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特開2024-154638情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024154638
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20241024BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023068571
(22)【出願日】2023-04-19
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】舛田 恵一
(72)【発明者】
【氏名】廣▲瀬▼ 雄規
(72)【発明者】
【氏名】小川 知紘
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】
【課題】投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示の情報処理装置は、特定部と、受付部と、提供部とを備える。特定部は、配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツの投稿によって議論を行った投稿者群を特定する。受付部は、投稿者群の選択を受け付ける。提供部は、受付部によって選択が受け付けられた投稿者群により行われた議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツの投稿によって議論を行った投稿者群を特定する特定部と、
前記投稿者群の選択を受け付ける受付部と、
前記受付部によって選択が受け付けられた前記投稿者群により行われた前記議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する提供部と、を備える
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記提供部は、
前記受付部によって選択が受け付けられた前記投稿者群により行われた前記議論の内容を会話形式で示す情報を前記議論情報として提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提供部は、
前記受付部によって選択が受け付けられた前記投稿者群により行われた前記議論の内容が会話形式でスクロール表示される情報を含む表示情報を前記議論情報として提供する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提供部は、
前記受付部によって選択が受け付けられた前記投稿者群により議論が行われた配信コンテンツが複数ある場合、前記投稿者群により行われた前記議論の内容が前記配信コンテンツ単位で順次会話形式でスクロール表示される情報を含む表示情報を前記議論情報として提供する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、
前記受付部によって選択が受け付けられた前記投稿者群により行われた前記議論の内容を要約した情報を前記議論情報として提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記特定部は、
前記投稿コンテンツの内容に基づいて、前記投稿コンテンツの投稿によって議論を各々行った複数の投稿者群を特定し、
前記受付部は、
前記特定部によって特定された前記複数の投稿者群の中から1以上の投稿者群の選択を受け付ける
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記特定部は、
前記投稿コンテンツを投稿した投稿者の属性に基づいて、前記投稿コンテンツの投稿によって議論を各々行った複数の投稿者群を特定し、
前記受付部は、
前記特定部によって特定された前記複数の投稿者群の中から1以上の投稿者群の選択を受け付ける
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記投稿コンテンツは、
前記配信コンテンツに対するコメントおよび前記コメントに対するコメントを含む
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツの投稿によって議論を行った投稿者群を特定する特定工程と、
前記投稿者群の選択を受け付ける受付工程と、
前記受付工程によって選択が受け付けられた前記投稿者群により行われた前記議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する提供工程と、を含む
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツの投稿によって議論を行った投稿者群を特定する特定手順と、
前記投稿者群の選択を受け付ける受付手順と、
前記受付手順によって選択が受け付けられた前記投稿者群により行われた前記議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する提供手順と、をコンピュータに実行させる
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ニュース記事などの配信コンテンツに対して利用者がコメントを投稿コンテンツとして投稿し、かかる投稿コンテンツが配信コンテンツに紐付けられる技術が知られている。例えば、特許文献1には、配信コンテンツと、かかる配信コンテンツに紐付けられた各投稿コンテンツとを表示する提供コンテンツを提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-197422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の従来技術では、投稿コンテンツに対して投稿コンテンツを投稿することができ、投稿者同士で議論を行うことができるが、配信コンテンツと投稿コンテンツとを含む提供コンテンツの利用者にとっては、投稿者同士の議論を容易に把握することが難しい場合がある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、投稿者同士の議論を利用者が容易に把握することを支援することができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の情報処理装置は、特定部と、受付部と、提供部とを備える。特定部は、配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツの投稿によって議論を行った投稿者群を特定する。受付部は、投稿者群の選択を受け付ける。提供部は、受付部によって選択が受け付けられた投稿者群により行われた議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、投稿者同士の議論を利用者が容易に把握することを支援することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る利用者情報記憶部に記憶される利用者情報テーブルの一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る配信コンテンツ記憶部に記憶される配信コンテンツテーブルの一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る投稿コンテンツ記憶部に記憶される投稿コンテンツテーブルの一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る情報処理装置の提示部によって利用者に提示される投稿者群リストの一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る情報処理装置の提供部によって提供される議論情報を含む提供コンテンツの一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る情報処理装置の提供部によって提供される議論情報を含む提供コンテンツの他の例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る情報処理装置の処理部による情報処理の一例を示すフローチャートである。
図11図11は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図であり、情報処理装置1によって実行される。
【0011】
図1に示す情報処理装置1は、複数の利用者Uの端末装置2と連携し、オンラインで各種の情報を利用者Uに提供する情報処理装置であり、例えば、1以上のサーバまたはクラウドシステムなどにより実現される。なお、図1に示す例では、説明の便宜上、2つの端末装置2を端末装置2A,2Bと記載し、端末装置2Aの利用者Uを利用者UAと記載し、端末装置2Bの利用者Uを利用者UBと記載している。
【0012】
情報処理装置1は、配信コンテンツの配信要求であって利用者UAの端末装置2Aから送信される配信要求を受け付ける(ステップS1)。配信コンテンツは、例えば、ニュース記事のコンテンツであるが、ブログ記事のコンテンツ、SNS(Social Networking Service)に投稿されたコンテンツなどであってもよく、その他のコンテンツであってもよい。
【0013】
利用者UAは、端末装置2Aを操作することによって、端末装置2Aに配信コンテンツの配信要求を送信させることができる。例えば、端末装置2Aは、利用者UAが端末装置2Aを操作することで配信コンテンツの一覧の中から所望する配信コンテンツを選択した場合、利用者UAが選択した配信コンテンツの配信要求を情報処理装置1に送信する。以下において、ステップS1で配信要求が情報処理装置1によって受け付けられた配信コンテンツを配信対象コンテンツと記載する場合がある。
【0014】
情報処理装置1は、配信対象コンテンツの配信要求を受け付けた場合、複数の投稿者が投稿し配信対象コンテンツに紐付けられた複数の投稿コンテンツの一部または全部を取得する(ステップS2)。例えば、情報処理装置1は、複数の投稿コンテンツが配信コンテンツ毎に紐付けられたデータベースを有しており、かかるデータベースまたは外部のストレージなどから配信対象コンテンツに紐付けられた複数の投稿コンテンツを取得する。投稿コンテンツを投稿した投稿者には、利用者UBが含まれる。
【0015】
情報処理装置1は、利用者UBを含む複数の投稿者の各々が配信コンテンツに関連して投稿したコンテンツである投稿コンテンツを受け付け、受け付けた投稿コンテンツを上述したデータベースに追加することができる。
【0016】
投稿コンテンツは、例えば、配信コンテンツに対して投稿者が投稿したコメントや配信コンテンツに対するコメントに対して投稿者が投稿したコメントなどである。コメントは、投稿者の意見や感想などであり、文字列、スタンプ、絵文字などが含まれる。なお、投稿コンテンツは、コメントに代えて、または加えて、他のコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)などであってもよい。
【0017】
配信コンテンツに対して投稿者が投稿コンテンツとして投稿するコメントは、配信コンテンツの一部に対するコメントであるが、配信コンテンツの全体に対するコメントであってもよい。また、配信コンテンツに対するコメントである投稿コンテンツに対して投稿者が投稿したコメントは、投稿コンテンツの全体に対するコメントであるが、投稿コンテンツの一部に対するコメントであってもよい。
【0018】
つづいて、情報処理装置1は、ステップS2で取得した複数の投稿コンテンツと配信対象コンテンツとを含む提供コンテンツを配信要求元の利用者UAに提供する(ステップS3)。配信要求元の利用者UAは、配信要求を送信した端末装置2Aの利用者Uであり、提供コンテンツの閲覧者である。
【0019】
端末装置2Aは、情報処理装置1から提供コンテンツを受信した場合、受信した提供コンテンツを表示する。図1の(a)は、端末装置2に表示される提供コンテンツの一例を示す図であり、配信対象コンテンツが含まれる。利用者UAは、端末装置2Aを操作することによって、「コメントを書く」をクリックする等の操作を行うことで、配信対象コンテンツに対するコメントを投稿コンテンツとして投稿することができる。
【0020】
また、利用者UAは、端末装置2Aを操作することによって、提供コンテンツをスクロール操作することで、図1の(b)に示すように、投稿コンテンツを端末装置2Aに表示させることができる。利用者UAは、「返信」の表示領域を選択することで、投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツを端末装置2Aに表示させることができる。
【0021】
次に、投稿コンテンツを介して議論して欲しい投稿者をグルーピングする処理である投稿者グルーピング処理およびグループピング処理によってグルーピングされた投稿者群が行った議論の内容を提供する処理などについて説明する。情報処理装置1は、判定対象となる配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツを選択する(ステップS4)。以下において、判定対象となる配信コンテンツを判定対象配信コンテンツと記載する場合がある。
【0022】
判定対象配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツは、例えば、判定対象配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに返信という形式で投稿された投稿コンテンツであり、判定対象配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに含まれる。情報処理装置1は、判定対象配信コンテンツに紐付けられた複数の投稿コンテンツのうち、投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツを選択する。なお、投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツは、チャットグループ形式で投稿されたコンテンツであってもよい。
【0023】
つづいて、情報処理装置1は、ステップS4で選択した投稿コンテンツまたは当該投稿コンテンツを投稿した投稿者の情報などに基づいて、予め定められた条件を満たす投稿者群を特定する(ステップS5)。以下において、予め定められた条件を満たす投稿者群を条件充足投稿者群と記載する場合がある。
【0024】
例えば、情報処理装置1は、ステップS4で選択した投稿コンテンツに基づいて、予め定められた条件を満たす議論を行った複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定する。議論を行った複数の投稿者とは、投稿コンテンツを通じて議論を行った複数の投稿者であり、議論には一方向の議論と双方向の議論とが含まれる。
【0025】
例えば、第1の投稿者の投稿コンテンツに対して第2の投稿者の投稿コンテンツが投稿され、第2の投稿者の投稿コンテンツに対して第1の投稿者の投稿コンテンツが投稿されていないとする。この場合の議論は、第2の投稿者の第1の投稿者に対する一方向の議論であり、第1の投稿者と第2の投稿者とは議論を行った複数の投稿者に含まれる。
【0026】
また、第1の投稿者の投稿コンテンツに対して第2の投稿者の投稿コンテンツが投稿され、第2の投稿者の投稿コンテンツに対して第1の投稿者の投稿コンテンツが投稿されたとする。この場合の議論は、第1の投稿者と第2の投稿者との互いの議論である双方向の議論であり、第1の投稿者と第2の投稿者とは議論を行った複数の投稿者に含まれる。
【0027】
また、第1の投稿者の投稿コンテンツまたは第2の投稿者の投稿コンテンツに対して第3の投稿者の投稿コンテンツが投稿された場合、第1の投稿者と第2の投稿者と第3の投稿者とは議論を行った複数の投稿者に含まれる。
【0028】
このように、議論には、一方向の議論と双方向の議論とが含まれるが、一方向の議論を含まなくてもよい。また、判定対象配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツは、例えば、返信によるものに代えて、グループチャット形式での投稿コンテンツであってもよい。
【0029】
グループチャットは、複数人が参加してリアルタイムでテキストなどによってコミュニケーションを取ることができるチャットであり、例えば、一つの投稿コンテンツを主題として設定されるが、複数のコンテンツを主題としてまとめて一つ設定されてもよい。
【0030】
予め定められた条件を満たす議論は、例えば、ポジティブな議論、建設的な議論、またはネガティブな議論などである。情報処理装置1は、予め定められた条件を満たす議論であるかの判定を、感情辞書、分類モデル、または言語モデルを用いて行うことができる。分類モデルおよび言語モデルの各々は、機械学習によって生成されたモデルである。
【0031】
感情辞書は、ポジティブな単語のリスト、中立的な単語のリスト、ネガティブな単語のリスト、建設的な単語のリストなどを含む。情報処理装置1は、ポジティブな単語、ネガティブな単語、中立的な単語、および建設的な単語の各々の数や割合などに基づいて、ポジティブな議論、建設的な議論、中立的な議論、またはネガティブな議論などを判定することができる。
【0032】
分類モデルは、例えば、ポジティブな議論、建設的な議論、中立的な議論、ネガティブな議論、およびそれ以外の議論のいずれであるかを分類する多クラス分類モデルであるが、かかる例に限定されない。例えば、分類モデルは、予め定められた条件を満たす議論であるか否かを分類する二値分類モデルであってもよく、ポジティブな議論、建設的な議論、中立的な議論、およびネガティブな議論の各々であるか否かを分類する二値分類モデルであってもよい。
【0033】
また、言語モデルは、例えば、入力されたトークン列から次のトークンを推定して出力するように学習されたトランスフォーマなどのモデルである。かかる言語モデルは、情報処理装置1内にあり、情報処理装置1の運営者によって独自に作成されたものである。なお、入力された情報は、新たな回答として利用されないような学習を行うことで、入力された個人情報などの情報を秘匿するものが望ましい。
【0034】
また、情報処理装置1は、ステップS4で選択した複数の投稿コンテンツを用いて議論を行った複数の投稿者の属性に基づいて、条件充足投稿者群を特定することもできる。投稿者の属性は、例えば、年齢、性別、職業、年収、家族構成、性格などである。
【0035】
例えば、情報処理装置1は、ステップS4で選択した複数の投稿コンテンツを用いて議論を行った複数の投稿者であって属性が同一または類似する複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。情報処理装置1は、例えば、年齢層(例えば、10代)が共通する複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。また、情報処理装置1は、年齢層と性別(例えば、20代女性)とが共通する複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。
【0036】
また、情報処理装置1は、ステップS4で選択した複数の投稿コンテンツを用いて議論を行った複数の投稿者であって属性が互いに異なる複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することもできる。例えば、情報処理装置1は、年齢層および性別の組み合わせが互いに異なる組み合わせの複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。
【0037】
また、情報処理装置1は、ステップS4で選択した複数の投稿コンテンツを用いて議論を行った複数の投稿者であって性格が共通する複数の投稿者のグループまたは性格が互いに異なる複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。情報処理装置1は、例えば、マイヤーズ・ブリッグタイプ指標、ビックファイブ・パーソナリティ特性モデル、ディス・モデルなどといった種々の指標やモデルを用いて投稿者の性格を特定することができる。
【0038】
また、投稿者の属性は、投稿者における投稿コンテンツの内容(以下、投稿内容と記載する場合がある)の傾向であってもよい。例えば、情報処理装置1は、複数の投稿者の投稿内容の傾向を判定し、投稿内容の傾向が共通する複数の投稿者のグループまたは投稿内容の傾向が互いに異なる複数の投稿者のグループなどを条件充足投稿者群として特定することができる。情報処理装置1は、例えば、投稿者が予め定められた期間において投稿したすべての投稿コンテンツの内容に基づいて、投稿者の投稿内容の傾向を判定する処理を投稿者毎に行う。
【0039】
投稿内容の傾向は、例えば、投稿内容で示される感情(肯定的、否定的、または中立的な感情)、投稿内容の意図である投稿意図(質問、要求、提案、批評、感謝など)、投稿内容のスタイル(例えば、フォーマル、インフォーマル、学術的、話し言葉、文学的などのスタイル)、ポライトネス(例えば、礼儀正しい、無礼、攻撃的など)などである。
【0040】
情報処理装置1は、予め定められた条件を満たす議論であるかの判定と同様に、感情辞書、分類モデル、または言語モデルなどを用いることによって、投稿内容の傾向を判定することができる。
【0041】
情報処理装置1は、ステップS4,S5の処理によって、複数の投稿者群を特定する。例えば、情報処理装置1は、判定対象配信コンテンツから1以上の投稿者群を特定する処理を判定対象配信コンテンツ毎に行うことができる。
【0042】
つづいて、情報処理装置1は、ステップS5で特定した2以上の投稿者群を含むリストである投稿者群リストを利用者UBに提示する(ステップS6)。例えば、情報処理装置1は、利用者UBの端末装置2Bから投稿者群リストの提示要求を受信した場合に、投稿者群リストを含む情報である投稿者群リスト情報を利用者UBの端末装置2Bに送信することで、投稿者群リストを利用者UBに提示する。
【0043】
また、情報処理装置1は、例えば、利用者UBの行動履歴が予め定められた条件を満たす場合に、投稿者群リストを利用者UBに提示することもできる。例えば、情報処理装置1は、投稿者群リストの提示要求の頻度が閾値以上である利用者UBによる投稿者群リストの最新の提示要求から予め定められた期間が経過した場合に、利用者UBの行動履歴が予め定められた条件を満たすと判定し、プッシュ通知または利用者UBの端末装置2Bからのアクセスにより投稿者群リストを利用者UBに提示する。
【0044】
端末装置2Bは、情報処理装置1から送信される投稿者群リスト情報を受信した場合、かかる投稿者群リスト情報に基づいて、投稿者群リストを表示する。投稿者群リストは、例えば、複数の投稿者群の各々が過去に議論した判定対象配信コンテンツの内容に関する情報および複数の投稿者群の各々の属性に関する情報のうちの少なくとも一方を含む。
【0045】
例えば投稿者群リストは、複数の投稿者群の各々が過去に議論した判定対象配信コンテンツの内容の一部または概要、複数の投稿者群の各々が判定対象配信コンテンツに対して投稿した投稿コンテンツの内容の一部または概要、および複数の投稿者群の各々の属性のうちの少なくとも一方を含む。
【0046】
利用者UBは、端末装置2Bを操作して、投稿者群リストで示される複数の投稿者群の中から1以上の投稿者群を選択することができる。以下において、投稿者群リストで示される複数の投稿者群の中から利用者UBによって選択された投稿者群を選択投稿者群と記載する場合がある。選択投稿者群の情報である選択投稿者群情報は、端末装置2Bから情報処理装置1に送信される。
【0047】
情報処理装置1は、端末装置2Bから送信される選択投稿者群情報を受け付けることによって、利用者UBによる1以上の投稿者群の選択を受け付ける(ステップS7)。そして、情報処理装置1は、ステップS7で選択を受け付けた1以上の投稿者群より行われた議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する(ステップS8)。以下において、ステップS7で選択を受け付けた投稿者群を選択投稿者群と記載する場合がある。
【0048】
選択投稿者群より行われた議論の内容は、判定対象配信コンテンツに紐付けられた複数の投稿コンテンツのうち選択投稿者に含まれる複数の投稿者によって議論に用いられた複数の投稿コンテンツの内容である。議論の内容には、例えば、一方向の議論の内容と双方向の議論の内容とが含まれる。
【0049】
例えば、情報処理装置1は、選択投稿者群により行われた議論の内容を会話形式で示す情報を議論情報として提供する。会話形式とは、2以上の投稿者が意見や情報を交換するコミュニケーションの形式であり、例えば、単純なテキスト形式、吹き出しメッセージ形式などによって表示される。
【0050】
図1の(c)に示す例では、情報処理装置1は、議論情報に加えて判定対象配信コンテンツを含む提供コンテンツを端末装置2Bに送信しており、端末装置2Bには、判定対象配信コンテンツと議論情報の表示情報とが表示されている。
【0051】
また、情報処理装置1は、選択投稿者群により行われた議論の内容が会話形式でスクロール表示される情報を含む表示情報を議論情報として提供する。例えば、表示情報は、投稿日時が古い投稿メッセージの内容ほど上方に位置し投稿日時が新しい投稿メッセージほど下方に位置するように配列された複数の投稿メッセージの内容を示す情報を含む。
【0052】
議論情報には、時間の経過に伴って表示情報をスクロール表示するためのスプリクト(例えば、Java(登録商標)スプリクトなど)が含まれており、表示情報は、スプリクトによって自動的にスクロールダウンされる。
【0053】
なお、情報処理装置1は、吹き出し形式で選択投稿者群により行われた議論の内容を示す場合、吹き出しにおいて投稿コンテンツの内容を時間の経過に伴って自動的にスクロール表示するスプリクトを議論情報に含めることができる。
【0054】
また、情報処理装置1は、吹き出し形式で選択投稿者群により行われた議論の内容を示す場合、吹き出しにおいて投稿コンテンツの内容を時間の経過に伴って自動的に古いものから新しいものにかけて順に切り替えるスプリクトを議論情報に含めることもできる。
【0055】
また、情報処理装置1は、選択投稿者群により議論が行われた判定対象配信コンテンツが複数ある場合、投稿者群により行われた議論の内容が判定対象配信コンテンツ単位で順次会話形式でスクロール表示される情報を議論情報として提供する。以下において、投稿者群により行われた議論の内容を投稿者群議論内容と記載する場合がある。
【0056】
判定対象配信コンテンツ毎の投稿者群議論内容の表示順番は、例えば、判定対象配信コンテンツの配信開始日時、選択投稿者群による投稿開始日時、投稿者群議論内容の重要度、投稿者群議論内容の総文字数などによって決定される。
【0057】
例えば、判定対象配信コンテンツ毎の投稿者群議論内容の表示順番は、判定対象配信コンテンツの配信開始日時が古いほど早い順番に設定されたり、判定対象配信コンテンツの配信開始日時が新しいほど早い順番に設定されたりすることができる。
【0058】
例えば、情報処理装置1は、配信開始日時が最も新しい判定対象配信コンテンツから配信開始日時が古い新しい判定対象配信コンテンツにかけて順に判定対象配信コンテンツ単位で、投稿者群により行われた議論の内容が会話形式でスクロール表示される情報を議論情報として提供する。
【0059】
また、判定対象配信コンテンツ毎の投稿者群議論内容の表示順番は、選択投稿者群による投稿開始日時が古いほど早い順番に設定されたり、選択投稿者群による投稿開始日時が新しいほど早い順番に設定されたりすることができる。
【0060】
例えば、情報処理装置1は、選択投稿者群による投稿開始日時が最も古い判定対象配信コンテンツから選択投稿者群による投稿開始日時が最も新しい判定対象配信コンテンツにかけて順に判定対象配信コンテンツ単位で、投稿者群により行われた議論の内容が会話形式でスクロール表示される情報を議論情報として提供することもできる。
【0061】
また、情報処理装置1は、選択投稿者群により行われた議論の内容を要約した情報を議論情報として提供することもできる。情報処理装置1は、例えば、抽出型要約技術または生成型要約技術によって、選択投稿者群により行われた議論の内容を要約することができる。
【0062】
例えば、情報処理装置1は、選択投稿者群により議論に用いられた複数の投稿コンテンツの内容から重要な箇所(例えば、文や単語)を抽出し、抽出した重要な箇所を繋ぎ合わせて要約する。
【0063】
情報処理装置1は、例えば、TF-IDF(Term Frequency-Inverse Document Frequency)を用いて重要な単語やその単語を含む文を抽出することができる。また、情報処理装置1は、クラブベースのアルゴリズムなどを用いて重要な文などを抽出することもできる。
【0064】
また、情報処理装置1は、選択投稿者群により議論に用いられた複数の投稿コンテンツの内容を網羅しながら、新たな言い回しや表現で要約を生成することもできる。例えば、情報処理装置1は、言語モデルを用いて、選択投稿者群により行われた議論の内容を要約することもできる。
【0065】
言語モデルは、例えば、入力されたトークン列から次のトークンを推定して出力するように学習されたトランスフォーマなどのモデルである。かかる言語モデルは、情報処理装置1内にあり、情報処理装置1の運営者によって独自に作成されたものである。なお、入力された情報は、新たな回答として利用されないような学習を行うことで、入力された個人情報などの情報を秘匿するものが望ましい。
【0066】
以上のように、実施形態に係る情報処理装置1は、配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツの投稿によって議論を行った投稿者群を特定し、かかる投稿者群の選択を受け付け、選択を受け付けた投稿者群により行われた議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0067】
以下、このような処理を行う情報処理装置1および端末装置2を含む情報処理システムの構成などについて、詳細に説明する。
【0068】
〔2.情報処理システムの構成〕
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、情報処理装置1と、複数の端末装置2とを含む。
【0069】
複数の端末装置2は、互いに異なる利用者Uによって用いられる。端末装置2は、例えば、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC、スマートフォン、タブレットPC、ウェアラブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、例えば、スマートグラス、またはスマートウォッチなどであるが、かかる例に限定されない。利用者Uは、情報処理装置1などから提供されるサービスを利用する利用者である。
【0070】
情報処理装置1および端末装置2の各々は、ネットワークNを介して、有線または無線により互いに通信可能に接続される。なお、図2に示す情報処理システム100には、情報処理装置1などが複数含まれてもよい。
【0071】
ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)およびLTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)などの移動体通信網などを含む。
【0072】
端末装置2は、移動体通信網、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)などの近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、情報処理装置1と通信することができる。
【0073】
〔3.情報処理装置1の構成〕
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成の一例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置1は、通信部10と、記憶部11と、処理部12とを有する。
【0074】
〔3.1.通信部10〕
通信部10は、例えば、通信モジュールやNIC(Network Interface Card)などによって実現される。そして、通信部10は、ネットワークNと有線または無線で接続され、他の各種装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部10は、端末装置2との間でネットワークNを介して情報の送受信を行う。
【0075】
〔3.2.記憶部11〕
記憶部11は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部11は、利用者情報記憶部20と、配信コンテンツ記憶部21と、投稿コンテンツ記憶部22とを有する。
【0076】
〔3.2.1.利用者情報記憶部20〕
利用者情報記憶部20は、利用者Uに関する各種の情報を記憶する。図4は、実施形態に係る利用者情報記憶部20に記憶される利用者情報テーブルの一例を示す図である。
【0077】
図4に示す例では、利用者情報記憶部20に記憶される利用者情報テーブルは、「利用者ID」、「属性情報」および「履歴情報」といった項目の情報を含む。「利用者ID」は、利用者Uを識別する識別子であり、利用者U毎に付される情報である。
【0078】
「属性情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uの属性を示す属性情報である。利用者Uの属性は、例えば、デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性などである。デモグラフィック属性は、人口統計学的属性であり、例えば、年齢、性別、職業、居住地、年収、家族構成などの複数の属性項目を含む。
【0079】
サイコグラフィック属性は、心理学的属性であり、例えば、ライフスタイル、価値観、興味関心などに関する複数の属性項目を含む。例えば、サイコグラフィック属性における複数の属性項目の各々は、車、服、旅行、ゲーム、キャンプ、バイク、電車、家電、またはパソコンなどといった利用者Uの興味関心を有する対象である。
【0080】
「履歴情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uの行動履歴の情報を含む。利用者Uの行動履歴は、例えば、利用者Uのオンラインサービスにおける行動履歴の情報を含む。利用者Uのオンラインサービスにおける行動履歴の情報は、例えば、利用者Uのオンラインサービスにおける検索履歴情報、閲覧履歴情報、配信履歴情報、および取引履歴情報などを含む。
【0081】
利用者Uの検索履歴情報は、例えば、ウェブ検索サービスにおける利用者Uによる検索履歴の情報などを含む。利用者Uの閲覧履歴情報は、例えば、オンラインサービスにおける利用者Uによるコンテンツの閲覧履歴の情報などを含む。配信履歴情報は、利用者Uの端末装置2に配信された配信コンテンツの配信履歴の情報などを含む。
【0082】
取引履歴情報は、オンラインサービスにおける利用者Uによる商品の取引履歴の情報などを含む。なお、「履歴情報」には、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uの端末装置2で表示された投稿コンテンツなどの情報が含まれてもよい。
【0083】
〔3.2.2.配信コンテンツ記憶部21〕
配信コンテンツ記憶部21は、配信コンテンツに関する各種の情報を記憶する。図5は、実施形態に係る配信コンテンツ記憶部21に記憶される配信コンテンツテーブルの一例を示す図である。
【0084】
図5に示す例では、配信コンテンツ記憶部21に記憶される配信コンテンツテーブルは、「配信コンテンツID」、「コンテンツ種別」、「コンテンツ」、および「リンク」といった項目の情報を含む。「配信コンテンツID」は、配信コンテンツを識別する識別子であり、配信コンテンツ毎に付される情報である。
【0085】
「コンテンツ種別」は、「配信コンテンツID」に対応付けられた配信コンテンツの種類を示す情報である。配信コンテンツの種類は、例えば、配信コンテンツの内容のカテゴリであり、配信コンテンツがニュースである場合、事件、経済、芸能、グルメなどであるが、かかる例に限定されない。
【0086】
「コンテンツ」は、「配信コンテンツID」に対応付けられた配信コンテンツである。「リンク」は、「配信コンテンツID」に対応付けられた配信コンテンツのリンク情報である。
【0087】
〔3.2.3.投稿コンテンツ記憶部22〕
投稿コンテンツ記憶部22は、配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに関する各種の情報を記憶する。図6は、実施形態に係る投稿コンテンツ記憶部22に記憶される投稿コンテンツテーブルの一例を示す図である。
【0088】
図6に示す例では、投稿コンテンツ記憶部22に記憶される投稿コンテンツテーブルは、「投稿ID」、「利用者ID」、「投稿対象ID」、「投稿箇所」、および「投稿コンテンツ」といった項目の情報を含む。「投稿コンテンツID」は、投稿コンテンツを識別する識別子であり、投稿コンテンツ毎に付される情報である。
【0089】
「利用者ID」は、「投稿ID」に対応付けられた投稿コンテンツを投稿した投稿者である利用者Uの利用者IDである。「投稿対象ID」は、「投稿ID」に対応付けられた投稿コンテンツの投稿対象となるコンテンツのコンテンツIDであり、例えば、投稿対象が配信コンテンツである場合、配信コンテンツIDであり、投稿対象が投稿コンテンツである場合、投稿IDである。
【0090】
「投稿箇所」は、「投稿ID」に対応付けられた投稿コンテンツが投稿されたコンテンツ箇所を示す情報であり、例えば、投稿対象が配信コンテンツである場合、配信コンテンツのうちの一部または全部であり、投稿対象が投稿コンテンツである場合、投稿コンテンツの一部または全部である。
【0091】
「投稿コンテンツ」は、「投稿ID」に対応付けられた投稿コンテンツである。投稿コンテンツは、例えば、配信コンテンツに対して投稿者が投稿したコメントや配信コンテンツに対するコメントに対して投稿者が投稿したコメントなどである。コメントは、投稿者の意見や感想などであり、文字列、スタンプ、絵文字などが含まれる。なお、投稿コンテンツは、コメントに代えて、または加えて、他のコンテンツのURLなどであってもよい。
【0092】
〔3.3.処理部12〕
処理部12は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などによって、端末装置2内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
【0093】
処理部12は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により一部または全部が実現されてもよい。
【0094】
図3に示すように、処理部12は、取得部30と、受付部31と、選択部32と、特定部33と、提示部34と、提供部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、処理部12の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0095】
〔3.3.1.取得部30〕
取得部30は、外部の情報処理装置や端末装置2などから通信部10を介して種々の情報を取得し、取得した情報を記憶部11に記憶させる。
【0096】
例えば、取得部30は、外部の情報処理装置または端末装置2などから通信部10を介して利用者Uの情報である利用者情報を取得し、取得した利用者情報を利用者情報記憶部20の利用者情報テーブルに追加する。
【0097】
また、取得部30は、記憶部11から各種の情報を取得する。例えば、取得部30は、利用者Uの情報である利用者情報を利用者情報記憶部20などから取得する。取得部30によって取得される利用者情報は、例えば、上述した属性情報および履歴情報のうちの少なくとも1つ以上の情報の一部または全部を含む。
【0098】
また、取得部30は、配信コンテンツを配信コンテンツ記憶部21などから取得し、投稿コンテンツを投稿コンテンツ記憶部22などから取得する。例えば、取得部30は、配信コンテンツの配信要求が受付部31によって受け付けられた場合、配信要求に対応する配信コンテンツを配信コンテンツ記憶部21などから取得し、各投稿者が投稿し配信要求に対応する配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツを投稿コンテンツ記憶部22などから取得する。
【0099】
〔3.3.2.受付部31〕
受付部31は、通信部10を介して端末装置2から各種の要求や情報などを受け付ける。例えば、受付部31は、利用者Uの端末装置2から送信される配信要求を受け付ける。
【0100】
受付部31によって受け付けられる配信要求は、例えば、配信コンテンツの配信要求、投稿コンテンツの配信要求を含む配信要求などである。配信コンテンツの配信要求には、例えば、配信コンテンツのリンク情報などといった配信コンテンツを特定するための情報が含まれ、投稿コンテンツの配信要求には、例えば、投稿コンテンツのリンク情報などといった配信コンテンツを特定するための情報が含まれる。
【0101】
また、受付部31は、配信コンテンツに対するコメントまたは投稿コンテンツに対するコメントを投稿コンテンツとして受け付ける。例えば、受付部31は、配信コンテンツや投稿コンテンツの一部または全部に対して投稿された投稿コンテンツを受け付ける。受付部31は、受け付けた投稿コンテンツを投稿コンテンツ記憶部22の投稿コンテンツテーブルに追加する。
【0102】
また、受付部31は、端末装置2から送信される選択投稿者群情報を受け付けることによって、投稿者群の選択を受け付ける。例えば、受付部31は、特定部33によって特定された複数の投稿者群の中から1以上の投稿者群の選択を受け付ける。
【0103】
〔3.3.3.選択部32〕
選択部32は、配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツを複数選択する。例えば、選択部32は、判定対象となる配信コンテンツである判定対象配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツを複数選択する。
【0104】
また、選択部32は、判定対象配信コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツのうち、投稿コンテンツが投稿された投稿コンテンツを選択するが、判定対象配信コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツを選択しないこともできる。
【0105】
選択部32は、例えば、予め定められた規則またはランダムに判定対象配信コンテンツを決定する。例えば、選択部32は、閲覧数が閾値以上となった配信コンテンツを判定対象となる配信コンテンツとして決定する。また、選択部32は、閲覧数増加率が閾値以上となった配信コンテンツを判定対象配信コンテンツとして決定する。
【0106】
判定対象配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツは、例えば、判定対象配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに返信という形式で投稿された投稿コンテンツであり、判定対象配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに含まれる。なお、投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツは、チャットグループ形式で投稿されたコンテンツであってもよい。選択部32は、判定対象配信コンテンツに紐付けられた複数の投稿コンテンツのうち、投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツを複数選択する。
【0107】
〔3.3.4.特定部33〕
特定部33は、配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツの投稿によって議論を行った投稿者群を複数特定する。
【0108】
例えば、特定部33は、選択部32によって選択された投稿コンテンツの情報(例えば、投稿コンテンツの内容)または当該投稿コンテンツを投稿した投稿者の情報などに基づいて、予め定められた条件を満たす投稿者群である条件充足投稿者群を複数特定する。
【0109】
例えば、特定部33は、選択部32によって選択された複数の投稿コンテンツに基づいて、予め定められた条件を満たす議論を行った複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定する。議論を行った複数の投稿者とは、投稿コンテンツを通じて議論を行った複数の投稿者であり、議論には一方向の議論と双方向の議論とが含まれる。
【0110】
例えば、第1の投稿者の投稿コンテンツに対して第2の投稿者の投稿コンテンツが投稿され、第2の投稿者の投稿コンテンツに対して第1の投稿者の投稿コンテンツが投稿されていないとする。この場合の議論は、第2の投稿者の第1の投稿者に対する一方向の議論であり、第1の投稿者と第2の投稿者とは議論を行った複数の投稿者に含まれる。
【0111】
また、第1の投稿者の投稿コンテンツに対して第2の投稿者の投稿コンテンツが投稿され、第2の投稿者の投稿コンテンツに対して第1の投稿者の投稿コンテンツが投稿されたとする。この場合の議論は、第1の投稿者と第2の投稿者との互いの議論である双方向の議論であり、第1の投稿者と第2の投稿者とは議論を行った複数の投稿者に含まれる。
【0112】
このように、議論には、一方向の議論と双方向の議論とが含まれるが、一方向の議論を含まなくてもよい。また、投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツは、例えば、返信によるものに代えて、グループチャット形式での投稿コンテンツであってもよい。
【0113】
グループチャットは、複数人が参加してリアルタイムでテキストなどによってコミュニケーションを取ることができるチャットであり、例えば、一つの投稿コンテンツを主題として設定されるが、複数のコンテンツを主題としてまとめて一つ設定されてもよい。
【0114】
予め定められた条件を満たす議論は、例えば、ポジティブな議論、建設的な議論、中立的な議論、またはネガティブな議論などである。特定部33は、予め定められた条件を満たす議論であるかの判定を、感情辞書、分類モデル、または言語モデルを用いて行うことができる。分類モデルおよび言語モデルの各々は、機械学習によって生成されたモデルである。
【0115】
感情辞書は、ポジティブな単語のリスト、中立的な単語のリスト、ネガティブな単語のリスト、建設的な単語のリストなどを含む。情報処理装置1は、ポジティブな単語、ネガティブな単語、中立的な単語、および建設的な単語の各々の数や割合などに基づいて、ポジティブな議論、建設的な議論、中立的な議論、またはネガティブな議論などを判定することができる。
【0116】
分類モデルは、例えば、ポジティブな議論、建設的な議論、中立的な議論、ネガティブな議論、およびそれ以外の議論のいずれであるかを分類する多クラス分類モデルであるが、かかる例に限定されない。例えば、分類モデルは、予め定められた条件を満たす議論であるか否かを分類する二値分類モデルであってもよく、ポジティブな議論、建設的な議論、中立的な議論、およびネガティブな議論の各々であるか否かを分類する二値分類モデルであってもよい。
【0117】
特定部33は、選択部32によって選択された複数の投稿コンテンツに含まれる複数のワードを特徴量として分類モデルに入力し、かかる分類モデルから出力される結果を取得することで、予め定められた条件を満たす議論であるかの判定を行うことができる。
【0118】
また、言語モデルは、例えば、入力されたトークン列から次のトークンを推定して出力するように学習されたトランスフォーマなどのモデルである。かかる言語モデルは、情報処理装置1内にあり、情報処理装置1の運営者によって独自に作成されたものである。なお、入力された情報は、新たな回答として利用されないような学習を行うことで、入力された個人情報などの情報を秘匿するものが望ましい。
【0119】
特定部33は、選択部32によって選択された複数の投稿コンテンツを時系列順に言語モデルに入力し、かかる分類モデルから出力される結果を取得することで、予め定められた条件を満たす議論であるかの判定を行うことができる。
【0120】
このように、特定部33は、選択部32によって選択された複数の投稿コンテンツの内容が予め定められた条件を満たす複数の投稿者を機械学習によって生成されたモデルを用いて特定することができる。
【0121】
また、特定部33は、選択部32によって選択された複数の投稿コンテンツを用いて議論を行った複数の投稿者の属性に基づいて、条件充足投稿者群を特定することもできる。投稿者の属性は、例えば、年齢、性別、職業、年収、家族構成、性格などである。
【0122】
例えば、特定部33は、選択部32によって選択された複数の投稿コンテンツを用いて議論を行った複数の投稿者であって属性が同一または類似する複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。特定部33は、例えば、年齢層(例えば、10代)が共通する複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。また、特定部33は、年齢層と性別(例えば、20代女性)とが共通する複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。
【0123】
また、特定部33は、選択部32によって選択された複数の投稿コンテンツを用いて議論を行った複数の投稿者であって属性が互いに異なる複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することもできる。例えば、特定部33は、年齢層および性別の組み合わせが互いに異なる組み合わせの複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。
【0124】
また、特定部33は、選択部32によって選択された複数の投稿コンテンツを用いて議論を行った複数の投稿者であって性格が共通する複数の投稿者のグループまたは性格が互いに異なる複数の投稿者のグループを条件充足投稿者群として特定することができる。特定部33は、例えば、マイヤーズ・ブリッグタイプ指標、ビックファイブ・パーソナリティ特性モデル、ディス・モデルなどといった種々の指標やモデルを用いて投稿者の性格を特定することができる。
【0125】
また、投稿者の属性は、投稿者における投稿コンテンツの内容である投稿内容の傾向であってもよい。例えば、特定部33は、複数の投稿者の投稿内容の傾向を判定し、投稿内容の傾向が共通する複数の投稿者のグループまたは投稿内容の傾向が互いに異なる複数の投稿者のグループなどを条件充足投稿者群として特定することができる。特定部33は、例えば、投稿者が予め定められた期間において投稿したすべての投稿コンテンツの内容に基づいて、投稿者の投稿内容の傾向を判定する処理を投稿者毎に行う。
【0126】
投稿内容の傾向は、例えば、投稿内容で示される感情(肯定的、否定的、または中立的な感情)、投稿内容の意図である投稿意図(質問、要求、提案、批評、感謝など)、投稿内容のスタイル(例えば、フォーマル、インフォーマル、学術的、話し言葉、文学的などのスタイル)、ポライトネス(例えば、礼儀正しい、無礼、攻撃的など)などである。
【0127】
特定部33は、予め定められた条件を満たす議論であるかの判定と同様に、感情辞書、分類モデル、または言語モデルなどを用いることによって、投稿内容の傾向を判定することができる。
【0128】
〔3.3.5.提示部34〕
提示部34は、特定部33によって特定された複数の投稿者群を含むリストである投稿者群リストを利用者Uに提示する。
【0129】
例えば、提示部34は、利用者Uの端末装置2から投稿者群リストの提示要求を受信した場合に、投稿者群リストを含む情報である投稿者群リスト情報を利用者Uの端末装置2に送信することで、投稿者群リストを利用者Uに提示する。
【0130】
また、提示部34は、例えば、利用者Uの行動履歴が予め定められた条件を満たす場合に、投稿者群リストを利用者Uに提示することもできる。例えば、提示部34は、投稿者群リストの提示要求の頻度が閾値以上である利用者Uによる投稿者群リストの最新の提示要求から予め定められた期間が経過した場合に、利用者Uの行動履歴が予め定められた条件を満たすと判定し、プッシュ通知または利用者Uの端末装置2からのアクセスにより投稿者群リストを利用者Uに提示する。
【0131】
端末装置2は、情報処理装置1から送信される投稿者群リスト情報を受信した場合、かかる投稿者群リスト情報に基づいて、投稿者群リストを表示する。
【0132】
投稿者群リストは、例えば、複数の投稿者群の各々が過去に議論した判定対象配信コンテンツの内容に関する情報および複数の投稿者群の各々の属性に関する情報のうちの少なくとも一方を含む。
【0133】
例えば投稿者群リストは、複数の投稿者群の各々が過去に議論した判定対象配信コンテンツの内容の一部または概要、複数の投稿者群の各々が判定対象配信コンテンツに対して投稿した投稿コンテンツの内容の一部または概要、および複数の投稿者群の各々の属性のうちの少なくとも一方を含む。
【0134】
利用者Uは、端末装置2を操作して、投稿者群リストで示される複数の投稿者群の中から1以上の投稿者群を1以上の選択投稿者群として選択することができる。選択投稿者群の情報である選択投稿者群情報は、端末装置2から情報処理装置1に送信される。
【0135】
図7は、実施形態に係る情報処理装置1の提示部34によって利用者Uに提示される投稿者群リストの一例を示す図である。図7に示す投稿者群リストでは、特定部33によって特定された複数の投稿者群として投稿者群A~Cが含まれており、さらに、投稿者群A~Cが過去に議論した判定対象配信コンテンツの内容に関する情報と投稿者群A~Cの属性に関する情報とが含まれている。
【0136】
〔3.3.6.提供部35〕
提供部35は、配信コンテンツと投稿コンテンツとを含む提供コンテンツを提供する。
【0137】
例えば、受付部31によって配信コンテンツの配信要求が受け付けられた場合、複数の投稿者が投稿し配信コンテンツに紐付けられた複数の投稿コンテンツの一部または全部が投稿コンテンツ記憶部22から取得部30によって取得される。
【0138】
提供部35は、取得部30によって取得された複数の投稿コンテンツと配信コンテンツとを含む提供コンテンツを配信要求元の利用者Uに提供する。提供部35は、配信要求を送信した端末装置2に通信部10を介して提供コンテンツを送信することによって、提供コンテンツを配信要求元の利用者Uに提供する。
【0139】
また、提供部35は、受付部31によって投稿者群の選択が受け付けられた場合、受付部31によって選択が受け付けられた投稿者群により行われた議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する。
【0140】
選択投稿者群より行われた議論の内容は、判定対象配信コンテンツに紐付けられた複数の投稿コンテンツのうち選択投稿者に含まれる複数の投稿者によって議論に用いられた複数の投稿コンテンツの内容である。
【0141】
例えば、提供部35は、選択投稿者群により行われた議論の内容を会話形式で示す情報を議論情報として提供する。会話形式とは、2以上の投稿者が意見や情報を交換するコミュニケーションの形式であり、例えば、単純なテキスト形式、吹き出しメッセージ形式などによって表示される。
【0142】
図1の(c)に示す例では、提供部35は、議論情報に加えて判定対象配信コンテンツを含む提供コンテンツを端末装置2Bに送信しており、端末装置2Bには、判定対象配信コンテンツと議論情報の表示情報とが表示されている。
【0143】
また、提供部35は、選択投稿者群により行われた議論の内容が会話形式でスクロール表示される情報を含む表示情報を議論情報として提供する。例えば、表示情報は、投稿日時が古い投稿メッセージの内容ほど上方に位置し投稿日時が新しい投稿メッセージほど下方に位置するように配列された複数の投稿メッセージの内容を示す情報を含む。
【0144】
議論情報には、時間の経過に伴って表示情報をスクロール表示するためのスプリクト(例えば、Javaスプリクトなど)が含まれており、表示情報は、スプリクトによって自動的にスクロールダウンされる。
【0145】
なお、提供部35は、吹き出し形式で選択投稿者群により行われた議論の内容を示す場合、吹き出しにおいて投稿コンテンツの内容を時間の経過に伴って自動的にスクロール表示するスプリクトを議論情報に含めることができる。
【0146】
また、提供部35は、吹き出し形式で選択投稿者群により行われた議論の内容を示す場合、吹き出しにおいて投稿コンテンツの内容を時間の経過に伴って自動的に古いものから新しいものにかけて順に切り替えるスプリクトを議論情報に含めることもできる。
【0147】
また、提供部35は、選択投稿者群により議論が行われた判定対象配信コンテンツが複数ある場合、投稿者群により行われた議論の内容である投稿者群議論内容が判定対象配信コンテンツ単位で順次会話形式でスクロール表示される情報を議論情報として提供する。
【0148】
判定対象配信コンテンツ毎の投稿者群議論内容の表示順番は、例えば、判定対象配信コンテンツの配信開始日時、選択投稿者群による投稿開始日時、投稿者群議論内容の重要度、投稿者群議論内容の総文字数などによって決定される。
【0149】
例えば、判定対象配信コンテンツ毎の投稿者群議論内容の表示順番は、判定対象配信コンテンツの配信開始日時が古いほど早い順番に設定されたり、判定対象配信コンテンツの配信開始日時が新しいほど早い順番に設定されたりすることができる。
【0150】
例えば、提供部35は、配信開始日時が最も新しい判定対象配信コンテンツから配信開始日時が古い新しい判定対象配信コンテンツにかけて順に判定対象配信コンテンツ単位で、投稿者群により行われた議論の内容が会話形式でスクロール表示される情報を議論情報として提供する。
【0151】
また、判定対象配信コンテンツ毎の投稿者群議論内容の表示順番は、選択投稿者群による投稿開始日時が古いほど早い順番に設定されたり、選択投稿者群による投稿開始日時が新しいほど早い順番に設定されたりすることができる。
【0152】
例えば、提供部35は、選択投稿者群による投稿開始日時が最も古い判定対象配信コンテンツから選択投稿者群による投稿開始日時が最も新しい判定対象配信コンテンツにかけて順に判定対象配信コンテンツ単位で、投稿者群により行われた議論の内容が会話形式でスクロール表示される情報を議論情報として提供することもできる。
【0153】
また、提供部35は、判定対象配信コンテンツを議論情報と共に端末装置2に表示させる場合、投稿者群により行われた議論の内容に対応する判定対象配信コンテンツが表示されるようにした提供コンテンツを提供する。かかる提供コンテンツは、投稿者群により行われた議論に応じて表示される判定対象配信コンテンツが切り替わる。
【0154】
また、提供部35は、選択投稿者群により行われた議論の内容を要約した情報を議論情報として提供することもできる。提供部35は、例えば、抽出型要約技術または生成型要約技術によって、選択投稿者群により行われた議論の内容を要約することができる。
【0155】
例えば、提供部35は、選択投稿者群により議論に用いられた複数の投稿コンテンツの内容から重要な箇所(例えば、文や単語)を抽出し、抽出した重要な箇所を繋ぎ合わせて要約する。
【0156】
提供部35は、例えば、TF-IDFを用いて重要な単語やその単語を含む文を抽出することができる。また、提供部35は、クラブベースのアルゴリズムなどを用いて重要な文などを抽出することもできる。
【0157】
また、提供部35は、選択投稿者群により議論に用いられた複数の投稿コンテンツの内容を網羅しながら、新たな言い回しや表現で要約を生成することもできる。例えば、提供部35は、言語モデルを用いて、選択投稿者群により行われた議論の内容を要約することもできる。
【0158】
言語モデルは、例えば、入力されたトークン列から次のトークンを推定して出力するように学習されたトランスフォーマなどのモデルである。かかる言語モデルは、情報処理装置1内にあり、情報処理装置1の運営者によって独自に作成されたものである。なお、入力された情報は、新たな回答として利用されないような学習を行うことで、入力された個人情報などの情報を秘匿するものが望ましい。
【0159】
図8は、実施形態に係る情報処理装置1の提供部35によって提供される議論情報を含む提供コンテンツの一例を示す図である。図8に示す提供コンテンツでは、判定対象配信コンテンツ61と議論情報の表示情報62とが表示されている。
【0160】
表示情報62は、例えば、上述したように、投稿日時が古い投稿メッセージの内容ほど上方に位置し投稿日時が新しい投稿メッセージほど下方に位置するように配列された複数の投稿メッセージの内容を示す情報を含む。なお、提供部35によって提供される議論情報を含む提供コンテンツには、判定対象配信コンテンツ61は含まれなくてもよい。
【0161】
図9は、実施形態に係る情報処理装置1の提供部35によって提供される議論情報を含む提供コンテンツの他の例を示す図である。図9に示す提供コンテンツ60は、判定対象配信コンテンツ61と、表示情報62とを含む。図9に示す判定対象配信コンテンツ61は、ニュース記事のコンテンツである。
【0162】
図9に示す表示情報62は、投稿者群に含まれる複数の投稿者のアバター63a,63b,63c,63d,63eと、吹き出し64a,64bとを含む。吹き出し64aは、アバター63bの吹き出しであり、吹き出し64bは、アバター63eの吹き出しである。
【0163】
以下において、投稿者のアバター63a,63b,63c,63d,63eを含む複数の投稿者のアバターの各々を個別に区別せずに示す場合、投稿者アバター63と記載し、吹き出し64a,64bを含む複数の吹き出しを個別に区別せずに示す場合、吹き出し64と記載する場合がある。
【0164】
表示情報62では、判定対象配信コンテンツ61がスクロールされたり、時間が経過したりすることで、吹き出し64が表示される投稿者アバター63が変わったり、投稿者アバター63が変わったりする。
【0165】
なお、提供コンテンツ60において、端末装置2の表示領域のうち判定対象配信コンテンツ61の表示領域である第1表示領域と表示情報62の表示領域である第2表示領域とが予め定められていてもよく、この場合、端末装置2の表示領域のうち第1表示領域に判定対象配信コンテンツ61が表示され、第2表示領域に表示情報62が表示される。
【0166】
提供コンテンツ60に含まれる議論情報には、投稿者アバター63、吹き出し64、および投稿コンテンツの内容の表示態様や挙動などを制御したり、必要な情報を情報処理装置1から取得したりするスプリクトが含まれており、かかるスプリクトにしたがって投稿者アバター63、吹き出し64、および投稿コンテンツの内容などが表示される。スプリクトは、スプリクト言語によって記述されたプログラムであり、例えば、Javaスプリクトであるが、他のスプリクト言語で記述されたプログラムであってもよい。
【0167】
例えば、表示情報62のスプリクトは、吹き出し64において投稿コンテンツの内容を時間の経過に伴って自動的にスクロール表示することで、投稿コンテンツの内容を吹き出し64で表示して投稿者アバター63の発言を実行させることができる。なお、吹き出し64において投稿コンテンツの内容は、端末装置2の表示領域のうち特定の領域に吹き出し64がある場合に自動的にスクロール表示してもよく、閲覧者である利用者Uが吹き出し64を選択した場合に、かかる吹き出し64に投稿コンテンツの内容を自動的にスクロール表示してもよい。
【0168】
また、表示情報62のスプリクトは、判定対象配信コンテンツ61がスクロールされた場合、対象コンテンツのスクロールに応じて投稿コンテンツの内容を吹き出し64においてスクロール表示することもできる。判定対象配信コンテンツ61のスクロールは、例えば、利用者Uによる端末装置2の操作によって行われる。利用者Uは、例えば、端末装置2を操作して、判定対象配信コンテンツ61のスクロールバーを選択して移動させたり、フリック操作をしたりすることによって、判定対象配信コンテンツ61をスクロールすることができる。
【0169】
また、表示情報62のスプリクトは、投稿コンテンツの内容を要約した内容を吹き出し64に文字列で表示し、利用者Uが吹き出し64または投稿者アバター63を選択した場合に、吹き出し64を大きくして要約前の投稿コンテンツの内容を吹き出し64に文字列で表示することもできる。提供部35は、例えば、トランスフォーマなどといった自然言語処理を行う言語モデルを用いて、投稿コンテンツの内容を要約し、要約した内容を発言コンテンツに含めることができる。
【0170】
この場合、表示情報62のスプリクトは、吹き出し64の大きさを要約前の投稿コンテンツの内容がすべて入る大きさとしたり、吹き出し64をそのまままたは大きくして投稿コンテンツの内容をスクロール表示したりすることができる。
【0171】
また、表示情報62のスプリクトは、対象コンテンツに紐付けられた複数の投稿コンテンツのうち端末装置2の表示領域に表示されている対象コンテンツの領域の部分である表示部分の一部または全部に投稿された投稿コンテンツまたはその投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツの投稿者の投稿者アバター63の吹き出し64を端末装置2に出現させる。
【0172】
また、提供コンテンツ60には、判定対象配信コンテンツ61をスクロール制御するスプリクトが含まれており、かかるスプリクトによって、表示情報62のスクロールに応じて判定対象配信コンテンツ61がスクロールされたり、表示情報62のスクロール位置に応じて判定対象配信コンテンツ61が切り替えられたりする。
【0173】
例えば、判定対象配信コンテンツ61は、例えば、投稿者群により行われた議論の内容に応じた位置にスクロールされる。また、提供コンテンツ60において、投稿者群により行われた議論の内容であって端末装置2に表示されている内容に対応する投稿コンテンツが投稿された判定対象配信コンテンツ61に切り替えられる。
【0174】
〔4.処理手順〕
次に、実施形態に係る情報処理装置1の処理部12による情報処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る情報処理装置1の処理部12による情報処理の一例を示すフローチャートである。
【0175】
図10に示すように、情報処理装置1の処理部12は、端末装置2から配信コンテンツの配信要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS10)。処理部12は、配信コンテンツの配信要求を受け付けたと判定した場合(ステップS10:Yes)、配信要求で特定される配信コンテンツとかかる配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツとを記憶部11から取得し、配信要求で特定される配信コンテンツとかかる配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツとを含む提供コンテンツを要求元に提供する(ステップS11)。
【0176】
処理部12は、ステップS11の処理が終了した場合、または配信コンテンツの配信要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS10:No)、提案タイミングになったかを判定する(ステップS12)。提案タイミングは、例えば、予め定められた周期で到来するタイミングであるが、かかる例に限定されない。
【0177】
処理部12は、提案タイミングになったと判定した場合(ステップS12:Yes)、配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツに対して投稿された投稿コンテンツを選択する(ステップS13)。そして、処理部12は、ステップS13で選択した投稿コンテンツまたは投稿コンテンツを投稿した投稿者の情報に基づいて、予め定められた条件を満たす投稿者群を特定する(ステップS14)。その後、処理部12は、ステップS14で特定した投稿者群のリストである投稿者群リストを提案する(ステップS15)。
【0178】
処理部12は、ステップS15の処理が終了した場合、または提案タイミングになっていないと判定した場合(ステップS12:No)、投稿者群の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS16)。処理部12は、投稿者群の選択を受け付けたと判定した場合(ステップS16:Yes)、議論情報を提供する(ステップS17)。
【0179】
処理部12は、ステップS17の処理が終了した場合、または投稿者群の選択を受け付けていないと判定した場合(ステップS16:No)、動作終了タイミングになったか否かを判定する(ステップS18)。処理部12は、例えば、情報処理装置1の電源がオフにされた場合などに動作終了タイミングになったと判定する。
【0180】
処理部12は、動作終了タイミングになっていないと判定した場合(ステップS18:No)、処理をステップS10へ移行し、動作終了タイミングになったと判定した場合(ステップS18:Yes)、図10に示す処理を終了する。
【0181】
〔5.変形例〕
上述した分類モデルは、機械学習によって生成されたモデルであり、例えば、GBDT(Gradient Boosting Decision Tree)、ランダムフォレスト、回帰モデル、ニューラルネットワークなどであるが、かかる例に限定されない。
【0182】
また、投稿者群リストに含まれる複数の投稿者群は、予め定められた複数の投稿者群であってもよく、ランダムに選択された複数の投稿者群であってもよい。
【0183】
また、投稿者群リストには、投稿者群が過去に議論した判定対象配信コンテンツを含む広告コンテンツのCTR(Click Through Rate)、判定対象配信コンテンツに紐付けられる投稿コンテンツのうち投稿者群による投稿コンテンツの数や割合などが含まれていてもよい。
【0184】
また、予め定められた条件を満たす議論は、例えば、ポジティブな議論、建設的な議論、またはネガティブな議論に限定されない。
【0185】
また、情報処理装置1は、例えば、API(Application Programming Interface)などのインターフェイスを介して端末装置2から入力された情報に基づき、複数の情報(例えば、配信コンテンツ、投稿コンテンツ、議論情報など)を端末装置2に提供するが、APIを用いずに複数の情報を端末装置2に提供することもできる。
【0186】
端末装置2は、専用のアプリケーションプログラムがインストールされており、かかる専用のアプリケーションプログラムによってAPIを介して情報処理装置1から複数の情報が端末装置2に取得されるが、専用のアプリケーションプログラムに代えて汎用のブラウザプログラムによって情報処理装置1から複数の情報が端末装置2から取得される構成であってもよい。なお、端末装置2の、専用のアプリケーションプログラムは、情報処理装置1が行う処理の一部または全部を行う構成であってもよい。
【0187】
〔6.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。図11は、実施形態に係る情報処理装置1の機能を実現するコンピュータ80の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU81、RAM82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を有する。
【0188】
CPU81は、ROM83またはHDD84に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラム、およびコンピュータ80のハードウェアに依存するプログラムなどを記憶する。
【0189】
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータなどを記憶する。通信インターフェイス85は、ネットワークN(図2参照)を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0190】
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイおよびプリンタなどの出力装置、および、キーボードまたはマウスなどの入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、入出力インターフェイス86を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0191】
メディアインターフェイス87は、記録媒体88に記憶されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)などの光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどである。
【0192】
例えば、コンピュータ80が実施形態に係る情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、処理部12の機能を実現する。また、HDD84には、記憶部11内のデータが記憶される。コンピュータ80のCPU81は、これらのプログラムを記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0193】
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0194】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0195】
例えば、上述した情報処理装置1は、端末装置とサーバコンピュータとで実現してもよく、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホームなどをAPIやネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0196】
また、上述してきた実施形態および変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0197】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、配信コンテンツに紐付けられた投稿コンテンツの投稿によって議論を行った投稿者群を特定する特定部33と、投稿者群の選択を受け付ける受付部31と、受付部31によって選択が受け付けられた投稿者群により行われた議論の内容を示す情報を含む議論情報を提供する提供部35とを備える。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0198】
また、提供部35は、受付部31によって選択が受け付けられた投稿者群により行われた議論の内容を会話形式で示す情報を議論情報として提供する。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0199】
また、提供部35は、受付部31によって選択が受け付けられた投稿者群により行われた議論の内容が会話形式でスクロール表示される情報を含む表示情報を議論情報として提供する。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0200】
また、提供部35は、受付部31によって選択が受け付けられた投稿者群により議論が行われた配信コンテンツが複数ある場合、投稿者群により行われた議論の内容が配信コンテンツ単位で順次会話形式でスクロール表示される情報を含む表示情報を議論情報として提供する。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0201】
また、提供部35は、受付部31によって選択が受け付けられた投稿者群により行われた議論の内容を要約した情報を議論情報として提供する。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0202】
また、特定部33は、投稿コンテンツの内容に基づいて、投稿コンテンツの投稿によって議論を各々行った複数の投稿者群を特定し、受付部31は、特定部33によって特定された複数の投稿者群の中から1以上の投稿者群の選択を受け付ける。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0203】
また、特定部33は、投稿コンテンツを投稿した投稿者の属性に基づいて、投稿コンテンツの投稿によって議論を各々行った複数の投稿者群を特定し、受付部31は、特定部33によって特定された複数の投稿者群の中から1以上の投稿者群の選択を受け付ける。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0204】
また、投稿コンテンツは、配信コンテンツに対するコメントおよびコメントに対するコメントを含む。これにより、情報処理装置1は、投稿者同士の議論を利用者Uが容易に把握することを支援することができる。
【0205】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0206】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0207】
1 情報処理装置
2,2A,2B 端末装置
10 通信部
11 記憶部
12 処理部
20 利用者情報記憶部
21 配信コンテンツ記憶部
22 投稿コンテンツ記憶部
30 取得部
31 受付部
32 選択部
33 特定部
34 提示部
35 提供部
100 情報処理システム
N ネットワーク
図1
図2
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図10
図11