(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024154457
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
F25D 23/00 20060101AFI20241024BHJP
F25D 25/00 20060101ALI20241024BHJP
【FI】
F25D23/00 301P
F25D25/00 E
F25D23/00 301L
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023068263
(22)【出願日】2023-04-19
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】辻 麻紀子
(72)【発明者】
【氏名】峯澤 聡司
【テーマコード(参考)】
3L345
【Fターム(参考)】
3L345AA02
3L345AA21
3L345AA24
3L345BB01
3L345DD52
3L345DD54
3L345EE03
3L345EE53
3L345EE55
3L345FF03
3L345FF14
3L345FF44
3L345JJ03
3L345JJ04
3L345JJ06
3L345JJ14
3L345JJ15
3L345JJ17
3L345JJ23
3L345KK04
3L345KK06
(57)【要約】
【課題】ユーザーの身体の負担を軽減することのできる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本開示に係る冷蔵庫は、複数の保管庫と、出し入れスペースと、食品の種類を検知する食品検知手段と、複数の保管庫と、出し入れスペースとの間で食品を移動させる移動部と、食品の種類に応じて、移動部により、複数の保管庫と、出し入れスペースとの間で食品を移動させる制御部と、を備えた。制御部は、出し入れスペースから複数の保管庫のいずれかに移動部により食品を移動させることが可能であってもよい。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の保管庫と、
出し入れスペースと、
食品の種類を検知する食品検知手段と、
前記複数の前記保管庫と、前記出し入れスペースとの間で前記食品を移動させる移動部と、
前記食品の種類に応じて、前記移動部により、前記複数の前記保管庫と、前記出し入れスペースとの間で前記食品を移動させる制御部と、
を備えた冷蔵庫。
【請求項2】
前記制御部は、前記出し入れスペースから前記複数の前記保管庫のいずれかに前記移動部により前記食品を移動させることが可能である請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記制御部は、前記複数の前記保管庫から前記出し入れスペースに前記移動部により前記食品を移動させて前記出し入れスペースに前記食品を集めることが可能である請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
食品の鮮度を検知する食品鮮度検知手段を備え、
前記制御部は、前記食品鮮度検知手段が検知した食品の鮮度、あるいは、外部機器またはユーザーによって入力された信号に応じて、移動させる食品を判断する請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
モータ、ベルト、アーム構造、平板、自重落下、電動アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータの機構のうちのいずれかの一つ以上を用いた前記移動部を備える請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
赤外線センサ、2次元コード、3次元コード、ドップラーセンサ、カメラ、照明、光受光部のいずれか一つ以上を組み合わせた前記食品検知手段または食品鮮度検知手段を備える請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
キッチンカウンター内に組み込まれた構造を有する請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
調理情報を取得する調理情報取得部を備え、
前記制御部は、前記調理情報に基づいて、調理に使用する食品またはミールキットを前記移動部により前記保管庫から前記出し入れスペースに移動させることが可能である請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記制御部は、賞味期限の近い食品またはミールキットを優先して前記出し入れスペースに移動させる請求項または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記保管庫または前記出し入れスペースにおいて食品を前記移動部に移動させる輸送部を備える請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、庫内に貯蔵する食材を所定量カットするカット手段を備え、食材を丸ごと貯蔵しておき、必要量の食材を適宜カットして取り出すことが可能な冷蔵庫が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷蔵庫内の物品の探索時、収納時あるいは取り出し時、冷蔵庫の庫内は奥行きがあるため、ユーザーが必要な食材が他の食材で隠されていることがある。そのため、隠れている食材を見つけるために冷蔵庫内の食材を移動し、奥にまで手を伸ばすことにより身体に負担がかかる。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、ユーザーの身体の負担を軽減することのできる冷蔵庫を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る冷蔵庫は、複数の保管庫と、出し入れスペースと、食品の種類を検知する食品検知手段と、複数の保管庫と、出し入れスペースとの間で食品を移動させる移動部と、食品の種類に応じて、移動部により、複数の保管庫と、出し入れスペースとの間で食品を移動させる制御部と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ユーザーの身体の負担を軽減することのできる冷蔵庫を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1に係る冷蔵庫を示す斜視図である。
【
図2】実施の形態1に係る冷蔵庫を示す斜視図である。
【
図3】実施の形態1に係る冷蔵庫の平面断面図である。
【
図4】実施の形態1に係る冷蔵庫の平面断面図である。
【
図7】実施の形態1に係る冷蔵庫のブロック図である。
【
図8】出し入れスペースに食品を集めるときの冷蔵庫の斜視図である。
【
図10】変形例の冷蔵庫が備える移動部を示す斜視図である。
【
図13】実施の形態2に係る冷蔵庫を示す斜視図である。
【
図14】実施の形態における制御部の機能を実現する構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1及び
図2は、実施の形態1に係る冷蔵庫1を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の冷蔵庫1は、第一保管庫2と、第二保管庫3と、第三保管庫4と、出し入れスペース5とを備える。出し入れスペース5は、引き出し式になっている。
図2は、出し入れスペース5を引き出した状態を示す。
【0011】
第一保管庫2は、出し入れスペース5の上にある。第二保管庫3は、出し入れスペース5の下にある。第三保管庫4は、第二保管庫3の下にある。
【0012】
図3及び
図4は、実施の形態1に係る冷蔵庫1の平面断面図である。
図3は、出し入れスペース5を引き出した状態を示す。冷蔵庫1は、食品の種類を検知する食品検知手段6を有する。食品検知手段6は、冷蔵庫1の扉の内面に配置されていてもよいし、冷蔵庫1の側壁の内面に配置されていてもよいし、冷蔵庫1の外部に配置されていてもよい。
【0013】
冷蔵庫1は、複数の保管庫2,3,4と、出し入れスペース5との間で食品を移動させる移動部7と、食品検知手段6が検知した食品の種類に応じて、移動部7により、複数の保管庫2,3,4と、出し入れスペース5との間で食品を移動させる制御部8とを備える。また、本実施の形態の冷蔵庫1は、保管庫2,3,4または出し入れスペース5において食品を移動部7へ移動させる輸送部9を備える。
図4に示す例において、輸送部9は、食品を押圧することでレールに沿って食品を移動させる。
【0014】
移動部7への食品の移動には、例えば、冷蔵庫ケースの傾斜構造、冷蔵庫ケースの傾斜機構、食品の押出機構のうちのいずれか一つ以上の手段を有する輸送部9が用いられてもよい。また、輸送部9は、電動アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータのうちのいずれか一つ以上の手段を用いたものでもよい。
【0015】
図5は、移動部7の例を示す図である。
図5の例において、移動部7は、ベルト10と、載置部11とを有する。この移動部7は、載置部11に載置された食品をベルト10に沿って鉛直方向及び水平方向に食品を移動させる。
【0016】
図6は、移動部7の他の例を示す図である。
図6の例において、移動部7は、食品を掴むアーム12と、アーム12を移動させるレール13とを有し、アーム12で掴んだ食品をレール13に沿って鉛直方向に移動させる。
【0017】
移動部7は、例えば、モータとベルトを用いた構造、モータとアーム構造、モータと平板が連動して動作する構造、自重落下、電動アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータのうちのいずれか一つ以上の移動手段を有するものでもよい。
【0018】
制御部8は、食品検知手段6で検知した食品の種類に応じて、出し入れスペース5から複数の保管庫2,3,4のいずれかに移動部7により食品を移動させることが可能である。例えば、
図1に示すように、食材Aを第一保管庫2に移動し、食材Bを第二保管庫3に移動し、食材Cを第三保管庫4に移動する。このように、食品を収納するときに、ユーザーは、食品を冷蔵庫1に収納するときに、出し入れスペース5に食品を置けば、冷蔵庫1が自動で各食品を保管庫2,3,4のうちで適切な保管庫に移動してくれる。このため、ユーザーの身体の負担が軽減される。
【0019】
食品検知手段6は、例えば、カメラ、赤外線センサ、照明、ドップラーセンサ、受光部、重量センサ、温度センサ、2次元コード、3次元コードいずれか一つ以上を組み合わせて用いる構成を有するものでもよい。食品検知手段6が検知する食品の種類は、例えば、野菜、肉、魚、卵、飲料、乳製品、調味料、加工食品などでもよい。食品検知手段6は、出し入れスペース5にある食品の種類を検知するように配置されていてもよい。
【0020】
食品検知手段6が食品の種類を検知した後、その食品は輸送部9により移動部7へ移動し、その食品の種類に合わせた保管庫内へ移動する。
【0021】
出し入れスペース5から各保管庫へ食品を移動する際には、温度センサ(図示省略)により検知された食品の表面温度が低い順番で移動してもよい。これにより、温度の低い食品が先に保管庫に収納されるので、食品の温度上昇を防止することができ、食品の鮮度を保つ上で有利になる。
【0022】
図7は、実施の形態1に係る冷蔵庫1のブロック図である。
図7に示すように、本実施の形態の冷蔵庫1は、庫内を冷却する冷却手段14と、食品鮮度検知手段15とをさらに備える。冷却手段14は、例えば、冷気を生成する冷凍サイクル装置、冷気を循環させるファン、冷気の量を調整するダンパなどを含む。冷却手段14は、保管庫2,3,4ごとに庫内の温度及び湿度を調整可能であり、ユーザーの設定により、温度及び湿度を変更することが可能である。
【0023】
制御部8は、複数の保管庫2,3,4から出し入れスペース5に移動部7により食品を移動させて出し入れスペース5に食品を集めることが可能である。このように、食品を取り出す際に、冷蔵庫1が必要な食品を自動で1カ所の出し入れスペース5に集めてくれるので、ユーザーは冷蔵庫1内を探し回ったり奥へ手を伸ばしたりする必要がない。それゆえ、ユーザーの身体の負担が軽減される。
【0024】
図8は、出し入れスペース5に食品を集めるときの冷蔵庫1の斜視図である。
図8の例では、第一保管庫2内の食材Aを出し入れスペース5に移動し、第二保管庫3内の食材Bを出し入れスペース5に移動し、第三保管庫4内の食材Cを出し入れスペース5に移動している。
【0025】
制御部8は、例えば炊飯器、IH調理器、自動調理装置などの他の家電機器が検知した調理情報を受信可能になっていてもよい。制御部8は、他の家電機器からの調理情報に基づいて、調理に必要な食品またはミールキットを各保管庫2,3,4から出し入れスペース5に移動させるように、動作可能でもよい。上記の例において、制御部8は、調理情報を取得する調理情報取得部に相当する。また、制御部8は、ユーザーが指定した食品またはミールキットを保管庫2,3,4から出し入れスペース5に移動させるように動作可能でもよい。
【0026】
制御部8は、食品鮮度検知手段15が検知した食品の鮮度に応じて、移動させる食品を判断してもよい。例えば、制御部8は、食品鮮度検知手段15が検知した鮮度が低い食品を優先して出し入れスペース5に移動させるようにしてもよい。また、制御部8は、上記家電機器などの外部機器またはユーザーによって入力された信号に応じて、移動させる食品を判断してもよい。
【0027】
図9は、変形例の冷蔵庫16を示す斜視図である。
図8に示すように、冷蔵庫16では、出し入れスペース5の横に第一保管庫2があり、その反対側に第二保管庫3があり、第二保管庫3の横に第三保管庫4がある。
【0028】
図10は、変形例の冷蔵庫16が備える移動部7を示す斜視図である。
図10に示すように、この移動部7は、ベルト17に沿って移動する載置部18を有しており、食品を水平方向に移動させる。
【0029】
図11は、冷蔵庫ケースの例を示す斜視図である。
図12は、輸送部9の例を示す側面図である。
図11に示すように、冷蔵庫ケースには移動用の穴構造19が一つ以上設けられていてもよい。
図12に示す輸送部9は、食品を押圧することで食品を穴構造19へ送る。穴構造19へ送られた食品は、穴構造19を通って、ケースの下の段に移動する。
【0030】
食品鮮度検知手段15は、カメラ、赤外線センサ、照明、ドップラーセンサ、受光部、重量センサ、温度センサ、2次元コード、3次元コードのうちのいずれか一つ以上を組み合わせた検知方法を用いたものでもよい。食品鮮度検知手段15は、食品の賞味期限を検知可能なものでもよい。制御部8は、賞味期限の近い食品またはミールキットを優先して保管庫2,3,4から出し入れスペース5に移動させるようにしてもよい。これにより、食品ロスを低減できる。
【0031】
各保管庫2,3,4及び出し入れスペース5の扉は、押戸、水平方向の引き戸、シャッター等のいずれかでもよい。
【0032】
実施の形態2.
次に、
図13を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通する説明を簡略化または省略する。また、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付す。
【0033】
図13は、実施の形態2に係る冷蔵庫20を示す斜視図である。
図13に示すように、本実施の形態の冷蔵庫20は、キッチンカウンター21内に組み込まれた構造を有する。キッチンカウンター21は、シンク22を有する。冷蔵庫20は、キッチンカウンター21の上面23の下にある出し入れスペース5と、出し入れスペース5の下にある第一保管庫2と、出し入れスペース5及び第一保管庫2の横であってシンク22の下にある第二保管庫3と、第二保管庫3の横であってシンク22の下にある第三保管庫4とを備える。シンク22の上面23に形成された扉24を開くと、出し入れスペース5に食品を出し入れすることができる。本実施の形態の冷蔵庫20であれば、食品を出し入れするときにユーザーがしゃがむ必要がないので、ユーザーの身体の負担が軽減される。
【0034】
図14は、上述した実施の形態における制御部8の機能を実現する構成の一例を示す図である。制御部8の各機能は、例えば、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア600であってもよい。処理回路は、プロセッサ601およびメモリ602を備えていてもよい。処理回路の一部が専用ハードウェア600として形成され、且つ、当該処理回路は更にプロセッサ601およびメモリ602を備えていてもよい。
図14に示す例において、処理回路の一部は専用ハードウェア600として形成されている。また、
図14に示す例において、処理回路は、専用ハードウェア600に加えて、プロセッサ601およびメモリ602を更に備えている。
【0035】
一部が少なくとも1つの専用ハードウェア600である処理回路には、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
【0036】
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ601および少なくとも1つのメモリ602を備える場合、制御部8の各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
【0037】
ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ602に格納される。プロセッサ601は、メモリ602に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ601は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータあるいはDSPともいう。メモリ602には、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROMおよびEEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、または磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクおよびDVD等が該当する。
【0038】
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御部8の機能を実現することができる。なお、制御部8の各機能は、複数の機器が連携することで実現されてもよいし、単一の機器によって実現されてもよい。また、制御部8の各機能の少なくとも一部は、外部ネットワーク上のサーバ等に実装されていてもよい。
【0039】
なお、上述した複数の実施の形態が有する特徴のうち、組み合わせることが可能な二つ以上の特徴を組み合わせて実施してもよい。
【0040】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
【0041】
(付記1)
複数の保管庫と、
出し入れスペースと、
食品の種類を検知する食品検知手段と、
前記複数の前記保管庫と、前記出し入れスペースとの間で前記食品を移動させる移動部と、
前記食品の種類に応じて、前記移動部により、前記複数の前記保管庫と、前記出し入れスペースとの間で前記食品を移動させる制御部と、
を備えた冷蔵庫。
(付記2)
前記制御部は、前記出し入れスペースから前記複数の前記保管庫のいずれかに前記移動部により前記食品を移動させることが可能である付記1に記載の冷蔵庫。
(付記3)
前記制御部は、前記複数の前記保管庫から前記出し入れスペースに前記移動部により前記食品を移動させて前記出し入れスペースに前記食品を集めることが可能である付記1または付記2に記載の冷蔵庫。
(付記4)
食品の鮮度を検知する食品鮮度検知手段を備え、
前記制御部は、前記食品鮮度検知手段が検知した食品の鮮度、あるいは、外部機器またはユーザーによって入力された信号に応じて、移動させる食品を判断する付記1から付記3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
(付記5)
モータ、ベルト、アーム構造、平板、自重落下、電動アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータの機構のうちのいずれかの一つ以上を用いた前記移動部を備える付記1から付記4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
(付記6)
赤外線センサ、2次元コード、3次元コード、ドップラーセンサ、カメラ、照明、光受光部のいずれか一つ以上を組み合わせた前記食品検知手段または食品鮮度検知手段を備える付記1から付記5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
(付記7)
キッチンカウンター内に組み込まれた構造を有する付記1から付記6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
(付記8)
調理情報を取得する調理情報取得部を備え、
前記制御部は、前記調理情報に基づいて、調理に使用する食品またはミールキットを前記移動部により前記保管庫から前記出し入れスペースに移動させることが可能である付記1から付記7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
(付記9)
前記制御部は、賞味期限の近い前記食品またはミールキットを優先して前記出し入れスペースに移動させる付記1から付記8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
(付記10)
前記保管庫または前記出し入れスペースにおいて食品を前記移動部に移動させる輸送部を備える付記1から付記9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【符号の説明】
【0042】
1 冷蔵庫、 2 第一保管庫、 3 第二保管庫、 4 第三保管庫、 5 出し入れスペース、 6 食品検知手段、 7 移動部、 8 制御部、 9 輸送部、 10 ベルト、 11 載置部、 12 アーム、 13 レール、 14 冷却手段、 15 食品鮮度検知手段、 16 冷蔵庫、 17 ベルト、 18 載置部、 19 穴構造、 20 冷蔵庫、 21 キッチンカウンター、 22 シンク、 23 上面、 24 扉、 600 専用ハードウェア、 601 プロセッサ、 602 メモリ