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特開2024-155750メッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法、サーバー及びユーザー端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024155750
(43)【公開日】2024-10-31
(54)【発明の名称】メッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法、サーバー及びユーザー端末
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20241024BHJP
   G06Q 20/08 20120101ALI20241024BHJP
   G06Q 20/42 20120101ALI20241024BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06Q20/08 302
G06Q20/42
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024046835
(22)【出願日】2024-03-22
(31)【優先権主張番号】10-2023-0053004
(32)【優先日】2023-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】パク・ソジョン
(72)【発明者】
【氏名】ソン・ヒョンジュ
(72)【発明者】
【氏名】チョン・ヘジン
(72)【発明者】
【氏名】イ・ソンウォン
【テーマコード(参考)】
5L020
5L050
【Fターム(参考)】
5L020AA36
5L020AA78
5L050CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】メッセンジャーサービスのユーザーが要請するグループベース決済を承認又は決済に対するメッセージをメッセンジャーサービスを通じて適用し、ユーザーの便宜性を向上させるユーザ端末、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、複数の前記メッセンジャーサービスのユーザーで構成されるグループを識別するステップ(ただし、前記グループは代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーとを含む。)と、前記代表ユーザーの端末から前記少なくとも一人の一般ユーザーのグループベース決済に関する情報を獲得するステップと、第1一般ユーザーの端末から前記グループベース決済の決済要請情報を受信するステップと、前記第1一般ユーザーの前記権限情報に基づいて決済関連メッセージを前記メッセンジャーサービスを通じて前記代表ユーザーの端末に提供するステップと、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバーがメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法であって、
複数の前記メッセンジャーサービスのユーザーで構成されるグループを識別するステップ(ただし、前記グループは代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーとを含む。)と、
前記代表ユーザーの端末から前記少なくとも一人の一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報を獲得するステップと、
第1一般ユーザーの端末から前記グループベース決済の決済要請情報を受信するステップと、
前記第1一般ユーザーの前記権限情報に基ついて決済関連メッセージを前記メッセンジャーサービスを通じて前記代表ユーザーの端末に提供するステップと、を含む、
メッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記決済関連メッセージは前記代表ユーザーと、前記第1一般ユーザーが参加するチャットルームを通じて提供する、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、
前記決済関連メッセージは、
前記チャットルームが既に存在する場合、前記既に存在するチャットルームを通じて提供する、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、
前記第1一般ユーザーの前記権限情報が前記代表ユーザーの決済承認を条件に前記グループベース決済ができるものである場合、前記決済関連メッセージは前記代表ユーザーに前記決済承認を要請する内容に対する承認要請メッセージを含む、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法において、
前記承認要請メッセージは前記第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する承認インターフェースを含む、方法。
【請求項6】
請求項4に記載の方法において、
前記代表ユーザーの端末から前記承認要請メッセージに対する承認情報を受信するステップと、
前記代表ユーザーの端末と、前記第1一般ユーザーの端末のうち少なくとも一つに前記第1一般ユーザーのグループベース決済に対する決済完了メッセージを提供するステップと、をさらに含む、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、
前記決済完了メッセージは前記承認要請メッセージと他のチャットルームを通じて提供する、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法において、
前記第1一般ユーザーの前記権限情報が前記代表ユーザーの事前承認に基ついて前記グループベース決済ができるものである場合、前記決済関連メッセージは前記第1一般ユーザーのグループベース決済に対する決済完了メッセージを含み、
前記決済完了メッセージは決済機能に対する情報を提供する情報提供チャットルームを通じて提供する、方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法において、
前記情報提供チャットルームは前記代表ユーザーと前記決済機能を行うサーバーが参加するチャットルームである、方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法において、
前記権限情報を獲得するステップは、
前記代表ユーザーの端末に少なくとも一つの一般ユーザーに対する情報と、前記一般ユーザーのそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定できる権限設定インターフェースを提供するステップと、
前記代表ユーザーの端末から前記権限設定インターフェースに対応する設定情報を受信するステップと、を含む、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、
前記権限情報は、
前記対応する一般ユーザーが前記代表ユーザーの決済承認を条件に前記グループベース決済ができる権限に対する情報と、
前記代表ユーザーの事前承認に基ついて前記グループベース決済ができる権限に対する情報と、を含む、方法。
【請求項12】
請求項10に記載の方法において、
前記権限情報は前記一般ユーザーに対する前記グループベース決済に対する決済限度と、可能回数に対する情報と、を含む、方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法において、
前記グループは承認権者をさらに含み、
前記第1一般ユーザーの前記権限情報が前記代表ユーザーと、前記承認権者のうち少なくとも一つの決済承認を条件に前記グループベース決済ができるものである場合、前記決済関連メッセージは前記代表ユーザーと、前記承認権者のうち少なくとも一人に前記決済承認を要請する内容に関連付けた承認要請メッセージを含み、
前記承認要請メッセージは前記代表ユーザーと、前記承認権者のうち少なくとも一人と、前記第1一般ユーザーが参加するチャットルームを通じて適用する、方法。
【請求項14】
請求項1に記載の方法において、
前記グループベース決済は少なくとも一つの決済手段を含み、
前記決済要請情報を受信するステップは、
前記第1一般ユーザーの端末に前記グループベース決済で前記少なくとも一つの決済手段のうち一つを選択する選択インターフェースを提供するステップと、
前記第1一般ユーザーの端末から前記選択インターフェースに対応する選択情報を受信するステップと、を含み、
前記決済関連メッセージは前記第1一般ユーザーが選択した決済手段にさらに基ついて生成する、方法。
【請求項15】
サーバーがメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供するサーバーであって、
メモリと、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、メッセンジャーサービスの複数のユーザーで構成されるグループを識別するステップ(ただし、前記グループは代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含む。)と、
前記プロセッサは、請求項1~14の何れか一つに記載の方法の各ステップを行うように構成される、
サーバー。
【請求項16】
ユーザー端末がメッセンジャーサービスを通じたグループベース決済を行う方法であって、
代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含むグループに対する情報を表示するステップ(ただし、前記ユーザー端末のユーザーは前記代表ユーザーに該当する。)と、
前記一般ユーザーのそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定することができる権限設定インターフェースを表示するステップと、
前記権限設定インターフェースに対する設定インタラクションの入力を受けるステップと、
第1一般ユーザーの前記グループベース決済の決済要請により生成された決済関連メッセージを表示するステップ(ただし、前記決済関連メッセージは前記第1一般ユーザーの前記権限情報に基ついて予め定められた種類のメッセージで生成される。)と、を含む、
メッセンジャーサービスを通じたグループベース決済を行う方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法において、
前記決済関連メッセージは前記ユーザーと、前記第1一般ユーザーが参加するチャットルームを通じて表示される、方法。
【請求項18】
ユーザー端末は、メモリと、前記メモリと連結され、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、請求項16~17の何れか一つに記載の方法の各ステップを行うように構成される、
ユーザー端末。
【請求項19】
ハードウェアと結合し、第1項ないし第14項、第16項と、第17項のうち何れか一つの項の方法を実行させるために保存媒体に保存されたコンピュータープログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法と、サーバーと、ユーザー端末に関するものである。
【背景技術】
【0002】
移動通信技術の発達と、携帯用スマートデバイスの普及により、相手とテキストと、イメージと、又は音声などのインスタントメッセージを通じた対話機能を提供するメッセンジャーサービスが広く普及されている。これにより過去に音声通話と、ショットメッセージサービス(SMS、Short Message Service)などで行われたユーザー間のコミュニケーションが相当部分メッセンジャーサービスに代替されている。
【0003】
このようなメッセンジャーサービスはユーザーをお互いに友達という関係を通じて連結する機能を提供する。メッセンジャーサービスはユーザーに友達として結ばれた他のユーザーは友達リストを提供する。また、メッセンジャーサービスはユーザーに友達ではない相手には提供しないサービス(プレゼントする、送金するなど)を、友達を相手にし提供することもある。
【0004】
これにより最近には、家族、友達、恋人関係などに該当する相手を一つのグループに設定して管理し、グループを対象に差別化された機能を提供するサービスが登場した。このようなグループに基ついてサービスが活性化されることによりグループに基ついた追加的な新規機能に対する要求が増大してきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】大韓民国登録特許第10-1568311号(2015.11.05)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供することに目的がある。
【0007】
本発明はメッセンジャーサービスのユーザーが要請するグループベース決済を承認、又は決済に対するメッセージをメッセンジャーサービスを通じて適用し、ユーザーの便宜性を向上させることに目的がある。
【0008】
本発明はグループベース決済の承認要請に対し、代表ユーザーがメッセンジャーサービスのチャットルームを通じて承認要請メッセージの提供を受け、承認インタラクションを入力することができ、便利な方法で決済を行うことができるサービスを提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法は、サーバーがメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法であって、複数の前記メッセンジャーサービスのユーザーで構成されるグループを識別するステップ(ただし、前記グループは代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含む。)と、前記代表ユーザーの端末から前記少なくとも一人の一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報を獲得するステップと、第1一般ユーザーの端末から前記グループベース決済の決済要請情報を受信するステップと、前記第1一般ユーザーの前記権限情報に基ついて決済関連メッセージを前記メッセンジャーサービスを通じて前記代表ユーザーの端末に提供するステップを含む。
【0010】
本発明の一実施例において、前記決済関連メッセージは前記代表ユーザーと、前記第1一般ユーザーが参加するチャットルームを通じて提供することができる。
【0011】
本発明の一実施例において、前記決済関連メッセージは、前記チャットルームが既に存在する場合、前記既に存在するチャットルームを通じて提供することができる。
【0012】
本発明の一実施例において、前記第1一般ユーザーの前記権限情報が前記代表ユーザーの決済承認を条件に前記グループベース決済ができるものである場合、前記決済関連メッセージは前記代表ユーザーに前記決済承認を要請する内容に対する承認要請メッセージを含むことができる。
【0013】
本発明の一実施例において、前記承認要請メッセージは前記第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する承認インターフェースを含むことができる。
【0014】
本発明の一実施例において、前記代表ユーザーの端末から前記承認要請メッセージに対する承認情報を受信するステップと、前記代表ユーザーの端末と、前記第1一般ユーザーの端末のうち少なくとも一つに前記第1一般ユーザーのグループベース決済に対する決済完了メッセージを提供するステップと、をさらに含むことができる。
【0015】
本発明の一実施例において、前記決済完了メッセージは前記承認要請メッセージと他のチャットルームを通じて提供することができる。
【0016】
本発明の一実施例において、前記第1一般ユーザーの前記権限情報が前記代表ユーザーの事前承認に基ついて前記グループベース決済ができるものである場合、前記決済関連メッセージは前記第1一般ユーザーのグループベース決済に対する決済完了メッセージを含み、前記決済完了メッセージは決済機能に対する情報を提供する情報提供チャットルームを通じて提供することができる。
【0017】
本発明の一実施例において、前記情報提供チャットルームは前記代表ユーザーと前記決済機能を行うサーバーが参加するチャットルームであることができる。
【0018】
本発明の一実施例において、前記権限情報を獲得するステップは、前記代表ユーザーの端末に少なくとも一つの一般ユーザーに対する情報と、前記一般ユーザーのそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定できる権限設定インターフェースを提供するステップと、前記代表ユーザーの端末から前記権限設定インターフェースに対応する設定情報を受信するステップと、を含むことができる。
【0019】
本発明の一実施例において、前記権限情報は、前記対応する一般ユーザーが前記代表ユーザーの決済承認を条件に前記グループベース決済ができる権限に対する情報と、前記代表ユーザーの事前承認に基ついて前記グループベース決済ができる権限に対する情報と、を含むことができる。
【0020】
本発明の一実施例において、前記権限情報は前記一般ユーザーに対する前記グループベース決済に対する決済限度と可能回数に対する情報と、を含むことができる。
【0021】
本発明の一実施例において、前記グループは承認権者をさらに含み、前記第1一般ユーザーの前記権限情報が前記代表ユーザーと、前記承認権者のうち少なくとも一つの決済承認を条件に前記グループベース決済ができるものである場合、前記決済関連メッセージは前記代表ユーザーと、前記承認権者のうち少なくとも一人に前記決済承認を要請する内容に関連付けた承認要請メッセージを含み、前記承認要請メッセージは前記代表ユーザーと、前記承認権者のうち少なくとも一人と、前記第1一般ユーザーが参加するチャットルームを通じて適用することができる。
【0022】
本発明の一実施例において、前記グループベース決済は少なくとも一つの決済手段を含み、前記決済要請情報を受信するステップは、前記第1一般ユーザーの端末に前記グループベース決済で前記少なくとも一つの決済手段のうち一つを選択する選択インターフェースを提供するステップと、前記第1一般ユーザーの端末から前記選択インターフェースに対応する選択情報を受信するステップと、を含み、前記決済関連メッセージは前記第1一般ユーザーが選択した決済手段にさらに基ついて生成することができる。
【0023】
本発明のメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法は、メモリと、前記メモリと連結され、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記方法の各ステップを実行するように構成される。好ましくは、前記プロセッサは、メッセンジャーサービスの複数のユーザーで構成されるグループを識別するステップ(ただし、前記グループは代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含む。)と、前記代表ユーザーの端末から前記少なくとも一人の一般ユーザーに対するグループベース決済に対する権限情報を獲得するステップと、第1一般ユーザーの端末から前記グループベース決済の決済要請情報を受信するステップと、前記一般ユーザーの前記権限情報に基ついて決済関連メッセージを前記メッセンジャーサービスを通じて前記代表ユーザーの端末に提供するステップを行うように構成される。
【0024】
本発明のメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法は、ユーザー端末がメッセンジャーサービスを通じたグループベース決済を行う方法において、代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含むグループに対する情報を表示するステップ(ただし、ユーザー端末のユーザーは前記代表ユーザーに該当する。)と、前記一般ユーザーのそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定することができる権限設定インターフェースを表示するステップと、前記権限設定インターフェースに対する設定インタラクションの入力を受けるステップと、第1一般ユーザーの前記グループベース決済の決済要請により生成された決済関連メッセージを表示するステップ(ただし、前記決済関連メッセージは前記第1一般ユーザーの前記権限情報に基ついて予め定められた種類のメッセージで生成される。)と、を含む。
【0025】
本発明の一実施例において、前記決済関連メッセージは、前記ユーザーと、前記第1一般ユーザーが参加するチャットルームを通じて表示される。
【0026】
本発明のメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供するユーザー端末は、メモリと、前記メモリと連結され、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記方法の各ステップを実行するように構成される。好ましくは、前記プロセッサは、代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含むグループに対する情報を表示するステップ(ただし、前記ユーザー端末のユーザーは前記代表ユーザーに該当する。)と、前記一般ユーザーのそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定できる権限設定インターフェースを表示するステップと、前記権限設定インターフェースに対する設定インタラクションの入力を受けるステップと、第1一般ユーザーのグループベース決済の決済要請により生成された決済関連メッセージを表示するステップ(ただし、決済関連メッセージは前記第1一般ユーザーの前記権限情報に基ついて予め定められた種類のメッセージで生成される。)と、を行うように構成される。
【発明の効果】
【0027】
本発明はメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供することができるという長所がある。
【0028】
本発明はメッセンジャーサービスのユーザーが要請するグループベース決済の承認又は決済に対するメッセージをメッセンジャーサービスを通じて提供し、ユーザーの便宜性を向上させることができるといる長所がある。
【0029】
本発明はグループベース決済の承認要請に対し代表ユーザーがメッセンジャーサービスのチャットルームを通じ承認要請メッセージの提供を受け、承認情報を入力することができ、便利な方法で決済を行うことができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の一実施例によるネットワーク環境の例を図示した図面である。
図2】本発明のサーバーがメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法を説明するためのフローチャートである。
図3】第1一般ユーザーに対する承認条件付き決済権限が許容された場合に図2のステップS250が行われる具体的な方法を説明するためのフローチャートである。
図4】第1一般ユーザーに対する事前決済権限が許容された場合にも図2の段階S250が行われる具体的な方法を説明するためのフローチャートである。
図5】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図6】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図7】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図8】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図9】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図10】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図11】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図12】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図13】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図14】本発明の実施例により代表ユーザー端末と、第1一般ユーザー端末がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
図15】本発明の代表ユーザー端末がメッセンジャーサービスのユーザーに対するグループベース決済を行う方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、添付された図面を参照にして、本明細書に開示された実施例を詳しく説明し、図面符号に関係なく同一/又は類似の構成要素は同一の参照番号を付与し、これに関する重複する説明は省略するようにする。また、本明細書に開示された実施例を説明するのにおいて、関連付けた公知技術に関する具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨を不明瞭にすると判断される場合、その詳しい説明を省略する。
【0032】
第1、第2などのような序数を含む用語は様々な構成要素を説明するのに用いることができるが、前記構成要素は前記用語により限定されない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ用いられる。
【0033】
単数の表現は文脈上明白に異なる意味を持たない限り、複数の表現を含む。
【0034】
本出願で、説明される各ステップは特別の因果関係により羅列された順序に従って行われるべきである場合を除いて、羅列された順序と関係なく行われることができる。
【0035】
本出願で、「含む」又は「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つ又はそれ以上の他の特徴、若しくは数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解するべきである。
【0036】
以下、添付された図面を参照し、本発明について説明する
【0037】
図1は本発明の一実施例によるネットワーク環境の例を図示した図面である。
【0038】
図1は図示された本発明の一実施例によるネットワーク環境はサーバー10と、ユーザー端末20を含むことができる。ユーザー端末は代表ユーザーの端末20と、少なくとも一つの一般ユーザーの端末を含むことができる。図1では例示的に一般ユーザーの端末として、第1一般ユーザーの端末30と、第2一般ユーザーの端末40と、を図示した。
【0039】
以下、便宜のため代表ユーザーの端末20を代表ユーザー端末20とし、一般ユーザーの端末を一般ユーザー端末として、第1一般ユーザーの端末30を第1一般ユーザー端末30とし、第2一般ユーザーの端末40を第2一般ユーザー端末40と指称する。
【0040】
ネットワークは通信方式が制限されなく、ネットワークが含むことができる通信網(一例に、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式だけではなく近距離無線通信も含むことができる。
【0041】
サーバー10は命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピューター装置又は複数のコンピューター装置で具現することができる。サーバー10はユーザー端末とネットワークを通じて通信し、情報を送受信できるサーバー10であることができる。
【0042】
サーバー10はプロセッサ11、メモリ12及び通信部13を含むことができる。
【0043】
プロセッサ11はメモリ12と、通信部13の全般的の動作を制御し、ユーザー端末にメッセンジャーサービスを提供することができる。メッセンジャーサービスはユーザー端末の間、インスタントメッセージを通じた対話(チャット)機能を提供するものである。
【0044】
メモリ12は保存媒体として機能を行い、サーバー10で駆動される複数の応用プログラム、サーバー10の動作のためのデータと、命令を保存することができる。一実施例に、メモリ12にはメッセンジャーサービスと関連付けたアプリケーションが保存されることができる。
【0045】
このようなメモリ12はハードウェアとして、ROM、RAM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な保存機器の形態で備えられ、及び/又はウェブストレージ(webstorage)の形態で備えることができる。
【0046】
通信部13はネットワークを通じて、ユーザー端末30と有線・無線方式で通信することができる。
【0047】
本発明のサーバー10はユーザー端末を対象にメッセンジャーサービスを提供することができる。具体的に、サーバー10はメッセンジャーサービスとして、ユーザーのお互いにメッセージを送受信することができる。メッセージ対話ルーム(チャットルーム)を提供する。ここで、メッセージはテキスト、イメージ、動画、音声、ファイル、連絡先情報、位置情報、参加者の投票情報などを含む。
【0048】
このようなメッセンジャーサービスでユーザーはお互い友達という関係を通じて連結されることができる。メッセンジャーサービスで友達関係はユーザーお互いの間に友達申し込みと受諾により形成されることができ、二つのうち少なくとも一人が相手の電話番号を保存していることなどの条件を満たして形成されることもできる。場合によって、メッセンジャーサービスは友達関係ではなくユーザーを相手にしてサービスを提供することもできるが、提供するサービスの種類か友達関係であるユーザーを相手をすることに比べて制限されることができる。
【0049】
サーバー10はメッセンジャーサービスのユーザーをグループで管理することができる。具体的に、ユーザーらをグループで管理するということは、サーバー10が一定な基準により二つ以上のユーザーのアカウントを同一なグループコードに従属させ管理することを意味する。グループは様々な基準によって生成されることができる。例えば、グループはファミリー(家族)アカウントグループ、社内アカウントグループ、同窓アカウントグループなどがあることができる。
【0050】
ここで、ファミリーアカウントグループとはお互い家族関係にある二人以上のユーザーが含まれたグループを意味する。家族関係は直系尊属、直径卑属、傍系血族、4親以内、6親以内など様々な基準で決められる。
【0051】
サーバー10はメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供することができる。サーバー10は複数のメッセンジャーサービスのユーザーで構成されるグループを識別することができる。グループは代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含むことができる。サーバー10は代表ユーザー端末20から少なくとも一人の一般ユーザーのグループベース決済に対する権限設定情報を受信し、権限設定情報に基ついて少なくとも一つの一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報を設定することができる。そして、サーバー10が第1一般ユーザー端末30からグループベース決済の決済要請情報を受信すると、第1一般ユーザーの権限情報に基ついて予め定められた種類の決済関連メッセージを生成し、これをメッセンジャーサービスを通じて代表ユーザー端末20に提供することができる。
【0052】
ここで、グループベース決済とは、グループの構成員(代表ユーザーと、一般ユーザーを含む)がグループに対応され、予め登録された決済手段を用いて決済を行うことを意味する。したがって、グループベース決済を用いれば、グループの構成員はグループの他の構成員が登録した決済手段を用いて決済を行うことができる。グループベース決済はグループに属した構成員のうち少なくとも一部にのみ行うことができるように条件が設定されていることができる。グループベース決済の決済手段は代表ユーザーの決済手段であることができ、代表ユーザーがサーバー10に決済手段を登録することができる。そしてグループの構成員はグループの全体構成員がグループベース決済を通じて決済した決済内訳を共有し確認することができる。
【0053】
以下では、一般ユーザーがグループベース決済を要請し決済を行うことで説明したが、場合によって代表ユーザーもグループベース決済を要請し決済することができる。
【0054】
ここで、代表ユーザーはグループを代表するユーザーとして指定されたものである。代表ユーザーは一般ユーザーに対するグループベース決済に対する権限情報を設定することができ、一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する承認の可否を決定することができる。
【0055】
ここで、一般ユーザーは代表ユーザーではないグループの構成員であることができる。一般ユーザーは代表ユーザーによりグループベース決済に対する権限情報の付与を受けることができる。一般ユーザーはグループベース決済に対する権限情報によりグループベース決済を要請し、決済を行うことができる。
【0056】
ここで、権限情報とは、一般ユーザーのそれぞれについて設定されたグループベース決済に対する権限情報であることができる。グループベース決済に対する権限は様々な類型に区分することができる。例えば、権限の類型は承認条件付き決済権限と、事前承認決済権限があることができる。
【0057】
承認条件付き決済権限は一般ユーザーがグループベース決済を要請すると、これに対し代表ユーザーの決済承認を条件としてグループベース決済ができることを意味する。そして、事前承認決済権限は一般ユーザーがグループベース決済を要請する前に代表ユーザーが該当一般ユーザーのグループベース決済を予め承認し、該当一般ユーザーが代表ユーザーの別の承認なしグループベース決済をすることができることを意味する。代表ユーザーは該当一般ユーザーのグループベース決済を予め承認する際、決済金額と、決済内容などの条件を限定することができる。
【0058】
ここで、決済関連メッセージは代表ユーザーにグループベース決済に対する承認を要請する承認要請メッセージ、グループベース決済が完了されたという決済完了メッセージと、グループベース決済が拒絶されたという決済拒絶メッセージのうち少なくとも一つであることができる。決済関連メッセージは、その種類又は内容によりお互い異なる種類のチャットルームを通じて提供されることができる。これについては以下で詳しく説明する。
【0059】
ユーザー端末20、30、40は、通信部21、31、41と、入力部22、32、42と、出力部23、33、43と、メモリ24、34、44と、プロセッサ25、35、45を含むことができる。
【0060】
通信部21、31、41は、サーバー10又は他の端末と、有線・無全方式で通信することができる。
【0061】
入力部22、32、42は、ユーザーの操作及び入力行為により様々な情報の入力を受けることができる。このような入力部22、32、42はタッチスクリーンモジュール、キーボード、マウス、ボタン、カメラ、スタイラス、及びマイクロソフトなどができる。
【0062】
ユーザー端末20、30、40は、入力部22、32、42を通じて、ユーザーのインタラクションの入力を受けることができる。インタラクションとは、ユーザーが入力部を操作し、ユーザーの選択又は意図などが反映された情報をユーザー端末に入力することが意味する。例えば、インタラクションはタッチスクリーンのタッチ、マウスのクリック、キーボードのタイピング、マイクロフォンの音の入力、カメラのイメージの撮影、動作センサーの動作の認識などができる。
【0063】
出力部23、33、43は様々な情報を出力することができる。出力部23、33、43はディスプレイ装置、スピーカー、振動発生装置、及び触覚発生装置などができる。場合によって、出力部23、33、43はユーザー端末と有線又は無線方式(例えば、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信)で連結され、信号の伝達を受けて出力する装置(例えば、ブルートゥース(登録商標)イヤホン)であることができる。
【0064】
メモリ24、34,44は保存媒体として機能を行い、ユーザー端末20、30、40で駆動される複数の応用プログラム、ユーザー端末20、30、40の動作のためのデータ及び命令語を保存することができる。このようなメモリ24、34、44はハードウェアとして、ROM、RAM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な保存機器の形態で備えられ、及び/又はウェブストレージ(webstorage)の形態で備えることができる。
【0065】
一実施例に、メモリ24、34、44にはメッセンジャーサービス、及び認証を進行することと関連付けるアプリケーションが保存できる。
【0066】
プロセッサ25、35、45は、通信部21、31、41と、入力部22、32、4と、出力部23、33、43と、メモリ24、34、44と、の全般的な動作を制御しメッセンジャーサービスと関連付けたアプリケーションを実行することができる。
【0067】
代表ユーザー端末20は代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含むグループに対する情報を表示し、一般ユーザーそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定することができる権限設定インターフェースを表示し、代表ユーザーから権限設定インターフェースに対する設定インタラクションの入力を受けることができる。そして、第1一般ユーザーがグループベース決済を要請すれば、代表ユーザー端末20はグループベース決済の決済要請により生成された決済関連メッセージを表示することができる。ここで、決済関連メッセージは第1一般ユーザーの権限情報に基ついて予め定められた種類のメッセージに生成されることができる。
【0068】
一般ユーザー端末はインターネットなどのネットワークを通じた決済方法のうち一つでグループベース決済を選択することができるインターフェースを表示し、一般ユーザーからグループベース決済を決済方法として選択するインタラクションの入力を受け、サーバー10にグループベース決済を要請することができる。そして、一般ユーザー端末はグループベース決済の決済要請により生成された決済関連メッセージを表示することができる。ここで、決済関連メッセージは第1一般ユーザーの権限情報に基ついて予め定め種類のメッセージに生成することができる。
【0069】
以下、図2を参照に、本発明のサーバー10がメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法の一実施例について説明する。
【0070】
図2は本発明のサーバー10がメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【0071】
ステップS210で、サーバー10はメッセンジャーサービスの複数のユーザーで構成されるグループを識別する。サーバー10はメッセンジャーサービスのユーザーの要請又はユーザーの条件情報などに基ついてユーザーに対するグループを識別することができる。グループは代表ユーザー及び少なくとも一人の一般ユーザーを含むことができる。以下、説明の便宜のため一般ユーザーは第1一般ユーザーと第2一般ユーザーを含むこととして説明する。しかし、本発明は一般ユーザーがただ一人の場合と、3人以上の場合を含むことができる。
【0072】
ステップS220で、サーバー10は代表ユーザー端末20から少なくとも一人の一般ユーザーのグループベース決済に対する権限設定情報を受信する。
【0073】
代表ユーザー端末20は一般ユーザーに対するグループベース決済に対する権限設定情報の入力を受け、これをサーバー10に提供することができる。具体的に、代表ユーザー端末20は一般ユーザーそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定することができる権限設定インターフェースを表示し、代表ユーザーから権限設定インターフェースに対する設定インタラクションの入力を受けることができる。サーバー10は代表ユーザーが入力した設定インタラクションに対応する権限設定情報を受信することができる。
【0074】
場合によって、サーバー10は代表ユーザー端末20から権限設定情報と一緒に代表ユーザーであることを認証できる認証情報を追加に要請し受信することができる。ここで、認証情報は本発明のメッセンジャーサービスと連動され実行できる認証書に関するものでありうる。
【0075】
権限設定情報は一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報を設定する情報である。具体的に、権限設定情報により一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報が設定、変更及び/又は撤回することができる。
【0076】
一般ユーザーのグループベース決済に対する権限譲歩は予め定められた少なくとも一つの類型に区分することができる。例えば、権限情報の類型は承認条件付き決済権限情報及び事前承認決済権限情報などがあることができる。権限設定情報はそれぞれの一般ユーザーに対してこのような少なくとも一つの権限情報をどのように設定又は変更するかに対する内容であることができる。
【0077】
ステップS230で、サーバー10は権限設定情報に基ついて少なくとも一つの一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報を設定する。
【0078】
サーバー10はステップS220で受信した権限設定情報に基ついて一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報を設定する。このような権限情報の設定により、この後のステップで一般ユーザーがグループベース決済を要請することができるかの可否と、グループベース決済を進めるため代表ユーザーの承認を受けなければならないがの可否などが定められることができる。
【0079】
ステップS240で、サーバー10は第1一般ユーザー端末30からグループベース決済の決済要請情報を受信する。
【0080】
ここで、第1一般ユーザーは代表ユーザーによりグループベース決済に対する権限の設定を受けた構成員でありうる。このような場合、第1ユーザー端末30はインターネットなどのネットワークを通じた決済方法のうち一つでグループベース決済を選択することができるインターフェースを表示し、第1一般ユーザーからグループベース決済を決済方法で選択したインタラクションの入力を受けることができる。サーバー10はこのようなインタラクションに対応し、第1一般ユーザー端末30からグループベース決済の決済要請情報を受信することができる。
【0081】
ステップS250で、サーバー10は第1一般ユーザーの権限情報に基ついて予め定められた種類の決済関連メッセージを生成し、メッセンジャーサービスを通じて代表ユーザー端末20に提供する。
【0082】
サーバー10は第1一般ユーザーの権限情報がどのように設定されたかによりお互い異なる類型の決済関連メッセージを生成することができる。
【0083】
例えば、第1一般ユーザーの権限情報が承認条件付き決済権限が許容されたものであれば、サーバー10は決済関連メッセージとして承認要請メッセージを生成することができる。承認要請メッセージは代表ユーザーが第1一般ユーザーのグループベース決済を承認することができる承認インターフェースが含まれたものでありうる。
【0084】
他の例示として、第1一般ユーザーの権限情報が事前承認決済権限が許容されたものであれば、サーバー10は上述した承認要請メッセージを生成しなく、事前承認内容に基ついて決済をすぐ進めて、決済完了メッセージを生成することができる。決済完了メッセージは第1一般ユーザーが決済したグループベース決済に対する内容が含まれたものでありうる。
【0085】
上述した二つの例示による決済関連メッセージが代表ユーザー端末20に提供される具体的な方法については以下で他の図面を追加に参照し説明する。
【0086】
このようなサーバー10が生成した決済関連メッセージはメッセンジャーサービスを通じて代表ユーザー端末20に提供できる。具体的に、決済関連メッセージは代表ユーザー及び第1一般ユーザーのうち少なくとも一人が参加しているメッセンジャーサービスのチャットルームを通じて提供できる。
【0087】
上述したように、決済関連メッセージがメッセンジャーサービスを通じて代表ユーザー端末20に提供されることによって、代表ユーザーは別のグループベース決済と関連されたアプリケーションやウェブページを通じるものではなく、既に使った経験があり慣れた方式であるメッセンジャーサービスを通じて決済関連メッセージの提供を受けることができるという長所がある。
【0088】
以下、図3を参照に第1一般ユーザーに対する承認条件付き決済権限が許容された場合に決済関連メッセージがメッセンジャーサービスを通じて代表ユーザー端末20に提供される方法について説明する。
【0089】
図3は第1一般ユーザーに対し承認条件付き決済権限が許容された場合に図2のステップS250が行われる具体的な方法を説明するためのフローチャートである。
【0090】
第1一般ユーザーに対し承認条件付き決済権限が許容された場合、決済関連メッセージは1次決済関連メッセージ及び2次決済関連メッセージを含むことができる。1次決済関連メッセージは承認要請メッセージであり、2次結果関連メッセージは承認可否により決定される決済完了メッセージ又は決済拒絶メッセージのうち何れか一つであることができる。1次決済関連メッセージが先に提供された後に、代表ユーザーの承認可否により2次決済関連メッセージが決定され提供できるようになる。以下、上述した内容を各ステップに従い詳しく説明する。
【0091】
ステップS301で、サーバー10は1次決済関連メッセージとして承認要請メッセージを生成することができる。承認要請メッセージは第1一般ユーザーが決済を要請したグループベース決済に対する情報及び代表ユーザーが第1一般ユーザーが要請したグループベース決済を承認できる承認インターフェースが含まれたものができる。
【0092】
ステップS302で、サーバー10はステップS301で生成した承認要請メッセージを代表ユーザー端末20にチャットルームを通じて提供する。チャットルームは代表ユーザーと第1一般ユーザーが参加するチャットルームであることができる。このようなチャットルームは代表ユーザー及び第1一般ユーザーのみ参加する一対一チャットルームであることもでき、代表ユーザーと第1一般ユーザー以外に他の参加者が一緒に参加するグループチャットルームであることもできる。
【0093】
承認要請メッセージが伝達するためのチャットルームが既に生成されて存在する場合がありうる。このような場合、サーバー10は既に存在するチャットルームを通じて承認要請メッセージを伝達することができる。例えば、承認要請メッセージが代表ユーザー及び第1一般ユーザーが参加する一対一チャットルームを通じて提供されることであり、既にメッセンジャーサービスを通じて代表ユーザーと第1一般ユーザーのチャットが行われた履歴があって一対一チャットルームが存在していると仮定する。このような場合であれば、サーバー10は既に存在する一対一チャットルームを通じて承認要請メッセージを伝達することができる。
【0094】
このような場合、該当一対一チャットルームには代表ユーザーと第1一般ユーザーが既存の該当一対一チャットルームを通じてやりとりしたチャット内容が表示されることができる。もし、代表ユーザーと第1一般ユーザーが既存の該当一対一チャットルームを通じて第1一般ユーザーが要請したグループベース決済の内容及びこれに対する承認の必要性などを共有したとすれば、代表ユーザーは承認要請メッセージが伝達されたチャットルームから出ず、同じチャットルームに入場した状態で共有した内容を簡単に確認することができるという長所がある。
【0095】
また、場合によって代表ユーザーと第1一般ユーザーは該当一対一チャットルームを通じて承認要請メッセージが提供された以降に、該当一対一チャットルームを通じて第1一般ユーザーが要請したグループベース決済の内容及びこれに対する承認の必要性などについてチャットを行うことができる。このような場合、代表ユーザーと第1一般ユーザーの承認要請メッセージが伝達されたチャットルームから出ず、同じチャットルームに入場した状態で第1一般ユーザーとチャットを行うことができるという長所がある。
【0096】
代表ユーザーはステップS302で提供を受けた承認要請メッセージに対応し、該当グループベース決済に対して承認するかどうかの可否を決定することができる。具体的に、代表ユーザーは承認要請メッセージに含まれ、及び/又は連結されている承認インターフェース又は拒絶インターフェースなどに対応したインタラクションを通じて決定結果を端末に入力することができる。代表ユーザーの決定結果によって、ステップS303とステップS305のうち何れか一つが選択的に行われることができる。
【0097】
代表ユーザーが承認要請メッセージに対して承認するインタラクションを入力した場合、ステップS303が行われるようになる。
【0098】
ステップS303で、サーバー10は代表ユーザー端末20から承認要請メッセージに対する承認情報を受信する。
【0099】
場合によって、サーバー10は代表ユーザー端末20から承認情報と一緒に代表ユーザーであることを認証できる認証情報を追加に要請し受信することができる。ここで、認証情報は本発明のメッセンジャーサービスと連動され実行することができる認証書に関するものであることができる。承認要請メッセージと認証情報の両方が代表ユーザーにメッセンジャーサービスを通じて提供されるため、代表ユーザーがメッセンジャーサービスを通じてグループベース決済に対する様々な機能を一度に行うことができるという長所がある。
【0100】
サーバー10はこのような承認情報を確認した後、第1一般ユーザーが決済要請したグループベース決済を行うようになる。ステップS303で第1一般ユーザーが決済要請したグループベース決済が成功的に完了すれば、その後のステップS304が行われるようになる。
【0101】
ステップS304で、サーバー10は代表ユーザー端末20と第1一般ユーザー端末30のうち少なくとも一つに第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する決済完了メッセージを提供する。決済完了メッセージは2次決済関連メッセージに該当することができる。
【0102】
決済完了メッセージは決済が完了されたグループベース決済に対する情報と決済が成功的に完了された情報を含むことができる。場合によって、決済完了メッセージは該当グループの既存グループベース決済の履歴などに接近できるリンク情報をさらに含むことができる。
【0103】
このような決済完了メッセージは上述した承認要請メッセージと同じチャットルームを通じて提供することもでき、他のチャットルームを通じて提供されることもできる。決済完了メッセージが他のチャットルームを通じて提供される場合、前記他のチャットルームは代表ユーザーと第1一般ユーザーの間のチャットルームではなく、代表ユーザーと第1一般ユーザーのうち何れか一つとグループベース決済機能を遂行又は管理するサーバー10が発話者の形態で参加するチャットルームであることができる。場合によって、このようなチャットルームはメッセンジャーサービスの実際ユーザーがチャットの相手であるチャットルームではなく、サーバー10又はサーバー10が運営するチャットボットが相手であるチャットルームで、お互いの間に対話をやりとりすることが主な目的であるチャットルームではなく、サーバー10又はチャットボットから情報の提供を受けることが主な目的であるチャットルームであることができる。
【0104】
決済完了メッセージが承認要請メッセージのように代表ユーザーと第1一般ユーザーが参加したチャットルームを通じて提供される場合、代表ユーザーと第1一般ユーザーは決済完了内容などについて該当チャットルームを通じてチャットを行うことができる。
【0105】
代表ユーザーが承認要請メッセージに対して承認を拒絶するインタラクションを入力した場合、ステップS305が行われるようになる。
【0106】
ステップS305で、サーバー10は代表ユーザー端末20から承認要請メッセージに対する承認拒絶情報を受信する。
【0107】
サーバー10はこのような承認拒絶情報を確認した後、第1一般ユーザーが決済要請したグループベース決済をこれ以上進めずに中断することになる。ステップS305で第1一般ユーザーが決済要請したグループベース決済が拒絶され中断されると、その後のステップS306が行われるようになる。
【0108】
ステップS306で、サーバー10は代表ユーザー端末20と第1一般ユーザー端末30のうち少なくとも一つに第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する決済拒絶メッセージを提供する。決済拒絶メッセージは2次決済関連メッセージに該当することができる。
【0109】
決済拒絶メッセージは決済が拒絶されたグループベース決済に対する情報及び決済が拒絶された理由(代表ユーザーの承認拒絶など)に対する情報を含むことができる。場合によって、決済拒絶メッセージは該当グループの既存グループベース決済の履歴などに接近できるリンク情報をさらに含むことができる。
【0110】
このような決済拒絶メッセージも決済完了メッセージが提供される方法を説明したものと同じ方式に、上述した承認要請メッセージと同じチャットルームを通じて提供することもでき、他のチャットルームを通じて提供することもできる。決済拒絶メッセージがチャットルームを通じて提供される方法は上述した決済完了メッセージと相当部分似ているので、詳しい説明は省略する。
【0111】
以下、図4を参照に第1一般ユーザーに対して事前承認決済権限が許容された場合に決済関連メッセージがメッセンジャーサービスを通じて代表ユーザー端末20に提供される方法について説明する。
【0112】
図4は第1一般ユーザーに対して事前承認決済権限が許容された場合に、図2のステップS250が行われる具体的な方法を説明するためのフローチャートである。
【0113】
第1一般ユーザーについて事前承認決済権限が許容された場合、決済関連メッセージは第1一般ユーザーが要請したグループベース決済が事前承認決済権限の条件を満たすかの可否により決済完了メッセージ又は決済拒絶メッセージであることができる。
【0114】
ステップS401で、サーバー10は第1一般ユーザーが要請したグループベース決済が事前承認権限の条件を満たすかの可否を判断する。代表ユーザーは第1一般ユーザーのグループベース決済に対する権限設定情報を入力しながら、第1一般ユーザーの事前承認決済に対する条件を付加することができる。例えば、事前承認決済に対する条件は1回決済金額限度と、特定期間(例えば、1ヶ月)の総決済金額限度と、特定期間の決済回数限度と、決済内容の制限などであることができる。
【0115】
ステップS401で、サーバー10が判断した結果により、ステップS402とステップS403のうち何れか一つが選択的に行われることができる。
【0116】
サーバー10がステップS401で第1一般ユーザーが要請したグループベース決済が事前承認決済権限の条件を満たすと判断した場合、ステップS402が行われるようになる。
【0117】
ステップS402で、サーバー10は代表ユーザー端末20と第1一般ユーザー端末30のうち少なくとも一つに第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する決済完了メッセージを提供する。
【0118】
ステップS402の決済完了メッセージの内容と提供方法を上述したステップS304と実質的に同一である。説明の便宜のため、ステップS402に対する詳しい説明は省略する。
【0119】
サーバー10がステップS401で第1一般ユーザーが要請したグループベース決済が事前承認決済権限の条件を満たさないと判断した場合、ステップS403又は図3に図示されたステップS301が行われるようになる。ステップS403とステップS301のうちどのステップが行われるかはサーバー10に保存されたサービスに対する政策又は代表ユーザー端末20の設定により異なることができる。
【0120】
ステップS403が行われる場合、サーバー10は代表ユーザー端末20と第1一般ユーザー端末30のうち少なくとも一つに第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する決済拒絶メッセージを提供する。
【0121】
決済拒絶メッセージは決済が拒絶されたグループベース決済に対する情報及び決済が拒絶された理由(事前承認決済権限の条件を満たしていない、など)に対する情報を含むことができる。場合によって、決済拒絶メッセージは該当グループの既存グループベース決済の履歴などに接近することができるリンク情報をさらに含むことができる。
【0122】
ステップS403の決済拒絶メッセージの提供方法は上述したステップS306と実質的に同一する。説明の便宜のため、ステップS403に対する説明は省略する。
【0123】
ステップS403とことなく、第1一般ユーザー端末が要請したグループベース決済が事前承認決済権限の条件を満たしていないと判断された場合でも、すぐ決済を拒絶することではなく代表ユーザーに承認を要請する方式が行われることもできる。このような場合、ステップS301が行われて、その後図3を参照にして説明した後続ステップ(ステップS302からステップS306まで)が行われることができる。
【0124】
以下、図5から図12までを 参照にし、図2から図4まで 参照して説明したサーバー10がメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法の例示について説明する。
【0125】
図5から図12までは、本発明の実施例により代表ユーザー端末20と第1一般ユーザー端末30がグループベース決済を行う過程での画面を例示的に図示したものである。
【0126】
図5はサーバー10が図2のステップS210を行い、代表ユーザー端末20がサーバー10から関連情報の提供を受け、表示している状態の画面を図示したものである。
【0127】
図5を参照すると、代表ユーザー端末20はメッセンジャーユーザーで構成されるグループに対する情報を表示する。グループに対する情報はグループを構成するユーザーらに対する情報を含むことができる。具体的に、代表ユーザー端末20はグループに対する情報として代表ユーザーに対する情報510及び一般ユーザーに対する情報520を表示することできる。図5に図示されてはいないが、代表ユーザー端末20はグループに対する情報でグループを構成する構成員に対するグループベース決済の権限情報も一緒に表示することができる。
【0128】
また、代表ユーザー端末20はグループを構成する構成員のグループベース決済の権限情報を設定することができるページに連結できるインターフェース530を表示することができる。代表ユーザーが該当インターフェース530に対するインタラクションを入力すれば、図6の画面が表示されることができる。
【0129】
図6はサーバー10が図2のステップS220を行うため、ステップS220の以前に表示される、代表ユーザー端末20がグループベース決済に対する権限設定情報を入力することができる状態の画面を図示したものである。
【0130】
図6を参照にすれば、代表ユーザー端末20は一般ユーザーそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定することができる権限設定インターフェース(610から680まで)を表示することができる。
【0131】
代表ユーザーが設定できる権限情報は複数の類型に区分され表示できる。設定できる権限情報の類型は階層的に設定することができる。すなわち、代表ユーザーが1次的に特定ユーザーに対するグループベース決済を承認すれば、2次的に細部決済権限を選択することができる。細部決済権限では事前承認決済(予め承認決済)権限と、承認条件付き決済(承認後の決済)権限がありうる。
【0132】
事前承認決済(予め承認決済)権限は該当ユーザーが登録された決済手段ですぐに決済できるように代表ユーザーが事前に承認し決済を行う方式を意味する。また、承認条件付き決済(承認後決済)権限は該当ユーザーが代表ユーザーに送った決済要請を代表ユーザーが承認し決済を行う方式を意味する。
【0133】
具体的に、代表ユーザーがグループベース決済インターフェースに対する許容(ON)インタラクションを入力すれば610、640、該当ユーザーの細部決済権限を決定することができるインターフェース620、630、650、660が表示できる。もし、代表ユーザーがグループベース決済インターフェースに対する非許容(OFF)インタラクションを入力すれば670、該当ユーザーの細部決済権限を決定することができるインターフェースが表示されないことができる。
【0134】
代表ユーザーが決済権限に対する設定インターフェース(610から670まで)に対するインタラクションを入力すれば、該当ユーザーの決済権限の状態が変更される権限設定情報がサーバー10に伝送されることができる。
【0135】
図6に図示していないが、代表ユーザーが事前承認(予め承認)決済権限を許容する場合、代表ユーザー端末20が該当ユーザーの事前承認に対する条件を入力することができるインターフェースをさらに表示することができる。また、代表ユーザー端末20が事前承認(予め承認)に対する条件を入力することができる別のインターフェースを表示しない場合、これは事前承認対する条件が予め定められた通りに基本設定されることを意味することができる。代表ユーザーが図6の権限情報設定の適用インターフェース680に対するインタラクションを入力すれば、サーバー10はグループベース決済に対する権限設定情報を受信しS220、グループベース決済に対する権限情報を設定するようになるS230。
【0136】
図7はサーバー10が図2のステップS240を行うため、ステップS240の前に表示される、第1一般ユーザー端末30がグループベース決済の決済要請情報を選択することができる状態の画面を図示したものである。
【0137】
図7の(a)を参照にすれば、第1一般ユーザー端末30は決済しようとする商品に対する情報710及び選択できる少なくとも一つの決済手段を表示することができる。第1一般ユーザーは表示された少なくとも一つの決済手段のうちグループベース決済インターフェース720に対するインタラクションを入力することができる。
【0138】
図7の(a)とは異なり、もし第1一般ユーザーがグループベース決済に対していかなる決済権限も持たない場合であれば、選択できる決済手段としてグループベース決済が表示されないことがある。グループベース決済に対していかなる決済権限も持たない場合は、例えば、代表ユーザーから決済権限を得られなかった場合、又はグループに含まれていない場合などがありうる。場合によって、第1一般ユーザーがグループに含まれてはいるが、代表ユーザーから決済権限を得られなかった場合であれば、選択できる決済手段としてグループベース決済に対する情報を表示するものの、決済権限がないため決済が不可能だという意味で非活性化状態で表示されることができる。また、代表ユーザーに決済権限を要請することができるインターフェース(図示せず)が表示されることがある。
【0139】
図7の(a)で第1一般ユーザーがグループベース決済インターフェース720に対するインタラクションを入力した場合、第1一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報によって、その後表示される画面が異なる場合がある。
【0140】
第1一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報が承認条件付き決済権限が許容されたものである場合、図7の(a)で第1一般ユーザーがグループベース決済インターフェース720に対するインタラクションを入力した後、図7の(b)のような画面が表示されることがある。図7の(b)を参照すると、グループの代表ユーザーに承認要請メッセージを伝送したという情報730及び第1一般ユーザーが承認を要請したグループベース決済に対する情報740を含むことができる。
【0141】
第1一般ユーザーのグループベース決済に対する権限情報が事前承認決済権限が許容されたものであれば、図7の(a)で第1一般ユーザーがグループベース決済インターフェース720に対するインタラクションを入力した後、図10又は図11と同じ、及び/又は一部の内容が状況により変更された同様の画面が表示されることができる。
【0142】
図8から図12まではサーバー10が図2のステップS250を実行し、代表ユーザー端末20及び第1一般ユーザー端末30のうち少なくとも一つがサーバー10から決済関連メッセージの提供を受け表示している状態の画面を図示したものである。説明の便宜のため、図8から図12まではすべて代表ユーザー端末20が表示している画面であることを仮定し説明する。しかし、図8から図12までのすべてグループを構成する一般ユーザー端末にも同じように、又は一部の内容が権限によって変更された類似の画面が表示されることができる。
【0143】
図8はサーバー10が図3のステップS301とステップS302を実行し、代表ユーザー端末20がサーバー10から決済関連メッセージの提供を受け表示している状態の画面を図示したものである。
【0144】
図8はグループベース決済を要請した第1一般ユーザーがグループベース決済に対する権限情報が承認条件付き決済権限が許容された場合、サーバー10が1次決済関連メッセージとして承認要請メッセージを生成し、代表ユーザー端末20に提供した状態の画面である。
【0145】
図8を参照すると、承認要請メッセージ810、820は代表ユーザー及び第1一般ユーザーのうち少なくとも一つが参加しているメッセンジャーサービスのチャットルーム801、802を通じて提供することができる。具体的に、図8に示すように、チャットルームは代表ユーザー及び第1一般ユーザーのみ参加する一対一チャットルーム801、802であることができる。
【0146】
図8の(a)のように、承認メッセージが伝達するためのチャットルームが既存に存在しない場合、新たにチャットルーム801を生成し、承認要請メッセージ810を提供することができる。承認要請メッセージ810は第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する情報811及び要請詳細表示インターフェース812などを含むことができる。図8の(a)に表示されていないが、チャットルーム801を通じて代表ユーザーと第1一般ユーザーのチャットが進行することができる。
【0147】
図8の(b)のように、承認要請メッセージが伝達されるためのチャットルームが既存に存在する場合、既存に存在するチャットルーム802を通じて承認要請メッセージ820を提供することができる。承認要請メッセージ820は第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する情報821及び要請詳細表示インターフェース822などを含むことができる。
【0148】
図8の(b)の場合、既存に存在するチャットルーム801であるので、承認要請メッセージ820が表示される前に、チャットルーム802を通じて代表ユーザーと第1一般ユーザーのチャット831、832が進行された履歴が表示されることができる。また、承認要請メッセージ820が表示された後に、チャットルーム802を通じて代表ユーザーと第1一般ユーザーのチャット833、834が進行することができる。
【0149】
チャットルーム801、802を通じて、代表ユーザーと第1一般ユーザーの間で、第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する内容を議論することができる。このような場合、代表ユーザーと第1一般ユーザーは承認要請メッセージ810、820が伝達されたチャットルーム801、802から出ず、同じチャットルーム801、802に入場した状態で第1一般ユーザーとチャットを進めることができるという長所がある。
【0150】
承認要請メッセージ810は図8の(a)のように、チャットルーム801で第1一般ユーザーが発話者813である形態で表示できる。しかし、場合によって承認要請メッセージ820は図8の(b)のように、グループベース決済を実行又は管理するサーバー10が発話者823である形態で表示されることもできる。
【0151】
図8で代表ユーザーが承認要請メッセージ810、820の要請詳細表示インターフェース812、822に対するインタラクションを入力すると、図9の画面が表示されることができる。
【0152】
図9はサーバー10が図3のステップS301で生成し、ステップS302で代表ユーザー端末20に提供した承認要請メッセージの詳細表示画面を図示したものである。
【0153】
図9を参照すると、承認要請メッセージの詳細表示画面は第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する承認を要請する情報910と、第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対する細部内容920と、代表ユーザーが承認することができる有効時間に対する930と、承認/拒絶のためのインターフェース941、942と、が含まれることができる。
【0154】
図9に示していないが、代表ユーザーが第1一般ユーザーが要請したグループベース決済に対して承認を拒絶するための拒絶インターフェース941に対するインタラクションを入力する場合、拒絶理由を入力することができるインターフェースが表示できることもある。
【0155】
代表ユーザーが第1一般ユーザーが要請したグループベース決済を承認するために承認インターフェース942に対するインタラクションを入力すると、代表ユーザー端末20に図10図11のうち少なくとも一つの画面が表示できる。
【0156】
図10及び図11はサーバー10が図3、4のステップS304、ステップS306、ステップS402又はステップS403で提供した決済完了メッセージ及び決済拒絶メッセージが表示された画面を図示したものである。
【0157】
図10の(a)を参照すると、決済完了メッセージが表示できる。決済完了メッセージはグループベース決済の決済完了情報1010と、決済が完了されたグループベース決済の細部内容1020と、グループベース決済の全体決済内訳と、を見ることができるインターフェース1030を含むことができる。
【0158】
図10の(b)を参照すると、決済拒絶メッセージが表示できる。決済拒絶メッセージはグループベース決済の決済拒絶情報1040と、決済が拒絶されたグループベース決済の細部内容1050と、グループベース決済全体決済内訳を見ることができるインターフェース1060を含むことができる。
【0159】
図11を参照すると、決済完了メッセージは代表ユーザーと第1一般ユーザーが参加するチャットルームではない他の情報提供用のチャットルーム1101、1102を通じて提供することができる。
【0160】
図11のチャットルーム1101、1102はグループベース決済の機能を実行又は管理するサーバー10が発話者1113、1123である形態に表示される決済関連メッセージが表示できる。場合によってチャットルーム1101、1102はサーバー10又はサーバー10が運営するチャットボットが相手1113、1123であるチャットルームで、相互に会話はやり取りすることが主な目的ではなくサーバー10又はチャットボットから情報の提供を受けることが主な目的であるチャットルームである場合がある。したがって、このような形態のチャットルーム1101、1102で代表ユーザーはメッセージの入力が制限されることもある。
【0161】
図11の(a)を参照すると、決済完了メッセージ1110が表示できる。決済完了メッセージ1110は決済が完了されたグループベース決済の細部内容1111及びグループベース決済の全体決済内訳を見ることができるインターフェース1112を含むことができる。
【0162】
図11の(b)を参照すると、決済拒絶メッセージ1120が表示できる。決済拒絶メッセージ1120は決済が拒絶されたグループベース決済の細部内容1121と、グループベース決済の全体決済内訳を見ることができるインターフェース1122を含むことができる。
【0163】
代表ユーザーがグループベース決済の全体決済内訳を見ることができるインターフェース1030、1060、1112、1122に対するインタラクションを入力すると、図12に図示されたグループベース決済の全体内訳を見ることができる画面が表示できる。
【0164】
図12は代表ユーザー端末20が表示するグループベース決済の全体内訳を表示する画面を図示したものである。
【0165】
図12を参照すると、グループベース決済に関する様々な情報が表示できる。具体的に、ユーザーに対する情報1201と、グループベース決済の構成員に対する決済権限を設定できるインターフェース1202と、グループベース決済の全体決済内訳に対する情報1220と、グループベース決済の定期決済現状に対する情報1230と、が表示できる。
【0166】
場合によって、図12のようなグループベース決済に対する情報は代表ユーザーだけではなく一般ユーザーも接近ができる。図12のようなグループベース決済に対する情報が一般ユーザー端末で表示される場合、ユーザーに対する情報1201が該当一般ユーザーに変更されることができ、グループベース決済の構成員に対する決済権限を設定することができるインターフェース1202は非活性化され、及び/又は他のインターフェースに変更され表示されることができる。例えば、決済権限を設定することができるインターフェース1202は代表ユーザーに自分の権限情報を変更してもらうことを要請するインターフェース(図示せず)に変更することができる。
【0167】
以下、図13図14を参照して、本発明のサーバー10がメッセンジャーサービスのユーザーにグループベース決済を提供する方法の他の実施例について説明する。
【0168】
図13図14は本発明の他の実施例による代表ユーザー端末20がグループベース決済を実行する過程での画面を例示的に図示したものである。
【0169】
図13を参照すると、グループの構成員は代表ユーザー以外にグループベース決済に対する承認をすることができる追加承認権者に対する情報13010が表示することができる。追加承認権者は代表ユーザーの指定によって決めることができる。代表ユーザーが追加承認権者を指定できるインターフェースが表示されることができる。
【0170】
追加承認権者の承認権限は様々に定められることができる。例えば、グループベース決済の承認要請について代表ユーザー及び追加承認権者のうち何れか一人が承認すると、該当グループベース決済の承認が完了できる。しかし、場合によって、グループベース決済の承認要請に対して代表ユーザーと追加承認権者、すべてが承認すべきであるときのみ、該当グループベース決済の承認が完了されることができる。
【0171】
場合によって、グループベース決済の金額や決済内容に従属し追加承認権者の承認権限が定められることができる。例えば、グループベース決済の金額が10万ウォン以下である場合には追加承認権者の単独承認権限があるが、10万ウォンを超える場合には単独承認権限がないことに定めることができる。
【0172】
図14を参照すると、追加承認権者が指定された場合、承認要請メッセージ1410は代表ユーザーと、追加承認権者と、第1一般ユーザーとが含まれたチャットルーム1401を通じて提供されることができる。既存に生成された該当チャットルーム1401があれば、既存の該当チャットルームを通じて承認要請メッセージ1410が提供でき、既存に生成されたチャットルームがなければチャットルームを新たに生成し承認要請メッセージ1410が提供されることができる。
【0173】
図14に図示したように、追加承認権者が承認要請メッセージ1410に対する承認権限がある場合、該当チャットルーム1401を通じて単独でグループベース決済を承認することができる。
【0174】
図14に図示したように、代表ユーザーと、追加承認権者と、第1一般ユーザーは承認要請メッセージ1410が提供されたチャットルーム1401を通じてグループベース決済に対するチャット(1421から1424まで)を進行することができる。
【0175】
以下、図15を参照し本発明の代表ユーザー端末20がメッセンジャーサービスのユーザーに対するグループベース決済を実行する方法について説明する。
【0176】
図15は本発明の代表ユーザー端末20がメッセンジャーサービスのユーザーに対するグループベース決済を実行する方法を説明するためのフローチャートである。
【0177】
代表ユーザー端末20がグループベース決済を実行する方法は図2から図12までを参照して説明したサーバー10がグループベース決済を提供する方法と実行の主体のみ異なり、実施的内容は同じである。したがって、説明の便宜のため代表ユーザー端末20がグループベース決済を実行する方法のうち上述した内容と同じ内容のうち一部は、上述した内容で説明を代用することにする。
【0178】
ステップS1510で、代表ユーザー端末20は代表ユーザーと、少なくとも一人の一般ユーザーを含むグループに対する情報を表示する。ステップS1510はサーバー10が実行するステップS210に対応されるステップである。ステップS1510での代表ユーザー端末20の例示画面は図5に図示されている。
【0179】
ステップS1520で、代表ユーザー端末20は一般ユーザーそれぞれに対応する少なくとも一つの権限情報を設定することできる権限設定インターフェースを表示する。ステップS1530で、代表ユーザー端末20は権限設定インターフェースに対する設定インタラクションの入力を受ける。ステップS1520と、ステップS1530はサーバー10が実行するステップS220とステップS230に対応されるステップである。ステップS1520とステップS1530での代表ユーザー端末20の例示画面は図6に図示されている。
【0180】
ステップS1540で、代表ユーザー端末20第1一般ユーザーのグループベース決済の決済要請により生成された決済関連メッセージを表示する。ステップS1540はサーバー10が実行するステップS250に対応されるステップである。ステップS1510での代表ユーザー端末20の例示画面は図8から図12に図示されている。
【0181】
本発明の各実施例に開示された技術的特徴は該当の実施例にのみ限定されるものではなく、お互いに両立不可能でない以上、各実施例に開示された技術的特徴はお互いに異なる実施例に併合され適用できる。
【0182】
したがって、各実施例ではそれぞれの技術的特徴を中心に説明するが、各技術的特徴がお互いに両立不可能でない以上、お互い併合され適用できる。
【0183】
本発明は上述した実施例及び添付した図面に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有するものの観点から様々な修正及び変形が可能である。したがって本発明の範囲は本明細書の請求範囲だけでなく、この請求範囲と均等なものによって定められるべきである。
【符号の説明】
【0184】
10:サーバー
20:代表ユーザー端末
30:第1一般ユーザー端末
40:第2一般ユーザー端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15