(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024156213
(43)【公開日】2024-11-01
(54)【発明の名称】ペンスタンド
(51)【国際特許分類】
B43K 23/00 20060101AFI20241025BHJP
【FI】
B43K23/00 200G
B43K23/00 200B
B43K23/00 200Z
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023070514
(22)【出願日】2023-04-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-20
(71)【出願人】
【識別番号】309013141
【氏名又は名称】豊川 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100207996
【弁理士】
【氏名又は名称】豊川 直樹
(72)【発明者】
【氏名】豊川 直樹
(57)【要約】
【課題】シャープペンシルのペン先から飛び出している芯を指や机に押し当てることなく、芯を安心して押し戻すことができるシャープペンシルの押戻し用パッドを備えたペンスタンドを提供する。
【解決手段】板状の台部2とシャープペンシル5を保持するホルダ6と該ホルダ6を支持する支持部7とを有し、該支持部7は板状の台部2に設けられており、ホルダ6は筒状でありペン挿入口側に向かうに従い拡径されており、板状の台部2の上面に設けられたシャープペンシル5の芯を押し戻すための押戻し用パッド3を有している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の台部と筆記具を保持するホルダと該ホルダを支持する支持部とを有し、
該支持部は前記板状の台部に設けられており、
前記ホルダは筒状でありペン挿入口側に向かうに従い拡径されており、
前記板状の台部の上面に設けられたシャープペンシルの芯を押し戻すための押戻し用パッドを有していることを特徴とするペンスタンド。
【請求項2】
前記押戻し用パッドは、複数層からなる小片部材であり、該複数層のうちの少なくとも最上層が柔軟性部材からなり、該柔軟性部材は、天然ゴムシート、合成ゴムシート、天然皮革、合成皮革、人工皮革又はコルクシートであり、該小片部材は前記台部の上面のホルダ拡径側角部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のペンスタンド。
【請求項3】
前記台部は一層又は複数層からなって磁性体の層を有し、前記押戻し用パッドは台部に磁着させるための磁石層からなる又は磁石層若しくは磁石を有することを特徴とする請求項1に記載のペンスタンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャープペンシルの芯を押し戻すための押戻し用パッドを備えたペンスタンドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、筆記具用のペンスタンドとして、
図6に示すものが知られている(特許文献1参照)。
図6に示すペンスタンド100は、万年筆用のものである。万年筆104を保持するホルダ101と、該ホルダ101を支持する支持部102と、該支持部102が取り付けられた台部103とを有するものである。ホルダ101は柔軟性部材からなりカールさせて筒状にテープ105で固定したものである。この筒のサイズを変更することでボールペンやシャープペンシルにも適用することができる。なお、販売されているボールペンやシャープペンシルの胴径には様々なものがある。
【0003】
ところで、主な筆記用具としては、ボールペン、シャープペンシル及び鉛筆等が挙げられる。芯の収納方法について述べると、ボールペンでは、例えば後端側のボタン部を押すことでペン先がペンの筐体内に収納される。鉛筆では、芯と物体との接触により汚れが発生するために鉛筆の先端側に鉛筆キャップを被せることが一般的に行われている。シャープペンシルでは、指で後端部を押し込みながら、芯先端を指で押し込むことで芯が収納される。
【0004】
シャープペンシルについて言えば、指で芯を押し込む際に指の腹に芯材が付着して指が汚れ、その汚れが書籍に転写しないかという不安が発生する。それを避ける方法として、机の上にシャープペンシルの先端を押し当てて芯を戻す方法が考えられるが、鋭利なものを机に突き刺すことになり、藁人形に五寸釘を打ち込む呪詛をイメージさせ、不謹慎である。直方体の筆箱の内壁に突き刺す場合も同様である。
【0005】
しかし、上述したペンスタンド100の台部103に、シャープペンシルを突き刺すのであれば、机に突き刺す場合に比べて不謹慎さは緩和される
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述した特許文献1のペンスタンド100では、シャープペンシルの先端をペンスタンド100の台部103に突き刺して芯を押し戻すので、ものに対して鋭利なものを突き刺すという点で机に突き刺す場合と共通し、不謹慎さを拭えない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、シャープペンシルのペン先から飛び出している芯を指や机に押し当てることなく、芯を安心して押し戻すことができるシャープペンシルの押戻し用パッドを備えたペンスタンドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、このような課題に対して鋭意研究を重ねた結果、ゴムなどの柔軟性部材の小片をペンスタンドの台部上面に貼り付けたものを押戻し用パッドとして利用することにより、シャープペンシルのペン先から飛び出している芯を指や机に押し当てることなく、安心して押し戻すことができることを見出だし、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明のペンスタンドは、板状の台部と筆記具を保持するホルダと該ホルダを支持する支持部とを有し、該支持部は前記板状の台部に設けられており、前記ホルダは筒状でありペン挿入口側に向かうに従い拡径されており、前記板状の台部の上面に設けられたシャープペンシルの芯を押し戻すための押戻し用パッドを有していることを特徴とする。
【0010】
本発明のペンスタンドでは、押戻し用パッドが板状の台部の上面に設けられているので、シャープペンシル使用後にシャープペンシルの後端を指の腹で押し込みながらシャープペンシルの先端を押戻し用パッドに当接させれば、ペン先から飛び出しているシャープペンシルの芯をペン先を損傷させることなく安心して押し戻すことができる。また、シャープペンシルの芯で指を汚すことがなく、また机に押し当てることもない。また、シャープペンシル専用の押戻し用パッドにペン先を当接させるので、大事なものに針を突き刺す場合の不謹慎感や藁人形に五寸釘を突き刺す場合の呪詛感が生じない。規則正しい生活をしている人や強迫神経症気味の人にとっては気になり感が減り、特に有効である。なお、板状とは、薄く平たい形状のことを言う。
【0011】
また、本発明のペンスタンドは、前記押戻し用パッドは、複数層からなる小片部材であり、該複数層のうちの少なくとも最上層が柔軟性部材からなり、該柔軟性部材は、天然ゴムシート、合成ゴムシート、天然皮革、合成皮革、人工皮革又はコルクシートであり、該小片部材は前記台部の上面のホルダ拡径側角部に設けられていることを特徴とする。
【0012】
本発明のペンスタンドでは、前記押戻し用パッドは、複数層からなる小片部材であり、該複数層のうちの少なくとも最上層が柔軟性部材からなり、該柔軟性部材は、天然ゴムシート、合成ゴムシート、天然皮革、合成皮革、人工皮革又はコルクシートである。そして、押戻し用パッドは、例えば、アクリル樹脂板に合成ゴムシートを貼り付けたもので良い。そのため、台部の上に載置するだけで利用することができる。筆箱に収納して持ち運びすることも可能である。また、台部に貼り付ける場合、硬質部分を有する小片部材を台部上面に設ければ良いので、位置決めが容易である。
【0013】
ペンスタンド使用時に、ペンの挿入口側を筆記者側に向けると使用し易く、小片部材をペン挿入口側角部に設けるとシャープペンシルの芯の押戻しを行い易い。右利きの人は、ペンスタンドをペン挿入口側から見た場合、右側の角部に押戻し用パッドを設けると良い。左側に設けるとシャープペンシルの芯押戻し時に手がホルダと接触し易くなる。左利きの人は、ペンスタンドをペン挿入口側から見た場合、左側の角部に押戻し用パッドを設けると良い。押戻し用パッドを予め両側に設けておいて、右利きの人と左利きの人との両方に対応させても良い。
【0014】
本発明のペンスタンドは、前記台部は一層又は複数層からなって磁性体の層を有し、前記押戻し用パッドは台部に磁着させるための磁石層からなる又は磁石層若しくは磁石を有することを特徴とする。
【0015】
本発明のペンスタンドでは、前記台部は一層又は複数層からなって磁性体の層を有し、前記押戻し用パッドは台部に磁着させるための磁石層からなる又は磁石層若しくは磁石を有するので、押戻し用パッドを指で摘まんで台部の好きな位置に磁着させることが可能である。筆箱に収納して持ち運びすることも可能である。ここで磁石層とは、層状になっている磁石をいい、軟質のマグネットシートや層状の硬質磁石を含む。あえて磁石というのは、小片の硬質の磁石を主に想定しているためである。
【発明の効果】
【0016】
本発明のペンスタンドは、シャープペンシルのペン先から飛び出しているシャープペンシルの芯を指や机に押し当てることなく、芯を安心して押し戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本発明のペンスタンドの第1実施形態を示す説明図である。
【
図2】
図2は、
図1の押戻し用パッドのA-A線に沿う断面を示す説明図である。
【
図3】
図3は、本発明のペンスタンドの第2実施形態を示す説明図である。
【
図4】
図4は、
図3の押戻し用パッドの第1の変形例を示す説明図である。
図4(a)は上面図であり、
図4(b)は
図4(a)のB-B線に沿う断面を示す説明図である。
【
図5】
図5は、
図3の押戻し用パッドの第2の変形例を示す説明図である。
図5(a)は上面図であり、
図5(b)は底面図であり、
図5(c)は
図5(a)のC-C線に沿う断面を示す説明図である。
【
図6】
図6は、従来のペンスタンドの一実施形態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明のペンスタンドの第1実施形態を示している。特願2023-22043号には、同様の構成が記載されている。
【0019】
本実施形態のペンスタンド4は、筆記具であるシャープペンシル5を保持するホルダ6と、該ホルダ6を支持する支持部7と、該支持部7が固定された台部2とを有している。
台部2の材質としては、例えば、木材、プラスチック又は金属が用いられる。板状の台部2の形状は、特に限定されることなく、例えば、三角形、長方形、多角形、円であっても良い。板状でなくブロック状であっても良いが、資源の節約や配置のし易さの観点から板状が好ましい。
【0020】
ホルダ6は柔軟性部材で形成されている。柔軟性部材を用いると、シャープペンシル挿入時にペン先を保護することができる。柔軟性部材としては、天然ゴムシート又は合成ゴムシートが用いられている。ゴムシート以外に天然皮革、合成皮革、人工皮革又はコルクシートなどを用いることができる。ポリエチレンテレフタラート(PET)のシートなどの硬質樹脂シートを用いても良い。
ペンスタンド4の落下時には、柔軟性部材が衝撃を吸収する役割を果たす。ホルダ6の内壁はシャープペンシル5が滑り落ち易いように表面が滑らかであることが好ましい。
【0021】
ホルダ6は、正方形のゴムシートを対角線を中心にカールさせ、テープ8で固定したものである。テープ止めでなく、接着剤やリベットなどで固定したものであっても良い。ホルダ6は、筆記具挿入部の開口面積が広いので、シャープペンシル5を容易にホルダ6に挿入することができる。また、市場で容易に入手可能なゴムシートをカールさせるだけで良いので、廉価かつ簡易にホルダ6を作製することができる。また、美感も優れている。ゴムシートはゴムロールを裁断して得ても良い。
【0022】
ホルダ6は、筒状でありペン挿入口側に向かうに従い拡径されている。そのため、ホルダ6の内側空間の横断面積はペン挿入口側に向かうに従い大きくなっている。ホルダ6はペン挿入口側がペン先保持部側より上方にくるように傾けて設けられており、ホルダ6の内壁はペン挿入口側が上方となる傾斜面にされている。そのため、ホルダ6にシャープペンシル5をある程度挿入してからホルダ内壁上にシャープペンシル5を載せれば、シャープペンシル5は重力により斜面を滑り落ち、ある位置でシャープペンシル5がホルダ6に保持される。シャープペンシル5が保持されるのはホルダ6が先細り形状であるためである。ホルダ6が先細り形状であると、シャープペンシル5が滑り落ちる時にホルダ6がシャープペンシル5をガイドする機能を有する。
【0023】
上述したようにホルダ6のペン挿入口側が拡径されているので、筆記具挿入時にあまり気を配ることなく、容易かつ手軽にシャープペンシル5をペンスタンド4に保持させることができる。
【0024】
支持部7は
図1では円柱状であるが、角柱状、円筒状、角筒状であっても良く、支持部7の形状は特に限定されることはなく、支持部7は台部2の上方でホルダ6を保持できるものであれば良い。また、支持部7の先端はホルダ6を斜めに保持するために、竹槍の先端形状のような斜面にすると良い。支持部7の材質としては、木材、樹脂、金属などを適用することができる。また、支持部7は可撓性のある材質であっても良い。ホルダ6と支持部7、及び支持部7と台部2は接着剤を用いて連結させることができる。
【0025】
台部2のペン挿入口側の角部には、シャープペンシル5の芯を押し戻すための押戻し用パッド3が設けられている。
ペンスタンド4の使用時に、ホルダ6のペン挿入口側を筆記者側に向けるので、小片部材である押戻し用パッド3をペン挿入口側角部に設けるとシャープペンシル5の芯の押戻しを行い易い。右利きの人は、ペンスタンド4をペン挿入口側から見た場合、右側の角部に押戻し用パッド3を設けると良い。
図1では右利きの人用の押戻し用パッド3の配置となっている。左側に設けるとシャープペンシル5の芯押戻し時に手がホルダ6と接触し易くなる。左利きの人は、ペンスタンド4をペン挿入口側から見た場合、左側の角部に押戻し用パッド3を設けると良い。押戻し用パッド3を予め両側に設けておいて、右利きの人と左利きの人との両方に対応させても良い。
【0026】
押戻し用パッド3は正方形板状であり、2層からなる(
図2参照)。アクリル樹脂板3aの上に柔軟性部材である合成ゴムシート3bが設けられている。柔軟性部材としては、合成ゴムシートの他、例えば、天然ゴムシート、天然皮革、合成皮革、人工皮革又はコルクシートを用いることができる。材質は特に限定されないが、シャープペンシル5の芯を押し戻すことでき且つ強めにペン先をシートに当接させてもシートに穴が開かない程度の強度が確保されていることが好ましい。
【0027】
押戻し用パッド3は、アクリル樹脂板3aに合成ゴムシート3bを貼り付けたもので良いため、台部2の上に載置するだけで利用することができる。筆箱に収納して持ち運びすることも可能である。また、台部2に貼り付ける場合、硬質部分であるアクリル樹脂板3aを有する小片部材を台部上面に設ければ良いので、位置決めが容易である。
【0028】
押戻し用パッド3は、両面テープによって台部2に貼り付けて固定させても良い。接着剤を用いても良い。固定させる場合、固定方法は特に限定されない。
押戻し用パッド3の色は黒色が好ましい。シャープペンシル5の芯材が付着しても目立たないからである。
【0029】
上述した第1実施形態のペンスタンドでは、柔軟性部材である合成ゴムシート3bを最上層に有する押戻し用パッド3が板状の台部2の上面に設けられているので、シャープペンシル5の使用後にシャープペンシル5の後端を指の腹で押し込みながらシャープペンシル5の先端を押戻し用パッド3に当接させれば、ペン先から飛び出しているシャープペンシル5の芯をペン先を損傷させることなく安心して押し戻すことができる。また、シャープペンシル5の芯で指を汚すことがなく、また机に押し当てることもない。また、シャープペンシル専用の押戻し用パッド3にペン先を当接させるので、大事なものに針を突き刺す場合の不謹慎感や藁人形に五寸釘を突き刺す場合の呪詛感が生じない。規則正しい生活をしている人や強迫神経症気味の人にとっては気になり感が減り、特に有効である。
【0030】
[第2実施形態]
本発明のペンスタンドの第2実施形態は、第1実施形態と比べて、台部及び押戻し用パッドのみ異なる。
図3の台部2Aには、一層の磁性体の層として磁性を有する炭素鋼が用いられている。磁性を有する材料であれば良い。例えば、ニッケル、フェライト系ステンレス鋼、鉄が挙げられる。
押戻し用パッド3Aには、台部2Aに磁着させるための磁石層であるマグネットシートが用いられている。
【0031】
押戻し用パッド3Aは、台部2Aに着脱自在に磁着している。そのため、押戻し用パッド3Aを指で摘まんで台部の好きな位置に磁着させることができる。押戻し用パッド3Aは板状のため、その大きさや筆箱の形状によっては、筆箱に入れて持ち運ぶことが可能である。
【0032】
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【0033】
上述した第2実施形態では、マグネットシートからなる押戻し用パッド3Aを用いた例について説明したが、
図4に示すように、磁性体の層であるマグネットシート3cに合成ゴムシート3bを貼り付けた押戻し用パッド3Bであっても良い。マグネットシート3cがあるため、磁性を有する鋼製の台部2Aに磁着させることができる。
【0034】
また、
図5に示すように、硬質の磁石3dを嵌め込んだ木板3eに合成ゴムシート3bを重ねた押戻し用パッド3Cであっても良い。磁石3dは正方形板状であり、正方形板状の木板3eの裏面側に形成された立方体状の凹部に嵌め込まれている。磁石の形状は特に限定されない。例えば、円盤状であっても良い。複数箇所に凹部を設け、各凹部に磁石を設けても良い。
【0035】
また、上述した第2実施形態では、台部2Aが一層からなるが、例えば、アクリル樹脂板の上にマグネットシートを貼り付けたものであっても良い。また、押戻し用パッドを磁着させることができれば良いので、例えば、最上層に薄い樹脂フィルム層を設けても良い。複数層からなる場合の台部の形態は特に限定されない。
【0036】
さらに、上述した第2実施形態では、押戻し用パッド側に磁石層又は磁石を設けたが、台部側に磁石層又は磁石を設けても良い。台部側と押戻し用パッド側との両方に磁石層又は磁石を設けても良い。要するに台部に押戻し用パッドを磁着させることができれば良い。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、シャープペンシルの芯を押し戻すための押戻し用パッドを備えたペンスタンドに好適に用いることができる。特に、規則正しい生活をしている人や強迫神経症気味の人にとっては気になり感が減り、有効である。
【符号の説明】
【0038】
2,2A 台部
3,3A,3B,3C 押戻し用パッド
3a アクリル樹脂板
3b 合成ゴムシート
3c マグネットシート
3d 磁石
3e 木板
4 ペンスタンド
5 シャープペンシル
6 ホルダ
7 支持部
8 テープ
100 ペンスタンド
101 ホルダ
102 支持部
103 台部
104 万年筆
105 テープ
【手続補正書】
【提出日】2023-05-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の台部と筆記具を保持するホルダと該ホルダを支持する支持部とを有し、
該支持部は前記板状の台部に設けられており、
前記ホルダは筒状でありペン挿入口側に向かうに従い拡径されており、
前記板状の台部の上面に設けられたシャープペンシルの芯を押し戻すための押戻し用パッドを有しており、
前記押戻し用パッドは、複数層からなる小片部材であり、該複数層のうちの少なくとも最上層が柔軟性部材からなり、該柔軟性部材は、天然ゴムシート、合成ゴムシート、天然皮革、合成皮革、人工皮革又はコルクシートであり、該小片部材は前記台部の上面のホルダ拡径側角部に設けられていることを特徴とするペンスタンド。
【請求項2】
板状の台部と筆記具を保持するホルダと該ホルダを支持する支持部とを有し、
該支持部は前記板状の台部に設けられており、
前記ホルダは筒状でありペン挿入口側に向かうに従い拡径されており、
前記板状の台部の上面に設けられたシャープペンシルの芯を押し戻すための押戻し用パッドを有しており、
前記台部は一層又は複数層からなって磁性体の層を有し、前記押戻し用パッドは台部に磁着させるための磁石層からなる又は磁石層若しくは磁石を有することを特徴とするペンスタンド。