(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024015529
(43)【公開日】2024-02-05
(54)【発明の名称】排気口カバー
(51)【国際特許分類】
F24C 15/12 20060101AFI20240129BHJP
F24C 3/00 20060101ALI20240129BHJP
【FI】
F24C15/12 D
F24C3/00 L
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022117624
(22)【出願日】2022-07-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】522296033
【氏名又は名称】株式会社LAUGH & ROUGH
(74)【代理人】
【識別番号】100209129
【弁理士】
【氏名又は名称】山城 正機
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 詩織
(57)【要約】
【課題】清掃が容易な排気口カバーを提供する。
【解決手段】本発明の排気口カバーは、平面視略矩形状の平板によって形成され排気口を上方から覆う覆い部11を有するカバー本体10と、カバー本体10の幅方向両端に設けられ覆い部11の下面が排気口に対して所定の距離を保持する高さに支持する一組の脚部20、20とによって構成される。また、それぞれの脚部20、20は、覆い部11の幅方向端部から幅方向に向けて突出するように接続され幅方向から下方に湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第一曲面部21と、下方から幅方向に向けて湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第二円弧状部22と、第二曲面部22から幅方向に所定の長さ延伸しレンジ台に対する載置部となる平面視略矩形状の平板によって形成される第一平面部23とを備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視略矩形状の平板によって形成され排気口を上方から覆う覆い部を有するカバー本体と、前記カバー本体の幅方向両端に設けられ前記覆い部の下面が前記排気口に対して所定の距離を保持する高さに支持する一組の脚部とによって構成される、レンジ台の排気口カバーであって、
それぞれの脚部は、前記覆い部の幅方向端部から幅方向に向けて突出するように接続され幅方向から下方に湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第一曲面部と、下方から幅方向に向けて湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第二曲面部と、前記第二曲面部から幅方向に所定の長さ延伸しレンジ台に対する載置部となる第一平面部とを備える、
ことを特徴とするレンジ台の排気口カバー。
【請求項2】
前記第一曲面部と前記第二曲面部との間に、略鉛直方向に所定の長さ延伸される略矩形状の第二平面部をさらに備える、
請求項1に記載のレンジ台の排気口カバー。
【請求項3】
前記第一曲面部と前記第二曲面部の曲率半径が略同一である、
請求項1又は2に記載のレンジ台の排気口カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キッチンのレンジ台に載置してグリルの排気口をカバーする排気口カバーに関し、特に、清掃しやすくして清潔を保持するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、キッチンのガスレンジや電磁式調理器いわゆるIHクッキングヒータと呼ばれる家庭用キッチンレンジにおいて、上面奥側に配置されるグリルの吸排気口や排出口をカバーするための排気口カバーが提案されている。
【0003】
例えば特許文献1や特許文献2に開示されるように、吸排気口や排気口を跨いだ状態で伏せて配置して排気口カバーで覆うことにより、ガスレンジやIHレンジで調理中の材料や飛散した煮汁などが排気口からグリル内に落ちてグリルを汚染することを防止する(特許文献1、特許文献2)。また、これらの排気口カバーは上面が平板で形成されているものがあり、このようなものは、排気口カバーの上面に鍋やフライパンなどを載置することができるため、利便性が良い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3559302号公報
【特許文献2】登録実用新案第3153320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術によると、排気口カバーの上面に鍋やフライパンを載置することができるとともに、金属の丸棒を折り曲げて作成した脚部を摺動自在に形成しており、排気口の仕様に応じて両端に設けられる脚部の間隔を調整することができる。しかしながら、脚部を金属の丸棒を折り曲げることにより形成しているため、排気口カバー自体の清掃がしにくいという問題が生じる。つまり、排気口カバーが煮汁や油はね等により汚染された場合、濡れた布巾等によって拭くことで清浄な状態に戻すことを試みるが、丸棒を折り曲げて形成した脚部は一度で拭くことはできず、清掃に手間がかかる。
【0006】
その点、特許文献2に記載された排気口カバーは、脚部が屈曲する曲面によって形成されており、曲面に沿って布巾を沿わせれば、容易に清掃することが可能であるように思われる。しかしながら、特許文献2に記載された排気口カバーの脚部は、略鉛直下方に延設される部位を下端部としており、この場合、指を折り曲げた状態に曲面が沿わず、一度で拭ききれない恐れがある。しかも、引用文献2に記載された排気口カバーは、略鉛直下方に円設される部位を下端部としているため、その部位がレンジ台に載置されることとなる。すなわち、排気口カバー全体を下端部である線によって支えるものであるから、安定性に課題があり、上面に鍋やフライパン等を置いた際に転倒する恐れがある。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、清掃が容易でかつ安定性に優れた排気口カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0009】
第1の特徴に係る排気口カバーは、平面視略矩形状の平板によって形成され排気口を上方から覆う覆い部を有するカバー本体と、カバー本体の幅方向両端に設けられ覆い部の下面が排気口に対して所定の距離を保持する高さに支持する一組の脚部とによって構成される。また、それぞれの脚部は、覆い部の幅方向端部から幅方向に向けて突出するように接続され幅方向から下方に湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第一曲面部と、下方から幅方向に向けて湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第二曲面部と、第二曲面部から幅方向に所定の長さ延伸しレンジ台に対する載置部となる第一平面部とを備える。
【0010】
第1の特徴に係る発明によれば、一組の脚部は、それぞれ、1/4円弧状に形成される第一曲面部と第二曲面部を備えるため、脚部は合わせて半円状の形状を呈する。滑らかな連続した曲面を備えることにより、手に持って布巾等で拭く際に指の曲がりを第一曲面部と第二曲面部に沿わせて拭くことで一拭きで清掃を完了することが可能となる。
【0011】
また、脚部は二つの曲面部を合わせて半円状となるため、第二曲面部から幅方向に延伸される第一平面部がレンジ台に対する設置部として機能することとなる。幅方向に所定の長さ延伸する第一平面部が設置部として機能することとなるため、安定してレンジ台に載置することができるとともに、覆い部に重たい鍋等を置いた場合であっても、その負荷を平板状の第一平面部で分散して受けることができ、安定性の高い排気口カバーを提供することができる。
【0012】
第2の特徴に係る排気口カバーは、第1の特徴に係る排気口カバーであって、第一曲面部と第二曲面部との間に、略鉛直方向に所定の長さ延伸される略矩形状の第二平面部をさらに備える。
【0013】
第2の特徴に係る発明によれば、略鉛直方向に延伸される第二平面部を備えるため、排気口の上面から覆い部の下面までの間の距離を保持することができる。また、第一曲面部及び第二曲面部は、第二平面部を介して互いに滑らかに接続されるため、排気口カバーを手に持って布巾等で拭く際にも第二平面部の存在が邪魔することなく、一拭きで清掃を完了することができる。
【0014】
第3の特徴に係る排気口カバーは、第1又は第2の特徴に係る排気口カバーであって、第一曲面部と第二曲面部の曲率半径が略同一である。
【0015】
第3の特徴に係る発明によれば、第一曲面部と第二曲面部の曲率半径が略同一であるため、突出したり引っ込んだりする部位がなく、上下対称の形状となり、生産性が向上する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、汚れたとしても清掃が容易でかつ安定性の高い、使い勝手の良い排気口カバーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、第一実施形態に係る排気口カバーの全体構成を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、第一実施形態に係る排気口カバーの全体構成を示す模式図である。
図2(a)は正面図、
図2(b)は平面図、
図2(c)は側面図、
図2(d)は底面図である。
【
図3】
図3は、第一実施形態に係る排気口カバーを幅方向に切断した場合の断面形状を示す模式図である。
図3(a)は
図2(b)におけるA-A断面図、
図3(b)はその部分拡大図である。
【
図4】
図4は、第一実施形態に係る排気口カバーを奥行方向に切断した場合の断面形状を示す模式図である。
図4(a)は
図2(a)におけるB-B断面図、
図4(b)はその部分拡大図である。
【
図5】
図5は、第二実施形態に係る排気口カバーを幅方向に切断した場合の断面形状を示す部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0019】
[第一実施形態に係る排気口カバー]
図1~
図4を用いて、第一実施形態に係る排気口カバー1の全体構成を説明する。
図1は、第一実施形態に係る排気口カバーの全体構成を示す斜視図である。
図2は、第一実施形態に係る排気口カバーの全体構成を示す模式図である。
図2(a)は正面図、
図2(b)は平面図、
図2(c)は側面図、
図2(d)は底面図である。
図3は、第一実施形態に係る排気口カバーを幅方向に切断した場合の断面形状を示す模式図である。
図3(a)は
図2(b)におけるA-A断面図、
図3(b)はその部分拡大図である。
図4は、本実施形態に係る排気口カバーを奥行方向に切断した場合の断面形状を示す模式図である。
図4(a)は
図2(a)におけるB-B断面図、
図4(b)はその部分拡大図である。なお、本明細書において、幅方向とは
図2(b)における左右方向を指し、一端側とは同右方向を、他端側とは同左方向をそれぞれ指す。また、奥行き方向とは
図2(b)における上下方向を指し、前側とは同下方向を、後側とは同上方向を指す。
【0020】
図1に示すように、第一実施形態に係る排気口カバー1は、平面視略矩形状の覆い部11を備え排気口を上方から覆うカバー本体10と、カバー本体10の幅方向両端に設けられ覆い部11の下面が排気口に対して所定の距離を保持する高さに支持する一組の脚部20、20とによって構成される。
【0021】
カバー本体10は、平面視略矩形状を呈する厚み0.8mmのステンレス製平板によって形成された覆い部11を備え、排気口を上方から覆うことができるとともに、鍋やフライパン等を載置可能な台としても使用できる。カバー本体10は、幅方向両端に後述する脚部20、20が接続されており、レンジ台の排気口から所定の距離だけ上方に位置することとなる。そのため、排気口を完全に覆うものではない。なお、カバー本体10の幅方向の長さは、標準的なレンジ台において排気口が設置される部位を全面的にカバーできるよう設定されるが、レンジ台における排気口の仕様に応じて、例えば、75cmと63cmのように、複数の幅方向長さを有する種類が展開されてもよい。
【0022】
また、
図1、
図2(a)(d)及び
図4(b)に示すように、覆い部11の前後端からは、覆い部11の幅方向略全域にわたって略鉛直下方に突出するリブ部12が設けられており、重量のある鍋やフライパン等を載置しても変形しないよう強度を保持している。なお、
図4(b)に示すように、リブ部12は覆い部11から折り曲げられて形成される。すなわち、カバー本体10は略矩形状のステンレス製平板の端部を折り曲げることによって、平面視略矩形状の覆い部11と、覆い部11の前後端から略下方に突出するリブ部12を形成する。さらに、
図4(b)に示すように、リブ部12は下端が前後方向に屈曲するよう形成されてもよい。
【0023】
次に、
図3(b)を用いて、本実施形態に係る排気口カバー1の脚部20について説明する。なお、脚部20についても、カバー本体10同様、腐食に強いステンレス製板によって構成されることが好ましい。
【0024】
図3(b)に示す幅方向一端側に位置する脚部20は、カバー本体10の幅方向一端側端部から幅方向一端側に向けて突出するように接続され幅方向から下方に湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第一曲面部21と、下方から幅方向他端側に向けて湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第二曲面部22と、第二曲面部22の端部から幅方向他端部に向けて所定の長さp1だけ延伸しレンジ台に対する載置部となる平面視略矩形状の平板によって形成される第一平面部23とを備える。ここで、第一曲面部21の曲率半径r1と第二曲面部22の曲率半径r2は略同一に形成されている。
【0025】
第一実施形態に係る排気口カバーにおいては、さらに、第一曲面部21と第二曲面部22との間に、略鉛直方向に所定の長さp2だけ延伸される略矩形状の第二平面部24をさらに備える。つまり、第二平面部24は第一曲面部21の下端から略鉛直下方に所定の長さp1だけ延伸し第二曲面部22の上端に接続される。
【0026】
第一実施形態に係る排気口カバー1によると、それぞれ、1/4円弧状に形成される第一曲面部21と第二曲面部22を備えるため、脚部20は合わせて半円状の形状を呈する。滑らかな連続した曲面を備えることにより、手に持って布巾等で拭く際に指の曲がりを第一曲面部21と第二曲面部22に沿わせて拭くことで一拭きで清掃を完了することが可能となる。
【0027】
また、脚部20は二つの曲面部を合わせて半円状となるため、第二曲面部22から幅方向に延伸される第一平面部23がレンジ台に対する設置部として機能することとなる。幅方向に所定の長さ延伸する第一平面部23が設置部として機能することとなるため、安定してレンジ台に載置することができるとともに、覆い部11に重たい鍋等を置いた場合であっても、その負荷を平板状の第一平面部23で分散して受けることができ、安定性の高い排気口カバーを提供することができる。
【0028】
さらに、略鉛直方向に延伸される第二平面部24を備えるため、排気口の上面から覆い部の下面までの間の距離を保持することができる。また、第一曲面部21及び第二曲面部22は、第二平面部24を介して互いに滑らかに接続されるため、排気口カバーを手に持って布巾等で拭く際にも第二平面部24の存在が邪魔することなく、一拭きで清掃を完了することができる。
【0029】
第一曲面部21と第二曲面部22の曲率半径が略同一であるため、突出したり引っ込んだりする部位がなく、上下対称の形状となり、生産性が向上する。
【0030】
[第二実施形態に係る排気口カバー]
図5を用いて、第二実施形態に係る排気口カバー1の脚部20について説明する。
図5は、第二実施形態に係る排気口カバーを幅方向に切断した場合の断面形状を示す部分拡大図である。なお、異なる構成を有する脚部20についてのみ説明し、第一実施形態と構成が共通する覆い部10については説明を省略する。
【0031】
図5に示すように、第二実施形態に係る排気口カバー1の脚部20は、第一実施形態にあるような第二平板部を持たず、第一曲面部21と第二曲面部22が直接接続される。つまり、第一曲面部21がカバー本体10の幅方向端部から幅方向に突出するように接続され幅方向から下方に向けて正面視略1/4円弧状に湾曲する曲面を形成する。そして、第一曲面部21の下端から連続的に略鉛直下方に向けて第二曲面部22が接続され、第二曲面部22は下方から側面に向けて正面視略1/4円弧状に湾曲した曲面を形成する。
【0032】
なお、第二実施形態においても、第一曲面部21の曲率半径r1と第二曲面部22の曲率半径r2は略同一に形成されるとともに、第二曲面部22の端部には幅方向に向けて第一平面部23が接続される。
【0033】
このように、第一曲面部21と第二曲面部22が直接接続される構造であっても、それぞれ、1/4円弧状に形成される第一曲面部21と第二曲面部22を備えるため、脚部20は合わせて半円状の形状を呈する。滑らかな連続した断面略半円状の曲面を備えることにより、手に持って布巾等で拭く際に指の曲がりを第一曲面部21と第二曲面部22に沿わせて拭くことで一拭きで清掃を完了することが可能となる。
【0034】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0035】
また、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0036】
この発明の排気口カバーは、ガスコンロのレンジ台だけでなく、電磁式調理器のレンジ台など、グリルとその排気口をレンジ台に備える種々のレンジ台に適用することができる。
【符号の説明】
【0037】
1 排気口カバー
10 カバー本体
11 覆い部
12 リブ部
20 脚部
21 第一曲面部
22 第二曲面部
23 第一平面部
24 第二平面部
【手続補正書】
【提出日】2022-08-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視略矩形状の平板によって形成され排気口を上方から覆う覆い部を有するカバー本体と、前記カバー本体の幅方向両端に設けられ前記覆い部の下面が前記排気口に対して所定の距離を保持する高さに支持する一組の脚部とによって構成される、レンジ台の排気口カバーであって、
それぞれの脚部は、前記覆い部の幅方向端部から幅方向に向けて突出するように接続され幅方向から下方に湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第一曲面部と、前記第一曲面部の下方から幅方向内側に向けて湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成される第二曲面部と、前記第二曲面部の端部から幅方向に所定の長さ延伸しレンジ台に対する載置部となる第一平面部とを備える、
ことを特徴とするレンジ台の排気口カバー。
【請求項2】
平面視略矩形状の平板によって形成され排気口を上方から覆う覆い部を有するカバー本体と、前記カバー本体の幅方向両端に設けられ前記覆い部の下面が前記排気口に対して所定の距離を保持する高さに支持する一組の脚部とによって構成される、レンジ台の排気口カバーであって、
それぞれの脚部は第一曲面部と第二曲面部と第一平面部と第二平面部によって構成され、前記第一曲面部は前記覆い部の幅方向端部から幅方向に向けて突出するように接続され幅方向から下方に湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成され、前記第二平面部は前記第一曲面部の下端から略鉛直方向下方に向けて所定の長さ延伸される略矩形状に形成され、前記第二曲面部は前記第二平面部の下方から幅方向内側に向けて湾曲する曲面を形成する正面視略1/4円弧状に形成され、前記第一平面部は前記第二曲面部の端部から幅方向に所定の長さ延伸しレンジ台に対する載置部となる、
ことを特徴とするレンジ台の排気口カバー。
【請求項3】
前記第一曲面部と前記第二曲面部の曲率半径が略同一である、
請求項1又は2に記載のレンジ台の排気口カバー。