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特開2024-154197情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024154197
(43)【公開日】2024-10-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20241023BHJP
【FI】
G06Q30/0207 378
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023067903
(22)【出願日】2023-04-18
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】市丸 数明
(72)【発明者】
【氏名】横瀬 赳史
(72)【発明者】
【氏名】宮原 徳雄
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L049BB07
(57)【要約】
【課題】親店舗に紐付けられた子店舗から提供される取引対象の決済において、利用者が利益を利用する。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該取引対象を提供する子店舗が、当該利用者に付与される利益を利用するための条件を満たすか否かを判定する判定部と、判定部により条件を満たすと判定された場合に、利益を適用して決済要求に関する決済処理を実行する決済処理部とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該取引対象を提供する子店舗が、当該利用者に付与される利益を利用するための条件を満たすか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記条件を満たすと判定された場合に、前記利益を適用して前記決済要求に関する決済処理を実行する決済処理部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記判定部は、
前記取引対象を提供する子店舗が、親店舗と紐付けられた子店舗のうち所定の子店舗であるか否かを判定し、
前記決済処理部は、
前記取引対象を提供する子店舗が所定の子店舗である場合に、前記利益を適用して決済処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記判定部は、
前記取引対象の各々を提供する子店舗のうち所定数以上の子店舗が、同一の親店舗に紐付けられるか否かを判定し、
前記決済処理部は、
前記取引対象の各々を提供する子店舗のうち所定数以上の子店舗が、同一の親店舗に紐付けられる場合に、前記利益を適用して決済処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記判定部は、
前記取引対象が所定の条件を満たすか否かをさらに判定し、
前記決済処理部は、
前記取引対象を提供する子店舗が前記条件を満たし、且つ、前記取引対象が所定の条件を満たす場合に、前記利益を適用して決済処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、
前記取引対象が所定のカテゴリに属するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判定部は、
前記取引対象が所定数以上であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記決済処理部は、
前記取引対象の代金を、前記利用者の口座から前記親店舗の口座へ移行する決済処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記判定部は、
親店舗により設定された前記利益の利用に関して、前記条件を満たすか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記決済処理部は、
前記利用者に関する利用者情報に基づいて前記利益を適用し、決済処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該取引対象を提供する子店舗が、当該利用者に付与される利益を利用するための条件を満たすか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により前記条件を満たすと判定された場合に、前記利益を適用して前記決済要求に関する決済処理を実行する決済処理工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項11】
所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該取引対象を提供する子店舗が、当該利用者に付与される利益を利用するための条件を満たすか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順により前記条件を満たすと判定された場合に、前記利益を適用して前記決済要求に関する決済処理を実行する決済処理手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者に対して付与された所定の利益の利用に関する技術が知られている。このような技術の一例として、複数の商品を一括で購入することが条件となるクーポンを提供する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-077230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、親店舗に紐付けられた子店舗から提供される取引対象の決済において、利用者が利益を利用できるとは限らない。
【0005】
例えば、上記の従来技術では、複数の商品を一括で購入する場合にクーポンを利用可能としているに過ぎず、親店舗に紐付けられた子店舗から提供される取引対象の決済において、利用者が利益を利用できるとは限らない。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、親店舗に紐付けられた子店舗から提供される取引対象の決済において、利用者が利益を利用することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る情報処理装置は、所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該取引対象を提供する子店舗が、当該利用者に付与される利益を利用するための条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記条件を満たすと判定された場合に、前記利益を適用して前記決済要求に関する決済処理を実行する決済処理部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、親店舗に紐付けられた子店舗から提供される取引対象の決済において、利用者が利益を利用することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。
図3図3は、店舗情報データベース31についての一例を示す図である。
図4図4は、利益情報データベース32についての一例を示す図である。
図5図5は、利用者情報データベース33についての一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理を説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図1では、本願に係る情報処理装置の一例である情報処理装置10によって、実施形態に係る情報処理などが実現されるものとする。
【0012】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置10と、利用者端末100と、店舗端末200とを含む。情報処理装置10、利用者端末100及び店舗端末200は、ネットワークN(例えば、図2参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した情報処理システム1には、複数台の情報処理装置10、複数台の利用者端末100及び複数台の店舗端末200が含まれていてもよい。
【0013】
図1に示す情報処理装置10は、情報処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。図1の例において、情報処理装置10は、例えば、取引対象(商品)に関する商品情報や、利用者に関する利用者情報などの情報を管理し、これらの情報に基づいて電子商取引サービスを利用者に提供する。
【0014】
なお、情報処理装置10は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。また、情報処理装置10は、利用者端末100にインストールされた各種サービスに関するアプリケーションに表示する情報を、利用者端末100に配信する装置であってもよい。また、情報処理装置10は、アプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。
【0015】
また、情報処理装置10は、利用者端末100に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、情報処理装置10から配信されるアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
【0016】
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、情報処理装置10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
【0017】
図1に示す店舗端末200は、情報処理装置10が提供する電子商取引サービスに出店する店舗の管理者によって利用される情報処理装置である。店舗端末200は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。また、店舗端末200は、情報処理装置10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、店舗端末200がノート型PCである場合を示す。
【0018】
以下、図1を用いて、情報処理装置10が行う情報処理の一例について説明する。なお、以下の説明において、利用者端末100は、利用者U1によって利用されるものとする。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者U1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者U1を利用者端末100と読み替えることもできる。
【0019】
また、以下の説明において、店舗端末200は、親店舗#1を管理する管理者M1によって利用されるものとする。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者U1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者U1を利用者端末100と読み替えることもできる。
【0020】
まず、情報処理装置10は、親店舗#1に関する情報、並びに、親店舗#1に商品の販売を委託している子店舗(ブランド等)#1、#2、・・・に関する情報の登録を店舗端末200から受け付ける(ステップS1)。例えば、情報処理装置10は、親店舗#1が電子商取引サービスにおいて提供する商品(例えば、ブランド等から親店舗#1が買い取った商品や、親店舗#1が製造を行った商品)に関する情報や、子店舗#1、#2、・・・を識別する識別情報(子店舗ID)、子店舗#1、#2、・・・が親店舗#1を介して提供する商品(例えば、子店舗#1が提供する(言い換えると、子店舗#1の店舗IDと紐付けられる)商品P1-1、P1-2、・・・)に関する情報の登録を店舗端末200から受け付ける。
【0021】
続いて、情報処理装置10は、親店舗#1に子店舗#1、#2、・・・を紐付けて管理する(ステップS2)。例えば、情報処理装置10は、親店舗#1を識別する識別情報(親店舗ID)に、子店舗#1、#2、・・・の子店舗IDや、子店舗#1、#2、・・・が提供する商品に関する情報を紐付けて自装置の記憶部で管理する。
【0022】
続いて、情報処理装置10は、電子商取引サービスで利用可能な利益(クーポン等)に関する設定を店舗端末200から受け付ける(ステップS3)。例えば、情報処理装置10は、利益の内容(例えば、商品の割引率)や、利益の提供先となる利用者、利益を利用するための条件(利用条件)などを示す情報を受け付ける。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、利益の内容が「10%割引」、利用条件が「子店舗#1が提供する全商品に利用可能」などとが設定された利益#1に関する情報を受け付ける。
【0023】
続いて、情報処理装置10は、電子商取引サービスを利用者U1に提供する(ステップS4)。例えば、情報処理装置10は、親店舗#1や、子店舗#1、#2、・・・などが提供する商品に関する情報を、電子商取引サービスを介して提供する。また、情報処理装置10は、店舗端末200から受け付けた設定に基づいて、利用者U1に対し、電子商取引サービスで利用可能な利益(例えば、利益#1)を提供する。
【0024】
続いて、情報処理装置10は、利用者U1が電子商取引サービスにおいて購入を希望する商品の決済要求を、利用者端末100から受け付ける(ステップS5)。例えば、情報処理装置10は、電子商取引サービスにおける商品カートに対し、利用者U1が投入する操作を行った商品の決済要求を受け付ける。また、情報処理装置10は、利用者U1が獲得済の利益のうち、利用者U1が利用を希望する利益#1を示す情報を受け付ける。
【0025】
続いて、情報処理装置10は、利用者端末100から受け付けた決済要求が、利益#1の利用条件を満たすか否かを判定する(ステップS6)。例えば、情報処理装置10は、利用者U1が商品カートに投入した商品に、子店舗#1が提供する商品が含まれるか否かを判定する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、利益#1の利用条件が示す子店舗#1の子店舗IDと、商品カートに投入された商品に紐付けられる子店舗IDとを比較し、商品カートに投入した商品に、子店舗#1が提供する商品が含まれるか否かを判定する。
【0026】
ここで、図1の例において、利用者U1が商品カートに投入した商品に、子店舗#1が提供する商品P1-1が含まれるものとする。このような場合、情報処理装置10は、利益#1を適用し、利用者端末100から受け付けた決済要求に関する決済処理を実行する(ステップS7)。例えば、情報処理装置10は、決済要求が示す決済金額(商品の代金)のうち、商品P1-1の代金から10%割引を行い、割引後の決済金額に基づく決済処理を実行する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、割引後の決済金額を、所定の決済手段における利用者U1の口座から、親店舗#1の口座へ移行する処理を実行する。
【0027】
以上のように、実施形態に係る情報処理装置10は、電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する商品の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該商品を提供する子店舗が、当該利用者に付与された利益の利用条件を満たすか否かを判定し、当該利用条件を満たすと判定した場合に、当該利益を適用して決済処理を実行する。これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、親店舗に紐付けられた子店舗から提供される取引対象の決済において、利用者が利益を利用することができる。
【0028】
また、従来の電子商取引サービスでは、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する商品に関する利益は、商品単位でしか利用条件を設定できない場合があった。これに対し、実施形態に係る情報処理装置10では、商品単位だけではなく、子店舗単位で、利用条件を設定することが可能となる。
【0029】
〔2.その他の処理例〕
なお、上述した処理は一例に過ぎず、情報処理装置10は、様々な情報を用いて様々な処理を行ってもよい。この点について、以下例示を列挙する。
【0030】
〔2-1.利益について〕
図1の例において、情報処理装置10は、所定数以上の子店舗から商品を購入することを利用条件とした利益の設定を受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、利用条件が「親店舗#1に紐付けられた子店舗のうち、2店舗以上から商品を購入する場合に利用可能」と利用条件が設定された利益#2に関する情報を店舗端末200から受け付ける。そして、利用者U1が利益#2の利用を希望した場合、情報処理装置10は、利用者端末100から受け付けた決済要求が、子店舗#1及び子店舗#2(すなわち、2店舗以上の子店舗)からの商品の購入を示すものであるか否かを判定する。ここで、決済要求が、2店舗以上の子店舗からの商品の購入を示す場合、情報処理装置10は、利益#2を適用し、決済処理を実行する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、子店舗#1及び子店舗#2から提供される商品の代金に利益#2の利益内容を適用し、決済処理を実行する。なお、情報処理装置10は、決済要求が示す決済金額(言い換えると、子店舗#1及び子店舗#2から提供される商品以外の商品も含めた代金の総額)に対し、利益#2の利益内容を適用し、決済処理を実行してもよい。
【0031】
また、情報処理装置10は、商品が所定の条件(例えば、価格や、属するカテゴリ、数量)を満たすことを利用条件とした利益の設定を受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、利用条件が「親店舗#1に紐付けられた子店舗が提供する商品のうち、カテゴリ#1に属する商品を購入する場合に利用可能」と利用条件が設定された利益#3に関する情報を店舗端末200から受け付ける。そして、利用者U1が利益#3の利用を希望した場合、情報処理装置10は、利用者端末100から受け付けた決済要求が、子店舗が提供する商品のうち、カテゴリ#1に属する商品の購入を示すものであるか否かを判定する。ここで、決済要求が、子店舗#1が提供する商品P1-1であって、カテゴリ#1に属する商品P1-1の購入を示す場合、情報処理装置10は、利益#3を適用し、決済処理を実行する。具体的な例を挙げると、情報処理装置10は、商品P1-1の代金に利益#3の利益内容を適用し、決済処理を実行する。なお、情報処理装置10は、決済要求が示す決済金額に対し、利益#2の利益内容を適用し、決済処理を実行してもよい。
【0032】
また、例えば、情報処理装置10は、利用条件が「親店舗#1に紐付けられた子店舗から3つ以上の商品を購入する場合に利用可能」と利用条件が設定された利益#4に関する情報を店舗端末200から受け付ける。そして、利用者U1が利益#4の利用を希望した場合、情報処理装置10は、利用者端末100から受け付けた決済要求が、子店舗から3つ以上の商品の購入を示すものであるか否かを判定する。ここで、決済要求が3つ以上の商品の購入を示す場合、情報処理装置10は、利益#4を適用し、決済処理を実行する。
【0033】
また、情報処理装置10は、利用者に関する利用者情報に基づいて利益の内容が決定される利益の設定を受け付けてもよい。例えば、情報処理装置10は、利益の内容が「10%割引、利用者が20代男性である場合は30%割引」と設定された利益#5に関する情報を店舗端末200から受け付ける。そして、利用者U1が利益#5の利用を希望し、利用者U1が20代男性であり、利用者端末100から受け付けた決済要求が利益#5の利用条件を満たす場合、情報処理装置10は、利益#5を適用し、決済金額から30%割引を行い、決済処理を実行する。
【0034】
〔2-2.利益の内容について〕
図1の例において、情報処理装置10は、利益の内容を、電子商取引サービスにおいて利用可能なポイントの付与や、決済処理が行われ所定期間が経過した後に付与されるポイントとしてもよい。また、情報処理装置10は、利益の内容を、所定の金額のキャッシュバックとしてもよい。
【0035】
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、情報処理装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
【0036】
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100や、店舗端末200等との間で情報の送受信を行う。
【0037】
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、店舗情報データベース31と、利益情報データベース32と、利用者情報データベース33と、を有する。
【0038】
(店舗情報データベース31について)
店舗情報データベース31は、店舗に関する各種の情報を記憶する。ここで、図3を用いて、店舗情報データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、店舗情報データベース31についての一例を示す図である。図3の例において、店舗情報データベース31は、「親店舗ID」、「取引対象情報」、「子店舗情報」などといった項目を有する。
【0039】
「親店舗ID」は、親店舗を識別するための識別情報を示す。「取引対象情報」は、親店舗が提供する取引対象に関する情報を示す。「子店舗情報」は、親店舗に紐付けられた子店舗に関する情報を示し、「子店舗ID」、「取引対象情報」などといった項目を有する。「子店舗ID」は、子店舗を識別するための識別情報を示す。「取引対象情報」は、子店舗が提供する取引対象に関する情報を示す。
【0040】
すなわち、図3では、親店舗ID「SID#1」によって識別される親店舗が提供する取引対象情報が「取引対象情報#1」であり、当該親店舗に紐付けられた子店舗が子店舗ID「SaID#1」により識別され、当該子店舗の取引対象情報が「取引対象情報#11」である例を示す。
【0041】
(利益情報データベース32について)
利益情報データベース32は、店舗(親店舗等)により設定された利益に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、利益情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図4は、利益情報データベース32についての一例を示す図である。図4の例において、利益情報データベース32は、「店舗ID」、「利益ID」、「利用条件」、「利益内容」などといった項目を有する。
【0042】
「店舗ID」は、利益を設定した店舗を識別するための識別情報を示す。「利益ID」は、利益を識別するための識別情報を示す。「利用条件」は、利益を利用するための条件を示す。「利益内容」は、利益の内容を示す。
【0043】
すなわち、図4では、店舗ID「SID#1」によって識別される店舗が設定した利益が利益ID「CID#1」により識別され、当該利益の利用条件が「利用条件#1」、利益内容が「利益内容#1」である例を示す。
【0044】
(利用者情報データベース33について)
利用者情報データベース33は、利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、利用者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図5は、利用者情報データベース33についての一例を示す図である。図5の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」、「属性情報」、「利用履歴」、「獲得済利益情報」などといった項目を有する。
【0045】
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「属性情報」は、利用者の属性(例えば、デモグラフィック属性や、サイコグラフィック属性など)を示す。「利用履歴」は、電子商取引サービスや、他の各種のサービスにおける利用者の利用履歴を示す。「獲得済利益情報」は、利用者が獲得した利益に関する情報を示し、例えば、利益IDが格納される。
【0046】
すなわち、図5では、利用者ID「UID#1」により識別される利用者の属性情報が「属性情報#1」、利用履歴が「利用履歴#1」、獲得済利益情報が「獲得済利益情報#1」である例を示す。
【0047】
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、受付部41と、判定部42と、決済処理部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0048】
(受付部41について)
受付部41は、所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求を利用者から受け付ける。例えば、図1の例において、受付部41は、親店舗#1に紐付けられた子店舗#1、#2、・・・が提供する商品の決済要求を利用者端末100から受け付ける。
【0049】
(判定部42について)
判定部42は、所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該取引対象を提供する子店舗が、当該利用者に付与される利益を利用するための条件を満たすか否かを判定する。例えば、図1の例において、判定部42は、利用者U1が商品カートに投入した商品に、子店舗#1が、利益#1の利用条件を満たすか否かを判定する。
【0050】
また、判定部42は、取引対象を提供する子店舗が、親店舗と紐付けられた子店舗のうち所定の子店舗であるか否かを判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部42は、利用者U1が商品カートに投入した商品に、子店舗#1が提供する商品が含まれるか否かを判定する。
【0051】
また、判定部42は、取引対象の各々を提供する子店舗のうち所定数以上の子店舗が、同一の親店舗に紐付けられるか否かを判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部42は、利用者端末100から受け付けた決済要求が、親店舗#1に紐付けられた子店舗のうち、2店舗以上の子店舗からの商品の購入を示すものであるか否かを判定する。
【0052】
また、判定部42は、取引対象が所定の条件を満たすか否かをさらに判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部42は、決済要求が示す商品が、所定の条件を満たすか否かを判定する。
【0053】
また、判定部42は、取引対象が所定のカテゴリに属するか否かを判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部42は、利用者端末100から受け付けた決済要求が、子店舗が提供する商品のうち、カテゴリ#1に属する商品の購入を示すものであるか否かを判定する。
【0054】
また、判定部42は、取引対象が所定数以上であるか否かを判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部42は、利用者端末100から受け付けた決済要求が、子店舗から3つ以上の商品の購入を示すものであるか否かを判定する。
【0055】
また、判定部42は、親店舗により設定された利益の利用に関して、条件を満たすか否かを判定してもよい。例えば、図1の例において、判定部42は、親店舗#1により設定された利益#1を利用する際、設定された利用条件を決済要求が満たすか否かを判定する。
【0056】
(決済処理部43について)
決済処理部43は、判定部42により条件を満たすと判定された場合に、利益を適用して決済要求に関する決済処理を実行する。例えば、図1の例において、決済処理部43は、決済要求が示す決済金額のうち、商品P1-1の代金から10%割引を行い、割引後の決済金額に基づく決済処理を実行する。
【0057】
また、決済処理部43は、取引対象を提供する子店舗が所定の子店舗である場合に、利益を適用して決済処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、利用者U1が商品カートに投入した商品に、子店舗#1が提供する商品P1-1が含まれる場合、決済処理部43は、決済要求が示す決済金額のうち、商品P1-1の代金から10%割引を行い、割引後の決済金額に基づく決済処理を実行する。
【0058】
また、決済処理部43は、取引対象の各々を提供する子店舗のうち所定数以上の子店舗が、同一の親店舗に紐付けられる場合に、利益を適用して決済処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、利用者端末100から受け付けた決済要求が、2店舗以上の子店舗からの商品の購入を示すものである場合、決済処理部43は、利益#2を適用し、決済処理を実行する。
【0059】
また、決済処理部43は、取引対象を提供する子店舗が条件を満たし、且つ、取引対象が所定の条件を満たす場合に、利益を適用して決済処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、決済要求が、子店舗が提供する商品の購入に関するものであり、当該商品が所定の条件を満たす場合、決済処理部43は、利益#3や#4を適用し、決済処理を実行する。
【0060】
また、決済処理部43は、取引対象の代金を、利用者の口座から親店舗の口座へ移行する決済処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、決済処理部43は、利益#1を適用した後の決済金額を、所定の決済手段における利用者U1の口座から、親店舗#1の口座へ移行する処理を実行する。
【0061】
また、決済処理部43は、利用者に関する利用者情報に基づいて利益を適用し、決済処理を実行してもよい。例えば、図1の例において、利用者U1が20代男性であり、利用者端末100から受け付けた決済要求が利益#5の利用条件を満たす場合、決済処理部43は、利益#5を適用し、決済金額から30%割引を行い、決済処理を実行する。
【0062】
〔4.情報処理のフロー〕
図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置10の情報処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0063】
図6に示すように、情報処理装置10は、所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求を利用者から受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。決済要求を受け付けていない場合(ステップS101;No)、情報処理装置10は、決済要求を受け付けるまで待機する。
【0064】
一方、決済要求を受け付けた場合(ステップS101;Yes)、情報処理装置10は、取引対象を提供する子店舗が、利用者に付与される利益を利用するための条件を満たすか否かを判定する(ステップS102)。利益を利用するための条件を満たす場合(ステップS102;Yes)、情報処理装置10は、利益を適用して決済要求に関する決済処理を実行し(ステップS103)、処理を終了する。
【0065】
一方、利益を利用するための条件を満たさない場合(ステップS102;No)、情報処理装置10は、利益を適用せずに決済要求に関する決済処理を実行し(ステップS104)、処理を終了する。
【0066】
〔5.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0067】
〔5-1.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0068】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0069】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0070】
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、受付部41と、判定部42と、決済処理部43とを有する。受付部41は、所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求を利用者から受け付ける。判定部42は、所定の電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該取引対象を提供する子店舗が、当該利用者に付与される利益を利用するための条件を満たすか否かを判定する。決済処理部43は、判定部42により条件を満たすと判定された場合に、利益を適用して決済要求に関する決済処理を実行する。また、決済処理部43は、取引対象の代金を、利用者の口座から親店舗の口座へ移行する決済処理を実行する。
【0071】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、電子商取引サービスにおいて、親店舗と紐付けられた子店舗が提供する取引対象の決済要求が利用者から受け付けられた場合に、当該取引対象を提供する子店舗が、当該利用者に付与された利益の利用条件を満たすか否かを判定し、当該利用条件を満たすと判定した場合に、当該利益を適用して決済処理を実行することができるため、親店舗に紐付けられた子店舗から提供される取引対象の決済において、利用者が利益を利用することができる。
【0072】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、判定部42は、取引対象を提供する子店舗が、親店舗と紐付けられた子店舗のうち所定の子店舗であるか否かを判定する。そして、決済処理部43は、取引対象を提供する子店舗が所定の子店舗である場合に、利益を適用して決済処理を実行する。また、判定部42は、取引対象の各々を提供する子店舗のうち所定数以上の子店舗が、同一の親店舗に紐付けられるか否かを判定する。そして、決済処理部43は、取引対象の各々を提供する子店舗のうち所定数以上の子店舗が、同一の親店舗に紐付けられる場合に、利益を適用して決済処理を実行する。
【0073】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、各種の利用条件を満たすと判定した場合に、利益を適用して決済処理を実行することができるため、親店舗に紐付けられた子店舗から提供される取引対象の決済において、利用者が利益を利用することができる。
【0074】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、判定部42は、取引対象が所定の条件を満たすか否かをさらに判定する。そして、決済処理部43は、取引対象を提供する子店舗が条件を満たし、且つ、取引対象が所定の条件を満たす場合に、利益を適用して決済処理を実行する。また、判定部42は、取引対象が所定のカテゴリに属するか否かを判定する。また、判定部42は、取引対象が所定数以上であるか否かを判定する。
【0075】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、取引対象が利用条件を満たすと判定した場合に、利益を適用して決済処理を実行することができるため、親店舗に紐付けられた子店舗から提供される所定の取引対象の決済において、利用者が利益を利用することができる。
【0076】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、判定部42は、親店舗により設定された利益の利用に関して、条件を満たすか否かを判定する。
【0077】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、親店舗が任意に利益の利用条件を設定することができるため、利便性を向上させることができる。
【0078】
また、実施形態に係る情報処理装置10において、例えば、決済処理部43は、利用者に関する利用者情報に基づいて利益を適用し、決済処理を実行する。
【0079】
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者情報に応じた利益の内容を適用することができるため、利用者に応じた利益の内容を付与することができる。
【0080】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報処理装置10は、例えば、図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置10を例に挙げて説明する。図7は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0081】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0082】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0083】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0084】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0085】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報処理装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0086】
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0087】
また、上述した情報処理装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0088】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0089】
10 情報処理装置
20 通信部
30 記憶部
31 店舗情報データベース
32 利益情報データベース
33 利用者情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 判定部
43 決済処理部
100 利用者端末
200 店舗端末

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7