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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024154711
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】生産実績記録システム
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/418 20060101AFI20241024BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20241024BHJP
【FI】
G05B19/418 Z
G06Q50/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023068689
(22)【出願日】2023-04-19
(71)【出願人】
【識別番号】000116057
【氏名又は名称】ローランドディー.ジー.株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087000
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 淳一
(72)【発明者】
【氏名】砂子 祐也
【テーマコード(参考)】
3C100
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
3C100AA29
3C100AA34
3C100AA57
3C100AA68
3C100BB15
3C100BB33
3C100DD22
3C100DD33
5L049CC04
5L050CC04
(57)【要約】
【課題】製品を1つずつ生産する場合と、製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とで、生産実績の管理方法を柔軟に変更することができるようにする。
【解決手段】複数の工程を経て生産される製品の各工程の実施時刻または作業状態を少なくとも示す生産実績情報を記録する生産実績記録システムであって、各製品固有の第1識別符号に紐付けして生産実績情報を記録する第1モードと、製品を複数個まとめたロットに対して付与された第2識別符号に紐付けして生産実績情報を記録する第2モードとの、いずれか一方のモードを切り替え可能に設定するモード設定手段と、モード設定手段により第1モードが設定されているときに、第1識別符号に紐付けして生産実績情報を記録する第1モード記録手段と、モード設定手段により第2モードが設定されているときに、第2識別符号に紐付けして生産実績情報を記録する第2モード記録手段とを有する。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の工程を経て生産される製品の各工程の実施時刻または作業状態を少なくとも示す生産実績情報を記録する生産実績記録システムであって、
各製品固有の第1識別符号に紐付けして前記生産実績情報を記録する第1モードと、製品を複数個まとめたロットに対して付与された第2識別符号に紐付けして前記生産実績情報を記録する第2モードとの、いずれか一方のモードを切り替え可能に設定するモード設定手段と、
前記モード設定手段により前記第1モードが設定されているときに、前記第1識別符号に紐付けして前記生産実績情報を記録する第1モード記録手段と、
前記モード設定手段により前記第2モードが設定されているときに、前記第2識別符号に紐付けして前記生産実績情報を記録する第2モード記録手段と
を有することを特徴とする生産実績記録システム。
【請求項2】
請求項1に記載の生産実績記録システムにおいて、さらに、
前記第1モードと前記第2モードとのいずれかのモードの選択の入力を受け付ける入力手段と
を有し、
前記モード設定手段は、前記入力手段が受け付けたモードの選択に応じて、前記第1モードまたは前記第2モードを設定する
ことを特徴とする生産実績記録システム。
【請求項3】
請求項1に記載の生産実績記録システムにおいて、さらに、
前記第2識別符号に対応し、かつ、ロットにおける各工程の生産実績情報を識別するための第3識別符号を生成する生成手段と
を有し、
前記第2モードにおいて、前記第2モード記録手段は、前記第3識別符号と前記生産実績情報とを紐付けして記録する
ことを特徴とする生産実績記録システム。
【請求項4】
請求項3に記載の生産実績記録システムにおいて、
前記第3識別符号は、ロットに含まれる製品数を複数のまとまりに分割した際の各まとまりに含まれる製品数をまとめ数とした場合に、各ロットの各まとまりにおけるまとめ数分の製品の各工程の生産実績情報を識別する識別符号である
ことを特徴とする生産実績記録システム。
【請求項5】
請求項4に記載の生産実績記録システムにおいて、さらに、
まとめ数の入力手段と
を有することを特徴とする生産実績記録システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生産実績記録システムに関する。さらに詳細には、本発明は、生産現場での生産実績に関する情報を管理する際に用いて好適な生産実績記録システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、製造現場での生産実績に関する情報を管理する生産実績記録システムとしては、例えば、特開2004-272538号公報に開示されているような製造工程管理システムが知られている。
【0003】
この特開2004-272538号公報に開示された従来の製造工程管理システムは、製造現場で作業者が実施した工程データや検査データなどの生産実績を管理することを可能にしたものであり、各製品の生産実績を記録するに際しては、各製品の生産実績を各製品固有の製品番号(以下、本明細書ならびに本特許請求の範囲においては、「各製品固有の製品番号」を「シリアル番号」と適宜に称する。)に紐付けして管理していた。
【0004】
ところで、生産現場においては、製品を1つずつ生産する場合と、製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とがあるが、上記した従来の製造工程管理システムによれば、各製品の生産実績を各製品固有の製品番号、即ち、シリアル番号に紐付けして管理していたため、ロット単位での生産実績を管理することができないという問題点があった。
【0005】
このため、製品を1つずつ生産する場合と、製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とで、生産実績の管理方法を柔軟に変更することができるようにした生産実績記録システムの提案が強く要望されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004-272538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、従来の技術に対する上記したような要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製品を1つずつ生産する場合と、製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とで、生産実績の管理方法を柔軟に変更することができるようにした生産実績記録システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するために、本発明による生産実績記録システムは、生産実績記録システムを動作させる動作モードとして、シリアル番号などのような各製品毎に与えられた固有の識別符号である第1識別符号に紐付けして生産実績を管理するモードである第1モードと、製品を複数個まとめたロットに対してそれぞれ付与される識別符号である第2識別符号に紐付けして生産実績を管理するモードである第2モードとを、選択的に切り替え可能にしたものである。
【0009】
従って、本発明による生産実績記録システムによれば、動作モードを第1モードと第2モードとに選択的に切り替えることにより、製品を1つずつ生産する場合と製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とのそれぞれの生産方式に対応して、生産実績の管理方法を柔軟に変更することができるようになる。
【0010】
これにより、例えば、それぞれの生産方式に対応した生産実績の集計や可視化も実現することができるようになる。
【0011】
即ち、本発明による生産実績記録システムは、複数の工程を経て生産される製品の各工程の実施時刻または作業状態を少なくとも示す生産実績情報を記録する生産実績記録システムであって、各製品固有の第1識別符号に紐付けして上記生産実績情報を記録する第1モードと、製品を複数個まとめたロットに対して付与された第2識別符号に紐付けして上記生産実績情報を記録する第2モードとの、いずれか一方のモードを切り替え可能に設定するモード設定手段と、上記モード設定手段により上記第1モードが設定されているときに、上記第1識別符号に紐付けして上記生産実績情報を記録する第1モード記録手段と、上記モード設定手段により上記第2モードが設定されているときに、上記第2識別符号に紐付けして上記生産実績情報を記録する第2モード記録手段とを有するようにしたものである。
【0012】
従って、上記した本発明による生産実績記録システムによれば、製品を1つずつ生産する場合と製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とで、生産実績の管理方法を柔軟に変更することができるようになる。
【0013】
また、本発明による生産実績記録システムは、上記した本発明による生産実績記録システムにおいて、さらに、上記第1モードと上記第2モードとのいずれかのモードの選択の入力を受け付ける入力手段とを有し、上記モード設定手段は、上記入力手段が受け付けたモードの選択に応じて、上記第1モードまたは上記第2モードを設定するようにしたものである。
【0014】
従って、上記した本発明による生産実績記録システムによれば、生産実績の管理方法をユーザーが柔軟に変更することができるようになる。
【0015】
また、本発明による生産実績記録システムは、上記した本発明による生産実績記録システムにおいて、さらに、上記第2識別符号に対応し、かつ、ロットにおける各工程の生産実績情報を識別するための第3識別符号を生成する生成手段とを有し、上記第2モードにおいて、上記第2モード記録手段は、上記第3識別符号と上記生産実績情報とを紐付けして記録するようにしたものである。
【0016】
従って、上記した本発明による生産実績記録システムによれば、ロットにおける各工程の生産実績情報を識別可能に管理することができるようになる。
【0017】
また、本発明による生産実績記録システムは、上記した本発明による生産実績記録システムにおいて、上記第3識別符号は、ロットに含まれる製品数を複数のまとまりに分割した際の各まとまりに含まれる製品数をまとめ数とした場合に、各ロットの各まとまりにおけるまとめ数分の製品の各工程の生産実績情報を識別する識別符号であるようにしたものである。
【0018】
従って、上記した本発明による生産実績記録システムによれば、ロット単位をさらに分割したまとまりごとに生産する場合にも、各まとまりの生産実績情報を識別可能に管理することができるようになる。
【0019】
また、本発明による生産実績記録システムは、上記した本発明による生産実績記録システムにおいて、さらに、まとめ数の入力手段とを有するようにしたものである。
【0020】
従って、上記した本発明による生産実績記録システムによれば、まとまりの個数をユーザーが柔軟に変更することができるようになる。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、以上説明したように構成されているので、製品を1つずつ生産する場合と、製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とで、生産実績の管理方法を柔軟に変更することができるようになるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本発明の実施の形態の一例による生産実績記録システムを概念的に示すブロック構成図である。
図2図2は、図1に示す生産実績記録システムにおける端末、部品管理機器群および検査機器群の具体的な構成の一例を示す説明図である。
図3図3は、図1に示す生産実績記録システムにおけるサーバーの機能的構成を示すブロック構成説明図である。
図4図4は、図1に示す生産実績記録システムにおける作業開始時において、シリアル番号による管理を行う第1モードを選択した場合に、図1に示す端末の表示部に表示される第1モード作業開始画面に関する説明図である。
図5図5は、図1に示す生産実績記録システムにおける作業開始時において、ロット番号による管理を行う第2モードを選択した場合に、図1に示す端末の表示部に表示される第2モード作業開始画面に関する説明図である。
図6図6は、図1に示す生産実績記録システムの第2モードにおける生産実績情報のテーブルに関する説明図である。
図7図7は、図1に示す生産実績記録システムの第2モードにおけるまとめ数の変更処理後の生産実績情報のテーブルに関する説明図である。
図8図8は、図1に示す生産実績記録システムにおける端末の表示部に表示される第2モードにおけるまとめ数の変更の指示操作に関する指示画面に関する説明図である。
図9図9は、図1に示す生産実績記録システムにおける端末の表示部に表示される第1モードならびに第2モードにおける作業毎の指示画面に関する説明図である。
図10図10は、図1に示す生産実績記録システムにおける端末の表示部に表示される第1モードならびに第2モードにおける検査作業の指示画面に関する説明図である。
図11図11は、図1に示す生産実績記録システムにおけるサーバーの表示部に表示される作業指示作成画面に関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による生産実績記録システムの実施の形態の一例を詳細に説明することとする。
【0024】
(I) 本発明による生産実績記録システムの構成の説明
図1には、本発明の実施の形態の一例による生産実績記録システムを概念的に示すブロック構成図があらわされている。
【0025】
図2には、図1に示す生産実績記録システムにおける端末、部品管理機器群および検査機器群の具体的な構成の一例を示す説明図があらわされている。
【0026】
図1に示す生産実績記録システム1は、製造用の3次元CADシステム(製造用3D-CAD)10と、ワークステーションやパーソナルコンピューターなどにより構成されるサーバー12と、ワークステーションやパーソナルコンピューターなどにより構成されるn個(「n」は、正の整数である。なお、「n」は,例えば、作業者数である。)の端末14-1,14-2,14-3,・・・,14-nと、これら端末14-1~14-nにそれぞれ対応して配設されたn個の作業用機器群16-1,16-2,16-3,・・・,16-nとを有して構成されている。
【0027】
ここで、製造用3D-CAD10は、CRTやLCDなどにより構成される表示部10aと、キーボードやマウスなどにより構成される入力部10bとを有して構成されている。製造用3D-CAD10には、作業者による組み立て作業などにより製造される製品の設計データ(部品図や組立図などの3D画像データを含む。)が、製品の機種毎に入力される。そして、製造用3D-CAD10は、入力された設計データに基づいて、作業者が行うべき作業内容を表す作業指示や、作業者が行うべき検査の検査項目などの情報からなるデータベースを構築してサーバー12へ出力する。
【0028】
同様に、サーバー12は、CRTやLCDなどにより構成される表示部12aと、キーボードやマウスなどにより構成される入力部12bとを有して構成されている。サーバー12は、物理サーバーであってもよいし、仮想サーバーであってもよい。
【0029】
なお、生産実績記録システム1においては、各作業者はそれぞれ所定の作業場所を割り当てられており、端末14-1~14-nならびに作業用機器群16-1~16-nは、各作業者毎に割り当てられたそれぞれの作業場所に1ユニットずつ配設されているものとする。即ち、作業者数と作業場所の数とは一致しているものとする(n=作業者数=作業場所数)。
【0030】
生産実績記録システム1において、製造用3D-CAD10とサーバー12とが直接に接続され、サーバー12と端末14-1~14-nとは互いにネットワーク40を介して接続されている。なお、ネットワーク40としては、例えば、工場内におけるローカルな環境に構築されたネットワークであるLAN(ローカルエリアネットワーク)を用いることができる。
【0031】
各作業用機器群16-1~16-nは、それぞれ対応する端末14-1~14-nと直接に接続されている。
【0032】
これら端末14-1~14-nはそれぞれ、CRTやLCDなどにより構成される表示部142と、キーボードやマウスなどにより構成される入力部144と、音声を外部に放音するためのアンプやスピーカーなどを備えたサウンドシステム(図示せず。)とを有して構成されている。
【0033】
端末14-1~14-nの表示部142には、作業者が行うべき作業内容を表す作業指示や、作業者が行うべき検査の検査項目などが表示される。また、作業者が行うべき作業内容や検査項目を、サウンドシステムを介して音声で指示することも可能である。
【0034】
一方、作業用機器群16-1~16-nは、作業者による製品の組み立て作業などに用いられる部品(投入部品)の使用を指示するとともに(なお、「部品」には、「消耗部品」も含まれる。)、当該指示により作業者が当該投入部品を取りにいったか否かを監視するための部品管理機器群18と、作業者による製品の組み立て作業ならびに作業者の組み立て作業により得られた製品を検査するための各種の検査機器よりなる検査機器群20と、作業者による製品の組み立て作業などに用いられる工具の使用を指示するとともに、当該指示により作業者が工具を取りにいったか否かを監視するための工具管理機器群22と、作業者により操作される押しボタン24とを有して構築されている。
【0035】
部品管理機器群18は、製品を組み立てる際に使用するビスやファスナーなどの各種の部品をそれぞれの種類毎に区分けして収容するボックス182(ボックス182は、組み立てに必要とする部品の種類数だけ配設されている。)と、ボックス182の前面開口部を形成する左側壁部と右側壁部とのうちの右側壁部の前面側に配設されたインジケーター(図示を省略した。)と、左側壁部の前面開口部側の内面に配設された光電センサの発光部(図示を省略した。)と、右側壁部の前面開口部側の内面に配設されるとともに発光部から照射される光線を受光する光電センサの受光部(図示を省略した。)とを有して構成されている。上記したボックス182に配設されたインジケーターは、例えば、発光ダイオード(LED)などにより構成されており、端末14-1~14-nからの作業指示に応じて点灯または消灯して、作業者に組み立て作業において必要な部品を報知するものである。部品管理機器群18は、ボックス182に配設された受光部による受光の有無に応じて、作業者の手がボックス182内に進入したか否か(作業者が投入部品を取りにいったか否か)を判定する。
【0036】
検査機器群20は、作業者が組み立てた製品の寸法を測定したり、あるいは組み立て時における締め付けトルクを測定したりするための各種の測定機器(例えば、荷重測定用機器、寸法測定用機器、形状測定用機器などである。)や、作業者が組み立てた製品を目視により確認した状態を入力するための入力装置などを含むものであり、任意のものを使用することができる。
【0037】
工具管理機器群22は、製品を組み立てる際に使用する電気ドライバなどの各種の工具をそれぞれの種類毎に区分けして収容するボックス222(ボックス222は、組み立てに必要とする工具の種類数だけ配設されている。)と、ボックス222の前面開口部を形成する左側壁部と右側壁部とのうちの右側壁部の前面側に配設されたインジケーター(図示を省略した。)と、左側壁部の前面開口部側の内面に配設された光電センサの発光部(図示を省略した。)と、右側壁部の前面開口部側の内面に配設されるとともに発光部から照射される光線を受光する光電センサの受光部(図示を省略した。)とを有して構成されている。上記したボックス222に配設されたインジケーターは、例えば、発光ダイオード(LED)などにより構成されており、端末14-1~14-nからの作業指示に応じて点灯または消灯して、作業者に組み立て作業において必要な工具を報知するものである。工具管理機器群22は、ボックス222に配設された受光部による受光の有無に応じて、作業者の手がボックス222内に進入したか否か(作業者が工具を取りにいったか否か)を判定する。
【0038】
押しボタン24は、作業者が所定のタイミングで操作することにより、組み立て作業において所定の作業段階の終了などを通知するものである。
【0039】
(II) 本発明の実施の形態の一例による生産実績記録システムにおけるサーバーの機能的構成の説明
図3には、図1に示す生産実績記録システムにおけるサーバーの機能的構成を示すブロック構成説明図があらわされている。
【0040】
サーバー12は、作業者の操作による端末14-1~14-nの入力部144からの入力を受け付ける入力部12-1と、生産実績記録システム1における生産実績情報(後述する。)を記録する動作モードとして第1モード(後述する。)と第2モード(後述する。)とのいずれか一方のモードを切り替え可能に設定するモード設定部12-2と、第1モードにおける生産実績情報を記録する第1モード記録部12-3-1と第2モードにおける生産実績情報を記録する第2モード記録部12-3-2とを有する記録部12-3と、第3識別符号(後述する。)を生成する生成部12-4と、まとめ数(後述する。)を設定するまとめ数設定部12-5とを有して構成されている。
【0041】
ここで、「生産実績情報」とは、複数の工程を経て生産される製品の各工程の実施時刻または作業状態の少なくともいずれか一方を示す情報である。ここで、各工程の実施時刻とは、例えば、各工程の開始時刻や終了時刻を含み、また、作業状態とは、例えば、各工程が完了しているのか、あるいは、仕掛かり中(作業途中)であるのか等の情報を含む。また、「生産実績情報」には、生産される製品の機種、工程名、工程をさらに細分化した作業の作業名、工程または作業を担当した作業担当者名等が含まれていてもよい。
【0042】
「第1モード」とは、シリアル番号のような各製品固有の識別符号たる第1識別符号に紐付けして生産実績情報を記録するモードである。本実施の形態においては、「第1識別符号」として「シリアル番号」を用いているため、第1モードはシリアル番号による管理方法を行う動作モードとなる。なお、第1識別符号としては、数字のみ、アルファベットなどの文字のみ、記号のみ、あるいは、それらの組み合わせなどを適宜に選択して用いるようにすればよい。
【0043】
「第2モード」とは、ロット番号のような製品を複数個まとめたロットに対して付与される識別符号たる第2識別符号に紐付けして生産実績情報を記録するモードである。本実施の形態においては、「第2識別符号」として「ロット番号」を用いているため、第2モードはロット番号による管理方法を行う動作モードとなる。なお、第2識別符号としては、数字のみ、アルファベットなどの文字のみ、記号のみ、あるいは、それらの組み合わせなどを適宜に選択して用いるようにすればよい。
【0044】
「第3識別符号」とは、第2識別符号に対応し、かつ、ロットに含まれる複数の製品をまとめて生産する際における各ロット毎の各工程の生産実績情報を識別するための識別符号である。また、「第3識別符号」は、各ロットの各まとめ数毎の各工程の生産実績情報を識別するための識別符号であってもよい。本実施の形態においては、「第3識別符号」として「ID」の符号を用いている。なお、第3識別符号としては、数字のみ、アルファベットなどの文字のみ、記号のみ、あるいは、それらの組み合わせなどを適宜に選択して用いるようにすればよい。
【0045】
「まとめ数」とは、ロットに含まれる製品数を複数のまとまりに分割した際の各まとまりに含まれる製品数を意味する。なお、「まとめ数」は、ロットに含まれる製品数と同じ値であってもよい(ロットに含まれる製品数を複数のまとまりに分割しない場合)。
【0046】
入力部12-1は、作業者の操作による端末14-1~14-nの入力部144からの入力を受け付ける。本発明の実施に関連する入力部144からの入力としては、第1モードか第2モードかのいずれか一方を選択する入力と、まとめ数の入力とがある。
【0047】
モード設定部12-2は、入力部144から第1モードの選択が入力された場合には、生産実績記録システム1における生産実績情報を記録する動作モードを第1モードに切り替えて設定し、入力部144から第2モードの選択が入力された場合には、生産実績記録システム1における生産実績情報を記録する動作モードを第2モードに切り替えて設定する。
【0048】
記録部12-3の第1モード記録部12-3-1は、モード設定部12-2により第1モードが設定されているときに、第1識別符号に紐付けして生産実績情報を記録する。
【0049】
記録部12-3の第2モード記録部12-3-2は、モード設定部12-2により第2モードが設定されているときに、第2識別符号に紐付けして生産実績情報を記録する。また、この第2モード記録部12-3-2は、第2モードが設定されているときに、第3識別符号と生産実績情報とを紐付けして記録する。
【0050】
(III) 本発明の実施の形態の一例による生産実績記録システムにおける動作の説明
図4には、図1に示す生産実績記録システムにおける作業開始時において、シリアル番号による管理を行う第1モードを選択した場合に、図1に示す端末の表示部に表示される第1モード作業開始画面に関する説明図があらわされている。
【0051】
図5には、図1に示す生産実績記録システムにおける作業開始時において、ロット番号による管理を行う第2モードを選択した場合に、図1に示す端末の表示部に表示される第2モード作業開始画面に関する説明図があらわされている。
【0052】
図6には、図1に示す生産実績記録システムの第2モードにおける生産実績情報のテーブルに関する説明図があらわされている。
【0053】
図7には、図1に示す生産実績記録システムの第2モードにおけるまとめ数の変更処理後の生産実績情報のテーブルに関する説明図があらわされている。
【0054】
図8には、図1に示す生産実績記録システムにおける端末の表示部に表示される第2モードにおけるまとめ数の変更の指示操作に関する指示画面に関する説明図があらわされている。
【0055】
図9には、図1に示す生産実績記録システムにおける端末の表示部に表示される第1モードならびに第2モードにおける作業毎の指示画面に関する説明図があらわされている。
【0056】
図10には、図1に示す生産実績記録システムにおける端末の表示部に表示される第1モードならびに第2モードにおける検査作業の指示画面に関する説明図があらわされている。
【0057】
図11には、図1に示す生産実績記録システムにおけるサーバーの表示部に表示される作業指示作成画面に関する説明図があらわされている。
【0058】
以上の構成において、生産実績記録システム1においては、特開2004-272538号公報に開示された技術内容と同様な処理が行われ、製造現場で作業者が実施した工程データや検査データなどの管理が行われるものであるが、こうした処理については公知の技術を適用することができるため詳細な説明は省略し、以下においては、本発明の実施に関連する技術内容についてのみ説明するものとする。
【0059】
即ち、生産実績記録システム1においては、作業開始時に端末14-1~14-nの表示部142に、動作モードの選択領域300(図4ならびに図5を参照する。)が表示される。
【0060】
ここで、作業者が入力部144によりシリアル番号による管理方法を行う第1モードの指定領域300-1(図4ならびに図5を参照する。)の選択を入力すると、入力部144による第1モードの選択をサーバー12の入力部12-1が受け付けて、モード設定部12-2は動作モードを第1モードに切り替えて設定する。
【0061】
こうしてモード設定部12-2が動作モードを第1モードに切り替えて設定すると、生産実績情報は記録部12-3の第1モード記録部12-3-1に記録される。
【0062】
一方、作業者が入力部144によりロット番号による管理方法を行う第2モードの指定領域300-2(図4ならびに図5を参照する。)の選択を入力すると、入力部144による第2モードの選択をサーバー12の入力部12-1が受け付けて、モード設定部12-2は動作モードを第2モードに切り替えて設定する。
【0063】
こうしてモード設定部12-2が動作モードを第2モードに切り替えて設定すると、生産実績情報は記録部12-3の第2モード記録部12-3-2に記録される。
【0064】
ここで、図4には、作業者が第1モードを選択したときの第1モード作業開始画面に関する説明図があらわされているが、この第1モード作業開始画面において、作業者は、ユーザー欄402に作業者名を入力し、製品欄404に製品名を入力し、製造番号/シリアル番号欄406にシリアル番号を入力し、その後に作業開始ボタン408を押して作業を開始する。
【0065】
この第1モードにおける生産実績情報は、記録部12-3の第1モード記録部12-3-1に記録される。
【0066】
なお、第1モードにおける生産実績情報の管理手法については、特開2004-272538号公報に開示された技術内容と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0067】
次に、図5には、作業者が第2モードを選択したときの第2モード作業開始画面に関する説明図があらわされているが、この第2モード作業開始画面において、作業者は、生産情報を登録する処理として、ユーザー欄502に作業者名を入力し、製品欄504に製品名を入力し、ロット番号欄506にロット番号を入力する。さらに、作業者は、工程欄508から実行する工程とまとめ数とを選択し、その後に作業開始ボタン510を押して作業を開始する。なお、ここでは、まとめ数は、同じIDに対して生産実績情報を紐付ける製品の数を意味する。
【0068】
こうして第2モードにおける作業が開始されると、生産実績情報はロット番号に紐付けられて管理され、記録部12-3の第2モード記録部12-3-2に記録される。
【0069】
本実施の形態では、生成部12-4により、ロット番号とまとめ数と工程とに対応した第3識別符号たるIDが生成され、記録部12-3の第2モード記録部12-3-2には、IDと生産実績情報(機種名、工程名、作業名、作業担当者名、作業開始時刻(1個目の製品の作業を開始した時刻)、作業終了時刻(まとめ数個目の作業を終了した時刻)、作業状態)とが紐付けられて記録される。
【0070】
ここで、図6に示すように、例えば、同一のロット番号「AAA」であっても、各工程に対応して、ID「AAA-001-001」、ID「AAA-004-001」というように、生成部12-4によって異なるIDが自動生成される。また、同一のロット番号「AAA」であり、同一の工程4であっても、まとめ数に対応して、ID「AAA-004-001」、ID「AAA-004-004」というように、生成部12-4によって異なるIDが自動生成される。
【0071】
上記したように、IDと生産実績情報とが紐付けられて記録されることにより、各IDについて、作業が完了しているか、あるいは、仕掛かり中(作業途中)であるかを判定することができる。
【0072】
各IDの生産状況は、第2モード作業開始画面の生産状況欄512(図5を参照する。)に表示される。従って、作業者は、各IDの生産状況を視認により確認して、まとめ数を決定することができる。
【0073】
図5に示す例においては、工程4は、完了数が10であり、仕掛かり数が15である。一方、工程3は、完了数が30なので、残り「30-10-15=5(個)」をまとめ数として作業を開始すればよい。
【0074】
また、図5に示す第2モード作業開始画面においては、仕掛かり中表示欄514に、仕掛かり中のIDが表示される。作業者が、一度中断したIDの作業を再開する際には、仕掛かり中表示欄514における当該再開する作業のIDが示された行を選択することにより、当該IDの作業を再開することができる。
【0075】
この生産実績記録システム1においては、作業者が入力部144からまとめ数の変更を入力し、入力部12-1が当該入力したまとめ数の変更を受け付けると、まとめ数設定部12-5は作業途中でまとめ数を当該入力したまとめ数に変更して設定する。
【0076】
即ち、図7に示すように、ID「AAA-003-003」について、作業3-4まではまとめ数10で作業したが、部品不足などにより作業3-5以降の作業をまとめ数10で作業できない場合には、まとめ数を少なくする(図7に示す例においては、まとめ数を2つ減らして8(10-2=8)に減じている。)ことができる。
【0077】
そして、減じたまとめ数分(図7に示す例においては、2である。)の生産実績情報については、生成部12-4により元のID「AAA-003-003」と関連付けて生成されたID「AAA-003-003’」に紐付けられて第2モード記録部12-3-2に記録される。
【0078】
なお、ID「AAA-003-003’」が生成されたときは、状態は「中断」であるが、部品等が調達されて作業開始できるようになったとき、ID「AAA-003-003’」の作業を開始する。
【0079】
ここで、上記したまとめ数の変更は、図8に示すように、端末14-1~14-nの表示部142に表示されている作業者への作業内容を示す作業指示画面において、作業者が作業途中で行うことができる。具体的には、まとめ数変更欄802において、作業を継続するまとめ数を選択すればよい。図8に示す例においては、元のまとめ数が5であり、作業を継続するまとめ数として4を選択し、作業を中断するまとめ数が1となる場合を示している。
【0080】
上記において説明したように、生産実績記録システム1においては、第1モードによるシリアル番号による管理と第2モードによるロット番号による管理とが実施されるので、両方の管理方法での生産実績情報を可視化することができる。このため、製品を1個ずつ生産する場合とロット単位でまとめて生産する場合とで、どちらが効率的に製品を生産することができるかを容易に比較することができるようになる。
【0081】
なお、生産実績記録システム1においては、図9に示すように、作業指示画面には、作業指示図900、動画ボタン902、図面ボタン904およびテキストボタン906が配置されている。作業者が動画ボタン902を押すと、表示部142に組み立ての様子をあらわす動画が表示されて閲覧でき、作業者が図面ボタン904を押すと、表示部142に作業に関連する図面が表示されて閲覧でき、作業者がテキストボタン906を押すと、組み立て手順をあらわす文章が表示されて閲覧できる。
【0082】
さらに、作業指示画面に作業進捗欄908が設けられていて、作業者は、作業進捗欄908に配置されている作業の進捗状況を示す作業進捗バー910を視認することにより、自らの作業の進捗を確認することができる。また、作業進捗欄908には、使用する部品や工具を示す部品/工具リスト912も表示される。
【0083】
また、生産実績記録システム1においては、図示は省略するが、表示部142に作業リストのボタンが表示されるように構成されており、こうした作業リストのボタンを選択すると、各工程の作業名が表示され、作業者は、現在行っている作業がいずれの作業であるかを確認することができる。
【0084】
さらに、生産実績記録システム1においては、作業者が作業を中断するためのボタンとして、図示は省略するが、作業指示画面に一時中断ボタンと、イレギュラー中断ボタンと、中断ボタンとが配置されている。
【0085】
作業者は、トイレ休憩や昼食休憩などの際には一時中断ボタンを押して作業を中断し、作業ミスや部品が足りないなどの場合にはイレギュラー中断ボタンを押して作業を中断し、中断当日中に作業を再開できない場合には中断ボタンを押して作業を中断する。
【0086】
生産実績記録システム1における検査作業においては、図10に示すように検査作業指示図1000が表示部142に表示され、作業者は、検査内容が合格であればOKボタン1002を押し、検査内容が不合格であればNGボタン1004を押す。
【0087】
なお、サーバーにおいては、図11に示すように、表示部12aを視認しながら、作業指示の画面を随時作成することができる。具体的には、いずれの工程のいずれの作業の画面を作成するかを選択して、作業指示図を追加したり、作業に必要な部品や工具を追加したり、組み立ての様子を示す動画を追加したり、図面を追加したり、組み立て手順をあらわす文章を追加することができる。
【0088】
(IV) 本発明の実施の形態の一例による生産実績記録システムにおける作用の説明
上記おいて説明したように、生産実績記録システム1によれば、動作モードを第1モードと第2モードとに選択的に切り替えることにより、製品を1つずつ生産する場合と製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とのそれぞれの生産方式に対応して、生産実績の管理方法を柔軟に変更することができる。
【0089】
これにより、製品を1つずつ生産する場合と製品をロット単位でまとめて生産するまとめ生産の場合とのそれぞれの生産方式に対応して、生産実績の集計や可視化も実現することができるようになる。
(V) その他の実施の形態および変形例の説明
上記した実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができる。即ち、本発明は、上記した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。
【0090】
例えば、上記した実施の形態は、以下の(V-1)乃至(V-7)に示すように変形するようにしてもよい。
【0091】
(V-1) 上記した実施の形態においては、LANによりネットワーク40を構築する例について説明したが、これに限られるものではないことは勿論であり、ネットワーク40としてインターネットを用いてもよい。
【0092】
(V-2) 上記した実施の形態においては、作業用機器群16が端末14-1~14-nに直接に接続されているものとしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、作業用機器群16がネットワークに接続されるようにしてもよい。
【0093】
(V-3) 上記した実施の形態においては、端末14-1~14-nは各作業者毎に1台配設するようにしているが、これに限られることなしに、複数の作業者が1台の端末4-1~14-nを共有するようにしてもよい。
【0094】
(V-4) 上記した実施の形態においては、端末14-1~14-nは各作業場所毎に1台配設するようにしているが、これに限られることなしに、複数の作業場所において1台の端末を共有するように配設してもよい。
【0095】
(V-5) 上記した実施の形態においては、サーバー12に対して端末14-1~14-nおよび作業用機器群16-1~16-nが接続しているが、これに限られることなしに、サーバー12に対して複数の工作機械が接続していてもよい。サーバー12からの作業指示に従って工作機械による加工や組み立てが実施され、その生産実績情報が記録されてもよい。
【0096】
(V-6) 上記した実施の形態においては、図面を参照しながらサーバー12の表示部12aや端末14-1~14-nの表示部142の表示態様について説明したが、これらの表示態様を一例に過ぎないものであり、種々の態様で表示してよいことは勿論である。生産実績情報のテーブルを表示部12aに表示してもよい。
【0097】
(V-7) 上記した実施の形態ならびに上記した(V-1)乃至(V-6)に示す各種の他の実施の形態や変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよいことは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0098】
本発明は、生産方式に応じて生産現場での生産実績に関する情報を管理する際に用いることができる。
【符号の説明】
【0099】
1 生産実績記録システム
10 製造用の3次元CADシステム(製造用3D-CAD)
10a 表示部
10b 入力部
12 サーバー
12a 表示部
12b 入力部
12-1 入力部(入力手段)
12-2 モード設定部(モード設定手段)
12-3 記録部
12-3-1 第1モード記録部(第1モード記録手段)
12-3-2 第2モード記録部(第2モード記録手段)
12-4 生成部(生成手段)
12-5 まとめ数設定部
14-1,14-2,14-3,・・・,14-n 端末
16-1,16-2,16-3,・・・,16-n 作業用機器群
18 部品管理機器群
20 検査機器群
22 工具管理機器群
24 押しボタン
40 ネットワーク
142 表示部
144 入力部
182 ボックス
222 ボックス
300 動作モードの選択領域
300-1 第1モードの指定領域
300-2 第2モードの指定領域
402 ユーザー欄
404 製品欄
406 製造番号/シリアル番号欄
408 作業開始ボタン
502 ユーザー欄
504 製品欄
506 ロット番号欄
508 工程欄
510 作業開始ボタン
512 生産状況欄
514 仕掛かり中表示欄
800 作業指示画面
802 まとめ数変更欄
900 作業指示図
902 動画ボタン
904 図面ボタン
906 テキストボタン
908 作業進捗欄
910 作業進捗バー
912 部品/工具リスト
1000 検査作業指示図
1002 OKボタン
1004 NGボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11