(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024155675
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】食品保存取出システム、方法及びスマート冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
F25D 23/02 20060101AFI20241024BHJP
F25D 23/00 20060101ALI20241024BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20241024BHJP
G10L 15/00 20130101ALI20241024BHJP
【FI】
F25D23/02 306L
F25D23/02 306Z
F25D23/00 301K
G06F3/16 630
G10L15/00 200N
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023148173
(22)【出願日】2023-09-13
(31)【優先権主張番号】202310428123.4
(32)【優先日】2023-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523347497
【氏名又は名称】山東科技大学
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】賈順
(72)【発明者】
【氏名】王尚
(72)【発明者】
【氏名】李淑宇
(72)【発明者】
【氏名】楊揚
(72)【発明者】
【氏名】陳建光
(72)【発明者】
【氏名】劉夢丹
(72)【発明者】
【氏名】孟現▲シン▼
(72)【発明者】
【氏名】楊博
(72)【発明者】
【氏名】▲ホウ▼▲ファン▼章
(72)【発明者】
【氏名】張▲せい▼▲えん▼
(72)【発明者】
【氏名】馬楽
(72)【発明者】
【氏名】張国強
(72)【発明者】
【氏名】黄海鵬
【テーマコード(参考)】
3L102
3L345
【Fターム(参考)】
3L102JA01
3L102KA01
3L102KA10
3L102KB14
3L345AA02
3L345AA24
3L345EE35
3L345FF45
3L345JJ03
3L345JJ05
3L345JJ23
3L345KK02
3L345KK03
3L345KK04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】取り出す食品の具体的な保存エリアを見つけられ、ユーザーの使用体験をさらに向上させることができる食品保存取出システムを提供する。
【解決手段】音の検出モジュールと、音声モジュールの電源状態を制御するために用いられる制御モジュールと、音声認識結果を生成するために用いられる音声モジュールと、圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定する圧力検出モジュールと、音声認識結果に基づいて制御信号を生成し、制御信号に基づいて自動開閉扉モジュールを制御して冷蔵庫扉の開閉動作や、自動開閉引き出しモジュールを制御して冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行し、及び保存取出対象食品のターゲット食品情報を更新するために用いられる主制御モジュールと、制御信号に基づいて実行する自動開閉扉モジュールと、自動開閉引き出しモジュールと、ターゲット食品情報を保存するために用いられる実際保存モジュールと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品保存取出システムであって、
音の検出モジュール、制御モジュール、音声モジュール、主制御モジュール、実際保存モジュール、圧力検出モジュール、自動開閉扉モジュール、自動開閉引き出しモジュールを含み、
前記音の検出モジュールは、環境音信号を取得するために用いられ、
前記制御モジュールは、前記音信号のデシベル値に基づいて制御信号を生成し、かつ前記制御信号に基づいて前記音声モジュールの電源状態を制御するために用いられ、
前記音声モジュールは、音声信号を収集し、及び前記音声信号に対して識別し、音声認識結果を生成するために用いられ、
前記圧力検出モジュールは、保存取出対象食品に発生した圧力変化を検出し、前記圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定するために用いられ、
前記主制御モジュールは、前記音声認識結果に基づいて制御信号を生成し、前記制御信号に基づいて前記自動開閉扉モジュールを制御して冷蔵庫扉の開閉動作や、前記自動開閉引き出しモジュールを制御して冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行し、及び前記実際保存エリア情報に基づいて前記実際保存モジュールにおける前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を更新するために用いられ、
前記自動開閉扉モジュールは、前記制御信号に基づいて冷蔵庫扉の開閉動作を実行するために用いられ、
前記自動開閉引き出しモジュールは、前記制御信号に基づいて冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行するために用いられ、
前記実際保存モジュールは、前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を保存するために用いられ、前記ターゲット食品情報は、ターゲット符号化情報、ターゲット名称情報、および実際保存エリア情報を含むことを特徴とする食品保存取出システム。
【請求項2】
仮想保存モジュールをさらに含み、
前記仮想保存モジュールは、複数食品の事前設定食品情報を保存するために用いられ、前記事前設定食品情報は、事前設定符号化情報、事前設定名称情報、および推奨保存エリア情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の食品保存取出システム。
【請求項3】
前記自動開閉扉モジュールは、自動開閉扉装置を含み、前記自動開閉引き出しモジュールは、自動開閉引き出し装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の食品保存取出システム。
【請求項4】
前記自動開閉扉装置には、第1ステッピングモータ、第1円錐歯車、第2円錐歯車、第1連結軸、第1円筒歯車、第2円筒歯車、固定歯車、第2連結軸、第3連結軸、ヒンジが設けられ、
前記第1ステッピングモータ、前記第1円錐歯車、前記第2円錐歯車、前記第1円筒歯車、前記第2円筒歯車と前記固定歯車は、何れも冷蔵庫の扉体内に設けられ、
ここで、前記第1ステッピングモータの出力端は前記第1円錐歯車に固定接続され、前記第1円錐歯車は前記第2円錐歯車に噛合接続され、前記第2円錐歯車は第1連結軸を介して前記第1円筒歯車に固定接続され、前記第1円筒歯車は前記第2円筒歯車に噛合接続され、前記第2円筒歯車は前記固定歯車に噛合接続され、前記第2円柱歯車の中心は前記第2連結軸に固定接続され、前記固定歯車の中心は前記第3連結軸に固定接続され、前記第3連結軸の上方は前記ヒンジの一端に固定接続され、前記ヒンジの他端は前記扉体に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の食品保存取出システム。
【請求項5】
前記自動開閉引き出し装置には、円形ベアリングホルダ、菱形ベアリングホルダ、角形ベアリングホルダ、駆動歯車、被動歯車、縦型ベアリングホルダ、吸盤式電磁石、第2ステッピングモータ、送りネジ、ネジ付きロッド、第1圧力センサ及びプーリが設けられ、
前記円形ベアリングホルダ、菱形ベアリングホルダ、角形ベアリングホルダは、いずれも冷蔵庫キャビネットの内表面に固定され、前記第2ステッピングモータの出力端は前記駆動歯車の一端に固定接続され、前記駆動歯車の他端は前記円形ベアリングホルダに固定接続され、前記駆動歯車は前記被動歯車に噛合接続され、前記被動歯車の中央部は前記ネジ付きロッドに固定接続され、前記ネジ付きロッドの両端はいずれも前記菱形ベアリングホルダに固定接続され、前記ネジ付きロッドの外表面にはネジスリーブが螺着され、前記ネジスリーブは前記吸盤式電磁石に固定接続され、前記吸盤式電磁石の上方は前記縦型ベアリングホルダに固定接続され、前記縦型ベアリングホルダ内には前記送りネジが設けられ、前記送りネジの両端は前記角形ベアリングホルダを介して前記冷蔵庫キャビネットの内側に固定され、前記第1圧力センサは前記冷蔵庫引き出しハンドルの内側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の食品保存取出システム。
【請求項6】
前記圧力検出モジュールは、冷蔵庫の複数の引き出しの底部にそれぞれ設けられた複数の第2圧力センサを含むことを特徴とする請求項1に記載の食品保存取出システム。
【請求項7】
食品保存取出方法であって、
請求項1~6のいずれか1項に記載の食品保存取出システムに適用し、前記方法は、
制御モジュールが前記音信号を処理し、前記音信号のデシベル値を決定するために、音の検出モジュールを介して環境音信号を取得し、かつ制御モジュールに前記音信号を送信することと、
前記デシベル値が事前設定のデシベルしきい値より大きい場合、前記制御モジュールを介して音声モジュールを電源オン状態に制御することと、
前記主制御モジュールが前記音声認識結果に基づいて冷蔵庫の第1制御指令を生成するために、前記音声モジュールを介して音声信号を収集、識別し、音声認識結果を生成し、かつ保存取出対象食品のターゲット符号化情報とターゲット名称情報を含む前記音声認識結果を主制御モジュールに送信することと、
前記自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を開き、及び前記自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを開くために、前記主制御モジュールを介して前記冷蔵庫の第1制御指令を前記自動開閉扉モジュール及び自動開閉引き出しモジュールに送信することと、
冷蔵庫引き出しの底部の圧力検出モジュールを介して前記保存取出対象食品に発生した圧力変化を監視し、圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定し、かつ実際保存エリア情報を主制御モジュールに送信することと、
前記実際保存モジュールが前記ターゲット食品情報を保存するために、前記主制御モジュールを介して前記ターゲット食品のターゲット符号化情報、ターゲット名称情報及び前記実際保存エリア情報に基づいて前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を生成し、かつ前記ターゲット食品情報を実際保存モジュールに送信することと、を含むことを特徴とする食品保存取出方法。
【請求項8】
前記実際保存モジュールがターゲット食品情報を保存した後、前記方法はさらに、
前記主制御モジュールを介して第2制御指令を生成することと、
前記自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を閉じ、及び前記自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを閉じるために、前記主制御モジュールを介して前記第2制御指令を前記自動開閉扉モジュール及び前記自動開閉引き出しモジュールに送信することと、を含むことを特徴とする請求項7に記載の食品保存取出方法。
【請求項9】
前記実際保存モジュールがターゲット食品情報を保存した後、前記方法はさらに、
前記制御モジュールを介して前記音声モジュールを電源オフ状態に制御することを含むことを特徴とする請求項7に記載の食品保存取出方法。
【請求項10】
スマート冷蔵庫であって、
請求項1~6のいずれか1項に記載の食品保存取出システムを含むことを特徴とするスマート冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は食品保存技術分野に関し、特に食品保存取出システム、方法及びスマート冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
人々の消費水準の向上に伴い、冷蔵庫は最低限必要な家電の一つとなり、現在の普及率はすでに高いレベルに達し、市場が飽和状態に近い。明らかに、消費のグレー扉ップにより、更新需要が新たな需要を引き継ぐことが市場を支える主要な原動力となり、冷蔵庫の「スマート化」が市場の主要な競争点となった。しかし、スマート冷蔵庫の急速な発展は次のような問題ももたらし、
スマート冷蔵庫の多くは大容量で、複数の室及び複数の引き出しが搭載されており、一般的には冷蔵室、変温室、冷凍室に分けられているが、それとともに各室には複数の引き出しがあり、ユーザーは食品を取り出す際に、取り出す食品の具体的な保存エリアを見つけることが難しく、使用体験が悪く一方、冷蔵庫の扉体と引き出しの自動開閉が実現できず、自動化レベルが低い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示は、少なくとも関連技術の中でユーザーが食品を取り出す際に、取り出す食品の具体的な保存エリアを見つけることが難しく、使用体験が悪く一方、冷蔵庫の扉体と引き出しの自動開閉が実現できず、自動化レベルが低いという問題を解決するために、食品保存取出システム、方法及びスマート冷蔵庫を提供する。本開示の技術案は以下の通り、
本開示の実施形態の第1の態様により、食品保存取出システムを提供し、
音の検出モジュール、制御モジュール、音声モジュール、主制御モジュール、実際保存モジュール、圧力検出モジュール、自動開閉扉モジュール、自動開閉引き出しモジュールを含み、
前記音の検出モジュールは、環境音信号を取得するために用いられ、
前記制御モジュールは、前記音信号のデシベル値に基づいて制御信号を生成し、かつ前記制御信号に基づいて前記音声モジュールの電源状態を制御するために用いられ、
前記音声モジュールは、音声信号を収集し、及び前記音声信号に対して識別し、音声認識結果を生成するために用いられ、
前記圧力検出モジュールは、保存取出対象食品に発生した圧力変化を検出し、前記圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定するために用いられ、
前記主制御モジュールは、前記音声認識結果に基づいて制御信号を生成し、前記制御信号に基づいて前記自動開閉扉モジュールを制御して冷蔵庫扉の開閉動作や、前記自動開閉引き出しモジュールを制御して冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行し、及び前記実際保存エリア情報に基づいて前記実際保存モジュールにおける前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を更新するために用いられ、
前記自動開閉扉モジュールは、前記制御信号に基づいて冷蔵庫扉の開閉動作を実行するために用いられ、
前記自動開閉引き出しモジュールは、前記制御信号に基づいて冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行するために用いられ、
前記実際保存モジュールは、前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を保存するために用いられ、前記ターゲット食品情報は、ターゲット符号化情報、ターゲット名称情報、および実際保存エリア情報を含む。
【0004】
好ましくは、仮想保存モジュールをさらに含み、
前記仮想保存モジュールは、複数食品の事前設定食品情報を保存するために用いられ、前記事前設定食品情報は、事前設定符号化情報、事前設定名称情報、および推奨保存エリア情報を含む。
【0005】
好ましくは、前記自動開閉扉モジュールは、自動開閉扉装置を含み、前記自動開閉引き出しモジュールは、自動開閉引き出し装置を含む。
【0006】
好ましくは、前記自動開閉扉装置には、第1ステッピングモータ、第1円錐歯車、第2円錐歯車、第1連結軸、第1円筒歯車、第2円筒歯車、固定歯車、第2連結軸、第3連結軸、ヒンジが設けられ、
前記第1ステッピングモータ、前記第1円錐歯車、前記第2円錐歯車、前記第1円筒歯車、前記第2円筒歯車と前記固定歯車は、何れも冷蔵庫の扉体内に設けられ、
ここで、前記第1ステッピングモータの出力端は前記第1円錐歯車に固定接続され、前記第1円錐歯車は前記第2円錐歯車に噛合接続され、前記第2円錐歯車は第1連結軸を介して前記第1円筒歯車に固定接続され、前記第1円筒歯車は前記第2円筒歯車に噛合接続され、前記第2円筒歯車は前記固定歯車に噛合接続され、前記第2円柱歯車の中心は前記第2連結軸に固定接続され、前記固定歯車の中心は前記第3連結軸に固定接続され、前記第3連結軸の上方は前記ヒンジの一端に固定接続され、前記ヒンジの他端は前記扉体に固定されている。
【0007】
好ましくは、前記自動開閉引き出し装置には、円形ベアリングホルダ、菱形ベアリングホルダ、角形ベアリングホルダ、駆動歯車、被動歯車、縦型ベアリングホルダ、吸盤式電磁石、第2ステッピングモータ、送りネジ、ネジ付きロッド、第1圧力センサ及びプーリが設けられ、
前記円形ベアリングホルダ、菱形ベアリングホルダ、角形ベアリングホルダは、いずれも冷蔵庫キャビネットの内表面に固定され、前記第2ステッピングモータの出力端は前記駆動歯車の一端に固定接続され、前記駆動歯車の他端は前記円形ベアリングホルダに固定接続され、前記駆動歯車は前記被動歯車に噛合接続され、前記被動歯車の中央部は前記ネジ付きロッドに固定接続され、前記ネジ付きロッドの両端はいずれも前記菱形ベアリングホルダに固定接続され、前記ネジ付きロッドの外表面にはネジスリーブが螺着され、前記ネジスリーブは前記吸盤式電磁石に固定接続され、前記吸盤式電磁石の上方は前記縦型ベアリングホルダに固定接続され、前記縦型ベアリングホルダ内には前記送りネジが設けられ、前記送りネジの両端は前記角形ベアリングホルダを介して前記冷蔵庫キャビネットの内側に固定され、前記第1圧力センサは前記冷蔵庫引き出しハンドルの内側に設けられている。
【0008】
好ましくは、前記圧力検出モジュールは、冷蔵庫の複数の引き出しの底部にそれぞれ設けられた複数の第2圧力センサを含む。
【0009】
本開示の実施形態の第2の態様により、食品保存取出方法を提供し、第1の態様に記載の食品保存取出システムに適用し、前記方法は、
制御モジュールが前記音信号を処理し、前記音信号のデシベル値を決定するために、音の検出モジュールを介して環境音信号を取得し、かつ制御モジュールに前記音信号を送信することと、
前記デシベル値が事前設定のデシベルしきい値より大きい場合、前記制御モジュールを介して音声モジュールを電源オン状態に制御することと、
前記主制御モジュールが前記音声認識結果に基づいて冷蔵庫の第1制御指令を生成するために、前記音声モジュールを介して音声信号を収集、識別し、音声認識結果を生成し、保存取出対象食品のターゲット符号化情報とターゲット名称情報を含む前記音声認識結果を主制御モジュールに送信することと、
前記自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を開き、及び前記自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを開くために、前記主制御モジュールを介して前記冷蔵庫の第1制御指令を前記自動開閉扉モジュール及び自動開閉引き出しモジュールに送信することと、
冷蔵庫引き出しの底部の圧力検出モジュールを介して前記保存取出対象食品に発生した圧力変化を監視し、圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定し、かつ実際保存エリア情報を主制御モジュールに送信することと、
前記実際保存モジュールが前記ターゲット食品情報を保存するために、前記主制御モジュールを介して前記ターゲット食品のターゲット符号化情報、ターゲット名称情報及び前記実際保存エリア情報に基づいて前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を生成し、かつ前記ターゲット食品情報を実際保存モジュールに送信することと、を含む。
【0010】
好ましくは、前記実際保存モジュールがターゲット食品情報を保存した後、前記方法はさらに、
前記主制御モジュールを介して第2制御指令を生成することと、
前記自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を閉じ、及び前記自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを閉じるために、前記主制御モジュールを介して前記第2制御指令を前記自動開閉扉モジュール及び前記自動開閉引き出しモジュールに送信することと、を含む。
【0011】
好ましくは、前記方法はさらに、前記制御モジュールを介して前記音声モジュールを電源オフ状態に制御する。
【0012】
本開示の実施形態の第3の態様により、スマート冷蔵庫を提供し、第1の態様に記載の食品保存取出システムを含む。
【発明の効果】
【0013】
以上より、上記の技術案を採用したため、本願の有益な効果は以下の通り、
第1、自動開閉扉モジュールと前記自動開閉引き出しモジュールを設けることにより、主制御モジュールの制御の下で冷蔵庫の扉体と引き出しの自動開閉を実現し、ユーザーが両手で物を持つ場合、冷蔵庫の扉または引き出しを簡単に開閉し、ユーザーの両手を解放し、ユーザーの使用体験とシステムの自動化レベルを向上させることと、
第2、圧力検出モジュールを介して各エリアの圧力変化をリアルタイムで監視し、保存取出対象食品の実際の保存エリアを効果的にフィードバックし、かつ実際保存モジュールを介して保存し、ユーザーが食品を取り出す際に、取り出す食品の具体的な保存エリアを見つけられない問題は回避され、ユーザーの使用体験をさらに向上させることと、
第3、環境音のデシベル値が事前設定のデシベルしきい値より大きい場合にのみ、音声モジュールは電源オン状態になり、そうでない場合には、音声モジュールは電源オフ状態になっている。これにより、システムのエネルギー消費コストを削減することができるとともに、全面的にシステムを起動できるようになり、システムの柔軟性を向上させることができること。
以上の一般的な説明及び後述の詳細な説明は例示的及び解釈的なものにすぎず、本開示を限定するものではないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
ここで図面は明細書に組み込まれ、本開示に適合する実施形態を示し、明細書とともに本開示の原理を説明するために使用され、本開示に対する不当な限定を構成するものではない。
【
図1】例示的な実施形態による食品保存取出システムを示す図である。
【
図2】例示的な実施形態による自動開閉扉装置の構造を示す図である。
【
図3】例示的な実施形態による自動開閉引き出し装置の構造を示す図である。
【
図4】例示的な実施形態による食品保存取出方法のフローチャートを示す図である。
【
図5】例示的な実施形態によるスマート冷蔵庫のエリア区分を示す図である。
【
図6】例示的な実施形態による食品保存取出方法のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の技術的態様を当業者がよりよく理解するために、以下に添付図面を用いて、本開示の実施形態における技術的態様を明確に、完全に説明する。
【0016】
なお、本開示の明細書及び特許請求の範囲並びに上述の図面における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は優先順位を記述するために使用する必要なく、類似のオブジェクトを区別するためのものである。このように使用されるデータは、本明細書に記載された本開示の実施形態が本明細書に図示または説明されたものを除いた順序で実施できるように、適切な場合に交換可能であることを理解されたい。以下の例示的な実施形態に記載される実施形態は、本開示と一致するすべての実施形態を代表するものではない。対照的に、これらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本開示のいくつかの態様と一致する装置および方法の例にすぎない。
【0017】
次に、
図1を用いて、本開示の実施例で提供する食品保存取出システムについて説明する。
【0018】
図1に示すように、本開示の実施例に係る食品保存取出システムは、音の検出モジュール、制御モジュール、音声モジュール、主制御モジュール、実際保存モジュール、圧力検出モジュール、自動開閉扉モジュール、自動開閉引き出しモジュールを含む。前記音の検出モジュールは前記制御モジュールに接続され、前記音声モジュール、実際保存モジュール、圧力検出モジュール、自動開閉扉モジュール及び自動開閉引き出しモジュールは、いずれも主制御モジュールに接続されている。
【0019】
本実施例では、音の検出モジュールは、環境音信号を取得するために用いられ、制御モジュールは、音信号のデシベル値に基づいて制御信号を生成し、かつ制御信号に基づいて音声モジュールの電源状態を制御するために用いられ、音声モジュールは、音声信号を収集し、及び音声信号に対して識別し、音声認識結果を生成するために用いられ、圧力検出モジュールは、保存取出対象食品に発生した圧力変化を検出し、圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定するために用いられ、主制御モジュールは、音声認識結果に基づいて制御信号を生成し、制御信号に基づいて自動開閉扉モジュールを制御して冷蔵庫扉の開閉動作や、自動開閉引き出しモジュールを制御して冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行し、及び実際保存エリア情報に基づいて実際保存モジュールにおける保存取出対象食品のターゲット食品情報を更新するために用いられ、自動開閉扉モジュールは、制御信号に基づいて冷蔵庫扉の開閉動作を実行するために用いられ、自動開閉引き出しモジュールは、制御信号に基づいて冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行するために用いられ、実際保存モジュールは、前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を保存するために用いられ、前記ターゲット食品情報は、ターゲット符号化情報、ターゲット名称情報、および実際保存エリア情報を含む。実際の応用では、ターゲット食品情報は、保存取出対象食品のターゲット数情報を含むこともできる。
【0020】
代替実施形態では、食品保存取出システムは、仮想保存モジュールをさらに含み、仮想保存モジュールは、主制御モジュールに接続されている。仮想保存モジュールは、複数食品の事前設定食品情報を保存するために用いられ、前記事前設定食品情報は、事前設定符号化情報、事前設定名称情報、および推奨保存エリア情報を含む。
【0021】
次に、食品の牛乳を例とし、表1及び表2に基づいて本開示の実施例のターゲット食品情報及び事前設定食品情報について説明する。
【0022】
表1に示すのは、牛乳が実際保存モジュール内におけるデータベースに格納されているターゲット食品情報であり、
【0023】
【0024】
表2に示すのは、牛乳が仮想保存モジュール内におけるデータベースに格納されている事前設定食品情報であり、
【0025】
【0026】
代替実施形態では、自動開閉扉モジュールは、自動開閉扉装置を含み、自動開閉引き出しモジュールは、自動開閉引き出し装置を含む。
【0027】
次に、
図2及び
図3を用いて、本開示の実施例により提供される自動開閉扉装置及び自動開閉引き出し装置について詳細に説明する。
【0028】
図2に示すように、自動開閉扉装置には、第1ステッピングモータ201、第1円錐歯車202、第2円錐歯車203、第1連結軸204、第1円筒歯車205、第2円筒歯車206、固定歯車207、第2連結軸208、第3連結軸209、ヒンジ210が設けられている。
【0029】
本実施例では、第1ステッピングモータ201、第1円錐歯車202、第2円錐歯車203、第1円筒歯車205、第2円筒歯車206と固定歯車207は、何れも冷蔵庫の扉体内に設けられている。
【0030】
ここで、第1ステッピングモータ201の出力端は第1円錐歯車202に固定接続され、第1円錐歯車202は第2円錐歯車203に噛合接続され、第2円錐歯車203は第1連結軸204を介して第1円筒歯車205に固定接続され、第1円筒歯車205は第2円筒歯車206に噛合接続され、第2円筒歯車206は固定歯車207に噛合接続され、第2円柱歯車206の中心は第2連結軸208に固定接続され、固定歯車207の中心は第3連結軸209に固定接続され、第3連結軸209の上方はヒンジ210の一端に固定接続され、ヒンジ210の他端は扉体に固定されている。
【0031】
実際の応用では、第1ステッピングモータ201の回転は第1円錐歯車202を回転させることができ、第1円錐歯車202の回転は第2円錐歯車203を回転させることができ、第2円錐歯車203の回転は第1連結軸204を介して第1円筒歯車205を回転させることができ、第1円筒歯車205の回転は第2円筒歯車206を回転させることができ、第2円筒歯車206の回転は固定歯車207のを回転させることができるが、固定歯車207はヒンジ210に固定されて回転不能であることにより、それが提供される逆方向のトルクが冷蔵庫の扉体の開閉を押す。
【0032】
図3に示すように、自動開閉引き出し装置には、円形ベアリングホルダ301、菱形ベアリングホルダ302、角形ベアリングホルダ303、駆動歯車304、被動歯車305、縦型ベアリングホルダ306、吸盤式電磁石307、第2ステッピングモータ308、送りネジ309、ネジ付きロッド310、第1圧力センサ311、プーリ312及びネジスリーブ313が設けられている。
【0033】
本実施例では、円形ベアリングホルダ301、菱形ベアリングホルダ302、角形ベアリングホルダ303は、いずれも冷蔵庫キャビネットの内表面に固定され、第2ステッピングモータ308の出力端は駆動歯車304の一端に固定接続され、駆動歯車304の他端は円形ベアリングホルダ301に固定接続され、駆動歯車304は被動歯車305に噛合接続され、被動歯車305の中央部はネジ付きロッド310に固定接続され、ネジ付きロッド310の両端はいずれも菱形ベアリングホルダ302に固定接続され、ネジ付きロッド310の外表面にはネジスリーブ313が螺着され、ネジスリーブ313は吸盤式電磁石307に固定接続され、吸盤式電磁石307の上方は縦型ベアリングホルダ306に固定接続され、縦型ベアリングホルダ306内には送りネジ309が設けられ、送りネジ309の両端は角形ベアリングホルダ303を介して冷蔵庫キャビネットの内側に固定され、第1圧力センサ311は冷蔵庫引き出しハンドルの内側に設けられている。
【0034】
吸盤式電磁石307と冷蔵庫引き出しとの間には一定の隙間が存在することができ、吸盤式電磁石307が電磁力の消失により冷蔵庫引き出しとの接続が失われた場合、送りネジ309は吸盤式電磁石307を安定させて傾斜を防止するとともに、吸盤式電磁石307と冷蔵庫引き出しとの間に摩擦力の存在によりユーザーが停電した場合に冷蔵庫引き出しを手動で開くことが困難になる問題を防止することができる。
【0035】
実際の応用では、第2ステッピングモータ308の回転は駆動歯車304を回転させて、駆動歯車304の回転は被動歯車305を回転させて、被動歯車305の回転はネジ付きロッド310を回転させて、ネジ付きロッド310の回転はネジスリーブ310の水平直線運動させて、吸盤式電磁石307が電源オン状態では、吸盤式電磁石307はネジスリーブ313に従って水平直線運動し、さらに冷蔵庫引き出しの開閉を制御する。
【0036】
一つの代替実施形態では、ユーザーが手動で冷蔵庫の引き出しを開けたい場合、第1圧力センサに一定の圧力を加えることができ、第1圧力センサは圧力を検出した後、制御信号を主制御モジュールに送信し、主制御モジュール6は電源遮断制御信号を自動開閉引き出しモジュールに送信し、この時吸盤式電磁石は磁力を失い、ユーザーは簡単に手動で冷蔵庫の引き出しを開けることができる。
【0037】
一つの代替実施形態では、圧力検出モジュールは、冷蔵庫の複数の引き出しの底部にそれぞれ設けられた複数の第2圧力センサを含む。
【0038】
図4は例示的な実施形態による食品保存取出方法のフローチャートを示す図である。
図4に示すように、この方法は以下のステップS401~S406を含む。
【0039】
S401、制御モジュールが音信号を処理し、音信号のデシベル値を決定するために、音の検出モジュールを介して環境音信号を取得し、かつ制御モジュールに音信号を送信する。
【0040】
S402、デシベル値が事前設定のデシベルしきい値より大きい場合、制御モジュールを介して音声モジュールを電源オン状態に制御する。
【0041】
S403、主制御モジュールが音声認識結果に基づいて冷蔵庫の第1制御指令を生成するために、音声モジュールを介して音声信号を収集、識別し、音声認識結果を生成し、保存取出対象食品のターゲット符号化情報とターゲット名称情報を含む音声認識結果を主制御モジュールに送信する。
【0042】
S404、自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を開き、及び自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを開くために、主制御モジュールを介して冷蔵庫の第1制御指令を自動開閉扉モジュール及び自動開閉引き出しモジュールに送信する。
【0043】
S405、冷蔵庫引き出しの底部の圧力検出モジュールを介して保存取出対象食品に発生した圧力変化を監視し、圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定し、かつ実際保存エリア情報を主制御モジュールに送信する。
【0044】
S406、実際保存モジュールが前記ターゲット食品情報を保存するために、主制御モジュールを介してターゲット食品のターゲット符号化情報、ターゲット名称情報及び実際保存エリア情報に基づいて保存取出対象食品のターゲット食品情報を生成し、かつターゲット食品情報を実際保存モジュールに送信する。
【0045】
本実施例では、事前設定のデシベルしきい値は、具体的な実装ニーズに応じて具体的に設定することができ、例えば、事前設定のデシベルしきい値は30デシベルや40デシベルなどに設定することができる。デシベル値が事前設定のデシベルしきい値より大きい場合、制御モジュールを介して音声モジュールを電源オン状態に制御し、デシベル値が事前設定のデシベルしきい値より小さい場合、制御モジュールは動作せず、音声モジュールを電源オフ状態に維持する。環境音のデシベル値が事前設定のデシベルしきい値より高い場合にのみ、音声モジュールは電源を入れてアクティブモードに入る、そうでない場合、音声モジュールは電源オフモードになっている。そのため、この方式は伝統的な音声モジュールと比べて、システムのエネルギー消費コストを下げるとともに、360度全方位の自由な位置でシステムを起動することが可能になり、システムの柔軟性を向上させる。
【0046】
本実施例における音声認識結果には、保存食品情報及び取出食品情報が含まれていてもよい。音声認識の結果は、食品情報を保存する場合、主制御モジュールは、保存取出対象食品のターゲット食品情報と仮想保存モジュールに保存されている複数の食品の事前設定食品情報とを比較して、保存取出対象食品の推奨保存エリアを決定し、さらに、推奨保存エリアに対応する自動開閉引き出しモジュールを制御して、対応する引き出しを開くことができる。音声認識の結果は、食品情報を取出する場合、主制御モジュールは、保存取出対象食品のターゲット食品情報と実際保存モジュールに保存されているターゲット食品とを比較して、保存取出対象食品の実際の保存エリアを決定し、さらに、推奨保存エリアに対応する自動開閉引き出しモジュールを制御して、対応する引き出しを開くことができる。
【0047】
ユーザーが冷蔵庫の牛乳を取りたいと思っている場合を例に、牛乳の実際の保管エリアは「冷蔵室-日常冷蔵エリア」である。音声モジュールが、ユーザーが牛乳を取り出す必要があることを認識した場合、主制御モジュールは音声認識結果に基づいて実際保存モジュールに保存されている牛乳の実際の保存エリアを比較し、自動開閉引き出しモジュールを制御して「冷蔵室-日常冷蔵エリア」に対応の引き出しを開くことができる。
【0048】
一つの代替実施形態では、実際保存モジュールがターゲット食品情報を保存した後、方法はさらに、主制御モジュールを介して第2制御指令を生成することと、自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を閉じ、及び自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを閉じるために、主制御モジュールを介して第2制御指令を自動開閉扉モジュール及び自動開閉引き出しモジュールに送信することと、を含む。
【0049】
一つの代替実施形態では、実際保存モジュールがターゲット食品情報を保存した後、方法はさらに、制御モジュールを介して音声モジュールを電源オフ状態に制御する。
【0050】
このことは理解しやすく、以下に具体的な実施例に基づいて本開示の実施例の食品保存取出方法について説明する。
【0051】
本実施例では、スマート冷蔵庫のエリア区分は
図5に示すように、本実施例におけるスマート冷蔵庫はサラダドレッシングエリア、日常冷蔵エリア、アイスドリンクエリア、インスタント食品エリア、果物と野菜保湿エリア、母子変温エリア、日常変温エリア、デザートエリア、肉の冷凍エリアを含む。
【0052】
ユーザがスマート冷蔵庫から牛乳を取り出す必要があると仮定すると、スマート冷蔵庫の冷蔵室の日常冷蔵エリアにはすでに5パックの牛乳が保存されており、本実施例ではユーザは3パックの牛乳を取り出す。そのフローチャートを
図6に示し、
S601、音の検出モジュールは、周囲環境に音信号が存在することを検出し、該音信号を制御モジュールに送信する。
【0053】
S602、制御モジュールは、該音信号のデシベル値が事前設定のデシベル値を超えているか否かを判定する。本実施例では、音信号のデシベル値を40デシベル、事前設定のデシベル値を30デシベルとした。
【0054】
S603、制御モジュールは「電源オンの制御指令」を生成し、該指令を音声モジュールに伝送する。
【0055】
S604、音声モジュールは「電源オンの制御指令」に応答して起動し、ユーザーが「牛乳3パックを取る」という音声を出した後、音声モジュールは「牛乳3パックを取る」という音声情報を収集して認識した。
【0056】
S605、音声モジュールは「牛乳3パックを取る」という音声情報を主制御モジュールに送信する。
【0057】
S606、主制御モジュールは「牛乳3パックを取る」という音声情報を処理し、制御指令を生成する。本実施例では、主制御モジュールは、「牛乳3パックを取る」という音声情報に基づいて、取る食品の名前を「牛乳」、数量を「3」と取得しているとともに、食品の実際の保存取出モジュールにおいて「牛乳」を検索した実際の保存エリアは「冷蔵室-日常冷蔵区」であり、「冷蔵室-日常冷蔵区を開く」という開扉制御指令を生成する。
【0058】
S607、主制御モジュールは制御指令を自動開閉扉モジュールと自動開閉引き出しモジュールに送信する。
【0059】
S608、自動開閉扉モジュールと自動開閉引き出しモジュールは制御指令に応答し、自動開閉扉装置と自動開閉引き出し装置を駆動して「牛乳」が保管されている冷蔵室と日常冷蔵エリアを開く。
【0060】
S609、圧力検出モジュールはスマート冷蔵庫冷蔵室の日常冷蔵区の圧力が小さくなることを監視し、「冷蔵室-日常冷蔵区の圧力が小さくなる」という信号を主制御モジュールに伝達する。
【0061】
S610、主制御モジュールは取得した食品の名称「牛乳」、数量「3」及び「冷蔵室-日常冷蔵区の圧力が小さくなる」の信号に基づいて「牛乳3パック削除」の制御指令を生成し、かつ該制御指令を食品の実際保存モジュールに伝達する。
【0062】
S611、食品の実際保存モジュールは「牛乳3パック削除」の制御指令に応答して、牛乳3パック削除中の情報を更新し、牛乳の数量を「2パック」に更新する。
【0063】
S612、ユーザーは取り出した後、「閉じる」という音声情報を出し、音声モジュールは該音声情報を主制御モジュールに送信する。
【0064】
S613、主制御モジュールは「閉じる」という音声情報を処理し、「閉扉制御指令」を生成し、「閉扉制御指令」を自動開閉扉モジュールと自動開閉引き出しモジュールに伝達する。
【0065】
S614、自動開閉扉モジュールと自動開閉引き出しモジュールは制御指令に応答し、自動開閉扉装置と自動開閉引き出し装置を駆動して冷蔵室と日常冷蔵区を閉じる。
【0066】
S615、制御モジュールは「電源オフの制御指令」を生成し、該指令を音声モジュールに伝達する。
【0067】
S616、音声モジュールは「電源オフの制御指令」に応答して運転を停止する。
【0068】
当業者は、明細書を考慮し、本明細書に開示された発明を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に思いつくであろう。本開示は、本開示の一般的な原理に従い、本開示に開示されていない本技術分野における公知の常識または慣用技術手段を含む、本開示の任意の変形、用途または適応変化をカバーすることを目的とする。明細書及び実施形態は例示としてのみ扱われ、本開示の真の範囲及び精神は以下の請求項により指摘される。
【0069】
本開示は、上述し図面に示した正確な構造に限定されるものではなく、その範囲を逸脱しない範囲で種々の修正および変更が可能であることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の請求項のみによって制限される。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品保存取出システムであって、
音の検出モジュール、制御モジュール、音声モジュール、主制御モジュール、実際保存情報記録モジュール、圧力検出モジュール、自動開閉扉モジュール、自動開閉引き出しモジュールを含み、
前記音の検出モジュールは、環境音信号を取得するために用いられ、
前記制御モジュールは、前記音信号のデシベル値に基づいて制御信号を生成し、かつ前記制御信号に基づいて前記音声モジュールの電源状態を制御するために用いられ、
前記音声モジュールは、音声信号を収集し、及び前記音声信号に対して識別し、音声認識結果を生成するために用いられ、
前記圧力検出モジュールは、冷蔵庫引き出しの底部に設けられるとともに、保存取出対象食品に発生した圧力変化を検出し、前記圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定するために用いられ、
前記主制御モジュールは、前記音声認識結果に基づいて制御信号を生成し、前記制御信号に基づいて前記自動開閉扉モジュールを制御して冷蔵庫扉の開閉動作や、前記自動開閉引き出しモジュールを制御して冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行し、及び前記実際保存エリア情報に基づいて前記実際保存情報記録モジュールに記録されている前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を更新するために用いられ、
前記自動開閉扉モジュールは、前記制御信号に基づいて冷蔵庫扉の開閉動作を実行するために用いられ、
前記自動開閉引き出しモジュールは、前記制御信号に基づいて冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行するために用いられ、
前記実際保存情報記録モジュールは、前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を記録するために用いられ、前記ターゲット食品情報は、ターゲット符号化情報、ターゲット名称情報、および実際保存エリア情報を含み、
前記自動開閉扉モジュールは、自動開閉扉装置を含み、前記自動開閉引き出しモジュールは、自動開閉引き出し装置を含み、
前記自動開閉扉装置には、第1ステッピングモータ、第1円錐歯車、第2円錐歯車、第1連結軸、第1円筒歯車、第2円筒歯車、固定歯車、第2連結軸、第3連結軸、ヒンジが設けられ、
前記第1ステッピングモータ、前記第1円錐歯車、前記第2円錐歯車、前記第1円筒歯車、前記第2円筒歯車と前記固定歯車は、何れも冷蔵庫の扉体内に設けられ、
ここで、前記第1ステッピングモータの出力端は前記第1円錐歯車に固定接続され、前記第1円錐歯車は前記第2円錐歯車に噛合接続され、前記第2円錐歯車は第1連結軸を介して前記第1円筒歯車に固定接続され、前記第1円筒歯車は前記第2円筒歯車に噛合接続され、前記第2円筒歯車は前記固定歯車に噛合接続され、前記第2円柱歯車の中心は前記第2連結軸に固定接続され、前記固定歯車の中心は前記第3連結軸に固定接続され、前記第3連結軸の上方は前記ヒンジの一端に固定接続され、前記ヒンジの他端は前記扉体に固定され、
前記第1ステッピングモータの回転は前記第1円錐歯車を回転させることができ、前記第1円錐歯車の回転は前記第2円錐歯車を回転させることができ、前記第2円錐歯車の回転は前記第1連結軸を介して前記第1円筒歯車を回転させることができ、前記第1円筒歯車の回転は前記第2円筒歯車を回転させることができ、前記第2円筒歯車の回転は前記固定歯車を回転させることができ、
前記自動開閉引き出し装置には、円形ベアリングホルダ、菱形ベアリングホルダ、角形ベアリングホルダ、駆動歯車、被動歯車、縦型ベアリングホルダ、吸盤式電磁石、第2ステッピングモータ、送りネジ、ネジ付きロッド、第1圧力センサ及びプーリが設けられ、
前記円形ベアリングホルダ、菱形ベアリングホルダ、角形ベアリングホルダは、いずれも冷蔵庫キャビネットの内表面に固定され、前記第2ステッピングモータの出力端は前記駆動歯車の一端に固定接続され、前記駆動歯車の他端は前記円形ベアリングホルダに固定接続され、前記駆動歯車は前記被動歯車に噛合接続され、前記被動歯車の中央部は前記ネジ付きロッドに固定接続され、前記ネジ付きロッドの両端はいずれも前記菱形ベアリングホルダに固定接続され、前記ネジ付きロッドの外表面にはネジスリーブが螺着され、前記ネジスリーブは前記吸盤式電磁石に固定接続され、前記吸盤式電磁石の上方は前記縦型ベアリングホルダに固定接続され、前記縦型ベアリングホルダ内には前記送りネジが設けられ、前記送りネジの両端は前記角形ベアリングホルダを介して前記冷蔵庫キャビネットの内側に固定され、前記第1圧力センサは前記冷蔵庫引き出しハンドルの内側に設けられ、
前記第2ステッピングモータの回転は前記駆動歯車を回転させて、前記駆動歯車の回転は前記被動歯車を回転させて、前記被動歯車の回転は前記ネジ付きロッドを回転させて、前記ネジ付きロッドの回転は前記ネジスリーブの水平直線運動させて、前記吸盤式電磁石が電源オン状態では、前記吸盤式電磁石は前記ネジスリーブに従って水平直線運動し、さらに前記冷蔵庫引き出しの開閉を制御することを特徴とする食品保存取出システム。
【請求項2】
前記圧力検出モジュールは、冷蔵庫の複数の引き出しの底部にそれぞれ設けられた複数の第2圧力センサを含むことを特徴とする請求項1に記載の食品保存取出システム。
【請求項3】
食品保存取出方法であって、
請求項1又は2に記載の食品保存取出システムに適用し、前記方法は、
制御モジュールが前記音信号を処理し、前記音信号のデシベル値を決定するために、音の検出モジュールを介して環境音信号を取得し、かつ制御モジュールに前記音信号を送信することと、
前記デシベル値が事前設定のデシベルしきい値より大きい場合、前記制御モジュールを介して音声モジュールを電源オン状態に制御することと、
前記主制御モジュールが前記音声認識結果に基づいて冷蔵庫の第1制御指令を生成するために、前記音声モジュールを介して音声信号を収集、識別し、音声認識結果を生成し、かつ保存取出対象食品のターゲット符号化情報とターゲット名称情報を含む前記音声認識結果を主制御モジュールに送信することと、
前記自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を開き、及び前記自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを開くために、前記主制御モジュールを介して前記冷蔵庫の第1制御指令を前記自動開閉扉モジュール及び自動開閉引き出しモジュールに送信することと、
冷蔵庫引き出しの底部に設けられた圧力検出モジュールを介して前記保存取出対象食品に発生した圧力変化を監視し、圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定し、かつ実際保存エリア情報を主制御モジュールに送信することと、
前記実際保存情報記録モジュールが前記ターゲット食品情報を記録するために、前記主制御モジュールを介して前記ターゲット食品のターゲット符号化情報、ターゲット名称情報及び前記実際保存エリア情報に基づいて前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を生成し、かつ前記ターゲット食品情報を実際保存情報記録モジュールに送信することと、を含むことを特徴とする食品保存取出方法。
【請求項4】
前記実際保存情報記録モジュールがターゲット食品情報を記録した後、前記方法はさらに、
前記主制御モジュールを介して第2制御指令を生成することと、
前記自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を閉じ、及び前記自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを閉じるために、前記主制御モジュールを介して前記第2制御指令を前記自動開閉扉モジュール及び前記自動開閉引き出しモジュールに送信することと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の食品保存取出方法。
【請求項5】
前記実際保存情報記録モジュールがターゲット食品情報を記録した後、前記方法はさらに、
前記制御モジュールを介して前記音声モジュールを電源オフ状態に制御することを含むことを特徴とする請求項3に記載の食品保存取出方法。
【請求項6】
スマート冷蔵庫であって、
請求項1又は2に記載の食品保存取出システムを含むことを特徴とするスマート冷蔵庫。
【手続補正書】
【提出日】2024-09-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品保存取出システムであって、
音の検出モジュール、制御モジュール、音声モジュール、主制御モジュール、実際保存情報記録モジュール、圧力検出モジュール、自動開閉扉モジュール、自動開閉引き出しモジュールを含み、
前記音の検出モジュールは、環境音信号を取得するために用いられ、
前記制御モジュールは、前記環境音信号のデシベル値に基づいて制御信号を生成し、かつ前記制御信号に基づいて前記音声モジュールの電源状態を制御するために用いられ、
前記音声モジュールは、音声信号を収集し、及び前記音声信号に対して識別し、音声認識結果を生成するために用いられ、
前記圧力検出モジュールは、冷蔵庫引き出しの底部に設けられるとともに、保存取出対象食品に発生した圧力変化を検出し、前記圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定するために用いられ、
前記主制御モジュールは、前記音声認識結果に基づいて制御信号を生成し、前記制御信号に基づいて前記自動開閉扉モジュールを制御して冷蔵庫扉の開閉動作や、前記自動開閉引き出しモジュールを制御して冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行し、及び前記実際保存エリア情報に基づいて前記実際保存情報記録モジュールに記録されている前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を更新するために用いられ、
前記自動開閉扉モジュールは、前記制御信号に基づいて冷蔵庫扉の開閉動作を実行するために用いられ、
前記自動開閉引き出しモジュールは、前記制御信号に基づいて冷蔵庫引き出しの開閉動作を実行するために用いられ、
前記実際保存情報記録モジュールは、前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を記録するために用いられ、前記ターゲット食品情報は、ターゲット符号化情報、ターゲット名称情報、および実際保存エリア情報を含み、
前記自動開閉扉モジュールは、自動開閉扉装置を含み、前記自動開閉引き出しモジュールは、自動開閉引き出し装置を含み、
前記自動開閉扉装置には、第1ステッピングモータ、第1円錐歯車、第2円錐歯車、第1連結軸、第1円筒歯車、第2円筒歯車、固定歯車、第2連結軸、第3連結軸、ヒンジが設けられ、
前記第1ステッピングモータ、前記第1円錐歯車、前記第2円錐歯車、前記第1円筒歯車、前記第2円筒歯車と前記固定歯車は、何れも冷蔵庫の扉体内に設けられ、
ここで、前記第1ステッピングモータの出力端は前記第1円錐歯車に固定接続され、前記第1円錐歯車は前記第2円錐歯車に噛合接続され、前記第2円錐歯車は第1連結軸を介して前記第1円筒歯車に固定接続され、前記第1円筒歯車は前記第2円筒歯車に噛合接続され、前記第2円筒歯車は前記固定歯車に噛合接続され、前記第2円筒歯車の中心は前記第2連結軸に固定接続され、前記固定歯車の中心は前記第3連結軸に固定接続され、前記第3連結軸の上方は前記ヒンジの一端に固定接続され、前記ヒンジの他端は前記扉体に固定され、
前記第1ステッピングモータの回転は前記第1円錐歯車を回転させることができ、前記第1円錐歯車の回転は前記第2円錐歯車を回転させることができ、前記第2円錐歯車の回転は前記第1連結軸を介して前記第1円筒歯車を回転させることができ、前記第1円筒歯車の回転は前記第2円筒歯車を回転させることができ、前記第2円筒歯車の回転は前記固定歯車を回転させることができ、
前記自動開閉引き出し装置には、円形ベアリングホルダ、菱形ベアリングホルダ、角形ベアリングホルダ、駆動歯車、被動歯車、縦型ベアリングホルダ、吸盤式電磁石、第2ステッピングモータ、送りネジ、ネジ付きロッド、第1圧力センサ及びプーリが設けられ、
前記円形ベアリングホルダ、菱形ベアリングホルダ、角形ベアリングホルダは、いずれも冷蔵庫キャビネットの内表面に固定され、前記第2ステッピングモータの出力端は前記駆動歯車の一端に固定接続され、前記駆動歯車の他端は前記円形ベアリングホルダに固定接続され、前記駆動歯車は前記被動歯車に噛合接続され、前記被動歯車の中央部は前記ネジ付きロッドに固定接続され、前記ネジ付きロッドの両端はいずれも前記菱形ベアリングホルダに固定接続され、前記ネジ付きロッドの外表面にはネジスリーブが螺着され、前記ネジスリーブは前記吸盤式電磁石に固定接続され、前記吸盤式電磁石の上方は前記縦型ベアリングホルダに固定接続され、前記縦型ベアリングホルダ内には前記送りネジが設けられ、前記送りネジの両端は前記角形ベアリングホルダを介して前記冷蔵庫キャビネットの内側に固定され、前記第1圧力センサは前記冷蔵庫引き出しの内側に設けられ、
前記第2ステッピングモータの回転は前記駆動歯車を回転させて、前記駆動歯車の回転は前記被動歯車を回転させて、前記被動歯車の回転は前記ネジ付きロッドを回転させて、前記ネジ付きロッドの回転は前記ネジスリーブの水平直線運動させて、前記吸盤式電磁石が電源オン状態では、前記吸盤式電磁石は前記ネジスリーブに従って水平直線運動し、さらに前記冷蔵庫引き出しの開閉を制御することを特徴とする食品保存取出システム。
【請求項2】
前記圧力検出モジュールは、冷蔵庫の複数の引き出しの底部にそれぞれ設けられた複数の第2圧力センサを含むことを特徴とする請求項1に記載の食品保存取出システム。
【請求項3】
食品保存取出方法であって、
請求項1又は2に記載の食品保存取出システムに適用し、前記方法は、
制御モジュールが前記環境音信号を処理し、前記環境音信号のデシベル値を決定するために、音の検出モジュールを介して環境音信号を取得し、かつ制御モジュールに前記環境音信号を送信することと、
前記デシベル値が事前設定のデシベルしきい値より大きい場合、前記制御モジュールを介して音声モジュールを電源オン状態に制御することと、
前記主制御モジュールが前記音声認識結果に基づいて冷蔵庫の第1制御指令を生成するために、前記音声モジュールを介して音声信号を収集、識別し、音声認識結果を生成し、かつ保存取出対象食品のターゲット符号化情報とターゲット名称情報を含む前記音声認識結果を主制御モジュールに送信することと、
前記自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を開き、及び前記自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを開くために、前記主制御モジュールを介して前記冷蔵庫の第1制御指令を前記自動開閉扉モジュール及び自動開閉引き出しモジュールに送信することと、
冷蔵庫引き出しの底部に設けられた圧力検出モジュールを介して前記保存取出対象食品に発生した圧力変化を監視し、圧力変化に基づいて保存取出対象食品の実際保存エリア情報を決定し、かつ実際保存エリア情報を主制御モジュールに送信することと、
前記実際保存情報記録モジュールが前記ターゲット食品情報を記録するために、前記主制御モジュールを介して前記ターゲット食品のターゲット符号化情報、ターゲット名称情報及び前記実際保存エリア情報に基づいて前記保存取出対象食品のターゲット食品情報を生成し、かつ前記ターゲット食品情報を実際保存情報記録モジュールに送信することと、を含むことを特徴とする食品保存取出方法。
【請求項4】
前記実際保存情報記録モジュールがターゲット食品情報を記録した後、前記方法はさらに、
前記主制御モジュールを介して第2制御指令を生成することと、
前記自動開閉扉モジュールが冷蔵庫の扉体を閉じ、及び前記自動開閉引き出しモジュールが冷蔵庫の引き出しを閉じるために、前記主制御モジュールを介して前記第2制御指令を前記自動開閉扉モジュール及び前記自動開閉引き出しモジュールに送信することと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の食品保存取出方法。
【請求項5】
前記実際保存情報記録モジュールがターゲット食品情報を記録した後、前記方法はさらに、
前記制御モジュールを介して前記音声モジュールを電源オフ状態に制御することを含むことを特徴とする請求項3に記載の食品保存取出方法。
【請求項6】
スマート冷蔵庫であって、
請求項1又は2に記載の食品保存取出システムを含むことを特徴とするスマート冷蔵庫。