(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024156214
(43)【公開日】2024-11-01
(54)【発明の名称】ウエルカムボード等として使用可能な陶器の置物
(51)【国際特許分類】
A47G 7/04 20060101AFI20241025BHJP
G09F 7/00 20060101ALI20241025BHJP
G09F 7/18 20060101ALI20241025BHJP
【FI】
A47G7/04 C
G09F7/00 A
G09F7/00 M
G09F7/18 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023070517
(22)【出願日】2023-04-22
(71)【出願人】
【識別番号】523153407
【氏名又は名称】株式会社京日和
(74)【代理人】
【識別番号】100195431
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 史樹
(72)【発明者】
【氏名】玉置 万美
(57)【要約】
【課題】ウエルカムボードとして使用された後にも活用し易い置物を提供する。
【解決手段】縦置き及び横置きで使用可能な置物であって、
液体を入れることが可能な凹部200と、
前記凹部の開口部周辺に配置される枠部300と、を備え、
下面部220の手前側端部が、下枠部320の裏面の幅方向中央部に接続され、下枠部320の一部が空間部260に突起する下枠突起部321が設けられる置物100を提供する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦置き及び横置きで使用可能な置物であって、
液体を入れることが可能な凹部と、
前記凹部の開口部周辺に配置される枠部と、を備え、
前記凹部は、上側に配置される上面部と、
下側に配置される下面部と、
左側に配置される左側面部と、
右側に配置される右側面部と、
奥側に配置される奥側側面部と、
前記上面部、前記下面部、前記左側面部、前記右側面部及び前記奥側側面部によって内側に設けられる空間部と、を備え、
前記枠部は、上側に配置される上枠部と、
下側に配置される下枠部と、
左側に配置される左枠部と、
右側に配置される右枠部と、
前記上枠部、前記下枠部、前記左枠部及び前記右枠部によって内側に設けられる開口部と、を備え、
前記下面部の手前側端部が、前記下枠部の裏面の幅方向中央部に接続され、前記下枠部の一部が前記空間部に突起する下枠突起部が設けられる置物。
【請求項2】
前記上面部の手前側端部が、前記上枠部の裏面の幅方向中央部に接続され、前記上枠部の一部が前記空間部に突起する上枠突起部、
前記左側面部の手前側端部が、前記左枠部の裏面の幅方向中央部に接続され、前記左枠部の一部が前記空間部に突起する左枠突起部、及び、
前記右側面部の手前側端部が、前記右枠部の裏面の幅方向中央部に接続され、前記右枠部の一部が前記空間部に突起する右枠突起部、の少なくともいずれか1つ設けられる請求項1記載の置物。
【請求項3】
前記上面部及び前記上枠部、前記左側面部及び前記左枠部、並びに、前記右側面部及び前記右枠部の少なくともいずれかが複数ある請求項1記載の置物。
【請求項4】
前記置物を縦置きにした場合、下面部の奥行きの直線距離及び下枠部の幅によって、枠部を構成する平面と設置場所との角度が決定する請求項1記載の置物。
【請求項5】
前記置物が陶器である請求項1記載の置物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウエルカムボード等として使用可能な陶器の置物に関する。
【背景技術】
【0002】
結婚式でのウエルカムボードは、例えば、写真や手形など様々なものが使用されている。
【0003】
そして、ウエルカムボードの周辺には花や草木が装飾として飾られたりすることもある。
【0004】
また、ウエルカムボードとして、皿など陶器が使用されることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
結婚式で使用したウエルカムボードは、結婚式が終わった後は、処分に困ることも少なくない。
【0007】
また、ウエルカムボードを両親に記念品として贈ったりすることもあるが、リビング等の部屋に飾りにくいものも多い。
【0008】
本発明の主な目的は、ウエルカムボードとして使用された後にも活用し易い置物を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、花や草木を飾ることができる置物を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は、縦置きでも横置きでも使用可能な置物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の局面に係る置物は、縦置き及び横置きで使用可能な置物であって、
液体を入れることが可能な凹部と、
前記凹部の開口部周辺に配置される枠部と、を備え、
前記凹部は、上側に配置される上面部と、
下側に配置される下面部と、
左側に配置される左側面部と、
右側に配置される右側面部と、
奥側に配置される奥側側面部と、
前記上面部、前記下面部、前記左側面部、前記右側面部及び前記奥側側面部によって内側に設けられる空間部と、を備え、
前記枠部は、上側に配置される上枠部と、
下側に配置される下枠部と、
左側に配置される左枠部と、
右側に配置される右枠部と、
前記上枠部、前記下枠部、前記左枠部及び前記右枠部によって内側に設けられる開口部と、を備え、
前記下面部の手前側端部が、前記下枠部の裏面の幅方向中央部に接続され、前記下枠部の一部が前記空間部に突起する下枠突起部が設けられる置物である。
【0012】
このような置物であれば、縦置きした場合であっても水等の液体を空間部に多く入れることができ、生花や草木を長く綺麗な状態を保つことができる。
【0013】
また、置物を縦置きにすることにより、ウエルカムボードとして使用することもできる。
【0014】
本発明の第2の局面に係る置物は、第1の局面に係る置物であって、
前記上面部の手前側端部が、前記上枠部の裏面の幅方向中央部に接続され、前記上枠部の一部が前記空間部に突起する上枠突起部、
前記左側面部の手前側端部が、前記左枠部の裏面の幅方向中央部に接続され、前記左枠部の一部が前記空間部に突起する左枠突起部、及び、
前記右側面部の手前側端部が、前記右枠部の裏面の幅方向中央部に接続され、前記右枠部の一部が前記空間部に突起する右枠突起部、の少なくともいずれか1つ設けられる置物である。
【0015】
下枠突起部以外にも上枠突起部、左枠突起部及び右枠突起部の少なくともいずれか1つ設けられることにより、設けられた箇所を底面側として置物を縦置きにした場合にも、水等の液体を空間部に多く入れることができ、生花や草木を長く綺麗な状態を保つことができる。
【0016】
また、いずれの向きでも縦置きにすることができ、ウエルカムボードとしても使用することもできる。
【0017】
本発明の第3の局面に係る置物は、第1の局面に係る置物であって、
前記上面部及び前記上枠部、前記左側面部及び前記左枠部、並びに、前記右側面部及び前記右枠部の少なくともいずれかが複数ある置物である。
【0018】
本実施形態では
図9に示すように、平面視において四角形であるが、例えば、左側面部及び左枠部、右側面部及び右枠部がそれぞれ2つ有する場合は、平面視において六角形となる。
【0019】
このような場合であっても、第1の局面と同様の効果を奏する。
【0020】
本発明の第4の局面に係る置物は、第1の局面に係る置物であって、
前記置物を縦置きにした場合、下面部の奥行きの直線距離及び下枠部の幅によって、枠部を構成する平面と設置場所との角度が決定する置物である。
【0021】
枠部が構成する平面の角度θは、枠部の幅wと、上面部、下面部、左側面部及び右側面部の奥行きの直線距離dと、によって決定される。
【0022】
置物は、地面が平坦な面の場合、凹部の下面部の奥側(z軸負方向側)の端部と、枠部の下枠部の下端部と、が地面に接することで縦置きとなる。
【0023】
本発明の第5の局面に係る置物は、第1の局面に係る置物であって、前記置物が陶器である置物である。
【0024】
置物が陶器であることにより、高級感や和風な雰囲気を出すことができ、また、見栄えが良くなりウエルカムボードとして価値のあるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明に係る一実施形態における縦置きにした置物の正面図。
【
図2】同実施形態に係る縦置きにした置物の背面図。
【
図3】同実施形態に係る縦置きにした置物の右側面図。
【
図4】同実施形態に係る縦置きにした置物の左側面図。
【
図5】同実施形態に係る縦置きにした置物の上面図。
【
図6】同実施形態に係る縦置きにした置物の底面図。
【
図7】同実施形態に係る縦置きにした置物のA-A側面断面図。
【
図8】同実施形態に係る縦置きにした置物の斜視図。
【
図9】同実施形態に係る横置きにした置物の上面図。
【
図10】同実施形態に係る横置きにした置物の底面図。
【
図11】同実施形態に係る横置きにした置物の側面図。
【
図12】同実施形態に係る横置きにした置物の側面図。
【
図13】本発明に係る一実施形態における縦置きにした置物をウエルカムボードとして使用した正面図。
【
図14】同実施形態に係る縦置きにした置物をウエルカムボードとして使用した斜視図。
【
図15】本発明に係る一実施形態における横置きにした置物の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態に関して図面を参照しながら説明する。
【0027】
図1乃至
図11に示すように、本実施形態に係る置物100は、液体を溜めることが可能な凹部200と、
凹部200周辺に配置される枠部300と、を備える。
【0028】
置物100は清水焼の陶器から構成されている。また、
図1乃至
図8は、置物100を縦置きにしたものであり、
図9及び
図10は置物100を横置きにしたものである。
【0029】
凹部200は、上側(y軸正方向側)に配置される上面部210と、
下側(y軸負方向側)に配置される下面部220と、
左側(x軸正方向側)に配置される左側面部230と、
右側(x軸負方向側)に配置される右側面部240と、
奥側(z軸負方向側)に配置される奥側側面部250と、
上面部210、下面部220、左側面部230、右側面部240及び奥側側面部250によって内側に設けられる空間部260と、を備える。
【0030】
上面部210は、凹部200の上側(y軸正方向側)に配置され、上面部210の上側に配置される枠部300の下側(y軸負方向側)の端部(後述する上枠部310の下側端部)と、上面部210の手前側(z軸正方向側)の端部と、が接続される。
【0031】
本実施形態では、上面部210は、等脚台形状であり、枠部300と接続されている横(x軸方向)の距離(長手方向の距離)が約100mm、奥側(z軸負方向側)の横(x軸方向)の距離(長手方向の距離)が約80mm、奥行き(z軸方向)が約60mmである。
【0032】
下面部220は、凹部200の下側に配置され、枠部300と鈍角で接続されており、本実施形態では、角度が110度に接続されている。
【0033】
下面部220は、下面部220の下側に配置される枠部330(後述する下枠部320)の幅方向(y軸方向)の裏面(z軸負方向側)の中央位置に接続される。
【0034】
本実施形態では、下面部220は、等脚台形状であり、枠部300と接続されている横(x軸方向)の距離(長手方向の距離)が約100mm、奥側(z軸負方向側)の横(x軸方向)の距離(長手方向の距離)が約80mm、奥行き(z軸方向)の距離が約65mmである。
【0035】
なお、下面部220は、枠部300と角度110度で接続されているため、下面部220の奥側(z軸負方向側)の端部と枠部300までの直線距離(最短距離)は、本実施形態では、約60mmである。
【0036】
左側面部230は、凹部200の左側(x軸正方向側)に配置され、左側面部230の左側に配置される枠部300の右側の端部(後述する左枠部330の右側端部)と、左側面部230の手前側(z軸正方向側)の端部と、が接続される。
【0037】
本実施形態では、左側面部230は、台形状であり、枠部と接続されている縦(y軸方向)の距離(長手方向の距離)が約125mm、奥側(z軸負方向側)の縦(y軸方向)の距離(長手方向の距離)が約110mm、奥行き(z軸方向)が約60mmである。
【0038】
右側面部240は、凹部200の右側に配置され、右側面部240の右側に配置される枠部300の左側の端部(後述する右枠部340の左側端部)と、右側面部240の手前側(z軸正方向側)の端部と、が接続される。
【0039】
本実施形態では、右側面部230は、台形状であり、枠部と接続されている縦(y軸方向)の距離(長手方向の距離)が約125mm、奥側(z軸負方向側)の縦(y軸方向)の距離(長手方向の距離)が約110mm、奥行き(z軸方向)が約60mmである。
【0040】
奥側側面部250は、凹部200の奥側に配置され、本実施形態では、枠部300に対して平行に配置されている。
【0041】
本実施形態では、奥側側面部250は、長方形状であり、横(x軸方向)が80mm、縦(y軸方向)が110mmである。
【0042】
なお、本実施形態では、凹部200の上面部210、下面部220、左側面部230、右側面部240及び奥側側面部250の厚みは、いずれも約7mmである。
【0043】
空間部260は、上面部210、下面部220、左側面部230、右側面部240及び奥側側面部250によって構成される内側の空間である。
【0044】
空間部260には、水等の液体を入れることが可能である。
【0045】
空間部260に水等の液体を溜めることができることにより、装飾した草花が生花であっても長持ちさせることができる。
【0046】
枠部300は、上側(y軸正方向側)に配置される上枠部310と、
下側(y軸負方向側)に配置される下枠部320と、
左側(x軸正方向側)に配置される左枠部330と、
右側(x軸負方向側)に配置される右枠部340と、
上枠部310、下枠部320、左枠部330及び右枠部340で内側に設けられる開口部350と、を備える。
【0047】
上枠部310は、左側で左枠部330、右側で右枠部340と接続されており、本実施形態における幅(y軸方向の幅)は、49mmである。
【0048】
上枠部310は、凹部200の上面部210の手前側(z軸正方向側)の端部と、上枠部310の下側端部とが接続されており、上面部210の上側(y軸正方向側)に配置されている。
【0049】
本実施形態では、上面部210と上枠部310とは垂直に接続されている。
【0050】
下枠部320は、左側で左枠部330、右側で右枠部340と接続されており、本実施形態における幅(y軸方向の幅)は、49mmである。
【0051】
下枠部320は、凹部200の下面部220と鈍角で接続されている。本実施形態では、下枠部320は、下面部220と110度の角度で接続されている。
【0052】
下枠部320は、下枠部320の上部に下枠突起部321を有する。
【0053】
本実施形態では、下枠突起部321は、下枠部320と下面部220によって構成される。
【0054】
具体的には、下面部220が下枠部320と鈍角(110度)で接続されていることから、下枠部320の上端より下方で下面部220と接続され、下枠突起部321が構成される。
【0055】
本実施形態では、下枠部320は、下面部220の手前側(z軸正方向側)の端部と、下枠部320の幅方向(y軸方向)の中央部で接続されている。
【0056】
本実施形態では、下枠突起部321は、幅方向(y軸方向)に20mmである。
【0057】
下枠突起部321があることにより、置物100の縦置きの場合でも、奥側(z軸負方向側)だけでなく、枠部300側(手前側、z軸正方向側)にも水等の液体を溜めることができる。
【0058】
左枠部330は、上側で上枠部310、下側で下枠部320と接続されており、本実施形態における幅(x軸方向の幅)は、49mmである。
【0059】
左枠部330は、凹部200の左側面部230の手前側(z軸正方向側)の端部と、左枠部330の右側端部とが接続されており、左側面部230の左側(x軸正方向側)に配置されている。
【0060】
右枠部340は、上側で上枠部310、下側で下枠部320と接続されており、本実施形態における幅(x軸方向の幅)は、49mmである。
【0061】
右枠部340は、凹部200の右側面部240の手前側(z軸正方向側)の端部と、右枠部340の左側端部とが接続されており、右側面部240の右側(x軸負方向側)に配置されている。
【0062】
なお、上枠部310、下枠部320、左枠部330及び右枠部340の厚みは、いずれも約7mmである。
【0063】
また、本実施形態における上枠部310、下枠部320、左枠部330及び右枠部340で形成される枠部300の外形は、一辺が約185mmの正方形状である。
【0064】
開口部350は、枠部300の中央部に配置され、上枠部310、下枠部320、左枠部330及び右枠部340で囲まれた開口した中央の空間である。
【0065】
開口部350は、空間部260と繋がっており、本実施形態では、平面視(上枠部310、下枠部320、左枠部330及び右枠部340で構成される面)正方形状である。
【0066】
本実施形態における開口部350の一辺は、約90mmである。
【0067】
つまり、上枠部310、下枠部320、左枠部330及び右枠部340で構成される枠部300の外形は、正方形状であり、開口部350の形状と同様の形状である。
【0068】
なお、枠部300の外形の形状と、開口部350の平面視での形状が同一でなくてもよい。
【0069】
置物100は、地面が平坦な面の場合、凹部200の下面部220の奥側(z軸負方向側)の端部と、枠部300の下枠部320の下端部と、が地面に接することで縦置きとなる。
【0070】
枠部300が構成する平面と置物100を平坦な平面(設置場所)に置いたときの角度θは、本実施形態では60度である。
【0071】
なお、θは45度以上90度未満が好ましいが、θは、0度より大きく45度未満であってもよい。
【0072】
枠部300が構成する平面の角度θは、枠部の幅w(本実施形態では49mm)と、上面部210、下面部220、左側面部230及び右側面部240の奥行きの直線距離d(本実施形態では60mm)と、によって決定される。
【0073】
つまり、幅wと距離dとの比によって、θの角度が決定される。
【0074】
例えば、w:d=1:√3の場合、θは60度となる。また、w:d=1:1の場合、θは45度となる。
【0075】
次に、置物100を横向けにした場合について説明する。
図9乃至
図12では、置物100を横置きした状態で三次元座標を表す。
【0076】
図9乃至
図12に示すように、置物100を横置きにして使用する場合を表す。つまり、凹部200の奥側側面部250を底面として配置して、置物100を使用してもよい。
【0077】
置物100を横向けに置いた場合であっても、
図15に示すように違和感なく置物100をインテリアとして、又、花瓶として使用することができる。
【0078】
なお、本実施形態では、突起部が下枠部320のみに設けられていたが(下枠突起部321)、下枠部320以外にも上枠部310、左枠部330又は右枠部340に設けられてもよい。
【0079】
つまり、上面部210の手前側(z軸正方向側)端部が、上枠部310の裏面(z軸負方向側)の幅方向中央部に接続され、上枠部310の一部が空間部260に突起する上枠突起部を備える構成であってもよい。
【0080】
また、左側面部230の手前側(z軸正方向側)端部が、左枠部330の裏面(z軸負方向側)の幅方向中央部に接続され、左枠部330の一部が空間部260に突起する左枠突起部を備える構成であってもよい。
【0081】
また、右側面部240の手前側(z軸正方向側)端部が、右枠部340の裏面(z軸負方向側)の幅方向中央部に接続され、右枠部340の一部が空間部260に突起する右枠突起部を備える構成であってもよい。
【0082】
また、本実施形態では、下枠突起部321のみであったが、複数設けられていてもよい。
【0083】
例えば、下枠突起部321だけでなく、上枠突起部も設けられるようにして2カ所設けられるようにしてもよく、さらに左枠突起部も設けられ3カ所設けられるようにしてもよく、さらに右枠突起部も設けられ4カ所設けられるようにしてもよい。
【0084】
このような場合であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。
【0085】
また、本実施形態では凹部200や枠部300が平面視(ここでは
図9が平面視に該当する。)において四角形であったが、三角形や五角形や六角形等の多角形であってもよい。
【0086】
つまり、上面部210及び上枠部310、左側面部230及び左枠部330、右側面部240及び右枠部340、のそれぞれが複数有する構成であってもよい。
【0087】
例えば、左側面部230及び左枠部330、右側面部240及び右枠部340がそれぞれ2つ有する場合は、平面視において六角形となる。
【0088】
図13及び
図14は、置物100を縦置きにしてウエルカムボードとして使用した場合の状態を表している。
【0089】
置物100に陶器を用いることにより、高級感があり和風な感じのウエルカムボードとなる。
【0090】
また、このような置物100は例えば両親への贈り物としても利用することができる。
【0091】
図15は、置物100を横置きにして使用した状態を表している。
【0092】
ウエルカムボードとして使用した後の置物100を、例えばリビングや寝室に横置きの状態で使用しても見栄えが良く雰囲気が良くなる。
【0093】
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。
【符号の説明】
【0094】
100…置物
200…凹部
210…上面部
220…下面部
230…左側面部
240…右側面部
250…奥側側面部
260…空間部
300…枠部
310…上枠部
320…下枠部
321…下枠突起部
330…左枠部
340…右枠部
350…開口部