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特開2024-153674センサデータを受信するゲートウェイを含むシステム及び関連方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024153674
(43)【公開日】2024-10-29
(54)【発明の名称】センサデータを受信するゲートウェイを含むシステム及び関連方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/38 20180101AFI20241022BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20241022BHJP
   H04W 4/80 20180101ALI20241022BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20241022BHJP
【FI】
H04W4/38
H04W84/10 110
H04W4/80
H04M11/00 301
【審査請求】有
【請求項の数】31
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024110369
(22)【出願日】2024-07-09
(62)【分割の表示】P 2020518731の分割
【原出願日】2018-10-02
(31)【優先権主張番号】1716073.0
(32)【優先日】2017-10-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(31)【優先権主張番号】PCT/US2018/037720
(32)【優先日】2018-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ANDROID
3.ZIGBEE
4.iOS
(71)【出願人】
【識別番号】519446492
【氏名又は名称】ウードゥンシャーク エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】WOODENSHARK LLC
【住所又は居所原語表記】3411 Silverside Road Suite 104, Rodney Building, Wilmington, Delaware 19810 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
(74)【代理人】
【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘
(74)【代理人】
【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎
(74)【代理人】
【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二
(74)【代理人】
【識別番号】100130409
【弁理士】
【氏名又は名称】下山 治
(72)【発明者】
【氏名】ゴリロフスキー, ディミトリ
(72)【発明者】
【氏名】ヴァシレンカ, アレクサンドル
(72)【発明者】
【氏名】コロルコフ, アレクサンドル
(57)【要約】      (修正有)
【課題】センサデータの収集する装置、方法を提供する。
【解決手段】5.0mW未満のパワーレベルで作動するトランシーバを含むゲートウェイを含むシステムであって、サービスプロバイダサーバ及びゲートウェイは、データストレージサーバと通信し、データストレージサーバは、第1のトークンを生成し、サービスプロバイダサーバから記録を受信し、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信し、ゲートウェイからセンサデータを受信する。ゲートウェイは、アプリケーションを実行して、センサ又は複数のセンサからトランシーバを介してセンサデータを受信する。データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信した後にゲートウェイに第2のトークンを発行し、受信したセンサデータをデータストレージサーバ又はサービスプロバイダサーバに記憶する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データストレージサーバと、サービスプロバイダサーバと、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを含むゲートウェイとを含むシステムであって、前記ゲートウェイがアプリケーションでプログラムされ、前記サービスプロバイダサーバが前記データストレージサーバと通信し、前記ゲートウェイが前記データストレージサーバと通信し、
前記データストレージサーバが、第1のトークンを生成し、前記サービスプロバイダサーバから記録を受信し、前記サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、前記サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するように構成され、
前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイからセンサデータを受信するように構成され、前記ゲートウェイが前記アプリケーションを実行して、センサから、または、複数のセンサから、前記トランシーバを介して前記センサデータを受信し、前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイから前記センサデータを受信した後に前記ゲートウェイに第2のトークンを発行するように構成され、前記データストレージサーバがさらに、前記受信したセンサデータを前記データストレージサーバに記憶する、または前記受信したセンサデータを前記サービスプロバイダサーバに記憶するように構成され、
前記第1のトークン及び前記第2のトークンのトークントランザクションが、前記システムに記憶される、
前記システム。
【請求項2】
前記センサデータが、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、
前記第1のトークン及び前記第2のトークンの前記トークントランザクションが、前記ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、
前記データストレージサーバ、前記サービスプロバイダサーバ、及び前記ゲートウェイが、前記ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記トランシーバが、3.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成される、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項4】
前記トランシーバが、1.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成される、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項5】
前記トランシーバが、Bluetoothトランシーバである、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項6】
前記ゲートウェイが、モバイルコンピューティングデバイスである、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項7】
前記モバイルコンピューティングデバイスが、スマートフォン、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータである、
請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記ゲートウェイが、非モバイルデバイスである、
請求項1~5のいずれかに記載のシステム。
【請求項9】
前記ゲートウェイが、Bluetoothメッシュネットワークを使用するように構成される、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項10】
前記ゲートウェイが、さらなるトランシーバを含む、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項11】
前記さらなるトランシーバが、50mWを上回るパワーレベルで作動するように構成される、
請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記ゲートウェイが、前記さらなるトランシーバを使用して前記データストレージサーバと通信するように構成される、
請求項10または11に記載のシステム。
【請求項13】
前記さらなるトランシーバが、セルラトランシーバ、例えば、LPWANトランシーバである、
請求項10~12のいずれかに記載のシステム。
【請求項14】
前記トランシーバが、センサから前記ゲートウェイまでのアドバタイジング(ビーコン)片方向通信を使用するように構成される、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項15】
前記トランシーバが、メッシュBluetoothプロトコルを使用するように構成される、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項16】
前記システムがセンサを含む、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項17】
前記センサが、前記ゲートウェイに接続されていないとき、ビーコンアドバタイジング信号を送信し、
前記ゲートウェイのアプリケーションが、すべての低電力(5.0mW未満)センサにジオフェンスゾーンを設定するので、前記ゲートウェイがセンサアドバタイジング信号ゾーンに入るたびに、前記ゲートウェイがアプリケーションコードの一部を実行し、
前記コードのこの部分がデータルーティングを担当するので、前記ゲートウェイが前記センサに接続して、前記センサデータをダウンロードし、前記センサデータを(例えば、クラウド内の)宛先に送信する、
請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記トランシーバが、前記ゲートウェイによって信頼されている前記センサと、前記センサによって信頼されている前記ゲートウェイとの間の双方向通信を使用するように構成される、
請求項16または17に記載のシステム。
【請求項19】
前記センサが、前記システムに関連するIDを含む、
請求項16~18のいずれかに記載のシステム。
【請求項20】
前記ゲートウェイが、前記システムの元帳に対して前記IDを確認し、
前記システムが前記元帳を含む、
請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記ゲートウェイが、前記ゲートウェイの内部メモリのセキュアキーを確認し、
前記ゲートウェイを通して送信されるすべてのデータが、エンドツーエンド暗号化される、
請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
ユーザが、前記センサに必要なキーを有するまで、前記データを読み取ることができない、
請求項16~21のいずれかに記載のシステム。
【請求項23】
センサキーが、送信されたデータ量の正確な清算のために使用される、
請求項16~22のいずれかに記載のシステム。
【請求項24】
複数のBluetoothセンサが、前記センサデータ宛先へのゲートウェイとして機能する、複数のゲートウェイに接続可能である、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項25】
ユーティリティメータ、駐車センサ、水/ガス漏れ検出器、発砲検出器、大気質センサ、天気センサ、出席カウンタ、非常ボタン、公共輸送機関追跡器、街路照明、交通信号、住宅及びオフィスセキュリティセンサ、アセット追跡器、電気メータ、太陽光/放射線メータ、振動センサのうちの1つまたは複数の中のセンサを含むBluetoothセンサを含む、
い先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項26】
前記システムが、複数のLPWANゲートウェイと、前記複数のLPWANゲートウェイに接続可能な複数のLPWANセンサとを含む、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項27】
特定のセンサを特定のゲートウェイと組み合わせ必要がない、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項28】
センサデータのストレージが共通元帳内に記録され、透明性のある支払い請求を作成する、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項29】
前記トークンが暗号トークンである、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項30】
前記システムが、都市、個々の家庭、及び大企業に相互運用可能で透明性のある接続性を同様に提供する、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項31】
複数のゲートウェイを含むシステムであって、
前記複数のゲートウェイが、前記データストレージサーバと通信し、
各ゲートウェイが、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを含み、
各ゲートウェイがアプリケーションでプログラムされ、
前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイからセンサデータを受信するように構成され、
各ゲートウェイが、前記それぞれのアプリケーションを実行して、前記それぞれのトランシーバを介して前記センサデータを受信し、
前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイから前記センサデータを受信した後に前記ゲートウェイに第2のトークンを発行するように構成され、
前記データストレージサーバがさらに、前記受信したセンサデータを前記データストレージサーバに記憶する、または前記受信したセンサデータを前記サービスプロバイダサーバに記憶するように構成され、
前記第1のトークン及び前記第2のトークンのトークントランザクションが、前記システムに記憶される、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項32】
前記センサデータが、前記ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、
前記第1のトークン及び前記第2のトークンのトークントランザクションが、前記ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、
前記ゲートウェイが、前記ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、
請求項31に記載のシステム。
【請求項33】
前記複数のゲートウェイには、複数のLRゲートウェイ及び複数のBLEゲートウェイが含まれる、
請求項31または32に記載のシステム。
【請求項34】
前記ゲートウェイが、前記サービスプロバイダサーバに登録された複数のデバイスから前記センサデータを受信するように設定される、
請求項31~33のいずれかに記載のシステム。
【請求項35】
複数のサービスプロバイダサーバを含むシステムであって、
前記サービスプロバイダサーバが、前記データストレージサーバと通信し、
前記データストレージサーバが、第1のトークンを生成し、前記サービスプロバイダサーバから記録を受信し、前記サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、前記サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するように構成され、
前記第1のトークンのトークントランザクションが、前記ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、
前記サービスプロバイダサーバが、前記ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、
先行請求項のいずれかに記載のシステム。
【請求項36】
5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを使用して、システムにトランザクション及び取得されたセンサデータを記憶する方法であって、前記システムが、データストレージサーバと、サービスプロバイダサーバと、ゲートウェイとを含み、前記ゲートウェイが、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成された前記トランシーバを含み、前記ゲートウェイがアプリケーションでプログラムされ、前記サービスプロバイダサーバが前記データストレージサーバと通信し、前記ゲートウェイが前記データストレージサーバと通信し、
(i)前記データストレージサーバが、第1のトークンを生成するステップと、
(ii)前記データストレージサーバが、サービスプロバイダサーバから記録を受け取り、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するステップと、
(iii)前記ゲートウェイが前記アプリケーションを実行して、センサから、または、複数のセンサから、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成された前記トランシーバを介してセンサデータを受信するステップと、
(iv)前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイから前記センサデータを受信するステップと、
(v)前記ゲートウェイから前記センサデータを受信した後、前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイに第2のトークンを発行するステップと、
(vi)前記データストレージサーバが、前記受信したセンサデータを前記データストレージサーバに記憶する、または前記受信したセンサデータを前記サービスプロバイダサーバに記憶するステップと、
(vii)前記第1のトークン及び前記第2のトークンのトークントランザクションを前記システムに記憶するステップと
を含む、前記方法。
【請求項37】
請求項1~35のいずれかのシステムを使用する前記ステップを含む、
請求項36に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、センサデータを受信するゲートウェイを含むシステム及び関連方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在世界には、接続性を備え、センサデータを収集するデバイスが数十億存在する。特定の場所でセンサデータを収集し、そのデータを記憶し、記憶したデータを分析して、他の方法では取得できない結果を取得することが可能である。しかしながら、大きな障害として、接続性を備えたデバイスのユーザ、または接続性を備えたデバイスが使用するサービスのプロバイダが、接続性を備えたデバイスからのセンサデータを提供することに、消極的であるまたは意欲的ではないことがあり、これは、ユーザまたはプロバイダが、センサデータを提供した後、センサデータのセキュリティを懸念するためである。もう1つの懸念としては、データ提供に対しいくらかの支払いがユーザまたはプロバイダに約束された場合には、支払いが行われない可能性、またはセンサデータの提供量の記録に誤りがあり、支払いが本来よりも少ない可能性が挙げられ得る。別の問題は、大量のセンサデータの収集時に、例えば、多くの長距離無線データリンクに膨大な時間を必要とする場合、許容できないエネルギー使用量が必要となり得ることである。
【0003】
従って、接続性を備えたデバイスのユーザ、または接続性を備えたデバイスが使用するサービスのプロバイダが、ユーザまたはプロバイダによるセンサデータ提供後のセンサデータのセキュリティを信頼して、ならびに、センサデータの提供に対しいくらかの支払いまたは報酬がユーザまたはプロバイダに約束された場合には、支払いまたは報酬が与えられること、及び提供データ量の正しい記録により支払い額または報酬が正確であることを信頼して、接続性を備えたデバイスからのセンサデータを少量のエネルギーの使用で提供することができるシステムが求められている。
【0004】
関連技術の説明
EP2741468A1及びEP2741468B1はそれぞれ、ユーザデータ注釈方法、端末デバイス、及びサーバを開示している。方法は、ゲームのプロセスにおいて第1の端末デバイスにより送信される、第1の端末デバイスに対応する第1のユーザの位置情報、第1のユーザの行動情報、及び第1の端末デバイス上の各センサのセンサデータを、サーバにより受信することと、サーバにより、第1のユーザの位置情報、第1のユーザの行動情報、及びセンサデータに注釈を付けて、第1のユーザの注釈データを取得することと、を含む。本技術開示により、注釈データの量は増え、ユーザ行動認識の適用における制限を克服することができる。
【0005】
EP2670108A1及びEP2670108B1はそれぞれ、無線基地局のプラガブルポートに接続されるように構成されたプラガブルモジュールを開示している。プラガブルモジュールは、外部センサデータを収集する少なくとも1つのセンサに対応付けられる。プラガブルモジュールは、少なくとも1つの通信インターフェースと、プロセッサと、コンピュータプログラムコードを含むソフトウェアを格納するメモリとを備え、コンピュータプログラムコードがプロセッサで実行されると、プラガブルモジュールは、プラガブルモジュールに対応付けられた少なくとも1つのセンサから、事前に指定された外部センサデータを収集し、収集した外部センサデータを、少なくとも1つの通信インターフェースを介して中央サーバに通信する。
【発明の概要】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、データストレージサーバと、サービスプロバイダサーバと、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを含むゲートウェイとを含むシステムであって、ゲートウェイはアプリケーションでプログラムされ、サービスプロバイダサーバはデータストレージサーバと通信し、ゲートウェイはデータストレージサーバと通信し、データストレージサーバは、第1のトークンを生成し、サービスプロバイダサーバから記録を受信し、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するように構成され、データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信するように構成され、ゲートウェイはアプリケーションを実行して、センサから、または、複数のセンサから、トランシーバを介してセンサデータを受信し、データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信した後にゲートウェイに第2のトークンを発行するように構成され、データストレージサーバはさらに、受信したセンサデータをデータストレージサーバに記憶する、または受信したセンサデータをサービスプロバイダサーバに記憶するように構成され、第1のトークン及び第2のトークンのトークントランザクションは、システムに記憶される、システムが提供される。例えば、Bluetooth Class 2、Bluetooth Class 3、及びBluetooth Class 4のトランシーバはすべて、5.0mW未満のパワーレベルで作動する。
【0007】
システムは、少量のエネルギーを使用して、センサデータを収集し、センサデータの収集を記録するように設定され、それにより、大量のセンサデータのエネルギー効率のよい収集が可能になるという利点がある。
【0008】
センサデータがブロックチェーンシステムを使用して記憶される、システムであり得て、第1のトークン及び第2のトークンのトークントランザクションは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、データストレージサーバ、サービスプロバイダサーバ、及びゲートウェイは、ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである。ブロックチェーンシステムを使用してセンサデータを記憶するため、安全にセンサデータが記憶されるという利点がある。ブロックチェーンシステムを使用してトークントランザクションを記憶するため、安全にトークントランザクションが記憶されるという利点がある。センサデータとトランザクションデータは、同じブロックチェーンシステムで安全に記憶され、すなわち、トランザクションは、それぞれのセンサデータストレージアクティビティに非常に的確に対応付けられるという利点がある。
【0009】
トランシーバが、3.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成される、システムであり得る。センサデータ収集のエネルギー効率の向上という利点がある。
【0010】
トランシーバが、1.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成される、システムであり得る。センサデータ収集のエネルギー効率の向上という利点がある。
【0011】
トランシーバが、Bluetoothトランシーバである、システムであり得る。さまざまなセンサとの運用性が利点である。
【0012】
ゲートウェイが、モバイルコンピューティングデバイスである、システムであり得る。ゲートウェイは、移動するときに、センサデータを収集し得るという利点がある。
【0013】
モバイルコンピューティングデバイスが、スマートフォン、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータである、システムであり得る。ゲートウェイは広範な機能を提供するという利点がある。
【0014】
ゲートウェイが、非モバイルデバイスである、システムであり得る。
【0015】
ゲートウェイが、Bluetoothメッシュネットワークを使用するように構成される、システムであり得る。より多くのセンサデータを収集する能力が利点である。
【0016】
ゲートウェイが、さらなるトランシーバを含む、システムであり得る。
【0017】
さらなるトランシーバが、50mWを上回るパワーレベルで作動するように構成される、システムであり得る。トランシーバを使用して可能であるよりも、さらにデータを送信する能力が利点である。
【0018】
ゲートウェイが、さらなるトランシーバを使用してデータストレージサーバと通信するように構成される、システムであり得る。
【0019】
さらなるトランシーバが、セルラトランシーバ、例えば、LPWANトランシーバである、システムであり得る。
【0020】
トランシーバが、センサからゲートウェイまでのアドバタイジング(ビーコン)片方向通信を使用するように構成される、システムであり得る。
【0021】
トランシーバが、メッシュBluetoothプロトコルを使用するように構成される、システムであり得る。より多くのセンサデータを収集する能力が利点である。
【0022】
システムがセンサを含む、システムであり得る。
【0023】
センサが、ゲートウェイに接続されていないとき、ビーコンアドバタイジング信号を送信し、ゲートウェイのアプリケーションが、すべての低電力(5.0mW未満)センサにジオフェンスゾーンを設定するので、ゲートウェイがセンサアドバタイジング信号ゾーンに入るたびに、ゲートウェイがアプリケーションコードの一部を実行し、コードのこの部分がデータルーティングを担当するので、ゲートウェイがセンサに接続して、センサデータをダウンロードし、センサデータを(例えば、クラウド内の)宛先に送信する、システムであり得る。
【0024】
トランシーバが、ゲートウェイによって信頼されているセンサと、センサによって信頼されているゲートウェイとの間の双方向通信を使用するように構成される、システムであり得る。
【0025】
センサが、システムに関連するIDを含む、システムであり得る。
【0026】
ゲートウェイが、システムの元帳に対してIDを確認し、システムが元帳を含む、システムであり得る。
【0027】
ゲートウェイが、ゲートウェイの内部メモリのセキュアキーを確認し、ゲートウェイを通して送信されるすべてのデータが、エンドツーエンド暗号化される、システムであり得る。
【0028】
ユーザが、センサに必要なキーを有するまで、データを読み取ることができない、システムであり得る。
【0029】
センサキーが、送信されたデータ量の正確な清算のために使用される、システムであり得る。
【0030】
複数のBluetoothセンサが、センサデータ宛先へのゲートウェイとして機能する、複数のゲートウェイに接続可能である、システムであり得る。
【0031】
ユーティリティメータ、駐車センサ、水/ガス漏れ検出器、発砲検出器、大気質センサ、天気センサ、出席カウンタ、非常ボタン、公共輸送機関追跡器、街路照明、交通信号、住宅及びオフィスセキュリティセンサ、アセット追跡器、電気メータ、太陽光/放射線メータ、振動センサのうちの1つまたは複数の中のセンサを含むBluetoothセンサを含む、システムであり得る。
【0032】
システムが、複数のLPWANゲートウェイと、複数のLPWANゲートウェイに接続可能な複数のLPWANセンサとを含む、システムであり得る。
【0033】
特定のセンサを特定のゲートウェイと組み合わせる必要がない、システムであり得る。
【0034】
センサデータのストレージが共通元帳内に記録され、透明性のある支払い請求を作成する、システムであり得る。
【0035】
トークンが暗号トークンである、システムであり得る。
【0036】
システムが、都市、個々の家庭、及び大企業に相互運用可能で透明性のある接続性を同様に提供する、システムであり得る。
【0037】
複数のゲートウェイを含むシステムであって、複数のゲートウェイは、データストレージサーバと通信し、各ゲートウェイは、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを含み、各ゲートウェイはアプリケーションでプログラムされ、データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信するように構成され、各ゲートウェイは、それぞれのアプリケーションを実行して、それぞれのトランシーバを介してセンサデータを受信し、データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信した後にゲートウェイに第2のトークンを発行するように構成され、データストレージサーバはさらに、受信したセンサデータをデータストレージサーバに記憶する、または受信したセンサデータをサービスプロバイダサーバに記憶するように構成され、第1のトークン及び第2のトークンのトークントランザクションは、システムに記憶される、システムであり得る。多数のゲートウェイを使用して、センサデータを収集できるという利点がある。多数のゲートウェイが、センサデータをデータストレージサーバに送信することに関連して、第2のトークンを受信するように、システムにより規定されるという利点がある。
【0038】
トランシーバが、3.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成される、システムであり得る。センサデータ収集のエネルギー効率の向上という利点がある。
【0039】
トランシーバが、1.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成される、システムであり得る。センサデータ収集のエネルギー効率の向上という利点がある。
【0040】
センサデータは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、第1のトークン及び第2のトークンのトークントランザクションは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、ゲートウェイは、ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、システムであり得る。ゲートウェイにより収集されたセンサデータと、ゲートウェイに対応付けられたトランザクションデータは、同じブロックチェーンシステムで安全に記憶され、すなわち、ゲートウェイに関して、トランザクションは、それぞれのセンサデータストレージアクティビティに非常に的確に対応付けられるという利点がある。
【0041】
複数のゲートウェイには、複数のLRゲートウェイ及び複数のBLEゲートウェイが含まれる、システムであり得る。短距離接続、及び広範囲の接続距離を対象とする長距離接続の両方で、センサデータを受信し得るという利点がある。
【0042】
ゲートウェイは、サービスプロバイダサーバに登録された複数のデバイスからセンサデータを受信するように設定される、システムであり得る。多数のデバイスからセンサデータが受信され得るという利点がある。
【0043】
複数のサービスプロバイダサーバを含むシステムであって、サービスプロバイダサーバは、データストレージサーバと通信し、データストレージサーバは、第1のトークンを生成し、サービスプロバイダサーバから記録を受信し、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するように構成され、第1のトークンのトークントランザクションは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、サービスプロバイダサーバは、ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、システムであり得る。サービスプロバイダサーバに関連するセンサデータと、サービスプロバイダサーバに対応付けられたトランザクションデータは、同じブロックチェーンシステムで安全に記憶され、すなわち、サービスプロバイダサーバに関して、トランザクションは、それぞれのセンサデータストレージアクティビティに非常に的確に対応付けられるという利点がある。
【0044】
本発明の第2の態様によれば、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを使用して、システムにトランザクション及び取得されたセンサデータを記憶する方法が提供され、システムは、データストレージサーバと、サービスプロバイダサーバと、ゲートウェイとを含み、ゲートウェイは、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを含み、ゲートウェイはアプリケーションでプログラムされ、サービスプロバイダサーバはデータストレージサーバと通信し、ゲートウェイはデータストレージサーバと通信し、方法は、
(i)データストレージサーバが、第1のトークンを生成するステップと、
(ii)データストレージサーバが、サービスプロバイダサーバから記録を受け取り、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するステップと、
(iii)ゲートウェイはアプリケーションを実行して、センサから、または、複数のセンサから、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを介してセンサデータを受信するステップと、
(iv)データストレージサーバが、ゲートウェイからセンサデータを受信するステップと、
(v)ゲートウェイからセンサデータを受信した後、データストレージサーバが、ゲートウェイに第2のトークンを発行するステップと、
(vi)データストレージサーバが、受信したセンサデータをデータストレージサーバに記憶する、または受信したセンサデータをサービスプロバイダサーバに記憶するステップと、
(vii)第1のトークン及び第2のトークンのトークントランザクションをシステムに記憶するステップと
を含む。
【0045】
本発明の第1の態様の任意の態様のシステムを使用するステップを含む方法であり得る。
【0046】
ここで本発明の態様が、例(複数可)として、以下の図を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】適用分野の実施例を示す。
図2】ベンダXが、複数の消費者デバイスの使用を可能にする一実施例を示す。複数の消費者デバイスは、データ(例えばセンサデータ)を提供し、データは、LRゲートウェイ及びBLEゲートウェイを含むゲートプールに送信される。ゲートプールは、検証のためにデータをプラットフォームのマスタノードに転送する。相互に接続されたマスタノード内で、ベンダXノードは、伝送記録、請求書生成、支払い請求生成、及びデータストレージのアクティビティを実行する。検証後、マスタノードが承認した場合、承認はゲートプールに返送され、データはユーザウェブサービス、ユーザアプリ、ベンダ分析ツールへ、またはベンダソフトウェアへ送信され、トランザクションはブロックチェーンを使用して記録される。
図3】プラットフォームへの登録により取得したIDを有するベンダが、消費者デバイスを利用可能にする一実施例を示す。ベンダは、プラットフォーム上の報奨金プールにプラットフォームトークンを送信することにより、支払いを行う。これらの消費者デバイスは、ユーザにより使用される。これらの消費者デバイスは、データを生成し、データは、ゲートウェイ所有者が運用するゲートウェイに送信される。ゲートウェイ所有者は、受信したデータをプラットフォームに提供する。支払い請求は、マスタノード(図示せず)により行われる。ゲートウェイ所有者は、ゲートウェイからベンダへ送信された請求書に応じて、プラットフォームの報奨金プールからトークンを受信する。
図4】例示的な適用分野を示す。
図5】消費者デバイス内のセンサは、BLEを介してセンサデータをユーザのスマートフォンに送信し、次いでユーザのスマートフォンは、センサデータをプラットフォームに送信する一実施例を示す。他の消費者デバイス内のセンサは、LoRaWANを介してセンサデータをユーザのゲートウェイに送信し、次いでユーザのゲートウェイは、センサデータをプラットフォームに送信する。
図6】プラットフォームの一実施例として、ソリューション比較が提示される。
図7】サプライチェーンの用途の実施例を示す。
図8】単一の製品エコシステムの一実施例を示す。
図9図9Aは、BLE追跡及び計数センサの一実施例を示す。図9Bは、BLE経路追跡センサの一実施例を示す。図9Cは、センサが、村/都市、及びバス経路沿いの道路に配置される一実施例を示す。
図10】スマートフォンが分散されたセンサからBLEを介してデータを収集し、スマートフォンがゲートウェイとして使用され、スマートフォンがセンサのBLE範囲内にあるときに、データが収集され得る一実施例を示す。
図11】例示的なダウンリンクフローを示す。
図12】例示的なトークンフローを示す。
図13】必要に応じて、最大6つの個別のブロックチェーン(DeviceVendorMapping、DeviceType、PriceList、Transport、Invoice(InvoiceDetailsを含む)、及びPayment)を含み得る例示的な支払い請求システムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0048】
マシンツーマシン(M2M)通信のためのブロックチェーンベースの統一セキュリティプロトコル
簡潔な説明
今日のスマートフォン及びパーソナルコンピュータ(PC)のユーザは、いくつかのサービス(例えば、セキュリティサービス)に加入しており、その多くは会員登録により運用される。これらには、健康モニタリング、スマートフォン及びPCセキュリティアプリ、ペアレンタルコントロールシステム、及び自宅/ビジネスセキュリティが含まれる。提案されるシステムは、一実施例では、単一アカウント下の全てのサービスからのデータを統一する3層サーバ構造を提供し、暗号通貨を用いた支払い請求を行いながら安全なデータ交換サービスを行う内部環境を提供する。
【0049】
システム構成
一実施例では、システムは、暗号通貨及びブロックチェーンストレージの概念に基づく。以下の2種類のトークンの無料の(例えば、Ethereumまたは同類の)ブロックチェーンベースのトークン循環のために、環境が作られる。
1.プロデューサトークン - サービスプロバイダに一度だけ発行されるトークンである。これは、異なるアプリケーション(例えば、セキュリティアプリケーション)及びハードウェアを所有する企業により、システムに参加するために購入される。
2.エンドユーザトークン - ドル価値会費の代替である。これは、提案されるシステムの分散環境と、トランザクション支払いのドル価値との両方に結び付けられる。このトークンは、可用性の低さに基づいて発行され得る。
【0050】
暗号トークンは、ブロックチェーンとして知られる循環システムを使用する。ブロックチェーンは、これまでに実行された全てのトークントランザクションの公開元帳である。これは、新たな記録集合により「完了」ブロックが追加されることで、常に増大している。ブロックチェーンに対し、ブロックは、線形の時系列順に追加される。
【0051】
一実施例では、各ノード(例えば、トランザクションを検証し中継するタスクを実行するクライアントを使用してシステムネットワークに接続されたコンピュータ)は、最終的に、ブロックチェーンの完全なコピーを取得し、これはネットワークに参加すると自動的にダウンロードされる。ブロックチェーンは、アドレス及びその残高に関して、起源ブロックから最近完了したブロックまでの完全な情報を有する。
【0052】
一実施例では、典型的な運用サイクルには、コンピューティングノード、サーバ、データを送信するデバイス、及びデータを生成するセンサが含まれる。セキュリティデバイスは、第1の層のサービスを介して、本システムへデータを転送する。データは集約され、第2の層を介して共通環境へ転送される。その後、データは、ブロックチェーンシステムを介して記憶される。例示的実施態様では、単一のトークンは、トランザクション確認として機能し、1つのトランザクションを実行するために使用される。ブロックチェーンは、全てのトランザクションが一意的で安全であることを保証する。データ転送が完了した後に情報を改ざんする方法はない。
【0053】
一実施例では、第1の展開段階は、ICO(イニシャルコインオファリング)である。この段階の間、サービスは企業に、システムに参加するためのトークンを購入する可能性を提供する。一実施例では、企業は、利用可能な全てのトークンの20%を購入することができ、残りの80%は、システム制御プログラム内で保持され、関与する企業の数の増加に伴い分配される。大量のトークンを購入した企業は、管理委員会のメンバーになり得、管理委員会のグループは、提案される変更を施行して、システム内の料金に影響を与えることができる。
【0054】
一実施例では、エンドユーザトークンは、必要に応じて継続的に発行され、これは、再利用可能であり、プロバイダへの支払いの形態として機能する。次に、プロバイダは、それを従来の通貨に交換しながら、互いに、及びユーザに、販売することができる。
【0055】
一実施例では、システムは、追加発行のある場合と追加発行のない場合の両方で存続し得る。追加発行に関する決定は、運用サイクル内で行われる必要がある。システムの開発により、より多くの企業がシステムに参加することが期待される。単一プロバイダトークンは、数に限りがあり、システムのサーバによってのみ補給することができるため、あらゆる企業が参加すると、単一プロバイダトークンの値は高くなる。
【0056】
多数のトークンを所有している企業は、管理委員会に含められ得る。この委員会は、システムの唯一の運営組織である。これはコミュニティを代表し、委員会の決定を通じて行動し得る。委員会が行う決定には、以下のものが含まれるが、これらに限定されない。
1.追加発行
2.コミュニティの利益に関わる決定
3.ブロックチェーンの使用及び限度
このようにして、ユーザは管理状態を維持する。この分散化された概念は、ユーザに自分の個人情報のセキュリティを守る権利を与える。ブロックチェーンにアップロードされた後は、ユーザのデータは改ざん不可能となる。データは安全な状況にあり、このユーザのみがアクセス可能である。2つのサービスによるこの情報の使用または任意の方法でのこの情報の共有に関する全ての決定は、いずれの運用サービスまたは第三者企業でもなく、ユーザにより行われる。通常のユーザは、委員会へ自分の関心及び懸念を表明することができ、自分が抱え得る任意の問題に対する提案を引き起こす。
【0057】
IoT接続プラットフォーム、例えば、グローバルIoT接続プラットフォーム
一実施例では、プラットフォームは、多くのモノを接続させるブロックチェーン式プラットフォームである。プラットフォームは、モノのインターネット(IoT)の複数の接続ソリューションの最上にあるブロックチェーン式分散型プラットフォームである。
【0058】
一実施例では、プラットフォームは、モノのドメインネームシステム(DNS)になるように構築され、これは、様々な接続規格を統合し、全世界のデバイス(例えば、数十億のデバイス)を接続するプラットフォームである。プラットフォームは、クラウドソーシングを使用してカバレッジを増大させ、事業者が最も費用対効果の高い方法で容易にIoT技術を採用することを促進する。プラットフォームは、ベンダとユーザ、ゲートウェイ所有者、及びデバイスをまとめることで、グローバルIoTネットワークカバレッジの普及を向上させる。
【0059】
IoT市場の利点
プラットフォームによる、既存のIoT事業の容易な世界展開
地理的に拡大するために世界中のネットワークと交渉する必要がない。製造業者は、世界中でデバイスを販売することができる。事業者及びインテグレータは、局所的な成功事例を、グローバル市場に拡大することができる。
【0060】
プラットフォームによる、あらゆる事業へのIoTの容易なインテグレーション
一実施例では、プラットフォームの元帳に存在するデバイスは全て、自動的にネットワークに接続される。一実施例では、プラットフォームの元帳に存在し、かつ、支払い済みの全てのデバイスは、自動的にネットワークに接続される。デバイスが支払い済みでない場合、ネットワークには接続されず、ゲートウェイはそのデバイスからはデータを収集しない。企業が、新たなセンサを配備したい場合、接続プロバイダと交渉する、または新たなネットワークを展開する必要はない。
【0061】
プラットフォームによる、新たなIoT適用分野の開拓の一実施例
一実施例では、世界規模のカバレッジを有する低電力広域ネットワーク(LPWAN)及びBluetooth接続により、日常製品内のセンサのインテグレーションが可能となる。これらの2つの技術により、企業は、チップが低コストでありバッテリ寿命が長いセンサを使用することができる。
【0062】
プラットフォームによる、事業者への新種データ収集能力の提供
一実施例では、プラットフォームのBluetooth Low Energy(BLE)は、顧客のスマートフォンをモバイルゲートウェイとして使用し得る。これにより、事業者が顧客のオフライン行動に関するより多くのデータを収集する機会が作られる。Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE、通称BLE、以前はBluetooth Smartとして市販されていた)は、Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)により設計され市販されている無線パーソナルエリアネットワーク技術であり、ヘルスケア、フィットネス、ビーコン、セキュリティ、及びホームエンターテインメント産業での新たな適用を目的としている。Classic Bluetoothと比較して、Bluetooth Low Energyは、同様の通信範囲を維持しながら、消費電力及びコストの大幅な削減をもたらすことを企図する。
【0063】
プラットフォームの適用分野の実施例には、スマートシティ、農業、使用状況データ収集、小売り、資源管理、輸送及び物流、カスタマエクスペリエンス分析、ならびに人道支援が挙げられる。適用分野の実施例が、図1に示される。
【0064】
使用事例:輸送及び物流
パッケージ配送追跡
配送事業者は、貨物配送を行程の全ての段階で制御するアクセス可能なサービスを、クライアントに提供することができる。プラットフォームは、世界規模のLPWAN及びBluetooth接続を物流会社に提供し得る。LPWAN及びBluetoothセンサは、費用対効果が高く、バッテリ寿命が長い。これらのセンサをパッケージ内に配置することは、配送プロセスの変更を要さず、企業に物流に関する明察を提供すると同時に、サービスの質を向上させる。
【0065】
配信プロセスのエンドツーエンドの可視化
例えばサプライヤからクライアントまで製品を追跡することにより、配送時間が短縮され、輸送効率が向上する。在庫経過時間、配達所要時間、棚卸時間などの精細なデータが収集され得る。
【0066】
輸送及び物流
使用事例:建設管理及び建物保全
建設及び管理会社は、建設現場または建設された建物に、IoTソリューションをシームレスに実装することが可能であり得る。プラットフォームに接続されたセンサは、シームレスに設置することができる。企業は、必要な場所にセンサを配置するだけでよい。センサのためにネットワークを展開する必要はない。プラットフォームの元帳に存在するデバイスは全て、自動的にネットワークに接続され得る。建設及び管理会社は、例えば、以下のことができる。
(i)建設された建物のアパートのマンホール、屋根裏、階段吹抜け空間の開閉を制御する。
(ii)騒音レベルを制御し、建設中の建物に自動閉回路テレビ(CCTV)ソリューションを実装する。
【0067】
使用事例:小売り
IoTソリューションのグローバル化
局所的な成功事例を有する企業は、それを世界規模に拡大することができる。プラットフォームはローミングがなく、一実施例ではデバイスのファームウェアの更新が必要ないため、企業が他の地域に移る際、追加費用がかからない。これは、例えば、炭酸飲料冷蔵監視装置の製造業者など、あらゆる種類のIoTにとって有益であり得る。製造業者は、温度センサ及び開閉カウンタのインテグレーションを行い、これらのセンサからの情報をクライアントに提供することができる。
【0068】
使用事例:インフラストラクチャの共有
プラットフォームは、現在のインフラストラクチャ事業者に、既存のネットワークから追加の収益を得る機会をもたらす。インフラストラクチャ事業者は、既存のネットワークを他の事業者と共有し、他の事業者のネットワークを使用することで利益を得ることができる。広いカバレッジにより、既存のクライアントに新たなIoTソリューションを提案する機会が与えられる。他の事業者のネットワークを使用することで、ネットワーク開発費用も削減される。
【0069】
利点
プラットフォームは、スマートシティに以下を提供し得る。
(i)シームレスなインフラストラクチャ展開
都市は、簡単にネットワークを展開し、次いで必要な時にカバレッジを拡大することができる。
(ii)費用対効果の高い接続ソリューション
・プラットフォームのLR(長距離ネットワーク)により、少数のゲートウェイのみで、都市規模のカバレッジを提供することができる。
・都市は、インフラストラクチャに実際に投資することなく、都市規模のプラットフォームBLEカバレッジを有することができる。
(iii)容易なインテグレーション
都市は、新たなIoTソリューションのシームレスなインテグレーションを行うことができる。新たなデバイスまたはセンサは、プラットフォームの元帳に追加されると、自動的にネットワークアクセスが与えられる。
【0070】
例示的な適用分野には、環境監視、セキュリティと安全性、駐車メータ、街路照明、小売ソリューション、ユーティリティサービス、輸送、廃棄物管理、港湾物流、市民データ共有が含まれる。例示的な適用分野が、図4に示される。
【0071】
使用事例:廃棄物管理
都市の様々な箇所での廃棄物収集の監視は、収集経路の管理に役立ち得る。一例では、公共のごみ箱の充満程度に関するリアルタイムの情報を取得するために、センサが配置され得る。一実施例では、公共のごみ箱の充満程度に関するリアルタイムの情報を収集するために、センサが配置され得るが、情報がエンドユーザにリアルタイムで転送されない場合がある。このデータにより、ごみ収集経路のさらなる効率化が可能となる。
【0072】
使用事例:廃水管理
多くの都市は、配水及び管理において深刻な問題を抱えている。都市は、屋外使用量を管理することにより、水の損失を低減することができる。これは、降雨、湿度、土壌組成、地勢、温度、及び日光を追跡するセンサを設置することにより行われる。このデータを、地形及び天気予報に関する情報と組み合わせることにより、灌漑に関するより賢明な決定を下すことが可能となる。送水管内の水位に関するセンサデータを取得することで、漏出による損失量を減らし、新たな漏出を防ぐことができる。配水網全体の送水管にセンサを埋め込み、センサをポンプ制御システムに接続することで、水圧を制御することができる。
【0073】
使用事例:エネルギー
省エネルギーソリューションは、最もよく確立されたIoT適用のうちの1つである。エネルギー管理システムは、スマートメータに依存しており、スマートメータは、リソースを効率的に割り当てるために、照明及び建物のエネルギー使用量に関する情報を中継して中央管理システムに送り返す。このデータは、停電を特定して対処するためにも使用され得る。
【0074】
使用事例:環境条件
都市は、街灯柱にセンサを設置して、温度、騒音、及び大気質を含む環境条件を監視し得る。このデータを使用して、事故の管理、局地気象のパターン特定、ならびに車両及び歩行者の交通状況に関する予測が行われ得る。さらに、これらのデータ集合は一般に公開され、これにより市民は、地域の環境問題の追跡及び対応において部分的なコミュニティ所有権を得ることができる。
【0075】
使用事例:駐車
もう1つの一般的なIoTの適用は、駐車場の利用可能性の追跡である。大都市で駐車スポットを探すことは、運転者にとって苛立たしいものであり、交通渋滞を引き起こす。都市は、センサを使用して、駐車場が利用可能であるか否かを判定することができる。このデータは、アプリケーションを介して運転者に直接送信され、運転者を利用可能なスポットへより早く案内するのに役立ち得る。この情報は、駐車システムの変更を決定する都市の管理部門にとっても、価値がある。
【0076】
実行方法の一実施例
1)プラットフォームは、既存のIoTネットワークと共に、1つの(例えば、統一の)仮想ネットワークに統合され、クラウドソーシングを使用して新しいネットワークを迅速かつシームレスに展開することが可能である。
2)プラットフォームの元帳に存在する全てのデバイスは、自動的にネットワークに接続される。企業が、新たなセンサを配備したい場合、接続プロバイダと交渉する、または自身のネットワークを展開する必要はない。
3)プラットフォームは、ネットワーク及びゲートの所有者に、追加の収益をもたらす。例えば所有するゲートウェイを通して完了した接続数に基づいて、全てのゲート所有者に、データ転送の収益が分配される。
【0077】
プラットフォームアーキテクチャの概要
プラットフォームのソフトウェアは、ゲートウェイとセンサ所有者との間のミドルウェアとして機能し得る。これにより、確実に、データが適切な宛先に配信され、全員に支払いが行われる。
【0078】
一実施例では、ベンダXが、複数の消費者デバイスの使用を可能にする。複数の消費者デバイスは、データ(例えば、センサデータ)を提供し、データは、複数のLRゲートウェイ及び複数のBLEゲートウェイを含むゲートプールに送信される。ゲートプールは、検証のためにデータをプラットフォームのマスタノードに転送する。相互に接続されたマスタノード内で、ベンダXノードは、伝送記録、請求書生成、支払い請求生成、及びデータストレージなどのアクティビティを実行する。検証後、マスタノードが承認した場合、承認はゲートプールに返送され、データは、例えば、ユーザウェブサービス、ユーザアプリ、ベンダ分析ツールへ、またはベンダソフトウェアへ送信され、トランザクションはブロックチェーンを使用して記録される。
【0079】
一実施例が、図2に示される。
【0080】
一実施例では、消費者デバイス内のセンサは、BLEを介してセンサデータをユーザのスマートフォンに送信し、次いでユーザのスマートフォンは、センサデータをプラットフォームに送信する。他の消費者デバイス内のセンサは、LoRaWANを介してセンサデータをユーザのゲートウェイに送信し、次いでユーザのゲートウェイは、センサデータをプラットフォームに送信する。
【0081】
プラットフォームは、プロトコルに依存しないように設計され得、例えば、Bluetooth、ならびにLoRa、または任意の他のデータ送信プロトコルで作動し得る。
【0082】
一実施例が、図5に示される。
【0083】
プラットフォームによる支払い請求及び支払い
所有ゲートウェイを通して行われた各接続に対するゲートウェイ所有者への支払い
製造業者は、デバイスを販売し、それらのIDをプラットフォームの元帳に追加する。ゲートウェイ所有者は、これらのデバイスにネットワークアクセスを与え、プラットフォームの元帳に対してIDを確認する。製造業者は、参加しているゲートウェイにより発行されるプラットフォームの請求書の支払いを負担する。プラットフォームは、ネットワークまたはゲートウェイの所有者に、それらが行ったサービスに対して支払いを行う。
【0084】
一実施例では、プラットフォームへの登録により取得したIDを有するベンダが、消費者デバイスを利用可能にする。ベンダは、プラットフォーム上の報奨金プールにプラットフォームトークンを送信することにより、支払いを行う。これらの消費者デバイスは、ユーザにより使用される。これらの消費者デバイスは、データを生成し、データは、ゲートウェイ所有者が運用するゲートウェイに送信される。ゲートウェイ所有者は、受信したデータをプラットフォームに提供する。支払い請求は、マスタノードにより行われる。支払い請求が誤って行われた場合、ゲートウェイは抗議することができる。ゲートウェイからベンダへ発行された請求書に応じて、ゲートウェイ所有者は、プラットフォームの報奨金プールからトークンを受信する。
【0085】
一実施例では、システムには、以下の伝送及び支払い請求サイクルがもたらされる。
1.伝送ダウンリンクサイクル
a.ユーザが、データを生成する。
b.ゲートウェイが、プラットフォームのマスタノードにデータを転送する。
2.伝送アップリンクサイクル
a.ベンダのサーバが、プラットフォームのマスタノードにデータを送信する。
b.プラットフォームのマスタノードは、アップリンクデータを保持する。
c.ゲートウェイが、アップリンクデータを探す。
d.ゲートウェイは、アップリンクデータをベンダのデバイスに送信する。
3.支払い請求サイクル
a.例えば2週間ごとなどの間隔で、プラットフォームのマスタノードは、提供された伝送サービスに関して、ゲートウェイ所有者からベンダに対する請求書を生成する。
b.各ベンダは、各請求書をプラットフォームトークンで支払う。
c.請求書に従って、全てのトークンは報奨金プールに集められる。
d.支払い請求サイクルが完了した後、請求書に従って、及びデータ伝送サービスの存在の確認に従って、ゲートウェイ所有者は、報奨金プールから自身のデータ伝送サービスに対する支払いを受ける。例えば、最新の支払い請求サイクルの間、ゲートウェイは80時間オンラインであったが全くデータを伝送しなかった場合、ゲートウェイは、オンラインであったという事実に対する支払いを受ける。
【0086】
一実施例が、図3に示される。
【0087】
ブロックチェーンを使用する理由
クラウドソーシングを活用するために、ブロックチェーンが使用される。ブロックチェーン技術は、分散サービスを構築するように設計されている。
【0088】
ブロックチェーン技術により、分散ネットワークを構築することが可能となる。このネットワークは誰にも所有されておらず、プラットフォーム自体もこのネットワークに直接影響を与えることはできない。
【0089】
ブロックチェーンにより、コスト削減が実現する。管理、インフラストラクチャ、サービスメンテナンス、またはセットアップの費用が必要ないのである。
【0090】
ブロックチェーンは、すぐに使用できる透明性のある支払い請求システムを提供する。
【0091】
ブロックチェーンは、分散ストレージソリューションを利用することができる。トランザクションの全てのデータは、全てのメンバーにより共有される。
【0092】
ブロックチェーンにより、許可不要のプラットフォーム状態が可能となる。プラットフォームは、既存のネットワークと新たにインストールされたゲートウェイとを統合する。誰でもプラットフォームのネットワークの一部になることができ、センサからのデータは、任意のスマートフォンまたは互換性のあるゲートウェイを使用して転送することができる。
【0093】
1つのブロックチェーンでは十分ではない一実施例
トランザクションブロックチェーン(例えば、Exonumベース)は、全てのデータ接続及びデータ転送を記録する。
【0094】
支払い請求ブロックチェーン(例えば、Ethereumベース)は、トランザクションブロックチェーンからの情報に基づいて、請求書を発行する。支払い請求ブロックチェーンは、以下を行う。
・全ての支払いを処理して記録する。
・ゲートウェイ所有者へのトークン支払いを承認する。
マスタノードは、デバイスとベンダネットワークとの間のその後のデータ接続を承認する。
【0095】
接続ソリューション
プラットフォームは、プラットフォームのLR及びプラットフォームのBLEのソリューションを実装し、一実施例では、これらを組み合わせることで、複数の国にまたがる事業全体にも対応する完全なデータ収集ソリューションが実現される。
【0096】
プラットフォームは、プラットフォームのLR及びプラットフォームのBLEと共に起動し(例えば、キットとして)、後で他の接続ソリューションのサポートを含め、提供されるデバイスの数を増やす。
【0097】
一実施例では、プラットフォームのLRは、LoRaWANに基づく。これは、速度及び信頼性が重要な産業及び事業のアプリケーションに最適である。LoRaWANは、LPWANゲートウェイとエンドノードデバイスとの間の通信を管理するメディアアクセス制御(MAC)層プロトコルであり、LoRa Allianceにより維持される。
【0098】
プラットフォームのLRは、長距離通信のために設計されたLoRaWAN技術に基づく。プラットフォームは、既存のLPWANネットワークを統合し、プラットフォームのネットワークに参加できる個人のゲートウェイ所有者にインセンティブを与える。あらゆるゲートウェイが、ネットワークに追加され、技術的なセットアップなしで、プラットフォームのセンサからのデータの転送を即座に開始することができる。
【0099】
プラットフォームのBLEは、Bluetooth Low Energyに基づく。これは、顧客のスマートフォンがモバイルゲートウェイとして機能するため、非クリティカルな消費者、及び後の分析のために大量のデータを収集するようなビッグデータアプリケーションに、最適である。
【0100】
プラットフォームのBLEネットワークは、Bluetooth Low Energy技術に基づき、スマートフォン(例えば一般市民のスマートフォン)をBLEゲートウェイとして使用する。プラットフォームのソフトウェア開発キット(SDK)を伴うモバイルアプリケーションにより、いずれのスマートフォンも、プラットフォームのセンサに接続されると、スマートフォンのユーザに追加行動を要求することなく、スマートフォンからデータを転送することができる。
【0101】
プラットフォームのソリューションの特徴
プラットフォームのLR
バッテリ寿命が長く、GSM/3G/4Gネットワークと比較して、3~50倍以上の寿命という利点がある。センサが低コストであり、センサあたり、5ドル~15ドルである。長距離に容易に対応し、拡張した効率性及び広いセル半径(最大15km)を有し、大きな領域に対応するために多くのセルを配備する必要がない。自身のゲートウェイがある場合は、データ収集費用は0に近い。
【0102】
プラットフォームのBLE
バッテリ寿命が長く、1~5年であり、具体的な使用事例によって異なる。センサが低コストであり、センサあたり、3ドル~10ドルである。データ収集費用は非常に低い。
【0103】
図6は、例えばプラットフォームなどのソリューション比較を提示する。2G及び3Gは、良好な通信範囲及び良好な拡張性を有する。ただし、2G及び3Gはどちらも、バッテリ寿命及び価格で劣っている。WiFiは、価格は良好であるが、通信範囲、バッテリ寿命、及び拡張性で劣っている。対照的に、本明細書で説明されるプラットフォームは、良好な通信範囲、良好なバッテリ寿命、良好な価格、及び良好な拡張性を有する。
【0104】
ブロックチェーン式(例えば、グローバル)IoT接続プラットフォーム
IoTの可能性の拡大
数十億のデバイスが、すでにネットワークに接続されており、データを送信している。ただし、可能性のあるデータ収集ポイントの約99%は、現在のIoTソリューションの限度により、依然として未接続である。プラットフォームは、アクセス可能な接続を実現すること、及びバッテリ寿命が長く比較的安価なセンサの開発に尽力することで、より多くのモノを接続させるように設計される。
【0105】
クラウドソーシングされるモノのDNS
一実施例では、プラットフォームは、数十億のデバイスを接続するデフォルトのIoTソリューションとなるように構築される。プラットフォームにより、センサはどこでも統合され、あらゆる場所から、またはサプライチェーンのステップから、貴重なデータを収集することができる。プラットフォームは、アクセス可能な接続を実現すること、及びバッテリ寿命が長く比較的安価なセンサの開発に尽力することで、どこでもセンサを統合して、貴重なデータを収集することを可能にする。プラットフォームは、アクセス可能な接続を実現すること、及びバッテリ寿命が長く比較的安価なセンサの開発に尽力することで、多くのモノを接続させるように設計される。
【0106】
サプライチェーンの用途例には、リアルタイムフリート管理、貨物完全性監視、最適化された倉庫作業負荷、在庫追跡及び分析、配送プロセスのエンドツーエンドの可視化、スマートラベル、予知保全、保管状況管理における用途が挙げられる。サプライチェーンの用途例が、図7に示される。
【0107】
使用事例:最適化された倉庫作業負荷
プラットフォームは、接続された倉庫システムを作ることで、倉庫設備及びアセットの作業負荷を改善するのに役立つ。倉庫作業は、個々の物理的アセット及び保管品目のレベルまで、容易に監視し調整することができる。
【0108】
使用事例:単一の製品エコシステム
複数の接続ソリューションと組み合わされた安価なセンサにより、単一の製品エコシステムが可能となり、これは、サプライチェーンを全てのステップで分析する可能性を引き出す。プラットフォームにより、サプライヤ、配送、及びエンドクライアントを単一のエコシステムに統合することが可能となる。例示的な態様には、接続されたアセット、接続されたフリート、接続されたインフラストラクチャ、接続された市場、接続された人々が挙げられる。単一の製品エコシステムの一実施例が、図8に示される。
【0109】
サプライチェーンの事例
プラットフォームは、薬局のサプライチェーンソリューションにおいて使用され得る。多くの医薬化合物は、温度の影響を非常に受けやすい。これらを様々な気候地域に配送する場合、超小型軽量センサ及びBLEを使用して、輸送条件、環境、及びワクチンの安全性を管理する独特の機会が提供される。プラットフォームにより、全ての個別の箱を追跡することが可能となる。配送経路全体に沿って、データは収集され得る。
【0110】
クラウドソーシングインフラストラクチャ
プラットフォームは、そのインフラストラクチャをクラウドソーシングし、センサからのデータは、一般市民のスマートフォンまたは任意の互換性のあるゲートウェイを使用して転送される。プラットフォームのSDKと共に任意のアプリをインストールすること、または自宅にゲートウェイをインストールすることにより、市民自身がインフラストラクチャとなる。プラットフォームは、インフラストラクチャをクラウドソーシングし、ネットワークを拡大し、アクセス条件を平準化することにより、Bluetooth Low Energy及びLoRaWANをアクセス可能にする。
【0111】
非常に低い接続費用
プラットフォームのインフラストラクチャ(例えば、クラウドソーシングされたインフラストラクチャ)及びブロックチェーンの性質により、接続費用は、ほぼゼロにまで引き下げることが可能となる。接続ごとの柔軟な課金と共に低い接続費用により、以前は利用できなかったデータ類の収集が可能となる。許可不要というプラットフォームの性質により、ほぼ完全競争が生み出され、これはエンドユーザにとって、可能な最低価格を意味する。
【0112】
超高効率センサ
プラットフォームは、エネルギー効率の高いプロトコルであるLPWAN及びBLE規格を利用する。プラットフォームにより、都市は、安価で、小型で(ステッカーほど小さい)、エネルギー効率の高い(充電なしで最大5年持つ)センサを使用することができ、これはどこにでも配置することができる。プラットフォームにより、都市は、安価で(GSMと比較すると5~10倍安い)、小型で(ステッカーほど小さい)、エネルギー効率の高い(充電なしで最大5年持つ)センサを使用することができ、これはどこにでも配置することができる。
【0113】
許可不要性
一実施例では、プラットフォームは、その許可不要という性質により、新たなIoT製品の立ち上げを容易にする。一実施例では、ウェブサイトを介して元帳に追加されたデバイスは全て、自動的に接続される。一実施例では、ウェブサイトを介して元帳に追加されたデバイスは全て、自動的に接続され、前払いされる。
【0114】
都市に対するプラットフォームの影響例
イノベーション:都市で革新的なIoT事業を展開するための環境が与えられる。
幸福度:市民及び企業とデータを共有することで、市民及び企業に適合したエクスペリエンスが生み出される。
効率性:エネルギー及びリソースの消費を自動的に管理することで、これらの消費が低減される。
安全性:向上した監視が行われ、応答時間が短縮される。
【0115】
イノベーション
一実施例では、許可不要というプラットフォームの性質と、トランザクションごとの手数料の低さとが連動して、新たな製品を展開するのに完璧な環境が生み出される。プラットフォームを堅牢な都市エコシステムに追加することにより、新たなスマートシティプロジェクトの究極の基盤が作られる。
【0116】
幸福度の事例
プラットフォームを接続規格として使用すると、都市は、より価値のあるデータを収集することができる。このデータは、ビッグデータ分析に使用され得る、または市民または企業と共有され得る。
【0117】
座席使用
地下鉄車両及び公共輸送機関の座席にセンサが設置され得る。この情報により、地下鉄車両内の乗客のより均等な分布が可能となり得る。
・駅の乗客は、乗客量を考慮して車両を選択することができる。
・電車内の乗客は、座席を見つけることができる。
【0118】
駐車
都市は、駐車場の利用可能性に関する情報を市民に提供することにより、幸福度を向上させることができる。運転者は、自分の目的地に駐車するのにより良い方法に関する選択肢を通知してもらうことが可能であり、これにより通勤時間及び交通渋滞が低減される。
【0119】
安全性の事例
違法行為の検出
プラットフォームは、以下の緊急サービスの日常業務に含まれるほど十分に安全である。
・破断可能なセンサまたは複数使用可能なセンサを使用して、不法侵入及びコンテナの開庫を管理する。
・アルコールボトル上に薄いステッカービーコン配置して、ホテル/バーの敷地内への不法侵入を記録する。
人数計数器
現在公共スペースを占拠している人々の量に関するデータを収集する。緊急時に役立つ。
【0120】
効率性の事例
スマート灌漑
都市は、屋外使用量を管理することにより、水の損失を低減することができる。これは、降雨、湿度、土壌組成、地勢、温度、及び日光を追跡するセンサを設置することにより行われる。このデータを、地形及び天気予報に関する情報と組み合わせることにより、灌漑に関するより賢明な決定が可能となる。
接続された照明
接続された街灯により、都市は、全ての街灯の制御及び性能を向上させることが可能となる。このデータにより、都市は、目視検査をなくし、問題により迅速に対応することができる。
【0121】
適用分野の例が、図1に示される。
【0122】
プラットフォームのネットワークは、新たな領域でシームレスかつ迅速に展開することができる。
【0123】
スマートカー保険の例
これは、保険追跡器を使用して、クライアントのロイヤルティ及びライフタイムバリュー(LTV)を向上させる方法を提供する。
【0124】
使用状況に基づく保険
保険追跡器は、運転状況に基づく料金プランをクライアントに提案する機会を提供する。
要するに、道路での運転者の行動様態に応じて、保険料が変動することを意味する。
顧客の増加:最低開始料金と使用状況に基づく支払い
ロイヤルティプログラムの向上:ほぼリアルタイムのリスク評価に基づくオーダーメイド料金プラン
【0125】
機能方法
保険追跡器は、センサが埋め込まれた小さいステッカーである。それは、フロントガラスに貼り付けるだけで、あらゆる種類の車に容易に使用できるサイズである。
保険追跡器は、以下の車の使用状況に関するデータを収集し転送する。
・車が使用された日数
・激しい加速と減速の連続、急カーブ、及びレーン切り替えの実行
・保険追跡器は、個人データを収集しない。
【0126】
技術仕様
プラットフォームは、クラウドソーシング接続によりデータを収集する技術を提供する。これは、あらゆるスマートフォンが対応するBLE技術を用いて作動し、スマートフォンは、プラットフォームSDKアプリが一旦インストールされると、自動的に近接起動ルータとなる。
保護内容:
・データ暗号化
・改ざん防止
・取り外し防止
作動期間:1~3年
生産コスト:3ドル~4.5ドル(具体的な実装内容による)
データ転送プロトコル:プラットフォームのBLE
【0127】
使用事例:クラウドソーシングに接続された国内輸送機関
問題:いくつかの組織(例えば、国際連合)は、発展途上国における公共輸送機関システムの向上を目指している。問題のある国のほとんどは、既存の経路の完全な地図を保有していない。乗客の移動に関する実際のデータがなければ、以下のことが実現できない。
・新経路の計画
・既存経路におけるバスの追加設置
【0128】
解決策1:接続された輸送機関
プラットフォームのBLEパッケージ(プラットフォームのソリューションのうちの1つ)を利用して、組織(例えば、政府機関または国際連合)は、あらゆる輸送機関にセンサを設置することができる。プラットフォームは、あらゆる特定の輸送機関内の全てのセンサに対し、インターネット接続を提供する。プラットフォームのBLEは、クラウドソーシング接続を提供する。輸送機関の十分近くに位置する、または輸送機関内部で移動する任意のスマートフォンは、搭載センサからのデータを転送し得る。データは、スマートフォンの所有者による追加行動を全く必要とせずに、転送される。
プラットフォームのBLEは、あらゆるスマートフォンが対応するBluetooth Low Energyを使用する。あらゆるスマートフォンのBluetoothモジュールを近接起動ルータとして使用することで、プラットフォームは、センサのインターネットアクセスにより、広大な領域を対象とすることができる。必要なのは、プラットフォームのSDKを、地域で人気のある任意のアプリケーションに追加することだけである。プラットフォームのSDKは、ユーティリティアプリまたはゲームアプリでも、好みの任意のアプリに統合することができる。
【0129】
以下の特定の条件のセンサに関しては、2つの基本的な選択肢が存在する。
BLE追跡及び計数センサ
収集されるデータの種類の実施例には、
1.乗降する客の数
2.経路ごとの総乗客数
3.経路及び走行パラメータ
が挙げられる。
一実施例が、図9Aに示される。
BLE経路追跡センサ
収集されるデータの種類の実施例には、
経路及び走行パラメータ
が挙げられる。
一実施例が、図9Bに示される。
【0130】
これらのセンサは、政府支給のバスに配置され得る、または利益と引き換えに民間企業に与えられ得る。利益には、燃料割引などを伴う金銭的な報酬などが含まれるが、これに限定されない。
【0131】
解決策2:交通データ収集システム
あるいは、プラットフォームのBLEソリューションの代わりに、プラットフォームのLRを使用することもできる。プラットフォームのLRキットは、LoRaWANの最上で作動する。プラットフォームのLRは、単一のゲートウェイで、最大10~15kmの半径の広い領域にわたりデバイスを接続することができる。輸送機関にプラットフォームのLRゲートウェイを装備することで、広い領域にわたるカバレッジが可能となる。
3Gモジュールを備えるプラットフォームのLRゲートウェイを、輸送車両に設置することができる。ゲートウェイは、車両(例えば、バス)内のセンサからのデータを継続的に転送する(解決策1のようなセンサであり得る)。さらに多くのセンサを、村/都市及びバス経路沿いの道路に配置することができる。一実施例が、図9Cに示される。
いくつかの実施例には、
1.交通カウンタ
2.歩行者カウンタ
3.水使用量カウンタまたは太陽電池燃料計測器など
が挙げられる。
LRソリューションは、いくらかの設置費用を要するが、地域にとっては全体的にさらなる価値を生み出し得る。
【0132】
BLUETOOTH
Bluetooth Class 1の、最大許可電力は100mW、典型的な範囲は100mである。Bluetooth Class 2の、最大許可電力は2.5mW、典型的な範囲は10mである。Bluetooth Class 3の、最大許可電力は1mW、典型的な範囲は1mである。Bluetooth Class 4の、最大許可電力は0.5mW、典型的な範囲は0.5mである。
【0133】
BLUETOOTH(例えば、BLE)を使用した分散センサネットワーク
センサネットワークの制限及び機会
モノのインターネット(IoT)は、例えば、デバイス、車両、建物、ならびに、電子機器、ソフトウェア、センサ、及び、それらのオブジェクトのデータの収集、交換を可能にするネットワーク接続性を含む他のアイテムのネットワークである。IoT市場は、急成長が見込まれている。CiscoのVisual Networking Indexは、2019年までに世界中で9億3300万のM2M接続を予測し、一方、Analysys Masonは、2023年までに最大30億のM2M接続を予測している。
【0134】
モノのインターネット
将来、240億台を超えるIoTデバイスが地球上に存在すると予測されている。それは、地球上のすべての人々が約4台のデバイスを有することになる。IoT技術、製品、及びサービスに2,670億ドルが使われると予測される。
【0135】
技術
Bluetooth
Bluetoothは常に、IoTに適した最も広く普及しているアクセス技術であり続けている。低コストのユーザ装置、及び、よく組織化されたユーザコミュニティで進められている迅速な発展が、その規格が市場の勢力図の不可欠な要素であり続けることを可能にしている。バッテリ効率のよい無線技術が、小さいダイサイズと相まって、BLEをさまざまなデバイスのための優れた選択肢にしている。
【0136】
LPWAN
IoT市場は、低電力広域ネットワーク(LPWAN)プロトコルにより、現在の制限を克服している。LPWANは、より長いバッテリ寿命(GSM/3G/4Gネットワークの3~50倍の寿命の利点)、改善された効率、及び、より広いセル半径(例えば、最大15km)を提供する最重要なIoTソリューションである。LPWANは、LoRaWAN、Sigfox、及びIoT Narrow Bandを含み得る。
【0137】
態様または制限のリスト
LoRa WAN
・多くの個別のネットワーク
・相互運用性及びコンセンサスの不足
【0138】
IoT Narrow Band
・現在利用可能でない
・従来の通信会社ソリューションとして開発された
【0139】
Sigfox
・専売技術
・1つの所有者、直接の市場参入の機会はない
【0140】
Bluetooth
・非常に小さい設置面積(~10m)
・ピアツーピア(P2P)トポロジ - デバイスのローカルネットワークを作成する方法がない
・メッシュ機能
【0141】
Bluetoothメッシュネットワーク
Bluetoothメッシュネットワークは、Bluetooth無線上での多対多通信を可能にするBluetooth Low Energyに基づくプロトコルである。通信は、Segmentation and Reassembly(SAR)機構を使用する場合、最大384バイト長であり得るメッセージで搬送されるが、大部分のメッセージは、1つのセグメント、すなわち11バイトに収まる。各メッセージはオペコードから始まり、オペコードは、1バイト(特別メッセージ用)、2バイト(標準メッセージ用)、または3バイト(ベンダ独自のメッセージ用)であり得る。
【0142】
すべてのメッセージは、送信元アドレス及び送信先アドレスを有し、どのデバイスがメッセージを処理するか判定する。デバイスは、単一のモノ/モノの群/すべてである可能性がある送信先にメッセージを発行する。
【0143】
各メッセージは、ネットワークをリプレイ攻撃から保護するシーケンス番号を有する。
【0144】
各メッセージは暗号化されて、認証される。以下の2つのキーが、メッセージを安全にするのに使用される。(1)ネットワークキー - 単一のメッシュネットワークに割り当てられる。(2)アプリケーションキー - 所定のアプリケーション機能に特有である(例えば、照明の点灯対照明の変更)。
【0145】
メッセージは生存期間(TTL)を有する。メッセージが受信及び再送信されるたびに、「ホップ」の数を制限するTTLがデクリメントされ、無限ループを排除する。
【0146】
Bluetooth Meshはフラッドネットワークである。フラッドネットワークは、メッセージを中継するノードに基づく。TTL≧2である、メッセージキャッシュにない、知られているネットワークキーに対して認証するネットワークパケットを受信するすべての中継ノードは、TTL=TTL-1として再送信することができる。メッセージキャッシュは、最近見られたメッセージの中継を阻止するために使用される。
【0147】
Bluetooth Meshは、複数の層を有する階層アーキテクチャを有する。
【0148】
ソリューションとしての例示的なプラットフォーム
例示的なプラットフォームにより、既存のIoTネットワークの統合、または、新たなIoTネットワークの展開が可能になり、自身の企業内サービスプロバイダになることができる。
【0149】
例示的なプラットフォームは、2つの「ラストマイル」技術の最上で作動する。
1)LoRaWAN - 速度及び信頼性が重要な産業及び事業のアプリケーションに最適である。
2)Bluetooth Low Energy - モバイルゲートウェイとして働く顧客のスマートフォンによる。後の分析のためのデータ収集など、重要ではない消費者及びビッグデータのアプリケーションに最適である。
【0150】
デバイス製造業者
例示的なプラットフォームにより、デバイス製造業者は、容易にグローバルサービスプロバイダになることができる。自身のIoTデバイスは、制限、ならびに、キャリアとの複雑な契約を寄せ集める必要性なしに、どこでも作動する。
【0151】
ゲートウェイ所有者
例示的なプラットフォームのゲートウェイにより、誰でもIoT接続性を提供することができ、収益を得ることができる。自身のゲートウェイを通る各接続に対するトランザクション収益の分配を得る。
例示的なプラットフォームには、2種類のゲートウェイが存在する。
・LoRaとの互換性のあるデバイスのための、プラットフォームの専用LoRaWANゲートウェイ。
・プラットフォーム対応Bluetooth LEセンサのための、プラットフォームのスマートフォンゲートウェイアプリケーション。
【0152】
ユーザ
過酷な比率である自身のIoTデバイスのグローバルカバレッジ。問題ありません。
プラットフォームのシステムは、スマートホームから、スマート製造ライン、スマートシティのどこでも、個人及び事業のアプリケーションをどちらも取り扱う準備ができている。
すべてのデータは、工業規格に従って、エンドツーエンド暗号化され得る。
【0153】
例示的なワークフロー
・製造業者は、デバイスを販売し、それらのIDをプラットフォームの元帳に追加する。
・顧客はそれらのデバイスを購入して、使用を開始する。
・ゲートウェイ所有者は、これらのデバイスにネットワークアクセスを与え、プラットフォームの元帳に対してIDを確認する。
・製造業者は、参加しているゲートウェイにより発行されるプラットフォームの請求書の支払いを負担する。
・プラットフォームは、ゲートウェイ所有者に、それらが行ったサービスに対して支払いを行う。
【0154】
機能方法の実施例
例示的なプラットフォームシステムは、以下の確信要素を含む。
・IoTデバイス - 無線周波数(RF)対応IoTデバイスは、15km離れたところからプラットフォームのゲートウェイに接続する。
・ゲートウェイ - LPWANゲートウェイ及びBluetooth Le対応電話は、接続中、コインまたはトークンを採掘して、ネットワークを拡大するのに使用される。
・ブロックチェーン - プラットフォームのプロトコルを実行する中心的な(サービスとしてのプラットフォーム:PaaS)支払い請求及びアプリケーションブラウザ。
・例示的なプラットフォーム - 安全なデータストレージとともに自律分散型組織(DAO)を作成するのに使用されるブロックチェーン環境。
【0155】
IoTデバイス
デバイス市場は、さまざまな無線アクセス技術が使用可能であるIoTデバイスであふれている。
それらはすべて、ネットワーク化される必要がある。例示的なIoTアプリケーションは以下を含む。
・ユーティリティメータ
・駐車センサ
・水/ガス漏れ検出器
・発砲検出器
・大気質センサ及び天気センサ
・出席カウンタ(ビッグデータ)
・非常ボタン
・公共輸送機関追跡器
・街路照明及び交通信号
・住宅及びオフィスセキュリティ
【0156】
ゲートウェイ
例示的なプラットフォームは、特別に設計されたゲートウェイを採用して、IoT接続性を提供する。例示的なプラットフォームは、2種類のゲートウェイを提供する。
~15kmセル半径を有するLPWAN基地局設計、及び、取り囲むIoTデバイスからデータを収集する、Bluetooth LE上のアクセスを提供するスマートフォンアプリ。一実施例では、ユーザ展開ゲートウェイに接続するすべてのクライアントデバイスは、ゲートウェイ所有者に付加的なトークンをもたらす。
【0157】
例示的なプラットフォーム
例示的なプラットフォームは、使いやすさを考慮して設計されており、以下のうちの1つ、または複数、またはすべてを含む。
・複数のクライアントデバイスのアクセスは、単一のアカウントから支払いできる
・組込みウォレット
・デバイス及び接続は、単一のクリックで制御することができる
・カバレッジエリアマッピング及び独創的な展開計画
・新しい無線アクセス規格などのサポートの追加を投票する
【0158】
ブロックチェーンを含む実施例
分散システムは、全員に関わり合う機会を与える。デバイス製造業者はインターネットのプロバイダになることができ、使用者はデバイス製造業者になることができ、誰でも小規模のセルオペレータになることができる。トークンエコノミーは、ゲートウェイをインストールすることによってネットワークを拡大するユーザに直接、すべての装置及びサービスの支出を戻す。
【0159】
使用事例
手頃なセキュリティ - より迅速な緊急対応、改良された交通制御及び応答ルーチン。
スマートビル - 全員のためのスマートホーム、自治体のための透明性のある管理。照明は常にオンであり、ユーティリティサービスはこれまでより良好である。
スーパーマーケット - 忠誠心を向上させ、在庫を追跡し、より多くの選択肢を提供する。需要のあるものを学習し、ものを貯蔵しておき、顧客の幸せを維持する。
製造ライン上 - 最適なワークフロー及びメンテナンススケジュールを作成するために装置を監視する。
工場外 - 修理時期及び派遣担当者を正確に知るために追加のセンサを使用する。
ビジネスプロセス内 - データ駆動ソリューション及び実行可能な販売計画を設計することによる、より良好なエクスペリエンスの提供。
スタジアム - 全体的なカスタマエクスペリエンスを改善するための、座席配置、保修計画、さらには軽食販売場所の管理。
【0160】
例示的なIoTツールキット
例示的なプラットフォームBLEツールキットは、ビッグデータアプリケーションのソリューションである。典型的なアプリケーション:後の分析のための情報収集。例示的なプラットフォームBLEツールキットは、モバイルゲートウェイとして機能するスマートフォンによるオープンソースビーコン基地局を含む。例示的なプラットフォームLRツールキットは、速度及び信頼性が最重要の懸念である産業及び事業のアプリケーションによく適している。典型的なアプリケーション:スマートシティにおける輸送。
例示的なプラットフォームLRツールキットは、LPWAN接続を提供するオープンソースゲートウェイを含む。
問題:ゲートウェイとして複数の携帯電話を使用する分散されたBluetoothセンサからデータを収集する。図式化された例示的なソリューションが図10に提供されている。図10において、スマートフォンは、分配されたセンサからBLEを介してデータを収集しており、スマートフォンがゲートウェイとして使用され、スマートフォンがセンサのBLE範囲内にあるときに、データが収集され得る。例示的なソリューションにおいて、スマートフォンは、分散されたセンサからBLEを介してデータを収集し、スマートフォンがゲートウェイとして使用され、スマートフォンがセンサのBLE範囲内にあるときに、データが収集され得る。
【0161】
Bluetoothプロトコルには、3つの例示的な種類の接続がある。
・アドバタイジング(ビーコン) - 「センサ」から「ユーザデバイス」への片方向通信
・信頼されたデバイス間の双方向通信
・メッシュ(Bluetooth 5)
【0162】
伝統的に、ユーザデバイスからセンサに接続するには、センサを認可する必要がある。別の問題は、データルーティングアプリケーションがiOSまたはAndroidスマートフォンのバックグラウンドで実行されている保証がないことである。一実施例では、プラットフォームのBLEは、ハイブリッドビーコンモードを使用してこれを解決する。このモードでは、「センサ」は、スマートフォンに接続されていないとき、ビーコンアドバタイジング信号を送信する。プラットフォームのスマートフォンアプリケーションは、すべてのプラットフォームBLEセンサにジオフェンスゾーンを設定するので、スマートフォンがセンサアドバタイジングゾーンに入るたびに、コードのごく一部を実行する。(ジオフェンスは現実世界の地理的領域に対応する仮想周囲である。)コードのこの部分がデータルーティングを担当するので、ゲートウェイはセンサに接続して、センサデータをダウンロードし、センサデータを(例えば、クラウド内の)宛先に送信する。
【0163】
各センサは、プラットフォームに関連するID及びセキュアキーを内部メモリに有することができ、ユーザスマートフォンを通して送信されるすべてのデータは、エンドツーエンド(センサからクラウド)暗号化される場合があり、それは、ユーザはセンサの必要なキーを有するまで、データを読み取ることができないことを示す。センサキーは、経路指定されたデータの正確な課金のために使用され得るので、ユーザは、経路指定されたデータ量の報酬を与えられてもよい。
【0164】
このスキームを実行することによって、センサデータの宛先へのゲートウェイとして機能する複数のスマートフォンに接続できる複数のBluetoothセンサを展開することができる。特定のセンサを特定のスマートフォンと組み合わせる必要はない。
【0165】
例示的なシステムの説明及び構造
プラットフォームは、例えば、分散的に都市規模のIoTネットワークを展開することができるサービスプラットフォームである。伝統的な通信会社のアプローチと比較すると、プラットフォームにより経済的かつ迅速に展開できる。
【0166】
目標は、都市、個別の家庭、及び大企業などのための相互運用及び透明性のある接続性である。
【0167】
今日、任意の能力で接続サービスを提供するには、メンテナンス、電気コスト、及び挑戦的なソフトウェアとともに、初期の低域基地局及びレシーバインフラストラクチャを構築する大きな投資を必要とする。都市規模のIoT市場は、2021年までに250億米国ドルまで増大すると予測されている。
【0168】
プラットフォームは、すべての市場参加者と取引する - 通常の接続インフラストラクチャの場合のように、ゲートウェイ所有者、サービスプロバイダ及びハードウェア製造業者と取引する。プラットフォーム内では、誰でもサービスプロバイダになることができて、すべての接続を通して収益を得ることができ、自身の接続ノードのアクティブ範囲内の他のユーザに請求することができる。すべての接続は、透明性のある支払い請求を作成する共通元帳内に記録される。
・ハードウェア製造業者 - LPWANプロバイダと話をする必要なしに、デバイスを世界中に販売する機会。プラットフォームの助けを借りて、ハードウェア製造業者は、すぐに自身のデバイスとともに世界規模の接続パッケージを提供することができるので、簡単にサービスプロバイダになることができる。
・現在のLPWAN提供者 - シームレスな世界規模のローミング及びより容易な最終顧客デバイスのサインアップ手順から利益を得る。
・プライベートゲートウェイ所有者 - アクティブ範囲内のゲートウェイを使用するすべての人から利益を得る。
・インフラストラクチャ所有者/スマートシティ - 最も手頃なIoTソリューションを選択し、数週間のうちに展開する。
【0169】
プラットフォームは、IoTインフラストラクチャを構築するための、最も透明性があり、安全な方法を提供する。これは、プロバイダになる人の2つの主要な課題である、支払い請求及びセキュリティを解決し、同時に、市場の透明性を維持する。目標は、都市、家庭、個別のデバイス、及び大企業などのための相互運用及び透明性のある接続性である。
【0170】
機能方法の実施例
プラットフォームは、ゲートウェイ所有者、サービスプロバイダ、及びハードウェア製造業者を含むすべての市場プレイヤーとともに機能する。ソリューション内では、誰でもサービスプロバイダになることができ、接続ごとに収益を得て、ゲートウェイまたはBluetooth LEスマートフォンのアクティブ範囲内の他の使用者に請求することができる。すべてのセッションが共通元帳内に記録及び記憶されて、完全に透明性のある支払い請求が可能になる。
【0171】
今日、IoT接続性を提供するには、低域基地局及びレシーバインフラストラクチャを展開する実質的な初期投資だけでなく、追加の運用費用:メンテナンス、電気、及びソフトウエアサポートも必要である。2021年までに、都市規模のIoTの市場は、250億米国ドルに到達すると予測されている。
・プラットフォームの助けを借りて、ハードウェア製造業者は、自身のデバイスとともに世界規模の接続パッケージを提供するとすぐに、簡単にサービスプロバイダになることができる。
・現在のLPWAN提供者:シームレスな世界的規模のローミング及び最終顧客のためのより容易な参加手順から利益を得る。
・プライベートゲートウェイ及びBLEスマートフォン所有者:アクティブ範囲内の自身のゲートウェイに依存する全員から収益を得る。
・インフラストラクチャ所有者/スマートシティ:最も手頃なIoTソリューションを選択し、ほんの数週間で展開する。
【0172】
プラットフォームは、グローバルプラットフォーム、参照設計、カバレッジマッピング及び計画のためのオープンソースソフトウェア、アクセス制御、記録、支払い請求、及び、スマートコントラクトの処理を提供する。IoTデバイスを使用する例示的なビジネスセクタは、企業、政府/インフラストラクチャ、及び住宅である。
【0173】
例示的なユーザの役割
デバイスユーザ
ユーザの最後のレベルは、エンドユーザである。エンドユーザはデバイスを取得して、世界中の任意のノードとともに製造業者ポリシーに従ってデバイスを使用する。エンドトラフィックコストは非常に低く、ローミングチャージはなく、どこでも同じフォーマットで、バッテリ効率は高い。
【0174】
ユーザは、自由に使えるプラットフォームの投票機構及び委員会を使用して、任意の懸念に取り組むことができる。それにより、その独自の顧客によって運営される、真のユーザが所有する分散ネットワークが作成される。
【0175】
デバイス製造業者に対するエンドユーザの関係は、プラットフォームのネットワークの制約に含まれない。それは、個別のサービスまたは自由に利用できる構成とすることができる。本ネットワークは、より安価なデバイスを作成する機会を作成し、複数ノードのインフラストラクチャ内のアクティブな利用を提供する。デバイス製造業者及びノード所有者は、暗号通貨トランザクションの境界内で活動し得るが、一方、例えば、エンドユーザはそうではない。
【0176】
典型的なユーザは、範囲内で任意のノードを使用することができ、それらはすべて、個別の使用者によって所有され得る。ノード所有者として、ユーザは、自身のノードを使用して、誰に対してもサービス及びインターネットアクセスに対する料金を自由に設定してもよい。インシステムトランザクションはすべて、暗号トークンを使用し、一般に、2つの方法で機能する。
・アクセスポイントを有する使用者は、主要なトークンステークホルダからトラフィッククォータを購入する。
・接続ポイントを利用するユーザは、提供するユーザに使用するトラフィック量の料金を支払う。
この全ては、契約上の義務をオンラインで追跡する最も安全な方法であるブロックチェーンによって制御され得る。
【0177】
例示的なデバイス製造業者
一実施例では、プラットフォームは、世界規模のインターネットアクセスをアップデートするために作られた、M2M機能によるインターネット接続を有するメッシュネットワークのための新世代の物理層である。それは、低コスト及び高効果で基地局を利用して、長距離通信のチャープスペクトラム拡散変調を引き起こす。これは、最大15kmにわたる先例のない範囲を提供し、同時に、小さな電源から数十年にわたって作動する可能性を維持する。それは、現在までこのプロトコルを利用する唯一のネットワークシステムではないが、プラットフォームは、3層(長距離スター)サーバアーキテクチャをベースとし、基地局を使用して、任意の種類の異なるネットワーク及び接続規格を統一する機能を提供する。これは、低いエンドユーザコスト、高い拡張性、すばらしい接続速度及び品質を有する非常に高いインテグレーションの可能性を提供する。
【0178】
例示的なノード所有者
ハードウェアインフラレベルは、ノード所有者である。ノード所有者は、プラットフォームのネットワークのマイナーでもある。ノード所有者は、ネットワーク範囲を大きくするために、安価なネットワーク局を使用し、同時に、価値があるすべての接続の歩合を受け取る。これは、コミュニティの主要部分であり、洗練された家庭は、プライベートノードの所有により非常に利益を得て、その間ずっと、追加の収入を得る。大規模ユーザ(スキーリゾート、都市、または工場など)は、自身のまわりの全域に役立つ可能性のあるネットワークを構築する。
【0179】
ノード所有者は「マイナー」である
デバイス製造業者が安価なデバイスを作成する機会を得ると、サービスプロバイダは、安価で効率的なネットワークノードを使用してアクセスポイントを作成するようになる。任意の個人は、アパートの内部のノード、またはアパートの外部のノードさえも、購入してインストールすることができる。この種のユーザは、ノード所有者である。ノードがアクティブで、ネットワーク内部のデバイスとデータを交換する場合、ノード所有者はコインまたはトークンを取得する。所有するノード及び提供するトラフィックが多くなるほど、より多くのコインまたはトークンを受け取る。
【0180】
ノードは、箱売りの組み立てられた製品として購入することができるが、特別な知識のない人が簡単に入手して、組み立てることができる。完全な文書は、準拠するノード装置を組み立てるための図を保持している。
【0181】
委員会
一実施例では、プラットフォームは、認められたノードのみがネットワークの一部であることに対する追加の報奨金を受けとるように、ノードのためのプロトコル及びハードウェアの承認を調整する設立委員会を有する。これは、詐欺からの保護(例えば、ユーザが報奨金を得るために非常に安価な無駄なノードを設定するとき)、ならびに、新技術及びプロトコルの採用のために行われる。
投票は、例えば、10,000MOEを超えるトークンシェアを有する誰もが利用可能としてもよい(1MOEは1つトークン単位である)。
票は、以下のためにあってもよい:
・ソフトウェア(SW)開発のための予算の承認
・プラットフォームのFoundationチームのための予算の承認
・異なる場所に対する新しいプロトコルの採用の承認(ボーナスMOE)
・新しい位置に対するハードウェアの採用の承認(ボーナスMOE)
・特定の位置に対するプロトコル及びハードウェアの保持の承認(よって、さらなるボーナスMOEはない)
・最小の位置ベースアクセス価格の設定。
・任意の位置に対する厳しい最小価格の設定。
投票は、少量のMOEを特定のアドレスに送信することによって、ブロックチェーンを介して行われ得る。10,000MOEは、1票として数えられ得る。10,000,000MOEのシェアは、100票として数えられ得る。プーリングが受け入れられてもよい。プラットフォームの設立自体は、最大100票を使用し得る。
【0182】
例示的なデータフロー
主要なアクタは、一実施例では、以下の通りである。
・特定のベンダによって製造された、ブロックチェーン内の識別子及び暗号化されたMineIdを有するIoTデバイス、
・ゲートウェイは、ブロックチェーンと通信できるようにプラットフォームのゲートウェイSDKをゲートウェイファームウェアに追加できる誰でもが製造または組み立てることができる。
・すべてのデバイスからのトランザクションを有する信用できない分散型データベースであるブロックチェーン
・マスタノードは、トランザクションを処理するブロックチェーンアプリケーションサーバである
・ゲートウェイからまたはブロックチェーンから暗号化されたデータを受信する特定のベンダによって管理されるサーバ
【0183】
例示的なアップリンクフロー:
1.ベンダサーバは、ベンダのマスタノードで特定のDeviceIdに対するアップリンクメッセージを作成する。
2.マスタノードは、ブロックチェーンでアップリンクトランザクション要求を作成し、各アップリンク要求は、以前にこの特定のDeviceIdをすでに処理したゲートウェイでマークを付けられる。
3.ゲートウェイは、特定のGatewayIdを有するアップリンク要求に対するブロックチェーンを確認している。
4.特定のゲートウェイに対するアップリンク要求が見つかった場合、ゲートウェイはアップリンクメッセージをローカルに記憶する。
5.ゲートウェイは、特定のDeviceIdを有する特定のデバイスがデータを送信するのを待機している。
6.デバイスがデータを送信しているとき、ゲートウェイは、アップリンクメッセージで応答し、アップリンクトランザクション要求を確認する。
【0184】
例示的なダウンリンクフロー
1.デバイスはデータを暗号化する
2.デバイスはMineIdを暗号化する
3.デバイスは、DeviceId、暗号化されたMineId、及び暗号化されたデータでパッケージを作成する
4.デバイスはパッケージを一斉送信する
5.1つまたは多くのゲートウェイはパッケージを受信している
6.ゲートウェイは、ローカルデバイスブラックリストに対してDeviceIdを確認する
7.ゲートウェイは、ブロックチェーンから取り出されたデバイスブラックリストに対してDeviceIdを確認する
8.ゲートウェイは、ブロックチェーンからのデバイスベンダマッピングに対してDeviceIdを確認する
9.ゲートウェイは、DeviceId及び暗号化されたMineIdでブロックチェーンの新しいトランザクションを初期化する
10.マスタノードは、初期化されたトランザクションを確認する
11.マスタノードは、ブロックチェーンからのゲートウェイブラックリストに対してGatewayIdを確認する
12.マスタノードは、詐欺を防止するために、ブロックチェーンからのDeviceIdブラックリストに対してDeviceIdを確認する
13.マスタノードは、デバイスベンダマッピングに対してDeviceIdを確認する
14.マスタノードは、MineIdの復号を試みる
15.マスタノードは、復号されたMineIdを有効にする
16.マスタノードは、トランザクションを受ける
17.ゲートウェイは、特定のGatewayIdを有する受けられたトランザクションに対してブロックチェーンを確認する
18.ゲートウェイは、暗号化されたデータを特定のベンダサーバに送信する
一実施例が、図11に示される。
ブロックチェーンにダウンリンクデータを記憶することを好み得るベンダには別の事例が可能である。その場合、トランザクションが受けられた直後に、ゲートウェイはブロックチェーンにデータを記憶する。
【0185】
例示的なトークンフロー
主要なアクタ:
特定のベンダのデバイスに対する支払い請求及びデータ伝送の管理に対して責任があるベンダ代表がいる。ベンダ代表フローは、一実施例では、以下の通りである:
1.ブロックチェーンでウォレットを作成する。
2.プラットフォームのコインまたはトークンをウォレットに追加する。
3.特定のベンダによって製造されたデバイスをブロックチェーンに登録し、各デバイスをデバイスベンダマッピングに追加する。
4.特定のゲートウェイが無効なトランザクションを作っている場合、ゲートを禁止する。
5.デバイスからメッセージを復号する暗号鍵を管理する。
1つまたは多くのゲートウェイを有してもよく、ゲートメンテナンスに対して責任があるゲート所有者がいる。
ゲート代表フローは、一実施例では、以下の通りである:
1.ブロックチェーンでウォレットを作成する。
2.各ゲートをゲートウェイ所有者のウォレットとともにブロックチェーンに登録する。
3.ブロックチェーンからGateIdを取得する。
4.各ゲートウェイGateIdを設定する。
5.ゲートウェイによって作成されるトランザクションを監視する。
6.処理されたトランザクションの報酬を取得する。
一実施例が、図12に示される。
【0186】
例示的な支払い請求システム
一実施例が、図13に示される。
【0187】
例示的な支払い請求システムは、最大6つの個別のブロックチェーンを含んでもよい。
・DeviceVendorMapping - プラットフォームの一部であるすべてのデバイスIDのストレージ。IsActiveフラグは、ベンダがすべての以前のトランザクションに対する支払いを管理したとき、デバイストランザクションを受けるために使用される。
・DeviceType - 各ベンダデバイスの種類。
・PriceList - 各種のデバイスに対するサービス価格。
・Transport - パッケージがデバイスからベンダまで正常に配送されたことを意味するIsConfirmedフラグを含む多くのデータを保持する完了伝送トランザクションに関する情報を保持するブロックチェーン。
・Invoice - さらなる照合のためのInvoiceDetailを含むベンダ及びゲートアカウントトランザクションに関する情報を保持するブロックチェーン。
・Payment - 支払状態情報を収集するブロックチェーン。
支払い請求システムプロセス及びルールは、一実施例では、以下の通りである。
1.Vendorは、DeviceVendorMappingブロックチェーンにDeviceIDの全てを含む。
2.Vendorは、デバイスを種類ごとに分類し、ブロックチェーン内に記憶された価格表で個別の接続価格を作成する。プラットフォームのFoundationは、ブロックチェーンの内に記憶される最低価格を定義する。
3.MasterNodeは有効なトランザクションを承認し、Transportブロックチェーンにそれらを書き込み、ブロックに署名する。
4.署名されたトランスポートブロックに基づいて、MasterNodeは、Invoiceブロックチェーンにトランザクションを作成する。すべての入力は、すべてのGatewayからすべてのVendorへの、価格表によるトランザクション請求書である。
5.最新の署名されたトランスポートブロックが、特定の請求書にリンクされていないトランザクションを有しない場合、MasterNodeは、Invoiceブロックチェーンのブロックに署名する。
6.Invoiceブロックチェーンの最新のブロックに基づいて、Paymentブロックチェーンに新しいブロックが作成される。
7.VendorMasterNodeは、それらのゲートのEthereumウォレットを通して請求書に対する支払いをし、EthereumトランザクションIDをPaymentブロックチェーンに書き込む。他のMasterNodeは、支払金額を確認し、- 支払合計が、請求書の支払合計と等しいまたは請求書の支払合計より大きい場合、- 支払トランザクションは承認される。単一の請求書が、複数のEthereumトランザクションで支払われてもよい。
8.すべてのInvoiceトランザクションが確認されたPaymentブロックチェーントランザクションを有するとすぐに、
MasterNodeは、Paymentブロックチェーンのブロックに署名することができる。
9.1つより多いブロックが支払キューにあり、Paymentブロックが支払遅延または無効のために署名されない場合、このような請求書は、「遅延支払」属性とともに次のブロックへ転送される。
10.「遅延支払」属性を有する支払がX時間の間に署名されない場合、DeviceVendorMappingのベンダのデバイスの全てが、IsActive=Falseとマークされ、負債が支払われるまで、Gatewayはそのベンダからのトランザクションを処理しない。
11.RewardPoolは、Gate及びVendorアカウントを同時に有する。RewardPoolは、すべてのベンダに請求書を発行し、すべてのGatewayは、Rewardを得るために、RewardPoolに請求書を発行する。
12.プラットフォームのFoundationは、報酬に関する情報を保持する個別のブロックチェーンを有する。プラットフォームのFoundationは、すべてのベンダに請求書を発行する。
【0188】
トークンエコノミーの実施例
1.トークンは、プラットフォーム内のトランザクションで使用される。
2.すべてのコストを前もって計算できるように、接続価格はベンダによって事前に固定される。
3.RewardPoolは、リソースをネットワークの最適な機能に割り当てる。報酬プールは、トランザクション全体の割合を使用する。
4.報酬プールのためのルールは、委員会によって定義される。
5.接続価格は、デバイスの種類、接続モードに依存し、Vendorによってデバイスの種類及び価格のリストをブロックチェーンに追加することで、ベンダによって定義される。
6.ゲートは、あまりにも安価である接続を承認してはいけない。
7.本モデルでは、ベンダは、アクティブな接続及びデータ処理に興味を持っている。
8.同時に、より高い接続価格は、接続の優先権を与えるだけでなく、10%のプロトコル料金によって、ネットワークにより多くの価値も追加する。
9.例えば、最低接続価格は、詐欺を防ぐために、Foundationによって設定される。
10.ゲートウェイは、サービス品質(QoS)の特定のレベルを提供し、ブロックを最初に伝送する接続のために競い合う。
11.単一のMаsterNodeは、支払を発行する単一のGatewayを選択することができない。
12.接続価格は最小の経済的実行可能性の点まで下がることが期待される。
13.プラットフォームの委員会は、一定数のトランザクションを(例えば、新しいプロトコルを使用する、または、ネットワーク開発現場に配置された)優先ノードに加えることによって、一部のゲートに優先順位をつける能力を有する。この場合、プールのリソースアロケーション機能は、規格係数においてこれらのトランザクションを考慮する。
14.プラットフォームのCommitteeは、プリインストールされた投票機構を使用して特定の決定に投票することができる。
【0189】
事例研究の実施例
1.ウェアラブル - フィットネス
2.スマートシティ
プラットフォームは、相手先商標製造会社(OEM)プラットフォームソリューションに基づく堅固なインフラストラクチャを確立してもよい - それぞれ、同時に最大1500のデバイスを対象とするLoraWANゲートウェイ。直径40kmの平均的な都市を推定し、100万人の住民は、10xノード可用性を有する、都市の任意の場所の100xフルカバレッジを可能にする約10000のゲートウェイを有する。プラットフォームは、プラットフォームのプロトコルを通して送信されたメッセージを受信して、有効にすることができるマスタノードソフトウェアを含んでもよい。1つのマスタノードは、1秒につき最大2,000のメッセージを処理することができ、そのため、100万を超える街灯柱などのスマートデバイスを処理することができる。
【0190】
プラットフォームの、地方都市政府との提携は、スマートシティの新しい価値を促進する。プラットフォームは、スマートシティのインフラストラクチャのセットアップ料金を必要としなくてもよく、非常に競争力のある価格を導入する。行政権は、ゲートウェイに任意の規則を課してもよい。プラットフォームは、プロトコル及びソフトウェアを無料で提供し、スマートシティソリューションを実装して、サポートする地元企業との協力を可能にする。スマートシティの事例は、多くのデバイスを使用可能にし、経済に公的な権限を与える。
【0191】
ゲートウェイのカバレッジ及び利益は、プラットフォームの先駆者のために作られた特別な報奨金基金によって保証される。報奨金基金の主な目的は、スマートデバイスの量がゲートウェイの投資回収点に到達する前に、初期のゲートウェイ所有者をサポートすることである。プラットフォームのフレームワークは、LoRaWAN及びSigfoxなどのLPWAN規格及びチップ技術の大部分をサポートすることが可能である。信用できない分散型ブロックチェーン技術のために、プラットフォームは、スマートデバイスのメンテナンスのコストの削減、及び、プライベートベンダソリューションと比較した場合のカバレッジの増加の両方に集中する。
【0192】
早期のデバイス製造業者は、隠れた経済、トークンの成長、及びプール報奨金システムによって動機づけされたゲートウェイ所有者から利益を得る、よって、ビットコインマイニングリグを有する早期のビットコインマイナーと比較されてもよいゲートウェイ所有者によってデバイスに対する需要が保証される。接続コストは、1年あたりのデバイス全体コストのかなりの部分であり、チップコストの増加は小さい、そのため、製造業者の稼ぎはより多くなり、使用者の支払いは少なくなる。大都市との協力により、プラットフォームが初期の広報(PR)キャンペーン、使用統計、及び経済的な始点を有することができる。
【0193】
例示的な事例1
ノード所有者はスキーリゾートである。スキーリゾートは、プロデューサからの小さく接続されたタグデバイスをクライアントの間に分配する。タグデバイスは、各ユーザのリアルタイム位置を提供し、緊急の場合に人々を見つけることに非常に有効であり、双方向通信チャネルを提供することさえ可能であってもよく、同時に、複数日の間、小さい電源上で機能する。
【0194】
ネットワークをインストールする第1のリゾートは、長い通信距離によって隣接するリゾートに接続機能を提供するけることによって、自身のコストをまかなう高い可能性を有する。
【0195】
例示的な事例2
単純なフィードバックデバイスは、親類の高齢者が困っていることを伝える、または、子供が安全に在宅していることを確認することができる。そして、帰宅が遅くなった場合に、子供について再度心配する必要はない。接続されたデバイスは、いくつかのプリインストールされたトリガーに基づく遭難信号を自動的に送信することができ、緊急サービスへ送信する、または、親しい人々が助けを必要としていることを知らせる。
【0196】
通信の市場 - 分析
M2M市場は、顕著な成長を見ることが予測されている。しかしながら、それぞれの技術はそれぞれの研究者によって支持されている。しかしながら、プラットフォームの重要なベンチマークは、接続数である。顕著な変化は、異なる技術的ブランチにおける市場規模に対して予測される。これは、(「Real Wireless: A comparison of Ultra Narrow Band (UNB) and Spread Spectrum Wireless Technologies as used in LPWA and M2M applications」による)市場の未熟さの明確なサインである。
・IoT及びサポートするM2M市場は、完全に新しく、発達段階である。新しい技術、新しい使用事例、新しいビジネスモデル、新しいスタートアップ、コンソーシアム、及びグループはすべて、定期的に現れる。
・アプリケーションは、購入率、利益、及び投資回収率をテストするために、新しく変化した環境において、多くの場合、小規模のパイロットとして展開されている。
・複数の競い合っているLPWA商品があり、そのため、LPWA規格の現在の不足と組み合わせると、調達決定がより難しくなって先延ばしされており、購入者及びエンドユーザは投資の行き詰まりの回避を保証しようとしている。
【0197】
しかしながら、明らかなことは、LPWA技術は現在、セルラ、Wi-Fi、Zigbee、Bluetooth、及び他の専売ソリューションと並んで、M2M無線接続における重要な市場プレイヤーであることである。Machina Researchの「’M2M Global Forecast & Analysis 2014-24」は、2024年には、LPWAが270億の合計設置基地のうちの14%を占めると予測しており、一方、セルラは同時期に8%であると予測されている(Machina M2M Global Forecast & Analysis 2014-24)。したがって、LPWAシステムは広範に展開されて、システムは隣接して作動している可能性がある。
【0198】
概念
これらの概念の第1の態様によれば、データストレージサーバと、サービスプロバイダサーバと、ゲートウェイとを含むシステムであって、サービスプロバイダサーバはデータストレージサーバと通信し、ゲートウェイはデータストレージサーバと通信し、データストレージサーバは、第1のトークンを生成し、サービスプロバイダサーバから記録を受信し、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するように構成され、データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信するように構成され、ゲートウェイは、サービスプロバイダサーバに登録されたデバイスからセンサデータを受信するように設定され、データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信した後にゲートウェイに第2のトークンを発行するように構成され、データストレージサーバはさらに、受信したセンサデータをデータストレージサーバに記憶する、または受信したセンサデータをサービスプロバイダサーバに記憶するように構成され、センサデータは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、第1のトークン及び第2のトークンのトークントランザクションは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、データストレージサーバ、サービスプロバイダサーバ、及びゲートウェイは、ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、システムが提供される。データストレージサーバは、受信したセンサデータをデータストレージサーバに記憶するのではなく、代わりに受信したセンサデータをサービスプロバイダサーバに記憶するように構成されてもよい。
【0199】
ブロックチェーンシステムを使用してセンサデータを記憶するため、安全にセンサデータが記憶されるという利点がある。ブロックチェーンシステムを使用してトークントランザクションを記憶するため、安全にトークントランザクションが記憶されるという利点がある。センサデータとトランザクションデータは、同じブロックチェーンシステムで安全に記憶され、すなわち、トランザクションは、それぞれのセンサデータストレージアクティビティに非常に的確に対応付けられるという利点がある。
【0200】
複数のゲートウェイを含むシステムであって、複数のゲートウェイは、データストレージサーバと通信し、データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信するように構成され、ゲートウェイは、サービスプロバイダサーバに登録されたデバイスからセンサデータを受信するように設定され、データストレージサーバは、ゲートウェイからセンサデータを受信した後にゲートウェイに第2のトークンを発行するように構成され、データストレージサーバはさらに、受信したセンサデータをデータストレージサーバに記憶する、または受信したセンサデータをサービスプロバイダサーバに記憶するように構成され、センサデータは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、第1のトークン及び第2のトークンのトークントランザクションは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、ゲートウェイは、ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、システムであり得る。多数のゲートウェイを使用して、センサデータを収集できるという利点がある。多数のゲートウェイが、センサデータをデータストレージサーバに送信することに関連して、第2のトークンを受信するように、システムにより規定されるという利点がある。ゲートウェイにより収集されたセンサデータと、ゲートウェイに対応付けられたトランザクションデータは、同じブロックチェーンシステムで安全に記憶され、すなわち、ゲートウェイに関して、トランザクションは、それぞれのセンサデータストレージアクティビティに非常に的確に対応付けられるという利点がある。
【0201】
複数のゲートウェイには、複数のLRゲートウェイ及び複数のBLEゲートウェイが含まれる、システムであり得る。短距離接続、及び広範囲の接続距離を対象とする長距離接続の両方で、センサデータを受信し得るという利点がある。
【0202】
ゲートウェイは、サービスプロバイダサーバに登録された複数のデバイスからセンサデータを受信するように設定される、システムであり得る。多数のデバイスからセンサデータが受信され得るという利点がある。
【0203】
複数のサービスプロバイダサーバを含むシステムであって、サービスプロバイダサーバは、データストレージサーバと通信し、データストレージサーバは、第1のトークンを生成し、サービスプロバイダサーバから記録を受信し、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するように構成され、第1のトークンのトークントランザクションは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、サービスプロバイダサーバは、ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、システムであり得る。サービスプロバイダサーバに関連するセンサデータと、サービスプロバイダサーバに対応付けられたトランザクションデータは、同じブロックチェーンシステムで安全に記憶され、すなわち、サービスプロバイダサーバに関して、トランザクションは、それぞれのセンサデータストレージアクティビティに非常に的確に対応付けられるという利点がある。
【0204】
システムは、複数のゲートウェイを含み、ゲートウェイは、サービスプロバイダサーバに登録された複数のデバイスからセンサデータを受信するように設定される、システムであり得る。多数のデバイスからセンサデータが受信され得るという利点がある。
【0205】
サービスプロバイダサーバは、セキュリティサービスプロバイダのサーバである、システムであり得る。
【0206】
サービスプロバイダサーバに登録されたデバイスは、モバイルコンピューティングデバイスである、システムであり得る。
【0207】
モバイルコンピューティングデバイスは、スマートフォンである、システムであり得る。
【0208】
サービスプロバイダサーバに登録されたデバイスは、デスクトップコンピュータまたは家電製品である、システムであり得る。
【0209】
データストレージサーバは、ユーザアカウントを含み、アカウントは、ユーザアカウントに対応付けられたセンサデータを記憶するように構成される、システムであり得る。
【0210】
ユーザアカウントに対応付けられた記憶データは、安全な状況にあり、アカウントユーザによってのみアクセス可能である、システムであり得る。ユーザアカウントの記憶データに対するユーザ制御という利点がある。一実施例では、センサデータは常にセンサ所有者により暗号化され、センサ所有者によってのみ復号化され得る。
【0211】
サービスによるこの記憶データの使用または任意の方法でのこの記憶データの共有に関する全ての決定は、任意の運用サービスまたは第三者企業ではなく、ユーザにより行われる、システムであり得る。ユーザアカウントの記憶データに対するユーザ制御という利点がある。
【0212】
第1のトークン及び第2のトークンは、暗号通貨トークンである、システムであり得る。トークントランザクションのセキュリティという利点がある。
【0213】
第1のトークンは、異なるアプリケーション(例えば、セキュリティアプリケーション)を運用する企業により購入される、システムであり得る。
【0214】
ブロックチェーンシステムの新規登録ノードは、ブロックチェーンの完全なコピーを受信し、これは新規登録ノードがシステムに参加すると、新規登録ノードに自動的にダウンロードされる、システムであり得る。
【0215】
ブロックチェーンシステムの新規登録ノードは、最近の期間(例えば、最近の10週間)のみのブロックチェーンのコピーを受信し、これは、新規登録ノードがシステムに参加すると、新規登録ノードに自動的にダウンロードされる、システムであり得る。
【0216】
ブロックチェーンシステムは、登録済みノード及びそれらのトークン残高に関して、起源ブロックから最近完了したブロックまでの完全な情報を有する、システムであり得る。
【0217】
システムは、センサデータを第1の層のサービスを介してデータストレージサーバに転送するセキュリティデバイスを含む、システムであり得る。
【0218】
データストレージサーバは、センサデータを集約し、集約したセンサデータを、第2の層のサービスを介して共通環境に転送する、システムであり得る。
【0219】
集約されたセンサデータは、ブロックチェーンシステムを使用して記憶される、システムであり得る。
【0220】
単一の第2のトークンは、トランザクション確認として機能し、1つのトランザクションを実行するために使用される、システムであり得る。
【0221】
ブロックチェーンシステムは、全てのトランザクションが一意的であり安全であることを保証する、システムであり得る。
【0222】
ブロックチェーンシステムを使用してセンサデータを記憶した後は、情報を改ざんすることは不可能である、システムであり得る。
【0223】
データストレージサーバは、ICO(イニシャルコインオファリング)を提供するように構成される、システムであり得る。
【0224】
ICOにおいて、データストレージサーバは企業に、システムに参加するための第1のトークンを購入する可能性を提供する、システムであり得る。
【0225】
必要に応じて、第2のトークンが続けて発行される、システムであり得る。
【0226】
第2のトークンは再利用可能である、システムであり得る。
【0227】
第2のトークンは、ゲートウェイに対する支払いの形態として機能する、システムであり得る。
【0228】
第2のトークンは、従来の通貨に交換可能である、システムであり得る。
【0229】
データストレージサーバのみが、追加の第1のトークンを発行するように構成される、システムであり得る。
【0230】
ブロックチェーンシステムには、トランザクションブロックチェーンシステム及び支払い請求ブロックチェーンシステムが含まれる、システムであり得る。
【0231】
トランザクションブロックチェーンシステムは、全てのデータ接続及びデータ転送を記録する、システムであり得る。
【0232】
支払い請求ブロックチェーンシステムは、トランザクションブロックチェーンシステムからの情報に基づいて請求書を発行する、システムであり得る。
【0233】
支払い請求ブロックチェーンシステムは、全ての支払いを処理して記録し、ゲートウェイ所有者への第2のトークン支払いを承認する、システムであり得る。
【0234】
システムはモノのドメインネームシステム(DNS)を含み、これは、様々な接続規格を統合し、複数のデバイスを接続するプラットフォームである、システムであり得る。
【0235】
システムは、クラウドソーシングを使用してカバレッジを増大させる、システムであり得る。
【0236】
元帳を含むシステムであって、デバイスはシステムの元帳に記録されると、自動的にネットワークに接続される、システムであり得る。
【0237】
システムは、低電力広域ネットワーク(LPWAN)及びBluetooth接続を含む、システムであり得る。
【0238】
Bluetooth Low Energy(BLE)を含むシステムであって、システムのBluetooth Low Energy(BLE)は、顧客のスマートフォンをモバイルゲートウェイとして使用する、システムであり得る。
【0239】
システムの応用分野が、スマートシティ、農業、使用状況データ収集、小売り、資源管理、輸送及び物流、カスタマエクスペリエンス分析、ならびに人道支援、のうちの1つ以上である、システムであり得る。
【0240】
システムは配送会社により使用可能であり、追跡センサが配送用パッケージに含められ、ゲートウェイにセンサデータを提供する、システムであり得る。
【0241】
配送用パッケージは、サプライヤからクライアントまで追跡される、システムであり得る。
【0242】
在庫経過時間、配達所要時間、棚卸時間、のうちの1つ以上を含む精細なデータが収集される、システムであり得る。
【0243】
システムは、建設現場の建設会社により使用される、または建設された建物の管理会社により使用される、システムであり得る。
【0244】
建設現場の建設会社は、システムを使用して、騒音レベルを制御し、建設中の建物に自動閉回路テレビ(CCTV)ソリューションを実装する、システムであり得る。
【0245】
建設された建物の管理会社は、システムを使用して、建設された建物のアパートのマンホール、屋根裏、または階段吹抜け空間の開閉を制御する、システムであり得る。
【0246】
システムは、炭酸飲料製造業者により、冷蔵監視装置のセンサに使用される、システムであり得る。
【0247】
システムは、現在のインフラストラクチャ運用者に、既存のネットワークから追加の収益を得る機会を与える、システムであり得る。
【0248】
インフラストラクチャ運用者は、既存のネットワークを他の運用者と共有し、他の運用者のネットワークを使用することで利益を得ることができる、システムであり得る。
【0249】
システムは、スマートシティに対し、(i)シームレスなインフラストラクチャ展開、(ii)費用対効果の高い接続ソリューション、または(iii)容易なインテグレーション、のうちの1つ以上を提供する、システムであり得る。
【0250】
スマートシティは、システムを使用して、環境監視、セキュリティと安全性、駐車メータ、街路照明、小売ソリューション、ユーティリティサービス、輸送、廃棄物管理、港湾物流、市民データ共有、のうちの1つ以上を行う、システムであり得る。
【0251】
公共のごみ箱の充満程度に関するリアルタイムの情報を取得するために、センサが配置される、システムであり得る。
【0252】
降雨、湿度、土壌組成、地勢、大気汚染、気圧、温度、及び日光、のうちの1つ以上を追跡する環境センサが設置される、システムであり得る。
【0253】
環境センサデータを、地形及び天気予報に関する情報と組み合わせることにより、灌漑に関するより賢明な決定を下すことができる、システムであり得る。
【0254】
送水管内の水位に関するセンサデータを使用して、漏出による損失量を減らし、新たな漏出を防ぐ、システムであり得る。
【0255】
配水網全体の送水管にセンサを埋め込み、センサデータをポンプ制御システムに連絡することが、送水管内の水圧を制御するのに使用される、システムであり得る。
【0256】
センサは、スマートメータを含み、スマートメータは、リソースを効率的に割り当てるために、照明及び建物のエネルギー使用量に関する情報を中継して中央管理システムに送り返す、システムであり得る。
【0257】
街灯柱に街灯柱センサが設置され、温度、騒音、及び大気質、のうちの1つ以上を含む環境条件が監視される、システムであり得る。
【0258】
街灯柱センサデータを使用して、事故の管理、局地気象のパターン特定、または車両及び歩行者の交通状況に関する予測が行われる、システムであり得る。
【0259】
システムは、接続された街灯にセンサを含み、これにより都市は、街灯の制御及び性能を向上させることが可能となる、システムであり得る。
【0260】
センサを使用して、駐車場が利用可能であるか否かを判定する、システムであり得る。
【0261】
駐車場の利用可能性は、モバイルコンピューティングデバイス上のアプリケーションを使用して見ることができ、運転者は利用可能な駐車スポットに誘導される、システムであり得る。
【0262】
システムは、既存のIoTネットワークと共に、1つの(例えば、統一の)仮想ネットワークに統合される、システムであり得る。
【0263】
ゲートウェイ及びサービスプロバイダを含むシステムであって、システムのソフトウェアは、ゲートウェイとサービスプロバイダとの間のミドルウェアとして機能する、システムであり得る。
【0264】
データストレージサーバは、マスタノードを含み、マスタノードは相互に接続されている、システムであり得る。
【0265】
各マスタノードは、伝送記録、請求書生成、支払い請求生成、自動または手動支払い、及びデータストレージを行う、システムであり得る。
【0266】
トランザクションの検証後、マスタノードが承認した場合、承認がゲートウェイに送り返される、システムであり得る。
【0267】
ユーザウェブサービス、ユーザアプリ、ベンダ分析ツール、またはベンダソフトウェアへデータが送信される、システムであり得る。
【0268】
システムはプロトコルに依存しない、システムであり得る。
【0269】
LRを含むシステムであって、システムのLRは、LoRaWANを含む、システムであり得る。
【0270】
BLEを含むシステムであって、システムのBLEは、Bluetooth Low Energyを含む、システムであり得る。
【0271】
システムは、リアルタイムフリート管理、貨物完全性監視、最適化された倉庫作業負荷、在庫追跡及び分析、配送プロセスのエンドツーエンドの可視化、スマートラベル、予知保全、保管状況管理、のうちの1つ以上を含むサプライチェーンの用途で使用される、システムであり得る。
【0272】
システムを使用して、単一の製品エコシステムが可能となり、サプライチェーンを全てのステップで分析する可能性が引き出される、システムであり得る。
【0273】
システムにより、サプライヤ、配送、及びエンドクライアントを単一のエコシステムに統合することが可能となる、システムであり得る。
【0274】
システムは、接続されたアセット、接続されたフリート、接続されたインフラストラクチャ、接続された市場、接続された人々、のうちの1つ以上である態様を含む、システムであり得る。
【0275】
システムは、薬局のサプライチェーンソリューションに使用される、システムであり得る。
【0276】
システムは医薬品を含む全ての個別の箱を追跡し、配送ルート全体に沿ってデータが収集される、システムであり得る。
【0277】
システムは、そのインフラストラクチャをクラウドソーシングし、センサからのデータは、一般市民のスマートフォンまたは任意の互換性のあるゲートウェイを使用して転送される、システムであり得る。
【0278】
システムのSDKと共にアプリをインストールすること、またはゲートウェイを自宅にインストールすることにより、インフラストラクチャが設けられる、システムであり得る。
【0279】
輸送機関センサが地下鉄車両及び公共輸送機関の座席に設置され、輸送機関センサ情報を使用することで、地下鉄車両または公共輸送機関内の乗客のより均等な分布が可能となる、システムであり得る。
【0280】
システムは、破断可能なセンサまたは複数使用可能なセンサを使用して、不法侵入またはコンテナの開庫を管理するように使用される、システムであり得る。
【0281】
システムは、アルコールボトル上の薄いステッカービーコンを使用して、ホテル/バーの敷地内への不法侵入を記録するように使用される、システムであり得る。
【0282】
システムを使用して、現在公共スペースを占めている人の量に関するデータが収集される、システムであり得る。
【0283】
車両(例えば、車)に取り付けられたステッカーに保険追跡器センサが含まれ、保険追跡器センサを使用して、車両の使用状況に関するデータが収集され転送される、システムであり得る。
【0284】
収集され転送されるデータには、車両が使用された日数、激しい加速と減速の連続、急カーブ、及びレーン切り替えの実行、のうちの1つ以上が含まれる、システムであり得る。
【0285】
保険追跡器は個人データを収集しない、システムであり得る。
【0286】
公共輸送機関車両にセンサが設置され、公共輸送機関車両の十分近くに位置する、または公共輸送機関車両内部で移動するスマートフォンは、搭載センサからのデータを転送し、データは、スマートフォンの所有者による追加行動を全く必要とせずに転送され、システムはBLEを含み、システムのBLEは、スマートフォンが対応するBluetooth Low Energy技術を使用する、システムであり得る。
【0287】
収集されるデータの種類には、乗降する客の数、経路ごとの総乗客数、経路及び走行パラメータ、のうちの1つ以上が含まれる、システムであり得る。
【0288】
3Gモジュールは、公共輸送機関車両上に含まれ、システムのLRゲートウェイを提供する、システムであり得る。
【0289】
村/都市、及び公共輸送機関の経路沿いの道路に、センサが配置される、システムであり得る。
【0290】
センサには、交通量カウンタ、歩行者数カウンタ、水使用量カウンタ、または太陽電池燃料計測器、のうちの1つ以上が含まれる、システムであり得る。
【0291】
伝送アップリンクサイクルが提供され、サービスプロバイダサーバは、データストレージサーバのマスタノードにデータを送信し、マスタノードは、アップリンクデータを記憶し、ゲートウェイはマスタノードに対し、記憶されたアップリンクデータを要求して受信し、ゲートウェイは、サービスプロバイダサーバに登録されたデバイスにアップリンクデータを送信する、システムであり得る。これは、本発明の第1の態様の一態様の利点を提供する。
【0292】
これらの概念の第2の態様によれば、これらの概念の第1の態様による任意の態様のシステムを使用するステップを含む方法が提供される。
【0293】
これらの概念の第3の態様によれば、システムにトランザクション及びセンサデータを安全に記憶する方法が提供され、システムは、データストレージサーバと、サービスプロバイダサーバと、ゲートウェイとを含み、サービスプロバイダサーバはデータストレージサーバと通信し、ゲートウェイはデータストレージサーバと通信し、方法は、
(i)データストレージサーバ、サービスプロバイダサーバ、及びゲートウェイが、ブロックチェーンシステムにノードとして登録するステップと、
(ii)データストレージサーバが、第1のトークンを生成するステップと、
(iii)データストレージサーバが、サービスプロバイダサーバから記録を受け取り、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するステップと、
(iv)ゲートウェイが、サービスプロバイダサーバに登録されたデバイスからセンサデータを受信し、データストレージサーバが、ゲートウェイからセンサデータを受信するステップと、
(v)ゲートウェイからセンサデータを受信した後、データストレージサーバが、ゲートウェイに第2のトークンを発行するステップと、
(vi)データストレージサーバが、受信したセンサデータをデータストレージサーバまたはサービスプロバイダサーバに、ブロックチェーンシステムを使用して記憶するステップと、
(vii)データストレージサーバが、第1のトークン及び第2のトークンのトークントランザクションを、ブロックチェーンシステムを使用して記憶するステップと
を含む。
【0294】
これらの概念の第1の態様による任意の態様のシステムを使用するステップを含む方法であり得る。
【0295】
上記の概念は、本文書の開示の他の態様と組み合わされてもよい。
【0296】
注記
上記で参照した構成は、本発明の原理の適用の例示にすぎないことを理解されたい。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、数多くの変更及び代替構成が考案されてもよい。本発明は、図面に示され、本発明の現在最も実用的で好ましい実施例(複数可)とみなされるものに関連して、具体的かつ詳細に上記で完全に説明されたが、本明細書に明記された本発明の原理及び概念から逸脱することなく、数多くの変更を行うことができることが、当業者には明らかであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-08-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データストレージサーバと、複数のサービスプロバイダサーバと、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを含むゲートウェイとを含むシステムであって、前記ゲートウェイがアプリケーションでプログラムされ、前記サービスプロバイダサーバが前記データストレージサーバと通信し、前記ゲートウェイが前記データストレージサーバと通信し、
前記データストレージサーバが、第1のトークンを生成し、前記サービスプロバイダサーバから記録を受信し、前記サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、前記サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するように構成され、
前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイからセンサデータを受信するように構成され、前記ゲートウェイが前記アプリケーションを実行して、センサから、または、複数のセンサから、前記トランシーバを介して前記センサデータを受信し、前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイから前記センサデータを受信した後に前記ゲートウェイに第2のトークンを発行するように構成され、前記データストレージサーバがさらに、前記受信したセンサデータを前記データストレージサーバに記憶する、または前記受信したセンサデータを前記サービスプロバイダサーバに記憶するように構成され、
前記第1のトークン及び前記第2のトークンのトークントランザクションが、前記システムに記憶され、前記システムが、ブロックチェーンシステムを使用して前記センサデータを記憶するように構成され、前記システムが、前記ブロックチェーンシステムを使用して前記第1のトークン及び前記第2のトークンの前記トークントランザクションを記憶するように構成され、前記データストレージサーバ、前記サービスプロバイダサーバ、及び前記ゲートウェイが、前記ブロックチェーンシステムに登録済みのノードであり、前記サービスプロバイダサーバに関連するセンサデータ、及び前記サービスプロバイダサーバに関連付けられたトランザクションデータが、前記ブロックチェーンシステムに安全に記憶される、
前記システム。
【請求項2】
前記トランシーバが、3.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記トランシーバが、1.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記トランシーバが、Bluetoothトランシーバである、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項5】
前記ゲートウェイが、モバイルコンピューティングデバイス、スマートフォン、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータである、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項6】
前記ゲートウェイが、非モバイルデバイスである、
請求項1~のいずれかに記載のシステム。
【請求項7】
前記ゲートウェイが、Bluetoothメッシュネットワークを使用するように構成される、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項8】
前記ゲートウェイが、50mWを上回るパワーレベルで作動するように構成されるさらなるトランシーバを含む、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項9】
前記ゲートウェイが、前記さらなるトランシーバを使用して前記データストレージサーバと通信するように構成される、又は、前記さらなるトランシーバが、セルラトランシーバ、例えば、LPWANトランシーバである、
請求項に記載のシステム。
【請求項10】
前記トランシーバが、センサから前記ゲートウェイまでのアドバタイジング(ビーコン)片方向通信を使用するように構成される、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項11】
前記トランシーバが、メッシュBluetoothプロトコルを使用するように構成される、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項12】
前記システムがセンサを含む、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項13】
前記センサが、前記ゲートウェイに接続されていないとき、ビーコンアドバタイジング信号を送信し、
前記ゲートウェイのアプリケーションが、すべての低電力(5.0mW未満)センサにジオフェンスゾーンを設定するので、前記ゲートウェイがセンサアドバタイジング信号ゾーンに入るたびに、前記ゲートウェイがアプリケーションコードの一部を実行し、
前記コードのこの部分がデータルーティングを担当するので、前記ゲートウェイが前記センサに接続して、前記センサデータをダウンロードし、前記センサデータを(例えば、クラウド内の)宛先に送信する、
請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記トランシーバが、前記ゲートウェイによって信頼されている前記センサと、前記センサによって信頼されている前記ゲートウェイとの間の双方向通信を使用するように構成される、
請求項12に記載のシステム。
【請求項15】
前記センサが、前記システムに関連するIDを含む、
請求項12に記載のシステム。
【請求項16】
前記ゲートウェイが、前記システムの元帳に対して前記IDを確認し、
前記システムが前記元帳を含む、
請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記ゲートウェイが、前記ゲートウェイの内部メモリのセキュアキーを確認し、
前記ゲートウェイを通して送信されるすべてのデータが、エンドツーエンド暗号化される、
請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
ユーザが、前記センサに必要なキーを有するまで、前記データを読み取ることができない、
請求項12に記載のシステム。
【請求項19】
センサキーが、送信されたデータ量の正確な清算のために使用される、
請求項12に記載のシステム。
【請求項20】
複数のBluetoothセンサが、前記センサデータ宛先へのゲートウェイとして機能する、複数のゲートウェイに接続可能である、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項21】
ユーティリティメータ、駐車センサ、水/ガス漏れ検出器、発砲検出器、大気質センサ、天気センサ、出席カウンタ、非常ボタン、公共輸送機関追跡器、街路照明、交通信号、住宅及びオフィスセキュリティセンサ、アセット追跡器、電気メータ、太陽光/放射線メータ、振動センサのうちの1つまたは複数の中のセンサを含むBluetoothセンサを含む、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項22】
前記システムが、複数のLPWANゲートウェイと、前記複数のLPWANゲートウェイに接続可能な複数のLPWANセンサとを含む、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項23】
特定のセンサを特定のゲートウェイと組み合わせ必要がない、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項24】
センサデータのストレージが共通元帳内に記録され、透明性のある支払い請求を作成する、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項25】
前記トークンが暗号トークンである、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項26】
前記システムが、都市、個々の家庭、及び大企業に相互運用可能で透明性のある接続性を同様に提供する、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項27】
複数のゲートウェイを含むシステムであって、
前記複数のゲートウェイが、前記データストレージサーバと通信し、
各ゲートウェイが、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを含み、
各ゲートウェイがアプリケーションでプログラムされ、
前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイからセンサデータを受信するように構成され、
各ゲートウェイが、前記それぞれのアプリケーションを実行して、前記それぞれのトランシーバを介して前記センサデータを受信し、
前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイから前記センサデータを受信した後に前記ゲートウェイに第2のトークンを発行するように構成され、
前記データストレージサーバがさらに、前記受信したセンサデータを前記データストレージサーバに記憶する、または前記受信したセンサデータを前記サービスプロバイダサーバに記憶するように構成され、
前記第1のトークン及び前記第2のトークンのトークントランザクションが、前記システムに記憶される、
請求項1~3のいずれかに記載のシステム。
【請求項28】
前記センサデータが、前記ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、
前記第1のトークン及び前記第2のトークンのトークントランザクションが、前記ブロックチェーンシステムを使用して記憶され、
前記ゲートウェイが、前記ブロックチェーンシステムに登録済みのノードである、
請求項27に記載のシステム。
【請求項29】
前記複数のゲートウェイには、複数のLRゲートウェイ及び複数のBLEゲートウェイが含まれる、
請求項27に記載のシステム。
【請求項30】
前記ゲートウェイが、前記サービスプロバイダサーバに登録された複数のデバイスから前記センサデータを受信するように設定される、
請求項27に記載のシステム。
【請求項31】
5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成されたトランシーバを使用して、システムにトランザクション及び取得されたセンサデータを記憶する方法であって、前記システムが、データストレージサーバと、複数のサービスプロバイダサーバと、ゲートウェイとを含み、前記ゲートウェイが、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成された前記トランシーバを含み、前記ゲートウェイがアプリケーションでプログラムされ、前記サービスプロバイダサーバが前記データストレージサーバと通信し、前記ゲートウェイが前記データストレージサーバと通信し、
(i)前記データストレージサーバが、第1のトークンを生成するステップと、
(ii)前記データストレージサーバが、サービスプロバイダサーバから記録を受け取り、サービスプロバイダサーバに第1のトークンを発行し、サービスプロバイダサーバから第1のトークンを受信するステップと、
(iii)前記ゲートウェイが前記アプリケーションを実行して、センサから、または、複数のセンサから、5.0mW未満のパワーレベルで作動するように構成された前記トランシーバを介してセンサデータを受信するステップと、
(iv)前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイから前記センサデータを受信するステップと、
(v)前記ゲートウェイから前記センサデータを受信した後、前記データストレージサーバが、前記ゲートウェイに第2のトークンを発行するステップと、
(vi)前記データストレージサーバが、前記受信したセンサデータを前記データストレージサーバに記憶する、または前記受信したセンサデータを前記サービスプロバイダサーバに記憶するステップと、
(vii)前記第1のトークン及び前記第2のトークンのトークントランザクションを前記システムに記憶するステップと
(viii)ブロックチェーンシステムを使用して前記センサデータを記憶するステップであって、前記ブロックチェーンシステムを使用して前記第1のトークン及び前記第2のトークンの前記トークントランザクションを記憶するステップを含み、前記データストレージサーバ、前記サービスプロバイダサーバ、及び前記ゲートウェイが、前記ブロックチェーンシステムに登録済みのノードであり、前記サービスプロバイダサーバに関連するセンサデータ、及び前記サービスプロバイダサーバに関連付けられたトランザクションデータが、前記ブロックチェーンシステムに安全に記憶される、ステップと、
を含む、前記方法。
【外国語明細書】