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特開2024-155097検査レベル設定システム及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024155097
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】検査レベル設定システム及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241024BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023069522
(22)【出願日】2023-04-20
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中山 博義
(72)【発明者】
【氏名】野口 大介
(72)【発明者】
【氏名】山口 慧
(72)【発明者】
【氏名】河部 匡剛
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】検査装置に対してユーザの判断基準を反映させた検査レベルを設定することが可能な検査レベル設定システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定された検査装置において、出力装置から出力された出力物が良品であるかを検査した検査結果を表示し、検査装置が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力をユーザから受け付け、検査装置による検査結果とユーザの判断結果が一致しない場合に、検査装置に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更するプロセッサを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定された検査装置において、出力装置から出力された出力物が良品であるかを検査した検査結果を表示し、
前記検査装置が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力をユーザから受け付け、
前記検査装置による検査結果と前記ユーザの判断結果が一致しない場合に、前記検査装置に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更する
検査レベル設定システム。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記検査装置による検査結果が良品であり、かつ、前記ユーザからの入力が良品ではない場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも厳しく設定し、
前記検査装置による検査結果が良品ではなく、かつ、前記ユーザからの入力が良品である場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも緩く設定する
請求項1に記載の検査レベル設定システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記検査装置による検査結果と前記ユーザからの入力結果の不一致について、設定された条件を満たす不一致が生じた場合に、検査レベルを変更する
請求項2に記載の検査レベル設定システム。
【請求項4】
前記設定された条件は、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数の割合が、設定された割合以上である
請求項3に記載の検査レベル設定システム。
【請求項5】
前記設定された条件は、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数が、設定された回数以上である
請求項3に記載の検査レベル設定システム。
【請求項6】
検査レベルは、出力内容毎に設定されている
請求項1に記載の検査レベル設定システム。
【請求項7】
検査レベルは、出力を依頼した依頼者毎に設定されている
請求項1に記載の検査レベル設定システム。
【請求項8】
検査レベルは、さらに出力内容毎に設定されている
請求項7に記載の検査レベル設定システム。
【請求項9】
良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定された検査装置において、出力装置から出力された出力物が良品であるかを検査した検査結果を表示するステップと、
前記検査装置が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力をユーザから受け付けるステップと、
前記検査装置による検査結果と前記ユーザの判断結果が一致しない場合に、前記検査装置に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、検査レベル設定システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、受け付けた印刷ジョブと同一の印刷ジョブがデータベースに登録されていない場合であっても、ユーザの技量に依存することなく最適な検品レベルおよび検品項目を設定しやすくした画像処理システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-070168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば印刷装置等の出力装置から出力された出力物を検査して、その出力物が良品であるか不良品であるかを判定する検査装置が用いられる場合がある。このような検査装置では、出力物が良品であるか不良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定されており、設定された検査レベルに基づいて出力物の検査が行われる。
【0005】
しかしながら、検査レベルが厳し過ぎると、ユーザが良品と判断する出力物が検査装置において不良品となってしまい、逆に、検査レベルが緩過ぎると、ユーザが不良品と判断する出力物が検査装置において良品となってしまう、等の問題が生じる。
【0006】
本発明の目的は、検査装置に対してユーザの判断基準を反映させた検査レベルを設定することが可能な検査レベル設定システム及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様の検査レベル設定システムは、プロセッサを備え、前記プロセッサは、良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定された検査装置において、出力装置から出力された出力物が良品であるかを検査した検査結果を表示し、前記検査装置が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力をユーザから受け付け、前記検査装置による検査結果と前記ユーザの判断結果が一致しない場合に、前記検査装置に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更する。
【0008】
第2態様の検査レベル設定システムは、第1態様の検査レベル設定システムにおいて、前記プロセッサは、前記検査装置による検査結果が良品であり、かつ、前記ユーザからの入力が良品ではない場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも厳しく設定し、前記検査装置による検査結果が良品ではなく、かつ、前記ユーザからの入力が良品である場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも緩く設定する。
【0009】
第3態様の検査レベル設定システムは、第2態様の検査レベル設定システムにおいて、前記プロセッサは、前記検査装置による検査結果と前記ユーザからの入力結果の不一致について、設定された条件を満たす不一致が生じた場合に、検査レベルを変更する。
【0010】
第4態様の検査レベル設定システムは、第3態様の検査レベル設定システムにおいて、前記設定された条件は、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数の割合が、設定された割合以上である。
【0011】
第5態様の検査レベル設定システムは、第3態様の検査レベル設定システムにおいて、 前記設定された条件は、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数が、設定された回数以上である。
【0012】
第6態様の検査レベル設定システムは、第1態様の検査レベル設定システムにおいて、検査レベルは、出力内容毎に設定されている。
【0013】
第7態様の検査レベル設定システムは、第1態様の検査レベル設定システムにおいて、検査レベルは、出力を依頼した依頼者毎に設定されている。
【0014】
第8態様の検査レベル設定システムは、第7態様の検査レベル設定システムにおいて、検査レベルは、さらに出力内容毎に設定されている。
【0015】
第9態様のプログラムは、良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定された検査装置において、出力装置から出力された出力物が良品であるかを検査した検査結果を表示するステップと、前記検査装置が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力をユーザから受け付けるステップと、前記検査装置による検査結果と前記ユーザの判断結果が一致しない場合に、前記検査装置に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更するステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0016】
第1態様の検査レベル設定システムによれば、検査装置に対してユーザの判断基準を反映させた検査レベルを設定することができる。
【0017】
第2態様の検査レベル設定システムによれば、検査レベルをユーザの判断基準に近づけることができる。
【0018】
第3態様の検査レベル設定システムによれば、設定された条件を満たさない場合は、検査レベルを維持することができる。
【0019】
第4態様の検査レベル設定システムによれば、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数の割合が、設定された割合未満の場合は、検査レベルを維持することができる。
【0020】
第5態様の検査レベル設定システムによれば、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数が、設定された回数未満の場合は、検査レベルを維持することができる。
【0021】
第6態様の検査レベル設定システムによれば、出力内容が異なる場合に、異なる検査レベルを設定することができる。
【0022】
第7態様の検査レベル設定システムによれば、出力を依頼した依頼者が異なる場合に、異なる検査レベルを設定することができる。
【0023】
第8態様の検査レベル設定システムによれば、出力内容が異なる場合に、異なる検査レベルを設定することができる。
【0024】
第9態様のプログラムによれば、検査装置に対してユーザの判断基準を反映させた検査レベルを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本開示の一実施形態の印刷システムのシステム構成を示す図である。
図2】管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】管理サーバの機能構成を示すブロック図である。
図4】ユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5】操作端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
図6】管理画面の一例を示す図である。
図7】管理画面の一例を示す図である。
図8】管理画面の一例を示す図である。
図9】管理画面の一例を示す図である。
図10】検査レベルの管理テーブルの一例を示す図である。
図11】検査レベルの管理テーブルの一例を示す図である。
図12】検査レベルの管理テーブルの一例を示す図である。
図13】検査装置における検査結果の取得処理の流れを示すフローチャートである。
図14】管理サーバによる検査装置の検査レベルの変更処理の流れを示すフローチャートの前半部である。
図15】管理サーバによる検査装置の検査レベルの変更処理の流れを示すフローチャートの後半部である。
図16】スキャン画像を複数の領域に分割して領域毎に検査レベルを設定する例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の印刷システム1のシステム構成を示す図である。
【0027】
図1に示すように、印刷システム1は、一例として、管理サーバ10と、ユーザ端末20と、操作端末30と、検査装置41を備える画像形成装置40と、を備えている。管理サーバ10、ユーザ端末20、及び、操作端末30は、ネットワーク50を介して相互に接続されている。
【0028】
本実施形態の印刷システム1は、管理サーバ10により、画像形成装置40が備える検査装置41の検査レベルの設定及び管理を行うことが可能なシステムである。
【0029】
管理サーバ10は、本開示の技術における検査レベル設定システムの一例であり、画像形成装置40が備える検査装置41の検査レベルを管理するサーバの一例である。図2は管理サーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0030】
管理サーバ10は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、ハードディスクドライブ等の記憶装置13、外部の装置等との間でデータの送受信を行う通信インタフェース(以下、IFと略す)14、及び、制御バス15を有する。CPU11、メモリ12、記憶装置13、及び、通信IF14は、制御バス15を介して互いに接続されている。
【0031】
CPU11は、メモリ12又は記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、管理サーバ10の動作を制御するプロセッサである。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12又は記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、これに限定されるものではない。この制御プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録した形態で提供してもよい。例えば、このプログラムをCD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)及びDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等の光ディスクに記録した形態、若しくは、USB(Universal Serial Bus)メモリ及びメモリカード等の半導体メモリに記録した形態で提供してもよい。また、この制御プログラムを、通信IF14に接続された通信回線を介して外部装置から取得するようにしてもよい。
【0032】
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される管理サーバ10の機能構成を示すブロック図である。本実施形態の管理サーバ10は、図3に示すように、制御部61、記憶部62、及び、データ送受信部63を有する。
【0033】
制御部61は、管理サーバ10の全体動作の制御処理、及び、検査装置41の検査レベルの管理等を行う。記憶部62は、上記の制御プログラムに加えて、管理サーバ10の動作に必要な情報が記憶される。データ送受信部63は、外部の装置との間でデータの送受信を行う。
【0034】
ユーザ端末20は、管理サーバ10にアクセスし、画像形成装置40が備える検査装置41が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力等を行うための端末である。図4はユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0035】
ユーザ端末20は、図4に示すように、CPU21、メモリ22、ハードディスクドライブ等の記憶装置23、外部の装置等との間でデータの送受信を行う通信IF24、液晶等のディスプレイ25、キーボード26、マウス27、及び、制御バス28を有する。
【0036】
CPU21、メモリ22、記憶装置23、通信IF24、ディスプレイ25、キーボード26、及び、マウス27は、制御バス28を介して互いに接続されている。
【0037】
CPU21、メモリ22、記憶装置23、及び、通信IF24については、管理サーバ10のCPU11、メモリ12、記憶装置13、及び、通信IF14と同等のものであるため、説明は省略する。ディスプレイ25は、様々な情報を表示する表示装置である。キーボード26及びマウス27は、ユーザからの入力を受け付ける入力装置である。
【0038】
操作端末30は、画像形成装置40が備える検査装置41の検査レベルの設定及び操作を含む、画像形成装置40の設定及び操作を行うための端末である。図5は操作端末30のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0039】
操作端末30は、図5に示すように、CPU31、メモリ32、ハードディスクドライブ等の記憶装置33、外部の装置等との間でデータの送受信を行う通信IF34、液晶等のディスプレイ35、キーボード36、マウス37、及び、制御バス38を有する。
【0040】
CPU31、メモリ32、記憶装置33、通信IF34、ディスプレイ35、キーボード36、及び、マウス37は、制御バス38を介して互いに接続されている。操作端末30の詳細な構成は、ユーザ端末20と同等のものであるため、説明は省略する。
【0041】
画像形成装置40は、本開示の技術における出力装置の一例であり、ユーザ端末20又は操作端末30等から指示入力された印刷ジョブに基づいて、データを印刷して出力物として出力する装置である。画像形成装置40は、出力物が良品であるかを検査する検査装置41を備える。検査装置41は、画像形成装置40に接続された操作端末30を介して管理サーバ10に接続される。
【0042】
検査装置41には、良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定されている。検査装置41は、画像形成装置40の出力物をスキャンし、スキャン画像中における傷及び/又は汚れ等の異常を画像認識により抽出し、設定されている検査レベルに基づいて、出力物が良品であるかを判定する。
【0043】
ここで、検査装置41に設定されている検査レベルが厳し過ぎると、ユーザが良品と判断する出力物が検査装置41において不良品となってしまい、逆に、検査レベルが緩過ぎると、ユーザが不良品と判断する出力物が検査装置41において良品となってしまう。
【0044】
そのため、本実施形態の印刷システム1において、管理サーバ10は、検査装置41に対してユーザの判断基準を反映させた検査レベルを設定するようにしたものであり、管理サーバ10の制御部61は、良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定された検査装置41において、画像形成装置40から出力された出力物が良品であるかを検査した検査結果を表示し、検査装置41が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力をユーザから受け付け、検査装置41による検査結果とユーザの判断結果が一致しない場合に、検査装置41に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更する。
【0045】
なお、制御部61は、検査装置41による検査結果が良品であり、かつ、ユーザからの入力が良品ではない場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも厳しく設定し、検査装置41による検査結果が良品ではなく、かつ、ユーザからの入力が良品である場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも緩く設定するようにしてもよい。
【0046】
この場合、制御部61は、検査装置41による検査結果とユーザからの入力結果の不一致について、設定された条件を満たす不一致が生じた場合に、検査レベルを変更するようにしてもよい。
【0047】
ここで、設定された条件は、「設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数の割合が、設定された割合以上」としてもよいし、「設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数が、設定された回数以上」としてもよい。
【0048】
また、検査レベルは、出力内容毎に設定されていてもよいし、出力を依頼した依頼者毎に設定されていてもよいし、出力を依頼した依頼者毎かつ出力内容毎に設定されていてもよい。
【0049】
以下に、本実施形態の印刷システム1における、検査装置41の検査レベルの変更処理について詳細に説明する。
【0050】
本実施形態では、一例として、画像形成装置40が備える検査装置41は、出力物に対する検査結果として、「良品」又は「不良品」の結果を出力する。また、管理サーバ10は、検査装置41が検査した出力物に対して、「良品」又は「不良品」の判断結果の入力をユーザから受け付ける。また、検査レベルは、良品であるかを判定する基準が最も緩い検査レベル1から、良品であるかを判定する基準が最も厳しい検査レベル5までの5段階とする。
【0051】
先ず、画像形成装置40において印刷ジョブが実行され、印刷された媒体が出力物として出力されると、検査装置41は、画像形成装置40の出力物をページ毎にスキャンする。
【0052】
次に、検査装置41は、ページ毎のスキャン画像中における傷及び/又は汚れ等の異常を画像認識により抽出し、設定されている検査レベルに基づいて、ページ毎に出力物が良品であるかを判定する。
【0053】
検査装置41における検査レベルは、画像形成装置40の出荷時に初期値の検査レベルが設定されており、画像形成装置40に接続されている操作端末30を介して操作者が任意に検査レベルを設定したり、管理サーバ10からの指示入力に基づいて検査レベルを設定することが可能である。
【0054】
次に、検査装置41は、印刷ジョブの実行に伴う検査結果の情報を、当該印刷ジョブの情報及び検査の際に設定されていた検査レベルの情報等とともに、管理サーバ10に送信する。
【0055】
管理サーバ10の制御部61は、検査装置41から検査結果等の情報を取得した後、検査装置41による出力物に対する検査結果の情報を管理画面80として、ユーザ端末20のディスプレイ25に表示させる。図6は、管理サーバ10がユーザ端末20に表示させる管理画面80の一例を示す図である。
【0056】
管理画面80は、ジョブ情報表示部81と、ページ情報表示部82と、検査結果表示部83と、拡大画像表示部84と、「良品」入力ボタン85と、「不良品」入力ボタン86と、サムネイル表示部87と、を備える。
【0057】
ジョブ情報表示部81は、表示中のジョブのジョブ番号、表示中のジョブのジョブ名称、及び、表示中のジョブに対して設定されている検査レベル等、表示中のジョブに関する詳細情報を表示する領域である。
【0058】
ページ情報表示部82は、検査結果の表示対象のページを選択するための選択ボタン、及び、選択されたページのページ番号を表示するページ番号表示部を備える。
【0059】
検査結果表示部83は、ページ情報表示部82において選択されたページの検査結果を表示する領域である。
【0060】
拡大画像表示部84は、ページ情報表示部82において選択されたページのスキャン画像の拡大画像を表示する領域である。
【0061】
「良品」入力ボタン85及び「不良品」入力ボタン86は、ページ情報表示部82において選択されたページに対して、「良品」又は「不良品」の判断結果の入力をユーザから受け付けるためのボタンである。
【0062】
サムネイル表示部87は、検査装置41において検査した全てのページのスキャン画像のサムネイル画像を表示する領域である。なお、全てのページのスキャン画像のサムネイル画像が1画面内に表示しきれない場合は、スクロールにより全てのページのスキャン画像のサムネイル画像が表示される。
【0063】
例えば、図6に示す例では、ジョブ番号が「12345」、ジョブ名称が「風景」、検査レベルが「2」であり、121ページ目のスキャン画像の検査結果(良品)が表示されている。
【0064】
ユーザは、拡大画像表示部84に表示されている121ページ目のスキャン画像の拡大画像を確認し、121ページ目の出力物について「良品」又は「不良品」の判断結果を、「良品」入力ボタン85又は「不良品」入力ボタン86により入力する。
【0065】
制御部61は、検査装置41による検査結果とユーザの判断結果が一致しない場合に、検査装置41に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更する。
【0066】
本実施形態では、一例として、制御部61は、検査装置41による検査結果が「良品」であり、かつ、ユーザからの入力が「良品」ではない場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも1段階厳しく設定し、検査装置41による検査結果が「良品」ではなく、かつ、ユーザからの入力が「良品」である場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも1段階緩く設定する。
【0067】
例えば、図6に示すように、検査装置41が「良品」とした出力物に対してユーザが「良品」と判断した場合、制御部61は、検査装置41の検査レベルを、現在の検査レベル2から変更しない。
【0068】
また、図7に示すように、検査装置41が「良品」とした出力物に対してユーザが「不良品」と判断した場合、制御部61は、現在の検査レベル2から1段階厳しい検査レベル3に変更する。
【0069】
また、図8に示すように、検査装置41が「不良品」とした出力物に対してユーザが「不良品」と判断した場合、制御部61は、現在の検査レベル2から変更しない。
【0070】
また、図9に示すように、検査装置41が「不良品」とした出力物に対してユーザが「良品」と判断した場合、制御部61は、現在の検査レベル2から1段階緩い検査レベル1に変更する。
【0071】
ただし、本例においては、制御部61は、検査装置41による検査結果とユーザからの入力結果の不一致について、設定された条件を満たす不一致が生じた場合に、検査レベルを変更する。
【0072】
ここで、「設定された条件」は、「設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数の割合が、設定された割合以上」としてもよいし、「設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数が、設定された回数以上」としてもよい。
【0073】
また、「設定された出力物の数」については、表示中のジョブにおいて検査装置41が検査した全てのページ数としてもよいし、任意のページ数としてもよい。また、表示中のジョブにおいて検査装置41が検査した全てのページ数のうち検査結果が「良品」のページ数、又は、検査結果が「不良品」のページ数としてもよい。また、検査結果が「良品」の任意のページ数、又は、検査結果が「不良品」の任意のページ数としてもよい。
【0074】
具体例を挙げて説明すると、例えば、1つの印刷ジョブに対応して検査装置41が検査した全てのページ数が150、そのうち検査結果が「良品」のページ数が120で「不良品」のページ数が30とする。
【0075】
検査装置41の検査結果が「良品」の出力物に対してユーザが「不良品」と判断した場合の不一致について検査レベルを変更する場合、及び、検査装置41の検査結果が「不良品」の出力物に対してユーザが「良品」と判断した場合の不一致について検査レベルを変更する場合に共通して、「設定された出力物の数」は、全てのページ数である150としてもよいし、任意のページ数として例えば100としてもよい。
【0076】
また、検査装置41の検査結果が「良品」の出力物に対してユーザが「不良品」と判断した場合の不一致について検査レベルを変更する場合について、「設定された出力物の数」は、検査結果が「良品」のページ数である120としてもよいし、任意のページ数として例えば10としてもよい。
【0077】
また、検査装置41の検査結果が「不良品」の出力物に対してユーザが「良品」と判断した場合の不一致について検査レベルを変更する場合について、「設定された出力物の数」は、検査結果が「不良品」のページ数である30としてもよいし、任意のページ数として例えば10としてもよい。
【0078】
なお、検査装置41の検査レベルが過剰に厳しく設定されている場合、検査装置41が「良品」とした出力物に対してユーザが「不良品」と判断することはほぼなく、検査装置41が「不良品」とした出力物に対してユーザが「良品」と判断することが生じる可能性がある。
【0079】
逆に、検査装置41の検査レベルが過剰に緩く設定されている場合、検査装置41が「不良品」とした出力物に対してユーザが「良品」と判断することはほぼなく、検査装置41が「良品」とした出力物に対してユーザが「不良品」と判断することが生じる可能性がある。
【0080】
また、検査装置41の検査レベルがユーザの判断基準に沿って適正に設定されている場合、検査装置41の検査結果とユーザの判断結果が概ね一致することになる。
【0081】
従って、同じ印刷ジョブの中の検査結果においては、検査装置41による検査結果とユーザからの入力結果の不一致について、検査装置41が「不良品」とした出力物に対してユーザが「良品」と判断するページ数と、検査装置41が「良品」とした出力物に対してユーザが「不良品」と判断するページ数との両方のページ数が共に多数となることはない。
【0082】
そのため、上記の通り、「設定された条件」について、「設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数の割合が、設定された割合以上」又は「設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数が、設定された回数以上」とすることにより、誤差を排して、検査レベルをユーザの判断基準に沿って変更可能となる。
【0083】
本実施形態では、一例として、「設定された条件」は、1つの印刷ジョブに対応して検査装置41が検査した全てのページ数の中で、不一致が生じた回数が5回以上となった場合に、検査レベルを変更するものとする。
【0084】
管理サーバ10において、検査レベルは、検査装置41の個体毎に管理されている。また、検査レベルは、図10に示すように、個体毎の中でさらに出力内容(例えば、印刷データ)毎に設定されていてもよいし、図11に示すように、出力を依頼した依頼者(例えば、クライアント)毎に設定されていてもよいし、図12に示すように、出力を依頼した依頼者毎かつ出力内容毎に設定されていてもよい。
【0085】
次に、本実施形態の印刷システム1における、検査装置41の検査レベルの変更処理の流れについて、フローチャートを参照して説明する。
【0086】
先ず、検査装置41における検査結果の取得処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0087】
先ず、検査装置41は、ステップS11において、印刷ジョブの「ジョブ情報」及び印刷ジョブに対して現在設定されている「検査レベル」等の付帯情報を記憶領域に保存する。
【0088】
次に、検査装置41は、ステップS12において、印刷ジョブの実行により画像形成装置40から出力された出力物の全ページ分について、ページ毎にスキャン結果及び検査結果を一時記憶領域に記憶する。
【0089】
そして、全ページ分のスキャン結果及び検査結果が一時記憶領域に記憶されたら、検査装置41は、ステップS13において、全ページ分のスキャン結果及び検査結果を一時記憶領域から記憶領域に移行させて記憶する。
【0090】
次に、検査装置41は、ステップS14において、全ページ分のスキャン結果及び検査結果を付帯情報とともに管理サーバ10に送信する。
【0091】
次に、管理サーバ10による検査装置41の検査レベルの変更処理について、図14及び図15のフローチャートを参照して説明する。図14はフローチャートの前半部分を示しており、図15はフローチャートの後半部分を示している。
【0092】
先ず、管理サーバ10の制御部61は、ステップS21において、ユーザから確認対象ジョブの選択を受け付ける。
【0093】
次に、制御部61は、ステップS22において、確認対象ジョブが実行された画像形成装置向けの検査レベルをメモリ12に展開する。
【0094】
次に、制御部61は、ステップS23において、記憶部62から対象ジョブの検査結果を取得し、ステップS24において、ユーザ端末20のディスプレイ25に管理画面80を表示させる。
【0095】
次に、制御部61は、ステップS25からステップS31において、全ページ分について、ユーザからページ毎の判断結果の入力を受け付ける。
【0096】
各ページの処理について、具体的には、制御部61は、ステップS26において、検査装置41の検査結果が「良品」であるか「不良品」であるかの判定を行う。
【0097】
ステップS26において、検査装置41の検査結果が「良品」であると判定された場合、制御部61は、ステップS27において、ユーザが入力した判断結果が「良品」であるか「不良品」であるかの判定を行う。
【0098】
ステップS27において、ユーザが入力した判断結果が「不良品」であると判定された場合、制御部61は、ステップS28において、加算カウンタを+1し、次のページの処理に遷移する。なお、加算カウンタは、検査レベルを上げるか否かを判定するためのパラメータである。
【0099】
ステップS27において、ユーザが入力した判断結果が「良品」であると判定された場合、制御部61は、そのまま次のページの処理に遷移する。
【0100】
ステップS26において、検査装置41の検査結果が「不良品」であると判定された場合、制御部61は、ステップS29において、ユーザが入力した判断結果が「良品」であるか「不良品」であるかの判定を行う。
【0101】
ステップS29において、ユーザが入力した判断結果が「良品」であると判定された場合、制御部61は、ステップS30において、減算カウンタを+1し、次のページの処理に遷移する。なお、減算カウンタは、検査レベルを下げるか否かを判定するためのパラメータである。
【0102】
ステップS29において、ユーザが入力した判断結果が「不良品」であると判定された場合、制御部61は、そのまま次のページの処理に遷移する。
【0103】
全ページ分の処理が終了したら、制御部61は、ステップS32において、加算カウンタの数値が設定された閾値(本実施形態では5回)以上であるか否かの判定を行う。
【0104】
ステップS32において、加算カウンタの数値が設定された閾値以上であると判定された場合、制御部61は、ステップS33において、検査装置41の検査レベルを1段階上げ、処理を終了する。
【0105】
ステップS32において、加算カウンタの数値が設定された閾値以上ではないと判定された場合、制御部61は、ステップS34において、減算カウンタの数値が設定された閾値(本実施形態では5回)以上であるか否かの判定を行う。
【0106】
ステップS34において、減算カウンタの数値が設定された閾値以上であると判定された場合、制御部61は、ステップS35において、検査装置41の検査レベルを1段階下げ、処理を終了する。
【0107】
ステップS34において、減算カウンタの数値が設定された閾値以上ではないと判定された場合、制御部61は、そのまま処理を終了する。
【0108】
[変形例]
【0109】
以上、本発明の一実施形態の情報処理システム1について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されず、適宜変更することもできる。
【0110】
例えば、上記実施形態において、検査レベルは、スキャン画像の全体に対して一律に設定していたが、図16に示すように、スキャン画像を複数の領域に分割し、領域毎に異なる検査レベルを設定するようにしてもよい。
【0111】
この場合、例えば、スキャン画像の中央部の領域の検査レベルを、周辺部の領域の検査レベルよりも厳しくしてもよい。また、スキャン画像の中で重要な被写体が映っている領域の検査レベルを、他の領域の検査レベルよりも厳しくしてもよい。
【0112】
また、ユーザの判断結果の入力については、「良品」又は「不良品」の入力に限らず、検査装置の検査結果に対して「同意」又は「不同意」の入力としてもよいし、検査装置の検査結果に対して「適切」又は「不適切」の入力としてもよい。すなわち、検査装置の検査結果に対するユーザの判断基準を入力可能なものであれば、どのような態様としてもよい。
【0113】
また、印刷システムを、1組の操作端末30と画像形成装置40のみから構成するとともに、管理サーバ10の機能を操作端末30に持たせてもよい。
【0114】
また、上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
【0115】
また、上記実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【0116】
[付記]
以下に、本開示の好ましい形態について付記する。
【0117】
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定された検査装置において、出力装置から出力された出力物が良品であるかを検査した検査結果を表示し、
前記検査装置が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力をユーザから受け付け、
前記検査装置による検査結果と前記ユーザの判断結果が一致しない場合に、前記検査装置に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更する
検査レベル設定システム。
【0118】
(((2)))
前記プロセッサは、
前記検査装置による検査結果が良品であり、かつ、前記ユーザからの入力が良品ではない場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも厳しく設定し、
前記検査装置による検査結果が良品ではなく、かつ、前記ユーザからの入力が良品である場合、検査レベルを現在の検査レベルよりも緩く設定する
(((1)))に記載の検査レベル設定システム。
【0119】
(((3)))
前記プロセッサは、前記検査装置による検査結果と前記ユーザからの入力結果の不一致について、設定された条件を満たす不一致が生じた場合に、検査レベルを変更する
(((2)))に記載の検査レベル設定システム。
【0120】
(((4)))
前記設定された条件は、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数の割合が、設定された割合以上である
(((3)))に記載の検査レベル設定システム。
【0121】
(((5)))
前記設定された条件は、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数が、設定された回数以上である
(((3)))に記載の検査レベル設定システム。
【0122】
(((6)))
検査レベルは、出力内容毎に設定されている
(((1)))から(((5)))のいずれか1項に記載の検査レベル設定システム。
【0123】
(((7)))
検査レベルは、出力を依頼した依頼者毎に設定されている
(((1)))から(((5)))のいずれか1項に記載の検査レベル設定システム。
【0124】
(((8)))
検査レベルは、さらに出力内容毎に設定されている
(((7)))に記載の検査レベル設定システム。
【0125】
(((9)))
良品であるかを判定する基準となる検査レベルが設定された検査装置において、出力装置から出力された出力物が良品であるかを検査した検査結果を表示するステップと、
【0126】
前記検査装置が検査した出力物が良品であるかの判断結果の入力をユーザから受け付けるステップと、
前記検査装置による検査結果と前記ユーザの判断結果が一致しない場合に、前記検査装置に設定されている検査レベルをユーザの判断基準に近づくように変更するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0127】
以下に、付記の構成による効果について記載する。
【0128】
(((1)))の検査レベル設定システムによれば、検査装置に対してユーザの判断基準を反映させた検査レベルを設定することができる。
【0129】
(((2)))の検査レベル設定システムによれば、検査レベルをユーザの判断基準に近づけることができる。
【0130】
(((3)))の検査レベル設定システムによれば、設定された条件を満たさない場合は、検査レベルを維持することができる。
【0131】
(((4)))の検査レベル設定システムによれば、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数の割合が、設定された割合未満の場合は、検査レベルを維持することができる。
【0132】
(((5)))の検査レベル設定システムによれば、設定された出力物の数の中で不一致が生じた回数が、設定された回数未満の場合は、検査レベルを維持することができる。
【0133】
(((6)))の検査レベル設定システムによれば、出力内容が異なる場合に、異なる検査レベルを設定することができる。
【0134】
(((7)))の検査レベル設定システムによれば、出力を依頼した依頼者が異なる場合に、異なる検査レベルを設定することができる。
【0135】
(((8)))の検査レベル設定システムによれば、出力内容が異なる場合に、異なる検査レベルを設定することができる。
【0136】
(((9)))のプログラムによれば、検査装置に対してユーザの判断基準を反映させた検査レベルを設定することができる。
【符号の説明】
【0137】
1 印刷システム
10 管理サーバ
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース
15 制御バス
20 ユーザ端末
30 操作端末
40 画像形成装置
41 検査装置
50 ネットワーク
61 制御部
62 記憶部
63 データ送受信部
80 管理画面
81 ジョブ情報表示部
82 ページ情報表示部
83 検査結果表示部
84 拡大画像表示部
85 「良品」入力ボタン
86 「不良品」入力ボタン
87 サムネイル表示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15
図16