(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024153342
(43)【公開日】2024-10-29
(54)【発明の名称】送風機、燃焼暖房機、二酸化炭素発生装置、及び、循環扇装置
(51)【国際特許分類】
F04D 29/58 20060101AFI20241022BHJP
【FI】
F04D29/58 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023067167
(22)【出願日】2023-04-17
(71)【出願人】
【識別番号】000111292
【氏名又は名称】ネポン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004185
【氏名又は名称】インフォート弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】杉本 旭
(72)【発明者】
【氏名】清水 伸幸
(72)【発明者】
【氏名】羽根 博樹
(72)【発明者】
【氏名】樋爪 達也
(72)【発明者】
【氏名】濱田 潤一
(72)【発明者】
【氏名】岡田 吉正
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 康修
(72)【発明者】
【氏名】畑中 郁哉
(72)【発明者】
【氏名】土本 善洋
(72)【発明者】
【氏名】日下部 和輝
【テーマコード(参考)】
3H130
【Fターム(参考)】
3H130AA13
3H130AB13
3H130AB26
3H130AB52
3H130AC01
3H130BA33A
3H130BA97A
3H130CA02
3H130CA29
3H130DF01Z
3H130DG02X
3H130EA04A
3H130EA04J
3H130EB02J
(57)【要約】
【課題】専用の強制空冷用ファンを用いずに制御装置を冷却し、かつ、送風機の小型化を図る。
【解決手段】送風機1は、気流D1を生じさせるファン10と、このファン10を駆動するモータ20と、このモータ20を制御する制御装置30と、ファン10の周囲に位置し、気流D1を整える通風路壁40とを備える。この通風路壁40は、気流D1の負圧領域Nの壁面に設けられ制御装置30を通った冷却用空気D2を吸い込む穿孔41を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
気流を生じさせるファンと、
前記ファンを駆動するモータと、
前記モータを制御する制御装置と、
前記ファンの周囲に位置し、前記気流を整える通風路壁とを備え、
前記通風路壁は、前記気流の負圧領域の壁面に設けられ前記制御装置を通った冷却用空気を吸い込む穿孔を有する
ことを特徴とする送風機。
【請求項2】
前記制御装置は、前記冷却用空気を通過させ前記穿孔に繋がる冷却流路と、当該冷却流路に位置する冷却部とを有する
ことを特徴とする請求項1記載の送風機。
【請求項3】
前記冷却部は、前記冷却流路における前記穿孔の近傍に位置する
ことを特徴とする請求項2記載の送風機。
【請求項4】
前記制御装置は、制御基板と、当該制御基板を覆って保護する基板ケースとを更に有し、
前記基板ケースは、前記冷却流路の一部を形成する
ことを特徴とする請求項2記載の送風機。
【請求項5】
前記制御装置を前記通風路壁に取付けるための取付け具を更に備える
ことを特徴とする請求項1記載の送風機。
【請求項6】
前記ファンは、複数の羽根を有し、
前記穿孔は、前記複数の羽根における前記気流の上流側端部と前記気流の位置が同一の位置で前記壁面に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の送風機。
【請求項7】
送風機を備える燃焼暖房機であって、
前記送風機は、
気流を生じさせるファンと、
前記ファンを駆動するモータと、
前記モータを制御する制御装置と、
前記ファンの周囲に位置し、前記気流を整える通風路壁とを備え、
前記通風路壁は、前記気流の負圧領域の壁面に設けられ前記制御装置を通った冷却用空気を吸い込む穿孔を有する
ことを特徴とする燃焼暖房機。
【請求項8】
送風機を備える二酸化炭素発生装置であって、
前記送風機は、
気流を生じさせるファンと、
前記ファンを駆動するモータと、
前記モータを制御する制御装置と、
前記ファンの周囲に位置し、前記気流を整える通風路壁とを備え、
前記通風路壁は、前記気流の負圧領域の壁面に設けられ前記制御装置を通った冷却用空気を吸い込む穿孔を有する
ことを特徴とする二酸化炭素発生装置。
【請求項9】
送風機を備える循環扇装置であって、
前記送風機は、
気流を生じさせるファンと、
前記ファンを駆動するモータと、
前記モータを制御する制御装置と、
前記ファンの周囲に位置し、前記気流を整える通風路壁とを備え、
前記通風路壁は、前記気流の負圧領域の壁面に設けられ前記制御装置を通った冷却用空気を吸い込む穿孔を有する
ことを特徴とする循環扇装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファンと、このファンを駆動するモータと、このモータを制御する制御装置とを備える送風機、並びに、この送風機を備える、燃焼暖房機、二酸化炭素発生装置、及び循環扇装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、回転速度を可変にして風量調整が可能な送風機が各技術分野で求められている。そのため、半導体を用いたインバータ制御装置を用いて可変速を可能にしている送風機が多くなってきている。インバータ制御装置は、入力電力を細かいON/OFF動作、即ちスイッチング動作を行ってモータの回転速度を制御しているが、その際にスイッチングロスが発生し、制御装置の本体が自己発熱する。そして、制御装置は、発熱した温度が高温になると内部の半導体が壊れることから、これを防止するために冷却しながら動作させる必要がある。そのため、一般的なインバータ制御装置では、半導体を冷やすために専用の冷却ファンを用いて強制的に冷却する方式などが用いられている。
【0003】
しかしながら、この方式を用いた送風機の場合、冷却ファンとインバータ制御装置とを組み合わせた制御装置が必要となり、制御装置が大型化する等の問題が出てくる。
【0004】
従来、制御装置を冷却する装置としては、冷却風吐出し口を上部に備えるファンケースと、モータの回転速度を可変に制御し駆動するための送風機用インバータと、冷却風が冷却風吸込み口よりファンケース内に流入し、送風機用インバータの放熱フィンを通過し、冷却風吐出し口からファンケース外部へと排出される冷却手段とを有する車両用送風機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、内気送風機からの吐出し空気を通風口から制御装置収容部内に導入することで、内気送風機からの吐出し空気で制御装置の冷却を行う冷却装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011-85110号公報
【特許文献2】特開2010-91231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の車両用送風機のように、モータにインバータ制御装置を組み込んだものは、モータ自体が制御装置を組み込んだ分だけ大型化するデメリットが生じてしまう。また、上述の冷却装置のように、送風機の通風路上に冷却部を設置する技術は、通風路上にスペースが確保できない場合、利用することができない。
【0008】
本発明の目的は、専用の強制空冷用ファンを用いずに制御装置を冷却し、かつ、送風機の小型化を図ることができる送風機、並びに、この送風機を備える燃焼暖房機、二酸化炭素発生装置、及び循環扇装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様では、送風機は、気流を生じさせるファンと、前記ファンを駆動するモータと、前記モータを制御する制御装置と、前記ファンの周囲に位置し、前記気流を整える通風路壁とを備え、前記通風路壁は、前記気流の負圧領域の壁面に設けられ前記制御装置を通った冷却用空気を吸い込む穿孔を有する。
【発明の効果】
【0010】
前記態様によれば、専用の強制空冷用ファンを用いずに制御装置を冷却し、かつ、送風機の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一実施の形態に係る送風機を示す斜視図である。
【
図3】本発明の一実施の形態に係る送風機を示す分解斜視図である。
【
図4】本発明の一実施の形態における制御基板及び基板ケースを示す分解斜視図である。
【
図5】本発明の一実施の形態における制御基板及び基板ケースを示す斜視図である。
【
図6】本発明の一実施の形態に係る送風機の前部の内部を透視的に示す右側面図である。
【
図7】一実施の形態に係る燃焼暖房機を示す斜視図である。
【
図8】一実施の形態に係る燃焼暖房機の主要な構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施の形態に係る、送風機、燃焼暖房機、二酸化炭素発生装置、及び循環扇装置について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、送風機1を示す斜視図であり、
図2は、
図1のA-B断面図であり、
図3は、送風機1を示す分解斜視図である。
【0014】
なお、
図1~
図3並びに後述する
図4~
図7に示す上下方向は、説明の便宜上の一例にすぎないが、例えば鉛直方向であり、前後方向及び左右方向は、例えば制御装置30を前部とした場合の水平方向である。
【0015】
図1~
図3に示す送風機1は、ファン10と、モータ20と、制御装置30と、通風路壁40と、ベース部50と、4本のアーム60と、4つの取付け具70(
図3参照)とを備える。
【0016】
なお、送風機1は、施設園芸用温室、例えば野菜、果物などの作物及び花卉を栽培するためのビニルハウス、ガラス温室などに用いられる燃焼暖房機100(
図7及び
図8参照)に使用されるものである。
【0017】
図1及び
図3に示すように、ファン10は、複数の羽根11と、これらの複数の羽根11の上方に位置するガード12とを有する。
【0018】
複数の羽根11は、例えばモータ20の下部から放射状に延びるように配置され、上下方向を回転中心として回転することで、下方への気流D1を生じさせる(空気の流れを作る)。
【0019】
ガード12は、モータ20の周囲に配置された複数の線材からなる。
【0020】
モータ20は、上述のようにモータ20の下部に配置された複数の羽根11を回転させることで、ファン10(羽根11)を駆動する。
【0021】
図3に示すように、制御装置30は、2つのフィン31(
図5参照)と、制御基板32(
図4参照)と、基板ケース33と、カバー34と、取付け板35とを有する。
【0022】
図5に示す2つのフィン31は、制御装置30の冷却部の一例であり、制御基板32の後部に設けられ、制御基板32が発する熱を放熱することによって制御基板32(制御装置30)を冷却する。2つのフィン31は、
図2に示す後述する冷却流路Pにおける通風路壁40の穿孔41の近傍に位置する。なお、フィン31の数は、1つでも複数であってもよい。また、制御装置30の冷却部としてはフィン31以外の部材、例えば放熱プレートであってもよい。
【0023】
制御基板32は、モータ20を制御するための各種半導体部品を有する。制御基板32は、例えば、インバータ制御基板である。この場合、制御装置30は、インバータ制御装置といえる。
【0024】
基板ケース33は、
図4及び
図5に示すように、制御基板32の前部、上部、下部、右部、及び左部を取り囲むように後方に開口した直方体形状を呈し、制御基板32を覆って塵埃や水滴から制御基板32を保護する。
【0025】
図1及び
図3に示すように、カバー34は、フィン31、制御基板32、基板ケース33の前部、上部、下部、右部、及び左部を取り囲むように後方に開口した直方体形状を呈する。カバー34の前部には、冷却用空気D2を外部から流入させるための流入口34aが設けられている。この流入口34aは、例えば左右方向に延びる孔が上下方向に複数並んで設けられたものである。
【0026】
図4及び
図5に示すように、取付け板35は、例えば、上下左右に拡がる平板であり、前部に制御基板32が取付けられている。取付け板35の下端には、切り欠き35aが設けられている。この切り欠き35aには、冷却用空気D2が流れる後述する冷却流路Pの一部を形成する。
【0027】
図1及び
図3に示すように、通風路壁40は、例えば上下方向に延びる円筒形状(ベルマウス)を呈し、ファン10の周囲に位置する。これにより、通風路壁40は、ファン10が生じさせる気流D1を整える(方向づける)。通風路壁40は、通風ケースと呼ぶこともできる。
図2に示すように、通風路壁40は、気流D1の負圧領域Nの壁面に設けられ、制御装置30を通った冷却用空気D2を吸い込む穿孔41を有する。この穿孔41は、
図3に示すように、例えば左右方向に延びる孔が上下方向に複数並んで設けられたものである。なお、気流D1の負圧領域Nは、ファン10が動作している場合の羽根11よりも気流D1の上流側の領域ということができる。
【0028】
図1及び
図3に示すように、ベース部50は、例えば、上面に通風路壁40が設置される前後左右に拡がる平板である。
【0029】
4本のアーム60は、ベース部50の4隅から上方に延びてからモータ20側に湾曲し、モータ20の外周面を支持する。
【0030】
図3に示す4つの取付け具70は、制御装置30を通風路壁40に取付けるためのものであり、例えば、取付け具70の前部に取付け板35がボルトの締結によって固定され、取付け具70の側面にカバー34がボルトの締結によって固定される。また、取付け具70の後部は、通風路壁40の前部に例えばリベットを用いて固定される。
【0031】
図6に示すように、カバー34の前部に設けられた流入口34aから流入する冷却用空気D2は、基板ケース33の前面及び下面に沿って下方及び後方に進み、取付け板35の上述の切り欠き35aを通って取付け板35と通風路壁40との間を上方に進み、2つのフィン31を通る。そして、冷却用空気D2は、穿孔41から通風路壁40の内部の気流D1の負圧領域Nに吸い込まれる。このように冷却用空気D2を通過させ終端で穿孔41に繋がる流路が冷却流路Pであり、冷却流路Pの一部が基板ケース33によって形成されている。
【0032】
2つのフィン31は、冷却流路Pにおいて、穿孔41から離隔した位置よりも穿孔41の近傍(例えば、5cm以内の距離)に位置することが望ましい。そのため、2つのフィン31は、冷却流路Pにおいて、流入口34aよりも穿孔41の近くに位置するとよいし、冷却流路Pのうち通風路壁40に沿った流路(例えば、上方に向かう流路)に位置するとよい。また、本実施の形態では、冷却用空気D2の流入口34aは、カバー34の前部に設けられているが、2つのフィン31の近傍に設けられることで、外気(冷却用空気D2)の温度が冷却流路Pにおいて上昇する前に2つのフィン31を通ることができる。
【0033】
なお、
図6に示すように、穿孔41は、複数の羽根11における気流D1の上流側端部と気流D1の位置が同一の位置(同一高さ)で通風路壁40の壁面に設けられているとよい。この場合、負圧領域Nの負圧により穿孔41から通風路壁40の内部に冷却用空気D2を吸い込む量を増加させやすくなるため望ましい。
【0034】
図7は、燃焼暖房機100を示す斜視図である。また
図8に燃焼暖房機の主要な構成を示すブロック図を示す。
【0035】
図7に示すように、燃焼暖房機100は、燃料を燃焼させるための本体部110と、本体部110に燃焼熱を得るための空気を送る2つの送風機1と、ユーザによる各種操作を受け付けて燃焼暖房機を制御するための制御盤120とを備える。送風機1の上述の制御装置30(
図7では、右奥の送風機1でのみ制御装置30の全体が表れている)は、制御盤120から運転指令を受けて送風機1のモータ20を制御する。燃焼暖房機100の構成は特に制限されないが、少なくとも送風機1を備えている。
【0036】
なお、送風機1は、二酸化炭素発生装置に備えられてもよい。この場合にも、二酸化炭素発生装置は、送風機1に加えて、燃料を燃焼させるための本体部110や制御盤120などを備えるとよい。また、送風機1は、循環扇に備えられてもよい。この場合、送風機1自体が循環扇装置として機能してもよいし、循環扇装置が他の部材を更に備えてもよい。また、送風機1は、ヒートポンプを備える冷房装置、暖房装置、冷暖房装置などに備えられてもよい。
【0037】
以上説明した本実施の形態では、送風機1は、気流D1を生じさせるファン10と、このファン10を駆動するモータ20と、このモータ20を制御する制御装置30と、ファン10の周囲に位置し、気流D1を整える通風路壁40とを備える。通風路壁40は、気流D1の負圧領域Nの壁面に設けられ制御装置30を通った冷却用空気D2を吸い込む穿孔41を有する。この送風機1は、例えば、燃焼暖房機100、二酸化炭素発生装置、循環扇装置などに備えられてもよい。
【0038】
これにより、送風機1のファン10によって生じる気流D1の負圧領域Nを用いて冷却用空気D2を制御装置30に通すことができるため、制御装置30専用の強制空冷用ファンなどを用いずに制御装置30を冷却することができる。そのため、制御装置30専用の強制空冷用ファンの配置を省略できることや、制御装置30を通風路壁40の外部に配置した簡素な構成で通風路壁40の大型化を回避することができることなどによって、送風機1の小型化を図ることができる。これにより、制御装置30ひいては送風機1を安価にすることもできる。なお、仮に、穿孔41が通風路壁40のうち気流D1の正圧領域に設けられ、通風路壁40の内部から穿孔41を通って制御装置30側に空気が流れる場合、制御装置30に十分な空気を取り込むのが困難になったり、外気ではなく通風路壁40の内部を通る気流D1(例えば、燃焼された空気)を制御装置30に取り込むことになったりするため、制御装置30を十分に冷却するのが困難である。
【0039】
また、本実施の形態では、制御装置30は、冷却用空気D2を通過させ穿孔41に繋がる冷却流路Pと、この冷却流路Pに位置する冷却部の一例である2つのフィン31とを有する。そして、この2つのフィン31は、冷却流路Pにおける穿孔41の近傍に位置する。
【0040】
これにより、2つのフィン31に冷却用空気D2を通しやすくなるため、2つのフィン31ひいては制御装置30(制御基板32)を効率よく冷却することができる。
【0041】
また、本実施の形態では、制御装置30は、制御基板32と、この制御基板32を覆って保護する基板ケース33とを更に有し、この基板ケース33は、冷却流路Pの一部を形成する。
【0042】
これにより、基板ケース33を用いた簡素な構成で冷却流路Pを形成することができるため、制御装置30の小型化、ひいては送風機1の更なる小型化を図ることができる。
【0043】
また、本実施の形態では、送風機1は、制御装置30を通風路壁40に取付けるための例えば4つの取付け具70を更に備える。
【0044】
これにより、制御装置30を容易かつ安価に通風路壁40に取付けて、制御装置30を通った冷却用空気D2を穿孔41に吸い込ませることができる。
【0045】
また、本実施の形態では、ファン10は、複数の羽根11を有し、穿孔41は、複数の羽根11における気流D1の上流側端部と気流D1の位置が同一の位置で通風路壁40の壁面に設けられている。
【0046】
これにより、通風路壁40の穿孔41から冷却用空気D2を吸い込みやすくすることができるため、制御装置30をより確実に冷却することができる。
【符号の説明】
【0047】
1 送風機
10 ファン
11 羽根
12 ガード
20 モータ
30 制御装置
31 フィン(冷却部)
32 制御基板
33 基板ケース
34 カバー
34a 流入口
35 取付け板
35a 切り欠き
40 通風路壁
41 穿孔
50 ベース部
60 アーム
70 取付け具
100 燃焼暖房機
110 本体部
120 制御盤
D1 気流
D2 冷却用空気
N 負圧領域
P 冷却流路