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  • 特開-皮膚外用剤 図1
  • 特開-皮膚外用剤 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024015465
(43)【公開日】2024-02-02
(54)【発明の名称】皮膚外用剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/67 20060101AFI20240126BHJP
   A61K 8/49 20060101ALI20240126BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20240126BHJP
   A61K 8/9789 20170101ALI20240126BHJP
【FI】
A61K8/67
A61K8/49
A61Q19/00
A61K8/9789
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022117613
(22)【出願日】2022-07-23
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TRITON
(71)【出願人】
【識別番号】000162021
【氏名又は名称】共栄化学工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】澤木 茂豊
(72)【発明者】
【氏名】岩野 英生
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA032
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AB032
4C083AB112
4C083AB212
4C083AB352
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC302
4C083AC342
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC472
4C083AC482
4C083AC622
4C083AC642
4C083AC662
4C083AC682
4C083AC692
4C083AC782
4C083AC851
4C083AC852
4C083AD092
4C083AD152
4C083AD172
4C083AD212
4C083AD272
4C083AD332
4C083AD432
4C083AD452
4C083AD492
4C083AD532
4C083AD572
4C083AD631
4C083AD632
4C083AD642
4C083AD662
4C083CC04
4C083CC07
4C083CC23
4C083CC33
4C083CC38
4C083DD12
4C083DD31
4C083DD33
(57)【要約】      (修正有)
【課題】皮膚老化現象に対してすぐれた予防、改善効果を発揮して、皮膚を若々しく健全な状態に保持し、又は改善するとともに、皮膚に対する刺激が少なく使用感にもすぐれた成分の組み合わせを見出し、かかる成分を配合することにより、シミ、ソバカス等の色素沈着の予防及び改善、シワ改善並びに肌荒れ改善の効果を発揮する皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】ナイアシンアミドと、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のいずれか2以上の抽出物と含む皮膚外用剤である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナイアシンアミドと、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のいずれか2以上の抽出物と含む皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の成分を組み合わせて配合することで、より高い有効性を発揮する皮膚外用剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、皮膚外用剤の配合可能な成分として、種々の化合物の使用が提案され、それらを配合した皮膚外用剤(外用医薬品、医薬部外品及び化粧品等)が上市されている。例えば、ビタミンC、ビタミンE、スーパーオキシドジスムターゼ等の抗酸化剤;グリチルリチン酸等の抗炎症剤;各種紫外線吸収剤;α-ヒドロキシカルボン酸、胎盤抽出液、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸等の細胞賦活成分;コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸等の細胞外マトリックス成分;尿素等の保湿剤が提案されている。一方で、安全性を考慮して、様々な植物由来成分を配合した皮膚外用剤が提案されている。しかし、植物由来成分はそれら単独では有効性の点で十分と言えず、高い有効性を発揮する成分の組み合わせが求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明者らは、上記従来技術の問題点に鑑みて、皮膚外用剤の有効成分として有効性の高い化合物及び植物由来成分の組み合わせについて鋭意研究を行った。その結果、ナイアシンアミド(別名:ニコチン酸アミド)と、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のいずれか2以上の抽出物との組み合わせが、皮膚外用剤の配合成分として高い有効性を発揮することを見出した。従来、ナイアシンアミド、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物をそれぞれ単独又はアスコルビン酸誘導体等の組み合わせで皮膚外用剤の成分として使用する技術については、特許文献1~6により知られているが、ナイアシンアミド、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物うちの2以上の抽出物を組み合わせることで、シミ、ソバカス等の色素沈着の予防又は改善、肌荒れ改善並びにシワ改善等の効果を相乗的に発揮することについては知られていなかった。
【特許文献1】特開平06-107531号
【特許文献2】特開平04-005237号
【特許文献3】特開平04-273808号
【特許文献4】特開昭61-289010号
【特許文献5】特開平08-295621号
【特許文献6】特開2017-214349号
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ナイアシンアミドと、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のうちのいずれか2以上の抽出物とを含む皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、ナイアシンアミドと、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のうちのいずれか2以上の抽出物とを組み合わせることで相乗的なシミ、ソバカス等の色素沈着の予防及び改善、肌荒れ改善、並びにシワ改善の効果を相乗的に発揮することから、有効性の高い皮膚外用剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明のナイアシンアミドと植物抽出物の組み合わせに関するチロシナーゼ活性抑制効果の評価試験結果を示す図である。
図2】本発明のナイアシンアミドと植物抽出物の組み合わせに関するチロシナーゼ活性抑制効果の評価試験結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明において、「ゲンチアナ」とは、リンドウ科リンドウ属のゲンチアナ(Gentiana lutea)である。使用部位としては、全草、花、茎、葉、根等を用いることができる。
【0008】
また、本発明において、「ヘチマ」とは、ウリ科(Cucurbitaceae)ヘチマ属(Luffa)のヘチマ(Luffa aegyptiaca)である。使用可能な部位としては、その全草、果実、花、種子、葉、茎及び根等が挙げられる。
【0009】
また、本発明において、「グレープフルーツ」とは、ミカン科(Rutaceae)ミカン属(Citrus)のグレープフルーツ(Citrus paradisi Macfadyen[Rutaceae]))である。使用可能な部位としては、果皮、果肉、種子などが挙げられる。また、本発明においては、未成熟果実(果皮及び果肉を含む)を使用することも可能である。「未成熟」とは、食用に適する成熟期前のものをいい、成熟期のものより、ヘスペリジンやナリンギン等のフラボノイドが多く含まれるものが好ましい。例えば、グレープフルーツの果実の栽培において、収穫期よりも前に間引きする摘果果実を使用することができる。
【0010】
本発明においては、ゲンチアナ、ヘチマ及びグレープフルーツの使用可能部位から抽出物を調製する際には、当該使用部位を乾燥し、又細切もしくは粉砕した上で、浸漬法、向流抽出法、水蒸気蒸留法、亜臨界抽出法、超臨界抽出法等の常法によって抽出溶媒に接触させることで行うことができる。
【0011】
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテル等のエーテル類;n-ヘキサン、トルエン、クロロホルム等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、それらは単独で又は二種以上混合して用いられる。
【0012】
それら抽出溶媒のうちでも、皮膚外用剤(化粧料又は医薬部外品)への幅広い適用が可能であるという点からも、本発明においては水或いは水と低級アルコール類又は水と多価アルコール類との混合溶媒の使用が好ましい。
【0013】
本発明において、抽出物溶液を調製する際は、適宜、アルカリ調整剤又は酸性調整剤を用いてpHを調製することが好ましい。アルカリ調製剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等のナトリウム塩、水酸化カリウム等のカリウム塩等が挙げられる。それらの中でも、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムが好ましい。また、酸性調整剤としては、塩酸、硫酸、燐酸等の無機酸、又は酢酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸等の有機酸等が挙げられる。
【0014】
抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpHによっても異なるが、例えば、水又は水と低級アルコール若しくは多価アルコールの混合溶媒を抽出溶媒とする浸漬法の場合であれば、抽出温度は一般的には1~90℃、好ましくは40℃から80℃の範囲であり、抽出時間は、抽出温度が40℃の場合であれば、一般的には0.5~24時間、好ましくは0.5~6時間の範囲である。
【0015】
本発明は、以上の植物抽出物に加えて、ナイアシンアミドと併用することがより好ましい。ナイアシンアミドと併用することで、シミ、ソバカス等の色素沈着の予防及び改善、肌荒れ改善並びにシワ改善の効果が相乗的に発揮されることから、より有効性が高い皮膚外用剤を提供することができる。
【0016】
本発明に係る成分を皮膚外用剤に配合する場合、上記必須構成成分のほかに、皮膚外用剤に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、増粘剤、乳化剤又は乳化助剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、香料、抗シワ剤、その他の生理活性成分等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0017】
ここで、油性成分としては、例えば、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、ベルガモット油、ラベンダー油、バラ油、ベルガモット油、カミツレ油等の植物由来の油脂類;ビタミンA油;ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン(例えば、シュガースクワラン、オリーブスクワラン)等の炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis-11-エイコセン酸等の脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、パントテニルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2-エチルヘキシルグリセライド、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチルプロパン、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類及び合成トリグリセライド類、シクロペンタシロキサン、ジメチコール、ジメチコン(メチルポリシロキサン)等のシリコーンが挙げられる。
【0018】
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α-スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級~第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2-アルキル-1-アルキル-1-ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N、N-ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤;N、N-ジメチル-N-アルキル-N-カルボキシメチルアンモニオベタイン、N、N、N-トリアルキル-N-アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N-アシルアミドプロピル-N′、N′-ジメチル-N′-β-ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
【0019】
乳化剤及び/又は乳化助剤としては、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、サポニン又はその誘導体、カゼイン又はその塩(ナトリウム等)、糖と蛋白質の複合体、ショ糖又はそのエステル、ラクトース、大豆由来の水溶性多糖、大豆由来蛋白質と多糖の複合体、ラノリン又はその誘導体、コレステロール、ステビア誘導体(ステビア酵素処理物等)、ケイ酸塩(アルミニウム、マグネシウム等)、炭酸塩(カルシウム、ナトリウム等)サポニン及びその誘導体、レシチン及びその誘導体(水素添加レシチン等)、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀等)等を配合することもできる。
【0020】
保湿剤としては、保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1、3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース、ラフィノース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、ヒアルロン酸発酵液、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体等)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、コラーゲンペプチド、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、エストラジオール、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0021】
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;ペクチン、アロエ多糖体等の多糖類;トラガントガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体;カルボシキビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体、ポリアクリル酸等が挙げられる。
【0022】
消炎剤としては、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、ε-アミノカプロン酸、d-カンフル、dl-カンフル、酸化亜鉛、パンテノール、ピリドキシン塩酸塩、及びリボフラビン又はその誘導体等がある。
【0023】
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ピリチオン亜鉛、塩化ベンザルコニウム、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、臭化アルキルイソキノリニウム、レゾルシン、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、トリクロロカルバニド、トリクロロヒドロキシジフェノールエーテル、ヒノキチオール、1、2-ペンタンジオール、プロパンジオール、濃ベンザルコニウム塩化物液50、ハッカ油、ユーカリ油等の精油類、樹皮乾留物、大根発酵液、サトウキビ、トウモロコシ等の植物由来のエタノール又は1、3-ブチレングリコール等がある。
【0024】
細胞賦活剤としては、パントテニルアルコール、メントール、dl-メントール、及びγ-オリザノール等がある。
【0025】
抗アクネ剤としては、イオウ、サリチル酸又はその塩、感光素201号、ジカプリル酸ピリドキシン等がある。
【0026】
粉体成分しては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、アズキ等)のパウダー等がある。
【0027】
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2、4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-ターシャリーブチル-4-メトキシベンゾイルメタン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
【0028】
抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、アスタキサンチン等のカロテノイド、ビタミンE及びその誘導体(例えば、トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールニコチン酸エステル)、ビタミンA又はその誘導体(パルミチン酸レチノール等)等がある。
【0029】
また、美白剤として、コウジ酸又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、トラネキサム酸又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体(例えば、4-n-ブチルレゾルシノール、4-イソアミルレゾルシノール等)、4-メトキシサリチル酸カリウム塩、2、5-ジヒドロキシ安息香酸誘導体(例えば、2、5-ジアセトキシ安息香酸、2-アセトキシ-5-ヒドロキシ安息香酸、2-ヒドロキシ-5-プロピオニルオキシ安息香酸等)、マグノリグナン(5、5'-ジプロピル-ビフェニル-2、2’-ジオール)、ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸(例えば、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α-ヒドロキシオクタン酸等)、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)、t-シクロアミノ酸誘導体、ソウハクヒ抽出物、カミツレ抽出物、米糠抽出物の加水分解物、ユキノシタ抽出物及び白芥子抽出物又はその加水分解物から選択される1以上のものが挙げられる。
【0030】
また、抗シワ剤として、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、パントテニルアルコール、アラントイン等が挙げられる。
【0031】
上記コウジ酸誘導体としては、例えば、コウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレート等のコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシド等のコウジ酸糖誘導体等が、上記アスコルビン酸誘導体としては、例えばL-アスコルビン酸-2-リン酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-リン酸エステルマグネシウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルマグネシウム等のアスコルビン酸エステル塩類、L-アスコルビン酸-2-グルコシド、L-アスコルビン酸-5-グルコシド、アスコルビルトコフェリルマレイン酸、アスコルビルトコフェリルリン酸K、ミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸、カプリリル2-グリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基等)、L-アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L-アスコルビン酸テトララウリン酸エステル等のL-アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3-O-エチルアスコルビン酸、L-アスコルビン酸-2-リン酸-6-O-パルミテートナトリウム、グリセリルアスコルビン酸又はそのアシル化誘導体、ビスグリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸グルセリン誘導体、L-アスコルビン酸リン酸アミノプロピル、L-アスコルビン酸のヒアルロン酸誘導体、3-O-Dラクトース-L-アスコルビン酸、イソステアリルアスコルビルリン酸塩等が、上記ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン-β-D-グルコピラノシド)、α-アルブチン(ハイドロキノン-α-D-グルコピラノシド)等が、上記トラネキサム酸誘導体としては、トラネキサム酸エステル(例えば、トラネキサム酸ラウリルエステル、トラネキサム酸ヘキサデシルエステル、トラネキサム酸セチルエステル又はその塩)、トラネキサム酸のアミド体(例えば、トラネキサム酸メチルアミド)等が挙げられる。また、ビタミンE誘導体としては、α-トコフェリルリン酸ナトリウム、酢酸トコフェロール等が挙げられる。
【0032】
さらに、以下の植物又は微生物等の天然物由来の成分を併用することも可能である。例えば、コラーゲン又はその加水分解物、酵母抽出物又は加水分解物、乳酸菌培養物、イネ科植物、アブラナ科植物、ツバキ科植物、バラ科植物、ボタン科植物、ミカン科植物、ヒユ科植物、アマモ科植物、マメ科植物、キク科植物、マメ科植物、アオイ科植物、シソ科植物、ハス科植物、ウコギ科植物、ナス科植物、ノウゼンカズラ科植物、マタタビ科植物、クワ科植物、アヤメ科植物、キキョウ科植物、モクセイ科植物、マタタビ科植物、クワ科植物、クロウメモドキ科植物、ラン科植物、ウルシ科植物、フクギ科植物、バレンシ科植物、ミカン科植物、フトモモ科植物、ユリ科植物、ベンケイソウ科植物、ヒノキ科植物、ヒルガオ科の植物及びキジカクシ科のいずれかから選択される1以上の植物の抽出物又はその加水分解物或いは発酵物、コンブ科、ミリン科及びアオサ科のいずれかから選択される1以上の海藻の抽出物又はその加水分解物或いは発酵物、クラゲ(ミズクラゲ、エチゼンクラゲ等の自己消化物)、ヒアルロン酸の加水分解物又は発酵物等挙げられる。
【0033】
イネ科の植物由来成分としては、特に、イネ葉加水分解物、米抽出物加水分解物、米糠抽出物加水分解物、発芽玄米加水分解物、米発酵液、清酒由来の酒粕抽出物、マダケ又はモウソウチクのタケノコ皮抽出物、ハトムギ種子発酵物が好ましい。また、アブラナ科植物としては、特に、ハクガイ、オウガイ又はコクガイの種子の抽出物又はその加水分解物或いは発酵物が好ましい。また、ツバキ科植物由来成分としては、特に、緑茶(やぶきた、さみどり、あさひ、ごこう、うじみどり、きょうみどり、うじひかり、さみどり、べにふうき等)及び紅茶(ダージリン、アッサム、セーロン、アールグレイ、蜜香紅茶等)が好ましい。バラ科植物由来成分としては、ダマスクバラの花の抽出物、モモの花、葉又は未成熟果実の抽出物、イチゴの花抽出物、サクラの花又は葉の抽出物が好ましい。また、ボタン科植物由来成分としては、ボタンの根又は花、シャクヤクの花の抽出物が好ましい。また、ヒユ科植物由来成分としては、特に、アッケシソウ抽出物が好ましい。また、アマモ科植物由来成分としては、特に、アマモ又はコアマモの抽出物が好ましい。マメ科植物由来成分としては、特に、白大豆又は黒大豆の抽出物又はその加水分解物或いは豆乳発酵液、アズキ抽出物、アカツメクサ抽出物、クズ根抽出物が好ましい。また、キク科植物由来成分としては、特に、ゴボウ根抽出物、ヒマワリ新芽抽出物、ハゴロモソウ抽出物、アルニカ抽出物又はカミツレ花抽出物が好ましい。アオイ科植物由来成分としては、ハイビスカス、ムクゲ又はフヨウの発酵物が好ましい。また、シソ科植物としては、シソ(紫蘇)抽出物が好ましい。ハス科植物由来成分としては、特に、ハスの花又はハス種子抽出物或いはハス種子発酵物が好ましい。ウコギ科植物由来成分としては、オタネニンジンの抽出物又は発酵物が好ましい。ナス科植物由来成分としては、ナス(長ナス、水ナス、米ナス、賀茂ナス等)の抽出物が挙げられる。ノウゼンカズラ科植物由来成分としては、パウダルコ樹皮抽出物が好ましい。マタタビ科植物由来成分としては、未成熟のキウイ抽出物が好ましい。クワ科植物由来成分としては、ソウハクヒ抽出物、マルベリー果実抽出物、イチジクの果実又は樹皮の抽出物が好ましい。また、アヤメ科植物由来成分としてはサフランが好ましい。キキョウ科植物由来成分としては、ヒカゲノツルニンジンの根の抽出物又は加水分解物が好ましい。ウルシ科植物由来成分としては、特に、マンゴ果実抽出物が好ましい。フクギ科植物由来成分としては、特に、マンゴスチン果実抽出物が好ましい。また、バレンシ科植物由来成分としては、チェリモヤ果実抽出物が好ましい。ミカン科植物由来成分として、温州ミカン、ベルガモット果実抽出物、晩白柚の果実(未成熟果実も含む)の抽出物、ミカン科植物に含まれるフラボノイド及びその配糖体を含む抽出物、或いはサンショウ種子抽出物が好ましい。ユリ科植物由来成分としては、カサブランカ、マドンナリリー、又はササユリの抽出物が好ましい。ベンケイソウ科植物由来成分としては、特に、イワベンケイ(紅景天)の抽出物又は発酵物が好ましい。モクセイ科植物由来成分としては、特に、ジャスミンの花抽出物が好ましい。ヒノキ科植物としては、特に、セイヨウネズ果実抽出物が好ましい。フトモモ科植物由来成分としては、特に、グアバ葉抽出物が好ましい。ラン科植物としては、特に、シランの根(白及)の抽出物が好ましい。ヒルガオ科植物由来成分としては、サツマイモの抽出物又はその発酵物或いは甘藷焼酎粕の抽出物又はその発酵物が好ましい。コンブ科海藻由来成分としては、特に、コンブ抽出物が好ましく、ミリン科海藻由来成分としてはカタメンキリンサイ抽出物が好ましく、特に、アオサ科海藻由来成分としてはアナアオサ抽出物が好ましい。フノリ科海藻由来成分としては、特に、フノリ抽出物が好ましい。
【0034】
本発明に係る発酵物の組み合わせを含む皮膚外用剤(化粧品、医薬部外品、外用医薬品を含む)適用部位としては、頭皮を含む皮膚全般が挙げられ、特に制限はない。従って、剤形としては、例えば、乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉、洗顔料、ボディシャンプー、石けん、マスク用製剤、及び浴剤等が挙げられるが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0035】
次に、製造例、処方例、実施例及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
【0036】
製造例1.ゲンチアナ抽出物の調整(1)
ゲンチアナ根(茎を含んでいてもよい)を乾燥して調製したゲンチアナ粉末14gを精製水1000gに加え、4℃で18時間抽出した。これを濾過して、ゲンチアナ抽出物(固形分濃度2.05%)903gを得た。
【0037】
製造例2.ヘチマ抽出物の調製(1)
ヘチマの生果実200gを裁断後、搾汁し、得られた溶液を40℃で1時間加熱した。加熱後、ろ過し、120gを得た(固形物濃度4.50%)。精製水で2倍希釈し、ヘチマ圧搾抽出物溶液とした。
【0038】
製造例3.ヘチマ抽出物の調製(2)
ヘチマの果実および茎・葉の乾燥物10gに精製水100gを加え、40℃で3時間抽出した。得られた溶液をろ過して、褐色透明の溶液74.0g(固形分濃度2.65%)を得た。これをヘチマ抽出物溶液とした。
【0039】
製造例4.グレープフルーツ抽出物の調製(1)
グレープフルーツの未成熟果実を粉砕して得られた粉砕物300gに1,3-ブチレングリコールを450g添加した後、80℃、2時間抽出を行った。抽出後、濾過して黄褐色透明の抽出物溶液540gを得た(固形分濃度3.70%)。
【0040】
製造例5.グレープフルーツ抽出物の調製(2)
グレープフルーツの未成熟果実を粉砕して得られた粉砕物300gに1,3-プロパンジオールを450g添加した後、80℃、2時間抽出を行った。抽出後、濾過して黄褐色透明の抽出物溶液532gを得た(固形分濃度3.52%)。
【0041】
試験例1.チロシナーゼ活性抑制効果の評価試験
正常メラノサイトNHEMを、DermaLife培地(クラボウ社社製)を入れた96穴マイクロプレートに1×104個/穴播種し、37℃,5.0%CO2の条件下に1日間プレ培養した後、ナイアシンアミド(2mM)と製造例1又は製造例2の抽出物の組み合わせを試料溶液として添加した。ここで、製造例1又は製造例2の抽出物については、溶液としての最終濃度が培地量に対して1.0%又は2.0%となるように添加した。3日間培養後上清を捨て、PBS(-)で1回洗浄後、界面活性剤(Triton X-100)と5mM L-ドーパ溶液を添加して37℃で反応を行った後、マイクロプレートリーダー(Model 450、バイオラッド社製)を用い、波長490nmでドーパ値を測定した。なお、比較のために、上記試料溶液に代えてPBS(-)を培養培地に2.0%となるような濃度で添加したコントロール区を設定した。試験結果の値は、コントロール区のドーパ値を100としたときの各試料添加区でのドーパ値の相対値を求め、各値をチロシナーゼ活性率(%)とした。
【0042】
ナイアシンアミドと製造例1の抽出物の組み合わせの結果を図1に示し、ナイアシンアミドと製造例2の抽出物の組み合わせの結果を図2に示す。なお、図1,2においてナイアシンアミドは「NA」と表示する。図1、2に示すように、ナイアシンアミド単独でのチロシナーゼ活性抑制効果と比較して、ナイアシンアミドと製造例1又は製造例2の抽出物を組み合わせることでチロシナーゼ活性抑制効果が向上することが確認された。これにより、ナイアシンアミドと製造例1又は製造例2の抽出物を組み合わせることで皮膚におけるメラニンの合成が抑えられ、日焼けによる色素沈着やシミの抑制、加齢によるシミの抑制の効果が示唆される。また、ナイアシンアミドと製造例1の抽出物及び製造例2の抽出物を併用することで、さらに、チロシナーゼ活性抑制効果が向上することも示唆される。
【0043】
また、製造例4又は製造例5の抽出物であるグレープフルーツ抽出物は抗酸化等を有することから、製造例4又は製造例5の抽出物をさらに併用することで、チロシナーゼ活性抑制効果が向上することが示唆される。
【0044】
次に、表1に示す通り、ナイアシンアミド(成分1)、製造例1の抽出物(成分2)、製造例2の抽出物(成分3)、及び製造例4の抽出物(成分4)の組み合わせについて、透明感、潤い感及びキメを評価した。
【0045】
[表1]
【0046】
試験例2.モニターテスト
無作為に抽出した年齢25~60歳の男女7名を被験者として各被験者の前腕部に組成物1~2と、コントロールを塗布する試験区を設け、それぞれ1日2回(朝、晩)14日間塗布した際の(イ)透明感、(ロ)潤い感、(ハ)キメについて、A:非常に良い、B:良い、C:普通、D:やや悪い、という4段階で自己評価した。
【0047】
試験例の結果を表2に示す。なお、表2中の数字は、回答した人数を示す。
[表2]
【0048】
表1に示すように、本発明に係る組成物1及び組成物2は、コントロールと比較して、皮膚に透明感、潤い感及びキメを与えるが向上したことが確認された。これにより、肌荒れの改善し、シワを改善する効果が示唆される。
【0049】
以下に、本発明に係る皮膚外用剤(処方例)を示すが、本発明はこれに限るものではない。例えば、適宜、製造例2の抽出物を製造例3の抽出物に置き換え、また、製造例4の抽出物を製造例5の抽出物に置き換えてもよい。
【0050】
処方例1.化粧水
[成分] 部
シュガースクワラン 1.0
ナイアシンアミド 5.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
グリセリン 1.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
1,2-ペンタンジオール 3.0
クエン酸ナトリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0051】
処方例2.化粧水
[成分] 部
カプリル酸グリセリル 3.0
ラウリン酸ポリグリセリル-10 3.0
セタノール 2.0
ベヘニルアルコール 2.0
メチルパラベン 0.1
ナイアシンアミド 5.0
アスコルビン酸 3.0
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
グリセリン 2.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
ヘキサンジオール 3.0
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0052】
処方例3.化粧水
[成分] 部
ホホバ油 1.0
イソステアリルアルコール 3.0
ナイアシンアミド 5.0
アスコルビン酸グルコシド 2.0
トラネキサム酸 2.0
ε-アミノカプロン酸 0.1
エストラジオール 0.1
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
フェノキシエタノール 0.3
グリセリン 3.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
ピロ亜硫酸ナトリウム 0.1
クエン酸ナトリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0053】
処方例4.乳液
[成分] 部
シュガースクワラン 5.0
シクロペンタンシロキサン 1.0
ヘキサラン 3.0
イソステアリン酸ヘキシルデシル 1.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 1.0
ラウリン酸ポリグリセリル-10 5.0
イソステアリン酸ポリグリセリル-10 5.0
ジパルミチン酸アスコルビル 15.0
水添大豆レシチン 1.5
ナイアシンアミド 5.0
アスコルビン酸グルコシド 2.0
アルブチン 3.0
製造例1の抽出物 1.0
製造例3の抽出物 1.0
製造例5の抽出物 1.0
グリセリン 3.0
1,3-ブチレングリコール 2.0
プロパンジオール 3.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
キサンタンガム 0.2
シロキクラゲ多糖体 0.2
トコフェロール酢酸エステル 0.3
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
水溶性コラーゲン 0.01
加水分解コラーゲン 0.01
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0054】
処方例5.乳液
処方例4の成分中、アスコルビン酸グルコシド2.0部に代えてリン酸L-アスコルビルマグネシウム2.0部を用いるほかは処方例4を同様にして乳液を得た。
【0055】
処方例6.乳液
処方例4の成分中、アスコルビン酸グルコシド2.0部に代えて3-O-エチルアスコルビン酸2.0部を用いるほかは処方例4と同様にして乳液を得た。
【0056】
処方例7.クリーム
[成分] 部
オリーブ油 5.0
ホホバ油 5.0
シュガースクワラン 5.0
イソステアリン酸ヘキシルデシル 5.0
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル) 5.0
カプリル酸グリセリル 1.0
ステアリン酸グリセリル 1.0
イソステアリルグリセリル 3.0
ナイアシンアミド 5.0
γ-オリザノール 0.1
ベヘニルアルコール 2.0
パルミチン酸 2.5
D-パントテニルアルコール 3.0
アラントイン 0.1
リボフラビン 0.01
レゾルシン 0.1
塩化ベンザルコニウム 0.05
尿素 3.0
β-グリチルレチン酸 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
グリチルリチン酸アンモニウム 0.1
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
乳酸菌発酵米 2.0
水添レシチン 0.5
水添リゾレシチン 0.5
油溶性オタネニンジンエキス 2.0
キサンタンガム 1.0
酸化亜鉛 0.5
dl-カンフル 0.3
l-メントール 0.5
フェノキシエタノール 0.3
1,2-ペンタンジオール 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0057】
処方例8.パック
[成分] 部
ジプロピレングリコール 5.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 5.0
セタノール 3.0
ベヘニルアルコール 3.0
アラントイン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
グリチルリチン酸アンモニウム 0.1
β-グリチルレチン酸 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
サリチル酸 0.1
トコフェロール酢酸エステル 0.5
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
D-パントテニルアルコール 0.3
レゾルシン 0.1
イオウ 2.0
エストラジオール 0.002
ナイアシンアミド 5.0
キサンタンガム 2.0
ミリスチン酸ポリグリセリル-6 1.0
ココイルグルタミン酸カリウム 1.0
水添レシチン 3.0
水酸化レシチン 3.0
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
1,2-ペンタンジオール 2.0
フェノキシエタノール 0.3
精製水 全量が100部となる量
【0058】
処方例9.ヘアシャンプー
[成分] 部
ラウレス硫酸ナトリウム 10.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.5
塩化ベンザルコニウム 1.0
ステアリルアルコール 2.0
ベヘニルアルコール 2.0
ジメチコン 3.0
ナイアシンアミド 5.0
アラントイン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
サリチル酸 0.1
サリチル酸ナトリウム 0.1
トコフェロール酢酸エステル 0.1
ピリチオン亜鉛 0.3
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
安息香酸 0.2
トリクロサン 0.2
クエン酸 0.1
プロピレングリコール 2.0
1,2-ペンタンジオール 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0059】
処方例10.ヘアコンディショナー
[成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
塩化ベンザルコニウム 1.0
セタノール 3.0
ステアリルアルコール 1.0
ナイアシンアミド 5.0
アラントイン 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
サリチル酸 0.1
イオウ 0.5
臭化アルキルイソキノリニウム液(75%) 0.06
ピリチオン亜鉛 0.3
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
メチルパラベン 0.1
トリクロサン 0.2
レゾルシン 0.1
フェノキシエタノール 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0060】
処方例11.洗浄用化粧料
[成分] 部
ココイルグリシンカリウム 5.0
グリセリン 10.0
カプリル酸グリセリル 1.0
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 10.0
ナイアシンアミド 5.0
セタノール 3.0
ミリスチルアルコール 3.0
イソプロピルメチルアルコール 0.1
アラントイン 0.1
イオウ 0.5
グリチルリチン酸 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1
β-グリチルレチン酸 0.05
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
サリチル酸 0.2
トコフェロール酢酸エステル 0.2
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
トリクロサン 0.1
トリクロロカルバニド 0.5
トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル 0.2
濃ベンザルコニウム塩化物液50 0.2
ベンザルコニウム塩化物 0.1
1,2-ペンタンジオール 1.0
1,3-ブチレングリコール 3.0
プロパンジオール 1.0
精製水 全量が100部となる量
【0061】
処方例12.シートマスク
不織布に下記の成分を含浸させてシートマスクを得る。
[成分] 部
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
L-アスコルビン酸 2-グルコシド 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
キサンタンガム 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
アマモ抽出物 1.0
ナイアシンアミド 5.0
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0062】
処方例13.美容液
[成分] 部
エタノール 2.0
グリセリン 5.0
1、3-ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
ヒアルロン酸加水分解物 1.0
乳酸菌培養物 1.0
ナイアシンアミド 5.0
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
クエン酸ナトリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0063】
処方例14.シワ改善用クリーム
[成分] 部
オリーブ油 5.0
シュガースクワラン 5.0
ホホバ油 5.0
ホホバワックス 1.0
べヘニルアルコール 1.0
ステアリルアルコール 1.5
キャンデリラワックス 0.5
ナイアシンアミド 5.0
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
乳酸菌発酵米 3.0
製造例1の抽出物 1.0
製造例2の抽出物 1.0
製造例4の抽出物 1.0
水添レシチン 2.0
カルボキシビニルポリマー 0.3
アルギン酸ナトリウム 0.2
グリセリン 3.0
水酸化カリウム 適 量
精製水 全量が100部となる量
図1
図2