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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024153190
(43)【公開日】2024-10-29
(54)【発明の名称】電動作業機
(51)【国際特許分類】
   B25F 5/00 20060101AFI20241022BHJP
   B25F 5/02 20060101ALI20241022BHJP
   B01F 33/501 20220101ALI20241022BHJP
   B01F 35/32 20220101ALI20241022BHJP
【FI】
B25F5/00 Z
B25F5/00 H
B25F5/02
B25F5/00 B
B01F33/501
B01F35/32
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023066937
(22)【出願日】2023-04-17
(71)【出願人】
【識別番号】000137292
【氏名又は名称】株式会社マキタ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 由浩
(72)【発明者】
【氏名】長坂 英紀
(72)【発明者】
【氏名】今江 友彦
(72)【発明者】
【氏名】堀田 凌平
(72)【発明者】
【氏名】坂川 広大
【テーマコード(参考)】
3C064
4G036
4G037
【Fターム(参考)】
3C064AA03
3C064AA20
3C064AB02
3C064AC02
3C064BA01
3C064BA12
3C064BB04
3C064BB55
3C064BB63
3C064BB83
3C064CA03
3C064CA06
3C064CA26
3C064CA27
3C064CA57
3C064CA60
3C064CA61
3C064CB05
3C064CB17
3C064CB19
3C064CB32
3C064CB36
3C064CB63
3C064CB65
3C064CB67
3C064CB73
3C064CB74
3C064CB81
3C064CB83
3C064CB85
4G036AC61
4G036AC70
4G037DA30
4G037EA02
(57)【要約】
【課題】電動作業機の作業性又は利便性を向上すること。
【解決手段】電動作業機は、モータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、モータハウジングの左側に配置される左グリップ部、及びモータハウジングの右側に配置される右グリップ部を有するハンドルと、左グリップ部に配置される左側ライトと、右グリップ部に配置される右側ライトと、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータと、
前記モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、
前記モータハウジングの左側に配置される左グリップ部、及び前記モータハウジングの右側に配置される右グリップ部を有するハンドルと、
前記左グリップ部に配置される左側ライトと、
前記右グリップ部に配置される右側ライトと、を備える、
電動作業機。
【請求項2】
前記ハンドルは、
前記モータハウジングに取り付けられるベース部と、
前記ベース部から左方側に突出する左アーム部と、
前記ベース部から右方側に突出する右アーム部と、を有し、
前記左グリップ部は、前記左アーム部に固定され、
前記右グリップ部は、前記右アーム部に固定される、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項3】
前記左グリップ部及び前記右グリップ部のそれぞれは、前後方向に長く、
前記左側ライトは、前記左グリップ部の前部及び後部のそれぞれに配置され、
前記右側ライトは、前記右グリップ部の前部及び後部のそれぞれに配置される、
請求項2に記載の電動作業機。
【請求項4】
前記左側ライトは、前記左グリップ部の下面に配置され、
前記右側ライトは、前記右グリップ部の下面に配置される、
請求項3に記載の電動作業機。
【請求項5】
前記モータにより上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドルと、
前記スピンドルの下端部に固定される撹拌シャフトと、
前記撹拌シャフトの下端部に固定されるブレードと、を備え、
前記左側ライト及び前記右側ライトのそれぞれは、前記ブレードに向かって光を照射する、
請求項4に記載の電動作業機。
【請求項6】
前記ハンドルは、前記モータハウジングに着脱可能である、
請求項1に記載の電動作業機。
【請求項7】
前記モータハウジングに配置される一対の本体側コネクタと、
前記ハンドルに配置され、一対の前記本体側コネクタのそれぞれに着脱される一対のハンドル側コネクタと、を備え、
一方の本体側コネクタと一方のハンドル側コネクタとを介して、前記バッテリパックから前記左側ライトに電力が供給され、
他方の本体側コネクタと他方のハンドル側コネクタとを介して、前記バッテリパックから前記右側ライトに電力が供給される、
請求項6に記載の電動作業機。
【請求項8】
モータと、
前記モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、
前記モータハウジングを支持する定置式のスタンドと、
前記スタンドに配置され、前記モータを制御するためのスイッチと、を備える、
電動作業機。
【請求項9】
前記スタンドは、前記モータハウジングが着脱されるホルダを有し、
前記ホルダは、前記スタンドの上部に配置される、
請求項8に記載の電動作業機。
【請求項10】
前記スイッチは、前記ホルダに配置される、
請求項9に記載の電動作業機。
【請求項11】
前記モータハウジングに収容され、前記モータを制御するコントローラと、
前記モータハウジングに配置される本体側コネクタと、
前記ホルダに配置され、前記本体側コネクタに着脱されるホルダ側コネクタと、を備え、
前記スイッチからの操作信号は、前記ホルダ側コネクタと前記本体側コネクタとを介して、前記コントローラに送信される、
請求項9に記載の電動作業機。
【請求項12】
モータと、
前記モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、
前記モータハウジングに着脱されるハンドルと、を備え、
前記ハンドルは、前記モータハウジングから外された状態で、折り畳み可能である、
電動作業機。
【請求項13】
前記ハンドルは、
前記モータハウジングに取り付けられるベース部と、
前記ベース部が前記モータハウジングに取り付けられた状態で、前記ベース部から左方側に突出する左アーム部と、
前記ベース部が前記モータハウジングに取り付けられた状態で、前記ベース部から右方側に突出する右アーム部と、
前記左アーム部に固定される左グリップ部と、
前記右アーム部に固定される右グリップ部と、を有し、
前記ハンドルを折り畳むためのヒンジが前記ベース部に設けられる、
請求項12に記載の電動作業機。
【請求項14】
前記ハンドルは、前記モータハウジングから外された状態で、前記左グリップ部と前記右グリップ部とが対向するように折り畳まれる、
請求項13に記載の電動作業機。
【請求項15】
前記右グリップ部に配置され、前記モータが駆動するように操作されるトリガスイッチを備え、
前記トリガスイッチは、前記ベース部が前記モータハウジングに取り付けられた状態で、前記右グリップ部の下面から下方側に突出し、
前記ハンドルが折り畳まれた状態で、前記トリガスイッチは、前記左グリップ部に対向しない、
請求項14に記載の電動作業機。
【請求項16】
モータと、
前記モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、
前記モータハウジングに着脱されるハンドルと、を備え、
前記ハンドルは、前記モータハウジングの第1位置と第2位置とのそれぞれに着脱可能である、
電動作業機。
【請求項17】
前記モータにより上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドルと、
前記スピンドルの下端部に固定される撹拌シャフトと、
前記撹拌シャフトの下端部に固定されるブレードと、を備え、
前記第1位置と前記第2位置とは、上下方向の位置が異なる、
請求項16に記載の電動作業機。
【請求項18】
前記モータにより上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドルと、
前記スピンドルの下端部に固定される撹拌シャフトと、
前記撹拌シャフトの下端部に固定されるブレードと、を備え、
前記第1位置と前記第2位置とは、前記出力回転軸の周方向の位置が異なる、
請求項16に記載の電動作業機。
【請求項19】
モータと、
前記モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、
前記モータハウジングに着脱されるハンドルと、を備え、
前記ハンドルは、
前後方向に延び、前記モータハウジングに取り付けられるベース部と、
前記ベース部に接続され、前記ベース部に対して傾斜するグリップ部と、を有する、
電動作業機。
【請求項20】
モータと、
前記モータを収容するモータハウジングと、
前記モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、
前記モータハウジングに着脱可能なハンドルと、を備える電動作業機であって、
第1のハンドルと、前記第1のハンドルとは異なる第2のハンドルとが、前記モータハウジングに選択的に取り付けられる、
電動作業機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、電動作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
電動作業機に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような撹拌機が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-194580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている撹拌機は、ハンドルを備える。作業者の好みに合った仕様のハンドルが撹拌機に装着されることにより、作業性又は利便性が向上する。
【0005】
本明細書で開示する技術は、電動作業機の作業性又は利便性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、電動作業機を開示する。電動作業機は、モータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、モータハウジングの左側に配置される左グリップ部、及びモータハウジングの右側に配置される右グリップ部を有するハンドルと、左グリップ部に配置される左側ライトと、右グリップ部に配置される右側ライトと、を備えてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1実施形態に係る撹拌機を示す斜視図である。
図2図2は、第1実施形態に係る撹拌機を示す上方側からの斜視図である。
図3図3は、第1実施形態に係る撹拌機を示す下方側からの斜視図である。
図4図4は、第1実施形態に係る撹拌機を示す断面図である。
図5図5は、第1実施形態に係る撹拌機を示す斜視図である。
図6図6は、第1実施形態に係るハンドルを本体から外した状態を示す斜視図である。
図7図7は、第1実施形態に係るハンドルを下方側から見た図である。
図8図8は、第1実施形態に係るハンドルの一部を下方側から見た図である。
図9図9は、第1実施形態に係るハンドルを示す分解斜視図である。
図10図10は、第1実施形態に係る本体側コネクタを示す斜視図である。
図11図11は、第1実施形態に係るハンドル側コネクタが本体側コネクタに接続されている状態を示す斜視図である。
図12図12は、第1実施形態に係るハンドル側コネクタを示す斜視図である。
図13図13は、第1実施形態に係るモータハウジングの右側部に装着された右ベース部を示す斜視図である。
図14図14は、第1実施形態に係るモータハウジングの右側部を示す図である。
図15図15は、第1実施形態に係る貫通孔及び張出部に設けられている保持孔に配置されているを示す断面図である。
図16図16は、第1実施形態に係るピンを示す斜視図である。
図17図17は、第2実施形態に係る撹拌機を示す右後方からの斜視図である。
図18図18は、第2実施形態に係る撹拌機の一部を示す右後方からの斜視図である。
図19図19は、第2実施形態に係る撹拌機の一部を示す右前方からの斜視図である。
図20図20は、第2実施形態に係る撹拌機の一部を示す右前方からの分解斜視図である。
図21図21は、第2実施形態に係る撹拌機の一部を示す正面図である。
図22図22は、第2実施形態に係る撹拌機の一部を示す正面図である。
図23図23は、第3実施形態に係る撹拌機を示す斜視図である。
図24図24は、第3実施形態に係るハンドルを上方側から見た図である。
図25図25は、第3実施形態に係るハンドルの一部を上方側から見た図である。
図26図26は、第3実施形態に係る折り畳まれた状態のハンドルを示す図である。
図27図27は、第4実施形態に係る撹拌機を示す斜視図である。
図28図28は、第4実施形態に係る撹拌機を示す後面図である。
図29図29は、第4実施形態に係る撹拌機を示す斜視図である。
図30図30は、第4実施形態に係る撹拌機を示す後面図である。
図31図31は、第4実施形態に係るハンドルの一部を示す斜視図である。
図32図32は、第5実施形態に係る撹拌機を示す斜視図である。
図33図33は、第5実施形態に係るハンドルの一部を示す斜視図である。
図34図34は、第5実施形態に係るハンドルの一部を示す側面図である。
図35図35は、第6実施形態に係る撹拌機を示す斜視図である。
図36図36は、第6実施形態に係るハンドルを示す図である。
図37図37は、第6実施形態に係るハンドルを示す図である。
図38図38は、第7実施形態に係る撹拌機を示す斜視図である。
図39図39は、第7実施形態に係るハンドルを示す斜視図である。
図40図40は、第7実施形態に係る本体を示す斜視図である。
図41図41は、第7実施形態に係る撹拌機を示す平面図である。
図42図42は、第7実施形態に係る撹拌機を示す平面図である。
図43図43は、第7実施形態に係るハンドルの一部を示す斜視図である。
図44図44は、第8実施形態に係る撹拌機を示すブロック図である。
図45図45は、第9実施形態に係る撹拌機を示すブロック図である。
図46図46は、第10実施形態に係る撹拌機を示すブロック図である。
図47図47は、第11実施形態に係る撹拌機を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、モータハウジングの左側に配置される左グリップ部、及びモータハウジングの右側に配置される右グリップ部を有するハンドルと、左グリップ部に配置される左側ライトと、右グリップ部に配置される右側ライトと、を備えてもよい。
【0010】
上記の構成では、左側ライト及び右側ライトにより照明対象が照明されるので、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【0011】
1つ又はそれ以上の実施形態において、ハンドルは、モータハウジングに取り付けられるベース部と、ベース部から左方側に突出する左アーム部と、ベース部から右方側に突出する右アーム部と、を有してもよい。左グリップ部は、左アーム部に固定され、右グリップ部は、右アーム部に固定されてもよい。
【0012】
上記の構成では、モータハウジングから離れた位置に左側ライト及び右側ライトが配置されるので、照明対象が適正に照明される。
【0013】
1つ又はそれ以上の実施形態において、左グリップ部及び右グリップ部のそれぞれは、前後方向に長く、左側ライトは、左グリップ部の前部及び後部のそれぞれに配置され、右側ライトは、右グリップ部の前部及び後部のそれぞれに配置されてもよい。
【0014】
上記の構成では、少なくとも2つの左側ライト及び少なくとも2つの右側ライトにより、照明対象が適正に照明される。
【0015】
1つ又はそれ以上の実施形態において、左側ライトは、左グリップ部の下面に配置され、右側ライトは、右グリップ部の下面に配置されてもよい。
【0016】
上記の構成では、左グリップ部及び右グリップ部よりも下方側に配置されている照明対象が適正に照明される。
【0017】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータにより上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドルと、スピンドルの下端部に固定される撹拌シャフトと、撹拌シャフトの下端部に固定されるブレードと、を備えてもよい。左側ライト及び右側ライトのそれぞれは、ブレードに向かって光を照射してもよい。
【0018】
上記の構成では、電動作業機が撹拌機である場合において、ブレード又は撹拌対象が適正に照明される。
【0019】
1つ又はそれ以上の実施形態において、ハンドルは、モータハウジングに着脱可能でもよい。
【0020】
上記の構成では、電動作業機の利便性が向上する。
【0021】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータハウジングに配置される一対の本体側コネクタと、ハンドルに配置され、一対の本体側コネクタのそれぞれに着脱される一対のハンドル側コネクタと、を備えてもよい。一方の本体側コネクタと一方のハンドル側コネクタとを介して、バッテリパックから左側ライトに電力が供給され、他方の本体側コネクタと他方のハンドル側コネクタとを介して、バッテリパックから右側ライトに電力が供給されてもよい。
【0022】
上記の構成では、ハンドルがモータハウジングに装着されることにより、本体側コネクタとハンドル側コネクタとが接続されて、バッテリパックから左側ライト及び右側ライトのそれぞれに電力が供給される。ハンドルがモータハウジングから外されることにより、バッテリパックから左側ライト及び右側ライトのそれぞれへの電力経路が遮断される。
【0023】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、モータハウジングを支持する定置式のスタンドと、スタンドに配置され、モータを制御するためのスイッチと、を備えてもよい。
【0024】
上記の構成では、作業者は、電動作業機を手で持つことなく電動作業機を用いる作業を実施できる。そのため、作業者の負担が軽減され、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【0025】
1つ又はそれ以上の実施形態において、スタンドは、モータハウジングが着脱されるホルダを有してもよい。ホルダは、スタンドの上部に配置されてもよい。
【0026】
上記の構成では、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【0027】
1つ又はそれ以上の実施形態において、スイッチは、ホルダに配置されてもよい。
【0028】
上記の構成では、スイッチの操作性が向上する。
【0029】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータハウジングに収容され、モータを制御するコントローラと、モータハウジングに配置される本体側コネクタと、ホルダに配置され、本体側コネクタに着脱されるホルダ側コネクタと、を備えてもよい。スイッチからの操作信号は、本体側コネクタとホルダ側コネクタとを介して、コントローラに送信されてもよい。
【0030】
上記の構成では、モータハウジングがスタンドのホルダに装着されることにより、本体側コネクタとホルダ側コネクタとが接続されて、スイッチからコントローラに操作信号が送信される。モータハウジングがスタンドのホルダから外されることにより、スイッチからコントローラへの信号経路が遮断される。
【0031】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、モータハウジングに着脱されるハンドルと、を備えてもよい。ハンドルは、モータハウジングから外された状態で、折り畳み可能でもよい。
【0032】
上記の構成では、モータハウジングから外された状態のハンドルがコンパクト化される。そのため、ハンドルの収納性が向上し、ハンドルの利便性が向上する。
【0033】
1つ又はそれ以上の実施形態において、ハンドルは、モータハウジングに取り付けられるベース部と、ベース部がモータハウジングに取り付けられた状態で、ベース部から左方側に突出する左アーム部と、ベース部がモータハウジングに取り付けられた状態で、ベース部から右方側に突出する右アーム部と、左アーム部に固定される左グリップ部と、右アーム部に固定される右グリップ部と、を有してもよい。ハンドルを折り畳むためのヒンジがベース部に設けられてもよい。
【0034】
上記の構成では、ハンドルがヒンジを介して二つ折りされる。
【0035】
1つ又はそれ以上の実施形態において、ハンドルは、モータハウジングから外された状態で、左グリップ部と右グリップ部とが対向するように折り畳まれてもよい。
【0036】
上記の構成では、モータハウジングから外された状態のハンドルがコンパクト化される。
【0037】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、右グリップ部に配置され、モータが駆動するように操作されるトリガスイッチを備えてもよい。トリガスイッチは、ベース部がモータハウジングに取り付けられた状態で、右グリップ部の下部から下方側に突出してもよい。ハンドルが折り畳まれた状態で、トリガスイッチは、左グリップ部に対向しなくてもよい。
【0038】
上記の構成では、ハンドルが二つ折りされた状態で、トリガスイッチが外側を向くので、モータハウジングから外された状態のハンドルがコンパクト化される。
【0039】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、モータハウジングに着脱されるハンドルと、を備えてもよい。ハンドルは、モータハウジングの第1位置と第2位置とのそれぞれに着脱可能でもよい。
【0040】
上記の構成では、作業者は、作業者自身の好みに合わせて、モータハウジングにおけるハンドルの装着位置を選択することができる。そのため、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【0041】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータにより上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドルと、スピンドルの下端部に固定される撹拌シャフトと、撹拌シャフトの下端部に固定されるブレードと、を備えてもよい。第1位置と第2位置とは、上下方向の位置が異なってもよい。
【0042】
上記の構成では、作業者は、例えば作業者自身の身長又は体格に合わせて、モータハウジングにおけるハンドルの装着位置を選択することができる。そのため、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【0043】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータにより上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドルと、スピンドルの下端部に固定される撹拌シャフトと、撹拌シャフトの下端部に固定されるブレードと、を備えてもよい。第1位置と第2位置とは、出力回転軸の周方向の位置が異なってもよい。
【0044】
上記の構成では、作業者は、例えば作業者自身の腕の長さ又は体格に合わせて、モータハウジングにおけるハンドルの装着位置を選択することができる。そのため、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【0045】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、モータハウジングに着脱されるハンドルと、を備えてもよい。ハンドルは、前後方向に延び、モータハウジングに取り付けられるベース部と、ベース部に接続され、ベース部に対して傾斜するグリップ部と、を有してもよい。
【0046】
上記の構成では、作業者は、例えば作業内容又は作業者自身の体格に合わせて、グリップ部の傾斜角度を選択することができる。そのため、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【0047】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータと、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングに接続され、バッテリパックが装着されるバッテリ装着部と、モータハウジングに着脱可能なハンドルと、を備えてもよい。第1のハンドルと、第1のハンドルとは異なる第2のハンドルとが、モータハウジングに選択的に取り付けられてもよい。
【0048】
上記の構成では、作業者は、例えば作業内容又は作業者自身の体格に合わせて、ハンドルを選択することができる。そのため、電動作業機の作業性又は利便性が向上する。
【0049】
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。実施形態においては、左、右、前、後、上、及び下の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、電動作業機の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。
【0050】
実施形態においては、電動作業機が撹拌機であることとする。
【0051】
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
【0052】
図1は、本実施形態に係る撹拌機1Aを示す斜視図である。撹拌機1Aは、本体2と、ハンドル3Aと、撹拌シャフト4と、ブレード5とを備える。ハンドル3Aは、本体2に着脱可能である。
【0053】
図2は、本実施形態に係る撹拌機1Aを示す上方側からの斜視図である。図3は、本実施形態に係る撹拌機1Aを示す下方側からの斜視図である。図4は、本実施形態に係る撹拌機1Aを示す断面図である。
【0054】
本体2は、ハウジング6と、モータ7と、コントローラ8と、減速部9と、スピンドル10と、バッテリ装着部11と、バッテリカバー12とを有する。ハンドル3Aは、ハウジング6に着脱可能である。
【0055】
ハウジング6は、モータ7及びコントローラ8を収容するモータハウジング13と、減速部9を収容する減速部ハウジング14とを含む。ハンドル3Aは、モータハウジング13に着脱される。
【0056】
スピンドル10は、減速部9に接続される。スピンドル10は、減速部ハウジング14から下方側に突出する。撹拌シャフト4は、スピンドル10に接続される。ブレード5は、撹拌シャフト4の下端部に固定される。
【0057】
バッテリ装着部11は、モータハウジング13に接続される。バッテリ装着部11は、モータハウジング13の上部に配置される。バッテリ装着部11に、バッテリパック15が装着される。バッテリパック15は、バッテリ装着部11の後方側から前方側にスライドすることにより、バッテリ装着部11に装着される。バッテリカバー12は、モータハウジング13の上部に取り付けられる。バッテリカバー12は、バッテリ装着部11に装着されたバッテリパック15を覆うように、モータハウジング13に回動可能に連結される。バッテリカバー12は、バッテリパック15及びバッテリ装着部11を上方側から覆う。
【0058】
モータハウジング13は、所謂半割ハウジング構造である。モータハウジング13は、左モータハウジング13Lと、右モータハウジング13Rとを含む。左モータハウジング13Lと右モータハウジング13Rとは、複数のねじ16により固定される。
【0059】
減速部ハウジング14は、モータハウジング13の下端部に固定される。モータハウジング13の下端部に、円盤状のブラケット板17が配置される。減速部ハウジング14は、ブラケット板17を介して複数のねじ18によりモータハウジング13に固定される。
【0060】
モータ7は、モータハウジング13に収容される。モータハウジング13の内部空間にモータケース19が配置される。モータ7は、モータケース19に収容される。
【0061】
モータ7は、インナロータ型のDCブラシレスモータである。モータ7は、ステータ20と、ステータ20の内側に位置するロータ21とを有する。ロータ21は、上下方向に延びるモータ回転軸を中心に回転する。
【0062】
ステータ20は、ステータコアと、インシュレータと、複数のコイルとを有する。
【0063】
ロータ21は、上下方向に延びるモータ回転軸を中心に回転する。ロータ21は、永久磁石が固定されたロータコアと、ロータコアの内側に配置されるロータシャフト22とを有する。ロータシャフト22の上端部は、ボールベアリング23により回転可能に支持される。ロータシャフト22の下端部は、ボールベアリング24により回転可能に支持される。ボールベアリング23は、モータケース19に保持される。ボールベアリング24は、ブラケット板17に保持される。
【0064】
ステータ20の上方側にセンサ回路基板25が取り付けられる。センサ回路基板25は、ロータ21の永久磁石の位置を検出する回転検出素子(図示略)を有する。
【0065】
ロータシャフト22の下部にファン26が固定される。モータハウジング13には、複数の吸気口27と、複数の排気口28とが設けられる。ロータシャフト22と一緒にファン26が回転すると、モータハウジング13の外部空間の空気が吸気口27を介してモータハウジング13の内部空間に流入する。モータハウジング13の内部空間に流入した空気は、モータ7を冷却した後、排気口28介してモータハウジング13の外部空間に排出される。
【0066】
コントローラ8は、少なくともモータ7を制御する。コントローラ8は、モータハウジング13の内部においてケース29に保持される。コントローラ8は、回路基板と、回路基板に実装されたマイクロコンピュータ及び複数のスイッチング素子とを有する。
【0067】
減速部9は、ロータシャフト22の回転を減速してスピンドル10に伝達する。ロータシャフト22の下端部にピニオンギヤ30が設けられる。ロータシャフト22は、ピニオンギヤ30を介して減速部9に接続される。減速部9は、ピニオンギヤ30に噛み合うギヤ31と、スピンドル10に固定されるギヤ32と、ギヤ31の回転をギヤ32に伝達する複数のギヤ33とを有する。実施形態において、減速部9は、減速比を変更可能である。減速部ハウジング14の右側面に設けられた切換レバー34が操作されることにより、減速部9の減速比が切り換えられる。減速部9の減速比が切り換えられることにより、スピンドル10の回転速度が切り換えられる。
【0068】
スピンドル10は、減速部9を介して伝達されたモータ7の回転力により回転する。スピンドル10は、上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転する。スピンドル10は、ボールベアリング10Aにより回転可能に支持される。ボールベアリング10Aは、減速部ハウジング14に保持される。スピンドル10は、ロータシャフト22よりも前方側に配置される。スピンドル10の下端部は、減速部ハウジング14の下端部から下方側に突出する。スピンドル10の下端部は、シャフト保持部材35を介して撹拌シャフト4に固定される。
【0069】
バッテリ装着部11は、モータハウジング13の上面に設けられる。バッテリ装着部11は、前後方向に延びる左右一対のガイドレールを有する。一対のガイドレールの間に本体側端子が設けられる。バッテリパック15がバッテリ装着部11の前方側から後方側にスライドすることにより、バッテリパック15に設けられたバッテリ側端子とバッテリ装着部11の本体側端子とが接続される。
【0070】
バッテリカバー12は、箱状の部材である。バッテリカバー12の下端部に開口が設けられる。バッテリカバー12は、バッテリパック15及びバッテリ装着部11を覆う状態と覆わない状態とに変化するように、モータハウジング13に回動可能に支持される。
【0071】
図5は、本実施形態に係る撹拌機1Aを示す斜視図である。図5は、バッテリカバー12が開いた状態を示す。バッテリカバー12の前端部は、ヒンジ36を介してモータハウジング13に回動可能に支持される。バッテリカバー12の後端部にラッチレバー37が設けられる。ラッチレバー37は、モータハウジング13の後端部に設けられたフック部38に掛けられる。ラッチレバー37がフック部38に掛けられることにより、バッテリカバー12が閉じた状態が維持される。ラッチレバー37の下端部が後方方側に引かれることにより、ラッチレバー37がフック部38から外される。ラッチレバー37がフック部38から外されることにより、バッテリカバー12は開放可能になる。バッテリカバー12は、ラッチレバー37の上端部を覆うように配置される突出部39を有する。
【0072】
[ハンドル]
図6は、本実施形態に係るハンドル3Aを本体2から外した状態を示す斜視図である。図7は、本実施形態に係るハンドル3Aを下方側から見た図である。図8は、本実施形態に係るハンドル3Aの一部を下方側から見た図である。図9は、本実施形態に係るハンドル3Aを示す分解斜視図である。
【0073】
ハンドル3Aは、モータハウジング13に着脱可能である。ハンドル3Aは、モータハウジング13に取り付けられるベース部40と、ベース部40よりも左側に配置される左グリップ部41と、ベース部40よりも右側に配置される右グリップ部42と、ベース部40と左グリップ部41とを繋ぐ左アーム部43と、ベース部40と右グリップ部42とを繋ぐ右アーム部44と、ハンドル側コネクタ46とを有する。
【0074】
ベース部40は、モータハウジング13の左側部に装着される左ベース部40Aと、モータハウジング13の右側部に装着される右ベース部40Bと、モータハウジング13の後端部に対向する後ベース部40Cとを有する。左ベース部40Aの前端部と右ベース部40Bの前端部とに開口部40Dが設けられる。
【0075】
左グリップ部41及び右グリップ部42のそれぞれは、作業者に握られる。ハンドル3Aがモータハウジング13に装着された状態で、左グリップ部41は、モータハウジング13の左側に配置される。ハンドル3Aがモータハウジング13に装着された状態で、右グリップ部42は、モータハウジング13の右側に配置される。
【0076】
左グリップ部41及び右グリップ部42のそれぞれは、前後方向に長い。左グリップ部41及び右グリップ部42のそれぞれは、所謂半割構造である。左グリップ部41において、上側半割グリップと下側半割グリップとが、複数のねじ47により固定される。右グリップ部42において、上側半割グリップと下側半割グリップとが、複数のねじ48により固定される。
【0077】
左アーム部43は、ベース部40から左方側に突出する。右アーム部44は、ベース部40から右方側に突出する。左グリップ部41は、左アーム部43の左端部に固定される。右グリップ部42は、右アーム部44に右端部に固定される。
【0078】
左アーム部43は、左グリップ部41の前端部と左ベース部40Aの前端部とを繋ぐ左前アーム部43Aと、左グリップ部41の後端部と左ベース部40Aの後端部とを繋ぐ左後アーム部43Bとを含む。左グリップ部41と左アーム部43とは、複数のねじ47により固定される。
【0079】
右アーム部44は、右グリップ部42の前端部と右ベース部40Bの前端部とを繋ぐ右前アーム部44Aと、右グリップ部42の後端部と右ベース部40Bの後端部とを繋ぐ右後アーム部44Bとを含む。右グリップ部42と右アーム部44とは、複数のねじ48により固定される。
【0080】
ハンドル側コネクタ46は、モータハウジング13に配置された本体側コネクタ60に着脱される。ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60とが接続されることにより、ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60との電力経路が接続され、本体2とハンドル3Aとが通電可能になる。ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60との接続が解除されることにより、ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60との電力経路が遮断され、本体2とハンドル3Aとが通電不能になる。ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60とが接続されることにより、ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60との信号経路が接続され、本体2とハンドル3Aとが通信可能になる。ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60との接続が解除されることにより、ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60との信号経路が遮断され、本体2とハンドル3Aとが通信不能になる。
【0081】
ハンドル側コネクタ46は、一対配置される。一対のハンドル側コネクタ46は、ハンドル3Aにおいて左右方向に配置される。左側のハンドル側コネクタ46は、左ベース部40Aに支持される。右側のハンドル側コネクタ46は、右ベース部40Bに支持される。
【0082】
右グリップ部42には、トリガスイッチ51と、ロックボタン52と、ロックレバー53と、調整ダイヤル54とが配置される。
【0083】
トリガスイッチ51は、モータ7が駆動するように操作される。トリガスイッチ51は、右グリップ部42の下面の前部から下方側に突出する。トリガスイッチ51が上方側に引き操作されることにより、モータ7が起動する。
【0084】
ロックボタン52は、トリガスイッチ51の引き操作状態を維持するために設けられる。ロックボタン52は、右グリップ部42の左面の前部に配置される。
【0085】
ロックレバー53は、トリガスイッチ51の引き操作を阻止する位置と、引き操作を許容する位置とにスライド操作可能となっている。ロックレバー53は、右グリップ部42の前部において左右方向に移動可能である。
【0086】
調整ダイヤル54は、回転操作によりモータ7の回転数の調整が可能である。調整ダイヤル54は、右グリップ部42の前部の上部に配置される。
【0087】
トリガスイッチ51、ロックボタン52、ロックレバー53、及び調整ダイヤル54のそれぞれと、ハンドル側コネクタ46とは、不図示のリード線により接続される。
【0088】
また、ハンドル3Aは、複数のライト56を有する。ライト56は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を含む。ライト56は、左グリップ部41及び右グリップ部42のそれぞれに配置される。以下の説明において、左グリップ部41に配置されるライト56を適宜、左側ライト56、と称し、右グリップ部42に配置されるライト56を適宜、右側ライト56、と称する。
【0089】
左側ライト56は、左グリップ部41の前部及び後部のそれぞれに1つずつ配置される。右側ライト56は、右グリップ部42の前部及び後部のそれぞれに1つずつ配置される。左側ライト56は、左グリップ部41の下面に配置される。右側ライト56は、右グリップ部42の下面に配置される。左側ライト56及び右側ライト56のそれぞれは、ブレード5に向かって光を照射する。
【0090】
左側ライト56と左側のハンドル側コネクタ46とは、不図示のリード線により接続される。右側ライト56と右側のハンドル側コネクタ46とは、不図示のリード線により接続される。
【0091】
左側ライト56と左側のハンドル側コネクタ46とを接続するリード線は、左後アーム部43Bの上面に配置される。左後アーム部43Bの上面に配置されるリード線を保護するためのカバー55が左後アーム部43Bに設けられる。
【0092】
右側ライト56、トリガスイッチ51、ロックボタン52、ロックレバー53、及び調整ダイヤル54のそれぞれと右側のハンドル側コネクタ46とを接続するリード線は、右後アーム部44Bの上面に配置される。右後アーム部44Bの上面に配置されるリード線を保護するためのカバー55が右後アーム部44Bに設けられる。
【0093】
図10は、本実施形態に係る本体側コネクタ60を示す斜視図である。図11は、本実施形態に係るハンドル側コネクタ46が本体側コネクタ60に接続されている状態を示す斜視図である。図12は、本実施形態に係るハンドル側コネクタ46を示す斜視図である。
【0094】
モータハウジング13に一対の本体側コネクタ60が配置される。一方の本体側コネクタ60は、モータハウジング13の左後部に設けられる。他方の本体側コネクタ60は、モータハウジング13の右後部に設けられる。一対のハンドル側コネクタ46は、一対の本体側コネクタ60のそれぞれに着脱される。すなわち、左側のハンドル側コネクタ46は、左側の本体側コネクタ60に着脱される。右側のハンドル側コネクタ46は、右側の本体側コネクタ60に着脱される。
【0095】
モータハウジング13の左後部及び右後部のそれぞれに凹部13Aが設けられる。図10に示すように、本体側コネクタ60は、凹部13Aの内側に設けられる。本体側コネクタ60は、前後方向に延びる複数のガイド部60Aと、複数の端子部60Bとを有する。
【0096】
図12に示すように、ハンドル側コネクタ46は、ボディ部46Cと、ボディ部46Cに設けられた複数のスライド溝部46Aと、スライド溝部46Aの内側に配置される端子部46Bとを有する。スライド溝部46Aは、前後方向に延びる。
【0097】
ハンドル側コネクタ46は、凹部13Aに挿入可能である。スライド溝部46Aにガイド部60Aが挿入された状態で、ハンドル側コネクタ46が前方側にスライドされると、ハンドル側コネクタ46は、ガイド部60Aにガイドされながら、前方側に移動する。ハンドル側コネクタ46が前方側に移動すると、端子部46Bと端子部60Bとが接続される。
【0098】
ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60とが接続されることにより、トリガスイッチ51とコントローラ8との間の信号経路が、ハンドル側コネクタ46及び本体側コネクタ60を介してコントローラ8に接続される。ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60とが接続された状態で、トリガスイッチ51が引き操作されることにより、トリガスイッチ51から出力された操作信号が、ハンドル側コネクタ46及び本体側コネクタ60を介して、コントローラ8に送信される。コントローラ8は、トリガスイッチ51からの操作信号に基づいて、モータ7を駆動する。ロックボタン52、ロックレバー53、及び調整ダイヤル54のそれぞれについても同様である。
【0099】
ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60との接続が解除されると、トリガスイッチ51とコントローラ8との間の信号経路が遮断される。トリガスイッチ51とコントローラ8との間の信号経路が遮断された状態で、トリガスイッチ51が引き操作されても、トリガスイッチ51から出力された操作信号は、コントローラ8に送信されないので、モータ7は駆動しない。ロックボタン52、ロックレバー53、及び調整ダイヤル54のそれぞれについても同様である。
【0100】
ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60とが接続されることにより、バッテリパック15とライト56との間の電力経路が、ハンドル側コネクタ46及び本体側コネクタ60を介して接続される。ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60とが接続された状態で、バッテリパック15からの電力が、ハンドル側コネクタ46及び本体側コネクタ60を介して、ライト56に供給される。これにより、ライト56が点灯する。本実施形態において、左側の本体側コネクタ60と左側のハンドル側コネクタ46とを介して、バッテリパック15から左側ライト56に電力が供給される。右側の本体側コネクタ60と右側のハンドル側コネクタ46とを介して、バッテリパック15から右側ライト56に電力が供給される。本実施形態において、コントローラ8は、トリガスイッチ51からの操作信号に基づいて、ライト56に電力を供給する。トリガスイッチ51が引き操作されることにより、ライト56が点灯する。
【0101】
ハンドル側コネクタ46と本体側コネクタ60との接続が解除されると、バッテリパック15とライト56との間の電力経路が遮断される。バッテリパック15とライト56との間の電力経路が遮断されると、ライト56は点灯しない。
【0102】
図13は、本実施形態に係るモータハウジング13の右側部に装着された右ベース部40Bを示す斜視図である。図14は、本実施形態に係るモータハウジング13の右側部を示す図である。
【0103】
モータハウジング13の右側部には、右ベース部40Bを下方側から支持する支持面13Bを有する張出部13Cと、右ベース部40Bを上方側から支持する支持面13Dを有するガイド部13Eとを有する。右ベース部40Bは、支持面13Bと支持面13Dとの間に挟まれるように配置される。右ベース部40Bは、モータハウジング13の後方側からスライドするように支持面13Bと支持面13Dとの間に挿入される。
【0104】
同様に、モータハウジング13の左側部には、左ベース部40Aを下方側から支持する支持面13Bを有する張出部13Cと、左ベース部40Aを上方側から支持する支持面13Dを有するガイド部13Eとを有する。
【0105】
左ベース部40Aの中央部に貫通孔49が形成される。右ベース部40Bの中央部に貫通孔50が形成される。ハンドル3Aがモータハウジング13に装着された状態で、ハンドル3Aをモータハウジング13に固定するためのピン61が、貫通孔49及び貫通孔50のそれぞれに挿入される。ピン61は、張出部13Cの左部及び右部のそれぞれに設けられる。左側のピン61は、張出部13Cの左部に設けられている保持孔13Fに保持された状態で、貫通孔49に挿入される。右側のピン61は、張出部13Cの右部に設けられている保持孔13Fに保持された状態で、貫通孔50に挿入される。
【0106】
図15は、本実施形態に係る貫通孔50及び張出部13Cに設けられている保持孔13Fに配置されているピン61を示す断面図である。図16は、本実施形態に係るピン61を示す斜視図である。
【0107】
ピン61は、溝部61Aと、横孔部61B及び縦孔部61Cを含む孔部61Dとを有する。縦孔部61Cは、縦方向に長い。横孔部61Bは、縦孔部61Cの上端部に接続される。横孔部61Bは、横方向に長い。溝部61Aは、ピン61の上面に形成される。作業者は、溝部61Aにマイナスドライバの先端部を挿入して、ピン61を回転させることができる。孔部61Dにストッパ62が挿入される。また、ピン61の下部にコンプレッションスプリング63が配置される。コンプレッションスプリング63は、ピン61が上方側に移動するように弾性力を発生する。
【0108】
ハンドル3Aをモータハウジング13に装着する場合、作業者は、ピン61の上端部が支持面13Bから上方側に突出しないように、コンプレッションスプリング63の弾性力に抗って、マイナスドライバを用いてピン61を下方側に向かって保持孔13Fに押し込む。作業者は、ピン61が下方側に移動できるように、縦孔部61Cとストッパ62とを位置合わせした状態で、ピン61を保持孔13Fに押し込む。作業者は、左側のピン61及び右側のピン61のそれぞれを保持孔13Fに押し込む。作業者は、ピン61を下方側に押し込んだ後、ストッパ62が横孔部61Bに配置されるように、ピン61を回転させる。ストッパ62が横孔部61Bに配置されることにより、ピン61の上端部が支持面13Bから上方側に突出しない状態が維持される。
【0109】
ピン61が保持孔13Fに押し込まれた状態で、ハンドル3Aのベース部40がモータハウジング13の後方側からスライドするように支持面13Bと支持面13Dとの間に挿入される。ベース部40の前端部に開口部40Dが設けられているので、作業者は、モータハウジング13の後方側からモータハウジング13にベース部40を挿入することができる。
【0110】
貫通孔49が左側の保持孔13Fに位置合わせされ、貫通孔49が右側の保持孔13Fに位置合わせされた後、作業者は、縦孔部61Cとストッパ62とが位置合わせされるように、マイナスドライバを用いてピン61を回転させる。縦孔部61Cとストッパ62とが位置合わせされることにより、ピン61は、コンプレッションスプリング63の弾性力により、上方側に移動する。左側のピン61は、上方側に移動することにより、左側の保持孔13Fに保持された状態で、貫通孔49に配置される。右側のピン61は、上方側に移動することにより、右側の保持孔13Fに保持された状態で、貫通孔50に配置される。これにより、ハンドル3Aは、左側のピン61及び右側のピン61を介して、モータハウジング13に固定される。
【0111】
以上説明したように、本実施形態において、撹拌機1Aは、モータ7と、モータ7を収容するモータハウジング13と、モータハウジング13に接続され、バッテリパック15が装着されるバッテリ装着部11と、モータハウジング13の左側に配置される左グリップ部41、及びモータハウジング13の右側に配置される右グリップ部42を有するハンドル3Aと、左グリップ部41に配置される左側ライト56と、右グリップ部42に配置される右側ライト56と、を備えてもよい。
【0112】
上記の構成では、左側ライト56及び右側ライト56により照明対象が照明されるので、撹拌機1Aの作業性又は利便性が向上する。
【0113】
本実施形態において、ハンドル3Aは、モータハウジング13に取り付けられるベース部40と、ベース部40から左方側に突出する左アーム部43と、ベース部40から右方側に突出する右アーム部44と、を有してもよい。左グリップ部41は、左アーム部43に固定され、右グリップ部42は、右アーム部44に固定されてもよい。
【0114】
上記の構成では、モータハウジング13から離れた位置に左側ライト56及び右側ライト56が配置されるので、照明対象が適正に照明される。
【0115】
本実施形態において、左グリップ部41及び右グリップ部42のそれぞれは、前後方向に長く、左側ライト56は、左グリップ部41の前部及び後部のそれぞれに配置され、右側ライト56は、右グリップ部42の前部及び後部のそれぞれに配置されてもよい。
【0116】
上記の構成では、少なくとも2つの左側ライト56及び少なくとも2つの右側ライト56により、照明対象が適正に照明される。
【0117】
本実施形態において、左側ライト56は、左グリップ部41の下面に配置され、右側ライト56は、右グリップ部42の下面に配置されてもよい。
【0118】
上記の構成では、左グリップ部41及び右グリップ部42よりも下方側に配置されている照明対象が適正に照明される。
【0119】
本実施形態において、撹拌機1Aは、モータ7により上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドル10と、スピンドル10の下端部に固定される撹拌シャフト4と、撹拌シャフト4の下端部に固定されるブレード5と、を備えてもよい。左側ライト56及び右側ライト56のそれぞれは、ブレード5に向かって光を照射してもよい。
【0120】
上記の構成では、撹拌機1Aが撹拌機である場合において、ブレード5又は撹拌対象が適正に照明される。
【0121】
本実施形態において、ハンドル3Aは、モータハウジング13に着脱可能でもよい。
【0122】
上記の構成では、撹拌機1Aの利便性が向上する。
【0123】
本実施形態において、撹拌機1Aは、モータハウジング13に配置される一対の本体側コネクタ60と、ハンドル3Aに配置され、一対の本体側コネクタ60のそれぞれに着脱される一対のハンドル側コネクタ46と、を備えてもよい。左側(一方)の本体側コネクタ60と左側(一方)のハンドル側コネクタ46とを介して、バッテリパック15から左側ライト56に電力が供給され、右側(他方)の本体側コネクタ60と右側(他方)のハンドル側コネクタ46とを介して、バッテリパック15から右側ライト56に電力が供給されてもよい。
【0124】
上記の構成では、ハンドル3Aがモータハウジング13に装着されることにより、本体側コネクタ60とハンドル側コネクタ46とが接続されて、バッテリパック15から左側ライト56及び右側ライト56のそれぞれに電力が供給される。ハンドル3Aがモータハウジング13から外されることにより、バッテリパック15から左側ライト56及び右側ライト56のそれぞれへの電力経路が遮断される。
【0125】
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0126】
図17は、本実施形態に係る撹拌機1Bを示す右後方からの斜視図である。図18は、本実施形態に係る撹拌機1Bの一部を示す右後方からの斜視図である。図19は、本実施形態に係る撹拌機1Bの一部を示す右前方からの斜視図である。図20は、本実施形態に係る撹拌機1Bの一部を示す右前方からの分解斜視図である。図21は、本実施形態に係る撹拌機1Bの一部を示す正面図である。図22は、本実施形態に係る撹拌機1Bの一部を示す正面図である。
【0127】
本実施形態において、本体2は、定置式のスタンド45に支持される。スタンド45は、モータハウジング13を支持する。
【0128】
スタンド45は、接地されるベースプレート45Aと、ベースプレート45Aから上方側に延びるピラー45Bと、ベースプレート45Aの上面の後部とピラー45Bの後面の上部とを繋ぐ補強ロッド45Cと、ピラー45Bの上部に固定されるホルダプレート45Dとを有する。ホルダプレート45Dは、ピラー45Bの上部から前方側に延びるように配置される。ホルダプレート45Dの前部にホルダ3Bが設けられる。モータハウジング13は、ホルダ3Bに着脱される。ホルダ3Bは、スタンド45の上部に配置される。
【0129】
モータハウジング13は、ホルダ3Bの前方側からホルダ3Bに挿入される。ホルダ3Bは、ホルダプレート45Dの前部に設けられた下ベース部402と、下ベース部402の上方側に配置される上ベース部401とを有する。上ベース部401は、複数のロッド状のスペーサ403を介して下ベース部402に支持される。下ベース部402は、モータハウジング13の張出部13Cの下面13Gを下方側から支持する。上ベース部401は、モータハウジング13の張出部13Cとガイド部13Eとの間に配置される。
【0130】
下ベース部402は、モータハウジング13の左側部に装着される左ベース部402Bと、モータハウジング13の右側部に装着される右ベース部402Aと、モータハウジング13の後端部に対向する後ベース部402Cとを有する。左ベース部402Bの前端部と右ベース部402Aの前端部とに開口部が設けられる。
【0131】
上ベース部401は、モータハウジング13の左側部に装着される左ベース部401Bと、モータハウジング13の右側部に装着される右ベース部401Aと、モータハウジング13の後端部に対向する後ベース部401Cとを有する。左ベース部401Bの前端部と右ベース部401Aの前端部とに開口部が設けられる。
【0132】
左ベース部401Bに貫通孔491が設けられる。右ベース部401Aに貫通孔501が設けられる。貫通孔491及び貫通孔501のそれぞれには、上述の第1実施形態において説明したピン61が挿入される。モータハウジング13は、左側のピン61及び右側のピン61を介して、ホルダ3Bに固定される。
【0133】
スタンド45に、モータ7を制御するためのスイッチ51A及びスイッチ51Bと、モータ7を制御するための調整ダイヤル54Aとが配置される。スイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aは、ホルダプレート45Dの後面に配置される。スイッチ51A及びスイッチ51Bのそれぞれは、プッシュボタンを含む。スイッチ51Aが押し操作されることにより、モータ7が起動する。スイッチ51Bが押し操作されることにより、モータ7が停止する。調整ダイヤル54Aが回転操作されることにより、モータ7の回転数が調整される。
【0134】
スイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aのそれぞれは、ホルダ3Bに配置される。
【0135】
ホルダ3Bに、本体側コネクタ60に着脱されるホルダ側コネクタ46Dが配置される。ホルダ側コネクタ46Dは、上述の第1実施形態において説明したハンドル側コネクタ46と同等の構造及び機能を有する。ホルダ側コネクタ46Dと本体側コネクタ60とが接続されることにより、ホルダ側コネクタ46Dと本体側コネクタ60との信号経路が接続され、本体2とスタンド45とが通信可能になる。ホルダ側コネクタ46Dと本体側コネクタ60との接続が解除されることにより、ホルダ側コネクタ46Dと本体側コネクタ60との信号経路が遮断され、本体2とスタンド45とが通信不能になる。
【0136】
スイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aのそれぞれからの操作信号は、ホルダ側コネクタ46Dと本体側コネクタ60とを介して、コントローラ8に送信される。
【0137】
以上説明したように、本実施形態において、撹拌機1Bは、モータ7と、モータ7を収容するモータハウジング13と、モータハウジング13に接続され、バッテリパック15が装着されるバッテリ装着部11と、モータハウジング13を支持する定置式のスタンド45と、スタンド45に配置され、モータ7を制御するためのスイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aと、を備えてもよい。
【0138】
上記の構成では、作業者は、撹拌機1Bを手で持つことなく撹拌機1Bを用いる作業を実施できる。そのため、作業者の負担が軽減され、撹拌機1Bの作業性又は利便性が向上する。
【0139】
本実施形態において、スタンド45は、モータハウジング13が着脱されるホルダ3Bを有してもよい。ホルダ3Bは、スタンド45の上部に配置されてもよい。
【0140】
上記の構成では、撹拌機1Bの作業性又は利便性が向上する。
【0141】
本実施形態において、スイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aのそれぞれは、ホルダ3Bに配置されてもよい。
【0142】
上記の構成では、スイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aの操作性が向上する。
【0143】
本実施形態において、撹拌機1Bは、モータハウジング13に収容され、モータ7を制御するコントローラ8と、モータハウジング13に配置される本体側コネクタ60と、ホルダ3Bに配置され、本体側コネクタ60に着脱されるホルダ側コネクタ46Dと、を備えてもよい。スイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aからの操作信号は、本体側コネクタ60とホルダ側コネクタ46Dとを介して、コントローラ8に送信されてもよい。
【0144】
上記の構成では、モータハウジング13がスタンド45のホルダ3Bに装着されることにより、本体側コネクタ60とホルダ側コネクタ46Dとが接続されて、スイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aからコントローラ8に操作信号が送信される。モータハウジング13がスタンド45のホルダ3Bから外されることにより、スイッチ51A、スイッチ51B、及び調整ダイヤル54Aからコントローラ8への信号経路が遮断される。
【0145】
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0146】
図23は、本実施形態に係る撹拌機1Cを示す斜視図である。図24は、本実施形態に係るハンドル3Cを上方側から見た図である。図25は、本実施形態に係るハンドル3Cの一部を上方側から見た図である。
【0147】
上述の第1実施形態と同様、ハンドル3Cは、モータハウジング13に着脱される。上述の第1実施形態と同様、ハンドル3Cは、ピン61によりモータハウジング13に固定される。本実施形態において、ハンドル3Cは、モータハウジング13から外された状態で、折り畳み可能である。
【0148】
ハンドル3Cは、モータハウジング13に取り付けられるベース部40と、ベース部40がモータハウジング13に取り付けられた状態で、ベース部40から左方側に突出する左アーム部43と、ベース部40がモータハウジング13に取り付けられた状態で、ベース部40から右方側に突出する右アーム部44と、左アーム部43に固定される左グリップ部41と、右アーム部44に固定される右グリップ部42と、を有する。ハンドル3Cを折り畳むためのヒンジ57がベース部40の後ベース部40Cに設けられる。本実施形態において、後ベース部40Cが左右に分割される。左右方向において、後ベース部40Cの中央部が分割される。ヒンジ57は、左側の後ベース部40Cと右側の後ベース部40Cとを連結する。ハンドル3Cは、左右に二つ折りされる。
【0149】
上述の第1実施形態と同様、右グリップ部42には、モータ7が駆動するように操作されるトリガスイッチ51が配置される。トリガスイッチ51は、ベース部40がモータハウジング13に取り付けられた状態で、右グリップ部42の下面から下方側に突出する。
【0150】
図26は、本実施形態に係る折り畳まれた状態のハンドル3Cを示す図である。図26に示すように、ハンドル3Cは、モータハウジング13から外された状態で、左グリップ部41と右グリップ部42とが対向するように折り畳まれる。ハンドル3Cが折り畳まれた状態で、トリガスイッチ51は、左グリップ部41に対向しない。ハンドル3Cは、トリガスイッチ51が外側を向くように折り畳まれる。
【0151】
以上説明したように、本実施形態において、撹拌機1Cは、モータ7と、モータ7を収容するモータハウジング13と、モータハウジング13に接続され、バッテリパック15が装着されるバッテリ装着部11と、モータハウジング13に着脱されるハンドル3Cと、を備えてもよい。ハンドル3Cは、モータハウジング13から外された状態で、折り畳み可能でもよい。
【0152】
上記の構成では、モータハウジング13から外された状態のハンドル3Cがコンパクト化される。そのため、ハンドル3Cの収納性が向上し、ハンドル3Cの利便性が向上する。
【0153】
本実施形態において、ハンドル3Cは、モータハウジング13に取り付けられるベース部40と、ベース部40がモータハウジング13に取り付けられた状態で、ベース部40から左方側に突出する左アーム部43と、ベース部40がモータハウジング13に取り付けられた状態で、ベース部40から右方側に突出する右アーム部44と、左アーム部43に固定される左グリップ部41と、右アーム部44に固定される右グリップ部42と、を有してもよい。ハンドル3Cを折り畳むためのヒンジ57がベース部40に設けられてもよい。
【0154】
上記の構成では、ハンドル3Cがヒンジ57を介して二つ折りされる。
【0155】
本実施形態において、ハンドル3Cは、モータハウジング13から外された状態で、左グリップ部41と右グリップ部42とが対向するように折り畳まれてもよい。
【0156】
上記の構成では、モータハウジング13から外された状態のハンドル3Cがコンパクト化される。
【0157】
本実施形態において、撹拌機1Cは、右グリップ部42に配置され、モータ7が駆動するように操作されるトリガスイッチ51を備えてもよい。トリガスイッチ51は、ベース部40がモータハウジング13に取り付けられた状態で、右グリップ部42の下部から下方側に突出してもよい。ハンドル3Cが折り畳まれた状態で、トリガスイッチ51は、左グリップ部41に対向しなくてもよい。
【0158】
上記の構成では、ハンドル3Cが二つ折りされた状態で、トリガスイッチ51が外側を向くので、モータハウジング13から外された状態のハンドル3Cがコンパクト化される。
【0159】
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0160】
図27は、本実施形態に係る撹拌機1Dを示す斜視図である。図28は、本実施形態に係る撹拌機1Dを示す後面図である。図29は、本実施形態に係る撹拌機1Dを示す斜視図である。図30は、本実施形態に係る撹拌機1Dを示す後面図である。図31は、本実施形態に係るハンドル3Dの一部を示す斜視図である。
【0161】
本実施形態において、ハンドル3Dは、モータハウジング13の第1位置と第2位置とのそれぞれに着脱可能である。第1位置と第2位置とは、上下方向の位置が異なる。
【0162】
本実施形態において、ハンドル3Dは、モータハウジング13の左側部に装着される左ハンドル3DLと、モータハウジング13の右側部に装着される右ハンドル3DRとを含む。
【0163】
左ハンドル3DLは、モータハウジング13の左側部に装着可能な左ベース部404Aと、左ベース部404Aと左グリップ部41の前端部とを繋ぐ左前アーム部43Aと、左ベース部404Aと左グリップ部41の後端部とを繋ぐ左後アーム部43Bと、左ベース部404Aの下方側に配置され、モータハウジング13の左側部に装着可能な左ベース部405Aと、左ベース部404Aと左ベース部405Aとを繋ぐ連結部406Aとを有する。左ハンドル3DLは、左側のピン61によりモータハウジング13に固定される。
【0164】
右ハンドル3DRは、モータハウジング13の右側部に装着可能な右ベース部404Bと、右ベース部404Bと右グリップ部42の前端部とを繋ぐ右前アーム部44Aと、右ベース部404Bと右グリップ部42の後端部とを繋ぐ右後アーム部44Bと、右ベース部404Bの下方側に配置され、モータハウジング13の右側部に装着可能な右ベース部405Bと、右ベース部404Bと右ベース部405Bとを繋ぐ連結部406Bとを有する。右ハンドル3DRは、右側のピン61によりモータハウジング13に固定される。
【0165】
左ベース部404Aに貫通孔49が設けられ、右ベース部404Bに貫通孔50が設けられる。図27及び図28に示すように、左ベース部404Aが左側の張出部13Cとガイド部13Eとの間に固定され、右ベース部404Bが右側の張出部13Cとガイド部13Eとの間に固定されることにより、左グリップ部41及び右グリップ部42のそれぞれが、モータハウジング13に対して第1の高さに配置される。
【0166】
左ベース部405Aに貫通孔49が設けられ、右ベース部405Bに貫通孔50が設けられる。図29及び図30に示すように、左ベース部405Aが左側の張出部13Cとガイド部13Eとの間に固定され、右ベース部405Bが右側の張出部13Cとガイド部13Eとの間に固定されることにより、左グリップ部41及び右グリップ部42のそれぞれが、モータハウジング13に対して第1の高さよりも高い第2の高さに配置される。
【0167】
以上説明したように、本実施形態において、撹拌機1Dは、モータ7と、モータ7を収容するモータハウジング13と、モータハウジング13に接続され、バッテリパック15が装着されるバッテリ装着部11と、モータハウジング13に着脱されるハンドル3Dと、を備えてもよい。ハンドル3Dは、モータハウジング13の第1位置と第2位置とのそれぞれに着脱可能でもよい。
【0168】
上記の構成では、作業者は、作業者自身の好みに合わせて、モータハウジング13におけるハンドル3Dの装着位置を選択することができる。そのため、撹拌機1Dの作業性又は利便性が向上する。
【0169】
本実施形態において、撹拌機1Dは、モータ7により上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドル10と、スピンドル10の下端部に固定される撹拌シャフト4と、撹拌シャフト4の下端部に固定されるブレード5と、を備えてもよい。第1位置と第2位置とは、上下方向の位置が異なってもよい。
【0170】
上記の構成では、作業者は、例えば作業者自身の身長又は体格に合わせて、モータハウジング13におけるハンドル3Dの装着位置を選択することができる。そのため、撹拌機1Dの作業性又は利便性が向上する。
【0171】
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0172】
図32は、本実施形態に係る撹拌機1Eを示す斜視図である。図33は、本実施形態に係るハンドル3Eの一部を示す斜視図である。図34は、本実施形態に係るハンドル3Eの一部を示す側面図である。
【0173】
本実施形態において、ハンドル3Eは、モータハウジング13の左側部に装着される左ハンドル3ELと、モータハウジング13の右側部に装着される右ハンドル3ERとを含む。
【0174】
左ハンドル3ELは、モータハウジング13の左側部に取り付けられる左ベース部40Aと、左グリップ部41と、左ベース部40Aと左グリップ部41とを繋ぐ左アーム部435とを有する。左アーム部435は、ループ状である。左アーム部435は、左ベース部40Aに接続される連結部435Cと、連結部435Cの前端部と左グリップ部41の前端部とを接続する左前アーム部435Aと、連結部435Cの後端部と左グリップ部41の後端部とを繋ぐ左後アーム部435Bとを有する。
【0175】
右ハンドル3ERは、モータハウジング13の右側部に取り付けられる右ベース部40Bと、右グリップ部42と、右ベース部40Bと右グリップ部42とを繋ぐ右アーム部445とを有する。右アーム部445は、ループ状である。右アーム部445は、右ベース部40Bに接続される連結部445Cと、連結部445Cの前端部と右グリップ部42の前端部とを接続する右前アーム部445Aと、連結部445Cの後端部と右グリップ部42の後端部とを繋ぐ右後アーム部445Bとを有する。
【0176】
左ベース部40Aは、左側のガイド部13Eと張出部13Cとの間に挿入される。左ベース部40Aに貫通孔49が配置される。貫通孔49に挿入されるピン61により、左ベース部40Aがモータハウジング13に固定される。本実施形態において、連結部435Cの中央部に開口58が設けられる。開口58は、貫通孔49よりも大きい。開口58は、前後方向に長い楕円形状である。作業者は、開口58を介して、マイナスドライバの先端部を貫通孔49に配置されるピン61の溝部61Aに挿入することができる。
【0177】
右ベース部40Bは、右側のガイド部13Eと張出部13Cとの間に挿入される。右ベース部40Bに貫通孔50が配置される。貫通孔50に挿入されるピン61により、右ベース部40Bがモータハウジング13に固定される。本実施形態において、連結部445Cの中央部に開口59が設けられる。開口59は、貫通孔50よりも大きい。開口59は、前後方向に長い楕円形状である。作業者は、開口59を介して、マイナスドライバの先端部を貫通孔50に配置されるピン61の溝部61Aに挿入することができる。
【0178】
左グリップ部41は、左アーム部435を介して左ベース部40Aに接続される。左グリップ部41は、左ベース部40Aに対して傾斜する。左グリップ部41は、後方側に向かって下方側に傾斜する。
【0179】
右グリップ部42は、右アーム部445を介して左ベース部40Aに接続される。右グリップ部42は、右ベース部40Bに対して傾斜する。右グリップ部42は、後方側に向かって下方側に傾斜する。
【0180】
以上説明したように、撹拌機1Eは、モータ7と、モータ7を収容するモータハウジング13と、モータハウジング13に接続され、バッテリパック15が装着されるバッテリ装着部11と、モータハウジング13に着脱されるハンドル3Eと、を備えてもよい。ハンドル3Eは、前後方向に延び、モータハウジング13に取り付けられる左ベース部40A及び右ベース部40Bと、左ベース部40Aに接続され、左ベース部40Aに対して傾斜する左グリップ部41と、右ベース部40Bに接続され、右ベース部40Bに対して傾斜する右グリップ部42と、を有してもよい。
【0181】
上記の構成では、作業者は、例えば作業内容又は作業者自身の体格に合わせて、左グリップ部41及び右グリップ部42の傾斜角度を選択することができる。そのため、撹拌機1Eの作業性又は利便性が向上する。
【0182】
[第6実施形態]
第6実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0183】
図35は、本実施形態に係る撹拌機1Fを示す斜視図である。図36は、本実施形態に係るハンドル3F1を示す図である。図37は、本実施形態に係るハンドル3F2を示す図である。
【0184】
本実施形態においては、図36に示すようなハンドル3F1と、図37に示すようなハンドル3F2とが、本体2のモータハウジング13に選択的に取り付けられる。ハンドル3F1は、ピン61によりモータハウジング13に固定される。ハンドル3F2は、ピン61によりモータハウジング13に固定される。
【0185】
ハンドル3F1の幅W1は、ハンドル3F2の幅W2よりも大きい。幅W1は、左右方向のハンドル3F1の寸法である。幅W2は、左右方向のハンドル3F2の寸法である。ハンドル3F1において、ベース部40と左グリップ部41とは、左アーム部4361を介して連結され、ベース部40と右グリップ部42とは、右アーム部4461を介して連結される。ハンドル3F2において、ベース部40と左グリップ部41とは、左アーム部4362を介して連結され、ベース部40と右グリップ部42とは、右アーム部4462を介して連結される。
【0186】
以上説明したように、本実施形態において、撹拌機1Fは、モータ7と、モータ7を収容するモータハウジング13と、モータハウジング13に接続され、バッテリパック15が装着されるバッテリ装着部11と、モータハウジング13に着脱可能なハンドル3F(3F1,3F2)と、を備えてもよい。第1のハンドル3F1と、第1のハンドル3F1とは異なる第2のハンドル3F2とが、モータハウジング13に選択的に取り付けられてもよい。
【0187】
上記の構成では、作業者は、例えば作業内容又は作業者自身の体格に合わせて、ハンドル3F(3F1,3F3)を選択することができる。そのため、撹拌機1Fの作業性又は利便性が向上する。
【0188】
[第7実施形態]
第7実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0189】
図38は、本実施形態に係る撹拌機1Gを示す斜視図である。図39は、本実施形態に係るハンドル3Gを示す斜視図である。図40は、本実施形態に係る本体2Gを示す斜視図である。図41は、本実施形態に係る撹拌機1Gを示す平面図である。図42は、本実施形態に係る撹拌機1Gを示す平面図である。図43は、本実施形態に係るハンドル3Gの一部を示す斜視図である。
【0190】
本実施形態において、ハンドル3Gは、モータハウジング13の少なくとも第1位置と第2位置とのそれぞれに着脱可能である。第1位置と第2位置とは、スピンドル10の出力回転軸の周方向の位置が異なる。本実施形態において、ハンドル3Gは、モータハウジング13の第1位置と第2位置と第3位置とのそれぞれに着脱可能である。第1位置と第2位置と第3位置とは、スピンドル10の出力回転軸の周方向の位置が異なる。
【0191】
本実施形態において、ハンドル3Gは、モータハウジング13の左側部に装着される左ハンドル3GLと、モータハウジング13の右側部に装着される右ハンドル3GRとを含む。
【0192】
左ハンドル3GLは、モータハウジング13の左側部に装着可能な左ベース部407Aと、左ベース部407Aと左グリップ部41の前端部とを繋ぐ左前アーム部437Aと、左ベース部407Aと左グリップ部41の後端部とを繋ぐ左後アーム部437Bとを有する。左ベース部407Aには、3つの貫通孔491,492,493が設けられる。本体2Gのモータハウジング13の張出部13Hの上面には、複数のねじ孔13Jが形成される。左ハンドル3GLは、貫通孔491,492,493を介してねじ孔13Jに挿入された3つのねじ64により、モータハウジング13に固定される。
【0193】
右ハンドル3GRは、モータハウジング13の右側部に装着可能な右ベース部407Bと、右ベース部407Bと右グリップ部42の前端部とを繋ぐ右前アーム部447Aと、右ベース部407Bと右グリップ部42の後端部とを繋ぐ右後アーム部447Bと戸を有する。右ベース部407Bには、3つの貫通孔501,502,503が設けられる。本体2Gのモータハウジング13の張出部13Hの上面には、複数のねじ孔13Jが形成される。右ハンドル3GRは、貫通孔501,502,503を介してねじ孔13Jに挿入された3つのねじ64により、モータハウジング13に固定される。
【0194】
右ハンドル部32GRの右グリップ部42には、トリガスイッチ51とハンドル側コネクタ46とを接続するリード線が通される開口42Hが形成される。
【0195】
図41及び図42に示すように、貫通孔491,492,493を介してねじ64が挿入されるねじ孔13Jが選択されることにより、スピンドル10の出力回転軸の周方向における左ハンドル3GLの位置が調整される。同様に、貫通孔501,502,503を介してねじ64が挿入されるねじ孔13Jが選択されることにより、スピンドル10の出力回転軸の周方向における右ハンドル3GLRの位置が調整される。
【0196】
以上説明したように、本実施形態において、撹拌機1Gは、モータ7により上下方向に延びる出力回転軸を中心に回転するスピンドル10と、スピンドル10の下端部に固定される撹拌シャフト4と、撹拌シャフト4の下端部に固定されるブレード5と、を備えてもよい。第1位置と第2位置とは、出力回転軸の周方向の位置が異なってもよい。
【0197】
上記の構成では、作業者は、例えば作業者自身の腕の長さ又は体格に合わせて、モータハウジング13におけるハンドル3Gの装着位置を選択することができる。そのため、撹拌機1Gの作業性又は利便性が向上する。
【0198】
[第8実施形態]
第8実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0199】
図44は、本実施形態に係る撹拌機1Hを示すブロック図である。本実施形態において、本体2には、左右方向の寸法が相互に異なる複数のハンドル3H(3H1,3H2,3H3…)のいずれか一つを装着可能である。複数のハンドル3Hのそれぞれには、加速度センサ70が配置される。加速度センサ70は、過剰振動センサとして機能する。作業者は、加速度センサ70の検出データに基づいて、好みのハンドル3Hを選択することができる。
【0200】
[第9実施形態]
第9実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0201】
図45は、本実施形態に係る撹拌機1Jを示すブロック図である。本実施形態において、ハンドル3Jにマイクロコンピュータ72が配置される。作業者は、スマートフォン又はタブレット端末のような情報端末71を操作して、マイクロコンピュータ72に撹拌機1Jの設定データを入力することができる。設定データとして、モータ7の回転数や、撹拌機1Jのスタートモード(ソフトスタートか否か)が例示される。マイクロコンピュータ72に設定データが入力された後、ハンドル3Jが本体2に装着されることにより、撹拌機1Jは、設定データに基づいて稼働することができる。
【0202】
[第10実施形態]
第10実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0203】
図46は、本実施形態に係る撹拌機1Kを示すブロック図である。本実施形態において、本体2には、左右方向の寸法が相互に異なる複数のハンドル3K(3K1,3K2,3K3…)のいずれか一つを装着可能である。複数のハンドル3Kのそれぞれには、メモリ73が配置される。メモリ73には、撹拌機1Kに許容される上限トルクが記憶される。ハンドル3Kが本体2に装着されることにより、撹拌機1Kは、メモリ73に記憶されている上限トルクを超えないように、稼働することができる。
【0204】
[第11実施形態]
第11実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一の又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
【0205】
図47は、本実施形態に係る撹拌機1Lを示すブロック図である。本実施形態において、ハンドル3Lには、撹拌機1Lを用いる作業時間及び作業内容の情報を検出できるセンサ74と、センサ74の検出データが蓄積されるストレージ75とが配置される。ストレージ75に蓄積された情報は、ハンドル3Lに設けられているコネクタ76を介してパーソナルコンピュータ77に出力される。パーソナルコンピュータ77は、ストレージ75からの情報に基づいて、作業者の労務管理を実施することができる。
【0206】
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、電動作業機が撹拌機であることとした。電動作業機は、ハンドルを有していればよい。ハンドルは、左グリップ部と右グリップ部とを有していればよい。電動作業機は、例えばアースオーガでもよい。
【符号の説明】
【0207】
1A…撹拌機、1B…撹拌機、1C…撹拌機、1D…撹拌機、1E…撹拌機、1F…撹拌機、1G…撹拌機、1H…撹拌機、1J…撹拌機、1K…撹拌機、1L…撹拌機、2…本体、2G…本体、3A…ハンドル、3B…ホルダ、3C…ハンドル、3D…ハンドル、3DL…左ハンドル、3DR…右ハンドル、3E…ハンドル、3EL…左ハンドル、3ER…右ハンドル、3F1…ハンドル、3F2…ハンドル、3G…ハンドル、3GL…左ハンドル、3GR…右ハンドル、3H…ハンドル、3J…ハンドル、3K…ハンドル、3L…ハンドル、4…撹拌シャフト、5…ブレード、6…ハウジング、7…モータ、8…コントローラ、9…減速部、10…スピンドル、10A…ボールベアリング、11…バッテリ装着部、12…バッテリカバー、13…モータハウジング、13A…凹部、13B…支持面、13C…張出部、13D…支持面、13E…ガイド部、13F…保持孔、13G…下面、13H…張出部、13J…ねじ孔、13L…左モータハウジング、13R…右モータハウジング、14…減速部ハウジング、15…バッテリパック、16…ねじ、17…ブラケット板、18…ねじ、19…モータケース、20…ステータ、21…ロータ、22…ロータシャフト、23…ボールベアリング、24…ボールベアリング、25…センサ回路基板、26…ファン、27…吸気口、28…排気口、29…ケース、30…ピニオンギヤ、31…ギヤ、32…ギヤ、33…ギヤ、34…切換レバー、35…シャフト保持部材、36…ヒンジ、37…ラッチレバー、38…フック部、39…突出部、40…ベース部、40A…左ベース部、40B…右ベース部、40C…後ベース部、40D…開口部、41…左グリップ部、42…右グリップ部、42H…開口、43…左アーム部、43A…左前アーム部、43B…左後アーム部、44…右アーム部、44A…右前アーム部、44B…右後アーム部、45…スタンド、45A…ベースプレート、45B…ピラー、45C…補強ロッド、45D…ホルダプレート、46…ハンドル側コネクタ、46A…スライド溝部、46B…端子部、46C…ボディ部、46D…ホルダ側コネクタ、47…ねじ、48…ねじ、49…貫通孔、50…貫通孔、51…トリガスイッチ、51A…スイッチ、51B…スイッチ、52…ロックボタン、53…ロックレバー、54…調整ダイヤル、54A…調整ダイヤル、55…カバー、56…ライト、57…ヒンジ、58…開口、59…開口、60…本体側コネクタ、60A…ガイド部、60B…端子部、61…ピン、61A…溝部、61B…横孔部、61C…縦孔部、61D…孔部、62…ストッパ、63…コンプレッションスプリング、64…ねじ、70…加速度センサ、71…情報端末、72…マイクロコンピュータ、73…メモリ、74…センサ、75…ストレージ、76…コネクタ、77…パーソナルコンピュータ、401…上ベース部、401A…右ベース部、401B…左ベース部、401C…後ベース部、402…下ベース部、402A…右ベース部、402B…左ベース部、402C…後ベース部、403…スペーサ、404A…左ベース部、404B…右ベース部、405A…左ベース部、405B…右ベース部、406A…連結部、406B…連結部、407A…左ベース部、407B…右ベース部、435…左アーム部、435A…左前アーム部、435B…左後アーム部、435C…連結部、437A…左前アーム部、437B…左後アーム部、445…右アーム部、445A…右前アーム部、445B…右後アーム部、445C…連結部、447A…右前アーム部、447B…右後アーム部、491…貫通孔、492…貫通孔、493…貫通孔、501…貫通孔、502…貫通孔、503…貫通孔、4361…左アーム部、4362…左アーム部、4461…右アーム部、4462…右アーム部。
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