が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態および添付の図面は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施形態および添付図面によって本発明の技術思想の範囲が限定されることはない。本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等の範囲内にあるすべての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0132】
1、100 ・・・可変型ディテクタ
10 ・・・パネル部
12 ・・・第1保護パネル
16 ・・・第2保護パネル
18 ・・・補助パネル
20 ・・・放射線検出部
22 ・・・保護外装
30 ・・・検出パネル部
32 ・・・検出パネル
34 ・・・第1内側保護パネル
36 ・・・第2内側保護パネル
40 ・・・内側端部フレーム部
60 ・・・メインフレーム部
70 ・・・端部フレーム部
80 ・・・ストッパ
図1
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