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  • 特開-撚り戻し器具 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024154581
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】撚り戻し器具
(51)【国際特許分類】
   H01R 43/28 20060101AFI20241024BHJP
   B25B 9/00 20060101ALI20241024BHJP
【FI】
H01R43/28
B25B9/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023068479
(22)【出願日】2023-04-19
(71)【出願人】
【識別番号】000238049
【氏名又は名称】冨士電線株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】于 明澄
(72)【発明者】
【氏名】三沢 満
(72)【発明者】
【氏名】丸尾 久雄
【テーマコード(参考)】
3C020
【Fターム(参考)】
3C020PP07
(57)【要約】
【課題】より汎用性の高い撚り戻し器具を提供すること。
【解決手段】長手方向に延在する曲面を有する第1押圧部材(10)と前記曲面に離間して対向するように配置された第1面(21)を有し、弾性を有する第2押圧部材(20)と、を有し、前記第1押圧部材(10)および前記第2押圧部材(20)の少なくとも一方は、押圧された際に前記第1押圧部材(10)と前記第2押圧部材(20)との間の距離が小さくなるように移動可能であり、前記曲面は、前記長手方向に垂直な断面において曲率を有しており、前記第1押圧部材(10)は、前記第2押圧部材(20)よりも硬いことを特徴とする、撚り戻し器具(1)。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向に延在する曲面を有する第1押圧部材と
前記曲面に離間して対向するように配置された第1面を有し、弾性を有する第2押圧部材と、
を有し、
前記第1押圧部材および前記第2押圧部材の少なくとも一方は、押圧された際に前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間の距離が小さくなるように移動可能であり、
前記曲面は、前記長手方向に垂直な断面において曲率を有しており、
前記第1押圧部材は、前記第2押圧部材よりも硬いことを特徴とする、
撚り戻し器具。
【請求項2】
請求項1に記載の撚り戻し器具であって、前記第1押圧部材は、棒状であり、かつ先端にテーパー部を有することを特徴とする、撚り戻し器具。
【請求項3】
請求項1に記載の撚り戻し器具であって、前記第1面は、平面であることを特徴とする、撚り戻し器具。
【請求項4】
請求項1に記載の撚り戻し器具であって、前記第2押圧部材は、先端に向かうにつれて前記第1押圧部材から離れるように傾斜する傾斜面をさらに有することを特徴とする、撚り戻し器具。
【請求項5】
請求項1に記載の撚り戻し器具であって、前記第1押圧部材および前記第2押圧部材を直接または間接的に支持し、使用時に把持される把持部をさらに有することを特徴とする、撚り戻し器具。
【請求項6】
請求項1に記載の撚り戻し器具であって、前記第1押圧部材の先端は、前記第2押圧部材の先端より、前記先端に向かう方向について、より遠い位置に配置されている、撚り戻し器具。
【請求項7】
請求項1に記載の撚り戻し器具であって、前記第2押圧部材は、ウレタンゴムまたはシリコーンゴムを含む、撚り戻し器具。
【請求項8】
請求項1に記載の撚り戻し器具であって、前記第2押圧部材の前記第1面の反対側に位置する第2面に接触するように配置された補強板をさらに有する、撚り戻し器具。
【請求項9】
請求項8に記載の撚り戻し器具であって、前記補強板は、前記第2押圧部材の前記第1面と前記第2面とを繋ぎ、かつ前記長手方向に沿う第3面および第4面にも接触する、撚り戻し器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撚り戻し器具に関する。
【背景技術】
【0002】
2本の線を撚り合わせたツイストペア線が知られている。たとえば、LANケーブル内には4本のツイストペア線が入っている。このようなツイストペア線の先端をモジュラプラグに挿入する際には、ツイストペア線の先端の撚りを戻して複数の単線とし、さらに曲がっている単線を直線状に伸ばす必要がある。伸ばされた複数の単線は整列させられ、整列した複数の単線がモジュラプラグに挿入されて、固定される。
【0003】
上記のようなツイストペア線の撚りを戻す作業を手作業で行うと手間がかかる。そのため、ツイストペア線の撚りを戻す作業を効率化するための器具が知られている。たとえば、特許文献1は、一対の丸棒の間にツイストペア線を挟み込み、ツイストペア線を引き抜くようにして撚りを戻すツイストペア線撚り戻しツールを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭59-56378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のツイストペア線撚り戻しツールは、一対の丸棒の間の間隔が一定であり、一定の径のツイストペア線の撚り戻ししか行うことができず汎用性に乏しい。本発明の目的は、より汎用性の高い撚り戻し器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明の一態様によれば、
長手方向に延在する曲面を有する第1押圧部材と
前記曲面に離間して対向するように配置された第1面を有し、弾性を有する第2押圧部材と、
を有し、
前記第1押圧部材および前記第2押圧部材の少なくとも一方は、押圧された際に前記第1押圧部材と前記第2押圧部材との間の距離が小さくなるように移動可能であり、
前記曲面は、前記長手方向に垂直な断面において曲率を有しており、
前記第1押圧部材は、前記第2押圧部材よりも硬いことを特徴とする、
撚り戻し器具が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、汎用性の高い撚り戻し器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施の形態1に係る撚り戻し器具の斜視図である。
図2図2は、ツイストペア線が撚り戻される様子を示す図である。
図3図3は、実施の形態2に係る撚り戻し器具の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施の形態に係る撚り戻し器具について説明する。
【0010】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る撚り戻し器具1の斜視図を示す。図1に示されるように、撚り戻し器具1は、第1押圧部材10と、第2押圧部材20と、補強板30と、把持部40とを有する。
【0011】
図2は、撚り戻し器具1によって、ツイストペア線の撚りが戻される様子を示す。図2の左図は被覆部から露出した4本のツイストペア線を示し、図2の中央図は、ツイストペア線の撚りが戻され8本の単線となっているが単線が曲がっている状態を示す。図2の右図は、曲がっていた単線をまっすぐにした状態を示す。
【0012】
撚り戻し器具1を用いて、ツイストペア線の撚りを戻すには、まず、第1押圧部材10と第2押圧部材20との間に被覆部から露出したツイストペア線を入れる。次に、第1押圧部材10と第2押圧部材20との間の距離を小さくして、被覆部から露出したツイストペア線の根元を挟み込む。次に、挟み込んだ状態で、撚り戻し器具1をツイストペア線の先端方向に移動させる。このようにすることでツイストペア線に張力や摩擦抵抗力がかかって撚りが戻り、複数の単線にすることができる。
なお、ツイストペア線の撚りが強く張力や摩擦抵抗力のみで撚り戻すことができない場合には、手で撚りを戻し、撚り戻し器具1は、曲がっている単線をまっすぐにするために用いてもよい(図2の中央図の状態から右図からの状態への変化を参照)。この後説明するように、手で撚りを戻す際には、撚り戻し器具1の第1押圧部材10の先端に設けられたテーパー部11を用いてもよい。
以上のように、撚り戻し器具1は、ツイストペア線に対して張力や摩擦抵抗力をかけるために用いることができるし、曲がっている単線に対して張力や摩擦抵抗力をかけるために用いることもできる。そのため、本明細書では、ツイストペア線や曲がっている単線のことを総称して、適宜、処理対象線ともいう。
【0013】
以下、撚り戻し器具1の各構成要素について説明する。
【0014】
(第1押圧部材)
第1押圧部材10は、第2押圧部材20とともに、処理対象線を押圧して挟み込み、張力や摩擦抵抗力をかけるために用いられる。第1押圧部材10は、長手方向に延在する、第2押圧部材20と対向する曲面を有し、かつ第2押圧部材20よりも硬い。上記曲面は、長手方向に垂直な断面において曲率を有するような曲面である。第1押圧部材10の構成は、上記の要件を満たせば特に制限されない。本実施の形態において、第1押圧部材10は、棒状(円柱形状)であり、かつ金属製である。第1押圧部材10の断面形状は、上記曲面を有していれば特に制限されず、半円状、楕円状、円形状などであればよい。本実施の形態においては、第1押圧部材10の断面形状は円である。
【0015】
第1押圧部材10の曲面は、弾性を有する第2押圧部材20とともに処理対象線の状態に応じて、押圧を調整するのに適しており、撚り戻し器具1の汎用性を高める。たとえば、処理対象線を曲面に巻き付けるようにして押圧した場合は、第1押圧部材10および第2押圧部材20と、処理対象線との接触面は大きくなり面接触に近くなる、一方、処理対象線を曲面に巻き付けないようにした場合、接触面は小さくなり点接触に近くなる。ここで、点接触よりも面接触に近づくようにした方が、より強い張力や摩擦抵抗力を処理対象線にかけることができる。
押圧の調整は具体的には、ツイストペア線の撚りのピッチ、ツイストペア線の太さ、単線の曲がり具合、単線の太さなどに応じて適宜行われればよい。
【0016】
第1押圧部材10は、先端にテーパー部11を有していてもよい。テーパー部11は、ツイストペア線の撚りが強く、撚り戻し器具1による張力や摩擦抵抗力のみでは撚りを戻すことが難しい場合に利用される。テーパー部11で撚りを戻すには、テーパー部11の先端をツイストペア線における2本の単線の間に差し込み、テーパー部11をツイストペア線の先端方向に移動させる。このようにすることで、ツイストペア線の撚りを戻すことができる。
【0017】
図1に示されるように、第1押圧部材10の先端は、第2押圧部材20の先端より、先端に向かう方向についてより遠い位置に配置されていることが好ましい。これにより、第1押圧部材10と第2押圧部材20との間に処理対象線を入れやすくなり、作業性が向上する。
【0018】
(第2押圧部材)
第2押圧部材20は、第1押圧部材10とともに処理対象線を押圧して挟み込む。第2押圧部材20は、弾性を有しており、かつ第1押圧部材10の曲面に離間して対向する様に配置された第1面21を有する。第2押圧部材20の構成は、上記の要件を満たせば特に制限されない。本実施の形態において、第2押圧部材20は、平板状であり、第1面21は平面である。また、本実施の形態において、第2押圧部材20は、ウレタンゴムまたはシリコーンゴムを含むことで弾性を有する。好ましくは、第2押圧部材20は、ウレタンゴムまたはシリコーンゴムで構成される。
第2押圧部材20は、弾性を有しているため、処理対象線を押圧したときに、処理対象線や第1押圧部材10の曲面に応じて撓むことができる。これにより、処理対象線の押圧の態様を調整しやすくなり、撚り戻し器具1の汎用性が高くなる。
第2押圧部材20の硬度は、弾性を有すれば特に制限されないが、上記の機能を発揮しつつ、処理対象線を傷つけないという観点から、例えば、硬度40~60度が好ましく、硬度45~55度がより好ましく、硬度50度が特に好ましい。
【0019】
第1押圧部材10および第2押圧部材20の少なくとも一方は、押圧された際に第1押圧部材10と第2押圧部材20との間の距離が小さくなるように移動可能なように構成されている。移動可能に構成する方法は特に制限されず、公知の手段を用いればよい。本実施の形態においては、図1に示されるように、第2押圧部材20は、バネ機構31で第1押圧部材10に対して移動可能なように構成された補強板30に固定されている。これにより、第2押圧部材20は、補強板30が押圧された際に補強板30とともに第1押圧部材10に向かって移動することができる。
具体的には、バネ機構31は、バネの伸びようとする力で、補強板30および第2押圧部材20を第1押圧部材10から離間した状態に維持することができる。一方、補強板30および第2押圧部材20を第1押圧部材10に近づけるように押圧すると、バネ機構31のバネが縮み、補強板30および第2押圧部材20を第1押圧部材10に近づけることができる。このようにして、第2押圧部材20は押圧された際に、第1押圧部材10と第2押圧部材20との間の距離が小さくなるように移動可能に構成されている。
【0020】
図1に示されるように、第2押圧部材20は、第1面21、第2面22、第3面23、第4面24、および傾斜面25を有する。
第1面21は、上述のように曲面に対向する面であり、第2面22は、第1面21と反対側の面であり、補強板30と接触する面である。
第3面23および第4面24は、第1面21と第2面22とを繋ぎ、かつ長手方向に沿う面である。本実施の形態においては、補強板30は、第2押圧部材20の第2面22だけではなく、第3面23および第4面24にも接触している(補強板30は、第2面22だけを支持しているのではなく、第3面23および第4面24も支持している)。これにより、第1押圧部材10と第2押圧部材20との間にツイストペア線を挟み込んだ状態で、撚り戻し器具1をツイストペア線の先端に向けて移動させたときに、第2押圧部材20がツイストペア線の延在方向(第2押圧部材20の幅方向)に撓んでしまうことを抑制できる。
【0021】
図1に示されるように、第2押圧部材20は、傾斜面25を有していることが好ましい。傾斜面25は、第2押圧部材20の先端に向かうにつれて第1押圧部材10から離れるように傾斜する。これにより、第1押圧部材10と第2押圧部材20との間に、処理対象線を入れやすくなり、作業性が向上する。
【0022】
(補強板)
補強板30は、弾性を有する第2押圧部材20を補強するためのものである。補強板30は、第2押圧部材20を補強できれば特に制限されない。本実施の形態において、補強板30は、第2押圧部材20の第2面22に接触して、第2押圧部材20が厚み方向に撓むのを抑制している。また、本実施の形態では、補強板30は、幅方向の両端において垂直に折り曲げられており、第2押圧部材20の第3面23および第4面24にも接触して、第2押圧部材20が幅方向に撓むのも抑制している。
補強板30は、例えば、第2押圧部材20の長手方向の長さの80%~90%程度の長さであり、第2押圧部材20の長手方向に垂直な幅方向の長さの100%~110%程度の長さであればよい。本実施の形態において、補強板30は金属製である。
【0023】
(把持部)
把持部40は、第1押圧部材10および第2押圧部材20を直接または間接的に支持し、使用時に把持される部分である。本実施の形態において、把持部40は、図1に示されるように、第1押圧部材10および補強板30を直接的に支持している接続部50に接続さている。これにより、把持部40は、第1押圧部材10および第2押圧部材20を間接的に支持している。把持部40は、作業者が把持部40を把持したときに、補強板30を親指で押し、第1押圧部材10を人差し指の付け根付近で押せるような位置に、第2押圧部材20および第1押圧部材10を支持することが好ましい。このようにすることで、作業者が押圧の程度を調整しやすくなり、作業性が向上する。本実施の形態において、把持部40は、円錐台形状である。把持部40の材質は、ある程度の強度を有すれば特に制限されない。把持部40の材質は、例えば、金属、樹脂である。
【0024】
(効果)
実施の形態1に係る撚り戻し器具1は、曲面を有する第1押圧部材10と、弾性を有する第2押圧部材20との間で、処理対象線に応じて、押圧の態様を適宜調整できる。このため本実施の形態に係る撚り戻し器具1は汎用性が高い。また、従来、曲がった単線をまっすぐにする作業は、指サックを嵌めて指で行うことがあった。このため作業者が指を痛めたり、指サックの破片が製品に混入したりするという問題が発生していた。この作業について、撚り戻し器具1を用いれば、これらの問題の解決が期待できる。
【0025】
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係る撚り戻し器具1aの斜視図を示す。撚り戻し器具1aは、補強板30を有さない点で撚り戻し器具1と主に異なる。以下、図3を参照しつつ、撚り戻し器具1と異なる点を中心に実施の形態2に係る撚り戻し器具1aについて説明する。また、撚り戻し器具1aにおいて、撚り戻し器具1と同様の構成については同様の符号を付してその説明を省略する。
【0026】
図3に示されるように、撚り戻し器具1aは、第1押圧部材10と、第2押圧部材20aと、把持部40aとを有する。
【0027】
(第2押圧部材)
第2押圧部材20aは補強板30で補強されていない。これにより、第1押圧部材10と第2押圧部材20aとの間で処理対象線を挟み込んだときに、第2押圧部材20aは撓みやすく、第1押圧部材10および第2押圧部材20aと処理対象線との接触状態を面接触にしやすい。これにより、大きな力を処理対象線に加えやすい。
【0028】
本実施の形態において、第2押圧部材20aは、板状の弾性部材であり、先端側の角が面取りされている。図3に示されるように、第2押圧部材20aは、第2押圧部材20と同様に傾斜面25を有していてもよい。
【0029】
(把持部)
本実施の形態において、把持部40aは、第1押圧部材10および第2押圧部材20aを直接的に固定し、支持している。
具体的には、把持部40aは2枚の把持板41a、42aを有し、これらの間に第2押圧部材20aを挟み込むことで第2押圧部材20aを支持している。第1押圧部材10は、把持板42aに固定されている。
図3に示されるように、2枚の把持板41a、42aおよび第2押圧部材20aには、これらを貫く貫通孔60が4つあり、貫通孔60に固定具(例えば、ボルトとナット)を挿入して固定することで、第2押圧部材20aは2枚の把持板41a、42aの間に固定される。このように固定された第2押圧部材20aは、弾性を有するため、押圧された際に、第1押圧部材10と第2押圧部材20aとの間の距離が小さくなるように移動可能である。
【0030】
(効果)
実施の形態2に係る撚り戻し器具1aは、実施の形態1に係る撚り戻し器具1と同様の効果を有する。さらに実施の形態2に係る撚り戻し器具1aは、第2押圧部材20aが湾曲しやすく、より強い力を処理対象線にかけることができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の実施の形態に係る撚り戻し器具1、1aは、例えば、LANケーブル内のツイストペア線の撚りを戻して、モジュラプラグを取り付ける作業を効率的に行うのに有用である。
【符号の説明】
【0032】
1、1a 撚り戻し器具
10 第1押圧部材
11 テーパー部
20、20a 第2押圧部材
21 第1面
22 第2面
23 第3面
24 第4面
25 傾斜面
30 補強板
31 バネ機構
40、40a 把持部
41a、42a 把持板
50 接続部
60 貫通孔
図1
図2
図3