(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024154988
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】エレベーターの乗場装置
(51)【国際特許分類】
B66B 1/46 20060101AFI20241024BHJP
B66B 3/02 20060101ALI20241024BHJP
【FI】
B66B1/46 A
B66B3/02 N
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023069278
(22)【出願日】2023-04-20
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-11-15
(71)【出願人】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】真壁 立
【テーマコード(参考)】
3F303
3F502
【Fターム(参考)】
3F303CA03
3F303CA07
3F303DA02
3F303DA05
3F303DB11
3F303DC12
3F502HB02
3F502MA03
3F502MA16
3F502MA21
3F502MA30
3F502MA43
(57)【要約】
【課題】乗場において利用者がボタン操作を容易に行うことができるエレベーターの乗場装置を提供する。
【解決手段】乗場装置13は、本体20、操作装置21-1、操作装置21-2、及び通信部33を備える。本体20は、乗場8側を向く表面20c、及び表面20cと平行ではない表面20dを有する。操作装置21-1は、表面20c側から操作及び目視することができるように配置される。操作装置21-2は、表面20d側から操作及び目視することができるように配置される。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1かごが停止する乗場に設けられ、前記乗場側を向く第1表面、及び前記第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、
前記本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、
前記第1操作装置に対する操作及び前記第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、
を備え、
前記第1操作装置は、前記第1表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第2操作装置は、前記第2表面側から操作及び目視することができるように配置されたエレベーターの乗場装置。
【請求項2】
前記乗場に、前記第1かごに乗るための第1出入口が形成され、
前記第2表面は、前記第1表面の前記第1出入口側に配置された請求項1に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項3】
前記本体に設けられ、前記第1かごの現在位置及び移動方向を表示する第1表示装置及び第2表示装置を更に備え、
前記第1表示装置は、前記第1表面側から目視することができるように配置され、
前記第2表示装置は、前記第2表面側から目視することができるように配置された請求項1又は請求項2に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項4】
前記本体に設けられ、前記第1かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第3表示装置を更に備え、
前記第3表示装置は、前記第1操作装置及び前記第2操作装置より上方に配置された請求項1又は請求項2に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項5】
前記本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第3操作装置を更に備え、
前記乗場に、第2かごに乗るための第2出入口が形成され、
前記本体は、前記第1出入口と前記第2出入口との間に配置され、前記第1表面と平行ではない第3表面を有し、
前記第3表面は、前記第1表面の前記第2出入口側に配置され、
前記第3操作装置は、前記第3表面側から操作及び目視することができるように配置された請求項2に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項6】
前記本体に設けられ、前記第1かごの現在位置及び移動方向を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、
前記本体に設けられ、前記第2かごの現在位置及び移動方向を表示する第3表示装置及び第4表示装置と、
を更に備え、
前記第1表示装置及び前記第3表示装置は、前記第1表面側から目視することができるように配置され、
前記第2表示装置は、前記第2表面側から目視することができるように配置され、
前記第4表示装置は、前記第3表面側から目視することができるように配置された請求項5に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項7】
前記本体に設けられ、前記第1かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第5表示装置と、
前記本体に設けられ、前記第2かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第6表示装置と、
を更に備え、
前記第5表示装置及び前記第6表示装置は、前記第1操作装置、前記第2操作装置、及び第3操作装置より上方に配置された請求項5又は請求項6に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項8】
前記本体に設けられ、登録済みの呼びをキャンセルするために操作される第4操作装置を更に備えた請求項1又は請求項2に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項9】
第1かごに乗るための第1出入口及び第2かごに乗るための第2出入口が形成された乗場に設けられ、前記乗場側を向く第1表面、前記第1表面の前記第1出入口側に配置された第2表面、及び前記第1表面の前記第2出入口側に配置された第3表面を有する本体と、
前記本体に設けられ、前記第1かごに対する呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、
前記本体に設けられ、前記第2かごに対する呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第3操作装置及び第4操作装置と、
前記第1操作装置に対する操作及び前記第2操作装置に対する操作に基づいて前記第1かごに対する呼びの登録要求を送信し、前記第3操作装置に対する操作及び前記第4操作装置に対する操作に基づいて前記第2かごに対する呼びの登録要求を送信する通信部と、
を備え、
前記第2表面及び前記第3表面は、前記第1表面と平行ではなく、
前記第1操作装置及び前記第3操作装置は、前記第1表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第2操作装置は、前記第2表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第4操作装置は、前記第3表面側から操作及び目視することができるように配置されたエレベーターの乗場装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エレベーターの乗場装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、エレベーターシステムが記載されている。特許文献1に記載されたシステムは、乗場呼び登録装置を備える。この装置では、上ボタン、下ボタン、及び割当かごの情報が1つの表示パネルに表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された装置では、1つの表示パネルに上ボタン及び下ボタンが表示される。このため、表示パネルの前に利用者が立つと、他の利用者がボタン操作を行うことができないことがあった。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、乗場において利用者がボタン操作を容易に行うことができるエレベーターの乗場装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るエレベーターの乗場装置は、第1かごが停止する乗場に設けられ、乗場側を向く第1表面、及び第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、第1操作装置に対する操作及び第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、を備える。第1操作装置は、第1表面側から操作及び目視することができるように配置される。第2操作装置は、第2表面側から操作及び目視することができるように配置される。
【0007】
本開示に係るエレベーターの乗場装置は、第1かごに乗るための第1出入口及び第2かごに乗るための第2出入口が形成された乗場に設けられ、乗場側を向く第1表面、第1表面の第1出入口側に配置された第2表面、及び第1表面の第2出入口側に配置された第3表面を有する本体と、本体に設けられ、第1かごに対する呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、本体に設けられ、第2かごに対する呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第3操作装置及び第4操作装置と、第1操作装置に対する操作及び第2操作装置に対する操作に基づいて第1かごに対する呼びの登録要求を送信し、第3操作装置に対する操作及び第4操作装置に対する操作に基づいて第2かごに対する呼びの登録要求を送信する通信部と、を備える。第2表面及び第3表面は、第1表面と平行ではない。第1操作装置及び第3操作装置は、第1表面側から操作及び目視することができるように配置される。第2操作装置は、第2表面側から操作及び目視することができるように配置される。第4操作装置は、第3表面側から操作及び目視することができるように配置される。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係るエレベーター装置であれば、利用者は、乗場においてボタン操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施の形態1における乗場装置を備えたエレベーターシステムの例を示す図である。
【
図2】乗場装置が設けられた乗場の例を示す図である。
【
図3】エレベーターシステムの機能を説明するための図である。
【
図8】乗場装置の動作例を説明するための図である。
【
図9】乗場装置の動作例を説明するための図である。
【
図11】乗場装置の他の動作例を示すフローチャートである。
【
図12】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図13】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図14】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図15】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図16】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図17】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図18】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図19】乗場装置の他の動作例を示すフローチャートである。
【
図20】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図21】乗場装置の他の動作例を説明するための図である。
【
図25】乗場装置13の他の動作例を説明するための図である。
【
図28】乗場装置のハードウェア資源の例を示す図である。
【
図29】乗場装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照して詳細な説明を行う。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における乗場装置を備えたエレベーターシステムの例を示す図である。
図1に示すエレベーターシステムは、かご1、及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。つり合いおもり2は、かご1が移動する方向とは逆の方向に昇降路3を上下に移動する。
【0012】
ロープ4は、巻上機5に巻き掛けられる。巻上機5は、かご1を駆動する。制御盤6は、巻上機5を制御する。即ち、かご1の移動は、制御盤6によって制御される。
図1は、巻上機5及び制御盤6が昇降路3の上方の機械室7に設けられる例を示す。巻上機5及び制御盤6は、昇降路3に設けられても良い。
図1は、かご1が乗場8に停止している状態を示す。
【0013】
図1は、エレベーターシステムが1台のかご1を備える例を示す。エレベーターシステムは、複数台のかご1を備えても良い。以下においては、エレベーターシステムがA号機のかご1とB号機のかご1とを備える例について説明する。A号機に関する要素とB号機に関する要素とを区別する必要がある場合、A号機に関する要素に対して符号の後に英字Aを付し、B号機に関する要素に対して符号の後に英字Bを付す。例えば、かご1Aの移動は、制御盤6Aによって制御される。かご1Bの移動は、制御盤6Bによって制御される。
【0014】
図2は、乗場装置13が設けられた乗場8の例を示す図である。乗場8に、出入口9が形成される。本実施の形態に示す例では、乗場8に、かご1Aに乗るための出入口9Aと、かご1Bに乗るための出入口9Bとが形成される。乗場8に、出入口9を形成する三方枠10が設けられる。出入口9は、ドア11によって開閉される。乗場8の壁12に、乗場装置13が設けられる。乗場装置13は、壁12に支持されたフェースプレートに設けられても良い。乗場装置13は、三方枠10に設けられても良い。
図2は、出入口9Aと出入口9Bとの間の壁12に、乗場装置13が設けられる例を示す。なお、本開示に係る乗場装置13は、かご1が停止する全ての乗場8に設けられても良いし、一部の乗場8にのみ設けられても良い。
【0015】
図3は、エレベーターシステムの機能を説明するための図である。エレベーターシステムは、かご1Aとかご1Bを一群として管理するための群管理装置14を備える。群管理装置14は、制御盤6と通信する。本実施の形態に示す例では、群管理装置14は、制御盤6A及び制御盤6Bと通信する。また、群管理装置14は、乗場装置13と通信する。なお、
図3は、本システムが群管理装置14を備える好適な例を示す。他の例として、制御盤6A或いは制御盤6Bの一方が、群管理装置14の機能をソフトウェアとして備えても良い。
【0016】
乗場装置13は、少なくとも、呼びを登録するために必要な情報を入力するための機能と、呼びが登録済みであることを表示する機能とを備える。乗場装置13は、かご1の現在位置と移動方向とを表示する機能を更に備えることが好ましい。乗場装置13は、かご1が乗場8に到着すること及び到着したことを表示する機能を更に備えることが好ましい。
【0017】
図4から
図7は、乗場装置13の例を示す図である。
図4は、乗場装置13の正面図を示す。
図5は、乗場装置13の平面図を示す。
図6は、乗場装置13の左側面図を示す。
図7は、乗場装置13をより具体的に示す図である。
図7では、中央に乗場装置13の中央の領域を正面から見た図を示している。また、
図7では、その中央の図の左に乗場装置13の左側の領域を
図5のC方向から見た図を、右に乗場装置13の右側の領域を
図5のD方向から見た図を示している。同様に、
図7では、中央の図の上に乗場装置13の上側の領域を
図6のE方向から見た図を、下に乗場装置13の下側の領域を
図6のF方向から見た図を示している。
【0018】
乗場装置13は、本体20、操作装置21、表示装置22、表示装置23、表示装置24、操作装置25、及び制御装置26を備える。
【0019】
図4から
図7に示す例では、操作装置21に、3つの操作装置21-1、操作装置21-2、及び操作装置21-3が含まれる。表示装置22に、2つの表示装置22-1、及び表示装置22-2が含まれる。表示装置23に、2つの表示装置23-1、及び表示装置23-2が含まれる。表示装置24に、2つの表示装置24-1、及び表示装置24-2が含まれる。
図4から
図7に示す例では、操作装置25は1つであるが、操作装置25に複数の操作装置25-1~N(N>2)が含まれても良い。
【0020】
図4から
図7では、操作装置21-1、表示装置22-1、及び表示装置23-1が、1つのタッチパネルによって実現される好適な例を示す。即ち、1つのタッチパネルに操作装置21-1、表示装置22-1、及び表示装置23-1が含まれ、操作装置21-1、表示装置22-1、及び表示装置23-1のそれぞれは、1つのタッチパネルの一機能として実現される。他の例として、操作装置21-1、表示装置22-1、及び表示装置23-1は、それぞれ個別の装置として備えられても良い。
【0021】
個別の表示装置として、液晶パネル、エレクトロルミネッセンスパネル、LED表示器、空中で結像する表示器、光源を背にした透過、半透過、或いは不透過させる表示器などが採用されても良い。個別の操作装置として、非接触センサー、非接触ボタン、圧力検出するボタン、機械的なボタンなどが採用されても良い。個別の表示装置及び個別の操作装置は、これらの例に限定されない。また、上述した個別の表示装置及び個別の操作装置が組み合わされて採用されても良い。
【0022】
同様に、本実施の形態に示す例では、操作装置21-2及び表示装置22-2は、他の1つのタッチパネルによって実現される。操作装置21-3及び表示装置23-2は、他の1つのタッチパネルによって実現される。他の例として、操作装置21-2及び表示装置22-2は、それぞれ個別の装置として備えられても良い。操作装置21-3及び表示装置23-2は、それぞれ個別の装置として備えられても良い。
【0023】
他の例として、正面の操作装置21-1、表示装置22-1、及び表示装置23-1と、左側面の操作装置21-2及び表示装置22-2と、右側面の操作装置21-3及び表示装置23-2とを、パネルを曲げることによって1つのタッチパネルとして実現しても良い。他の例として、表示装置22及び表示装置23を1つの表示パネルとして実現し、正面の操作装置21-1、左側面の操作装置21-2、及び右側面の操作装置21-3をそれぞれ個別の操作装置として実現しても良い。
【0024】
表示装置24-1及び表示装置24-2は、一体的に構成されても良いし、個別の装置として備えられても良い。同様に、操作装置25を1つの装置として実現しても良いし、複数の装置として実現しても良い。
【0025】
本体20は、乗場8の壁12に設けられる。本体20は、立体的な形状を有しており、壁12から乗場8の方向に突出する。本体20は、出入口9Aと出入口9Bとの双方に隣接するように、出入口9Aと出入口9Bとの間に配置される。本実施の形態に示す例では、本体20は、表面20c~20gを有する。表面20cは、壁12の表面に沿うように配置され、乗場8側を向く。表面20cは、壁12の表面と平行であることが好ましい。表面20d~20gのそれぞれは、表面20cと平行ではない。
【0026】
表面20dは、表面20cの出入口9A側に、表面20cに隣接するように配置される。表面20dは、壁12から離れるに従って出入口9Aから離れるように傾斜する傾斜面である。このため、表面20dは、表面20cよりも出入口9A側を向く。表面20eは、表面20cの出入口9B側に、表面20cに隣接するように配置される。即ち、表面20cは、表面20dと表面20eとの間に配置される。表面20eは、壁12から離れるに従って出入口9Bから離れるように傾斜する傾斜面である。このため、表面20eは、表面20cよりも出入口9B側を向く。
【0027】
表面20fは、表面20cの上方に、表面20cに隣接するように配置される。表面20fは、壁12から離れるに従って下方に向かうように傾斜する斜め上向きの傾斜面である。表面20gは、表面20cの下方に、表面20cに隣接するように配置される。表面20gは、壁12から離れるに従って上方に向かうように傾斜する斜め下向きの傾斜面である。
【0028】
本実施の形態に示す例では、表面20cは長方形であり、表面20d~20gはそれぞれ台形である。本体20の各表面の形状は、この例に限定されない。本体20は、立体的な形状を有し、且つ表面20cの真正面に立った利用者によって完全に隠れてしまうことがない他の表面を有していれば良い。例えば、本体20の各表面は、平らな1つの面である必要はなく、円形の面、楕円形の面、曲面、或いは1つ以上の角度を持つ面でも良い。
【0029】
操作装置21は、本体20に設けられる。操作装置21は、呼びを登録するために利用者によって操作される。
図4から
図7は、呼びを登録するために、上階に行きたい利用者が上向きの矢印で示された方向ボタン(以下、上方向ボタンともいう)に触れ、下階に行きたい利用者が下向きの矢印で示された方向ボタン(以下、下方向ボタンともいう)に触れる例を示す。また、操作装置21は、呼びが登録済みであることを表示する。
【0030】
具体的に、操作装置21-1は、乗場8側を向くように本体20に設けられる。操作装置21-1は、その表面が、本体20の表面20c内に収まり且つ表面20cに沿うように配置される。即ち、操作装置21-1は、表面20c側から操作及び目視することができるように配置される。したがって、乗場装置13の正面に立つ利用者は、表面20c側から操作装置21-1を操作して、呼びを登録するための入力操作を行うことができる。また、当該利用者は、表面20c側から操作装置21-1を見て、呼びが登録済みであるか否かを確認できる。
【0031】
操作装置21-2は、操作装置21-1よりも出入口9A側を向くように本体20に設けられる。操作装置21-2は、その表面が、本体20の表面20d内に収まり且つ表面20dに沿うように配置される。即ち、操作装置21-2は、表面20d側から操作及び目視することができるように配置される。したがって、乗場装置13の正面に利用者が立っていても、他の利用者は、乗場装置13の正面に立つ利用者の出入口9A側から操作装置21-2を操作して、呼びを登録するための入力操作を行うことができる。また、この他の利用者は、乗場装置13の正面に立つ利用者の出入口9A側から操作装置21-2を見て、呼びが登録済みであるか否かを確認できる。
【0032】
操作装置21-3は、操作装置21-1よりも出入口9B側を向くように本体20に設けられる。操作装置21-3は、その表面が、本体20の表面20e内に収まり且つ表面20eに沿うように配置される。即ち、操作装置21-3は、表面20e側から操作及び目視することができるように配置される。したがって、乗場装置13の正面に利用者が立っていても、他の利用者は、乗場装置13の正面に立つ利用者の出入口9B側から操作装置21-3を操作して、呼びを登録するための入力操作を行うことができる。また、この他の利用者は、乗場装置13の正面に立つ利用者の出入口9B側から操作装置21-3を見て、呼びが登録済みであるか否かを確認できる。
【0033】
表示装置22は、本体20に設けられる。表示装置22は、かご1Aの現在位置と、かご1Aの移動方向とを表示する。
【0034】
具体的に、表示装置22-1は、乗場8側を向くように本体20に設けられる。表示装置22-1は、その表面が、本体20の表面20c内に収まり且つ表面20cに沿うように配置される。即ち、表示装置22-1は、表面20c側から目視することができるように配置される。したがって、乗場装置13の正面に立つ利用者は、表面20c側から表示装置22-1を見て、かご1Aの現在位置及び移動方向を確認できる。なお、表示装置22-1にはA号機に関する情報が表示されるため、表示装置22-1は、表面20c内で出入口9A寄りに配置されることが好ましい。本実施の形態に示す例では、表示装置22-1は、表示装置23-1より出入口9A側に配置される。
【0035】
表示装置22-2は、表示装置22-1よりも出入口9A側を向くように本体20に設けられる。表示装置22-2は、その表面が、本体20の表面20d内に収まり且つ表面20dに沿うように配置される。即ち、表示装置22-2は、表面20d側から目視することができるように配置される。したがって、乗場装置13の正面に利用者が立っていても、他の利用者は、乗場装置13の正面に立つ利用者の出入口9A側から表示装置22-2を見て、かご1Aの現在位置及び移動方向を確認できる。
【0036】
表示装置23は、本体20に設けられる。表示装置23は、かご1Bの現在位置と、かご1Bの移動方向とを表示する。
【0037】
具体的に、表示装置23-1は、乗場8側を向くように本体20に設けられる。表示装置23-1は、その表面が、本体20の表面20c内に収まり且つ表面20cに沿うように配置される。即ち、表示装置23-1は、表面20c側から目視することができるように配置される。したがって、乗場装置13の正面に立つ利用者は、表面20c側から表示装置23-1を見て、かご1Bの現在位置及び移動方向を確認できる。なお、表示装置23-1にはB号機に関する情報が表示されるため、表示装置23-1は、表面20c内で出入口9B寄りに配置されることが好ましい。本実施の形態に示す例では、表示装置23-1は、表示装置22-1より出入口9B側に配置される。
【0038】
表示装置23-2は、表示装置23-1よりも出入口9B側を向くように本体20に設けられる。表示装置23-2は、その表面が、本体20の表面20e内に収まり且つ表面20eに沿うように配置される。即ち、表示装置23-2は、表面20e側から目視することができるように配置される。したがって、乗場装置13の正面に利用者が立っていても、他の利用者は、乗場装置13の正面に立つ利用者の出入口9B側から表示装置23-2を見て、かご1Bの現在位置及び移動方向を確認できる。
【0039】
表示装置24は、本体20に設けられる。表示装置24は、かご1が乗場8に到着すること及び到着したことを表示する。
【0040】
具体的に、表示装置24-1は、かご1Aが乗場8に到着すること及びかご1Aが到着したことを表示する。表示装置24-1は、その表面が、本体20の表面20f内に収まり且つ表面20fに沿うように配置される。表示装置24-1は、操作装置21より上方に配置されることが好ましい。表示装置24-1は、表示装置22及び表示装置23より上方に配置されることが好ましい。なお、表示装置24-1にはA号機に関する情報が表示されるため、表示装置24-1は、表面20f内で出入口9A寄りに配置されることが好ましい。また、表示装置24-1は、乗場8側から見て、表示装置22-1の直上に配置されることが好ましい。
【0041】
表示装置24-2は、かご1Bが乗場8に到着すること及びかご1Bが到着したことを表示する。表示装置24-2は、その表面が、本体20の表面20f内に収まり且つ表面20fに沿うように配置される。表示装置24-2は、操作装置21より上方に配置されることが好ましい。表示装置24-2は、表示装置22及び表示装置23より上方に配置されることが好ましい。表示装置24-2にはB号機に関する情報が表示されるため、表示装置24-2は、表面20f内で出入口9B寄りに配置されることが好ましい。また、表示装置24-2は、乗場8側から見て、表示装置23-1の直上に配置されることが好ましい。本実施の形態に示す例では、表示装置24-2は、表示装置24-1より出入口9B側に配置される。
【0042】
操作装置25は、本体20に設けられる。操作装置25は、その表面が、本体20の表面20g内に収まり且つ表面20gに沿うように配置される。操作装置25に対しては、種々の機能を付与することが可能である。例えば、利用者は、登録済みの呼びをキャンセルするために操作装置25を操作する。他の例として、操作装置25において必要に応じて表示機能を変化させたり、操作装置25に専用運転を行う機能を付与したりしても良い。具体的に、車椅子利用者、並びに聴覚及び視覚障がい者といった交通弱者向けの表示機能及び運転機能を付与しても良い
【0043】
制御装置26は、乗場装置13の制御機能を司る。制御装置26は、判定処理部31、表示制御部32、及び通信部33を備える。
【0044】
判定処理部31は、乗場装置13において判定処理を行う。表示制御部32は、乗場装置13において表示制御を行う。例えば、表示制御部32は、表示装置22~24を制御する。また、表示制御部32は、操作装置21を制御する。通信部33は、乗場装置13において通信処理を行う。例えば、通信部33は、呼びの登録要求を群管理装置14に対して送信する。通信部33は、操作装置21-1に対する操作、操作装置21-2に対する操作、及び操作装置21-3に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する。なお、本エレベーターシステムが1台のかご1しか備えていない場合、通信部33は、そのかご1を制御する制御盤6に対して呼びの登録要求を送信する。
【0045】
次に、
図8及び
図9も参照し、乗場装置13の動作について説明する。
図8及び
図9は、乗場装置13の動作例を説明するための図である。
図8及び
図9は、
図7に相当する図である。
図8及び
図9において、ハッチングが付されている部分は、点灯していることを示す。
【0046】
他階に移動したい利用者は、乗場8において操作装置21を操作する。例えば、利用者は、上階に移動したければ、操作装置21-1の上方向ボタン、操作装置21-2の上方向ボタン、又は操作装置21-3の上方向ボタンに触れる。操作装置21-1の上方向ボタン、操作装置21-2の上方向ボタン、又は操作装置21-3の上方向ボタンが利用者によって触れられたことが判定処理部31によって判定されると、通信部33は、当該階の上方向乗場呼びの登録要求を群管理装置14に送信する。群管理装置14において対応する乗場呼びが登録されると、表示制御部32は、
図8に示すように、操作装置21-1の上方向ボタン、操作装置21-2の上方向ボタン、及び操作装置21-3の上方向ボタンを点灯させる。
【0047】
制御装置26は、制御盤6からかご1の状態情報を受信する。この状態情報には、かご1の現在位置及びかご1の移動方向を示す情報が含まれる。表示制御部32は、制御盤6Aから受信したかご1Aの状態情報に基づいて、表示装置22-1及び表示装置22-2を制御する。表示制御部32は、制御盤6Bから受信したかご1Bの状態情報に基づいて、表示装置23-1及び表示装置23-2を制御する。
【0048】
登録された乗場呼びにかご1Aが応答すると、表示制御部32は、かご1Aが乗場8に到着するまで表示装置24-1を点灯させる。表示制御部32は、かご1Aが乗場8に到着する直前に、表示装置24-1を点滅させる。
図9は、かご1Bではなくかご1Aが乗場8に到着する見込みである状態を示す表示装置24-1が点灯している状態を示す。
図9に示すように、表示制御部32は、表示装置24-1の点灯及び点滅に合わせて、表示装置22-2の背景を点灯及び点滅させても良い。なお、利用者が誤解することを防止するため、表示装置22-1の背景については、表示装置24-1の点灯及び点滅に合わせて点灯及び点滅させる必要はない。
【0049】
図10は、乗場装置13の他の例を示す図である。
図10は、
図7に相当する図である。
図10に示す例では、操作装置21の機能が上述した例における操作装置21の機能と相違する。
図10は、乗場装置13において行先階を入力することができる例を示す。なお、
図10に示す例では、通信部33は、乗場行先呼びの登録要求を群管理装置14に送信する。これにより、群管理装置14では、対応する乗場呼びと行先呼びとが登録される。また、
図10に示す例では、操作装置21としてタッチパネルが採用される。
【0050】
以下に、
図11から
図21を参照し、
図10に示す乗場装置13の動作について説明する。
図11は、乗場装置13の他の動作例を示すフローチャートである。
図12から
図18は、乗場装置13の他の動作例を説明するための図である。
【0051】
乗場装置13では、操作装置21に対して行先階の入力が開始されたか否かが判定される(S101)。他階に移動したい利用者は、乗場8において操作装置21を操作する。例えば、利用者は、上階に移動したければ、操作装置21-1、操作装置21-2、又は操作装置21-3に触れ、指を上方にスワイプさせる。下方に移動したければ、利用者は、指を下方にスワイプさせれば良い。操作装置21に対して上記のようなスワイプ操作が行われたことが判定処理部31によって判定されると、S101でYesと判定される。
【0052】
S101でYesと判定されると、表示制御部32は、利用者が指定する方向の行先階候補を操作装置21に表示する(S102)。S102では、利用者が指を上方にスワイプさせれば、その乗場8より上方の行先階候補が操作装置21に表示される。利用者が指を下方にスワイプさせれば、その乗場8より下方の行先階候補が操作装置21に表示される。
【0053】
図12は、利用者が指を上方にスワイプさせることによって、行先階候補が操作装置21-1に表示された状態示す。
図12に示す例では、7階は非停止階である。判定処理部31は、群管理装置14からの情報に基づいて非停止階を特定する。また、8階より上方の階に移動したい場合は、指を更に上方にスワイプすることにより、行先階候補をスクロール表示させることができる。
図12では、利用者が操作装置21-2に触れた指を上方にスワイプさせた例も同様に示している。
【0054】
S102で行先階候補が表示されると、行先階が決定したか否かが判定される(S103)。例えば、利用者の指が「9」を示す位置で操作装置21から離れると、判定処理部31は、行先階が9階であることを判定する。これにより、S103でYesと判定される。この例であれば、利用者は、1回のスワイプ操作によって行先階を入力することができる。
【0055】
S103でYesと判定されると、通信部33は、乗場行先呼びの登録要求を群管理装置14に送信する(S104)。また、S103でYesと判定されると、表示制御部32は、決定した行先階を操作装置21に表示する(S105)。
【0056】
図13から
図18は、S105における行先階の表示例を示す。なお、
図13から
図18では、乗場装置13の一部の図示を省略している。
【0057】
S103でYesと判定されると、表示制御部32は、先ず、
図13に示すように、スクロール表示していた行先階候補のうち、行先階に決定した階以外の階の表示を消し、上方向ボタンの上方に行先階を表示する。
図13は、行先階が9階である例を示す。この表示は、予め設定された第1時間だけ行われる。第1時間は、例えば1秒である。
【0058】
次に、表示制御部32は、
図14に示すように、操作装置21の各上方向ボタンの中に行先階を表示する。本実施の形態に示す例では、操作装置21-1の上方向ボタン、操作装置21-2の上方向ボタン、及び操作装置21-3の上方向ボタンの中に、決定した行先階が表示される。この表示は、予め設定された第2時間だけ行われる。第2時間は、例えば1秒である。
【0059】
次に、表示制御部32は、
図15に示すように、操作装置21-1の上方向ボタンの横に、決定した行先階を表示する。
図15に示す表示は、群管理装置14において対応の呼びが登録されることによって行われても良い。
【0060】
図16は、8階、9階、11階、及び13階が行先階として既に登録されている時に、S103において12階が新たな行先階として決定された例を示す。上方向ボタンの横に新たな行先階を表示するスペースがない場合は、
図17に示すように、表示できない行先階が存在することを示す表示が行われても良い。
図17に示す例では、当該階から近い行先階を可能な限り表示し、表示できない行先階が存在することを「…」を表示することによって示している。上方向ボタンの横に表示できる行先階の個数は、予め設定される。
【0061】
図18は、
図17に示す状態から利用者が指を左にスワイプさせることによって、登録済みの行先階をスクロール表示させている例を示す。
図18に示す例では、行先階がスクロール表示されることによって「8」、「9」を示す表示が消え、11階より下階に、表示できない行先階が存在することを「…」を表示することによって示している。
【0062】
図19は、乗場装置13の他の動作例を示すフローチャートである。
図19は、既に登録されている行先階をキャンセルする際の動作フローを示す。
図20及び
図21は、乗場装置13の他の動作例を説明するための図である。
【0063】
乗場装置13では、登録済みの行先階の表示が長押しされたか否かが判定される(S201)。利用者は、登録した行先階をキャンセルしたい場合に、キャンセルする行先階の表示を長押しする。
図20は、操作装置21-1の「11」の表示を利用者が長押ししている状態を示す。例えば、「11」の表示が長押しされていることが判定処理部31によって判定されると、S201でYesと判定される。
【0064】
S201でYesと判定されると、表示制御部32は、長押しされた行先階を点滅表示させる(S202)。この時、長押しされていない行先階の表示は点滅しない。この点滅表示は、予め設定された第3時間だけ行われる。第3時間は、例えば5秒である。
【0065】
次に、判定処理部31は、上記第3時間が経過する前に、操作装置25が操作されたか否かを判定する(S203)。第3時間が経過する前に操作装置25が操作されると、S203でYesと判定される。即ち、「11」の表示が点滅している時に利用者が操作装置25に触れると、S203でYesと判定される。
【0066】
一方、操作装置25が操作されることなく第3時間が経過すると、S204でYesと判定される。S204でYesと判定されると、表示制御部32は、S202で点滅表示させた行先階を点灯表示させる(S205)。S204でYesと判定された場合、行先階の登録はキャンセルされない。
【0067】
S203でYesと判定されると、選択された行先階、即ち長押しされた行先階の登録をキャンセルするための処理が行われる。具体的に、S203でYesと判定されると、通信部33は、行先階の登録をキャンセルするためのキャンセル要求を群管理装置14に送信する(S206)。これにより、群管理装置14では、対応する呼びをキャンセルしても良いか否かが判定される。
【0068】
S206でキャンセル要求が送信されると、判定処理部31は、群管理装置14において対応する呼びがキャンセルされたか否かを判定する(S207)。群管理装置14は、受信したキャンセル要求に応じて対応する呼びをキャンセルすると、その旨の信号を乗場装置13に送信する。当該信号を乗場装置13が受信することにより、S207でYesと判定される。
【0069】
一方、群管理装置14は、受信したキャンセル要求に応じず、対応する呼びをキャンセルしなければ、その旨の信号を乗場装置13に送信する。当該信号を乗場装置13が受信することにより、S207でNoと判定される。S207でNoと判定されると、S205の処理が行われる。
【0070】
S207でYesと判定されると、表示制御部32は、登録がキャンセルされた行先階の表示を消去する(S208)。
図21は、
図20に示す状態から11階の登録がキャンセルされた状態を示す。
【0071】
図22は、乗場装置13の他の例を示す図である。
図22は、操作装置21の上方向ボタンと下方向ボタンとが分離された例を示す。
図22に示す例では、乗場装置13は本体27を更に備える。本体27は、本体20とともにフェースプレート15に設けられる。フェースプレート15は、壁12に設けられる。
【0072】
本体27は、本体20と同じ形状である。本体27は、本体20の下方に配置される。
図22に示す例では、操作装置21のうち上方向ボタンを構成する部分が本体20に設けられる。操作装置21のうち下方向ボタンを構成する部分が本体27に設けられる。
【0073】
具体的に、操作装置21-1のうち上方向ボタンを構成する部分は、その表面が、本体20の表面20c内に収まり且つ表面20cに沿うように配置される。操作装置21-1のうち下方向ボタンを構成する部分は、その表面が、本体27の表面27c内に収まり且つ表面27cに沿うように配置される。表面27cは、表面20cに相当する表面である。
【0074】
同様に、操作装置21-2のうち上方向ボタンを構成する部分は、その表面が、本体20の表面20d内に収まり且つ表面20dに沿うように配置される。操作装置21-2のうち下方向ボタンを構成する部分は、その表面が、本体27の表面27d内に収まり且つ表面27dに沿うように配置される。表面27dは、表面20dに相当する表面である。
【0075】
操作装置21-3のうち上方向ボタンを構成する部分は、その表面が、本体20の表面20e内に収まり且つ表面20eに沿うように配置される。操作装置21-3のうち下方向ボタンを構成する部分は、その表面が、本体27の表面27e内に収まり且つ表面27eに沿うように配置される。表面27eは、表面20eに相当する表面である。
【0076】
図23は、乗場装置13の他の例を示す図である。
図23は、本体20が上段、中段、及び下段に分割された例を示す。本体20の上段に、表示装置22~24が設けられる。本体20の中段に、操作装置21のうち上方向ボタンを構成する部分が設けられる。本体20の下段に、操作装置21のうち下方向ボタンを構成する部分と操作装置25とが設けられる。
【0077】
乗場装置13の操作性を考慮し、
図22に示す構成或いは
図23に示す構成が採用されても良い。
【0078】
図24は、乗場装置13の他の例を示す図である。
図24は、
図4に相当する図である。
図24は、かご1A及びかご1Bが群管理されていないエレベーターシステムに備えられた乗場装置13の例を示す。即ち、かご1Aを備えるA号機とかご1Bを備えるB号機とは、それぞれ独立して運転を行う。この例では、群管理装置14は備えられず、乗場装置13は、制御盤6A及び制御盤6Bと直接通信する。別の例では、群管理装置14を備え、群管理機能において独立運転機能を設定しても良い。この場合、乗場装置13は、群管理装置14と通信する。別の例において群管理装置14の機能が制御盤6A又は制御盤6Bにソフトウェア等で実装されている場合は、独立運転機能を群管理装置14の機能として設定し、乗場装置13は、群管理装置14の機能を持つ制御盤6A又は制御盤6Bと通信しても良い。即ち、乗場装置13は、群管理の通信と同じ手段で通信しても良い。
【0079】
図24に示す例においても、
図4に示す例と同様に、乗場装置13は、本体20、操作装置21、表示装置22、表示装置23、表示装置24、操作装置25、及び制御装置26を備える。以下においては、
図4に示す例と異なる点について詳しく説明する。
【0080】
図24に示す例では、操作装置21に、4つの操作装置21-1、操作装置21-2、操作装置21-3、操作装置21-4が含まれる。操作装置21-1、操作装置21-3、表示装置22-1、及び表示装置23-1は、1つのタッチパネルによって実現されることが好ましい。同様に、操作装置21-2及び表示装置22-2は、他の1つのタッチパネルによって実現されることが好ましい。操作装置21-4及び表示装置23-2は、他の1つのタッチパネルによって実現されることが好ましい。
【0081】
図24に示す例では、操作装置21-1及び操作装置21-2は、かご1Aに対する呼びを登録するために利用者によって操作される。また、操作装置21-1及び操作装置21-2は、かご1Aに対する呼びが登録済みであることを表示する。
【0082】
操作装置21-1は、乗場8側を向くように本体20に設けられる。操作装置21-1は、その表面が、本体20の表面20c内に収まり且つ表面20cに沿うように配置される。即ち、操作装置21-1は、表面20c側から操作及び目視することができるように配置される。また、操作装置21-2は、操作装置21-1よりも出入口9A側を向くように本体20に設けられる。操作装置21-2は、その表面が、本体20の表面20d内に収まり且つ表面20dに沿うように配置される。即ち、操作装置21-2は、表面20d側から操作及び目視することができるように配置される。
【0083】
一方、操作装置21-3及び操作装置21-4は、かご1Bに対する呼びを登録するために利用者によって操作される。また、操作装置21-3及び操作装置21-4は、かご1Bに対する呼びが登録済みであることを表示する。
【0084】
操作装置21-3は、操作装置21-1と同様に、乗場8側を向くように本体20に設けられる。操作装置21-3は、その表面が、本体20の表面20c内に収まり且つ表面20cに沿うように配置される。即ち、操作装置21-3は、表面20c側から操作及び目視することができるように配置される。また、操作装置21-4は、操作装置21-3よりも出入口9B側を向くように本体20に設けられる。操作装置21-4は、その表面が、本体20の表面20e内に収まり且つ表面20eに沿うように配置される。即ち、操作装置21-4は、表面20e側から操作及び目視することができるように配置される。
【0085】
図24に示す例では、利用者は、かご1Aに乗りたければ、操作装置21-1又は操作装置21-2を操作する必要がある。利用者は、かご1Bに乗りたければ、操作装置21-3又は操作装置21-4を操作する必要がある。
【0086】
通信部33は、操作装置21に対する操作が行われると、呼びの登録要求を制御盤6に対して送信する。具体的に、通信部33は、操作装置21-1に対する操作、及び操作装置21-2に対する操作に基づいて、かご1Aに対する呼びの登録要求を制御盤6Aに送信する。通信部33は、操作装置21-3に対する操作、及び操作装置21-4に対する操作に基づいて、かご1Bに対する呼びの登録要求を制御盤6Bに送信する。群管理装置14を備え、群管理機能において独立運転機能を設定する場合、乗場装置13は群管理装置14と通信する。群管理装置14の機能が制御盤6A又は制御盤6Bにソフトウェア等で実装されている場合は、乗場装置13は、群管理の通信と同じ手段で通信する。即ち、乗場装置13は、群管理装置14の機能を持つ制御盤6A又は制御盤6Bと通信する。
【0087】
図25は、乗場装置13の他の動作例を説明するための図である。
図25は、
図9に相当する図である。
図25は、他階に移動したい利用者が操作装置21-2の上方向ボタンに触れたことにより、かご1Aが乗場8に到着した時の状態を示している。
【0088】
図26及び
図27は、乗場装置13の他の例を示す図である。
図26及び
図27は、それぞれ、かご1A及びかご1Bが独立運転しているエレベーターシステムに備えられた乗場装置13の例を示す。
図26は、
図22に示す例と同様に、操作装置21の上方向ボタンと下方向ボタンとが分離された例を示す。
図27は、
図10から
図21に示す例と同様に、乗場装置13において行先階を入力することができる例を示す。A号機とB号機とがそれぞれ独立して運転を行う場合に、
図26に示す構成或いは
図27に示す構成が採用されても良い。
【0089】
本実施の形態に示す各例であれば、利用者は、乗場8においてボタン操作を容易に行うことができる。
【0090】
図28は、乗場装置13のハードウェア資源の例を示す図である。乗場装置13の制御装置26は、ハードウェア資源として、プロセッサ41とメモリ42とを含む処理回路40を備える。処理回路40に複数のプロセッサ41が含まれても良い。処理回路40に複数のメモリ42が含まれても良い。
【0091】
本実施の形態において、符号31~33に示す各部は、制御装置26が有する機能を示す。符号31~33に示す各部の機能は、プログラムとして記述されたソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現できる。当該プログラムは、メモリ42に記憶される。制御装置26は、メモリ42に記憶されたプログラムをプロセッサ41(コンピュータ)によって実行することにより、符号31~33に示す各部の機能を実現する。
【0092】
プロセッサ41は、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System on Chip)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、GPU(Graphics Processing Unit)、TPU(Tensor Processing Unit)、GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、或いはDSPともいわれる。メモリ42として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、及びEEPROM等が含まれる。
【0093】
図29は、乗場装置13のハードウェア資源の他の例を示す図である。
図11に示す例では、乗場装置13の制御装置26は、プロセッサ41、メモリ42、及び専用ハードウェア43を含む処理回路40を備える。
図29は、制御装置26が有する機能の一部を専用ハードウェア43によって実現する例を示す。制御装置26が有する機能の全部を専用ハードウェア43によって実現しても良い。専用ハードウェア43として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
【0094】
制御盤6のハードウェア資源は、
図28或いは
図29に示す例と同様である。制御盤6は、ハードウェア資源として、プロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。制御盤6は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサ(コンピュータ)によって実行することにより、各機能を実現する。制御盤6は、ハードウェア資源として、プロセッサ、メモリ、及び専用ハードウェアを含む処理回路を備えても良い。制御盤6が有する機能の一部或いは全部が専用ハードウェアによって実現されても良い。
【0095】
群管理装置14のハードウェア資源は、
図28或いは
図29に示す例と同様である。群管理装置14は、ハードウェア資源として、プロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。群管理装置14は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサ(コンピュータ)によって実行することにより、各機能を実現する。群管理装置14は、ハードウェア資源として、プロセッサ、メモリ、及び専用ハードウェアを含む処理回路を備えても良い。群管理装置14が有する機能の一部或いは全部が専用ハードウェアによって実現されても良い。なお、群管理装置14は、ハードウェア資源を持たずに、制御盤6にソフトウェアとして実装されても良い。
【0096】
以下に、本開示に含まれ得る態様の例について、付記として明記する。
【0097】
[付記1]
第1かごが停止する乗場に設けられ、前記乗場側を向く第1表面、及び前記第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、
前記本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、
前記第1操作装置に対する操作及び前記第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、
を備え、
前記第1操作装置は、前記第1表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第2操作装置は、前記第2表面側から操作及び目視することができるように配置されたエレベーターの乗場装置。
[付記2]
前記乗場に、前記第1かごに乗るための第1出入口が形成され、
前記第2表面は、前記第1表面の前記第1出入口側に配置された付記1に記載のエレベーターの乗場装置。
[付記3]
前記本体に設けられ、前記第1かごの現在位置及び移動方向を表示する第1表示装置及び第2表示装置を更に備え、
前記第1表示装置は、前記第1表面側から目視することができるように配置され、
前記第2表示装置は、前記第2表面側から目視することができるように配置された付記1又は付記2に記載のエレベーターの乗場装置。
[付記4]
前記本体に設けられ、前記第1かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第3表示装置を更に備え、
前記第3表示装置は、前記第1操作装置及び前記第2操作装置より上方に配置された付記1から付記3の何れか1つに記載のエレベーターの乗場装置。
[付記5]
前記本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第3操作装置を更に備え、
前記乗場に、第2かごに乗るための第2出入口が形成され、
前記本体は、前記第1出入口と前記第2出入口との間に配置され、前記第1表面と平行ではない第3表面を有し、
前記第3表面は、前記第1表面の前記第2出入口側に配置され、
前記第3操作装置は、前記第3表面側から操作及び目視することができるように配置された付記2に記載のエレベーターの乗場装置。
[付記6]
前記本体に設けられ、前記第1かごの現在位置及び移動方向を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、
前記本体に設けられ、前記第2かごの現在位置及び移動方向を表示する第3表示装置及び第4表示装置と、
を更に備え、
前記第1表示装置及び前記第3表示装置は、前記第1表面側から目視することができるように配置され、
前記第2表示装置は、前記第2表面側から目視することができるように配置され、
前記第4表示装置は、前記第3表面側から目視することができるように配置された付記5に記載のエレベーターの乗場装置。
[付記7]
前記本体に設けられ、前記第1かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第5表示装置と、
前記本体に設けられ、前記第2かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第6表示装置と、
を更に備え、
前記第5表示装置及び前記第6表示装置は、前記第1操作装置、前記第2操作装置、及び第3操作装置より上方に配置された付記5又は付記6に記載のエレベーターの乗場装置。
[付記8]
前記本体に設けられ、登録済みの呼びをキャンセルするために操作される第4操作装置を更に備えた付記1から付記7の何れか1つに記載のエレベーターの乗場装置。
【符号の説明】
【0098】
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 昇降路、 4 ロープ、 5 巻上機、 6 制御盤、 7 機械室、 8 乗場、 9 出入口、 10 三方枠、 11 ドア、 12 壁、 13 乗場装置、 14 群管理装置、 15 フェースプレート、 20 本体、 20c~20g 表面、 21 操作装置、 22~24 表示装置、 25 操作装置、 26 制御装置、 27 本体、 27c~27e 表面、 31 判定処理部、 32 表示制御部、 33 通信部、 40 処理回路、 41 プロセッサ、 42 メモリ、 43 専用ハードウェア
【手続補正書】
【提出日】2023-09-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1かごが停止する乗場に設けられ、前記乗場側を向く第1表面、及び前記第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、
前記本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、
前記第1操作装置に対する操作及び前記第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、
前記本体に設けられ、前記第1かごの現在位置及び移動方向を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、
を備え、
前記第1操作装置は、前記第1表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第2操作装置は、前記第2表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第1表示装置は、前記第1表面側から目視することができるように配置され、
前記第2表示装置は、前記第2表面側から目視することができるように配置されたエレベーターの乗場装置。
【請求項2】
第1かごが停止する乗場に設けられ、前記乗場側を向く第1表面、及び前記第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、
前記本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、
前記第1操作装置に対する操作及び前記第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、
前記本体に設けられ、前記第1かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第3表示装置と、
を備え、
前記第1操作装置は、前記第1表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第2操作装置は、前記第2表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第3表示装置は、前記第1操作装置及び前記第2操作装置より上方に配置されたエレベーターの乗場装置。
【請求項3】
前記乗場に、前記第1かごに乗るための第1出入口が形成され、
前記第2表面は、前記第1表面の前記第1出入口側に配置された請求項1又は請求項2に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項4】
前記本体に設けられ、登録済みの呼びをキャンセルするために操作される第4操作装置を更に備えた請求項1又は請求項2に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項5】
第1かごが停止する乗場に設けられ、前記乗場側を向く第1表面、及び前記第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、
前記本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、
前記第1操作装置に対する操作及び前記第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、
前記本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第3操作装置と、
を備え、
前記第1操作装置は、前記第1表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第2操作装置は、前記第2表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記乗場に、前記第1かごに乗るための第1出入口及び第2かごに乗るための第2出入口が形成され、
前記本体は、前記第1出入口と前記第2出入口との間に配置され、前記第1表面と平行ではない第3表面を有し、
前記第2表面は、前記第1表面の前記第1出入口側に配置され、
前記第3表面は、前記第1表面の前記第2出入口側に配置され、
前記第3操作装置は、前記第3表面側から操作及び目視することができるように配置されたエレベーターの乗場装置。
【請求項6】
前記本体に設けられ、前記第1かごの現在位置及び移動方向を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、
前記本体に設けられ、前記第2かごの現在位置及び移動方向を表示する第3表示装置及び第4表示装置と、
を更に備え、
前記第1表示装置及び前記第3表示装置は、前記第1表面側から目視することができるように配置され、
前記第2表示装置は、前記第2表面側から目視することができるように配置され、
前記第4表示装置は、前記第3表面側から目視することができるように配置された請求項5に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項7】
前記本体に設けられ、前記第1かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第5表示装置と、
前記本体に設けられ、前記第2かごが前記乗場に到着すること及び到着したことを表示する第6表示装置と、
を更に備え、
前記第5表示装置及び前記第6表示装置は、前記第1操作装置、前記第2操作装置、及び第3操作装置より上方に配置された請求項5又は請求項6に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項8】
前記本体に設けられ、登録済みの呼びをキャンセルするために操作される第4操作装置を更に備えた請求項5又は請求項6に記載のエレベーターの乗場装置。
【請求項9】
第1かごに乗るための第1出入口及び第2かごに乗るための第2出入口が形成された乗場に設けられ、前記乗場側を向く第1表面、前記第1表面の前記第1出入口側に配置された第2表面、及び前記第1表面の前記第2出入口側に配置された第3表面を有する本体と、
前記本体に設けられ、前記第1かごに対する呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、
前記本体に設けられ、前記第2かごに対する呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第3操作装置及び第4操作装置と、
前記第1操作装置に対する操作及び前記第2操作装置に対する操作に基づいて前記第1かごに対する呼びの登録要求を送信し、前記第3操作装置に対する操作及び前記第4操作装置に対する操作に基づいて前記第2かごに対する呼びの登録要求を送信する通信部と、
を備え、
前記第2表面及び前記第3表面は、前記第1表面と平行ではなく、
前記第1操作装置及び前記第3操作装置は、前記第1表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第2操作装置は、前記第2表面側から操作及び目視することができるように配置され、
前記第4操作装置は、前記第3表面側から操作及び目視することができるように配置されたエレベーターの乗場装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本開示に係るエレベーターの乗場装置は、第1かごが停止する乗場に設けられ、乗場側を向く第1表面、及び第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、第1操作装置に対する操作及び第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、本体に設けられ、第1かごの現在位置及び移動方向を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、を備える。第1操作装置は、第1表面側から操作及び目視することができるように配置される。第2操作装置は、第2表面側から操作及び目視することができるように配置される。第1表示装置は、第1表面側から目視することができるように配置される。第2表示装置は、第2表面側から目視することができるように配置される。
本開示に係るエレベーターの乗場装置は、第1かごが停止する乗場に設けられ、乗場側を向く第1表面、及び第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、第1操作装置に対する操作及び第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、本体に設けられ、第1かごが乗場に到着すること及び到着したことを表示する第3表示装置と、を備える。第1操作装置は、第1表面側から操作及び目視することができるように配置される。第2操作装置は、第2表面側から操作及び目視することができるように配置される。第3表示装置は、第1操作装置及び第2操作装置より上方に配置される。
本開示に係るエレベーターの乗場装置は、第1かごが停止する乗場に設けられ、乗場側を向く第1表面、及び第1表面と平行ではない第2表面を有する本体と、本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第1操作装置及び第2操作装置と、第1操作装置に対する操作及び第2操作装置に対する操作に基づいて、呼びの登録要求を送信する通信部と、本体に設けられ、呼びを登録するために操作され且つ呼びが登録済みであることを表示する第3操作装置と、を備える。第1操作装置は、第1表面側から操作及び目視することができるように配置される。第2操作装置は、第2表面側から操作及び目視することができるように配置される。乗場に、第1かごに乗るための第1出入口及び第2かごに乗るための第2出入口が形成される。本体は、第1出入口と第2出入口との間に配置され、第1表面と平行ではない第3表面を有する。第2表面は、第1表面の第1出入口側に配置される。第3表面は、第1表面の第2出入口側に配置される。第3操作装置は、第3表面側から操作及び目視することができるように配置される。