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特開2024-154012情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024154012
(43)【公開日】2024-10-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0251 20230101AFI20241023BHJP
【FI】
G06Q30/0251
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023067586
(22)【出願日】2023-04-18
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三海 賢
(72)【発明者】
【氏名】作本 敏治
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】利用者に対して適切な広告を配信することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る情報処理装置は、利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定する特定部と、利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定する推定部と、利用者が最後に対象商品を購入してから推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知する通知部と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定する特定部と、
利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定する推定部と、
利用者が最後に対象商品を購入してから前記推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知する通知部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記特定部が特定した利用者の対象商品の購入回数が4回以上である場合に、
前記推定部は、利用者の対象商品の購入間隔の分布の30パーセンタイルを推定購入間隔として推定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特定部が特定した利用者の対象商品の購入回数が3回である場合に、
前記推定部は、利用者の対象商品の購入間隔の分布の中央値を推定購入間隔として推定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記特定部が特定した利用者の対象商品の購入回数が2回である場合に、
前記推定部は、対象商品の2回の購入日の差分を推定購入間隔として推定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定するステップと、
利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定するステップと、
利用者が最後に対象商品を購入してから前記推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項6】
利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定するステップと、
利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定するステップと、
利用者が最後に対象商品を購入してから前記推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知するステップと、
をコンピュータに実行させる、情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
EC(Electronic Commerce)サイトにおいて、日用品などの定期的に購入が必要となる商品を購入する利用者が増えている。ECサイトを運営する事業者は、売上を増やすために利用者に広告を配信することがあった。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、ユーザがウェブサイトを閲覧してからそのユーザ宛てのダイレクトメールが発送されるまでの期間を短縮させることができる広告制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-106969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1に記載の広告制御装置は、利用者ごとの商品の購入の間隔に応じて広告を配信するものではないことから、利用者の商品の購入を促進する効果が限られる可能性があった。
【0006】
本開示は上記課題を鑑み、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る情報処理装置は、利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定する特定部と、利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定する推定部と、利用者が最後に対象商品を購入してから前記推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知する通知部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報処理装置の購入履歴記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る情報処理装置の通知対象情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0011】
(実施形態)
〔1.実施形態に係る情報処理〕
〔1-1.実施形態に係る情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が情報処理装置100と、利用者端末200と、事業者端末300と、により実行される例を示す。以下、実施形態に係る情報処理についてステップごとに順を追って説明する。
【0012】
まず、情報処理装置100は、利用者端末200から利用者Uの購入履歴情報を取得する(ステップS1)。例えば、情報処理装置100は、利用者Uが所定のECサイトにおいて商品を購入するたびに、利用者Uが購入した商品の商品IDと、利用者Uが当該の商品を購入した日の情報を含む購入履歴情報を取得してよい。情報処理装置100は、利用者端末200から購入履歴情報を取得したら、取得した購入履歴情報を利用者Uの利用者IDを紐付けて、後述して説明する購入履歴記憶部121に記憶する。
【0013】
次に、情報処理装置100は、事業者端末300から事業者Mが入力した通知対象情報を受け付ける(ステップS2)。例えば、情報処理装置100は、通知対象情報として、事業者端末300から事業者Mが入力した通知情報の通知対象となる商品の識別子を示す対象商品IDと、利用者に通知する情報を示す通知情報と、を受け付ける。情報処理装置100は、事業者端末300から通知対象情報を受け付けたら、受け付けた通知対象情報を事業者Mの事業者IDに紐付けて、後述して説明する通知対象情報記憶部122に記憶する。
【0014】
次に、情報処理装置100は、対象商品を購入した利用者を特定する(ステップS3)。例えば、情報処理装置100は、購入履歴記憶部121を参照して、対象商品IDに対応する商品を購入した利用者を特定してよい。図1においては、対象商品を購入した利用者として、利用者U1、U2、及びU3が特定されたことが一例として示されている。
【0015】
次に、情報処理装置100は、特定された利用者の対象商品の購入回数を特定する(ステップS4)。例えば、情報処理装置100は、購入履歴記憶部121を参照して、対象商品IDに対応する商品を購入した利用者の当該の商品の購入回数を特定してよい。図1においては、対象商品を購入した利用者U1、U2、U3がそれぞれN回、M回、P回に亘って対象商品を購入したことが一例として示されている。
【0016】
次に、情報処理装置100は、購入回数に応じた所定の条件に基づいて、推定購入間隔を推定する(ステップS5)。すなわち、情報処理装置100は、購入回数に応じて異なる条件に基づいて、利用者の対象商品の推定購入間隔を推定する。例えば、利用者U1がN回に亘って対象商品を購入した場合であれば、N回に応じた所定の条件に基づいて、利用者U1の対象商品の推定購入間隔を推定する。また、利用者U2がM回に亘って対象商品を購入した場合であれば、M回に応じた所定の条件に基づいて、利用者U2の対象商品の推定購入間隔を推定する。また、利用者U3がP回に亘って対象商品を購入した場合であれば、P回に応じた所定の条件に基づいて、利用者U3の対象商品の推定購入間隔を推定する。このように、情報処理装置100は、利用者ごとに、当該利用者の対象商品の購入回数に応じた所定の条件に基づいて、推定購入間隔を推定する。なお、所定の条件の詳細については、後述して説明する。
【0017】
次に、情報処理装置100は、対象商品の前回の購入から購入間隔が経過するまでの間に、通知情報を通知する(ステップS6)。例えば、情報処理装置100は、利用者Uの利用者端末200に、対象商品の前回の購入日から購入間隔が経過するまでの間に、「商品Aが無くなってきていませんか?商品Aの購入をご希望される場合は、○○モールにおける購入を推奨いたします。」といったメッセージを通知情報として通知してよい。なお、前述したメッセージは一例であって、情報処理装置100は、事業者Mから指定された任意のメッセージを通知情報として利用者端末200に通知してよい。
【0018】
これによれば、利用者の対象商品の購入回数に応じた所定の条件に基づいて推定された推定購入間隔に応じて、利用者に通知情報を通知することができる。そのため、データに基づいた精緻な推定購入間隔の推定が可能となり、適切なタイミングで対象商品の購入に繋がる通知情報を通知することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0019】
〔1-2.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100は、特定した利用者の対象商品の購入回数が4回以上である場合に、利用者の対象商品の購入間隔の分布の30パーセンタイルを推定購入間隔として推定する。
【0020】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、図1に示したステップS1からS4と同じ処理を実行する。ステップS1からS4は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0021】
次に、情報処理装置100は、購入回数(4回以上)に応じた所定の条件に基づいて、推定購入間隔を推定する(ステップS5-1)。例えば、情報処理装置100は、利用者U1の対象商品の購入回数が4回以上である場合、利用者U1の対象商品の購入間隔の分布の30パーセンタイルを推定購入間隔として推定する。なお、パーセンタイルとは、データを小さい順に並べたときに、初めから数えて全体のαパーセントに位置する値のことを指している。すなわち、購入間隔の分布の30パーセンタイルは、購入間隔を小さい順に並べたときに、初めから数えて全体の30パーセントに位置する値である。ここで、30パーセンタイルは一例であり、ユーザの属性やその他任意の指標に応じて、任意のパーセンタイル値を採用してよい。
【0022】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS6と同じ処理を実行する。ステップS6は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0023】
これによれば、頻度が多い購入間隔に到達する前に、前もって利用者に通知情報を通知することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0024】
〔1-3.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100は、特定した利用者の対象商品の購入回数が3回である場合に、利用者の対象商品の購入間隔の分布の中央値を推定購入間隔として推定する。
【0025】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、図1に示したステップS1からS4と同じ処理を実行する。ステップS1からS4は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0026】
次に、情報処理装置100は、購入回数(3回)に応じた所定の条件に基づいて、推定購入間隔を推定する(ステップS5-2)。例えば、情報処理装置100は、利用者U1の対象商品の購入回数が3回である場合であれば、利用者U1の対象商品の購入間隔の分布の中央値を推定購入間隔として推定する。なお、中央値とは、データを小さい順に並べたときに、初めから数えて全体の50パーセントに位置する値のことを指している。すなわち、中央値は、50パーセンタイルと言い換えることができる。
【0027】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS6と同じ処理を実行する。ステップS6は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0028】
これによれば、購入回数が3回と少ない場合に、購入間隔の分布の中央値を推定購入間隔として推定することができる。そのため、データが少ない場合であっても、適切な購入間隔を推定することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0029】
〔1-4.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100は、特定した利用者の対象商品の購入回数が2回である場合に、対象商品の2回の購入日の差分を推定購入間隔として推定する。
【0030】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、図1に示したステップS1からS4と同じ処理を実行する。ステップS1からS4は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0031】
次に、情報処理装置100は、購入回数(2回)に応じた所定の条件に基づいて、推定購入間隔を推定する(ステップS5-3)。例えば、情報処理装置100は、利用者U1の対象商品の購入回数が2回である場合であれば、利用者U1の対象商品の2回の購入日の差分を推定購入間隔として推定する。
【0032】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS6と同じ処理を実行する。ステップS6は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0033】
これによれば、購入回数が2回と少ない場合に、2回の購入日の差分を推定購入間隔として推定することができる。そのため、データが少ない場合であっても、適切な推定購入間隔を推定することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0034】
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置100と、利用者端末200と、事業者端末300と、ネットワークNを有する。以下、これらの構成について簡単に順を追って説明する。
【0035】
情報処理装置100は、例えばPC(Personal Computer)、WS(Work Station)、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。情報処理装置100は、例えば、利用者端末200からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0036】
利用者端末200は、利用者が利用する情報処理装置である。利用者端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、利用者端末200がスマートフォンである場合を示している。
【0037】
事業者端末300は、事業者が利用する情報処理装置である。事業者端末300は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、事業者端末300がノート型PCである場合を示している。
【0038】
ネットワークNは、情報処理装置100と、利用者端末200と、事業者端末300を有線、又は無線により相互に通信可能に接続する。ネットワークNが有線の場合は、IEEE802.3に規定されるイーサネット(登録商標)(ETHERNET(登録商標))により実現されてよい。また、ネットワークNが無線の場合は、IEEE802.11に規定される無線LAN(Local Area Network)により実現されてよい。
【0039】
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、情報処理装置100の構成について説明する。
【0040】
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、を有する。
【0041】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末200などとの間で情報の送受信を行う。
【0042】
(記憶部120について)
記憶部120は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部130が実行するプログラム、あるいは制御部130が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部130が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
【0043】
図3に示すように、記憶部120は、購入履歴記憶部121と、通知対象情報記憶部122を有する。以下、これらの構成について順を追って説明する。
【0044】
(購入履歴記憶部121について)
購入履歴記憶部121は、利用者ごとの商品の購入履歴に関する情報を記憶する。ここで、図4を用いて、購入履歴記憶部121が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置の購入履歴記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0045】
図4に示す例において、購入履歴記憶部121は、「利用者ID」、「購入商品ID」、「購入日」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0046】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「購入商品ID」は、「利用者ID」により識別される利用者が購入した商品を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「購入日」は、「利用者ID」により識別される利用者が「購入商品ID」により識別される商品を購入した日付を示す。
【0047】
すなわち、図4においては、利用者ID「UID#1」により識別される利用者が購入商品ID「GID#1」により識別される商品を購入した購入日が「DT#1-1-1」であることが一例として示されている。
【0048】
なお、購入履歴記憶部121に記憶される情報は、「利用者ID」、「購入商品ID」、「購入日」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の利用者ごとの商品の購入履歴に関する情報に関係する情報が記憶されてよい。
【0049】
(通知対象情報記憶部122について)
通知対象情報記憶部122は、利用者に通知する通知情報を含む通知対象情報に関係する情報を記憶する。ここで、図5を用いて、通知対象情報記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置の通知対象情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0050】
図5に示す例において、通知対象情報記憶部122は、「事業者ID」、「対象商品ID」、「通知情報」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0051】
「事業者ID」は、事業者を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「対象商品ID」は、通知情報を通知する対象となる商品を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「通知情報」は、「対象商品ID」により識別される商品を購入した利用者のうちの所定の条件を満たした利用者に通知する情報を示し、例えば、商品の購入を勧める広告などであってよい。
【0052】
すなわち、図5においては、事業者ID「MID#1」により識別される事業者から、対象商品ID「MID#1」により識別される商品を対象として、通知情報「INF#1」が示す情報を通知することを受け付けたことが一例として示されている。
【0053】
なお、通知対象情報記憶部122に記憶される情報は、「事業者ID」、「対象商品ID」、「通知情報」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の通知対象情報に関係する情報が記憶されてよい。
【0054】
(制御部130について)
次に、図3に戻って、制御部130について説明する。制御部130は、情報処理装置100を制御するコントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100の記憶部120に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
【0055】
制御部130は、図3に示すように、取得部131と、受付部132と、特定部133と、推定部134と、通知部135を有する。制御部130は、記憶部120からプログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行することで、これらの機能を実現して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。以下、これらの処理を、順を追って説明する。
【0056】
(取得部131について)
取得部131は、利用者端末200から利用者の購入履歴情報を取得する。例えば、取得部131は、利用者Uが所定のECサイトにおいて商品を購入するたびに、利用者Uが購入した商品の商品IDと、利用者Uが当該の商品を購入した日を含む購入履歴情報を取得してよい。取得部131は、利用者端末200から購入履歴情報を取得したら、取得した購入履歴情報を利用者Uの利用者IDを紐付けて、購入履歴記憶部121に記憶する。
【0057】
(受付部132について)
受付部132は、事業者端末300から事業者が入力した通知対象情報を受け付ける。なお、通知対象情報とは、対象商品を購入した利用者に通知する通知情報と、通知情報を通知する対象となる商品の対象商品IDとを含んだ情報であってよい。例えば、受付部132は、通信部110を介して、事業者端末300から事業者が入力した通知対象情報を受け付ける。受付部132は、事業者端末300から通知対象情報を受け付けたら、受け付けた通知対象情報を通知対象情報記憶部122に記憶する。
【0058】
(特定部133について)
特定部133は、利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定する。例えば、特定部133は、購入履歴記憶部121を参照して、対象商品IDに対応する商品を購入した利用者を特定する。そして、特定部133は、購入履歴記憶部121を参照して、特定された利用者の対象商品の購入回数を特定する。
【0059】
(推定部134について)
推定部134は、利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定する。すなわち、推定部134は、購入回数に応じて異なる条件に基づいて、利用者の対象商品の購入間隔を推定する。例えば、利用者U1がN回に亘って対象商品を購入した場合であれば、N回に応じた所定の条件に基づいて、利用者U1の対象商品の推定購入間隔を推定する。このように、推定部134は、利用者ごとに、当該利用者の対象商品の購入回数に応じた所定の条件に基づいて、推定購入間隔を推定する。以下に、所定の条件の詳細について説明する。
【0060】
推定部134は、特定部133が特定した利用者の対象商品の購入回数が4回以上である場合に、利用者の対象商品の購入間隔の分布の30パーセンタイルを推定購入間隔として推定する。例えば、利用者U1の対象商品の購入回数が4回以上である場合であれば、利用者U1の商品の購入間隔の分布の30パーセンタイルを推定購入間隔として推定する。なお、パーセンタイルとは、データを小さい順に並べたときに、初めから数えて全体のαパーセントに位置する値のことを指している。すなわち、購入間隔の分布の30パーセンタイルは、購入間隔を小さい順に並べたときに、初めから数えて全体の30パーセントに位置する値である。
【0061】
推定部134は、特定部133が特定した利用者の対象商品の購入回数が3回である場合に、利用者の対象商品の購入間隔の分布の中央値を推定購入間隔として推定する。例えば、推定部134は、利用者U1の対象商品の購入回数が3回である場合であれば、利用者U1の対象商品の購入間隔の分布の中央値を推定購入間隔として推定する。なお、中央値とは、データを小さい順に並べたときに、初めから数えて全体の50パーセントに位置する値のことを指している。すなわち、中央値は、50パーセンタイルと言い換えることができる。
【0062】
推定部134は、特定部133が特定した利用者の対象商品の購入回数が2回である場合に、対象商品の2回の購入日の差分を推定購入間隔として推定する。例えば、推定部134は、利用者U1の対象商品の購入回数が2回である場合であれば、利用者U1の対象商品の2回の購入日の差分を推定購入間隔として推定する。
【0063】
(通知部135について)
通知部135は、利用者が最後に対象商品を購入してから推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知する。例えば、通知部135は、対象商品を購入した利用者Uの利用者端末200に、対象商品の前回の購入日から推定購入間隔が経過するまでの間に、「商品Aが無くなってきていませんか?商品Aの購入をご希望される場合は、○○モールにおける購入を推奨いたします。」といったメッセージを通知情報として通知してよい。なお、前述したメッセージは一例であって、通知部135は、事業者から指定された任意のメッセージを通知情報として利用者端末200に通知してよい。
【0064】
〔4.利用者端末の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る利用者端末200の構成について説明する。図6は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図6に示すように、利用者端末200は、通信部210と、入力部220と、出力部230と、制御部240を有する。
【0065】
通信部210は、例えば、NIC、無線LANカード等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
【0066】
入力部220は、利用者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部220は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部230)を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部220は、利用者端末200に設けられたボタンや、利用者端末200に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0067】
出力部230は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット型端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、利用者端末200は、入力部220がタッチパネルである場合は、出力部230である表示画面により利用者の入力を受け付け、利用者への出力も行う。また、出力部230は、スピーカーであってもよく、スピーカーにより音声を出力してよい。
【0068】
制御部240は、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末200に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部240は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0069】
図6に示すように、制御部240は、受付部241と、通知部242と、を有する。
【0070】
受付部241は、利用者から各種の情報の入力を受け付ける。例えば、受付部241は、利用者から商品の購入申し込みを受け付ける。購入申し込みは、利用者が購入を希望する商品の商品IDや、購入数量、配達場所、配達指定時間帯などの情報が含まれていてよい。なお、受付部241は、購入申し込みによって取引が成立した場合は、購入履歴情報を情報処理装置100に送信する。
【0071】
通知部242は、通知情報を利用者に通知する。例えば、通知部242は、情報処理装置100の通知部135により通知された通知情報を、出力部230の液晶ディスプレイなどに表示させることによって、利用者に通知情報を通知してよい。また、出力部230がスピーカーである場合であれば、音声よって通知情報を通知してもよい。
【0072】
〔5.事業者端末の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る事業者端末300の構成について説明する。図7は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。図7に示すように、事業者端末300は、通信部310と、入力部320と、出力部330と、制御部340と、を有する。
【0073】
通信部310は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
【0074】
入力部320は、事業者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部320は、事業者端末300に接続されたキーボードやマウスから事業者の各種操作を受け付けてもよい。また、入力部320は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部330)を介して事業者から各種操作を受け付けてもよい。
【0075】
出力部330は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等によって実現される表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。なお、事業者端末300の入力部320が、タッチパネルを介して事業者から各種操作を受け付ける場合は、出力部330である表示画面により利用者の入力を受け付け、さらに利用者への出力も行う。また、出力部230は、スピーカーであり、スピーカーにより音声を出力してよい。
【0076】
制御部340は、例えば、CPUやMPU等によって、事業者端末300に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部340は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0077】
図7に示すように、制御部340は、受付部341を有する。
【0078】
受付部341は、事業者から通知対象情報を受け付ける。なお、通知対象情報とは、対象商品を購入した利用者に通知する情報を示す通知情報と、通知情報を通知する対象となる商品の対象商品IDとを含んだ情報であってよい。受付部341は、入力部320を介して事業者から通知対象情報を受け付ける。
【0079】
〔6.情報処理のフロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、図8に示すフローチャートに沿って、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。
【0080】
まず、情報処理装置100は、利用者の購入履歴情報を取得する(ステップS101)。次に、情報処理装置100は、通知対象情報を受け付ける(ステップS102)。そして、情報処理装置100は、対象商品を購入した利用者を特定する(ステップS103)。そして、情報処理装置100は、特定された利用者の対象商品の購入回数を特定する(ステップS104)。そして、情報処理装置100は、購入回数に応じた所定の条件に基づいて、購入間隔を推定する(ステップS105)。そして、情報処理装置100は、対象商品の前回の購入から購入間隔が経過するまでの間に、通知情報を通知する(ステップS106)。
【0081】
これによれば、利用者の対象商品の購入回数に応じた所定の条件に基づいて推定された購入間隔に応じて、利用者に通知情報を通知することができる。そのため、データに基づいた精緻な購入間隔の推定が可能となり、適切なタイミングで対象商品の購入に繋がる通知情報を通知することができる。したがって、利用者に対して適切な広告を配信することができる情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【0082】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0083】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが記憶される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0084】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0085】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0086】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0087】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0088】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、情報処理装置100の制御部130の機能を実現する。
【0089】
〔8.構成と効果〕
本開示に係る情報処理装置100は、利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定する特定部133と、利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定する推定部134と、利用者が最後に対象商品を購入してから推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知する通知部135と、を備える。
【0090】
この構成によれば、利用者の対象商品の購入回数に応じた所定の条件に基づいて推定された推定購入間隔に応じて、利用者に通知情報を通知することができる。そのため、データに基づいた精緻な推定購入間隔の推定が可能となり、適切なタイミングで対象商品の購入に繋がる通知情報を通知することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0091】
本開示に係る情報処理装置100の特定部133が特定した利用者の対象商品の購入回数が4回以上である場合に、推定部134は、利用者の対象商品の購入間隔の分布の30パーセンタイルを推定購入間隔として推定する。
【0092】
この構成によれば、頻度が多い購入間隔に到達する前に、前もって利用者に通知情報を通知することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0093】
本開示に係る情報処理装置100の特定部133が特定した利用者の対象商品の購入回数が3回である場合に、推定部134は、利用者の対象商品の購入間隔の分布の中央値を推定購入間隔として推定する。
【0094】
この構成によれば、購入回数が3回と少ない場合に、購入間隔の分布の中央値を推定購入間隔として推定することができる。そのため、データが少ない場合であっても、適切な推定購入間隔を推定することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0095】
本開示に係る情報処理装置100の特定部133が特定した利用者の対象商品の購入回数が2回である場合に、推定部134は、利用者の対象商品の2回の購入日の差分を推定購入間隔として推定する。
【0096】
この構成によれば、購入回数が2回と少ない場合に、2回の購入日の差分を推定購入間隔として推定することができる。そのため、データが少ない場合であっても、適切な推定購入間隔を推定することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0097】
本開示に係る情報処理方法は、利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定するステップと、利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定するステップと、利用者が最後に対象商品を購入してから推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知するステップと、を含む。
【0098】
この構成によれば、利用者の対象商品の購入回数に応じた所定の条件に基づいて推定された推定購入間隔に応じて、利用者に通知情報を通知することができる。そのため、データに基づいた精緻な推定購入間隔の推定が可能となり、適切なタイミングで対象商品の購入に繋がる通知情報を通知することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理方法を提供することができる。
【0099】
本開示に係る情報処理プログラムは、利用者の商品の購入に関する情報を示す購入履歴情報に基づいて、対象商品を購入した利用者、及び当該利用者の対象商品の購入回数を特定するステップと、利用者が対象商品を購入した回数に応じた所定の条件に基づいて、利用者が対象商品を購入する間隔の推定値を示す推定購入間隔を推定するステップと、利用者が最後に対象商品を購入してから推定購入間隔が経過するまでの期間に、利用者に対して通知情報を通知するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0100】
この構成によれば、利用者の対象商品の購入回数に応じた所定の条件に基づいて推定された推定購入間隔に応じて、利用者に通知情報を通知することができる。そのため、データに基づいた精緻な推定購入間隔の推定が可能となり、適切なタイミングで対象商品の購入に繋がる通知情報を通知することができる。したがって、利用者に対して適切なタイミングで通知情報を配信することができる情報処理プログラムを提供することができる。
【0101】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0102】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部131は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0103】
1 情報処理システム
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 購入履歴記憶部
122 通知対象情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 受付部
133 特定部
134 推定部
135 通知部
200 利用者端末
210 通信部
220 入力部
230 出力部
240 制御部
241 受付部
242 通知部
300 事業者端末
310 通信部
320 入力部
330 出力部
340 制御部
341 受付部
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9