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特開2024-155657動産管理サービスを提供するための方法、サーバ、およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024155657
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】動産管理サービスを提供するための方法、サーバ、およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/03 20230101AFI20241024BHJP
【FI】
G06Q40/03
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023109916
(22)【出願日】2023-07-04
(31)【優先権主張番号】10-2023-0051368
(32)【優先日】2023-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523253796
【氏名又は名称】シーアンドテック・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】C&TECH CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】B‐DONG 214‐HO, 17, TECHNO 4‐RO, YUSEONG‐GU, DAEJEON 34013, REPUBLIC OF KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】キム,キ・ドク
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソ・ユン
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョン・ホ
【テーマコード(参考)】
5L040
5L055
【Fターム(参考)】
5L040BB00
5L055BB00
(57)【要約】
【課題】動産に関する情報に基づいてステータス情報を生成することにより動産の権利保有者に動産管理サービスを提供するための方法、サーバ、およびシステムを提供すること。
【解決手段】本発明は、動産管理サービスを提供するための方法、サーバ、およびシステムであって、動産に取り付けられた資産情報取得装置を通して収集された測定データを該資産情報取得装置から受信し、前記測定データに基づいて、前記動産および前記資産情報取得装置のうちの少なくとも一方と関連付けられた状態情報を導出し、前記動産に担保権を設定した担保設定実体が保持する権利保有者端末に前記ステータス情報を送信し、前記状態情報が、前記動産の位置情報および予め設定されたイベント検出情報のうちの少なくとも一方を含む、方法、サーバ、およびシステムに関する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動産管理サービスサーバによって行われる動産管理サービスを提供する方法において、
動産に取り付けられた資産情報取得デバイスを通して収集された測定データを該資産情報取得デバイスから受信すること、
前記測定データに基づき、前記動産および前記資産情報取得装置のうちの少なくとも一方と関連付けられた状態情報を導出すること、および
前記動産に担保権を設定した担保設定実体が保持する権利保有者端末に前記ステータス情報を送信すること、を含み、
前記ステータス情報が、前記動産の位置情報および予め設定されたイベント検出情報のうちの少なくとも一方を含む、方法。
【請求項2】
前記位置情報が、前記資産情報取得装置および通信インフラのうちの少なくとも一方から得られる測位データに基づいて導出される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記イベント検出情報が、前記資産情報取得装置の状態と関連付けられた第一のイベントおよび前記動産の前記位置情報および駆動状態のうちの少なくとも一方の検出に基づいて導出される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記状態情報を記憶し、
動産管理サービスを提供する方法が、前記状態情報と前記資産情報取得デバイスから以前に受信された少なくとも一つの測定データとに基づいて導出された少なくとも一つの状態情報に基づいて、前記動産と関連付けられた分析情報を生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記分析情報を生成することが、
前記動産の所定の担保価格を確認すること、
前記状態情報および前記少なくとも一つの状態情報に基づく前記所定の担保価格の減算、を含み、
動産信託管理サービスを提供する方法が、前記減算した担保価格に関する情報を前記権利保有者端末に送信することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記状態情報を送信することにおいて、
動産管理サービスを提供する方法が、前記ステータス情報に対応する通知信号を前記動産用の予め設定された管理者端末に送信することをさらに含むことに従う、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
動産管理サービス提供サーバにおいて、
動産に取り付けられた資産情報取得デバイスを通して収集された測定データを該資産情報取得デバイスから受信し、前記動産に担保権を設定した担保設定実体が保持する権利保有者端末に状態情報を送信する通信モジュール、および
前記測定データに基づき、前記動産および前記資産情報取得装置のうちの少なくとも一方と関連付けられた前記状態情報を導出するためのプロセッサ、
前記ステータス情報が、前記動産の位置情報、および予め設定されたイベント検出情報のうちの少なくとも一方、ならびに前記動産管理サービス提供サーバを含む、動産管理サービス提供サーバ。
【請求項8】
前記位置情報が、前記資産情報取得装置、および前記資産情報取得デバイスと関連付けられた通信インフラのうちの少なくとも一方、ならびに前記動産管理サービス提供サーバから得られる測位データに基づいて導出される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記イベント検出情報が、前記資産情報取得装置の状態と関連付けられた第一のイベントおよび前記位置情報および前記動産の駆動状態と関連付けられた第二のイベントのうちの少なくとも一方の検出に基づいて導出される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記状態情報を記憶するためのメモリをさらに含み、
前記プロセッサが、前記状態情報と前記資産情報取得デバイスから以前に受信された少なくとも一つの測定データとに基づいて導出された少なくとも一つの状態情報に基づいて、前記動産に関連する分析情報を生成する、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記プロセッサが、前記動産の所定の担保価格を確認し、前記状態情報および少なくとも一つの状態情報に基づいて前記所定の担保価格を減算し、該減算した担保価格に関する情報を前記権利保有者端末に送信する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記通信モジュールが、前記ステータス情報に対応する通知信号を前記動産用の予め構成された管理者端末に送信する動産管理サービス提供サーバである、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
動産管理サービス提供システムにおいて、
動産に取り付けられて該動産に関する測定データを収集する資産情報取得デバイス、
前記資産情報取得デバイスから前記測定データを受信し、前記測定データに基づいて、前記動産および前記資産情報取得装置のうちの少なくとも一方と関連付けられた状態情報を導出する動産管理サービスサーバ、および
動産管理サービス提供システムが、前記動産に担保権を確立した担保設定実体に保持されて前記ステータス情報を受信する権利保有者端末を含む、動産管理サービス提供システム。
【請求項14】
前記資産情報取得装置および前記資産情報取得デバイスと関連付けられた通信インフラのうちの少なくとも一方から得られる測位データに基づいて位置情報が導出される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記資産情報取得装置の状態と関連付けられた第一のイベントおよび前記位置情報および前記動産の駆動状態と関連付けられた第二のイベントのうちの少なくとも一方の検出に基づいてイベント検出情報が導出される、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記動産管理サービスサーバが前記ステータス情報を記憶し、
前記状態情報および前記資産情報取得デバイスから以前に受信された少なくとも一つの測定データに基づいて導出された少なくとも一つの状態情報に基づいて、前記動産に関連する分析情報を生成するための動産管理サービスを提供するためのシステム、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記動産管理サービスサーバが、前記動産の所定の担保価格を確認し、前記状態情報および少なくとも一つの状態情報に基づいて前記所定の担保価格を減算し、該減算した担保価格に関する情報を前記権利保有者端末に送信する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記通信管理サービスサーバが、前記ステータス情報に対応する通知信号を前記動産用の予め構成された管理者端末に送信する、請求項13に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動産管理サービスを提供するための方法、サーバ、およびシステムに関し、より具体的には、動産の状態情報についてのサービス提供するための方法、サーバ、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
資本主義社会では、金融部門を通して頻繁に融資が得られている。このとき、借りられる金額を決定するために借り手の信用格付けを参照することができる。また、融資額が前記融資の金額を超える場合、または債務者の信用格付けが不十分な場合、該債務者は債務不履行になる可能性があり、これを防ぐために該債務者が所有する所有物の一部を確保することができる。換言すれば、銀行などの金融機関では、私有物を担保にして前記債務者に金を貸し、一定期間内に債務不履行になった場合に前記担保所有物の所有権を変更することができる。
【0003】
しかしながら、移動できる動産の場合、個人または法人などの前記債務者が所有する前記所有物の中でも常時不動の不動産とは異なり、前記動産の状態に応じて担保価格が変わる可能性があり、これにより債権者に困難が生じる可能性がある。したがって、前記動産の状態を常に監視する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国特許第10‐2018‐0045631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の問題を解決することを意図し、動産に関する情報に基づいてステータス情報を生成することにより動産の権利保有者に動産管理サービスを提供するための方法、サーバ、およびシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、動産管理サービスサーバによって行われる動産管理サービスを提供する方法が提供される。前記動産管理サービスを提供する前記方法は、動産に取り付けられた資産情報取得デバイスを通して収集された測定データを該資産情報取得デバイスから受信すること、前記測定データに基づいて、前記動産、および前記資産情報取得装置のうちの少なくとも一方と関連付けられた状態情報を導出すること、および前記動産に担保権を設定した担保設定実体が保持する権利保有者端末に前記ステータス情報を送信すること、を含む。前記状態情報は、前記動産の位置情報および予め設定されたイベント検出情報のうちの少なくとも一方を含む。
【0007】
一態様では、前記位置情報は、前記資産情報取得装置および前記資産情報取得装置と関連付けられた通信インフラのうちの少なくとも一方から得られる測位データに基づいて導出される。
【0008】
別の態様では、前記イベント検出情報は、前記資産情報取得装置の状態と関連付けられた第一のイベントおよび前記動産の前記位置情報および駆動状態と関連付けられた第二のイベントのうちの少なくとも一方の検出に基づいて導出される。
【0009】
別の態様では、前記状態情報を記憶し、前記状態情報および前記資産情報取得装置から以前に受信された少なくとも一つの測定データに基づいて導出された少なくとも一つの状態情報に基づいて、前記動産に関連する分析情報を生成すること。
【0010】
別の態様では、前記分析情報を生成するステップは、前記動産の所定の担保価格を確認すること、前記状態情報および前記少なくとも一つの状態情報に基づいて前記所定の担保価格を減算すること、および前記減算した担保価格に関する情報を前記管理者端末に送信すること、を含む。
【0011】
別の態様では、前記状態情報を送信するステップは、前記状態情報に対応する通知信号を前記動産用の予め構成された管理者端末に送信することをさらに含む。
【0012】
本発明の別の態様によれば、動産管理サービス提供サーバが提供される。前記動産管理サービス提供サーバは、動産に取り付けられた資産情報取得デバイスを通して収集された測定データを該資産情報取得デバイスから受信し、前記動産に担保権を設定した担保設定実体が保持する権利保有者端末に状態情報を送信し、および前記測定データに基づき、前記動産および前記資産情報取得装置のうちの少なくとも一方と関連付けられた前記ステータス情報を導出するプロセッサ。前記状態情報は、前記動産の位置情報および予め設定されたイベント検出情報のうちの少なくとも一方を含む。
【0013】
一態様では、前記位置情報は、前記資産情報取得装置および前記資産情報取得装置と関連付けられた通信インフラのうちの少なくとも一方から得られる測位データに基づいて導出される。
【0014】
別の態様では、前記イベント検出情報は、前記資産情報取得装置の状態と関連付けられた第一のイベントおよび前記動産の前記位置情報および駆動状態と関連付けられた第二のイベントのうちの少なくとも一方の検出に基づいて導出される。
【0015】
別の態様では、前記状態情報を記憶するためのメモリがさらに含まれ、前記プロセッサは、前記状態情報および前記資産情報取得装置から以前に受信された少なくとも一つの測定データに基づいて導出された少なくとも一つの状態情報に基づいて、前記動産と関連付けられた分析情報を生成する。
【0016】
別の態様では、前記プロセッサは、前記動産の所定の担保価格を確認し、前記状態情報および少なくとも一つの状態情報に基づいて前記所定の担保価格を減算し、該減算した担保価格に関する情報を前記権利保有者端末に送信する。
【0017】
別の態様では、前記通信モジュールは、前記ステータス情報に対応する通知信号を前記動産用の予め構成された管理者端末に送信する。
【0018】
本発明の別の態様によれば、動産管理サービスを提供するためのシステムが提供される。前記動産管理サービス提供システムは、動産に取り付けられて該動産に関する測定データを収集する資産情報取得デバイス、前記資産情報取得装置から前記測定データを受信し、前記測定データに基づいて、前記動産および前記資産情報取得装置のうちの少なくとも一方と関連付けられたステータス情報を導出する動産管理サービスサーバ、および前記動産に担保権を設定した担保設定実体に保持されて前記ステータス情報を受信する権利保有者端末、を含む。
【0019】
一態様では、前記資産情報取得装置および前記資産情報取得装置と関連付けられた通信インフラのうちの少なくとも一方から得られる測位データに基づいて位置情報が導出される。
【0020】
別の態様では、前記資産情報取得装置の状態と関連付けられた第一のイベントおよび前記動産の前記位置情報および駆動状態と関連付けられた第二のイベントのうちの少なくとも一方の検出に基づいてイベント検出情報が導出される。
【0021】
別の態様では、前記動産管理サービスサーバは、前記状態情報を記憶し、前記状態情報および前記資産情報取得デバイスから以前に受信された少なくとも一つの測定データに基づいて導出された少なくとも一つの状態情報に基づいて、前記動産と関連付けられた分析情報を生成する。
【0022】
別の態様では、前記動産管理サービスサーバは、前記動産の所定の担保価格を確認し、前記状態情報および少なくとも一つの状態情報に基づいて前記所定の担保価格を減算し、該減算した担保価格に関する情報を前記管理者端末に送信する。
【0023】
別の態様では、前記通信管理サービスサーバは、前記ステータス情報に対応する通知信号を前記動産用の予め構成された管理者端末に送信する。
【発明の効果】
【0024】
本発明の実施形態は次の利点を含む効果を有する場合がある。しかしながら、本発明の前記実施形態は、それらの効果が全て含まれるべきということを意味しないので、本発明の権利範囲は、前記実施形態によって制限されるものとして理解すべきではない。
【0025】
本発明の一実施形態に係る動産管理サービスを提供するための方法、サーバ、およびシステムは、債権者が動産の位置およびイベントの発生を容易に監視できるように前記動産に関するステータス情報を提供するという効果を有する。
【0026】
また、状態情報に基づいて動産の担保価格を柔軟に計算するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態に係る動産管理サービス提供システムを概略的に示す図である。
図2】動産管理サービス提供者サーバが動産の位置推定および検証を行うことを示す図である。
図3】本発明の一実施形態に係る動産管理サービスを提供するための方法に関するフローチャートである。
図4図3のステップS330後の動作に関する具体的な動作を示す詳細なフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態に係る動産管理サービス提供サーバに関するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明は様々に変化する可能性があり、様々な実施形態を取る可能性があり、具体的な実施形態を図示して詳細に説明する。しかしながら、これは本発明を具体的な一実施形態に限定することを意図せず、本発明の思想およびテクノロジーの範囲に含まれる変形、均等物、または代替物は全て含むと理解すべきである。
【0029】
第一、第二、A、およびBなどの用語を使用して様々な構成要素を説明する場合があるが、該構成要素は前記用語によって制限すべきではない。前記用語は、ある構成要素と別の構成要素を区別する目的でのみ使用する。例えば、本発明の権利範囲から逸脱しなければ、第一の構成要素は第二の構成要素と呼んでよいし、同様に第二の構成要素も第一の構成要素と呼んでよい。および/または、前記用語は、複数の関連する説明事項の組み合わせまたは複数の関連する説明事項のうちのいずれかである。含む。
【0030】
ある構成要素が別の構成要素に「接続される」または「接続される」というときは、該ある構成要素は該別の構成要素に直接接続される可能性または接続される可能性があるが、互いの間に他の構成要素が介在してもよいと理解すべきである。一方で、ある構成要素が別の構成要素に「直接接続される」または「直接接続される」というときは、互いの間に他の構成要素が介在しないと理解すべきである。
【0031】
ここで使用する用語は特定の実施形態を説明するためにのみ使用し、本発明を制限することは意図しない。文脈上他の意味に解すべき場合を除き、単数形の表現は複数形の表現を含む。本願では、「含む」または「有する」という用語は、本明細書で説明する特徴、数、ステップ、動き、構成要素、部分、またはそれらの組み合わせの存在を指定するが、一つまたは複数の他の特徴または数を指定しないことを意図する。ステップ、動作、構成要素、部分、またはそれらの組み合わせの存在または追加の可能性は予め排除しないと理解すべきである。
【0032】
特に定めない限り、ここで使用する全ての用語は、技術的または科学的な用語も含め、本発明の属する技術分野における通常の技術を有する者が一般的に理解するのと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書で定義されるような用語は、関連技術分野の文脈的意味と一貫した意味をもつと解釈すべきであり、本願で明示的に定めない限り、観念的または過度に形式的な意味に解釈してはならない。
【0033】
図面の詳細な説明を行う前に、本明細書における構成要素部分の分割は、各構成要素部分の主な機能による分割に過ぎない。つまり、後述する二つまたは三つ以上の構成部分が組み合わされて一つの構成部分になってもよく、または一つの構成要素が、さらに細分化した機能のために二つまたは三つ以上に分割されてもよい。
【0034】
後述の前記主な機能に加え、各構成要素は、それ自体が担う前記主な機能に加え、他の構成要素の機能のうちのいくつかまたは全てを付加的に行ってもよいし、各構成要素の前記主な機能のうちのいくつかは前記他の構成要素に特化してもよい。したがって、ここで説明する各構成要素の存在は機能的に解釈すべきである。
【0035】
本明細書では、「AまたはB」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味する場合がある。換言すれば、本明細書における「AまたはB」は、「Aおよび/またはB」と解釈してよい。例えば、本明細書では、「A、B、またはC」は「Aのみ」を意味し、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B、およびCのうちの任意の組み合わせ」を意味する場合がある。
【0036】
ここで使用するフォワードスラッシュ(/)または読点は、「および/または」を意味する場合がある。例えば、「A/B」は、「Aおよび/またはB」を意味する場合がある。したがって、「A/B」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味する場合がある。例えば、「A、B、C」は「A、B、またはC」を意味する場合がある。
【0037】
本明細書では、「AおよびBのうちの少なくとも一方」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味する場合がある。また、本明細書における「AまたはBの少なくとも一方」または「Aおよび/またはBの少なくとも一方」という表現は、「AおよびBのうちの少なくとも一方」と同様に解釈してよい。それを行うことができる。
【0038】
また、「A、B、およびCのうちの少なくとも一つ」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B、およびCのうちの任意の組み合わせ」を意味する場合がある。また、「A、B、またはCのうちの少なくとも一つ」または「A、BまたはC、Bおよび/またはCのうちの少なくとも一つ」は、「A、B、およびCのうちの少なくとも一つ」を意味する場合がある。
【0039】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な一実施形態をより詳細に説明する。本発明を説明する際、全体的に理解し易くするために、図面上の同一の構成要素には同一の参照符号を使用し、同一の構成要素に関する二重の説明は省略する。
【0040】
図1の説明の前に、本発明で言及する用語を次のように定義する。
【0041】
動産とは、個人または法人が所有する動産であり、不動産以外のいかなる種類の所有物をも意味する。例えば、車両、電子デバイス、機械類、家具、貴金属、宝飾品類、衣類、所持品、家財などである。換言すれば、動産は、不動産を除くあらゆる種類の所有物を含む辞書的な意味での概念として使用することができる。下記の動産は車両の一例として説明するが、上記の他の種類の動産を適用することもできる。
【0042】
保有者とは、動産に担保権を確立する担保設定実体を意味する。例えば、権利保有者は、前記動産を担保として用いる前記動産の所有者に融資を許可した金融当局でよい。したがって、前記動産の前記所有者は債務者と呼ぶことができ、前記権利保有者は債権者と呼ぶことができる。
【0043】
管理者とは、動産の管理のために予め確立された主体を意味する。例えば、前記管理者は、動産管理サービスを提供するためのサーバまたはシステムの運用実体(オペレータ、管理者、サービス会社)でよい。動産の種類によっては、前記管理者は、ファイナンシャルプランナー(FP)、動産管理者などと呼ばれる場合がある。
【0044】
1は、本発明の一実施形態に係る動産管理サービス提供システムを概略的に示す図である。
【0045】
図1を参照すると、本実施形態に係る動産管理サービス提供システム100は、測定データに基づいて動産管理サービスを提供するためのシステムであって、資産情報取得装置110、動産管理サービスサーバ120、権利保有者端末130、および管理者端末140を含む。図1の前記動産管理サービス提供システム100に基づき、ビジネスモデル(Business Model、BM)を実施することができる。
【0046】
前記資産情報取得装置110は、動産に取り付けられて測定データを収集するデバイスである。動産に取り付けられるとは、前記動産に接触したままであること、または前記動産内部に搭載されていることを意味する。つまり、前記資産情報取得装置110は、前記動産に取り付けられている間、前記動産と関連付けられた測定データを収集してよい。例えば、少なくとも次のうちの一つ、すなわち、前記動産の位置移動に関する情報(測位データ)、前記資産情報取得装置110の状態に関する情報、および前記動産の動作に関する情報を収集してよい。位置移動に関する情報を集める場合、前記資産情報取得デバイス110は、GPS受信機などのデバイスを具備してよい。また、前記資産情報取得装置110の状態および前記動産の動作に関する情報を収集するために、振動センサ、電流センサ、電圧センサ、温度センサなどが搭載されてよい。前記資産情報取得デバイス110は、通信端末、IoT端末、セットトップ端末、モバイル端末、スマート端末、PDA、ラップトップなどとして実施してよい。下記の資産情報取得装置110はセットトップ端末の一例として説明するが、上記の他の種類の端末を適用してもよい。
【0047】
前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得装置110から収集された測定データを受信してステータス情報を導出するためのデバイスである。前記動産管理サービスサーバ120から導出される前記ステータス情報は、前記動産の位置情報および予め設定されたイベント検出情報のうちの少なくとも一方を含んでよい。前記ステータス情報は、担保として動産を有する権利保有者に動産管理サービスを提供するために前記資産情報取得デバイス110から受信した前記測定データを加工または修正することによって前記動産管理サービスサーバ120が導出する情報を指す。
【0048】
例えば、前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得装置110および前記資産情報取得デバイス110と関連付けられた通信インフラのうちの少なくとも一方から得られた前記測位データに基づいて、前記動産の前記位置情報をステータス情報として導出してよい。別の例としては、前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得デバイス110から受信した前記資産情報取得デバイス110の状態に関する前記情報および前記動産の動作に関する情報のうちの少なくとも一方に基づいて、前記動産のイベント検出情報をステータス情報として導出してよい。それを行うことができる。前記動産管理サービスサーバ120は、IoTサーバ、クラウドサーバ、エッジサーバ、ルータ、ゲートウェイ、PC、スマート端末などとして実施してよい。下記の動産管理サービスサーバ120はゲートウェイの一例として説明するが、上記の他の種類のサーバを適用してもよい。
【0049】
前記権利保有者端末130は、動産に担保権を確立した担保設定実体が保持するデバイスである。前記権利保有者端末130は、前記動産管理サービスサーバ120からステータス情報を受信してよい。前記権利保有者は、前記権利保有者端末130を通して受信した前記ステータス情報を用いてリアルタイムで前記動産を監視してよい。前記権利保有者端末130は、通信端末、IoT端末、モバイル端末、スマート端末、PC、PDA、ラップトップなどとして実施してよい。下記の権利保有者端末130はPCの一例として説明するが、上記の他の種類の端末を適用してもよい。
【0050】
前記管理者端末140は、前記動産管理サービスサーバ120からステータス情報に対応する通知信号を受信するためのデバイスである。前記通知信号は、前記動産管理サービスサーバ120から導出された前記ステータス情報がいつ誰に送信されたかの履歴を含んでよい。つまり、前記動産管理サービスサーバ120が前記権利保有者端末130にステータス情報を送信するとき、対応する通知信号が前記管理者端末140に送信されてよい。前記管理者端末140は通信端末である。前記管理者端末140は、IoT端末、モバイル端末、スマート端末、PC、PDA、ラップトップなどとして実施してよい。下記の管理者端末140はスマート端末の一例として説明するが、上記の他の種類の端末を適用してもよい。
【0051】
前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得装置110の前記測位データおよび前記資産情報取得デバイス110と関連付けられた前記通信インフラの前記測位データのうちの少なくとも一方を前記資産情報取得装置110から受信してよい。そして前記受信した測位データに基づき、前記動産の前記位置情報を導出することができる。前記資産情報取得装置110が前記動産に取り付けられていることは先に説明したので、正常な監視条件下では、前記資産情報取得デバイス110の位置と前記動産の位置は同一としてよい。したがって、前記動産管理サービスサーバ120が前記資産情報取得装置110から前記資産情報取得装置110の測位データを受信するとき、該測位データに対応する位置(地点、スポット、座標)を前記動産の前記位置情報として導出することができる。
【0052】
一方で、上記のように、動産の位置情報は、資産情報取得装置110の測位データではなく資産情報取得装置110と関連付けられた通信インフラの測位データに基づいて導出してもよい。例えば、前記動産管理サービスサーバ120が、前記資産情報取得デバイス110を通して前記資産情報取得デバイス110と関連付けられた前記通信インフラの測位データを受信するとき、該受信した測位データの周囲状況(範囲、エリア)を前記動産の位置情報として導出することができる。
【0053】
一方で、前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得装置110の状態と関連付けられた情報および前記動産の動作状態と関連付けられた情報のうちの少なくとも一方を前記資産情報取得装置110から受信してよい。前記資産情報取得装置110の状態と関連付けられた前記情報は、前記資産情報取得デバイス110のオン/オフ情報および前記資産情報取得デバイス110が前記動産に取り付けられているか否かを示す情報を含んでよい。また、前記動産の駆動状態と関連付けられた前記情報は、動作中に発生した前記動産のオン/オフ、振動、ノイズ、電流変化、電圧変化、および温度変化に関する情報を含んでよい。この情報は、前記資産情報取得デバイス110に搭載されたセンサを通して収集され、前記動産管理サービスサーバ120に送信され、それを送信することができる。
【0054】
一方で、前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得装置110の状態と関連付けられた情報および前記動産の駆動状態と関連付けられた情報のうちの少なくとも一方に基づいて、イベント検出情報を導出してよい。前記イベント検出情報は、前記資産情報取得装置110の状態と関連付けられた第一のイベントを検出すること、前記動産の駆動状態と関連付けられた第二のイベントを検出すること、または両方のイベントを検出することによって導出してよい。例えば、前記資産情報取得装置110のオン/オフ情報は第一のイベント情報として検出してよい。別の例としては、動産のオン/オフに関する情報は第二のイベント情報として検出することができる。
【0055】
前記第一および第二のイベント情報のうちの少なくとも一方の検出に基づき、前記動産管理サービスサーバ120はイベント検出情報を導出してよい。前記イベント検出情報は、前記権利保有者の監視のために前記動産管理サービスサーバ120によって生成される情報でよい。例えば、前記資産情報取得デバイス110のオン/オフ情報が前記第一のイベント情報として検出されるとき、前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得装置110が正常であるまたは前記資産情報取得デバイス110が異常であるというイベント検出情報を導出してよい。別の例としては、前記動産の前記オン/オフ情報が第二のイベント情報として検出されるとき、前記動産管理サービスサーバ120は、前記動産が動作中であるまたは前記動産が停止中であるというイベント検出情報を導出してよい。
【0056】
前記動産管理サービスサーバ120は、前記測位データに基づいて導出された前記位置情報および前記イベント検出に基づいて導出された前記イベント検出情報のうちの少なくとも一方を含むステータス情報を導出してよい。前記ステータス情報は、前記権利保有者の監視の利便性のために画像、音声、およびテキストなど様々な形で導出してよい。
【0057】
前記動産管理サービスサーバ120は、前記権利保有者端末130に状態情報を送信する。前記権利保有者は、前記権利保有者端末130を通して出力された前記ステータス情報を用いて前記動産を監視してよい。例えば、前記動産管理サービスサーバ120は、ステータス情報を送信して、前記権利保有者端末130の画面を通して画像を出力すること、またはスピーカを通して音声を出力することによって、前記権利保有者が前記動産を監視するためのサービスを提供してよい。
【0058】
2は、動産管理サービス提供者サーバが動産の位置推定および検証を行うことを示す図である。
【0059】
図2を参照すると、前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得装置110から収集された測位データを受信してよい。前記測位データは、GPS情報などの、目標物の位置を特定できる情報でよい。GPS情報は一例として説明するが、目標物の位置を特定するために使用できる他の情報(GNSS情報、IPS情報、セル情報、地磁気センサ情報)を測位データとして使用してもよい。
【0060】
前記測位データは、前記資産情報取得装置110によって直接収集されたデータまたは前記資産情報取得デバイス110と関連付けられた前記通信インフラから収集されたデータでよい。前記資産情報取得デバイス110と関連付けられた前記通信インフラは、前記資産情報取得デバイス110の最も近くに位置する通信インフラ、または前記資産情報取得デバイス110を備える通信インフラ、および通信信号強度が最も高い前記通信インフラでよい。例えば、前記資産情報取得デバイス110がGPS受信機を具備しているとき、GPS衛星と直接通信することによってGPS情報が得られ、前記動産管理サービスサーバ120に送信されてよい。別の例としては、前記資産情報取得デバイス110がGPS受信機を具備しない場合、またはGPS信号を受信することができない場合、前記資産情報取得デバイス110は、前記通信インフラによって前記GPS衛星と通信することで得られた前記GPS情報を受信する。これが前記動産管理サービスサーバ120に送信されてもよい。当然のことながら、前記動産管理サービスサーバ120が前記資産情報取得デバイス110を経由せずに前記通信インフラと直接通信して前記通信インフラのGPS情報を受信することもできる。
【0061】
一方で、前記動産管理サービスサーバ120は、このような測位データに基づいて前記動産の前記位置情報の検証を行ってよい。つまり、前記位置情報の有効性を検証して該位置情報が信頼できる情報か否かを決定することができる。例えば、前記資産情報取得装置110から測位データが受信されるとき、これに基づいて前記位置情報が導出され、前記位置情報は、前記実際の動産が位置しているか否かまたは前記車両が移動できる場所を決定することができる。このような検証を行うために、前記動産管理サービスサーバ120は予め地図情報を記憶していてよく、前記導出された位置情報が有効であるか否かを、前記地図情報に前記位置情報をマッピングすることにより決定することができる。
【0062】
一方で、前記動産管理サービスサーバ120は、このような測位データに基づいて前記動産の前記位置情報を決定してよい。例えば、前記資産情報取得装置110のGPS情報を受信するとき、前記資産情報取得装置110の前記GPS情報が示す位置を前記動産の位置として決定してよい。別の例としては、前記通信インフラのGPS情報が前記資産情報取得デバイス110を通して受信されるとき、前記動産の位置は前記通信インフラの周辺であると決定することができる。別の例としては、前記資産情報取得デバイス110の前記GPS情報および前記通信インフラの前記GPS情報を受信するとき、前記資産情報取得デバイス110の前記GPS情報および前記通信インフラの前記GPS情報のうちより信頼性の高い方を前記動産の位置として選択して決定することができる。ここで、前記GPS情報の信頼性は、前記動産管理サービスサーバ120に別に設定された優先度に基づいて決定してよい。例えば、前記資産情報取得デバイス110の前記GPS情報と前記通信インフラの前記GPS情報の両方が受信されるとき、前記資産情報取得デバイス110の前記GPS情報の高い優先度に基づいて、前記資産情報取得デバイス110の前記GPS情報が示す前記位置を前記動産の位置として決定してよい。
【0063】
3は、本発明の一実施形態に係る動産管理サービスを提供する方法に関するフローチャートである。
【0064】
図3を参照すると、動産管理サービスを提供する前記方法はステップS310からS330を含む。この実施形態に係る動産管理サービスを提供する前記方法を、図1を通して説明した動産管理サービスサーバ120による動作によって説明する。
【0065】
ステップS310では、前記動産管理サービスサーバ120は、動産に取り付けられた資産情報取得デバイスを通して収集された測定データを受信する。前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得デバイスを通して、前記資産情報取得デバイスによって測定された測位データおよび前記資産情報取得デバイスと関連付けられた通信インフラによって測定された測位データのうちの少なくとも一方を受信する。前記動産管理サービスサーバ120は、前記測位データだけでなく、前記資産情報取得デバイスによって測定された状態に関連する情報、および前記動産の駆動状態に関連する情報のうちの少なくとも一つも前記資産情報取得デバイスを通して受信する。
【0066】
ステップS320では、前記動産管理サービスサーバ120は、前記受信した測定データに基づいて動産に関するステータス情報を導出する。前記ステータス情報は、前記動産の位置情報および予め設定されたイベント検出情報のうちの少なくとも一方を含む。前記動産管理サービスサーバ120は、測位データに基づいて位置情報を導出し、前記状態に関連する情報に基づいてイベント検出情報を導出する。
【0067】
ステップS330では、前記動産管理サービスサーバ120は、前記動産に担保権を設定した担保設定実体(権利保有者)が保持する権利保有者端末にステータス情報を送信する。前記ステータス情報は、前記権利保有者端末の画面またはスピーカを通して出力できる画像、音声、またはテキストの形をした情報でよい。前記動産管理サービスサーバ120は、前記権利保有者が前記動産を監視できるように周期ごとにまたはリアルタイムでステータス情報を送信してよい。
【0068】
一方で、図示しないが、ステップS330では、前記動産管理サービスサーバ120は、前記ステータス情報に対応する通知信号を、前記動産に関して予め設定された管理者の端末に送信する。前記通知信号は、前記ステータス情報が導出された日付、前記ステータス情報が送信された日付、および前記ステータス情報の送信者および受信者に関する情報を含んでよい。前記管理者は、前記通知信号に基づいて、前記権利保有者に対するステータス情報提供サービスが正常に行われているか否かを監視してよい。
【0069】
4は、図3のステップS330後の動作に関する具体的な動作を示す詳細なフローチャートである。
【0070】
図4を参照すると、前記動産管理サービスサーバ120による動作としてステップS410からS430が説明されている。前記動産管理サービスサーバ120は、上記の図3で説明したステップS330を行った後でステップS410からS430を行ってよい。
【0071】
ステップS410では、前記動産管理サービスサーバ120は、前記動産の担保価格を確認する。前記動産管理サービスサーバ120は、ステップS410を行う前に前記資産情報取得デバイスを通して受信された測定データに基づいてステータス情報を継続的に導出して記憶している。したがって、前記動産管理サービスサーバ120は、前記資産情報取得装置から以前に受信された少なくとも一つの測定データに基づいて導出された少なくとも一つの状態情報および現時点で導出された状態情報に基づいて、動産に関連する分析情報を生成してよい。ここで、前記動産に関連する前記分析情報は、前記動産の前記担保価格に関する情報でよい。換言すれば、前記動産管理サービスサーバ120は、前記担保にされた動産の価格変化をリアルタイムで調整してよい。
【0072】
この目的で、前記動産管理サービスサーバ120は、ステップS420にしたがって現在の状態情報および以前の少なくとも一つの状態情報に基づいて前記動産についての前記担保価格を減算する。前記動産管理サービスサーバ120は、前記動産が担保に入れられるときに前記動産に対して設定された担保価格(金額)を記憶している。また、前記予め設定された担保価格は、前記動産に関する前記ステータス情報に含まれる情報(例えば、前記動産の駆動回数、走行距離)に基づいて減算することができる。例えば、動産が10km走行するごとに、前記担保価格は前記最初の担保価格からnウォン減算することができる。
【0073】
ステップS430では、前記動産管理サービスサーバ120は、前記権利保有者端末に前記減算した担保価格に関する情報(分析情報)を送信する。前記動産管理サービスサーバ120は、前記権利保有者に前記動産の前記変化した価格に関する情報を送信してよく、その結果、担保権を確立した前記権利保有者は、前記動産の価格の変化を監視するためのサービスを提供することができる。
【0074】
5は、本発明の一実施形態に係る動産管理サービス提供サーバに関するブロック図である。
【0075】
図5を参照すると、動産管理サービス提供サーバ500は、通信モジュール510、プロセッサ520、およびメモリ530を含む。前記動産管理サービス提供サーバ500は、図1を通して上記した動産管理サービス提供サーバ120として実施してよい。
【0076】
前記通信モジュール510は、資産情報取得デバイスを通して収集された測定データを受信する。前記通信モジュール510は、資産情報取得デバイス、および通信インフラ、および3G、4G、および5Gなどのモバイル通信が可能なモジュールまたはモデムとして実施してよい。
【0077】
前記プロセッサ520は、前記受信した測定データに基づいて状態情報を導出する。前記プロセッサ520は、前記動産管理サービス提供者サーバ500のCPUまたはAPとして実施してよい。
【0078】
前記メモリ530は、前記プロセッサ520から導出された状態情報を記憶する。前記メモリ530は、前記動産管理サービス提供者サーバ500のHDDまたはSSDなどのストレージとして実施してよい。
【0079】
一方で、上記の動産管理サービス提供者サーバ500は、コンピュータ上で実行できる実行可能アルゴリズムを含むプログラム(またはアプリケーション)として実施してもよい。前記プログラムは、一時的または非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶して提供してよい。
【0080】
本発明の一実施形態に係る動産管理サービスを提供するための前記方法、サーバ、およびシステムは、理解を目的に前記図面に示す前記実施形態を参照して説明したが、これらは例示的なものに過ぎず、当業者には、そこからさまざまな変形および均一な他の実施形態が可能であることが理解されよう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付の特許請求項によって決定すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【外国語明細書】