(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024153822
(43)【公開日】2024-10-29
(54)【発明の名称】申請情報処理システム、方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/26 20240101AFI20241022BHJP
【FI】
G06Q50/26
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024124186
(22)【出願日】2024-07-31
(62)【分割の表示】P 2022554987の分割
【原出願日】2020-10-05
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】橋本 利紀
(72)【発明者】
【氏名】澤田 有佳
(57)【要約】 (修正有)
【課題】電子申請手続を効率良く行う申請情報処理装置、システム、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】申請情報処理装置(10)は、承認要求部(111)、属性情報取得部(112)、選択要求部(113)、生成部(114)および出力部(115)を有する。承認要求部(111)は、申請者の属性情報を取得することについて申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する。属性情報取得部(112)は、承認に基づいて、属性情報を管理する属性情報管理装置から属性情報を取得する。選択要求部(113)は、取得した属性情報に基づいて、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する。生成部(114)は、要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する。出力部(115)は、生成した申請情報を申請受付機関に出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
申請者の属性情報を取得することについて前記申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する承認要求手段と、
前記承認に基づいて、前記属性情報を管理する属性情報管理装置から前記属性情報を取得する属性情報取得手段と、
取得した前記属性情報に基づいて、前記申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する選択要求手段と、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する生成手段と、
生成した前記申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する出力手段と、を備える
申請情報処理装置。
【請求項2】
前記申請者の固有識別子を利用して個人認証を行う認証装置に前記個人認証を行わせる認証制御手段をさらに備え、
前記属性情報取得手段は、前記個人認証が成功した場合に、前記個人認証に対応する前記申請者の前記属性情報を取得する、
請求項1に記載の申請情報処理装置。
【請求項3】
前記個人認証が成功した場合に、前記個人認証にかかる前記申請者の個人情報を取得する個人情報取得手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記個人情報と前記属性情報とに基づいて、前記申請情報を生成する、
請求項2に記載の申請情報処理装置。
【請求項4】
前記生成手段は、前記個人情報と前記属性情報とに基づいて、予め設定された申請フォーマットに対して前記申請情報を入力して前記申請者に提示する、
請求項3に記載の申請情報処理装置。
【請求項5】
前記個人情報取得手段は、前記認証装置を介して、前記申請者端末から前記個人情報を取得する、
請求項3または4に記載の申請情報処理装置。
【請求項6】
前記属性情報取得手段は、前記認証装置を介して、前記属性情報管理装置から前記属性情報を取得する、
請求項2~5のいずれか一項に記載の申請情報処理装置。
【請求項7】
前記生成手段は、選択された手続の申請情報を補充する必要がある場合に、補充項目を前記申請者端末に提示して入力を要求する、
請求項1~6のいずれか一項に記載の申請情報処理装置。
【請求項8】
前記生成手段は、前記補充項目を前記申請者端末に提示する際に、質問回答形式により前記申請者に前記補充項目の入力を促す、
請求項7に記載の申請情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
申請者の属性情報を取得することについて前記申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求し、
前記承認に基づいて、前記属性情報を管理する属性情報管理装置から前記属性情報を取得し、
取得した前記属性情報に基づいて、前記申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求し、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成し、
生成した前記申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する、
申請情報処理方法。
【請求項10】
申請者の属性情報を取得することについて前記申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する処理と、
前記承認に基づいて、前記属性情報を管理する属性情報管理装置から前記属性情報を取得する処理と、
取得した前記属性情報に基づいて、前記申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する処理と、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する処理と、
生成した前記申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する処理と、
を、コンピュータに実行させる申請情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は申請情報処理装置、システム、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
国や自治体等の行政サービスに対してネットワークを介して種々の申請手続きを行う手続きシステムが提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載のシステムは、情報活用装置が、複数の情報提供装置にアクセストークンを送信して申請者の個人属性情報を要求する。
【0004】
また、特許文献2に記載の電子申請支援方法は、利用者端末からの申請要求に応じて、電子申請種別に対応する申請許可条件の情報を取得し、申請要求が含む利用者の属性情報に基づき個人情報データベースを検索し、申請許可条件に対応する個人情報を取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014-146132号公報
【特許文献2】特開2006-119874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような手続きシステムにおいて行政窓口の役割を担う装置は、手続きの種類ごとに申請者から提供された個人情報を所定の申請フォーマットに入力して電子申請手続きを処理する。しかし行政窓口システムのような手続きシステムは、申請者が個別に必要とする手続きだけでなく、全ての申請者が選択する可能性がある手続きが列挙される。申請者はこれらの列挙された手続きから申請者の判断により必要な手続きを選択しなければならず、便宜性が良いとはいえなかった。また複数の手続きを行う場合に、その手続きごとに同じ情報を繰り返して入力する場合があり、煩雑だった。
【0007】
本開示はこのような課題を鑑みてなされたものであり、電子申請手続を効率良く行う申請情報処理装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1実施形態にかかる申請情報処理装置は、承認要求手段、属性情報取得手段、選択要求手段、生成手段および出力手段を有する。承認要求手段は、申請者の属性情報を取得することについて申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する。属性情報取得手段は、承認に基づいて、属性情報を管理する属性情報管理装置から属性情報を取得する。選択要求手段は、取得した属性情報に基づいて、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する。生成手段は、要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する。出力手段は、生成した申請情報を申請受付機関に出力する。
【0009】
本開示の1実施形態にかかる申請情報処理方法は、以下の方法をコンピュータが実行する。コンピュータは、申請者の属性情報を取得することについて申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する。コンピュータは、承認に基づいて、属性情報を管理する属性情報管理装置から属性情報を取得する。コンピュータは、取得した属性情報に基づいて、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する。コンピュータは、要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する。コンピュータは、生成した申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する。
【0010】
本開示の1実施形態にかかるプログラムは、コンピュータに、以下のステップを実行させるものである。コンピュータは、申請者の属性情報を取得することについて申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する。コンピュータは、承認に基づいて、属性情報を管理する属性情報管理装置から属性情報を取得する。コンピュータは、取得した属性情報に基づいて、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する。コンピュータは、要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する。コンピュータは、生成した申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、効率よく処理を行う申請情報処理装置、申請情報処理方法およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】実施形態1にかかる申請情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【
図2】実施形態1にかかる申請情報処理方法を示すフローチャートである。
【
図3】実施形態2にかかる申請情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図4】実施形態2にかかる申請情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【
図5】実施形態2にかかる認証装置の構成を示すブロック図である。
【
図6】実施形態2にかかる申請情報処理方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
【0014】
<実施形態1>
図1を参照して実施形態1について説明する。
図1は、実施形態1にかかる申請情報処理装置10の構成を示すブロック図である。申請情報処理装置10は、例えば国や自治体(以降、国や自治体を自治体等とも称する)の住民や法人(以降、住民や法人を住民等とも称する)が所定の手続きを電子申請する場合に申請者である住民等の属性情報を取得して申請情報を生成し、自治体等が運営する申請受付機関に対して申請情報を出力する。所定の手続きは、例えば、以下に示す業務に関する手続きである。上記業務とは、住民記録業務、印鑑登録業務、税業務、国民健康保険業務、国民年金業務、介護保険業務、保健福祉業務、各種公的施設利用関連、土木・道路維持占有業務、上下水道業務、生活保護業務、後期高齢者医療制度業務、納税徴収業務等である。また申請情報は、上記所定の手続きにおいて行われる申請や届出等にかかる情報である。すなわち本実施形態における申請や届出等は、住民異動届、婚姻届、離婚届等を含みうる。すなわち本実施形態における申請や届出等は、補償金や助成金の取得手続き、戸籍謄本や身分証明等の取得手続き、マイナンバーカードやパスポート、運転免許証、国民健康保険証等の発行、再発行、更新手続等に要する申請も挙げられる。申請情報処理装置10は申請者端末に通信可能に接続するとともに、申請受付機関が有する申請受付装置にも通信可能に接続する。すなわち申請情報処理装置10は申請者端末と申請受付装置の間に介在して、情報を処理する。換言すると、申請情報処理装置10は申請手続きのオンライン窓口の役割を担う。
【0015】
申請情報処理装置10は通信機能、演算処理機能、記憶機能を有するサーバ等のコンピュータにより構成される。申請情報処理装置10は主な構成として、承認要求部111、属性情報取得部112、選択要求部113、生成部114および出力部115を有する。
【0016】
承認要求部111は、申請者の属性情報を取得することについて申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する。すなわち承認要求部111は、申請者端末に対して承認を要求する信号を送信する。申請者が申請者端末を介して承認をすると、承認要求部111は、承認されたことを示す応答信号を受け取る。承認要求部111は承認されたことを示す応答信号を受け取ると、承認されたことを示す信号を属性情報取得部112に供給する。応答信号は、申請者の識別子が含まれている。これにより、申請情報処理装置10は申請者に応じた処理を行うことができる。
【0017】
属性情報取得部112は、承認要求部111から受け取った応答信号に応じて、属性情報を管理する属性情報管理装置から属性情報を取得する。属性情報管理装置は、申請者の属性情報を管理する記憶装置を含む。申請者の属性情報とは、申請者に付随する情報であって、例えば申請者の職業の種別、家族構成、収入、結婚しているか否か、等を示す情報である。属性情報は、申請者が申請可能な手続きの内容を示唆する情報である。属性情報取得部112は、属性情報を取得すると、取得した属性情報を選択要求部113に供給する。
【0018】
選択要求部113は、属性情報取得部112から受け取った属性情報から、申請者が申請可能な手続きを導出する。すなわち、選択要求部113、一般的に存在する申請手続きの中から、申請者の属性情報に適合する申請手続きを抽出する。そして選択要求部113は、抽出した申請可能な手続きを申請者端末に対して提示するとともに、申請する手続きの選択を要求する。このような構成により、申請情報処理装置10は、申請者に対して不要な手続きの可能性を排除して提示できる。
【0019】
生成部114は、申請者端末から上述の選択要求に対する応答としての選択信号を受け付ける。そして生成部114は、選択された手続きの申請情報を生成する。より具体的には、生成部114は、選択された手続きの電子申請フォーマットに申請者に関わる情報を入力した申請情報を生成する。生成部114は、生成した申請情報を出力部115に供給する。
【0020】
出力部115は、生成部114が生成した申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する。申請受付装置は、申請情報を受け取ると、受け取った申請情報を自治体等において処理する。
【0021】
次に、
図2を参照して、実施形態1にかかる申請情報処理装置10が実行する処理について説明する。
図2は、実施形態1にかかる申請情報処理方法を示すフローチャートである。
図2に示すフローチャートは、例えば申請者が申請者端末により申請情報処理装置10にアクセスすることにより開始する。
【0022】
まず、承認要求部111は、申請者の属性情報を取得することについて申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する(ステップS11)。申請者は、申請者端末に表示されるメッセージにより承認要求を認識する。申請者はここで承認をするか否かを判断し、申請者端末を操作する。
【0023】
次に、承認要求部111は、承認要求に対して申請者端末から承認されたことを示す応答信号を受信したか否かを判定する(ステップS12)。申請者端末から承認されたことを示す応答信号を受信したと判定しない場合(ステップS12:NO)、申請情報処理装置10は処理を終了する。一方、申請者端末から承認されたことを示す応答信号を受信したと判定した場合(ステップS12:YES)、申請情報処理装置10は、ステップS13に進む。
【0024】
ステップS13において、属性情報取得部112は、受け取った承認に応じて、応答信号に含まれる識別子に対応する属性情報を属性情報管理装置から取得する(ステップS13)。
【0025】
次に、選択要求部113は、取得した属性情報から、申請者が申請可能な手続きを抽出する。そして選択要求部113は、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに、申請する手続きの選択を要求する(ステップS14)。申請者は、申請者端末を操作して、所望する申請手続きを選択する。
【0026】
次に、生成部114は、申請者が選択した信号を受け付け(ステップS15)、選択された手続きの申請情報を生成する(ステップS16)。そして出力部115は、生成した申請情報を申請受付機関に出力する(ステップS17)。
【0027】
以上、実施形態1について説明した。上述のとおり、実施形態1にかかる申請情報処理装置10は、申請者の識別子に紐づいた属性情報から、申請可能な手続きを抽出し、抽出した手続きを申請者に提示する。これにより申請者は所望の申請手続きを容易に選択できる。よって、本実施形態によれば、効率よく処理を行う申請情報処理装置、申請情報処理方法およびプログラムを提供することができる。
【0028】
尚、申請情報処理装置10は、図示しない構成としてプロセッサ及び記憶装置を有するものである。申請情報処理装置10が有する記憶装置は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリを含む記憶装置を含む。この場合に、申請情報処理装置10が有する記憶装置は、属性情報を一時的に記憶するものである。
【0029】
申請情報処理装置10が有する記憶装置には、本実施形態に係る申請情報処理方法を実行するためのコンピュータプログラム(以降、単にプログラムとも称する)が記憶されている。またプロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムをメモリへ読み込ませ、当該プログラムを実行する。
【0030】
申請情報処理装置10が有する各構成は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)等を用いることができる。
【0031】
また、申請情報処理装置10の各構成要素の一部又は全部が複数の演算装置や回路等により実現される場合には、複数の演算装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、演算装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、申請情報処理装置10の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。
図3は、実施形態2にかかる申請情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図3に示す申請情報処理システム1は、申請情報処理装置20と、認証装置600とを含む。申請情報処理装置20と認証装置600とは、ネットワークN1を介して互いに通信可能に接続している。ネットワークN1は、例えばインターネットのようなワイドエリアネットワークまたは所定の施設内の回線のようなローカルエリアネットワークなどの通信網であって、申請者端末900にも接続している。
【0032】
申請者端末900は、例えばパーソナルコンピューター、スマートフォンまたはタブレット端末等の情報処理端末である。さらに申請者端末900は、例えば時計、ゴーグル、コンタクトレンズ、指輪または腕輪等に所定の申請操作を可能とする構成が付加されたウェアラブルデバイスであってもよい。すなわち、申請者端末900の具体的な様態は限定されるものではない。申請者は、申請者端末900を利用してネットワークN1を介して申請情報処理システム1にアクセスできる。これにより申請者はネットワークN1に接続できる遠隔地から所定の申請手続きをオンラインで行うことができる。なお、申請者端末900は、申請者が個人的に所持する端末に代えて、申請者でない者が管理する端末であって、所定の場所に設置されたもの(例えば申請用共通端末)であってもよい。この場合、申請者は、所定の場所に設置された端末を介して所定の申請手続きをオンラインで行うことができる。
【0033】
認証装置600は、ネットワークN1を介して申請情報処理装置20と申請者端末900とに接続できる。認証装置600は申請手続きの窓口として申請者端末900からのアクセスを受け付ける。また認証装置600は申請者端末900に対して属性情報を取得することについての承認を要求する。また認証装置600は申請者端末900に対して個人情報の提供を要求する。「個人情報」は、申請者個人に関する情報であって、例えば申請者の氏名、住所、生年月日、性別または電話番号のうち少なくとも1つを含む。
【0034】
また、認証装置600は、属性情報管理装置700に通信可能に接続し、申請者の識別子に紐づいた属性情報を取得する。なお、認証装置600と属性情報管理装置700とが接続する通信回線は、所定の閉域ネットワークにより構成されていることが好ましい。これにより申請情報処理システム1は、情報セキュリティのリスクを低減することなく属性情報を取得することができる。
【0035】
認証装置600は上述の処理において取得した属性情報や個人情報を、申請情報処理装置20に提供する。なお、申請情報処理システム1が取得する属性情報および個人情報は、申請者による申請手続きが完了すると消去されることが好ましい。これにより申請情報処理システム1は情報漏洩のリスクを抑制できる。
【0036】
また、認証装置600は、ネットワークN2を介して申請受付機関800が有する申請受付装置801に通信可能に接続している。ネットワークN2は、ネットワークN1と異なるワイドエリアネットワークであって申請者端末900からは直接アクセスできないように構成されている。認証装置600は、申請情報処理システム1において生成した申請情報を、ネットワークN2を介して申請受付装置801に出力する。このような構成により、申請情報処理システム1は、情報漏洩のリスクを抑制しながら申請手続きの処理を実行できる。
【0037】
次に、
図4を参照して実施形態2にかかる申請情報処理装置20の構成について説明する。
図4は、実施形態2にかかる申請情報処理装置の構成を示すブロック図である。申請情報処理装置20は、認証制御部116、個人情報取得部117および記憶部120を有する点が、実施形態1にかかる申請情報処理装置10と異なる。
【0038】
認証制御部116は、申請者の固有識別子を利用して個人認証を行う認証装置600に個人認証を行わせる。認証制御部116は、個人認証が成功した場合に、認証が成功したことを示す信号を属性情報取得部112と個人情報取得部117とに供給する。
【0039】
本実施形態における属性情報取得部112は、個人認証が成功した場合に、個人認証に対応する申請者の属性情報を取得する。より具体的には、属性情報取得部112は、個人認証が成功した場合に、認証装置600と連携して、認証装置600を介して属性情報を取得する。属性情報取得部112は、取得した申請者の属性情報を記憶部120に記憶させる。
【0040】
本実施形態における生成部114は、個人認証が成功した場合に、記憶部120が記憶した個人情報と属性情報を利用して、申請者が選択した手続きについて、申請情報を生成する。より具体的には、生成部114は、個人情報と属性情報とから、予め設定された申請フォーマットに対して対応する項目に適宜必要な情報を入力して申請者に提示する。申請者は生成部114が生成した情報を申請者端末900により確認できる。
【0041】
さらに生成部114は、電子申請における申請フォーマットに入力する情報として補充すべき情報(補充情報)がある場合には、申請者端末900に対して補充情報についての問い合わせを行う。補充情報は、属性情報および個人情報に含まれていない情報であって、所定の申請手続きに必要な情報である。補充情報は、また例えば属性情報に含まれる情報を更新するための情報であってもよい。
【0042】
生成部114は、選択された手続の申請情報を補充する必要がある場合に、補充項目を申請者端末900に提示して入力を要求する。このとき、生成部114は、補充項目を申請者端末に提示する際に、質問回答形式により申請者に補充項目の入力を促してもよい。また生成部114は、複数の申請手続きが選択されている場合には、複数の申請手続きにおける補充項目を抽出し、重複する補充項目はまとめて問い合わせる。これにより、申請情報処理システム1は申請者の手続き負担を軽減させることができる。
【0043】
個人情報取得部117は、個人認証が成功した場合に、個人認証にかかる申請者の個人情報を取得する。より具体的には、個人情報取得部117は認証装置600と連携して認証装置600を介して申請者端末900から個人情報を取得する。生成部114は取得した個人情報を記憶部120に記憶させる。
【0044】
記憶部120は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリまたはフラッシュメモリ等の不揮発メモリを含む記憶装置である。記憶部120は、申請情報処理装置20が取得した申請者の個人情報および属性情報を一時的に記憶する。記憶部120が記憶するこれらの情報は、生成部114が読み取ることができる。
【0045】
出力部115は、生成部114が生成した申請情報を受け取り、自治体等が運営する申請受付機関800に対してネットワークN2を介して申請情報を出力する。
【0046】
次に、
図5を参照して認証装置600について説明する。
図5は、実施形態2にかかる認証装置の構成を示すブロック図である。認証装置600は、通信機能、演算処理機能、記憶機能等を有するサーバ等のコンピュータである。認証装置600は主な構成として、窓口プログラム実行部601、認証処理部602、属性情報アクセス部603、個人情報受付部604および記憶部610を有する。
【0047】
窓口プログラム実行部601は、記憶部610が記憶する窓口プログラムを読み取って実行する。窓口プログラムは、申請者端末900からのアクセスを受け付けて、申請手続きの案内を行う窓口の役割を担うプログラムである。窓口プログラムは、認証装置600が有する各構成との情報のやり取りを行う。つまり窓口プログラムは、申請手続きにおけるポータルサイトとして機能するものであってもよい。また窓口プログラムは、申請情報処理装置20と連携して本実施形態において説明する機能を実現する。
【0048】
認証処理部602は、申請者端末900から受け取る申請者の識別子に対する認証を行う。認証処理部602は、例えば申請者の識別子とかかる識別子に紐づけられた鍵情報とを照合することにより認証を行う。認証処理部602は、例えば申請情報処理装置20からの支持を受けて、認証処理を実行する。
【0049】
属性情報アクセス部603は、認証処理部602による認証が成功した場合に、属性情報管理装置700にアクセスする。そして属性情報アクセス部603は、成功した認証にかかる属性情報を、属性情報管理装置700から取得する。
【0050】
個人情報受付部604は、認証処理部602による認証が成功した場合に、個人情報を受け付ける。個人情報は、申請者端末900から受け付けてもよいし、属性情報管理装置700から受け付けてもよい。
【0051】
記憶部610は、不揮発性メモリを含む記憶装置である。記憶部610は、窓口プログラムおよび申請フォーマット情報を少なくとも記憶する。申請フォーマット情報は、申請手続きの入力フォーマットであって、申請者が所定の申請手続きを行うために必要な入力項目の種別に関する情報を含む。記憶部610は、窓口プログラム実行部601に対して記憶する情報を提供する。
【0052】
次に、
図6を参照して実施形態2にかかる申請情報処理システム1の処理について説明する。
図6は、実施形態2にかかる申請情報処理方法を示すフローチャートである。
図6に示すフローチャートは、申請情報処理システム1における申請情報処理装置20の処理について示したものである。
図6に示すフローチャートは、例えば申請者が申請者端末900により申請情報処理システム1にアクセスすることにより開始する。
【0053】
まず、承認要求部111は、申請者の属性情報を取得することについて申請者端末900に対して承認を要求する(ステップS21)。申請者は、申請者端末900に表示されるメッセージにより承認要求を認識する。申請者はここで承認をするか否かを判断し、申請者端末900を操作する。
【0054】
次に、承認要求部111は、承認要求に対して申請者端末900から承認されたことを示す応答信号を受信したか否かを判定する(ステップS22)。申請者端末900から承認されたことを示す応答信号を受信したと判定しない場合(ステップS22:NO)、申請情報処理システム1は処理を終了する。一方、申請者端末900から承認されたことを示す応答信号を受信したと判定した場合(ステップS22:YES)、申請情報処理システム1は、ステップS23に進む。
【0055】
ステップS23において、認証制御部116は、認証装置600に個人認証を行うことを指示する(ステップS23)。指示を受けた認証装置600は、申請者端末900から識別子と鍵情報とを受け取り、個人認証を行う。
【0056】
次に属性情報取得部112は、個人認証にかかる識別子に対応する属性情報を属性情報管理装置700から取得する(ステップS24)。なお、申請情報処理装置20は、認証装置600が属性情報管理装置700にアクセスすることにより取得する。
【0057】
ステップS25において、選択要求部113は、取得した属性情報から、申請者が申請可能な手続きを抽出する。そして選択要求部113は、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに、申請する手続きの選択を要求する(ステップS25)。申請者は、申請者端末を操作して、所望する申請手続きを選択する。
【0058】
次に、生成部114は、申請者が選択した信号を受け付け(ステップS26)、選択された手続きの申請情報を生成する(ステップS27)。
【0059】
次に生成部114は、補充情報が存在するか否かを判定する(ステップS28)。補充情報が存在すると判断しない場合(ステップS28:NO)、生成部114は申請情報の生成を終了してステップS30に進む。一方、補充情報が存在すると判断する場合(ステップS28:YES)、生成部114は補充情報について申請者端末900に問い合わせる(ステップS29)。
【0060】
ステップS30において、出力部115は、生成した申請情報を申請受付機関に出力する(ステップS30)。
【0061】
次に申請情報処理装置20は全ての手続が終了したか否かを判定する(ステップS31)。全ての手続が終了したと判定しない場合(ステップS31:NO)、申請情報処理装置20はステップS25に戻る。一方、全ての手続が終了したと判定する場合(ステップS31:YES)、申請情報処理装置20は、一連の処理を終了する。
【0062】
以上、申請情報処理装置20が実行する処理について説明した。上述のフローチャートは、申請情報処理システム1が申請者端末900の画面に所定の情報を表示し、または申請者端末900の画面において申請者による所定の選択を受け付けることにより実行される。上述のフローチャートにおいて、申請者端末900の画面に表示される情報は、申請情報処理装置20が申請者端末900に出力するものであってもよいし、認証装置600が申請者端末900に出力するものであってもよい。また申請者端末900の画面に表示される情報は、上述のステップごとに、申請情報処理装置20または認証装置600のいずれかが出力するように予め設定されていてもよい。
【0063】
以上、実施形態2について説明したが、実施形態2にかかる申請情報処理システム1は上述の構成に限られない。例えば申請情報処理装置20と認証装置600とは、ネットワークを介さず互いに直接通信可能に接続してもよい。さらに申請情報処理装置20と認証装置600とは、一体となった装置であってもよい。本実施形態によれば、効率よく処理を行う申請情報処理システム、申請情報処理装置、申請情報処理方法およびプログラムを提供することができる。また申請情報処理システム1が接続するネットワークは上述の構成に限られない。
【0064】
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0065】
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0066】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
申請者の属性情報を取得することについて前記申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する承認要求手段と、
前記承認に基づいて、前記属性情報を管理する属性情報管理装置から前記属性情報を取得する属性情報取得手段と、
取得した前記属性情報に基づいて、前記申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する選択要求手段と、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する生成手段と、
生成した前記申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する出力手段と、を備える
申請情報処理装置。
(付記2)
前記申請者の固有識別子を利用して個人認証を行う認証装置に前記個人認証を行わせる認証制御手段をさらに備え、
前記属性情報取得手段は、前記個人認証が成功した場合に、前記個人認証に対応する前記申請者の前記属性情報を取得する、
付記1に記載の申請情報処理装置。
(付記3)
前記個人認証が成功した場合に、前記個人認証にかかる前記申請者の個人情報を取得する個人情報取得手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記個人情報と前記属性情報とに基づいて、前記申請情報を生成する、
付記2に記載の申請情報処理装置。
(付記4)
前記生成手段は、前記個人情報と前記属性情報とに基づいて、予め設定された申請フォーマットに対して前記申請情報を入力して前記申請者に提示する、
付記3に記載の申請情報処理装置。
(付記5)
前記個人情報取得手段は、前記認証装置を介して、前記申請者端末から前記個人情報を取得する、
付記3または4に記載の申請情報処理装置。
(付記6)
前記属性情報取得手段は、前記認証装置を介して、前記属性情報管理装置から前記属性情報を取得する、
付記2~5のいずれか一項に記載の申請情報処理装置。
(付記7)
前記生成手段は、選択された手続の申請情報を補充する必要がある場合に、補充項目を前記申請者端末に提示して入力を要求する、
付記1~6のいずれか一項に記載の申請情報処理装置。
(付記8)
前記生成手段は、前記補充項目を前記申請者端末に提示する際に、質問回答形式により前記申請者に前記補充項目の入力を促す、
付記7に記載の申請情報処理装置。
(付記9)
前記出力手段は、国または自治体が運営する前記申請受付機関に対して前記申請情報を出力する、
付記1~8のいずれか一項に記載の申請情報処理装置。
(付記10)
属性情報取得手段は、所定の閉域ネットワークを介して前記申請者の前記属性情報を取得する、
付記1~9のいずれか一項に記載の申請情報処理装置。
(付記11)
付記1~10のいずれか一項に記載の申請情報処理装置と、
前記申請情報処理装置に通信可能に接続し、前記属性情報管理装置にアクセスして前記属性情報を取得し、取得した属性情報を前記申請情報処理装置に供給する認証装置と、を備える
申請情報処理システム。
(付記12)
コンピュータが、
申請者の属性情報を取得することについて前記申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求し、
前記承認に基づいて、前記属性情報を管理する属性情報管理装置から前記属性情報を取得し、
取得した前記属性情報に基づいて、前記申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求し、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成し、
生成した前記申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する、
申請情報処理方法。
(付記13)
申請者の属性情報を取得することについて前記申請者が使用する申請者端末に対して承認を要求する処理と、
前記承認に基づいて、前記属性情報を管理する属性情報管理装置から前記属性情報を取得する処理と、
取得した前記属性情報に基づいて、前記申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する処理と、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する処理と、
生成した前記申請情報を申請受付機関が有する申請受付装置に出力する処理と、
をコンピュータに実行させる通行許可プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0067】
1 申請情報処理システム
10 申請情報処理装置
20 申請情報処理装置
111 承認要求部
112 属性情報取得部
113 選択要求部
114 生成部
115 出力部
116 認証制御部
117 個人情報取得部
120 記憶部
600 認証装置
601 窓口プログラム実行部
602 認証処理部
603 属性情報アクセス部
604 個人情報受付部
610 記憶部
700 属性情報管理装置
800 申請受付機関
801 申請受付装置
900 申請者端末
A1 申請者
N1 ネットワーク
N2 ネットワーク
【手続補正書】
【提出日】2024-09-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
申請者の固有識別子を利用して個人認証を行わせる認証制御手段と、
前記個人認証が成功した場合に、前記個人認証に対応する前記申請者の属性情報を取得する属性情報取得手段と、
取得した前記属性情報に基づいて、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する選択要求手段と、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する生成手段と、
を備える
申請情報処理システム。
【請求項2】
前記個人認証が成功した場合に、前記個人認証にかかる前記申請者の個人情報を取得する個人情報取得手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記個人情報に基づいて、前記申請情報を生成する、
請求項1に記載の申請情報処理システム。
【請求項3】
前記生成手段は、前記個人情報に基づいて、予め設定された申請フォーマットに対して前記申請情報を入力して前記申請者に提示する、
請求項2に記載の申請情報処理システム。
【請求項4】
前記個人情報取得手段は、認証装置を介して、前記申請者端末から前記個人情報を取得する、
請求項2または3に記載の申請情報処理システム。
【請求項5】
前記属性情報取得手段は、認証装置を介して、前記属性情報を管理する属性情報管理装置から前記属性情報を取得する、
請求項1~4のいずれか一項に記載の申請情報処理システム。
【請求項6】
前記生成手段は、選択された手続の申請情報を補充する必要がある場合に、補充項目を前記申請者端末に提示して入力を要求する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の申請情報処理システム。
【請求項7】
前記生成手段は、前記補充項目を前記申請者端末に提示する際に、質問回答形式により前記申請者に前記補充項目の入力を促す、
請求項6に記載の申請情報処理システム。
【請求項8】
コンピュータが、
申請者の固有識別子を利用して個人認証を行わせ、
前記個人認証が成功した場合に、前記個人認証に対応する前記申請者の属性情報を取得し、
取得した前記属性情報に基づいて、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求し、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する、
申請情報処理方法。
【請求項9】
申請者の固有識別子を利用して個人認証を行わせる処理と、
前記個人認証が成功した場合に、前記個人認証に対応する前記申請者の属性情報を取得する処理と、
取得した前記属性情報に基づいて、申請者端末に対して申請可能な手続きを提示するとともに申請する手続きの選択を要求する処理と、
前記要求に対する選択を受け付け、選択された手続きの申請情報を生成する処理と、
を、コンピュータに実行させる申請情報処理プログラム。