(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024156648
(43)【公開日】2024-11-06
(54)【発明の名称】端子分離構造に基づく電熱ロッド、ハンガー装置及びそれを含むパーマモジュール
(51)【国際特許分類】
A45D 2/00 20060101AFI20241029BHJP
【FI】
A45D2/00
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024070849
(22)【出願日】2024-04-24
(31)【優先権主張番号】10-2023-0053512
(32)【優先日】2023-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】524154670
【氏名又は名称】キム、ウィ チョル
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】キム、ウィ チョル
【テーマコード(参考)】
3B038
【Fターム(参考)】
3B038AB01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】耐久性を向上させることができる電熱ロッド、ハンガー装置及びそれらを含むパーマモジュールに関する。
【解決手段】伝熱ロッド100は、外側面に毛髪が巻かれる領域を提供し、内側に所定の空間である収容空間が形成されているハウジング部;前記収容空間に配置され、伝達される電気エネルギーにより熱を放出する加熱部;前記収容空間に配置され、前記収容空間及び前記ハウジング部のうち少なくとも一地点の温度をセンシングする温度センサ部;前記ハウジング部に結合され、前記加熱部と電気的に連結されて外部から電気エネルギーを受けて前記加熱部に伝達する電源端子部;及び前記ハウジング部に結合されて前記温度センサ部と前記的に連結されるセンサ端子部;を含み、前記センサ端子部は、少なくとも一部が前記ハウジング部の幅方向に前記電源端子部と離隔される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外側面に毛髪が巻かれる領域を提供し、内側に所定の空間である収容空間が形成されているハウジング部;
前記収容空間に配置され、伝達される電気エネルギーにより熱を放出する加熱部;
前記収容空間に配置され、前記収容空間及び前記ハウジング部のうち少なくとも一地点の温度をセンシングする温度センサ部;
前記ハウジング部に結合され、前記加熱部と電気的に連結されて外部から電気エネルギーを受けて前記加熱部に伝達する電源端子部;及び
前記ハウジング部に結合されて前記温度センサ部と電気的に連結されるセンサ端子部;を含み、
前記センサ端子部は、
少なくとも一部が前記ハウジング部の幅方向に前記電源端子部と離隔されるように配置された、
電熱ロッド。
【請求項2】
前記電源端子部と前記センサ端子部が互いに絶縁されるように、前記ハウジング部の幅方向に前記電源端子部と前記センサ端子部の間に配置されるロッド絶縁部;をさらに含む、
請求項1に記載の電熱ロッド。
【請求項3】
前記センサ端子部は、
前記ハウジング部の長さ方向に内側に中空を形成し、
前記ロッド絶縁部は、
前記ハウジング部の長さ方向に内側に中空を形成し、前記センサ端子部の内側に配置され、
前記電源端子部は、
前記センサ端子部の内側に配置される、
請求項2に記載の電熱ロッド。
【請求項4】
前記センサ端子部は、
前記センサ端子部の一端部は前記収容空間に位置し、前記センサ端子部の他端部は前記ハウジング部の外部に位置するように、前記ハウジング部の側端部に連結される、
請求項3に記載の電熱ロッド。
【請求項5】
前記センサ端子部は、
前記センサ端子部の一端部が陥入され、前記温度センサ部の一部が溶接により連結されるソルダリング部が形成されている、
請求項4に記載の電熱ロッド。
【請求項6】
前記ハウジング部は、
長さ方向に中空を形成し、外側面に毛髪が巻かれる主要ハウジング部及び前記主要ハウジング部の両端部にそれぞれ結合されるカバー部を備え、
前記カバー部は、
前記主要ハウジング部が締結され、前記センサ端子部が挿入されるカバーホールが形成されているカバー本体部及び前記カバー本体部の後面から突出して前記センサ端子部を取り囲むカバー突出部を備え、
前記カバー突出部は、
前記センサ端子部と離隔する、
請求項3に記載の電熱ロッド。
【請求項7】
パーマ装置の一構成として、電熱ロッドを地面から離隔するように電熱ロッドに連結されて支持するハンガー装置において、
ハンガー本体部;
一端部が前記ハンガー本体部を基準に回転するように前記ハンガー本体部に連結されるハンガー脚部;
前記ハンガー脚部の他端部に配置され、前記電熱ロッドの電源端子部が連結できる主要端子部;及び
前記ハンガー脚部の他端部に配置され、前記電熱ロッドのセンサ端子部が連結できる補助端子部;を含み、
前記補助端子部は、
前記主要端子部と離隔して前記主要端子部の外側に配置される、
ハンガー装置。
【請求項8】
前記主要端子部は、
前記ハンガー脚部に電気的に連結される主要端子本体部、前記主要端子本体部を基準に位置移動可能であるとともに、前記主要端子本体部と電気的に連結され、前記電熱ロッドの電源端子部が挿入される主要端子移動部及び前記主要端子移動部を前記電熱ロッドの電源端子部に向かう方向に加圧する端子弾性部を備える、
請求項7に記載のハンガー装置。
【請求項9】
前記主要端子部と前記補助端子部が互いに絶縁されるように、前記主要端子部と前記補助端子部との間に配置されるハンガー絶縁部;をさらに含む、
請求項8に記載のハンガー装置。
【請求項10】
前記ハンガー絶縁部は、
内側に、前記主要端子部が配置される第1絶縁空間及び前記主要端子部に連結されるために前記電熱ロッドの電源端子部が位置できる第2絶縁空間が形成され、
前記第2絶縁空間は、
幅が前記電熱ロッドの電源端子部の幅より大きく形成される、
請求項9に記載のハンガー装置。
【請求項11】
前記補助端子部の一端部は、
前記電熱ロッドのセンサ端子部の一端部と接触するように、前記電熱ロッドのセンサ端子部の一端部の幅よりも大きい幅を有する、
請求項10に記載のハンガー装置。
【請求項12】
パーマ施術のために、パーマ本体部から伝達される電気エネルギーにより毛髪に熱を伝達するパーマモジュールにおいて、
前記パーマ本体部に連結されるハンガー装置;及び
前記ハンガー装置に脱着され、前記ハンガー装置に結合されたまま前記ハンガー装置から伝達される電気エネルギーに基づいて熱を発生させる電熱ロッドを含み、
前記電熱ロッドは、
外側面に毛髪が巻かれる領域を提供し、内側に所定の空間である収容空間が形成されているハウジング部、前記収容空間に配置され、伝達される電気エネルギーにより熱を放出する加熱部、前記収容空間に配置され、前記収容空間及び前記ハウジング部のうち少なくとも一地点の温度をセンシングする温度センサ部、前記ハウジング部に結合され、前記加熱部と電気的に連結されて外部から電気エネルギーを受けて前記加熱部に伝達される電源端子部、及び前記温度センサ部と電気的に連結され、少なくとも一部が前記ハウジング部の幅方向に前記電源端子部と離隔するように前記ハウジング部に結合されるセンサ端子部を含み、
前記ハンガー装置は、
前記パーマ本体部に連結されるハンガー本体部、一端部が前記ハンガー本体部を基準に回転するように前記ハンガー本体部に連結されるハンガー脚部、前記ハンガー脚部の他端部に配置され、前記電源端子部が連結できる主要端子部及び前記センサ端子部が連結されるように前記主要端子部と離隔して主要端子の外側に配置される補助端子部を含む、
パーマモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電熱ロッド、ハンガー装置及びそれを含むパーマモジュールに関し、端子分離構造が適用された電熱ロッドとハンガー装置及びそれらを含むパーマモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、毛髪をパーマ(「カーリング」とも呼ばれる)するための方式は、パーマ剤を毛髪に塗布するパーマ方式と、パーマ剤を使用せずに毛髪に直接熱を加えてウェーブを作るセッティング方式と、毛髪にパーマ剤を塗布した後、熱を加えてパーマをする混合方式に区分される。ここで、毛髪に熱を加えてパーマをするために、パーマ装置に連結され、電力が印加されると熱を発生させる電熱ロッド(韓国登録特許公報第10-0405257号、2003年11月12日公告)が活用されている。
【0003】
ただし、既存の電熱ロッドの電気端子は電熱ロッド本体の一側にのみ配置されているため、電熱ロッドの一端部がさらに加熱され、電気端子に負荷が加重する問題が発生した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】大韓民国登録特許公報第10-0405257号(2003年11月12日公告)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前述の問題点を解決するためのもので、特化した端子構造を有する電熱ロッド、ハンガー装置及びそれを含むパーマモジュールに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施例による電熱ロッドは、外側面に毛髪が巻かれる領域を提供し、内側に所定の空間である収容空間が形成されているハウジング部;前記収容空間に配置され、伝達される電気エネルギーにより熱を放出する加熱部;前記収容空間に配置され、前記収容空間及び前記ハウジング部のうち少なくとも一地点の温度をセンシングする温度センサ部;前記ハウジング部に結合され、前記加熱部と電気的に連結されて外部から電気エネルギーを受けて前記加熱部に伝達する電源端子部;及び前記ハウジング部に結合されて前記温度センサ部と電気的に連結されるセンサ端子部;を含み、前記センサ端子部は、少なくとも一部が前記ハウジング部の幅方向に前記電源端子部と離隔するように配置されてもよい。
【0007】
また、前記電源端子部と前記センサ端子部が互いに絶縁されるように、前記ハウジング部の幅方向に前記電源端子部と前記センサ端子部の間に配置されるロッド絶縁部;をさらに含んでもよい。
【0008】
また、前記センサ端子部は、前記ハウジング部の長さ方向に内側に中空を形成し、前記ロッド絶縁部は、前記ハウジング部の長さ方向に内側に中空を形成し、前記センサ端子部の内側に配置され、前記電源端子部は、前記センサ端子部の内側に配置されてもよい。
【0009】
また、前記センサ端子部は、前記センサ端子部の一端部は前記収容空間に位置し、前記センサ端子部の他端部は前記ハウジング部の外部に位置するように、前記ハウジング部の側端部に連結されてもよい。
【0010】
また、前記センサ端子部は、前記センサ端子部の一端部が陥入されて前記温度センサ部の一部が溶接により連結されるソルダリング部が形成されてもよい。
【0011】
また、前記ハウジング部は、長さ方向に中空を形成し、外側面に毛髪が巻かれる主要ハウジング部及び前記主要ハウジング部の両端部にそれぞれ結合されるカバー部を備え、前記カバー部は、前記主要ハウジング部が締結され、前記センサ端子部が挿入されるカバーホールが形成されているカバー本体部及び前記カバー本体部の後面から突出して前記センサ端子部分を取り囲むカバー突出部分を備え、前記カバー突出部分は、前記センサ端子部と離隔してもよい。
【0012】
本発明の一実施例によるハンガー装置は、パーマ装置の一構成として、電熱ロッドを地面から離隔するように電熱ロッドに連結されて支持するハンガー装置において、ハンガー本体部;一端部がハンガー本体部を基準に回転するように前記ハンガー本体部に連結されるハンガー脚部、前記ハンガー脚部の他端部に配置され、前記電熱ロッドの電源端子部が連結できる主要端子部;及び前記ハンガー脚部の他端部に配置され、前記電熱ロッドのセンサ端子部が連結できる補助端子部;を含み、前記補助端子は、前記主要端子部と離隔して前記主要端子部の外側に配置されてもよい。
【0013】
また、前記主要端子部は、前記ハンガー脚部に電気的に連結される主要端子本体部、前記主要端子本体部を基準に位置移動可能であり、前記主要端子本体部と電気的に連結され、前記電熱ロッドの電源端子部が挿入される主要端子移動部及び前記主要端子移動部を前記電熱ロッドの電源端子部に向かう方向に加圧する端子弾性部を備えてもよい。
【0014】
また、前記主要端子部と前記の補助端子部が互いに絶縁されるように、前記主要端子部と前記補助端子部の間に配置されるハンガー絶縁部;をさらに含んでもよい。
【0015】
また、前記ハンガー絶縁部は、内側に、前記主要端子部が配置される第1絶縁空間及び前記主要端子部に連結されるために前記電熱ロッドの電源端子部が位置される第2絶縁空間が形成され、前記第2絶縁空間は、幅が前記電熱ロッドの電源端子部の幅より大きくなるように形成されてもよい。
【0016】
また、前記補助端子部の一端部は、前記電熱ロッドのセンサ端子部の一端部と接触するように、電熱ロッドのセンサ端子部の一端部の幅より大きい幅を有してもよい。
【0017】
本発明の一実施例によるパーマモジュールは、パーマ施術のために、パーマ本体部から伝達される電気エネルギーにより毛髪に熱を伝達するパーマモジュールにおいて、前記パーマ本体部に連結されるハンガー装置;及び前記ハンガー装置に脱着され、前記ハンガー装置に結合されたまま前記ハンガー装置から伝達される電気エネルギーに基づいて熱を発生させる電熱ロッド;を含み、前記電熱ロッドは、外側面に毛髪が巻かれる領域を提供し、内側の所定の空間である収容空間が形成されているハウジング部、前記収容空間に配置され、伝達される電気エネルギーにより熱を放出する加熱部、前記収容空間に配置され、前記収容空間及び前記ハウジング部のうち少なくとも一地点の温度をセンシングする温度センサ部、前記ハウジング部に結合され、前記加熱部と電気的に連結されて外部から電気エネルギーを受けて前記加熱部に伝達する電源端子部、及び前記温度センサ部と電気的に連結され、少なくとも一部が前記ハウジング部の幅方向に前記電源端子部と離隔するようにハウジング部に結合されるセンサ端子部を含み、前記ハンガー装置は、前記パーマ本体に連結されるハンガー本体部、一端部が前記ハンガー本体を基準に回転するように前記ハンガー本体に連結されるハンガー脚部、前記ハンガー脚部の他端部に配置され、前記電源端子部が連結できる主要端子部及び前記センサ端子部が連結されるように前記主要端子部と離隔して前記主要端子部の外側に配置される補助端子部を含んでもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明による電熱ロッド、ハンガー装置及びそれを含むパーマモジュールは耐久性を向上させることができる。
【0019】
また、修理、管理の利便性を極大化することができる。
【0020】
ただし、本発明の効果が前述した効果に制限されるものではなく、言及されていない効果は本明細書及び添付の図面から本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の一実施例によるパーマモジュールの全体斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例によるパーマモジュールの電熱ロッド分解斜視図である。
【
図4】本発明の一実施例によるパーマモジュールのハンガー装置分解斜視図である。
【
図6】本発明の一実施例による電熱ロッドとハンガー装置が結合された部分の断面図である。
【
図7】本発明の一実施例による電熱ロッドのカバー突出部の機能を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下では、図面を参照して本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。ただし、本発明の思想は提示される実施例に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は同じ思想の範囲内で他の構成要素を追加、変更、削除などにより、退歩的な他の発明や本発明思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができるだろうが、これもまた本願発明思想の範囲内に含まれるということができる。
【0023】
図1は、本発明の一実施例によるパーマモジュールの全体斜視図である。
【0024】
図1に示すように、本発明の一実施例によるパーマモジュール10は、パーマ施術のために、パーマ本体部から伝達される電気エネルギーにより毛髪に熱を伝達するパーマモジュールにおいて、前記パーマ本体部に連結されるハンガー装置200と、前記ハンガー装置200に脱着され、前記ハンガー装置200に結合されたまま前記ハンガー装置200から伝達される電気エネルギーに基づいて熱を発生させる電熱ロッド100とを含んでもよい。
【0025】
パーマ装置は、毛髪にパーマ、ストレートパーマ、カラーリングなどの施術を行う時、毛髪を支持し、熱を放出するための装置を意味する。
【0026】
パーマ装置は、地面に直立する支持部(図示せず)、前記支持部により地面から離隔するように支持されるパーマ本体部(図示せず)、毛髪が巻かれる領域を形成し、電気エネルギーにより熱を放出する電熱ロッド100及び前記電熱ロッド100が脱着され、前記電熱ロッド100に電気エネルギーを伝達するように前記パーマ本体部に電気的に連結される複数のハンガー装置200を備えてもよい。
【0027】
パーマ施術者は、電熱ロッド100に毛髪を巻いた後、毛髪に染毛剤またはパーマ剤を塗布する。
【0028】
その後、ハンガー装置200を電熱ロッド100に連結して、パーマ本体部、ハンガー装置200を介して電熱ロッド100に電気エネルギーが伝達されるようにする。
【0029】
これにより、電熱ロッド100から熱が放出されて毛髪に熱が印加される。
【0030】
以下、電熱ロッド100とハンガー装置200の構造について詳しく説明する。
【0031】
図2は、本発明の一実施例によるパーマモジュールの電熱ロッド分解斜視図であり、
図3は、
図2のA部分拡大図である。
【0032】
図2及び
図3に示すように、本発明の一実施例による電熱ロッド100は、外側面に毛髪が巻かれる領域を提供し、内側に所定の空間である収容空間が形成されているハウジング部110、前記収容空間に配置され、伝達される電気エネルギーにより熱を放出する加熱部120、前記収容空間に配置され、前記収容空間及び前記ハウジング部110のうち少なくとも一地点の温度をセンシングする温度センサ部130、前記ハウジング部110に結合され、前記加熱部120と電気的に連結されて外部から電気エネルギーを受けて前記加熱部120に伝達する電源端子部140及び前記ハウジング部110に結合されて前記温度センサ部130と電気的に連結されるセンサ端子部150を含んでもよい。
【0033】
また、前記電熱ロッド100は、前記電源端子部140と前記センサ端子部150が互いに絶縁するように、前記ハウジング部110の幅方向に前記電源端子部140と前記センサ端子部150の間に配置されるロッド絶縁部160をさらに含んでもよい。
【0034】
また、前記電熱ロッド100は、前記加熱部120が前記ハウジング部110の内側面と離隔した前記収容空間のうち一地点に位置するように前記加熱部120を支持するロッド支持部170をさらに含んでもよい。
【0035】
ハウジング部110は長さ方向に中空を形成し、外側面に毛髪が巻かれる主要ハウジング部111及び前記主要ハウジング部111の両端部にそれぞれ結合されるカバー部112を備えてもよい。
【0036】
主要ハウジング部111は内側に収容空間S111を形成してもよい。
【0037】
主要ハウジング部111は円筒形で、長さ方向に中空を有してもよい。
【0038】
主要ハウジング部111の両端部は開口されて主要ハウジング部111の中空の両端部は外部に連通してもよい。
【0039】
主要ハウジング部111の外側面には毛髪が巻かれて密着する。
【0040】
主要ハウジング部111はセラミック素材からなってもよいが、これに本発明が限定されるものではなく、前記主要ハウジング部111の材質は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形できる。
【0041】
カバー部112は、前記主要ハウジング部111が締結され、前記センサ端子部150が挿入されるカバーホールh112が形成されているカバー本体部112a及び前記カバー本体部112aの後面から突出して前記センサ端子部150を取り囲むカバー突出部112bを備えてもよい。
【0042】
また、前記カバー部112は、前記カバー本体部112aの直径方向に前記カバー突出部112bと離隔し、前記カバー本体部112aから突出する第1カバー支持部112c、前記カバー本体部112aの周りから突出する第2カバー支持部112d及び前記第1カバー支持部112cと前記第2カバー支持部112dの間に配置され、前記カバー本体部112aから突出する第3カバー支持部112eをさらに備えてもよい。
【0043】
カバー本体部112aは円盤状であってもよい。
【0044】
ただし、これに限定されず、前記カバー本体部112aの形状は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0045】
ハンガー脚部220の他端部が挿入できるように、カバー本体部112aの一側面は陥入されてカバー陥入部P112(
図6参照)が形成されてもよい。
【0046】
カバー陥入部P112の底面にはカバーホールh112が形成されている。
【0047】
また、カバー陥入部P112の側面はカバーホールh112方向に傾斜して形成されてもよい。
【0048】
長さ方向にカバー本体部112aの中心には所定のホールであるカバーホールh112が形成されてもよい。
【0049】
カバーホールh112にはセンサ端子部150、ロッド絶縁部160、電源端子部140が順に挿入されてもよい。
【0050】
カバー突出部112bは、前記カバー本体部112aの後面から突出してもよい。
【0051】
カバー突出部112bは、前記カバーホールh112を取り囲むように円筒状に突出してもよい。
【0052】
カバー突出部112bの内側面は、前記センサ端子部150と離隔して、ハンガー装置200と電熱ロッド100の連結過程でカバー本体部112aの一部分が衝撃を吸収できるようにしてもよい。
【0053】
第1カバー支持部112cは、前記カバー本体部112aの後面から突出し、前記カバー突出部112bは取り囲むように円筒形状であってもよい。
【0054】
第1カバー支持部112cの後面にはロッド支持部170の端部が連結されて支持される。
【0055】
締結部材(ボルト)により前記第1締結支持部とロッド支持部170が互いに結合される。
【0056】
第2カバー支持部112dは、前記カバー本体部112aの周りから前記主要ハウジング部111に向かう方向に突出してもよい。
【0057】
第2カバー支持部112dの外側面は、使用者のグリップ効率を高めるために凹凸が形成されてもよい。
【0058】
第3カバー支持部112eは、前記第1カバー支持部112cと前記第3カバー支持部112eの間に配置され、前記カバー本体部112aの後面から前記主要ハウジング部111に向かう方向に突出してもよい。
【0059】
第1カバー支持部112cと第2カバー支持部112dの間には前記主要ハウジング部111の端部が引き込まれてもよい。
【0060】
前記主要ハウジング部111の端部は前記第3カバー支持部112eの後面に安着してもよい。
【0061】
加熱部120は抵抗素材であり、電気エネルギーに基づいて熱を放出する。
【0062】
温度センサ部130は前記収容空間に配置され、前記収容空間及び前記ハウジング部110のうち少なくとも一地点の温度をセンシングする。
【0063】
一例として、温度センサ部130はハウジング部110の内側面に固定されて、温度変化による抵抗が変化して、電気的強度の変化により温度が感知されるようにする。
【0064】
ただし、これに限定されず、前記温度センサ部130の固定位置は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0065】
一例として、前記温度センサ部130は前記ロッド支持部170に固定される。
【0066】
電源端子部140は電気が通る導電物質からなってもよい。
【0067】
電源端子部140は前記センサ端子部150の内側に配置されてもよい。
【0068】
電源端子部140は、前記加熱部120が物理的、電気的に連結される第1電源端子部141及び前記第1電源端子部141の長さ方向に前記第1電源端子部141から延長される第2電源端子部142を備えてもよい。
【0069】
第1電源端子部141は円柱状であってもよい。
【0070】
ただし、これに限定されず、前記第1電源端子部141の形状は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0071】
第1電源端子部141の一端部には第2電源端子部142が連結され、前記第1電源端子部141の他端部は陥入されてもよい。
【0072】
第1電源端子部141の陥入された部分に前記温度センサ部130の一部が挿入されて、前記温度センサ部130と電源端子部140が電気的に互いに連結されることができる。
【0073】
第2電源端子部142も円柱状であってもよい。
【0074】
ただし、これに限定されず、前記第2電源端子部142の形状は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0075】
第2電源端子部142の幅(直径)は前記第1電源端子部141の幅(直径)より小さくてもよい。
【0076】
第2電源端子部142は、後述するハンガー装置200の主要端子部230と接触して電気的に連結されてもよい。
【0077】
ロッド絶縁部160は絶縁体からなってもよい。
【0078】
ロッド絶縁部160は、前記ハウジング部110の長さ方向に内側に中空を形成し、前記センサ端子部150の内側に配置される。
【0079】
ロッド絶縁部160は、長さ方向に内側に中空が形成されている第1ロッド絶縁部161及び長さ方向に内側に中空が形成され、前記第1ロッド絶縁部161の一端から延長される第2ロッド絶縁部162を備えてもよい。
【0080】
第1ロッド絶縁部161の幅(直径)は前記第2ロッド絶縁部162の幅(直径)より大きくてもよい。
【0081】
第1ロッド絶縁部161の中空と前記第2ロッド絶縁部162の中空は互いに連通されて、前記第2電源端子部142が挿入されることができる。
【0082】
ロッド絶縁部160は電源端子部140とセンサ端子部150を電気的に断絶される機能を行う。
【0083】
センサ端子部150は電気が通る導電物質からなってもよい。
【0084】
センサ端子部150は、前記センサ端子部150の一端部は前記収容空間に位置し、前記センサ端子部150の他端部は前記ハウジング部110の外部に位置するように、前記ハウジング部110の側端部に連結されてもよい。
【0085】
センサ端子部150は前記ハウジング部110の長さ方向に内側に中空を形成してもよい。
【0086】
センサ端子部150は、長さ方向に中空が形成されている第1センサ端子部151及び長さ方向に内側に中空が形成され、前記第1センサ端子部151の一端から延長される第2センサ端子部152を備えてもよい。
【0087】
第1センサ端子部151の幅(直径)は前記第2センサ端子部152の幅(直径)より大きくてもよい。
【0088】
第1センサ端子部151の中空と前記第2センサ端子部152の中空は互いに連通されて、前記第2電源端子部142が挿入されることができる。
【0089】
センサ端子部150は、前記センサ端子部150の一端部が陥入されて前記温度センサ部130の一部が溶接されて連結されるソルダリング部P151が形成されてもよい。
【0090】
すなわち、前記第1センサ端子部151の他端部の外側面の一部が段差を有して陥入されて前記ソルダリング部P151が形成される。
【0091】
ソルダリング部P151に温度センサ部130が備えている電線部分がソルダリング(はんだ付け)されて固定される。
【0092】
ソルダリング部P151により、ソルダリングされた部分がさらに効果的に固定されるとともに、電熱ロッド100の分解、組立過程でソルダリング部P151の部分が破損することを効果的に予防できる。
【0093】
第1電源端子部141はロッド支持部170の間に配置され、前記第1電源端子部141の陥入部には加熱部120の一部が挿入されて接触、連結される。
【0094】
第2電源端子部142は第1電源端子部141と段差を有するように形成され、第2電源端子部142はロッド絶縁部160の内側中空に挿入されて配置されてもよい。
【0095】
第1ロッド絶縁部161は、第1電源端子部141と第2電源端子部142の段差部分である第1電源端子部141の一面に接触して支持されてもよい。
【0096】
ロッド絶縁部160はセンサ端子部150の中空に挿入されて配置されてもよい。
【0097】
第1ロッド絶縁部161の外側面は第1センサ端子部151の内側面と接触してもよい。
【0098】
第2ロッド絶縁部162の外側面は第2センサ端子部152の内側面と接触してもよい。
【0099】
第2センサ端子部152はカバーホールh112に挿入される。
【0100】
第1センサ端子部151と第2センサ端子部152は段差を有して形成され、第1センサ端子部151と第2センサ端子部152の段差部分である第1センサ端子部151の一面は、前記カバーホールh112に隣接するカバー本体部112aに接触して支持される。
【0101】
第2センサ端子部152の一部はカバーホールh112上に配置され、前記第2センサ端子部152の残りの一部は前記収容空間の外部であるカバー本体部112aの一側に位置してもよい。
【0102】
すなわち、第2センサ端子部152は前記カバー本体部112aの一側方向に前記カバー本体部112aから突出する。
【0103】
これは、電熱ロッド100の加熱により空気が膨張して、電熱ロッド100とハンガー装置200の連結が解除される問題を解決することができる。
【0104】
第1センサ端子部151の外側面は前記カバー突出部112bの内側面と互いに離隔してもよい。
【0105】
センサ端子部150はカバー本体部112aと接着物質で固定されてもよい。
【0106】
同様に、ロッド絶縁部160、センサ端子部150及び/又は主要端子部230は接着物質で互いに結合、固定されてもよい。
【0107】
ただし、これに本発明が限定されるものではなく、結合、固定方法は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0108】
電源端子部140とセンサ端子部150が締結されたカバー部112のそれぞれは、前記主要ハウジング部111の両端部にそれぞれ結合されてもよい。
【0109】
カバー部112を基準に説明したが、これに本発明が限定されるものではない。
【0110】
図4は、本発明の一実施例によるパーマモジュールのハンガー装置分解斜視図であり、
図5は、
図4のA部分の拡大斜視図である。
【0111】
図4及び
図5に示すように、本発明の一実施例によるハンガー装置200は、パーマ装置の一構成として、電熱ロッド100を地面から離隔するように電熱ロッドに連結されて支持するハンガー装置200において、ハンガー本体部210、一端部が前記ハンガー本体部210を基準に回転するように前記ハンガー本体部210に連結されるハンガー脚部220、前記ハンガー脚部220の他端部に配置され、前記電熱ロッド100の電源端子部140が連結される主要端子部230及び前記ハンガー脚部220の他端部に配置され前記電熱ロッド100のセンサ端子部150が連結される補助端子部240を含んでもよい。
【0112】
また、前記ハンガー装置200は、パーマ本体部とハンガー本体部210を互いに物理的、電気的に連結する電線モジュール250をさらに含んでもよい。
【0113】
また、前記ハンガー装置200は、前記主要端子部230と前記補助端子部240が互いに絶縁されるように、前記主要端子部230と前記補助端子部240の間に配置されるハンガー絶縁部260をさらに含んでもよい。
【0114】
ハンガー本体部210は、内側に所定の空間を提供する本体ハウジング部211、前記本体ハウジング部211の内側に配置され、前記電線モジュール250と電気的に連結され、電気的処理を行う本体基板部212及び前記本体ハウジング部211の外側面に配置され、前記本体基板部212と電気的に連結されて電線モジュール250の電気エネルギーのハンガー脚部220への移動が決定されるように動作するスイッチ部213を備えてもよい。
【0115】
ハンガー脚部220は、2つが互いに対向して前記ハンガー本体部210に結合する。
【0116】
以下、1つのハンガー脚部220を基準に説明するが、これに本発明が限定されるのではなく、重複する内容に限りハンガー脚部220の説明が省略されてもよい。
【0117】
ハンガー脚部220は、一端部が前記本体ハウジング部211に回転可能に連結される脚ハウジング部221及び前記脚ハウジング部221の内側に配置されて前記本体基板部212と電気的に連結される脚基板部222を備えてもよい。
【0118】
脚ハウジング部221の一端部は前記本体ハウジング部211に回転可能に連結され、脚ハウジング部221の他端部には主要端子部230と補助端子部240が配置される。
【0119】
脚ハウジング部221は「┓」または「┓」の鏡像の形状であってもよい。
【0120】
ただし、これに限定されず、前記脚ハウジング部221の形状は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0121】
脚ハウジング部221は、脚基板部222を金型に挿入したままインサート射出工程により製造できる。
【0122】
これにより、
図4において脚ハウジング部221を分解せずに脚基板部222に並列的に示したものであってもよい。
【0123】
脚基板部222は、一端部が前記本体基板部212と電気的に連結される脚基板本体部222a、前記脚基板本体部222aの他端部から突出する第1脚基板突出部222b及び前記第1脚基板突出部222bと離隔し、前記脚基板本体部222aの他端から突出する第2脚基板突出部222cを備えてもよい。
【0124】
脚基板本体部222aは前記本体基板部212と電気的に連結されることができる。
【0125】
脚基板本体部222aの他端部の少なくとも一部は導電物質からなって主要端子部230が物理的、電気的に連結されることができる。
【0126】
第1脚基板突出部222bと前記第2脚基板突出部222cの間に前記補助端子部240が挿入される。
【0127】
第1脚基板突出部222bと第2脚基板突出部222cの少なくとも一部は導電物質からなって補助端子部240と物理的、電気的に連結されることができる。
【0128】
第1脚基板突出部222bと前記脚基板本体部222aの連結部分が陥入されて、所定の空間が形成されることができる。
【0129】
また、第2脚基板突出部222cと前記脚基板本体部222aの連結部分が陥入されて、所定の空間が形成されることができる。
【0130】
このような空間により、補助端子部240の組み立て及び分解の便宜性が増進されることができる。
【0131】
主要端子部230の少なくとも一部は導電物質からなってもよい。
【0132】
主要端子部230は、前記ハンガー脚部220に電気的に連結される主要端子本体部231、前記主要端子本体部231を基準に位置移動可能であり、前記主要端子本体部と電気的に連結され、前記電熱ロッド100の電源端子部140が挿入される主要端子移動部232及び前記主要端子移動部232を前記電熱ロッド100の電源端子部に向かう方向に加圧する端子弾性部233を備えてもよい。
【0133】
主要端子本体部231は、他方向に開口された形状を有する第1主要端子本体部231a及び前記第1主要端子本体部231aの一端から突出して前記脚基板本体部222aの他端部に安着される第2主要端子本体部231bを備えてもよい。
【0134】
第1主要端子本体部231aは、円筒形であり、内側に所定の空間を形成して、内部空間は他方向に外部と連結されることができる。
【0135】
第2主要端子本体部231bの幅(直径)は第1主要端子本体部231aの幅(直径)より小さくてもよい。
【0136】
第2主要端子本体部231bは、脚基板本体部222aの導電物質と直接的に接触して、脚基板本体部222aと電源端子部140を電気的に媒介することができる。
【0137】
主要端子移動部232は前記主要端子本体部231の内側空間に挿入される。
【0138】
主要端子移動部232は、他方向に陥入されて第2電源端子部142が挿入される第1主要端子移動部232a及び前記第1主要端子移動部232aから一方向に延長され、端子弾性部233が外挿される第2主要端子移動部232bを備えてもよい。
【0139】
第1主要端子移動部232aは前記主要端子本体部231の内側面と接触することができる。
【0140】
第1主要端子移動部232aは、前記主要端子本体部231に沿って一方向、他方向にスライド移動することができる。
【0141】
端子弾性部233は、弾性材質であり、前記第2主要端子移動部232bに外挿されて、前記第2主要端子移動部232bを加圧することができる。
【0142】
これにより、電熱ロッド100とハンガー装置200が結合された状態で、電熱ロッド100が意図せずハンガー装置200から分離されることを効果的に予防することができる。
【0143】
一例として、端子弾性部233はコイルスプリングであってもよい。
【0144】
ただし、これに限定されず、端子弾性部233の種類は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0145】
端子弾性部233は、前記第2主要端子移動部232bに外挿されたまま前記第1主要端子移動部232aの内側に配置される。
【0146】
ハンガー絶縁部260は、長さ方向に内側に中空が形成されている第1ハンガー絶縁部261及び長さ方向に内側に中空が形成され、前記第1ハンガー絶縁部261の他端から延長される第2ハンガー絶縁部262を備えてもよい。
【0147】
ハンガー絶縁部260は両側の長さ方向に開口された形状を有してもよい。
【0148】
一例として、第1ハンガー絶縁部261と第2ハンガー絶縁部262のそれぞれは円筒形状を有してもよい。
【0149】
ただし、これに限定されるものではなく、前記第1ハンガー絶縁部261と前記第2ハンガー絶縁部262の形状は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0150】
第1ハンガー絶縁部261の直径は前記第2ハンガー絶縁部262の直径より大きくてもよい。
【0151】
また、前記第1ハンガー絶縁部261の内面直径は前記第2ハンガー絶縁部262の内面直径より大きくてもよい。
【0152】
第1ハンガー絶縁部261の内側空間には主要端子本体部231が配置されて、前記第1ハンガー絶縁部261の内側面と前記主要端子本体部231の外側面が互いに接触することができる。
【0153】
第1主要端子移動部232aに第2電源端子部142が連結されない場合、端子弾性部233により第2ハンガー絶縁部262の一面は前記第1主要端子移動部232aと接触することができる。
【0154】
ハンガー絶縁部260は、内側に、前記主要端子部230が配置される第1絶縁空間S261及び前記主要端子部230に連結されるために前記電熱ロッド100の電源端子部140が位置できる第2絶縁空間S262が形成されている。
【0155】
より具体的に、第1ハンガー絶縁部261は内側に前記主要端子部230が配置される第1絶縁空間S261が形成され、第2ハンガー絶縁部262は内側に第2電源端子部142が挿入される第2絶縁空間S262が形成されている。
【0156】
ここで、前記第2絶縁空間S262の幅(直径)は、前記電熱ロッド100の電源端子部140(第2電源端子部142)の幅(直径)よりさらに大きく形成されてもよい。
【0157】
これにより、施術過程で被施術者の動き、電線モジュール250、毛髪の強さなどの原因に対応して電熱ロッド100がハンガー装置200に連結された状態を維持しながら電熱ロッド100の変位が微細に調整されることができる。
【0158】
補助端子部240は、前記主要端子部230と離隔して前記主要端子部230の外側に配置されてもよい。
【0159】
補助端子部240は、長さ方向に内側に中空が形成されている第1補助端子部241及び長さ方向に内側に中空が形成され、前記第1補助端子部241の他端から延長される第2補助端子部242を備えてもよい。
【0160】
補助端子部240は両側の長さ方向に開口された形状を有してもよい。
【0161】
一例として、第1補助端子部241と第2補助端子部242のそれぞれは円筒形状を有してもよい。
【0162】
ただし、これに限定するものではなく、前記第1補助端子部241と前記第2補助端子部242の形状は通常の技術者に自明なレベルで多様に変形可能である。
【0163】
前記第1補助端子部241の直径は、前記第2補助端子部242の直径より大きくてもよい。
【0164】
また、前記第1補助端子部241の内面直径は、前記第2補助端子部242の内面直径より大きくてもよい。
【0165】
第1補助端子部241の内側面は第1ハンガー絶縁部261の外側面と接触してもよい。
【0166】
第2補助端子部242の内側面は第2ハンガー絶縁部262の外側面と接触してもよい。
【0167】
補助端子部240の一端部は、前記電熱ロッド100のセンサ端子部150の一端部と接触するように、電熱ロッド100のセンサ端子部150の一端部の幅よりさらに大きい幅を有してもよい。
【0168】
具体的に、第2補助端子部242の幅(直径)は第2センサ端子部152の幅(直径)より大きくてもよい。
【0169】
また、前記第2補助端子部242の内側中空幅(直径)は第2センサ端子部152の幅(直径)より大きくてもよい。
【0170】
これにより、電熱ロッド100の変位が微細調整されても、補助端子部240とセンサ端子部150の電気的連結が解除されない。
【0171】
第1補助端子部241は第1脚基板突出部222bと第2脚基板突出部222cに挿入されて連結されることができる。
【0172】
第1補助端子部241は前記第1脚基板突出部222bと前記第2脚基板突出部222cと電気的に連結されることができる。
【0173】
以下、電熱ロッド100とハンガー装置200の結合過程について詳しく説明する。
【0174】
図6は、本発明の一実施例による電熱ロッドとハンガー装置が結合された部分の断面図であり、
図7は、本発明の一実施例による電熱ロッドのカバー突出部の機能を説明するための図である。
【0175】
図6及び
図7に示すように、センサ端子部は、少なくとも一部が前記ハウジング部の幅方向に前記電源端子部と離隔されるように配置されてもよい。
【0176】
具体的に、第2センサ端子部152の内側中空に第2電源端子部142が配置され、前記第2センサ端子部152と第2電源端子部142が前記ハウジング部110の幅方向(直径方向)に互いに離隔する。
【0177】
補助端子部が接触するセンサ端子部の領域A10の法線ベクトル は、前記補助端子部の長さ方向/主要端子部の長さ方向を含むベクトルである。
【0178】
好ましくは、補助端子部が接触するセンサ端子部の領域A10の法線ベクトルは、前記補助端子部240の長さ方向/主要端子部230の長さ方向であってもよい。
【0179】
このように、既存のイヤホン端子連結方式から外れたセンサー端子と電源端子を物理的に互いに離隔させた新しい電源端子構造を提示することにより、電熱ロッド側から電気エネルギーを引き込み、電熱ロッドの他側に電気エネルギーを放出する電気回路構造を提示することができる。
【0180】
以下、電熱ロッドとハンガー装置が結合される過程について詳しく説明する。
【0181】
ハンガー本体部を基準にハンガー脚部が広げることができる。
【0182】
ハンガーの脚部が広げた状態で、電熱ロッドはハンガーの脚部の間に位置させた後、ハンガー脚部が閉じることができる。
【0183】
脚ハウジング部221の他端部は他の方向に突出した形状で、前記カバー陥入部P112に挿入されることができる。
【0184】
この時、脚ハウジング部221の他端部に配置された第2ハンガー絶縁部262の内側に第2電源端子部142が挿入されて、前記第2電源端子部142は第1主要端子移動部232aの陥入空間に挿入されることができる。
【0185】
この時、第1主要端子移動部232aは一方向に移動しながら、端子弾性部233は収縮することができる。
【0186】
端子弾性部233は主要端子移動部232a、232bを前記第2電源端子部142に向かう方向に加圧しながら、電熱ロッドが脚ハウジング部221から分離されることを予防できる。
【0187】
電源端子部と主要端子部が互いに接触することにより、補助端子部とセンサ端子部も互いに接触することができる。
【0188】
具体的に、第2センサ端子部152の一面と前記第2補助端子部242の他面は互いに接触することができる。
【0189】
脚ハウジング部221の他端部はカバー陥入部P112と互いに離隔してもよい。
【0190】
これにより、電熱ロッド100が加熱されることにより、脚ハウジング部221とカバー本体部112aの間に存在する空気が膨張して電熱ロッド100がハンガー装置200から分離されることを予防できる。
【0191】
脚ハウジング部221とカバー本体部112aとの間に存在する空気は加熱膨張されて、カバー陥入部P112と脚ハウジング部221の間の空間を介して外部に排出される。
【0192】
図7に示すように、ハンガー装置と電熱ロッドが結合する過程で、脚ハウジング部221はハンガーハウジング部を基準に回転して広げてから閉じながらカバー陥入部P112に挿入されて、主要端子部231、232、233と補助端子部241、242のそれぞれは前記電源端子部141、142と前記センサ端子部151、152に接触することができる。
【0193】
ここで、脚ハウジング部221が閉じる力は、前記電源端子部141、142と前記センサ端子部151、152を打撃して前記電源端子部140と前記センサ端子部150に外力が印加されることができる。
【0194】
ここで、脚ハウジング部221の打撃力は脚ハウジング部221の端部に向かうほど強くなるため、前記電源端子部140と前記センサ端子部150の部分ごとに伝達される外力が異なる。
【0195】
ここで、第1センサ端子部151とカバー突出部112bが互いに離隔されて、前記電源端子部140と前記センサ端子部150が回転することにより、カバーホールh112に隣接するカバー本体部112aが変形されて、外力の衝撃を吸収することができる。
【0196】
もし、カバーホールh112に隣接するカバー本体部112aが変形されなければ、前記電源端子部141、142と前記センサ端子部151、152が全ての衝撃を吸収するため、前記電源端子部141、142と前記センサ端子部151、152が破損する問題が発生する恐れがある。
【0197】
本発明は、これを解決するために第1センサ端子部151とカバー突出部112bを意図的に離隔させることにより、衝撃を緩和できる構造を提示する。
【0198】
添付の図面は、本発明の技術的思想をより明確に表現するために、本発明の技術的思想と関連性がないか関連性が低い構成については簡略に表現するか省略した。
【0199】
前記においては、本発明による実施例を基準に本発明の構成と特徴を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の思想と範囲内で多様に変更または変形できることは、本発明が属する技術分野の当業者に明白であり、従って、このような変更または変形は添付の特許請求の範囲に属することを明らかにしておく。
【符号の説明】
【0200】
10 パーマモジュール
100 電熱ロッド
110 ハウジング部
111 主要ハウジング部
112 カバー部
120 加熱部
130 温度センサ部
140 電源端子部
141 第1電源端子部
142 第2電源端子部
150 センサ端子部
151 第1センサ端子部
152 第2センサ端子部
160 ロッド絶縁部
161 第1ロッド絶縁部
162 第2ロッド絶縁部
170 ロッド支持部
200 ハンガー装置
210 ハンガー本体部
211 本体ハウジング部
212 本体基板部
213 スイッチ部
220 ハンガー脚部
221 脚ハウジング部
222 脚基板部
230 主要端子部
231 主要端子本体部
232 主要端子移動部
233 端子弾性部
240 補助端子部
241 第1補助端子部
242 第2補助端子部
250 電線モジュール
260 ハンガー絶縁部
261 第1ハンガー絶縁部
262 第2ハンガー絶縁部