(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024155678
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】外装照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 43/241 20180101AFI20241024BHJP
F21S 43/14 20180101ALI20241024BHJP
F21S 43/245 20180101ALI20241024BHJP
F21S 43/249 20180101ALI20241024BHJP
F21S 43/50 20180101ALI20241024BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20241024BHJP
F21W 104/00 20180101ALN20241024BHJP
F21W 103/00 20180101ALN20241024BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20241024BHJP
【FI】
F21S43/241
F21S43/14
F21S43/245
F21S43/249
F21S43/50
F21V23/00 140
F21W104:00
F21W103:00
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023159152
(22)【出願日】2023-09-22
(31)【優先権主張番号】10-2023-0051532
(32)【優先日】2023-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
【住所又は居所原語表記】12, Heolleung-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】500518050
【氏名又は名称】起亞株式会社
【氏名又は名称原語表記】KIA CORPORATION
【住所又は居所原語表記】12, Heolleung-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】513013942
【氏名又は名称】ヒュンダイ・モービス・カンパニー・リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】523363372
【氏名又は名称】ハットビット、イルコム、カンパニー、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HATBIT ILLUCOM CO., LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100106655
【弁理士】
【氏名又は名称】森 秀行
(72)【発明者】
【氏名】ユン、ジンヨン
(72)【発明者】
【氏名】チャ、ドンウン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ホンフイ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ソンクウォン
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ビョンレ
(72)【発明者】
【氏名】パク、ヨンウ
(72)【発明者】
【氏名】ユン、ソクホン
(72)【発明者】
【氏名】サ、ジェギュン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヨンシク
(72)【発明者】
【氏名】チャ、ヨンホ
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
(57)【要約】
【課題】モビリティの外装にライティング機能を適用して光の点灯を介して様々なメッセージを伝達し、外観デザインの高級化によって商品性を向上させる外装照明装置を提供する。
【解決手段】本発明の外装照明装置は、複数の光源を有する光源モジュールと、各光源から照射された光が入射し、入射した光を反射させて光が互いに異なる領域で移動するようにするライトガイドと、ライトガイドを介して互いに異なる領域で移動する光が入射する複数の透過部が構成され、それぞれの透過部を介して互いに異なる照明領域へ光が出射されて複数の照明イメージが形成されるようにするライトカバーと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の光源を有する光源モジュールと、
各光源から照射された光が入射し、入射した光を反射させて光が互いに異なる領域で移動するようにするライトガイドと、
ライトガイドを介して互いに異なる領域で移動する光が入射する複数の透過部が構成され、それぞれの透過部を介して互いに異なる照明領域へ光が出射されて複数の照明イメージが形成されるようにするライトカバーと、を含む、外装照明装置。
【請求項2】
光源モジュールは、
個別に点灯可能に構成された複数の光源と、
複数の光源が一定間隔で離隔して装着されるように延びて変形可能であるフレキシブル基板と、から構成されることを特徴とする、請求項1に記載の外装照明装置。
【請求項3】
ライトガイドは、各光源から照射される光をガイドする複数のガイド部が形成され、ガイド部は、内外側に光反射が行われるように形成され、一部の光源から照射された光が内側で反射して移動し、残りの光源から照射された光が外側で反射して移動することを特徴とする、請求項1に記載の外装照明装置。
【請求項4】
光源モジュールは、一部の光源がガイド部の内側に配置され、一部の光源がガイド部の外側でガイド部の間に配置されたことを特徴とする、請求項3に記載の外装照明装置。
【請求項5】
ライトカバーは、ガイド部の内側から移動した光が入射する第1透過部と、ガイド部の外側から移動した光が入射する第2透過部と、から構成され、第1透過部と第2透過部は、互いに異なる照明領域を有するように配置されたことを特徴とする、請求項3に記載の外装照明装置。
【請求項6】
ライトカバーは、第2透過部がパターンを有するように形成されて離隔配置され、第1透過部が第2透過部の間を横切るように延びたことを特徴とする、請求項5に記載の外装照明装置。
【請求項7】
ライトガイドの各ガイド部は、ライトカバーに向かって狭くなるように形成されることにより、外側部が傾くように形成され、狭くなった部分の端部が第2透過部とマッチングされたことを特徴とする、請求項5に記載の外装照明装置。
【請求項8】
ガイド部は、外側部に光が反射されるように光反射用物質が蒸着されたことを特徴とする、請求項7に記載の外装照明装置。
【請求項9】
ガイド部には、内側に光源まで延びて光源から照射された光が入射し、入射した光を反射させて第1透過部に向かって移動するようにする光入射部が形成されたことを特徴とする、請求項7に記載の外装照明装置。
【請求項10】
ライトカバーは、第1透過部の厚さと第2透過部の厚さが異なるように形成されたことを特徴とする、請求項5に記載の外装照明装置。
【請求項11】
ライトカバーは、第1透過部が第2透過部に比べてより小さい厚さに形成されたことを特徴とする、請求項10に記載の外装照明装置。
【請求項12】
ライトカバーの第2透過部には、光源と直線状にマッチングされる位置を除いた残りの領域の場合に光が透過しないように光遮断用物質が蒸着されたことを特徴とする、請求項5に記載の外装照明装置。
【請求項13】
光源モジュールを制御する制御器をさらに含み、
制御器は、走行状態、周辺環境、メッセージ伝達、充電状態を含む特定の情報に応じて、複数の光源の一部が点灯するか或いは各光源が順次点灯するように光源モジュールを制御することを特徴とする、請求項1に記載の外装照明装置。
【請求項14】
ライトカバーは、モビリティの前面部グリル、外装パネル、ランプを含む外装部品であることを特徴とする、請求項1に記載の外装照明装置。
【請求項15】
ライトカバーにはインサートフィルムが備えられ、インサートフィルムに光透過塗料又は光遮断物質が蒸着されたことを特徴とする、請求項1に記載の外装照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モビリティの外装に適用されたライティング(lighting)機能を介してメッセージを伝達し、外観商品性を高める外装照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、モビリティには駆動系部品及び冷却系部品の冷却が要求される。これにより、モビリティは、駆動系部品及び冷却系部品の冷却のために、空気が流通するように前面部にグリル(Grille)が形成される。
【0003】
すなわち、モビリティの走行の際に、グリルから流入した走行風が駆動系部品と冷却系部品を通過することにより、各部品が空気との熱交換を介して冷却できる。
【0004】
最近では、電気自動車や燃料電池車などが導入されることにより、モビリティの駆動系部品と冷却系部品のためのグリルが要求されない。すなわち、従来のグリルは、常時開通するように形成されており、駆動系部品と冷却系部品が外気と常時熱交換されるように構成されているが、電気自動車や燃料電池車など、既存のグリルによる冷却が必要とされないモビリティの場合は、空力性能の改善のために閉鎖されている形態のグリルが適用される。
【0005】
一方、最近では、モビリティに備えられたランプを用いて、他のモビリティ又は歩行者にメッセージを伝達する。ところが、ランプの場合は、路面に光を投影させる方法で特定のメッセージを伝達することにより、視認性がやや足りなくなる。
【0006】
上記の背景技術として説明された事項は、本発明の背景に対する理解を増進させるためのものに過ぎず、当該技術分野における通常の知識を有する者に既に知られている従来技術に該当することを認めるものと受け入れられてはならないであろう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国実用新案公開第20-1999-0024905号(1999年7月5日)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、モビリティの外装にライティング機能を適用して光の点灯を通じて様々なメッセージを伝達し、外観デザインの高級化によって商品性を向上させる外装照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するための本発明による外装照明装置は、複数の光源を有する光源モジュールと、各光源から照射された光が入射し、入射した光を反射させて光が互いに異なる領域で移動するようにするライトガイドと、ライトガイドを介して互いに異なる領域で移動する光が入射する複数の透過部が構成され、それぞれの透過部を介して互いに異なる照明領域へ光が出射されて複数の照明イメージが形成されるようにするライトカバーと、を含む。
【0010】
光源モジュールは、個別に点灯可能に構成された複数の光源と、複数の光源が一定間隔で離隔して装着されるように延びて変形可能であるフレキシブル基板と、から構成されることを特徴とする。
【0011】
ライトガイドは、各光源から照射される光をガイドする複数のガイド部が形成され、ガイド部は、内外側に光反射が行われるように形成され、一部の光源から照射された光が内側で反射して移動し、残りの光源から照射された光が外側で反射して移動することを特徴とする。
【0012】
光源モジュールは、一部の光源がガイド部の内側に配置され、一部の光源がガイド部の外側でガイド部の間に配置されたことを特徴とする。
【0013】
ライトカバーは、ガイド部の内側で移動した光が入射する第1透過部と、ガイド部の外側で移動した光が入射する第2透過部と、から構成され、第1透過部と第2透過部は、互いに異なる照明領域を有するように配置されたことを特徴とする。
【0014】
ライトカバーは、第2透過部がパターンを有するように形成されて離隔配置され、第1透過部が第2透過部の間を横切るように延びたことを特徴とする。
【0015】
ライトガイドの各ガイド部は、ライトカバーに向かって狭くなるように形成されることにより、外側部が傾くように形成され、狭くなった部分の端部が第2透過部とマッチングされたことを特徴とする。
【0016】
ガイド部は、外側部に光が反射されるように光反射用物質が蒸着されたことを特徴とする。
【0017】
ガイド部には、内側に光源まで延びて光源から照射された光が入射し、入射した光を反射させて第1透過部に向かって移動するようにする光入射部が形成されたことを特徴とする。
【0018】
ライトカバーは、第1透過部の厚さと第2透過部の厚さが異なるように形成されたことを特徴とする。
【0019】
ライトカバーは、第1透過部が第2透過部に比べてより小さい厚さに形成されたことを特徴とする。
【0020】
ライトカバーの第2透過部には、光源と直線状にマッチングされる位置を除いた残りの領域の場合に光が透過しないように光遮断用物質が蒸着されたことを特徴とする。
【0021】
光源モジュールを制御する制御器をさらに含み、制御器は、走行状態、周辺環境、メッセージ伝達、充電状態を含む特定の情報に応じて、複数の光源の一部が点灯するか或いは各光源が順次点灯するように光源モジュールを制御することを特徴とする。
【0022】
ライトカバーは、モビリティの前面部グリル、外装パネル、ランプを含む外装部品であることを特徴とする。
【0023】
ライトカバーにはインサートフィルムが備えられ、インサートフィルムに光透過塗料又は光遮断物質が蒸着されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
上述した構造からなる外装照明装置は、モビリティの外装にライティング機能を適用して光の点灯を介して様々なメッセージを伝達し、外観デザインの高級化によって商品性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の一実施形態による外装照明装置を示す図である。
【
図2】
図1に示された外装照明装置の断面図である。
【
図3】
図1に示された外装照明装置の光源モジュールを示す図である。
【
図4】
図1に示された外装照明装置のライトカバーを示す図である。
【
図5】
図1に示された外装照明装置の一実施形態によるガイド部を示す図である。
【
図6】
図1に示された外装照明装置の他の実施形態によるガイド部を示す図である。
【
図7】
図1に示された外装照明装置における第2透過部の一実施形態によるライトカバーを示す図である。
【
図8】
図1に示された外装照明装置における第2透過部の他の実施形態によるライトカバーを示す図である。
【
図9】本発明による外装照明装置の作動を示す図である。
【
図10】本発明による外装照明装置の他の作動を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、添付図面を参照して、本明細書に開示された実施形態を詳細に説明するが、図面符号に関係なく、同一又は類似の構成要素には同一の参照符号を付し、これについての重複説明は省略する。
【0027】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は、明細書作成の容易さのみが考慮されて付与又は混用されるものであって、それ自体で互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0028】
本明細書に開示された実施形態を説明するにあたり、関連する公知の技術についての具体的な説明が、本明細書に開示された実施形態の要旨を不明確にするおそれがあると判断された場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は、本明細書に開示された実施形態を容易に理解することができるようにするためのものに過ぎず、添付図面によって、本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むと理解されるべきである。
【0029】
「第1」、「第2」等のように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使用できるが、これらの構成要素はこれらの用語によって限定されるものではない。これらの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使われる。
【0030】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いる或いは「接続されて」いると言及された場合には、該他の構成要素に直接連結または接続されていることもあり、それらの間に別の構成要素が介在することもあると理解されるべきである。これに対し、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いる或いは「直接接続されて」いると言及された場合には、それらの間に別の構成要素が介在しないと理解されるべきである。
【0031】
単数の表現は、文脈上明白に異なる意味を有しない限り、複数の表現を含む。
【0032】
本明細書において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせの存在又は付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0033】
制御器(Controller)は、担当する機能の制御のために他の制御器又はセンサーと通信する通信装置、オペレーティングシステムやロジック命令、入出力情報などを格納するメモリ、及び担当機能制御に必要な判断、演算、決定などを行う一つ以上のプロセッサを含むことができる。
【0034】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態による外装照明装置について詳細に説明する。
【0035】
本発明による外装照明装置は、
図1及び
図2に示すように、複数の光源210を有する光源モジュール200と、各光源210から照射された光が入射し、入射した光を反射させて光が互いに異なる領域で移動するようにするライトガイド300と、ライトガイド300を介して互いに異なる領域で移動する光が入射する複数の透過部が構成され、それぞれの透過部を介して互いに異なる照明領域へ光が出射して複数の照明イメージが形成されるようにするライトカバー400と、を含む。
【0036】
また、本発明は、光源モジュール200、ライトガイド300、ライトカバー400が取り付けられるハウジング100をさらに含むことができ、ハウジング100は、モビリティの車体フレームに取り付けられて固定され得る。
【0037】
本発明による外装照明装置は、モビリティの前面部グリル、外装パネル、ランプを含む外装部品で構成できる。ここで、外装部品は、モビリティの外部に露出する部分であって、前面部グリル、外装パネル、ランプの他に、スポイラー、ルーフラック、車体パネルなどを含むことができる。
【0038】
本発明の理解を助けるために、外装部品は、モビリティの前面部グリルによる実施形態として適用され、これにより、ライトカバー400は、モビリティの前面部グリルから構成できる。
【0039】
ハウジング100には光源モジュール200が装着され、光源モジュール200は複数の光源210から構成される。光源210はLEDからなってもよい。
【0040】
特に、光源モジュール200の前方にはライトガイド300とライトカバー400が設けられ、ライトガイド300とライトカバー400はハウジング100に取り付けられることができる。
【0041】
ライトガイド300は、光源210から照射された光がライトカバー400を透過することができるように光の移動をガイドするものであって、光源210から照射された光が反射されるように形成されたガイド部310を備える。
【0042】
すなわち、ライトガイド300は、各光源210から照射される光をガイドするガイド部310が形成され、ガイド部310は、内外側への光反射が行われるように形成され、一部の光源210から照射された光が内側で反射されて移動し、残りの光源210から照射された光が外側で反射されて移動するようにする。
【0043】
このように、ガイド部310は、内外側に光が全反射されるように形成され、ガイド部310の内側に設けられた光源210から照射された光は、内側で反射されて移動し、ガイド部310の外側に設けられた光源210から照射された光は、ガイド部310の外側で反射されて移動する。特に、ガイド部310の外側で反射されて移動する光は、複数のガイド部310が離隔して配置されることにより、互いに異なるガイド部310の外側面で反射されて移動する。
【0044】
ライトガイド300によって移動した光は、ライトカバー400を通過して外部へ出射する。ライトカバー400は、ライトガイド300の内側で移動した光が入射する第1透過部410と、ライトガイド300の外側で移動した光が入射する第2透過部420と、から構成される。
【0045】
特に、ライトカバー400は、第1透過部410と第2透過部420とが互いに異なる照明領域を有するように配置されることにより、第1透過部410を介して出射される光と、第2透過部420を介して出射される光が区分され、第1透過部410と第2透過部420を介して出射される光の組み合わせによって様々な照明イメージを形成することができる。
【0046】
上述した本発明について具体的に説明すると、光源モジュール200は、個別に点灯可能に構成された複数の光源210と、ハウジング100に設けられ、複数の光源210が一定間隔で離隔して取り付けられるように延び、ハウジング100の外郭形状に合わせて変形可能であるフレキシブル基板220と、から構成できる。
【0047】
図3に示すように、光源モジュール200は、光源210とフレキシブル基板220とから構成される。光源210は、LEDからなってもよく、フレキシブル基板220に取り付けられることができる。また、光源210の場合、様々な色の光を照射するように構成され、それぞれの光源210が個別に点灯するように構成されることにより、様々な照明イメージを形成することができる。
【0048】
このような光源モジュール200の各光源210は、一部の光源210がガイド部310の内側に配置され、一部の光源210がガイド部310の外側でガイド部310の間に配置される。
【0049】
このように、複数の光源210は、ガイド部310の内側に配置される光源210と、ガイド部310の外側に配置される光源210に分類され、ガイド部310の内側に設けられた光源210から照射された光と、ガイド部310の外側に設けられた光源210から照射された光が、それぞれライトカバー400を介して互いに異なる照明領域をもって出射されることができる。
【0050】
フレキシブル基板220は、変形可能に構成される。これにより、モビリティの外装部品の形状によるハウジング100にフレキシブル基板220をマッチングさせて安定的に装着することができる。このようなフレキシブル基板220は、複数に分割されるように構成でき、ハウジング100には、DC/DCコンバータCが取り付けられて各フレキシブル基板220に光源210の点灯のための電力が供給できる。
【0051】
一方、ライトカバー400は、第2透過部420がパターンを有するように形成されて離隔配置され、第1透過部410が第2透過部420の間を横切るように延びることができる。
【0052】
本発明の一実施形態によれば、
図4に示すように、ライトカバー400を正面から見たときに、第2透過部420は菱形に形成され、第1透過部410は第2透過部420の間を横切ることにより斜線状に延びることができる。このような第2透過部420のパターン、及び第2透過部420のパターンに応じた第1透過部410は、本発明の実施形態の他に様々な形態で適用できる。
【0053】
このように、本発明において、ライトカバー400は、第1透過部410と第2透過部420が特定のパターンで繰り返される形態を有することにより、デザインが高級化され、複数の光源210を選択的に点灯させる場合、第1透過部410及び第2透過部420を介して様々な照明デザインを形成することができる。
【0054】
一方、
図5に示すように、ガイド部310は、ライトカバー400に向かって狭くなるように形成されることにより、外側部311が傾くように形成され、狭くなった部分の端部が第2透過部420とマッチングされることができる。
【0055】
このように、ガイド部310は、ライトカバー400に向かって狭くなるように延びることにより、外側部311が傾くように形成され、これにより光が外側部311から全反射されてライトカバー400に向かって移動することができる。
【0056】
すなわち、ガイド部310の内側に位置した光源210aから照射された光は、第1透過部410に向かって移動するが、一部の光が外側部311で反射されることにより、第1透過部410に向かって移動する光量が確保できる。特に、本発明において、第1透過部410は、第2透過部20の間に延びるパターンで形成されることにより、第2透過部420に比べて小さい幅で光が出射されるが、ガイド部310は、ライトカバー400に向かって狭くなるように形成されることにより、第1透過部410の形態に対応し、ガイド部310の内側で光源210の光が集まって第1透過部410を介して出射されることにより、光量が確保されて照明イメージの視認性が向上することができる。
【0057】
また、ガイド部310の外側に位置した光源210から照射された光は、第2透過部420に向かって移動するが、ガイド部310の外側に設けられた光源210を中心に隣接して配置された、互いに異なるガイド部310によって光が反射されることにより、第2透過部420へ移動する光量が確保できる。また、ガイド部310は、ライトカバー400に向かって狭くなるように形成されることにより、ガイド部310の外側に配置された光源210を中心に各ガイド部310が広がる形状をなす。これにより、ガイド部310の外側で光源210の光が拡散しながら第2透過部420を介して出射されることにより、第2透過部420を介した照明イメージが形成できる。
【0058】
一方、本発明の他の実施形態として、
図6に示すように、ガイド部310には、外側部311に光が反射されるように光反射用物質Aが蒸着できる。
【0059】
光反射用物質Aは、TiO2、ZnO、SiO2、Sb2O3、フッ素分子などとすることができる。光源210から照射された光は、ガイド部310の外側部311に入射したとき、光反射用物質Aが蒸着された表面に反射されてライトカバー400へ移動することができる。
【0060】
また、ガイド部310の外側部311には光反射用物質Aが蒸着されることにより、内側で移動する光が外側に浸透することや外側で移動する光が内側に浸透することが遮断され、それによりライトカバー400の各透過部に光漏れしない。
【0061】
このように、ガイド部310の外側部311には光反射用物質Aが蒸着されることにより、ガイド部310の内側の光源210から照射される光とガイド部310の外側の光源210から照射される光が区分され、ライトカバー400の第1透過部410と第2透過部420を介して出射されることにより、第1透過部410を介した照明イメージと第2透過部420を介した照明イメージが明確に区分されて視認性が向上する。
【0062】
一方、
図6に示すように、ガイド部310には、内側に光源210まで延びて光源210から照射された光が入射し、入射した光を反射させて第1透過部410に向かって移動するようにする光入射部312が形成できる。
【0063】
このように、ガイド部310には光入射部312が形成され、光入射部312は、第1透過部410から光源210まで延びるように形成されることにより、光源210から照射された光が光入射部312に入射した後、光入射部312内で直進性をもって第1透過部410へ移動することができる。このような光入射部312は、第1光源210から照射された光が平行光に変化するように形成できる。また、光入射部312は、ガイド部310に連結されることにより、ライトガイド300は、ガイド部310と光入射部312とが一体化されて構成できる。
【0064】
一方、
図7に示すように、ライトカバー400は、第1透過部410の厚さと第2透過部420の厚さが互いに異なるように形成できる。
【0065】
このように、ライトカバー400は、第1透過部410と第2透過部420に厚さ差を置いて、外部からライトカバー400を見たときに立体感が形成されるようにすることができる。すなわち、ライトカバー400は、第1透過部410の厚さと第2透過部420の厚さが互いに異なるように形成されることにより、第1透過部410と第2透過部420を通過する光の深みが互いに異なるので、ライトカバー400を介して最終的に出射される光による照明イメージがダイナミックな形状に実現できる。
【0066】
ここで、ライトカバー400は、第1透過部410が第2透過部420に比べてより小さい厚さに形成されることができる。
【0067】
本発明において、第2透過部420がパターン形状をなし、第1透過部410が第2透過部420の間を横切るように延びることにより、第1透過部410の光出射領域が第2透過部420の光出射領域に比べて小さい領域を有する。
【0068】
したがって、第1透過部410は、第2透過部420に比べてより小さい厚さに形成されることにより、ライトガイド300のガイド部310内の光源210から照射された光がガイド部310の内側で反射されて集められ、相対的に薄い厚さを有する第1透過部410を介して出射されることにより、鮮明な状態の照明イメージを形成することができる。
【0069】
第2透過部420は、第1透過部410に比べてより大きい厚さに形成されることにより、ライトガイド300のガイド部310の外側光源210から照射された光が隣接のガイド部310の外側で反射されて拡散し、相対的に厚い厚さを有する第2透過部420を介して出射されることにより、光が拡散しながら第2透過部420のパターン形状による照明イメージが形成されることができる。
【0070】
このように、第1透過部410と第2透過部420とは、厚さ差を有することにより、第1透過部410を介した照明イメージと第2透過部420を介した照明イメージとの深みの差により、立体感をもってダイナミックに実現されて高級性及び商品性が向上する。
【0071】
一方、ライトカバー400にはインサートフィルムFが備えられ、インサートフィルムFに光透過塗料P又は光遮断物質Bが蒸着され得る。
【0072】
すなわち、ライトカバー400の後面には、外装部品に要求される形状、色、光の透過度に合わせて射出されたインサートフィルムFが装着される。これにより、ライトカバー400は、外装部品のデザインが実現され、インサートフィルムFを介して光透過塗料Pや光遮断用物質Bが適用されてライトカバー400の照明イメージを多様化することができる。
【0073】
これによる一実施形態として、
図7に示すように、ライトカバー400の第2透過部420には光透過塗料Pが蒸着されることにより、ライトカバー400の全領域に光が透過するようにすることができる。これにより、それぞれの光源から光を照射するときに、第1透過部410と第2透過部420との境界が低減してライトカバー400の全体に照明イメージが形成され得る。
【0074】
一方、他の実施形態として、ライトカバー400の第2透過部420には、光源210と直線状にマッチングされる位置を除いた残りの領域の場合に光が透過しないように光遮断用物質Bが蒸着されることができる。
【0075】
図8に示すように、ライトカバー400には、第2透過部420に光遮断用物質Bが蒸着されることができる。ここで、光遮断用物質Bは、黒色塗料であって、光の移動を遮断する。また、第2透過部420に光透過塗料Pが蒸着された状態で、光透過塗料Pの表面に光遮断用物質Bが蒸着されることができる。
【0076】
これにより、ガイド部310の外側に配置された光源210から照射された光は、隣接のガイド部310によって反射されて第2透過部420に向かって移動し、第2透過部420には、光源210と直線状にマッチングされる位置を除いた残りに光遮断用物質Bが蒸着されることにより、光遮断用物質Bが蒸着されていない部分を介して出射される。
【0077】
これにより、第2透過部420を介して放出される光は小さい領域に出射され、第2透過部420における、光遮断用物質Bが蒸着されていない部分を介してのみ光が出射されることにより、照明イメージが鮮明になり、第2透過部420による照明イメージが特定されて第1透過部410とは区分された照明イメージを形成することができる。
【0078】
一方、本発明では、光源モジュール200を制御する制御器500をさらに含むことができる。このような制御器500は、各種センサーやGPSなどを介して走行状態、周辺環境、メッセージ伝達、充電状態を含む特定の情報に応じて、複数の光源210の一部が点灯するか或いは各光源210が順次点灯するように光源モジュール200を制御することができる。
【0079】
一例として、制御器500は、モビリティが左回転することが確認された場合、光源モジュール200を制御してライトカバー400を介して最終的に出射される照明イメージを、
図9に示すように形成することができる。このときは、メッセージ伝達が重要であるため、ライトカバー400でパターン形状をなす第2透過部420を介してのみ光が出射されるようにすることができる。
【0080】
これに加えて、走行方向の他に、光源モジュール200の各光源210を選択的に点灯/消灯制御することにより、様々なメッセージを形成することができる。
【0081】
また、制御器500は、光源モジュール200を制御して、複数の光源210が順次点灯するか或いは繰り返し点灯することにより、ウェルカム機能、バッテリー充電状態、グッドバイ機能などの様々な照明イメージを形成することができる。
【0082】
一例として、
図10に示すように、ライトカバー400を介して最終的に出射される照明イメージが、ライトカバー400の中央から左右側へ拡散する形態で照明イメージを形成することができ、デザインに応じて第1透過部410及び第2透過部420のいずれか一方、又は第1透過部410及び第2透過部420の両方に光が出射されるようにして、様々な照明イメージを実現することができる。
【0083】
上述したように、本発明に係る外装照明装置は、モビリティの外装にライティング機能を適用して光の点灯を介して様々なメッセージを伝達し、外観デザインの高級化によって商品性を向上させることができる。
【0084】
また、 要求デザインに応じて様々な形態の照明デザインを有する外装照明装置を生産することができる。
【0085】
本発明は、特定の実施形態に関連して図示及び説明したが、以下の特許請求の範囲によって提供される本発明の技術的思想から逸脱することなく、本発明に様々な改良及び変更を加え得るのは、当技術分野における通常の知識を有する者にとって自明であろう。
【符号の説明】
【0086】
100 ハウジング
200 光源モジュール
210 光源
220 フレキシブル基板
300 ライトガイド
310 ガイド部
311 外側部
312 光入射部
400 ライトカバー
410 第1透過部
420 第2透過部
500 制御器
A 光反射用物質
B 光遮断用物質
F インサートフィルム
P 光透過塗料