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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024153664
(43)【公開日】2024-10-29
(54)【発明の名称】チャイルドベビーカー装置
(51)【国際特許分類】
   B62B 7/06 20060101AFI20241022BHJP
【FI】
B62B7/06
【審査請求】有
【請求項の数】26
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024108937
(22)【出願日】2024-07-05
(62)【分割の表示】P 2022529890の分割
【原出願日】2020-11-26
(31)【優先権主張番号】62/941,303
(32)【優先日】2019-11-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】517042092
【氏名又は名称】ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー・ジェイ・ホースト
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー・マ
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル・エー・サック
(57)【要約】      (修正有)
【課題】折り畳み及び展開が容易であり、かつコンパクトな形態に折り畳まれ得るチャイルドベビーカー装置を提供する。
【解決手段】チャイルドベビーカー装置100は、第1側部セグメント112及び第2側部セグメント114をそれぞれ有する後脚部フレーム102及び前脚部フレーム104と、互いに枢動可能に接続された第1結合部及び第2結合部とそれぞれ固定的に接続されたグリップ部分118及び第3側部セグメント116を有するハンドルフレーム106と、展開状態において、後脚部フレームと前脚部フレームとハンドルフレームとをロックするためのラッチ機構と、第3側部セグメントに担持されたラッチと、を含む。ラッチは、グリップ部分を第3側部セグメントに対してロックする、及びロック解除するように、第1結合部と係合し得、及び係合解除し得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャイルドベビーカー装置であって、
第1側部セグメントを有する後脚部フレームと、
第2側部セグメントを有する前脚部フレームと、
第3側部セグメントとグリップ部分とを有するハンドルフレームであって、前記第2側部セグメントは、第1枢動軸まわりの回転について前記第1側部セグメントと枢動可能に接続され、前記第3側部セグメントは、前記第1枢動軸から離間した第2枢動軸まわりの回転について前記第1側部セグメントと枢動可能に接続され、前記グリップ部分は、前記第3側部セグメントと枢動可能に接続され、その結果、前記グリップ部分は、前記第3側部セグメントに対して展開位置と折り畳み位置との間で回転可能である、ハンドルフレームと、
前記第1枢動軸から離間した第3枢動軸まわりの回転について前記第2側部セグメントと枢動可能に連結されたリンク部材であって、前記リンク部材は、前記第2枢動軸から離間した第4枢動軸まわりの回転について前記第3側部セグメントと枢動可能に連結され、その結果、前記ハンドルフレームと前記前脚部フレームとは、前記後脚部フレームに対して一体となって回転する、リンク部材と、
を備える、チャイルドベビーカー装置。
【請求項2】
展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするように操作可能なラッチ機構と、
前記第3側部セグメントに連結されたラッチであって、前記ラッチは、前記ラッチが、前記グリップ部分を前記展開位置にロックするように、前記グリップ部分と係合される、係合位置と、前記ラッチが、前記展開位置と前記折り畳み位置との間での前記グリップ部分の回転のために、前記グリップ部分をロック解除するように、前記グリップ部分から係合解除される、係合解除位置と、の間で移動可能である、ラッチと、
前記ラッチを前記後脚部フレームと前記前脚部フレームとのうちの一方と連結するリンケージであって、前記後脚部フレームに対する前記ハンドルフレームの運動が、前記ラッチを前記グリップ部分から係合解除する、リンケージと、
をさらに備える、請求項1に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項3】
展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするように操作可能なラッチ機構と、
前記第3側部セグメントに連結されたラッチであって、前記ラッチは、前記ラッチが、前記グリップ部分を前記展開位置にロックするように、前記グリップ部分と係合される、係合位置と、前記ラッチが、前記展開位置と前記折り畳み位置との間での前記グリップ部分の回転のために、前記グリップ部分をロック解除するように、前記グリップ部分から係合解除される、係合解除位置と、の間で移動可能である、ラッチと、
前記ラッチを前記ラッチ機構と連結し、その結果、前記ラッチ機構のロック解除運動が、前記ラッチを前記グリップ部分から係合解除する、リンケージと、
をさらに備える、請求項1に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項4】
前記グリップ部分と係合するために前記ラッチを付勢するバネをさらに備える、請求項2に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項5】
前記ラッチと接続された第1端部と、前記第1側部セグメント、前記第2側部セグメント及び前記ラッチ機構のうちの1つと接続された第2端部と、を有するケーブルをさらに備える、請求項2に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項6】
前記ケーブルの前記第2端部は、前記第1枢動軸からオフセットされた場所で、前記第1側部セグメントに係留される、請求項5に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項7】
前記リンク部材は、前記チャイルドベビーカー装置の折り畳み中及び展開中に、前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとが、前記後脚部フレームに対して一体となって回転するように動作する、請求項1に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項8】
前記ラッチ機構は、前記第1側部セグメントと移動可能に接続されたロック部を含み、前記ロック部は、前記展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするために、前記第2側部セグメント及び前記第3側部セグメントと係合するように移動可能である、請求項2に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項9】
前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとが前記展開状態にあるとき、前記第2側部セグメント及び前記第3側部セグメントは、ギャップだけ互いに離間し、前記ロック部は、前記ギャップへと突出し、前記展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするために、前記第2側部セグメントの第1端部表面及び前記第3側部セグメントの第2端部表面とそれぞれ係合する、請求項8に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項10】
前記ラッチ機構は、前記第2側部セグメント及び前記第3側部セグメントとの係合のために前記ロック部を付勢するバネをさらに含み、解放アクチュエータが、前記ロック部と接続され、かつ前記ロック部を前記第2側部セグメント及び前記第3側部セグメントから係合解除させるために操作可能である、請求項8に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項11】
前記グリップ部分を前記折り畳み位置に向かって付勢するバネをさらに備える、請求項1に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項12】
チャイルドベビーカー装置であって、
後脚部フレームと、
前脚部フレームと、
下部部分とグリップ部分とを有するハンドルフレームであって、前記前脚部フレームは、第1枢動軸まわりの回転について前記後脚部フレームと枢動可能に接続され、前記ハンドルフレームの前記下部部分は、前記第1枢動軸から離間した第2枢動軸まわりの回転について前記後脚部フレームと枢動可能に接続され、前記グリップ部分は、前記ハンドルフレームの前記下部部分と枢動可能に接続され、その結果、前記グリップ部分は、前記ハンドルフレームの前記下部部分に対して展開位置と折り畳み位置との間で回転可能である、ハンドルフレームと、
前記第1枢動軸から離間した第3枢動軸まわりの回転について前記前脚部フレームと枢動可能に連結されたリンク部材であって、前記リンク部材は、
前記第2枢動軸から離間した第4枢動軸まわりの回転について前記ハンドルフレームの前記下部部分と枢動可能に連結され、その結果、前記ハンドルフレームと前記前脚部フレームとは、前記後脚部フレームに対して一体となって回転する、リンク部材と、
を備える、チャイルドベビーカー装置。
【請求項13】
展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするように操作可能なラッチ機構と、
前記ハンドルフレームの前記下部部分に連結されたラッチであって、前記ラッチは、前記ラッチが、前記グリップ部分を前記展開位置にロックするように、前記グリップ部分と係合される、係合位置と、前記ラッチが、前記展開位置と前記折り畳み位置との間での前記グリップ部分の回転のために、前記グリップ部分をロック解除するように、前記グリップ部分から係合解除される、係合解除位置と、の間で移動可能である、ラッチと、
前記ラッチを前記後脚部フレームと前記前脚部フレームとのうちの一方と連結するリンケージであって、前記後脚部フレームに対する前記ハンドルフレームの前記下部部分運動が、前記ラッチを前記グリップ部分から係合解除する、リンケージと、
をさらに備える、請求項12に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項14】
展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするように操作可能なラッチ機構と、
前記ハンドルフレームの前記下部部分に連結されたラッチであって、前記ラッチは、前記ラッチが、前記グリップ部分を前記展開位置にロックするように、前記グリップ部分と係合される、係合位置と、前記ラッチが、前記展開位置と前記折り畳み位置との間での前記グリップ部分の回転のために、前記グリップ部分をロック解除するように、前記グリップ部分から係合解除される、係合解除位置と、の間で移動可能である、ラッチと、
前記ラッチを前記ラッチ機構と連結し、その結果、前記ラッチ機構のロック解除運動が、前記ラッチを前記グリップ部分から係合解除する、リンケージと、
をさらに備える、請求項12に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項15】
前記ラッチと接続された第1端部と、前記後脚部フレームの第1側部セグメント、前記前脚部フレームの第2側部セグメント及び前記ラッチ機構のうちの1つと接続された第2端部と、を有するケーブルをさらに備え、前記ケーブルの前記第2端部は、前記第1枢動軸からオフセットされた場所で、前記後脚部フレームに係留される、請求項13に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項16】
前記リンク部材は、前記チャイルドベビーカー装置の折り畳み中及び展開中に、前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとが、前記後脚部フレームに対して一体となって回転するように動作する、請求項12に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項17】
チャイルドベビーカー装置であって、
第1連結部と固定的に接続された第1側部セグメントを有する後脚部フレームと、
第2連結部と固定的に接続された第2側部セグメントを有する前脚部フレームと、
互いに枢動可能に接続された第3側部セグメントとグリップ部分とを有するハンドルフレームであって、前記第3側部セグメントは、第3連結部と固定的に接続され、前記第2連結部及び前記第3連結部はそれぞれ、前記第1連結部と枢動可能に接続され、前記第2連結部及び前記第3連結部は、それぞれ互いから離間した2つの枢動軸まわりに前記第1連結部と枢動可能に接続される、ハンドルフレームと、
前記第3連結部に担持されたロック部であって、前記ロック部は、展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするために、前記第1連結部と係合される、ロック部と、
前記グリップ部分を前記第3側部セグメントに対してロックする、及びロック解除するように操作可能なラッチ機構と、
リンク部であって、前記リンク部は、前記第3側部セグメントに対する前記グリップ部分の折り畳み回転が、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロック解除するために、ロック部を、移動させて前記第1連結部から係合解除させるように、前記ロック部を前記グリップ部分と連結し、これにより、前記チャイルドベビーカー装置の折り畳みを可能にする、リンク部と、
を備える、チャイルドベビーカー装置。
【請求項18】
前記リンク部は、前記グリップ部分と接続された第1端部と、前記ロック部と接続された第2端部と、を有するケーブルを含む、請求項17に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項19】
前記グリップ部分は、バレルと固定的に接続され、前記第1端部は、前記バレルに係留される、請求項18に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項20】
前記第1連結部は、剛性プレートを含み、前記ロック部は、前記展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするために、前記剛性プレートと固定的に接続されたロックピンと係合する、請求項17に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項21】
前記第2連結部及び前記第3連結部はそれぞれ、互いから離間する2つの枢動軸の周りで枢動可能に、前記第1連結部と接続される、請求項17に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項22】
前記第2連結部と前記第3連結部とは、リンク部材によって互いに枢動可能に接続され、その結果、前記前脚部フレーム及び前記ハンドルフレームは、前記チャイルドベビーカー装置の折り畳み中及び展開中に、前記後脚部フレームに対して一体となって回転する、請求項17に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項23】
前記リンク部材は、前記第1連結部に設けられた第1案内表面及び第2案内表面とそれぞれ摺動接触する第1枢動接続及び第2枢動接続を介して、前記第2連結部及び前記第3連結部とそれぞれ接続される、請求項22に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項24】
前記グリップ部分及び前記第3側部セグメントは、互いに枢動可能に接続された第1結合部及び第2結合部とそれぞれ固定的に接続され、前記ラッチ機構は、前記グリップ部分に担持されたラッチを含み、前記ラッチは、前記グリップ部分を前記第3側部セグメントに対してロックするために、前記第2結合部と係合するように、又は、前記グリップ部分を前記第3側部セグメントに対してロック解除するために、前記第2結合部から係合解除するように、移動可能である、請求項17に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項25】
前記ラッチは、前記グリップ部分と摺動可能に接続される、請求項24に記載のチャイルドベビーカー装置。
【請求項26】
前記ラッチ機構は、前記第2結合部と係合するように前記ラッチを付勢するように操作可能なバネと、ケーブルを介して前記ラッチと操作可能に接続された解放アクチュエータと、をさらに含み、前記解放アクチュエータは、前記ケーブルを引っ張り、前記ラッチを、移動させて前記第2結合部から係合解除させるように操作可能である、請求項24に記載のチャイルドベビーカー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年11月27日に出願された米国仮特許出願番号第62/941,303号の優先権を主張し、この開示は参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、チャイルドベビーカー装置に関する。
【背景技術】
【0003】
保護者は、通常、乳幼児及び子供を運ぶのにベビーカー装置に頼っている。ベビーカー装置は、典型的には、便利な保管又は輸送のために折り畳まれ得、かつ使用のために展開され得る剛性フレームから構成される。ベビーカー装置の折り畳み機構のために適合された構成は、ベビーカー装置は安全かつ様々な状況で取り回しが便利である必要があるため、ベビーカーフレームの設計において重要な役割を果たす。さらに、ベビーカーフレームは、必要に応じて、前方シート構成又は後方シート構成にチャイルドシートを受けることができるのが望ましい場合がある。残念ながら、チャイルドシートが複数のシート構成に導入されることを可能にするいくつかの既存のベビーカーフレームは、コンパクトな大きさに折り畳まれず、従って、保管又は輸送がより面倒であり、親にこれらのタイプのベビーカー装置を購入することを思いとどまらせる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、折り畳み及び展開が便利であり得、かつ少なくとも前述の問題に対処し得るチャイルドベビーカー装置の需要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は、折り畳み及び展開が容易であり、かつコンパクトな形態に折り畳まれ得るチャイルドベビーカー装置を説明する。
【0006】
1つの実施形態において、チャイルドベビーカー装置は、第1側部セグメントを有する後脚部フレームと、第2側部セグメントを有する前脚部フレームと、第3側部セグメントとグリップ部分とを有するハンドルフレームと、展開状態において、後脚部フレームと前脚部フレームとハンドルフレームとをロックするように操作可能なラッチ機構と、第3側部セグメントに担持されたラッチと、リンク部と、を含む。第2側部セグメント及び第3側部セグメントは、それぞれ第1側部セグメントと枢動可能に接続され、グリップ部分は、第1結合部と固定的に接続され、第3側部セグメントは、第1結合部と枢動可能に接続された第2結合部と固定的に接続され、グリップ部分は、第3側部セグメントに対して展開位置と折り畳み位置との間で回転可能である。ラッチは、グリップ部分を展開位置にロックするように、第1結合部と係合され、展開位置と折り畳み位置との間でのグリップ部分の回転のために、グリップ部分をロック解除するように、第1結合部から係合解除される。リンク部は、後脚部フレームに対するハンドルフレームの折り畳み回転が、グリップ部分をロック解除するために、ラッチを第1結合部から係合解除させるように、ラッチを後脚部フレーム又は前脚部フレームと連結する、又は、リンク部は、ラッチ機構のロック解除移動が、グリップ部分をロック解除するために、ラッチを第1結合部から係合解除させるように、ラッチをラッチ機構と連結する。
【0007】
別の実施形態によると、チャイルドベビーカー装置は、第1連結部と固定的に接続された第1側部セグメントを有する後脚部フレームと、第2連結部と固定的に接続された第2側部セグメントを有する前脚部フレーム、及び互いに枢動可能に接続された第3側部セグメントとグリップ部分とを有するハンドルフレームであって、第3側部セグメントは、第3連結部と固定的に接続され、第2連結部及び第3連結部はそれぞれ、第1結合部と枢動可能に接続される、前脚部フレーム及びハンドルフレームと、第3連結部に担持されたロック部と、グリップ部分を第3側部セグメントに対してロックする、及びロック解除するように操作可能なラッチ機構と、リンク部と、を含む。ロック部は、展開状態において、後脚部フレームと前脚部フレームとハンドルフレームとをロックするために、第1連結部と係合される。リンク部は、第3側部セグメントに対するグリップ部分の折り畳み回転が、後脚部フレームと前脚部フレームとハンドルフレームとをロック解除するために、ロック部を、移動させて第1連結部から係合解除させるように、ロック部をグリップ部分と連結し、これにより、チャイルドベビーカー装置の折り畳みを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】チャイルドベビーカー装置の実施形態を例示する側面図である。
図2図1のチャイルドベビーカー装置において使用される結合構造のいくつかの内部構造の詳細を例示する概略図である。
図3図1のチャイルドベビーカー装置において、グリップ部分をハンドルフレームの一方の側部セグメントと枢動可能に接続する結合構造のいくつかの内部構造の詳細を例示する概略図である。
図4】折り畳み状態にある図1のチャイルドベビーカー装置と、折り畳み位置にあるグリップ部分と、を例示する側面図である。
図5】チャイルドベビーカー装置の別の実施形態を例示する斜視図である。
図6図5のチャイルドベビーカー装置を例示する別の斜視図である。
図7図5及び図6のチャイルドベビーカー装置において使用される結合構造のいくつかの内部構造の詳細を例示する概略図である。
図8図5及び図6のチャイルドベビーカー装置において使用される結合構造のいくつかの内部構造の詳細を例示する概略図である。
図9図5及び図6のチャイルドベビーカー装置において、グリップ部分をハンドルフレームの一方の側部セグメントと枢動可能に接続する結合構造のいくつかの内部構造の詳細を例示する部分分解図である。
図10】折り畳み状態にある図5のチャイルドベビーカー装置と、折り畳み位置にあるチャイルドベビーカー装置のグリップ部分と、を例示する側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、チャイルドベビーカー装置100の実施形態を例示する側面図である。図1を参照すると、チャイルドベビーカー装置100は、後脚部フレーム102と、前脚部フレーム104と、ハンドルフレーム106と、を含み得る。後脚部フレーム102及び前脚部フレーム104には、ホイールアセンブリ108,110がそれぞれ設けられ得る。
【0010】
後脚部フレーム102、前脚部フレーム104、及びハンドルフレーム106の各々は、チャイルドベビーカー装置100の左側部及び右側部にそれぞれ配設された2つの平行な側部セグメント、例えば、後脚部フレーム102のための2つの側部セグメント112、前脚部フレーム104のための2つの側部セグメント114、及びハンドルフレーム106のための2つの側部セグメント116を含む、略対称的な構成を有し得る。さらに、ハンドルフレーム106は、2つの側部セグメント116の各々と枢動可能に接続されたグリップ部分118をさらに含み得る。例えば、グリップ部分118は、横方向に延在し得、その2つの両端部が2つの側部セグメント116とそれぞれ枢動可能に接続された略U字形状を有し得る。側部セグメント112,114,116及びグリップ部分118は、例えば、管状部分を含み得る。側部セグメント112,114,116は、左側部及び右側部の各々で、1つの結合構造120を介して互いに接続される。左側部及び右側部の2つの結合構造120は、概して同様の構成であり、チャイルドベビーカー装置100を折り畳むために、及び展開するために、前脚部フレーム104及びハンドルフレーム106が後脚部フレーム102に対して一体に回転することを可能にする。さらに、複数のシートマウント119A,119Bが、チャイルドシートの取り外し可能な導入のために設けられ得る。シートマウント119Aには、前脚部フレーム104の側部セグメント114が組み付けられ得、シートマウント119Bには、ハンドルフレーム106の側部セグメント116が組み付けられ得る。
【0011】
図1と組み合わせて、図2は、結合構造120のいくつかの内部構造の詳細を例示する概略図である。図1及び図2を参照すると、結合構造120は、後脚部フレーム102の側部セグメント112、前脚部フレーム104の側部セグメント114、及びハンドルフレーム106の側部セグメント116とそれぞれ固定的に接続された、3つの連結部122,124,126を含み得る。連結部124,126はそれぞれ、互いから離間する2つの枢動軸128,130の周りで枢動可能に、連結部122と接続され得る。例えば、連結部122,124,126は、剛性プレート132,134,136をそれぞれ含み得、連結部124,126のそれぞれの剛性プレート134,136はそれぞれ、2つの枢動軸128,130の周りで枢動可能に、連結部122の剛性プレート132と接続され得る。加えて、連結部122は、シェル138をさらに含み得、シェル138は、後脚部フレーム102の側部セグメント112に固定的に取り付けられ、剛性プレート132,134,136は、シェル138内に少なくとも部分的に収容される。この方式で、前脚部フレーム104の側部セグメント114及びハンドルフレーム106の側部セグメント116は、後脚部フレーム102の側部セグメント112とそれぞれ枢動可能に接続され得る。
【0012】
図2を参照すると、結合構造120は、前脚部フレーム104の側部セグメント114をハンドルフレーム106の側部セグメント116と回転的に連結するリンク部材140をさらに含み得、これにより、前脚部フレーム104及びハンドルフレーム106は、チャイルドベビーカー装置100の折り畳み及び展開中に、後脚部フレーム102に対して一体に回転可能である。リンク部材140は、細長い形状を有する一部材であり得、シェル138内に少なくとも部分的に囲まれ得る。リンク部材140の例は、限定することなく、ロッド、バー、プレートなどを含み得る。リンク部材140の第1端部は、枢動軸128から偏心した場所で、連結部124と枢動可能に接続され得、リンク部材140の第2端部は、枢動軸130から偏心した場所で、連結部126と枢動可能に接続され得る。
【0013】
図2を参照すると、使用のための展開状態において、チャイルドベビーカー装置100の後脚部フレーム102と前脚部フレーム104とハンドルフレーム106とをロックするために、ラッチ機構141が設けられ得る。ラッチ機構141は、左側部及び右側部の各々で結合構造120に隣接してそれぞれ組み付けられ得、ロック部142と、バネ144と、解放アクチュエータ146と、を含み得る。ロック部142は、連結部122と移動可能に接続され得、連結部124,126の近傍に配設され得る。ロック部142は、展開状態において、後脚部フレーム102と前脚部フレーム104とハンドルフレーム106とをロックするために、連結部124,126と係合するように連結部122に対して移動可能である。例えば、ロック部142は、連結部122と摺動可能に接続され得、展開状態において、チャイルドベビーカー装置100をロックするために、連結部124の端部表面148及び連結部126の端部表面150と係合し得る。構成の例によると、2つの端部表面148,150は、2つの剛性プレート134,136にそれぞれ設けられ得る。後脚部フレーム102と前脚部フレーム104とハンドルフレーム106とが互いに対して展開されるとき、2つの連結部124,126は、2つの端部表面148,150がギャップ152を横切って互いに面するように、ギャップ152だけ互いに離間し、ロック部142は、側部セグメント112から出てギャップ152へと突出し得、展開状態において、チャイルドベビーカー装置100をロックするために、2つの端部表面148,150とそれぞれ係合し得る。さらに、ロック部142は、チャイルドベビーカー装置100の折り畳み又は展開のために、側部セグメント112内へと引き込まれ得、後脚部フレーム102に対する前脚部フレーム104及びハンドルフレーム106の同時回転を可能にするように、連結部124,126から係合解除し得る。
【0014】
バネ144は、ロック部142及び側部セグメント112に設けられた係留機能にそれぞれ接続された2つの両端部を有し得る。バネ144は、展開状態においてチャイルドベビーカー装置100をロックするための連結部124,126との係合のために、ロック部142を付勢し得る。
【0015】
解放アクチュエータ146は、ロック部142と接続され、後脚部フレーム102に対して前脚部フレーム104及びハンドルフレーム106を折り畳み回転させるために、ロック部142を、側部セグメント112内へと引き込ませ、連結部124,126から係合解除させるよう操作可能である。構成の例によると、解放アクチュエータ146は、チャイルドベビーカー装置100の左側部及び右側部の各々に設けられたロック部142と接続し得るように横方向に延在するストラップであり得る。保護者は、これにより、チャイルドベビーカー装置100をロック解除しかつ持ち上げるために解放アクチュエータ146を使用し得、解放アクチュエータ146は、チャイルドベビーカー装置100の折り畳み及び輸送を容易にし得る。
【0016】
図1を参照すると、ハンドルフレーム106のグリップ部分118は、結合構造160を介して、左側部及び右側部の各々で側部セグメント116とそれぞれ枢動可能に接続され得、結合構造160は、結合構造120が組み付けられた側部セグメント116の他の端部とは反対側にある側部セグメント116の端部に配設される。グリップ部分118は、これにより、グリップ部分118が概して2つの側部セグメント116から離れて延伸する展開位置と、グリップ部分118がハンドルフレーム106の大きさを低減するために2つの側部セグメント116に重なるように折り畳まれる折り畳み位置と、の間で、2つの側部セグメント116に対して回転し得る。グリップ部分118は、チャイルドベビーカー装置100が展開状態にあるとき、その展開位置にあり得、チャイルドベビーカー装置100が折り畳み状態にあるとき、その折り畳み位置にあり得る。
【0017】
図3は、グリップ部分118を一方の側部セグメント116と枢動可能に接続する結合構造160のいくつかの内部構造の詳細を例示する概略図である。図1及び図3を参照すると、結合構造160は、グリップ部分118の端部及び側部セグメント116の端部とそれぞれ固定的に接続された2つの結合部162,164を含み得る。結合部162,164は、枢動軸166の周りで互いに枢動可能に接続され得、枢動軸166の周りで、グリップ部分118は、展開位置と折り畳み位置との間で側部セグメント116に対して回転可能である。構成の例によると、結合構造160は、グリップ部分118を折り畳み位置に向かって付勢するように操作可能なバネ168をさらに含み得る。例えば、バネ168は、結合部162,164とそれぞれ接続されたねじりバネであり得る。
【0018】
図3を参照すると、ハンドルフレーム106には、グリップ部分118を側部セグメント116に対して回転的にロックするように操作可能なラッチ170がさらに組み付けられ得る。ラッチ170は、側部セグメント116に担持され得、グリップ部分118を側部セグメント116に対する展開位置にロックするために結合部162と係合し得、かつ第3側部セグメント116に対するグリップ部分118の回転のために結合部162から係合解除し得る。例えば、ラッチ170は、グリップ部分118を展開位置にロックするために、結合部162に設けられた開口部172と係合し得、グリップ部分118が展開位置と折り畳み位置との間で側部セグメント116及びラッチ170に対して回転し得るように、グリップ部分118をロック解除するために、開口部172から係合解除し得る。構成の例によると、ラッチ170は、側部セグメント116と摺動可能に接続され得、枢動軸166と実質的に直交する軸に沿って、側部セグメント116に対して摺動し得る。従って、ラッチ170は、グリップ部分118を展開位置にロックするために、結合部162と係合するように第1方向に摺動し得、グリップ部分118をロック解除するために、結合部162から係合解除するように反対側の第2方向に摺動し得る。バネ174は、結合部162と係合するように、ラッチ170を付勢するために設けられ得る。例えば、バネ174は、ラッチ170及び側部セグメント116とそれぞれ接続された2つの両端部を有し得る。
【0019】
図2及び図3を参照すると、ラッチ170は、リンク部176を介して後脚部フレーム102と操作可能に連結され得、それにより、後脚部フレーム102に対するハンドルフレーム106の折り畳み回転は、ラッチ170を移動させ、グリップ部分118をロック解除させ得る。構成の例によると、リンク部176は、ラッチ170と接続された端部176Aと、連結部122と接続された別の端部176Bと、を有するケーブルを含み得、端部176Bは、典型的には、枢動軸130からオフセットされた場所で、連結部122の剛性プレート132又はシェル138に係留され得る。
【0020】
別の実施形態によると、後脚部フレーム102に対するハンドルフレーム106の折り畳み回転は、同様に、リンク部176がラッチ170を前脚部フレーム104と操作可能に連結する接続構造によって、ラッチ170を移動させ、グリップ部分118をロック解除させ得る。例えば、リンク部176は、ラッチ170と接続された端部176Aと、連結部124と接続された他の端部176Bと、を有するケーブルを含み得、端部176Bは、典型的には、連結部124の剛性プレート134に係留され得る。
【0021】
ハンドルフレーム106が、枢動軸130の周りで後脚部フレーム102に対して折り畳み方向に(すなわち、チャイルドベビーカー装置100を折り畳むために)回転するとき、端部176Bと接続された連結部122(又は連結部124)は、リンク部176に引張力を加え得、リンク部176は、張力がかけられ得、その結果、側部セグメント116に対して移動し、結合部162から係合解除するように、ラッチ170を引っ張り得る。結果として、グリップ部分118は、ロック解除され、側部セグメント116に対してバネ168の付勢力下で展開位置から折り畳み位置へと回転され得る。低減された大きさへのハンドルフレーム106の折り畳みは、従って、容易にされ得、このハンドルフレーム106の折り畳みは、後脚部フレーム102に対する前脚部フレーム104及びハンドルフレーム106の折り畳み回転と同時に起こり得る。チャイルドベビーカー装置100は、これにより、前脚部フレーム104の側部セグメント114及びハンドルフレーム106の側部セグメント116が、略平行かつ後脚部フレーム102の側部セグメント112の2つの反対側にそれぞれ位置付けられて、コンパクトな大きさに折り畳み可能である。グリップ部分118は、側部セグメント116の側部へと折り畳まれ得、チャイルドベビーカー装置100の折り畳み状態において、側部セグメント116が後脚部フレーム102の側部セグメント112の近くに位置付けられることを可能にし、すなわち、側部セグメント116は、折り畳み状態において、折り畳みまれたグリップ部分118と側部セグメント112との間に位置し得る。図4は、折り畳み状態にあるチャイルドベビーカー装置100と、折り畳み位置にあるグリップ部分118と、を例示する。
【0022】
ハンドルフレーム106が、枢動軸130の周りで後脚部フレーム102に対して展開方向に(すなわち、チャイルドベビーカー装置100を展開するために)回転するとき、リンク部176を通じて連結部122(又は連結部124)によって加えられる引張力は、低減され得、又は除去され得る。結果として、チャイルドベビーカー装置100が完全に展開され、グリップ部分118が折り畳み位置から展開位置へと回転されるとすぐに、ラッチ170は、グリップ部分118を展開位置にロックするように、バネ174の付勢力下で結合部162と係合し得る。
【0023】
別の実施形態によると、リンク部176は、ラッチ170と接続された端部176Aと、ラッチ機構141と接続された他の端部176Bと、を有するケーブルを含み得、端部176Bは、典型的には、ロック部142に係留され得る。ロック部142が連結部124,126の間から係合解除されるとき、リンク部176は、ロック部142のロック解除移動によって張力がかけられ得、その結果、側部セグメント116に対して移動し、結合部162から係合解除するように、ラッチ170を引っ張り得る。ハンドルフレーム106は、これにより、コンパクトな形態へと折り畳まれ得、このハンドルフレーム106の折り畳みは、後脚部フレーム102に対する前脚部フレーム104及びハンドルフレーム106の折り畳み回転と同時に起こり得る。
【0024】
図5及び図6は、チャイルドベビーカー装置200の別の実施形態を例示する2つの斜視図である。図5及び図6を参照すると、チャイルドベビーカー装置200は、同様に、後脚部フレーム202と、前脚部フレーム204と、ハンドルフレーム206と、を含み得る。後脚部フレーム202及び前脚部フレーム204には、ホイールアセンブリ208,210がそれぞれ設けられ得る。後脚部フレーム202、前脚部フレーム204、及びハンドルフレーム206の各々は、チャイルドベビーカー装置200の左側部及び右側部にそれぞれ配設された2つの平行な側部セグメント、例えば、後脚部フレーム202のための2つの側部セグメント212、前脚部フレーム204のための2つの側部セグメント214、及びハンドルフレーム206のための2つの側部セグメント216を含む略対称的な構成を有し得る。さらに、ハンドルフレーム206は、2つの側部セグメント216の各々と枢動可能に接続されたグリップ部分218をさらに含み得る。例えば、グリップ部分218は、横方向に延在し得、2つの両端部が2つの側部セグメント216とそれぞれ枢動可能に接続された略U字形状を有し得る。側部セグメント212,214,216及びグリップ部分218は、例えば、管状部分を含み得る。側部セグメント212,214,216は、左側部及び右側部の各々で、1つの結合構造220を介して互いに接続される。左側部及び右側部の2つの結合構造220は、概して同様の構成であり、チャイルドベビーカー装置200を折り畳むために、及び展開するために、前脚部フレーム204及びハンドルフレーム206が後脚部フレーム202に対して一体に回転することを可能にする。
【0025】
図5及び図6と組み合わせて、図7及び図8は、2つの反対側からの、結合構造220のいくつかの内部構造の詳細を例示する2つの概略図である。図5図8を参照すると、結合構造220は、後脚部フレーム202の側部セグメント212、前脚部フレーム204の側部セグメント214、及びハンドルフレーム206の側部セグメント216とそれぞれ固定的に接続された、3つの連結部222,224,226を含み得る。連結部224,226はそれぞれ、互いから離間する2つの枢動軸228,230の周りで枢動可能に、連結部222と接続され得る。例えば、連結部222,224,226は、剛性プレート232,234,236をそれぞれ含み得、連結部224,226のそれぞれの剛性プレート234,236はそれぞれ、2つの枢動軸228,230の周りで枢動可能に、連結部222の剛性プレート232と接続され得る。加えて、連結部222は、シェル238をさらに含み得、シェル238は、後脚部フレーム202の側部セグメント212に固定的に取り付けられ、剛性プレート232,234,236は、シェル238内に少なくとも部分的に収容される。この方式で、前脚部フレーム204の側部セグメント214及びハンドルフレーム206の側部セグメント216は、後脚部フレーム202の側部セグメント212とそれぞれ枢動可能に接続され得る。
【0026】
図6及び図8を参照すると、結合構造220は、前脚部フレーム204の側部セグメント214をハンドルフレーム206の側部セグメント216と回転的に連結するリンク部材240をさらに含み得、これにより、前脚部フレーム204及びハンドルフレーム206は、チャイルドベビーカー装置200の折り畳み及び展開中に、後脚部フレーム202に対して一体に回転可能である。リンク部材240は、細長い形状を有する一部材であり得、シェル238内に少なくとも部分的に囲まれ得る。リンク部材240の例は、限定することなく、ロッド、バー、プレートなどを含み得る。リンク部材240の第1端部は、枢動軸228から偏心した場所で、枢動接続242を介して連結部224と枢動可能に接続され得、リンク部材240の第2端部は、枢動軸230から偏心した場所で、枢動接続244を介して連結部226と枢動可能に接続され得る。枢動接続242,244は、典型的には、ピン又はシャフト部分を含み得る。さらに、連結部222は、リンク部材240のための案内支持を提供するように適合された2つの案内表面246,248を含み得る。例えば、2つの案内表面246,248は、連結部222の剛性プレート232に設けられた案内スロット249の壁部表面として定義され得、2つの枢動接続242,244は、2つの案内表面246,248とそれぞれ摺動接触するように案内スロット249に配設され得る。
【0027】
図6及び図7を参照すると、使用のための展開状態において、チャイルドベビーカー装置200の後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とをロックするために、ラッチ機構250が設けられ得る。ラッチ機構250は、左側部及び右側部の各々で結合構造220に隣接してそれぞれ組み付けられ得、連結部226に担持されたロック部252を含み得る。ロック部252は、ピン256を介して連結部226(例えば、連結部226の剛性プレート236)と枢動可能に接続され得る。ロック部252は、展開状態において、後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とをロックするために、連結部222と係合するように、又は、折り畳み回転のために、後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とをロック解除するために、連結部222から係合解除するように、連結部226に対して回転可能である。例えば、ロック部252は、展開状態において、後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とをロックするために、連結部222の剛性プレート232と固定的に接続されたロックピン258と係合し得、チャイルドベビーカー装置200の折り畳み又は展開のために、後脚部フレーム202に対する前脚部フレーム204及びハンドルフレーム206の同時回転を可能にするように、ロックピン258から係合解除し得る。
【0028】
図5及び図6を参照すると、ハンドルフレーム206のグリップ部分218は、結合構造260を介して、左側部及び右側部の各々で側部セグメント216とそれぞれ枢動可能に接続され得、結合構造260は、結合構造220が組み付けられた側部セグメント216の他の端部とは反対側にある側部セグメント216の端部に配設される。ハンドルフレーム206のグリップ部分218は、これにより、グリップ部分218が概して2つの側部セグメント216から離れて延伸する展開位置と、グリップ部分218がハンドルフレーム206の大きさを低減するために2つの側部セグメント216に重なって折り畳まれる折り畳み位置と、の間で、2つの側部セグメント216に対して回転し得る。グリップ部分218は、チャイルドベビーカー装置200が図5に示される展開状態にあるとき、その展開位置にあり得、チャイルドベビーカー装置200が図10に示される折り畳み状態にあるとき、その折り畳み位置にあり得る。
【0029】
図9は、グリップ部分218を一方の側部セグメント216と枢動可能に接続する結合構造260のいくつかの内部構造の詳細を例示する部分分解図である。図5図6及び図9を参照すると、結合構造260は、グリップ部分218の端部及び側部セグメント216の端部とそれぞれ固定的に接続された2つの結合部262,264を含み得る。結合部262,264は、枢動軸266の周りで互いに枢動可能に接続され得、枢動軸266の周りで、グリップ部分218は、展開位置と折り畳み位置との間で側部セグメント216に対して回転可能である。
【0030】
図9を参照すると、ハンドルフレーム206には、グリップ部分218を側部セグメント216に対してロックする、及びロック解除するように操作可能なラッチ機構270が組み付けられ得る。ラッチ機構270は、ラッチ272と、バネ274と、ケーブル276と、解放アクチュエータ278と、を含み得る。ラッチ272は、側部セグメント216に対してグリップ部分218を回転的にロックするように操作可能である。例えば、ラッチ272は、グリップ部分218に担持され得、グリップ部分218を側部セグメント216に対して展開位置にロックするために、結合部264に設けられた開口部280と係合するように、又は、グリップ部分218が展開位置と折り畳み位置との間で側部セグメント216に対して回転し得るように、グリップ部分218を側部セグメント216に対してロック解除するために、開口部280から係合解除するように、移動可能である。構成の例によると、ラッチ272は、グリップ部分218と摺動可能に接続され得、枢動軸266と実質的に直交する軸に沿って、グリップ部分218に対して摺動し得る。従って、ラッチ272は、グリップ部分218を展開位置にロックするために、結合部264と係合するように第1方向に摺動し得、グリップ部分218をロック解除するために、結合部264から係合解除するように反対側の第2方向に摺動し得、展開位置と折り畳み位置との間の回転を可能にし得る。
【0031】
バネ274は、結合部264と係合するように、ラッチ272を付勢するために設けられ得る。例えば、バネ274は、ラッチ272及び結合部262又はグリップ部分118とそれぞれ接続された2つの両端部を有し得る。
【0032】
解放アクチュエータ278は、ラッチ272から距離を置いた場所でグリップ部分218に配設され得、ケーブル276を介してラッチ272と操作可能に接続され得る。構成の例によると、解放アクチュエータ278は、グリップ部分218の横方向セクションに配設された押ボタンであり得る。解放アクチュエータ278は、ケーブル276を引っ張り、ラッチ272を、バネ274の付勢力に反して移動させて結合部264から係合解除させるように操作可能であり、これにより、グリップ部分218を側部セグメント216に対してロック解除し得る。
【0033】
ラッチ機構270が、グリップ部分218を2つの側部セグメント216の各々に対してロックし得る、及びロック解除し得るように、ラッチ272とバネ274とケーブル276とからなる同様のアセンブリが、ハンドルフレーム206の左側部及び右側部の各々に設けられ得る。
【0034】
図7及び図9を参照すると、ロック部252は、リンク部284を介してグリップ部分218と操作可能に連結され得、それにより、2つの側部セグメント216に対するグリップ部分218の折り畳み回転は、後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とをロック解除するために、ロック部252を、移動させて連結部222から係合解除させ得、これにより、チャイルドベビーカー装置200の折り畳みを可能にする。構成の例によると、リンク部284は、グリップ部分218と接続された端部284Aと、ロック部252と接続された別の端部284Bと、を有するケーブルを含み得る。例えば、グリップ部分218は、バレル286と固定的に接続され得、リンク部284の端部284Aは、バレル286に係留され得る。リンク部284は、バレル286の周りに少なくとも部分的に巻き付き得、グリップ部分218を側部セグメント216に重なるように折り畳むための方向に、バレル286がグリップ部分218と共に回転するとき、連結部222から係合解除するようにロック部252を引っ張り得る。
【0035】
グリップ部分218が2つの側部セグメント216に対して折り畳み方向に回転するとき、グリップ部分218は、リンク部284を引っ張り得、ロック部252を連結部222から係合解除するために同時に回転させ得る。後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とは、これにより、チャイルドベビーカー装置200を折り畳むためにロック解除され得る。
【0036】
グリップ部分218が、2つの側部セグメント216に対して展開方向に回転するとき、リンク部284を通じてグリップ部分218によって加えられる引張力は、低減され得、又は除去され得る。チャイルドベビーカー装置200が完全に展開され、グリップ部分218が折り畳み位置から展開位置へと回転されるとすぐに、ロック部252は、従って回転し得、後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とを展開位置にロックするように、連結部222と係合し得る。構成の例によると、リンク部284を通じて加えられる引張力が除去されると、ロック部252は、重力作用下で連結部222と係合するために回転し得る。構成の別の例によると、ロック部252は、連結部222と係合するためのロック部252の移動を容易にし得る付勢力を付与するように適合されたバネ(図示されず)と連結され得る。
【0037】
上述の構成では、後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とは、グリップ部分218を展開位置から折り畳み位置に向かって回転させることによる、チャイルドベビーカー装置200の折り畳みのために、ロック解除され得る。より安全な使用のために、ロック部252が、連結部222から完全に係合解除し、グリップ部分218が展開位置から折り畳み位置に向かって有意な角度で回転した後においてのみ、後脚部フレーム202と前脚部フレーム204とハンドルフレーム206とを効果的にロック解除することが確実であることが望ましい。構成の例によると、ロック部252は、グリップ部分218が展開位置から折り畳み位置に向かって緩衝角度未満だけ回転している限り、ロックピン258と係合されたままであり、かつチャイルドベビーカー装置200の折り畳みを防止する端部252Aを有し得る。ロック部252及びロック部252の端部252Aは、グリップ部分218が展開位置から緩衝角度より大きく回転した後においてのみ、ロックピン258から完全に係合解除され得る。この方式で、チャイルドベビーカー装置200の意図されない折り畳みが防止され得る。
【0038】
本明細書で説明された構造の利点は、チャイルドベビーカー装置のコンパクトな保管及び容易な輸送のためにハンドルフレームの大きさを低減するように折り畳まれ得る2つの側部セグメントとグリップ部分とを有するハンドルフレームを提供する能力を含む。さらに、ハンドルフレームの側部セグメントに対するグリップ部分の折り畳みは、チャイルドベビーカー装置の脚部フレームを折り畳むために使用される機構と操作可能にリンクされ得、チャイルドベビーカー装置の折り畳みをより容易にし得る。
【0039】
チャイルドベビーカー装置の実現は、特定の実施形態の文脈で説明された。これらの実施形態は、例示的であることを意味しており、限定するものではない。多くの変形、修正、追加、及び改良が可能である。これら及び他の変形、修正、追加、及び改良は、以下の特許請求の範囲に定義される発明の範囲に含まれ得る。
[付記項1]
第1側部セグメントを有する後脚部フレームと、
第2側部セグメントを有する前脚部フレーム、及び第3側部セグメントとグリップ部分とを有するハンドルフレームであって、前記第2側部セグメント及び前記第3側部セグメントは、前記第1側部セグメントとそれぞれ枢動可能に接続され、前記グリップ部分は、第1結合部と固定的に接続され、前記第3側部セグメントは、前記第1結合部と枢動可能に接続された第2結合部と固定的に接続され、前記グリップ部分は、前記第3側部セグメントに対して展開位置と折り畳み位置との間で回転可能である、前脚部フレーム及びハンドルフレームと、
展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするように操作可能なラッチ機構と、
前記第3側部セグメントに担持されたラッチであって、前記ラッチは、前記グリップ部分を前記展開位置にロックするように、前記第1結合部と係合され、前記展開位置と前記折り畳み位置との間での前記グリップ部分の回転のために、前記グリップ部分をロック解除するように、前記第1結合部から係合解除される、ラッチと、
前記後脚部フレームに対する前記ハンドルフレームの折り畳み回転が、前記グリップ部分をロック解除するために、前記ラッチを前記第1結合部から係合解除させるように、前記ラッチを前記後脚部フレーム又は前記前脚部フレームと連結する、又は、前記ラッチ機構のロック解除移動が、前記グリップ部分をロック解除するために、前記ラッチを前記第1結合部から係合解除させるように、前記ラッチを前記ラッチ機構と連結する、リンク部と、
を備える、チャイルドベビーカー装置。
[付記項2]
前記第1結合部と係合するために前記ラッチを付勢するように操作可能なバネをさらに含む、付記項1に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項3]
前記第1側部セグメント、前記第2側部セグメント、及び前記第3側部セグメントは、第1連結部、第2連結部、及び第3連結部とそれぞれ固定的に接続され、前記第2連結部及び前記第3連結部は、前記第1連結部とそれぞれ枢動可能に接続され、前記リンク部は、前記ラッチと接続された第1端部と、前記第1連結部、前記第2連結部、又は前記ラッチ機構と接続された第2端部と、を有するケーブルを含む、付記項1又は2に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項4]
前記第2連結部及び前記第3連結部はそれぞれ、互いから離間する2つの枢動軸の周りで枢動可能に、前記第1連結部と接続される、付記項3に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項5]
前記第3連結部は、枢動軸の周りで枢動可能に、前記第1連結部と接続され、前記ケーブルの前記第2端部は、前記枢動軸からオフセットされた場所で、前記第1連結部に係留される、付記項3に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項6]
前記第2連結部及び前記第3連結部は、リンク部材と枢動可能に接続され、これにより、前記前脚部フレーム及び前記ハンドルフレームは、前記チャイルドベビーカー装置の折り畳み及び展開中に、前記後脚部フレームに対して一体に回転可能である、付記項3~5のいずれか1項に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項7]
前記第1側部セグメント、前記第2側部セグメント、及び前記第3側部セグメントは、第1連結部、第2連結部、及び第3連結部とそれぞれ固定的に接続され、前記第2連結部及び第3連結部は、前記第1連結部とそれぞれ枢動可能に接続され、前記ラッチ機構は、前記第1連結部と移動可能に接続されたロック部を含み、前記ロック部は、前記展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするために、前記第2連結部及び前記第3連結部と係合するように移動可能である、付記項1又は2に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項8]
前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとが前記展開状態にあるとき、前記第2連結部及び前記第3連結部は、ギャップだけ互いに離間し、前記ロック部は、前記ギャップへと突出し、前記展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするために、前記第2連結部の第1端部表面及び前記第3連結部の第2端部表面とそれぞれ係合する、付記項7に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項9]
前記ラッチ機構は、前記第2連結部及び前記第3連結部との係合のために前記ロック部を付勢するように操作可能なバネと、前記ロック部と接続され、かつ前記ロック部を前記第2連結部及び前記第3連結部から係合解除させるために操作可能な解放アクチュエータと、をさらに含む、付記項7又は8に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項10]
前記折り畳み位置に向かって、前記グリップ部分を付勢するように操作可能なバネをさらに含む、付記項1~9のいずれか1項に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項11]
チャイルドベビーカー装置であって、
第1連結部と固定的に接続された第1側部セグメントを有する後脚部フレームと、
第2連結部と固定的に接続された第2側部セグメントを有する前脚部フレーム、及び互いに枢動可能に接続された第3側部セグメントとグリップ部分とを有するハンドルフレームであって、第3側部セグメントは、第3連結部と固定的に接続され、前記第2連結部及び前記第3連結部は、前記第1連結部とそれぞれ枢動可能に接続される、前脚部フレーム及びハンドルフレームと、
前記第3連結部に担持されたロック部であって、前記ロック部は、展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするために、前記第1連結部と係合される、ロック部と、
前記グリップ部分を前記第3側部セグメントに対してロックする、及びロック解除するように操作可能なラッチ機構と、
前記第3側部セグメントに対する前記グリップ部分の折り畳み回転が、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロック解除するために、前記ロック部を、移動させて前記第1連結部から係合解除させるように、前記ロック部を前記グリップ部分と連結するリンク部であって、これにより、前記チャイルドベビーカー装置の折り畳みを可能にする、リンク部と、
を備える、チャイルドベビーカー装置。
[付記項12]
前記リンク部は、前記グリップ部分と接続された第1端部と、前記ロック部と接続された第2端部と、を有するケーブルを含む、付記項11に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項13]
前記グリップ部分は、バレルと固定的に接続され、前記第1端部は、前記バレルに係留される、付記項12に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項14]
前記第1連結部は、剛性プレートを含み、前記ロック部は、前記展開状態において、前記後脚部フレームと前記前脚部フレームと前記ハンドルフレームとをロックするために、前記剛性プレートと固定的に接続されたロックピンと係合する、付記項11~13のいずれか1項に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項15]
前記第2連結部及び前記第3連結部はそれぞれ、互いから離間する2つの枢動軸の周りで枢動可能に、前記第1連結部と接続される、付記項11~14のいずれか1項に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項16]
前記第2連結部及び前記第3連結部は、リンク部材と枢動可能に接続され、これにより、前記前脚部フレーム及び前記ハンドルフレームは、前記チャイルドベビーカー装置の折り畳み及び展開中に、前記後脚部フレームに対して一体に回転可能である、付記項11~15のいずれか1項に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項17]
前記リンク部材は、前記第1連結部に設けられた第1案内表面及び第2案内表面とそれぞれ摺動接触する第1枢動接続及び第2枢動接続を介して、前記第2連結部及び前記第3連結部とそれぞれ接続される、付記項16に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項18]
前記グリップ部分及び前記第3側部セグメントは、互いに枢動可能に接続された第1結合部及び第2結合部とそれぞれ固定的に接続され、前記ラッチ機構は、前記グリップ部分に担持されたラッチを含み、前記ラッチは、前記グリップ部分を前記第3側部セグメントに対してロックするために、前記第2結合部と係合するように、又は、前記グリップ部分を前記第3側部セグメントに対してロック解除するために、前記第2結合部から係合解除するように、移動可能である、付記項11~17のいずれか1項に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項19]
前記ラッチは、前記グリップ部分と摺動可能に接続される、付記項18に記載のチャイルドベビーカー装置。
[付記項20]
前記ラッチ機構は、前記第2結合部と係合するように前記ラッチを付勢するように操作可能なバネと、ケーブルを介して前記ラッチと操作可能に接続された解放アクチュエータと、をさらに含み、前記解放アクチュエータは、前記ケーブルを引っ張り、前記ラッチを、移動させて前記第2結合部から係合解除させるように操作可能である、付記項18又は19に記載のチャイルドベビーカー装置。
【符号の説明】
【0040】
100,200…チャイルドベビーカー装置、102,202…後脚部フレーム、104,204…前脚部フレーム、106,206…ハンドルフレーム、112,212…第1側部セグメント、114,214…第2側部セグメント、116,216…第3側部セグメント、118,218…グリップ部分、122,222…第1連結部、124,224…第2連結部、126,226…第3連結部、132,134,136,232,234,236…剛性プレート、140,240…リンク部材、141,250,270…ラッチ機構、142,252…ロック部、144,168,174,274…バネ、146,278…解放アクチュエータ、148…第1端部表面、150…第2端部表面、152…ギャップ、162,262…第1結合部、164,264…第2結合部、128,130,166,228,230,266…枢動軸、170,272…ラッチ、176,240,284…リンク部、176A,284A…第1端部、176B,284B…第2端部、242…第1枢動接続、244…第2枢動接続、246…第1案内表面、248…第2案内表面、258…ロックピン、276…ケーブル、286…バレル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【外国語明細書】