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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024153414
(43)【公開日】2024-10-29
(54)【発明の名称】液体供給装置
(51)【国際特許分類】
   B67D 1/08 20060101AFI20241022BHJP
   B67D 7/02 20100101ALI20241022BHJP
【FI】
B67D1/08 Z
B67D7/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023067296
(22)【出願日】2023-04-17
(71)【出願人】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 博一
(74)【代理人】
【識別番号】100172362
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 達哉
(72)【発明者】
【氏名】強瀬 俊祐
【テーマコード(参考)】
3E082
3E083
【Fターム(参考)】
3E082AA02
3E082BB01
3E082BB10
3E082CC01
3E083AA20
3E083AE01
3E083AK01
(57)【要約】
【課題】1つの液体供給装置において、異なる収容部を使用することが可能な液体供給装置を提供する。
【解決手段】この液体供給装置100では、筐体1と、筐体1内に配置され、液体が収容された収容部を吊り下げる吊り下げ部2と、吊り下げ部2に吊り下げられた収容部に収容された液体を容器に供給するポンプ3と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体内に配置され、液体が収容された収容部を吊り下げる吊り下げ部と、
前記吊り下げ部に吊り下げられた前記収容部に収容された液体を容器に供給するポンプと、を備える、液体供給装置。
【請求項2】
前記容器に供給された液体の質量を測定可能な質量測定部をさらに備える、請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項3】
前記容器が載置可能な載置部をさらに備え、
前記質量測定部は、前記載置部の直下に配置されている、請求項2に記載の液体供給装置。
【請求項4】
前記質量測定部による測定結果に基づいて、前記容器に供給された液体の質量が表示される表示部をさらに備える、請求項2または3に記載の液体供給装置。
【請求項5】
前記吊り下げ部は、前記筐体の上下方向において異なる位置に配置可能であり、
前記吊り下げ部は、配置された位置を変更することにより、前記収容部が吊り下げられる位置が変更されるように構成されている、請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項6】
前記吊り下げ部は、前記筐体の上下方向において配置される位置が変更可能な梁部を含み、
前記梁部の配置される位置を変更することにより、前記筐体の上下方向において、前記収容部が吊り下げられる上下方向の位置が変更されるように構成されている、請求項5に記載の液体供給装置。
【請求項7】
前記収容部は、袋状の収容部であり、
前記吊り下げ部の下方に配置され、前記吊り下げ部に吊り下げられた前記収容部を保持する保持部をさらに備える、請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項8】
前記吊り下げ部よりも前記筐体の正面側に配置され、前記吊り下げ部に前記収容部を取り付ける作業が行われる作業台をさらに備え、
前記作業台は、折り畳み可能であるとともに、折り畳むことにより前記筐体内に収納されるように構成されている、請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項9】
前記ポンプの下流側に配置され、前記収容部から前記容器に供給される液体の流量を測定する流量測定部をさらに備える、請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項10】
前記吊り下げ部は、複数の前記収容部を吊り下げ可能に構成されており、
前記ポンプの上流に配置され、流路を切り替えることにより、前記ポンプにより液体が搬送される前記複数の収容部を切り替える切替部をさらに備える、請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項11】
前記収容部は、洗剤が収容された詰め替え用の袋であり、
前記容器は、洗剤容器であり、
前記ポンプにより、前記詰め替え用の袋に収容された洗剤を前記洗剤容器に供給することにより、前記洗剤容器に洗剤が所定量供給されるように構成されている、請求項1に記載の液体供給装置。
【請求項12】
前記容器内に供給された洗剤の量が表示される表示部を備え、
前記ポンプにより、所定量の洗剤を前記洗剤容器に供給するとともに、前記表示部に供給された洗剤の量が表示される、請求項11に記載の液体供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、液体供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、液体供給装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、液体を収容するとともに、液体を供給するための口金部を有する容器と、容器内の液体を貯留するための貯液槽と、貯液槽に取り付けられ、貯液槽内の液体を外部に取り出すための給液栓とを備える液体供給装置が開示されている。特許文献1では、容器の口金部が下方に位置するように容器を反転させ、貯液槽に設けられた挿通孔に口金部を挿通させて容器を貯液槽に取り付ける。特許文献1では、容器は、ペール缶である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-138788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に開示されている液体供給装置では、異なる収容部(容器)を用いる場合、収容部の大きさ(容量)に応じて、収容部内の液体を貯留できる容量の筐体(貯液槽)を有する液体供給装置に変更する必要がある。そのため、1つの液体供給装置で異なる収容部を使用することができないという問題点がある。
【0006】
上記課題を解決するために、この発明の1つの目的は、1つの液体供給装置において、異なる収容部を使用することが可能な液体供給装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による液体供給装置は、筐体と、筐体内に配置され、液体が収容された収容部を吊り下げる吊り下げ部と、吊り下げ部に吊り下げられた収容部に収容された液体を容器に供給するポンプと、を備える。
【0008】
この発明の一の局面による液体供給装置は、上記のように、筐体と、筐体内に配置され、液体が収容された収容部を吊り下げる吊り下げ部を備える。これにより、吊り下げ部により収容部を吊り下げる構成を用いることにより、吊り下げ部に異なる収容部を吊り下げることができる。この結果、1つの液体供給装置において異なる収容部を使用することができる。また、1つの液体供給装置において異なる収容部を使用することができるため、1つの液体供給装置によって、複数種類の液体を販売(たとえば、量り売り)することができる。
【0009】
上記一の局面による液体供給装置において、好ましくは、容器に供給された液体の質量を測定可能な質量測定部をさらに備える。このように構成すれば、質量測定部により、容器に供給された液体の量を正確に測定することができる。これにより、液体供給装置を液体の量り売りに用いた場合に、液体の質量を正確に測定し、販売することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、容器が載置可能な載置部をさらに備え、質量測定部は、載置部の直下に配置されている。このように構成すれば、容器を安定して載置することができる載置部を配置することにより、液体供給時に容器が倒れて、液体が漏れることを抑制することができる。また、質量測定部が、載置部の直下に配置されているため、容器を安定させた状態で容器に供給された液体の質量を正確に測定することができる。
【0011】
液体供給装置が質量測定部を備える構成において、好ましくは、質量測定部による測定結果に基づいて、容器に供給された液体の質量が表示される表示部をさらに備える。このように構成すれば、容器に供給された液体の質量を使用者に視認させることができる。これにより、たとえば、液体を購入する際に、供給された液体の量を確認したうえで、購入することができる。
【0012】
上記一の局面による液体供給装置において、好ましくは、吊り下げ部は、筐体の上下方向において異なる位置に配置可能であり、吊り下げ部は、配置された位置を変更することにより、収容部が吊り下げられる位置が変更されるように構成されている。このように構成すれば、上下方向の長さが大きい収容部を配置する場合に、吊り下げ部が配置される位置を上方に変更することにより、収容部を折り曲げることなく吊り下げることができる。すなわち、上下方向の大きさが異なる収容部を適切に吊り下げることができる。
【0013】
この場合、好ましくは、吊り下げ部は、筐体の上下方向において配置される位置が変更可能な梁部を含み、梁部の配置される位置を変更することにより、筐体の上下方向において、収容部が吊り下げられる上下方向の位置が変更されるように構成されている。このように構成すれば、梁部の配置位置を変更することにより、収容部を吊り下げる位置を容易に変更することができる。
【0014】
上記一の局面による液体供給装置において、好ましくは、収容部は、袋状の収容部であり、吊り下げ部の下方に配置され、吊り下げ部に吊り下げられた収容部を保持する保持部をさらに備える。このように構成すれば、保持部を備えることにより、液体供給時に、吊り下げられた収容部が揺動することを抑制することができる。
【0015】
上記一の局面による液体供給装置において、好ましくは、吊り下げ部よりも筐体の正面側に配置され、吊り下げ部に収容部を取り付ける作業が行われる作業台をさらに備え、作業台は、折り畳み可能であるとともに、折り畳むことにより筐体内に収納されるように構成されている。このように構成すれば、作業台を備えることにより、吊り下げ部に収容部を吊り下げる際に収容部を作業台に載置しながら作業を行うことができるため、作業効率を向上させることができる。また、作業台が、折り畳まれることにより筐体内に収納されるため、作業台によって液体供給装置が大型化することを抑制することができる。
【0016】
上記一の局面による液体供給装置において、好ましくは、ポンプの下流側に配置され、収容部から容器に供給される液体の流量を測定する流量測定部をさらに備える。このように構成すれば、流量測定部によって測定された液体の流量に基づいて、供給された液体の量を取得することができる。これにより、所定の量の液体が供給された時点で、容器への供給を停止することができる。
【0017】
上記一の局面による液体供給装置において、好ましくは、吊り下げ部は、複数の収容部を吊り下げ可能に構成されており、ポンプの上流に配置され、流路を切り替えることにより、ポンプにより液体が搬送される複数の収容部を切り替える切替部をさらに備える。このように構成すれば、複数の収容部のうち1つが空になった場合に、切替部によって、液体が入っている収容部から液体を供給するように切り替えることができる。これにより、1つの収容部が空になるたびに収容部を交換する必要がないため、収容部を交換する頻度を少なくすることができる。
【0018】
上記一の局面による液体供給装置において、好ましくは、収容部は、洗剤が収容された詰め替え用の袋であり、容器は、洗剤容器であり、ポンプにより、詰め替え用の袋に収容された洗剤を洗剤容器に供給することにより、洗剤容器に洗剤が所定量供給されるように構成されている。このように構成すれば、詰め替え用の袋を吊るすことにより、容易に所定量の洗剤を供給する(たとえば、量り売りする)ことができる。
【0019】
この場合、好ましくは、容器内に供給された洗剤の量が表示される表示部を備え、ポンプにより、所定量の洗剤を洗剤容器に供給するとともに、表示部に供給された洗剤の量が表示される。このように構成すれば、使用者は、表示部の表示に基づいて、所定量の洗剤が洗剤容器に供給されたことを視認することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、上記のように、1つの液体供給装置において、異なる収容部を使用することが可能な液体供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】実施形態による液体供給装置を示す図である。
図2】液体供給装置の内部を示す正面図である。
図3】液体供給装置の内部を示す背面図である。
図4】保持部の一例を示す図である。
図5】作業台が折り畳まれている状態を示す図である。
図6】作業台が広げられている状態を示す図である。
図7】詰め替え用容器に配管を取り付けた状態を示す図である。
図8】第1実施形態における流路を説明するための図である。
図9】第2実施形態における流路を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
[第1実施形態]
図1図8を参照して、第1実施形態による液体供給装置100の構成について説明する。
【0024】
図1および図2に示すように、液体供給装置100は、収容部に収容された液体を容器に供給するための装置である。収容部は、袋状の収容部である。また、収容部は、たとえば、詰め替え用の袋20であり、たとえば、蓋付きの注ぎ口23(図7参照)を有するスパウトパウチである。液体は、洗剤を含む。容器は、たとえば、洗剤容器30である。以下の記載では、液体が、洗剤であり、収容部が詰め替え用の袋20であり、容器が洗剤容器30である場合を例に説明する。
【0025】
液体供給装置100は、たとえば、ドラッグストア、スーパーマーケット、またはコンビニエンスストアなどの店舗に配置され、店舗の顧客などの利用者により利用される。液体供給装置100は、洗剤を量り売りするために用いられる。
【0026】
図1に示すように、液体供給装置100は、筐体1を備える。筐体1は、箱型形状である。また、筐体1は、正面側に開口部を有し、開口部に第1扉部12が取り付けられている。また、第1扉部12の下方側には、洗剤容器30を載置する際に開閉する、第2扉部13が設けられている。筐体1の表面には、操作部6と、表示部7とが設けられている。なお、本明細書では、筐体1の操作部6が設けられている側を正面側(Y1側)とし、正面側とは反対側の面を背面側(Y2側)とする。
【0027】
図2および図3に示すように、液体供給装置100は、吊り下げ部2と、ポンプ3と、質量測定部4と、載置部5と、保持部8と、作業台9と、流量測定部10と、制御部11とを備える。なお、筐体1内は、質量測定部4および載置部5が設けられている空間と、吊り下げ部2およびポンプ3が設けられる空間は分けられており、質量測定部4および載置部5が設けられる空間を容器配置空間50とする。容器配置空間50は、第2扉部13を開いた状態で洗剤容器30を配置可能な空間である。
【0028】
図2に示すように、吊り下げ部2は、筐体1内の上方に配置される。吊り下げ部2は、洗剤が収容された詰め替え用の袋20が吊り下げられる。吊り下げ部2は、梁部2aと、取付部2bとを含む。梁部2aは、筐体1の上下方向において異なる位置に配置可能に構成されている。梁部2aは、たとえば、筐体1の内側面に設けられた溝に沿って移動することにより、高さが変更される。これにより、詰め替え用の袋20が吊るされる位置が変更される。梁部2aの高さを一定に保つために、固定される。固定する方法としては、上下方向に延びる縦溝と、前後方向に延びる横溝の組み合わせにより、縦溝によって上下方向に移動し、横溝により所定高さに固定されてもよい。また、固定する方法は、他の方法でもよい。第1実施形態では、筐体1の内部に、梁部2aと、取付部2bと、詰め替え用の袋20とが各々2つ設けられる。なお、2つの詰め替え用の袋20を、各々詰め替え用の袋20aと、詰め替え用の袋20bとする。
【0029】
取付部2bは、一方端が梁部2aに取り付けられている。取付部2bは、梁部2aに沿って移動可能なように梁部2aに取り付けられてもよく、固定されていてもよい。取付部2bの他方端には、詰め替え用の袋20(詰め替え用の袋20aと、詰め替え用の袋20bと)が取り付けられる。取付部2bは、たとえば、挟む部分を有し、詰め替え用の袋20を挟むことにより、詰め替え用の袋20が取り付けられる。なお、図7に示すように、詰め替え用の袋20の注ぎ口23を下方にして配置する場合は、注ぎ口23が設けられる側と反対側を取付部2bが挟む。
【0030】
図3に示すように、ポンプ3は、吊り下げ部2および詰め替え用の袋20の下方に配置される。なお、図3では、ポンプ3は、筐体1の背面側に配置されているが、正面側でもよい。ポンプ3は、吊り下げ部2に吊り下げられた詰め替え用の袋20に収容された洗剤を吸引し、送り出して、洗剤容器30に供給する。ポンプ3は、たとえば、ダイヤフラムポンプである。
【0031】
図2に示すように、質量測定部4は、洗剤容器30に供給された洗剤の質量を測定する。質量測定部4は、載置部5の直下に配置される。なお、図2には、記載されていないが質量測定部4の正面側に質量測定部4が見えないようにする仕切り板が設けられていてもよい。質量測定部4と、載置部5との間には、第1液受けトレイ31が設けられている。質量測定部4は、たとえば、ロードセルであり、力がかかることによって生じる歪に基づいて、重量を測定し、重量から質量を算出する。質量測定部4は、載置部5に洗剤容器30が載置された状態を0とするように制御される。これにより、供給された洗剤の量を正確に測定することができる。質量測定部4は、複数の載置部5の各々に対応して複数設けられる。
【0032】
載置部5は、洗剤容器30が載置される。載置部5は、洗剤容器30の形状に応じて、高さの異なる複数の載置部5を含む。載置部5は、液体供給装置100の下方に配置される。また、載置部5は、洗剤を洗剤容器30に供給するためのノズル32の下方に配置される。載置部5には、漏れた洗剤を下方に設けられる第1液受けトレイ31に流すための長孔または丸孔が設けられている。載置部5は、たとえば、樹脂で構成されている。なお、載置部5を配置する液体供給装置100の部分には、載置部5を固定するための凹部が設けられてもよい。
【0033】
図2に基づいて、容器配置空間50について説明する、容器配置空間50には、ノズル32と、載置部5と、質量測定部4と、第1液受けトレイ31と、照明33とが設けられる。ノズル32は、詰め替え用の袋20aおよび詰め替え用の袋20bに対応して、各々設けられる。照明33は、洗剤容器30を上方から照らすように載置部5の上方に配置される。照明33は、複数設けられ、複数の洗剤容器30に対して各々1つ以上設けられる。照明33により、洗剤容器30内の洗剤の液面の位置が視認できるため、使用者は、洗剤容器30に供給された洗剤の量を確認することができる。
【0034】
図1に示すように、操作部6は、たとえば、操作ボタンであってもよく、タッチパネルであってもよい。なお、操作部6が、タッチパネルの場合は、表示部7と一体となっていてもよい。操作部6は、たとえば、載置部5に洗剤容器30を載置された状態の質量測定部4の測定値を0にするためのリセットボタン、所定量の洗剤を供給する自動供給ボタン、操作している間は洗剤を供給する手動供給ボタン、および洗剤の種類を選択するボタンなどが含まれる。なお、洗剤の種類ごとにボタンを設ける場合は、洗剤の種類を選択するボタンは設けなくてもよい。
【0035】
表示部7は、質量測定部4による測定結果に基づいて、洗剤容器30に供給された洗剤の質量が表示される。また、表示部7は、供給された洗剤の質量あたりの値段、洗剤の残量、売り切れ、およびエラーなどが表示されてもよい。
【0036】
図3に示すように、保持部8は、吊り下げ部2の下方に配置される。保持部8は、吊り下げ部2に吊り下げられた詰め替え用の袋20を保持する。具体的には、詰め替え用の袋20の吊り下げ部2の取付部2bが取り付けられる側と反対側を保持部8が保持する。図7に示すように、詰め替え用の袋20の注ぎ口23を下方にして配置する場合は、注ぎ口23が設けられる側である。保持部8は、詰め替え用の袋20の正面側(Y1側)から取り付けられるように、背面側(Y2側)に切欠きが設けられている。図4に示すように、切り欠きは、上方から下方に向かって内側に傾斜する一対の傾斜面に挟まれるように形成される。
【0037】
図3に示すように、保持部8の下方には、漏れた洗剤を受ける第2液受けトレイ21が配置されている。第2液受けトレイ21は、管22が接続されており、液体供給装置100の外部に洗剤を排出する。なお、排出された洗剤は、バケツなどで回収してもよく、直接排水口に流してもよい。
【0038】
図2に示すように、作業台9は、吊り下げ部2よりも筐体1の正面側(Y1側)に配置される。作業台9は、吊り下げ部2に詰め替え用の袋20を取り付ける作業が行われる。
【0039】
図5および図6に示すように、作業台9は、折り畳み可能であるとともに、折り畳まれることにより筐体1内に収納される。作業台9は、折りたたまれていない(広げられた)状態で筐体1から外部に突出し、筐体1の上面と略平行になる。これにより、作業台9の上に詰め替え用の袋20を載置することができる。また、作業台9に詰め替え用の袋20が載置された状態で吊り下げ部2は取り付けられるとともに、ポンプ3と接続するための配管25が詰め替え用の袋20に接続される。作業台9は、折り畳まれた状態を維持するための部材が設けられる。作業台9が金属で構成される場合は、係合部または磁石を用いてもよく、作業台9が金属以外で構成される場合は係合部を設けてもよい。
【0040】
図7に基づいて、詰め替え用の袋20と配管25との接続について説明する。詰め替え用の袋20の注ぎ口23に、取付具24が取り付けられる。なお、注ぎ口23に蓋が設けられている場合は、蓋を外してから取付具24が取り付けられる。取付具24は、一方端は、詰め替え用の袋20の注ぎ口23の形状に合わせて径が異なるが、他方端は接続部26に合わせた形状であり、一定である。図7では、取付具24をT字状に表しているが、形状はこれに限られない。取付具24は、配管25の先端の接続部26に挿入される。これにより、詰め替え用の袋20は配管25の一方端と接続される。配管25の他方端は、ポンプ3と接続されている。使用者は、詰め替え用の袋20を交換する場合に、取付具24と、接続部26とを洗浄する。
【0041】
図8に示すように、流量測定部10は、ポンプ3の下流側に配置される。流量測定部10は、詰め替え用の袋20から洗剤容器30に供給される液体の流量を測定する。流量測定部10は、たとえば、歯車の回転によるパルス数によって流量を測定する。流量測定部10は、液残りを抑制するとともに、ノズル32との距離を小さくするためにポンプ3よりも上方に位置している。流量測定部10の開度は、一定である。また、詰め替え用の袋20が複数ある場合は、詰め替え用の袋20の各々にポンプ3と、流量測定部10とが設けられる。
【0042】
図8に示すように、洗剤は、詰め替え用の袋20からポンプ3により吸引されて、流量測定部10に送られる。そして、流量測定部10からノズル32を通り、洗剤容器30に供給される。
【0043】
図2および図3に示すように、制御部11は、液体供給装置100の動作を制御する。制御部11は、流量測定部10の測定結果に基づいてポンプ3の運転を制御する。また、質量測定部4の測定結果に基づいて、表示部7に供給された洗剤の量と、値段とを表示させる。
【0044】
(洗剤の販売の流れ)
まず、第2扉部13が開かれ、載置部5に洗剤容器30を載置する。リセットボタンが操作されることにより、質量測定部4の数値を0にリセットする。そして、操作部6が操作されることにより、制御部11は、ポンプ3を駆動させて洗剤の供給を開始する。
【0045】
制御部11は、質量測定部4の測定結果から、洗剤容器30に供給された実際の洗剤の量を取得し、表示部7に表示させる。また、制御部11は、質量測定部4の測定結果から、供給された洗剤の量に基づいて値段を表示部7に表示させる。
【0046】
制御部11は、自動供給ボタンが操作されて、所定量の洗剤を供給する操作を受け付けた場合は、流量測定部10の測定結果から、制御部11は、所定量の洗剤が洗剤容器30に供給されたことを取得し、ポンプ3の運転を停止して、洗剤の供給を停止させる。また、手動供給ボタンが操作されて、操作されている間においては液体を供給する制御の場合は、操作部6の操作を受け付けてなくなった時点でポンプ3を停止する。
【0047】
制御部11は、ポンプ3により洗剤を吸引できなくなったことを取得するとともに、流量測定部10で流量を検知しなくなった場合に、洗剤が売り切れたと判断する。この時、表示部7に売り切れを表示してもよい。
【0048】
(詰め替え用袋の配置方法)
詰め替え用の袋20の配置方法について説明する。まず、液体供給装置100の第1扉部12が開かれる。作業台9が開かれる。作業台9が開かれた後、保持部8が取り外される。作業台9に、詰め替え用の袋20が載置され、詰め替え用の袋20の注ぎ口23に、取付具24が取り付けられる。この時、取付具24は、予め洗浄される。そして、取付具24は、配管25の先端の接続部26に挿入される。この時、接続部26は予め洗浄される。
【0049】
配管25が接続された詰め替え用の袋20に、取付部2bが取り付けられ、詰め替え用の袋20の注ぎ口23が下方に位置するように吊り下げ部2に吊り下げられる。そして、詰め替え用の袋20の位置が調整される。そして、保持部8を取り付けて、詰め替え用の袋20を固定して第1扉部12が閉じられる。
【0050】
(詰め替え用袋の交換方法)
詰め替え用の袋20の交換方法について説明する。まず、液体供給装置100の第1扉部12が開かれる。作業台9が開かれる。作業台9が開かれた後、保持部8が取り外される。作業台9に、交換される詰め替え用の袋20が載置され、配管25の接続部26が、取付具24から外される。そして、交換する詰め替え用の袋20が作業台9に載置され、詰め替え用の袋20の注ぎ口23に、取付具24が取り付けられる。そして、取付具24は、配管25の先端の接続部26に挿入される。
【0051】
そして、配管25が接続された詰め替え用の袋20に、取付部2bが取り付けられ、詰め替え用の袋20の注ぎ口23が下方に位置するように吊り下げ部2に吊り下げられる。そして、詰め替え用の袋20の位置が調整される。そして、保持部8を取り付けて、詰め替え用の袋20を固定して第1扉部12が閉じられる。
【0052】
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0053】
第1実施形態では、上記のように、筐体1と、筐体1内に配置され、液体が収容された詰め替え用の袋20を吊り下げる吊り下げ部2と、吊り下げ部2に吊り下げられた詰め替え用の袋20に収容された液体を洗剤容器30に供給するポンプ3と、を備える。これにより、吊り下げ部2により異なる詰め替え用の袋20を吊り下げる構成を用いることにより、吊り下げ部2に異なる詰め替え用の袋20を吊り下げることができる。この結果、1つの液体供給装置100において異なる詰め替え用の袋20を使用することができる。また、1つの液体供給装置100において異なる詰め替え用の袋20を使用することができるため、1つの液体供給装置100によって、複数種類の洗剤を販売(たとえば、量り売り)することができる。
【0054】
また、第1実施形態では、上記のように、洗剤容器30に供給された液体の質量を測定可能な質量測定部4をさらに備える。これにより、質量測定部4により、洗剤容器30に供給された洗剤の量を正確に測定することができる。これにより、液体供給装置100を液体の量り売りに用いた場合に、液体の質量を正確に測定し、販売することができる。
【0055】
また、第1実施形態では、上記のように、洗剤容器30が載置可能な載置部5をさらに備え、質量測定部4は、載置部5の直下に配置されている。これにより、たとえば、洗剤容器30を安定して載置することができる載置部5を配置することにより、液体供給時に洗剤容器30が倒れて、液体が漏れることを抑制することができる。また、質量測定部4が、載置部5の直下に配置されているため、洗剤容器30を安定させた状態で洗剤容器30に供給された洗剤の質量を正確に測定することができる。
【0056】
また、第1実施形態では、上記のように、質量測定部4による測定結果に基づいて、洗剤容器30に供給された液体の質量が表示される表示部7をさらに備える。これにより、洗剤容器30に供給された洗剤の質量を使用者に視認させることができる。これにより、たとえば、洗剤を購入する際に、供給された洗剤の量を確認したうえで、購入することができる。
【0057】
また、第1実施形態では、上記のように、吊り下げ部2は、筐体1の上下方向において異なる位置に配置可能であり、吊り下げ部2は、配置された位置を変更することにより、詰め替え用の袋20が吊り下げられる位置が変更されるように構成されている。これにより、上下方向の長さが大きい詰め替え用の袋20を配置する場合に、吊り下げ部2が配置される位置を上方に変更することにより、詰め替え用の袋20を折り曲げることなく吊り下げることができる。すなわち、上下方向の大きさが異なる詰め替え用の袋20を適切に吊り下げることができる。
【0058】
また、第1実施形態では、上記のように、吊り下げ部2は、筐体1の上下方向において配置される位置が変更可能な梁部2aを含み、梁部2aの配置される位置を変更することにより、筐体1の上下方向において、詰め替え用の袋20が吊り下げられる上下方向の位置が変更されるように構成されている。これにより、梁部2aの配置位置を変更することにより、詰め替え用の袋20を吊り下げる位置を容易に変更することができる。
【0059】
また、第1実施形態では、上記のように、詰め替え用の袋20は、袋状の詰め替え用の袋20であり、吊り下げ部2の下方に配置され、吊り下げ部2に吊り下げられた詰め替え用の袋20を保持する保持部8をさらに備える。これにより、保持部8を備えることにより、液体供給時に、吊り下げられた詰め替え用の袋20が揺動することを抑制することができる。
【0060】
また、第1実施形態では、上記のように、吊り下げ部2よりも筐体1の正面側に配置され、吊り下げ部2に詰め替え用の袋20を取り付ける作業が行われる作業台9をさらに備え、作業台9は、折り畳み可能であるとともに、折り畳むことにより筐体1内に収納されるように構成されている。これにより、作業台9を備えることにより、吊り下げ部2に詰め替え用の袋20を吊り下げる際に詰め替え用の袋20を作業台9に載置しながら作業を行うことができるため、作業効率を向上させることができる。また、作業台9が、折り畳まれることにより筐体1内に収納されるため、作業台9によって液体供給装置100が大型化することを抑制することができる。
【0061】
また、第1実施形態では、上記のように、ポンプ3の下流側に配置され、詰め替え用の袋20から洗剤容器30に供給される液体の流量を測定する流量測定部10をさらに備える。これにより、流量測定部10によって測定された液体の流量に基づいて、供給された液体の量を取得することができる。これにより、所定の量の液体が供給された時点で、洗剤容器30への供給を停止することができる。
【0062】
また、第1実施形態では、上記のように、収容部は、洗剤が収容された詰め替え用の袋20であり、容器は、洗剤容器30であり、ポンプ3により、詰め替え用の袋20に収容された洗剤を洗剤容器30に供給することにより、洗剤容器30に洗剤が所定量供給されるように構成されている。これにより、詰め替え用の袋20を吊るすことにより、容易に所定量の洗剤を供給(たとえば、量り売り)することができる。
【0063】
また、第1実施形態では、上記のように、洗剤容器30内に供給された洗剤の量が表示される表示部7を備え、ポンプ3により、所定量の洗剤を洗剤容器30に供給するとともに、表示部7に供給された洗剤の量が表示される。これにより、使用者は、表示部7の表示に基づいて、所定量の洗剤が洗剤容器30に供給されたことを視認することができる。
【0064】
[第2実施形態]
次に、図1および図9を参照して、本発明の第2実施形態による液体供給装置200の構成について説明する。第2実施形態では、複数の詰め替え用の袋20は、同じ液体が収容されているとともに、流路を切り替える切替部14を備える。
【0065】
図9に示すように、切替部14は、複数の詰め替え用の袋20からポンプ3につながる流路を切り替えるように構成されている。切替部14は、たとえば、三方弁を含む。
【0066】
制御部11は、流量測定部10によって所定の流量を検知できない場合に、流路を切り替える制御を行う。たとえば、詰め替え用の袋20aから洗剤を供給している場合に、流量測定部10が流量を検知しなくなった段階で切替部14を切り替えて、詰め替え用の袋20bから洗剤が供給されるように切り替える。
【0067】
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0068】
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、筐体1と、筐体1内に配置され、液体が収容された詰め替え用の袋20を吊り下げる吊り下げ部2と、吊り下げ部2に吊り下げられた詰め替え用の袋20に収容された液体を洗剤容器30に供給するポンプ3と、を備える。これにより、吊り下げ部2により異なる詰め替え用の袋20を吊り下げる構成を用いることにより、吊り下げ部2に異なる詰め替え用の袋20を吊り下げることができる。この結果、1つの液体供給装置200において異なる詰め替え用の袋20を使用することができる。また、1つの液体供給装置100において異なる詰め替え用の袋20を使用することができるため、1つの液体供給装置200によって、複数種類の洗剤を販売(たとえば、量り売り)することができる。
【0069】
また、第2実施形態では、吊り下げ部2は、複数の詰め替え用の袋20を吊り下げ可能に構成されており、ポンプ3の上流に配置され、流路を切り替えることにより、ポンプ3により液体が搬送される複数の詰め替え用の袋20を切り替える切替部14をさらに備える。これにより、複数の詰め替え用の袋20のうち1つが空になった場合に、切替部14によって、液体が入っている詰め替え用の袋20から液体を供給するように切り替えることができる。これにより、1つの詰め替え用の袋20が空になるたびに詰め替え用の袋20を交換する必要がないため、交換する頻度を少なくすることができる。
【0070】
また、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
【0071】
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
【0072】
たとえば、上記第1実施形態および第2実施形態では、収容部は、詰め替え用の袋20である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、詰め替え用以外の袋入りの製品であってもよい。
【0073】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、液体が洗剤である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、液体は、飲料、石鹸または調味料であってもよい。
【0074】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、取付部2bが詰め替え用の袋20を挟むことにより、詰め替え用の袋20が取り付けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、取付部2bがフックを有し、詰め替え用の袋20がフックに掛けられることにより取り付けられてもよい。
【0075】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、容器が洗剤容器30である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、液体を貯留できる容器であればよく、コップ、小瓶、ペットボトルであってもよい。
【0076】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、流量測定部10を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、流量測定部10を設けなくてもよい。この場合、質量測定部4の測定結果に基づいて、ポンプ3の運転を制御する。
【0077】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、質量測定部4を備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、質量測定部4を設けなくてもよい。この場合、制御部11は、流量測定部10の測定結果に基づいて、液体の供給および、容器に供給された液体の質量の表示などの制御を行う。
【0078】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、制御部11は、質量測定部4の測定結果と、流量測定部10の測定結果とを独立して使用する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、制御部11は、質量測定部4の測定結果と、流量測定部10の測定結果との両方に基づいて、液体の供給、供給された液体の量の表示などの制御を行ってもよい。たとえば、流量測定部10の測定結果から所定量の液体が供給されたことを取得するとともに、質量測定部4によって所定量の液体が取得されたことを取得した場合に、ポンプ3を停止させて、液体の供給を停止させてもよい。
【0079】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、梁部2aが上下方向において異なる位置に変更可能である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、2以上の梁部2aが各々異なる高さに固定されており、取付部2bを取り付ける位置によって詰め替え用の袋20が吊るされる位置を変更してもよい。
【0080】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、梁部2aが2つ設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、複数の梁部2aが1つだけであり、取付部2bの上下方向の大きさによって詰め替え用の袋20が吊るされる位置を変更してもよい。
【0081】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、詰め替え用の袋20が2つ配置される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、詰め替え用の袋20が3つ以上であってもよい。また、第1実施形態では、詰め替え用の袋20は、1つでもよい。
【0082】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、ポンプ3から供給される洗剤の量は略一定である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、ポンプ3から供給される洗剤の量は変更可能に構成されていてもよい。
【0083】
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、詰め替え用の袋20の注ぎ口23に配管25が接続される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、注ぎ口23以外の部分に配管を取り付けてもよく、たとえば、詰め替え用の袋20に孔をあけて、接続部と、配管とを取り付けてもよい。
【0084】
また、上記第2実施形態では、切替部14が、三方弁である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、切替部14は、詰め替え用の袋20aからポンプ3につながる流路と、詰め替え用の袋20bからポンプ3につながる流路とに各々設けられた弁であってもよい。この場合、制御部11は、一方の弁を開き他方の弁を閉じるように制御する。
【符号の説明】
【0085】
1 筐体
2 吊り下げ部
2a 梁部
3 ポンプ
4 質量測定部
5 載置部
7 表示部
8 保持部
9 作業台
10 流量測定部
14 切替部
20 詰め替え用の袋(収容部)
30 洗剤容器(容器)
100、200 液体供給装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9